JP5726189B2 - 端末装置、受信方法及び集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、装置、受信方法及び集積回路に関する。
3GPP−LTE(3rd Generation Partnership Project Radio Access Network Long Term Evolution、以下、LTEという)では、下り回線の通信方式としてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が採用され、上り回線の通信方式としてSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)が採用されている(例えば、非特許文献1、2、3参照)。
LTEでは、無線通信基地局装置(以下、「基地局」と省略する)はシステム帯域内のリソースブロック(Resource Block:RB)を、サブフレームと呼ばれる時間単位毎に無線通信端末装置(以下、「端末」と省略する)に割り当てることにより通信を行う。また、基地局は下り回線データおよび上り回線データのリソース割当結果を通知するための割当制御情報(L1/L2制御情報)を端末へ送信する。この割当制御情報は例えばPDCCH(Physical Downlink Control Channel)等の下り回線制御チャネルを用いて端末へ送信される。ここで、PDCCHをマッピングするリソース領域は規定されており、図1に示すように、周波数軸方向では、システム帯域幅全体にわたり、時間軸方向では1サブフレームの先頭1OFDMシンボルから3OFDMシンボルまでの間で可変である。時間軸方向にどのOFDMシンボルまでPDCCHが占めるかを示す信号がPCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)によって通知される。
また、各PDCCHは1つまたは連続する複数のCCE(Control Channel Element)で構成されるリソースを占有する。PDCCHでは、1個のCCEが36個のRE(Resource Element)で構成される。LTEでは、PDCCHが占有するCCE数(CCE連結数:CCE aggregation levelまたはAggregation level)としては、割当制御情報の情報ビット数または端末の伝搬路状態に応じて、1,2,4,8の中の1つが選択される。なお、LTEでは、システム帯域幅として最大20MHzの幅を持つ周波数帯域がサポートされる。
また、基地局から送信される割当制御情報はDCI(Downlink Control Information)と呼ばれる。基地局は1サブフレームに複数の端末を割り当てる場合、複数のDCIを同時に送信する。このとき、基地局は、各DCIの送信先の端末を識別するために、送信先の端末IDでマスキング(または、スクランブリング)したCRCビットをDCIに含めて送信する。そして、端末は、自端末宛ての可能性がある複数のDCIにおいて、自端末の端末IDでCRCビットをデマスキング(または、デスクランブリング)することによりPDCCHをブラインド復号(ブラインドデコーディング、Blind decoding)して自端末宛のDCIを検出する。
また、DCIには、基地局が端末に対して割り当てたリソースの情報(リソース割当情報)およびMCS(Modulation and channel Coding Scheme)等が含まれる。また、DCIには、上り回線用、下り回線MIMO(Multiple Input Multiple Output)送信用、下り回線非連続帯域割当用等の複数のフォーマットがある。端末は、複数のフォーマットを有する、下り割当制御情報(下り回線に関する割当制御情報)および上り割当制御情報(上り回線に関する割当制御情報)の両方を受信する必要がある。
例えば、下り割当制御情報には、基地局の送信アンテナ制御方法およびリソース割当方法等により複数のサイズのフォーマットが定義される。その複数のフォーマットのうち、連続帯域割当を行う下り割当制御情報フォーマット(以下、単に「下り割当制御情報」という)と、連続帯域割当を行う上り割当制御情報フォーマット(以下、単に「上り割当制御情報」という)とは同一サイズを有する。これらのフォーマット(DCIフォーマット)には、割当制御情報の種別(下り割当制御情報または上り割当制御情報)を示す種別情報(例えば、1ビットのフラグ)が含まれる。よって、端末は、下り割当制御情報を示すDCIのサイズと、上り割当制御情報を示すDCIのサイズとが同一であっても、割当制御情報に含まれる種別情報を確認することにより、下り割当制御情報または上り割当制御情報のいずれであるかを特定することができる。
なお、連続帯域割当を行う上り割当制御情報が送信される際のDCIフォーマットは、DCI format0(以下、DCI 0という)と呼ばれ、連続帯域割当を行う下り割当制御情報が送信される際のDCIフォーマットは、DCI format1A(以下、DCI 1Aという)と呼ばれる。なお、上述したようにDCI 0およびDCI 1Aは、同一サイズであり種別情報によって区別できるので、以下の説明では、DCI 0およびDCI 1AをDCI 0/1Aとまとめて表記する。
また、上記DCIフォーマット以外にも、下り回線において、非連続帯域割当を行うDCI format1(以下、DCI 1という)および空間多重MIMO送信を割り当てるDCI format2および2A(以下、DCI 2,2Aという)等がある。ここで、DCI 1,2,2Aは、端末の下り送信モード(非連続帯域割当または空間多重MIMO送信)に依存して使用されるフォーマットであり、端末毎に設定されるフォーマットである。一方、DCI 0/1Aは、送信モードに依存せず、いずれの送信モードの端末に対しても使用できるフォーマット、つまり、全端末に対して共通に使用されるフォーマットである。また、DCI 0/1Aが用いられた場合には、デフォルトの送信モードとして1アンテナ送信または送信ダイバーシチが用いられる。
また、端末の回路規模を低減するためにブラインド復号の回数を削減することを目的として、ブラインド復号の対象となるCCEを、端末毎に限定する方法が検討されている。この方法では、各端末によるブラインド復号の対象と成りうるCCE領域(以下、「サーチスペース(Search Space)」という)を限定する。ここでは、各端末に割り当てられるCCE領域の単位(つまり、ブラインド復号する単位に相当)は、「下り制御情報割当領域候補(DCI割当領域候補)」又は「復号対象単位領域候補」と呼ぶ。
LTEでは、サーチスペースは、端末毎にランダムに設定される。このサーチスペースを構成するCCE数は、PDCCHのCCE連結数毎に定義される。例えば、図2に示すように、サーチスペースの構成CCEの数は、PDCCHのCCE連結数1,2,4,8それぞれに対応して、6,12,8,16となる。この場合、復号対象単位領域候補の数は、PDCCHのCCE連結数1,2,4,8それぞれに対応して、6候補(6=6÷1),6候補(6=12÷2),2候補(2=8÷4),2候補(2=16÷8)となる(図3参照)。すなわち、復号対象単位領域候補は、合計16候補に限定される。これにより、各端末は、自端末に割り当てられたサーチスペース内の復号対象単位領域候補群に対してのみ、ブラインド復号を行えばよいため、ブラインド復号の回数を削減することができる。ここで、各端末のサーチスペースは、各端末の端末IDと、ランダム化を行う関数であるハッシュ(hash)関数とを用いて設定される。この端末特有のCCE領域は、個別領域(UE specific Search Space:UE−SS)と呼ばれる。
一方、PDCCHには、複数の端末に対して同時に通知される、端末共通のデータ割当のための制御情報(例えば、下り報知信号に関する割当情報および呼び出し(Paging)用の信号に関する割当情報)(以下、「共通チャネル向け制御情報」と呼ぶ)も含まれる。共通チャネル向け制御情報を伝送するために、PDCCHには、下り報知信号を受信すべき全端末に共通するCCE領域(以下、共通領域(Common Search Space:C−SS)と呼ぶ)が用いられる。C−SSには、復号対象単位領域候補が、CCE連結数4および8それぞれに対して、4候補(4=16÷4),2候補(2=16÷8)の合計6候補だけ存在する(図3参照)。
また、端末は、UE−SSでは、全端末に対して共通に使用されるDCIフォーマット(DCI 0/1A)、および、送信モードに依存したDCIフォーマット(DCI 1,2,2Aから1つ)の2種類のサイズのDCIフォーマットそれぞれについてブラインド復号を行う。例えば、端末は、2種類のサイズのDCIフォーマットに対して、UE−SS内でそれぞれ上記16回のブラインド復号を行う。どの2種類のサイズのDCIフォーマットをブラインド復号するかは、基地局より通知される送信モードに依って決まる。また、端末は、C−SSでは、通知された送信モードに依らず、共通チャネル割当用フォーマットであるDCI format1C(以下、DCI 1Cという)およびDCI 1Aのそれぞれについて上記6回のブラインド復号(すなわち、合計12回のブラインド復号)を行う。
ここで、共通チャネル割当に用いられるDCI 1Aと端末個別のデータ割当に用いられるDCI 0/1Aとは同一サイズであり、端末IDによりそれぞれが区別される。そのため、基地局は、端末のブラインド復号回数を増やすことなく、端末個別のデータ割当を行うDCI 0/1AをC−SSでも送信することができる。
また、LTEよりも更なる通信の高速化を実現する3GPP LTE−Advanced(以下、LTE−Aという)の標準化が開始されている。LTE−Aでは、最大1Gbps以上の下り伝送速度および最大500Mbps以上の上り伝送速度を実現するために、40MHz以上の広帯域周波数で通信可能な基地局および端末(以下、LTE−A端末という)が導入される見込みである。また、LTE−Aシステムは、LTE−A端末のみでなく、LTEシステムに対応する端末(以下、LTE端末という)を収容することが要求されている。
LTE−Aでは、上り回線の送信方法として、非連続帯域割当を用いた送信方法およびMIMOを用いた送信方法が新たに導入される。これに伴い、新たなDCIフォーマット(例えば、DCI foramt0A,0B(以下、DCI 0A,0Bという))を定義することが検討されている(例えば、非特許文献4参照)。すなわち、DCI 0A,0Bは、上り送信モードに依存するDCIフォーマットである。
上述したように、LTE−Aにおいて、UE−SS内で下り送信モードに依存したDCIフォーマット(DCI 1,2,2Aのいずれか)、上り送信モードに依存したDCIフォーマット(DCI 0A,0Bのいずれか)、および、送信モードに依らず全端末共通のDCIフォーマット(DCI 0/1A)を用いる場合、端末は、上記3種類のDCIフォーマットのDCIをブラインド復号(モニタ)する。例えば、上述したように、UE−SSでは1種類のDCIフォーマットあたり16回のブラインド復号が必要であるため、UE−SS内でのブラインド復号回数は合計48回(=16回×3種類)となる。よって、C−SS内での2種類のDCIフォーマットに対するブラインド復号回数である12回(=6回×2種類)を加えると合計で60回のブラインド復号が必要となる。
さらに、LTE−Aでは、カバレッジの拡大を達成するために、無線通信中継装置(以下、「中継局」又は「RN:Relay Node」という)の導入も規定された(図4参照)。これに伴い、基地局から中継局への下り回線制御チャネル(以下、「R−PDCCH」という)に関する標準化が進んでいる(例えば、非特許文献5,6,7,8参照)。現在の段階では、R−PDCCHに関して、以下の事項が検討されている。図5には、R−PDCCH領域の一例が示されている。
(1)R−PDCCHの時間軸方向のマッピング開始位置は、1サブフレームの先頭から4番目のOFDMシンボルに固定される。これは、PDCCHが時間軸方向に占める割合に依存しない。
(2)R−PDCCHの周波数軸方向のマッピング方法としては、distributedとlocalizedの2つの配置方法がサポートされる。
(3)復調用の参照信号として、CRS(Common Reference Signal)とDM−RS(Demodulation Reference Signal)とがサポートされる。どちらの参照信号が使用されるかについては、基地局から中継局へ通知される
