JP5720859B1 - 照明装置および反射特性測定装置 - Google Patents

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Abstract

本発明にかかる照明装置および反射特性測定装置は、任意の配光特性および任意のジオメトリに対応した次式(1);【数1】を用い、光源から放射された照明光のうち、この式(1)で表される仮想照明面の照度Eの照明角度変動αに対する偏微分∂E/∂αがα=0の場合に0となる条件を満たす放射角度φの放射光束を、仮想照明面に導光するように構成される。

Description

本発明は、例えば印刷色を校正するために色サンプルの反射特性を測定する反射特性測定装置に好適に用いられる、所定の照明光を照射する照明装置、および、該照明装置を用いた前記反射特性測定装置に関する。
インクジェットカラープリンタ等における印刷色の校正では、まず、いわゆるカラーパッチがスキャナによってスキャンされ、可視域(400〜700nm)における分光反射特性が測定される。前記カラーパッチは、校正の対象であるプリンタによって所定の入力情報に基づいて用紙に配列されて印刷された互いに色調および濃度の異なる多数(例えば数百)の色サンプルである。そして、この校正では、これら各色サンプルそれぞれに対し、この測定された色サンプルの反射特性測定値と、それが本来あるべき基準値との差異(ずれ)を無くすように行われる。
前記分光反射特性の測定には、所定のジオメトリ、例えば、いわゆる45:0度のジオメトリの照明受光系が使用される。この45:0度のジオメトリの照明受光系は、試料面をその法線から45°の方向から照明する照明光学系と、試料面の反射光を法線方向から受光する受光光学系とを備える。一方、このような多数の色サンプルの配列を通常のスポット測定用の反射特性測定器で測定すると、各色サンプルを個々に測定する必要があるため、測定時間がかかり過ぎる。このため、通常、1次元的に配列した20から40程度の色サンプルを、手動あるいは自動的に走査することによって測定が行われる。このような反射特性測定は、例えば特許文献1に開示されている。
しかしながら、走査に伴う測定器と試料面との距離の変動によって、照明光による試料面の照度が変化し、結果的に測定値に誤差が生じる。このような距離変動による照度変化を抑制するために、例えば、特許文献2および特許文献3に提案された技術がある。これら従来技術では、コサインエミッタやランベルトエミッタと称される光源が用いられる。そして、図13に示すように、配光特性がランベルト特性(コサイン特性)である光源S、すなわち面光源は、その配光の主軸Xと試料面SFの法線Nとを互いに平行させて、すなわち光源Sと試料面SFとを互いに平行させて配置され、さらに、前記法線Nと主軸Xとの距離D1が、光源Sと試料面SFを含む面との距離D2に等しくなるように配置される。これによって、試料面SFは、前記法線Nからの角度a=45°方向の成分によって照明され、前記45:0度のジオメトリが実現される。
ここで、光源Sと試料面SFを含む面との距離が距離D2から距離D2+dに変化し、光源Sと試料面における測定域の中心点Oとの距離LがL’に変化し、角度aが角度a’に変化した場合における試料面SFにおける照度の変化を考える。光源Sと中心点Oとの距離Lは、D1/sin(a)である。光束密度は、距離Lの二乗に反比例するので、結局、sin(a)に比例する。一方、ランベルト特性の光源Sが射出角aに射出する光束密度は、cos(a)に比例し、試料面SFに入射角aで入射する光束密度もcos(a)に比例する。したがって、ランベルト特性の光源Sから中心点Oに入射する光束密度は、sin(a)・cos(a)に比例し、結局、sin(2・a)に比例する。このsin(2・a)は、a=45°で極大となり、微係数が0となるので、a=45°近辺でのaの変化に対する試料面SFにおける照度の変化率は、最小となる。これは、a=45°近辺での光源Sと試料面SFを含む面との距離D2の変化に対する試料面SFにおける照度の変化率が最小となることを意味する。
図14は、図13のジオメトリで、光源Sがランベルト特性の配光をもつ場合(◇)と、45°近傍で角度aに依存せず、一様な配光をもつ場合(□)との、光源Sと試料面SFを含む面との距離変動に伴う照度変動を示すグラフである。横軸のx軸は、距離変化率を表し、その縦軸のy軸は、照度変化率を表している。この図14から理解されるように、ランベルト特性の光源では、照度変動が大幅に抑えられている。例えば、D2=D1=8mmで、2%の距離変動(0.16mm)があったとすると、前記ランベルト特性でない場合では、照度は、1%変動し、その反射特性測定値の誤差は、1%程度となるが、ランベルト特性である場合では、誤差は、0.04%にすぎない。
ところで、上述の特許文献2および特許文献3に開示された従来技術では、光源Sは、ランベルト特性の配光特性を持つ光源に特定され、ジオメトリは、45:0度のジオメトリに特定されており、光源の自由度およびジオメトリの自由が限定されていた。また、光源Sから特定の角度で放射された光束のみを利用するので、試料面に照射される照明光の光量を増加することができない。
特開2008−298579号公報 米国特許第7365843号明細書 米国特許第7433041号明細書
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、任意の配光特性の光源を照明光の光源に用いることができ、任意のジオメトリに対応でき、試料面に照射される照明光の光量の増加を可能とする照明装置およびこの照明装置を用いた反射特性測定装置を提供することである。
本発明にかかる照明装置および反射特性測定装置は、任意の配光特性および任意のジオメトリに対応した後述の式(1)を用い、光源から放射された照明光のうち、この式(1)で表される仮想照明面の照度Eの照明角度変動αに対する偏微分∂E/∂αがα=0の場合に0となる条件を満たす放射角度φの放射光束を、仮想照明面に導光するように構成される。このため、本発明にかかる照明装置および反射特性測定装置は、任意の配光特性の光源を用い、任意のジオメトリを用いても、光源と仮想照明面を含む面との距離変動に伴う照度変動を抑制できる。そして、本発明にかかる照明装置および反射特性測定装置は、前記条件を満たす放射角度φの放射光束を複数用いることが可能であることから、仮想照明面に照射される照明光の光量の増加が可能となる。
上記並びにその他の本発明の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な記載と添付図面から明らかになるであろう。
