JP5722076B2 - ジャック - Google Patents

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本発明は、イヤホンやマイクロホンなどに接続されたプラグが差込み接続されるジャックに係り、さらに詳しくは、プラグ挿入孔にプラグが挿入されたことを検知できるプラグ挿入検出機構を備えたジャックに関するものである。
プラグ挿入検出機構を備えたジャックは、既に知られており、このプラグ挿入検出機構(以下、挿入検出機構という)は、概ね、以下の二つのタイプに大別されるものとなっている。その一つのタイプは、例えば、下記特許文献1に開示されているように、プラグ挿入孔の周側部に設けたバネ片と、同プラグ挿入孔の周側部にあって異なる他の位置に設けた他のバネ片とで挿入検出機構を構成して、プラグ挿入孔にプラグが挿入されると、これらのバネ片間がプラグに設けた電極によって電気的に接続されて、この電気接続によりプラグの挿入を検出するものである。
また、他のタイプは、例えば、下記特許文献2、3に開示されているように、プラグ挿入孔内に、固定接点と、この固定接点に接触される可動接点とを備えたスイッチ機構からなる検出機構を設けて、プラグの挿入によって、このスイッチ機構が作動して、プラグの挿入を検出するものである。
以下、図14を参照して、一方の下記特許文献3に記載されたプラグ挿入検出機構を説明する。なお、図14はこの特許文献に記載されたプラグ挿入検出機構を備えたジャックを示し、図14Aはジャック背面の断面図、図14Bはジャック平面の断面図、図14Cはジャック底面の断面図、図14Dおよび図14Eはそれぞれの側面を切断した断面図である。
このプラグ挿入検出機構20は、ハウジング21に組込んだ第1スリーブバネ22と、これと離接するメークバネ23と、第2スリーブバネ24とからなり、プラグ挿入孔に電気信号用および光信号用のいずれかのプラグを挿入してもそれらを識別して検出できるものとなっている。なお、記号p1〜p4は電気信号用プラグに設けられた電極となっている。
(a) 電気信号用プラグの挿入検出
プラグ挿入孔21aに電気信号用プラグpが挿入されると、図14A、図14Bに示すように、第1スリーブバネ22の作用部22bが電気信号用プラグpの周側部に当接して後退し、この作用部22bの背後の接片部22cがメークバネ23の接触部23bに接触して通電する。この通電により、プラグ挿入孔21aに何らかのプラグが挿入されたことが検出され、さらに、第1スリーブバネ22と第2スリーブバネ24とが通電するので、そのプラグが電気信号用プラグpであることが判別される。
(b) 光信号用プラグの挿入検出
プラグ挿入孔21aに光信号用プラグが挿入されると、電気信号用プラグpが挿入された場合と同様に、第1スリーブバネ22とメークバネ23とが通電する。このとき、第1スリーブバネ22の作用部22bは、プラグの周側部に当接して後退するので、第2スリーブバネ24の先端接触部24bもプラグ周側部の上方の部位に接触する。しかしながら、光信号用プラグの周側には、電気信号用プラグpにあるスリーブ電極p4のような導電性部材がないので、第1スリーブバネ22と第2スリーブバネ24とが導通せずに非導通状態になる。その結果、第1スリーブバネ22とメークバネ23とが導通することで、プラグ挿入孔21aに何らかのプラグが挿入されたことが検出されるが、第1スリーブバネ22と第2スリーブバネ24とが非導通状態になるので、そのプラグが電気信号用プラグでなく光信号用プラグであることが判別される。
特開平11−288766号公報(段落〔0010〕、〔0011〕、図1) 特開2011−9122号公報(段落〔0029〕〜〔0032〕、図5) 特開2007−323960号(段落〔0049〕〜〔0053〕、図2) 特開平8−167454号(段落〔0012〕、図3)
上記特許文献1〜3のジャックは、いずれもハウジングにプラグ挿入検出機構が組み込まれているので、プラグ挿入孔へプラグが挿入されると、そのプラグの挿入を検知することができる。しかしながら、これらのジャックのうち、上記特許文献1のものは、電気信号用プラグの挿入検出ができるが、他の光信号用プラグの挿入検出ができない。これに対して、上記特許文献2、3のジャックは、光信号用プラグの挿入検出が可能であるが、スイッチ機構を構成する接点に電気絶縁性のゴミ、塵、埃などの異物が付着し、また同接点間に同様の異物などが挟まり、さらにまた、接点表面が酸化被膜などで覆われると接触不良が発生して、スイッチ機構が正常に作動しなくなってプラグの挿入検出ができなくなる。
ジャックは、多くのオーディオプレーヤー、例えばデジタルオーディオプレーヤー、ポータブルCDプレーヤー、MDレコーダー、ポータブルカセットプレーヤー、ポータブルカセットレコーダおよびマイクロカセットレコーダーなどに使用されるが、これらのオーディオプレーヤーは、ときに埃やゴミが多い環境で使用されることがある。そのためにオーディオプレーヤーがこのような環境で使用されると、プラグ挿入孔などからハウジング内部へ埃やゴミなどの異物が入り込みスイッチ機構を構成する接点の接触不良を誘発ことがあり、その結果、スイッチ機構が正常に作動しなくなってプラグの挿入検出ができなくなる。
