JP5723400B2 - フェージングシミュレータ及びフェージングシミュレーション方法 - Google Patents

フェージングシミュレータ及びフェージングシミュレーション方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば携帯電話やモバイル端末等の移動通信端末に対して電波伝搬環境を模擬するフェージングシミュレータ及びフェージングシミュレーション方法に関する。
近年、携帯電話やモバイル端末等の移動通信端末が急速に発達している。基地局から移動通信端末に到達する電波は、その伝搬経路の地形や構造物などによる反射、散乱、あるいは回折などにより多重波になり、電波の振幅及び位相は場所によってランダムに変化する。この伝搬経路内を移動しながら基地局からの電波を受信する場合には、電波のマルチパス伝搬によるフェージングが生じる。その結果、通信はフェージングによって大きな影響を受ける。そのため、移動通信端末の通信性能を評価する際には、基地局を模擬した基地局擬似装置とともに電波伝搬環境を模擬するフェージングシミュレータと呼ばれる装置が利用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−195895号公報
ところで、従来のフェージングシミュレータでは、移動通信端末の移動にともなうドップラ効果について統計モデルを実装するのが通例である。統計モデルの特性としては、一般的に、長期間にわたって周期性や再現性が生じないことが望まれる。一方、実際の利用シーンにおいては、例えば同一のフェージング条件でフェージングシミュレーションを繰り返す場合では、統計モデルの特性が確実に再現できることが望まれる状況も存在しうる。
しかしながら、従来のフェージングシミュレータは、統計モデルの再現性を考慮したものではなかったので、同一のフェージング条件でフェージングシミュレーションを繰り返す場合では移動通信端末の試験において良好な再現性が得られないという課題があった。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであり、同一のフェージング条件でフェージングシミュレーションを繰り返す場合でも移動通信端末の試験の再現性を向上させることができるフェージングシミュレータ及びフェージングシミュレーション方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るフェージングシミュレータは、付加白色ガウス雑音信号を生成する雑音生成器(51)を備え、試験対象の移動通信端末(5)に入力すべき試験信号を受けて、前記付加白色ガウス雑音信号により電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するフェージングシミュレータ(20)であって、前記雑音生成器は、所定のデータを設定することによりクロック信号に従って順次生成する乱数が一意に定まる一様乱数を生成する一様乱数生成手段(60)と、前記所定のデータを前記一様乱数生成手段に設定するデータ設定手段(22a)と、前記一様乱数生成手段が生成した前記一様乱数を正規乱数に変換する正規乱数変換手段(51a)と、基地局の動作を模擬して前記試験信号を前記移動通信端末に送信する基地局模擬装置(80)に接続され、前記移動通信端末に送信すべき試験信号と、前記電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するタイミングを制御する制御情報と、を含むパケットを前記基地局模擬装置から受信するパケット受信手段(92)と、前記制御情報に基づいて前記電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するルートと付加しないルートとを切り替えるルート切替手段(93)と、前記電波の散乱の効果が付加された試験信号及び前記電波の散乱の効果が付加されない試験信号のいずれか一方の試験信号を含むパケットを前記基地局模擬装置に送信するパケット送信手段(95)と、を備え、前記データ設定手段は、前記移動通信端末に対して一の試験を実行した後に前記一の試験を再現する再現試験を行う際に前記一の試験で設定したデータを前記一様乱数生成手段に設定するものである構成を有している。
この構成により、本発明の請求項1に係るフェージングシミュレータは、一様乱数生成手段は、所定のデータを設定することによりクロック信号に従って順次生成する乱数が一意に定まる一様乱数を生成し、データ設定手段は、移動通信端末に対して一の試験を実行した後に一の試験を再現する再現試験を行う際に一の試験で設定したデータを一様乱数生成手段に設定するので、同一のフェージング条件でフェージングシミュレーションを繰り返す場合でも移動通信端末の試験の再現性を向上させることができる。
また、この構成により、本発明の請求項1に係るフェージングシミュレータは、電波の散乱の効果を試験信号に付加するタイミングを制御する制御情報に基づいて、パケットの伝送途中でも電波の散乱の効果を試験信号に付加することができる。
本発明の請求項2に係るフェージングシミュレータは、前記一様乱数生成手段は、複数のシフトレジスタ(61〜69)を有する疑似雑音符号生成器であって、前記クロック信号ごとに前記各シフトレジスタのレジスタ値を変更して前記一様乱数を生成するものである構成を有している。
この構成により、本発明の請求項2に係るフェージングシミュレータは、複数のシフトレジスタを有する疑似雑音符号生成器で一様乱数生成手段を構成することができる。
本発明の請求項3に係るフェージングシミュレータは、前記電波の散乱の効果が付加された試験信号により前記移動通信端末において発生したエラーが発生した時刻の所定時間前の時刻以降に前記各シフトレジスタに設定されたレジスタ値を前記クロック信号に従って前記各シフトレジスタに設定するレジスタ値設定手段(71a)をさらに備え、前記レジスタ値設定手段が設定したレジスタ値に基づいて前記再現試験を行うものである構成を有している。
この構成により、本発明の請求項3に係るフェージングシミュレータは、レジスタ値設定手段が設定したレジスタ値に基づいて再現試験を行うことができる。
