JP5723349B2 - ファスナ - Google Patents

ファスナ Download PDF

Info

Publication number
JP5723349B2
JP5723349B2 JP2012229161A JP2012229161A JP5723349B2 JP 5723349 B2 JP5723349 B2 JP 5723349B2 JP 2012229161 A JP2012229161 A JP 2012229161A JP 2012229161 A JP2012229161 A JP 2012229161A JP 5723349 B2 JP5723349 B2 JP 5723349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
fastener
shaft
stopper
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012229161A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014081031A (ja
Inventor
浩 高倉
浩 高倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tochigiya Co Ltd
Original Assignee
Tochigiya Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tochigiya Co Ltd filed Critical Tochigiya Co Ltd
Priority to JP2012229161A priority Critical patent/JP5723349B2/ja
Publication of JP2014081031A publication Critical patent/JP2014081031A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5723349B2 publication Critical patent/JP5723349B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

この発明は、少なくとも二つの部材を重なり合った状態に保つことのできるファスナに関する。
二つの部材、例えば二つの板状の部材それぞれに形成された透孔にファスナを挿通して、それら二つの部材を重なり合った状態に保つことのできるファスナは周知である。
例えば、特開平8−334109号公報(特許文献1)に記載のクリップは、この種のファスナの一つであって、クリップ本体とピンとを有している。重ね合せようとする二つの部材それぞれに形成された透孔にクリップ本体を挿通した後に、クリップ本体に対してピンを圧入すると、クリップ本体の脚部の先端側の径が拡大して、透孔からのクリップ本体の抜脱が不能となることによって二つの部材を重ね合せた状態に保つことができる。
また、特開2011−94636号公報(特許文献2)に記載のファスナは、円筒状部材と、円筒状部材に挿入されたピン部材とを有する。重ね合せようとする二つの部材のうちの一方の部材に形成されている透孔にその一方の部材の表面側から円筒状部材を挿入すると、円筒状部材において径方向の外側へ延びる弾性変形可能なストッパ部が一方の部材における透孔の周縁部にその一方の部材の裏面側から当接して、円筒状部材が一方の部材から抜け落ちることを防ぐことができる。
特開平8−334109号公報 特開2011−94636号公報
前記従来のクリップは、二つの部材を重ね合せた状態に保つことはできるのだが、重ね合わせた状態にある二つの部材から抜き取ることができない。したがって、このクリップは、繰り返し使用することができない。
また、前記従来のファスナは、一方の部材の透孔に挿入した円筒状部材をその透孔から抜き取って再度使用することが不可能ではないにしても、抜き取ることを容易にする手段を有するものではない。したがって、このファスナもまた、実質的な意味において、繰り返し使用することができるとはいい難い。
そこで、この発明は、従来のファスナに対して、それを繰り返し使用することができるように改良を施すことを課題にしている。
前記課題を解決するために、この発明が対象とするのは、第1部材に形成された第1透孔と、第2部材に形成された第2透孔とに挿通されて前記第1部材と前記第2部材とを重なり合った状態に保つことができ、互いに直交する長さ方向と径方向とを有するファスナである。
