JP5714435B2 - 光学素子の製造方法 - Google Patents
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Description
このような光学素子は、液晶が有する特性を重合により固定化してフィルムとして用いることができるといった利点を有するものであるので、種々の用途への展開が期待されている。
前記支持体上に重合性液晶材料を塗布し、重合性液晶材料が所定の液晶規則性を有するように重合性液晶材料を硬化させて光学機能層を形成し、
前記光学機能層の形成後であって、前記光学素子が画像表示装置に組み込まれて用いられる前に、熱処理後の前記光学機能層の膜厚をA、前記光学素子の熱処理の後に再度同じ温度で60分間加熱した後の前記光学機能層の膜厚をB、とした場合に、(A−B)/Aで定義される前記光学機能層の膜厚減少率が、5%以下となるように、前記光学機能層を熱処理する、ことを含んでなり、
前記支持材が高分子延伸フィルムまたはガラス基板からなり、前記支持体が高分子延伸フィルムである場合は、前記熱処理を80〜120℃で10分間〜60分間の時間で行い、前記支持体がガラス基板である場合は、前記熱処理を180〜240℃で10分間〜60分間の時間で行い、
前記重合性液晶材料が、下記式(1)で表される重合性液晶モノマーと、下記式(2)で表される重合性カイラル剤と、重合開始剤として2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モリフォリノプロパン−1−オンとを、質量比で100:5:5の割合で含む、ことを特徴とする光学素子の製造方法を提供する。
前記支持体上に重合性液晶材料を塗布し、前記重合性液晶材料がネマチック規則性、スメクチック規則性またはコレステリック規則性を有するように重合性液晶材料を硬化させて位相差層を形成し、
前記位相差層の形成後であって、前記位相差層積層体が画像表示装置に組み込まれて用いられる前に、熱処理後の前記位相差層のリタデーション値をRa、前記位相差層積層体の熱処理後に再度同じ温度で60分間加熱した後の前記位相差層のリタデーション値をRb、とした場合に、(Ra−Rb)/Raで定義される前記位相差層のリタデーション減少率が、5%以下となるように、前記位相差層を熱処理する、ことを含んでなり、
前記支持材が高分子延伸フィルムまたはガラス基板からなり、前記支持体が高分子延伸フィルムである場合は、前記熱処理を80〜120℃で10分間〜60分間の時間で行い、前記支持体がガラス基板である場合は、前記熱処理を180〜240℃で10分間〜60分間の時間で行い、
前記重合性液晶材料が、下記式(1)で表される重合性液晶モノマーと、下記式(2)で表される重合性カイラル剤と、重合開始剤として2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モリフォリノプロパン−1−オンとを、質量比で100:15:5の割合で含むことを特徴とする、位相差層積層体の製造方法も提供される。
前記支持体上に重合性液晶材料を塗布し、前記重合性液晶材料がネマチック規則性、スメクチック規則性またはコレステリック規則性を有するように重合性液晶材料を硬化させて位相差層を形成し、
前記位相差層の形成後であって、前記位相差層積層体が画像表示装置に組み込まれて用いられる前に、熱処理後の前記位相差層のリタデーション値をRa、前記位相差層積層体の熱処理後に再度同じ温度で60分間加熱した後の前記位相差層のリタデーション値をRb、とした場合に、(Ra−Rb)/Raで定義される前記位相差層のリタデーション減少率が、5%以下となるように、前記位相差層を熱処理する、ことを含んでなり、
前記支持材が高分子延伸フィルムまたはガラス基板からなり、前記支持体が高分子延伸フィルムである場合は、前記熱処理を80〜120℃で10分間〜60分間の時間で行い、前記支持体がガラス基板である場合は、前記熱処理を180〜240℃で10分間〜60分間の時間で行い、
前記重合性液晶材料が、下記式(1)で表される重合性液晶モノマーと、重合開始剤として2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モリフォリノプロパン−1−オンとを、質量比で100:5の割合で含むことを特徴とする、位相差層積層体の製造方法も提供される。
