JP5713098B2 - 基地局装置、データ送信制御方法およびデータ送信制御システム - Google Patents

基地局装置、データ送信制御方法およびデータ送信制御システム Download PDF

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Description

本発明は、基地局装置、データ送信制御方法およびデータ送信制御システムに関する。
近年、スマートフォン等の高機能端末の普及により、新聞、雑誌、動画ストリーミング情報などを移動通信網経由で端末にダウンロードして閲覧する使用形態が増加している。また、スマートフォン以外の携帯端末であっても、LTE(Long Term Evolution)等の高速および低遅延に対応した移動通信技術が普及すると、紙面やパソコン等を用いて閲覧されていた情報を携帯端末で閲覧するユーザが増える。このような場合、例えば、朝夕の通勤時間帯における主要駅周辺などでは、特定セルでの大量ダウンロード実施によるリソースの枯渇が懸念される。
一般的に、複数のユーザがダウンロードするようなデータは、ユーザ毎に異なる情報ではなく、基本的には同一データであることが多い。このようなデータを要求する各端末に対してデータをそれぞれ個別に送信することは、リソースの観点から効率的ではない。
このため、リソースを効率的に利用する技術として、同一通信エリアに在圏する多数の携帯端末へ同一コンテンツを配信するコンテンツ配信システムが知られている。このコンテンツ配信システムでは、サーバが、ある携帯端末にコンテンツを送信する際に、当該携帯端末と同一通信エリアに在圏する他の携帯端末に対しても、同一のコンテンツを送信する。つまり、この技術では、コンテンツを要求した携帯端末以外にも、複数の携帯端末が同じコンテンツをダウンロードする。
特開2002−369233号公報
しかしながら、従来の技術では、サーバから端末に送信される総データ数も多く、また、端末側に膨大な容量のメモリを設けることになるので、リソースの使用が効率的でないという問題があった。
例えば、従来のコンテンツ配信システムでは、コンテンツが必要か不要かに関らず、コンテンツを使用する可能性のある端末全てに対してコンテンツが送信される。つまり、各携帯端末は、他の携帯端末がサーバに頻繁にコンテンツを要求する場合でも、各要求に対して送信されるコンテンツをダウンロードできるだけのメモリ容量を備えておくことになる。したがって、各携帯端末に大容量のメモリを設けることになり、効率的にリソースを使用できているとは言い難い。
また、従来のコンテンツ配信システムでは、数百台の携帯端末が同一通信エリアに在圏する状況で、1台の携帯端末がコンテンツを要求した場合に、数百台の携帯端末がコンテンツをダウンロードすることになる。したがって、サーバから端末に送信される総データ数も多く、リソースの使用量も多くなる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の端末がデータをダウンロードする際に、リソース使用量を削減できる基地局装置、データ送信制御方法およびデータ送信制御システムを提供することを目的とする。
本願の開示する基地局装置、データ送信制御方法およびデータ送信制御システムは端末からデータの取得要求を受信する受信部と、前記受信部によって取得要求が受信された場合に、前記データを前記端末に送信する送信部とを有する。前記送信部は、前記端末に第1の伝送路で前記データを送信している状況で、前記データと同一のデータの取得要求が前記受信部によって他の端末から受信されたとする。この場合、前記送信部は、前記データのうち前記端末に未送信のデータについては、前記第1の伝送路で前記端末と前記他の端末との各々に送信するとともに、前記データのうち前記端末に送信済みのデータについては、第2の伝送路で前記他の端末に送信する。
本願の開示する基地局装置、データ送信制御方法およびデータ送信制御システムの一つの態様によれば、複数の端末がデータをダウンロードする際に、リソース使用量を削減できるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係るシステムの全体構成を示す図である。 図2は、実施例1に係るシステムで実行される処理のシーケンスを示す図である。 図3は、実施例1に係るシステムで実行される処理のシーケンスを示す図である。 図4は、ダウンロード指示1の例を示す図である。 図5は、ダウンロード指示2の例を示す図である。 図6は、ダウンロード情報通知1の例を示す図である。 図7は、ダウンロード情報応答の例を示す図である。 図8は、ダウンロード情報通知2の例を示す図である。 図9は、基地局装置が実行するデータ送信の例を示す図である。 図10は、基地局装置の構成を示すブロック図である。 図11は、ダウンロードデータテーブルに記憶される情報の例を示す図である。 図12は、携帯端末の構成を示すブロック図である。 図13は、基地局装置が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、ストリーミングデータを共通ダウンロード手法で送信した場合の例を示す図である。 図15は、実施例4に係るダウンロード指示2の例を示す図である。 図16は、経過時間を用いてダウンロードデータを管理する例を示す図である。 図17は、経過時間と使用頻度とを用いてダウンロードデータを管理する例を示す図である。 図18は、経過時間と要求保存期間とを用いてダウンロードデータを管理する例を示す図である。
以下に、本発明にかかる基地局装置、データ送信制御方法およびデータ送信制御システムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
実施例1では、図1から図9を用いて、システムの全体構成、処理の流れ、システムで送受信されるメッセージ等について説明する。なお、ここで説明するシステム構成、各装置の台数、メッセージの内容等は、あくまで例示であり、これに限定されるものではない。
[全体構成]
図1は、実施例1に係るシステムの全体構成を示す図である。図1に示すように、このシステムは、AP(Application)サーバ1と移動通信網設備10とがコアネットワークやインターネット等で接続され、移動通信網設備10と携帯端末A、携帯端末C各々とが無線通信網で接続されている。
APサーバ1は、音楽データや映像データなどのデータを保持し、携帯端末Aや携帯端末Cに対して当該データを送信するサーバ装置である。例えば、APサーバ1は、移動通信網設備10を介して各携帯端末からダウンロード要求を受信する。そして、APサーバ1は、受信したダウンロード要求に対応するデータを、移動通信網設備10を介して携帯端末に送信する。
携帯端末Aや携帯端末Cは、LTE(Long Term Evolution)等の高速データ通信仕様に準拠した端末であり、例えば携帯電話、スマートフォン、PDAなどの端末である。この携帯端末は、Web画面を用いたHTTP(Hypertext Transfer Protocol)通信でAPサーバ1にアクセスし、Web画面等を介してダウンロード要求をAPサーバ1に送信する。
