まず、本発明に係るコンテンツ自動印刷システム1について図1を参照して説明を行う。
図1は、コンテンツ自動印刷システム1を示す構成図である。
コンテンツ自動印刷システム1は、図1に示すように、ユーザがインターネット2上のコンテンツ(以下、Webコンテンツと呼ぶ。Webコンテンツは、Webサイトの意味を含めるものとする。)を閲覧する端末となるパーソナルコンピュータ100と画像形成装置200とコンテンツデータベースサーバ300とが各々通信可能に通信回線3に接続されている。
通信回線3は、インターネット2に接続されるので、パーソナルコンピュータ100(以下、PC(100)と呼ぶ。)よりWebコンテンツが閲覧される。
コンテンツ自動印刷システム1には、通信回線3に接続されるパーソナルコンピュータを複数台接続することがもちろん可能であり、PC(100)と同じ機能を有するパーソナルコンピュータ100−1が通信回線3に接続され、PC(100)とは異なるユーザがパーソナルコンピュータ100−1からWebコンテンツの印刷指示を画像形成装置200に送ることができる。
インターネット2上にはWebサーバ4やFTP(File Transfer Protocol)サーバ5が存在し、PC(100)より、それらサーバ上のコンテンツの閲覧が行われる。
よって、PC(100)より閲覧されるWebコンテンツは、Webサーバ4上のコンテンツやFTPサーバ5上のコンテンツを含むものとする。
PC(100)は、表示部101、入力部102、演算部103、制御部104、記憶部105を有するパーソナルコンピュータである。
表示部101は、ディスプレイで構成され、演算部103で演算した結果等の情報をPC(100)のユーザに表示する。
入力部102は、マウスやキーボードで構成され、PC(100)のユーザによって、指示PC(100)に指示が入力される。
演算部103は、CPU(Central Processing Unit)で構成され、制御部104の指示に従って演算を実行する。
制御部104は、CPUで構成され、演算部103に対して制御を行う。
記憶部105は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等で構成され、画像形成装置200のプリンタドライバ106やWebコンテンツを閲覧するためのWebブラウザ107を記憶する。
画像形成装置200は、CPU(201)、RAM(202)、ROM(203)、通信インタフェース(以下、図面と共に通信I/Fと呼ぶ。)204、HDD(205)、表示/操作部206、印刷実行部207を有する。
CPU(201)は、画像形成装置200を統括的に制御する。
RAM(202)は、書き換え可能な揮発性の記憶装置であり、ROM(203)に記憶されるプログラムを動作させるシステム変数等を一時記憶する。
ROM(203)は、不揮発性メモリであり、画像形成装置200を動作させるプログラムや等を記憶する。
通信I/F(204)は、通信回線3と接続され、通信回線3を介して情報を授受する。
HDD(205)は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、印刷する画像データをスプールしたり、ユーザ毎のお勧めURL(Uniform Resource Locator)リストを記憶したりする。
表示/操作部206は、液晶のタッチパネルで構成され、ユーザからの指示を受け付け、ユーザに情報を表示する。
印刷実行部207は、印刷エンジンで構成され、画像データを用紙に印刷して排出する。
コンテンツデータベースサーバ300は、演算部301、制御部302、記憶部303を有する。
演算部301は、CPUで構成され、制御部302の指示に従って演算を実行する。
制御部302は、CPUで構成され、演算部301に対して制御を行なう。
記憶部303は、RAM、ROM、HDD等の記憶装置で構成され、コンテンツデータベースサーバ300を動作させるプログラムやデータベース等が記憶されており、また、プロブラムの実行時の作業メモリ領域としての機能を担う。
このように構成されるコンテンツ自動印刷システム1では、ユーザがPC(100)でWebコンテンツを閲覧して、Webコンテンツを画像形成装置200で印刷するように印刷指示を行なうと、印刷データが画像形成装置200に送られる。
Webコンテンツを印刷する印刷データを受信した画像形成装置200は、印刷を行い、その印刷データから印刷指示されたWebコンテンツの特徴語を抽出し、特徴語をコンテンツデータベースサーバ300に送る。
特徴語が送られたコンテンツデータベースサーバ300は、その特徴語に基づいて、PC(100)を操作してWebコンテンツを閲覧したユーザにお勧めするURLのリストであるお勧めURLリストを作成する。
お勧めURLリストは、その作成の元となった特徴語が抽出されたWebコンテンツを閲覧したユーザに勧められるWebコンテンツのURLを示すリストである。
コンテンツデータベースサーバ300が作成したお勧めURLリストは、画像形成装置200に送られ、画像形成装置200でユーザ毎に保存される。
