JP5719134B2 - スイッチングレギュレータ、表示装置、及び駆動制御回路 - Google Patents

スイッチングレギュレータ、表示装置、及び駆動制御回路 Download PDF

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Description

本発明は、スイッチングレギュレータ、これを用いた表示装置、及びスイッチングレギュレータの駆動制御回路に関する。
スイッチングレギュレータは、パワーMOSFETなどの半導体スイッチをオン/オフすることで入力電力をスイッチングして出力電圧を調整する。スイッチングレギュレータは、回路方式によって降圧型、昇圧型、昇降圧型、反転型などに分けられる。こうしたスイッチングレギュレータは、たとえば携帯電話、携帯ゲーム機、個人情報端末(PDA;Personal Digital Assistant)、電子ブック、カーナビゲーションシステム等の表示装置に用いられる。表示装置としてはたとえば液晶パネルを挙げることができる。
特許文献1(特開平9−312822号公報)は、映像機器におけるスイッチングレギュレータを開示する。その目的は、スイッチング素子から放出されるノイズによる録画・再生信号への妨害発生を防止するとしている。
特許文献2(特開2006−140843号公報)は、マトリクス状に配された複数の画素を備えた液晶表示装置を開示する。また、段落0034を参照すると、特許文献2に開示する表示装置は、ソースシェアドドライビング(SSD;Source Shared Driving)方式で各画素を駆動させるものでもあってもよいとしている。なお、ソースシェアドドライビング方式とは、画像表示の1水平期間(1本の操作信号線に接続された各画素に書き込む期間)に、複数の映像信号線からデータ信号線駆動回路に入力される各映像信号を、映像信号線より多い本数のデータ信号線に振り分け、各映像信号に対応するデータ信号線ごとに、選択状態の操作信号線に接続された各画素に書き込む駆動方法であると記述する。
特許文献3(特開2008−107548号公報)、段落0026〜0027には実施例4を開示する。これによると、TFT方式の液晶表示モジュールでは、液晶駆動用電源にノイズがあると、表示画面にちらつきが発生する等の問題が発生する場合がある旨示唆する。また、チャージポンプ方式の昇圧回路、およびスイッチングレギュレータ方式の昇圧回路どちらでも、クロックを用いて昇圧をしているのは同じで、クロック周期に応じたリップルが重畳される恐れがある旨示唆する。
図7は、従来の昇圧型スイッチングレギュレータを用いた表示装置を模式的に示し、とりわけ表示装置は液晶表示装置を表している。昇圧型スイッチングレギュレータは、1次側電圧すなわち入力INの入力電圧Vinをより高い2次側電圧すなわち出力OUTに出力電圧Voutを出力する。
表示装置70は、駆動制御回路710、スイッチングトランジスタ720、及び平滑回路730を備える。駆動制御回路710には外部端子712,714,716,及び718が用意されている。
駆動制御回路710は、PWM回路740、ロジック回路750を有する。PWM回路740には、たとえば三角波信号生成回路742、誤差増幅器744が用意され、三角波信号生成回路742で生成された三角波信号は信号導出線746を介して誤差増幅器744の一方の入力に供給される。誤差増幅器744の他方の入力にはPWM信号がPWM信号入力端子748を介して入力される。
外部端子712は駆動制御回路710に電源電圧VCCを供給するために用意されている。電源電圧VCCは、スイッチングレギュレータの入力INに供給される入力電圧Vinと同じものを利用している。電源電圧VCCはたとえば2.8Vの大きさに設定される。
外部端子714は、駆動制御回路710の出力端子であり、たとえばスイッチングPWM信号Spwmをスイッチングトランジスタ720に供給するために用意されている。
外部端子716は、スイッチングレギュレータの出力OUTに生成された出力電圧VoutをPWM回路740に負帰還するために用意されている。負帰還されることで、出力OUTに生成される出力電圧Voutは所定の大きさに調整される。
外部端子718は、ロジック回路750で生成された各種の表示信号、各種制御信号によってたとえば液晶パネルを駆動するために用意されている。ロジック回路750の中には後述する図10に示す制御信号生成回路1、サンプリングスイッチ制御回路51、サンプリング回路52、バッファ回路53、及びバッファ駆動回路54のような回路を内蔵させることができる。
スイッチングトランジスタ720のゲートGには駆動制御回路710からスイッチングPWM信号Spwmが供給される。トランジスタ720のソースSは基準電位GNDに接続され、そのドレインDは平滑回路730に接続される。平滑回路730は、インダクタ732、ダイオード734、及びコンデンサ736を備えている。インダクタ732の一端は入力INにその他端はスイッチングトランジスタ720のドレインDとダイオード734のアノードAとの共通接続点Pに接続される。コンデンサ736の一端はダイオード734のカソードKに、その他端は基準電位GNDにそれぞれ接続されている。
