JP5707536B2 - スロット付き光ファイバならびにスロット付き光ファイバのための方法および装置 - Google Patents

スロット付き光ファイバならびにスロット付き光ファイバのための方法および装置 Download PDF

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Description

周囲媒質の変化をセンシングするために光ファイバを使用することができる。温度、圧力、音、屈折率などのさまざまな要素の変化を測定または検出するために、光センサが使用されている。光センサは、媒質内の分析対象の存在を検出するために用いることもできる。多くの場合、これらの特性は、周囲に配置された光導波路に沿って光が伝搬する際に、その光の透過(または反射)スペクトルを監視することによって検出される。ある光ファイバは、取り囲んでいる周囲媒質にエバネッセント場によって浸透する光学モードにより、光導波路を伝搬する光の変化の検出に基づいて、エバネッセントセンサとして機能する。
上記の概要は例示でしかなく、限定することは全く意図していない。記載する例示の態様、実施形態、および特徴に加えて、さらなる態様、実施形態、および特徴が、図面および以下の詳細な説明を参照することによって明らかになろう。
本明細書に開示されたいくつかの実施形態は、第1の部分、第2の部分、および第1の部分と第2の部分との間に配置された少なくとも1つのスロットを含む光ファイバを含み、スロットは、光ファイバの長手方向軸に沿って延びる。いくつかの実施形態において、長手方向軸に対して垂直な光ファイバの断面は、約4μm以下の最大寸法を有する。いくつかの実施形態において、スロットは、約5nmから約500nmの幅と、少なくとも約10nmの深さとを有する。
いくつかの実施形態において、光ファイバは、光ファイバの長手方向軸に沿って延び、光ファイバの第1の部分に隣接する第1の面を含む。いくつかの実施形態において、光ファイバは、光ファイバの長手方向軸に沿って延び、光ファイバの第2の部分に隣接する第2の面を含む。いくつかの実施形態において、第1の面はほぼ平面である。いくつかの実施形態において、第2の面はほぼ平面である。
いくつかの実施形態において、第1の面は、光ファイバの外表面から光ファイバの内部領域まで、長手方向軸に対して垂直な軸に沿って延びる。いくつかの実施形態において、第2の面は、光ファイバの外表面から光ファイバの内部領域まで、長手方向軸に対して垂直な軸に沿って延びる。いくつかの実施形態において、第1の面と第2の面は概ね平行である。
いくつかの実施形態において、スロットは、第1の面と第2の面との間に延びる第3の面を含む。いくつかの実施形態において、第3の面は概ね平らである。
いくつかの実施形態において、第1の面と第3の面は、約30°から約150°の第1の角をなす。いくつかの実施形態において、第1の角は約90°である。いくつかの実施形態において、第2の面と第3の面は、約30°から約150°の第2の角をなす。いくつかの実施形態において、第2の角は約90°である。
いくつかの実施形態において、第1の面と第2の面が交わって頂点をなす。いくつかの実施形態において、第1の面と第2の面が、約15°から約120°の角をなす。いくつかの実施形態において、頂点は、光ファイバを二等分する面に沿って配置されている。いくつかの実施形態において、頂点は、光ファイバの中心軸の周りに位置する。
いくつかの実施形態において、光マイクロファイバの中心軸は、スロット内に少なくとも部分的に配置されている。いくつかの実施形態において、光ファイバは、光ファイバの長手方向軸に沿ったほぼ面対称の平面を有する。
いくつかの実施形態において、スロットは、少なくとも約50μmの長さを有する。いくつかの実施形態において、光ファイバの長さはスロットの長さよりも長い。いくつかの実施形態において、光ファイバは、少なくとも約50μmの長さを有する。
いくつかの実施形態において、光ファイバは、第3の部分と、第2の部分と第3の部分との間に配置された第2のスロットとを有する。いくつかの実施形態において、第2のスロットは、約5nmから約500nmの幅と、少なくとも約10nmの深さとを有する。いくつかの実施形態において、スロットの幅は、第2のスロットの幅とほぼ同じである。
いくつかの実施形態において、スロットの幅は、第2のスロットの幅とは異なる。いくつかの実施形態において、スロットの深さは、第2のスロットの深さとほぼ同じである。いくつかの実施形態において、スロットの深さは、第2のスロットの深さとは異なる。
いくつかの実施形態において、光ファイバは3つ以上のスロットを有する。
いくつかの実施形態において、光ファイバは、ポリマー、ケイ素、シリカ、またはそれらの組み合わせを含む。
いくつかの実施形態において、光ファイバは、1550nmの波長において約2dB/km以下の減衰係数を有する。
いくつかの実施形態において、光ファイバは、光ファイバの外表面に配置された複数の格子を含む。いくつかの実施形態において、格子は、光ファイバの長手方向軸に沿って、繰り返し間隔で配置されている。
本明細書に開示するいくつかの実施形態は、媒質の特性をセンシングする方法を含む。いくつかの実施形態において、方法は、媒質に隣接して配置される光ファイバを提供することと、光ファイバの第1の端から光ファイバの第2の端に、光ファイバを介して光を伝送することと、光ファイバからの光の少なくとも1つの特性を測定することとを含む。いくつかの実施形態において、光ファイバは、第1の部分、第2の部分、および第1の部分と第2の部分との間に配置された少なくとも1つのスロットを含む。いくつかの実施形態において、スロットは、光ファイバの長手方向軸に沿って延びる。いくつかの実施形態において、長手方向軸に対して垂直な光ファイバの断面は、約4μm以下の最大寸法を有する。いくつかの実施形態において、スロットは、約5nmから約500nmの幅を有する。いくつかの実施形態において、スロットは、少なくとも約10nmの深さを有する。
いくつかの実施形態において、光ファイバからの光の少なくとも1つの特性は、輝度、位相、または偏光である。いくつかの実施形態において、方法は、光ファイバからの光の少なくとも1つの特性を、媒質の少なくとも1つの特性に対応付けることを含む。いくつかの実施形態において、方法は、光ファイバからの光の少なくとも1つの特性の変化を、媒質の少なくとも1つの特性の変化に対応付けることを含む。
いくつかの実施形態において、媒質の少なくとも1つの特性は、媒質内の少なくとも1つの構成要素の温度、圧力、張力、屈折率、または濃度である。
本明細書に開示するいくつかの実施形態は、センシングデバイスを含む。いくつかの実施形態において、センシングデバイスは、光源と、光源からの光の少なくとも一部分を第1の端において受光し、光を第2の端に送出するように構成された光ファイバと、光ファイバの第2の端からの光の少なくとも一部分を受光し、光ファイバからの光の少なくとも1つの特性を測定するように構成された光検出器とを含む。いくつかの実施形態において、光ファイバは、第1の部分、第2の部分、および第1の部分と第2の部分との間に配置された少なくとも1つのスロットを含む。いくつかの実施形態において、スロットは、光ファイバの長手方向軸に沿って延びる。いくつかの実施形態において、長手方向軸に対して垂直な光ファイバの断面は、約4μm以下の最大寸法を有する。いくつかの実施形態において、スロットは、約5nmから約500nmの幅を有する。いくつかの実施形態において、スロットは、少なくとも約10nmの深さを有する。
いくつかの実施形態において、光ファイバからの光の少なくとも1つの特性は、輝度、位相、または偏光である。
いくつかの実施形態において、センシングデバイスは、光ファイバの透過の前に光を偏光させるように構成された偏光子を含む。
いくつかの実施形態において、センシングデバイスは、光源からの光を2つ以上のビームに分割するように構成されたスプリッタを含み、少なくとも1つのビームは、光ファイバを透過するようには構成されていない。
いくつかの実施形態において、センシングデバイスは、光検出器に結合され、光ファイバからの光の少なくとも1つの特性に対応する信号を受信するように構成されたプロセッサを含む。いくつかの実施形態において、プロセッサは、光ファイバからの光の少なくとも1つの特性を、光ファイバに隣接する媒質の少なくとも1つの特性に対応付けるように構成されている。いくつかの実施形態において、プロセッサは光源に結合されており、光源からの光の少なくとも1つの特性に対応する信号を送信および/または受信するように構成されている。
本開示の上記およびその他の特徴は、以下の説明および添付の特許請求の範囲を添付の図面と併せて参照すると、より明らかになる。これらの図面は、本開示によるいくつかの実施形態のみを描いたものであり、その範囲を限定するものとして解釈されるべきではないことが理解された上で、添付の図面を用いて本開示をさらに具体的かつ詳細に説明する。