そして、画像形成装置200は、保存するお勧めURLリストに記載されるWebコンテンツが更新されていないかどうかを設定されている時期(例えば定期的)に確認し、更新されている場合には、更新されたそのWebコンテンツデータを取得して印刷する等の処理を行う。
次に、画像形成装置200とコンテンツデータベースサーバ300が有する機能について、図2を参照して説明を行なう。
図2は画像形成装置200とコンテンツデータベースサーバ300が有する一部の機能を示すブロック図であり、図2(a)は画像形成装置200が有する一部の機能を示すブロック図であり、図2(b)はコンテンツデータベースサーバ300が有する一部の機能を示すブロック図である。
画像形成装置200は、図2(a)に示すように、コンテンツ情報取得機能251、特徴語抽出機能252、お勧めURLリスト記憶機能253、Web機能254、更新確認機能255を有する。
図2(a)に示すコンテンツ情報取得機能251は、ユーザが閲覧したWebコンテンツのデータを取得する機能であり、画像形成装置200は、PC(100)より送られる印刷データからWebコンテンツのデータを取得することにより行なう。コンテンツ情報取得機能251は、CPU201の制御により行なわれる。
また、画像形成装置200は、PC(100)よりURLが送られて、インターネット2からそのURLのWebコンテンツを取得して印刷することができるプルプリント印刷に対応している。 よって、プルプリント印刷の場合は、コンテンツ情報取得機能251は、PC(100)より送られたURLに基づいてWeb機能254がそのURLのWebコンテンツを取得することにより行なわれる。
図2(a)に示す特徴語抽出機能252は、コンテンツ情報取得機能251が取得したWebコンテンツのデータから特徴語を抽出する。特徴語抽出機能252は、CPU201の制御により行なわれる。
Webコンテンツから抽出される特徴語は、そのWebコンテンツの特徴を表す語句であり、例えば、そのWebコンテンツに出現した数が最も多い語句を特徴語とすることができる。
ここで図3を参照して特徴語抽出機能252について説明する。
図3は、PC(100)から画像形成装置200に送られるPDL(Page Description Language)データを示す模式図である。
図3に示すようにPDLデータには、PDLデータを送ったPC(100)にログインしたユーザのユーザ名、印刷対象のWebコンテンツのURL、印刷対象のWebコンテンツのタイトル等が記述され、また、印刷対象のWebコンテンツのテキストデータが記述される。
PDLデータには、例えば、PostScriptやPCL等の言語が使用される。
特徴語抽出機能252は、PDLデータに記述されるWebコンテンツのテキストデータに基づきそのテキストデータに最も多く出現した単語を特徴語として抽出することができる。 例えば、図3に示すように、PDLデータに記述されるWebコンテンツのテキストデータに「野球」という語句が最も多く含まれているので、特徴語抽出機能252はそのWebコンテンツの特徴語を「野球」であるとして抽出する。
また、特徴語抽出機能252は、PDLデータに記述されるWebコンテンツのテキストデータに最も多く含まれる語句を特徴語とする以外の他の方法によって、PDLデータに記述されるWebコンテンツのテキストデータに基づいてWebコンテンツの特徴語を抽出してもよい。
また、特徴語抽出機能252は、次にような方法により特徴語を抽出することもできる。
特徴語抽出機能252による特徴語を抽出する方法について図4を参照して説明を行なう。
図4は、画像形成装置200において、特徴語が抽出される抽出ロジックを示すフローチャートである。
画像形成装置100は、PC(100)より送られる印刷データ(PDLデータ)を受信すると、CPU201がその印刷データ(PDLデータ)よりユーザ識別情報が含まれているか否かを確認する(ステップ401)。
ユーザ識別情報が含まれている場合には(ステップ401でYES)、これから抽出する特徴語は、ユーザ識別情報が識別するユーザが閲覧したWebコンテンツの特徴語としてCPU201により情報管理される(ステップ402)。すなわちそのユーザ識別情報がRAM202に一時記憶される。
また、ステップ401でユーザ識別情報が含まれていない場合には(ステップ401でNO)、これから抽出する特徴語は、ゲストが閲覧したWebコンテンツの特徴語であるとして、CPU201により情報管理される(ステップ403)。すなわちゲスト扱いされることを示す情報がRAM202に一時記憶される。
そして、画像形成装置100が受信した印刷データにメタデータが含まれているか否かがCPU201により確認される(ステップ404)。
メタデータが含まれていない場合には(ステップ404でNO)、HDD205に記憶される専用プラグインをPC(100)に送信して(ステップ406)、PC(100)のWebブラウザ107に専用プラグインを組み込んでもらい、Webコンテンツの印刷指示を再度行ってもらう。 専用プラグインが組み込まれたWebブラウザ107は、Webコンテンツの情報をメタデータとして、Webコンテンツを印刷する印刷データに埋め込む。 専用プラグインには、印刷対象のWebコンテンツの特徴語を自動的に抽出して、特徴語であることを示す情報と共にその特徴語をメタデータとして印刷データに埋め込むような機能を持たせてもよい。