移動通信網設備10は、PGW(Packet Data Network Gateway)20とSGW(Serving Gateway)30と基地局装置40とを有し、これらによって、各携帯端末とAPサーバ1との通信を制御する。
PGW20は、無線通信網と他のネットワークとを接続するゲートウェイ装置である。例えば、PGW20は、携帯端末A等が無線通信網上で送信した各種要求やメッセージなどをSGW30から受信して、インターネットに接続されるAPサーバ1に転送する。また、PGW20は、APサーバ1がインターネット上で送信した、携帯端末宛のデータやメッセージなどをSGW30に転送する。
SGW30は、ユーザデータ等をルーティングする中継装置である。例えば、SGW30は、携帯端末から送信された各種要求やメッセージなどを基地局装置40から受信し、ルーティングテーブルを参照して、PGW20に転送する。また、SGW30は、APサーバ1から送信された各種データやメッセージなどをPGW20から受信し、ルーティングテーブルを参照して、基地局装置40に転送する。
基地局装置40は、携帯端末と直接交信する装置であり、当該装置が管理するセルいわゆる通信エリア内に存在する携帯端末と交信する。例えば、基地局装置40は、携帯端末間を音声接続するための各種制御の他に、APサーバ1から携帯端末へのダウンロードサービスを制御する。
具体的に例を挙げると、基地局装置40は、携帯端末AからデータBの取得要求を受信した場合、APサーバ1から提供されるデータBをチャネル1で携帯端末Aに送信する。そして、基地局装置40は、携帯端末AにデータBを送信している状況で、データBの取得要求を携帯端末Cから受信した場合、データBのうち携帯端末Aに未送信のデータについては、チャネル1で携帯端末Aと携帯端末Cとの各々に送信する。そして、基地局装置40は、データBのうち携帯端末Aに送信済みのデータについては、チャネル2で携帯端末Cに送信する。
このように、基地局装置40は、ある端末にデータを送信している最中に、他の端末に対しても同一データを送信する場合、両端末に重複して送信するデータについて1チャンネルで送信し、他端末だけに送信するデータについては別のチャネルで送信する。この結果、2つのチャネルで送信していた従来と比べても、実施例1では、使用チャネル量を1以上2未満に抑えることができるので、複数の端末がデータをダウンロードする際に、リソース使用量を削減できる。
[処理シーケンス]
次に、図2と図3を用いて、実施例1に係るシステムで実行される処理のシーケンスを説明する。図2と図3は、実施例1に係るシステムで実行される処理のシーケンスを示す図である。
図2に示すように、携帯端末Aは、ユーザ操作によってWeb画面等を起動してAPサーバ1にアクセスし、APサーバ1とコネクションを確立する(S101)。なお、コネクション確立の前に、携帯端末Aと移動通信網設備10との間で、携帯端末Aからの発呼を契機にシグナリングが実行され、基地局装置40等は、携帯端末Aを識別するTEIDを生成する。
そして、携帯端末Aは、APサーバ1から受信したWeb画面上でダウンロード開始のユーザ操作を受け付けると、ダウンロード要求をAPサーバ1に送信する(S102)。APサーバ1は、ダウンロード要求を受信し、受信した要求に応じたダウンロードデータを特定して(S103)、「ダウンロード指示1」をPGW20に送信する(S104)。なお、APサーバ1は、携帯端末Aとの接続が行われた時点で、無線通信網内のPGW20との間で、双方のIPアドレスを用いた通信経路を確立している。
ここで、APサーバ1がPGW20に送信する「ダウンロード指示1」のメッセージ例を説明する。図4は、ダウンロード指示1の例を示す図である。図4に示すように、「ダウンロード指示1」は、「IP(Internet Protocol)ヘッダ部」と「IPペイロード部」とを有する。例えば、「IPヘッダ部」は、「protocol番号、Source IPアドレス、Destination IPアドレス」を有する。この「protocol番号」は、ダウンロード指示1をAPサーバ1とPGW20間でやり取りするプロトコル番号であり、例えば150などが格納される。「SourceIPアドレス」は、ダウンロード指示1の送信元を示す情報であり、例えばAPサーバ1のIPアドレスが格納される。「DestinationIPアドレス」は、ダウンロード指示1の送信先を示す情報であり、例えばPGW20のIPアドレスが格納される。
「IPペイロード部」は、「ダウンロードデータ識別情報、データ」を有する。「ダウンロードデータ識別情報」は、ダウンロードデータの中身を特定する情報であり、例えばURL(Uniform Resource Locator)などが格納される。「データ」は、ダウンロードデータそのものであり、上述した例ではデータBが格納される。
図2に戻り、ダウンロード指示1を受信したPGW20は、ダウンロード指示1を「ダウンロード指示2」に変換し(S105)、SGW30を介して、「ダウンロード指示2」を基地局装置40に送信する(S106)。つまり、PGW20は。携帯端末A用の既存GTP−uコネクションを利用し、ダウンロードデータを「ダウンロード指示2」に格納して基地局装置40に送信する。
ここで、PGW20が基地局装置40に送信する「ダウンロード指示2」のメッセージ例を説明する。例えば、「ダウンロード指示2」は、GTP−u(General Packet Radio Service Tunneling Protocol for User Plane)プロトコルを拡張する形式を用いることができる。図5は、ダウンロード指示2の例を示す図である。図5に示すように、「ダウンロード指示2」は、「GTP−uヘッダ部」と「GTP−uペイロード部」とを有する。
「GTP−uヘッダ部」は、「message type、TEID(Tunnel Endpint ID)」を有する。この「message type」は、ダウンロード指示2を示す識別子であり、新たなTypeが格納される。「TEID」は、携帯端末Aと移動通信網設備10との間のシグナリング時に生成された、携帯端末Aを識別する識別子である。「GTP−uペイロード部」は、「ダウンロードデータ識別情報、データ」を有する。「ダウンロードデータ識別情報」は、ダウンロードデータの中身を特定する情報であり、例えばURLなどが格納される。「データ」は、ダウンロードデータそのものであり、上述した例ではデータBが格納される。
図2に戻り、基地局装置40は、PGW20から受信したダウンロード指示2の「GTP−uペイロード部」からダウンロードデータを抽出し、抽出したダウンロードデータを所定の大きさに分割する(S107)。そして、基地局装置40は、分割したダウンロードデータをメモリ等に格納する(S108)。
その後、基地局装置40は、ダウンロードデータを携帯端末Aに送信するための無線リソースを確保し、携帯端末Aがダウンロードを受信するために使用する情報を「ダウンロード情報通知1」として、携帯端末Aに送信する(S109)。このとき、基地局装置40は、携帯端末Aと移動通信網設備10との間のシグナリング後に確立されたRRC(Radio Resource Control)コネクションを用いて、「ダウンロード情報通知1」を携帯端末Aに送信する。なお、ここで、基地局装置40は、無線リソースとしてチャネル1を確保したものとする。
