JP5704564B2 - ガスタービン及びガスタービン冷却方法 - Google Patents

ガスタービン及びガスタービン冷却方法 Download PDF

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本発明は、ガスタービン及びガスタービン冷却方法に関する。
図8に示すように、圧縮部101と、燃焼部102と、タービン部103と、を備えるガスタービン100は、圧縮部101の途中から圧縮空気の一部を抽出してタービン部103内の静翼や動翼に供給してこれらを冷却する冷却空気系統105をさらに備えている。
この冷却空気系統105は、気温の高い夏場に運転する際には、タービン部103の内部の温度が高温になり過ぎないように冷却する必要があり(例えば、特許文献1参照。)、流れる空気を冷却するためのクーラー106が配された主系統107と、クーラー106を回避した流れを作るためのバイパス系統108と、に分岐されており、バイパス系統108には、ここを流れる空気流量を所定量にするための手動バイパス弁110が配されている。
バイパス弁110は、想定される夏場の最高気温時に、ガスタービン冷却対象が限界温度未満の所定の温度となるように、開度が予め(手動で)固定設定されている。ここで、クーラー106は、例えば、特許文献2に記載のように、複数のファン及び駆動源であるモーターを備えている。
特開2010−38071号公報 特開平08−284689号公報
しかしながら、上記従来のガスタービン100の場合、想定される最高気温より気温が低下していくと、設定されたバイパス弁110の開度に応じた冷却性能で冷却されることから、冷却空気の温度も低下していく。従って、最高気温より気温が低い場合には、冷却対象を必要以上に冷却することとなり、ガスタービン100の性能が犠牲となってしまう。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、気温に応じて冷却性能を調整して、冷却対象を限界温度未満としつつできるだけ高い温度となるように冷却することが可能なガスタービン及びガスタービンの冷却方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係るガスタービンは、燃焼用空気を吸入して圧縮空気とする圧縮部と、この圧縮部から送られてきた前記圧縮空気中に燃料を噴射して燃焼させ、高温燃焼ガスを発生させる燃焼部と、この燃焼部の下流側に位置し、前記燃焼部を出た燃焼ガスにより駆動されるタービン部と、ファン、該ファンの駆動源、及び該駆動源に所定状態の電力を供給するインバータ部を有し、前記圧縮部の途中から前記圧縮空気の一部を抽出して冷却するとともに前記タービン部の内部に導く冷却空気系統と、前記インバータ部の出力を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記圧縮部における前記燃焼用空気の吸気温度と、前記タービン部の出力と、前記冷却空気系統の出口温度と、の少なくとも一つに応じて予め算出された複数の関係式に基づき、前記インバータ部の出力を制御することを特徴とする。
この発明は、ファンの回転数がインバータ部で制御されるので、ファンの回転数を適宜変化させることができ、燃焼用空気の吸気温度に対して圧縮空気の温度を好適に変化させることができる。
また、本発明は前記ガスタービンであって、前記制御部が、前記圧縮部における前記燃焼用空気の吸気温度と、前記タービン部の出力と、前記冷却空気系統の出口温度と、の少なくとも一つに応じて予め算出された複数の関係式に基づき、前記インバータ部の出力を制御することを特徴とする。
この発明は、冷却空気の温度に影響を与える因子に基づき、ファンの回転数を制御して冷却性能を調整することができる。
また、本発明は前記ガスタービンであって、前記関係式が、起動時及び低負荷運転時に前記ファンを設定された回転数以上の回転数で回転させ、高負荷運転時に前記設定された回転数よりも少ない回転数で前記ファンを回転させるように設定されていることを特徴とする。
この発明は、起動時や低負荷運転時のようにガスタービン各部における熱膨張の差が大きい状態において、例えば動翼のように、タービンケーシングとの間のクリアランスを適切に確保する必要がある部材を早急に冷却することができる。また、高負荷運転時には、タービン性能を確保しつつ適切なクリアランスを維持することができる。
また、本発明は前記ガスタービンであって、前記冷却空気系統が、前記インバータ部を迂回して電力を直接前記駆動源に供給するバイパス回路を備え、前記制御部が、前記インバータ部の異常の有無を監視する異常検知部と、該異常検知部の出力から、前記インバータ部の異常の有無を判定する判定部と、該判定部の判定結果に基づき、前記駆動源への電力供給を前記インバータ部経由から前記バイパス回路経由にする切換部と、を備えていることを特徴とする。
この発明は、インバータ部が故障したときにも、ファンを停止することなく回転させることができ、タービン部の温度上昇を好適に抑えることができる。