ステップ404でメタデータが含まれている場合には(ステップ404でYES)、CPU201はそのメタデータを取得する。
メタデータは、印刷指示されたWebコンテンツのURLか、Webコンテンツのタイトルか、Webコンテンツの特徴語である。
メタデータがURLである場合には(ステップ407でYES)、画像形成装置200は、Web機能254を利用して、そのメタデータのURLが示すWebコンテンツにアクセスする(ステップ408)。
画像形成装置200は、メタデータのURLが示すWebコンテンツにアクセスして、そのWebコンテンツのHTMLデータを取得する。
画像形成装置200の特徴語抽出機能252は、メタデータのURLが示すWebコンテンツのタイトルより特徴語を抽出する(ステップ409)。
特徴語抽出機能252は、メタデータのURLが示すWebコンテンツにアクセスした場合には、基本的にそのWebコンテンツのタイトルから特徴語を抽出するが、そのWebコンテンツの本文からも特徴語を抽出してもよい(ステップ409)。
また、ステップ407でメタデータがURLでない場合には(ステップ407でNO)、CPU201は、そのメタデータがWebコンテンツのタイトルか否かを確認する(ステップ410)。
メタデータがWebコンテンツのタイトルである場合には(ステップ410でYES)、特徴語抽出機能252は、そのタイトルから特徴語を抽出する(ステップ409)。
また、ステップ410でメタデータがWebコンテンツのタイトルでない場合には(ステップ410NO)、CPU201は、メタデータよりWebコンテンツの特徴語を取得する(ステップ411)。
このようにして、特徴語抽出機能252によりWebコンテンツの特徴語が抽出(或いは取得)される。
Webコンテンツのタイトルや本文から特徴語を抽出する方法は、例えば、特開2002−73681号公報(段落0062〜段落0195)の技術を利用することができるが、他の方法を利用してもよい。
図2(a)に示すお勧めURLリスト記憶機能253は、コンテンツデータベースサーバ300より送られるお勧めURLリストをHDD(205)に記憶して保存する。お勧めURLリスト記憶機能253は、お勧めURLリストがコンテンツデータベースサーバ300で作成される際に元となった特徴語が抽出されたWebコンテンツを閲覧したユーザ毎に、そのお勧めURLリストを記憶保存する。画像形成装置200が行なうユーザの判断は、PC(100)から送られるWebコンテンツの印刷指示に含まれるPC(100)の識別情報やPC(100)にログインして印刷指示を行ったユーザ識別情報によって行われることが可能である。
図2(a)に示すWeb機能254は、インターネット2に接続して、指定のURLのWebコンテンツを取得する。例えば、指定のURLがWebサーバ4である場合には、HTTP(HyperText Transfer Protocol)を使ってWebコンテンツのHTML(HyperText Markup Language)文書を取得し、また、指定のURLがFTPサーバ5である場合には、FTP(File Transfer Protocol)を使ってWebコンテンツのファイルを取得する。 画像形成装置200は、Web機能254を機能させるために、HDD205に、HTTPを使ってWebサーバ4からHTMLを取得するプログラムと、FTPを使ってFTPサーバ5からファイルを取得するプログラムとを記憶している。 そして、CPU201がそのプログラムをRAM202に呼び出して、CPU201により制御されてWeb機能254が行なわれる。
図2(a)に示す更新確認機能255は、お勧めURLリスト記憶機能253が保存するお勧めURLリストのWebコンテンツが更新されていないかどうかを確認する処理を行う。 画像形成装置200は更新確認を実行するプログラムをHDD205に記憶しており、CPU201はそのプログラムをRAM202に呼び出し、更新確認機能255はCPU201により制御されて行われる。
更新確認機能255がお勧めURLリストのWebコンテンツの更新確認を行なう時期とその方法について説明を行なう。
まず、更新の確認を行なう時期について説明する。 画像形成装置200は、更新確認機能255を、次のような時期に行なうようにすることができる。
例えば、画像形成装置200は、更新確認機能255を、画像形成装置200の電源が入れられて起動した直後に行なうようにすることができる。
また、画像形成装置200は、更新確認機能255を、画像形成装置200に予め設定された時刻に行なうようにすることができる。
また、画像形成装置200は、更新確認機能255を、ユーザが表示/操作部206に表示される更新確認ボタンを押下して指示した時点で行なうようにすることができる。
また、画像形成装置200は、PC(100)のWebブラウザ107の画面上に画像形成装置200が有するEWS(埋め込みWebサーバ)の画面が表示されて、そのEWSの画面上に表示される更新確認ボタンをPC(100)を操作するユーザが押下して指示した時点で画像形成装置200の更新確認機能255が行なわれるようにすることができる。