(4)各R−PDCCHは、1つまたは連続する複数のR−CCE(Relay-Control Channel Element)で構成されるリソースを占有する。1つのR−CCEを構成するREの数は、スロット毎、又は、参照信号の配置毎に異なる。具体的には、R−CCEは、スロット0では、時間方向では第3OFDMシンボルからスロット0の終わりまでの範囲を持ち、且つ、周波数方向では1RB幅の範囲を持つリソース領域(ただし、参照信号がマッピングされている領域を除く)として規定される。また、スロット1では、時間方向ではスロット1のはじめからスロット1の終わりまでの範囲を持ち、且つ、周波数方向では1RB幅の範囲を持つリソース領域(ただし、参照信号がマッピングされている領域を除く)として規定される。ただし、スロット1では、上記したリソース領域を2つに分けて、それぞれを1つのR−CCEにする提案も為されている。
3GPP TS 36.211 V9.1.0, "Physical Channels and Modulation (Release 9)," May 2010 3GPP TS 36.212 V9.2.0, "Multiplexing and channel coding (Release 9)," June 2010 3GPP TS 36.213 V9.2.0, "Physical layer procedures (Release 9)," June 2010 3GPP TSG RAN WG1 meeting, R1-092641, "PDCCH design for Carrier aggregation and Post Rel-8 feature,"June 2009 3GPP TSG RAN WG1 meeting, R1-102700, "Backhaul Control Channel Design in Downlink," May 2010 3GPP TSG RAN WG1 meeting, R1-102881, "R-PDCCH placement," May 2010 3GPP TSG RAN WG1 meeting, R1-103040, "R-PDCCH search space design" May 2010 3GPP TSG RAN WG1 meeting, R1-103062, "Supporting frequency diversity and frequency selective R-PDCCH transmissions" May 2010
ところで、基地局配下の端末に向けたPDCCHがマッピングされるリソース領域(以下、「PDCCH領域」という)のリソースが不足することも想定される。このリソース不足を解消する方法として、基地局配下の端末に向けたDCIを、前述のR−PDCCHがマッピングされるリソース領域(以下、「R−PDCCH領域」という)にも配置することが考えられる(図6参照)。
しかしながら、基地局接続された端末に向けたDCIを送信する領域として、PDCCH領域に、R−PDCCH領域を単純に加えるだけでは、端末におけるブラインド復号回数が増加し、消費電力および処理遅延の増大、および、回路規模の増大が発生してしまうという課題が生じる。例えば、上述したサーチスペースの設定に従うと、1サブフレームにおいて、PDCCH領域、スロット0のR−PDCCH領域およびスロット1のR−PDCCH領域の各々にサーチスペースが設定される。よって、各領域でのブラインド復号回数を前述の60回とすると、端末は、サブフレームあたり、合計180(60回×3領域)回のブラインド復号を行うことになってしまう。すなわち、ブラインド復号の回数が増大し、端末の構成が複雑化してしまう。
一方、1サブフレームにおける端末でのブラインド復号領域候補の総数(すなわち、ブラインド復号回数の総数)を、上記従来と同程度(例えば、60回)として、PDCCH領域及びR−PDCCH領域(スロット0およびスロット1)の各々にサーチスペースを配分する設定方法が考えられる。しかしながら、この場合、PDCCH領域、スロット0のR−PDCCH領域およびスロット1のR−PDCCH領域それぞれにおけるサーチスペースの大きさが1/3程度になってしまい、基地局は、特定の端末宛てのDCIに対してCCEを割り当てることができなくなる可能性(つまり、blocking probability)が高くなる。すなわち、リソースが有効利用できなくなることに起因する、システムスループット低下を招く可能性がある。従って、基地局配下の端末に向けた下り割当制御情報を中継局向けの下り割当制御情報に対して用意されたリソース領域を用いて効率よく送信する方法が望まれる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、下り割当制御情報を効率良く伝送することができる装置、受信方法及び集積回路を提供することを目的とする。
本発明の一態様の端末装置は、第1のサーチスペース設定ルールに基づいて設定された第1のサーチスペース又は第2のサーチスペース設定ルールに基づいて設定された第2のサーチスペースにマッピングされた下り制御情報を含む信号を受信する受信部と、前記第1のサーチスペースに含まれる複数の復号領域候補又は前記第2のサーチスペースに含まれる複数の復号領域候補を復号して、前記下り制御情報を取得し、各復号領域候補は1つのコントロールチャネルエレメント(CCE)又は連結された複数のCCEによって構成され、前記第1のサーチスペース設定ルールにおける前記CCEの連結数(aggregation level)と復号領域候補数との対応関係は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおける前記CCEの連結数と復号領域候補数との対応関係とは異なり、前記第1のサーチスペース設定ルールにおいて一つのCCEを構成するリソースエレメント(RE)の数は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおいて一つのCCEを構成するREの数よりも小さく、前記第1のサーチスペース設定ルールにおける前記復号領域候補数に対する前記連結数の加重平均値は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおける前記復号領域候補数に対する前記連結数の加重平均値より大きい、復号部と、を具備する構成を採る
本発明の一態様の端末装置において前記第1のサーチスペース及び前記第2のサーチスペースは、下り制御チャネル(PDCCH)とは異なる拡張された下り制御チャネルを用いて設定される
本発明の一態様の受信方法は、第1のサーチスペース設定ルールに基づいて設定された第1のサーチスペース又は第2のサーチスペース設定ルールに基づいて設定された第2のサーチスペースにマッピングされた下り制御情報を含む信号を受信し、前記第1のサーチスペースに含まれる複数の復号領域候補又は前記第2のサーチスペースに含まれる複数の復号領域候補を復号して、前記下り制御情報を取得し、各復号領域候補は1つのコントロールチャネルエレメント(CCE)又は連結された複数のCCEによって構成され、前記第1のサーチスペース設定ルールにおける前記CCEの連結数(aggregation level)と復号領域候補数との対応関係は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおける前記CCEの連結数と復号領域候補数との対応関係とは異なり、前記第1のサーチスペース設定ルールにおいて一つのCCEを構成するリソースエレメント(RE)の数は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおいて一つのCCEを構成するREの数よりも小さく、前記第1のサーチスペース設定ルールにおける前記復号領域候補数に対する前記連結数の加重平均値は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおける前記復号領域候補数に対する前記連結数の加重平均値より大きい
本発明の一態様の集積回路は、第1のサーチスペース設定ルールに基づいて設定された第1のサーチスペース又は第2のサーチスペース設定ルールに基づいて設定された第2のサーチスペースにマッピングされた下り制御情報を含む信号を受信する処理と、前記第1のサーチスペースに含まれる複数の復号領域候補又は前記第2のサーチスペースに含まれる複数の復号領域候補を復号して、前記下り制御情報を取得し、各復号領域候補は1つのコントロールチャネルエレメント(CCE)又は連結された複数のCCEによって構成され、前記第1のサーチスペース設定ルールにおける前記CCEの連結数(aggregation level)と復号領域候補数との対応関係は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおける前記CCEの連結数と復号領域候補数との対応関係とは異なり、前記第1のサーチスペース設定ルールにおいて一つのCCEを構成するリソースエレメント(RE)の数は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおいて一つのCCEを構成するREの数よりも小さく、前記第1のサーチスペース設定ルールにおける前記復号領域候補数に対する前記連結数の加重平均値は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおける前記復号領域候補数に対する前記連結数の加重平均値より大きい、処理と、を制御する
本発明によれば、下り割当制御情報を効率良く伝送することができる。
PDCCH領域の一例を示す図 サーチスペースの説明に供する図 サーチスペースの説明に供する図 無線通信中継装置を含む通信システムの説明に供する図 R−PDCCH領域の一例を示す図 PDCCHのマッピング例の説明に供する図 本発明の実施の形態1に係る基地局の主要構成図 本発明の実施の形態1に係る端末の主要構成図 本発明の実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る端末の構成を示すブロック図 サーチスペース設定ルールのバリエーション1の説明に供する図 必要十分なR−CCE連結数の算出方法の説明に供する図 1つのR−CCEを構成するREの数の一例を示す図 必要十分なRE数とR−CCE連結数との関係をスロット0とスロット1とで比較するための図 サーチスペース設定ルールのバリエーション2の説明に供する図 サーチスペース設定ルールのバリエーション3の説明に供する図 サーチスペース設定ルールのバリエーション4の説明に供する図 サーチスペース設定ルールのバリエーション5の説明に供する図 サーチスペース設定ルールのバリエーション6の説明に供する図 サーチスペース設定ルールのバリエーション7の説明に供する図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は重複するので省略する。
[実施の形態1]
[システムの概要]
本発明の実施の形態1に係る通信システムは、基地局100と端末200とを有する。基地局100は、LTE−A基地局であり、端末200は、LTE−A端末である。
図7は、本発明の実施の形態1に係る基地局100の主要構成図である。基地局100において、サーチスペース設定部103は、端末200において復号の対象となる複数の復号対象単位領域候補から構成されるサーチスペースを、サーチスペース設定ルールに基づいて、下り制御チャネル毎にスロット単位で設定する。そして、割当部108は、DCIを複数の復号対象単位領域候補の内のいずれかに配置する。こうして、復号対象単位領域候補内に配置されたDCIは、端末200へ送信される。
図8は、本発明の実施の形態1に係る端末200の主要構成図である。端末200において、PDCCH受信部207は、サーチスペース設定ルールに基づいてサーチスペースを設定すると共に、サーチスペースを構成する複数の復号対象単位領域候補のそれぞれをブラインド復号し、PDSCH受信部208は、複数の復号対象単位領域候補の内のいずれかに配置された自装置宛のDCIに基づいて、下りデータ信号を受信する。
[基地局100の構成]
図9は、本発明の実施の形態1に係る基地局100の構成を示すブロック図である。図9において、基地局100は、設定部101と、制御部102と、サーチスペース設定部103と、PDCCH生成部104と、符号化・変調部105,106,107と、割当部108と、多重部109と、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部110と、CP(Cyclic Prefix)付加部111と、送信RF部112と、アンテナ113と、受信RF部114と、CP除去部115と、FFT(Fast Fourier Transform)部116と、抽出部117と、IDFT(Inverse Discrete Fourier transform)部118と、データ受信部119と、ACK/NACK受信部120とを有する。
