JP5728606B2 - メンテナンスソフト作成プログラム、及び情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メンテナンスソフト作成プログラム及び情報処理装置に関し、特に、画像形成装置がその動作機構による動作のレベルを定めるために記憶している設定値を変更するプログラムを作成する技術に関する。
従来、複合機等の画像形成装置には、当該画像形成装置の動作を制御するためのプログラムであるファームウェアが記憶されている(下記特許文献1参照)。ファームウェアには、画像形成装置が備える動作機構による動作の範囲を示す動作範囲が記憶されている。このファームウェアは、操作者により当該動作範囲内で設定された設定値に従って動作機構の動作レベルを定め、当該動作機構の動作を制御する。なお、当該設定値は、画像形成装置において調整が可能とされている複数の項目のそれぞれについて設定可能とされており、設定された設定値は、画像形成装置が備えるメモリー等の記憶領域に保存される。
特開2011−145947号公報
ここで、画像形成装置の動作にエラー(不具合)が生じた場合、例えば、記録紙に対する画像形成領域の基準位置がずれる、スキャン動作時における原稿読取の基準領域がずれる、印刷基準濃度が本来の濃度から外れる等の不具合が生じた場合は、これら各項目について、エラーを解消できる新たな設定値に設定し直す必要が生じる。画像形成装置に備えられるメンテナンスモードによれば、操作者が上記項目の設定値を変更することが可能であるが、エンドユーザー等の画像形成装置に関する知識を特段有しない者の場合、不具合を解消するために、どのような動作について設定値を書き換えればよいかを把握できないことが多い。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、エラー解消等のために画像形成装置の動作調整が必要となったときに、画像形成装置に関する知識を特段有しない者であっても、画像形成装置においてエラーを解消するために必要な動作調整が可能になるメンテナンスプログラムを作成することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、エラーの内容を示す複数のエラーコードの入力を操作者から受け付けるエラーコード受付部と、
画像形成装置において設定値の調整が可能とされている予め定められた数の項目毎に対応付けて設けられた画像データと、当該各画像データに対応付けて設けられ、画像データに対応付けられた項目が示す動作の動作レベルを示す設定値の指定を操作者から受け付けて前記画像形成装置に出力する制御プログラムとを有し、前記エラーコード毎に、対応する当該画像データ及びこれに対応付けられた制御プログラムの組合せ情報を保有するデータ管理部と、
前記エラーコード受付部に前記複数のエラーコードの入力が受け付けられた場合に、当該受け付けられた複数のエラーコードに対応するそれぞれの組合せ情報が示す前記画像データ及び前記制御プログラムを、前記データ管理部から抽出する抽出部と、
前記画像形成装置にアクセスして当該画像形成装置が記憶している各項目についての設定値を書き換えさせるメンテナンスプログラムを、前記抽出部によって前記受け付けられた複数のエラーコードに基づいて抽出されたそれぞれの画像データ及び制御プログラムを用いて作成する作成部と
して情報処理装置を機能させるメンテナンスソフト作成プログラムである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のメンテナンスソフト作成プログラムであって、前記抽出部が、前記エラーコードとしてキーワードを記憶しており、前記エラーコード受付部によって前記エラーコードとしてキーワードの入力が受け付けられた場合には、当該入力された語句が、前記エラーコードとして記憶しているキーワードに一致しなくても、当該エラーコードとして記憶しているキーワードに近似するときは、当該近似するキーワードに関連付けられた組合せ情報が示す前記画像データ及び前記制御プログラムを抽出するように、更に情報処理装置を機能させる。
また、請求項に記載の発明は、エラーの内容を示す複数のエラーコードの入力を操作者から受け付けるエラーコード受付部と、
画像形成装置において設定値の調整が可能とされている予め定められた数の項目毎に対応付けて設けられた画像データと、当該各画像データに対応付けて設けられ、画像データに対応付けられた項目が示す動作の動作レベルを示す設定値の指定を操作者から受け付けて前記画像形成装置に出力する制御プログラムとを有し、前記エラーコード毎に、対応する当該画像データ及びこれに対応付けられた制御プログラムの組合せ情報を保有するデータ管理部と、
前記エラーコード受付部に前記複数のエラーコードの入力が受け付けられた場合に、当該受け付けられた複数のエラーコードに対応するそれぞれの組合せ情報が示す前記画像データ及び前記制御プログラムを、前記データ管理部から抽出する抽出部と、
前記画像形成装置にアクセスして当該画像形成装置が記憶している各項目についての設定値を書き換えさせるメンテナンスプログラムを、前記抽出部によって前記受け付けられた複数のエラーコードに基づいて抽出されたそれぞれの画像データ及び制御プログラムを用いて作成する作成部と
を備えた情報処理装置である。