また、お勧めURLリストはユーザ毎に記憶されるので、画像形成装置200は、記憶するお勧めURLリストに対応するユーザから送られる印刷データを印刷した場合に、そのユーザに対応するお勧めURLリストの更新確認を行なって、更新されていたWebコンテンツを印刷することができる。更新確認の時期をそのようにすることにより、ユーザが印刷結果物を画像形成装置200に取りに来るときに、更新されたWebコンテンツが印刷された物をも取得することができ、二度手間にならずに便利である。
また、画像形成装置200は、PC(100)のログイン状況を確認して、PC(100)がログインされている場合には、ユーザが在席しているものとして、そのユーザに対応するお勧めURLリストの更新確認の頻度を増やすことができる。
また、画像形成装置200は、PC(100)のログイン状況を確認して、PC(100)がログインされていない場合には、ユーザが在席していないものとして、そのユーザに対応するお勧めURLリストの更新確認の頻度を減らす、若しくは、更新確認をせずに、画像形成装置200の負荷を下げることができる。
画像形成装置200は、PC(100)のログイン状況を確認するための適切なプロトコルを使用して、ログイン状況を確認する。 例えば、画像形成装置200は、ログイン状況を確認するために、SNMP(Simple Network Management Protocol)などを使ったMIB(Management Information Base)情報を利用することができる。
また、画像形成装置200は、印刷実行部207で印刷を行う状態が終了した後に、アイドリング状態となった場合に、更新確認機能255を行って、お勧めURLリストのWebコンテンツの更新確認を行なうようにすることができる。 そのような時期に更新確認機能255を行なわせることにより、画像形成装置200は、印刷実行部207が稼働していない状態に更新確認を行わせることができて、CPU201の負荷を減らすことができる。
また、画像形成装置200は、過去の更新された記録をお勧めURL毎にHDD205に記憶しておき、その記録に基づき各々のお勧めURLの更新タイミングを画像形成装置200が予測して、その予測を更新確認する時期に反映させることができる。 つまり、過去の更新された記録が高頻度で更新されているお勧めURLの場合には、次回の更新の更新間隔も短いと予測できるので、画像形成装置200は更新確認を高頻度に行なうようにすることができる。
また、低頻度で更新されているお勧めURLの場合(例えば前回の更新が半年前のようなWebコンテンツ)には、次回の更新の更新間隔も長いと予測できるので、画像形成装置200は更新間隔を低頻度に行なう(更新確認の間隔を伸ばす)ようにすることができる。
このような時期に、画像形成装置200は更新確認機能255を行うことができる。
次に、更新確認機能255がお勧めURLリストのWebコンテンツの更新確認を行なう方法について説明を行なう。
更新確認機能255は、Web機能254によりWebサーバ4から受信するHTTPヘッダのLast-Modifiedフィールドの値に基づき、Webコンテンツが更新されているかどうかを確認することができる。Last-Modifiedフィールドには、最終更新日時が記載されているので、更新確認機能255は、お勧めURLリストのWebコンテンツが更新された日時をHDD205に記憶しておき、その日時とLast-Modifiedフィールドで取得する最終更新日時とを比較することで、新たに更新されたか否かを確認することができる。
また、更新確認機能255は、お勧めURLリストのWebコンテンツを管理するWebサーバ4に対して、If-Modified-Sinceフィールドを含んだリクエストを送り、それに対するWebサーバ4からの返事に基づき、Webコンテンツが指定の日時より更新されたか否かを確認することができる。 例えば、更新確認機能255は、If-Modified-Sinceフィールドに指定の日時を記述してWebサーバ4に送り、その返事が「200 OK」である場合にはその指定の日時以降に更新が行なわれたと確認でき、また、その返事が「304 Not Modified」である場合にはその指定の日時以降には更新されていないと確認できる。
また、更新確認機能255は、FTPコマンドであるLISTコマンドやNLSTコマンドを使用してファイル属性情報を取得し、ファイル属性情報にファイル更新日時やファイルサイズが含まれている場合にはそれらの情報に基づき更新されているか否かを確認することができる。 例えば、ファイル属性情報にファイル更新日時が含まれていた場合には、前回の更新確認時に取得したファイル更新日時と比較して変化があった場合には、新たに更新が行なわれたと判断され、また、ファイル属性情報にファイルサイズが含まれている場合には、前回の更新確認時に取得したファイルサイズと比較して変化があった場合には、新たに更新が行なわれたと判断される。
また、更新確認機能255は、RSS(Really Simple Syndication)を利用して、お勧めURLリストのWebコンテンツが更新されているか否かを確認することができる。