本出願の範囲内にある光ファイバの例示的な実施形態を示す上面図である(原寸通りではない)。 本出願の範囲内にある光ファイバの例示的な実施形態を示す斜視図である(原寸通りではない)。 本出願の範囲内にある光ファイバの例示的な実施形態を示す断面図である(原寸通りではない)。 2つの面を備えるスロットを有する光ファイバの例示的な実施形態の断面を示す図である(原寸通りではない)。 湾曲面を備えるスロットを有する光ファイバの例示的な実施形態の断面を示す図である(原寸通りではない)。 2つのスロットを有する光ファイバの例示的な実施形態の断面を示す図である(原寸通りではない)。 対向する両側に2つのスロットを有する光ファイバの例示的な実施形態の断面を示す図である(原寸通りではない)。 4つのスロットを有し、4回の回転対称がある光ファイバの例示的な実施形態の断面を示す図である(原寸通りではない)。 さまざまなスロット付き光ファイバの複屈折対光ファイバの半径を示すグラフである。光ファイバ内のスロットは、50nmまたは100nmに固定し、スロットの深さは光ファイバの半径に等しいか、またはその半分とした。 光ファイバの半径に対する光ファイバの感度を示すグラフである。各ファイバのスロットの深さは、光ファイバの直径とほぼ同じにした。 半径を変化させたときのx偏光モードとy偏光モードの両方について、スロット付き光ファイバ(SOF)対スロット無し光ファイバ(NSOF)の感度の比率を示すグラフである。
以下の詳細な説明においては、本出願の一部をなす添付の図面を参照する。図面において、同様の記号は通常、文脈からそうでないことが明らかでない限り、同様の構成要素を識別する。詳細な説明に記載する例示的な実施形態、図面、および特許請求の範囲は、限定を意味するものではない。本明細書に提示する主題の趣旨または範囲を逸脱することなく、他の実施形態が使用されてもよく、他の変更がなされてもよい。全体が本明細書に記載され、図面に示される本開示の態様は、広範囲のさまざまな構成に配置、置換、結合、および設計することができ、そのすべてが明示的に企図されており、本開示の一部をなすことが容易に理解されよう。
本明細書に開示されるのは、光ファイバの長手方向軸に沿って延びる少なくとも1つのスロットを含む光ファイバである。光ファイバは、たとえば約2μm以下の半径を有していてもよい。スロットは、たとえば約5nmから約500nmの幅および少なくとも約10nmの深さを有していてもよい。光ファイバは、いくつかの実施形態において、媒質の1つまたは複数の特性のセンシングを向上させるために、広いエバネッセント場を作り出してもよい。光ファイバは、いくつかの実施形態において、媒質の1つまたは複数の特性のセンシングを向上させるために、大きい複屈折を作り出してもよい。
スロット付きのマイクロファイバ
本明細書に開示するいくつかの実施形態は、1つまたは複数のスロットを有する光ファイバを含む。図1Aは、本出願の範囲内にある光ファイバの一例の上面図を示す。光ファイバ100は、光ファイバ100の長手方向軸に沿って(たとえば、図1Aに示したx軸に沿って)延びるスロット110を有する。光ファイバ100は、長手方向軸に沿った長さLを有し得る。スロット110は、長手方向軸に沿って延びる長さLを有し得る。スロット110は、長手方向軸に対して垂直に(たとえば、図1Aに示したy軸に沿って)延びる幅Wも有し得る。光ファイバ100の長手方向軸に沿ったスロット付き部分112はスロット110を含み、光ファイバ100の第1のスロット無し部分114aおよび第2のスロット無し部分114bは、スロット110を含んでいない。図1Bは、スロット110を有する光ファイバ100の斜視図を示す。
図1Cは、光ファイバ100の長手方向軸に対して垂直な、光ファイバ100の中点の周りの断面図を示す。光ファイバ100は、半径Rをもつ円形の断面を有し得る。スロット110は、長手方向軸および幅Wの両方に対して垂直に(たとえば、図1Cに示したz軸に沿って)延びる深さdを有し得る。スロット110は、光ファイバ100の第1の部分120と第2の部分130との間に配置される。スロット110は、光ファイバ100の長手方向に沿ってそれぞれ延びる第1の面140、第2の面150、および第3の面160を有し得る。第1の面140と第3の面160は、第1の頂点170で交わって角θをなし、第2の面150と第3の面160は、第1の頂点180で交わって角θをなす。第1の面140は、光ファイバ100の外表面190から第1の頂点170まで延び、第2の面150は、光ファイバ100の外表面190から第2の頂点180まで延びる。
光ファイバ(たとえば、図1A〜Cに示した光ファイバ100)の形状および寸法は特に制限されず、たとえば所望のセンサ構成に基づいて選択されてもよい。たとえば、光ファイバの長さ(たとえば、図1A〜Cに示した光ファイバ100の長さL)は、センサの所望の感度などのさまざまな要因に応じて変化し得る。光ファイバの長さは、一般に任意の長さであってもよく、たとえば、少なくとも約50μm、少なくとも約75μm、少なくとも約100μm、少なくとも約250μm、または少なくとも約500μmであってもよい。光ファイバの長さは、たとえば、約1m以下、約10cm以下、約1cm以下、約5mm以下、約1mm以下、または約500μm以下であってもよい。いくつかの実施形態において、光ファイバは、少なくとも約50μmの長さを有していてもよい。いくつかの実施形態において、光ファイバは、約50μmから約1mの長さを有していてもよい。
本明細書では、「スロット無し断面」は、長手方向軸に対して垂直であり、スロットを含んでいない光ファイバの断面を指す(たとえば、図1A〜Bにおいて第1のスロット無し部分114aおよび第2のスロット無し部分114bで示してある)。スロット無し断面は、さまざまな形状を有することができ、特に制限はない。たとえば、スロット無し断面は、円形、楕円形、多角形などであってもよい。いくつかの実施形態において、この断面は円形である。いくつかの実施形態において、スロット無し断面は楕円形である。いくつかの実施形態において、スロット無し断面は、3辺以上(たとえば、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、またはそれ以上の辺)をもつ多角形である。いくつかの実施形態において、スロット無し断面には、2回、3回、4回、5回、6回、またはそれ以上の回数の回転対称があり得る。
スロット無し断面の最大寸法とスロット無し断面の最小寸法の比率は、たとえば、少なくとも約1:1、少なくとも約1.2:1、少なくとも約1.3:1、少なくとも約1.5:1、または少なくとも約2:1であってもよい。断面の最大寸法と断面の最小寸法の比率は、たとえば、約5:1以下、約3:1以下、約2:1以下、約1.5:1以下、約1.3:1以下、または約1.1:1以下であってもよい。いくつかの実施形態において、断面の最大寸法と断面の最小寸法の比率は約1:1から約5:1である。いくつかの実施形態において、断面の最大寸法と断面の最小寸法の比率は約1:1である。
光ファイバのスロット無し断面の最大寸法は、可変であってもよい。光ファイバのスロット無し断面の最大寸法は、たとえば、約4μm以下、約3.5μm以下、約3μm以下、約2.5μm以下、約2μm以下、約1.5μm以下、または約1μm以下であり得る。光ファイバのスロット無し断面の最大寸法は、たとえば、少なくとも約50nm、少なくとも約100nm、少なくとも約250nm、少なくとも約500nm、少なくとも約800nm、少なくとも約1μm、少なくとも約1.5μm、または少なくとも約2μmであり得る。いくつかの実施形態において、光ファイバのスロット無し断面の最大寸法は、約4μm以下である。いくつかの実施形態において、光ファイバのスロット無し断面の最大寸法は、約50nmから約4μmである。
スロット無し断面は、いくつかの実施形態において、スロットのない部分において長手方向軸に沿ってほぼ同一であってもよい。たとえば、スロット無し断面は、光ファイバの長さに沿って一定の半径(たとえば、約1μmの半径)を有する円であってもよい。いくつかの実施形態において、スロット無し断面の最大寸法(または直径)は、光ファイバに沿ったスロット無し断面の最大寸法の平均から約25%未満のずれ(または約10%未満のずれ)を有し得る。いくつかの実施形態において、スロット無し断面の面積は、光ファイバのスロット無し断面に沿ってほぼ同じであり得る。たとえば、スロット無し断面の面積は、光ファイバに沿ったスロット無し断面の平均面積から約25%未満のずれ(または約10%未満のずれ)を有し得る。