これらの発明では、エンドユーザー等の画像形成装置に関する知識を特段有しない者であっても、請求項1又は請求項2に記載の発明に係るアプリケーション作成プログラムがインストールされた情報処理装置、或いは、請求項に記載の発明に係る情報処理装置において、上記エラーコード受付部に、エラーの内容を示すエラーコードを入力すれば、当該エラーコードに対応する上記画像データ及びこれに対応付けられた制御プログラムが抽出部によって抽出され、作成部によって、当該抽出された画像データ及び制御プログラムを用いてメンテナンスプログラムが作成される。これにより、操作者は、エラーコードの入力で指定したエラーに対応する項目の示す動作について、その動作レベルの設定値を書き換え可能なメンテナンスプログラムが得られる。このため、エンドユーザー等の画像形成装置に関する知識を特段有しない者でも、当該メンテナンスプログラムが有する画像データ及び制御プログラムに従った操作を行うことで、画像形成装置で生じているエラーを解消するための動作についての設定値の書き換えが可能になる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のメンテナンスソフト作成プログラムであって、前記作成部が、前記抽出された画像データ及び制御プログラムの組合せを用いた前記メンテナンスプログラムの作成時に、当該メンテナンスプログラムの解析を不可能にする暗号化処理を行うように、更に情報処理装置を機能させるものである。
この発明では、メンテナンスプログラムの作成後は、メンテナンスプログラムの作成者に無断で第三者により当該メンテナンスプログラムの内容が変更される等の事態を防止することが可能になる。
本発明によれば、エラー解消等のために画像形成装置の動作調整が必要となったときに、画像形成装置に関する知識を特段有しない者であっても、画像形成装置においてエラーを解消するために必要な動作調整が可能になるメンテナンスプログラムを作成することができる。
本発明の実施形態に係る情報処理装置を示す図である。 コンピューターによりメンテナンスプログラムを作成する処理を示すシーケンス図である。 表示部の表示画面の一例を示す図である。 メンテナンスプログラムが用いられたメンテナンスシステムを示す図である。 メンテナンスシステムを構成するコンピューター及び画像形成装置の構成の概略を示すブロック図である。 メンテナンスシステムにおいて、画像形成装置の動作機構の動作に関する上記項目の設定値をコンピューターから書き換える処理を示すシーケンス図である。 表示部の表示画面の一例を示す図である。 表示部の表示画面の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係るメンテナンスソフト作成プログラム、及び情報処理装置について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係る情報処理装置を示す図である。
本発明に係る情報処理装置の一例としてのコンピューター10は、例えば、管理サーバー等からなる。コンピューター10には、本発明の一実施形態に係るメンテナンスソフト作成プログラム6がインストールされる。メンテナンスソフト作成プログラム6のインストールは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリー等の記録媒体を介して、又はインターネット又はLAN(local area network)等のネットワークを通じたダウンロード等により行われる。
コンピューター10は、当該コンピューター10の全体的な動作制御を司る制御ユニット280と、ROM270と、RAM271と、HDD230と、表示部240と、通信インターフェイス250と、入力部260とを備える。これら各部は、互いにCPUバスによりデータ又は信号の送受信が可能とされている。
ROM270は、コンピューター10の基本動作についての動作プログラムを記憶する。
RAM271は、制御ユニット280の動作領域等として用いられる。
HDD230は、その記憶領域に、当該コンピューター10で動作させる各種のプログラムや、保存対象とされる各種データ等を記憶する。また、HDD230には、上記メンテナンスソフト作成プログラム6がインストール(記憶)されている。
表示部240は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、当該コンピューター10を操作する操作者に対する操作案内等が表示される。通信インターフェイス250は、当該コンピューター10に通信可能に接続される他のコンピューター11との間でデータ通信を行うためのインターフェイスである。本実施形態では、コンピューター10及びコンピューター11間の通信は、LAN(local area network)によって行われるものとして説明する。但し、コンピューター10及びコンピューター11間の通信方式はこれに限定されない。
入力部260は、キーボードやマウスポインター等から構成され、例えば、メンテナンスプログラムを作成させる指示やエラーコード等が入力される。
メンテナンスプログラムは、画像形成装置にアクセスして当該画像形成装置が記憶している各項目についての設定値を書き換えさせるものである。
この項目とは、画像形成装置の動作機構による動作で実現される項目であり、例えば、画像形成装置の仕向地設定、トナーエリアコード、高地モード設定、ドラムリフレッシュ設定、画像形成部による記録紙に対する印刷領域の基準位置、画像読取部によるスキャン動作における原稿読取の基準領域、又は画像形成部の印刷基準濃度等である。メンテナンスプログラムは、当該項目の設定値を書き換えるために、書換候補とする設定値を画像形成装置に出力するプログラムである。この設定値は、当該項目が示す内容を実現するために動作する画像形成装置における各動作機構の動作レベルを定めるために用いられる値である。なお、メンテナンスプログラムの詳細については後述する。
制御ユニット280は、CPU等から成り、コンピューター10全体の動作制御を司る制御部290、データ管理部211、エラーコード受付部212、抽出部213、及び作成部214を備える。
制御ユニット280は、HDD230にインストールされているメンテナンスソフト作成プログラム6に従った動作により、データ管理部211、エラーコード受付部212、抽出部213、及び作成部214として機能する。但し、当該データ管理部211、エラーコード受付部212、抽出部213、及び作成部214は、制御ユニット280によるメンテナンスソフト作成プログラム6に従った動作によらず、それぞれハード回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