そこで、本発明者らは、従来技術のジャックがこのような課題を抱えていることから、この課題を解消するためにゴミ、塵、埃や酸化被膜などの電気絶縁性の異物が接点に付着し、或いは挟まって接点の接触不良を誘発することがあるので、このような接触不良が発生しない方策を探求した。この探求の過程において、まず、コネクタ分野で知られている接点間を互いにワイピングする、いわゆるワイピング技術を利用すれば簡単に解決できることを想起して、このワイピング技術のジャックへの適用を試行してみた。
しかしながら、このワイピング技術は、概ね、例えば上記特許文献4に開示されているように、対向する一対の細板状片からなるスイッチコンタクトを用い、これらのスイッチコンタクトに設けた接点間に他の平板状のコネクタを挿通することによって、接点間にワイピング作用を生じされるものとなっているので、このようなワイピング技術をジャックに組込むことができない課題に遭遇した。その理由は、ジャックは、前記のオーディオプレーヤー、例えばデジタルオーディオプレーヤー、ポータブルCDプレーヤー、MDレコーダー、ポータブルカセットプレーヤー、ポータブルカセットレコーダおよびマイクロカセットレコーダーなどに組込まれて使用されるものであり、近年、これらのオーディオプレーヤーは、ますます小型化・背低化の傾向にあることから、これらに組込まれるジャックにも、より小型化および背低型の仕様が要請されてきており、そのために、上記のようなワイピング技術をそのまま利用するとこのような仕様にマッチさせることができないからである。
そこで、これまでのワイピング技術は、板状片からなるスイッチコンタクトの平坦面を利用し、その平坦面同士でワイピング作用を生じさせているために、より小型化および背低化の仕様が要請されているジャックに組込むのが困難であることを突き止めて、その対策として、スイッチコンタクトの平坦面同士でなく、一方のスイッチコンタクトのエッジ部、すなわち、板状片の肉厚端縁を利用し、このエッジ部で平坦面を摺動する構造にするとこのワイピング機能を持たせることが可能になることを見出して、本発明を完成させるに至ったものである。
そこで、本発明は、このような従来技術が抱える課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、スイッチ機構からなるプラグ挿入検出機構を備えたジャックにあって、スイッチ機構を構成する接点に電気絶縁性のゴミや塵などの異物が付着し、或いは同接点間にこのような異物が挟まっても、このスイッチ機構が円滑に作動できるようにしてプラグの挿入の検出が確実にできるようにした構成が簡単で信頼性の高いプラグ挿入検出機構を備えたジャックを提供することにある。
本発明の他の目的は、また、光信号用プラグが挿入されたときも、電気信号用プラグと識別して検出できるようにしたプラグ挿入検出機構を備えたジャックを提供することにある。
前記目的は、以下の手段によって達成できる。本願発明の第1の態様のジャックによれば、プラグ挿入孔を有する電気絶縁性のジャックハウジング内に、少なくとも1本の信号コンタクトと、第1の接点部を設けた第1のスイッチコンタクトおよび前記第1の接点部に接触される第2の接点部を設けた第2のスイッチコンタクトとを組込み、前記プラグ挿入孔からのプラグの挿入によって前記第1、第2の接点部が接触し、この接触によりプラグの挿入を検出するジャックにおいて、
前記第1、第2のスイッチコンタクトは、少なくともいずれか一方のスイッチコンタクトを弾性変形可能な板状片で形成して、該スイッチコンタクトに前記プラグの挿入によって該スイッチコンタクトを変位させて前記第1、第2の接点部を接触させる作用部を設け、前記第1、第2の接点部は、いずれか一方の接点部が被摺動接点および他方の接点部が前記被摺動接点に当接して摺動接触する摺動接点で形成され
前記第1、第2のスイッチコンタクトは、いずれも所定の肉厚および電気導電性を有する板状片からなるスイッチ腕片で形成し、前記第1、第2の接点部のいずれか一方の接点部の接点は一方のスイッチ腕片の平坦面で形成され、他方の接点部の接点は他方のスイッチ腕片のエッジ部で形成され、
前記他方のスイッチ腕片は、先端部が所定の隙間をあけて対向する一対の接点腕片に分岐させて該各接点腕片に対向するエッジ部を所定角度で傾斜させて形成し、前記一方のスイッチ腕片の接点は前記対向するエッジ部間に入り込み前記隙間を拡大する平坦面を有する接点片で形成され、
前記対向するエッジ部は、対向する一対の略ハ字型に形成され、前記接点片は略V字型に形成されていることを特徴とする。