本明細書では、「スロット付き断面」は、長手方向軸に対して垂直であり、スロットを含む光ファイバの断面を指す(たとえば、図1A〜Bにおいてスロット付き部分112で示してある)。スロット付き断面の形状も特に制限されていない。いくつかの実施形態において、スロット付き断面の形状は、スロット無し断面の形状と一致する。すなわち、スロット付き断面とスロット無し断面との形状の差は、スロットによる。一例として、スロット無し断面は、直径が約2μmの円形の断面を有することができ、スロット付き断面は、直径が2μmで、内部にスロットが形成された円であることができる。いくつかの実施形態において、スロット付き断面は、円、楕円、多角形などの中に形成されたスロットを有していてもよい。いくつかの実施形態において、スロット付き断面は、円の内側に向けて形成されたスロットを有する。いくつかの実施形態において、断面は、楕円の内側に向けて形成されたスロットを有する。いくつかの実施形態において、スロット付き断面は、3辺以上(たとえば、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20辺)をもつ多角形の内側に向けて形成されたスロットを有する。いくつかの実施形態において、スロット付き断面には、2回、3回、4回、5回、6回、またはそれ以上の回数の回転対称があり得る。
光ファイバのスロット付き断面の最大寸法は、可変であってもよい。光ファイバのスロット付き断面の最大寸法は、たとえば、約4μm以下、約3.5μm以下、約3μm以下、約2.5μm以下、約2μm以下、約1.5μm以下、または約1μm以下であり得る。光ファイバのスロット付き断面の最大寸法は、たとえば、少なくとも約50nm、少なくとも約100nm、少なくとも約250nm、少なくとも約500nm、少なくとも約800nm、少なくとも約1μm、少なくとも約1.5μm、または少なくとも約2μmであり得る。いくつかの実施形態において、光ファイバのスロット付き断面の最大寸法は、約4μm以下である。いくつかの実施形態において、光ファイバのスロット付き断面の最大寸法は、約50nmから約4μmである。いくつかの実施形態において、スロット付き断面の最大寸法は、スロット無し断面の最大寸法とほぼ同じである。
本明細書では、明白に別段の定めがない限り、光ファイバの「半径」は、光ファイバの断面の最大寸法の1/2である。一例として、断面は、約3μmの最大寸法を有し、したがって、約1.5μmの半径を有する円であってもよい。
光ファイバ内に配置されたスロットの形状は特に制限されず、光ファイバの所望の特性に応じて変わり得る。いくつかの実施形態において、形状および寸法は、スロットが光の導波路として機能するのに効果的なものである。スロットの形状は、たとえば、それぞれが光ファイバの長手方向軸に沿って延びる1つまたは複数の面(たとえば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、またはそれ以上の面)によって画定されてもよい。
1つまたは複数の面は、平坦面、湾曲面、またはその組み合わせであり得る。いくつかの実施形態において、スロットは、2つ以上の平坦面によって境界を定められる。いくつかの実施形態において、スロットは、光ファイバの外表面から光ファイバの内部領域に延びる第1の面を備える。いくつかの実施形態において、スロットは、光ファイバの外表面から光ファイバの内部領域に延びる第2の面を備える。
いくつかの実施形態において、スロットは、少なくとも2つの面を備える。いくつかの実施形態において、第1の面と第2の面は頂点で交わる。いくつかの実施形態において、第1の面と第2の面は約12°から約120°の角をなす。第1の面と第2の面との間の角の非限定的な例としては、約12°、約30°、約60°、約90°、約120°、またはこれらの値のうちの任意の2つの間である範囲が挙げられる。
図2は、2つの面を含むスロットを有する光ファイバの一例である。光ファイバ200は、頂点240で交わって角θをなす第1の面220と第2の面230とを含むスロット210を有する。第1の面220と第2の面230の両方は、光ファイバ200の長手方向軸に沿って(たとえば、図2に示したx軸に沿って)延びる。第1の面220は、光ファイバ200の外表面235から頂点240に延び、第2の面230は、光ファイバ200の外表面235から頂点240に延びる。スロット210はまた、第1の部分250と第2の部分260との間に配置されている。スロット210は、長手方向軸と幅Wの両方に対して垂直に(たとえば、図2に示したz軸に沿って)延びる深さdを有し得る。いくつかの実施形態において、角θは、約12°から約120°であり得る。角θの非限定的な例としては、約12°、約30°、約60°、約90°、約120°、またはこれらの値のうちの任意の2つの間である範囲が挙げられる。
いくつかの実施形態において、スロットは、第1の面との頂点を形成する第3の面を含む。第1の面および第3の面は、たとえば、約30°から約150°の角をなしてもよい。第1の面と第3の面との間の角の他の非限定的な例としては、約30°、約60°、約90°、約120°、約150°、またはこれらの値のうちの任意の2つの間である範囲が挙げられる。いくつかの実施形態において、第3の面は、第2の面との間で頂点を形成する。第2の面および第3の面は、たとえば、約30°から約150°の角をなしてもよい。第2の面と第3の面との間の角の他の非限定的な例としては、約30°、約60°、約90°、約120°、約150°、またはこれらの値のうちの任意の2つの間である範囲が挙げられる。いくつかの実施形態において、第1の面と第3の面との間の角は、第2の面と第3の面との間の角とほぼ同じである。いくつかの実施形態において、第1の面と第2の面は概ね平行である。
図1A〜Cを参照すると、光ファイバ100は、3つの面を有する光ファイバの一例である。スロット110は、3つの面、すなわち、第1の面140、第2の面150、および第3の面160を含む。第1の面140と第3の面160は、第1の頂点170で交わって角θをなし、第2の面150と第3の面160は、第1の頂点180で交わって角θをなす。いくつかの実施形態において、角θは、約30°から約150°であり得る。角θの非限定的な例としては、約30°、約60°、約90°、約120°、約150°、またはこれらの値のうちの任意の2つの間である範囲が挙げられる。いくつかの実施形態において、角θは、約30°から約150°であり得る。角θの非限定的な例としては、約30°、約60°、約90°、約120°、約150°、またはこれらの値のうちの任意の2つの間である範囲が挙げられる。いくつかの実施形態において、θとθはほぼ同じか、または同じである。たとえば、θおよびθはともに約90°であってもよい。
いくつかの実施形態において、スロットは、1つまたは複数の湾曲面によって境界を定められる。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の湾曲面は、光ファイバの外表面から光ファイバの内部領域に延びていてもよい。いくつかの実施形態において、スロットは、光ファイバの外表面の第1の位置から光ファイバの外表面の第2の位置まで延びてスロットをなす1つの湾曲面を含む。
図3は、湾曲面を備えるスロットを有する光ファイバの一例である。光ファイバ300は、スロット310の境界を定め、光ファイバ300の長手方向軸に沿って(たとえば、図3に示したx軸に沿って)延びる「U」字形の面320を備えるスロット310を有する。スロット310はまた、第1の部分330と第2の部分340との間に配置されている。「U」字形の面320はまた、光ファイバ300の外表面350上の2つの位置の間に延びている。スロット310は、長手方向軸と幅「W」の両方に対して垂直に(たとえば、図3に示したz軸に沿って)延びる深さ「d」を有し得る。図3は湾曲面を備えるスロットの一例を示すが、多くの他の湾曲面が可能であり、かつ本出願の範囲内にある。
スロットの深さは、光ファイバの特性を変化させるために可変であってもよい(たとえば、図1Cに示した深さd)。いずれの特定の理論にも縛られないが、深さを大きくすることで、光の複屈折およびエバネッセント場を増すことができると考えられている。深さは、たとえば、少なくとも約10nm、少なくとも約50nm、少なくとも約100nm、少なくとも約250nm、少なくとも約500nm、少なくとも約750nm、少なくとも約1μm、少なくとも約1.5μm、少なくとも約2μm、少なくとも約2.5μm、少なくとも約3μm、または少なくとも約3μmであり得る。深さは、たとえば、約4μm以下、約3.5μm以下、約3μm以下、約2.5μm以下、約2μm以下、約1.5μm以下、または約1μm以下であり得る。いくつかの実施形態において、深さは約10nmから約4nmである。
深さはまた、光ファイバの断面の最大寸法(または直径)を基準として構成されてもよい。一例として、光ファイバは、2μmの直径と、深さが1μmのスロットとを有していてもよい。したがって、深さは、光ファイバの断面の最大寸法の50%になるはずである。深さは、たとえば、最大寸法の少なくとも約1%、最大寸法の少なくとも約10%、最大寸法の少なくとも約20%、最大寸法の少なくとも約30%、最大寸法の少なくとも約40%、最大寸法の少なくとも約50%、最大寸法の少なくとも約60%、および最大寸法の少なくとも約70%であり得る。深さはまた、たとえば、最大寸法の約99%以下、最大寸法の約90%以下、最大寸法の約80%以下、最大寸法の約70%以下、最大寸法の約60%以下、または最大寸法の約50%以下であり得る。いくつかの実施形態において、深さは、光ファイバの断面の最大寸法の約1%から約99%である。いくつかの実施形態において、深さは、光ファイバの断面の最大寸法未満である。
