JP5720402B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信を介して複数のドット形成素子を駆動させるためのデータを送信する画像形成装置および画像形成方法に関する。
従来、画像形成装置において印字コントローラーが印刷ヘッドに対して無線通信により信号を送信する技術が開示されている。かかる構成によれば、印字コントローラーと印刷ヘッドとを有線接続する信号線の本数を抑制することができ、印刷ヘッドの移動抵抗や信号線間の干渉ノイズを抑制できる。
特開2009−118218号公報
しかしながら、送信アンテナと受信アンテナとは相対移動するため、送信アンテナと受信アンテナとの通信距離が長くなる期間に送信された信号に誤りが生じやすいという問題があった。すなわち、送信アンテナと受信アンテナとの通信距離が長くなる期間に送信された信号に基づいて印刷ヘッドが印刷画像を形成すると、印刷画像の画質が劣化するという問題があった。
本発明は、画質の劣化を抑制しつつ、無線通信を介して複数のドット形成素子を駆動させるためのデータを送信する技術の提供を目的とする。
前記課題を解決するために本発明の画像形成装置において、印刷ヘッドは、駆動信号の入力に応じてインクを吐出する複数のドット形成素子を備える。移動制御手段は、筐体の内部にて印刷ヘッドを備えたキャリッジを移動させる。吐出データ生成手段は、複数のドット形成素子から吐出させるインクの吐出量を複数のドット形成素子のそれぞれについて示す吐出量データを生成する。さらに、吐出データ生成手段は、吐出量と駆動信号の波形との対応関係を示すデータであって複数のドット形成素子について共通する波形選択データを生成する。送信部は、筐体における所定位置に備えられる。また、送信部は、波形選択データと吐出量データと無線通信により送信する。受信部は、移動制御手段によって移動させられるキャリッジに備えられる。また、受信部は、波形選択データと吐出量データとを無線通信により受信する。吐出制御手段は、受信部および印刷ヘッドとともにキャリッジに備えられる。また、吐出制御手段は、波形選択データが示す対応関係において吐出量データが示す吐出量に対応付けられた波形の駆動信号を、複数のドット形成素子のそれぞれに対して吐出期間ごとに入力させる。これにより、波形選択データと吐出量データとの組み合わせに応じた駆動信号を複数のドット形成素子のそれぞれに対して吐出期間ごとに入力できる。
ここで、吐出量データは複数のドット形成素子のそれぞれについての吐出量を示すデータであるのに対して、波形選択データは複数のドット形成素子について共通して吐出量と駆動信号の波形との対応関係を示すデータである。従って、吐出量データに誤りが生じると当該誤りの影響は複数のドット形成素子の個々に及ぶに過ぎないのに対して、波形選択データに誤りが生じると当該誤りの影響は複数のドット形成素子に共通して及ぶこととなる。すなわち、波形選択データに誤りが生じる場合の方が吐出量データに誤りが生じる場合よりも画質を大きく劣化させる。なお、波形選択データは印刷ヘッドが備える複数のドット形成素子について共通すればよく、印刷ヘッドが備えるすべてのドット形成素子について共通しなくてもよい。例えば、波形選択データは、印刷ヘッドが備えるノズル列に対応する複数のドット形成素子ごとに共通していてもよい。
以上の構成において、送信部は、キャリッジが送信部から離間する期間において、同一の吐出期間についての波形選択データと吐出量データとのうち波形選択データを先に送信する。これにより、波形選択データを送信する時刻における送信部と受信部との通信距離を、当該波形選択データと同一の吐出期間についての吐出量データを送信する時刻における送信部と受信部との通信距離よりも短くすることができる。従って、同一の吐出期間についての波形選択データと吐出量データとのうち波形選択データの信号誤りを優先して抑制できる。従って、波形選択データの誤りにより画質を大きく劣化することが防止できる。
また、送信部は、キャリッジが送信部に接近する期間において、同一の吐出期間についての波形選択データと吐出量データとのうち波形選択データを後に送信する。これにより、波形選択データを送信する時刻における送信部と受信部との通信距離を、当該波形選択データと同一の吐出期間についての吐出量データを送信する時刻における送信部と受信部との通信距離よりも短くすることができる。
さらに、キャリッジが送信部から離間する期間と、キャリッジが送信部に接近する期間とが双方とも生じる場合、これらの期間の双方において波形選択データを送信する時刻における送信部と受信部との通信距離を、同一の吐出期間についての吐出量データを送信する時刻における送信部と受信部との通信距離よりも短くするのが望ましい。すなわち、送信部は、キャリッジが送信部から離間する期間と、キャリッジが送信部に接近する期間とで、同一の吐出期間についての吐出量データと波形選択データとの送信順序を切り替えるのが望ましい。
さらに、移動制御手段がキャリッジを往復移動させる場合、当該キャリッジが往復移動する軌跡上の位置のうち当該軌跡の中点に最も近くなる位置に送信部を備えさせるのが望ましい。これにより、往動方向の終点までキャリッジが移動した場合の受信部と送信部との通信距離、および、復動方向の終点までキャリッジが移動した場合の受信部と送信部との通信距離を同等することができ、これらの通信距離の一方のみが偏って長くなることが防止できる。従って、印刷画像におけるキャリッジの往動方向終点側または復動方向終点側の画質が偏って劣化することが防止できる。
なお、請求項に記載された各手段の機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら各手段の機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。さらに、本発明は画像形成方法としても、画像形成プログラムとしても、画像形成プログラムの記録媒体としても成立する。むろん、そのコンピュータープログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体であってもよい。
画像形成装置のブロック図である。 (2A)は印刷ヘッドの底面図、(2B)は吐出量データの説明図である。 (3A),(3B)は駆動信号のグラフ、(3C)は波形選択データの説明図である。 (4A)はキャリッジの移動を示す模式図、(4B)は期間ごとのデータ送信順序を示す表、(4C)はデータの送信位置を示すグラフである。 吐出制御回路の論理回路図である。 デコーダーの論理回路図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら以下の順序で説明する。