実施形態における反射特性測定装置の構成を示す図である。 図1に示す反射特性測定装置に用いられる第1態様の照明光学系の構成を示す図である。 図1に示す反射特性測定装置に用いられる第1態様の照明光学系を説明するための図である。 cos特性の配光特性を持ち試料面から30mm離れた高さに位置する光源から放射される放射角度約57度の放射光束を用いて照明角度40度で試料面を照明する場合に、試料面の高さ変動と照度との関係を示す図である。 cos特性の配光特性を持ち試料面から30mm離れた高さに位置する光源から放射される放射角度約26.6度の放射光束を用いて照明角度45度で試料面を照明する場合に、試料面の高さ変動と照度との関係を示す図である。 図1に示す反射特性測定装置に用いられる第2態様の照明光学系の構成を示す図である。 図1に示す反射特性測定装置に用いられる第3態様の照明光学系の構成を示す図である。 図1に示す反射特性測定装置に用いられる第4態様の照明光学系の構成を示す図である。 図1に示す反射特性測定装置に用いられる第5態様の照明光学系の構成を示す図である。 図1に示す反射特性測定装置に用いられる第6態様の照明光学系および第2態様の光源部の各構成を示す図である。 図1に示す反射特性測定装置に用いられる第3態様の光源部の構成を示す図である。 図1に示す反射特性測定装置に用いられる第4態様の光源部の構成を示す図である。 従来のランベルト特性の光源を用いた照明光学系の概念図である。 図13の照明光学系による測定距離変動による照度の変化を示すグラフである。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。また、本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
図1は、実施形態における反射特性測定装置の構成を示す図である。図2は、図1に示す反射特性測定装置に用いられる第1態様の照明光学系の構成を示す図である。図3は、図1に示す反射特性測定装置に用いられる第1態様の照明光学系を説明するための図である。図4は、cos特性の配光特性を持ち試料面から30mm離れた高さに位置する光源から放射される放射角度約57度の放射光束を用いて照明角度40度で試料面を照明する場合に、試料面(測定中心)の高さ変動と照度との関係を示す図である。図5は、cos特性の配光特性を持ち試料面から30mm離れた高さに位置する光源から放射される放射角度約26.6度の放射光束を用いて照明角度45度で試料面を照明する場合に、試料面(測定中心)の高さ変動と照度との関係を示す図である。図4および図5において、横軸は、mm単位で表す高さ変動であり、横軸は、最大照度で規格化した照度である。
本実施形態における反射特性測定装置は、測定対象である被測定試料の試料面に照明光を照射し、前記試料面で反射された前記照明光の反射光における分光反射特性を測定する装置である。このような反射特性測定装置は、例えばカラープリンタに内蔵され、被測定試料の試料面となる用紙に所定の入力情報に基づいて印刷されたカラーパッチにおける各色サンプルの各分光反射特性を測定するために使用される。そして、前記カラープリンタは、各色サンプルそれぞれに対し、この測定された色サンプルの反射特性測定値と、それが本来あるべき基準値との差異(ずれ)を無くすように、校正される。このカラープリンタは、例えば本印刷前の印刷原稿を試し刷りして、色校正を行うために使用される。
このような反射特性測定装置Mは、例えば、図1に示すように、照明部1Aと、受光光学系2と、反射特性測定部3とを備え、さらに、図1に示す例では、入力部4と、出力部5と、インターフェース部(以下、「IF部」と略記する。)6とを備える。これら照明部1、受光光学系2および反射特性測定部3は、図略の箱形の筐体に収納される。前記筐体には、照明部1Aによって照明光を照射し、被測定試料の試料面SFで反射した照明光の反射光を入射するための測定開口が、貫通開口するように形成される。被測定試料を測定する場合には、反射特性測定装置Mおよび被測定試料は、前記測定開口が被測定試料に臨むように、互いに配置される。好ましくは、反射特性測定装置Mおよび被測定試料は、前記測定開口に被測定試料を密着するように当接させて、互いに配置される。前記測定開口は、測定領域(照明領域)ARを規定し、被測定試料における前記測定開口に対応する表面が試料面SFとなる。被測定試料は、照明対象である被照明物の一例に対応し、試料面SFは、前記被照明物の照明面に照明光を照射する場合における前記照明面が配置される仮想照明面の一例に対応する。なお、前記開口面と試料面SFとが互いに平行で近接する場合に、前記測定開口の開口面が仮想照明面とされてもよい。
照明部1Aは、被照明物の照明面に、本実施形態では被測定試料の試料面SFに、照明光を照射する装置であり、照明装置の一例に相当する。照明部1Aは、例えば、光源部11Aと、照明光学系12Aとを備える。
光源部11Aは、光源111と、駆動部112とを備える。光源111は、照明光を放射する装置であり、例えば、半導体発光素子(例えば発光ダイオード等)等である。光源111は、発光面の第1中心点CT1を通る前記発光面の第1法線NL1からの放射角度φに依存する輝度P(φ)で表される配光特性を持つ。すなわち、光源111の配光特性は、いわゆるランベルト特性であってもよいが、必ずしもランベルト特性である必要はなく、任意であってよい。光源111は、駆動部112に接続され、駆動部112から給電され、その発光が制御される。駆動部112は、制御演算部32に接続され、制御演算部32の制御に従って光源111を駆動し、光源111の発光を制御する回路である。
照明光学系12Aは、被照明物の照明面に前記照明光を照射する場合における前記照明面が配置される仮想照明面に、本実施形態では上述のように試料面SFに、光源111から放射された照明光を導光する光学系である。照明光学系12Aは、例えば、本実施形態では、1個の第1反射鏡121を備え、光源111から放射された照明光のうち、所定の条件を満たす放射角度φの放射光束を前記1個の第1反射鏡121で折り曲げて試料面SF(仮想照明面)に導光する。第1反射鏡121は、例えば、平面鏡、円錐鏡の一部または全部、円筒鏡の一部または全部等である。
前記所定の条件を満たす放射角度φの放射光束は、次のように規定される。本実施形態における反射特性測定装置Mおよびこれに実装された照明部1Aの目的は、光源111と試料面SF(仮想照明面)との距離変動、すなわち、試料面SFの位置変動に伴う照度変動を抑制することである。