本発明の請求項に係るフェージングシミュレータは、付加白色ガウス雑音信号を生成する雑音生成器(110)を備え、試験対象の移動通信端末(5)に入力すべき試験信号を受けて、前記付加白色ガウス雑音信号により電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するフェージングシミュレータ(100)であって、前記雑音生成器は、周期が互いに異なるとともに素の関係にある複数の波形データを生成する波形データ生成手段(111)と、前記各波形データを合成する波形データ合成手段(115)と、前記移動通信端末に対して一の試験を実行した後に前記一の試験を再現する再現試験を行う際に前記一の試験で用いた波形データのうち前記電波の散乱の効果が付加された試験信号により前記移動通信端末においてエラーが発生した時刻の所定時間前の時刻以降に前記波形データ合成手段が合成した波形データに基づいて前記再現試験を行うことを指示する再現実験指示手段(101)と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項に係るフェージングシミュレータは、複数の波形データを生成して合成することにより、雑音信号の同期をより長くした波形データに基づいて再現試験を行うことができる。
本発明の請求項に係るフェージングシミュレーション方法は、付加白色ガウス雑音信号を生成する雑音生成器(51)を備え、試験対象の移動通信端末(5)に入力すべき試験信号を受けて、前記付加白色ガウス雑音信号により電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するフェージングシミュレータ(20)を用いて前記移動通信端末を試験するフェージングシミュレーション方法であって、所定のデータを設定することによりクロック信号に従って順次生成する乱数が一意に定まる一様乱数を生成する一様乱数生成ステップ(S16)と、前記所定のデータを前記一様乱数生成ステップに設定するデータ設定ステップ(S13、S14)と、前記一様乱数生成ステップが生成した前記一様乱数を正規乱数に変換する正規乱数変換ステップ(S16)と、基地局の動作を模擬して前記試験信号を前記移動通信端末に送信する基地局模擬装置(80)に接続され、前記移動通信端末に送信すべき試験信号と、前記電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するタイミングを制御する制御情報と、を含むパケットを前記基地局模擬装置から受信するパケット受信ステップと、前記制御情報に基づいて前記電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するルートと付加しないルートとを切り替えるルート切替ステップと、前記電波の散乱の効果が付加された試験信号及び前記電波の散乱の効果が付加されない試験信号のいずれか一方の試験信号を含むパケットを前記基地局模擬装置に送信するパケット送信ステップと、を含み、前記データ設定ステップにおいて、前記移動通信端末に対して一の試験を実行した後に前記一の試験を再現する再現試験を行う際に、前記一の試験で設定したデータを前記一様乱数生成ステップに設定する構成を有している。
この構成により、本発明の請求項に係るフェージングシミュレーション方法は、一様乱数生成ステップにおいて所定のデータを設定することによりクロック信号に従って順次生成する乱数が一意に定まる一様乱数を生成し、データ設定ステップにおいて移動通信端末に対して一の試験を実行した後に一の試験を再現する再現試験を行う際に一の試験で設定したデータを一様乱数生成ステップにおいて設定するので、同一のフェージング条件でフェージングシミュレーションを繰り返す場合でも移動通信端末の試験の再現性を向上させることができる。
本発明は、同一のフェージング条件でフェージングシミュレーションを繰り返す場合でも移動通信端末の試験の再現性を向上させることができるという効果を有するフェージングシミュレータ及びフェージングシミュレーション方法を提供することができるものである。
本発明に係る移動通信端末試験システムの第1実施形態におけるブロック構成図である。 本発明に係るフェージングシミュレータの第1実施形態におけるブロック構成図である。 本発明に係るフェージングシミュレータの第1実施形態における一様乱数生成部のブロック構成図である。 本発明に係るフェージングシミュレータの第1実施形態におけるフローチャートである。 本発明に係る移動通信端末試験システムの第2実施形態におけるブロック構成図である。 本発明に係るフェージングシミュレータの第2実施形態におけるブロック構成図である。 本発明に係るフェージングシミュレータの第2実施形態における中間値の説明図である。 本発明に係るフェージングシミュレータの第2実施形態におけるフローチャートである。 本発明に係る移動通信端末試験システムの第3実施形態におけるブロック構成図である。 本発明に係る移動通信端末試験システムの第3実施形態におけるパケット生成部が生成するパケットの説明図である。 本発明に係る移動通信端末試験システムの第3実施形態における試験シナリオの一例を示す図である。 本発明に係るフェージングシミュレータの第3実施形態におけるフローチャートである。 本発明に係るフェージングシミュレータの第3実施形態における自動処理モード処理のフローチャートである。 本発明に係るフェージングシミュレータの第3実施形態における手動処理モード処理のフローチャートである。 本発明に係るフェージングシミュレータの第4実施形態におけるブロック構成図である。 本発明に係るフェージングシミュレータの第4実施形態におけるロガー部に記憶された波形データの模式図である。 本発明に係るフェージングシミュレータの第4実施形態におけるフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明に係る移動通信端末試験システムの第1実施形態における構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態における移動通信端末試験システム1は、移動通信端末5の移動時における受信性能を評価するものであって、基地局模擬装置10、フェージングシミュレータ20を備えている。
基地局模擬装置10は、試験信号発生部11、送信部12、デジタルベースバンドインタフェース(デジタルBBIF)13、受信部14、測定部15を備えている。この基地局模擬装置10は、例えば同軸ケーブルを介して移動通信端末5に接続されている。
試験信号発生部11は、デジタル値のベースバンド信号を記憶又は生成し、このベースバンド信号をデジタルBBIF13経由でフェージングシミュレータ20に出力するようになっている。
送信部12は、フェージングシミュレータ20によってフェージング効果が付加されたベースバンド信号を入力し、所定のRF(無線周波数)信号にアップコンバートして移動通信端末5に出力するようになっている。
