JP5708665B2 - 光伝送装置、光伝送システム、光伝送方法およびプログラム - Google Patents

光伝送装置、光伝送システム、光伝送方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5708665B2
JP5708665B2 JP2012557867A JP2012557867A JP5708665B2 JP 5708665 B2 JP5708665 B2 JP 5708665B2 JP 2012557867 A JP2012557867 A JP 2012557867A JP 2012557867 A JP2012557867 A JP 2012557867A JP 5708665 B2 JP5708665 B2 JP 5708665B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
light
optical
monitoring
main signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012557867A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012111403A1 (ja
Inventor
昇 飯島
昇 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2012557867A priority Critical patent/JP5708665B2/ja
Publication of JPWO2012111403A1 publication Critical patent/JPWO2012111403A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5708665B2 publication Critical patent/JP5708665B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/075Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal
    • H04B10/077Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal using a supervisory or additional signal
    • H04B10/0775Performance monitoring and measurement of transmission parameters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、通信断が発生した場合にAPR(Auto Power Reduction)制御を行う光伝送装置、光伝送システム、光伝送方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
光伝送システムにおいて、主信号として人体に悪影響を及ぼすおそれがある高レベルのレーザ光が用いられる場合がある。そのため、光伝送システムでは、伝送路の切断等が発生した場合、主信号が大気中等に放出されないように主信号の出力を停止する制御、いわゆるAPR(Auto Power Reduction)制御が行われる。
【0003】
APR制御については、例えば、特許文献1〜5に開示されている。特許文献1〜3には、主信号および光監視信号の有無を検出することにより、APR制御を行う技術が開示されている。しかし、ラマン増幅器を使用した光伝送システムに、特許文献1〜3の技術を適用する場合、ラマン増幅に用いる励起光のASE(Amlified Spontaneous Emission)により、励起光を主信号として誤検出する場合がある。この場合、APR制御が行われない。
【0004】
一方、特許文献4には、ラマン増幅器を備え、主信号を受信する光伝送装置において、光監視信号のビットパターンを解析することにより、主信号断を検出することにより、APR制御を行う技術が開示されている。しかし、特許文献4の技術の場合、伝送路の断線等によって光監視信号が通信断となった場合、主信号断を検出することができない。この場合、APR制御が行われない。
【0005】
さらに、特許文献5には、光伝送システムの状態監視信号や制御信号などを伝送するための補助的な信号光であるOSC(Optical Supervisory Channel)信号と、主信号とを監視し、この2つの信号に基づいて障害の有無を判定し、異常があると判断した場合に励起光の出力を低くする技術が開示されている。励起光の出力を低くすることにより、主信号の通信断が検出され、APR制御が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2000−332695号公報
【特許文献2】特開2004−297790号公報
【特許文献3】特開2010−278493号公報
【特許文献4】特開2008−288849号公報
【特許文献5】特開2010−004410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献5の技術の場合、OSC信号の監視手段に障害が生じた場合、主信号断を検知することができない。この場合、APR制御が行われない。
【0008】
本発明は、このような問題に鑑み、ラマン光増幅を使用し、通信状態の監視に光監視信号を用いる光伝送装置において、光監視信号を監視する手段に障害が生じた状態で主信号の通信断が発生した場合でも、高精度にAPR制御を行うことができる光伝送装置、光伝送システム、光伝送方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明に係る光伝送装置は、励起光を生成すると共に該励起光を用いて第2の主信号光を増幅して出力するラマン増幅手段と、第1の主信号光を送信する主信号光送信手段と、励起光に影響されない波長を有する通信断検知光を監視し、通信断検知光を検出できない場合に第1の信号を送信する通信断検知光監視手段と、第2の主信号光を監視し、第2の主信号光を検出できない場合に第2の信号を送信する主信号光監視手段と、光監視信号を解析し、解析結果を第3の信号として所定の時間に送信する光監視信号解析手段と、第1の信号を受信すると共に第2の信号を受信しない状態で、第3の信号を所定の時間を経過しても受信できない場合、ラマン増幅手段に励起光の生成を停止させ、さらに第2の信号を受信した場合、主信号光送信手段からの第1の主信号光の送信を停止する制御手段と、を備える。
【0010】
さらに、上記目的を達成するために本発明に係る光伝送システムは、第1の伝送路を介して第2の主信号光を受信すると共に第2の伝送路を介して第1の主信号光を送信する上記の光伝送装置と、第2の伝送路を介して第1の主信号光を受信すると共に第1の伝送路を介して第2の主信号光を送信する上記の光伝送装置と、を備える。
【0011】
さらに、上記目的を達成するために本発明に係る光伝送方法は、励起光を生成すると共に該励起光を用いて光信号をラマン増幅し、第1の主信号光を送信し、励起光に影響されない波長を有する通信断検知光を監視し、通信断検知光を検出できない場合に第1の信号を送信し、第2の主信号光を検出できない場合に第2の信号を送信し、光監視信号を解析し、解析結果を第3の信号として所定の時間に送信し、第1の信号を受信すると共に第2の信号を受信しない状態で、第3の信号を所定の時間を経過しても受信できない場合、励起光の生成を停止し、さらに第2の信号を受信した場合、第1の主信号光の送信を停止する。
