JP5715357B2 - ノズル - Google Patents

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本発明はノズルに関し、詳しくは、粘性液体とエアとの2流体をノズル内に収容したソレノイド弁を駆動して噴霧するノズルに関し、離型剤、粘性食品等をパルス状に噴霧するものである。
従来、この種の粘性液体を均一厚さで高速に噴霧するノズルとして、特開平6−221462号公報で、ノズル内に設けた弁座をソレノイド弁で開閉するスプレー電磁弁が提案されている。
特開平6−221462号公報
特許文献1に開示されたスプレー電磁弁等の弁体を駆動制御するノズルでは、弁体を開位置に移動して弁座を開き、粘性流体を噴口へ押し出す一方、弁体を閉位置に移動して弁座を閉じて噴霧を停止している。該ノズルでは、噴霧停止時に弁体の移動により液体が多く流れるため、粗い粒子が多く吐出される。そのため、短時間で均一粒子で噴霧ができず、塗布厚さにばらつきが生じる問題がある。また、噴霧する粘性流体の温度が昼夜で変化するため、同じ圧力で噴霧しても流量にバラツキが発生する。該問題は、液体の粘度を検出し、該粘度に対応して押出圧力を制御して流量を一定化することは可能であるが、短時間に微量の粘性液体の噴霧を繰り返してパルス状に噴霧する場合には前記制御に限界がある。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、短時間に微量の粘性液体の噴霧を繰り返すノズルにおいて、弁体の移動による流量変化を無くして、短時間でパルス状に噴霧する粒子径の均等化、瞬時流量の均等化ができるノズルを提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、
ハウジングの中心軸線に沿って、ソレノイドユニットの可動鉄芯と固定または一体に設けた電磁弁の作動ロッドからなる弁体を前後進自在に内嵌する軸穴を設け、該軸穴の内周面と前記弁体の外周面の隙間を液体環状流路とすると共に、前記軸穴の噴射側の内周面に弁座を設け、該弁座から先端側に液体小径流路を設け、該液体小径流路への液体の流入を前記弁体の閉弁位置で遮断する一方、
前記閉弁位置より噴射側に位置する前記液体小径流路の先端に圧力空気が流入する混合室を設け、前記ハウジングの外周面に開口した気体供給穴から気体供給路を介して供給する前記圧力空気を前記混合室に流入させ、
前記混合室に供給している圧力空気に、前記弁体の開弁時に前記混合室に供給される前記液体を混合して、該混合室の先端中央に設けた噴口から前記液体と圧力空気とを混合して噴霧する構成としていることを特徴とするノズルを提供している。
前記構成からなる本発明のノズルは、噴口への液体の供給と停止とをソレノイドを利用した弁体で弁座を開閉して行い、瞬間的な液体の噴霧を繰り返し行えるようにしている。また、液体環状流路は弁体の外周面と軸穴の内周面の間の隙間の狭い流路として供給液量を微量とし、かつ、閉弁時に弁座から噴口の間に残留する液体を極力少なくするとともに、残留した液体は圧力空気と混合して噴霧している。これにより、液体温度に左右されず、大きな粒子径の液体が噴霧されないようにしている。
前記ハウジングに、前記液体環状流路に連通させた液体供給穴を設けると共に該液体供給穴に隣接した位置にヒータを内蔵していることが好ましい。
このようにハウジング内に液体供給穴に近接してヒータを内蔵しておくと、ハウジング内で液体を加熱して粘度を一定とすることができ、粒子径のバラツキを押さえることができる。よって、噴霧される粘性液体の粒子径をより均等とすることができる。
前記弁座は前記軸穴の先端側に設けた収容室に収容したFKM(フッ素ビニリデン系ゴム)からなるシール材で形成し、該シール材の内周面に前記弁体の先端に設けたテーパ状の弁部を接触させて止液する構成とし、該シール材を収容する収容室に前記液体小径流路を連続させている。
本発明のノズルではソレノイドで弁体を極短時間(例えば0.1秒以下)に往復作動をさせ、かつ、これを連続的に繰り返して行うため、弁体と弁座との接触離反による摩擦が発生しやすい構成となる。よって、弁体と弁座とを金属同士の接触離反で開閉させる構成とすると金属摩耗が発生して耐久性が低下し、かつ、摩耗による空隙が発生して確実な止液が行えなくなる恐れがある。よって、前記FKM材からなるシール材の内周面をテーパ状として弁座とし、金属製の弁体のテーパ状とした先端弁部と接触離反させている。
前記弁座と混合室とを連通する前記液体小径流路の容積は0.0063cc〜0.0083ccとし、閉弁時に該液体小径流路に残留する液体量を微小としている。