デジタルBBIF13は、基地局模擬装置10とフェージングシミュレータ20との間の信号の入出力を、デジタル信号を用いて行うようになっている。
受信部14は、移動通信端末5から受信した信号を測定部15に出力するようになっている。
測定部15は、移動通信端末5から受信した信号に基づいて、例えば、スループットの測定、BER(Bit Error Rate)の測定を行って、測定結果を表示部(図示せず)に表示するようになっている。
図2に、フェージングシミュレータ20の詳細なブロック構成図を示す。図2に示すように、フェージングシミュレータ20は、操作部21、設定部22、表示部23、初期値記憶部24、フェージング演算部30を備えている。
このフェージングシミュレータ20は、試験者が設定した各種のフェージング効果を試験信号に付加するためのパラメータ(例えば、遅延、減衰、散乱等の設定パラメータ)による設定に従って動作し、各種のフェージング効果が付加された信号を、基地局模擬装置10を介して移動通信端末5に出力するようになっている。
操作部21は、移動通信端末5の試験における各試験条件の入力や、再現試験を行うか否かの設定、表示部23の表示内容の設定を行うため、試験者が操作するものであって、例えば、キーボード、ダイヤル又はマウスのような入力デバイス、これらを制御する制御回路やソフトウェア等で構成されている。
設定部22は、試験者が操作部21を操作することによって入力した各試験条件に基づいて各部の設定を行うようになっている。
特に、設定部22は、後述する一様乱数生成部60が乱数を生成する際に最初に使用する値(以下「乱数生成初期値」という。)を設定する初期値設定部22aを備えている。
初期値設定部22aは、操作部21によって再現試験を行わない設定になっている場合は、予め定められた固定値の乱数生成初期値若しくは自動的に生成した乱数生成初期値、又は試験者が操作部21を操作して入力した乱数生成初期値を一様乱数生成部60に設定するとともに、乱数生成初期値を初期値記憶部24に記憶するようになっている。一方、初期値設定部22aは、操作部21によって再現試験を行う設定になっている場合は、乱数生成初期値を初期値記憶部24から読み出して一様乱数生成部60に設定するようになっている。この初期値設定部22aは、本発明に係るデータ設定手段を構成する。
表示部23は、試験者が操作部21を操作した情報を表示するとともに、フェージング試験の動作状態を表示するようになっている。
初期値記憶部24は、初期値設定部22aが設定した乱数生成初期値のデータを記憶するようになっている。この乱数生成初期値のデータは、再現試験の開始前に初期値設定部22aによって読み出されて一様乱数生成部60に設定されるデータであり、本発明に係る所定のデータに対応する。
フェージング演算部30は、複数のマルチパス生成部40と、これらの出力信号を合成するマルチパス合成部31と、を備えている。複数のマルチパス生成部40は、それぞれ、フェージングが発生するパスを模擬するものであり、最終的にマルチパス合成部31で各マルチパス生成部40の出力信号が合成されることによって実際のフェージングが模擬できる。
フェージングを模擬するため、マルチパス生成部40は、電波の伝搬距離差分に相当する遅延を生成する遅延生成部41、電波の散乱の効果を付加するためのドップラ効果を生成するドップラ効果生成部50、電波の伝搬距離及び反射によって生じるレベル低下を示すパスロスを生成するパスロス演算部42を備えている。
遅延生成部41は、設定部22が設定した設定パラメータのうち遅延に係るパラメータが設定され、デジタルBBIF13からの試験信号に遅延処理を行うようになっている。
ドップラ効果生成部50は、AWGN(Additive White Gaussian Noise)信号生成器51、帯域制限フィルタ52、直交変換器53を備え、AWGN信号により電波の散乱の効果を移動通信端末5が入力する試験信号に付加するものである。なお、AWGNは、付加白色ガウス雑音、加法性白色ガウス雑音、相加性白色ガウス雑音などと呼称される。
AWGN信号生成器51は、一様乱数生成部60、正規乱数生成部51aを備え、AWGN信号を生成するようになっている。このAWGN信号生成器51は、本発明に係る雑音生成器を構成する。
一様乱数生成部60は、入力した乱数生成初期値が設定されることによりクロック信号に従って順次生成する乱数が一意に定まる一様乱数を生成するようになっている。この一様乱数生成部60は、本発明に係る一様乱数生成手段を構成する。
正規乱数生成部51aは、例えばボックス−ミュラー法(Box-Muller's method)に基づいて、一様分布に従う一様乱数から標準ガウス分布に従う正規乱数を生成するようになっている。この正規乱数生成部51aは、本発明に係る正規乱数変換手段を構成する。
帯域制限フィルタ52は、正規乱数生成部51aが出力する正規乱数に対し帯域制限を適用するようになっている。
直交変換器53は、帯域制限フィルタ52の出力信号を用いて遅延生成部41からの試験信号に直交変換を適用するようになっている。
パスロス演算部42は、設定部22が設定した設定パラメータのうちパスロス(減衰)に係るパラメータが設定され、直交変換器53からの試験信号にパスロスを付加する処理を行うようになっている。
マルチパス合成部31は、複数のマルチパス生成部40の出力信号を合成し、合成した信号をデジタルBBIF13に出力するようになっている。
次に、一様乱数生成部60の構成について説明する。一様乱数生成部60は、例えば、図3に示す疑似雑音(Pseudorandom Noise:PN)符号生成器で構成される。
図3に示すように、PN符号生成器で構成された一様乱数生成部60は、シフトレジスタ60a、と、排他的論理和回路60bと、を備え、いわゆるM系列(Maximum Length Sequence)信号を出力するようになっている。シフトレジスタ60aは、例えば9段のシフトレジスタ61〜69を含み、クロック信号に従って1段ずつシフトするよう構成されている。シフトレジスタ61〜69には、9ビットの乱数生成初期値が初期値設定部22aによって設定されるようになっている。
排他的論理和回路60bは、9段目のシフトレジスタ69と、例えば5段目のシフトレジスタ65との出力を取り出して両者の排他的論理和を1段目のシフトレジスタ61に出力するようになっている。