【0012】
さらに、上記目的を達成するために本発明に係るプログラムは、励起光を生成すると共に該励起光を用いて光信号を増幅するラマン増幅手段を備えた光伝送装置のコンピュータが実行可能なプログラムである。このプログラムは、第1の主信号光を送信する処理と、励起光に影響されない波長を有する通信断検知光を監視し、通信断検知光を検出できない場合に第1の信号を送信する処理と、第2の主信号光を検出できない場合に第2の信号を送信する処理と、光監視信号を解析し、解析結果を第3の信号として所定の時間に送信する処理と、第1の信号を受信すると共に第2の信号を受信しない状態で、第3の信号を所定の時間を経過しても受信できない場合、励起光の生成を停止し、さらに第2の信号を受信した場合、第1の主信号光の送信を停止する処理と、を光伝送装置のコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ラマン光増幅を使用し、通信状態の監視に光監視信号を用いる光伝送装置において、光監視信号を監視する手段に障害が生じた状態で主信号の通信断が発生した場合でも、高精度にAPR制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光伝送装置10のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る光伝送システム100のシステム構成図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る光伝送システム100のAPR制御のフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る光伝送システム100のAPR制御のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る光伝送システム100のAPR制御のフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態の変形例に係る光伝送システム100Bのシステム構成図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の別の変形例に係る光伝送システム100Cのシステム構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る光伝送装置のブロック構成図を図1に示す。図1において、本実施形態に係る光伝送装置10は、ラマン増幅手段20、主信号光送信手段30、通信断検知光監視手段40、主信号光監視手段50、光監視信号解析手段60および制御手段70を備える。
【0016】
ラマン増幅手段20は、励起光21を生成すると共に励起光21を用いて、光伝送装置10に入力した第2の主信号光32等をラマン増幅する。
【0017】
主信号光送信手段30は、第1の主信号光31に各種情報をのせて外部へ送信する。
【0018】
通信断検知光監視手段40は、光伝送装置10に入力した通信断検知光を監視し、通信断検知光を検出できない場合に第1の信号41を制御手段70へ送信する。ここで、通信断検知光は励起光21に影響されない波長を有する。
【0019】
主信号光監視手段50は、光伝送装置10に入力した第2の主信号光32を監視し、第2の主信号光32を検出できない場合に第2の信号51を制御手段70へ送信する。
【0020】
光監視信号解析手段60は、光伝送装置10に入力した光監視信号を解析し、解析結果を第3の信号61として所定の時間に制御手段70へ送信する。なお、本実施形態において、光監視信号には第1の主信号光31の送信を停止するか否かの指示情報が含まれている。
【0021】
制御手段70は、第1の信号41を受信すると共に第2の信号51を受信しない状態で、第3の信号61を所定の時間を経過しても受信できない場合、ラマン増幅手段20における励起光21の生成を停止する。その後、制御手段70は、さらに第2の信号51を受信した場合、主信号光送信手段30からの第1の主信号光31の送信を停止する。
【0022】
本実施形態に係る光伝送装置10において、励起光21に影響されない波長を有する通信断検知光を監視する通信断検知光監視手段40を備える。光伝送装置10は、通信断検知光監視手段40のみが異常の発生を検出した場合、励起光21の生成を停止し、主信号光監視手段50の異常検出精度を高める。光伝送装置10は、その後、主信号光監視手段50が異常の発生を検出できた場合、第1の主信号光31の送信を停止する。
【0023】
この場合、主信号光送信手段30が励起光21の影響によって異常を検出できないと共に光監視信号解析手段60が機能していない場合でも、高精度に異常を検出して第1の主信号光31の送信を停止することができる。
【0024】
ここで、光監視信号解析手段60が正常に機能している場合、光監視信号解析手段60が光監視信号を解析し、光監視信号が第1の主信号光31の送信停止を指示していた場合に第1の主信号光31の送信を停止することもできる。また、光監視信号が第1の主信号光31の送信停止を指示していた場合に、光監視信号解析手段60が解析結果を制御手段70に送信し、制御手段70が第1の主信号光31の送信を停止することもできる。
【0025】
さらに、光監視信号解析手段60が光監視信号を検出できない場合に図示しない第4の信号を制御手段70に送信することもできる。この場合、制御手段70は、第1の信号41、第2の信号51または第4の信号のうち少なくとも2つを受信した場合、第1の主信号光31の送信を停止する。
【0026】
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る光伝送システムのシステム構成図を図2に示す。図2において、本実施形態に係る光伝送システム100は、伝送路703、707を介して互いに光信号の送受信を行う装置91、93を備える。
【0027】
図2において、装置91は、光増幅ユニット102、光監視信号制御ユニット203、監視制御ユニット204、光増幅ユニット205およびラマン光増幅ユニット303を備える。装置91は、主信号208、光監視信号207および主信号断検出用光706を、伝送路707を介して装置93へ送信している。
【0028】
一方、装置93は、光増幅ユニット402、光監視信号制御ユニット407、監視制御ユニット404、光増幅ユニット509およびラマン光増幅ユニット308を備える。装置93は、主信号507、光監視信号504および主信号断検出用光709を、伝送路703を介して装置91へ送信している。
【0029】
本実施形態において、装置91の光増幅ユニット102、光監視信号制御ユニット203、監視制御ユニット204、光増幅ユニット205およびラマン光増幅ユニット303と、装置93の光増幅ユニット402、光監視信号制御ユニット407、監視制御ユニット404、光増幅ユニット509およびラマン光増幅ユニット308は、それぞれ同様の機能を有する。以下、装置91について説明するが、装置93も同様の機能を有する。
【0030】
光増幅ユニット102は、主信号検出部107において装置93から受信した主信号507を監視している。光増幅ユニット102は、主信号507を検出できない場合、報告信号109を監視制御ユニット204へ送信する。