また、前記弁体の開閉作動を瞬間的に連続して行うと、パルス状の噴霧を行うことができる。具体的には、噴霧量は0.02〜0.05cc/秒、1回の噴霧時間は0.01〜0.1秒とすることが好ましい。
前記した微小噴霧をパルス状に行うと、ダイキャストへの離型剤の噴霧、食品への調味料の噴霧等に好適に用いることができる。
前記混合室は、前記液体小径流路を囲む円錐状壁部の外周に設けた台円錐形状とし、その底辺側に周方向に間隔をあけて、前記気体供給路との連通口を設け、前記気体供給路を周方向に傾斜させ、前記混合室に旋回流として流入させ、該混合室の中心に開口する前記液体小径流路から噴出する液体を前記旋回流の気体と混合して、該混合室の先端に設けた噴口から噴霧する構成としていることが好ましい。
前記のように、混合室内に圧力空気を旋回流として流入させると、液体小径流路から噴出する液体との衝突混合により、液体の大きな粒子が微細化でき、粒子の均等化を促進できる。
本発明では、前記弁座を開閉する弁体をソレノイドユニットの可動鉄芯と固定または一体とした作動ロッド(即ち、ソレノイドロッド)からなる弁体としている。前記弁体の基端と固定または一体とした前記可動鉄芯を固定鉄芯とストローク寸法をあけて連続配置し、該固定鉄芯の外周にコイルを配置して、コイルへの通電時に可動鉄芯を固定鉄芯側へ吸引し、該可動鉄芯を介して前記弁体を開弁方向へ後退させ、コイルへの通電停止時に、前記可動鉄芯に取り付けたスプリングで閉弁方向へ前進させる構成としている。
前記のように、本発明のノズルは、ノズル内部にソレノイドユニットのソレノイドロッドからなる弁体を前後進自在に収容し、弁体自体がソレノイドで瞬間的に開閉作動を繰り返して前記混合室内に液体を供給し、該混合室内に常時供給している圧力空気と混合して、瞬時的な噴霧を繰り返し行うことができるとともに瞬時流量の均等化を図ることができる。また、閉弁時における液体の残量が極微量となる構成としているため、残渣の液体の噴霧時に粒子径がバラつくのを防止できる。
本発明のノズルの実施形態の断面図である。 ノズルチップを示し、(A)は断面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
以下、本発明のノズルの実施形態を図面を参照して説明する。
ノズル1は粘性液体Qと圧力空気Aとを混合して噴霧する2流体ノズルである。該ノズル1の内部に前後方向に移動自在に収容した弁体2はソレノイドで作動されるロッドとし、ソレノイドコイル3への通電・停止を短時間で繰り返して、弁体2を開閉位置に往復移動させ、瞬時的な噴霧を繰り返して行うようにしている。
本実施形態のノズル1は、粘性液体Qとして油性離型剤を用い、該油性離型剤を希釈液で希釈せずに、微量の油性離型剤をパルス状にアルミダイキャストに噴霧している。
ノズル1のハウジングは本体10、ノズルチップ11、キャップ12およびカバー14を組み立てて構成している。即ち、本体10の軸線方向の噴射側にノズルチップ11を配置し、キャップ12をノズルチップ11に被せて本体10と螺着している。本体10の他端にはソレノイドユニット13のカバー14を本体10と螺着している。
本体10は中心軸線に沿って弁体2を前後方向に移動自在に収容した軸穴15を設け、該軸穴15のノズルチップ側の先端から所要寸法離れた位置まで軸穴15の外径を拡大し、弁体2の外周面と軸穴15の内周面の隙間に液体環状流路15aを設けている。該液体環状流路15aの基端に連通して径方向に延在し、本体10の外周面に開口する液体供給穴16を設けている。該液体供給穴16に液体供給管(図示せず)を連結して、油性離型剤からなる粘性液体Qを液体供給穴16から液体環状流路15aに導入している。該粘性液体Qには所要の液圧を負荷している。
前記液体供給穴16と中心軸線を挟んで対向する側にL字状の気体供給穴18を設けている。該気体供給穴18は本体10の外周面の開口から径方向に延在させた後に屈折してキャップ取付側先端面に開口させている。該気体供給穴18はキャップ12の内周面およびノズルチップ11の外周面に設けた気体供給路12a、11aに連通し、ノズルチップ11の先端突出部の外周面とキャップ12の内周面の間に設けた円錐形状の流路からなる混合室20に圧力空気Aを流入させる構成としている。
前記キャップ12の内周面には環状に凹設した前記気体供給路12aを設け、ノズルチップ11の外周面に図2(B)(C)に示すように周方向に傾斜させた気体供給路11aを90度間隔に設け、前記混合室20の底面に設けた連通口から旋回流として圧力空気Aを流入させている。
ノズルチップ11は本体10の先端面の中央部に当接して配置し、該ノズルチップ11にキャップ12を被せて固定している。