(1)画像形成装置の構成:
(2)他の実施形態:
(1)画像形成装置の構成:
図1は本発明の一実施形態にかかる画像形成装置としてのプリンター1のブロック図である。プリンター1は、主基板10とキャリッジ20とフレキシブル基板30と筐体40とを備える。主基板10とキャリッジ20とフレキシブル基板30とは、筐体40内に備えられる。フレキシブル基板30は、主基板10とキャリッジ20とを有線接続する。プリンター1は、筐体40内において往復移動(主走査)するキャリッジ20に備えられた印刷ヘッドPHからインク滴を吐出するインクジェット方式のシリアルプリンターである。
図2Aは、印刷ヘッドPHを記録媒体側から見て示す底面図である。印刷ヘッドPHは、複数(8列)のノズルNZを備える。印刷ヘッドPHはキャリッジ20の移動にともなって紙面左右方向に対応する主走査方向に往復移動する。複数のノズルNZが、主走査方向に直交する副走査方向に所定間隔(例えば360dpi)で配列することにより、ノズル列NRが形成される。副走査方向とは、記録媒体が搬送される方向である。本実施形態において、各ノズル列NRはそれぞれK(K=96)個のノズルNZによって構成されることとする。各ノズル列NRにおいて各ノズルNZは、副走査方向の最上流に配置されるノズルNZ(記録媒体の先頭が最初に到達するノズルNZ)から起算して下流側に順に数えた番号であるノズル番号k(1〜Kの整数)によって識別されることとする。また、各ノズル列NRは複数のインク色(例えばシアン,マゼンタ,イエロー,ブラック)ごとに2列ずつ設けられる。印刷ヘッドPHが主走査方向に移動しながら複数のノズルNZがインク滴を記録媒体に向けて吐出し、さらに記録媒体を副走査方向に搬送することにより、主走査方向および副走査方向にドットが配置された印刷画像を形成できる。
図1の主基板10は、コントローラー11と送信回路12と駆動パルス生成回路13とを備える。コントローラー11は、画像処理部11aと吐出データ生成部11bと移動制御部11cと搬送制御部11dとを備える。画像処理部11aと吐出データ生成部11bと移動制御部11cと搬送制御部11dとは、コントローラー11が備えるCPU,ROM,RAM,ASIC等のハードウェア資源および/またはROM等に記録されるソフトウェア資源を利用して実現される。画像処理部11aは、印刷対象の画像データに対して各種画像処理(サイズ変換,色変換,ハーフトーン等)を行い、記録媒体上に配列する記録画素ごとのインクの吐出量を示すハーフトーンデータHDを生成する。本実施形態のハーフトーンデータHDは、所定密度(例えば垂直720dpi×水平720dpi)の記録画素ごとに4階調(吐出量が多い順に、大ドット形成→中ドット形成→小ドット形成→ドット非形成)のインクの吐出量を示す。インクの吐出量は、記録媒体にインク滴が定着した場合に形成されるドットの大きさで把握される。
図2Bは、ハーフトーンデータHDを示す図である。ハーフトーンデータHDにおいては、複数の記録画素が主走査方向および副走査方向において行列状に配列し、各記録画素についてのインクの吐出量が2ビットのデータで表される。ここで、(上位ビット:下位ビット)の値の組み合わせが、(1:1)であることは大ドット形成を表し、(0:1)であることは中ドット形成を表し、(1:0)であることは小ドット形成を表し、(0:0)であることはドット非形成を表すこととする。ハーフトーンデータHDはインク色ごとに生成される。
吐出データ生成手段としての吐出データ生成部11bは、ハーフトーンデータHDに基づいて吐出期間ごとの吐出量データSIと波形選択データSPとを生成する。例えば、図2BのハーフトーンデータHDにおいて主走査方向の、ある位置の画素列であって、副走査方向に1画素おき(360dpi)に存在するK個の記録画素(太線)についてのドット形成がノズル列NRに属する複数のノズルNZによって同一の吐出期間にて行われることとする。当該吐出期間にてノズル列NRのノズルNZがドットの形成を行う記録画素をハーフトーンデータHDの所定位置に存在する記録画素から起算して下側へ順に数えた数は、これらの記録画素のドットの形成を行うノズルNZのノズル番号kと一致することとする。
当該吐出期間にてノズル列NRに属する複数のノズルNZにてインク滴を吐出させるための吐出量データSIは、ノズル列NRに属する複数のノズルNZがドットの形成を行う記録画素のインクの吐出量を示すデータを図2Bに示すように並べ替えることにより生成される。すなわち、吐出量を示すデータの下位ビットをノズルNZのノズル番号kの降順に並べたシリアルデータの後に、吐出量を示すデータの上位ビットをノズルNZのノズル番号kの降順に並べたシリアルデータが結合されたシリアルデータが吐出量データSIとされる。以上説明した吐出量データSIに基づいて、吐出期間にてノズル列NRに属する複数のノズルNZが吐出すべきインクの吐出量が特定できる。また、吐出量データSIは、各吐出期間ごと、および、ノズル列NRごとに生成されることとなる。なお、吐出量データSIは2×K(192)ビットのデータとなる。
次に、吐出データ生成部11bが生成する波形選択データSPについて説明する。印刷ヘッドPHが備える複数のノズルNZのそれぞれに対応して複数のドット形成素子としてのピエゾ素子PZが備えられる。ピエゾ素子PZは、圧電材料を電極間に挟み込んだ圧電素子であり、電極間に電圧を印加することにより機械変形を生じさせる。この機械変形により、複数のノズルNZのそれぞれに連通するインク室内の圧力変動を生じさせ、複数のノズルNZのそれぞれからインク滴を吐出させる。波形選択データSPは、このピエゾ素子PZに印加すべき駆動パルスの波形を選択するためのデータである。上述のように吐出量データSIにより複数のノズルNZのそれぞれが吐出すべきインクの吐出量が特定されるが、当該吐出量のインクを吐出するために選択すべき駆動パルスの波形が波形選択データSPにより特定される。