RSSで記述された文書には、Webコンテンツ(Webサイト)の各ページのタイトル、アドレス、見出し、要約、更新時刻などが記述される。よって、お勧めURLリストに含まれるWebコンテンツ(Webサイト)のRSS情報を取得することにより、そのWebコンテンツ(Webサイト)が更新されたか否かを確認することが出来る。 具体的には、お勧めURLリストに含まれるWebコンテンツ(Webサイト)から送られるRSSフィードに基づき、そのRSSフィードに前回とは異なる新しいタイトルが含まれている場合に、そのWebコンテンツ(Webサイト)が更新されたものと確認することができる。
このような方法により、更新確認機能255は、お勧めURLリストのWebコンテンツ(Webサイト)の更新を確認することができる。
また、コンテンツデータベース300は、図2(b)に示すように、お勧めURLリスト作成機能351を有する。
ここでコンテンツデータベース300が有するお勧めURLリスト作成機能351について、図5を参照して説明を行なう。
図5はコンテンツデータベース300が記憶部303に記憶するデータベースの例を示す表であり、図5(a)は1つの特徴語からお勧めURLが作成される際にお勧めURLリスト作成機能351が使用するデータベースの例を示す表であり、図5(b)は複数個の特徴語からお勧めURLが作成される際にお勧めURLリスト作成機能351が使用するデータベースの例を示す表である。
コンテンツデータベース300のお勧めURLリスト作成機能351は、画像形成装置200から受信した特徴語に基づきお勧めURLリストを作成する。
お勧めURLリスト作成機能351は、受信した特徴語とWebコンテンツとを対応付けるためのデータベースを記憶部303に記憶している。
例えば、図5(a)に示すように、特徴語が1つの場合で、特徴語が「テニス」である場合には、その特徴語「テニス」に対応するお勧めURLがデータベースに記憶されているの。それで、お勧めURLリスト作成機能351は、特徴語に対応するお勧めURLをそのデータベースより決定する。 特徴語に対応するお勧めURLは、図5(a)に示すように、1つではなく、複数であってもよい。
また、特徴語は、論理和によって構成されてもよい。つまり、図5(a)に示すように、特徴語が「スケート」若しくは「アイスホッケー」である場合に対応するお勧めURLが「http://ddd.com」であるとデータベースには記憶されている。よって、お勧めURLリスト作成機能351は、特徴語が「スケート」若しくは「アイスホッケー」である場合には、お勧めURLをデータベースの記憶内容に基づき「http://ddd.com」と決定する。
また、図5(b)に示すように、特徴語が複数の場合でも、それら複数の特徴語に対応するお勧めURLが、コンテンツデータベース300のデータベースに記憶されている。 例えば、図5(b)に示すように、特徴語が「スポーツ」と「Yahoo」の2つの場合には、「スポーツ」と「Yahoo」に対応するお勧めURLが「http://spots.yahoo.co.jp/」としてデータベースに記憶されているので、それが特徴語となる。
そして、図5(b)に示すように、特徴語が複数の場合でも、それらの特徴語が論理和で構成されていてもよい。つまり、図5(b)に示すように、特徴語の1つが「野球」若しくは「ベースボール」であり、もう1つの特徴語「阪神」若しくは「タイガース」である場合には、データベースに記憶される内容に基づき、お勧めURLは「http://hanshintigers.jp/」であると決定される。
次に、コンテンツ自動印刷システム1で行われる処理について、図6を参照して説明を行なう。
図6は、コンテンツ自動印刷システム1で行われる処理について示したフローチャートである。
図6に示すように、コンテンツ自動印刷システム1では、PC(100)で、Webコンテンツの閲覧が行われる(ステップ601)。
PC(100)を操作してWebコンテンツを閲覧したユーザは、所望のWebコンテンツの印刷指示をWebブラウザ105から行なう(ステップ602)。
PC(100)でWebコンテンツの印刷指示が行われると(ステップ602)、印刷指示されたWebコンテンツの印刷データ(PDLデータ)がプリンタドライバ106で作成され、画像形成装置200に送信される。
PC(100)から送信される印刷データ(PDLデータ)には、PC(100)にログインして印刷を指示したユーザを識別するユーザ識別情報が含まれている。
また、PC(100)から送信される印刷データ(PDLデータ)に、PC(100)を通信回線3に接続される他のパーソナルコンピュータと識別するMACアドレスやコンピュータ名等の装置識別情報が含まれていてもよい。
画像形成装置200は、PC(100)からの印刷データを受信する(ステップ603)。
画像形成装置200が受信する印刷データは、例えば、図3を参照して説明したようなPDLデータである。
画像形成装置200は、印刷データを受信すると、その印刷データを印刷実行部207で印刷し、また、受信した印刷データに基づいて、印刷指示されたWebコンテンツの特徴語を抽出する(ステップ604)。