ここで、基地局装置40が携帯端末Aに送信する「ダウンロード情報通知1」のメッセージ例を説明する。例えば、「ダウンロード情報通知1」は、RRCプロトコルを拡張する形式を用いることができる。図6は、ダウンロード情報通知1の例を示す図である。図6に示すように、「ダウンロード情報通知1」は、「RRCヘッダ部」と「RRCペイロード部」とを有する。「RRCヘッダ部」は、ダウンロード情報通知1を示す識別子であり、新たなTypeが格納される「Message type」を有する。
「RRCペイロード部」は、「トランザクションID、データ情報、チャネル1情報」を有する。「トランザクションID」は、通知と応答とを結ぶ識別子である。「データ情報」は、「メッセージID、ダウンロードデータ識別情報、使用チャネル数、送信データのシーケンス番号範囲」を有する。「メッセージID」は、基地局装置40が管理するダウンロードデータを識別する識別子であり、基地局装置40がユニークに割り振る。「ダウンロードデータ識別情報」は、ダウンロードデータの中身を特定する情報であり、例えばURLなどが格納される。「使用チャネル数」は、当該ダウンロードデータの送信に用いられるチャネル数であり、ここでは「1」が格納される。「送信データのシーケンス番号範囲」は、分割された送信データの順番を示すシーケンシャル番号である。
また、「チャネル1情報」は、「チャネルID、使用RNTI(Radio Network Temporary Id)、チャネル情報」を有する。「チャネルID」は、チャネルを識別する識別子であり、この例では「ID=1」が格納される。「使用RNTI」は、基地局装置40が携帯端末Aに割り与えた識別子であり、例えば、携帯端末Aが物理レイヤでデータ受信に使用するLTEの識別子などが格納される。「チャネル情報」は、携帯端末Aが本チャネルを受信するLTEの関連情報などが格納される。
図2に戻り、携帯端末Aは、RRCコネクションを用いて「ダウンロード情報通知1」メッセージを受信し、その中身に従ってデータの受信準備を行うとともに、基地局装置40に対して「ダウンロード情報応答」メッセージを送信する(S110)。この結果、携帯端末Aは、基地局装置40にデータ受信の準備が完了したことを通知する。
ここで、携帯端末Aが基地局装置40に送信する「ダウンロード情報応答」のメッセージ例を説明する。例えば、「ダウンロード情報応答」は、RRCプロトコルを拡張する形式を用いることができる。図7は、ダウンロード情報応答の例を示す図である。図7に示すように、「ダウンロード情報応答」は、「RRCヘッダ部」と「RRCペイロード部」とを有する。「RRCヘッダ部」は、ダウンロード情報応答を示す識別子であり、新たなTypeが格納される「Meaasage Type」を有する。「RRCペイロード部」の「トランザクションID」は、通知と応答を結ぶ識別子である。
図2に戻り、「ダウンロード情報応答」メッセージを受信した基地局装置40は、チャネル1を用いて携帯端末Aに対してダウンロードデータ(データB)の送信を開始する(S111とS112)。このとき、基地局装置40は、データBを分割したデータとして送信する。
続いて、図3に示すように、基地局装置40がチャネル1を用いて、分割したダウンロードデータを携帯端末Aに送信している状況で、携帯端末Cは、同様にAPサーバ1にアクセスし、APサーバ1とコネクションを確立する(S113)。なお、コネクション確立の前に、携帯端末Cと移動通信網設備10との間で、携帯端末Aからの発呼を契機にシグナリングが実行され、基地局装置40等は、携帯端末Aを識別する識別子を生成する。
そして、携帯端末Cは、APサーバ1が受信したWeb画面上でダウンロード開始のユーザ操作を受け付けると、ダウンロード要求をAPサーバ1に送信する(S114)。APサーバ1は、ダウンロード要求を受信し、受信した要求に応じたダウンロードデータを特定して(S115)、「ダウンロード指示1」をPGW20に送信する(S116)。なお、APサーバ1は、携帯端末Cとの接続が行われた時点で、無線通信網内のPGW20との間で、双方のIPアドレスを用いた通信経路を確立している。
ダウンロード指示1を受信したPGW20は、ダウンロード指示1をダウンロード指示2に変換し(S117)、SGW30を介して、「ダウンロード指示2」を基地局装置40に送信する(S118)。つまり、PGW20は、携帯端末C用の既存GTP−uコネクションを利用し、ダウンロードデータを「ダウンロード指示2」に格納して基地局装置40に送信する。
基地局装置40は、PGW20から受信したダウンロード指示2からダウンロードデータを抽出して、現在送信中であることを特定し、共通ダウンロードを実行してもよいか否かを判定する共通ダウンロード判定処理を実行する(S119)。なお、共通ダウンロード判定処理については、後述するので、ここでは詳細な説明は省略し、ここでは共通ダウンロードを実行してもよいと判定したとする。
その後、基地局装置40は、ダウンロードデータを携帯端末Cに送信するための無線リソースを確保し、携帯端末Cがダウンロードを受信するために使用する情報を「ダウンロード情報通知2」として、携帯端末Cに送信する(S120)。このとき、基地局装置40は、携帯端末Cと移動通信網設備10との間のシグナリング後に確立されたRRCコネクションを用いて、「ダウンロード情報通知2」を携帯端末Cに送信する。なお、ここで、基地局装置40は、無線リソースとしてチャネル2を新たに確保したものとする。
ここで、基地局装置40が携帯端末Cに送信する「ダウンロード情報通知2」のメッセージ例を説明する。例えば、「ダウンロード情報通知2」は、RRCプロトコルを拡張する形式を用いることができる。図8は、ダウンロード情報通知2の例を示す図である。図8に示すように、「ダウンロード情報通知2」は、「RRCヘッダ部」と「RRCペイロード部」とを有する。「RRCヘッダ部」は、ダウンロード情報通知2を示す識別子であり、新たなTypeが格納される「Message type」を有する。
「RRCペイロード部」は、「トランザクションID、データ情報、チャネル1情報、チャネル2情報」を有する。「トランザクションID」は、通知と応答とを結ぶ識別子である。「データ情報」は、「メッセージID、ダウンロードデータ識別情報、使用チャネル数、送信データのシーケンス番号範囲(チャネル1)、送信データのシーケンス番号範囲(チャネル2)」を有する。「メッセージID」は、基地局装置40が管理するダウンロードデータを識別する識別子であり、基地局装置40がユニークに割り振る。「ダウンロードデータ識別情報」は、ダウンロードデータの中身を特定する情報であり、例えばURLなどが格納される。「使用チャネル数」は、当該ダウンロードデータの送信に用いられるチャネル数であり、ここでは「2」が格納される。
また、「送信データのシーケンス範囲(チャネル1)」は、チャネル1で送信される、分割された送信データの順番を示すシーケンシャル番号であり、ここでは「4から9」が指定される。「送信データのシーケンス範囲(チャネル2)」は、チャネル2で送信される、分割された送信データの順番を示すシーケンシャル番号であり、ここでは「1から3」が指定される。