設定部101は、端末200向けのDCIの送信に利用するリソース領域を設定すると共に、端末200の上り回線および下り回線それぞれの送信モードを設定する。リソース領域の設定及び送信モードの設定は、設定対象の端末200毎に行われる。リソース領域及び送信モードに関する設定情報は、制御部102、サーチスペース設定部103、PDCCH生成部104および符号化・変調部106へ送出される。
具体的には、設定部101は、送信領域設定部131と、送信モード設定部132とを有する。
送信領域設定部131は、端末200向けのDCIの送信に利用するリソース領域を設定する。設定されるリソース領域の候補には、PDCCH領域と、スロット0のR−PDCCH領域と、スロット1のR−PDCCH領域とが含まれる。例えば、通常時には、端末200向けにPDCCH領域が設定され、基地局100の配下で通信している端末200の数が多いためPDCCH領域が逼迫する懸念が生じた場合、又はPDCCH領域での干渉が大きいと判断された場合等には、端末200向けにスロット0のR−PDCCH領域又はスロット1のR−PDCCH領域が設定される。
送信モード設定部132は、端末200の上り回線および下り回線それぞれの送信モード(例えば、空間多重MIMO送信、ビームフォーミング送信、非連続帯域割当等)を設定する。
なお、リソース領域及び送信モードに関する設定情報は、上位レイヤの制御情報(RRC制御情報またはRRC signalingという)として、符号化・変調部106を介して各端末200へ通知される。
制御部102は、MCS情報、リソース(RB)割当情報、および、NDI(New data indicator)等を含む割当制御情報を生成する。ここで、リソース割当情報として、端末200の上り回線データを割り当てる上りリソース(例えば、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel))を示す上りリソース割当情報、又は、端末200宛ての下り回線データを割り当てる下りリソース(例えば、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel))を示す下りリソース割当情報を生成する。
さらに、制御部102は、設定部101から受け取る設定情報に基づいて、端末200の上り回線の送信モードに応じた割当制御情報(DCI 0A,0Bのいずれか)、下り回線の送信モードに応じた割当制御情報(DCI 1,1B,1D,2,2Aのいずれか)、または、全端末共通の割当制御情報(DCI 0/1A)を、端末200毎に生成する。
例えば、通常のデータ送信時には、制御部102は、スループット向上のために、各端末200に設定した送信モードでデータ伝送が行えるように、各端末200の送信モードに応じた割当制御情報(DCI 1,1B,1D,2,2A,0A,0Bのいずれか)を生成する。これにより、各端末200に設定した送信モードでデータ伝送が行えるので、スループットを向上することができる。
しかし、急激な伝搬路状況の変化または隣接セルからの干渉の変化等によっては、各端末200に設定した送信モードではデータの受信誤りが頻発する状況も起こり得る。この場合には、制御部102は、全端末に共通のフォーマット(DCI 0/1A)で、割当制御情報を生成し、ロバスト(Robust)なデフォルト送信モードを用いてデータを送信する。これにより、急激に伝搬環境が変動した場合であってもよりロバストなデータ伝送が可能となる。
また、伝搬路状況が悪化した場合に送信モードの変更を通知するための上位レイヤの制御情報(RRC signaling)の送信時にも、制御部102は、全端末共通の割当制御情報(DCI 0/1A)を生成し、デフォルト送信モードを用いて情報を送信する。ここで、全端末共通のDCI 0/1Aの情報ビット数は、送信モードに依存するDCI 1,2,2A,0A,0Bの情報ビット数よりも少ない。このため、同じCCE数が設定された場合、DCI 0/1Aの方が、DCI 1,2,2A,0A,0Bよりも、低い符号化率で送信することができる。よって、伝搬路状況が悪化した場合に制御部102がDCI 0/1Aを用いることにより、伝搬路状況が劣悪な端末でも良好な誤り率で割当制御情報(および、データ)を受信することができる。
また、制御部102は、端末個別のデータ割当向けの割当制御情報の他に、報知情報およびPaging情報等の複数の端末共通のデータ割当のための、共通チャネル向け割当制御情報(例えば、DCI 1C,1A)を生成する。
そして、制御部102は、生成した端末個別のデータ割当向けの割当制御情報のうち、MCS情報およびNDIをPDCCH生成部104に出力し、上りリソース割当情報をPDCCH生成部104および抽出部117に出力し、下りリソース割当情報をPDCCH生成部104および多重部109に出力する。また、制御部102は、生成した共通チャネル向け割当制御情報をPDCCH生成部104に出力する。
サーチスペース設定部103は、設定部101から受け取る設定情報の示す設定リソース領域に対応するサーチスペース設定ルールに基づいて、サーチスペースを設定する。各サーチスペース設定ルールは、サーチスペース設定部103の備えるメモリに、テーブルとして保持されている。サーチスペースには、上述の通り、共通サーチスペース(C−SS)および個別サーチスペース(UE−SS)が含まれる。共通サーチスペース(C−SS)は、上述のとおり、全端末に共通のサーチスペースであり、個別サーチスペース(UE−SS)は、各端末に個別のサーチスペースである。
具体的には、サーチスペース設定部103は、予め設定したCCE(例えば、先頭CCEから16CCE分のCCE)をC−SSとして設定する。CCEは、基本単位である。
一方、サーチスペース設定部103は、各端末に対してUE−SSを設定する。サーチスペース設定部103は、例えば、或る端末のUE−SSを、その端末の端末IDおよびランダム化を行うハッシュ(hash)関数を用いて算出されるCCE番号と、サーチスペースを構成するCCE数(L)とから、算出する。
ここで、サーチスペース設定部103は、設定部101によって設定されたリソース領域がPDCCH領域である場合には、例えば、図2のようにサーチスペースを設定する。すなわち、図2に示すサーチスペースの、CCE連結数に対するDCI割当領域候補の数に関するパターンが、設定部101によって設定されたリソース領域がPDCCH領域である場合の、サーチスペース設定ルールとなる。
図2では、PDCCHのCCE連結数4に対して、4つのDCI割当領域候補(つまり、CCE0〜3,CCE4〜7,CCE8〜11,CCE12〜15)が、C−SSとして設定されている。また、PDCCHのCCE連結数8に対して、2つのDCI割当領域候補(つまり、CCE0〜7,CCE8〜15)が、C−SSとして設定されている。すなわち、図2では、合計6つのDCI割当領域候補が、C−SSとして設定されている。
また、図2では、CCE連結数1に対して、6つのDCI割当領域候補(つまり、CCE16〜21のそれぞれ)が、UE−SSとして設定されている。また、CCE連結数2に対して、6つのDCI割当領域候補(つまり、CCE6〜17を2つずつ分割したもの)が、UE−SSとして設定されている。また、CCE連結数4に対して、2つのDCI割当領域候補(つまり、CCE20〜23,CCE24〜27)が、UE−SSとして設定されている。また、CCE連結数8に対して、2つのDCI割当領域候補(つまり、CCE16〜23,CCE24〜31)が、UE−SSとして設定されている。すなわち、図2では、合計16個のDCI割当領域候補が、UE−SSとして設定されている。
また、設定部101によって設定されたリソース領域がスロット0のR−PDCCH領域又はスロット1のR−PDCCH領域の場合にも、それぞれに対応するサーチスペース設定ルールによって、サーチスペースが設定される。スロット0のR−PDCCH領域のサーチスペース設定ルール、及び、スロット1のR−PDCCH領域のサーチスペース設定ルールに関しては、後に詳しく説明する。
PDCCH生成部104は、制御部102から受け取る、端末個別のデータ割当向けの割当制御情報(つまり、端末毎の上りリソース割当情報、下りリソース割当情報、MCS情報およびNDI等)を含むDCI、または、共通チャネル向け割当制御情報(つまり、端末共通の報知情報およびPaging情報等)を含むDCIを生成する。このとき、PDCCH生成部104は、端末毎に生成する上り割当制御情報および下り割当制御情報に対してCRCビットを付加し、さらにCRCビットを端末IDでマスキング(または、スクランブリング)する。そして、PDCCH生成部104は、マスキング後の信号を、符号化・変調部105に出力する。
符号化・変調部105は、PDCCH生成部104から受け取るDCIをチャネル符号化後に変調して、変調後の信号を割当部108に出力する。ここで、符号化・変調部105は、各端末から報告されるチャネル品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)情報に基づいて、各端末で十分な受信品質が得られるように符号化率を設定する。例えば、符号化・変調部105は、セル境界付近に位置する端末ほど(つまり、チャネル品質が悪い端末ほど)、より低い符号化率を設定する。
割当部108は、符号化・変調部105から受け取る、共通チャネル向け割当制御情報を含むDCI、および、各端末に対する端末個別のデータ割当向けの割当制御情報を含むDCIを、サーチスペース設定部103から受け取るサーチスペース情報が示す、C−SS内のCCEまたはR−CCE、もしくは、端末毎のUE−SS内のCCEまたはR−CCEに、それぞれ割り当てる。
例えば、割当部108は、C−SS(例えば、図2)内のDCI割当領域候補群の中から1つのDCI割当領域候補を選択する。そして、割当部108は、共通チャネル向け割当制御情報を含むDCIを、選択したDCI割当領域候補内のCCE(または、R−CCE。以下、CCEとR−CCEを区別せず、単にCCEと呼ぶことがある)に割り当てる。
また、割当部108は、その端末向けのDCIフォーマット(例えば、DCI 1,1B,1D,2,2A,0A,0B)の場合には、その端末に設定されたUE−SS内のCCEをDCIに対して割り当てる。一方、その端末向けのDCIフォーマットが、全端末共通のフォーマット(例えば、DCI 0/1A)の場合には、C−SS内のCCEまたはその端末に設定されたUE−SS内のCCEをDCIに対して割り当てる。
ここで、1つのDCIに割り当てられるCCEの連結数は、符号化率およびDCIのビット数(つまり、割当制御情報の情報量)によって異なる。例えば、セル境界付近に位置する端末宛てのDCIの符号化率は低く設定されるので、より多くの物理リソースが必要である。従って、割当部108は、セル境界付近に位置する端末宛てのDCIに対して、より多くのCCEを割り当てる。
そして、割当部108は、DCIに割り当てたCCEに関する情報を多重部109およびACK/NACK受信部120に出力する。また、割当部108は、符号化・変調後のDCIを多重部109に出力する。
符号化・変調部106は、設定部101から受け取る設定情報をチャネル符号化後に変調して、変調後の設定情報を多重部109に出力する。
符号化・変調部107は、入力される送信データ(下り回線データ)をチャネル符号化後に変調して、変調後の送信データ信号を多重部109に出力する。
多重部109は、割当部108から受け取る符号化・変調後のDCI信号、符号化・変調部106から受け取る設定情報、および符号化・変調部107から入力されるデータ信号(つまり、PDSCH信号)を時間軸上および周波数軸上で多重する。ここで、多重部109は、制御部102から受け取る下りリソース割当情報に基づいて、PDCCH信号およびデータ信号(PDSCH信号)をマッピングする。なお、多重部109は、設定情報をPDSCHにマッピングしてもよい。そして、多重部109は、多重信号をIFFT部110に出力する。
IFFT部110は、多重部109からのアンテナ毎の多重信号を時間波形に変換し、CP付加部111は、この時間波形にCPを付加することによりOFDM信号を得る。