図7に示す表示装置70に用いられるスイッチングレギュレータは、PWM回路740、スイッチングトランジスタ720、及び平滑回路730によって構成される。言い換えれば、表示装置70において、ロジック回路750及びそれに接続される液晶パネルを除いた回路部がスイッチングレギュレータに相当することになる。
なお、図7に示す従来の表示装置70は、三角波信号生成回路742を含むPWM回路740とロジック回路750とは互いに独立して動作するように構成されている。
また、図7に示すスイッチングレギュレータは昇圧型と称されるものであるが、昇圧型スイッチングレギュレータは、入力INと基準電位GNDとの間にインダクタ732、ダイオード734、及びコンデンサ736がこの順で直列に接続される。スイッチングトランジスタ720は、インダクタ732の他端を接地電位GND側に短絡する形式で構成される。
図8は、図7に示す従来の表示装置70に用いる三角波信号生成回路742の一例を示す。三角波信号生成回路742は、コンデンサC1、第1定電流源CC1、第2定電流源CC2、スイッチSW1及びコンパレータCMP1を備えている。第1定電流源CC1は電圧源VDD側に、第2定電流源CC2は基準電位GND側にそれぞれ接続されている。第1定電流源CC1、及び第2定電流源CC2は共にスイッチSWを介してコンデンサC1の一端に、コンデンサC1の他端は基準電位GNDにそれぞれ接続されている。コンデンサC1の一端には三角波信号Vsaw1が生成される。
三角波信号生成回路742の出力に取り出される三角波信号Vsaw1は、コンパレータCMP1に供給され、基準電圧Vfと比較され、矩形波に変換される。変換された矩形波によって、スイッチSWのオン・オフ動作が切り替えられ、スイッチSWのオン・オフ動作が繰り返されることによって、三角波信号Vsaw1が連続して生成されることになる。
図9は、特許文献1、図1に示された安定化電源装置を示す。安定化電源装置90は、バッテリー11、入力端子12、スイッチングトランジスタ13、インダクタ14、コンデンサ15、比較器16、誤差増幅器17、三角波発生器18、位相同期ループ器19、映像信号処理器20、及び出力端子21を備えている。特許文献1の特徴は、要約すれば、映像信号処理器20と位相同期ループ器19と三角波発生器18を接続するというものである。言い換えれば、位相同期ループ器19を介して、スイッチング電源の基準となる三角波発生器18と、映像信号処理器20から取り出された水平同期信号fHの1/2の整数倍の周波数を同期させるというものである。たとえば、水平同期周波数を15.7KHzとし、整数倍を64倍とすると、三角波発生器18は、(15.7/2)×64=502KHzの周波数をもった三角波を発生するように制御される。これによって、映像信号の無信号部にスイッチングノイズを位置させることができるので大がかりな妨害対策をすることなく、小型・軽量ですぐれた安定化電源装置を実現できるとしている。
図10は、特許文献2、図2に示された液晶表示装置100の構成を示す。液晶表示装置100は、制御信号生成回路1、データ信号生成回路2、ゲートドライバ(走査信号線駆動回路)4、ソースドライバ(データ信号線駆動回路)5、バッファ電源制御回路6、n本の走査信号線(ゲートライン)GL1〜GLn、m本のデータ信号線(ソースライン)SL1〜SLm、多数の画素PIXを備えている。なお、各画素PIXは、走査信号線GL1〜GLn及びデータ信号線SL1〜SLmによって区画されて成るマトリクス状の各領域にそれぞれ配置される。
制御信号生成回路1は、ゲートドライバ4及びソースドライバ5に、各画素PIXへの表示に必要な各種の信号を供給する。すなわち、制御信号生成回路1は、ゲートドライバ4にクロック信号GCK、スタートパルスGSP、イネーブル信号GENを供給し、ソースドライバ5にはスタートパルスSP、クロック信号CKを供給する。
データ信号生成回路2は、各画素PIXに表示させる映像信号(映像データ)に応じた映像信号DATを生成し、ソースドライバ5に供給する。すなわち、データ信号生成回路2は、表示したい映像のデジタルデータ(映像デジタルデータ)を生成し、デジタルアナログ(DA)変換して、ソースドライバ5内のバッファ回路54に供給する。また、データ信号生成回路2は、映像用のデジタルデータが確定すると、そのデジタルデータをバッファ電源駆動回路6に出力する。
特開平9−312822号公報 特開2006−140843号公報 特開2008−107548号公報
特許文献1には、録音再生信号への妨害の発生を防止するために、スイッチングレギュレータを構成する三角波発生器を自走させるのではなく、また、水平同期周波数そのものでもなく、その1/2の周波数の整数倍の周波数に同期させる、という技術的思想を開示する。しかし、水平同期信号の期間、スイッチングレギュレータの回路動作を停止させるという技術的思想は何ら示唆していない。