また、「チャネル1情報」は、「チャネルID、使用RNTI、チャネル情報」を有する。「チャネルID」は、チャネルを識別する識別子であり、この例では「ID=1」が格納される。「使用RNTI」は、基地局装置40が携帯端末Aに割り与えた識別子であり、例えば、携帯端末Aが物理レイヤでデータ受信に使用するLTEの識別子などが格納される。「チャネル情報」は、携帯端末Aが本チャネルを受信するLTEの関連情報などが格納される。
また、「チャネル2情報」は、「チャネルID、使用RNTI、チャネル情報」を有する。「チャネルID」は、チャネルを識別する識別子であり、この例では「ID=2」が格納される。「使用RNTI」は、基地局装置40が携帯端末Cに割り与えた識別子であり、例えば、携帯端末Cが物理レイヤでデータ受信に使用するLTEの識別子などが格納される。「チャネル情報」は、携帯端末Cが本チャネルを受信するLTEの関連情報などが格納される。
図3に戻り、携帯端末Cは、RRCコネクションを用いて「ダウンロード情報通知2」メッセージを受信し、その中身に従ってデータの受信準備を行うとともに、基地局装置40に対して「ダウンロード情報応答」メッセージを送信する(S121)。この結果、携帯端末Cは、基地局装置40にデータ受信の準備が完了したことを通知する。
その後、「ダウンロード情報応答」メッセージを受信した基地局装置40は、チャネル1を用いて、携帯端末Aに未送信のデータであるダウンロードデータを携帯端末Aと携帯端末Cとに送信する(S122とS123)。上述したメッセージ例では、基地局装置40は、チャネル1を用いて、データBのシーケンシャル番号4から9を順に送信する。
同じタイミングで、基地局装置40は、チャネル2を用いて、携帯端末Aに送信済みのデータであるダウンロードデータを携帯端末Cに送信する(S122とS124)。上述したメッセージ例では、基地局装置40は、チャネル2を用いて、データBのシーケンシャル番号1から3を順に送信する。
つまり、携帯端末Cは、「ダウンロード情報通知1およびダウンロード情報通知2」により通知されたチャネル構成を元に、チャネル1よりシーケンス番号=4から9の分割データを受信する。また、携帯端末Cは、チャネル2より、シーケンス番号=1から3の分割データを受信する。そして、携帯端末Cは、各々の分割データに付与されたシーケンス番号に基づき、元のデータを組み立てる。
[具体例]
次に、上述したシーケンスで説明した、基地局装置40から携帯端末Aおよび携帯端末C各々へのデータ送信の具体例を説明する。図9は、基地局装置が実行するデータ送信の例を示す図である。
図9に示すように、基地局装置40は、はじめにダウンロードを要求した携帯端末Aに対して、チャネル1を用いて、分割したデータを順に送信する。つまり、基地局装置40は、チャネル1を用いて、データBの分割データ1(S201)、データBの分割データ2(S202)、データBの分割データ3(S203)を送信する。
そして、基地局装置40は、S203からS204の間で、ダウンロードを要求した携帯端末Cに対しては、既に携帯端末Aに送信済みの分割データをチャネル2で送信する。さらに、基地局装置40は、これから携帯端末Aに送信する分割データについては、携帯端末Aと同様のチャネル1を用いて送信する。
つまり、基地局装置40は、チャネル1を用いて、携帯端末Aと携帯端末Cの各々に、データBの分割データ4(S204)、データBの分割データ5(S205)、データBの分割データ6(S206)を順に送信する。さらに、基地局装置40は、チャネル1を用いて、携帯端末Aと携帯端末Cの各々に、データBの分割データ7(S207)、データBの分割データ8(S208)、データBの分割データ9(S209)を順に送信する。
また、S204からS206に並行して、基地局装置40は、チャネル2を用いて、携帯端末CにデータBの分割データ1(S210)、データBの分割データ2(S211)、データBの分割データ3(S212)を順に送信する。
[実施例1による効果]
従来では、1つのデータを1台の携帯端末にダウンロードする際に必要な無線リソース量を「1」とした場合、これを2台の端末に同時刻にダウンロードするには、一般的な仕組みでは「2」の無線リソースが用いることになる。これに対して、実施例1に係る基地局装置を用いることで、使用リソースを「1以上2未満」に抑えることができる。
また、実施例1の仕組みを3台以上の端末における同様の動作にも適用することができる。その場合、特に大量の端末が朝夕の通勤時間帯等に集中して同一のデータをダウンロードするような環境下において、通常のダウンロード方法と比較して無線リソースの使用を大幅に節約することができる。
実施例2では、実施例1で説明した各装置の構成について具体例を挙げて説明する。なお、APサーバ1は、一般的に利用されているアプリケーションサーバと同様の機能を有し、SGW30は、一般的なSGWと同様の機能を有するので、詳細な説明は省略する。
また、PGW20についても、実施例1で説明したダウンロード指示1からダウンロード指示2への変換以外は、通常のPGWと同様の機能を有するので、詳細な説明は省略する。ここでは、基地局装置40と携帯端末Aまたは携帯端末Cについて説明する。なお、携帯端末Aと携帯端末Cは、同様の構成を有するので、ここでは携帯端末50として説明する。
また、実施例2では、一例として、各携帯端末と基地局装置との間はRRCコネクションで接続され、移動通信網設備10内の各装置はGTP−uコネクションで接続されている例について説明する。
[基地局装置の構成]
図10は、基地局装置の構成を示すブロック図である。図10に示すように、基地局装置40は、GTP−u終端部41と、RRC終端部42と、メモリ43と、CPU(Central Processing Unit)44と、FPGA(Field-Programmable Gate Array)45と、データ送信部46とを有する。なお、CPUやFPGAは、あくまで例示であり、ハードウェアがこれに限定されるものではなく、例えば全てCPUで実現されてもよい。
GTP−u終端部41は、PGW20、SGW30各々との間で確立されたGTP−uコネクションを終端し、PGW20と各種メッセージ等を送受信するインタフェースである。例えば、GTP−u終端部41は、GTP−uコネクションでPGW20から送信された「ダウンロード指示2」を受信する。そして、GTP−u終端部41は、「ダウンロード指示2」を受信したコネクションの識別子であるGTP−uのTEID、「ダウンロード指示2」に格納されている情報等をデータ処理部44aに出力する。また、GTP−u終端部41は、携帯端末Aから送信されたダウンロード要求をSGW30に転送する。
RRC終端部42は、携帯端末Aや携帯端末Cとの間で確立したRRCコネクションを終端し、各携帯端末と各種メッセージ等を送受信するインタフェースである。例えば、RRC終端部42は、携帯端末Aに「ダウンロード情報通知1」を送信し、携帯端末Aから「ダウンロード情報応答」を受信する。また、RRC終端部42は、携帯端末Cに「ダウンロード情報通知2」を送信し、携帯端末Cから「ダウンロード情報応答」を受信する。また、RRC終端部42は、携帯端末Aや携帯端末Cからダウンロード要求を受信する。