送信RF部112は、CP付加部111から入力されるOFDM信号に対して送信無線処理(アップコンバート、ディジタルアナログ(D/A)変換など)を施し、アンテナ113を介して送信する。
一方、受信RF部114は、アンテナ113を介して受信帯域で受信した受信無線信号に対して受信無線処理(ダウンコンバート、アナログディジタル(A/D)変換など)を施し、得られた受信信号をCP除去部115に出力する。
CP除去部115は、受信信号からCPを除去し、FFT(Fast Fourier Transform)部116は、CP除去後の受信信号を周波数領域信号に変換する。
抽出部117は、制御部102から受け取る上りリソース割当情報に基づいて、FFT部116から受け取る周波数領域信号から上り回線データを抽出し、IDFT部118は、抽出信号を時間領域信号に変換し、その時間領域信号をデータ受信部119およびACK/NACK受信部120に出力する。
データ受信部119は、IDFT部118から入力される時間領域信号を復号する。そして、データ受信部119は、復号後の上り回線データを受信データとして出力する。
ACK/NACK受信部120は、IDFT部118から受け取る時間領域信号のうち、下り回線データ(PDSCH信号)に対する各端末からのACK/NACK信号を抽出する。具体的には、ACK/NACK受信部120は、そのACK/NACK信号を、割当部108から受け取る情報に基づいて、上り回線制御チャネル(例えば、PUCCH(Physical Uplink Control Channel))から抽出する。また、その上り回線制御チャネルは、その下り回線データに対応する下り割当制御情報の送信に用いられたCCEに対応付けられた上り回線制御チャネルである。
そして、ACK/NACK受信部120は、抽出したACK/NACK信号のACK/NACK判定を行う。
なお、ここでは、CCEとPUCCHとが対応付けられているのは、端末がACK/NACK信号の送信に用いるPUCCHを基地局から各端末へ通知するためのシグナリングを不要にするためである。これにより、下り回線の通信リソースを効率良く使用することができる。従って、各端末は、この対応付けに従って、自端末への下り割当制御情報(DCI)がマッピングされているCCEに基づいて、ACK/NACK信号の送信に用いるPUCCHを判定している。
[端末200の構成]
図10は、本発明の実施の形態1に係る端末200の構成を示すブロック図である。ここでは、端末200は、LTE−A端末であり、複数の下り単位キャリアを使用してデータ信号(下り回線データ)を受信し、そのデータ信号に対するACK/NACK信号を1つの上り単位キャリアのPUCCHを用いて基地局100へ送信する。
図10において、端末200は、アンテナ201と、受信RF部202と、CP除去部203と、FFT部204と、分離部205と、設定情報受信部206と、PDCCH受信部207と、PDSCH受信部208と、変調部209,210と、DFT部211と、マッピング部212と、IFFT部213と、CP付加部214と、送信RF部215とを有する。
受信RF部202は、設定情報受信部206から受け取る帯域情報に基づいて、受信帯域を設定する。受信RF部202は、アンテナ201を介して受信帯域で受信した無線信号(ここでは、OFDM信号)に対して受信無線処理(ダウンコンバート、アナログディジタル(A/D)変換など)を施し、得られた受信信号をCP除去部203に出力する。なお、受信信号には、PDSCH信号、DCI、および、設定情報を含む上位レイヤの制御情報が含まれている可能性がある。また、DCI(割当制御情報)は、端末200および他の端末に対して設定された共通のサーチスペース(C−SS)、または、端末200に対して設定された個別のサーチスペース(UE−SS)に割り当てられている。
CP除去部203は、受信信号からCPを除去し、FFT部204は、CP除去後の受信信号を周波数領域信号に変換する。この周波数領域信号は、分離部205に出力される。
分離部205は、FFT部204から受け取る信号のうち、DCIを含む可能性のある成分(すなわち、PDCCH領域およびR−PDCCH領域から抜き出された信号)を、PDCCH受信部207に出力する。また、分離部205は設定情報を含む上位レイヤの制御信号(例えば、RRC signaling等)を設定情報受信部206に出力し、データ信号(つまり、PDSCH信号)をPDSCH受信部208に出力する。なお、設定情報を含む上位レイヤの制御信号がPDSCHを通して送信される場合には、分離部205は、PDSCH受信部208で受信した後の信号から、設定情報を抽出する。
設定情報受信部206は、分離部205から受け取る上位レイヤの制御信号から、次の情報を読み取る。すなわち、この読み取られる情報は、自端末に設定された上り単位キャリアおよび下り単位キャリアを示す情報、自端末に設定された端末IDを示す情報、自端末に設定された、DCIの送信に利用するリソース領域を示す情報、自端末に設定された参照信号を示す情報、及び自端末に設定された送信モードを示す情報である。
そして、自端末に設定された上り単位キャリアおよび下り単位キャリアを示す情報は、帯域情報としてPDCCH受信部207、受信RF部202および送信RF部215に出力される。また、自端末に設定された端末IDを示す情報は、端末ID情報としてPDCCH受信部207に出力される。また、DCIの送信に利用するリソース領域を示す情報は、サーチスペース領域情報としてPDCCH受信部207に出力される。また、自端末に設定された参照信号を示す情報は、参照信号情報としてPDCCH受信部207に出力される。また、自端末に設定された送信モードを示す情報は、送信モード情報としてPDCCH受信部207に出力される。
PDCCH受信部207は、分離部205から入力される信号をブラインド復号(モニタ)して、自端末宛てのDCIを得る。このブラインド復号処理は、自端末に対して設定されたリソース領域に対応するサーチスペース設定ルールに規定されている復号対象単位領域候補に対して行われる。各サーチスペース設定ルールは、PDCCH受信部207の備えるメモリに、テーブルとして保持されている。ここで、PDCCH受信部207は、全端末共通のデータ割当向けのDCIフォーマット(例えば、DCI 0/1A)、自端末に設定された送信モード依存のDCIフォーマット(例えば、DCI 1,2,2A,0A,0B)および全端末共通の共通チャネル割当向けのDCIフォーマット(例えば、DCI 1C,1A)のそれぞれに対して、ブラインド復号する。これにより、各DCIフォーマットの割当制御情報を含むDCIが得られる。
ここで、PDCCH受信部207は、設定情報受信部206から受け取るサーチスペース領域情報の示す領域がPDCCH領域である場合には、リソース領域がPDCCH領域であるときのサーチスペース設定ルールに基づいて、C−SSに対して、共通チャネル割当向けのDCIフォーマット(DCI 1C,1A)および全端末共通のデータ割当向けDCIフォーマット(DCI 0/1A)のブラインド復号を行う。すなわち、PDCCH受信部207は、C−SS内の各復号対象単位領域候補(つまり、端末200に割り当てられるCCE領域の候補)について、共通チャネル割当向けのDCIフォーマットのサイズ、および、全端末共通のデータ割当向けのDCIフォーマットのサイズを対象として、復調および復号する。復号後の信号に対して、複数の端末の間で共通のIDによってCRCビットをデマスキングする。そして、PDCCH受信部207は、デマスキングの結果、CRC=OK(誤り無し)となった信号を、共通チャネル向けの割当制御情報が含まれるDCIであると判定する。また、PDCCH受信部207は、復号後の信号に対して、端末ID情報が示す自端末の端末IDによってCRCビットをデマスキングする。そして、PDCCH受信部207は、デマスキングの結果、CRC=OK(誤り無し)となった信号を、自端末向けの割当制御情報が含まれるDCIであると判定する。すなわち、PDCCH受信部207は、C−SSでは、DCI 0/1Aの割当制御情報が共通チャネル向けであるか又は自端末向けのデータ割当向けであるかを、端末ID(複数の端末の間で共通のID、または、端末200の端末ID)によって区別する。
PDCCH受信部207は、設定情報受信部206から受け取る端末ID情報の示す自端末の端末IDを用いて、自端末のUE−SSを、各CCE連結数に対してそれぞれ算出する。そして、PDCCH受信部207は、算出したUE−SS内の各ブラインド復号領域候補について、自端末に設定された送信モード(送信モード情報に示される送信モード)に対応したDCIフォーマットのサイズおよび全端末共通のDCIフォーマット(DCI 0/1A)のサイズを対象として、復調および復号する。そして、PDCCH受信部207は、復号後の信号に対して、自端末の端末IDでCRCビットをデマスキングする。そして、PDCCH受信部207は、デマスキングの結果、CRC=OK(誤り無し)となった信号を、自端末宛てのDCIであると判定する。
PDCCH受信部207は、設定情報受信部206から受け取るサーチスペース領域情報の示す領域がスロット0のR−PDCCH領域又はスロット1のR−PDCCH領域の場合にも、それぞれに対応するサーチスペース設定ルールに基づいて、ブラインド復号を行う。スロット0のR−PDCCH領域のサーチスペース設定ルール、及び、スロット1のR−PDCCH領域のサーチスペース設定ルールに関しては、後に詳しく説明する。なお、設定情報受信部206から入力されるサーチスペース領域情報(サーチスペースの配分)がない場合(基地局100がサーチスペース領域情報を送信しない場合)には、端末200は、サーチスペースの配分を意識せずにブラインド復号を行っても良い。
そして、PDCCH受信部207は、下り割当制御情報を受信した場合には自端末宛てのDCIに含まれる下りリソース割当情報をPDSCH受信部208に出力し、上り割当制御情報を受信した場合には上りリソース割当情報をマッピング部212に出力する。また、PDCCH受信部207は、自端末宛てのDCIの送信に用いられたCCE(CRC=OKとなった信号の送信に用いられていたCCE)のCCE番号(CCE連結数が複数の場合は先頭のCCEのCCE番号)をマッピング部212に出力する。なお、PDCCH受信部におけるブラインド復号(モニタ)処理の詳細については後述する。
PDSCH受信部208は、PDCCH受信部207から受け取る下りリソース割当情報に基づいて、分離部205から受け取るPDSCH信号から、受信データ(下り回線データ)を抽出する。また、PDSCH受信部208は、抽出した受信データ(下り回線データ)に対して誤り検出を行う。そして、PDSCH受信部208は、誤り検出の結果、受信データに誤りがある場合には、ACK/NACK信号としてNACK信号を生成し、受信データに誤りが無い場合には、ACK/NACK信号としてACK信号を生成する。このACK/NACK信号は、変調部209に出力される。
変調部209は、PDSCH受信部208から受け取るACK/NACK信号を変調し、変調後のACK/NACK信号をマッピング部212に出力する。
変調部210は、送信データ(上り回線データ)を変調し、変調後のデータ信号をDFT部211に出力する。
DFT部211は、変調部210から受け取るデータ信号を周波数領域に変換し、得られる複数の周波数成分をマッピング部212に出力する。
マッピング部212は、PDCCH受信部207から受け取る上りリソース割当情報に従って、DFT部211から受け取る複数の周波数成分を、上り単位キャリアに配置されたPUSCHにマッピングする。また、マッピング部212は、PDCCH受信部207から受け取るCCE番号に従ってPUCCHを特定する。そして、マッピング部212は、変調部209から入力されるACK/NACK信号を、上記特定したPUCCHにマッピングする。
IFFT部213は、PUSCHにマッピングされた複数の周波数成分を時間領域波形に変換し、CP付加部214は、その時間領域波形にCPを付加する。
送信RF部215は、送信帯域を変更可能に構成されている。送信RF部215は、設定情報受信部206から受け取る帯域情報に基づいて、送信帯域を設定する。そして、送信RF部215は、CPが付加された信号に送信無線処理(アップコンバート、ディジタルアナログ(D/A)変換など)を施して、アンテナ201を介して送信する。
[基地局100及び端末200の動作]
基地局100において、設定部101は、端末200向けのDCIの送信に利用するリソース領域を設定する。設定されるリソース領域の候補には、PDCCH領域と、スロット0のR−PDCCH領域と、スロット1のR−PDCCH領域とが含まれる。