データ管理部211は、画像データ及びこれに対応付けられた制御プログラムを保有する。この画像データは、画像形成装置において設定値の調整が可能とされている予め定められた数の項目毎に設けられ、対応付けられた項目を表示するものである。制御プログラムは、当該項目毎に対応付けて設けられ、対応する項目が示す動作の動作レベルを示す設定値の指定を操作者から受け付けて画像形成装置に出力する制御を行うプログラムである。すなわち、制御プログラムは、当該各画像データに対応付けて設けられ、画像データに対応付けられた項目が示す動作の動作レベルを示す設定値の指定を操作者から受け付けて画像形成装置に出力する。データ管理部211は、上記の項目毎に対応付けられた画像データ及び当該画像データに対応付けられた制御プログラムの組合せを上記予め定められた数だけ保有している。データ管理部211は、エラーコード毎に、対応する当該画像データ及びこれに対応付けられた制御プログラムの組合せを保有している。すなわち、データ管理部211は、各エラーコード毎に、対応する画像データ及びこれに対応付けられた制御プログラムの組合せを示す組合せ情報を保有している。本実施形態では、当該画像データ及びこれに対応付けられた制御プログラムの組合せを動作調整プログラムと称する。
なお、上記制御プログラムは、上記設定値の受付を、予め定められた数値の範囲内において、操作者から受け付けるものである。当該予め定められた数値の範囲は、当該項目に対応する動作を画像形成装置の各動作機構が行うことが可能な動作範囲内であって、当該項目に対応する動作を画像形成装置の各動作機構が適正に行うことが可能な数値として、製造者等によって更に制限して定められる数値の範囲とされる。当該制限された数値の範囲は、メンテナンスプログラムの作成者、例えば画像形成装置の製造者によって予め設定されている。
エラーコード受付部212は、操作者から、エラーの内容を示すエラーコードの入力を受け付ける。エラーコードとは、エラーの内容を特定するために、エラーの種別毎に付されたキーワード又は識別番号である。
抽出部213は、データ管理部211に保有されている動作調整プログラム(画像データ及び制御プログラムの組合せ)から、エラーコード受付部212に受け付けられたエラーコードに対応付けられた動作調整プログラムを上記組合せ情報に基づいて抽出する。
作成部214は、抽出部213によって上記のようにして抽出された動作調整プログラムを用いて、上記のメンテナンスプログラムを作成する。また、作成部214は、当該メンテナンスプログラムの作成時に、メンテナンスプログラムの解析を不可能にするSSL等の暗号化処理を行う。但し、作成部214による当該暗号化は必須ではない。
当該暗号化処理としては、メンテナンスプログラムの起動時にパスワードの入力を操作者に要求する暗号化処理であることが好ましい。これにより、不特定多数者によるメンテナンスプログラムの使用を排除して、メンテナンスプログラムの作成者が選定した特定の者のみに使用を制限することが可能になる。
次に、コンピューター10によりメンテナンスプログラムを作成する処理を説明する。図2はコンピューター10によりメンテナンスプログラムを作成する処理を示すシーケンス図である。図3は、表示部の表示画面の一例を示す図である。
前提として、コンピューター10には、メンテナンスソフト作成プログラム6がインストールされている。
コンピューター10において、メンテナンスプログラムの作成者としての操作者が、入力部260からメンテナンスソフト作成プログラム6の起動指示を入力すると(S101)、制御ユニット280は、メンテナンスソフト作成プログラム6を起動させる(S102)。これにより、制御ユニット280が、上記データ管理部211、エラーコード受付部212、抽出部213、及び作成部214として機能する。
この後、エラーコード受付部212は、図3に例を示したエラーコード入力画面D11を表示部240に表示させる等により、エラーコードの入力を操作者に促すメッセージを表示させる(S103)。
操作者が、エラーコード入力画面D11の示すエラーコード入力を促すメッセージに基づいて、入力部260であるマウスポインター等の操作により、エラーコード入力欄d11をクリックした上で、キーボードからキーワード又は識別番号を入力する等により、キーワード又は識別番号の入力操作を行うと(S104)、エラーコード受付部212が、当該入力されたキーワード又は識別番号をエラーコードとして受け付ける(S105)。
なお、操作者は、S104の処理を複数回行い、これに応じたS105の処理が行われるようにしてもよい。例えば、操作者が、エラーコード入力画面D11に基づく操作により、メンテナンスプログラムに組み込みたい数分の動作調整プログラムに対応するエラーコードを入力した後に、項目指定画面D11の完了ボタンd17を指定する操作を入力部260により行うこと等により、エラーコード入力処理が完了するものとする。
抽出部213は、エラーコード受付部212に入力されたエラーコードに対応付けられている動作調整プログラム(画像データ及びこれに対応する制御プログラム)を、データ管理部211から抽出する(S106)。このS106においては、抽出部213は、操作者から複数のエラーコードが入力されている場合、全てのエラーコードに対応付けられている動作調整プログラムをそれぞれ抽出する。
抽出部213は、当該エラーコードとして、キーワード又は識別番号を記憶している。抽出部213は、エラーコードが識別番号である場合、例えば、項目「印刷基準濃度」に対して識別番号「00001」、項目「印刷基準領域」に対して識別番号「00002」、項目「読取基準領域」に対して識別番号「00003」のように、各エラーに対して異なるコード番号を対応付けて記憶している。この場合、操作者は、画像形成装置の製造者等により配布される、エラー内容と識別番号との対応を一覧により示した対応表により、解消したいエラーに対応する識別番号を認識し、当該認識した識別番号をエラーコード受付部212から入力する。
