JP5709673B2 - 燃料積込装置 - Google Patents
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Description
ここで、特許文献1に開示された燃料積込装置を、例えば、図7に示すような客船(船舶)71に適用した場合、客船71のバンカーステーション72内において、入口パイプ73の末端に設けられたフランジ74と、バンカリング接続ライン75の末端に設けられたフランジ76とが、接続されることになる。
また、図7に示す客船71が、図7および図8に示すようなベントライン(ガス燃料により駆動されるガスエンジン81(図8参照)の配管82(図8参照)内等に残るガス燃料を、窒素ガス等でパージしてベントポスト83(図7参照)を介して大気開放するライン)84を備えている場合には、ベントポスト83の周囲が直径20mの範囲でガス危険区域85(図7参照)に指定され、このガス危険区域85内においては、発火源となりうる手段、行為が厳しく禁じられる区画という扱いを受けることになる。
本発明に係る燃料積込装置は、液化ガス燃料またはガス燃料を、船舶に搭載された貯蔵タンクに積み込む、または内燃機関へ供給する燃料積込装置であって、一端に接続具が設けられ、他端が前記貯蔵タンクまたは前記内燃機関に接続されて、一端部が前記船舶に対して伸縮するように構成されたバンカリングラインを備えている。
これにより、岸壁、あるいは岸壁において船舶に横付けされたタンクローリ、もしくは水面(海面)において船舶に横付けされたバンカー船等に設置された貯蔵設備から延びるバンカー接続ラインの末端(一端)に設けられた接続具と、バンカリングラインの接続具との接続位置およびこの接続位置の周囲に指定されるガス危険区域を岸壁上にもっていくことができる。すなわち、液化ガス燃料またはガス燃料が積み込まれる船舶の側に、ガス危険区域が指定されないようにすることができて、船舶の側における安全管理を徹底することができる。
これにより、内燃機関の配管内に残ったガス燃料を船外に排出する際、船上にガス危険区画が発生することを防止することができ、船舶の安全性をより一層向上させることができる。
これにより、内燃機関の配管内に残ったガス燃料を船外へ排出する際、船上にガス危険区画が発生することを防止でき、船舶の安全性をより一層向上させることができる。
これにより、岸壁に設置されたガス処理設備、あるいは岸壁において船舶に横付けされたタンクローリに搭載されたガス処理設備、もしくは水面(海面)において船舶に横付けされたバンカー船に搭載されたガス処理設備等から延びるパージ接続ラインの末端(一端)に設けられたフランジやカプラ等の接続具と、パージラインの接続具との接続位置およびこの接続位置の周囲に指定されるガス危険区域を岸壁上にもっていくことができる。すなわち、液化ガス燃料またはガス燃料が積み込まれる船舶の側に、ガス危険区域が指定されないようにすることができて、船舶の側における安全管理を徹底することができる。
これにより、岸壁、あるいは岸壁において船舶に横付けされたタンクローリ、もしくは水面(海面)において船舶に横付けされたバンカー船等に設置された貯蔵設備から延びるバンカー接続ラインの末端(一端)に設けられた接続具と、バンカリングラインの接続具との接続位置およびこの接続位置の周囲に指定されるガス危険区域を岸壁上にもっていくことができる。すなわち、液化ガス燃料またはガス燃料が積み込まれる船舶の側に、ガス危険区域が指定されないようにすることができて、船舶の側における安全管理を徹底することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る燃料積込装置について、図1から図3を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る燃料積込装置を客船に適用した場合の概略構成図であって、燃料積込時の状態を示す図、図2は本実施形態に係る燃料積込装置を客船に適用した場合の概略構成図であって、航海中あるいは停泊中等の燃料積込時でない状態を示す図、図3は本実施形態に係る燃料積込装置を客船に適用した場合のパージライン(返送ライン)の要部を示す系統図である。
また、バンカリングライン3の末端部は、燃料積込時に岸壁5上に延び(図1参照)、航海中あるいは停泊中等の燃料積込時でない時は、客船2の、例えば、舷側に設けられたバンカーステーション12内に収容される(図2参照)ローディングアーム13を構成している。
また、パージライン4の末端部は、燃料積込時(あるいはパージ時)に岸壁5上に延び(図1および図3参照)、航海中あるいは停泊中等の燃料積込時(あるいはパージ時)でない時には、客船2の、例えば、舷側に設けられたバンカーステーション12内に収容される(図2参照)ローディングアーム24を構成している。
また、燃料積込時(あるいはパージ時)、接続具21は、岸壁5に設置された図示しないガス処理設備(あるいは岸壁5において客船2に横付けされた図示しないタンクローリに搭載されたガス処理設備、もしくは水面(海面)7において客船2に横付けされた図示しないバンカー船に搭載されたガス処理設備等)から延びるパージ接続ライン33の末端(一端)に設けられたフランジやカプラ等の接続具34に接続される。
なお、燃料ガスは、客船(船舶)2に搭載された貯蔵タンク(図示せず)に供給されてもよいし、または(燃料系統補機を含む)内燃機関へ供給されてもよい。