図3Aは、単一の吐出期間において選択可能な駆動パルスの波形を示す。本実施形態において吐出期間は、ラッチ信号LATの矩形パルスが立ち上がるタイミングの周期であるラッチ周期Tに相当する。このラッチ周期Tは、互いに長さが等しい前半期間T1と後半期間T2とで構成される。前半期間T1の終期と後半期間T2の始期とは、ラッチ周期Tの中間時刻であり、当該中間時刻にて矩形パルスが立ち上がる切替信号CHによって規定される。ピエゾ素子PZには2系統の駆動信号COMA,COMBに含まれる駆動パルスが印加可能である。駆動信号COMAは、前半期間T1と後半期間T2のそれぞれにおいて互いに同一波形の駆動パルスADP1,ADP2を有する。駆動パルスADP1,ADP2のそれぞれをピエゾ素子PZに印加することにより、ノズルNZからそれぞれ約13plのインク量のインク滴が吐出される。一方、駆動信号COMBは、前半期間T1と後半期間T2のそれぞれにおいて互いに異なる波形の駆動パルスBDP1,BDP2を有する。駆動パルスBDP1をピエゾ素子PZに印加することにより、ノズルNZからインク滴が吐出させることなく、ノズルNZにおけるインク液面を微振動させることができる。一方、駆動パルスBDP2をピエゾ素子PZに印加することにより、ノズルNZから約6plのインク量のインク滴が吐出される。
図3Bは、ピエゾ素子PZに印加すべき駆動パルスをインクの吐出量ごとに示すグラフである。図3Bにおいて、ピエゾ素子PZに大ドットを形成させるためには、前半期間T1と後半期間T2のそれぞれにおいて駆動信号COMAの駆動パルスADP1,ADP2を選択すべきことが示される。すなわち、前半期間T1と後半期間T2とで合計約26plの吐出量のインク滴を吐出することにより、大ドットを形成することが示される。ピエゾ素子PZに中ドットを形成させるためには、前半期間T1と後半期間T2のそれぞれにおいて駆動信号COMAの駆動パルスADP1と駆動信号COMBの駆動パルスBDP2とを選択すべきことが示される。すなわち、前半期間T1と後半期間T2とで合計約19plの吐出量のインク滴を吐出することにより、中ドットを形成することが示される。
さらに、ピエゾ素子PZに小ドットを形成させるためには、前半期間T1においていずれの駆動パルスも選択せず、後半期間T2において駆動信号COMBの駆動パルスBDP2を選択すべきことが示される。すなわち、前半期間T1と後半期間T2とで約6plの吐出量のインク滴を吐出することにより、小ドットを形成することが示される。一方、ピエゾ素子PZにドットを形成させないためには、前半期間T1において駆動信号COMBの駆動パルスBDP1を選択し、後半期間T2においていずれの駆動パルスも選択しないことが示される。すなわち、ドットを形成しない場合には、前半期間T1にてノズルNZの液面を微振動させるべきことが示される。
図3Cはインクの吐出量(4通り)と駆動信号COMA,COMB(2通り)と期間T1,T2(2通り)との組み合わせ(4×2×2=16通り)が示されており、各組み合わせに対応する升目には1ビットの選択可否データが示されている。選択可否データは、"1"または"0"のデータであり、"1"は各組み合わせにおいて駆動パルスを選択すべきことを表し、"0"は各組み合わせにおいて駆動パルスを選択すべきでないことを表す。波形選択データSPは、図3Cの選択可否データを所定の順序(太線矢印の順序)で並べた16ビット("0110000110000011")のシリアルデータである。具体的に、波形選択データSPは、前半期間T1と後半期間T2とでは後半期間T2についての選択可否データの方が上位ビットとなることを最優先されるように並べ、駆動信号COMAと駆動信号COMBとでは駆動信号COMBについての選択可否データの方が上位ビットとなることが次に優先されるように並べ、最後にインクの小さい吐出量に対応する選択可否データである上位ビットとなるように図3Cの選択可否データを並べたデータである。
なお、図3Cに示したインクの吐出量と選択すべき駆動パルスの波形との対応関係は一例であって、印刷温度や記録媒体の種類等の各種条件に応じて当該対応関係は最適化され得る。例えば、前半期間T1において駆動信号COMAの駆動パルスADP1を選択し、後半期間T2において駆動信号COMBのBDP2を選択することにより、ピエゾ素子PZに大ドットを形成させるような選択可否データが用意されてもよい。また、波形選択データSPは、各吐出期間ごと、および、ノズル列NRごとに生成される。すなわち、波形選択データSPと吐出量データSIとは、同一の吐出期間と同一のノズル列NRについて対になって生成される。次に、移動制御手段としての移動制御部11cについて説明する。
移動制御部11cは、キャリッジ20を主走査方向に往復移動させるために図示しないキャリッジモーターを制御する。これにより、印刷ヘッドPHは図2Aに示すように主走査方向に往復動することとなる。また、移動制御部11cは、図示しないエンコーダーセンサー,リニアスケール等によりキャリッジ20の位置を取得し、当該キャリッジ20の位置に基づいてキャリッジモーターを制御する。搬送制御部11dは、記録媒体を主走査方向に直交する副走査方向に搬送するために、図示しない搬送モーターを制御する。
送信回路12は、吐出量データSIと波形選択データSPとを無線通信を介してキャリッジ20に送信する。送信回路12は、並べ替え送信部12aとメモリー12bとを備え、送信アンテナASと接続する。送信回路12は、フレキシブル基板30を介して、2系統の駆動信号COMA,COMBとクロック信号CKと切替信号CHとラッチ信号LATとをキャリッジ20へ有線送信する。なお、駆動信号COMA,COMBはアナログ信号であり、クロック信号CKと切替信号CHとラッチ信号LATとは、所定のクロック周期と切替周期とラッチ周期Tごとに矩形パルスが立ち上がるタイミング信号である。
送信回路12のメモリー12bは、少なくとも1つの吐出期間についての吐出量データSIと波形選択データSPとを記録することが可能な記録容量を有する。並べ替え送信部12aは、メモリー12bから吐出量データSIと波形選択データSPとを読み出し、これらを例えばIEEE標準規格に準じた変調・符号化方式により変調および符号化して送信データを生成し、当該送信データを送信アンテナASに出力する。並べ替え送信部12aは、吐出量データSIの送信データと、波形選択データSPの送信データとを送信アンテナASに出力する順序を、筐体40内におけるキャリッジ20の位置と、キャリッジ20の移動方向との組み合わせに基づいて設定する。
図4Aは、筐体40内におけるキャリッジ20の位置を示す平面模式図である。キャリッジ20は、紙面左右方向のキャリッジレールCRに沿って主走査(往復動)する。上述のようにキャリッジレールCRに沿ったキャリッジ20の位置は、移動制御部11cがエンコーダーセンサー,リニアスケール等により取得できる。筐体40内には送信アンテナASが備えられ、当該送信アンテナASはキャリッジレールCRの主走査方向中央の位置に設けられる。すなわち、キャリッジ20が往復移動する軌跡上の位置のうち当該軌跡の中点(キャリッジレールCRの中点CP)に最も近くなる位置に送信アンテナASが備えられる。