スロットの幅はまた、光ファイバの特性を変化させるために可変であってもよい(たとえば、図1Cに示した幅W)。いずれの特定の理論にも縛られないが、幅を調整することで、光の複屈折およびエバネッセント場を増すことができると考えられている。幅は、たとえば、少なくとも約5nm、少なくとも約10nm、少なくとも約25nm、少なくとも約50nm、少なくとも約100nm、少なくとも約200nm、少なくとも約250nm、少なくとも約300nm、または少なくとも約400nmであり得る。幅は、たとえば、約500nm以下、約450nm以下、約400nm以下、約300nm以下、約250nm以下、約200nm以下または約100nm以下であり得る。いくつかの実施形態において、幅は約5nmから約500nmである。
幅はまた、光ファイバの断面の最大寸法(または直径)を基準として構成されてもよい。一例として、光ファイバは、2μmの直径と、幅が500nmのスロットとを有していてもよい。幅は、光ファイバの断面の最大寸法の25%になるはずである。幅は、たとえば、最大寸法の少なくとも約0.1%、最大寸法の少なくとも約0.5%、最大寸法の少なくとも約1%、最大寸法の少なくとも約5%、最大寸法の少なくとも約10%、最大寸法の少なくとも約15%、最大寸法の少なくとも約20%、または最大寸法の少なくとも約25%であり得る。幅は、たとえば、最大寸法の約99%以下、最大寸法の約90%以下、最大寸法の約70%以下、最大寸法の約50%以下、最大寸法の約40%以下、または最大寸法の約30%以下であり得る。いくつかの実施形態において、幅は、光ファイバの断面の最大寸法の約1%から約99%である。いくつかの実施形態において、幅は、光ファイバの断面の最大寸法未満である。
幅はまた、スロットの深さを基準として構成されていてもよい。一例として、スロットは、100nmの幅および500nmの深さを有していてもよく、したがって、幅は深さの20%である。幅は、たとえば、深さの少なくとも約1%、深さの少なくとも約10%、深さの少なくとも約20%、深さの少なくとも約30%、深さの少なくとも約40%、深さの少なくとも約50%、深さの少なくとも約60%、および深さの少なくとも約70%であり得る。幅はまた、たとえば、深さの約99%以下、深さの約90%以下、深さの約80%以下、深さの約70%以下、深さの約60%以下、または深さの約50%以下であり得る。いくつかの実施形態において、幅は、スロットの深さの約1%から約99%である。いくつかの実施形態において、幅はスロットの深さ未満である。
スロットの長さは特に制限されず、光ファイバの長さまでの任意の値を取り得る。スロットの長さは、たとえば、少なくとも約50μm、少なくとも約100μm、少なくとも約150μm、少なくとも約200μm、少なくとも約250μm、少なくとも約300μm、または少なくとも約1mmであり得る。スロットの長さは、たとえば、約1m以下、約50cm以下、約10cm以下、約1cm以下、約5mm以下、約1mm以下、または500μmであり得る。いくつかの実施形態において、スロットの長さは、約50μmから約1mである。いくつかの実施形態において、スロットの長さは光ファイバの長さ未満である。
いくつかの実施形態において、スロットの形状および寸法は、スロットの長さに沿ってほぼ同じであってもよい。たとえば、スロットは、幅、深さ、θ、およびθがスロットの長さに沿って(たとえば、図1A〜Bに示した光ファイバ100の長さLに沿って)すべて一定である図1A〜Cに示したように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、光ファイバの長手方向軸に対して垂直なスロットの断面積は、スロットの長さに沿ってほぼ同じであり得る。たとえば、光ファイバの長手方向軸に対して垂直なスロットの断面積は、その長さに沿ったスロットの平均断面積から約25%のずれ(または約10%未満のずれ)を有し得る。いくつかの実施形態において、光ファイバのスロット付き断面の面積は、スロットの長さに沿ってほぼ同じであり得る。たとえば、スロット付き断面の面積は、スロットの長さに沿ったスロット付き断面の平均面積から約25%未満のずれ(または約10%未満のずれ)を有し得る。
光ファイバ内のスロットの相対的な位置は格別限定されてはいない。いくつかの実施形態において、スロットの部分は、光ファイバの長さに沿った中点の周りに位置する(たとえば、スロット110の部分が、図1A〜Bに示したスロット110の長さに沿った中点に位置する)。いくつかの実施形態において、スロットは、光ファイバの断面内の中心に配置されていてもよい。したがって、スロット付き断面は、たとえば、長手方向軸に沿って延び、スロット付き断面の中心を通る少なくとも1つの面がスロットを相等しい部分に二等分するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、スロット付き断面は、光ファイバの長手方向軸に沿って延びる少なくとも1つの面対称の平面を備える。いくつかの実施形態において、スロットは、スロット付き断面の中心を含む。たとえば、深さdと幅Wの両方が、光ファイバ断面の中心がスロット内にあるように、図1Cに示した半径Rよりも長くなり得る。
光ファイバのいくつかの実施形態は、マイクロファイバ内に2つ以上のスロット(たとえば、2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のスロット)を含み得る。2つ以上のスロットは、ほぼ同じ形状であってもよく、同じ形状であってもよく、異なる形状であってもよい。いくつかの実施形態において、2つ以上のスロットは、ほぼ同じ寸法を有する。いくつかの実施形態において、2つ以上のスロットは、異なる寸法を有する。図4は、2つのスロットを有する光ファイバの一例の断面である。光ファイバ400は、深さがdで幅がWの第1のスロット410を含む。光ファイバ400は、深さがdで幅がWの第2のスロット420も含む。第1のスロット410は、光ファイバの第1の部分430と第2の部分440との間に配置される。第2のスロット420は、光ファイバの第2の部分440と第3の部分450との間に配置される。第1のスロット410と第2のスロット420は、距離δだけ離すことができる。距離δは、たとえば、少なくとも約10nm、少なくとも約25nm、少なくとも約50nm、少なくとも約100nm、少なくとも約250nm、少なくとも約500nm、または少なくとも約1μmであり得る。
いくつかの実施形態において、光ファイバは、光ファイバの対向する両側に2つのスロットを含み得る。図5は、対向する両側に2つのスロットを有する光ファイバの一例の断面である。光ファイバ500は、深さがdで幅がWの第1のスロット510を含む。光ファイバ500は、深さがdで幅がWの第2のスロット520も含む。第1のスロット510は、光ファイバ500の第1の部分530と第2の部分540との間に配置される。第2のスロット520は、光ファイバ500の第3の部分550と第4の部分560との間に配置される。第1のスロット410と第2のスロット420は、距離δだけ離すことができる。距離δは、たとえば、少なくとも約10nm、少なくとも約25nm、少なくとも約50nm、少なくとも約100nm、少なくとも約250nm、少なくとも約500nm、または少なくとも約1μmであり得る。第1のスロット510および第2のスロット520の寸法および位置は、いくつかの実施形態において、スロット付き断面に2回の回転対称があるように構成されてもよい。
2回、3回、4回、5回、6回、またはそれ以上の回転対称があるさまざまな他の構成が使用できる。図6は、4つのスロットを有し、4回対称の光ファイバの一例の断面である。光ファイバ600は、第1のスロット610、第2のスロット620、第3のスロット630、および第4のスロット640を含む。第1のスロット610は、光ファイバの第1の部分650と第2の部分660との間に配置される。第2のスロット620は、光ファイバの第2の部分660と第3の部分670との間に配置される。第3のスロット630は、光ファイバの第3の部分670と第4の部分680との間に配置される。第4のスロット640は、光ファイバの第4の部分680と第1の部分650との間に配置される。回転対称となる多くの他の構成が使用でき、それらの構成は、本出願の教示によって指針を示された当業者には容易に明らかになるものである。
いくつかの実施形態において、光ファイバのスロット付き断面は2回対称であるか、または回転対称でない。いくつかの実施形態において、光ファイバのスロット付き断面には回転対称でない。回転対称が2回以下のスロット付き断面を設けることによって、スロット付き光ファイバは、増加した複屈折特性を示すことがある。すでに検討したように、複屈折は、媒質の1つまたは複数の特性の変化を検出するために、さまざまなセンシング用途に使用できる。