メモリ43は、基地局装置40が実行するプログラムやダウンロードデータを記憶する記憶装置であり、ダウンロードデータテーブル43aを有する。ダウンロードデータテーブル43aは、基地局装置40が「ダウンロード指示2」から抽出したダウンロードデータに関する情報を記憶する。図11は、ダウンロードデータテーブルに記憶される情報の例を示す図である。図11に示すように、ダウンロードデータテーブル43aは、「AP側サーバ情報、端末側情報、メモリ情報」を対応付けて記憶する。
「APサーバ側情報」は、ダウンロードデータのURL等を示すAPサーバの情報として「ダウンロードデータ識別情報」が格納される。「端末側情報」は、携帯端末側の情報を示し、ダウンロードデータを識別する「メッセージID」と、ダウンロードデータの分割数を示す「分割数」とを有する。「メモリ情報」は、メモリの情報を示し、ダウンロードデータの格納位置を示す「データ格納番地」と、ダウンロードデータの容量を示す「サイズ」とを有する。
図11の1行目の場合、基地局装置40は、URL「http://www.xxx.co.jp/aaa/ggg」に存在するダウンロードデータに「メッセージID=1」を割り与えて、「1520」個に分割した。そして、基地局装置40は、この「サイズ=xxx」のダウンロードデータをメモリの「8000 0000」番地に格納したことを示す。
CPU44は、パケット呼を接続し、データ伝送路を確保するなど各装置間で通話やネットワーク全体を制御する処理部であり、データ処理部44aと判定部44bと送信制御部44cとを有する。このCPU44は、いわゆるCプレーンを制御する制御処理部である。
データ処理部44aは、コネクション識別子から対象となる携帯端末を特定し、受信された「ダウンロード指示2」に含まれるデータがメモリ43に登録されているか否かを判定する。例えば、データ処理部44aは、「ダウンロード指示2」からダウンロードデータ識別情報を抽出し、これをキーにしてダウンロードデータテーブル43aを検索する。
そして、データ処理部44aは、ダウンロードデータ識別情報がダウンロードデータテーブル43aに記憶されていない場合には、当該ダウンロードデータをメモリ43に格納する。その後、データ処理部44aは、当該ダウンロードデータに一意なメッセージIDを付与し、ダウンロードデータテーブル43aにレコードを生成する。その後、データ処理部44aは、生成したレコードに、ダウンロードデータ識別情報、サイズ、データ格納番地等を格納する。そして、データ処理部44aは、当該ダウンロードデータをデータ分割部45aに出力する。
また、データ処理部44aは、ダウンロードデータ識別情報がダウンロードデータテーブル43aに記憶されている場合には、ダウンロードデータテーブル43aから該当するダウンロードデータの分割データを取得して、データ格納部45bに出力する。さらに、データ処理部44aは、ダウンロードデータテーブル43aに記憶される端末側情報等を判定部44bに出力する。
判定部44bは、共通のチャネルを用いて、複数の端末に同時にダウンロードを実施させるか否かを判定する共通ダウンロード判定処理を実行し、判定結果を送信制御部44cに出力する。一例を挙げると、判定部44bは、データ処理部44aから取得した分割数と、送信制御部44cから取得した送信済みデータ数とから、未送信のデータ数を算出する。そして、データ処理部44aは、算出した未送信のデータ数が閾値以上である場合には、共通にダウンロード可能と判定し、その結果を送信制御部44cに出力する。
別の例としては、分割前のダウンロードデータサイズをA、携帯端末Aに対して送信済みの分割データ数をB、1つの「分割データ」のサイズをC、ダウンロード情報通知メッセージのサイズをDとする。また、共通にダウンロードした場合に、通常の送信方法と比べた物理レイヤの送信データ量の増加率をEとする。なお、AとBは、ダウンロードデータテーブル43aから取得することができ、Cは、ダウンロードデータテーブル43aのサイズと分割数とから算出できる。また、DとEは、予め測定して設定しておくことができる。
この場合に、判定部44bは、携帯端末Cに対して通常の送信方法でデータを送る場合の全送信データ量「A」が、携帯端末Cと携帯端末Aとの同時にダウンロードさせる場合の全送信データ量「(B×C+D)×(1+E)」より大きいか否かを判定する。
一例として、A=9000bytes(72000bits)、B=33個(総分割数=36個)、C=252bytes(250bytes分のデータ+2bytes分の識別子の例)、D=120byte、E=5%であるとする。この場合、判定部44bは、「A」=72000、「(B×C+D)×(1+E)」=「(33×252×8+120×8)×(1+0.05)=70862.4」であることから、共通ダウンロード可能と判定する。
図10に戻り、送信制御部44cは、無線リソースの確保等を実行し、「ダウンロード情報通知1」や「ダウンロード情報通知2」を生成して各携帯端末に送信する。例えば、送信制御部44cは、判定部44bから共通ダウンロード実施不可を通知された場合、データ送信部46に新たなチャネルを確保する。そして、送信制御部44cは、「ダウンロード情報通知1」を生成し、RRC終端部42を介して携帯端末Aに送信する。また、送信制御部44cは、RRC終端部42を介して携帯端末Aから「ダウンロード情報応答」を受信した場合、データ格納部45bから取得した分割データの送信を開始する。
一方、送信制御部44cは、判定部44bから共通ダウンロード実施可能を通知された場合、現在使用されているチャネルとは別のチャネルをデータ送信部46に確保する。そして、送信制御部44cは、「ダウンロード情報通知2」を生成し、RRC終端部42を介して携帯端末Cに送信する。また、送信制御部44cは、RRC終端部42を介して携帯端末Cから「ダウンロード情報応答」を受信した場合、データ格納部45bから取得した分割データの送信を開始する。具体的には、送信制御部44cは、携帯端末Aに未送信の分割データについては、チャネル1を用いて、携帯端末Aと携帯端末C各々に送信するように制御する。さらに、送信制御部44cは、携帯端末Aに送信済みの分割データについては、チャネル2を用いて、携帯端末Cに送信するように制御する。
FPGA45は、ベースバンド処理機能等を有し、エンド−エンド間でユーザデータの送受信を制御する処理部であり、データ分割部45aとデータ格納部45bとを有する。このFPGA45は、いわゆるUプレーンを制御する。
データ分割部45aは、データ処理部44aから取得したダウンロードデータを分割してメモリ43のダウンロードデータテーブル43aに格納する。例えば、データ分割部45aは、予め指定されたサイズごとにダウンロードデータを分割して、ダウンロードデータテーブル43aに格納するとともに、データ格納部45bにも出力する。データ格納部45bは、現時点で携帯端末への送信対象であるダウンロードデータを一時的に記憶するバッファなどである。
データ送信部46は、送信制御部44cの制御内容にしたがったデータを各携帯端末に送信する。例えば、データ送信部46は、送信制御部44cがデータ格納部45bから読み出した分割データと、当該分割データの送信先またはチャネルID等をデータ格納部45bから受け付けると、当該データを指定されチャネルで送信する。このとき、データ送信部46が送信される分割データは、「シーケンシャル番号、データ」で形成される。