特許文献2は、液晶表示装置を開示するも、そこに用いるスイッチングレギュレータについては何ら開示も示唆もしていない。
特許文献3は、表示装置とりわけ液晶表示装置及び電源回路を備える。また、電源回路はスイッチングレギュレータ方式の昇圧回路と、制御回路とを有し、制御回路は、スイッチング素子がオンとなる期間を制御するものであって、制御回路は水平同期信号によりリセットされるというものである。しかし、特許文献3は特許文献1,2と同様に、水平同期信号の期間、スイッチングレギュレータの回路動作を停止させるという技術的思想は何ら示唆していない。
本発明のスイッチングレギュレータ及び表示装置は、スイッチングレギュレータに用いられる三角波信号生成回路をそのスイッチングレギュレータが適用される表示装置側に用意される表示用信号に同期させ、かつ、表示信号の期間、スイッチングレギュレータの回路動作を停止させることによって表示信号の周波数成分がたとえば液晶パネル上に現れるという不具合を防止するというものである。
本発明の第1の態様は、表示信号によって制御される表示装置に用いるスイッチングレギュレータであり、前記スイッチングレギュレータは、三角波信号生成回路と、前記三角波信号生成回路で生成された三角波信号に同期してスイッチングされるスイッチングトランジスタと、インダクタ、ダイオード、コンデンサを有し前記スイッチングトランスタで駆動される平滑回路とを備え、前記スイッチングトランジスタは、前記三角波信号に同期しかつ前記表示信号に基づき生成されたマスキング信号によって前記表示信号の所定の期間、動作が遮断されるものである。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様のスイッチングレギュレータにおいて、制御信号は表示装置の1つの表示信号であり水平画像を表示するための水平同期信号を元に生成される。
また、本発明の第3の態様は、第2の態様のスイッチングレギュレータにおいて、水平同期信号の全期間または一部の期間、制御信号によってスイッチングトランジスタへの三角波信号の供給を停止させるものである。
また、本発明の別の発明である第1の態様の表示装置は、制御信号を生成するロジック回路と、第1〜第3の態様のいずれか1つのスイッチングレギュレータと、ロジック回路で生成される表示信号によって駆動される複数の画素を有する液晶パネルとを備える。
また、本発明の第2の態様の表示装置は、第1の態様の表示装置において、複数の画素はソースシェアドドライビング方式で駆動される。
本発明のスイッチングレギュレータ及びこれを用いた表示装置は、画像を表示するために用意される表示信号の1つである水平同期信号の1周期の全期間または一部の期間スイッチングレギュレータの回路動作を停止または低下させるので、水平同期信号の周波数成分が表示装置側に現れるという不具合を排除することができる。
本発明にかかる表示装置の第1の実施形態を模式的に示す回路図である。 本発明の第1の実施形態にかかるタイミングチャートである。 本発明にかかる表示装置の第2の実施形態を模式的に示す回路図である。 本発明にかかるソースシェアドドライビング方式に用いられる液晶パネルを模式的に示す回路図である。 本発明にかかるソースシェアドドライブ(SSD)信号を説明するためのタイミングチャートである。 本発明にかかる三角波信号をソースシェアドドライブ制御信号でマスキングする状態を模式的に示す図である。 本発明にかかる三角波信号を水平同期信号で生成したマスキング信号によってマスキングする状態を模式的に示す図である。 本発明にかかる三角波信号生成回路示す回路図である。 従来の表示装置を模式的に示す回路図である。 従来の三角波信号生成回路を示す回路図である。 従来の安定化電源装置の一例を示し、特許文献1、図1に示されたものとほぼ等価である。 従来の液晶表示装置の一例を示し、特許文献2、図2に示されたものとほぼ等価である。
(第1の実施形態)
図1は本発明にかかる表示装置10を示す。表示装置10としては、たとえば液晶パネルを示している。表示装置10は、駆動制御回路110、スイッチングトランジスタ720、及び平滑回路730を備える。駆動制御回路110には外部端子112,114,116,及び118が用意されている。
駆動制御回路110は、PWM回路140、ロジック回路750を有する。PWM回路140には三角波信号生成回路742が用意されている。
PWM回路140としては、従前よく知られたものを用いることができる。なお、一般的にPWM回路にはコンパレータ、ソフトスタート回路、位相補償回路等が内蔵されていることが多く、図1に示すように比較的簡易な回路構成ではないことが多い。しかし、本発明では説明の簡略化を図るためにも、三角波信号生成回路742及び誤差増幅器144の2つのみを示している。
PWM回路140の一構成を成す三角波信号生成回路742で生成された三角波信号は信号導出線14を介して誤差増幅器146の一方の入力側に供給される。PWM信号入力端子148にはPWM信号が印加されており、このPWM信号は誤差増幅器144の他方の入力側に供給される。