画像形成装置200が行なう特徴語の抽出は、特徴語抽出機能252により行われる。
特徴語抽出機能252は、上述したように、印刷データに記述されるWebコンテンツのテキストデータに基づいて特徴語を抽出する方法や、図4を参照して説明したような抽出ロジックを用いて特徴語を抽出する。
画像形成装置200は、特徴語抽出機能252によって、印刷指示されたWebコンテンツの特徴語を抽出すると、その後、抽出した特徴語をステップ603で受信した印刷データに含まれるユーザ識別情報と共にコンテンツデータベースサーバ300に送信する(ステップ605)。
コンテンツデータベースサーバ300は、画像形成装置200から特徴語をユーザ識別情報と共に受信する(ステップ606)。
コンテンツデータベースサーバ300は、図5を参照して説明したように、お勧めURLリスト作成機能351によって、受信した特徴語に基づいてお勧めURLリストを作成する(ステップ607)。
コンテンツデータベースサーバ300は、お勧めURLリストを作成すると、作成したお勧めURLリストをステップ606で受信したユーザ識別情報と共に画像形成装置200に送信する(ステップ608)。
画像形成装置200は、お勧めURLリストとユーザ識別情報をコンテンツデータベースサーバ300から受信すると(ステップ609)、受信したお勧めURLリストをユーザ識別情報に基づくユーザ毎にHDD205に記憶保存する(ステップ610)。
ここでユーザ毎のお勧めURLリストをHDD205に記憶保存すると、画像形成装置200は、次のような所定の動作を行なう(ステップ611)。
すなわち、ステップ611で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、ステップ610で記憶保存したお勧めURLリストのWebコンテンツに画像形成装置200のWeb機能254がアクセスし、そのWebコンテンツの印刷を印刷実行部207が実行するものである。
また、ステップ611で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、ステップ610で記憶保存したお勧めURLリストのWebコンテンツに画像形成装置200のWeb機能254がアクセスし、アクセスして取得したWebコンテンツのHTMLデータをPDF(Portable Document Format)ファイル等に変換してPC(100)にメール添付送信するものである。
また、ステップ611で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、ステップ610で記憶保存したお勧めURLリストのWebコンテンツのサムネイル画像を生成し、そのサムネイル画像を画像形成装置200が有するEWS(埋め込みWebサーバ)を利用して表示/操作部206に表示させるものである。 表示/操作部206にサムネイル画像が表示されると、画像形成装置200を操作するユーザは、表示/操作部206より所望のサムネイル画像を選択することで、所望のWebコンテンツを印刷実行部207で印刷させることができる。 尚、EWS(埋め込みWebサーバ)を利用してWebコンテンツを表示させる場合に、Webコンテンツのサムネイル画像を表示させるのではなく、別な表示方法(Webコンテンツのタイトルを表示させる等)で、WebコンテンツをEWSを利用して表示/操作部206に表示させてもよい。
また、ステップ611で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、ステップ610で記憶保存したお勧めURLリストのWebコンテンツのサムネイル画像を生成し、そのサムネイル画像を画像形成装置200が有するEWS(埋め込みWebサーバ)を利用して、PC(100)の表示部101にWebブラウザ107にて表示させるものである。 PC(100)を操作するユーザにとってみれば、PC(100)のブラウザ107にて画像形成装置200のEWS(埋め込みWebサーバ)を表示させ、お勧めURLリストのWebコンテンツのサムネイル画像を確認することができる。 そして、その際、PC(100)を操作するユーザは、Webブラウザ107に表示されたサムネイル画像から、所望のWebコンテンツを選択して、画像形成装置200に選択したサムネイル画像のWebコンテンツの印刷をさせることができる。 尚、EWS(埋め込みWebサーバ)を利用してWebコンテンツをPC(100)の表示部101に表示させる場合に、Webコンテンツのサムネイル画像を表示させるのではなくて、別な表示方法(Webコンテンツのタイトルを表示させる等)で、WebコンテンツをEWSを利用してPC(100)の表示部101に表示させてもよい。
