JP5727248B2 - 高周波信号合成分配器 - Google Patents

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本発明は、複数の高周波信号の電力を合成または1の高周波信号の電力を分配するようにした高高周波用信号合成分配器および切替器に関し、特に損失の少ない高周波用信号合成分配器および切替器の技術に関する。
特開2007−312322公報 特開2003−163514公報
上記特許文献に記載されているとおり、高周波用信号切替器に使用される低損失な分配器として、種々のものが提案されている。
複数の端子に入力された高周波信号のうち、何れか1つの端子に入力された高周波信号のみを選択して出力する、何れか2つ以上の端子の高周波信号を選択して合成する、逆に1つの高周波信号を複数の端子のうち、何れか1つに出力する、1つの高周波信号を2つ以上の高周波信号に分配するといった場合には、上記分配器と別にスイッチを組み合わせてこれらの機能を実現する。
例えば、図9(a)、(b)は3つのアンテナの全てを選択或いは何れかを選択するための高周波用切替器の接続図である。
図9(a)は3つのアンテナの全てを選択することができる場合或いは何れか1つを選択することができる場合に考えられる接続図の例である。この場合、図で示されるように分配器21、スイッチS3、スイッチS6、スイッチS7およびスイッチS8で構成することができる。
スイッチS3は、端子nについて端子c、端子d、端子e、端子fに切り換え接続することができる。
スイッチS6、スイッチS7およびスイッチS8は端子hについて端子g、端子iに切り換え接続することができる。
分配器21は、3つの信号を1つに合成する若しくは逆に1つの信号を3つに分配することができる。
図9(a)の状態は、スイッチS6の端子hと端子gが接続され、スイッチS3の端子cと端子nが接続されているので、一番上のアンテナ23が1つ選択されている状態である。
3つのアンテナ23を全て選択するには、スイッチS6の端子hと端子iを接続し、スイッチS7およびスイッチS8の端子hと端子gを接続し、さらにスイッチS3の端子nと端子dを接続すれば、3つのアンテナ23をすべて選択することができる。
しかし、3つのアンテナ23のうち、2つのアンテナ23を選択しようとする場合、例えば図9(a)の接続状態でスイッチS3の端子nと端子dを接続したとしても、分配器21の端子iが開放状態となっているので、この場合には2つのアンテナ23を選択することはできない。これを解決するために図9(b)の接続が考えられる。
図9(b)は、3つのアンテナ23のうち、2つのアンテナ23を選択することができる場合の接続図である。もちろん全てのアンテナ23も選択可能であり、3つのアンテナ23のうち、何れか1つのアンテナ23を選択することも可能である。この場合、図で示されるように分配器22、分配器24、スイッチS4、スイッチS5、スイッチS9、スイッチS10およびスイッチS11で構成することができる。
図において、スイッチS4とスイッチS5は、端子nについて端子c、端子d、端子e、端子fに切り換え接続することができる。
スイッチS9、スイッチS10およびスイッチS11は端子mについて端子j、端子k、端子mに切り換え接続することができる。
分配器22は、3つの信号を1つに合成する若しくは逆に1つの信号を3つに分配することができる。
分配器24は、2つの信号を1つに合成する若しくは逆に1つの信号を2つに分配することができる。
3つのアンテナ23のうち、何れか2つを選択する場合、例えば、図9(b)の上の2つのアンテナ23を選択するにはスイッチS4の端子nを端子cに接続し、スイッチS5の端子nを端子dに接続し、スイッチS9の端子mを端子jに接続し、スイッチS10の端子mを端子kに接続してやればよい。
3つのアンテナ23を全て選択する場合、スイッチS4の端子nを端子dに接続し、スイッチS9の端子mを端子lに接続し、スイッチS10の端子mを端子jに接続し、スイッチS11の端子mを端子jに接続し、スイッチS5の端子nを端子eに接続すればよい。
3つのアンテナ23のうち、何れか1つを選択する場合、例えば、図9(b)の真中のアンテナ23を選択するにはスイッチS4の端子nを端子eに接続し、スイッチS10の端子mを端子lに接続し、スイッチS5の端子nを端子eに接続してやればよい。