図4Bは、筐体40内においてキャリッジ20が移動する期間と吐出量データSIと波形選択データSPの送信データが送信アンテナASに出力される順序を示す表である。なお、図4Bは、同一の吐出期間において、同一のノズル列NRからインク滴を吐出させるための吐出量データSIと波形選択データSPとの送信順序を示す。本実施形態では、キャリッジ20が送信アンテナASから離間する期間においては、同一の吐出期間についての吐出量データSIと波形選択データSPとのうち波形選択データSPを先に送信する。反対に、キャリッジ20が送信アンテナASに接近する期間においては、同一の吐出期間についての吐出量データSIと波形選択データSPとのうち波形選択データSPを後に送信する。
すなわち、図4Bに示すように、キャリッジ20が往動するのか復動するのかに拘わらずキャリッジレールCRの中点CPに到達するまでの期間(接近する期間)では、波形選択データSPの送信データが吐出量データSIの送信データよりも後に送信アンテナASに出力される。一方、キャリッジ20が往動するのか復動するのかに拘わらずキャリッジ20がキャリッジレールCRの中点CPを通過した後の期間では、波形選択データSPの送信データが吐出量データSIの送信データよりも先に送信アンテナASに出力される。送信アンテナASは、並べ替え送信部12aからの出力順に送信データを無線送信する。
図4Cは、吐出量データSIと波形選択データSPの送信データが送信アンテナASによって送信される期間に、キャリッジ20が移動する位置を示す図である。図4Cにおいて、同一の吐出期間において、同一のノズル列NRからインク滴を吐出させるための吐出量データSIと波形選択データSPとの対が、破線を隔てて隣接して示されている。図4Bに示す順序で吐出量データSIと波形選択データSPとを送信することにより、吐出量データSIを送信する場合よりも波形選択データSPを送信する場合の方が、受信アンテナARと送信アンテナASとの距離である通信距離を短くすることができる。
駆動パルス生成回路13は、駆動信号COMAを生成する第1回路13Aと、駆動信号COMBを第2回路13Cとを備える。第1回路13Aと第2回路13Cとは、それぞれ駆動パルスの波形を規定したデジタルデータを記録するメモリーと、デジタルデータに基づいてアナログ信号である駆動パルスを生成するD/A変換部と、駆動パルスを増幅する増幅回路とを備える。図3Aにて示したように第1回路13Aと第2回路13Cとが生成する駆動信号COMA,COMBは互いに異なる波形の電圧パルスを有する。
キャリッジ20は、上述の印刷ヘッドPHの他に、受信回路22と吐出制御回路23とを備える。受信回路22は、受信部22aとメモリー22bとを備え、受信アンテナARと接続する。受信アンテナARは、送信回路12の送信アンテナASが送信した電波を受信する。受信部22aは、送信回路12における変調・符号化方式に対応する復調・復号化方式により、送信データから波形選択データSPと吐出量データSIとを復調および復号化する。復調および復号化した波形選択データSPと吐出量データSIとはメモリー22bに記録され、ラッチ信号LATに同期したタイミングで吐出制御回路23に出力される。メモリー22bは、複数の吐出期間についての吐出量データSIと波形選択データSPとを記録する記録容量を備え、当該吐出量データSIと波形選択データSPとに対応する吐出期間が到来するまで吐出量データSIと波形選択データSPとを保持する。
図5は吐出制御手段としての吐出制御回路23の論理回路図(単一のノズル列NRに対応する部分のみ図示)を示す。なお、吐出制御回路23は、フレキシブル基板30を介して、2系統の駆動信号COMA,COMBとクロック信号CKと切替信号CHとラッチ信号LATとを主基板10から受信する。吐出制御回路23は、波形選択データSPと吐出量データSIとに基づいてピエゾ素子PZに駆動パルスを印加させる回路である。吐出制御回路23は、単一のノズル列NRにつき第1フリップフロップFF1と第2フリップフロップFF2と第1ラッチ回路LT1と第2ラッチ回路LT2とデコーダーDEと第1アナログスイッチSWAと第2アナログスイッチSWBとをそれぞれK個ずつ備える。すなわち、各回路要素FF1,FF2,LT1,LT2,DE,SWA,SWBが、ノズル列NRに属するノズルNZごとに備えられる。各ノズルNZに対応する第1フリップフロップFF1がノズル番号kの順に直列し、各ノズルNZに対応する第2フリップフロップFF2もノズル番号kの順に直列し、第1フリップフロップFF1と第2フリップフロップFF2とが直列したシフトレジスタが形成される。
以上のように接続された第1フリップフロップFF1と第2フリップフロップFF2とは、吐出量データSI(D入力)とクロック信号CK(CLK入力)とを入力する。そして、第1フリップフロップFF1と第2フリップフロップFF2とは、クロック周期ごとに吐出量データSIを1ビットずつシフトして記憶する。吐出量データSIは、先頭ビットが最終(ノズル番号K)の第2フリップフロップFF2に記憶されるまでシフトされる。吐出量データSIは、インクの吐出量を示すデータの上位ビットと下位ビットとをノズル番号kの降順に並べ替えたデータであるため、先頭ビットが最終(ノズル番号K)の第2フリップフロップFF2に記憶された段階で、ノズル番号kが符合する上位ビットと下位ビットとがそれぞれ第1フリップフロップFF1と第2フリップフロップFF2とに記憶される。
第1フリップフロップFF1と第2フリップフロップFF2の出力(Q出力)はそれぞれ第1ラッチ回路LT1と第2ラッチ回路LT2とに入力され、第1ラッチ回路LT1と第2ラッチ回路LT2に入力されたラッチ信号LATの矩形パルスが立ち上がってラッチ周期Tが開始すると吐出量を示すデータ(上位ビット:下位ビット)はそれぞれ第1フリップフロップFF1と第2フリップフロップFF2とから後段のデコーダーDEへと入力される。すなわち、第1フリップフロップFF1と第2フリップフロップFF2と第1ラッチ回路LT1と第2ラッチ回路LT2とは、ラッチ周期Tごとにシリアルデータである吐出量データSIをノズル番号kに関してパラレル変換し、後段のデコーダーDEへと出力する動作を行う。なお、ラッチ信号LATが立ち上がる段階で、当該ラッチ信号LATの立ち上がりを始期としたラッチ周期T(吐出期間)において吐出すべき吐出量を示す吐出量データSIのフリップフロップFF1,FF2におけるシフトは完了している。