【0031】
光監視信号制御ユニット203は、監視信号検出部202において装置93から受信した主信号507に多重化されている光監視信号504を処理すると共に、光監視信号用光源206において光監視信号207を生成して光増幅ユニット205へ送信する。
【0032】
光監視信号制御ユニット203は、光監視信号504を解析し、光監視信号504に、主信号208を送信停止するためのAPR(Auto Power Reduction)情報が付加されているか否かを報告する報告信号201を所定の時間ごとに監視制御ユニット204へ送信する。なお、光監視信号504にAPR情報が付加されていた場合、光監視信号制御ユニット203はさらに、生成した光監視信号207に主信号507の送信停止するためのAPR情報を付加し、主信号208の送信を停止させるための命令(以下、「主信号送信停止命令」と記載する。)と共に光増幅ユニット205へ送信する。
【0033】
さらに、光監視信号制御ユニット203は、監視信号検出部202において光監視信号504を検出できない場合、光監視信号504を検出できない旨を示す報告信号201を監視制御ユニット204へ送信する。そして、光監視信号制御ユニット203は、監視制御ユニット204からAPR処理命令を受信した場合、APR情報が付加された光監視信号207と主信号送信停止命令とを光増幅ユニット205へ送信する。
【0034】
監視制御ユニット204は、光監視信号制御ユニット203からAPR情報有りについての報告信号201を受信した場合、ラマン光増幅ユニット303へAPR処理命令を送信する。
【0035】
また、監視制御ユニット204は、ラマン光増幅ユニット303から報告信号608を受信すると共に光監視信号制御ユニット203から光監視信号504を検出できない旨を示す報告信号201を受信した場合、ラマン光増幅ユニット303および光監視信号制御ユニット203へAPR処理命令を送信する。
【0036】
さらに、監視制御ユニット204は、ラマン光増幅ユニット303から報告信号608を受信すると共に光監視信号制御ユニット203から所定の時間を超えても報告信号201を受信できない場合、ラマン光増幅ユニット303へAPR処理命令を送信する。そして、監視制御ユニット204は、光増幅ユニット102から報告信号109をさらに受信した場合、光増幅ユニット205へ主信号送信停止命令を送信する。
【0037】
光増幅ユニット205は、装置93へ送信する主信号208に光監視信号制御ユニット203から受信した光監視信号207を多重化し、ラマン光増幅ユニット303へ送信する。また、光増幅ユニット205は、光監視信号制御ユニット203または監視制御ユニット204から主信号送信停止命令を受信した場合、主信号208の送信を停止する。
【0038】
ラマン光増幅ユニット303は、装置91に入力した光信号を、励起光607を用いて増幅し、光増幅ユニット102へ送信する。また、ラマン光増幅ユニット303は、主信号断検出用光受信部606において装置93から入力した主信号507に多重化されている主信号断検出用光709を監視する。そして、ラマン光増幅ユニット303は、主信号断検出用光709を検出できない場合、報告信号608を監視制御ユニット204へ送信する。
【0039】
さらに、本実施形態に係るラマン光増幅ユニット303は、主信号断検出用光源305において、励起光304に影響されない波長を用いて主信号断検出用光706を生成する。ラマン光増幅ユニット303は、生成した主信号断検出用光706を、光増幅ユニット205から受信した主信号208および光監視信号207に多重化し、装置93へ送信する。なお、ラマン光増幅ユニット303は、監視制御ユニット204からAPR処理命令を受信した場合、励起光607および主信号断検出用光706の生成を停止する。
【0040】
次に、上記のように構成された本実施形態に係る光伝送システム100のAPR制御動作について説明する。先ず、装置91、93が正常に動作している状態で、伝送路703の位置701において異常が発生した場合のAPR制御について、図3を用いて説明する。
【0041】
伝送路703の位置701において異常が発生した場合、装置91のラマン光増幅ユニット303は、主信号断検出用光709を検出できないことから、報告信号608を監視制御ユニット204へ送信する。光監視信号制御ユニット203は、光監視信号504を検出できないことから、光監視信号504を検出できない旨を示す報告信号201を監視制御ユニット204へ送信する。なお、励起光607の影響により、光増幅ユニット102が主信号507の通信断を検知できない場合、報告信号109は監視制御ユニット204へ送信されない。
【0042】
監視制御ユニット204は、ラマン光増幅ユニット303から報告信号608を受信すると共に光監視信号制御ユニット203から光監視信号504を検出できない旨を示す報告信号201を受信した場合(S101)、異常が発生したと判断し、ラマン光増幅ユニット303および光監視信号制御ユニット203へAPR処理命令を送信する(S102)。
【0043】
光監視信号制御ユニット203は、監視制御ユニット204からAPR処理命令を受信した場合、光監視信号207に主信号507を停止させるためのAPR情報を付加し、主信号送信停止命令と共に光増幅ユニット205へ送信する(S103)。光増幅ユニット205は、光監視信号制御ユニット203からAPR情報が付加された光監視信号207と主信号送信停止命令とを受信することにより、主信号208の送信を停止し(S104)、APR情報が付加された光監視信号207のみをラマン光増幅ユニット303へ送信する。
【0044】
一方、ラマン光増幅ユニット303は、監視制御ユニット204からAPR処理命令を受信した場合、励起光607および主信号断検出用光706の生成を停止する。そして、ラマン光増幅ユニット303は、光増幅ユニット205から受信したAPR情報が付加された光監視信号207をそのまま装置93へ送信する(S105)。
【0045】
装置91からAPR情報が付加された光監視信号207を受信した装置93において、ラマン光増幅ユニット308は、主信号断検出用光706を検出できないことから、報告信号609を監視制御ユニット404に送信する。光監視信号制御ユニット407は、光監視信号207にAPR情報が付加されていることから(S106)、APR情報有りについての報告信号405を監視制御ユニット404に送信すると共に光増幅ユニット509へAPR情報が付加された光監視信号504と主信号送信停止命令とを送信する(S107)。なお、励起光304の影響により、光増幅ユニット402が主信号208の通信断を検知できない場合、報告信号401は監視制御ユニット404へ送信されない。
【0046】
光増幅ユニット509が主信号送信停止命令を受信することにより、主信号507の送信が停止される(S108)。また、監視制御ユニット404は、APR情報有りについての報告信号405を受信することにより、ラマン光増幅ユニット308へAPR処理命令を送信する。
【0047】
以上のように、本実施形態に係る光伝送システム100において、装置91、93が正常に動作している状態で異常が発生した場合、光監視信号制御ユニット203、407が光監視信号504、207を監視することにより、装置91、93は適切にAPR制御を行うことができ、主信号208、507の送信を停止することができる。
【0048】