また、第の態様のジャックは、前記第1の態様のジャックにおいて、前記信号コンタクトおよび前記第1、第2のスイッチコンタクトは、いずれも前記ジャックハウジングへ固定するハウジング固定部、プリント配線基板に接触接続される基板接触部を設けた基板接触脚部とを設けて、前記ジャックハウジングは、その内部に前記プラグ挿入孔に連通し、プリント配線基板に載置する面を開口させた所定大きさの空間を設けて、前記ジャックハウジングは、前記信号コンタクトおよび前記第1、第2のスイッチコンタクトを収容して、前記開口側へ前記基板接触脚部が位置し前記基板接触部が開口から外方へ突出していることを特徴とする。
また、第の態様のジャックは、前記第1の態様のジャックにおいて、前記ジャックハウジング内には、前記スイッチコンタクトの前記作部から離れた位置にグランド接続用コンタクトを配設して、前記グランド接続用コンタクトと前記作用部との電気的導通又は非導通により電気信号プラグと光信号プラブとが判別して検出されことを特徴とする。
第1の態様のジャックによれば、第1、第2のスイッチコンタクトは、少なくともいずれか一方のスイッチコンタクトを弾性変形可能な板状片で形成して、該スイッチコンタクトにプラグの挿入によって該スイッチコンタクトを変位させて第1、第2の接点部を接触させる作用部を設け、これらの第1、第2の接点部は、いずれか一方の接点部が被摺動接点および他方の接点部がこの被摺動接点に当接して摺動接触する摺動接点で形成されているので、第1、第2の接点部を構成する接点に、ゴミや塵などの異物が付着し、或いは同接点間にこのような異物が挟まっても、接点部を構成する被摺動接点と摺動接点との間でワイピング作用が働き、このワイピング作用により、第1、第2の接点部の接触不良などの障害を回避できてプラグの挿入検出が確実になる。
また、の態様のジャックによれば、第1、第2の接点部のいずれか一方の接点部の接点はスイッチ腕片の平坦面および他方の接点部の接点は他のスイッチ腕片のエッジ部で形成されているので、一方の接点を構成するエッジ部が他の接点を構成する平坦面を擦るので、両接点間に強いワイピング作用が生じて、このワイピング作用により、よりプラグの挿入検出が確実になる。また、接点を構成するエッジ部は、スイッチ腕片の端縁を切除などすることにより形成されるのでその作成が極めて容易になる。
また、の態様のジャックによれば、他方のスイッチ腕片は、先端部が所定の隙間をあけて対向する一対の接点腕に分岐させて該各接点腕片に対向するエッジ部を所定角度で傾斜させて形成し、一方のスイッチ腕片の接点は対向するエッジ部間に入り込みこの隙間を拡大する平坦面で形成されているので、このプラグが挿入されると、他方のスイッチ腕片の平坦面が対向するエッジ部間に入り込みこの隙間を拡大するので、これらの接点が接点部の平坦面を摺動(スライド移動)して、両接点と接点部との間にワイピング作用が働き確実に電気的接続がなされる。
また、の態様のジャックによれば、エッジ部は対向する一対の略ハ字型に、接点片は略V字型にそれぞれ形成されているので、接触時に略V字型の接点片が略ハ字型のエッジ部に入り込み両接点と接点部との間にワイピング作用が働き確実に電気的接続がなされる。
の態様のジャックによれば、信号コンタクトおよび第1、第2のスイッチコンタクトは、それぞれの基板接触脚部がジャックハウジングの開口側に配設されるので、ジャックを背低化および小型化できる。また、これらのコンタクトは、基板接触部が開口から外方へ突出するので、各コンタクトの基板接触脚部の弾性を利用して基板接触部をプリント配線基板の配線パターン上をスライド移動させて確実に電気接続される。
の態様のジャックによれば、グランド接続用コンタクトとスイッチコンタクトの作用部との電気的導通又は非導通により、電気信号プラグと光信号プラブとを簡単に判別できる。
図1は本発明の実施形態に係るジャックとこのジャックに差込み接続するプラグの斜視図である。 図2は図1のジャックを所定の方向からみたもので、図2Aは正面図、図2Bは図2Aの左側面図、図2Cは図2Aの右側面図、図2Dは図2Aの底面図、図2Eは上面図である。 図3は図2Dのジャック底面を拡大した拡大底面斜視図である。 図4は図2のジャックを構成するジャックハウジングとコンタクトとを分解した斜視図である。 図5は図4の全体のコンタクトを拡大した斜視図である。 図6は図3、図4のグランド接続用コンタクトの斜視図である。 図7は図3、図4のマイクロホン信号接続用コンタクトの斜視図である。 図8は図3、図4のイヤホン右側信号用コンタクトの斜視図である。 図9は図3、図4の第1のスイッチコンタクトの斜視図である。 図10は図3、図4の第2のスイッチコンタクトの斜視図である。 図11は図3、図4のイヤホン左側信号用コンタクトの斜視図である。 図12は図3、図4のロックピンの斜視図である。 図13は第1、第2のスイッチコンタクトの接点接触状態を説明する断面図である。 図14は従来技術のプラグ挿入検出機構を備えたジャックを示し、図14Aはジャック背面の断面図、図14Bはジャック平面の断面図、図14Cはジャック底面の断面図、図14Dおよび図14Eは側面で切断した断面図である。