本実施形態では、光源111から放射された照明光は、上述のように、第1反射鏡121の反射によって折り曲げられて試料面SFに導光されるが、図2および図3に示すように、照明光学系12Aを介せずに照明光を光源111から試料面SFに照射する場合を考える。すなわち、図2に破線で示すように、試料面SFに照射される光束の延長線上であって、第1反射鏡121の反射面から光源111に至る光路長と等距離な位置(第1反射鏡121による光源111の虚像位置)に、光源111’が、光源111に代え、配置されていると考える。このような場合が図3に示されている。光源111’を含む図3に示す光学系は、光源111を含む図2に実線で示す光学系と光学的に等価である。
このような図2および図3において、照明光学系12Aを介せずに、第1反射鏡121による光源111の虚像位置に位置する光源111’からの照明光を試料面SF(仮想照明面)に照射する場合における第1中心点CT1と試料面SF(仮想照明面)における照明領域ARの第2中心点CT2を通る試料面SF(仮想照明面)の第2法線NL2との間の水平距離がD(D1=D))とされ、試料面SF(仮想照明面)に照射される照明光の第2法線NL2からの照明角度がθとされ、第1中心点CT1と試料面SF(仮想照明面)との間の垂直距離がD/tanθ(D2=D/tanθ)とされ、第2法線NL2に沿った試料面SF(仮想照明面)の位置変動dに伴う照明角度θの照明角度変動がαとされる。この場合に、試料面SF(仮想照明面)の照度Eは、次式(1)によって表される。
Figure 0005720859
このような式(1)で表される照度Eにおいて、試料面SF(仮想照明面)に位置変動d(高さ変動)が生じても試料面SF(仮想照明面)の照度Eの変化を小さくするためには、照明角度変動αが0の場合に(α=0)、照度Eの照明角度変動αに対する偏微分∂E/∂αが0となる条件(∂E/∂α=0)を満たす放射角度φの放射光束を、光源111’から試料面SF(仮想照明面)に導光すればよい。
すなわち、照明光学系12Aは、光源111から放射された照明光のうち、式(1)で表される試料面SF(仮想照明面)の照度Eの照明角度変動αに対する偏微分∂E/∂αがα=0の場合に0となる条件を満たす放射角度φの放射光束を、試料面SF(仮想照明面)に導光するように構成される。なお、上記条件は、θ=45度を除いて用いられてもよい。
例えば、一例として、試料面SFから30mm離れた高さに位置する光源111’がcos特性の配光特性を持ち、照明角度θ=40度で試料面SFを照明する場合では、前記条件を満たす放射角度φは、約57度である。このような条件の下、第2法線NL2に沿った試料面SFの位置変動dと照度Eとの関係は、図4に示すようになり、位置変動dが0の場合(α=0)で極大値を持つ上に凸な曲線となっている。
また例えば、他の一例として、試料面SFから30mm離れた高さに位置する光源111’がcos特性の配光特性を持ち、照明角度θ=45度で試料面SFを照明する場合では、前記条件を満たす放射角度φは、約26.6度である。試料面SFの前記位置変動dと照度Eとの関係は、図5に示すようになり、位置変動dが0の場合(α=0)で極大値を持つ上に凸な曲線となっている。
なお、このような前記条件を満たす複数の放射角度φnの各放射光束を、試料面SF(仮想照明面)に導光するように、照明光学系12Aを構成することで、試料面SF(仮想照明面)に照射される照明光の光量の増加が可能となる。
受光光学系2は、試料面SFで反射した照明光の反射光を反射特性測定部3における後述の分光部31へ導光する光学系である。受光光学系2は、本実施形態では、例えば、反射鏡21と、対物レンズ22とを備える。この受光光学系2の反射鏡21は、入射光を反射する光学素子であり、試料面SFにおける照明領域ARの第2中心点CT2を通る試料面SFの第2法線NL2上に、すなわち、前記測定開口における開口面の中心点を通る前記開口面の法線上に、配置され、反射光の光路を90度曲げる。対物レンズ22は、試料面SFから反射鏡21を介して入射された照明光の反射光を集光し、分光部31に入射させる光学素子である。
反射特性測定部3は、受光光学系2で導光された前記照明光の反射光における所定の反射特性を測定する装置である。反射特性測定部3は、本実施形態では、例えば、分光部31と、制御演算部32とを備える。
分光部31は、前記照明光の反射光を分光し、各波長ごとの強度に関するデータ(分光データ)を出力する装置である。分光部31は、例えば、矩形状の入射スリットを形成した入射スリット板と、入射スリットを介して入射された前記照明光の反射光を各波長ごとに分光して反射する凹面回折格子と、分光方向(回折方向)に沿って配列された複数の光電変換素子を持ち、前記凹面回折格子によって分光反射された前記照明光の反射光を前記複数の光電変換素子それぞれで受光して光電変換することによって前記分光データを生成する検出部とを備える。分光部31は、制御演算部32に接続され、前記分光データを制御演算部32へ出力する。
制御演算部32は、反射特性測定装置Mの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、反射特性を求めるものである。制御演算部32は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、このCPUによって実行される種々のプログラムやその実行に必要なデータ等を予め記憶するROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性記憶素子、このCPUのいわゆるワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶素子およびその周辺回路等を備えたマイクロコンピュータによって構成される。なお、制御演算部32は、分光部31から出力される分光データ等を記憶するために、例えばハードディスク等の比較的大容量の記憶装置をさらに備えてもよい。そして、制御演算部32には、プログラムを実行することによって、機能的に、制御部321、反射特性演算部322およびデータ記憶部323が構成される。
制御部321は、被測定試料の反射特性を求めるために、反射特性測定装置Mの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するものである。反射特性演算部322は、分光部31の分光データに基づいて分光反射特性を求めるものである。データ記憶部323は、分光部31の分光データや、反射特性演算部322で求めた分光反射特性のデータ等を保存するものである。