これにより、岸壁5(あるいは岸壁5において客船2に横付けされた図示しないタンクローリ、もしくは水面(海面)7において客船2に横付けされた図示しないバンカー船等)に設置された貯蔵設備6から延びるバンカー接続ライン31の末端(一端)に設けられた接続具32と、バンカリングライン3の接続具11との接続位置およびこの接続位置の周囲に指定されるガス危険区域を岸壁5上にもっていくことができる。すなわち、液化ガス燃料またはガス燃料が積み込まれる客船2の側に、ガス危険区域が指定されないようにすることができて、客船2の側における安全管理を徹底することができる。
これにより、ガスエンジン22の配管23内等に残ったガス燃料が、停泊中等に燃焼あるいは爆発したりするのを防止することができ、船舶の安全性をより一層向上させることができる。
例えば、客船2の舷側から船幅方向外側に向かって水平方向に10m離れた岸壁上に位置することになる。
これにより、岸壁5に設置されたガス処理設備(あるいは岸壁5において客船2に横付けされた図示しないタンクローリに搭載されたガス処理設備、もしくは水面(海面)7において客船2に横付けされた図示しないバンカー船に搭載されたガス処理設備)等から延びるパージ接続ライン33の末端(一端)に設けられたフランジやカプラ等の接続具34と、パージライン4の接続具21との接続位置およびこの接続位置の周囲に指定されるガス危険区域を岸壁5上にもっていくことができる。すなわち、液化ガス燃料またはガス燃料が積み込まれる客船2の側に、ガス危険区域が指定されないようにすることができて、客船2の側における安全管理を徹底することができる。
本発明の第2実施形態に係る燃料積込装置について、図4を参照しながら説明する。
図4は本実施形態に係る燃料積込装置を客船に適用した場合のパージライン(返送ライン)の要部を示す系統図である。
なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
また、パージライン4の途中、より詳しくは、ローディングアーム24とガスエンジン22の配管23等との間に位置するパージライン4の途中で、かつ、ガス吸着塔42の上流側および下流側には、(第二の)制御弁53および開閉弁54がそれぞれ設けられており、バイパスライン43の途中には、(第三の)制御弁55が設けられている。
また、燃料積込時(あるいはパージ時)、岸壁5に設置された図示しないガス処理設備(あるいは岸壁5において客船2に横付けされた図示しないタンクローリに搭載されたガス処理設備、もしくは水面(海面)7において客船2に横付けされた図示しないバンカー船に搭載されたガス処理設備等)から延びるパージ接続ライン33の末端(一端)に設けられたフランジやカプラ等の接続具34が接続される。
これにより、ガスエンジン22の配管23内等に残ったガス燃料が、停泊中等に燃焼あるいは爆発したりするのを防止することができ、船舶の安全性をより一層向上させることができる。
その他の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
例えば、上述した実施形態における燃料積込装置1,41を、ローディングアーム13,24の代わりに、図5および図6に示すようなホースリール72,73およびホース74,75、すなわち、ローディングアーム13,24を構成する配管の長さと、ホース74,75の長さとを同じとした場合、ローディングアーム13,24よりもよりコンパクトな構成とすることができるホースリール72,73およびホース74,75を備えた燃料積込装置71としてもよい。
これにより、バンカーステーション12を形成する空間の容積を小さくすることができて、その分、居住空間等として有効利用することができる。
これにより、ガス検知器35を省略して、構成の簡略化を図ることができる。
2 客船(船舶)
3 バンカリングライン
4 パージライン
11 接続具
12 バンカーステーション
21 接続具
22 ガスエンジン(内燃機関)
23 配管
41 燃料積込装置
42 ガス吸着塔
Claims (6)
- 液化ガス燃料またはガス燃料を、船舶に搭載された貯蔵タンクに積み込む、または内燃機関へ供給する燃料積込装置であって、
一端に接続具が設けられ、他端が前記貯蔵タンク、または前記内燃機関に接続されて、一端部が前記船舶に対して伸縮するように構成されたバンカリングラインを備えていることを特徴とする燃料積込装置。 - 一端に接続具が設けられ、他端が、前記液化ガス燃料またはガス燃料を燃料として駆動される内燃機関の配管に接続されて、不活性ガスでパージされた前記配管内に残る前記ガス燃料を前記船舶の外に導くパージラインを備えていることを特徴とする請求項1に記載の燃料積込装置。
- 前記パージラインの途中に、前記ガス燃料を吸着する吸着材が充填されたガス吸着塔が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の燃料積込装置。
- 前記パージラインの一端部が、前記船舶に対して伸縮するように構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の燃料積込装置。
- 請求項1から4のいずれか一項に記載の燃料積込装置を具備していることを特徴とする船舶。
- 前記バンカリングラインの一端部、および前記パージラインの一端部が、前記船舶の舷側に設けられたバンカーステーション内に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の船舶。
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