[実施形態]
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのジャックを例示するものであって、本発明をこれに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。
図1、図2を参照して、本発明の実施形態に係るジャックの概要を説明する。なお、図1は本発明の実施形態に係るジャックとこのジャックに差込み接続するプラグの斜視図である。本発明の実施形態に係るジャック1は、正面にプラグ13を差込み接続するプラグ挿入孔3を設けたジャックハウジング2と、このジャックハウジング内に組込んでプラグ13の複数の電極14a〜14dにそれぞれ電気的に接続される複数本のコンタクト5〜10(図3、図4参照)と、同様にこのジャックハウジング2に組み込んでプラグ13の抜け止めをするロックピン11(図3、図4参照)とで構成されている。このジャック1は、図示を省略したプリント配線基板に実装できる構造となっている。
プラグ13は、図1に示すように、複数の電極14a〜14dを設けた電極部14と、この電極部を支持固定する電気絶縁性材料のプラグハウジング15と、このプラグハウジングの後方に固定して複数の電極14a〜14dに接続したリード線16とを有している。電極部14は、第1〜第4の電極14a〜14dからなり、プラグハウジング15から、先方へ向かって順にグランド接続用、マイクロホン信号接続用、イヤホン右側信号接続用、同左側信号接続用の各電極となっているが用途の一例であり、必要に応じて規定する順番を変更することも可能である。これらの電極のうち、第1〜第3の電極14a〜14cは、所定の直径および長さ方向に所定の長さを有し内部に貫通孔を設けた筒状電極体からなり、これらの筒状電極体は良導電体の金属材料で形成されている。また、先端の第4の電極14dは、砲弾型の先端電極部と、この電極部から後方へ延びた細棒の棒状導体とを有し、良導電体の金属材料で形成されている。なお、このプラグの直径は、例えば3.5mm又は2.5mmとなっている。
図2〜図5を参照して、図1のジャックの構成を詳述する。なお、図2は図1のジャックを所定の方向からみたもので、図2Aは正面からみた正面図、図2Bは図2Aの左側面図、図2Cは図2Aの右側面図、図2Dは図2Aの底面図、図2Eは上面図、図3は図2Dのジャック底面を拡大した拡大底面図、図4は図2のジャックを分解した斜視図、図5は図4のコンタクト全体の斜視図である。
ジャック1は、図2〜図4に示すように、正面にプラグ13が挿入されるプラグ挿入孔(以下、挿入孔という)3を設けたジャックハウジング(以下、ハウジングという)2と、このハウジングに装着される複数本、例えば6本のコンタクト5〜10およびロックピン11とで構成されている。複数本のコンタクト5〜10は、グランド接続用コンタクト(以下、GNDコンタクトという)5、マイクロホン信号接続用コンタクト(以下、MICコンタクトという)6、イヤホン右側信号接続用コンタクト(以下、Rコンタクトという)7、第1のスイッチコンタクト(以下、SW1コンタクトという)8、第2のスイッチコンタクト(以下、SW2コンタクトという)9、およびイヤホン左側信号接続用コンタクト(以下、Lコンタクトという)10となっている。SW1コンタクト8とSW2コンタクト9とで、プラグ13の挿入を検出するスイッチ機構を構成するものとなっている。
ハウジング2は、図2〜図4に示すように、所定の幅長および長さを有し長方形状の底壁面2aと、この底壁面の周囲から所定高さ立設した側壁面2b〜2eと、これらの側壁面の頂部を繋ぐ上壁面2fとを有する直方体形状のブロックからなり、電気絶縁性の合成樹脂成型体で形成されている。
これらの側壁面2b〜2eのうち、側壁面2dは、ジャック1がポータブルオーディオプレーヤーなどの機器(以下、携帯機器ともいう)に取付けられたときに、この携帯機器の筐体の外壁面に合わせた形状となっている。この側壁面、すなわち正面壁2dは、底壁面2aから上壁面2fに向かって所定角度、例えば80°前後の角度に傾斜した傾斜面で形成されている。この傾斜面の角度は、携帯機器の筐体形状に合わせて決められている。この正面壁2dには、プラグ13の電極部14が挿入される挿入孔3が形成されている。このハウジング2は、内部にこの挿入孔3に連通した所定大きさの空間部4が形成されている。この空間部4は、底壁面2aから上壁面2fへ向かって所定深さ窪ませた凹み穴で形成されている。なお、挿入孔3は、直径3.5mm又は2.5mmのプラグを差込むことができる大きさになっている。