前述のように、一様乱数生成部60は、9ビットのシフトレジスタ60aを備えるので、生成されるM系列信号の周期は2の9乗−1(=511)となる。すなわち、一様乱数生成部60は、確率的にはシフトレジスタ60aが511回のM系列信号を生成した後に始めて同一の値のM系列信号を生成することとなる。したがって、一様乱数生成部60は、周期内で値が巡回することなく一様な擬似乱数値のM系列信号を生成することができる。
一様乱数生成部60は、乱数生成初期値が設定されると、シフトレジスタ60aが入力するクロック信号に従って、順次、M系列信号を生成して出力する。この一様乱数生成部60は、同じ乱数生成初期値を用いて複数回動作させると、毎回同じ順序でM系列信号を出力するという特徴を有している。したがって、ドップラ効果生成部50は、乱数生成初期値が試験ごとに同じであれば、各試験で同一のドップラ効果を試験信号に付与することができ、ドップラ効果の付与試験が再現できることとなる。
ここで、フェージングシミュレータ20において、統計的モデルが適用されるのはドップラ効果生成部50のみであるので、ドップラ効果生成部50に再現性を持たせることによって、フェージングシミュレータ20は試験信号に対して常に再現性のあるフェージングシミュレーションを実行することができることとなる。
次に、本実施形態におけるフェージングシミュレータ20の動作について図4に示すフローチャートを中心に説明する。前提として、基地局模擬装置10と移動通信端末5との間で回線接続の処理が終了しており、フェージングシミュレータ20が移動通信端末5に対して1回目の試験(ステップS11)を行った後での動作説明とする。また、1回目の試験で使用した乱数生成初期値のデータは、初期値記憶部24に記憶されているものとする。
設定部22は、再現試験の要求の有無を判断する(ステップS12)。ここで、設定部22は、再現試験の要求ありと判断した場合は、初期値記憶部24から乱数生成初期値のデータを読み出し、そのデータを初期値設定部22aが一様乱数生成部60に設定する(ステップS13)。
一方、ステップS12において、設定部22は、再現試験の要求なしと判断した場合は、新たに乱数生成初期値のデータを生成し、そのデータを初期値設定部22aが一様乱数生成部60に設定する(ステップS14)。
遅延生成部41は、設定部22に設定された試験条件に基づいて、電波の伝搬距離差分に相当する遅延を生成して試験信号に適用し、遅延処理した信号をドップラ効果生成部50に出力する(ステップS15)。
ドップラ効果生成部50において、一様乱数生成部60は、初期値設定部22aが設定した乱数生成初期値に基づいて一様乱数をクロック信号ごとに生成し(ステップS16)、正規乱数生成部51aに出力する。ここで、初期値設定部22aが一様乱数生成部60に設定した乱数生成初期値が初期値記憶部24から読み出したものである場合(ステップS13経由の場合)は、一様乱数生成部60が出力する一様乱数は、1回目の試験のときと時系列的に同一になる。一方、初期値設定部22aが乱数生成初期値を新たに生成した場合(ステップS14経由の場合)であって、初期値記憶部24が記憶した乱数生成初期値と異なる乱数生成初期値が一様乱数生成部60に設定された場合は、一様乱数生成部60が出力する一様乱数は、1回目の試験のときとは異なるものになる。
正規乱数生成部51aは、一様乱数生成部60から一様乱数を入力し、一様乱数を正規乱数に変換して得られたAWGN信号を帯域制限フィルタ52に出力する(ステップS17)。
帯域制限フィルタ52は、正規乱数生成部51aから入力したAWGN信号を帯域制限して、直交変換器53に出力する(ステップS18)。
直交変換器53は、遅延生成部41の出力信号を用いて遅延生成部41からの試験信号に直交変換を適用してパスロス演算部42に出力する(ステップS19)。
パスロス演算部42は、直交変換器53の出力信号にパスロスを付加し(ステップS20)、マルチパス合成部31に出力する。
マルチパス合成部31は、各マルチパス生成部40の出力信号を合成してデジタルBBIF13に出力する(ステップS21)。
以上のように、本実施形態におけるフェージングシミュレータ20は、一様乱数生成部60は、初期値のデータを設定することによりクロック信号に従って順次生成する乱数が一意に定まる一様乱数を生成し、初期値設定部22aは、移動通信端末5に対して一の試験を実行した後に一の試験を再現する再現試験を行う際に一の試験で設定したデータを一様乱数生成部60に設定する構成としたので、同一のフェージング条件でフェージングシミュレーションを繰り返す場合でも移動通信端末の試験の再現性を向上させることができる。
(第2実施形態)
まず、本発明に係る移動通信端末試験システムの第2実施形態における構成について説明する。
図5に示すように、本実施形態における移動通信端末試験システム2は、ロガー部6、基地局模擬装置10、フェージングシミュレータ70を備えている。基地局模擬装置10は、第1実施形態(図1参照)と同じ構成であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
フェージングシミュレータ70は、図6に示すように構成されている。すなわち、フェージングシミュレータ70は、設定部71を備えている。設定部71は、レジスタ値設定部71aを備えている。このレジスタ値設定部71aは、後述する乱数の中間値のデータを一様乱数生成部60に出力するようになっている。このレジスタ値設定部71aは、本発明に係るレジスタ値設定手段を構成する。なお、フェージングシミュレータ70は、第1実施形態のフェージングシミュレータ20(図2参照)が有する初期値記憶部24を省略可能である。
一様乱数生成部60は、不図示のクロック信号に従って、例えば図3に示した9個のシフトレジスタ61〜69の各レジスタ値のデータをロガー部6に出力するようになっている。
ロガー部6は、エラー情報を記憶するエラー情報記憶部6aと、レジスタ値を記憶するレジスタ値記憶部6bと、を備えている。このロガー部6は、基地局模擬装置10及びフェージングシミュレータ70の試験時のログデータを記憶し、試験者が操作部21を操作することによって設定部71が出力する制御信号に従ってログデータを設定部に送信するようになっている。そして、設定部71は、ログを表示部23に表示するようになっている。すなわち、基地局模擬装置10は、試験における移動通信端末5との通信内容を、時刻情報に対応したログデータとして、ロガー部6に出力する。なお、このデータは、移動通信端末5からロガー部6に出力されてもよい。この通信内容には、エラー情報が含まれている。