外部端子112は駆動制御回路110に電源電圧VCCを供給するために用意されている。第1の実施形態では、電源電圧VCCは、スイッチングレギュレータの入力INに入力される入力電圧Vinと同じものとして示している。電源電圧VCCはたとえば2.8Vの大きさに設定される。
外部端子114は、駆動制御回路110の出力端子であり、駆動制御回路110から取り出された、たとえばスイッチングPWM信号Smpをスイッチングトランジスタ720に供給するために用意されている。
外部端子116は、スイッチングレギュレータの出力OUTに生成された出力電圧VoutをPWM回路140に負帰還するために用意されている。出力OUTがPWM回路140に負帰還されることで、出力OUTに生成される出力電圧Voutは所定の大きさに調整される。
外部端子118は、ロジック回路750で生成された各種の表示信号、制御信号をたとえば液晶パネルを駆動するために用意されている。液晶パネルには図10で説明したようにゲートドライバ4及びやソースドライバ5に各画素PIXへの表示に必要な各種の信号を供給するために制御信号生成回路1が用意されている。ロジック回路750は図10に示した制御信号生成回路1、サンプリングスイッチ制御回路51、サンプリング回路52、バッファ回路53、バッファ駆動回路54のような回路を内蔵させることができる。
スイッチングトランジスタ720のゲートGには駆動制御回路110からたとえばスイッチングPWM信号Smpが供給される。スイッチングPWM信号は、周波数は一定でありデューティ比が時間の経過とともに変化するものである。しかし、本発明においては、パルス信号のデューティ比が一定であり周波数が時間の経過とともに変化するいわゆる周波数変調型のPFM(Pulse Frequency Modulation)信号をスイッチングトランジスタ720のゲートGに供給することもできる。
スイッチングトランジスタ720のソースSは基準電位GNDに接続され、そのドレインDは平滑回路730に接続される。平滑回路730は、インダクタ732、ダイオード734、及びコンデンサ736を備えている。インダクタ732の一端は入力INにその他端はスイッチングトランジスタ720のドレインDとダイオード734のアノードAとの共通接続点Pに接続される。コンデンサ736の一端はダイオード734のカソードKに、その他端は接地電位GNDにそれぞれ接続されている。
スイッチングレギュレータは、PWM回140、スイッチングトランジスタ720、及び平滑回路730によって構成される。言い換えれば、表示装置10において、ロジック回路750及びそれに接続される液晶パネルを除いた回路部がスイッチングレギュレータに相当する。
なお、図1に示すスイッチングレギュレータは昇圧型と称されるものであるが、昇圧型スイッチングレギュレータは、入力INと基準電位GNDとの間にインダクタ732、ダイオード734、及びコンデンサ736がこの順で直列に接続される。スイッチングトランジスタ720は、インダクタ732の他端を接地電位GND側に短絡する形式で構成される。コンデンサ736は出力電圧Voutが大きく変動しないように、すなわちリップル成分を除去するために用意されている。ダイオード734はスイッチングトランジスタ720がオフのとき出力OUT側から電流が逆流しないように設けられている。スイッチングトランジスタ720がオフのときにインダクタ732に流れる電流は素子の特性上急激に変わることができないのでダイオード734を介して出力OUT側に流れる。
図1に示す昇圧型スイッチングレギュレータにおいて、入力INにたとえば2.8Vの入力電圧Vinを入力したときに、出力OUTには5.8Vの出力電圧Voutが出力される。出力電圧Voutは液晶パネルを駆動、制御するための各種駆動回路や各種制御回路等の電圧源として利用される。
なお、本発明は昇圧型のスイチングレギュレータだけではなく、降圧型、昇降圧型、及び反転型のいずれにも適用することができる。
図1に示す表示装置10は、従来の図7のものと比較すると、マスキング回路130を備えている点で相違する。
マスキング回路130はたとえば論理積回路で構成される。マスキング回路130には、PWM回路140側からパルス幅変調されたPWM信号Spwmが、ロジック回路750側からマスキング信号Smが各別に供給される。この2つの入力信号がマスキング回路130で論理積演算されると、その出力信号としてスイッチングPWM信号Smpが取り出される。取り出されたスイッチングPWM信号Smpはスイッチングトランジスタ720のゲートGに供給される。
図1に示す駆動制御回路110は、PWM回路140で生成されたPWM信号Spwmを直接スイッチングトランジスタ720に供給するのではなく、マスキング信号Smによって所定の期間マスキングされたスイッチングPWM信号Smpに整形されてスイッチングトランジスタ720に供給される。
マスキング信号Smはロジック回路750から印加される。マスキング信号Smは表示装置の表示信号の1つである水平同期信号に同期しかつ、所定のパルス幅に調整された信号であり、詳細については後述によって明らかになる。
