JP5704499B2 - 便器洗浄装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、高層のビルなどで一つの建物に非常に多くの便器洗浄装置が設置された場合に、停電が発生して商用電源の供給が停止し、その後停電から復帰し商用電源が供給された時に、そのビルに設置された便器洗浄装置が一斉に開弁し洗浄を行ってしまうため、洗浄水の給水圧が急激に低下してしまい、フラッシュバルブが閉弁位置に移動できなくなり、水がずっと流れ続けてしまうという問題があった。
図1は本発明の一実施形態にかかわる便器洗浄装置の構成を表すブロック図で、便器1と便器1に洗浄水を供給する給水流路2と、給水流路2と便器1との間に便器1への洗浄水の供給、停止を行う便器洗浄装置3が配設されている。そして便器洗浄装置3には給水流路2の途中に配設され、便器1への洗浄水の供給・停止を行うフラッシュバルブ4と、フラッシュバルブ4を動作させるための電動弁5が設けられており、この電動弁5を駆動するための制御手段8が配設されている。また、便器洗浄装置3には商用電源を供給するためのコンセントプラグ6と、コンセントプラグ6から供給された商用電源を制御手段8が動作するために必要な電圧に変換する電源部7とが設けられている。さらに制御手段8には電動弁5の駆動を制御するための信号を出力する制御部8aと、初期洗浄を開始するまでのディレイ時間を演算し、その結果を制御部8aに出力するディレイ時間設定部9とからなっている。
まず商用電源が投入されると、便器A〜便器Eの便器洗浄装置3はそれぞれ乱数を発生させる。その結果、便器Aの便器洗浄装置3の乱数は642であったとすると、その下一桁の2に5を乗算し10秒となるため、10秒後に電動弁5を開駆動することでフラッシュバルブ4を開弁し、初期洗浄を開始する。そして電動弁5を開駆動してから2秒後に電動弁5を閉駆動し、それから約3秒後にフラッシュバルブ4は閉弁し初期洗浄は終了する。同様に便器Bの便器洗浄装置3で発生した乱数が207であったとすると、7×5=35秒後に初期洗浄を開始する。また便器Cの便器洗浄装置3で発生した乱数が069であったとすると、9×5=45秒後に初期洗浄を開始する。また便器Dの便器洗浄装置3で発生した乱数が981であったとすると、1×5=5秒後に初期洗浄を開始する。そして、便器Eの便器洗浄装置3で発生した乱数が254であったとすると、4×5=20秒後に初期洗浄を開始する。このようにして、便器A〜便器Eの初期洗浄が重ならないようにそれぞれの便器洗浄装置3が任意にタイミングを決定し、初期洗浄を実施することが可能となる。
さらには、初期洗浄開始のディレイ時間は9×5=45秒が最大となるため、初期洗浄が長時間続いてしまうことを防止することが可能となる。
まず、商用電源が投入されると、便器A〜便器Eの便器洗浄装置3はそれぞれ乱数を発生させる。その結果、便器Aの便器洗浄装置3の乱数は830であったとすると、その下一桁の0に5を乗算し0秒となるため、直ぐに電動弁5を開駆動することでフラッシュバルブ4を開弁し、初期洗浄を開始する。そして電動弁5を開駆動してから2秒後に電動弁5を閉駆動し、それから約3秒後にフラッシュバルブ4は閉弁し初期洗浄は終了する。同様に便器Bの便器洗浄装置3で発生した乱数が995であったとすると、5×5=25秒後に初期洗浄を開始することになるが、初期洗浄を開始する前に反射型非接触アクティブセンサ11から出力された信号が人体有を検出している。しかし便器使用のオンディレイ時間10秒が経過する前に、反射型非接触アクティブセンサ11から出力された信号が人体無となったため、商用電源が投入されてから25秒後に予定通り初期洗浄を開始する。
このようにして、初期洗浄を行う前に使用者が便器1を使用したことにより便器洗浄が行われた場合、初期洗浄がキャンセルされることになるため、洗浄水を無駄に使うことを防止することが可能となる。
まず反射型非接触アクティブセンサ11が受けている赤外線を受光部13が受信した信号を増幅部14で増幅し、その信号をから演算部15で受光信号レベルを演算することにより受光処理を行い(S301)、その受光信号レベルを制御部8aでAD変換して結果を変数Pdに代入し(S302)、その変数Pdの下一桁に5を乗算し変数Riに代入する(S303)。そしてRi秒を初期洗浄ディレイタイマTiにセットし(S304)、初期洗浄ディレイタイマTiをスタートさせて(S305)、前述した初期洗浄処理に戻る。
まず商用電源が投入されると、便器A〜便器Eの便器洗浄装置3はそれぞれ反射型非接触アクティブセンサ11の受光処理を行い、その信号レベルをAD変換する。その結果、便器Aの便器洗浄装置3がAD変換した受光信号レベルのAD値が23であったとすると、その下一桁の3に5を乗算し15秒となるため、15秒後に電動弁5を開駆動することでフラッシュバルブ4を開弁し、初期洗浄を開始する。そして電動弁5を開駆動してから2秒後に電動弁5を閉駆動し、それから約3秒後にフラッシュバルブ4は閉弁し初期洗浄は終了する。同様に便器Bの便器洗浄装置3が受光信号レベルをAD変換した結果が26であったとすると、6×5=30秒後に初期洗浄を開始する。また便器Cの便器洗浄装置3が受光信号レベルをAD変換した結果が19であったとすると、9×5=45秒後に初期洗浄を開始し、便器Dの便器洗浄装置3が受光信号レベルをAD変換した結果が31であったとすると、1×5=5秒後に初期洗浄を開始する。そして、便器Eの便器洗浄装置3が受光レベルをAD変換した結果が24であったとすると、4×5=20秒後に初期洗浄を開始する。