入力部4は、制御演算部32に接続され、例えば、被測定試料の測定開始を指示するコマンド等の各種コマンド、および、例えば被測定試料における識別子の入力等の各種データを反射特性測定装置Mに入力する機器であり、例えば、キーボードやマウス等である。出力部5は、制御演算部32に接続され、入力部4から入力されたコマンドやデータ、および、反射特性演算部322で求められた被測定試料の分光反射特性を出力する機器であり、例えばCRTディスプレイ、LCDおよび有機ELディスプレイ等の表示装置やプリンタ等の印刷装置等である。IF部6は、制御演算部32に接続され、外部機器との間でデータの入出力を行う回路であり、例えば、シリアル通信方式であるRS−232Cのインターフェース回路、Bluetooth(登録商標)規格を用いたインターフェース回路、IrDA(Infrared Data Asscoiation)規格等の赤外線通信を行うインターフェース回路、および、USB(Universal Serial Bus)規格を用いたインターフェース回路等である。
このような反射特性測定装置Mでは、被測定試料を測定する場合には、まず、前記測定開口に被測定試料を臨ませて、反射特性測定装置Mおよび被測定試料が、互いに配置される。そして、測定が開始される。測定が開始されると、制御演算部32の制御部321は、駆動部112を介して光源111を駆動し、光源111に照明光を発光させる。光源111から放射された照明光は、照明光学系12Aに入射され、照明光学系12Aによって試料面SFに導光される。
この際に、照明光学系12Aが上述のように構成されているため、照明光学系12Aは、光源111から放射された照明光のうち、上述の式(1)で表される試料面SFの照度Eの照明角度変動αに対する偏微分∂E/∂αがα=0の場合に0となる条件を満たす放射角度φの放射光束のみを、試料面SF(仮想照明面)に導光する。
そして、試料面SFで反射された照明光の反射光は、受光光学系2の反射鏡21および対物レンズ22を介して、分光部31に導光される。分光部31は、前記照明光の反射光を分光し、分光データを生成し、この生成した分光データを制御演算部32へ出力する。ここで、測定中に、試料面SFに位置変動dが生じても、照明光学系12Aが上述のように構成されているので、試料面SFの照度Eの変化は、小さい。このため、分光部31は、より安定的に、そして、より高精度に、測定でき、誤差のより少ない分光データを生成できる。
制御演算部32の制御部321は、この分光データを必要に応じてデータ記憶部323に保存する。制御演算部32の反射特性演算部322は、この分光データに基づいて被測定試料の分光反射特性を求める。制御演算部32の制御部321は、この求めた被測定試料の分光反射特性を出力部5に出力する。また、制御部321は、必要に応じて、被測定試料の分光反射特性をデータ記憶部323に保存し、また必要に応じて、被測定試料の分光反射特性をIF部へ出力する。
以上説明したように、本実施形態における反射特性測定装置Mおよび照明部1Aは、任意の配光特性および任意のジオメトリに対応した上述の式(1)を用い、光源111から放射された照明光のうち、この式(1)で表される試料面SF(仮想照明面)の照度Eの照明角度変動αに対する偏微分∂E/∂αがα=0の場合に0となる条件を満たす放射角度φの放射光束を、試料面SF(仮想照明面)に導光するように構成された照明光学系12Aを備える。このため、本実施形態における反射特性測定装置Mおよび照明部1Aは、任意の配光特性の光源111を用い、任意のジオメトリを用いても、光源111と試料面SF(仮想照明面)を含む面との距離変動dに伴う照度変動を抑制できる。そして、本実施形態における反射特性測定装置Mおよび照明部1Aは、前記条件を満たす放射角度φの放射光束を複数用いることが可能であることから、試料面SF(仮想照明面)に照射される照明光の光量の増加が可能となる。
また、本実施形態における反射特性測定装置Mおよび照明部1Aは、光源111からの放射光束を折り曲げる第1反射鏡121を備えるので、照明角度θ、放射角度φおよび光源111の第1中心点CT1から試料面SF(仮想照明面)の第2中心点CT2までの光路長を維持して第1反射鏡121で光源111からの放射光束を折り曲げることにより、光源111と試料面SF(仮想照明面)を含む面との距離変動dに伴う照度変動を抑制しつつ、試料面SF(仮想照明面)に対する光源111の配置位置の自由が増し、小型化が可能となる。図2に示す例では、第1反射鏡121によって水平方向の大きさが小さくできる。
なお、上述の実施形態において、第1態様の照明光学系12Aに代え、次の第2ないし第6態様のうちのいずれかの照明光学系12B〜12Fが用いられてもよい。
図6は、図1に示す反射特性測定装置に用いられる第2態様の照明光学系の構成を示す図である。図7は、図1に示す反射特性測定装置に用いられる第3態様の照明光学系の構成を示す図である。図8は、図1に示す反射特性測定装置に用いられる第4態様の照明光学系の構成を示す図である。図9は、図1に示す反射特性測定装置に用いられる第5態様の照明光学系の構成を示す図である。図10は、図1に示す反射特性測定装置に用いられる第6態様の照明光学系および第2態様の光源部の各構成を示す図である。
上述の第1態様の照明部1Aにおける第1態様の照明光学系12Aは、1個の第1反射鏡121で光源111から放射された照明光のうちの上述の前記条件を満たす放射角度φの放射光束を折り曲げて試料面SF(仮想照明面)に導光したが、第2態様の照明部1Bにおける第2態様の照明光学系12Bは、複数の第1反射鏡を備え、光源111から放射された照明光のうちの上述の条件を満たす放射角度φの放射光束を前記複数の第1反射鏡で折り曲げて試料面SF(仮想照明面)に導光するものである。
この第2態様の照明部1Bは、光源111の配置位置を除き第1態様の照明部1Aと同様の光源部11Aと、第2態様の照明光学系12Bを備え、第2態様の照明光学系12Bは、例えば、図6に示すように、第1反射鏡122aと、第1反射鏡122bとを備える。
第1態様の照明部1Aでは、光源111は、試料面SFに向かう方向に照明光を放射するように、すなわち、その発光面を試料面SFに対向するように、配置されたが、第2態様の照明部1Bでは、光源111は、図6に示すように、試料面SFの上方であって、試料面SFに向かう前記方向とは逆方向に照明光を放射するように、すなわち、発光面の背面を試料面SFに対向するように、配置される。つまり、発光面の背面が試料面SFに臨む。
第1反射鏡122aは、試料面SFに向かう前記方向とは逆方向に放射された照明光を第1反射鏡122bの反射面に向けて反射する反射鏡であり、例えば、平面鏡等である。第1反射鏡122bは、第1反射鏡122aを介して光源111から照射された照明光を試料面SFに向けて反射する反射鏡であり、例えば、平面鏡等である。これら第1反射鏡122aおよび第1反射鏡122bでは、各反射面の各角度は、光源111から放射された照明光のうちの前記条件を満たす放射角度φの放射光束を試料面SFに導光する角度に調整される。