図2は、本発明の第1の実施形態にかかるタイミングチャートであり、マスキング回路130でPWM信号Spwmが所定の制御信号すなわちマスキング信号Smによってマスキングされる状態を説明するために用意される。
図2(a)は、図1、誤差増幅器144から取り出されたPWM信号Spwmを示し、マスキング回路130の1つの入力信号として用意される。PWM信号Spwmはパルス幅が時間の経過とともに変化するが、作図及び説明の便宜上、デューティ比が50%の状態、すなわち、ハイレベルとローレベルの時間幅が等しいものを示している。PWM信号Spwmの周波数はたとえば200KHz〜1MHzの範囲で選ばれ、本発明の実施形態ではその大きさは800KHzである。
図2(b)は、ロジック回路750からマスキング回路130に印加されるマスキング信号Smを示す。マスキング信号Smは、三角波信号生成回路742で生成した、三角波信号に同期している。マスキング信号Smは、三角波信号を基準にして所定のパルス幅に調整してもよいが、本発明では水平同期信号またはSSD制御信号などの表示信号をロジック回路750側から取り出し、これらの信号を所定のパルス幅まで広げた状態を示している。なお、SSD制御信号とは特許文献2の説明でも触れたように、ソースシェアドドライブ制御信号のことである。本書において、SSD制御信号は、画像表示の1水平期間(1本の操作信号線に接続された各画素に書き込む期間)に、複数の映像信号線からデータ信号線駆動回路に入力される各映像信号を、映像信号線より多い本数のデータ信号線に振り分けるときに用いるいわゆるスイッチ信号であるとして定義される。
図2(b)に示すマスキング信号Smはハイレベル及びローレベルを有するがローレベルはマスキング期間Tsmであるとして示している。マスキング信号Smは、たとえば液晶パネルの水平画像を表示する水平同期信号に基づいて生成した制御信号である。マスキング信号Smのマスキング期間Tsmは水平同期信号の1周期の全期間またはその一部の期間の大きさに選ばれている。
図2(c)は、マスキング回路130の出力側から取り出される、すなわちスイッチングPWM信号Smpを示す。スイッチングPWM信号Smpは、スイッチングトランジスタ720のゲートGに供給される。スイッチングPWM信号Smpは、PWM信号Spwmとマスキング信号Smとを論理積演算して生成したものであり、マスキング信号Smのマスキング期間Tsmの間、PWM信号Spwmが間引きされた状態で取り出される。このため、スイッチングトランジスタ720の回路動作はマスキング期間Tsmの間、すなわち、マスキング信号Smのローレベルの間、停止される。すなわち、表示信号すなわち水平同期信号の所定の期間、スイッチングレギュレータの動作は停止され、スイッチングレギュレータに水平同期信号またはSSD信号の周波数成分が伝達されるという不具合を排除することができる。これによって、液晶パネルなどの表示装置側に水平同期信号成分やSSD信号成分が現われるという不具合を排除することができる。
スイッチングレギュレータの回路動作を停止させるということは必ずしも好ましいこととは言えない。しかし、本発明者の知見によれば、数十μsの期間であれば実用上不具合に遭遇するまでには至らなかった。なお、水平同期信号の1周期をたとえば40μsに設定したとき、マスキング期間Tsmをこの期間と同じ40μs程度まで設定しても不具合を見出すまでには至らなかった。推察するにマスキング期間が水平同期信号の周期ではなく、垂直同期信号の周期のオーダー、すなわち十数ms〜数十msになるとスイッチングレギュレータの回路動作とりわけ昇圧または降圧された電源電圧の平滑化に支障をきたすものと思われる。
(第2の実施形態)
図3は本発明にかかる第2の実施形態を示すスイッチングレギュレータ及びそれを用いた表示装置を示す。
表示装置30は、図1に示す表示装置10と類似する。図1との違いはロジック回路750からマスキング信号Smを三角波信号生成回路742側に印加するようにしたことである。したがって、図3では図1で用いたマスキング回路130そのものは採用していない。
図1に示す三角波信号生成回路742では三角波信号が連続して生成されている。これに対して図3に示す三角波信号生成回路742の出力側、すなわち信号導出線346に取り出される三角波信号は不連続状態で出力される。これはロジック回路750から取り出したマスキング信号Smによって、三角波信号が所定の期間マスキングまたは間引きされるようしているからである。
図4Aは、SSD方式の液晶パネルの一部をごく簡単に示している。表示装置40は、オペアンプAMP1、スイッチ制御回路SC、ゲートドライバGD、複数の画素PIX、及びスイッチSW1〜SW3を備える。オペアンプAMP1の非反転入力端子(+)には映像信号DAT1が入力される。なお、説明及び作図の便宜上映像信号DAT1のみ示したが実際は複数個の映像信号が用意されている。オペアンプAMP1の反転入力端子(−)と出力は共通接続される。したがって、オペアンプAMP1はボルテージフォロワを成している。スイッチSW1〜SW3は各別に第1接点及び第2接点を有する。スイッチSW1〜SW3の第1接点は共通接続されてオペアンプAMP1の出力及びその反転入力端子(−)に接続される。スイッチSW1〜SW3の第2接点は各別に複数の画素PIXに接続される。また、複数の画素PIXはゲートドライバGDに接続に接続されている。