本発明の光学素子は、支持材と、上記支持材上に重合性液晶材料が所定の液晶規則性を有して硬化されてなる光学機能層とを有する光学素子であって、前記光学素子が、所定温度で熱処理されてなるものであり、前記熱処理後の前記光学機能層の膜厚をA、前記光学素子を、再度前記の熱処理温度で60分間加熱した後の前記光学機能層の膜厚をB、とした場合に、(A−B)/Aで定義される前記光学機能層の膜厚減少率が、5%以下であることを特徴とするものである。
本発明でいう支持材とは、配向能を有する基材、もしくは転写工程により光学機能層が転写された場合は被転写材を示すものである。
本発明の光学素子は、配向能を有する基材上に重合性液晶材料が所定の液晶規則性を有して硬化されてなる光学機能層が形成されてなるものである。
本実施態様は、基材そのものが配向能を有する態様であり、具体的には基材が延伸フィルムである場合を挙げることができる。このように延伸フィルムを用いることにより、その延伸方向に沿って液晶材料を配向させることが可能である。
したがって、基材の調製は、単に延伸フィルムを準備することにより行うことができるため、工程上極めて簡便であるという利点を有する。このような延伸フィルムとしては、市販の延伸フィルムを用いることも可能であり、また必要に応じて種々の材料の延伸フィルムを形成することも可能である。
第2実施態様は、上記配向能を有する基材が、透明基板と透明基板上に形成された配向膜とからなる態様である。
本発明において用いられる被転写材としては、光学素子の用途に応じて適宜選択されるものではあるが、一般的には光学素子であることから透明な材料、すなわち透明基板が好適に用いられる。
本発明の光学素子は、上記基材上に、重合性液晶材料が所定の液晶規則性を有して硬化されてなる光学機能層が形成されてなるものである。このような光学機能層には、液晶規則性を有する高分子を構成する重合性液晶材料からなるものである。その他、後述する液晶層形成用塗工液に含まれる、光重合開始剤等の添加剤の残渣も含有されている場合がある。以下、これらについて説明する。
本発明で用いられる重合性液晶材料としては、重合性液晶モノマー、重合性液晶オリゴマーおよび重合性液晶高分子を挙げることができる。このような重合性液晶材料は、通常、それ自体がネマチック規則性やスメマチック規則性を有するものが用いられるが、特にこれに限定されるものではなく、重合性液晶材料がコレステリック規則性を有するものであってもよい。また、光学素子によってコレステリック規則性が必要であり、かつ上記重合性液晶材料自体がネマチック規則性もしくはスメクチック規則性を呈する場合は、コレステリック規則性付与するためにさらに、重合性カイラル剤を用いてもよい。以下、それぞれについて説明する。
本発明に用いられる重合性液晶材料としては、上述したように重合性液晶モノマー、重合性液晶オリゴマーや重合性液晶高分子等を挙げることができる。このような重合性液晶材料としては、これらのみで液晶相を形成した場合に、ネマチック規則性、スメクチック規則性、またはコレステリック規則性を有する液晶相を形成し得る重合性液晶材料であれば特に限定されるものではないが、分子の両末端に重合性官能基があることが、耐熱性のよい光学素子を得る上で好ましい。
本発明においては、上記光学素子が円偏光制御光学素子、すなわち光学機能層がコレステリック層であり、かつ重合性液晶材料がネマチック規則性もしくはスメクチック規則性を呈する場合は、上記重合性液晶材料に加えてカイラル剤を加えることが必要となる。
本発明においては、上述した重合性液晶材料に、光重合開始剤が添加されていることが好ましい。例えば、電子線照射により重合性液晶材料を重合させる際には、光重合開始剤が不要な場合はあるが、一般的に用いられている例えば紫外線(UV)照射による硬化の場合においては、通常光重合開始剤が重合促進のために用いられるからである。
本発明においては、上記重合性液晶材料が所定の液晶規則性を有して硬化されてなる光学機能層が用いられる。