デコーダーDEには、第1ラッチ回路LT1と第2ラッチ回路LT2とからノズルNZごとの吐出量を示すデータが入力されるとともに、ラッチ信号LATとクロック信号CKと切替信号CHと波形選択データSPとが入力される。なお、波形選択データSPは共通する信号線により、ノズル列NRに属するすべてのノズルNZに対応して設けられたデコーダーDEに入力される。デコーダーDEの出力端子は、第1アナログスイッチSWAと第2アナログスイッチSWBの導通状態を切り替える信号線と接続されている。第1アナログスイッチSWAが導通すると駆動信号COMAがピエゾ素子PZに印加され、第2アナログスイッチSWBが導通すると駆動信号COMAがピエゾ素子PZに印加される。
図6は、デコーダーDEの論理回路図である。デコーダーDEは、16個のフリップフロップDF(DF1〜DF16)と8個のマルチプレクサーMX(MX1〜MX8)と1個のRS(リセット・セット)型フリップフロップRFと16個のアンドゲートAN(AN1〜AN8),ND(ND1〜ND8)と2個のオアゲートOR(OR1,OR2)とを備える。フリップフロップDFは、直列に接続され、16段のシフトレジスタを構成する。当該シフトレジスタは、クロック信号CKに基づくクロック周期ごとに波形選択データSPを1ビットずつシフトして記憶する。すなわち、フリップフロップDFは、図3Cに示したインクの吐出量と駆動信号COMA,COMBと期間T1,T2との組み合わせ(16通り)にそれぞれ対応し、各組み合わせについての選択可否データ(波形選択データSPの各ビット)をそれぞれ記憶する。
フリップフロップRFは、ラッチ信号LATと切替信号CHとをリセット・セット信号として入力しており、ラッチ信号LATの矩形パルスが立ち上がってから切替信号CHの矩形パルスが立ち上がるまでの期間(前半期間T1)において"1"を示す信号をマルチプレクサーMX1〜MX8に出力する。また、フリップフロップRFは、切替信号CHの矩形パルスが立ち上がってからラッチ信号LATの矩形パルスが立ち上がるまでの期間(後半期間T2)において"0"を示す信号をマルチプレクサーMX1〜MX8に出力する。なお、ラッチ信号LATが立ち上がる段階で、当該ラッチ信号LATの立ち上がりを始期としたラッチ周期T(吐出期間)についての波形選択データSPのフリップフロップDF1〜DF16におけるシフトは完了している。
マルチプレクサーMX1〜MX8は、それぞれ2個のフリップフロップDFで構成される組(DF1−DF9,DF2−DF10,DF3−DF11,DF4−DF12、DF5−DF13、DF6−DF14、DF7−DF15、DF8−DF16)から選択可否データの組を入力する。そして、マルチプレクサーMX1〜MX8は、フリップフロップRFからの信号に応じて後段のアンドゲートAN1〜AN8に出力する選択可否データを切り替える。マルチプレクサーMX1〜MX8は、前半期間T1においてフリップフロップDF9〜16に記録された選択可否データを後段のアンドゲートAN1〜AN8に出力する。マルチプレクサーMX1〜MX8は、後半期間T2においてフリップフロップDF1〜8に記録された選択可否データを後段のアンドゲートAN1〜AN8に出力する。
アンドゲートND1〜ND8は、第1ラッチ回路LT1と第2ラッチ回路LT2とから吐出量を示すデータ(上位ビット:下位ビット)の組を入力(反転入力)する。アンドゲートND1,ND4は、吐出量を示すデータの組を双方とも反転入力し、ノズルNZについての吐出量(吐出量データSIが示す)がドット非形成である場合のみ後段のアンドゲートAN1,AN4への出力を"1"とする。アンドゲートND2,ND5は、吐出量を示すデータの上位ビットをそのまま入力しつつ下位ビットを反転入力し、ノズルNZについての吐出量が小ドット形成である場合のみ後段のアンドゲートAN2,AN5への出力を1とする。アンドゲートND3,ND7は、吐出量を示すデータの上位ビットを反転入力しつつ下位ビットをそのまま入力し、ノズルNZについての吐出量が中ドット形成である場合のみ後段のアンドゲートAN3,AN7への出力を"1"とする。アンドゲートND4,ND8は、吐出量を示すデータの上位ビットと下位ビットとの組を双方ともそのまま入力し、ノズルNZについての吐出量が大ドット形成である場合のみ後段のアンドゲートAN4,AN8への出力を"1"とする。
アンドゲートND1〜ND8は、マルチプレクサーMX1〜MX8の出力とアンドゲートAN1〜AN8の出力とが双方とも"1"である場合に、出力を"1"とする。アンドゲートND1〜ND4の出力は、オアゲートOR1に出力される。オアゲートOR1は、アンドゲートND1〜ND4のいずれかの出力が"1"である場合に、出力を"1"とすることにより、駆動信号COMBをピエゾ素子PZに印加させるように第2アナログスイッチSWBを切り替える。一方、アンドゲートND5〜ND8の出力は、オアゲートOR2に出力される。オアゲートOR2は、アンドゲートND5〜ND8のいずれかの出力が"1"である場合に、出力を"1"とすることにより、駆動信号COMAをピエゾ素子PZに印加させるように第1アナログスイッチSWAを切り替える。
以上説明した吐出制御回路23の回路構成により、波形選択データSPが示す吐出量と駆動パルスとの対応関係において、吐出量データSIが示す吐出量に対応付けられた駆動パルスをピエゾ素子PZに印加させることができる。ここで、図3Cの波形選択データSPが入力された場合を例にして吐出制御回路23の動作を説明する。図6において、図3Cの波形選択データSPに基づいてフリップフロップDF1〜DF16に記録される選択可否データを括弧書きで示す。また、マルチプレクサーMX1〜MX8の各入力端子の脇には、各入力端子に入力される選択可否データを括弧書きで示す。マルチプレクサーMX1〜MX8の出力信号線の上には、期間T1,T2のそれぞれにおいて出力信号線を介して出力される選択可否データを括弧書きで示す。アンドゲートAN1〜AN8の下には、アンドゲートAN1〜AN8の出力が"1"となる場合のインクの吐出量を括弧書きで示す。