次に、装置91の光監視信号制御ユニット203が故障している状態で、伝送路703の位置701において異常が発生した場合のAPR制御について、図4を用いて説明する。
【0049】
この場合、装置91のラマン光増幅ユニット303は、主信号断検出用光709を検出できないことから、報告信号608を監視制御ユニット204に送信する。励起光607の影響により、光増幅ユニット102が主信号507の通信断を検知できない場合、報告信号109は監視制御ユニット204へ送信されない。さらに、光監視信号制御ユニット203は故障しているため、報告信号201および光監視信号207は送信されない。
【0050】
監視制御ユニット204は、ラマン光増幅ユニット303から報告信号608を受信すると共に光監視信号制御ユニット203から所定の時間を超えても報告信号201を受信できない場合(S201)、ラマン光増幅ユニット303へAPR処理命令を送信する。ラマン光増幅ユニット303は、監視制御ユニット204からAPR処理命令を受信した場合、励起光607および主信号断検出用光706の生成を停止する(S202)。
【0051】
励起光607が停止されることにより、光増幅ユニット102が主信号507の通信断を検知し、報告信号109を監視制御ユニット204へ送信する(S203)。監視制御ユニット204は、ラマン光増幅ユニット303からの報告信号608と光増幅ユニット102からの報告信号109とを受信した場合、光監視信号制御ユニット203が故障している状態で異常が発生したと判断し、光増幅ユニット205へ主信号送信停止命令を送信する(S204)。
【0052】
光増幅ユニット205は、主信号送信停止命令を受信した場合、主信号208の送信を停止する(S205)。ここで、光監視信号制御ユニット203は故障しているため、光監視信号制御ユニット203から光増幅ユニット205へ光監視信号207は送信されない。従って、光増幅ユニット205からラマン光増幅ユニット303への光信号の送信が停止する。
【0053】
一方、ラマン光増幅ユニット303においても主信号断検出用光706の生成が停止されている。従って、装置91から装置93への光信号の送信が停止する(S206)。
【0054】
装置91からの光信号の送信が停止された装置93において、ラマン光増幅ユニット308は、主信号断検出用光706を検出できないことから、報告信号609を監視制御ユニット404へ送信する。光監視信号制御ユニット407は、光監視信号207を検出できないことから、光監視信号207の通信断を示す報告信号405を監視制御ユニット404へ送信する。なお、励起光304の影響により、光増幅ユニット402が主信号208の通信断を検知できない場合、報告信号401は監視制御ユニット404へ送信されない。
【0055】
監視制御ユニット404は、ラマン光増幅ユニット308から報告信号609を受信すると共に光監視信号制御ユニット407から光監視信号207を検出できない旨を示す報告信号405を受信することにより(S207)、異常が発生したと判断し、ラマン光増幅ユニット308および光監視信号制御ユニット407へAPR処理命令を送信する(S208)。
【0056】
ラマン光増幅ユニット308は、APR処理命令を受信した場合、励起光304および主信号断検出用光709の生成を停止する。光監視信号制御ユニット407は、APR処理命令を受信した場合、APR情報が付加された光監視信号504と主信号送信停止命令とを光増幅ユニット509へ送信する(S209)。光増幅ユニット509が主信号送信停止命令を受信することにより、主信号507の送信が停止する(S210)。
【0057】
以上のように、ラマン光増幅ユニット303は、励起光607の影響を受けない波長を用いて生成されている主信号断検出用光709を監視している。そして、監視制御ユニット204は、ラマン光増幅ユニット303から報告信号608を受信すると共に光監視信号制御ユニット203から所定の時間を超えても報告信号201を受信できない場合、励起光607の生成を停止する。その後、監視制御ユニット204は、光増幅ユニット102から報告信号109をさらに受信した場合、主信号208の送信を停止する。これにより、装置93も主信号507の送信を停止する。従って、装置91の光監視信号制御ユニット203が故障している場合でも、主信号208、507の送信が停止され、APR制御が適切に行われる。
【0058】
次に、装置93の光監視信号制御ユニット407が故障している状態で、伝送路703の位置701において異常が発生した場合のAPR制御について、図5を用いて説明する。
【0059】
ここで、装置91の処理(図5のS301〜S305)は、図3のS101〜S105の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。すなわち、装置93の光監視信号制御ユニット407が故障している状態で伝送路703の位置701において異常が発生した場合、装置91から装置93へAPR情報が付加された光監視信号207が送信される。
【0060】
APR情報が付加された光監視信号207を受信した場合の装置93の動作について説明する。ラマン光増幅ユニット308は、主信号断検出用光709を検出できないことから、報告信号609を監視制御ユニット404に送信する。また、励起光304の影響により、光増幅ユニット402が主信号208の通信断を検知できない場合、報告信号401は監視制御ユニット404へ送信されない。さらに、光監視信号制御ユニット407は故障しているため、報告信号405および光監視信号504は送信されない。
【0061】
監視制御ユニット404は、ラマン光増幅ユニット308から報告信号609を受信すると共に光監視信号制御ユニット407から所定の時間を超えても報告信号405を受信できない場合(S306)、ラマン光増幅ユニット308へAPR処理命令を送信する。
【0062】
ラマン光増幅ユニット308はAPR処理命令を受信した場合、励起光304および主信号断検出用光709の生成を停止する(S307)。励起光304が停止されることにより、光増幅ユニット402が主信号208の通信断を検知し、報告信号401を監視制御ユニット404へ送信する(S308)。
【0063】
監視制御ユニット404は、ラマン光増幅ユニット308からの報告信号609と光増幅ユニット402からの報告信号401とを受信した場合、光監視信号制御ユニット407が故障している状態で異常が発生したと判断し、光増幅ユニット509へ主信号送信停止命令を送信する(S309)。光増幅ユニット509が主信号送信停止命令を受信することにより、主信号507の送信が停止される(S310)。
【0064】
以上のように、装置93の光監視信号制御ユニット407が故障している状態で伝送路703に異常が発生した場合、装置91から装置93へAPR情報が付加された光監視信号207が送信される。一方、装置93において、監視制御ユニット404は、ラマン光増幅ユニット308から報告信号609を受信すると共に光監視信号制御ユニット407から所定の時間を超えても報告信号405を受信できない場合、励起光304を停止する。その後、監視制御ユニット404は、光増幅ユニット402から報告信号401をさらに受信した場合、主信号507の送信を停止する。従って、装置93の光監視信号制御ユニット407が故障している場合でも、主信号208、507の送信が停止され、APR制御が適切に行われる。
【0065】