また、抽出部213は、当該エラーコードとして、キーワードを記憶している場合、当該キーワードとして、1つの項目に対して複数の語句を対応付けて記憶している。抽出部213は、例えば、項目「印刷基準濃度」に対してキーワード「色が薄い(濃い)」「画像が印刷されない」「濃度異常」等、項目「印刷基準領域」に対してキーワード「位置ずれ」、「はみ出し」「位置補正」等、項目「読取基準領域」に対してキーワード「画像途切れ」、「読取不良」「読取位置補正」等、を記憶している。
抽出部213は、エラーコード受付部212に入力されたエラーコードとしての上記キーワード又は識別番号に対する項目の対応付けに基づいて、入力されたエラーコードに対応する項目を判別する。抽出部213は、エラーコード受付部212にキーワードが入力される場合、上記記憶している複数のキーワードのいずれかに一致するキーワードが入力されれば、当該入力されたキーワードに対応付けられている項目を上記対応付けに基づいて判別する。
例えば、S103,S105の処理において、エラーコード受付部212は、表示部240に、操作者に対してエラーコードの入力を促す旨のメッセージを表示させると共に、操作者による入力部260の操作等に基づいてエラーコードの入力を操作者から受け付ける。例えば、図3に示すように、エラーコード受付部212は、エラーコード入力欄d11を有するエラーコード入力画面D11を表示部240に表示させる。操作者が、入力部260を操作して、エラーコード入力画面D11のエラーコード入力欄d11をクリックした上で、キーボードからキーワード又は識別番号を入力する操作を行うと、エラーコード受付部212が、当該入力されたキーワードをエラーコードとして受け付ける。
抽出部213は、上記のようにして、エラーコード受付部212に入力されたエラーコードに対応する項目を判別し、当該判別した項目に対応付けられた動作調整プログラムをデータ管理部211から抽出する。すなわち、抽出部213は、エラーコード受付部212に入力されたエラーコードに対応する動作調整プログラム(画像データ及びこれに対応する制御プログラム)をデータ管理部211から抽出する。なお、抽出部213は、エラーコードと、エラーコードに対応する動作調整プログラムとの関連付けを記憶しておき、入力されたエラーコードから直接に動作調整プログラムを抽出するようにしてもよい。
また、抽出部213は、エラーコード受付部212がキーワードの入力を受け付ける場合に、入力された語句が、記憶しているキーワードに一致しなくても、当該記憶しているキーワードに近似するときは、当該近似するキーワードに関連付けられた動作調整プログラムを抽出するようにしてもよい。
続いて、作成部214は、抽出部213によって抽出された上記の動作調整プログラムに基づいて、メンテナンスプログラムを作成する(S107)。作成部214は、S106において複数の動作調整プログラムが抽出されている場合は、抽出された全ての動作調整プログラムを組み込んでメンテナンスプログラムを作成する。
さらに、作成部214は、当該メンテナンスプログラムに対して、メンテナンスプログラムの解析を不可能にするSSL等の暗号化処理を行う(S108)。この暗号化処理を行うことで、メンテナンスプログラムの作成者に無断で、第三者や部外者等により、作成後の当該メンテナンスプログラムの内容が変更される等の事態を防止する。但し、作成部214が当該暗号化処理を行わない実施形態であっても、本発明の一実施形態となり得る。
また、作成部214は、メンテナンスプログラムに対して、当該メンテナンスプログラムの使用期限を設定する処理を公知の手段により更に行ってもよい。これにより、作成されたメンテナンスプログラムが永続的に使用されることを避け、当該メンテナンスプログラムが流転して第三者の手に渡った場合における無断使用の可能性を低減することが可能である。
当該メンテナンスプログラムを作成する処理により、操作者は、エラーを解決するために調整が必要な項目を具体的に把握していなくても、すなわち、エラー解消に必要とされる技術的知識を有していなくても、キーワード又は識別番号の入力により、エラーを解決するために調整が必要な項目の設定値を調整可能なメンテナンスプログラムの作成が可能になる。
また、上記には、操作者がコンピューター10を操作することによりメンテナンスプログラムを作成する処理を示したが、コンピューター10に対してデータ通信が可能な他のコンピューター11からコンピューター10にアクセスし、コンピューター10のデータ管理部211,エラーコード受付部212,抽出部213,及び作成部214が、通信インターフェイス250を介して、他のコンピューター11のブラウザーと通信を行うことにより、当該他のコンピューター11のブラウザーから上述した各指示を受け付け、当該ブラウザーで上記各表示処理が可能になる処理を行うようにして、他のコンピューター11からメンテナンスプログラムの作成が可能となるようにしてもよい。
次に、上記メンテナンスソフト作成処理で作成されたメンテナンスプログラム及びその使用形態について説明する。図4は、当該メンテナンスプログラムが用いられたメンテナンスシステムを示す図である。
メンテナンスシステム1は、コンピューター2と、画像形成装置3とを備える。
コンピューター2は、情報処理装置の一例である。コンピューター2には、上述したメンテナンスプログラム5がインストールされる。メンテナンスプログラム5のインストールは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリー等の記録媒体を介して、又はインターネットやLAN(local area network)等のネットワークを通じたダウンロード等により行われる。