光ファイバは、一般に光ファイバに、特にセンシング用途の光ファイバに使用される従来の材料から作製することができる。材料は、透明な材料であり得る。いくつかの実施形態において、透明な材料は、光ファイバが光を透過させるように選択され、処理され得る。透明な材料には、たとえば、ガラス(たとえば、シリカ)、ケイ素、ポリマーなどが挙げられる。いくつかの実施形態において、光ファイバは、約1550nmの波長において約2dB/km以下の減衰係数を有する。いくつかの実施形態において、光ファイバは、約1550nmの波長において約1dB/km以下の減衰係数を有する。いくつかの実施形態において、光ファイバは、約1550nmの波長において約0.5dB/km以下の減衰係数を有する。
いくつかの実施形態において、光ファイバは、光ファイバの両端を介して光を受光するか、または送出するために、光ファイバの一端または両端にテーパ付きの光結合器を備えることができる。
いくつかの実施形態において、光ファイバは、外表面にファイバブラッググレーティングを含むこともできる。ファイバブラッググレーティングは、たとえば、温度または歪みの変化を検出するために使用することができる。いずれの特定の理論にも縛られないが、温度または歪みの変化が、格子の間隔および光ファイバの複屈折に影響する可能性があり、それが今度は、光ファイバを透過するか、または光ファイバに反射される光の特性(たとえば、透過光の極性および波長)に影響することがあると考えられている。ファイバブラッググレーティングは、繰り返し間隔(repeating intervals)で配置された2つ以上の格子(たとえば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上の格子)を含み得る。繰り返し間隔は、光ファイバを透過する光の波長とほぼ同じ長さであってもよい。たとえば、繰り返し間隔は、約400nmから約2000nmであり得る。繰り返し間隔の非限定的な例としては、約400nm、約500nm、約600nm、約700nm、約800nm、約900nm、約1000nm、約1100nm、約1200nm、約1300nm、約1400nm、約1500nm、約1600nm、約1700nm、約1800nm、約1900nm、約2000nm、またはこれらの値のうちの任意の2つの間である範囲が挙げられる。格子は、紫外光によって格子を刻み込むなどの標準的な方法を使用して作成することができる。
いくつかの実施形態において、光ファイバは、外表面にファイバブラッググレーティングを含むこともできる。ファイバブラッググレーティングは、たとえば、温度または歪みの変化を検出するために使用することができる。いずれの特定の理論にも縛られないが、温度または歪みの変化が、格子の間隔および光ファイバの複屈折に影響する可能性があり、それが今度は、光ファイバを透過するか、または光ファイバに反射される光の特性(たとえば、透過光の極性および波長)に影響することがあると考えられている。ファイバブラッググレーティングは、繰り返し間隔で配置された2つ以上の格子(たとえば、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上の格子)を含み得る。繰り返し間隔は、光ファイバを透過する光の波長とほぼ同じ長さであってもよい。たとえば、繰り返し間隔は、約400nmから約2000nmであり得る。繰り返し間隔の非限定的な例としては、約400nm、約500nm、約600nm、約700nm、約800nm、約900nm、約1000nm、約1100nm、約1200nm、約1300nm、約1400nm、約1500nm、約1600nm、約1700nm、約1800nm、約1900nm、約2000nm、またはこれらの値のうちの任意の2つの間である範囲が挙げられる。格子は、紫外光によって格子を刻み込むなどの標準的な方法を使用して作成することができる。
いくつかの実施形態において、光ファイバは、光ファイバの外表面上に受容器または結合部を含み得る。受容器または結合部は、周囲媒質における分析対象に結合することができ、それが今度は、光ファイバの外表面の光学的性質を変化させる。光ファイバを透過する光スペクトルは、この変化(たとえば、透過するある波長の輝度)によって修正され、周囲における分析対象の存在(または濃度)に対応付けられてもよい。一例として、光ファイバは、1種または複数のタンパク質に対して親和性をもつ抗体を有していてもよい。光ファイバを透過する光のスペクトルに対する変化は、1つまたは複数のタンパク質の濃度に対応付けられてもよい。多くの受容器および結合部は当技術分野でよく知られており、本出願の光ファイバとともに容易に使用することができる。
光ファイバは、当業者に知られている従来の技術を使用して作製されてもよい。光ファイバは、たとえば、熱と絞り加工(heat−and−drawing)の技術で、標準的な単一のモードファイバにテーパをつけることによって得ることができる。この技術の一例がBrambill,G.らの「Ultra−low−loss optical fiber nanotapes」、Optics Express vol.12、pp.2258〜2263(2004)に開示されている。次いで、スロットが、集束イオンビーム切削や遠紫外線リソグラフィなどの微細加工技術によって、光ファイバ内に形成され得る。Kou J.らの「Microfiber−probe−based ultrasmall interferometric sensor」、Optics Letters vol.vol.35、pp.2308〜2310(2010)およびKou J.らの「Miniaturized fiber taper interferometer for high temperature measurement」、Optics Express vol.18、pp.14245〜14250(2010)は、マイクロファイバ内に1つまたは複数のスロットを形成するために使用できる処理を開示する刊行物の一部の例である。スロット付き光ファイバを作製するためにさまざまな他の方法が使用されてもよく、本出願はいずれの特定の方法にも制限されない。
スロット付き光ファイバを使用する方法
本明細書に開示されたいくつかの実施形態は、スロット付き光ファイバを使用する方法を含む。この方法は、本出願において開示されたスロット付き光ファイバのいずれかを使用することができる。たとえば、図1〜6に示したスロット付き光ファイバのいずれかが使用されてもよい。スロット付き光ファイバは、媒質の1つまたは複数の特性をセンシングするために、媒質に隣接または接触するように配置され得る。たとえば、この方法は、媒質における少なくとも1つの構成要素の温度、圧力、張力、屈折率、または濃度から選択される、媒質の1つまたは複数の特性を検出するために使用できる。媒質は特に制限されず、たとえば、流体、気体、液体、固体、水溶液、有機溶液、空気などであってもよい。
いくつかの実施形態において、媒質は、輪または円盤などの共振器であり得る。光ファイバは、たとえば、共振器の周りに2回以上巻かれていてもよい。共振器は、異なる材料に接触したときに屈折率の変化を示すことがある。米国特許出願公開第2011/0075963号は、光ファイバとともに使用できる共振器のいくつかの例を開示している。いくつかの実施形態において、共振器は、試料媒質を入れるための1つまたは複数のチャネルまたは貯蔵部を有する。光ファイバを透過する光の1つまたは複数の特性に対する変化が、チャネル(複数可)または貯蔵部(複数可)内に用意された試料媒質によって測定または検出できる。
いくつかの実施形態において、この方法は、光ファイバの第1の端から光の第2の端に、光ファイバを介して光を伝送することと、光ファイバからの光の少なくとも1つの特性を測定することとを含み得る。光の特性は、たとえば、輝度、位相、または偏光であり得る。これらの特性は、1つまたは複数の波長において測定され得る。たとえば、850nmでの輝度が測定され、媒質の1つまたは複数の特性に対する変化に対応付けられ得る。別の例として、輝度が、光のスペクトル全体の複数の波長(たとえば、少なくとも2つ、少なくとも5つ、少なくとも10、少なくとも20、少なくとも50、またはそれ以上の波長)について測定され、複数の波長の輝度(または相対輝度)に対する変化が、媒質の少なくとも1つの特性に対応付けられてもよい。測定は、1つまたは複数の個々の波長において、または複数波長の範囲にわたって実施され得る。光の1つまたは複数の特性は、たとえば、標準的な光センサ解析器(optical sensor analyzer)(OSA)を使用して測定され得る。
光ファイバからの光の測定される波長は、一般に、たとえば約400nmから約2000nmの任意の波長であり得る。測定される波長の非限定的な例としては、約400nm、約500nm、約600nm、約700nm、約800nm、約900nm、約1000nm、約1100nm、約1200nm、約1300nm、約1400nm、約1500nm、約1600nm、約1700nm、約1800nm、約1900nm、約2000nm、またはこれらの値のうちの任意の2つの間である範囲が挙げられる。