このファスナにおいて、この発明が特徴とするところは、以下のとおりである。すなわち、前記ファスナは、前記長さ方向へ延びていて前記第1透孔から前記第2透孔へ挿通される軸部と、前記軸部の一端部にあって前記軸部の径よりも径が大きい拡径部とを有する。前記拡径部は、第1ばねの付勢下に前記拡径部から前記長さ方向へ延出していて、前記長さ方向において往復運動可能なカム部材を有する。前記軸部は、前記一端部に対する対向端部において前記軸部の径方向へ延びる支軸を中心に往復旋回運動可能な第1旋回子と第2旋回子とを有する。前記第1旋回子は、第2ばねの付勢下に時計方向へ旋回して前記カム部材に当接可能な第1カムフォロワー部と前記第2部材における前記第2透孔の周縁部に当接可能な第1ストッパー部とを有し、前記第2旋回子は、第3ばねの付勢下に反時計方向へ旋回して前記カム部材に当接可能な第2カムフォロワー部と前記第2部材における前記第2透孔の周縁部に当接可能な第2ストッパー部とを有する。前記カム部材は、前記第1ばねの付勢に抗して前記長さ方向へ移動すると、前記カム部材が前記第1カムフォロワー部を押圧して前記第1旋回子が反時計方向に旋回するとともに、前記カム部材が前記第2カムフォロワー部を押圧して前記第2旋回子が前記時計方向に旋回し、前記第1,第2透孔に挿通されていた前記軸部は、前記第1,第2ストッパー部それぞれが前記第2透孔の前記周縁部に対する当接を解除され、前記第1,第2透孔からの抜脱が可能になる。
この発明の実施態様の一つにおいて、前記第1ばねが1個または2個以上のコイルばねで形成されている。
この発明の実施態様の一つにおいて、前記第2,第3ばねが、1個のトーションばねによって提供される。
この発明の実施態様の一つにおいて、前記軸部が角筒状のものである。
この発明の実施態様の一つにおいて、前記第1,第2旋回子が板状の部材であって、前記部材の板面が対向するように前記軸部の内側に配置されている。
この発明の実施態様の一つにおいて、前記反時計方向に旋回した前記第1旋回子および前記時計方向に旋回した前記第2旋回子を前記軸部の内側に収納可能である。
この発明の実施態様の一つにおいて、前記拡径部における前記径方向の両側それぞれの周面には凹部が形成されていて、前記第1部材における前記第1透孔の周縁部に形成された起立部を前記凹部に収容可能である。
この発明に係るファスナは、それに形成された軸部が第1部材の第1透孔と第2部材の第2透孔とに挿通されているときに、拡径部におけるカム部材を第1ばねの付勢に抗して長さ方向へ移動させると、第1カムフォロワー部を有する第1旋回子が反時計方向に旋回する一方、第2カムフォロワー部を有する第2旋回子が時計方向へ旋回して、第1旋回子における第1ストッパー部と第2旋回子における第2ストッパー部との第2部材に対する当接が解除される。そのときの軸部は第1透孔と第2透孔とから抜き取ることができるので、軸部を抜き取った後のファスナは繰り返し使用することができる。
使用状態にあるファスナの正面図。 ファスナの左側面部を示す斜視図。 ファスナの右側面部を示す斜視図。 図1のIV−IV線断面図。 図1のV−V線断面図。 図2のVI−VI線断面図。 図2のVII−VII線断面図。 ファスナの使用態様の一例を示す図4と同様な図。
添付の図面を参照して、この発明に係るファスナの詳細を説明すると以下のとおりである。
ファスナ1の使用態様を示す図1には、ファスナ1と、板状の第1,第2部材31,32それぞれの一部分とが示されている。第1,第2部材31,32は、ファスナ1によって互いに重なり合う状態に保たれている。
その図1において、ファスナ1は長さ方向Aと、長さ方向Aに直交する径方向Bとを有する。ただし、この発明において、長さ方向Aを上下方向Aという場合がある。ファスナ1はまた、図1の正面図において長さ方向Aへ延びる軸部2と、軸部2の上端部4の上方に位置していて径方向Bの寸法が軸部2のそれよりも大きい拡径部3とを有する。軸部2は、角筒状のものであって、正面部10と、右側面部11と、左側面部12と、背面部14(図2参照)とを有し、正面部10の下端部6には長さ方向Aに直交するとともに軸部2を貫通して延びる支軸7を有する。軸部2の右側面部11と左側面部12とからは、第1旋回子15と第2旋回子16との一部分である第1ストッパー部15aと第2ストッパー部16aとが突出している。拡径部3は、径方向Bの中央部に長さ方向Aにおいて往復運動可能な押しボタン式のカム部材8を有する。拡径部3はまた、その周面3aに凹部9を有し、その凹部9には拡径部3を貫通するストッパーピン17の一端部が見えている。
第1部材31と第2部材32とは、ファスナ1の軸部2を挿通するための第1透孔31aと第2透孔32aとのそれぞれを有する。第1透孔31aの径は、拡径部3の下端部分3bの径よりも小さく、また第2透孔32aは、第2透孔32aの周縁部に対して軸部2における第1,第2ストッパー部15a,16aが当接し得るように形成されている。これら第1部材31と第2部材32とは、第1,第2透孔31a,32aに挿通したファスナ1の軸部2における第1,第2ストッパー部15a,16aと拡径部3の下端部分3bとによって、互いに重なり合うように挟持されている。
図2において、ファスナ1の軸部2における左側面部12には、軸部2の内側に通じる第2スリット12aが形成され、その第2スリット12aには、第2旋回子16の第2ストッパー部16aが納まっている。第2スリット12aは、軸部2の全長にわたって長さ方向Aへ延びている。