画像形成装置3は、本実施形態では、コピー、プリンター、ファクス、スキャナー等の動作機構を備えた例えば複合機である。画像形成装置3は、コンピューター2との間でデータ通信が可能とされている。画像形成装置3の制御基板上のマスクROM、又は画像形成装置3にインターフェイス接続されたフラッシュメモリ等には、当該画像形成装置3の各動作機構を制御するプログラムであるファームウェアがインストールされている。画像形成装置3の制御部は、当該ファームウェアに従って動作することで、各動作機構の動作を制御する。
メンテナンスプログラム5は、画像形成装置3の動作機構による動作で実現される各項目について、その設定値を書き換えるために、書換候補とする設定値を画像形成装置に出力するためのプログラムである。メンテナンスプログラム5は、上述したように、コンピューター10により作成されたものである。
メンテナンスプログラム5は、図4に示すように、設定値が調整される項目毎にそれぞれ動作調整プログラムを備えてなる。
動作調整プログラムは上述したように、画像データと制御プログラムとを有する。画像データは、コンピューター2の表示部24(図5)に表示する画像として用いられるデータであり、例えばXML形式のデータで作成される。XML形式のデータで作成された当該画像データは、タグ付けされたテキスト部分が、コンピューター2に備えられるXMLパーサー部7(図5)により解釈されることで、コンピューター2が備えるブラウザーにより表示部24に適応した描画形式に変換されて当該表示部24に表示される。この画像データは、例えば、対応付けられている上記項目の名称を表示するものとされ、操作者から当該項目についての設定値の変更指示を受け付けるための指示受付用画像として、上記XMLパーサー部7及びブラウザー8(図5)により表示部24に表示される。制御プログラムは、当該画像データの表示に関する処理、当該画像データに対応付けられている項目の設定値の入力を操作者から受け付ける処理、及び、当該受け付けた設定値を画像形成装置3の当該設定値の書換を行う処理部に出力する処理を行う機能を有する。
なお、上記項目の設定値は、1つ又は複数の動作機構の動作についての制御値を有している。例えば、制御プログラムは、上記項目が印刷基準濃度である場合、当該印刷濃度変更のために動作が必要となる動作機構、例えば、感光体ドラムの表面電位(帯電装置による帯電電圧値)、現像装置の現像バイアス、転写装置の転写バイアス、露光装置の露光量等について、それぞれの各制御値を受け付ける。すなわち、この例で言えば、制御値は、帯電装置による帯電電圧値、現像装置の現像バイアス値、転写装置の転写バイアス値、露光装置の露光量の値等である。制御プログラムが、どの動作機構の動作についての制御値を上記設定値として受け付けるかは、設定値書換の対象とする項目の内容に応じて、製造者等が実験等により選択し、制御プログラムの機能として組み込む。
このように項目毎の動作調整プログラム(画像データ及び制御プログラム)が組み込まれて、メンテナンスプログラム5が作成されている。
なお、画像形成装置3は、コンピューター2から出力されてくる設定値及び当該設定値が適用される項目を示す設定値書換情報を受信し、この設定値書換情報が示す項目についてそれまで保存されていた設定値を、当該設定値書換情報に含まれる新たな設定値に書き換える。画像形成装置3において、動作制御用のファームウェアは、各項目について設定されている設定値に従って動作機構を動作制御するが、当該設定値の書換は、あくまでも、画像形成装置3が記憶している各項目の設定値を書き換えるものであって、ファームウェア自体を書き換えるものではない。
図5は、メンテナンスシステム1を構成するコンピューター2及び画像形成装置3の構成の概略を示すブロック図である。なお、メンテナンスプログラム5の機能に関係する構成を中心に図示及び説明を行う。
最初に、コンピューター2の構成を説明する。コンピューター2は、該コンピューター2の全体的な動作制御を司る制御ユニット20と、ROM21と、RAM22と、HDD(Hard disk drive)23と、表示部24と、通信インターフェイス25と、入力部26とを備える。これら各部は、互いにCPUバスによりデータ又は信号の送受信が可能とされている。
HDD23には、上記メンテナンスプログラム5がインストール(記憶)されている。
表示部24は、上記画像データに基づく指示受付用画像や、当該コンピューター2を操作する操作者に対する操作案内等を表示する。
通信インターフェイス25は、画像形成装置3との間でデータ通信を行うためのインターフェイスである。本実施形態では、通信インターフェイス25及び画像形成装置3間の通信方式は、USBケーブルの接続によるものとして説明する。但し、通信インターフェイス25及び画像形成装置3間の通信方式はこれに限定されない。
入力部26は、キーボードやマウスポインター等から構成され、画像形成装置3において動作機構による動作が可能な項目、例えば、仕向地設定、トナーエリアコード、高地モード設定、ドラムリフレッシュ設定、画像形成部による記録紙に対する印刷領域の基準位置、画像読取部によるスキャン動作における原稿読取の基準領域、画像形成部の印刷基準濃度等のそれぞれについて、その設定値の入力等を、操作者から受け付ける。
制御ユニット20は、CPU等からなり、制御部200、メンテナンス制御部210、及び表示制御部220を備えている。
制御ユニット20は、HDD23にインストールされているメンテナンスプログラム5が有する各動作調整プログラムに従って動作することで、それぞれの動作調整プログラムに対応したメンテナンス制御部210として機能する。このため、メンテナンスプログラム5が、上述した複数の項目毎に動作調整プログラムを有している場合、制御ユニット20は、動作調整プログラムの数だけのメンテナンス制御部210として機能する。
制御部200は、コンピューター2全体の動作制御を司る。
メンテナンス制御部210は、コンピューター2に接続されている画像形成装置3のメンテナンスを行うために必要な処理の制御を行う。各メンテナンス制御部210は、それぞれ、表示画面制御部201、設定値受付部202、及び設定値出力部203を備えている。