ここで表示装置のSSD方式について再度述べる。既に図10でも説明したように、表示装置のSSD方式とは、画像の表示の1水平期間、すなわち、1本の走査信号線に接続された各画素に書き込む期間に、各映像信号を映像信号線より多い本数のデータ信号線に振り分け、各映像信号に対応するデータ信号線ごとに選択状態の走査信号線に接続された各画素に書き込む駆動方法であると定義される。
上記の定義を図4Aに当てはめると、1本の走査信号線とは、ゲートドライバGDから取り出される走査信号線GL1に相当する。なお、説明及び作図の便宜上、図4Aには走査信号線GL1のみ示したが実際は複数個存在する。また、各映像信号を映像信号線より多い本数のデータ信号線に振り分けるとは、映像信号DAT1の信号線または信号線SL0で示された1本の信号線を3本のデータ信号線SL1,SL2,SL3に振り分けることに相当する。そして、各映像信号に対応するデータ信号線ごとに選択状態の走査信号線に接続された各画素に書き込む駆動方法とは、たとえば、走査信号線GL1が選択状態であるときデータ信号線SL1,SL2,SL3それぞれに接続された画素PIXごとにデータを書き込むことに相当する。
図4Bは、図4Aに示した表示装置40から出力されるSSD信号を示す。SSD信号すなわち、ソースシェアドドライブ制御信号SSD1〜SSD3は、スイッチSW1〜SW3を各別に制御するために生成される。
図4Bには、ソースシェアドドライブ制御信号SSD1〜SSD3を生成するための基準信号となる水平同期信号Hsyncが示され、その1周期が1Hであることを示す。
ソースシェアドドライブ制御信号SSD1〜SSD3は、水平同期信号Hsyncに同期し、かつ1周期1H内に所定の数だけ生成される。図4Bには水平同期信号Hsyncの1周期1H内に3本のソースシェアドドライブ制御信号SSD1〜SSD3を生成したものを例示した。ソースシェアドドライブ制御信号は3本に限定されることはなく、2本であってもよく、4本、5本であってもかまわない。本発明の一実施形態ではソースシェアドドライブ制御信号を12本用意したものを試作してみた。
図5Aは、SSD方式の表示装置を駆動するに不可欠なソースシェアドドライブ制御信号を本発明のスイッチングレギュレータに適用する一例を示す。図5A(a),(b),及び(c)は、図4Bに示すSSD方式の表示装置に用いたソースシェアドドライブ制御信号SSD1,SSD2,及びSSD3それぞれに対応する。
図5A(d)はSSD信号が発生する期間に三角波信号を1回出力させる状態を、図5A(e)は三角波信号を2回出力させる状態をそれぞれ模式的に示す。なお、1回のSSD信号の期間に三角波信号を3回以上生成させることも可能である。
三角波信号が存在しない期間は本来のPWM回路は正規に実行されない。このため、スイッチングレギュレータの回路動作は停止される。なお、ソースシェアドドライブ制御信号SSD1〜SSD3が発生する期間において、三角波信号を1回も生成しないようにすることも可能である。こうした場合はソースシェアドドライブ制御信号SSD1〜SSD3の期間、完全にスイッチングレギュレータの回路動作を停止させるということに相当し、実質的には図1に示した第1実施形態と等価となる。いずれにしても第2の実施形態では、第1の実施形態とは異なり、三角波信号は、ソースシェアドドライブ制御信号SSD1〜SSD3または水平同期信号の1周期内で少なくとも1回は生成することができるので、スイッチングレギュレータの回路動作を低下させる場合に好適である。
すなわち、図5Aに示すマスキング方法は、マスキング信号Smの全期間に亘って、スイッチングギュレータの回路動作を停止させることも可能であり、これらの期間の一部の期間にのみ回路動作をさせることも可能となる。したがって、第2の実施形態は、第1の実施形態でのスイッチングレギュレータの回路動作に何らかの不具合が生じた場合の代替案として有効である。
図5Bは、表示装置に用いられる表示信号の1つである水平同期信号Hsyncに基づいて信号HSYNCを生成し、それをマスキング信号Smとして利用する例を示す。水平同期信号Hsyncに基づいて制御信号すなわちマスキング信号HSYNCを生成するならばそのパルス幅Thをソースシェアドドライブ制御信号SSD1〜SSD3のパルス幅Tsよりも広く設定することができる。なぜならば、一般的にソースシェアドドライブ制御信号は水平同期信号の1周期内に生成するものであり、その本数が増えるほど1本あたりのソースシェアドドライブ制御信号のパルス幅は狭くなるからである。本発明の一実施形態ではソースシェアドドライブ制御信号SSD1〜SSD3が3本である場合、1本あたりのパルス幅は水平同期信号の1周期1Hの1/3までしか広げることができない。しかし、水平同期信号Hsyncに基づいてマスキング信号Smを生成するようにすれば最大のパルス幅は、最大1周期1Hと等しくできるからパルス幅を3倍まで広げることができる。