本発明は、圧縮部で燃焼用空気を吸入して圧縮した圧縮空気の一部を抽気するとともに、駆動源のインバータ制御によりファンを回転して冷却し、この冷却空気をタービン部へ送気して内部を冷却するガスタービン冷却方法であって、前記駆動源に所定状態の電力を供給するインバータ部を監視して異常の有無を判定する判定ステップと、正常判定の場合に、前記圧縮部における前記燃焼用空気の吸気温度と、前記タービン部の出力と、前記冷却空気の温度と、に応じて予め算出された複数の関係式に基づき、前記ファンの回転数を調整する調整ステップと、異常判定の場合に、前記駆動源のインバータ制御を定格運転に変更する異常対応ステップと、を備えていることを特徴とする。
この発明は、タービン部の運転状況や負荷に伴い変化するタービン部の内部環境に応じて好適な冷却を行うことができる。
本発明によれば、外気温に応じて冷却性能を調整して、冷却対象を限界温度未満としつつ、できるだけ高い温度となるように冷却することができる。
本発明の一実施形態に係るガスタービンを示す系統図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービンの冷却空気系統の構成を示す系統図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービンの制御部における第一関係式を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るガスタービンの制御部における第二関係式を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るガスタービンの冷却方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るガスタービンの制御部における制御ロジックを示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るガスタービンの冷却運用概念を示すグラフである。 従来のガスタービンを示す系統図である。
本発明に係る一実施形態について、図1から図7を参照して説明する。ここで説明する実施形態は、この発明を発電設備に適用したものである。そして、発電設備全体が複合サイクルプラントとして構成されている。
図1において、ガスタービン1は、燃焼用空気を吸入して圧縮空気とする圧縮部2と、この圧縮部2から送られてきた圧縮空気中に燃料を噴射して燃焼させ、高温燃焼ガスを発生させる燃焼部3と、この燃焼部3の下流側に位置し、燃焼部3を出た燃焼ガスにより駆動されるタービン部5と、圧縮部2の途中から圧縮空気の一部を抽出してタービン部5の内部に導く冷却空気系統6と、冷却空気系統6の出口温度を検出する温度計7と、制御部8と、を備えている。
タービン部5は、発電機EG1を駆動するようになっている。一方、タービン部5から排出される排ガスは、排熱回収ボイラHRSGに導入され、蒸気を発生するための熱源としても利用される。排熱回収ボイラHRSGで発生した蒸気は、蒸気タービンSTに供給され、蒸気タービンSTにより発電機EG2を駆動する。そして、蒸気タービンSTからの飽和蒸気は、復水器Cにて冷却復水され、ポンプPを介して排熱回収ボイラHRSGに導入される。
冷却空気系統6は、図2に示すように、複数のファン10A,10B,10Cと、これらファン10A,10B,10C毎に接続された駆動源11A,11B,11Cと、駆動源11B,11Cに所定状態の電力をそれぞれ供給するインバータ部12B,12Cと、駆動源11A,11B,11Cの電源部13と、電源部13から駆動源11A,11B,11Cへの電力供給系統15,16,17と、を備えている。
電力供給系統16,17は、電源部13とインバータ部12B,12Cと駆動源11B,11Cとをそれぞれ接続する主回路16A,17Aと、インバータ部12B,12Cを迂回して電力を直接駆動源11B,11Cに供給するためのバイパス回路16B,17Bと、を備えている。主回路16A,17Aには第一スイッチ18が、及び、バイパス回路16B,17Bには第二スイッチ20がそれぞれ配されている。
各駆動源11A,11B,11Cは、駆動源11A,11B,11Cの過負荷・過電流を監視する不図示の監視装置と接続されている。
制御部8は、圧縮部2に配された温度計21にて検出した吸気温度と、タービン部5の出力と、冷却空気系統6の出口温度を検出する温度計7にて検出した出口温度と、の少なくとも一つに応じて予め算出された複数の関係式に基づき、インバータ部12B,12Cの出力を制御するものとして設けられている。
ここで、関係式は、圧縮部2における吸気温度と、インバータ部12B,12Cの出力と、の関係を示す第一関係式(f1)と、タービン部5の負荷に応じて変化する第二関係式(f2)と、冷却空気系統6の目標出口温度と温度計7による検出値との偏差を比例積分するための不図示の第三関係式と、を備えている。
第一関係式(f1)は、例えば、ファン10B,10Cの定格回転数に相当するインバータ部12B,12Cの定格出力を100%としたとき、図3に示すように、圧縮部2における吸気温度が−10℃以下の場合には出力50%で一定値とし、−10℃を超えて60℃になるまでは出力が線形に増加するものとなっている。