ハウジング2の空間部4、すなわち凹み穴の内壁面には、図3に示すように、正面壁2d側から背面壁2e側に向かって順に、GNDコンタクト5が装着される装着溝4、同様にMICコンタクト6が装着される装着溝4、Rコンタクト7が装着される装着溝4、SW1コンタクト8が装着される装着溝4、SW2コンタクト9が装着される装着溝4、およびLコンタクト10が装着される装着溝4がそれぞれ形成されている。また、上壁面2fには、ロックピン11が装着される装着溝4(図4参照)が形成されている。それぞれの装着溝4〜4は、後述するコンタクトのハウジング固定部が圧入される大きさの嵌入溝となっている。
図5〜図10および図12を参照して、これらのコンタクトを説明する。なお、図5はジャックハウジング内に配設される複数本のコンタクトの全体配置図、図6は図3、図4のグランド接続用コンタクトの斜視図、図7は図3、図4のマイクロホン信号接続用コンタクトの斜視図、図8は図3、図4のイヤホン右側信号用コンタクトの斜視図、図9は図3、図4の第1のスイッチコンタクトの斜視図、図10は図3、図4の第2のスイッチコンタクトの斜視図、図11は図3、図4のイヤホン左側信号用コンタクトの斜視図である。
複数本(本実施形態では6本)のコンタクト5〜10、すなわちGNDコンタクト5、MICコンタクト6、Rコンタクト7、SW2コンタクト9、およびLコンタクト10は、すべてプラグ13の各電極14a〜14dと接続されるプラグ接触部およびプリント配線基板上の配線と接続される基板接触部と、ハウジング2へ固定されるハウジング固定部とをそれぞれ有し、各コンタクトの基板接続部はハウジング2の底壁面2a側に、また、プラグ接触部はハウジング2の空間部4内の内壁面側に整列させて配置されるようにして、ハウジング2内に装着・固定される構成となっている。また、SW1コンタクト8も基板接触部およびハウジング固定部を有しており、その基板接触部がハウジング2の底壁面2a側に配設されるようにして、ハウジング2内に装着・固定される構成となっている。
これ複数本のコンタクト5〜10は、ハウジング2に装着されると、各コンタクトの基板接続脚部が底壁面2a側に配設されるのでジャックの小型化、特に、低背および薄型化が可能になる。すなわち、基板接続脚部は、略同一面上に位置するので、ハウジングに組込んだときに、該ハウジングを小型化でき、結果としてジャックを背低化および薄型化できる。また、これらのコンタクトは、同一底面側からの差込み嵌入でできるので、ハウジング内への組込み固定が簡単になる。以下、これらのコンタクトの構成を詳述する。
GNDコンタクト5は、図6に示すように、ハウジング2の装着溝4に嵌入固定するハウジング固定部5aと、このハウジング固定部の一辺から延設した弾性を有する基板接続脚部5bと、同じ辺から折曲して同じ方向へ延設した弾性を有するプラグ接続腕部5cとを有し、これらの基板接続脚部5bおよびプラグ接続腕部5cの各先端に基板接触部5bおよびプラグ接触部5cを設けて、良導電性の板状体の打ち抜き折曲加工により形成されている。すなわち、ハウジング固定部5aは、所定長さおよび幅長を有し所定面積の矩形状の板状片で形成されている。この板状片は、ハウジング2の装着溝4の形状に合わせたものとなっている。
このハウジング固定部5aは、基板接続脚部5b、プラグ接続腕部5cより幅広に形成されている。幅広にしたことにより、ハウジング2への固定が安定になる。基板接続脚部5bは、ハウジング固定部5aの一辺から一方向へ略鈍角に折曲し所定幅長で且つ直線状に比較的長く延設した弾性を有する板状片で形成されている。この板状片は、ハウジング固定部5aから先端部に向かって下方に緩やかに屈曲し、先端が上方へ跳ね上がった形状にして、端部に基板接触部5bが設けてある。この基板接続脚部5bは、GNDコンタクト5を装着したジャック1がプリント配線基板に固定されると、基板接触部5bがプリント配線基板上の配線にスライド接触される。また、プラグ接続腕部5cは、ハウジング固定部5aの一辺から該ハウジング固定部に接近するように略U字状に折曲させて弾性を有するU字片で形成されている。このU字片は、その先端にプラグ接触部5bが設けてある。
MICコンタクト6は、図7に示すように、GNDコンタクト5と同様に、ハウジング2の装着溝4に嵌入固定するハウジング固定部6aと、このハウジング固定部の一辺から略鈍角に折曲して一方向へ所定幅長で且つ直線状に比較的長く延設した弾性を有する基板接続脚部6bと、他の対向する辺から略U字型に折曲した弾性を有するU字型のプラグ接続腕部6cとを有し、基板接続脚部6bおよびプラグ接続腕部6cの各先端に基板接触部6bおよびプラグ接触部6cを設け、良導電性の板状体の打ち抜き折曲加工により形成されている。
Rコンタクト7は、図8に示すように、GNDコンタクト5と同様に、ハウジング2の装着溝4に嵌入固定するハウジング固定部7aと、このハウジング固定部の一辺から略鈍角に折曲して一方向へ所定幅長で且つ直線状に比較的長く延設した弾性を有する基板接続脚部7bと、他の対向する辺から略U字型に折曲させた弾性を有するU字型のプラグ接続腕部7cとを有し、基板接続脚部7bおよびプラグ接続腕部7cの各先端に基板接触部7bおよびプラグ接触部7cを設け、良導電性の板状体の打ち抜き折曲加工により形成されている。