すなわち、マスキング信号Smを水平同期信号Hsyncに基づき生成するならば、図5(b),(c),及び(d)に示すように三角波信号の出力を1回出力、2回出力、4回出力という具合に生成する回数の選択肢を広げることができる。
図6は、図5A及び図5Bに示すようにソースシェアドドライブ制御信号SSD1〜SSD3が供給されている期間または水平同期信号の1周期の所定の期間、三角波信号が出力されるのを間引きするのに好適な三角波信号生成回路342を示す。なお、三角波信号を間引きするということは、言い換えれば、水平同期信号の1周期内で生成される三角波信号の数を正規の数よりも少なくするということにほかならない。三角波信号の数を正規の数よりも少なくすることにより、スイッチングレギュレータの回路動作を低下させ、スイッチングトランジスタ720から放出される不要なノイズ信号を減衰または除去することができる。これによってたとえば液晶パネルにスイッチングトランジスタから放出されるノイズによる画像妨害発生を防止することができる。
三角波信号生成回路342は、コンデンサC1、第1定電流源CC1、第2定電流源CC2、スイッチSW及びコンパレータCMP1を備えている。第1定電流源CC1は電圧源VDD側に、第2定電流源CC2は基準電位GND側にそれぞれ接続されている。第1定電流源CC1、及び第2定電流源CC2は共にスイッチSWを介してコンデンサC1の一端に、コンデンサC1の他端は基準電位GNDにそれぞれ接続されている。コンデンサC1の一端には三角波信号Vsaw2が生成される。三角波信号Vsaw2の立上り時間と立下り時間はそれぞれ第1定電流源CC1及び第2定電流源CC2の大きさに依存する。いま、第1定電流源CC1及び第2定電流源CC2の電流の大きさをそれぞれic1及びic2とし、ic1=10μA、ic2=50μAとすると、立上り時間と立下り時間の比は5対1となる。すなわち、立上り時間は立下り時間の5倍の大きさとなる。なお、電流ic1,ic2の大きさの関係を逆転させ、ic1=50μA、ic2=10μAとすると、立下り時間は立上り時間の5倍の大きさとなる。いずれにしても。三角波信号Vsaw1の周波数は、その振幅、電流ic1,ic2の大きさ及びコンデンサC1の容量の大きさに決定される。なお、三角波信号生成回路342は、定電流源を用いて構成せずに抵抗とコンデンサとの組み合わせで構成することもできる。
三角波信号生成回路342の出力に取り出される三角波信号Vsaw2は、コンパレータCMP1に供給され、基準電圧Vfと比較され、矩形波に変換される。
コンパレータCMP1から出力される帰還出力信号Sfは、論理積回路130aの第1入力端子に入力される。論理積回路130aの第2入力端子にはロジック回路750からマスキング信号Smが入力される。マスキング信号Smは、図5Aに示したソースシェアドドライブ制御信号SSD1〜SSD3または図5Bに示した制御信号すなわちマスキング信号HSYNCの少なくとも1つを選ぶことができる。
なお、図6に示した三角波信号生成回路342は、定電流源CC1と定電流源CC2とを切り替えるスイッチSWを制御するようにしてマスキングパルスSmの期間内に所定の三角波信号を所定の数だけ生成するものを示している。すなわち、スイッチSWは、ロジック回路750から印加されるマスキングパルスSmに応動してオン・オフし、それによってマスキングパルスSmの期間に間引きされた所定の三角波信号をコンデンサC1に生成されるようにしている。
しかし、ロジック回路750及び論理積回路130aを、コンデンサC1の後段側に接続して、マスキングパルスSmの期間内で間引きされた三角波信号を生成するようにしてもよい。
本発明のスイッチングレギュレータ表示装置、及び駆動制御回路は、水平同期信号またはソースシェアドドライブ制御信号などの表示信号の全期間または所定の期間、スイッチングレギュレータの動作を停止または弱めるようにするものである。これによって、表示信号によって表示装置の画面に縞模様やノイズなどが現れるという不具合を排除することができるのでその産業上の利用可能性は高い。
10,30 表示装置
110 駆動制御回路
112,114,116,118,312,314,316,318 外部端子
130 マスキング回路
130a 論理積回路
132,134,146,334,346 信号導出線
140,340 PWM回路
144,344 誤差増幅器
148,348 PWM信号入力端子
720 スイッチングトランジスタ
730 平滑回路
732 インダクタ
734 ダイオード
736,C1 コンデンサ
742 三角波信号生成回路
750 ロジック回路
AMP1 オペアンプ
CC1,CC2 定電流源
CMP1 コンパレータ
GD ゲートドライバ
Hsync 水平同期信号