また、ステップ611で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、ステップ610で記憶保存したお勧めURLリストを画像形成装置200が有する電子メールソフトで電子メールに記載してPC(100)に送るものである。 その際、電子メールが送られたPC(100)を操作するユーザは、上述したようなPC(100)のブラウザ107に表示されるEWS(埋め込みWebサーバ)のサムネイル画像より所望のWebコンテンツを指定して画像形成装置200に指定したWebコンテンツを印刷させることができる。 また、電子メールでお勧めURLリストを受信したPC(100)を操作するユーザは、画像形成装置200まで出向いて、上述したような画像形成装置200のEWS(埋め込みWebサーバ)を利用したWebコンテンツの表示/操作部206への表示より所望のWebコンテンツを指定して、画像形成装置200に指定したWebコンテンツを印刷させることができる。
また、ステップ611で行なわれる画像形成装置200の所定の動作に関連して、画像形成装置200のEWS(埋め込みWebサーバ)を利用してお勧めURLリストを表示させる際に、画像形成装置200は、EWS(埋め込みWebサーバ)にアクセスしてきたクライアントがモバイルデバイスかパーソナルコンピュータかに応じて、EWS(埋め込みWebサーバ)で表示するお勧めURLリストの表示形式を異ならせることができる。 例えば、アクセスしてきたクライアントがモバイルデバイスである場合には、お勧めURLリストを簡易的なテキストベースのURLリストとして表示するようにし、アクセスしてきたクライアントがパーソナルコンピュータである場合には、お勧めURLリストをWebコンテンツのサムネイル画像を含んで、モバイルデバイスに対する表示に比べて表示画面のデータ容量を多く使ってユーザに見やすいリッチな表示画面で表示するようにすることができる。
このようなステップ611で行なわれる画像形成装置200の所定の動作について、予め画像形成装置200で、どの所定の動作を実行させるかの設定が可能であり、また、EWS(埋め込みWebサーバ)を通してPC(100)から、どの所定の動作を実行させるかの設定が可能である。
また、このようなステップ611で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の設定は、ユーザ毎に異なった設定をしてもよい。
このように、お勧めURLリストをコンテンツデータベースサーバ300から受信した画像形成装置200は、ステップ611として、予め設定された所定の動作を行う。
その後、画像形成装置200は、お勧めURLリスト記憶機能253によって記憶したお勧めURLリストに記載されるWebコンテンツが更新されているかどうかを確認する処理を更新確認機能255が行なう。 更新確認機能255がWebコンテンツの更新の確認を行なう(ステップ613の処理を行なう)時期は、図2を参照して更新確認機能255を説明する個所で説明した上述のような種々の時期を画像形成装置200に設定することができる。
ここでは、更新確認機能255がWebコンテンツの更新の確認を行なう時期として、更新確認機能255が定期的に更新の確認を行なう場合を例に説明する。
画像形成装置200で、ステップ611で所定の動作が行なわれた後に、予め設定された一定時間が経過すると(ステップ612でYES)、更新確認機能255は、お勧めURLリスト記憶機能253でHDD205に記憶されたお勧めURLリストのWebコンテンツが更新されているかどうかを確認する処理を行なう(ステップ613)。
ステップ613で更新されているかどうかの確認を行なった結果、Webコンテンツが新たに更新されていないことが確認されると(ステップ614でNO)、処理はステップ612に戻り、再度一定時間が経過した後に更新確認機能255によって更新確認が行われる。
また、ステップ613で更新されているかどうかの確認を行なった結果、Webコンテンツが新たに更新されていることが確認されると(ステップ614でYES)、画像形成装置200は、ステップ615の処理として、次のような所定の動作を行なう。
すなわち、ステップ615で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、ステップ613で更新確認した結果、新たに更新されていると確認されたWebコンテンツに対して画像形成装置200のWeb機能254がアクセスし、そのWebコンテンツの印刷を印刷実行部207が実行するものである。
また、ステップ615で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、ステップ613で更新確認した結果、新たに更新されていると確認されたWebコンテンツに対して画像形成装置200のWeb機能254がアクセスし、アクセスして取得したWebコンテンツのHTMLデータをPDFファイル等に変換してPC(100)にメール添付送信するものである。