しかしながら、上記の機能を実現すると、図9(b)に示されているように回路規模が大きくなり、省スペースでの部品実装が困難となり、部品点数の増加による信号損失が増大するという問題があった。
そこで本発明は、できるだけ小型で、かつ低損失の高周波信号切替器を実現し、提供することを目的とする。
本発明の高周波信号合成分配器は、単一の伝送路の一端に複数の分岐伝送路の一端が接続され、前記単一の伝送路の他端が出力端となる場合は前記分岐伝送路の他端がそれぞれ入力端となり、前記単一の伝送路の他端が入力端となる場合は前記分岐伝送路の他端がそれぞれ出力端となることで、高周波信号の電力を合成または分配するようにしたもので、前記分岐伝送路の長さがいずれも動作周波数の半波長の長さを有するものとされる。
また、前記の単一の伝送路および複数の伝送路は、マイクロストリップラインで形成することができる。これにより、小型で低損失な高周波信号合成分配器を実現できる。
そして前記マイクロストリップラインは基板上に形成することができる。
さらに、前記マイクロストリップラインの特性インピーダンスは50Ωとすることができる。
また、前記複数の分岐伝送路は3つの分岐伝送路とすることができる。
さらに、前記複数の分岐伝送路の各他端には高周波デバイスを接続するためのスイッチ部が備えられている高周波信号切替器とすることができる。
本発明によれば、小型で省スペースである低損失な高周波信号合成分配器を実現でき、これを用いて高周波信号切替器とすることができる。かかる高周波信号切替器は、複数のアンテナを切替える場合に適用でき、特に複数のアンテナで構成するセクタアンテナに適用することが好適とされる。これにより小型のセクタアンテナの製作が可能となる。
本発明の実施の形態の高周波信号切替器の図面である。 本発明の実施の形態を説明するためのλ/2ダイポールアンテナの電圧、電流分布図である。 本発明の実施の形態を適用するアンテナの説明図である。 本発明の実施の形態における損失等を測定するための接続図である。 本発明の実施の形態における損失およびVSWRの実験結果(1つのアンテナを選択した場合)を表す図である。 本発明の実施の形態における損失およびVSWRの測定結果(2つのアンテナを選択した場合)を表す図である。 本発明の実施の形態における損失およびVSWRの測定結果(2つのアンテナを選択した場合)を表す図である。 本発明の実施の形態における損失およびVSWRの測定結果(3つのアンテナを選択した場合)を表す図である。 従来の高周波切替器の接続図である。
以下、本発明の実施の形態を次の順序で説明する。なお、第1の実施の形態では、本発明に係る高周波信号切替器の適用例としてセクタアンテナを例に挙げる。
<1.実施の形態の概要>
<2.第1の実施の形態>
<3.実験結果>
図1は、実施の形態の高周波信号切替器1の図である。
本実施の形態では、伝送路5の一端で分岐した伝送路2、伝送路3および伝送路4の各一端がそれぞれ接続されている。伝送路2の他端にはスイッチS12を介してアンテナ6が接続されている。伝送路3の他端にはスイッチS13を介してアンテナ6が接続されている。
伝送路4の他端にはスイッチS14を介してアンテナ6が接続されている。この場合、高周波信号切替器1に接続されるデバイスはアンテナに限られるものでなく、高周波デバイスであればどんなものでもよい。
伝送路2、伝送路3および伝送路4の線路の長さは、伝送される高周波信号の信号波長(以下λ)の略1/2の長さに形成されている。
本実施の形態では、伝送路2、伝送路3および伝送路4の長さは光の速度が真空中より遅くなることから、光の真空中の速度と伝送線路の速度との比である短縮率(この場合は62%)を考慮して、略38.84mmとすることができる。
伝送路5は高周波信号の入力端となる場合があり、この場合には、入力された高周波信号は伝送路2、伝送路3および伝送路4に分配され、各アンテナ6に出力される。
また、伝送路5は高周波信号の出力端となる場合があり、この場合には、アンテナ6が受信した高周波信号はスイッチS12、スイッチS13およびスイッチS14がすべて接続状態になっているとすれば、伝送路2、伝送路3および伝送路4を経由して伝送路5で合成され、合成された信号が伝送路5から出力される。