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態の変形例について説明する。第2の実施形態では、ラマン光増幅ユニット303、308が主信号断検出用光706、709を、光増幅ユニット102、402が主信号208、507を、光監視信号制御ユニット203、407が光監視信号207、504をそれぞれ監視した。
【0066】
しかし、これら3つの光信号を監視するユニットは上記に限定されない。例えば、光増幅ユニット102、402において、主信号断検出用光706、709と主信号208、507との両方を監視することもできる。この場合の光伝送システムのシステム構成図を図6に示す。
【0067】
図6に示した光伝送システム100Bにおいて、光増幅ユニット102B、402Bは、主信号507B、208Bを監視するための主信号検出部107B、403Bと、主信号断検出用光709B、706Bを監視するための主信号断検出用光受信部606B、306Bと、を備える。
【0068】
本実施形態に係る光伝送システム100Bにおいて、光増幅ユニット102B、402Bは、主信号断検出用光709B、706Bを検出できない場合に、ラマン光増幅ユニット303B、308Bにおける励起光607B、304Bの生成を停止することもできる。
【0069】
また、光監視信号207、504に、主信号断検出用光706、709の機能を含ませることもできる。この場合の光伝送システムのシステム構成図の一例を図7に示す。図7に示した光伝送システム100Cにおいて、光監視信号制御ユニット203C、407Cは、光監視信号用光源206C、406Cにおいて、励起光304C、607Cに影響されない波長を有すると共に主信号507C、208Cを送信停止するためのAPR情報が付加される光監視信号207C、504Cを生成する。
【0070】
一方、ラマン光増幅ユニット303C、308Cは、主信号断検出用光受信部606、306の代わりに、光監視信号207C、504Cを解析する監視信号検出部202D、408Dをそれぞれ備える。ラマン光増幅ユニット303C、308Cは、APR情報が付加されているか否かを報告する報告信号201D、405Dを所定の時間ごとに監視制御ユニット204C、404Cへ送信すると共に、光監視信号207C、504Cが検出できない場合、その旨を示す報告信号201D、405Dを監視制御ユニット204C、404Cへ送信する。
【0071】
図7に示した光伝送システム100Cにおいて、装置91Cの光監視信号制御ユニット203Cが故障している状態で伝送路703Cの位置701Cで異常が発生した場合のAPR制御について簡単に説明する。
【0072】
装置91Cのラマン光増幅ユニット303Cは、光監視信号504Cを検出できないことから報告信号201Dを監視制御ユニット204Cへ送信する。光監視信号制御ユニット203Cは故障しているため報告信号201Cおよび光監視信号207Cは送信されない。
【0073】
監視制御ユニット204Cは、ラマン光増幅ユニット303Cから報告信号201Dを受信すると共に光監視信号制御ユニット203Cから所定の時間を超えても報告信号201Cを受信できない場合、ラマン光増幅ユニット303Cにおける励起光607Cの生成を停止する。励起光607Cが停止されることにより、光増幅ユニット102Cが主信号507Cの通信断を検知し、監視制御ユニット204Cへ報告信号109Cを送信する。
【0074】
監視制御ユニット204Cは、報告信号109Cをさらに受信した場合、主信号208Cの送信を停止する。そして、装置91Cから装置93Cへの光信号の送信が停止される。装置91Cからの光信号の送信が停止されることにより、装置93CにおいてもAPR制御が行われ、主信号507Cの送信が停止される。
【0075】
一方、図7に示した光伝送システム100Cにおいて、装置93Cの光監視信号制御ユニット407Cが故障している状態で伝送路703Cの位置701Cで異常が発生した場合のAPR制御について簡単に説明する。
【0076】
この場合、装置91Cのラマン光増幅ユニット303Cおよび光監視信号制御ユニット203Cは、光監視信号504Cを検出できないことから、報告信号405D、405Cをそれぞれ監視制御ユニット204Cに送信する。監視制御ユニット204Cは、報告信号405D、405CDを受信した場合、ラマン光増幅ユニット303Cおよび光監視信号制御ユニット203CへAPR処理命令を送信する。これにより、主信号205Cの送信が停止され、APR情報が付加された主信号断検出用光706Cが装置93Cへ送信される。
【0077】
装置93Cにおいて、ラマン光増幅ユニット308Cは、装置91Cから受信した光監視信号207CにAPR情報が付加されていることから、APR情報有りについての報告信号405Dを監視制御ユニット404Cに送信する。光監視信号制御ユニット407Cは故障しているため、APR情報有りについての報告信号405C等は送信されない。
【0078】
監視制御ユニット404Cは、ラマン光増幅ユニット308CからAPR情報有りについての報告信号405Dを受信すると共に光監視信号制御ユニット407Cから所定の時間を超えても報告信号405Cを受信できない場合、ラマン光増幅ユニット308Cにおける励起光304Cの生成を停止する。そして、監視制御ユニット404Cは、光増幅ユニット402Cから報告信号401Cをさらに受信した場合、主信号507Cの送信を停止する。
【0079】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、これらは単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではない。本発明は、要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。例えば、上述した各実施形態における動作は、ハードウェア、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成によって実行することも可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムをコンピュータ内のメモリにインストールして実行することができる。さらに、上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限定されない。
【0080】
(付記1)ラマン光増幅による励起光を使用して光信号の伝送を行うにあたり、主信号と、前記励起光に影響されない波長の主信号断検知用光とを多重化して他の光伝送装置との間で送受信を行い、前記他の光伝送装置から送信されてくる主信号断検知用光を検出できない場合に、自装置が発する励起光を停止させる光伝送装置であって、前記他の光伝送装置又は自装置に備えられた前記主信号に多重化される光監視信号の送受信を制御する光監視信号制御手段に障害が発生したときに、前記他の光伝送装置から送信されてくる主信号の切断を検出した場合、前記他の光伝送装置へ送信する主信号の送信を停止する制御を行うとともに、前記他の光伝送装置へ送信する主信号断検知用光の送信を停止する制御を行うことを特徴とする光伝送装置。
【0081】