図3において、ファスナ1の軸部2における右側面部11は左側面部12に並行するものであって、その右側面部11には軸部2の内側に通じる第1スリット11aが形成され、その第1スリット11aには第1旋回子15の第1ストッパー部15aが納まっている。第1スリット11aは、軸部2の全長にわたって長さ方向Aへ延びている。図3に明示されてはいないが、背面部14における軸部2の形状と、背面部14の上方における拡径部3の背面の形状とは、図1の正面図における軸部2と拡径部3との形状に同じである。
図4,5において、軸部2と拡径部3との内側には長さ方向Aに延びる貫通孔26が形成されている。その貫通孔26の内側では、貫通孔26を横断して径方向Bへ延びる支軸7に対して、第1旋回子15と第2旋回子16とが旋回可能に取り付けられ、第1旋回子15と第2旋回子16との間には、この発明においての第2,第3ばねを兼ねるトーションばね27が取り付けられている。トーションばね27は、長さ方向Aへ延びる第1端部27aと第2端部27bとを有する。第1端部27aは、第1旋回子15に圧接して、第1旋回子15を図1において時計方向Cへ旋回するように付勢している。第2端部27bは、第2旋回子16に圧接して、第2旋回子16を図1において反時計方向Cへ旋回するように付勢している
貫通孔26の内側ではまた、支軸7と平行に延びるストッパーピン17がカム部材8に形成されている開孔形状が長円形の横孔28(図6参照)を貫通している。貫通孔26における長さ方向Aの中間部分には、軸部2における右側面部11と左側面部12とをつなぐように延びる連結部25が形成されている。連結部25とカム部材8との間には、この発明においての第1ばねであるコイルばね29が介在し、カム部材8を矢印Aで示す上下方向Aの上方に向かって付勢している。付勢されたカム部材8は、貫通孔26の内面を摺動して上昇し、頂部8aが拡径部3の上方Aに向かって突出している。カム部材8のかかる上昇は、カム部材8における横孔28の下方部分28bがストッパーピン17に当接することによって停止する(図6参照)。図4,5の状態にあるカム部材8は、コイルばね29の付勢に抗するように図の上下方向Aの下方Aに向かって押圧されると、貫通孔26の内面を摺動して下降し、ストッパーピン17がカム部材8における横孔28の上方部分28aに当接することによって停止する(図6参照)。なお、図4において、拡径部3には、径方向Bの両側それぞれの周面3aに凹部9が形成されている。
図6は、図2のVI−VI線断面図であって、第1旋回子15の全体形状が見えている。図6において、第1旋回子15は、板状のものであって、下端部分33fと上端部分34fとを有し、下端部分33fに挿通された支軸7を中心に時計方向Cと反時計方向Cとに旋回可能な状態にある。上端部分34fには時計方向Cに向かって下り勾配となる第1ストッパー部15aと第1カムフォロワー部15bとが形成されている。第1ストッパー部15aは軸部2の内側から第1スリット11aを通って軸部2の外側へ突出していて、第2部材32に上下方向Aの下方から当接している。第1旋回子15にはまた、下端部分33fと上端部分34fとの間に延びる側面部分36fがあって、その側面部分36fでは、トーションばね27の第1端部27aが圧接して第1旋回子15を時計方向Cに向かって付勢している。
図6においてはまた、拡径部3におけるカム部材8がその下端部分8bに圧接する一対のコイルばね29によって図の上方に向かって付勢されている。カム部材8は、下端部分8bに第1カム部40fを有し、その第1カム部40fには、時計方向Cへ付勢されている第1旋回子15の第1カムフォロワー部15bが圧接可能である。
図6においてはさらにまた、カム部材8の頂部8aを下方Aに向かって押圧することによって垂直に下降したカム部材8の一部分が仮想線で示されている。コイルばね29の付勢に抗して下降したカム部材8は、第1カム部40fが第1旋回子15の第1カムフォロワー部15bを押圧して、第1旋回子15を反時計方向Cへ旋回させて仮想線の状態にする。仮想線の第1旋回子15では、第1ストッパー部15aが軸部2の内側に退却して、第1ストッパー部15aと第2部材32における第2透孔32aの周縁部との当接が解ける。
図7は、図2のVII−VII線断面図である。図7は図6に似た図であるが、図7には第1旋回子15ではなくて第2旋回子16の全体形状が見えている。第2旋回子16は、第1旋回子15と同一形状を有する板状のものであって、下端部分33r、上端部分34r、側面部分36r、第2ストッパー部16a、第2カムフォロワー部16bを有し、板面が第1旋回子15の板面と対抗するように配置されている。図6においての時計方向Cは、図7において図示の方向となる。すなわち、第2旋回子16が時計方向へ旋回するというときには、第2旋回子16が図7における矢印Cの示す方向へ旋回することを意味している。その第2旋回子16は、時計方向Cと反時計方向Cとに旋回し得るように支軸7に支えられ、トーションばね27の第2端部27bによって、反時計方向C(図1参照)に向かって付勢され、第2ストッパー部16aが第2部材32における第2透孔32aの周縁部に圧接している。拡径部3のカム部材8は、下端部分8bに第2カム部40rを有する。第2カム部40rには、反時計方向Cへ付勢されている第2旋回子16の第2カムフォロワー部16bが圧接可能である。