サーチスペース設定部103は、設定部101から受け取る設定情報の示す設定リソース領域に対応するサーチスペース設定ルールに基づいて、サーチスペースを設定する。リソース領域がスロット0のR−PDCCH領域である場合に用いられる「第1のサーチスペース設定ルール」と、リソース領域がスロット1のR−PDCCH領域である場合に用いられる「第2のサーチスペース設定ルール」とでは、CCE連結数に対する復号対象単位領域候補の数に関するパターンが互いに異なっている。すなわち、スロット0のR−PDCCH領域と、スロット1のR−PDCCH領域とでは、CCE連結数に対する復号対象単位領域候補の数に関するパターンが独立に規定される。
以下で「第1のサーチスペース設定ルール」及び「第2のサーチスペース設定ルール」のバリエーションについて説明する。
<サーチスペース設定ルールのバリエーション1>
図11は、サーチスペース設定ルールのバリエーション1の説明に供する図である。図11に示すように、第1のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数0,6,4,2というパターンである。一方、第2のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数6,4,2,0というパターンである。
ここで、基地局100は、図12に示すように、端末200に送信したいDCIビット数を、実際の通信品質(例えば、SINR=*dB)に基づいて、所望の通信品質(例えば、LTEでは、PDCCHの場合、BLER=1%以下が規定されている)を必要十分に満足するように、必要十分なMCS(つまり、必要十分な符号化率)を決定する。そして、基地局100は、DCIビット数と、必要十分な符号化率とから、必要十分なRE数を算出し、スロット毎又は参照信号の配置毎に異なる1R−CCE当りのRE数から、必要十分なR−CCE連結数を算出する。なお、R−PDCCHの変調方式はQPSKである。
また、図13に示すように、1つのR−CCEを構成するREの数は、スロット0とスロット1とで異なっている。図13中で※1が付されたものは、3GPP TS36.211 V9.1.0に対応し、※2が付されたものは、3GPP TS36.814 V9.0.0に対応する。すなわち、スロット0のR−PDCCHのR−CCEを構成するREの数は、スロット1のR−PDCCHのR−CCEを構成するREの数よりも小さい。
従って、図14に示すように、必要十分なRE数を得るためには、1R−CCE当りのRE数が小さいスロット0では、1R−CCE当りのRE数が大きいスロット1に比べて、R−CCE連結数を相対的に大きくする必要がある。
この要求は、上記したサーチスペース設定ルールのバリエーション1によって満たされている。すなわち、サーチスペース設定ルールのバリエーション1では、1R−CCE当りのRE数に応じて、第1のサーチスペース設定ルール及び第2のサーチスペース設定ルールのパターンが決められている。そして、第1のサーチスペース設定ルールのパターンは、第2のサーチスペース設定ルールのパターンと比べると、サーチスペースに含まれる復号対象単位領域候補群のR−CCE連結数に対する分布のピーク位置(つまり、重心)がR−CCE連結数の大きい方に存在している。
「第1のサーチスペース設定ルールのパターンの、復号対象単位領域候補群のR−CCE連結数に対する分布のピーク位置が、第2のサーチスペース設定ルールのパターンよりも、CCE連結数が大きい方にシフトしている」ことは、以下に示す事項を意味する。
〈事項1〉R−CCE連結数毎のRE数の、ブラインド復号回数に対する加重平均は、第2のサーチスペース設定ルールよりも、第1のサーチスペース設定ルールの方が大きいことを意味する。R−CCE連結数毎のRE数の、ブラインド復号回数(つまり、復号対象単位領域候補数)に対する加重平均は、次の式(1)によって表される。
また、式(1)は、式(2)のように変形することができる。
従って、R−CCE連結数毎のRE数の、ブラインド復号回数に対する加重平均は、1R−CCE当りのRE数と、R−CCE連結数のブラインド復号回数に対する加重平均の積、と言い換えることもできる。
〈事項2〉第1のサーチスペース設定ルールにおいて復号対象単位領域候補数が最も多くなるR−CCE連結数が、第2のサーチスペース設定ルールよりも大きくなることを意味する。復号対象単位領域候補数が最も多いR−CCE連結数が複数ある場合には、第1のサーチスペース設定ルールにおいて復号対象単位領域候補数が最も多くなるR−CCE連結数の平均値が、第2のサーチスペース設定ルールよりも大きいことを意味する。
〈事項3〉第1のサーチスペース設定ルールにおける、R−CCE連結数のブラインド復号回数に対する加重平均が、第2のサーチスペース設定ルールよりも大きくなることを意味する。
〈事項4〉第1のサーチスペース設定ルールにおける、R−CCE連結数のインデックスの、ブラインド復号回数に対する加重平均が、第2のサーチスペース設定ルールよりも大きくなることを意味する。なお、R−CCE連結数のインデックスは、R−CCE連結数の小さい順に、0,1,2,3とナンバリングしたものである。R−CCE連結数=1,2,4,8に対して、R−CCE連結数のインデックス=0,1,2,3と定義する。
また、1R−CCE当りのRE数が、スロット0で44個、スロット1で72と仮定すると、上記した〈事項1〉〜〈事項4〉が満たされるか否かは、具体的には、次のように確かめられる。
〈事項1〉
R−CCE連結数毎のRE数の、ブラインド復号回数に対する加重平均は、第1のサーチスペース設定ルールでは、(44×0+88×6+176×4+352×2)/(0+6+4+2)≒161となり、第2のサーチスペース設定ルールでは、(72×6+144×4+288×2+576×0)/(6+4+2+0)=132となる。従って、“第1のサーチスペース設定ルール>第2のサーチスペース設定ルール”の関係が満たされる。
〈事項2〉
ブラインド復号回数が最も多くなるR−CCE連結数が、第1のサーチスペース設定ルールでは2、第2のサーチスペース設定ルールでは1となる。従って、“第1のサーチスペース設定ルール>第2のサーチスペース設定ルール”の関係が満たされる。
〈事項3〉
R−CCE連結数の、ブラインド復号回数に対する加重平均が、第1のサーチスペース設定ルールでは、(1×0+2×6+4×4+8×2)/(0+6+4+2)≒3.67、第2のサーチスペース設定ルールでは、(1×6+2×4+4×2+8×0)/(6+4+2+0)≒1.83となる。従って、“第1のサーチスペース設定ルール>第2のサーチスペース設定ルール”の関係が満たされる。
〈事項4〉
R−CCE連結数のインデックスの、ブラインド復号回数に対する加重平均が、第1のサーチスペース設定ルールでは、(0×0+1×6+2×4+3×2)/(0+6+4+2)≒1.67、第2のサーチスペース設定ルールでは、(0×6+1×4+2×2+3×0)/(6+4+2+0)≒0.67となる。従って、“第1のサーチスペース設定ルール>第2のサーチスペース設定ルール”の関係が満たされる。
ここで、PDCCH領域をR−PDCCH領域にも拡張する場合、単純に拡張するだけでは、端末200のブラインド復号回数が増加し、結果として、端末200の回路規模が増大してしまう。すなわち、LTEで規定されているサーチスペースが、PDCCH領域、スロット0のR−PDCCH領域、及び、スロット1のR−PDCCH領域の各々に設定される場合には、端末200のブラインド復号回数は、最大で、180回(=60(PDCCH領域)+60(スロット0のR−PDCCH領域)+60(スロット1のR−PDCCH領域))にもなってしまう。
一方で、単純に復号対象単位領域候補数を削減した場合には、他の端末や中継局で全て使われている可能性が高くなり、blocking probabilityが高くなってしまう。
これに対して、バリエーション1のサーチスペース設定ルールを用いることにより、所望の通信品質を満たすために過不足のない数のRE群を用いた効率の良いDCIの送信が可能となり、結果として、blocking probabilityが高くなることも防止することができる。この効果は、以下で説明する全てのバリエーションに共通する。
さらに、サーチスペース設定ルールのバリエーション1で挙げた例では、LTEのサーチスペースと比べて、復号対象単位領域候補数が削減されている。これにより、端末200の回路規模の増大を防止することができる。すなわち、以下で説明する各バリエーションにおいても、LTEのサーチスペースと比べて復号対象単位領域候補数を削減することにより、同様の効果が得られる。
<サーチスペース設定ルールのバリエーション2>
図15は、サーチスペース設定ルールのバリエーション2の説明に供する図である。図15に示すように、第1のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数6,6,2,2というパターンである。すなわち、ここでは、一例として、PDCCH領域において用いられるサーチスペース設定ルールと同じパターンが採用されている。一方、第2のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数6,2,2,2(又は0)というパターンである。
図13において、スロット1を中心に考えると、スロット1の1R−CCE当りのRE数は、スロット0の1R−CCE当りのRE数の約2倍である。そこで、バリエーション2では、第2のサーチスペース設定ルールのパターンは、第1のサーチスペース設定ルールのパターンをR−CCE連結数がより小さい方に単純にシフトさせることにより、形成されている。このとき、第2のサーチスペース設定ルールのR−CCE連結数=8に対する復号対象単位領域候補数は、シフト前における最も少ない復号対象単位領域候補数(=2)であっても良いし、復号対象単位領域候補を割り当てない(つまり、復号対象単位領域候補数=0)であっても良い。
<サーチスペース設定ルールのバリエーション3>
図16は、サーチスペース設定ルールのバリエーション3の説明に供する図である。図16に示すように、第1のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数6,6,2,2というパターンである。すなわち、ここでは、一例として、PDCCH領域において用いられるサーチスペース設定ルールと同じパターンが採用されている。一方、第2のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数8,3,3,2というパターンである。
すなわち、バリエーション3における第2のサーチスペース設定ルールのパターンは、バリエーション2における第1のサーチスペース設定ルールと第2のサーチスペース設定ルールとを比べて復号対象単位領域候補の数が減った分(つまり、4個)を、バリエーション2における第2のサーチスペース設定ルールのパターンに対して割り振ることにより、形成される。つまり、図16では、復号対象単位領域候補の最も多いR−CCE連結数に対して重みを与えるために、CCE連結数1,2,4,8に対して、+2,+1,+1,+0の割り振りパターンによって、復号対象単位領域候補数の減った分が割り振られている。
なお、例えば、均等に割り振りするならば、R−CCE連結数=1,2,4,8に対して、順に+1,+1,+1,+1の割り振りパターンによって、復号対象単位領域候補数の減った分が割り振られても良い。又は、重みの与え方を変えて、例えば、+4,+0,+0,+0の割り振りパターンによって、復号対象単位領域候補数の減った分が割り振られても良い。
<サーチスペース設定ルールのバリエーション4>
図17は、サーチスペース設定ルールのバリエーション4の説明に供する図である。図17に示すように、第1のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数2(又は0),6,6,2というパターンである。一方、第2のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数6,6,2,2というパターンである。すなわち、ここでは、一例として、PDCCH領域において用いられるサーチスペース設定ルールと同じパターンが採用されている。