上述した例の場合、データ送信部46は、はじめは、チャネル1で分割データを携帯端末Aに送信する。その後、判定部44bによって共通ダウンロードデータ可能と判定されると、データ送信部46は、未送信の分割データをチャネル1で携帯端末Aと携帯端末C各々に送信し、携帯端末Aに送信済みの分割データをチャネル2で携帯端末Cに送信する。
[携帯端末の構成]
図12は、携帯端末の構成を示すブロック図である。図12に示すように、携帯端末50は、CPU50aと、FPGA50bと、メモリ55とを有する。なお、CPUやFPGAは、あくまで例示であり、ハードウェアがこれに限定されるものではない。
CPU50aは、RRC終端部51、制御データ処理部52、データ組立部56、アプリケーション処理部57を有する。FPGA50bは、ベースバンド処理機能等を有し、ユーザデータ処理部53、ユーザデータ処理部54を有する。なお、ここでは、ダウンロードに利用する処理部を記載したが、携帯端末の構成はこれに限定されるものではなく、一般的な無線通信、音声通話機能、画像処理機能等を有していてもよい。
RRC終端部51は、基地局装置40との間で確立したRRCコネクションを終端し、基地局装置40と各種メッセージ等を送受信するインタフェースである。例えば、RRC終端部51は、基地局装置40からダウンロード情報通知を受信し、制御データ処理部52に出力する。また、RRC終端部51は、制御データ処理部54から出力されたダウンロード情報応答を基地局装置40に送信する。
制御データ処理部52は、データの受信指示など各装置間で通話やネットワーク全体を制御する処理部であり、いわゆるCプレーンを制御する。例えば、制御データ処理部52は、RRC終端部51から取得したダウンロード情報通知内のデータ情報やチャネル情報から、データを受信するチャネル数を特定する。そして、制御データ処理部52は、特定したチャネル数分のユーザデータ処理部を起動させる。例えば、制御データ処理部52は、ユーザデータ処理部53に対してチャネル1で受信するように指示し、ユーザデータ処理部54に対してチャネル2で受信するように指示する。
ユーザデータ処理部53とユーザデータ処理部54は、ユーザデータの送受信を制御する処理部であり、いわゆるUプレーンを制御する。例えば、ユーザデータ処理部53は、制御データ処理部52からチャネル1で分割データを受信することを指示された場合、基地局装置40からチャネル1で送信された分割データを受信して、メモリ55に書き込む。また、ユーザデータ処理部54は、制御データ処理部52からチャネル2で分割データを受信することを指示された場合、基地局装置40からチャネル2で送信された分割データを受信して、メモリ55に書き込む。
メモリ55は、ユーザデータ処理部53またはユーザデータ処理部54が受信した分割データを記憶する。例えば、メモリ55は、「シーケンシャル番号、データ内容」を有する分割データを記憶する。
データ組立部56は、メモリ55に記憶された分割データを「シーケンシャル番号」の番号順に結合させて、元のダウンロードデータを生成する。そして、データ組立部56は、生成したダウンロードデータとダウンロードデータ識別情報とをアプリケーション処理部57に出力する。
アプリケーション処理部57は、データ組立部56から取得したダウンロードデータとダウンロードデータ識別情報とを用いて、アプリケーションを実行する。例えば、アプリケーション処理部57は、ダウンロードデータが動画データである場合には再生し、ダウンロードデータが画像データである場合にはディスプレイ等に表示させる。
[処理の流れ]
図13は、基地局装置が実行する処理の流れを示すフローチャートである。図13に示すように、基地局装置40のRRC終端部42がダウンロード要求を受信すると(S301肯定)、データ処理部44aは、GTP−u終端部41を介して、APサーバ1からダウンロード指示2すなわちダウンロードデータを取得する(S302)。
続いて、データ処理部44aは、ダウンロード指示2のダウンロードデータ識別情報をキーにしてダウンロードデータテーブル43aを検索し、当該データが既に格納済みであるか否かを判定する(S303)。
そして、当該データが格納済みであると判定された場合(S303肯定)、データ処理部44aは、ダウンロード指示2のダウンロードデータ識別情報に基づいて、データ格納部45bを参照し、当該データがダウンロード中であるか否かを判定する(S304)。
ダウンロード中ではないと判定された場合(S304否定)、送信制御部44cは、当該ダウンロードデータの送信用として、チャネル1を確保する(S305)。このとき、ダウンロードデータ識別情報がデータ処理部44aからFPGA45に出力され、FPGA45は、当該ダウンロードデータ識別情報に対応したデータをダウンロードデータテーブル43aからデータ格納部45bに格納する。
その後、送信制御部44cは、チャネル1を用いてデータ送信を開始する指示をデータ送信部46に出力し、データ送信部46は、送信制御部44cがデータ格納部45bから読み出した分割データを、チャネル1で携帯端末に送信する(S306)。
一方、当該データが格納済みでないと判定された場合(S303否定)、データ処理部44aは、ダウンロード指示2のダウンロードデータ識別情報にしたがってダウンロードデータを取得する(S307)。続いて、データ分割部45aは、取得されたダウンロードデータを所定の大きさで分割して、ダウンロードデータ識別情報とともにメモリ43とデータ格納部45bの各々に格納する(S308)。このとき、データ分割部45aは、メモリ43に格納した情報を示すレコードをダウンロードデータテーブル43aに生成する。その後、S305以降が実行される。
また、データ処理部44aによって当該ダウンロードデータがダウンロード中であると判定された場合(S304肯定)、判定部44bは、共通のチャネルでダウンロードを行う共通ダウンロード処理が可能か否かを判定する(S309)。例えば、判定部44bは、未送信のデータ量が閾値よりも大きいか否かを判定する。
そして、判定部44bによって共通ダウンロード処理が可能であると判定された場合(S309肯定)、送信制御部44cは、データ送信部46に新たなチャネル2を確保する(S310)。その後、データ送信部46は、送信制御部44cがデータ格納部45bから読み出した未送信の分割データを、先にダウンロードしていた端末と後からダウンロードを要求した端末との双方に、チャネル1を用いて送信する(S311)。これと並行して、データ送信部46は、送信制御部44cがデータ格納部45bから読み出した、先にダウンロードしていた端末に送信済みの分割データを、後からダウンロードを要求した端末にチャネル2を用いて送信する(S312)。
一方、判定部44bによって共通ダウンロード処理が可能でないと判定された場合(S309否定)、送信制御部44cは、データ送信部46に新たなチャネル2を確保する(S313)。そして、データ送信部46は、送信制御部44cがデータ格納部45bから読み出した分割データをシーケンシャル番号順に、後からダウンロードを要求した端末へチャネル2を用いて送信する(S314)。
[実施例2による効果]