表示画面制御部201は、画像形成装置3において設定値の調整が可能な項目であり、動作調整プログラムの調整対象として設定されている項目に対応付けられた画像データを記憶している。この画像データは、当該対応付けられた項目の名称等を示すものである。表示画面制御部201が有する当該画像データは、詳細については後述するブラウザー8が、当該画面データの示す画像を指示受付用画像として表示部24に表示する。
設定値受付部202は、ブラウザー8が表示部24に表示させる指示受付用画像に対する操作者の操作に基づいて、当該指示受付用画像としての画像データに対応付けられている項目に設定する設定値を、予め定められた数値の範囲内において、操作者から受け付ける。当該予め定められた数値の範囲は、当該項目に対応する動作を画像形成装置3の各動作機構が行うことが可能な動作範囲内であって、当該項目に対応する動作を画像形成装置3の各動作機構が適正に行うことが可能な数値として、製造者等によって更に制限して定められる数値の範囲とされる。当該制限された数値の範囲は、メンテナンスプログラム5の作成者、例えば画像形成装置3の製造者によって、設定値受付部202に予め設定されている。
なお、メンテナンス制御部210としての動作調整プログラムが設定値書換の対象とする項目が例えば印刷基準濃度である場合、上記予め定められた数値の範囲は、当該印刷濃度の変更に貢献する項目である帯電装置による帯電電位の値、現像装置の現像バイアス値、転写装置の転写バイアス値、露光装置の露光量の値等のそれぞれについて定められている。
設定値出力部203は、設定値受付部202に受け付けられた設定値及び当該設定値が適用される項目を示す設定値書換情報を画像形成装置3に出力する。設定値出力部203は、通信インターフェイス25を介して当該画像形成装置3との通信を行う。例えば、設定値出力部203は、当該画像形成装置3への設定値書換情報の出力時には、XML形式のデータからなる設定値書換情報をSSL形式等により暗号化した上で出力する。設定値出力部203による設定値書換情報の出力は、XML形式には限定されないが、本実施形態では、XML形式による場合を例にして説明する。
表示制御部220は、表示部24による画像表示動作を制御する。表示制御部220は、ブラウザー8とXMLパーサー部7とを備える。XMLパーサー部7は、表示画面制御部201が有するXML形式の画像データを解釈して、表示部24に適応した描画形式となるデータに変換する。ブラウザー8は、当該変換されたデータを用いて、当該画像データを指示受付用画像として表示部24に表示させる。
続いて、画像形成装置3の構成を説明する。
画像形成装置3は、制御ユニット30と、表示部35と、画像形成部36と、画像読取部37と、通信インターフェイス38と、操作部47とを備える。
通信インターフェイス38は、コンピューター2との間でデータ通信を行うためのインターフェイスである。本実施形態では、上記のように、コンピューター2との通信方式は、USBケーブルの接続によるものとして説明する。
制御ユニット30は、CPU、ROM、及びRAM等からなり、画像形成装置3の動作制御を司る。制御ユニット30は、マスクROM(又はフラッシュメモリー)を備える。当該マスクROMに、画像形成装置3を動作制御するプログラムであるファームウェアがインストールされている。制御ユニット30は、当該フェームウェアに従って動作することにより、設定値情報取得部31及び制御部32として機能する。
設定値情報取得部31は、通信インターフェイス38を介して、コンピューター2から出力されてくる上述した設定値書換情報を取得する。
設定値情報取得部31は、セキュリティー部311と、XMLパーサー部312とを備える。上記マスクROMには、これら各部として制御ユニット30を動作させるそれぞれのプログラムが記憶されており、制御ユニット30は、当該プログラムに従って動作することにより、これらセキュリティー部311と、XMLパーサー部312として機能する。
セキュリティー部311は、上記コンピューター2とのデータ通信に用いられるSSL形式等の暗号化処理及び解読処理を行う。セキュリティー部311は、コンピューター2から取得されたSSL形式等の暗号化されたデータを解読し、また、コンピューター2に対しては、出力対象とするデータを当該SSL等による暗号化処理する。
XMLパーサー部312は、コンピューター2から受信されて上記セキュリティー部311で解読されたXML形式のデータを解釈し、制御部32での取り扱いが可能なデータ形式に変換する。
制御部32は、画像形成装置3の各動作機構の制御を担当する。制御部32は、例えばOS及びEntityを備え、XMLパーサー部312による解釈後のデータが示す内容に従ったプロセス入出力の管理等を行う。制御部32は、機能的には、設定値記憶部321と、動作制御部322と、設定値変更部323として機能する。
設定値記憶部321は、例えば、画像形成部36をなす帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置、及び用紙搬送機構等の各動作機構について、動作に必要な、帯電電圧値、露光光量、現像バイアス、転写バイアス、定着温度、及び用紙搬送ローラー回転速度等の各制御値を、当該各動作機構の動作レベルを定める設定値として記憶している。
動作制御部322は、画像形成装置3に備えられる各動作機構、例えば、画像形成部36、画像読取部37等を動作制御する。動作制御部322は、設定値記憶部321に記憶されている各設定値を用いて、画像形成装置3の各動作機構を動作制御する。なお、動作制御部322により動作制御される画像形成装置3の機構は、画像形成部36及び画像読取部37には限定されない。
設定値変更部323は、設定値情報取得部31によって画像形成装置3から取得された設定値書換情報を受け取り、設定値記憶部321に記憶されている各動作機構についての設定値のうち、当該取得した設定値書換情報が示す項目に対応する設定値を、当該設定値書換情報が示す設定値に変更する。