この第2態様の照明部1Bでは、第1反射鏡122aが無い場合には、光源111は、図6に一点鎖線で示すように、第1反射鏡122bに入射される光束(入射光束)の延長線上であって、第1反射鏡121aの反射面から光源111に至る光路長と等距離な位置に配置されることになり、さらに、第1反射鏡122bが無い場合には、光源111は、図6に破線で示すように、試料面SF(仮想照明面)に照射される光束の延長線上であって、第1反射鏡122bの反射面から図6に一点鎖線で示す上述の位置の光源111に至る光路長と等距離な位置に配置されることになる。したがって、この第2態様の照明部1Bは、第1態様の照明部1Aと光学的に等価である。図6に示す例では、図2と同様に、第2態様の照明光学系12Bは、試料面SFから30mm離れた高さに位置する光源111’がcos特性の配光特性を持ち、前記条件を満たす放射角度φ=約57度の光束の照明光を照明角度θ=40度で試料面SFを照明する光学系である。
このような第2態様の照明部1Bは、複数の第1反射鏡(第1反射鏡122a、第1反射鏡122b)を備えるので、さらに、試料面SF(仮想照明面)に対する光源111の配置位置の自由が増し、小型化が可能となる。図6に示す例では、図2と比較すると分かるように、第2態様の照明部1Bでは、第1態様の照明部1Aに較べて、光源111の配置位置が試料面SFにより近接するので、第2法線NL2に沿った方向(高さ方向)の長さが短い(高さが低い)。
また、第1態様の照明部1Aにおける第1態様の照明光学系12Aは、光源111から放射された照明光のうちの上述の前記条件を満たす1個の放射角度φの放射光束を試料面SF(仮想照明面)に導光したが、第3および第4態様の照明部1C、1Dにおける第3および第4態様の照明光学系12C、12Dは、光源111から放射された照明光のうちの前記条件を満たす複数nの放射角度φnの各放射光束を試料面SF(仮想照明面)に導光するものである。図7に示す第3態様の照明部1Cにおける第3態様の照明光学系12Cは、前記条件を満たす2個の放射角度φ1、φ2の各放射光束を試料面SFに導光し、そして、図8に示す第4態様の照明部1Dにおける第4態様の照明光学系12Dは、前記条件を満たす3個の放射角度φ1、φ2、φ3の各放射光束を試料面SFに導光する。
この第3態様の照明部1Cは、光源111の配置位置を除き第1態様の照明部1Aと同様の光源部11Aと、第3態様の照明光学系12Cを備え、第3態様の照明光学系12Cは、例えば、図7に示すように、第1C反射鏡123aと、第1反射鏡123bとを備える。
第3態様の照明部1Cでは、光源111は、図7に示すように、前記第2法線NL2と前記第1法線NL1とを互いに一致させた場合における前記第2法線NL2(前記第1法線NL1)上の位置に配置される。そして、光源111は、第1態様の照明部1Aにおける光源111と同様に、発光面が試料面SFと対向するように、配置される。
第1反射鏡123aは、第1反射鏡121と同様に、光源111から放射された照明光のうち、前記条件を満たす第1放射角度φ1の放射光束を折り曲げて試料面SFに導光するものである。第1反射鏡123bは、第1反射鏡121と同様に、光源111から放射された照明光のうち、前記条件を満たす第1放射角度φ1と異なる第2放射角度φ2の放射光束を折り曲げて試料面SFに導光するものである。
図7に示す例では、第3態様の照明光学系12Cは、試料面SFから30mm離れた高さに位置する光源111’がcos特性の配光特性を持ち、前記条件を満たす放射角度φ1=約52.9度の光束の照明光を照明角度θ=42度で試料面SFを照明するとともに、前記条件を満たす放射角度φ2=約34.5度の光束の照明光を照明角度θ=48度で試料面SFを照明する光学系である。
このような第3態様の照明部1Cは、前記条件を満たす2個の放射角度φ1、φ2の各放射光束を試料面SF(仮想照明面)に導光するので、第1および第2態様の照明部1A、1Bに較べて、試料面SF(仮想照明面)に照射される照明光の光量を増加できる。
第4態様の照明部1Dは、光源111の配置位置を除き第1態様の照明部1Aと同様の光源部11Aと、第4態様の照明光学系12Dを備え、第4態様の照明光学系12Dは、例えば、図8に示すように、第1反射鏡124aと、第1F反射鏡124bとを備える。
第4態様の照明部1Dでは、光源111は、図8に示すように、前記第2法線NL2と前記第1法線NL1とを互いに一致させた場合における前記第2法線NL2(前記第1法線NL1)上の位置に配置される。そして、光源111は、第2態様の照明部1Bにおける光源111と同様に、発光面の背面を試料面SFと対向するように、配置される。
第1反射鏡124aは、試料面SFに向かう前記方向とは逆方向に放射された照明光を第1反射鏡124bの反射面に向けて反射する反射鏡である。第1反射鏡124aは、概略、階段状に反射面を形成した反射鏡である。第1反射鏡124aは、前記条件を満たす3個の放射角度φ1、φ2、φ3の各放射光束を第1反射鏡124bの反射面に向けて反射するために、光源111の発光面に平行な面に対し角度の異なる第1ないし第3反射面を備える。第1反射鏡124bは、第1反射鏡124aを介して光源111から照射された照明光を試料面SFに向けて反射する反射鏡であり、例えば、平面鏡等である。これら第1反射鏡124aおよび第1反射鏡124bでは、各反射面の各角度は、光源111から放射された照明光のうちの前記条件を満たす放射角度φの放射光束を試料面SFに導光する角度に調整される。すなわち、第1反射鏡124aの第1反射面は、前記条件を満たす1個の放射角度φ1の放射光束を第1反射鏡124bの反射面を介して試料面SFに導光するように形成される。第1反射鏡124aの第2反射面は、前記条件を満たす1個の放射角度φ2の放射光束を第1反射鏡124bの反射面を介して試料面SFに導光するように形成される。第1反射鏡124aの第3反射面は、前記条件を満たす1個の放射角度φ3の放射光束を第1反射鏡124bの反射面を介して試料面SFに導光するように形成される。
図8に示す例では、第4態様の照明光学系12Dは、試料面SFから30mm離れた高さに位置する光源111’がcos特性の配光特性を持ち、前記条件を満たす放射角度φ1=約52.9度の光束の照明光を照明角度θ=42度で試料面SFを照明し、前記条件を満たす放射角度φ2=約45度の光束の照明光を照明角度θ=45度で試料面SFを照明し、そして、前記条件を満たす放射角度φ3=約34.5度の光束の照明光を照明角度θ=48度で試料面SFを照明する光学系である。
このような第4態様の照明部1Dは、前記条件を満たす3個の放射角度φ1、φ2、φ3の各放射光束を試料面SF(仮想照明面)に導光するので、第3態様の照明部1Cに較べて、試料面SF(仮想照明面)に照射される照明光の光量を増加できる。