図13において、スロット0を中心に考えると、スロット0の1R−CCE当りのRE数は、スロット1の1R−CCE当りのRE数の約1/2倍である。そこで、バリエーション4では、第1のサーチスペース設定ルールのパターンは、第2のサーチスペース設定ルールのパターンをR−CCE連結数がより大きい方に単純にシフトさせることにより、形成されている。このとき、第1のサーチスペース設定ルールのR−CCE連結数=1に対する復号対象単位領域候補数は、シフト前における最も少ない復号対象単位領域候補数(=2)であっても良いし、復号対象単位領域候補を割り当てない(つまり、復号対象単位領域候補数=0)であっても良い。
<サーチスペース設定ルールのバリエーション5>
図18は、サーチスペース設定ルールのバリエーション5の説明に供する図である。図18に示すように、第1のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数0,7,7,2というパターンである。一方、第2のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数6,6,2,2というパターンである。すなわち、ここでは、一例として、PDCCH領域において用いられるサーチスペース設定ルールと同じパターンが採用されている。
すなわち、バリエーション5における第1のサーチスペース設定ルールのパターンは、バリエーション4における第1のサーチスペース設定ルールと第2のサーチスペース設定ルールとを比べて復号対象単位領域候補の数が減った分(つまり、2個)を、バリエーション4における第1のサーチスペース設定ルールのパターンに対して割り振ることにより、形成される。つまり、図18では、復号対象単位領域候補の最も多いR−CCE連結数に対して重みを与えるために、CCE連結数1,2,4,8に対して、+0,+1,+1,+0の割り振りパターンによって、復号対象単位領域候補数の減った分が割り振られている。
割当部108は、DCIをサーチスペース設定部103から受け取るサーチスペース情報が示す復号対象単位領域候補に割り当てる。こうして、DCIが、端末200へ送信される。
端末200では、PDCCH受信部207は、設定情報受信部206から受け取るサーチスペース領域情報の示す領域がスロット0のR−PDCCH領域又はスロット1のR−PDCCH領域の場合に、それぞれに対応するサーチスペース設定ルールに基づいて、ブラインド復号を行う。このサーチスペース設定ルールは、上記した基地局100において用いられたサーチスペース設定ルールに一致する。
以上のように本実施の形態によれば、基地局100において、サーチスペース設定部103が、設定対象であるスロットのR−PDCCH領域に応じたサーチスペース設定ルールに基づいてサーチスペースを設定し、割当部108が、設定されたサーチスペースに含まれる複数の復号対象単位領域候補の内のいずれかにDCIを配置する。サーチスペースは、端末200において復号の対象となる複数の復号対象単位領域候補から構成され、各復号対象単位領域候補は、1つ又は複数のR−CCE(制御チャネル要素)が連結されることによって構成される。
そして、サーチスペース設定ルールでは、CCEについての複数の連結数のそれぞれに対する復号対象単位領域候補の数が対応付けられ、スロット0の第1のサーチスペース設定ルールとスロット1の第2のサーチスペース設定ルールとでは、R−CCEについての複数の連結数に対する復号対象単位領域候補の数に関するパターンが互いに異なる。すなわち、スロット0のR−PDCCH領域と、スロット1のR−PDCCH領域とでは、R−CCE連結数に対する復号対象単位領域候補の数に関するパターンが独立に規定される。
こうすることで、基地局100の配下の端末200に向けたDCIを中継局向けのDCIに対して用意されたR−PDCCH領域を用いて効率よく送信することができる。
第1のサーチスペース設定ルールでは、第2のサーチスペース設定ルールのパターンと比べて、復号対象単位領域候補のR−CCE連結数に対する分布のピーク位置がR−CCE連結数の大きい方に存在する。
こうすることで、所望の通信品質を満たすために過不足のない数のRE群を用いた効率の良いDCIの送信が可能となり、結果として、blocking probabilityが高くなることも防止することができる。
また、端末200において、PDCCH受信部207が、サーチスペース設定ルールに基づいてサーチスペースを設定すると共に、サーチスペースを構成する複数の復号対象単位領域候補のそれぞれをブラインド復号する。各復号対象単位領域候補は、1つ又は複数のR−CCE(制御チャネル要素)が連結されることによって構成される。
そして、サーチスペース設定ルールでは、CCEについての複数の連結数のそれぞれに対する復号対象単位領域候補の数が対応付けられ、スロット0の第1のサーチスペース設定ルールとスロット1の第2のサーチスペース設定ルールとでは、R−CCEについての複数の連結数に対する復号対象単位領域候補の数に関するパターンが互いに異なる。すなわち、スロット0のR−PDCCH領域と、スロット1のR−PDCCH領域とでは、R−CCE連結数に対する復号対象単位領域候補の数に関するパターンが独立に規定される。
こうすることで、基地局100の配下の端末200に向けたDCIを中継局向けのDCIに対して用意されたR−PDCCH領域を用いて効率よく受信することができる。
なお、上記の説明では、1R−CCE当りのRE数が、“スロット0<スロット1”の関係にあるとしたが、例えば、スロット1で1RB幅のR−PDCCH領域を2分割した場合には、“スロット0>スロット1”の関係にもなりうる。従って、“スロット0>スロット1”の場合には、上記の説明におけるスロット0とスロット1とを入れ替えれば良い。要は、第1のスロットと第2のスロットとにおけるサーチスペース設定ルールに関する実施の形態であり、第1のスロット及び第2のスロットがどのスロットであるかについては特に限定されるものではない。
[実施の形態2]
実施の形態2は、サーチスペース設定ルールの他のバリエーションに関する。実施の形態2に係る基地局及び端末の基本構成は、実施の形態1と共通するので、図9、10を援用して説明する。
実施の形態2の基地局100において、設定部101は、端末200向けのDCIの送信に利用するリソース領域を設定する。設定されるリソース領域の候補には、PDCCH領域と、スロット0のR−PDCCH領域と、スロット1のR−PDCCH領域とが含まれる。
サーチスペース設定部103は、設定部101から受け取る設定情報の示す設定リソース領域に対応するサーチスペース設定ルールに基づいて、サーチスペースを設定する。リソース領域がスロット0のR−PDCCH領域である場合に用いられるサーチスペース設定ルールと、リソース領域がスロット1のR−PDCCH領域である場合に用いられるサーチスペース設定ルールとでは、スロット0とスロット1とに適用される「符号化率」が異なる場合に、CCE連結数に対する復号対象単位領域候補の数に関するパターンが互いに異なっている。すなわち、スロット0のR−PDCCH領域と、スロット1のR−PDCCH領域とでは、CCE連結数に対する復号対象単位領域候補の数に関するパターンが、スロット毎の「符号化率」に基づいて独立に規定される。なお、実施の形態2以降で記載される「符号化率」とは、スロット0とスロット1とで同じR−CCE連結数(例えば、1R−CCE当たり)に対するRE数から算出される符号化率を意味する。
ここでは、符号化率の低いスロット及び符号化率の高いスロットにて用いられるサーチスペース設定ルールを、それぞれ「第1のサーチスペース設定ルール」及び「第2のサーチスペース設定ルール」と呼ぶ。
以下で「第1のサーチスペース設定ルール」及び「第2のサーチスペース設定ルール」のバリエーションについて説明する。
<サーチスペース設定ルールのバリエーション6>
図19は、サーチスペース設定ルールのバリエーション6の説明に供する図である。図19に示すように、符号化率がスロット1よりもスロット0の方が高い場合、第1のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数8,2,2,0というパターンである。一方、第2のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数0,6,4,2というパターンである。
ここで、必要十分なRE数を得るためには、必要十分な符号化率が高い(つまり、冗長度が低い)場合には、R−CCE連結数を大きくする必要がある一方、必要十分な符号化率が低い(つまり、冗長度が高い)場合には、R−CCE連結数を小さくする必要がある。
この要求は、上記したサーチスペース設定ルールのバリエーション6によって満たされている。すなわち、サーチスペース設定ルールのバリエーション6では、符号化率に応じて、第1のサーチスペース設定ルール及び第2のサーチスペース設定ルールのパターンが決められている。そして、第1のサーチスペース設定ルールのパターンは、第2のサーチスペース設定ルールのパターンと比べると、サーチスペースに含まれる復号対象単位領域候補群のR−CCE連結数に対する分布のピーク位置がR−CCE連結数の小さい方に存在している。
「第1のサーチスペース設定ルールのパターンの、復号対象単位領域候補群のR−CCE連結数に対する分布のピーク位置が、第2のサーチスペース設定ルールのパターンよりも、CCE連結数が小さい方にシフトしている」ことは、以下に示す事項を意味する。
〈事項1〉第2のサーチスペース設定ルールにおける符号化率の逆数(つまり、冗長度)のブラインド復号回数に対する加重平均が、第1のサーチスペース設定ルールよりも大きくなることを意味する。符号化率の逆数(つまり、冗長度)のブラインド復号回数(つまり、復号対象単位領域候補数)に対する加重平均は、次の式(3)によって表される。
また、式(3)は、式(4)のように変形することができる。
従って、符号化率の逆数のブラインド復号回数に対する加重平均は、1R−CCE当りの符号化率の逆数と、R−CCE連結数のブラインド復号回数に対する加重平均の積、と言い換えることもできる。
〈事項2〉第1のサーチスペース設定ルールにおいて復号対象単位領域候補数が最も多くなるR−CCE連結数が、第2のサーチスペース設定ルールよりも小さくなることを意味する。復号対象単位領域候補数が最も多いR−CCE連結数が複数ある場合には、第1のサーチスペース設定ルールにおいて復号対象単位領域候補数が最も多くなるR−CCE連結数の平均値が、第2のサーチスペース設定ルールよりも小さいことを意味する。
〈事項3〉第1のサーチスペース設定ルールにおける、R−CCE連結数のブラインド復号回数に対する加重平均が、第2のサーチスペース設定ルールよりも小さくなることを意味する。
〈事項4〉第1のサーチスペース設定ルールにおける、R−CCE連結数のインデックスの、ブラインド復号回数に対する加重平均が、第2のサーチスペース設定ルールよりも小さくなることを意味する。なお、R−CCE連結数のインデックスは、R−CCE連結数の小さい順に、0,1,2,3とナンバリングしたものである。R−CCE連結数=1,2,4,8に対して、R−CCE連結数のインデックス=0,1,2,3と定義する。
また、1R−CCE当りのRE数が、スロット0で44個、スロット1で72であり、DCIビット数が、スロット0で56ビット、スロット1で42ビットであり、変調多値数がQPSKであると仮定すると、上記した〈事項1〉〜〈事項4〉が満たされるか否かは、具体的には、次のように確かめられる。
〈事項1〉
符号化率の逆数のブラインド復号回数に対する加重平均は、スロット0では、(((56/(44×2))^(−1))×0+((56/(88×2))^(−1))×6+((56/(176×2))^(−1))×4+((56/(352×2))^(−1))×2)/(0+6+4+2)≒5.76となり、スロット1では、(((42/(72×2))^(−1))×8+((42/(144×2))^(−1))×2+((42/(288×2))^(−1))×2+((42/(576×2))^(−1))×0)/(8+2+2+0)≒5.71となる。従って、“第1のサーチスペース設定ルール<第2のサーチスペース設定ルール”の関係が満たされる。
〈事項2〉
ブラインド復号回数が最も多くなるR−CCE連結数が、第2のサーチスペース設定ルールでは2、第1のサーチスペース設定ルールでは1となる。従って、“第1のサーチスペース設定ルール<第2のサーチスペース設定ルール”の関係が満たされる。
〈事項3〉
R−CCE連結数のブラインド復号回数に対する加重平均が、第2のサーチスペース設定ルールでは、(1×0+2×6+4×4+8×2)/(0+6+4+2)≒3.67となり、第1のサーチスペース設定ルールでは、(1×8+2×2+4×2+8×0)/(8+2+2+0)≒1.67となる。従って、“第1のサーチスペース設定ルール<第2のサーチスペース設定ルール”の関係が満たされる。