(付記2)前記光監視信号制御手段に加え、前記他の光伝送装置から送信されてくる主信号に対して光増幅を行う受信側光増幅手段と、前記他の光伝送装置へ送信する主信号に対して光増幅を行う送信側光増幅手段と、前記ラマン光増幅による励起光を送出するラマン光増幅手段と、少なくとも前記他の光伝送装置へ送信する主信号断検知用光の送信を停止する制御を行う監視制御手段と、を有し、前記受信側光増幅手段は、前記他の光伝送装置から送信されてくる主信号を検出する主信号検出部を備え、前記ラマン光増幅手段は、前記他の光伝送装置から送信されてくる主信号断検知用光を検出する主信号断検知用光受信部、及び、前記他の光伝送装置へ主信号断検知用光を送信する主信号断検知用光源部を備え、前記光監視信号制御手段は、前記他の光伝送装置から送信されてくる光監視信号を検出する監視信号検出部を備えたことを特徴とする付記1記載の光伝送装置。
【0082】
(付記3)前記主信号検出部による前記他の光伝送装置から送信されてくる主信号の切断の検出、及び、前記主信号断検知用光受信部による前記他の光伝送装置から送信されてくる主信号断検知用光の切断の検出、の少なくとも一方があり、かつ、自装置の前記光監視信号制御手段に障害が発生した場合、前記監視制御手段は、前記送信側光増幅手段に対して前記他の光伝送装置へ送信する主信号の送信を停止させる制御を行うとともに、前記主信号断検知用光源部に対して前記他の光伝送装置へ送信する主信号断検知用光の送信を停止させる制御を行うことを特徴とする付記2記載の光伝送装置。
【0083】
(付記4)前記主信号検出部による前記他の光伝送装置から送信されてくる主信号の切断の検出、及び、前記主信号断検知用光受信部による前記他の光伝送装置から送信されてくる主信号断検知用光の切断の検出、の少なくとも一方があり、かつ、自装置の前記光監視信号制御手段の前記監視信号検出部による前記他の光伝送装置から送信されてくる光監視信号の切断の検出があった場合、自装置の前記光監視信号制御手段は、前記送信側光増幅手段に対して前記他の光伝送装置へ送信する主信号の送信を停止させる制御を行うとともに、前記他の光伝送装置に対して主信号の送信の停止を命ずるための情報を含む光監視信号を前記他の光伝送装置へ送信し、前記監視制御手段は、前記主信号断検知用光源部に対して前記他の光伝送装置へ送信する主信号断検知用光の送信を停止させる制御を行うことを特徴とする付記2記載の光伝送装置。
【0084】
(付記5)前記主信号断検知用光受信部が、前記ラマン光増幅手段ではなく前記受信側光増幅手段に備えられ、前記主信号断検知用光源部が、前記ラマン光増幅手段ではなく前記送信側光増幅手段に備えられたことを特徴とする付記2から4のいずれか1つに記載の光伝送装置。
【0085】
(付記6)前記光監視信号が前記主信号断検知用光を兼ねた場合、前記ラマン光増幅手段には、前記主信号断検知用光源部及び前記主信号断検知用光受信部が備えられず、前記ラマン光増幅手段に備えられた前記監視信号検出部が前記主信号断検知用光受信部の代わりとして機能し、前記光監視信号制御手段が前記主信号断検知用光源部の代わりとして機能することを特徴とする付記2から5のいずれか1つに記載の光伝送装置。
【0086】
(付記7)付記1から6のいずれか1つに記載の光伝送装置を備えることを特徴とする光伝送システム。
【0087】
(付記8)ラマン光増幅による励起光を使用して光信号の伝送を行うにあたり、主信号と、前記励起光に影響されない波長の主信号断検知用光とを多重化して他装置との間で送受信を行い、前記他の光伝送装置から送信されてくる主信号断検知用光を検出できない場合に、自装置が発する励起光を停止させる装置が行う光伝送方法であって、前記他装置又は自装置に備えられた前記主信号に多重化される光監視信号の送受信を制御する光監視信号制御手段に障害が発生したときに、前記他装置から送信されてくる主信号の切断を検出した場合、前記他装置へ送信する主信号の送信を停止する制御を行うとともに、前記他装置へ送信する主信号断検知用光の送信を停止する制御を行うことを特徴とする光伝送方法。
【0088】
(付記9)ラマン光増幅による励起光を使用して光信号の伝送を行うにあたり、主信号と、前記励起光に影響されない波長の主信号断検知用光とを多重化して他装置との間で送受信を行い、前記他の光伝送装置から送信されてくる主信号断検知用光を検出できない場合に、自装置が発する励起光を停止させる装置に実行させるためのプログラムであって、前記他装置又は自装置に備えられた前記主信号に多重化される光監視信号の送受信を制御する光監視信号制御手段に障害が発生したときに、前記他装置から送信されてくる主信号の切断を検出した場合、前記他装置へ送信する主信号の送信を停止する制御処理と、前記他装置へ送信する主信号断検知用光の送信を停止する制御処理と、を実行させることを特徴とするプログラム。
【0089】
この出願は、2011年2月16日に出願された日本出願特願2011−031003を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【産業上の利用可能性】
【0090】
本発明は、ラマン効果を利用した光増幅手段によって双方向の光伝送を行うシステム、装置、方法及びプログラム全般に適用できる。
【符号の説明】
【0091】
10 光伝送装置
20 ラマン増幅手段
30 主信号光送信手段
40 通信断検知光監視手段
50 主信号光監視手段
60 光監視信号解析手段
70 制御手段
91、93 光伝送装置
102、402 光増幅ユニット
203、407 光監視信号制御ユニット
204、404 監視制御ユニット
205、509 光増幅ユニット
303、308 ラマン光増幅ユニット
703、707 伝送路
208、507 主信号
207、504 光監視信号
706、709 主信号断検出用光
304、607 励起光
107、403 主信号検出部
202、408 監視信号検出部
206、406 光監視信号用光源
305、604 主信号断検出用光源
306、606 主信号断検出用光受信部

Claims (10)

  1. 励起光を生成すると共に該励起光を用いて第2の主信号光を増幅して出力するラマン増幅手段と、
    第1の主信号光を送信する主信号光送信手段と、
    前記励起光に影響されない波長を有する通信断検知光を監視し、前記通信断検知光を検出できない場合に第1の信号を送信する通信断検知光監視手段と、
    前記第2の主信号光を監視し、前記第2の主信号光を検出できない場合に第2の信号を送信する主信号光監視手段と、
    光監視信号を解析し、前記解析結果を第3の信号として所定の時間に送信する光監視信号解析手段と、
    前記第1の信号を受信すると共に前記第2の信号を受信しない状態で、前記第3の信号を前記所定の時間を経過しても受信できない場合、前記ラマン増幅手段に前記励起光の生成を停止させ、前記励起光の生成を停止させた後においてさらに前記第2の信号を受信した場合、前記主信号光送信手段からの第1の主信号光の送信を停止する制御手段と、
    を備える光伝送装置。
  2. 所定の波長を有する第2の通信断検知光を生成して送信する通信断検知光出力手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1の信号を受信すると共に前記第2の信号を受信しない状態で、前記第3の信号を前記所定の時間を経過しても受信できない場合にさらに、前記通信断検知光出力手段からの前記第2の通信断検知光の送信を停止する、請求項1記載の光伝送装置。
  3. 前記光監視信号解析手段は、第2の主信号光に多重化されている光監視信号を解析すると共に、新たな光監視信号を生成して前記主信号光送信手段へ送信し、
    前記主信号光送信手段は、前記第1の主信号光に受信した光監視信号を多重化して送信する、請求項1または2記載の光伝送装置。
  4. 前記光監視信号は前記第1の主信号光の送信を停止するか否かの指示を含み、