また、45:0度のジオメトリでは、JIS規格(Japanese Industrial Standardsにより、照明角度は、45度±数度の範囲が許容されている。上述の第3および第4態様の照明部1C、1Dは、この許容範囲の照明角度が採用されている。すなわち、これら第3および第4態様の照明部1C、1Dにおける第3および第4態様の照明光学系12C、12Dは、所定の規格に従った所定のジオメトリであり、前記ジオメトリに対し前記規格で許容されている許容角度範囲内における複数の照明角度θで試料面SF(仮想照明面)を照射するように、光源111から複数の放射角度φでそれぞれ放射された複数の放射光束をそれぞれ反射する複数の第3反射鏡を含むものである。第3態様の照明光学系12Cにおける第1反射鏡123aおよび第1反射鏡123bは、前記複数の第3反射鏡の一例に相当する。ここで、第1反射鏡123aと第1反射鏡123bは別体として説明されているが、変形例として、複数角度の反射面を持つ1つの反射鏡として構成されていてもよい。また、第4態様の照明光学系12Dにおける第1反射鏡124aおよび第1反射鏡124bも、前記複数の第3反射鏡の一例に相当する。なお、上述では、45:0度のジオメトリの例を説明したが、これに限定されるものではなく、他のジオメトリも採用することができる。
また、上述の第1ないし第4態様の照明部1A〜1Dにおける第1ないし第4態様の照明光学系12A〜12Dは、上述の前記条件を満たす放射角度φの放射光束を1個の方位(箇所)から試料面SF(仮想照明面)に照射したが、第5および第6態様の照明部1E、1Fは、複数の方位(箇所)から前記条件を満たす放射角度φの放射光束を試料面SF(仮想照明面)へ照射するものである。
このような複数の方位から上述の前記条件を満たす放射角度φの放射光束を試料面SFへ照射する構成は、第1ないし第4照明光学系12A〜12Dに含まれる反射鏡を、適宜な角度に調整した円錐鏡、円筒鏡および複数の平面鏡のいずれかに代えることによって、上述の第1ないし第4態様の照明部1A〜1Dに対し、適用することができるが、ここでは、代表的に、第4態様の照明部1Dに適用した場合を、第5態様の照明部1Eとして説明し、そして、他の例を第6態様の照明部1Fとして説明する。なお、図1には、上述の複数の方位から前記条件を満たす放射角度φの放射光束を試料面SFへ照射する前記構成を第1態様の照明部1Aに適用する場合に、第1反射鏡121を円錐鏡で構成した場合が破線で示されている。
第5態様の照明部1Eは、光源111の配置位置を除き第1態様の照明部1Aと同様の光源部11Aと、第5態様の照明光学系12Eを備え、第5態様の照明光学系12Eは、例えば、図9に示すように、第1反射鏡125aと、第1反射鏡125bとを備える。
第5態様の照明部1Eでは、光源111は、図9に示すように、前記第2法線NL2と前記第1法線NL1とを互いに一致させた場合における前記第2法線NL2(前記第1法線NL1)上の位置に配置される。そして、光源111は、第2態様の照明部1Bにおける光源111と同様に、発光面の背面を試料面SFに対向するように、配置される。
第1反射鏡125aは、試料面SFに向かう前記方向とは逆方向に放射された照明光を第1反射鏡125bの反射面に向けて反射する反射鏡である。第1反射鏡125aは、概略、階段状に反射面を形成した環状板状(リング板状)の反射鏡である。第1反射鏡125aは、前記条件を満たす3個の放射角度φ1、φ2、φ3の各放射光束を第1反射鏡125bの反射面に向けて反射するために、光源111の発光面に平行な面に対し角度の異なる環状の第1ないし第3反射面を備える。第1反射鏡125bは、第1反射鏡125aを介して光源111から照射された照明光を試料面SFに向けて反射する反射鏡である。第1反射鏡125bは、その反射面と前記条件を満たす放射角度φの放射光束の光線との交点から、第2法線NL2に下ろした前記反射面の垂線を半径とした円周上に配置された1または複数の第2反射鏡を含み、照明光学系12Eは、前記1または複数の第2反射鏡によって前記円周上の複数の箇所から前記条件を満たす放射角度φの放射光束を試料面SF(仮想照明面)へ照射する。第1反射鏡125bは、前記円周上の複数の箇所に配置された複数の平面鏡であってもよいが、図9に示す例では、円筒鏡である。そして、これら第1反射鏡125aおよび第1反射鏡125bでは、各反射面の各角度は、光源111から放射された照明光のうちの前記条件を満たす放射角度φの放射光束を試料面SFに導光する角度に調整される。すなわち、第1反射鏡125bが円筒鏡であるので、第1反射鏡125aの第1反射面は、環状であり、前記条件を満たす1個の放射角度φ1の放射光束を第1反射鏡125bの反射面を介して試料面SFに導光するように形成される。同様に、第1反射鏡125aの第2反射面は、環状であり、前記条件を満たす1個の放射角度φ2の放射光束を第1反射鏡125bの反射面を介して試料面SFに導光するように形成される。同様に、第1反射鏡125aの第3反射面は、前記条件を満たす1個の放射角度φ3の放射光束を第1反射鏡125bの反射面を介して試料面SFに導光するように形成される。なお、第1反射鏡125bは、円錐鏡であってもよく、円錐鏡における反射面の角度(第2法線NL2に対する角度)に応じて、第1反射鏡125aの3つの反射面の角度(光源111の発光面に平行な面に対する角度)が適宜に調整される。
このような第5態様の照明部1Eは、光源111が第2法線上の位置に配置され、小型化される。また、このような第5態様の照明部1Eは、第2反射鏡としての第1反射鏡125bを備え、前記円周上の複数の箇所(方位)から前記条件を満たす放射角度φの放射光束を試料面SF(仮想照明面)へ照射するので、試料面SF(仮想照明面)に照射される照明光の光量を増加できる。
なお、この第5態様の照明光学系12Eにおける第1反射鏡125aおよび第1反射鏡125bの組み合わせも、前記複数の第3反射鏡の一例に相当する。
第6態様の照明部1Fは、第2態様の光源部1Bと、第6態様の照明光学系12Fを備える。
第2態様の光源部11Bは、白色光を内部に放射する図略の光源を持つ積分球113と、第1態様の光源部11Aと同様な駆動部112とを備える。積分球113は、駆動部112の駆動によって前記図略の光源から発光された白色光の多重拡散反射によって生成された、cos特性を持った拡散光を放射する。積分球113は、図10に示すように、前記第2法線NL2と前記第1法線NL1とを互いに一致させた場合における前記第2法線NL2(前記第1法線NL1)上の位置に配置される。そして、積分球113は、第1態様の照明部1Aにおける光源111と同様に、前記拡散光が放射される放射面を試料面SFに対向するように、配置される。