第二関係式(f2)は、図4に示すように、タービン部5の負荷が相対的に高いとき(以下、高負荷時と称する。)には0.0、タービン部5の負荷が相対的に低いとき(以下、低負荷時と称する。)には1.0、両者の遷移領域ではこれらを線形に結んだものとなっている。
制御部8は、インバータ部12B,12Cの故障時対応のために、監視装置からの出力に基づきインバータ部12B,12Cの異常の有無を監視する異常検知部22と、異常検知部22の出力からインバータ部12B,12Cの故障の有無を判定する判定部23と、判定部23の判定結果に基づき、駆動源11B,11Cへの電力供給を主回路16A,17A経由からバイパス回路16B,17B経由にする切換部25と、を備えている。
すなわち、この制御部8には、温度計21で検出される圧縮部2における吸気温度信号S1と、タービン部5の出力信号S2と、温度計7で検出される冷却空気系統6の出口温度信号S3と、インバータ部12B,12Cの故障検知信号S4と、不図示の監視装置からの故障検知信号S5が入力される。そして、インバータ部12B,12Cへの回転指令と、第一スイッチ18及び第二スイッチ20間の切換信号と、が出力される。
次に、本実施形態に係るガスタービン1の冷却方法について、ガスタービン1の作用とともに説明する。
ガスタービン1の冷却方法は、図5に示すように、インバータ部12B,12Cを監視しての異常の有無を判定する判定ステップ(S01)と、正常判定の際に、各関係式に基づきファン10B,10Cの回転数を調整する調整ステップ(S02)と、異常判定の際に、駆動源11B,11Cへの電力供給ルートを変更する異常対応ステップ(S03)と、を備えている。調整ステップ(S02)における各関係式を用いた制御ロジックを図6に示す。ここで、「×」は各式のパラメータを乗算、「△」は減算、「+」は加算することを示す。
まず、起動昇速時には、第一スイッチ18をON、第二スイッチ20をOFFとして、駆動源11B,11Cには主回路16A,17A経由で電力を供給するとともに、タービン部5の回転数に応じてファン10C,10B,10Aを順次所定の回転数に駆動する。なお、ファン10Aは、以降、このままの回転を継続する。
続いて判定ステップ(S01)では、不図示の監視装置により計測された駆動源11B,11Cの電流値から、過負荷、過電流の有無を異常検知部22にて検知する。そして、所定の閾値内であれば、判定部23がインバータ部12B,12Cを「正常」と判定して、調整ステップ(S02)へ移行又は継続する。一方、閾値を超えた場合には、判定部23がインバータ部12B,12Cを「故障」と判定して、異常対応ステップ(S03)へ移行する。なお、駆動源11A,11B,11Cの故障時には、例えば、調整ステップ(S02)での運用を継続しつつ、警報器26へ警報信号を発するものとする。
調整ステップ(S02)では、第一スイッチ18がON、第二スイッチ20がOFFの状態で運転が継続される。そして、タービン部5の負荷が例えばLMWになるまでの低負荷時では、図4に示す第二関係式(f2)が1.0となるので、図3に示す第一関係式(f1)には、1.0から1.0を減算した値である0.0を乗算する。そして、それぞれの結果を加算することによって、第一関係式(f1)にかかわらず第二関係式(f2)に基づき、ファン10B,10Cをそのままの回転数で回転させる。
一方、タービン部5の負荷が例えばLMW(L>L)を超えるような高負荷時には、図4に示す第二関係式(f2)が0.0となるので、図3に示す第一関係式(f1)には、1.0から0.0を減算した値である1.0を乗算する。そして、それぞれの結果を加算することによって、タービン部5の出力にかかわらず、第一関係式(f1)に基づき、吸気温度に応じた回転数でファン10B,10Cを回転させる。
タービン部5の負荷がLMWからLMWの遷移領域では、図4に示す第二関係式(f2)が0.0と1.0との間の値となり、上記と同様のロジックによって、第一関係式(f1)と第二関係式(f2)の両者による制御に基づき、ファン10B,10Cを回転させる。
タービン部5の負荷が95%以上では、冷却空気系統6の出口温度が目標温度とずれる場合もあり得る。この場合には、上述したロジックに加えて、温度計7での検出値と目標温度との差分に基づくフィードバッグ制御を行う。すなわち、不図示の第三関係式に基づき、さらに比例積分制御を行って得た値を、上述したロジックの結果の値に加算することにより、ファン10B,10Cを回転させる。この調整ステップ(S02)による全体運用概念を図7に示す。
異常対応ステップ(S03)では、判定部23の結果に基づき切換部25にて第一スイッチ18をOFF、第二スイッチ20をONに切り換え、バイパス回路16B,17Bを介して電源部13から駆動源11B,11Cに直接電力供給する。これにより、ファン10B,10Cは定格回転数で回転する。