画像形成部36は、記録媒体に対する画像形成を行う機構である。画像形成部36は、上述したように、例えば、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置、及び用紙搬送機構等により構成される。
画像読取部37は、原稿画像を読み取るスキャナー等からなる。
操作部47は、テンキー、及び画像形成実行指示が入力されるスタートキー等を有し、操作者から画像形成装置3についての各種の操作指示を受け付ける。
次に、メンテナンスシステム1において、画像形成装置3の動作機構の動作に関する上記項目の設定値をコンピューター2から書き換える処理を説明する。図6はメンテナンスシステム1において、画像形成装置3の動作機構の動作に関する上記項目の設定値をコンピューター2から書き換える処理を示すシーケンス図である。
前提として、コンピューター2には、メンテナンスプログラム5がインストールされている。例えば、ネットワークを通じて管理サーバー9からメンテナンスプログラム5を取得する場合は、操作者がコンピューター2の入力部26を操作して、コンピューター2にメンテナンスプログラム5のダウンロード指示を入力し(S1)、コンピューター2のHDD23にインストールされているダウンロードプログラムを起動させ(S2)、このダウンロードプログラムにより管理サーバー9のウェブサイトにアクセスし、メンテナンスプログラム5のダウンロード要求をコンピューター2から送信する(S3)。
管理サーバー9は、上記ダウンロード要求の対象となるメンテナンスプログラム5をその記憶部から検索して読み出し(S4)、当該メンテナンスプログラム5をコンピューター2に送信する(S5)。これによりコンピューター2にメンテナンスプログラム5がダウンロードされ、コンピューター2のHDD23に当該メンテナンスプログラム5がインストールされる(S6)。
次に操作者は、USBケーブルの一端部をコンピューター2の通信インターフェイス25に接続すると共に(S7)、当該USBケーブルの他端部を画像形成装置3の通信インターフェイス38に接続する。
さらに、コンピューター2において、操作者が、入力部26からメンテナンスプログラム5の起動指示を入力すると(S8)、制御ユニット20は、メンテナンスプログラム5を起動させる(S9)。これにより、制御ユニット20が、上記表示画面制御部201、設定値受付部202及び設定値出力部203を有するメンテナンス制御部210として機能する。
この後、XMLパーサー部7が、メンテナンスプログラム5に含まれる各動作調整プログラムのそれぞれの表示画面制御部201に記憶されている例えばXML形式の画像データを解釈し、表示部24での表示に適応した描画形式に画像データを変換する。ブラウザー8は、当該変換後の各画像データを表示部24に指示受付用画像として表示させる(S10)。この場合における表示部24の表示画面の一例を図7に表示画面D1として示す。図7は、メンテナンスプログラム5が、印刷基準領域、読取基準領域、及び印刷基準濃度の各項目の動作調整プログラムを有する例を示している。
この後、操作者が、入力部26の操作により、表示部24に表示されている指示受付画像のうち、設定値を変更する項目を示す指示受付画像を指定すると(S11)、当該項目に対応するメンテナンス制御部210の表示画面制御部201は、XMLパーサー部7及びブラウザー8により、表示部24に、図8に例を示す設定値受付画面D2を表示させる(S12)。
ここで、操作者が、入力部26を操作して、所望の設定値を入力すると(S13)、設定値受付部202が当該設定値の入力を受け付ける(S14)。このとき、設定値受付部202は、上述した予め定められた数値の範囲内においてのみ、設定値の入力を受け付ける。
続いて、設定値出力部203は、当該設定値及び設定値が適用される項目を示す設定値書換情報を、画像形成装置3に対して、通信インターフェイス25から、暗号化したXMLデータで出力する(S15)。なお、設定値出力部203による当該設定値書換情報の画像形成装置3への送信を含む、コンピューター2及び画像形成装置3間におけるデータ通信時には、通信の対象とされる情報をSSL方式等により暗号化した上で送受信することが好ましい。本実施形態では、設定値出力部203は、設定値書換情報をSSL方式等により暗号化した上で画像形成装置3に送信するものとする。
画像形成装置3では、通信インターフェイス38を介してセキュリティー部311が当該暗号化された設定値書換情報を取得すると、当該設定値書換情報を解読する。解読された設定値書換情報が示す項目及び当該項目についての設定値は、XMLパーサー部312により解釈される。
設定値変更部323は、上記設定値書換情報が示す項目及び当該項目についての設定値を用いて、設定値記憶部321に記憶されている各項目の設定値のうち、当該取得した設定値書換情報が示す項目の設定値を、当該設定値書換情報が示す設定値に書き換える(S16)。
なお、動作調整プログラムは、更に、画像形成装置から上記設定値を取得する図略の設定値確認部として、コンピューター2を機能させる。コンピューター2の制御ユニット20が、当該動作調整プログラムに従って動作することで、メンテナンス制御部210が、更に設定値確認部として動作する。上記S16の後、操作者によるコンピューター2の入力部26の操作により、画像形成装置3で書き換えられた上記項目の設定値の確認指示が入力されると(S17)、設定値確認部が当該確認指示を受け付けて、画像形成装置3に対してS16で書き換えられた後の上記項目の設定値の送信を通信インターフェイス25を介して要求し(S18)、画像形成装置3においては、例えば動作制御部322が設定値記憶部321から、この時点で記憶されている設定値であって、上記設定値送信要求が示す設定値を読み出して、当該読み出した設定値を、通信インターフェイス38を介してコンピューター2に送信するものとしてもよい(S19)。この後、コンピューター2では、設定値確認部が、画像形成装置3から送られてきた上記項目の設定値を表示部24に表示させる(S20)。この場合、コンピューター2においては、上記項目の設定値を出力しただけではなく、画像形成装置3において設定値の書換が予定通りに行われたことを、操作者が確認することができる。