第6態様の照明光学系12Fは、例えば、図10に示すように、第1反射鏡126aと、第1反射鏡126bと、第1反射鏡126cとを備える。第1反射鏡126aは、試料面SFに向かう方向に積分球113から放射された拡散光を前記方向とは逆方向に、第1反射鏡126bの反射面に向けて反射する反射鏡である。第1反射鏡126aは、概略、環状板状(リング板状)の反射鏡である。第1反射鏡126bは、第5態様の照明光学系12Eにおける第1反射鏡125aと同様な反射鏡であり、図10に示す例では、積分球113の外周面に形成されている。第1反射鏡126cは、第5態様の照明光学系12Eにおける第1反射鏡125bと同様な反射鏡である。
このような第6態様の照明部1Fは、第2反射鏡としての第1反射鏡126cを備え、前記円周上の複数の箇所(方位)から前記条件を満たす放射角度φの放射光束を試料面SF(仮想照明面)へ照射するので、試料面SF(仮想照明面)に照射される照明光の光量を増加できる。
なお、この第6態様の照明光学系12Fにおける第1反射鏡126aおよび第1反射鏡126b、第1反射鏡126cの組み合わせも、前記複数の第3反射鏡の一例に相当する。
また、これら上述の実施形態において、第1態様の光源部11Aや第2態様の光源部11Bに代え、次の第3態様の照明部11Cまたは第4態様の照明部11Dが用いられてもよい。
図11は、図1に示す反射特性測定装置に用いられる第3態様の光源部の構成を示す図である。図12は、図1に示す反射特性測定装置に用いられる第4態様の光源部の構成を示す図である。
第3および第4態様の光源部11C、11Dは、cos特性の配光特性に持つ2次光源である。このような第3態様の光源部11Cは、図11に示すように、発光ダイオード等の光源114aと、均等拡散面、好ましくは完全拡散面を持つ2次光源板114cと、光源114aから放射された光を2次光源板114cに導光する例えば集光レンズ等の光学系114bとを備える。これら光源114a、光学系114bおよび2次光源板114cは、2次光源板114cにおける前記均等拡散面(または前記完全拡散面)の法線を光軸としてこの順で配置される。2次光源板114cは、例えば、基板の一主面上に、例えば硫酸バリウム等の白色拡散反射層を形成したものである。このような第3態様の光源部11Cでは、光源114aから放射された光は、光学系114bによって導光され、2次光源板114cの均等拡散面(または完全拡散面)に入射され、cos特性の配光特性で前記均等拡散面(または完全拡散面)から再放射される。このような第3態様の光源部11Cは、2次光源となる2次光源板114cの完全拡散面が第1態様の光源部11Aにおける光源111の発光面とされ、上述の第1ないし第5態様の照明部1A〜1Eにおける光源部11Aに代え、用いられる。
また、この第4態様の光源部11Dは、図12に示すように、白色光を放射する例えばハロゲンランプ等の光源115aと、いわゆる積分球を半球状にした半球体115bと、半球体115bの開口面と同内径で半球体115bの前記開口面における周縁から延設された円筒状の円筒体115cと、円筒体115cの開口面を閉塞し所定の射出スリット115eを開口形成した蓋体115dとを備える。光源115aは、半球体115bの内部に前記白色光を放射するように、半球体115bの前記開口面に対向する半球体115bの頂部に配設される。半球体115bの内面、円筒体115cの内面および蓋体115dの内面には、完全拡散反射するように、例えば硫酸バリウム等の白色拡散反射層が形成される。射出スリット115eは、試料面SFに対して垂直な円筒体115cの内面を2次光源として所定の放射角度、例えば45度の放射光束を照明光として射出するように、環状(リング状)に蓋体115dに開口形成される。このような第4態様の光源部11Dでは、光源115aから放射された白色光は、半球体115b、円筒体115cおよび蓋体115dの各内面に形成された白色拡散反射層によってその内部で多重拡散反射することで拡散光となる。そして、この拡散光は、射出スリット115eによって、試料面SFに対して垂直な円筒体115cの内面を2次光源として放射角度45度の放射光束を照明光として射出する。
以上で説明した第1反射鏡、第2反射鏡、第3反射鏡の定義は、それぞれ以下のとおりである。
第1反射鏡は、上述で説明した照明光学系の各態様において、光源から放射された照明光のうち上述の前記条件を満たす放射角度φの放射光束を受光し、これを反射して折り曲げ試料面SF(仮想照明面)に導光する1または複数の反射鏡のことである。
第2反射鏡は、その反射面と光源から放射された照明光のうち前記条件を満たす放射角度φの放射光束の光線との交点から、前記第2法線NL2に下した垂線を半径とした円周上に配置された1または複数の反射鏡のことであり、前記第1反射鏡の一部で構成される。
第3反射鏡は、複数の照明角度θで試料面SF(仮想試料面)を照射するように、光源から複数の放射角度φでそれぞれ放射された複数の放射光束をそれぞれ反射する1または複数の反射鏡のことであり、前記第1反射鏡の一部で構成される。
本明細書は、上記のように様々な態様の技術を開示しているが、そのうち主な技術を以下に纏める。
一態様にかかる照明装置は、発光面の第1中心点を通る前記発光面の第1法線からの放射角度φに依存する輝度P(φ)で表される配光特性で照明光を放射する光源と、照明対象である被照明物の照明面に前記照明光を照射する場合における前記照明面が配置される仮想照明面に、前記光源から放射された照明光を導光する照明光学系とを備え、前記照明光学系は、1または複数の第1反射鏡を備え、前記第1反射鏡による前記光源の虚像位置からの前記照明光を前記仮想照明面に照射する場合における前記第1中心点と前記仮想照明面の照明領域の第2中心点を通る前記仮想照明面の第2法線との間の水平距離をDとし、前記仮想照明面に照射される前記照明光の前記第2法線からの照明角度をθとし、前記第1中心点と前記仮想照明面との間の垂直距離をD/tanθとし、前記第2法線に沿った前記仮想照明面の位置変動に伴う前記照明角度θの照明角度変動をαとした場合に、前記光源から放射された照明光のうち、上述の式(1)で表される前記仮想照明面の照度Eの前記照明角度変動αに対する偏微分∂E/∂αがα=0の場合に0となる条件を満たす放射角度φの放射光束を、前記1または複数の第1反射鏡で折り曲げて前記仮想照明面に導光する。
このような照明装置は、任意の配光特性および任意のジオメトリに対応した式(1)を用い、光源から放射された照明光のうち、この式(1)で表される仮想照明面の照度Eの照明角度変動αに対する偏微分∂E/∂αがα=0の場合に0となる条件を満たす放射角度φの放射光束を、仮想照明面に導光するように構成された照明光学系を備える。このため、上記照明装置は、任意の配光特性の光源を用い、任意のジオメトリを用いても、光源と仮想照明面を含む面との距離変動に伴う照度変動を抑制できる。そして、上記照明装置は、前記条件を満たす放射角度φの放射光束を複数用いることが可能であることから、仮想照明面に照射される照明光の光量の増加が可能となる。