実施例2によれば、基地局装置40は、ある端末にデータを送信している最中に、他の端末に対しても同一データを送信する場合、共通のチャネルで送信する手法か別々のチャネルで送信する手法のどちらがリソースを削減できるかを判断できる。この結果、ダウンロードデータのデータ量や未送信データの容量などダウンロードデータの状況に応じて最適な判断を実行することができるので、複数の端末がデータをダウンロードする際に、リソース使用量をより削減できる手法を選択できる。
次に、ストリーミングデータを用いた場合の処理について説明する。ストリーミングデータは、全データの受信完了を待たずに、受信したデータを順次アプリケーションで差精できる。このようなストリーミングデータであっても、実施例1や実施例2と同様の手法を適用することができる。
図14は、ストリーミングデータを共通ダウンロード手法で送信した場合の例を示す図である。図14に示すように、携帯端末Aは、チャネル1で、シーケンシャル番号1の分割データから順に受信するので、受信した順番に再生することができる。
携帯端末Cは、携帯端末Aと共通で使用するチャネル1で、シーケンシャル番号4の分割データから順に受信する一方で、携帯端末Aに既に送信済みのシーケンシャル番号1から3の分割データについては、チャネル2で受信する。したがって、携帯端末Cは、シーケンシャル番号1から3の分割データを受信するよりも前に、シーケンシャル番号4以降の分割データを受信することになる。
そこで、携帯端末Cは、シーケンシャル番号1から3の分割データを受信するまで間に、シーケンシャル番号4以降の分割データを受信した後、一時的にバッファに格納する。そして、携帯端末Cは、シーケンシャル番号1から3の分割データの受信が完了すると、シーケンシャル番号1の分割データから順に再生する。
このように、携帯端末Cがバッファを利用することで、ストリーミングデータであっても、実施例1や実施例2と同様の手法で、ダウンロードデータを各携帯端末に送信することができる。
例えば、実施例1や2で説明した「ダウンロード指示2」メッセージには、データが基地局装置40に格納済みであっても、同じデータがメッセージ内部に格納されてPGW20から基地局装置40に対して送信される。したがって、移動通信網設備10内の帯域使用率は効率的とは言い難い。
そこで、実施例4では、移動通信網設備10内の帯域使用率を向上させる例について説明する。図15は、実施例4に係るダウンロード指示2の例を示す図である。図15に示すように、実施例4に係るダウンロード指示2は、図5と同様の情報である「GTP−uヘッダ部」と「GTP−uペイロード部」の「ダウンロードデータ識別情報、データ」とを有する。実施例4に係るダウンロード指示2が図5と異なる点は、「GTP−uペイロード部」に「データ保存期間」と「データ有無フラグ」とを有している点である。
「データ保存期間」は、基地局装置40に対して、ここに示した時間内は基地局装置40内のメモリに格納したデータを消去しないように要求する情報である。「データ有無フラグ」は、基地局装置40内にデータが格納されている場合には「0」が格納され、基地局装置40内にデータが格納されていない場合には「1」が格納される。
具体的な処理の流れを説明すると、PGW20は、APサーバ1から「ダウンロード指示1」を受信した場合に、ダウンロードデータ識別情報などを用いて、同一データを過去所定時間内に基地局装置40に送信したか否かを判定する。なお、所定時間としては、上記「データ保存期間」と等しいか若干小さい値を設定することが好ましい。
そして、PGW20は、同一データを所定時間内に基地局装置40に送信したと判定した場合、上記「データ有無フラグ」を「1」とするとともに、ダウンロードデータを含めない「ダウンロード指示2」を生成して基地局装置40に送信する。
その後、基地局装置40は、受信した「ダウンロード指示2」の「データ有無フラグ」が「1」であることから、送信対象のダウンロードデータがメモリ43に格納されていると判定する。このため、基地局装置40は、「ダウンロード指示2」のダウンロードデータ識別情報で特定されるダウンロードデータをメモリ43から取得した後、実施例1や2と同様の処理を実行する。
一方、PGW20は、同一データを所定時間内に基地局装置40に送信していないと判定した場合、上記「データ有無フラグ」を「0」するとともに、ダウンロードデータを含めた「ダウンロード指示2」を生成して基地局装置40に送信する。
その後、基地局装置40は、受信した「ダウンロード指示2」の「データ有無フラグ」が「0」であることから、送信対象のダウンロードデータがメモリ43に格納されていないと判定する。このため、基地局装置40は、「ダウンロード指示2」のダウンロードデータ識別情報を用いて、APサーバ1からダウンロードデータを取得した後、実施例1や2と同様の処理を実行する。
このようにすることで、ダウンロードデータが基地局装置40に格納済みである場合には、PGW20から基地局装置40に対して、ダウンロードデータの送信を抑止できるので、移動通信網設備10内の帯域使用率を向上させることができる。
実施例5では、基地局装置40内のメモリ43に記憶されるダウンロードデータの情報を効率的に削除することで、容量の浪費等を防止する例について説明する。
(経過時間による方法)
図16は、経過時間を用いてダウンロードデータを管理する例を示す図である。図16に示すように、データ処理部44aは、メモリ43にテーブルとして「データ、タイマ値、消去優先順位」を格納する。「データ」は、ダウンロードデータを示す情報であり、例えばダウンロードデータ識別情報と同様の情報が格納される。「タイマ値」は、ダウンロードデータがメモリ43に格納されてからカウントされた経過時間であり、データ処理部44a等が格納する。「消去優先順位」は、タイマ値が大きいものから優先的に消去することを示す優先順位であり、データ処理部44a等によって更新される。
このような状態において、データ処理部44aは、基地局装置40内のメモリ43の容量が閾値を超えた場合、「消去優先順位」の順に、ダウンロードデータをメモリ43から削除する。この結果、メモリ容量の浪費等を防止することができる。
(経過時間と使用頻度による方法)
図17は、経過時間と使用頻度とを用いてダウンロードデータを管理する例を示す図である。図17に示すように、データ処理部44aは、メモリ43にテーブルとして「データ、タイマ値(T)、使用回数(N)、使用回数/タイマ値(N/T)、消去優先順位」を格納する。「データ、タイマ値」は、図15と同様であるので、詳細な説明は省略する。
「使用回数」は、当該ダウンロードデータが使用された回数、すなわち、ダウンロードされた回数であり、データ処理部44a等によって更新される。「使用回数/タイマ値」は、使用回数をタイマ値で除算した値であり、データ処理部44a等によって更新される。「消去優先順位」は、「使用回数/タイマ値」が小さいものから優先的に消去することを示す優先順位であり、データ処理部44a等によって更新される。
このような状態において、データ処理部44aは、基地局装置40内のメモリ43の容量が閾値を超えた場合、「消去優先順位」の順に、ダウンロードデータをメモリ43から削除する。この結果、メモリ容量の浪費等を防止することができる。
(経過時間と要求保存期間による方法)