ここで、図6のノズルNZに吐出させるべきインクの吐出量がドット非形成であったとする。この場合、アンドゲートND1〜ND8のうちアンドゲートND1,ND5の出力のみが"1"となり、アンドゲートAN1,AN5の出力が"1"となり得る。前半期間T1においてフリップフロップDF9に記録された選択可否データ"1"がアンドゲートAN1に入力され、後半期間T2においてフリップフロップDF1に記録された選択可否データ"0"がアンドゲートAN1に入力される。従って、前半期間T1において、アンドゲートAN1の出力が"1"となり、オアゲートOR1を介して駆動信号COMBがピエゾ素子PZに印加されることとなる。また、前半期間T1においてフリップフロップDF13に記録された選択可否データ"0"がアンドゲートAN5に入力され、後半期間T2においてフリップフロップDF5に記録された選択可否データ"0"がアンドゲートAN5に入力される。従って、前半期間T1と後半期間T2との双方において、アンドゲートAN5の出力が"0"となり、オアゲートOR2を介して駆動信号COMAがピエゾ素子PZに印加されることはない。以上により、図3Bに示すように、吐出量がドット非形成であった場合、前半期間T1において駆動信号COMBの駆動パルスBDP1をピエゾ素子PZに印加させ、後半期間T2において駆動信号COMA,COMBのいずれもピエゾ素子PZに印加させないようにすることができる。
次に、図6のノズルNZに吐出させるべきインクの吐出量が小ドット形成であったとする。この場合、アンドゲートND1〜ND8のうちアンドゲートND2,ND6の出力のみが"1"となり、アンドゲートAN2,AN6の出力が"1"となり得る。前半期間T1においてフリップフロップDF10に記録された選択可否データ"0"がアンドゲートAN2に入力され、後半期間T2においてフリップフロップDF2に記録された選択可否データ"1"がアンドゲートAN2に入力される。従って、後半期間T2において、アンドゲートAN2の出力が"1"となり、オアゲートOR1を介して駆動信号COMBがピエゾ素子PZに印加されることとなる。また、前半期間T1においてフリップフロップDF14に記録された選択可否データ"0"がアンドゲートAN6に入力され、後半期間T2においてフリップフロップDF6に記録された選択可否データ"0"がアンドゲートAN6に入力される。従って、前半期間T1と後半期間T2との双方において、アンドゲートAN6の出力が"0"となり、オアゲートOR2を介して駆動信号COMAがピエゾ素子PZに印加されることはない。以上により、図3Bに示すように、吐出量が小ドット形成であった場合、前半期間T1において駆動信号COMA,COMBのいずれもピエゾ素子PZに印加させず、後半期間T2において駆動信号COMBの駆動パルスBDP2をピエゾ素子PZに印加させることができる。
次に、図6のノズルNZに吐出させるべきインクの吐出量が中ドット形成であったとする。この場合、アンドゲートND1〜ND8のうちアンドゲートND3,ND7の出力のみが"1"となり、アンドゲートAN3,AN7の出力が"1"となり得る。前半期間T1においてフリップフロップDF11に記録された選択可否データ"0"がアンドゲートAN3に入力され、後半期間T2においてフリップフロップDF3に記録された選択可否データ"1"がアンドゲートAN3に入力される。従って、後半期間T2において、アンドゲートAN3の出力が"1"となり、オアゲートOR1を介して駆動信号COMBがピエゾ素子PZに印加されることとなる。また、前半期間T1においてフリップフロップDF15に記録された選択可否データ"1"がアンドゲートAN7に入力され、後半期間T2においてフリップフロップDF7に記録された選択可否データ"0"がアンドゲートAN7に入力される。従って、前半期間T1において、アンドゲートAN7の出力が"1"となり、オアゲートOR2を介して駆動信号COMAがピエゾ素子PZに印加される。以上により、図3Bに示すように、吐出量が中ドット形成であった場合、前半期間T1において駆動信号COMAの駆動パルスADP1をピエゾ素子PZに印加させ、後半期間T2において駆動信号COMBの駆動パルスBDP2をピエゾ素子PZに印加させることができる。
さらに、図6のノズルNZに吐出させるべきインクの吐出量が大ドット形成であったとする。この場合、アンドゲートND1〜ND8のうちアンドゲートND4,ND8の出力のみが"1"となり、アンドゲートAN4,AN8の出力が"1"となり得る。前半期間T1においてフリップフロップDF12に記録された選択可否データ"0"がアンドゲートAN4に入力され、後半期間T2においてフリップフロップDF4に記録された選択可否データ"0"がアンドゲートAN4に入力される。従って、前半期間T1と後半期間T2との双方において、オアゲートOR1を介して駆動信号COMBがピエゾ素子PZに印加されることはない。また、前半期間T1においてフリップフロップDF16に記録された選択可否データ"1"がアンドゲートAN8に入力され、後半期間T2においてフリップフロップDF8に記録された選択可否データ"1"がアンドゲートAN8に入力される。従って、前半期間T1と後半期間T2との双方において、アンドゲートAN8の出力が"1"となり、オアゲートOR2を介して駆動信号COMAがピエゾ素子PZに印加される。以上により、図3Bに示すように、吐出量が大ドット形成であった場合、前半期間T1と後半期間T2において駆動信号COMAの駆動パルスADP1,ADP2をピエゾ素子PZに印加させることができる。
以上説明したように、吐出量データSIはノズル列NRに属する複数のノズルNZのそれぞれについて吐出量を示すデータであるのに対して、波形選択データSPはノズル列NRに属するすべてのノズルNZについて共通して吐出量と駆動パルスとの対応関係を示すデータである。従って、吐出量データSIに誤りが生じると当該誤りの影響は複数のドット形成素子の個々に及ぶに過ぎないのに対して、波形選択データSPに誤りが生じると当該誤りの影響はノズル列NRに属するすべてのノズルNZに共通して及ぶこととなる。すなわち、波形選択データSPに誤りが生じる場合の方が吐出量データSIに誤りが生じる場合よりも画質を大きく劣化させる。
本実施形態では、キャリッジ20が送信アンテナASに接近する期間と、キャリッジ20が送信アンテナASに接近する期間とが双方とも生じ、これらの期間で、同一の吐出期間についての吐出量データSIと波形選択データSPとの送信順序を切り替えている。キャリッジ20が送信アンテナASから離間する期間では、同一の吐出期間についての波形選択データSPと吐出量データSIとのうち波形選択データSPを先に送信するとともに、キャリッジ20が送信アンテナASに接近する期間では吐出量データSIよりも波形選択データSPを後に送信する。これにより、波形選択データSPを送信する時刻における送信アンテナASと受信アンテナARとの通信距離を、当該波形選択データSPと同一の吐出期間についての吐出量データSIを送信する時刻における通信距離よりも短くすることができる。