SW1コンタクト8は、図9に示すように、ハウジング2の装着溝4に固定するハウジング固定部8aと、このハウジング固定部の一辺から略鈍角に所定長さ直線状に延設した基板接続脚部8bと、同じハウジング固定部の長手方向から所定長さ延設したスイッチ腕部8cとを有し、基板接続脚部8bの先端に基板接触部8b、スイッチ腕部8cの先端に接点a、bをそれぞれ設け、良導電性の板状体の打ち抜き折曲加工により形成されている。さらに詳述すると、ハウジング固定部8aは、所定の幅長および長さで比較的大面積の略矩形状の板状片からなり、この板状片は、その一端(図の下方)から他端(図の上方)へ向けて凹み溝を設けて、ハウジング2の装着溝4に差込み固定する大きさになっている。この板状片は、面積を比較的大きくして凹み溝を設けてあるので、ハウジングの装着溝4への固定が安定になる。基板接続脚部8bは、ハウジング固定部8aの一辺(図の上辺)から一方向へ略鈍角に折曲し所定幅長で且つ直線状に長く延設した弾性を有する板状片からなり、先端に基板接触部8bが設けてある。
スイッチ腕部8cは、ハウジング固定部8aの一端(図の長手方向)から所定の幅長Wおよび長さで延設して所定の隙間をあけて対向する一対の板状片からなる第1、第2のスイッチ腕片8c、8cからなり、両第1、第2のスイッチ腕片8c、8cの先端にそれぞれ第1、第2の接点a、bが設けてある。一対の第1、第2のスイッチ腕片8c、8cは、ハウジング固定部8aの幅長と略同じ幅長で延設した延設部8acと、この延設部を含め長手方向の両端部(図の上下端辺部)の一部をさらに延設すると共に、基板接続脚部8bと同じ方向へ略直角に折曲した腕片で形成されている。また、この一対の第1、第2のスイッチ腕片8c、8cは、それら先端部を互いにその隙間が狭くなるように略直角に折曲した接点腕片8c'、8c'が形成され、最先端縁をハウジング固定部8a側(図の手前から奥へ向かった側)へ隙間が狭まるように傾斜させて、これらの傾斜面を第1、第2の接点a、bとしてある。
隙間は、図の手前の隙間をG、奥の隙間をGとすると、これらの関係が(G>G)となっている。一対の第1、第2の接点a、bは、板状片の肉厚端縁(エッジ部)が摺動面となり接触部にしてある。すなわち、これらのエッジ傾斜面からなる第1、第2の接点a、bは、第1、第2のスイッチ腕片8c、8cの最先端部を所定の角度で切除した板状体の肉厚エッジ面、すなわち線状のエッジ面で形成されている。第1、第2のスイッチ腕片8c、8cは、第1、第2の接点a、b間にSW2コンタクト9の接点9cを当接させ押し込むと、この押し込み力に抗して広がる弾性を有している(図13参照)。また傾斜角は、任意でよいが15°〜45°の範囲が好ましい。第1、第2の接点a、bを板状体の肉厚エッジ傾斜面にすることにより、その作成が極めて簡単に形成できる。
SW2コンタクト9は、図10(形状は図5にも示されている)に示すように、SW1コンタクト8と同様に、ハウジング2の装着溝4に固定するハウジング固定部9aと、このハウジング固定部の一辺から鈍角に所定長さ直線状に延設した基板接続脚部9bと、同じハウジング固定部の他の辺から所定長さ延設したスイッチ腕部9cとを有し、基板接続脚部9bの先端に基板接触部9b、スイッチ腕部9cの先端に接点部(接点片)9cおよびその途中に作用部9cをそれぞれ設け、良導電性の板状体の打ち抜き折曲加工により形成されている。さらに詳述すると、ハウジング固定部9aは、所定の幅長および長さで比較的大面積の略矩形状の板状片からなり、この板状片は、その一端(図5の下方)から他端(図5の上方)へ向けて凹み溝を設けて、ハウジング2の装着溝4に差込固定する大きさになっている。この板状片は、面積を比較的大きくして凹み溝を設けてあるので、ハウジングの装着溝4への固定が安定になる。
基板接続脚部9bは、ハウジング固定部9aの一辺(図の上辺)から一方向へ略鈍角に折曲し所定幅長で且つ直線状に長く延設した弾性を有する板状片からなり、先端に基板接触部9bが設けてある。スイッチ腕部9cは、ハウジング固定部9aの一端(図5の長手方向)から所定幅長で且つ直線状に長く延設した弾性を有する板状片からなり、先端に接点部9cおよびその途中に作用部9cがそれぞれ設けられている。この作用部9cは、ハウジング固定部9aと接点9cとを結ぶ線より離れる方向、すなわち、SW1コンタクトから離れる方向へ膨らみ「略く字」状に折曲した山状突起となっている。また、接点部9cは、図13に示すように、SW2コンタクト8の第1、第2の接点a、bの隙間Gより若干幅広にすると共に両端にテーパを設けた接点片にして、第1、第2のスイッチ腕片8c、8cの第1、第2の接点a、b間に押し込まれる形状になっている。