本発明の特徴は、上述したような光学機能層が、光学素子を熱処理した温度と同じ温度で60分加熱した場合に、その膜厚の減少率が、5%以下、好ましくは3%以下、特に1%以下であることが好ましい。この範囲内の減少率であれば、例えば光学素子が位相差板であった場合や、円偏光制御光学素子である場合等において、その重要な光学的特性であるリタデーション値もしくは中心反射波長が、これらの光学素子を用いた画像表示装置等の製造工程において加熱された場合でも、大幅に変化することが無い。したがって、光学素子を取り付けた後の工程において加熱を受けるような場合であっても、本発明の光学素子を用いることが可能となる。
本発明の光学素子の具体例としては、光学機能層が位相差層である場合の位相差層積層体および光学機能層がコレステリック層である円偏光制御光学素子を挙げることができる。以下、それぞれについて説明する。
光学素子が位相差層積層体である場合としては、本発明においては、支持材と、上記支持材上に重合性液晶材料がネマチック規則性、スメクチック規則性、又はコレステリック規則性を有して硬化された位相差層とを有する位相差層積層体であって、上記位相差層のリタデーション値の加熱による変化が、所定の熱処理温度と同じ温度で60分加熱した際に、5%以下、好ましくは3%以下、特に1%以下である位相差層積層体を挙げることができる。
光学素子が円偏光制御光学素子である場合としては、本発明においては、支持材と、上記支持材上に重合性液晶材料がコレステリック規則性を有して硬化されたコレステリック層とを有する円偏光制御光学素子であって、上記コレステリック層の中心反射波長の加熱による変化が、所定の熱処理温度と同じ温度で60分加熱した際に、5%以下、好ましくは3%以下、特に1%以下である円偏光制御光学素子を挙げることができる。
本発明の光学素子の熱処理方法は、基材と、上記基材上に重合性液晶材料が所定の液晶規則性を有して硬化されてなる光学機能層とを有する光学素子に対して、所定の範囲内の温度で熱処理を行うことにより、又は重合性液晶材料の重合前の等方相以上の温度で熱処理を行うことにより、光学素子に耐熱性を付与することを特徴とするものである。この際、熱処理時間としては、10分間〜60分間とすることが好ましい。このような熱処理を行うことにより、未硬化又は十分な3次元ネットワーク構造を形成していない、液晶成分やカイラル成分を当該層内で安定な状態(位置)へ動かすことができる。
したがって、このような熱処理がなされた光学素子は、画像処理装置等に取り付ける際に、その取り付け位置や取り付け時期に制約が無くなることから、画像処理装置の製造に際しての自由度や、製品設計の自由度を大幅に向上させることができるといった利点を有するものである。
本発明の光学素子を製造するに際しては、まず配向能を有する基材が準備される。このような配向能を有する基材としては、基材そのものが配向能を有するものである場合と、図1に示すように透明基板1上に配向膜2が形成されて配向能を有する基材3として機能するものとを挙げることができる。これらについては、上記の<光学素子>の欄で説明したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
本発明においては、次に図1(b)に示すように、上記配向能を有する基材3上に液晶層4を形成する。
しかしながら、本発明においては工程上の容易性等の観点から、上述した液晶層形成用塗工液を用いる方法が好ましい方法であるといえる。
以下、この液晶層形成用塗工液に用いられる溶媒、およびその他の添加剤について説明する。
上記液晶層形成用塗工液に用いられる溶媒としては、上述した重合性液晶材料等を溶解することが可能な溶媒であり、かつ配向能を有する基材上の配向能を阻害しない溶媒であれば特に限定されるものではない。
本発明においては、上述した液晶層形成工程において形成された重合性液晶材料を主成分とする液晶層に活性照射線を照射することにより、液晶層がその液晶規則性を有した状態で硬化させることにより、種々の光学的機能を有する光学機能層を形成することができる。
本発明においては、必要に応じて、上記光学機能層形成工程の後、上記配向能を有する基材上に形成された光学機能層を被転写材上に転写する工程を有するものであってもよい。
本発明においては、上記光学機能層形成工程の後、熱処理工程を行うところに特徴を有するものであり、本発明の光学素子の熱処理方法は、この工程における熱処理方法を含むものである。
(液晶層形成用塗工液の調製)