さらに、キャリッジ20を往復移動する軌跡上の位置のうち当該軌跡の中点CPに最も近くなる位置に送信アンテナASを備えさせることにより、往動方向の終点までキャリッジが移動した場合の送信アンテナASと受信アンテナARとの通信距離、および、復動方向の終点までキャリッジが移動した場合の送信アンテナASと受信アンテナARとの通信距離を同等することができ、これらの通信距離の一方のみが偏って長くなることが防止できる。従って、印刷画像におけるキャリッジの往動方向終点側または復動方向終点側の画質が偏って劣化することが防止できる。
(2)他の実施形態:
第1実施形態において、単一のノズル列NRについての吐出量データSIと波形選択データSPとを送信する順序を説明したが、複数のノズル列NRについての吐出量データSIと波形選択データSPとを順次送信してもよい。この場合、あるノズル列NRについて波形選択データSPの方が通信距離が短くなるように吐出量データSIと波形選択データSPとを送信した後に、別のノズル列NRについて波形選択データSPの方が通信距離が短くなるように吐出量データSIと波形選択データSPとを送信すればよい。また、吐出量データSIと波形選択データSPとはまとめて送信されてもよい。例えば、複数のノズル列NRについての吐出量データSIと波形選択データSPとをそれぞれまとめて送信してもよい。この場合も、複数のノズル列NRについての波形選択データSPをまとめて送信する場合の方が、複数のノズル列NRについての吐出量データSIをまとめて送信する場合よりも、通信距離が短くなるようにすればよい。さらに、複数の吐出期間についての吐出量データSIと波形選択データSPとをそれぞれまとめて送信してもよい。この場合も、複数の吐出期間についての波形選択データSPをまとめて送信する場合の方が、複数の吐出期間についての吐出量データSIをまとめて送信する場合よりも、通信距離が短くなるようにすればよい。
また、波形選択データSPを送信する場合の方が吐出量データSIを送信する場合よりも通信距離が短くなればよく、送信アンテナASは必ずしも受信アンテナARの移動軌跡の中点CPに対応する位置に備えられなくてもよい。また、送信アンテナASと受信アンテナARとが相対移動すればよく、送信アンテナASが移動してもよい。さらに、送信アンテナASが複数備えられてもよい。この場合、複数の送信アンテナASのうち、受信アンテナARと最も近い送信アンテナASとの通信距離が短くなっているのか、長くなっているのか応じて、吐出量データSIと波形選択データSPとを送信する順序を切り替えればよい。なお、キャリッジ20が往動する場合にのみインク滴を吐出させてもよいし、キャリッジ20が往動する場合と復動する場合の双方においてインク滴を吐出させてもよいし。前者の場合であっても、キャリッジ20が往動する場合と復動する場合の双方において波形選択データSPと吐出量データSIとを送信する構成を採用し得る。
また、第1実施形態では、単一のラッチ周期T(吐出期間)が前半期間T1と後半期間T2とから構成され、それぞれの期間T1,T2において駆動信号COMA,COMBの駆動パルスを選択可能であったが、単一のラッチ周期Tを構成する3以上の期間ごとに駆動信号COMA,COMBの駆動パルスを選択可能な構成を採用してもよい。例えば、4個の期間ごとに駆動信号COMA,COMBの駆動パルスを選択するために32ビットの波形選択データSPを送信してもよい。また、選択可能な駆動信号は2系統に限らず、3系統以上であってもよい。
さらに、吐出量データSIと波形選択データSPとを無線送信する媒体は電波に限らず、赤外線等の他の波長帯域の電磁波であってもよい。さらに、IEEE標準規格とは異なる無線電波通信方式により吐出量データSIと波形選択データSPとを変調・復号化して送信してもよい。また、吐出量データSIが示す吐出量は4階調によって表される場合に限らず、吐出量データSIが示す吐出量が単一重量のインク滴を吐出するかしないかの2階調で表されてもよい。また、波形選択データSPは、複数のノズル列NR間でも共通していてもよい。
1…プリンター、10…主基板、11…コントローラー、11a…画像処理部、11b…吐出データ生成部、11c…移動制御部、11d…搬送制御部、12…送信回路、12a…並べ替え送信部、12b…メモリー、13…駆動パルス生成回路、20…キャリッジ、22…受信回路、22a…受信部、22b…メモリー、23…吐出制御回路、30…フレキシブル基板、40…筐体、AR…受信アンテナ、AS…送信アンテナ、COMA,COMB…駆動信号、DE…デコーダー、NR…ノズル列、NZ…ノズル、PH…印刷ヘッド、PZ…ピエゾ素子、SI…吐出量データ、SP…波形選択データ。

Claims (7)

  1. 駆動信号の入力に応じてインクを吐出する複数のドット形成素子を備えた印刷ヘッドと、
    筐体の内部にて前記印刷ヘッドを備えたキャリッジを移動させる移動制御手段と、
    前記複数のドット形成素子から吐出させるインクの吐出量を前記複数のドット形成素子のそれぞれについて示す吐出量データ、および、前記吐出量と前記駆動信号の波形との対応関係を示すデータであって前記複数のドット形成素子について共通する波形選択データを生成する吐出データ生成手段と、
    前記筐体における所定位置に備えられ、前記波形選択データと前記吐出量データとを無線通信により送信する送信部と、
    前記キャリッジに備えられ、前記波形選択データと前記吐出量データとを前記無線通信により受信する受信部と、
    前記キャリッジに備えられ、前記波形選択データが示す対応関係において前記吐出量データが示す前記吐出量に対応付けられた波形の前記駆動信号を前記複数のドット形成素子のそれぞれに対して所定の吐出期間ごとに入力させる吐出制御手段と、を備え、
    前記送信部は、前記キャリッジが前記送信部から離間する期間において、同一の前記吐出期間についての前記波形選択データと前記吐出量データとのうち前記波形選択データを先に送信する、
    画像形成装置。
  2. 駆動信号の入力に応じてインクを吐出する複数のドット形成素子を備えた印刷ヘッドと、
    筐体の内部にて前記印刷ヘッドを備えたキャリッジを移動させる移動制御手段と、
    前記複数のドット形成素子から吐出させるインクの吐出量を前記複数のドット形成素子のそれぞれについて示す吐出量データ、および、前記吐出量と前記駆動信号の波形との対応関係を示すデータであって前記複数のドット形成素子について共通する波形選択データを生成する吐出データ生成手段と、
    前記筐体における所定位置に備えられ、前記波形選択データと前記吐出量データとを無線通信により送信する送信部と、
    前記キャリッジに備えられ、前記波形選択データと前記吐出量データとを前記無線通信により受信する受信部と、