図18は、経過時間と要求保存期間とを用いてダウンロードデータを管理する例を示す図である。図18に示すように、データ処理部44aは、メモリ43にテーブルとして「データ、タイマ値(T)、データ保存期間(Y)、残時間(Y−T)、消去優先順位」を格納する。「データ、タイマ値」は、図15と同様であるので、詳細な説明は省略する。
「データ保存期間」は、PGW20が指定したダウンロードデータの保存期間であり、データ処理部44a等がダウンロード指示2から抽出して格納する。「残時間」は、「データ保存期間」から「タイマ値」を減算した値とであり、データ処理部44a等によって更新される。「消去優先順位」は、「残時間」が少ないものから優先的に消去することを示す優先順位であり、データ処理部44a等によって更新される。
このような状態において、データ処理部44aは、基地局装置40内のメモリ43の容量が閾値を超えた場合、「消去優先順位」の順に、ダウンロードデータをメモリ43から削除する。この結果、メモリ容量の浪費等を防止することができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
(システム)
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、例えば図4から図8、図11、図15から図18等に示した各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
なお、本実施例で説明した各機能部の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
1 APサーバ
10 移動通信網設備
20 PGW
30 SGW
40 基地局装置
41 GTP−u終端部
42 RRC終端部
43 メモリ
43a ダウンロードデータテーブル
44 CPU
44a データ処理部
44b 判定部
44c 送信制御部
45 FPGA
45a データ分割部
45b データ格納部
46 データ送信部
50 携帯端末
50a CPU
50b FPGA
51 RRC終端部
52 制御データ処理部
53、54 ユーザデータ処理部
55 メモリ
56 データ組立部
57 アプリケーション処理部

Claims (8)

  1. 端末からデータの取得要求を受信する受信部と、
    前記受信部によって取得要求が受信された場合に、前記データを前記端末に送信する送信部と、を有し、
    前記送信部は、前記端末に第1の伝送路で前記データを送信している状況で、前記データと同一のデータの取得要求が前記受信部によって他の端末から受信された場合に、前記データのうち前記端末に未送信のデータについては、前記第1の伝送路で前記端末と前記他の端末との各々に送信するとともに、前記データのうち前記端末に送信済みのデータについては、第2の伝送路で前記他の端末に送信する、
    ことを特徴とする基地局装置。
  2. 前記送信済みのデータの量と前記未送信のデータの量とに基づいて、前記第1の伝送路を用いて前記他の端末にデータを送信するか否かを判定する判定部をさらに有し、
    前記送信部は、
    前記判定部によって前記第1の伝送路を用いて前記他の端末にデータを送信すると判定された場合には、前記未送信のデータについては前記第1の伝送路で前記端末と前記他の端末との各々に送信するとともに、前記データのうち前記端末に送信済みのデータについては、前記第2の伝送路で前記他の端末に送信し、
    前記判定部によって前記第1の伝送路を用いて前記他の端末にデータを送信しないと判定された場合には、前記データ全てを前記第2の伝送路で前記他の端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. サーバから取得したデータを記憶する記憶部をさらに有し、
    前記送信部は、前記受信部によって受信された取得要求に対応するデータが前記記憶部に記憶されている場合には、前記記憶部からデータを読み出して送信し、前記取得要求に対応するデータが前記記憶部に記憶されていない場合には、前記取得要求に対応するデータを前記サーバから取得して前記端末に送信するとともに、前記記憶部に格納することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  4. 前記記憶部に記憶されるデータのうち、前記データが格納されたからの時間経過が長いものから順に削除する削除部をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の基地局装置。
  5. 前記記憶部に記憶されるデータのうち、前記データが使用された回数を前記データが格納されたからの時間経過で除算した値が小さいものから順に削除する削除部をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の基地局装置。
  6. 前記記憶部に記憶されるデータのうち、前記データごとに指定された保存期間から前記データが格納されたからの時間経過を減算した値が小さいものから順に削除する削除部をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の基地局装置。
  7. 基地局装置が、
    端末からデータの取得要求を受信し、
    前記取得要求が受信された場合に、前記データを前記端末に送信する処理を実行し、
    前記送信する処理は、
    前記端末に第1の伝送路で前記データを送信している状況で、前記データと同一のデータの取得要求が他の端末から受信された場合に、前記データのうち前記端末に未送信のデータについては、前記第1の伝送路で前記端末と前記他の端末との各々に送信するとともに、前記データのうち前記端末に送信済みのデータについては、第2の伝送路で前記他の端末に送信する、
    ことを特徴とするデータ送信制御方法。
  8. 基地局装置と第1の端末と第2の端末とを有するデータ送信制御システムであって、
    前記基地局装置は、
    前記第1の端末からデータの取得要求を受信する受信部と、
    前記受信部によって取得要求が受信された場合に、前記データを前記第1の端末に送信し、前記第1の端末に第1の伝送路で前記データを送信している状況で、前記データと同一のデータの取得要求が前記受信部によって前記第2の端末から受信された場合に、前記データのうち前記第1の端末に未送信のデータについては、前記第1の伝送路で前記第1の端末と前記第2の端末との各々に送信するとともに、前記データのうち前記第1の端末に送信済みのデータについては、第2の伝送路で前記第2の端末に送信する送信部と、
    前記第1の端末は、
    前記基地局装置に前記データの取得要求を送信する送信部と、
    前記基地局装置から前記取得要求に対応したデータを前記第1の伝送路で受信する受信部と、
    前記第2の端末は、
    前記基地局装置に前記データの取得要求を送信する送信部と、
    前記第1の端末に未送信のデータについては前記第1の伝送路で前記基地局装置から受信するとともに、前記第1の端末に送信済みのデータについては前記第2の伝送路で前記基地局装置から受信する受信部と、
    を有することを特徴とするデータ送信制御システム。
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