ロガー部6に記憶されたログデータは、時刻情報と、この時刻情報に対応した試験条件情報及びエラー情報を含む。試験条件情報は、9個のシフトレジスタ61〜69の各レジスタ値のデータを含む。したがって、試験者は、表示部23の表示内容により、試験中にエラーが発生した場合にそのエラーの情報を確認でき、また、そのエラーの発生時刻に9個のシフトレジスタ61〜69に設定されていた各レジスタ値を把握できる。
次に、再現試験で用いる乱数の中間値について図7を用いて説明する。図7に示すように、シフトレジスタ61〜69のレジスタ値として、時刻0の試験開始時に乱数生成初期値が設定される。図示のボックスは、シフトレジスタ61〜69に設定される9個のレジスタ値のデータを表している。
図示のように、時刻t2で設定されたレジスタ値のデータでエラーが発生したとする。この場合、試験者が操作部21を操作して再現試験を行う場合、レジスタ値設定部71aは、時刻t2から所定時間、例えば1分間遡った時刻t1で設定されたレジスタ値(以下「中間値」という。)のデータを一様乱数生成部60に設定する。また、基地局模擬装置10は、時刻t1におけるログデータを参照して、時刻t1からの通信を再現する。その結果、フェージングシミュレータ70は再現試験を行うことができるので、エラー発生の原因究明に資することができる。
次に、本実施形態におけるフェージングシミュレータ70の動作について図8に示すフローチャートを中心に説明する。なお、第1実施形態のフローチャート(図4参照)と同様なステップについては同一の符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態におけるフェージングシミュレータ70は、第1実施形態のフローチャートのステップS12において、初期値設定部22aが再現試験の要求ありと判断した場合の動作のみ異なっている。
すなわち、ステップS12において、初期値設定部22aは、再現試験の要求ありと判断した場合は、ロガー部6に記憶されたログデータから中間値を読み出し、そのデータを一様乱数生成部60に設定する(ステップS25)。
以上のように、本実施形態におけるフェージングシミュレータ70は、レジスタ値設定部71aが中間値を設定するので、同一のフェージング条件でフェージングシミュレーションを繰り返す場合でも移動通信端末の試験の再現性を向上させることができる。
(第3実施形態)
まず、本発明に係る移動通信端末試験システムの第3実施形態における構成について説明する。なお、第1実施形態における移動通信端末試験システム1と同様な構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態における移動通信端末試験システム3は、基地局模擬装置80、フェージングシミュレータ90を備えている。基地局模擬装置80は、デジタルBBIF81、制御部82を備えている。デジタルBBIF81は、パケット生成部81aを備えている。
パケット生成部81aは、基地局模擬装置80内のクロック信号に同期させて、試験信号発生部11が生成したベースバンド信号を含むパケットを生成するようになっている。図10に示すように、パケット生成部81aが生成するパケットは、シリアル番号の情報を含むヘッダと、所定の制御情報及びベースバンド信号を含むペイロードとを有する。この制御情報は、電波の散乱の効果を試験信号に付加するタイミングを制御する情報であり、制御部82により生成される。制御情報は、フェージングの開始を指示するフェージング開始指示信号、又はフェージングの終了を指示するフェージング終了指示信号を含む場合がある。なお、制御信号は、パケットのヘッダに含まれるようになっていてもよい。
制御部82は、移動通信端末5を試験するための試験手順が記録された試験シナリオに基づいて前述の制御情報を生成し、パケット生成部81aに出力するようになっている。この試験シナリオのデータは、不図示のメモリに予め記憶されている。図11に試験シナリオの一例を示す。
図11に示した試験シナリオは、所定の乱数生成初期値でフェージング処理を開始するコマンドや、フェージング処理を終了するコマンド、その他各種コマンドを含んでいる。制御部82は、フェージング処理を開始するコマンドを試験シナリオから読み込んだ場合は、フェージング開始指示信号及び乱数生成初期値のデータを制御情報に含めてパケット生成部81aに出力する。一方、制御部82は、フェージング処理を終了するコマンドを試験シナリオから読み込んだ場合は、フェージング終了指示信号を制御情報に含めてパケット生成部81aに出力する。
フェージングシミュレータ90は、設定部91、パケット受信部92、ルート切替部93、ループバック部94、パケット送信部95を備えている。設定部91は、切替モード設定部91aを備えている。
切替モード設定部91aは、操作部21を試験者が操作することにより動作するようになっており、基地局模擬装置80からのパケットが含む制御情報に基づいて自動的にフェージング処理を行う自動処理モードと、この制御情報とは無関係に試験者が指示した指示信号に基づいてフェージング処理を行う手動処理モードとを切り替えるようになっている。
パケット受信部92は、基地局模擬装置10からのパケットを受信し、受信したパケットを解析し、パケットに含まれる制御情報と、試験信号であるベースバンド信号とを分離して取り出すようになっている。パケット受信部92は、この制御情報からフェージング開始指示信号又はフェージング終了指示信号を取得した場合は、その旨を示す開始通知信号を設定部91及びルート切替部93に出力するようになっている。ここで、パケット受信部92は、フェージング開始指示信号を取得した場合は、そのフェージング開始信号とともに制御情報に含まれていた乱数生成初期値のデータを設定部91に出力するようになっている。この乱数生成初期値のデータは、設定部91によって初期値記憶部24に記憶される。なお、パケット受信部92は、本発明に係るパケット受信手段を構成する。
ルート切替部93は、フェージングシミュレータ90が動作を開始してからフェージング開始指示信号を受信するまでは、パケット受信部92の出力とパケット送信部95との間にループバック部94を接続し、フェージング開始指示信号を受信するとパケット受信部92の出力とパケット送信部95との間にフェージング演算部93を接続する構成となっている。このルート切替部93は、本発明に係るルート切替手段を構成する。
ループバック部94は、パケット受信部92から入力するベースバンド信号に対し、所定時間だけ遅延処理を行うようになっている。この所定時間は、パケット受信部92からのベースバンド信号に対して、フェージング演算部30が処理に要する時間である。なお、ループバック部94を含むルートはフェージング処理を行わないルートである。