図7においてもまた、コイルばね29の付勢に抗して下降したカム部材8の一部分が仮想線で示されている。下降したカム部材8は、第2カム部40rが第2旋回子16の第2カムフォロワー部16bを押圧し、第2旋回子16を時計方向Cへ旋回させて仮想線の状態にする。仮想線の第2旋回子16では、第2ストッパー部16aが軸部2の内側に退却して、第2ストッパー部16aと第2部材32との当接が解ける。
図示例において、第1部材31の第1透孔31aと、第2部材32の第2透孔32aとは、径方向Bの寸法が軸部2の径方向Bの寸法よりも大きく、かつ、拡径部3の径方向Bの寸法よりも小さく作られている。押しボタン式のカム部材8をコイルばね29の付勢に抗して押圧して、軸部2の第1旋回子15と第2旋回子16とが図6,7の仮想線の状態となり、第1ストッパー部15aと第2ストッパー部16aとが軸部2の内側に退却しているときには、軸部2を第1部材31と第2部材32とから抜き取り、ファスナ1を第1,第2部材31,32から外すことができ、必要ならばそのファスナ1を再度使用することができる。
ファスナ1を使用して第1部材31と第2部材32とを重ね合せた状態に保つための操作は、次のようにする。すなわち、自然状態にあるファスナ1は、図1の形状のファスナ1に近似したものであって、第1旋回子15は、時計方向Cへのばね付勢下にあって第1ストッパー部15aが第1スリット11aを通って軸部2の外側へ突出している。また、第2旋回子16は、反時計方向Cへのばね付勢下にあって、第2ストッパー部16aが第2スリット12aを通って軸部2の外側へ突出している。この状態のファスナ1における軸部2を図1に仮想線で示されている第1部材31の第1透孔31aと第2部材32の第2透孔32aとに挿通すると、第1旋回子15は第1ストッパー部15aにおける下縁15dが第1部材31の第1透孔31aの周縁部に圧接し、第2旋回子16は第2ストッパー部16aにおける下縁16dが第1透孔31aの周縁部に圧接して、第1旋回子15が反時計方向Cへ旋回して軸部2の内側に退却する一方、第2旋回子16が時計方向Cへ旋回して軸部2の内側に退却することにより、軸部2の第1,第2透孔31a,32aに対する挿通が可能になる。拡径部3が第1部材31に当接するときには、第1,第2ストッパー部15a,16aがトーションばね27の付勢作用によって軸部2の外側へ出て、図1に実線で例示の如く、第1,第2部材31,32を重なり合った状態に維持することができる。
図8は、ファスナ1の使用態様の一例を示す図4と同様な図である。ただし、ファスナ1は、第1部材31における第1透孔31aにのみ挿通されていて、第2部材32における第2透孔32aには未だ挿通されていない。その第1部材31では、第1透孔31aの周縁部の一部分に上方Aに向かっての一対の起立部41が径方向Bにおいて対向するように形成され、その起立部41がファスナ1における拡径部3に形成された一対の凹部9のそれぞれに収容されている。一対の起立部41の上端部41aそれぞれは、凹部9の底面部分9aに圧接することによって拡径部3を径方向Bにおいて狭持している。それゆえ、第1透孔31aに挿通されたファスナ1は、第1透孔31aの内側で揺れ動くことがなく、軸部2を第2透孔32aへ挿通するときの作業に手間がかかるということがない。このように作用する一対の起立部41は、上端部41aどうしの離間寸法を凹部9における底面部分9aどうしの間の寸法よりも僅かに小さくすることによって得ることができる。
この発明において、ファスナ1を使用して重ね合せる部材は、第1部材31と第2部材32との二つであることに限定されるわけではない。第1部材31と第2部材32との間に少なくとも一つの部材を介在させ、これら部材のすべてをファスナ1によって重ね合せることも可能である。また、ファスナ1における軸部2は、図示例の角筒状のものであることに限定されるわけではない。円筒状の軸部を使用してこの発明を実施することも可能である。さらにはまた、第1旋回子15と第2旋回子16とに対する付勢が、図示例の如く一つのトーションばね27によって提供されることに代えて、個別に作られた第2ばねと第3ばねとのそれぞれによって提供されていてもよい。カム部材8を付勢するためのコイルばね29は、その個数が図示例の2個(図6,7参照)に限定されるものではなく、1個であってもよいし、3個以上であってもよい。
1 ファスナ
2 軸部
3 拡径部
3a 周面
4 一端部(上端部)
6 対向端部(下端部)
7 支軸
8 カム部材
9 凹部
15 第1旋回子
15a 第1ストッパー部
15b 第1カムフォロワー部
16 第2旋回子
16a 第2ストッパー部
16b 第2カムフォロワー部
27 第2、第3ばね(トーションばね)
29 第1ばね(コイルばね)
31 第1部材
31a 第1透孔
32 第2部材
32a 第2透孔
A 長さ方向(上下方向)
B 径方向
時計方向
反時計方向