スイッチS12、スイッチS13およびスイッチS14の状態により、3つのアンテナ6の何れかを選択することができる。例えば、スイッチS13を接続すれば伝送路3のアンテナ6を選択することができる。スイッチS12、スイッチS13およびスイッチS14のうち、何れか2つのスイッチを接続状態にすれば、何れか2つのアンテナ6を選択することができる。スイッチS12、スイッチS13およびスイッチS14のすべてを接続状態にすれば3つのアンテナすべてを選択することができることになる。
伝送路5、伝送路2、伝送路3および伝送路4はマイクロストリップラインで形成することができる。
その特性インピーダンスは、マイクロストリップラインの幅と厚み、基板の厚みとその基板の材料の比誘電率により調整することができる。
本実施の形態ではマイクロストリップラインの幅は、伝送路2、伝送路3および伝送路4では略1.11mmとし、伝送路5では略2.00mmとすることができる。基板の材料はガラスエポキシ樹脂とすることができる。
図2は、本発明の実施の形態を説明するためのλ/2ダイポールアンテナの電圧、電流分布図である。
本発明の実施の形態に係る高周波信号切替器1は、λ/2ダイポールアンテナの電流および電圧分布を考え方を基礎としている。
すなわち、図2(a)に示されるようにダイポールの先端において電流は最小となり、電圧は最大となる。
また、図2(b)に示されているように、λ/2の長さのパターンに左端から高周波信号を印加すると、パターンの右側先端において電流は最小となり、電圧は最大となると考えられる。このため図1に示すように、このλ/2の長さのパターンを形成し、これを3つ用意して一端を共通にした高周波信号切替器1を形成すると、パターンの右側先端が開放状態であれば、電流値を最小としたまま電流が流れない状態とすることができる。
もちろん上記パターンはマイクロストリップラインで形成することができる。
ここで、従来の分配器による経路損失と、本実施の形態にかかる高周波信号切替器1の経路損失について考察しておく。
分配器として、1つの信号を3つの出力に分配する分配器を考える。この場合、10*log3(dB)と計算でき、約4.8(dB)の経路損失が生じる。
また、分配された3つの出力のうち、1つを使用することもできるし、2つを使用することもできる。何れの場合も、固定的に約4.8(dB)の経路損失が生じる。
この場合、使用していない出力端子は所定のインピーダンスで終端していることが条件である。
他方、図1の本実施の形態の高周波信号切替器1において、例えば伝送路2のみを選択した場合、伝送路3と伝送路4の先端は、上記で説明したとおり、電圧は最大となるものの、電流は最小となり、負荷がなければ電流は流れないと考えられることから、伝送路2には効率的に電流が流れ、その損失は4.8(dB)よりも小さくなると考えられる。これは他の伝送路3のみまたは伝送路4のみを選択した場合も同じである。
また、伝送路2、伝送路3および伝送路4のうち、2つを選択した場合も、その損失は
上記と同じ理由から、4.8(dB)よりも小さくなると考えられる。
さらに、伝送路2、伝送路3および伝送路4の全てを選択した場合には、4.8(dB)と同等かそれ以上の損失が生じるものと推測される。
以上まとめると、従来の分配器においては分配された3つの出力のうち、1つを選択する場合でも固定的に約4.8(dB)の損失を生じる。
しかし、本実施の形態に係る高周波信号切替器1においては、1つを選択する場合若しくは2つを選択する場合に4.8(dB)より小さな損失とすることができる。この場合の損失値の詳細については、実験結果として後述する。
<2.第1の実施の形態>

図3は、本発明の実施の形態を適用するアンテナ(セクタアンテナ)の説明図である。
図3(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態としてのアンテナ素子10およびセクタアンテナ20の外観図である。
図3(a)に示されているように、アンテナ素子10は反射板11と放射器(ラジエータ)12で構成されている。アンテナ素子10は、水平面指向性の電力半値幅が略120°とされる。
図3(b)に示されているように、セクタアンテナ20はアンテナ取付部13の円周上に上記の反射板11と放射器12で構成されたアンテナ素子10を3個取付けて形成することができる。アンテナ取付部13は円柱状筒型とされている。