そして、上述の照明装置において、前記照明光学系は、1または複数の第1反射鏡を備え、前記放射角度φの前記放射光束を前記1または複数の第1反射鏡で折り曲げて前記仮想照明面に導光する。このため、上記照明装置は、前記放射角度φの前記放射光束を折り曲げる1または複数の第1反射鏡を備えるので、仮想照明面に対する光源の配置位置の自由が増し、小型化が可能となる。
他の一態様では、上述の照明装置において、前記光源は、前記第1法線および前記第2法線を互いに一致させた前記第2法線上の位置に配置され、前記1または複数の第1反射鏡は、反射面と前記放射角度φの前記放射光束の光線との交点から、前記第2法線に下ろした垂線を半径とした円周上に配置された1または複数の第2反射鏡を含み、前記照明光学系では、前記円周上の複数の箇所において、前記1または複数の第2反射鏡が前記放射角度φの前記放射光束を反射する。また、好ましくは、上述の照明装置において、前記1または複数の第2反射鏡は、円錐鏡、円筒鏡および平面鏡のうちのいずれかである。
このような照明装置は、光源が第2法線上の位置に配置され、小型化される。また、このような照明装置は、前記1または複数の第2反射鏡を備え、前記1または複数の第2反射鏡によって前記円周上の複数の箇所(方位)から放射角度φの放射光束を仮想照明面へ照射するので、仮想照明面に照射される照明光の光量を増加できる。
他の一態様では、これら上述の照明装置において、前記1または複数の第1反射鏡は、複数の照明角度θで前記仮想照明面を照射するように、前記光源から複数の放射角度φでそれぞれ放射された複数の放射光束をそれぞれ反射する1または複数の第3反射鏡を含む。
このような照明装置は、前記1または複数の第3反射鏡を備えるので、仮想照明面に照射される照明光の光量を増加できる。
他の一態様では、これら上述の照明装置において、前記1または複数の第3反射鏡は、階段状に複数の反射面を形成した反射鏡を含む。
そして、他の一態様にかかる反射特性測定装置は、測定対象である被測定試料の試料面に照明光を照射する照明部と、前記試料面で反射した前記照明光の反射光を導光する受光光学系と、前記受光光学系で導光された前記照明光の反射光における所定の反射特性を測定する反射特性測定部とを備え、前記照明部は、前記被測定試料を前記被照明物とし、前記試料面を前記仮想照明面とした上述のいずれかの照明装置である。
このような反射特性測定装置は、上述のいずれかの照明装置を用いるので、任意の配光特性の光源を用い、任意のジオメトリを用いても、光源と試料面を含む面との距離変動に伴う照度変動を抑制できる。そして、上記反射特性測定装置は、前記条件を満たす放射角度φの放射光束を複数用いることが可能であることから、試料面に照射される照明光の光量の増加が可能となる。
この出願は、2013年5月27日に出願された日本国特許出願特願2013−110748を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
本発明によれば、照明装置および反射特性測定装置を提供できる。

Claims (6)

  1. 発光面の第1中心点を通る前記発光面の第1法線からの放射角度φに依存する輝度P(φ)で表される配光特性で照明光を放射する光源と、
    照明対象である被照明物の照明面に前記照明光を照射する場合における前記照明面が配置される仮想照明面に、前記光源から放射された照明光を導光する照明光学系とを備え、
    前記光源の配光特性は、ランベルト特性を除く特性であり
    前記照明光学系は、1または複数の第1反射鏡を備え、前記第1反射鏡による前記光源の虚像位置からの前記照明光を前記仮想照明面に照射する場合における前記第1中心点と前記仮想照明面の照明領域の第2中心点を通る前記仮想照明面の第2法線との間の水平距離をDとし、前記仮想照明面に照射される前記照明光の前記第2法線からの照明角度をθとし、前記第1中心点と前記仮想照明面との間の垂直距離をD/tanθとし、前記第2法線に沿った前記仮想照明面の位置変動に伴う前記照明角度θの照明角度変動をαとした場合に、前記光源から放射された照明光のうち、下記式(1)で表される前記仮想照明面の照度Eの前記照明角度変動αに対する偏微分∂E/∂αがα=0の場合に0となる条件を満たす放射角度φの放射光束を、前記1または複数の第1反射鏡で折り曲げて前記仮想照明面に導光する、
    45:0度のジオメトリを除く照明装置。
    Figure 0005720859
  2. 前記光源は、前記第1法線および前記第2法線を互いに一致させた前記第2法線上の位置に配置され、
    前記1または複数の第1反射鏡は、反射面と前記放射角度φの前記放射光束の光線との交点から、前記第2法線に下ろした垂線を半径とした円周上に配置された1または複数の第2反射鏡を含み、
    前記照明光学系では、前記円周上の複数の箇所において、前記1または複数の第2反射鏡が前記放射角度φの前記放射光束を反射する、
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記1または複数の第2反射鏡は、円錐鏡、円筒鏡および平面鏡のうちのいずれかである、
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記1または複数の第1反射鏡は、複数の照明角度θで前記仮想照明面を照射するように、前記光源から複数の放射角度φでそれぞれ放射された複数の放射光束をそれぞれ反射する1または複数の第3反射鏡を含む、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記1または複数の第3反射鏡は、階段状に複数の反射面を形成した反射鏡を含む、
    請求項4に記載の照明装置。
  6. 測定対象である被測定試料の試料面に照明光を照射する照明部と、
    前記試料面で反射した前記照明光の反射光を導光する受光光学系と、
    前記受光光学系で導光された前記照明光の反射光における所定の反射特性を測定する反射特性測定部とを備え、
    前記照明部は、前記被測定試料を前記被照明物とし、前記試料面を前記仮想照明面とした請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置である、
    反射特性測定装置。
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