まず図9に示すように、制御手段8にはマイコン41が配設され、そのマイコン41にはアナログ・デジタル変換ポート(以下ADポート)AD0〜AD3や出力ポートP00などがある。そしてADポートAD1〜AD3はそれぞれ抵抗R2、R3、R4を介して基準電位レベルに電位が固定されている。またADポートAD0には抵抗R1が接続され、さらに抵抗R1のもう一方の端子からからトランジスタQ1のコレクタに接続されている。そしてトランジスタQ1のエミッタは基準電位に接続され、またトランジスタQ1のベースは抵抗R5を介して出力ポートP00に接続されている。またトランジスタQ1のベースと抵抗R5との間に抵抗R6が接続され、抵抗R6のもう一方の端子は基準電位に接続されている。
まず商用電源が投入されると、便器A〜便器Eの便器洗浄装置3はそれぞれ出力ポートP00にLoを出力し、ADポートAD0を電位が固定されていない状態にしたうえで、ADポートAD0の信号レベルをAD変換する。その結果、便器Aの便器洗浄装置3のADポートAD0の信号レベルをAD変換したAD値が41であったとすると、その下一桁の1に5を乗算し5秒となるため、5秒後に電動弁5を開駆動することでフラッシュバルブ4を開弁し、初期洗浄を開始する。そして電動弁5を開駆動してから2秒後に電動5弁を閉駆動し、それから約3秒後にフラッシュバルブ4は閉弁し初期洗浄は終了する。同様に便器Bの便器洗浄装置3のAD0の信号レベルをAD変換した結果が205であったとすると、5×5=25秒後に初期洗浄を開始する。また便器Cの便器洗浄装置3のAD0の信号レベルをAD変換した結果が14であったとすると、4×5=20秒後に初期洗浄を開始し、便器Dの受光信号レベルをAD変換した結果が100であったとすると、0×5=0秒であるので直ぐに初期洗浄を開始する。そして、便器Eの便器洗浄装置3の受光レベルをAD変換した結果が127であったとすると、7×5=35秒後に初期洗浄を開始する。
2…給水流路
3…便器洗浄装置
4…フラッシュバルブ
5…電動弁
6…コンセントプラグ
7…電源部
8…制御手段
8a…制御部
9…ディレイ時間設定部
11…反射型非接触アクティブセンサ
12…投光部
13…受光部
14…増幅部
15…演算部
21…本体
22…弁体(ピストンバルブ)
23…圧力室
24…供給路
25…排水路
26…一次側給水路
27…二次側排水路
28…シート
31…蓋
32…プランジャー
41…マイコン
Claims (6)
- 便器へ繋がる給水流路にフラッシュバルブを設け、このフラッシュバルブの圧力室内の圧力を変化させて内部の弁体を開弁位置及び閉弁位置に移動させて給水流路を開閉する便器洗浄装置であって、
前記フラッシュバルブの前記圧力室内と前記弁体の一次側とを接続した供給路と、前記圧力室と前記弁体の二次側とを接続した排出路と、前記圧力室内の圧力を変化させるべく前記排出路を開閉する電動弁と、前記電動弁の駆動を制御する制御手段と、
を備えた便器洗浄装置において、
1つの前記便器洗浄装置に対してそれぞれに前記制御手段を備えており、
前記制御手段は、商用電源が投入されたことを検知すると前記電動弁を駆動し、前記フラッシュバルブを開弁して初期洗浄を行うと共に、商用電源が投入されてから初期洗浄を開始するまでのディレイ時間を、それぞれの前記制御手段において異なるようにディレイ時間設定部によって設定された時間に変更可能としたことを特徴とする便器洗浄装置。 - 前記制御手段は、前記ディレイ時間設定部のディレイ時間を、無作為に決定して自動的に設定することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
- 請求項2記載の便器洗浄装置において、
人体を検出するための、赤外線等の光を投光する投光部と、前記投光部から投光された光の反射光を含む光を受光する受光部とを有する反射型の非接触アクティブセンサを備え、
前記制御手段は、商用電源が供給されると、前記非接触アクティブセンサの前記受光部の検出信号レベルに基づいて前記ディレイ時間設定部のディレイ時間を自動的に設定することを特徴とする便器洗浄装置。 - 請求項1乃至2のいずれか一に記載の便器洗浄装置において、
アナログ・デジタル変換機能を有するAD端子をもつマイコン備え、
前記制御手段は、商用電源が供給されると、前記マイコンの前記AD端子をオープン状態とし、前記AD端子の電圧の検出結果に基づいて、前記ディレイ時間を設定することを特徴とする便器洗浄装置。 - 前記ディレイ時間設定部は、予め決められた所定時間の範囲内でディレイ時間を決定することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
- 前記制御部は、前記ディレイ時間内に使用者の便器使用に伴う洗浄指令を受付けると、前記初期洗浄を行わずに通常洗浄を実施することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
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JP2009257068A JP5704499B2 (ja) | 2009-11-10 | 2009-11-10 | 便器洗浄装置 |
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