いくつかの実施形態において、光ファイバを透過する光は、光の1つまたは複数の特性を測定する前に、1つまたは複数の他の光源に結合されてもよい。たとえば、光ファイバを透過する光は、光ファイバを透過しない参照光に重畳されてもよい。光の特性(たとえば、偏光)は、参照光(たとえば、偏光干渉(polarimetric interference))を基準として測定されてもよい。
いくつかの実施形態において、1つまたは複数の波長において光ファイバを透過する光の輝度に対する変化が、媒質の1つまたは複数の特性に対応付けられ得る。いずれの特定の理論にも縛られないが、媒質の特性は、たとえば、媒質によるエバネッセント波の吸収に対応付けられてもよい。吸収が生じる光の波長(または共振)は、光ファイバを透過する光の輝度に対する変化によって観察できる。一方、媒質が吸収する光の輝度または波長に対する変化は、媒質における少なくとも1つの構成要素の温度、圧力、張力、屈折率、または濃度などの、媒質のさまざまな特性に対する変化と対応付けられてもよい。本出願は、光ファイバ内にスロットを有することで、エバネッセント場を増すことができ、それによって媒質の変化に対する感度を高められることの恩恵を受けている。
いくつかの実施形態において、1つまたは複数の波長において光ファイバを透過する光の偏光に対する変化が、媒質の1つまたは複数の特性に対応付けられ得る。いずれの特定の理論にも縛られないが、媒質の特性は、たとえば、光ファイバを透過する光の偏光に対する変化(たとえば、複屈折)に対応付けられてもよい。光の極性は、たとえば、媒質における温度、圧力、または歪みによって変化することがあり、これが光ファイバの複屈折特性を変化させる。本出願は、光ファイバ内にスロットを含むことで、光ファイバの複屈折特性を増すことができ、それによって媒質の変化に対する感度を高められることの恩恵を受けている。
光ファイバを透過する光は特に限定されず、特定の用途に基づいて選択され得る。光は、約400nmから約2000nmのピーク発光の少なくとも1つの波長を有していてもよい。ピーク発光の波長の非限定的な例としては、約400nm、約500nm、約600nm、約700nm、約800nm、約900nm、約1000nm、約1100nm、約1200nm、約1300nm、約1400nm、約1500nm、約1600nm、約1700nm、約1800nm、約1900nm、約2000nm、またはこれらの値のうちの任意の2つの間である範囲が挙げられる。光は、たとえば、半導体光源または広帯域光源などの市販されている光源を使用して発生させられてもよい。光は、光ファイバの透過の前に、場合により、偏光させられるか、またはフィルタリングされてもよい。いくつかの実施形態において、測定された波長のうちの少なくとも1つが、光ファイバを透過する光に対するピーク発光の波長のうちの1つとほぼ同じである。
スロット付き光ファイバを備えるセンシングデバイス
本明細書に開示されたいくつかの実施形態は、1つまたは複数のスロット付き光ファイバを有するセンシングデバイスを含む。スロット付き光ファイバは、本出願に開示された光ファイバのいずれかであり得る。たとえば、図1〜6に示したスロット付き光ファイバのいずれかが使用されてもよい。いくつかの実施形態において、センシングデバイスは、光源、スロット付き光ファイバ、および光検出器を含む。光ファイバは、光源からの光の少なくとも一部分を第1の端で受光し、光ファイバの第2の端に光を送出するように構成されていてもよい。光検出器は、光ファイバの第2の端からの光の少なくとも一部分を受光し、光ファイバからの光の少なくとも1つの特性を測定するように構成されていてもよい。
多くの光検出器が当技術分野で知られており、かつ本出願の範囲内にある。たとえば、光検出器は、標準的な光スペクトル解析器(optical spectrum analyzer)(OSA)であってもよい。いくつかの実施形態において、光検出器は、輝度、位相、および偏光から選択される光の少なくとも1つの特性を測定するように構成されている。光検出器は、たとえば約400nmから約2000nmの波長を有する光の1つまたは複数の特性を測定するように構成されていてもよい。光検出器が測定するように構成されていてもよい波長の非限定的な例としては、約400nm、約500nm、約600nm、約700nm、約800nm、約900nm、約1000nm、約1100nm、約1200nm、約1300nm、約1400nm、約1500nm、約1600nm、約1700nm、約1800nm、約1900nm、約2000nm、またはこれらの値のうちの任意の2つの間である範囲が挙げられる。
光源は特に限定されておらず、市販されているさまざまな光源が使用されてもよい。たとえば、光源は、半導体光源または広帯域光源であり得る。光源は、約400nmから約2000nmのピーク発光の少なくとも1つの波長を有する光を発するように構成されていてもよい。光源が発するように構成されていてもよいピーク発光の波長の非限定的な例としては、約400nm、約500nm、約600nm、約700nm、約800nm、約900nm、約1000nm、約1100nm、約1200nm、約1300nm、約1400nm、約1500nm、約1600nm、約1700nm、約1800nm、約1900nm、約2000nm、またはこれらの値のうちの任意の2つの間である範囲が挙げられる。
その他のさまざまなオプションの構成要素がデバイスに含まれていてもよい。たとえば、デバイスは、光ファイバの透過の前または後に光を偏光させる、1つまたは複数の偏光子を備えていてもよい。偏光子は、光源と一体化されていてもよい。別の例として、デバイスはスプリッタを備えていてもよい。スプリッタは、光源からの光を、光ファイバ内に送出する前に分割することができる。スプリッタからの光の少なくとも1つのビームは、光ファイバを透過するようには構成されていない。いくつかの実施形態において、スプリッタからの分割されたビームの少なくとも2つが、重畳され、(たとえば、偏光干渉を測定するための)光検出器によって受光される。
いくつかの実施形態において、デバイスはまた、光検出器に結合され、光ファイバからの光の少なくとも1つの特性に対応する光検出器からの信号を受信するように構成されたプロセッサを含む。プロセッサはまた、光ファイバからの光の少なくとも1つの特性を、光ファイバに隣接または接触する媒質の少なくとも1つの特性に対応付けるように構成されていてもよい。一例として、プロセッサは、ある波長における光の輝度を媒質の温度に対応付けるデータ、たとえばテーブルなどを含む機械可読なメモリ(たとえば、フラッシュメモリ、コンパクトディスク、磁気ディスクなど)に結合されていてもよい。プロセッサは、光検出器から受信した信号とともにこのデータを使用して、媒質の温度を判定することができる。いくつかの実施形態において、プロセッサは、光源に結合されていてもよく、光源からの光の少なくとも1つの特性に対応する信号を送信および/または受信するように構成されていてもよい。一例として、プロセッサは、光ファイバに入る光を発するタイミング、光の波長、または光の輝度に対応する信号を送信または受信するように構成されていてもよい。プロセッサは、たとえば、光検出器および/または光源と一体化されていてもよい。
本明細書における実質的にすべての複数形および/または単数形の用語の使用に対して、当業者は、状況および/または用途に適切なように、複数形から単数形に、および/または単数形から複数形に変換することができる。さまざまな単数形/複数形の置き換えは、理解しやすいように、本明細書で明確に説明することができる。