〈事項4〉
R−CCE連結数のインデックスの、ブラインド復号回数に対する加重平均が、第2のサーチスペース設定ルールでは、(0×0+1×6+2×4+3×2)/(0+6+4+2)≒1.67となり、第1のサーチスペース設定ルールでは、(0×8+1×2+2×2+3×0)/(8+2+2+0)=0.50となる。従って、“第1のサーチスペース設定ルール<第2のサーチスペース設定ルール”の関係が満たされる。
割当部108は、DCIをサーチスペース設定部103から受け取るサーチスペース情報が示す復号対象単位領域候補に割り当てる。こうして、DCIが、端末200へ送信される。
端末200では、PDCCH受信部207は、設定情報受信部206から受け取るサーチスペース領域情報の示す領域がスロット0のR−PDCCH領域又はスロット1のR−PDCCH領域の場合に、それぞれに対応するサーチスペース設定ルールに基づいて、ブラインド復号を行う。このサーチスペース設定ルールは、上記した基地局100において用いられたサーチスペース設定ルールに一致する。
以上のように本実施の形態によれば、基地局100において、サーチスペース設定部103が、設定対象であるスロットのR−PDCCH領域に応じたサーチスペース設定ルールに基づいてサーチスペースを設定する。
そして、スロット0で設定される符号化率よりもスロット1で設定される符号化率の方が大きい場合、スロット0で用いられる第1のサーチスペース設定ルールでは、スロット1で用いられる第2のサーチスペース設定ルールのパターンと比べて、復号対象単位領域候補のR−CCE連結数に対する分布のピーク位置がR−CCE連結数の小さい方に存在する。
こうすることで、所望の通信品質を満たすために過不足のない数のRE群を用いた効率の良いDCIの送信が可能となり、結果として、blocking probabilityが高くなることも防止することができる。
なお、上記の説明では、符号化率が、“スロット0>スロット1”の関係にあるとしたが、例えば、スロット1で1RB幅のR−PDCCH領域を2分割した場合、又は、スロット0のDCIビット数がスロット1のそれよりも小さくなる場合(例えばスロット0にDCIフォーマット1Cが割り当てられ、28ビットになる場合)には、“スロット0<スロット1”の関係にもなりうる。従って、“スロット0<スロット1”の場合には、上記の説明におけるスロット0とスロット1とを入れ替えれば良い。要は、第1のスロットと第2のスロットとにおけるサーチスペース設定ルールに関する実施の形態であり、第1のスロット及び第2のスロットがどのスロットであるかについては特に限定されるものではない。
[実施の形態3]
実施の形態3では、スロット毎のR−PDCCH領域に割り当てることができるDCIビット数が、複数種類規定されている。実施の形態3に係る基地局及び端末の基本構成は、実施の形態1と共通するので、図9、10を援用して説明する。
実施の形態3の基地局100において、設定部101は、端末200向けのDCIの送信に利用するリソース領域を設定する。設定されるリソース領域の候補には、PDCCH領域と、スロット0のR−PDCCH領域と、スロット1のR−PDCCH領域とが含まれる。
サーチスペース設定部103は、設定部101から受け取る設定情報の示す設定リソース領域に対応するサーチスペース設定ルールに基づいて、サーチスペースを設定する。リソース領域がスロット0のR−PDCCH領域である場合に用いられるサーチスペース設定ルールと、リソース領域がスロット1のR−PDCCH領域である場合に用いられるサーチスペース設定ルールとでは、CCE連結数に対する復号対象単位領域候補の数に関するパターンが、「符号化率が取りうる下限値から上限値の範囲に存在する、いずれか1つの値」に基づいて、互いに異なっている。すなわち、スロット0のR−PDCCH領域と、スロット1のR−PDCCH領域とでは、CCE連結数に対する復号対象単位領域候補の数に関するパターンが、「符号化率が取りうる下限値から上限値の範囲に存在する、いずれか1つの値」に基づいて独立に規定される。「符号化率が取りうる下限値から上限値の範囲に存在する、いずれか1つの値」とは、例えば、符号化率の平均である。以下では、説明を簡単にするために、符号化率の平均を用いて説明する。
ここでは、符号化率の平均の低いスロット及び符号化率の平均の高いスロットにて用いられるサーチスペース設定ルールを、それぞれ「第1のサーチスペース設定ルール」及び「第2のサーチスペース設定ルール」と呼ぶ。また、符号化率の平均とは、DCIビット数が複数種類規定されている場合の当該複数種類の符号化率の平均である。また、規定されているDCIビット数とは、R−PDCCH領域に割り当てることができるDCIビット数の全種類のことであって、各R−PDCCH領域に実際に割り当てられるDCIビット数のことではない。従って、例えば、スロット0で、DCIビット数として42ビットと56ビットとを割り当てることができる場合、実際にR−PDCCH領域に割り当てられるDCIビット数が42ビットだけであっても、符号化率の平均の計算には42ビット及び56ビットの両方を用いる。
以下で「第1のサーチスペース設定ルール」及び「第2のサーチスペース設定ルール」のバリエーションについて説明する。
<サーチスペース設定ルールのバリエーション7>
図20は、サーチスペース設定ルールのバリエーション7の説明に供する図である。図20に示すように、符号化率の平均がスロット1よりもスロット0の方が高い場合、第1のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数8,2,2,0というパターンである。一方、第2のサーチスペース設定ルールのパターンは、CCE連結数1,2,4,8に対して、復号対象単位領域候補数1,6,3,2というパターンである。
すなわち、サーチスペース設定ルールのバリエーション7では、符号化率の平均値に応じて、第1のサーチスペース設定ルール及び第2のサーチスペース設定ルールのパターンが決められている。そして、第1のサーチスペース設定ルールのパターンは、第2のサーチスペース設定ルールのパターンと比べると、サーチスペースに含まれる復号対象単位領域候補群のR−CCE連結数に対する分布のピーク位置がR−CCE連結数の小さい方に存在している。
「第1のサーチスペース設定ルールのパターンの、復号対象単位領域候補群のR−CCE連結数に対する分布のピーク位置が、第2のサーチスペース設定ルールのパターンよりも、CCE連結数が小さい方にシフトしている」ことは、以下に示す事項を意味する。
〈事項1〉第2のサーチスペース設定ルールにおける符号化率の平均の逆数(つまり、冗長度)のブラインド復号回数に対する加重平均が、第1のサーチスペース設定ルールよりも大きくなることを意味する。符号化率の平均の逆数(つまり、冗長度)のブラインド復号回数(つまり、復号対象単位領域候補数)に対する加重平均は、次の式(5)によって表される。
また、式(5)は、式(6)のように変形することができる。
従って、符号化率の平均の逆数(冗長度)の、ブラインド復号回数に対する加重平均は、1R−CCE当りの符号化率の平均の逆数と、R−CCE連結数のブラインド復号回数に対する加重平均の積、と言い換えることもできる。
〈事項2〉第1のサーチスペース設定ルールにおいて復号対象単位領域候補数が最も多くなるR−CCE連結数が、第2のサーチスペース設定ルールよりも小さくなることを意味する。復号対象単位領域候補数が最も多いR−CCE連結数が複数ある場合には、第1のサーチスペース設定ルールにおいて復号対象単位領域候補数が最も多くなるR−CCE連結数の平均値が、第2のサーチスペース設定ルールよりも小さいことを意味する。
〈事項3〉第1のサーチスペース設定ルールにおける、R−CCE連結数のブラインド復号回数に対する加重平均が、第2のサーチスペース設定ルールよりも小さくなることを意味する。
〈事項4〉第1のサーチスペース設定ルールにおける、R−CCE連結数のインデックスの、ブラインド復号回数に対する加重平均が、第2のサーチスペース設定ルールよりも小さくなることを意味する。なお、R−CCE連結数のインデックスは、R−CCE連結数の小さい順に、0,1,2,3とナンバリングしたものである。R−CCE連結数=1,2,4,8に対して、R−CCE連結数のインデックス=0,1,2,3と定義する。
また、1R−CCE当りのRE数が、スロット0で44個、スロット1で72であり、DCIビット数が、スロット0で42ビットと56ビット、スロット1で42ビットであり、変調多値数がQPSKであると仮定すると、上記した〈事項1〉〜〈事項4〉が満たされるか否かは、具体的には、次のように確かめられる。
〈事項1〉
符号化率の平均の逆数の、ブラインド復号回数に対する加重平均は、スロット0では、((((42+56)/2/(44×2))^(−1))×1+(((42+56)/2/(88×2))^(−1))×6+(((42+56)/2/(176×2))^(−1))×3+(((42+56)/2/(352×2))^(−1))×2)/(1+6+3+2)≒6.14となり、スロット1では、(((42/(72×2))^(−1))×8+((42/(144×2))^(−1))×2+((42/(288×2))^(−1))×2+((42/(576×2))^(−1))×0)/(8+2+2+0)≒5.71となる。従って、“第1のサーチスペース設定ルール<第2のサーチスペース設定ルール”の関係が満たされる。
〈事項2〉
ブラインド復号回数が最も多くなるR−CCE連結数が、第2のサーチスペース設定ルールでは2、第1のサーチスペース設定ルールでは1となる。従って、“第1のサーチスペース設定ルール<第2のサーチスペース設定ルール”の関係が満たされる。
〈事項3〉
R−CCE連結数の、ブラインド復号回数に対する加重平均が、第2のサーチスペース設定ルールでは、(1×1+2×6+4×3+8×2)/(1+6+3+2)≒3.42となり、第1のサーチスペース設定ルールでは、(1×8+2×2+4×2+8×0)/(8+2+2+0)≒1.67となる。従って、“第1のサーチスペース設定ルール<第2のサーチスペース設定ルール”の関係が満たされる。
〈事項4〉
R−CCE連結数のインデックスの、ブラインド復号回数に対する加重平均が、第2のサーチスペース設定ルールでは、(0×1+1×6+2×3+3×2)/(1+6+3+2)=1.50となり、第1のサーチスペース設定ルールでは、(0×8+1×2+2×2+3×0)/(8+2+2+0)=0.50となる。従って、“第1のサーチスペース設定ルール<第2のサーチスペース設定ルール”の関係が満たされる。
割当部108は、DCIをサーチスペース設定部103から受け取るサーチスペース情報が示す復号対象単位領域候補に割り当てる。こうして、DCIが、端末200へ送信される。
端末200では、PDCCH受信部207は、設定情報受信部206から受け取るサーチスペース領域情報の示す領域がスロット0のR−PDCCH領域又はスロット1のR−PDCCH領域の場合に、それぞれに対応するサーチスペース設定ルールに基づいて、ブラインド復号を行う。このサーチスペース設定ルールは、上記した基地局100において用いられたサーチスペース設定ルールに一致する。
以上のように本実施の形態によれば、基地局100において、サーチスペース設定部103が、設定対象であるスロットのR−PDCCH領域に応じたサーチスペース設定ルールに基づいてサーチスペースを設定する。
そして、スロット0で設定される平均の符号化率よりもスロット1で設定される平均の符号化率の方が大きい場合、スロット0で用いられる第1のサーチスペース設定ルールでは、スロット1で用いられる第2のサーチスペース設定ルールのパターンと比べて、復号対象単位領域候補のR−CCE連結数に対する分布のピーク位置がR−CCE連結数の小さい方に存在する。
こうすることで、所望の通信品質を満たすために過不足のない数のRE群を用いた効率の良いDCIの送信が可能となり、結果として、blocking probabilityが高くなることも防止することができる。
なお、上記の説明では、符号化率が、“スロット0>スロット1”の関係にあるとしたが、例えば、スロット1で1RB幅のR−PDCCH領域を2分割した場合、又は、スロット0のDCIビット数がスロット1のそれよりも小さくなる場合(例えばスロット0にDCIフォーマット1Cが割り当てられ、28ビットになる場合)には、“スロット0<スロット1”の関係にもなりうる。従って、“スロット0<スロット1”の場合には、上記の説明におけるスロット0とスロット1とを入れ替えれば良い。要は、第1のスロットと第2のスロットとにおけるサーチスペース設定ルールに関する実施の形態であり、第1のスロット及び第2のスロットがどのスロットであるかについては特に限定されるものではない。