ノズルチップ11の中心には本体10の軸穴15に連通する軸穴21を設け、該軸穴21の外径は前記液体環状流路15aと同等として連通させている。この軸穴21の内周面と弁体2の外周面の間の環状の隙間を液体環状流路21fとして粘性液体Qを導入している。
前記軸穴21の先端側にシール材25を収容する収容部21aを拡径して設け、該収容部21aの先端側の中央から台円錐穴21bを設け、該台円錐穴21bの先端に液体小径流路21cを連続して設け、該液体小径流路21cの先端側は更に小径としている。この小径とした先端をノズルチップ11の台円錐状に突出させた先端面に開口し、該開口21dから噴射する粘性液体Qを前記混合室20の中央部に噴射させ、旋回流となって流入している圧力空気Aと混合している。
キャップ12の先端面の中心軸線位置には混合室20と連通した噴口26を設け、混合室20内で混合させた2流体を噴口26より外部へ噴霧させるようにしている。キャップ12の先端面の中央部に凹部12uを設け、その中心に前記噴口26を開口している。
前記本体10の軸穴15およびノズルチップ11の軸穴21に移動可能に嵌合する弁体2は、円柱形状のソレノイドロッドからなり、該弁体2の外径は前記軸穴15の基端側の内周面に接しながら移動する大きさとする一方、液体環状流路15aの内周面およびノズルチップ11の軸穴21の内周面との間には空隙を確保して環状の液体流路を設けている。
該弁体2の先端は台円錐形状の弁部2aとし、弁体2が前進して、弁部2aがノズルチップ11の前記収容部21aに収容するシール材25と丁度嵌合すると液体小径流路21cを閉鎖し、弁体2が後退すると、液体小径流路21cを開くようにしている。該液体小径流路21cの容積は0.0063cc〜0.0083ccとし、該液体小径流路21cに液体が残留しても微小としている。
前記ノズルチップ11の収容部21aに収容するシール材25は環状材でFKM(フッ素ビニリデン系ゴム)から形成している。該シール材25の内周面に緩やかな山形状のテーパを持たせ、弁体2の傾斜したテーパ状とした弁部2aの外周面と当接させて止液し、シール材25の内周面を弁座25aとしている。
即ち、ノズルチップ11と弁体2とは互いに金属であり、ノズルチップの台円錐穴21bを弁体の弁部2aに接触させて弁座とすると、金属同士の接触となるため摩耗しやすくなる。よって、FKM材からなるシール材25の内周面を弁座とし、弁体の弁部2aを接触させて止液する構成としている。
前記弁体2の基端2dはソレノイドユニット13の可動鉄芯30に固定、または可動鉄芯30と弁体2とを一体に設けている。該弁体2の基端2dと本体10との間にスプリング31を取り付けるとともに、可動鉄芯30とカバー14との間にもスプリング32を取り付け、可動鉄芯30と弁体2とを前進方向に付勢して、弁体2の先端の弁部2aが前記弁座を閉じる設定としている。
前記ソレノイドユニット13内には可動鉄芯30とストローク寸法Sをあけて固定鉄芯33を連続配置している。該固定鉄芯33と可動鉄芯30の外周に前記ソレノイドコイル3を配置している。該ソレノイドコイル3への通電時に固定鉄芯33側に可動鉄芯30を吸引して弁体2を後退させ、前記弁座(台円錐穴21bの内周面)を開いて、液体を混合室20内に噴射させるようにしている。
本実施形態では、前記ストローク寸法Sを0.45mm〜0.55mmとし、1回の開動作時の液体の噴霧量を0.0032cc〜0.0039ccの微量としている。
図中、35、36、37はシールパッキンであり、液漏れを防止している。
さらに、本体10には液体供給穴16に隣接した位置にヒータ40を埋め込み、該ヒータ40を電線wを介して電源(図示せず)と接続している。液体供給穴16内を流通する粘性液体を一定温度に加熱して、粘度を略一定に保持している。
前記構成からなるノズル1から油性離型剤をパルス状に噴霧する作動について説明する。
前記液体供給穴16に粘性液体Qからなる油性離型剤を供給し、気体供給穴18に圧力空気Aを供給する。圧力空気Aは気体供給穴18、キャップ12の気体供給路12a、ノズルチップ11の気体供給路11aを通して混合室20に旋回流となって流入し、キャップ12の噴射口26より所要圧力で常時噴射している。
一方、液体供給穴16に油性離型剤を所要の液圧で供給し、本体10内の液体供給穴16を流通する際、ヒータ40で加熱することで略一定の粘度とし、粒子径をより均等化している。
該粘性液体Qからなる油性離型剤は液体供給穴16から弁体2の外周の空隙である液体環状流路15aに流入し、続いて、ノズルチップ11の軸穴21の内周面と弁体2の外周面の隙間の液体環状流路21fに流入し、さらに、シール材25と弁体2の弁部2aとの間を通して液量を更に微調整している。