Lコンタクト10は、図11に示すように、GNDコンタクト5と同様に、ハウジング2の装着溝4に嵌入固定するハウジング固定部10aと、このハウジング固定部の一辺から略鈍角に折曲して一方向へ所定幅長で且つ直線状に比較的長く延設した弾性を有する基板接続脚部10bと、他の基板接続脚部10bが延設された辺と直角に対応する辺から略U字型に折曲させ、且つこのU字型に折曲させた辺の固定部10aと反対側の端辺側をさらにU字型に屈曲させた弾性を有する略W字型のプラグ接続腕部10cとを有し、基板接続脚部10bおよびプラグ接続腕部10cの各先端に基板接触部10bおよびプラグ接触部10cを設け、良導電性の板状体の打ち抜き折曲加工により形成されている。
ロックピン11は、図12に示すように、対向する一対の弾性脚部11b、11cと、これらの弾性脚部を結合する連結部11とを有する略U字状をなし、弾性を有る細棒状体で形成されている。
これらのコンタクト5〜10をハウジング2に組込んでジャック1を組立てる。この
ジャック1の組立ては、まず、ハウジング2のそれぞれの装着溝4〜4へそれぞれのコンタクト5〜10を嵌入し固定する。また、ロックピン11は、ハウジング2の装着溝4に挿入固定して組立てを完了する。この組立てにより、それぞれのコンタクト5〜10は、それらのハウジング固定部5a〜10aがハウジング2の底壁面2a側に配設されると共に、各ハウジング固定部5a〜10aの各基板接触部5b〜10bが底壁面2aから突出した状態になり、また、各コンタクト5〜10のそれぞれのプラグ接続腕部等5c〜10cはハウジング2の一側壁2c側に位置すると共に各プラグ接触部等5c〜10cが同じ方向へ整列した状態となり、さらに、SW1およびSW2コンタクト8、9は、第1、第2の接点a、bと接点部9cとが所定の隙間をあけて対峙した状態になる。
ロックピン11は、このロックピンとLコンタクト10との間に所定の隙間ができ、この隙間でプラグ13の先端部が所定の力で挟持される。また、このジャックは、各コンタクトの基板接続脚部が底壁面2a側に配設されるので小型化、特に、低背および薄型化が可能になる。すなわち、基板接続脚部は、略同一面上に位置するので、ハウジングに組込んだときに、該ハウジングを小型化でき、結果としてジャックを背低化および薄型化できる。また、これらのコンタクトは、同一底面側からの差込み嵌入でできるので、ハウジング内への組込み固定が簡単になる。
この組立てたジャック1は、プリント配線基板(図示省略)に載置して、このジャック1を機器筐体でプリント配線基板に押し付けることにより固定される。プリント配線基板は、所定の大きさを有し、その表面に各コンタクト5〜10の各基板接触部5b〜10bに対応する箇所に配線パターンが形成されている。なお、機器筐体は、略箱型形状をなし、一側壁面にソケット1の正面壁2d部分が入り込む大きさのコ字型の開口が形成されている。したがって、機器筐体とプリント配線基板とは、間にジャック1を挟んだ状態で固定して、ジャックの実装が完了する。この実装により、基板接触部が配線パターン上をスライド移動し、プラグ13の電極と配線パターンとが確実に電気接続される。
この組立てたジャック1の挿入孔3にプラグ13を差込むと、このプラグの電極14a〜14dがハウジング2内の各コンタクト5〜10のそれぞれのプラグ接触部等5c〜10cに接触する。同時に、プラグ13の電極部14はSW2コンタクト9の作用部9cに当接して変位させて、このSW2コンタクトの接点部9cとSW1コンタクトの第1、第2の接点a、bとを接触させると共に接点部9cが第1、第2の接点a、bに当接して押し広げて電気的に接続される。すなわち、プラグ13の挿入前は、接点部9cと第1、第2の接点a、bとが図13Aに示すように離れており、プラグ13が挿入されると、接点部9cが第1、第2の接点a、bに接近・当接して、接点部9cがさらに押し込まれると第1、第2の接点a、bが押し広げられると共に、これらの接点a、bが接点部9cの平坦面を摺動(スライド移動)して、両接点と接点部との間にワイピング作用が働き確実に電気的接続がなされる(図13B参照)。
このSW1コンタクト8とSW2コンタクト9とからなるスイッチ機構によれば、コンタクト接点部のワイピング作用により、接点に異物が付着し或いは挟まってもクリーニングされて、電気的接続が確実になる。また、接点部9cと第1、第2の接点a、bとは、4箇所ac、bd(図13B参照)で接触するので接触信頼性が向上する。さらに、接点部に9cが面取りされているので、面取りを付けない形状に比べて、SWコンタクトとのワイピング作用がスムーズになると共にワイピング量が多くなり、その結果、クリーニング効果が増大し接触信頼性がさらに向上する。
上記のように、挿入孔3へのプラグの挿入により、スイッチ機構が作動してプラグの挿入を検出できる。ところが、このプラグの挿入検出では、挿入孔3に挿入したプラグが電気信号用のものか、或いは光信号用のものかの判別ができない。そこで、これらの電気信号用および光信号用プラグは、それらの電極の配設が異なっているので、この位置の違いによって、それらのプラグを識別して判別する。
(イ) 電気信号用プラグの挿入検出