Claims (7)

  1. 第1部材に形成された第1透孔と、第2部材に形成された第2透孔とに挿通されて前記第1部材と前記第2部材とを重なり合った状態に保つことができ、互いに直交する長さ方向と径方向とを有するファスナであって、
    前記ファスナは、前記長さ方向へ延びていて前記第1透孔から前記第2透孔へ挿通される軸部と、前記軸部の一端部にあって前記軸部の径よりも径が大きい拡径部とを有し、
    前記拡径部は、第1ばねの付勢下に前記拡径部から前記長さ方向へ延出していて、前記長さ方向において往復運動可能なカム部材を有し、
    前記軸部は、前記一端部に対する対向端部において前記軸部の径方向へ延びる支軸を中心に往復旋回運動可能な第1旋回子と第2旋回子とを有し、
    前記第1旋回子は、第2ばねの付勢下に時計方向へ旋回して前記カム部材に当接可能な第1カムフォロワー部と前記第2部材における前記第2透孔の周縁部に当接可能な第1ストッパー部とを有し、前記第2旋回子は、第3ばねの付勢下に反時計方向へ旋回して前記カム部材に当接可能な第2カムフォロワー部と前記第2部材における前記第2透孔の周縁部に当接可能な第2ストッパー部とを有し、
    前記カム部材が前記第1ばねの付勢に抗して前記長さ方向へ移動すると、前記カム部材が前記第1カムフォロワー部を押圧して前記第1旋回子が反時計方向に旋回するとともに、前記カム部材が前記第2カムフォロワー部を押圧して前記第2旋回子が前記時計方向に旋回し、前記第1,第2透孔に挿通されていた前記軸部は、前記第1,第2ストッパー部それぞれが前記第2透孔の前記周縁部に対する当接を解除され、前記第1,第2透孔からの抜脱が可能になることを特徴とする前記ファスナ。
  2. 前記第1ばねが1個または2個以上のコイルばねで形成されている請求項1記載のファスナ。
  3. 前記第2,第3ばねが、1個のトーションばねによって提供される請求項1または2記載のファスナ。
  4. 前記軸部が角筒状のものである請求項1〜3のいずれかに記載のファスナ。
  5. 前記第1,第2旋回子が板状の部材であって、前記部材の板面が対向するように前記軸部の内側に配置されている請求項4記載のファスナ。
  6. 前記反時計方向に旋回した前記第1旋回子および前記時計方向に旋回した前記第2旋回子を前記軸部の内側に収納可能である請求項4または5記載のファスナ。
  7. 前記拡径部における前記径方向の両側それぞれの周面には凹部が形成されていて、前記第1部材における前記第1透孔の周縁部に形成された起立部を前記凹部に収容可能である請求項1〜6のいずれかに記載のファスナ。
JP2012229161A 2012-10-16 2012-10-16 ファスナ Active JP5723349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012229161A JP5723349B2 (ja) 2012-10-16 2012-10-16 ファスナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012229161A JP5723349B2 (ja) 2012-10-16 2012-10-16 ファスナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014081031A JP2014081031A (ja) 2014-05-08
JP5723349B2 true JP5723349B2 (ja) 2015-05-27