弁体2の先端の弁部2aが弁座となるシール材の内周面に当接した閉弁状態であると、油性離型剤は液体小径流路21cへ流入できず、粘性液体Qの噴射は停止する。
一方、弁体2が後退して前記弁座が開くと、液体環状流路21fから液体小径流路21cを通して混合室20へと油性離型剤は流入する。該混合室20内で旋回流の圧力空気Aと混合され、キャップ12の噴口26から圧力空気と混合された油性離型剤が噴射される。
本実施形態では、ソレノイドコイル3への通電時間を制御して、0.01〜0.1秒間隔で通電して開弁し、1回の噴射時間は0.01〜0.1秒とし、この1回の噴霧で油性離型剤を0.02cc/秒の微量で噴霧し、これを繰り返して、パルス状に油性離型剤からなる粘性液体Qを噴霧している。
このように、本発明のノズル1では弁体2をソレノイドユニットの可動鉄芯と固定または一体としたロッドで形成し、弁体2の開閉作動をソレノイドを利用して行っているため、瞬間的な開閉作動を正確に行うことができ、瞬間的な微量噴霧を均一の流量で正確に繰り返して行うことができる。かつ、液体小径流路の容積は0.0063cc〜0.0083ccとし、閉弁時に該液体小径流路に液体量が残留しても微量であり、この残留した微量の液体を混合室20に常時供給している圧力空気と混合して噴霧するため、噴霧される粒子径のバラツキを抑制できる。さらに、ノズル内部にヒータ40を収容して噴霧する油性離型剤からなる粘性液体Qを略一定温度に加熱して粘度を略均等に保つことができることと組み合わせて、短時間での粒子径、瞬間流量の均等化を図ることができる。
1 ノズル
2 弁体
3 ソレノイドコイル
10 本体
11 ノズルチップ
12 キャップ
13 ソレノイドユニット
14 カバー
15 軸穴
15a 液体環状流路
16 液体供給穴
18 気体供給穴
20 混合室
21 軸穴
21a シール材の収容部
21b 台円錐穴
21c 液体小径流路
21f 液体環状流路
25 シール材
25a シール材の内周面からなる弁座
26 噴口
30 可動鉄芯
31、32 スプリング
33 固定鉄芯
A 圧力空気
Q 粘性液体

Claims (5)

  1. ハウジングの中心軸線に沿って、ソレノイドユニットの可動鉄芯と固定または一体に設けた電磁弁の作動ロッドからなる弁体を前後進自在に内嵌する軸穴を設け、該軸穴の内周面と前記弁体の外周面の隙間を液体環状流路とすると共に、前記軸穴の噴射側の内周面に弁座を設け、該弁座から先端側に液体小径流路を設け、該液体小径流路への液体の流入を前記弁体の閉弁位置で遮断する一方、
    前記閉弁位置より噴射側に位置する前記液体小径流路の先端に圧力空気が流入する混合室を設け、前記ハウジングの外周面に開口した気体供給穴から気体供給路を介して供給する前記圧力空気を前記混合室に流入させ、
    前記混合室に供給している圧力空気に、前記弁体の開弁時に前記混合室に供給される前記液体を混合して、該混合室の先端中央に設けた噴口から前記液体と圧力空気とを混合して噴霧する構成としていることを特徴とするノズル。
  2. 前記ハウジングに、前記液体環状流路に連通させた液体供給穴を設けると共に該液体供給穴に隣接した位置にヒータを内蔵している請求項1に記載のノズル。
  3. 前記弁座は前記軸穴の先端側に設けた収容室に収容したFKMからなるシール材で形成し、該シール材の内周面に前記弁体の先端に設けたテーパ状の弁部を接触させて止液する構成とし、該シール材を収容する収容室に前記液体小径流路を連続させている請求項1または請求項2に記載のノズル。
  4. 前記弁座と混合室とを連通する前記液体小径流路の容積は0.0063cc〜0.0083ccとし、
    かつ、前記弁体の開閉作動を1回の噴霧時間は0.1〜0.01秒、噴霧量は0.02〜0.05cc/秒とし、瞬間的な噴霧を繰り返しパルス状の噴霧を行う構成としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のノズル。
  5. 前記混合室は、前記液体小径流路を囲む円錐状壁部の外周に設けた台円錐形状とし、その底辺側に周方向に間隔をあけて、前記気体供給路との連通口を設け、前記気体供給路を周方向に傾斜させ、前記混合室に旋回流として流入させ、該混合室の中心に開口する前記液体小径流路から噴出する液体を前記旋回流の気体と混合している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のノズル。
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