通常、本明細書において、特に添付の特許請求の範囲(たとえば、添付の特許請求の範囲の本体部)において使用される用語は、全体を通じて「オープンな(open)」用語として意図されていることが、当業者には理解されよう(たとえば、用語「含む(including)」は、「含むがそれに限定されない(including but not limited to)」と解釈されるべきであり、用語「有する(having)」は、「少なくとも有する(having at least)」と解釈されるべきであり、用語「含む(includes)」は、「含むがそれに限定されない(includes but is not limited to)」と解釈されるべきである、など)。導入される請求項で具体的な数の記載が意図される場合、そのような意図は、当該請求項において明示的に記載されることになり、そのような記載がない場合、そのような意図は存在しないことが、当業者にはさらに理解されよう。たとえば、理解の一助として、添付の特許請求の範囲は、導入句「少なくとも1つの(at least one)」および「1つまたは複数の(one or more)」を使用して請求項の記載を導くことを含む場合がある。しかし、そのような句の使用は、同一の請求項が、導入句「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」および「a」または「an」などの不定冠詞を含む場合であっても、不定冠詞「a」または「an」による請求項の記載の導入が、そのように導入される請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、単に1つのそのような記載を含む実施形態に限定する、ということを示唆していると解釈されるべきではない(たとえば、「a」および/または「an」は、「少なくとも1つの」または「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである)。同じことが、請求項の記載を導入するのに使用される定冠詞の使用にも当てはまる。また、導入される請求項の記載で具体的な数が明示的に記載されている場合でも、そのような記載は、少なくとも記載された数を意味すると解釈されるべきであることが、当業者には理解されよう(たとえば、他の修飾語なしでの「2つの記載(two recitations)」の単なる記載は、少なくとも2つの記載、または2つ以上の記載を意味する)。さらに、「A、BおよびC、などの少なくとも1つ」に類似の慣例表現が使用されている事例では、通常、そのような構文は、当業者がその慣例表現を理解するであろう意味で意図されている(たとえば、「A、B、およびCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを共に、AおよびCを共に、BおよびCを共に、ならびに/またはA、B、およびCを共に、などを有するシステムを含むが、それに限定されない)。「A、B、またはC、などの少なくとも1つ」に類似の慣例表現が使用されている事例では、通常、そのような構文は、当業者がその慣例表現を理解するであろう意味で意図されている(たとえば、「A、B、またはCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを共に、AおよびCを共に、BおよびCを共に、ならびに/またはA、B、およびCを共に、などを有するシステムを含むが、それに限定されない)。2つ以上の代替用語を提示する事実上いかなる離接する語および/または句も、明細書、特許請求の範囲、または図面のどこにあっても、当該用語の一方(one of the terms)、当該用語のいずれか(either of the terms)、または両方の用語(both terms)を含む可能性を企図すると理解されるべきであることが、当業者にはさらに理解されよう。たとえば、句「AまたはB」は、「A」または「B」あるいは「AおよびB」の可能性を含むことが理解されよう。
さらに、本開示の特徴または態様がマーカッシグループによって記載される場合、本開示はそれによって、マーカッシュグループの任意の個々の要素またはいくつかの要素からなるサブグループによっても記載されることが当業者には認識されよう。
当業者には理解されるように、記載を提供する観点からなどのあらゆる目的のために、本明細書に開示されるすべての範囲は、可能性のあるすべての下位範囲およびその下位範囲の組み合わせも含む。挙げられた任意の範囲は、少なくとも相等しく2分割、3分割、4分割、5分割、10分割などされる同一範囲を十分に記載し、かつ可能にするものとして容易に認識され得る。非限定的な例として、本明細書において論じた各範囲は、下位3分の1、中位3分の1および上位3分の1などに容易に分けることができる。当業者によって理解もされるように、「まで」、「少なくとも」、「超える」、「未満」などのあらゆる表現は、挙げられた数を含み、すでに論じたように、後に下位範囲に分けることができる範囲を指す。最後に、当業者には理解されるように、ある範囲は、個々の要素を含む。したがって、たとえば、1〜3の物品を含む群は、1、2、または3の物品を含む群を指す。同様に、1〜5の物品を含む群は、1、2、3、4、または5の物品を含む群を指し、これ以降も同様である。
さまざまな態様および実施形態を本明細書に開示してきたが、他の態様および実施形態が当業者には明らかとなろう。本明細書に開示されたさまざまな態様および実施形態は例示目的のものであり、制限は意図しておらず、真の範囲および趣旨は添付の特許請求の範囲に示される。

本明細書に開示されたこの処理および方法ならびに他の処理および方法について、処理および方法において実施される機能は異なる順序で実行されてもよいことが当業者には認識されよう。さらに、概要を示す段階および動作は例として提示するだけであり、その段階および動作の一部は、開示された実施形態の本質を損ねることなく、オプションであるか、より少ない段階および動作に結合されるか、またはさらなる段階および動作に拡大されてもよい。
例1:シミュレーション手順
スロット付き光ファイバの特性を、COMSOL Multiphysics3.4を用いたフルベクトル有限要素解析によってシミュレートした。光ファイバの屈折率はシリカと同じ(1.444)であり、光ファイバを取り囲んでいる媒質は空気と同じ(1.000)である。スロット付きのマイクロファイバは、図1Cに示したように構成されていた。
例2:スロット付き光ファイバの複屈折を使用するセンシング
幅が150nmで深さが約1μmのスロットを有する、直径が1μmのスロット付き光ファイバ用に、2つの異なる偏光のためのHE11モードを決定した。光ファイバを透過する光は1550nmの波長を有していた。HE11モードの非縮退は、スロット付き光ファイバの複屈折Bとして知られている。複屈折Bは、
Figure 0005707536

と定義することができ、式中、
Figure 0005707536

および
Figure 0005707536

は、
Figure 0005707536

および
Figure 0005707536

についての事実上の屈折率である。
Figure 0005707536

モードの対応する電場は、空気の低屈折率によって、スロット内の増加した振幅とともに大きな不連続性を示すことが判明した。空気とシリカとの間の屈折率の差が大きいために、電場の力の多くはスロット領域内に閉じ込められる。一方、スロットと光ファイバとの間に流れがないので、y方向への光波の偏光は十分となる。したがって、光はほとんどの場合、屈折率がより高い媒質内に閉じ込められる。したがって、x方向に偏光させられる光の多くは、スロット内の空気(たとえば、屈折率が低い材料)を透過するが、y方向に偏光させられる極めてわずかな光は、スロットを透過する。光出力の約10〜20%がスロット内を透過することが可能な場合がある。
図7は、さまざまなスロット付き光ファイバの複屈折対光ファイバの半径を示すグラフである。光ファイバ内のスロットは、50nmまたは100nmに固定し、スロットの深さは光ファイバの半径に等しいか、またはその半分とした。このデータは、複屈折がまず光ファイバの半径とともに増加して最大値に達し、その後は減少することを示す。また、複屈折は、スロットの幅および深さとともに増加する。これらの結果は、複屈折を増加させるように光ファイバの寸法を選択することができ、それによって、さまざまな用途に合わせて感度を増加させられることを示す。
光ファイバの感度は、屈折率の変化に対する共振波長の変化とみなすことができる。
Figure 0005707536

図8は、光ファイバの半径に対する光ファイバの感度を示すグラフである。各ファイバのスロットの深さは、光ファイバの直径とほぼ同じにした。このデータは、スロット付き光ファイバが、取り囲んでいる媒質の屈折率の変化に対する極めて高い感度を潜在的に実現できることを示す。
例3:スロット付き光ファイバを使用するエバネッセント場センシング
取り囲んでいる媒質の事実上の屈折率に対する変化を検出するために、エバネッセント場を使用してもよい。感度は、媒質の共振周波数(たとえば、媒質が光を吸収する周波数または波長)の変化を監視することによって得ることができる。
Figure 0005707536

図9は、半径を変化させたときのx偏光モードとy偏光モードの両方について、スロット付き光ファイバ(SOF)対スロット無し光ファイバ(NSOF)の感度の比率を示すグラフである。これらの結果は、スロット付き光ファイバが、スロット無し光ファイバに比べて2倍から10倍の感度を示し得ることを示す。したがって、スロット付き光ファイバは、エバネッセント場を用いるセンシング用途に合わせて著しく向上した感度を実現することができる。
例4:センシングデバイス
1μmの半径および200μmの長さを有するスロット付き光ファイバを、標準的な偏光干渉計(polarimetric interferometer)に組み込む。光ファイバは、幅が150nm、深さが1μm、長さが100μmである図1A〜Cに示したスロットを含む。広帯域光源が、3dBの結合器内に光を照射するように構成されている。結合器は、光を2つの光ビーム、すなわち(i)偏光制御装置が受光する第1のビームと、(ii)光ファイバを透過する光に重畳される光である第2のビームとに分割するように構成されている。光ファイバは、一端において、光ファイバが受光する光を偏光させる偏光制御装置に結合される。光ファイバは、すでに論じたように、光ファイバを透過する光が、結合器からの光である第2のビームに重畳されるように、第2の端において結合器に結合されている。光スペクトル解析器(OSA)は、結合器からの重畳された光を受光するように構成されている。解析器は、波長のある範囲で受光した光の輝度、位相、および/または偏光を測定するように構成されている。