    前記光監視信号解析手段は、前記光監視信号に前記主信号光の送信停止指示が含まれている場合、前記主信号光送信手段からの第1の主信号光の送信を停止する、請求項1記載の光伝送装置。
  5. 第2の光監視信号を生成して出力する光監視信号出力手段をさらに備え、
    前記光監視信号解析手段は、前記光監視信号が前記第1の主信号光の送信停止を指示している場合、前記光監視信号出力手段に前記第2の主信号光の送信停止を指示する前記第2の光監視信号を生成させる、
    請求項4記載の光伝送装置。
  6. 前記光監視信号解析手段は、前記光監視信号を検出できない場合に第4の信号を送信し、
    前記制御手段は、前記第1の信号、第2の信号または第4の信号のうち少なくとも2つを受信した場合、前記主信号光送信手段からの第1の主信号光の送信を停止する、
    請求項1乃至5のいずれか1項記載の光伝送装置。
  7. 前記光監視信号は前記励起光に影響されない波長を有し、
    前記通信断検知光監視手段は、前記通信断検知光を検出できない場合に第1の信号を送信する代わりに、前記光監視信号を検出できない場合に前記第1の信号を送信する、
    請求項1乃至6のいずれか1項記載の光伝送装置。
  8. 第1の伝送路を介して前記第2の主信号光を受信すると共に、第2の伝送路を介して前記第1の主信号光を送信する請求項1乃至7のいずれか1項記載の光伝送装置と、
    前記第2の伝送路を介して前記第1の主信号光を受信すると共に、前記第1の伝送路を介して前記第2の主信号光を送信する請求項1乃至7のいずれか1項記載の光伝送装置と、
    を備える光伝送システム。
  9. 励起光を生成すると共に該励起光を用いて前記光信号をラマン増幅し、
    第1の主信号光を送信し、
    前記励起光に影響されない波長を有する通信断検知光を監視し、前記通信断検知光を検出できない場合に第1の信号を送信し、
    第2の主信号光を検出できない場合に第2の信号を送信し、
    光監視信号を解析し、前記解析結果を第3の信号として所定の時間に送信し、
    前記第1の信号を受信すると共に前記第2の信号を受信しない状態で、前記第3の信号を前記所定の時間を経過しても受信できない場合、前記励起光の生成を停止し、前記励起光の生成を停止させた後においてさらに前記第2の信号を受信した場合、第1の主信号光の送信を停止する、
    光伝送方法。
  10. 励起光を生成すると共に該励起光を用いて前記光信号を増幅するラマン増幅手段を備えた光伝送装置のコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    第1の主信号光を送信する処理と、
    前記励起光に影響されない波長を有する通信断検知光を監視し、前記通信断検知光を検出できない場合に第1の信号を送信する処理と、
    第2の主信号光を検出できない場合に第2の信号を送信する処理と、
    光監視信号を解析し、前記解析結果を第3の信号として所定の時間に送信する処理と、
    前記第1の信号を受信すると共に前記第2の信号を受信しない状態で、前記第3の信号を前記所定の時間を経過しても受信できない場合、前記励起光の生成を停止し、前記励起光の生成を停止させた後においてさらに前記第2の信号を受信した場合、第1の主信号光の送信を停止する処理と、
    を前記光伝送装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2012557867A 2011-02-16 2012-01-20 光伝送装置、光伝送システム、光伝送方法およびプログラム Active JP5708665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012557867A JP5708665B2 (ja) 2011-02-16 2012-01-20 光伝送装置、光伝送システム、光伝送方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011031003 2011-02-16
JP2011031003 2011-02-16
PCT/JP2012/051729 WO2012111403A1 (ja) 2011-02-16 2012-01-20 光伝送装置、光伝送システム、光伝送方法およびプログラム
JP2012557867A JP5708665B2 (ja) 2011-02-16 2012-01-20 光伝送装置、光伝送システム、光伝送方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012111403A1 JPWO2012111403A1 (ja) 2014-07-03
JP5708665B2 true JP5708665B2 (ja) 2015-04-30

Family

ID=46672340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012557867A Active JP5708665B2 (ja) 2011-02-16 2012-01-20 光伝送装置、光伝送システム、光伝送方法およびプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8938165B2 (ja)
JP (1) JP5708665B2 (ja)
BR (1) BR112013020350A2 (ja)
WO (1) WO2012111403A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6075035B2 (ja) * 2012-11-29 2017-02-08 富士通株式会社 ラマン増幅器
US10819690B2 (en) * 2016-03-04 2020-10-27 Nec Corporation Communication device and communication method
WO2020261534A1 (ja) * 2019-06-28 2020-12-30 三菱電機株式会社 光通信装置
US11652545B2 (en) * 2020-11-24 2023-05-16 Ciena Corporation Avoiding fiber damage on non-supervisory optical fiber links
WO2022264208A1 (ja) * 2021-06-14 2022-12-22 日本電気株式会社 光伝送装置、光伝送方法及び記録媒体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000001081A1 (fr) * 1998-06-26 2000-01-06 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Systeme de relais d'amplification optique
JP2003218796A (ja) * 2002-01-21 2003-07-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光伝送システムおよび光遮断方法
JP2004193640A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Mitsubishi Electric Corp ラマン増幅器および光中継伝送システム