アンテナ取付部13の断面方向からの図である図3(b)の下図に示されているように、アンテナ取付部13の円周表面上にアンテナ素子10を一対として3個のアンテナ素子が略120°でそれぞれ配置、取り付けられている。これにより、各アンテナ素子10の水平指向特性が合成されたときは無指向性のセクタアンテナ20とすることができる。
ところで、無線LAN等の端末装置は基地局がどの方向にあっても電波を受信できるように水平面内360°のすべての方向にビームを向けられるようにするのが望ましい。
また、基地局が特定できれば、その方向にビームを固定することが望ましい。つまり、状況にあわせて適切にビーム方向が選択できることが望ましいとされる。
これを実現するアンテナとして、上記のセクタアンテナ20が考えられている。
すなわち、セクタアンテナ20は、基地局がどの方向にあるかわからないときにはアンテナ素子10を全て選択した状態で電波を受信する、基地局が特定できれば、3つのアンテナ素子10のうち、その方向に向いているアンテナ素子10を1つ又は2つ選択する、という動作を行う。この選択動作を行わせる高周波信号切替器として本実施の形態に係る高周波信号切替器1を適用することができる。
一般的にセクタアンテナは、水平面の360°の全方位をカバーする(無指向性とする)ため複数のアンテナを用いるものとされている。したがって、セクタアンテナ自体大型化する傾向にある。本実施の形態に係る高周波用切替器1は、すでに説明したとおり小型で低損失なものである。したがって、セクタアンテナ20に適用することは好適な形態ということができる。もちろん、本実施の形態に係る高周波信号切替器1は、セクタアンテナに限られるものでなく、その他の高周波信号を切替えることが必要なものであれば、適用が可能である。
<3.実験結果>

図4は、本実施の形態に係る高周波用切替器1の損失およびVSWR(定在波比)を測定するための接続図である。
図4において、損失を測定する場合、信号発生器7から所定の信号レベルの信号を伝送路5に入力し、伝送路4から出力される信号を信号レベルメータ8で測定することにより損失値を測定できる。
VSWRの場合は、信号発生器7から所定の信号レベルの信号を伝送路5に入力し、伝送路5から反射される信号を信号レベルメータ8で測定することによりVSWRを求めることができる。
このとき、伝送路4の出力端は終端しておくことが必要である。
上記の測定は、スイッチS1およびスイッチS2をオンもしくはオフとすることにより行われる。
図4に示されるように、スイッチS1およびスイッチS2をオンにすると伝送路2および伝送路3は50Ωに終端される。つまり、これは図1においてはアンテナ6が伝送路2および伝送路3に接続されることを意味する。
したがって、スイッチS1のオン、オフの状態およびスイッチS2のオン、オフの状態により以下の(a)、(b)、(c)状態での高周波信号切替器1の損失およびVSWRを測定することができる。
(a)スイッチS1およびスイッチS2の両方をオフにすれば、図1において3つのアンテナ6のうち、伝送路4のアンテナ6が選択されている状態での高周波信号切替器1の伝送路4の損失およびVSWRを測定することができる。
(b)スイッチS1およびスイッチS2の何れか1つをオンにすれば、図1において3つのアンテナ6のうち、伝送路4のアンテナ6と残り2つの何れか1つのアンテナ6が選択されている状態での高周波信号切替器1の伝送路4の損失およびVSWRを測定することができる。
(c)スイッチS1およびスイッチS2の両方をオンにすれば、図1においてすべてのアンテナ6が選択されている状態での高周波信号切替器1の伝送路4の損失およびVSWRを測定することができる
図5〜図8は本発明に係る実施の形態における高周波信号切替器1の損失およびVSWRの実験結果である。
図5は上記の(a)の場合の実験結果である。図において横軸は周波数(MHz)で左端が0.3MHz、右端が3GHzであり、縦軸は損失(dB)とVSWR(dB)の2つ値を表している。損失の場合、縦軸の単位目盛りは5dBであり、センターの線が0dBとされる。VSWRの場合、縦軸の単位目盛りは1dBであり、下端の線が0dBとされる。
図5に示されるように、2.45GHzのとき、損失はMEAS2=1.02dB、VSWRはMEAS1=1.41dBとなっている。