重合性液晶材料、カイラル剤、および光重合開始剤を100:5:5(質量%)の割合で混合した粉体を、トルエンに30質量%になるように溶解して液晶層形成用塗工液を調製した。重合性液晶材料、カイラル剤、および光重合開始剤としては、下記のものを用いた。
・重合性液晶材料:末端に重合可能な官能基を有し、50℃〜100℃でネマチック液晶性を示す下記化学式(5)に示す重合性液晶モノマー
上記液晶層形成用塗工液を、上記のポリイミド配向膜上にスピンコーティングした。次に、溶媒を蒸発させた後、80℃×3分で液晶分子を配向させ、コレステリック構造特有の選択反射を示すことを確認した上で、UVを照射して重合させることによりコレステリック層を形成し、試料1を作成した。
これらの実施例1および比較例1の試料を200℃×60分で加熱し、加熱前と加熱後との各試料の選択反射中心波長を測定し、中心波長の変化率を算出したところ、以下の様な結果が得られた。
・実施例1 1%の短波長側への変動
・比較例1 6%の短波長側への変動
・実施例2 1%の短波長側への変動
・比較例2 6%の短波長側への変動
(液晶相形成用塗工液および配向膜の調製)
カイラル剤を用いず、重合性液晶材料および光重合開始剤を100:5(質量%)とした以外は、上記Aと同様にして液晶層形成用塗工液を調製した。また、配向膜も上記Aと同様にして調整した。
上記液晶層形成用塗工液を、上記配向膜上にスピンコーティングまたはバーコーティングした。次に、溶媒を蒸発させた後、80℃×3分で液晶分子をネマチック配向させた上で、UVを照射して重合させることにより位相差層を形成し、試料3および4を作成した。
これらの実施例3および比較例3の試料を200℃×60分で加熱し、加熱前と加熱後との各試料のリタデーション値を測定し、加熱前後でのリタデーション値の変化率を算出したところ、以下の様な結果が得られた。
・実施例3 1%のリタデーション値の変動
・比較例3 6%のリタデーション値の変動
・実施例4 1%のリタデーション値の変動
・比較例4 6%のリタデーション値の変動
(液晶相形成用塗工液および配向膜の調製)
重合性液晶材料、カイラル剤、および光重合開始剤を100:15:5(質量%)の割合とした以外は、上記Aと同様にして液晶層形成用塗工液を調製した。
また、配向膜も上記Aと同様にして調整した。
上記液晶層形成用塗工液を、上記のポリイミド配向膜上にスピンコーティングした。次に、溶媒を蒸発させた後、80℃×3分で液晶分子を配向させ、UVを照射して重合させることによりコレステリック層を形成し、試料5を作成した。
上記液晶層用塗工液は、実施例1で用いた液晶形成用塗工液よりもカイラル剤成分を多く含むため、作成された試料5の選択反射中心波長は、紫外光領域であった。なお、このようにして作成された位相差層は、負の位相差補償板として機能するものであった。
これらの実施例5および比較例5の試料を200℃×60分で加熱し、加熱前と加熱後との各試料のリタデーション値を測定し、加熱前後でのリタデーション値の変化率を算出したところ、以下の様な結果が得られた。
・実施例5 1%のリタデーション値の変動
・比較例5 6%のリタデーション値の変動
・実施例6 1%のリタデーション値の変動
・比較例6 6%のリタデーション値の変動
本発明の別の実施形態は、支持材と、上記支持材上に重合性液晶材料が所定の液晶規則性を有して硬化されてなる光学機能層とを有する光学素子であって、前記光学素子が、所定温度で熱処理されてなるものであり、前記熱処理後の前記光学機能層の膜厚をA、前記光学素子を、再度前記の熱処理温度で60分間加熱した後の前記光学機能層の膜厚をB、とした場合に、(A−B)/Aで定義される前記光学機能層の膜厚減少率が、5%以下であることを特徴とする光学素子を提供する。このように、熱処理温度と同じ温度で60分加熱した際の膜厚の減少率が上述した範囲内であれば、例えば光学素子を位相差板として用いた場合であればリタデーション値、光学素子が円偏光制御光学素子であれば中心反射波長の変化を最小限とすることができることから、種々の画像表示装置に組み込まれて用いられた場合でも、光学素子の機能の変化を最小限とすることが可能である。
のだからである。
4 液晶層
6 光学機能層
8 光学素子
Claims (3)
- 支持材と、前記支持材上に設けられた光学機能層とを備えた光学素子を製造する方法であって、