パケット送信部95は、フェージング演算部30でフェージング処理されたベースバンド信号、又はループバック部94で遅延処理されたベースバンド信号を入力してパケット化し、生成したパケットを基地局模擬装置80に送信するようになっている。このパケット送信部95は、本発明に係るパケット送信手段を構成する。
次に、本実施形態におけるフェージングシミュレータ90の動作について図12に示すフローチャートを用いて説明する。
切替モード設定部91aは、操作部21によって自動処理モード又は手動処理モードのいずれが指示されたかを判断する(ステップS31)。
ステップS31において、切替モード設定部91aが、自動処理モードが指示されたと判断した場合は、フェージングシミュレータ90は自動処理モード処理を行う(ステップS40)。
一方、ステップS31において、切替モード設定部91aが、手動処理モードが指示されたと判断した場合は、フェージングシミュレータ90は手動処理モード処理を行う(ステップS60)。
設定部22は、再現試験の要求の有無を判断する(ステップS32)。ここで、設定部22は、再現試験の要求ありと判断した場合は、初期値記憶部24から乱数生成初期値のデータを読み出し、そのデータを一様乱数生成部60に設定してステップS31に戻る。
一方、ステップS32において、初期値設定部22aは、再現試験の要求なしと判断した場合は、処理を終了する。
次に、自動処理モード処理について図13を用いて説明する。なお、初期状態では、ルート切替部93がループバック部94を選択しているものとする。
フェージングシミュレータ90の制御部(図示省略)は、変数Fを初期化し、F=0とする(ステップS41)。ここで、変数Fは、フェージング処理が開始されたか否かを示す変数であって、F=0はフェージング処理が開始されていないことを示し、F=1はフェージング処理が開始されたことを示す。
パケット受信部92は、基地局模擬装置80からパケットを受信する(ステップS42)。
パケット受信部92は、基地局模擬装置80から受信したパケットを解析し、ヘッダの制御情報にフェージング終了指示信号が含まれているか否かを判断する(ステップS43)。一方、ステップS43において、パケット受信部92が、ヘッダの制御情報にフェージング終了指示信号が含まれていると判断した場合は、後述のステップS53に進む。
ステップS43において、パケット受信部92が、ヘッダの制御情報にフェージング終了指示信号が含まれていると判断しなかった場合は、フェージングシミュレータ90の制御部は変数F=1か否かを判断する(ステップS44)。
ステップS44において、フェージングシミュレータ90の制御部が変数F=1と判断した場合は後述のステップS50に進み、変数F=1と判断しなかった場合は、パケット受信部92はヘッダの制御情報にフェージング開始指示信号が含まれているか否かを判断する(ステップS45)。
ステップS45において、パケット受信部92が、ヘッダの制御情報にフェージング開始指示信号が含まれていると判断した場合は変数F=1とし(ステップS46)、ヘッダの制御情報にフェージング開始指示信号が含まれていると判断しなかった場合は受信したパケットに含まれるベースバンド信号をループバック部94に出力する(ステップS47)。なお、パケット受信部92が、フェージング開始指示信号が含まれていると判断した場合は、フェージング開始信号とともに制御情報に含まれていた乱数生成初期値のデータが設定部91に出力され、設定部91によって初期値記憶部24に記憶される。
パケット受信部92は、フェージング開始指示信号を取得したことを示す開始通知信号を設定部91及びルート切替部93に出力する(ステップS48)。
ルート切替部93は、ルートを切り替える(ステップS49)。すなわち、ルート切替部93は、パケット受信部92からパケット送信部95までのルートを、ループバック部94を経由するルートからフェージング演算部30を経由するルートに切り替える。
フェージング演算部30は、フェージング処理を行う(ステップS50)。このフェージング処理は、図4に示したステップS13又はS14からステップS21までの処理を含む。
パケット送信部95は、入力したベースバンド信号をパケット化してデジタルBBIF81に送信する(ステップS51)。デジタルBBIF81は、受信したパケットのペイロードに含まれているベースバンド信号を取り出して送信部12に出力する。
フェージングシミュレータ90の制御部は、自動処理モード処理を終了するか否かを判断し(ステップS52)、終了すると判断した場合は図12のメインルーチンに戻り、終了すると判断しなかった場合はステップS42に戻る。
ステップS53において、フェージングシミュレータ90の制御部は、変数F=0とし、パケット受信部92は、開始通知信号を設定部91及びルート切替部93に出力する(ステップS54)。そして、ルート切替部93は、ルートを切り替え(ステップS55)、ステップS51に進む。すなわち、ルート切替部93は、パケット受信部92からパケット送信部95までのルートを、フェージング演算部30を経由するルートからループバック部94を経由するルートに切り替える。
次に、手動処理モード処理について図14を用いて説明する。なお、図13と同様なステップには同一の符号を付してその説明を省略する。また、初期状態では、ルート切替部93がループバック部94を選択しているものとする。
パケット受信部92は、ステップS42においてパケットを受信した後、設定部91からフェージングを終了する指示信号が出されたか否かを判断し(ステップS61)、設定部91からフェージングを終了する指示信号が出されたと判断しなかった場合は、設定部91からフェージングを開始する指示信号が出されたか否かを判断する(ステップS62)。ここで、フェージングを開始する指示信号やフェージングを終了する指示信号は、試験者による操作部21の操作に従って設定部91がパケット受信部92に出力する信号である。
一方、ステップS61において、パケット受信部92が、設定部91からフェージングを終了する指示信号が出されたと判断した場合は、ルート切替部93はルートを切り替え(ステップS55)、ステップS51に進む。
ステップS62において、パケット受信部92は、設定部91からフェージングを開始する指示信号が出されたと判断した場合は、開始通知信号を設定部91及びルート切替部93に出力し(ステップS48)、設定部91からフェージングを開始する指示信号が出されたと判断しなかった場合は、受信したパケットに含まれるベースバンド信号をループバック部94に出力する(ステップS47)。