したがって、光ファイバは、従来のセンシングデバイスに容易に組み込むことができる。
例5:温度センシング
例におけるセンシングデバイスは、温度の変化を検出するために使用することができる。光ファイバの少なくともスロット付き部分が、周囲媒質(たとえば、空気)に接触する。解析器が検出する干渉波長の変化は、周囲媒質の温度と相関することがある。
例6:エタノール含有量を検出
水溶液中のエタノールの含有量を、スロット付き光ファイバを使用して測定することができる。スロット付き光ファイバは、White,I.らの「Refractometric Sensors for Lab−on−a−Chip Based on Optical Ring Resonators」、IEEE Sensors Journal、vol.7(1)、pp.28〜35(2007)に記載された類似の構成において使用されている。簡単に言えば、分布帰還レーザ(約1550nm)から光が出射され、その光は、スロット付き光ファイバを透過し、光検出装置が受光する。スロット付き光ファイバは、エバネッセント波の結合によって石英導管に結合される。水とエタノールの混合物を、蠕動ポンプを使用して導管を通して供給する。透過光の共振波長の変化が検出され、エタノールの量に対応付けられる。感度(たとえば、エタノールの含有量に対する共振波長の変化)は、スロット付き光ファイバを含むことによって高めることができる。

Claims (25)

  1. 第1の部分、第2の部分、および前記第1の部分と前記第2の部分との間に配置された少なくとも1つのスロットを備える光ファイバであって、前記スロットが前記光ファイバの長手方向軸に沿って延び、前記スロットが当該光ファイバの光が透過する部分に設けられており、
    前記長手方向軸に対して垂直な前記光ファイバの断面が、約4μm以下の最大寸法を有し、前記スロットが、約5nmから約500nmの幅と、少なくとも約10nmの深さとを有する、
    位相及び偏光から選択される、当該光ファイバからの前記光の少なくとも1つの特性を測定することにより、周囲媒質の変化をセンシングするための光ファイバ。
  2. 前記偏光の変化が、前記媒質の少なくとも1つの特性の変化に対応する、請求項1に記載の光ファイバ。
  3. 前記偏光の変化が、前記スロット内の前記媒質の少なくとも1つの特性の変化に対応する、請求項1又は2に記載の光ファイバ。
  4. 前記スロットが、
    前記光ファイバの前記長手方向軸に沿って延び、前記光ファイバの前記第1の部分に隣接する第1の面と、
    前記光ファイバの前記長手方向軸に沿って延び、前記光ファイバの前記第2の部分に隣接する第2の面と
    さらに備える、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  5. 前記第1の面がほぼ平面であり、前記第2の面がほぼ平面である、請求項に記載の光ファイバ。
  6. 前記第1の面が、前記光ファイバの外表面から前記光ファイバの内部領域まで、前記長手方向軸に対して垂直な軸に沿って延び、
    前記第2の面が、前記光ファイバの外表面から前記光ファイバの内部領域まで、前記長手方向軸に対して垂直な軸に沿って延びる、請求項に記載の光ファイバ。
  7. 前記第1の面と前記第2の面が概ね平行である、請求項に記載の光ファイバ。
  8. 前記スロットが、前記第1の面と前記第2の面との間に延びる第3の面をさらに備える、請求項に記載の光ファイバ。
  9. 前記第3の面が概ね平らである、請求項に記載の光ファイバ。
  10. 前記第1の面と前記第3の面が、約30°から約150°の第1の角をなし、
    前記第2の面と第3の面が、約30°から約150°の第2の角をなす、請求項に記載の光ファイバ。
  11. 前記第1の面と前記第2の面が交わって頂点をなし、
    前記第1の面と第2の面が、約15°から約120°の角をなす、請求項に記載の光ファイバ。
  12. 前記頂点が、前記光ファイバの中心軸の周りに位置する、請求項11に記載の光ファイバ。
  13. 光マイクロファイバの中心軸が、前記スロット内に少なくとも部分的に配置された、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  14. 前記光ファイバの長さが前記スロットの長さよりも長い、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  15. 第3の部分と、前記第2の部分と前記第3の部分との間に配置された第2のスロットとをさらに備え、前記第2のスロットが、約5nmから約500nmの幅と、少なくとも約10nmの深さとを有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  16. 1550nmの波長において約2dB/km以下の減衰係数を有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  17. 前記光ファイバの外表面に配置された複数の格子をさらに備え、前記格子が、前記光ファイバの前記長手方向軸に沿って、繰り返し間隔で配置されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  18. 媒質の特性をセンシングする方法であって、
    媒質に隣接して配置される光ファイバを提供することであって、前記光ファイバが、第1の部分、第2の部分、および前記第1の部分と前記第2の部分との間に配置された少なくとも1つのスロットを備え、前記スロットが前記光ファイバの光が透過する部分に設けられており、前記スロットが、前記光ファイバの長手方向軸に沿って延び、前記長手方向軸に対して垂直な前記光ファイバの断面が、約4μm以下の最大寸法を有し、前記スロットが、約5nmから約500nmの幅と、少なくとも約10nmの深さとを有する、ことと、
    前記光ファイバの第1の端から前記光ファイバの第2の端に、前記光ファイバを介して光を伝送することと、
    位相及び偏光から選択される、前記光ファイバからの前記光の少なくとも1つの特性を測定することと
    を備える、方法。
  19. 前記光ファイバからの前記光の前記少なくとも1つの特性を、前記媒質の少なくとも1つの特性に対応付けることをさらに備える、請求項18に記載の方法。
  20. 前記偏光の変化が、前記媒質の少なくとも1つの特性の変化に対応する、請求項18又は19に記載の方法。
  21. 前記偏光の変化が、前記スロット内の前記媒質の少なくとも1つの特性の変化に対応する、請求項18ないし20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 光源と、
    前記光源からの光の少なくとも一部分を第1の端において受光し、前記光を第2の端に送出するように構成された光ファイバであって、前記光ファイバが、第1の部分、第2の部分、および前記第1の部分と前記第2の部分との間に配置された少なくとも1つのスロットを備え、前記スロットが当該光ファイバの光が透過する部分に設けられており、前記スロットが、前記光ファイバの長手方向軸に沿って延び、前記長手方向軸に対して垂直な前記光ファイバの断面が、約4μm以下の最大寸法を有し、前記スロットが、約5nmから約500nmの幅と、少なくとも約10nmの深さとを有する、光ファイバと、
    前記光ファイバの前記第2の端からの前記光の少なくとも一部分を受光し、位相及び偏光から選択される、前記光ファイバからの前記光の少なくとも1つの特性を測定するように構成された光検出器と
    を備える、センシングデバイス。
  23. 前記センシングデバイスが、前記光検出器に結合され、前記光ファイバからの前記光の前記少なくとも1つの特性に対応する信号を受信するように構成されたプロセッサをさらに備え、
    前記プロセッサが、前記光ファイバからの前記光の前記少なくとも1つの特性を、前記光ファイバに隣接する媒質の少なくとも1つの特性に対応付けるように構成されている、
    請求項22に記載のセンシングデバイス。
  24. 前記偏光の変化が、前記媒質の少なくとも1つの特性の変化に対応する、請求項22又は23に記載のセンシングデバイス。
  25. 前記偏光の変化が、前記スロット内の前記媒質の少なくとも1つの特性の変化に対応する、請求項22ないし24のいずれか1項に記載のセンシングデバイス。
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