Family

ID=50785394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012229161A Active JP5723349B2 (ja) 2012-10-16 2012-10-16 ファスナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5723349B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110857711A (zh) * 2018-08-24 2020-03-03 泷源制造株式会社 面板固定件
JP7416610B2 (ja) * 2019-12-09 2024-01-17 タキゲン製造株式会社 パネルファスナー
JP7407624B2 (ja) * 2020-03-05 2024-01-04 タキゲン製造株式会社 ピンファスナー
JP7430558B2 (ja) * 2020-03-30 2024-02-13 タキゲン製造株式会社 締結ファスナー

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540889Y2 (ja) * 1975-12-26 1980-09-25
JPS62181369U (ja) * 1986-05-09 1987-11-17
JP2005337312A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Piolax Inc 止め具
US20080003077A1 (en) * 2005-01-06 2008-01-03 Anderson Ormand G Latch assembly
JP5147792B2 (ja) * 2009-07-28 2013-02-20 株式会社ニフコ 留め具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014081031A (ja) 2014-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5723349B2 (ja) ファスナ
EP2783877B1 (en) Self-inking stamp
CN101696630B (zh) 圆杆刀具
US20070253794A1 (en) Fastening device
US20090284051A1 (en) Bouncer
CN105896171B (zh) 杆式连接器
US20130019719A1 (en) Hand tool with adjustable swing angle
JP2019021405A (ja) 雄端子金具及び雌端子金具
CN102343738A (zh) 环形手柄活页夹机构
JP4637086B2 (ja) 自動変速機のシフトレバー装置
CN102959304A (zh) 管连结用连接器
JP2014119435A (ja) プローブピンユニット及びicソケット
US9862105B2 (en) Folding knife with safety device
CN103573037B (zh) 防盗锁装置
CN106168241B (zh) 母按扣、按扣及母按扣的制造方法
US20180141371A1 (en) Pen cartridge
CN206110901U (zh) 一种自动上锁的u形锁
JP2009113427A (ja) ボールペン
TWM418191U (en) Fastening bolt
CN202200311U (zh) 美工刀
CN204567934U (zh) 车把手与车头的连接装置
US20170065135A1 (en) Toilet convenient to assemble and disassemble
JP2006289725A (ja) クリップ
CN209454405U (zh) 一种书本折边机的分页装置
CN210429296U (zh) 一种嵌入式固定结构固态硬盘

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5723349

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150