以上のように、本実施形態におけるフェージングシミュレータ90は、電波の散乱の効果を試験信号に付加するタイミングを制御する制御情報に基づいて、パケットの伝送途中でも電波の散乱の効果を試験信号に付加することができる。
(第4実施形態)
まず、本発明に係る移動通信端末試験システムの第4実施形態における構成について説明する。なお、第1実施形態における移動通信端末試験システム1と同様な構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図15に示すように、本実施形態におけるフェージングシミュレータ100は、設定部101、AWGN信号生成器110を備えている。このフェージングシミュレータ100は、ロガー部6に接続されている。ロガー部6は、エラー情報を記憶するエラー情報記憶部6aと、波形データを記憶する波形データ記憶部6cと、を備えている。
設定部101は、AWGN信号生成器110に対して、波形生成や再現試験を行うための指示信号を出力するようになっている。この設定部101は、本発明に係る再現実験指示手段を構成する。
AWGN信号生成器110は、波形生成部111、波形メモリ112〜114、波形合成部115を備えている。このAWGN信号生成器110は、本発明に係る雑音生成器を構成する。
波形生成部111は、例えばPN符号生成器で構成され、短周期の3種類の正規乱数の波形を生成するようになっている。この3種類の波形は、波形の時間長(周期)が互いに異なっていて、互いに素の関係にある。なお、波形生成部111は、本発明に係る波形データ生成手段を構成する。なお、波形生成部111が生成する波形は3種類に限定されず、複数であればよい。
波形メモリ112〜114は、例えばRAM(Random Access Memory)で構成され、波形生成部111が生成した3種類の波形のデータを記憶するようになっている。詳細には、波形メモリ112は、波形データの各サンプルデータを時系列の順にアドレスをインクリメントして記憶する。そして、波形合成部115は、波形メモリ112から、アドレスをインクリメントしながら各サンプルデータを読み出す。波形メモリ112から波形データの末尾のサンプルデータが読み出されると、波形合成部115は、波形データの先頭のサンプルデータが記憶されたアドレスに戻って、サンプルデータの読み出しを繰り返す。波形メモリ113及び波形メモリ114も同様に波形データを記憶し、読み出される。このように、波形メモリ112〜114に記憶された波形データは、波形合成部115によって、ループ状に繰り返し読み出される。
波形合成部115は、波形メモリ112〜114に記憶された短周期の3種類の波形のデータを加算し、長周期の1つの波形データを生成して出力するようになっている。生成した波形データは、ロガー部6及び帯域制限フィルタ52に出力される。また、波形合成部115は、再現試験を行う際に、ロガー部6に記憶された波形データを読み出して帯域制限フィルタ52に出力するようになっている。この波形合成部115は、本発明に係る波形データ合成手段を構成する。すなわち、波形の時間長(周期)が互いに素の長さである複数の波形データを加算すれば、加算された波形データの周期は、元の各波形データの周期を乗じたものとなる。つまり、3つの波形データの周期をそれぞれT1、T2、T3とすると、加算された波形データの周期=T1×T2×T3である。このように構成することで、波形メモリ112〜114の記憶容量に比べて、長周期の波形データを得ることができる。
ロガー部6に記憶された波形データを図16に模式的に示す。図16に示すように、試験の開始時からロガー部6には波形データが記憶される。例えば、図示のように、時刻t2でエラーが発生したとする。この場合、試験者が操作部21を操作して再現試験を行う場合、時刻t2から所定時間、例えば1分間遡った時刻t1から再現試験を行う設定とする。また、基地局模擬装置10は、時刻t1におけるログデータを参照して、時刻t1からの通信を再現する。その結果、フェージングシミュレータ100は再現試験を行うことができるので、エラー発生の原因究明に資することができる。
次に、本実施形態におけるフェージングシミュレータ100の動作について図17に示すフローチャートを中心に説明する。なお、第1実施形態のフローチャート(図4参照)と同様なステップについては同一の符号を付してその説明を省略する。
ステップS12において、設定部101は、再現試験の要求ありと判断した場合は、ロガー部6から時刻t1以降のデータを波形合成部115に読み出させる(ステップS71)。
一方、ステップS12において、設定部101は、再現試験の要求ありと判断しなかった場合は、新たな波形データを波形生成部111に生成させる(ステップS72)。
波形合成部115は、読み出した波形データ又は新たに生成した波形データをAWGN信号として帯域制限フィルタ52に出力する(ステップS73)。
以上のように、本実施形態におけるフェージングシミュレータ100は、複数の波形データを生成して合成することにより、雑音信号の周期をより長くした波形データに基づいて再現試験を行うことができる。
(変形例)
なお、本実施形態において、波形合成部115は、波形データの代わりに、波形メモリ112〜114のそれぞれの読出アドレスを、ロガー部6の波形データ記憶部6cに記憶し、再現試験時に、時刻t1におけるアドレスを波形合成部115に通知するようにしてもよい。つまり、波形データを、直接、波形データ記憶部6cに記憶する場合は、ロガー部6に波形データが記憶された時間範囲内でしか波形合成部115からの出力を行うことができないので、再現試験は、この時間範囲内に限られる。これに対し、アドレスを記憶して再現試験の開始時刻t1のアドレスを波形合成部115に通知する構成では、波形合成部115は、波形メモリ112〜114から波形データの読み出しを無限に継続できるので、再現試験も時間範囲内に限定されない。
以上のように、本発明に係るフェージングシミュレータ及びフェージングシミュレーション方法は、同一のフェージング条件でフェージングシミュレーションを繰り返す場合でも移動通信端末の試験の再現性を向上させることができるという効果を有し、携帯電話やモバイル端末等の移動通信端末に対して電波伝搬環境を模擬するフェージングシミュレータ及びフェージングシミュレーション方法として有用である。
1〜3 移動通信端末試験システム
5 移動通信端末
10、80 基地局模擬装置
20、70、90、100 フェージングシミュレータ