    前記キャリッジに備えられ、前記波形選択データが示す対応関係において前記吐出量データが示す前記吐出量に対応付けられた波形の前記駆動信号を前記複数のドット形成素子のそれぞれに対して所定の吐出期間ごとに入力させる吐出制御手段と、を備え、
    前記送信部は、前記キャリッジが前記送信部に接近する期間において、同一の前記吐出期間についての前記波形選択データと前記吐出量データとのうち前記波形選択データを後に送信する、
    画像形成装置。
  3. 駆動信号の入力に応じてインクを吐出する複数のドット形成素子を備えた印刷ヘッドと、
    筐体の内部にて前記印刷ヘッドを備えたキャリッジを移動させる移動制御手段と、
    前記複数のドット形成素子から吐出させるインクの吐出量を前記複数のドット形成素子のそれぞれについて示す吐出量データ、および、前記吐出量と前記駆動信号の波形との対応関係を示すデータであって前記複数のドット形成素子について共通する波形選択データを生成する吐出データ生成手段と、
    前記筐体における所定位置に備えられ、前記波形選択データと前記吐出量データとを無線通信により送信する送信部と、
    前記キャリッジに備えられ、前記波形選択データと前記吐出量データとを前記無線通信により受信する受信部と、
    前記キャリッジに備えられ、前記波形選択データが示す対応関係において前記吐出量データが示す前記吐出量に対応付けられた波形の前記駆動信号を前記複数のドット形成素子のそれぞれに対して所定の吐出期間ごとに入力させる吐出制御手段と、を備え、
    前記送信部は、前記キャリッジが前記送信部から離間する期間において、同一の前記吐出期間についての前記波形選択データと前記吐出量データとのうち前記波形選択データを先に送信し、かつ、前記キャリッジが前記送信部に接近する期間において、同一の前記吐出期間についての前記波形選択データと前記吐出量データとのうち前記波形選択データを後に送信する、
    画像形成装置。
  4. 前記移動制御手段は、前記キャリッジを往復移動させるとともに、
    前記送信部は、前記キャリッジが往復移動する軌跡上の位置のうち当該軌跡の中点に最も近くなる位置に備えられる、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 駆動信号の入力に応じてインクを吐出する複数のドット形成素子を備えた印刷ヘッドと、
    筐体の内部にて前記印刷ヘッドを備えたキャリッジを移動させる移動制御手段と、
    前記複数のドット形成素子から吐出させるインクの吐出量を前記複数のドット形成素子のそれぞれについて示す吐出量データ、および、前記吐出量と前記駆動信号の波形との対応関係を示すデータであって前記複数のドット形成素子について共通する波形選択データを生成する吐出データ生成手段と、
    前記筐体における所定位置に備えられ、前記波形選択データと前記吐出量データとを無線通信により送信する送信部と、
    前記キャリッジに備えられ、前記波形選択データと前記吐出量データとを前記無線通信により受信する受信部と、
    前記キャリッジに備えられ、前記波形選択データが示す対応関係において前記吐出量データが示す前記吐出量に対応付けられた波形の前記駆動信号を前記複数のドット形成素子のそれぞれに対して所定の吐出期間ごとに入力させる吐出制御手段と、を備えた画像形成装置が行う画像形成方法であって、
    前記送信部は、前記キャリッジが前記送信部から離間する期間において、同一の前記吐出期間についての前記波形選択データと前記吐出量データとのうち前記波形選択データを先に送信する、
    画像形成方法。
  6. 駆動信号の入力に応じてインクを吐出する複数のドット形成素子を備えた印刷ヘッドと、
    筐体の内部にて前記印刷ヘッドを備えたキャリッジを移動させる移動制御手段と、
    前記複数のドット形成素子から吐出させるインクの吐出量を前記複数のドット形成素子のそれぞれについて示す吐出量データ、および、前記吐出量と前記駆動信号の波形との対応関係を示すデータであって前記複数のドット形成素子について共通する波形選択データを生成する吐出データ生成手段と、
    前記筐体における所定位置に備えられ、前記波形選択データと前記吐出量データとを無線通信により送信する送信部と、
    前記キャリッジに備えられ、前記波形選択データと前記吐出量データとを前記無線通信により受信する受信部と、
    前記キャリッジに備えられ、前記波形選択データが示す対応関係において前記吐出量データが示す前記吐出量に対応付けられた波形の前記駆動信号を前記複数のドット形成素子のそれぞれに対して所定の吐出期間ごとに入力させる吐出制御手段と、を備えた画像形成装置が行う画像形成方法であって、
    前記送信部は、前記キャリッジが前記送信部に接近する期間において、同一の前記吐出期間についての前記波形選択データと前記吐出量データとのうち前記波形選択データを後に送信する、
    画像形成方法。
  7. 駆動信号の入力に応じてインクを吐出する複数のドット形成素子を備えた印刷ヘッドと、
    筐体の内部にて前記印刷ヘッドを備えたキャリッジを移動させる移動制御手段と、
    前記複数のドット形成素子から吐出させるインクの吐出量を前記複数のドット形成素子のそれぞれについて示す吐出量データ、および、前記吐出量と前記駆動信号の波形との対応関係を示すデータであって前記複数のドット形成素子について共通する波形選択データを生成する吐出データ生成手段と、
    前記筐体における所定位置に備えられ、前記波形選択データと前記吐出量データとを無線通信により送信する送信部と、
    前記キャリッジに備えられ、前記波形選択データと前記吐出量データとを前記無線通信により受信する受信部と、
    前記キャリッジに備えられ、前記波形選択データが示す対応関係において前記吐出量データが示す前記吐出量に対応付けられた波形の前記駆動信号を前記複数のドット形成素子のそれぞれに対して所定の吐出期間ごとに入力させる吐出制御手段と、を備える画像形成装置が行う画像形成方法であって、
    前記送信部は、前記キャリッジが前記送信部から離間する期間において、同一の前記吐出期間についての前記波形選択データと前記吐出量データとのうち前記波形選択データを先に送信し、かつ、前記キャリッジが前記送信部に接近する期間において、同一の前記吐出期間についての前記波形選択データと前記吐出量データとのうち前記波形選択データを後に送信する、
    画像形成方法。
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