Hsync 水平同期信号
HSYNC 制御信号(マスキング信号)
PIX 画素
SC スイッチ制御回路
Spwm PWM信号
Sm マスキング信号
Smp スイッチングPWM信号
SSD1,SSD2,SSD3 ソースシェアドドライブ制御信号
Tsm マスキング期間

Claims (17)

  1. 表示信号によって制御される表示装置に用いるスイッチングレギュレータであり、前記スイッチングレギュレータは、三角波信号生成回路と、前記三角波信号生成回路で生成された三角波信号に同期してスイッチングされるスイッチングトランジスタと、インダクタ、ダイオード、コンデンサを有し前記スイッチングトランスタで駆動される平滑回路とを備え、前記スイッチングトランジスタは、前記三角波信号同期しかつ前記表示信号に基づき生成されたマスキング信号によって前記表示信号の所定の期間、動作が遮断されるスイッチングレギュレータ。
  2. 前記マスキング信号は前記表示装置の水平画像を表示するための水平同期信号に基づき生成される請求項1に記載のスイッチングレギュレータ。
  3. 前記水平同期信号の全期間または一部の期間、前記マスキング信号によって前記スイッチングトランジスタへの前記三角波信号の供給を停止させる請求項2に記載のスイッチングレギュレータ。
  4. 前記マスキング信号は前記表示装置に用いるソースシェアドドライブ制御信号である請求項1に記載のスイッチングレギュレータ。
  5. 前記ソースシェアドドライブ制御信号の全期間または一部の期間、前記マスキング信号によって前記スイッチングトランジスタへの前記三角波信号の供給を停止させる請求項4に記載のスイッチングレギュレータ。
  6. 前記ソースシェアドドライブ制御信号は複数個用意され、前記複数個の前記ソースシェアドドライブ制御信号すべてにおいて前記三角波信号の停止が行われる請求項5に記載のスイッチングレギュレータ。
  7. 前記マスキング信号は前記水平同期信号の1周期内で少なくとも1回生成される請求項3または4に記載のスイッチングレギュレータ。
  8. 前記三角波信号生成回路は、スイッチ、第1の定電流源、第2の定電流源、及びコンデンサを有し、前記スイッチは前記第1の定電流源または前記第2の定電流源を前記コンデンサに所定の期間接続されるように前記マスキング信号に応動して切り替えられる請求項1に記載のスイッチングレギュレータ。
  9. 前記三角波信号生成回路と前記スイッチングされるスイッチングトランジスタとの導電路間にマスキング回路を設け、前記マスキング信号は前記マスキング回路のオンオフを制御する信号であり、前記マスキング信号のオンまたはオフの期間、前記スイッチングトランジスタの回路動作を停止させる請求項1に記載のスイッチングレギュレータ。
  10. 前記マスキング信号を生成するロジック回路と、請求項1〜9のいずれか1項のスイッチングレギュレータと、前記ロジック回路で生成される前記表示信号によって制御または駆動される複数の画素を有する液晶パネルとを備えた表示装置。
  11. 前記複数の画素はソースシェアドドライビング方式で駆動される請求項10に記載の表示装置。
  12. 表示信号によって制御される表示装置に用いるスイッチングレギュレータであり、前記スイッチングレギュレータは、駆動制御回路から供給される信号に同期してスイッチングされるスイッチングトランジスタと、前記スイッチングトランジスタで駆動される平滑回路とを備え、前記スイッチングトランジスタは、前記表示信号に同期して生成されたマスキング信号によって前記表示信号の一部の期間、動作が遮断されるスイッチングレギュレータ。
  13. 前記マスキング信号は前記表示装置の水平画像を表示するための水平同期信号に基づき生成される請求項12に記載のスイッチングレギュレータ。
  14. 前記マスキング信号は前記表示装置に用いるソースシェアドドライブ制御信号である請求項12に記載のスイッチングレギュレータ。
  15. 請求項12〜14のいずれか1項に記載のスイッチングレギュレータは、昇圧型、降圧型、昇降圧型、又は反転型のいずれか1つであるスイッチングレギュレータ。
  16. マスキング信号を生成する前記ロジック回路と、請求項12〜15のいずれか1項のスイッチングレギュレータと、前記ロジック回路で生成される前記表示信号によって制御または駆動される複数の画素を有する液晶パネルとを備えた表示装置。
  17. 表示信号によって制御される表示装置に用いるスイッチングレギュレータの駆動制御回路であって、前記スイッチングレギュレータは前記駆動制御回路から供給される信号に同期してスイッチングされるスイッチングトランジスタと、前記スイッチングトランジスタで駆動される平滑回路とを備えているものにおいて、前記駆動制御回路は、前記表示信号に同期して生成されるマスキング信号を出力することによって前記表示信号の一部の期間、前記スイッチングトランジスタの動作を遮断する駆動制御回路。

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