22a 初期値設定部(データ設定手段)
30、93 フェージング演算部
31、40 マルチパス合成部
41 遅延生成部
42 パスロス演算部
50 ドップラ効果生成部
51、110 AWGN信号生成器(雑音生成器)
51a 正規乱数生成部(正規乱数変換手段)
60 一様乱数生成部(一様乱数生成手段)
61〜69 シフトレジスタ
71a レジスタ値設定部(レジスタ値設定手段)
92 パケット受信部(パケット受信手段)
93 ルート切替部(ルート切替手段)
95 パケット送信部(パケット送信手段)
101 設定部(再現実験指示手段)
111 波形生成部(波形データ生成手段)
115 波形合成部(波形データ合成手段)

Claims (5)

  1. 付加白色ガウス雑音信号を生成する雑音生成器(51)を備え、試験対象の移動通信端末(5)に入力すべき試験信号を受けて、前記付加白色ガウス雑音信号により電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するフェージングシミュレータ(20)であって、
    前記雑音生成器は、所定のデータを設定することによりクロック信号に従って順次生成する乱数が一意に定まる一様乱数を生成する一様乱数生成手段(60)と、
    前記所定のデータを前記一様乱数生成手段に設定するデータ設定手段(22a)と、
    前記一様乱数生成手段が生成した前記一様乱数を正規乱数に変換する正規乱数変換手段(51a)と、
    基地局の動作を模擬して前記試験信号を前記移動通信端末に送信する基地局模擬装置(80)に接続され、前記移動通信端末に送信すべき試験信号と、前記電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するタイミングを制御する制御情報と、を含むパケットを前記基地局模擬装置から受信するパケット受信手段(92)と、
    前記制御情報に基づいて前記電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するルートと付加しないルートとを切り替えるルート切替手段(93)と、
    前記電波の散乱の効果が付加された試験信号及び前記電波の散乱の効果が付加されない試験信号のいずれか一方の試験信号を含むパケットを前記基地局模擬装置に送信するパケット送信手段(95)と、
    を備え、
    前記データ設定手段は、前記移動通信端末に対して一の試験を実行した後に前記一の試験を再現する再現試験を行う際に前記一の試験で設定したデータを前記一様乱数生成手段に設定するものであることを特徴とするフェージングシミュレータ。
  2. 前記一様乱数生成手段は、複数のシフトレジスタ(61〜69)を有する疑似雑音符号生成器であって、前記クロック信号ごとに前記各シフトレジスタのレジスタ値を変更して前記一様乱数を生成するものであることを特徴とする請求項1に記載のフェージングシミュレータ。
  3. 前記電波の散乱の効果が付加された試験信号により前記移動通信端末において発生したエラーが発生した時刻の所定時間前の時刻以降に前記各シフトレジスタに設定されたレジスタ値を前記クロック信号に従って前記各シフトレジスタに設定するレジスタ値設定手段(71a)をさらに備え、
    前記レジスタ値設定手段が設定したレジスタ値に基づいて前記再現試験を行うものであることを特徴とする請求項2に記載のフェージングシミュレータ。
  4. 付加白色ガウス雑音信号を生成する雑音生成器(110)を備え、試験対象の移動通信端末(5)に入力すべき試験信号を受けて、前記付加白色ガウス雑音信号により電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するフェージングシミュレータ(100)であって、
    前記雑音生成器は、周期が互いに異なるとともに素の関係にある複数の波形データを生成する波形データ生成手段(111)と、
    前記各波形データを合成する波形データ合成手段(115)と、
    前記移動通信端末に対して一の試験を実行した後に前記一の試験を再現する再現試験を行う際に前記一の試験で用いた波形データのうち前記電波の散乱の効果が付加された試験信号により前記移動通信端末においてエラーが発生した時刻の所定時間前の時刻以降に前記波形データ合成手段が合成した波形データに基づいて前記再現試験を行うことを指示する再現実験指示手段(101)と、
    を備えたことを特徴とするフェージングシミュレータ。
  5. 付加白色ガウス雑音信号を生成する雑音生成器(51)を備え、試験対象の移動通信端末(5)に入力すべき試験信号を受けて、前記付加白色ガウス雑音信号により電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するフェージングシミュレータ(20)を用いて前記移動通信端末を試験するフェージングシミュレーション方法であって、
    所定のデータを設定することによりクロック信号に従って順次生成する乱数が一意に定まる一様乱数を生成する一様乱数生成ステップ(S16)と、
    前記所定のデータを前記一様乱数生成ステップに設定するデータ設定ステップ(S13、S14)と、
    前記一様乱数生成ステップが生成した前記一様乱数を正規乱数に変換する正規乱数変換ステップ(S16)と、
    基地局の動作を模擬して前記試験信号を前記移動通信端末に送信する基地局模擬装置(80)に接続され、前記移動通信端末に送信すべき試験信号と、前記電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するタイミングを制御する制御情報と、を含むパケットを前記基地局模擬装置から受信するパケット受信ステップと、
    前記制御情報に基づいて前記電波の散乱の効果を前記試験信号に付加するルートと付加しないルートとを切り替えるルート切替ステップと、
    前記電波の散乱の効果が付加された試験信号及び前記電波の散乱の効果が付加されない試験信号のいずれか一方の試験信号を含むパケットを前記基地局模擬装置に送信するパケット送信ステップと、
    を含み、
    前記データ設定ステップにおいて、前記移動通信端末に対して一の試験を実行した後に前記一の試験を再現する再現試験を行う際に、前記一の試験で設定したデータを前記一様乱数生成ステップに設定することを特徴とするフェージングシミュレーション方法。
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