前記支持体上に重合性液晶材料を塗布し、重合性液晶材料が所定の液晶規則性を有するように重合性液晶材料を硬化させて光学機能層を形成し、
前記光学機能層の形成後であって、前記光学素子が画像表示装置に組み込まれて用いられる前に、熱処理後の前記光学機能層の膜厚をA、前記光学素子の熱処理の後に再度同じ温度で60分間加熱した後の前記光学機能層の膜厚をB、とした場合に、(A−B)/Aで定義される前記光学機能層の膜厚減少率が、5%以下となるように、前記光学機能層を熱処理する、ことを含んでなり、
前記支持材が高分子延伸フィルムまたはガラス基板からなり、前記支持体が高分子延伸フィルムである場合は、前記熱処理を80〜120℃で10分間〜60分間の時間で行い、前記支持体がガラス基板である場合は、前記熱処理を180〜240℃で10分間〜60分間の時間で行い、
前記重合性液晶材料が、下記式(1)で表される重合性液晶モノマーと、下記式(2)で表される重合性カイラル剤と、重合開始剤として2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モリフォリノプロパン−1−オンとを、質量比で100:5:5の割合で含む、ことを特徴とする、光学素子の製造方法。
- 支持材と、前記支持材上に設けられた位相差層とを備えた位相差層積層体を製造する方法であって、
前記支持体上に重合性液晶材料を塗布し、前記重合性液晶材料がネマチック規則性、スメクチック規則性またはコレステリック規則性を有するように重合性液晶材料を硬化させて位相差層を形成し、
前記位相差層の形成後であって、前記位相差層積層体が画像表示装置に組み込まれて用いられる前に、熱処理後の前記位相差層のリタデーション値をRa、前記位相差層積層体の熱処理後に再度同じ温度で60分間加熱した後の前記位相差層のリタデーション値をRb、とした場合に、(Ra−Rb)/Raで定義される前記位相差層のリタデーション減少率が、5%以下となるように、前記位相差層を熱処理する、ことを含んでなり、
前記支持材が高分子延伸フィルムまたはガラス基板からなり、前記支持体が高分子延伸フィルムである場合は、前記熱処理を80〜120℃で10分間〜60分間の時間で行い、前記支持体がガラス基板である場合は、前記熱処理を180〜240℃で10分間〜60分間の時間で行い、
前記重合性液晶材料が、下記式(1)で表される重合性液晶モノマーと、下記式(2)で表される重合性カイラル剤と、重合開始剤として2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モリフォリノプロパン−1−オンとを、質量比で100:15:5の割合で含むことを特徴とする、位相差層積層体の製造方法。
- 支持材と、前記支持材上に設けられた位相差層とを備えた位相差層積層体を製造する方法であって、
前記支持体上に重合性液晶材料を塗布し、前記重合性液晶材料がネマチック規則性、スメクチック規則性またはコレステリック規則性を有するように重合性液晶材料を硬化させて位相差層を形成し、
前記位相差層の形成後であって、前記位相差層積層体が画像表示装置に組み込まれて用いられる前に、熱処理後の前記位相差層のリタデーション値をRa、前記位相差層積層体の熱処理後に再度同じ温度で60分間加熱した後の前記位相差層のリタデーション値をRb、とした場合に、(Ra−Rb)/Raで定義される前記位相差層のリタデーション減少率が、5%以下となるように、前記位相差層を熱処理する、ことを含んでなり、
前記支持材が高分子延伸フィルムまたはガラス基板からなり、前記支持体が高分子延伸フィルムである場合は、前記熱処理を80〜120℃で10分間〜60分間の時間で行い、前記支持体がガラス基板である場合は、前記熱処理を180〜240℃で10分間〜60分間の時間で行い、
前記重合性液晶材料が、下記式(1)で表される重合性液晶モノマーと、重合開始剤として2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モリフォリノプロパン−1−オンとを、質量比で100:5の割合で含むことを特徴とする、位相差層積層体の製造方法。
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