このガスタービン1及び冷却方法によれば、冷却空気の温度に影響を与える因子に基づき、ファン10B,10Cの回転数をインバータ部12B,12Cで制御するので、ファン10B,10Cの回転数を適宜変化させることができ、燃焼用空気の吸気温度に対して圧縮空気の温度を好適に変化させることができる。したがって、タービン部5の内部を限界温度未満としつつ、できるだけ高い温度となるように冷却することができる。
また、駆動源11B,11Cの過電流、過負荷を監視して、インバータ部12B,12Cが故障したときには、駆動源11B,11Cへの電力供給を主回路16A,17Aからバイパス回路16B、17Bに切り換えて電源部13から直接駆動源11B,11Cに電力供給する。そのため、ファン10B,10Cを停止することなく回転させることができ、タービン部5の温度上昇を好適に抑えることができる。
また、このガスタービン1及び冷却方法によれば、前記関係式を、起動時及び低負荷運転時に前記ファンを設定された回転数以上、例えば最大回転数にて回転させ、高負荷運転時には前記設定された回転数よりも少ない回転数で前記ファンを回転させるように設定すれば、起動時や低負荷運転時のようにガスタービン各部における熱膨張の差が大きい状態において、例えば動翼のように、タービンケーシングとの間のクリアランスを適切に確保する必要のある部材を早急に冷却することができる。また、高負荷運転時には、タービン性能を確保しつつ適切なクリアランスを維持することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態における第一関係式(f1)及び第二関係式(f2)は一例であって、これらに限定されることはない。
また、ファン10Aは直接電源部13と接続させているが、このファン10Aもファン10B,10Cと同様にインバータ制御を行ってもよい。
1 ガスタービン
2 圧縮部
3 燃焼部
5 タービン部
6 冷却空気系統
8 制御部
10A,10B,10C ファン
11A,11B,11C 駆動源
12B,12C インバータ部
16B,17B バイパス回路
22 異常検知部
23 判定部
25 切換部

Claims (5)

  1. 燃焼用空気を吸入して圧縮空気とする圧縮部と、
    この圧縮部から送られてきた前記圧縮空気中に燃料を噴射して燃焼させ、高温燃焼ガスを発生させる燃焼部と、
    この燃焼部の下流側に位置し、前記燃焼部を出た燃焼ガスにより駆動されるタービン部と、
    ファン、該ファンの駆動源、及び該駆動源に所定状態の電力を供給するインバータ部を有し、前記圧縮部の途中から前記圧縮空気の一部を抽出して冷却するとともに前記タービン部の内部に導く冷却空気系統と、
    前記インバータ部の出力を制御する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記圧縮部における前記燃焼用空気の吸気温度と、前記タービン部の出力と、前記冷却空気系統の出口温度と、の少なくとも一つに応じて予め算出された複数の関係式に基づき、前記インバータ部の出力を制御することを特徴とするガスタービン。
  2. 前記制御部が、前記圧縮部における前記燃焼用空気の吸気温度と、前記タービン部の出力と、前記冷却空気系統の出口温度と、の少なくとも一つに応じて予め算出された複数の関係式に基づき、前記インバータ部の出力を制御することを特徴とする請求項1に記載のガスタービン。
  3. 前記関係式が、起動時及び低負荷運転時に前記ファンを設定された回転数以上の回転数で回転させ、高負荷運転時に前記設定された回転数よりも少ない回転数で前記ファンを回転させるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載のガスタービン。
  4. 前記冷却空気系統が、前記インバータ部を迂回して電力を直接前記駆動源に供給するバイパス回路を備え、
    前記制御部が、前記インバータ部の異常の有無を監視する異常検知部と、
    該異常検知部の出力から、前記インバータ部の異常の有無を判定する判定部と、
    該判定部の判定結果に基づき、前記駆動源への電力供給を前記インバータ部経由から前記バイパス回路経由にする切換部と、
    を備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載のガスタービン。
  5. 圧縮部で燃焼用空気を吸入して圧縮した圧縮空気の一部を抽気するとともに、駆動源のインバータ制御によりファンを回転して冷却し、この冷却空気をタービン部へ送気して内部を冷却するガスタービン冷却方法であって、
    前記駆動源に所定状態の電力を供給するインバータ部を監視して異常の有無を判定する判定ステップと、
    正常判定の場合に、前記圧縮部における前記燃焼用空気の吸気温度と、前記タービン部の出力と、前記冷却空気の温度と、に応じて予め算出された複数の関係式に基づき、前記ファンの回転数を調整する調整ステップと、
    異常判定の場合に、前記駆動源のインバータ制御を定格運転に変更する異常対応ステップと、
    を備えていることを特徴とするガスタービン冷却方法。
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