また、上記の説明では、符号化率の「平均」としたが、平均化される複数の符号化率の下限値から上限値までの範囲をとっても良い。具体的には、1R−CCE当りのRE数は、スロット0で44個、スロット1で72と仮定する。DCIビット数は、スロット0で42ビットと56ビット、スロット1で42ビットと仮定する。変調多値数は共にQPSK(2)と仮定する。このとき、スロット0の符号化率の下限値は、42/(44×2)≒0.48、スロット0の符号化率の上限値は、56/(44×2)≒0.634となる。スロット1の符号化率の下限値と上限値は等しく、42/(72×2)≒0.29となる。
[他の実施の形態]
(1)上記実施の形態で説明したサーチスペース設定ルールのバリエーション1〜7では、第1のサーチスペース設定ルール及び第2のサーチスペース設定ルールの両方ともに、サーチスペースに含まれる復号対象単位領域候補群のR−CCE連結数に対する分布のピーク位置が、R−CCE連結数の中心よりも小さい側又は大きい側のいずれかに存在している例を挙げた。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、第1のサーチスペース設定ルール及び第2のサーチスペース設定ルールの一方のピーク位置が小さい側に存在し、他方のピーク位置が大きい側に存在していても良い。こうして、第1のスロットと第2のスロットとでピーク位置の大きく異なるサーチスペース設定ルールを用いることにより、伝搬環境が変動する場合でも、基地局は、柔軟にDCIを割り当てることができる。
(2)上記各実施の形態では、同一サブフレーム内のスロット0及びスロット1のR−PDCCH領域について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、時間方向に、最小でも1スロット分ずれている、複数のR−PDCCH領域に対しても適用できる。また、周波数方向に、最小でも1RBずれている、複数のR−PDCCH領域に対しても適用できる。時間方向及び周波数方向に、最小でも1スロット及び最小でも1RBずれている、複数のR−PDCCH領域に対しても適用できる。
(3)上記各実施の形態では、R−PDCCHの変調方式は、QPSKとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、R−PDCCHの変調方式がQPSK以外の場合でも適用できる。
(4)上記各実施の形態ではアンテナとして説明したが、本発明はアンテナポート(antenna port)でも同様に適用できる。
アンテナポートとは、1本又は複数の物理アンテナから構成される、論理的なアンテナを指す。すなわち、アンテナポートは必ずしも1本の物理アンテナを指すとは限らず、複数のアンテナから構成されるアレイアンテナ等を指すことがある。
例えば3GPP LTEにおいては、アンテナポートが何本の物理アンテナから構成されるかは規定されず、基地局が異なる参照信号(Reference signal)を送信できる最小単位として規定されている。
また、アンテナポートはプリコーディングベクトル(Precoding vector)の重み付けを乗算する最小単位として規定されることもある。
(5)上記各実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はハードウェアとの連携においてソフトウェアでも実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2010年7月21日出願の特願2010−164309の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、下り割当制御情報を効率良く伝送することができるものとして有用である。
100 基地局
101 設定部
102 制御部
103 サーチスペース設定部
104 PDCCH生成部
105,106,107 符号化・変調部
108 割当部
109 多重部
110,213 IFFT部
111,214 CP付加部
112,215 送信RF部
113,201 アンテナ
114,202 受信RF部
115,203 CP除去部
116,204 FFT部
117 抽出部
118 IDFT部
119 データ受信部
120 ACK/NACK受信部
131 送信領域設定部
132 送信モード設定部
200 端末
205 分離部
206 設定情報受信部
207 PDCCH受信部
208 PDSCH受信部
209,210 変調部
211 DFT部
212 マッピング部

Claims (15)

  1. 第1のサーチスペース設定ルールに基づいて設定された第1のサーチスペース又は第2のサーチスペース設定ルールに基づいて設定された第2のサーチスペースにマッピングされた下り制御情報を含む信号を受信する受信部と、
    前記第1のサーチスペースに含まれる複数の復号領域候補又は前記第2のサーチスペースに含まれる複数の復号領域候補を復号して、前記下り制御情報を取得し、各復号領域候補は1つのコントロールチャネルエレメント(CCE)又は連結された複数のCCEによって構成され、前記第1のサーチスペース設定ルールにおける前記CCEの連結数(aggregation level)と復号領域候補数との対応関係は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおける前記CCEの連結数と復号領域候補数との対応関係とは異なり、前記第1のサーチスペース設定ルールにおいて一つのCCEを構成するリソースエレメント(RE)の数は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおいて一つのCCEを構成するREの数よりも小さく、前記第1のサーチスペース設定ルールにおける前記復号領域候補数に対する前記連結数の加重平均値は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおける前記復号領域候補数に対する前記連結数の加重平均値より大きい、復号部と、
    を具備する端末装置。
  2. 前記第1のサーチスペース及び前記第2のサーチスペースは、下り制御チャネル(PDCCH)とは異なる拡張された下り制御チャネルを用いて設定される、
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記第1のサーチスペース及び前記第2のサーチスペースは、前記端末装置に固有の個別サーチスペースである、
    請求項1又は2に記載の端末装置。
  4. 前記受信部は、前記下り制御情報の送信に用いられるリソース領域を示す上位レイヤのシグナリング情報をさらに受信する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の端末装置。
  5. 前記受信部は、前記第1のサーチスペース又は前記第2のサーチスペースが設定されたサブフレームを示す上位レイヤのシグナリング情報をさらに受信する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の端末装置。
  6. 前記第1のサーチスペース設定ルール及び前記第2のサーチスペース設定ルールの各々において、前記CCEの連結数と復号領域候補数との対応関係が複数セット用意されている、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の端末装置。
  7. 前記受信された信号は、複数の端末装置の各々に対応する複数の下り制御情報を含み、
    前記復号により取得される前記下り制御情報は、前記複数の下り制御情報のうち自装置向けの下り制御情報である、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の端末装置。
  8. 第1のサーチスペース設定ルールに基づいて設定された第1のサーチスペース又は第2のサーチスペース設定ルールに基づいて設定された第2のサーチスペースにマッピングされた下り制御情報を含む信号を受信し、
    前記第1のサーチスペースに含まれる複数の復号領域候補又は前記第2のサーチスペースに含まれる複数の復号領域候補を復号して、前記下り制御情報を取得し、各復号領域候補は1つのコントロールチャネルエレメント(CCE)又は連結された複数のCCEによって構成され、前記第1のサーチスペース設定ルールにおける前記CCEの連結数(aggregation level)と復号領域候補数との対応関係は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおける前記CCEの連結数と復号領域候補数との対応関係とは異なり、前記第1のサーチスペース設定ルールにおいて一つのCCEを構成するリソースエレメント(RE)の数は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおいて一つのCCEを構成するREの数よりも小さく、前記第1のサーチスペース設定ルールにおける前記復号領域候補数に対する前記連結数の加重平均値は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおける前記復号領域候補数に対する前記連結数の加重平均値より大きい、
    受信方法。
  9. 前記第1のサーチスペース及び前記第2のサーチスペースは、下り制御チャネル(PDCCH)とは異なる拡張された下り制御チャネルを用いて設定される、
    請求項8に記載の受信方法。
  10. 前記第1のサーチスペース及び前記第2のサーチスペースは、端末装置に固有の個別サーチスペースである、
    請求項8又は9に記載の受信方法。
  11. 前記下り制御情報の送信に用いられるリソース領域を示す上位レイヤのシグナリング情報をさらに受信する、
    請求項8から10のいずれか一項に記載の受信方法。
  12. 前記第1のサーチスペース又は前記第2のサーチスペースが設定されたサブフレームを示す上位レイヤのシグナリング情報をさらに受信する、
    請求項8から10のいずれか一項に記載の受信方法。
  13. 前記第1のサーチスペース設定ルール及び前記第2のサーチスペース設定ルールの各々において、前記CCEの連結数と復号領域候補数との対応関係が複数セット用意されている、
    請求項8から12のいずれか一項に記載の受信方法。
  14. 前記受信された信号は、複数の端末装置の各々に対応する複数の下り制御情報を含み、
    前記復号により取得される前記下り制御情報は、前記複数の下り制御情報のうち自装置向けの下り制御情報である、
    請求項8から13のいずれか一項に記載の受信方法。
  15. 第1のサーチスペース設定ルールに基づいて設定された第1のサーチスペース又は第2のサーチスペース設定ルールに基づいて設定された第2のサーチスペースにマッピングされた下り制御情報を含む信号を受信する処理と、
    前記第1のサーチスペースに含まれる複数の復号領域候補又は前記第2のサーチスペースに含まれる複数の復号領域候補を復号して、前記下り制御情報を取得し、各復号領域候補は1つのコントロールチャネルエレメント(CCE)又は連結された複数のCCEによって構成され、前記第1のサーチスペース設定ルールにおける前記CCEの連結数(aggregation level)と復号領域候補数との対応関係は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおける前記CCEの連結数と復号領域候補数との対応関係とは異なり、前記第1のサーチスペース設定ルールにおいて一つのCCEを構成するリソースエレメント(RE)の数は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおいて一つのCCEを構成するREの数よりも小さく、前記第1のサーチスペース設定ルールにおける前記復号領域候補数に対する前記連結数の加重平均値は、前記第2のサーチスペース設定ルールにおける前記復号領域候補数に対する前記連結数の加重平均値より大きい、処理と、
    を制御する集積回路。
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