プラグ挿入孔3にプラグを挿入すると、前記したように、第1、第2の接点a、bと接点部9cとが接触して電気的に導通してこのプラグの挿入が検出される。そして同時に、プラグ13の電極14aとSW2スイッチコンタクト9の作用部9cとが電気的に導通して、これらの導通により、挿入されたプラグが電気信号用プラグであることが判別できる。
(ロ) 光信号用プラグの挿入検出
プラグ挿入孔3にプラグを挿入すると、第1、第2の接点a、bと接点部9cとが接触して電気的に導通して、電気信号用プラグと同様にプラグの挿入が検出される。しかしながら、光信号用プラグは、電気信号用プラグと異なりGND電極14aとSW2スイッチコンタクト9の作用部9cとの間に電極が存在しないので、両箇所間が導通されず非導通となり、挿入されたプラグが電気信号用プラグと違う光信号用プラグであることが判別される。
なお、この実施形態では、SW1コンタクト8に2箇所の第1、第2の接点a、bを設けたが、いずれか一方でもよい。また、第1、第2の接点a、bをSW1コンタクト8に設けたが、他方のSW2コンタクト9に設けてもよい。すなわち、SW1コンタクトとSW2コンタクトを逆にしてもよい。
1 ジャック
2 ジャックハウジング
3 プラグ挿入孔
4 空間
〜4 装着溝
5 グランド接続用コンタクト
5a ハウジング固定部
5b 基板接続脚部
5b 基板接触部
5c プラグ接続腕部
5c プラグ接触部
6 マイクロホン信号接続用コンタクト
6b 基板接続脚部
6b 基板接触部
6c プラグ接続腕部
6c プラグ接触部
7 イヤホン右側信号用コンタクト
7b 基板接続脚部
7b 基板接触部
7c プラグ接続腕部
7c プラグ接触部
8 第1のスイッチコンタクト
8a ハウジング固定部
8b 基板接続脚部
8b 基板接触部
8c スイッチ腕部
8c、8c スイッチ腕片
a、b 接点
9 第2のスイッチコンタクト
9a ハウジング固定部
9b 基板接続脚部
9b 基板接触部
9c 接点部(接点片)
9c 接点部
10 イヤホン左側信号用コンタクト
10b 基板接続脚部
10b 基板接触部
10c プラグ接続腕部
10c プラグ接触部
13 プラグ
14 電極部
14a〜14d 電極

Claims (3)

  1. プラグ挿入孔を有する電気絶縁性のジャックハウジング内に、少なくとも1本の信号コンタクトと、第1の接点部を設けた第1のスイッチコンタクトおよび前記第1の接点部に接触される第2の接点部を設けた第2のスイッチコンタクトとを組込み、前記プラグ挿入孔からのプラグの挿入によって前記第1、第2の接点部が接触し、この接触によりプラグの挿入を検出するジャックにおいて、
    前記第1、第2のスイッチコンタクトは、少なくともいずれか一方のスイッチコンタクトを弾性変形可能な板状片で形成して、該スイッチコンタクトに前記プラグの挿入によって該スイッチコンタクトを変位させて前記第1、第2の接点部を接触させる作用部を設け、前記第1、第2の接点部は、いずれか一方の接点部が被摺動接点および他方の接点部が前記被摺動接点に当接して摺動接触する摺動接点で形成され
    前記第1、第2のスイッチコンタクトは、いずれも所定の肉厚および電気導電性を有する板状片からなるスイッチ腕片で形成し、前記第1、第2の接点部のいずれか一方の接点部の接点は一方のスイッチ腕片の平坦面で形成され、他方の接点部の接点は他方のスイッチ腕片のエッジ部で形成され、
    前記他方のスイッチ腕片は、先端部が所定の隙間をあけて対向する一対の接点腕片に分岐させて該各接点腕片に対向するエッジ部を所定角度で傾斜させて形成し、前記一方のスイッチ腕片の接点は前記対向するエッジ部間に入り込み前記隙間を拡大する平坦面を有する接点片で形成され、
    前記対向するエッジ部は、対向する一対の略ハ字型に形成され、前記接点片は略V字型に形成されていることを特徴とするジャック。
  2. 前記信号コンタクトおよび前記第1、第2のスイッチコンタクトは、いずれも前記ジャックハウジングへ固定するハウジング固定部、プリント配線基板に接触接続される基板接触部を設けた基板接触脚部とを設けて、前記ジャックハウジングは、その内部に前記プラグ挿入孔に連通し、プリント配線基板に載置する面を開口させた所定大きさの空間を設けて、前記ジャックハウジングは、前記信号コンタクトおよび前記第1、第2のスイッチコンタクトを収容して、前記開口側へ前記基板接触脚部が位置し前記基板接触部が開口から外方へ突出していることを特徴とする請求項に記載されたジャック。
  3. 前記ジャックハウジング内には、前記スイッチコンタクトの前記作部から離れた位置にグランド接続用コンタクトを配設して、前記グランド接続用コンタクトと前記作用部との電気的導通又は非導通により電気信号プラグと光信号プラブとが判別して検出されことを特徴とする請求項1に記載のジャック。
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