JP2006013676A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Nec Corp 光伝送システム、該システムに用いられる励起光源停止装置及び励起光源停止方法
US20110008051A1 (en) * 2009-07-10 2011-01-13 Miyaji Yousuke Optical communication apparatus and optical wavelength multiplexing transmission system

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6359708B1 (en) * 1997-09-18 2002-03-19 Lucent Technologies Inc. Optical transmission line automatic power reduction system
US6504630B1 (en) * 1998-12-04 2003-01-07 Lucent Technologies Inc. Automatic power shut-down arrangement for optical line systems
JP2000332695A (ja) 1999-05-24 2000-11-30 Nec Corp 光増幅中継器
JP2004297790A (ja) 2003-03-10 2004-10-21 Nec Corp 光ノード装置、光ネットワークシステムおよびその制御方法
JP5050646B2 (ja) 2007-05-17 2012-10-17 日本電気株式会社 光中継器および光伝送システム
JP5171426B2 (ja) 2008-06-20 2013-03-27 三菱電機株式会社 励起光源装置、光中継装置および光伝送システム
JP2010278493A (ja) 2009-05-26 2010-12-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光伝送システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000001081A1 (fr) * 1998-06-26 2000-01-06 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Systeme de relais d'amplification optique
JP2003218796A (ja) * 2002-01-21 2003-07-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光伝送システムおよび光遮断方法
JP2004193640A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Mitsubishi Electric Corp ラマン増幅器および光中継伝送システム
JP2006013676A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Nec Corp 光伝送システム、該システムに用いられる励起光源停止装置及び励起光源停止方法
US20110008051A1 (en) * 2009-07-10 2011-01-13 Miyaji Yousuke Optical communication apparatus and optical wavelength multiplexing transmission system

Also Published As

Publication number Publication date
BR112013020350A2 (pt) 2017-10-17
WO2012111403A1 (ja) 2012-08-23
JPWO2012111403A1 (ja) 2014-07-03
US8938165B2 (en) 2015-01-20
US20130322875A1 (en) 2013-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5708665B2 (ja) 光伝送装置、光伝送システム、光伝送方法およびプログラム
AU751913B2 (en) Optical amplification relay system
US8483560B2 (en) Optical communication apparatus and optical wavelength multiplexing transmission system
JP3779193B2 (ja) 光中継装置
US20090129770A1 (en) Light transmission device and method of setting light input break detection threshold value
JP2018007058A (ja) ネットワーク制御装置、光伝送システムおよび障害判定方法
US9264134B2 (en) Automatic laser shutdown and recovery in response to a link break
JP5012496B2 (ja) 光伝送装置および光伝送方法
US8989574B2 (en) Method and device for monitoring WDM signal light
EP3711196B1 (en) Integrated signal loss detection in raman amplified fiber spans or other fiber spans
JP2010004410A (ja) 励起光源装置、光中継装置および光伝送システム
JP2008288849A (ja) 障害検出装置および光伝送システム
WO2022264208A1 (ja) 光伝送装置、光伝送方法及び記録媒体
JP2015115675A (ja) 光伝送システム、光伝送方法、及び光伝送装置
WO2011118545A1 (ja) 光通信システム
JP5087430B2 (ja) 中継器、光伝送システム及びその切替方法
WO2015107658A1 (ja) 励起光源装置及び光伝送システム
JP2007221657A (ja) 光伝送システム、光伝送方法及び光受信装置
KR100890151B1 (ko) 광선로 절체 장치
RU2472289C1 (ru) Устройство оптической передачи и способ оптической передачи
JP2005311587A (ja) 送信装置の故障部位判定装置および故障部位判定方法
JP3670341B2 (ja) 光送信装置
US9209895B2 (en) Method of carrying out fast switching in optical communication networks
JP2001356066A (ja) 漏油検知装置および漏油検知方法
JP2012147176A (ja) 光送信器、光受信器、光送信方法、光受信方法及び光伝送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5708665

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150