図6と図7は上記の(b)の場合の実験結果である。図6は図1において3つのアンテナ6のうち、伝送路4のアンテナ6と伝送路3のアンテナ6が選択されている状態での高周波信号切替器1の伝送路4の損失およびVSWRの値を表している。図5と同様に横軸は周波数(MHz)で左端が0.3MHz、右端が3GHzであり、縦軸は損失(dB)とVSWR(dB)の2つの値を表している。損失の場合、縦軸の単位目盛りは5dBであり、センターの線が0dBとされる。VSWRの場合、縦軸の単位目盛りは1dBであり、下端の線が0dBとされる。
図6に示されるように、2.45GHzのとき、損失はMEAS2=4.16dB、VSWRはMEAS1=1.81dBとなっている。
図7は、図1において3つのアンテナ6のうち、伝送路4のアンテナ6と伝送路2のアンテナ6が選択されている状態での高周波信号切替器1の伝送路4の損失およびVSWRの値を表している。
図7に示されるように、2.45GHzのとき、損失はMEAS2=4.08dB、VSWRはMEAS1=1.83dBとなっている。
図8は上記の(c)の場合の実験結果である。図において横軸は周波数(MHz)で左端が0.3MHz、右端が3GHzであり、縦軸は損失(dB)とVSWR(dB)の2つ値を表している。損失の場合、縦軸の単位目盛りは5dBであり、センターの線が0dBとされる。VSWRの場合、縦軸の単位目盛りは1dBであり、下端の線が0dBとされる。
図8に示されるように、2.45GHzのとき、損失はMEAS2=6.33dB、VSWRはMEAS1=2.62dBとなっている。
なお、伝送路2または伝送路3の上記(a)、(b)、(c)の場合の損失とVSWRは伝送路4を伝送路2または伝送路3に置き換えれば同様に測定できる。測定結果は同様と考えられる。
以上の実験結果より、本実施の形態に係る高周波信号切替器1をセクタアンテナに組込んだ状態での高周波信号切替器1の伝送路4の損失とVSWRの値は、適切な値となっている。
1つのアンテナを選択した場合、損失は1.02dBであり、VSWRは1.41dBである。
2つのアンテナを選択した場合、損失は4.16dB(4.08dB)、VSWRは1.81dB(1.83dB)である。
3つのアンテナを選択した場合、損失は6.33dBであり、VSWRは2.62dBである。
損失に関しては、従来の場合が上記のいずれの場合も略4.8dBとされているので、上記1つのアンテナを選択した場合と上記2つのアンテナを選択した場合は本願に係る実施の形態では改善されている。3つのアンテナを選択した場合は損失は増加するが、実用の範囲である。高周波信号切替器自体の大きさと部品点数の数を考慮すると本願に係る高周波信号切替器1の応用の範囲は広いと考えられる。特にセクタアンテナの高周波信号切替器として好適なものである。
なお、VSWRの値も3dB以下であり実用の範囲内である。
1 高周波信号切替器、2、3、4、5 伝送路、6、24 アンテナ、7 信号発生器、8 信号レベル測定器、10 アンテナ素子、11 反射板、12 放射器、13 アンテナ取付部、20 セクタアンテナ、21、22、24 分配器、S1〜S14 スイッチ

Claims (4)

  1. 単一の伝送路の一端に複数の分岐伝送路の一端が接続され、前記単一の伝送路の他端が出力端となる場合は前記分岐伝送路の他端がそれぞれ入力端となり、前記単一の伝送路の他端が入力端となる場合は前記分岐伝送路の他端がそれぞれ出力端となることで、高周波信号の電力を合成または分配するようにした高周波信号合成分配器であって、
    前記分岐伝送路の長さがいずれも動作周波数の半波長の長さであり、
    前記単一の伝送路および複数の分岐伝送路は、基板上にマイクロストリップラインとして形成され、
    前記マイクロストリップラインの特性インピーダンスは50Ωである
    高周波信号合成分配器。
  2. 前記複数の分岐伝送路の各他端には高周波デバイスを接続するためのスイッチ部が備えられている
    請求項に記載の高周波信号合成分配器。
  3. 前記高周波デバイスは、前記複数の分岐伝送路と同じ個数のアンテナ素子で構成されるセクタアンテナである
    請求項2に記載の高周波信号合成分配器。
  4. 前記複数の分岐伝送路は3つの分岐伝送路である
    請求項に記載の高周波信号合成分配器。
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