このため、画像形成装置3の動作に不具合が生じて、当該不具合を解消可能な新たな設定値を設定し直す必要が生じたときに、操作者により、画像形成装置3の動作機構が適正に動作しない設定値が設定されてしまう事態が防止される。また、画像形成装置3において一般的に用いられている動作制御用のファームウェアの作成や書換により、ファームウェア内に記憶されている設定値の書換可能範囲等を変更しなくても、当該事態の防止が可能である。
従って、本実施形態に係るメンテナンスプログラム5、コンピューター2、又はメンテナンスシステム1によれば、画像形成装置3の動作調整が必要となったときに、画像形成装置3の動作機構の動作レベルを定める設定値を、当該動作機構による適正な動作が確保される値に的確に変更することが可能になる。
また、本実施形態によれば、画像形成装置3の機能について設定値の調整が必要となったときに、コンピューター2から新たな設定値を出力することにより、画像形成装置3の各機能について設定値調整を早期に行うことができ、当該設定値調整を個別の画像形成装置3毎に調整できる。さらに、画像形成装置3のファームウェアの書換が不要であることから、工数を減らして早期に当該設定値の調整を行うことができる。
また、上記実施形態では、動作調整プログラムに含まれる画像データ等のデータ形式としてXML形式のデータを用いる例を用いて説明しているが、データ形式はXML形式に限定されず、他のデータ形式が用いることも可能である。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。図1乃至図8を用いて上記各実施形態に示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の構成及び処理はこれに限定されるものではない。
10 コンピューター
280 制御ユニット
211 データ管理部
212 エラーコード受付部
213 抽出部
214 作成部
260 入力部
5 メンテナンスプログラム
6 メンテナンスソフト作成プログラム

Claims (4)

  1. エラーの内容を示す複数のエラーコードの入力を操作者から受け付けるエラーコード受付部と、
    画像形成装置において設定値の調整が可能とされている予め定められた数の項目毎に対応付けて設けられた画像データと、当該各画像データに対応付けて設けられ、画像データに対応付けられた項目が示す動作の動作レベルを示す設定値の指定を操作者から受け付けて前記画像形成装置に出力する制御プログラムとを有し、前記エラーコード毎に、対応する当該画像データ及びこれに対応付けられた制御プログラムの組合せ情報を保有するデータ管理部と、
    前記エラーコード受付部に前記複数のエラーコードの入力が受け付けられた場合に、当該受け付けられた複数のエラーコードに対応するそれぞれの組合せ情報が示す前記画像データ及び前記制御プログラムを、前記データ管理部から抽出する抽出部と、
    前記画像形成装置にアクセスして当該画像形成装置が記憶している各項目についての設定値を書き換えさせるメンテナンスプログラムを、前記抽出部によって前記受け付けられた複数のエラーコードに基づいて抽出されたそれぞれの画像データ及び制御プログラムを用いて作成する作成部と
    して情報処理装置を機能させるメンテナンスソフト作成プログラム。
  2. 前記抽出部が、前記エラーコードとしてキーワードを記憶しており、前記エラーコード受付部によって前記エラーコードとしてキーワードの入力が受け付けられた場合には、当該入力された語句が、前記エラーコードとして記憶しているキーワードに一致しなくても、当該エラーコードとして記憶しているキーワードに近似するときは、当該近似するキーワードに関連付けられた組合せ情報が示す前記画像データ及び前記制御プログラムを抽出するように、更に情報処理装置を機能させる請求項1に記載のメンテナンスソフト作成プログラム。
  3. 前記作成部が、前記抽出された画像データ及び制御プログラムを用いた前記メンテナンスプログラムの作成時に、当該メンテナンスプログラムの解析を不可能にする暗号化処理を行うように、更に情報処理装置を機能させる請求項1又は請求項2に記載のメンテナンスソフト作成プログラム。
  4. エラーの内容を示す複数のエラーコードの入力を操作者から受け付けるエラーコード受付部と、
    画像形成装置において設定値の調整が可能とされている予め定められた数の項目毎に対応付けて設けられた画像データと、当該各画像データに対応付けて設けられ、画像データに対応付けられた項目が示す動作の動作レベルを示す設定値の指定を操作者から受け付けて前記画像形成装置に出力する制御プログラムとを有し、前記エラーコード毎に、対応する当該画像データ及びこれに対応付けられた制御プログラムの組合せ情報を保有するデータ管理部と、
    前記エラーコード受付部に前記複数のエラーコードの入力が受け付けられた場合に、当該受け付けられた複数のエラーコードに対応するそれぞれの組合せ情報が示す前記画像データ及び前記制御プログラムを、前記データ管理部から抽出する抽出部と、
    前記画像形成装置にアクセスして当該画像形成装置が記憶している各項目についての設定値を書き換えさせるメンテナンスプログラムを、前記抽出部によって前記受け付けられた複数のエラーコードに基づいて抽出されたそれぞれの画像データ及び制御プログラムを用いて作成する作成部と
    を備えた情報処理装置。
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