また、ステップ615で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、ステップ613で更新確認した結果、新たに更新されていると確認されたWebコンテンツに対して画像形成装置200のWeb機能254がアクセスし、アクセスして取得したWebコンテンツのサムネイル画像を生成し、そのサムネイル画像を画像形成装置200が有するEWS(埋め込みWebサーバ)を利用して表示/操作部206に表示させるものである。 表示/操作部206にサムネイル画像が表示されると、画像形成装置200を操作するユーザは、表示/操作部206より所望のサムネイル画像を選択することで、所望のWebコンテンツを印刷実行部207で印刷させることができる。 尚、EWS(埋め込みWebサーバ)を利用してWebコンテンツを表示させる場合に、Webコンテンツのサムネイル画像を表示させるのではなく、別な表示方法(Webコンテンツのタイトルを表示させる等)で、WebコンテンツをEWSを利用して表示/操作部206に表示させてもよい(印刷指示される場合には所望のWebコンテンツが選択される。)。 また、EWS(埋め込みWebサーバ)を利用してWebコンテンツを表示させる場合に、更新確認されたWebコンテンツ以外にも、お勧めURLリストに更新されていないURLがある際には、更新が確認されたWebコンテンツについてのサムネイル画像やタイトル等を表示させてもよいし、更新が確認されていないWebコンテンツを含めたWebコンテンツについてのサムネイル画像やタイトル等を表示させてもいい。
また、ステップ615で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、ステップ613で更新確認した結果、新たに更新されていると確認されたWebコンテンツに対して画像形成装置200のWeb機能254がアクセスし、アクセスして取得したWebコンテンツのサムネイル画像を生成し、そのサムネイル画像を画像形成装置200が有するEWS(埋め込みWebサーバ)を利用して、PC(100)の表示部101にWebブラウザ107にて表示させるものである。 PC(100)を操作するユーザにとってみれば、PC(100)のブラウザ107にて画像形成装置200のEWS(埋め込みWebサーバ)を表示させ、お勧めURLリストのWebコンテンツのサムネイル画像を確認することができる。 そして、その際、PC(100)を操作するユーザは、Webブラウザ107に表示されたサムネイル画像から、所望のWebコンテンツを選択して、画像形成装置200に選択したサムネイル画像のWebコンテンツの印刷をさせることができる。 尚、EWS(埋め込みWebサーバ)を利用してWebコンテンツをPC(100)の表示部101に表示させる場合に、Webコンテンツのサムネイル画像を表示させるのではなくて、別な表示方法(Webコンテンツのタイトルを表示させる等)で、WebコンテンツをEWSを利用してPC(100)の表示部101に表示させてもよい(印刷指示される場合には所望のWebコンテンツが選択される。)。 また、EWS(埋め込みWebサーバ)を利用してWebコンテンツを表示させる場合に、更新確認されたWebコンテンツがお勧めURLリストの複数のURLのうちの1つである場合には、そのお勧めURLリストにある他の更新されていないURLのWebコンテンツについてのサムネイル画像やタイトル等を更新されていないことが明らかになるようにして更新されたWebコンテンツと共に表示させてもよいし、或いは、更新されたWebコンテンツだけを表示させるようにしてもよい。
また、ステップ615で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、お勧めURLリストが新たに更新されたことを画像形成装置200が有する電子メールソフトで電子メールに記載してPC(100)に送るものである。
また、ステップ615で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、ステップ613で更新確認した結果、新たに更新されていると確認されたWebコンテンツのリストを画像形成装置200が有する電子メールソフトで電子メールに記載してPC(100)に送るものである。 その際、電子メールが送られたPC(100)を操作するユーザは、上述したようなPC(100)のブラウザ107に表示されるEWS(埋め込みWebサーバ)のサムネイル画像より、新たに更新された所望のWebコンテンツを指定して画像形成装置200に指定したWebコンテンツを印刷させることができる。 また、電子メールでお勧めURLリストを受信したPC(100)を操作するユーザは、画像形成装置200まで出向いて、上述したような画像形成装置200のEWS(埋め込みWebサーバ)を利用したWebコンテンツの表示/操作部206への表示より、新たに更新された所望のWebコンテンツを指定して、画像形成装置200に指定したWebコンテンツを印刷させることができる。
また、ステップ615で行なわれる画像形成装置200の所定の動作に関連して、画像形成装置200のEWS(埋め込みWebサーバ)を利用してお勧めURLリストを表示させる際に、画像形成装置200は、EWS(埋め込みWebサーバ)にアクセスしてきたクライアントがモバイルデバイスかパーソナルコンピュータかに応じて、EWS(埋め込みWebサーバ)で表示するお勧めURLリストの表示形式を異ならせることができる。 例えば、アクセスしてきたクライアントがモバイルデバイスである場合には、お勧めURLリストを簡易的なテキストベースのURLリストとして表示するようにし、アクセスしてきたクライアントがパーソナルコンピュータである場合には、お勧めURLリストをWebコンテンツのサムネイル画像を含んで、モバイルデバイスに対する表示に比べて表示画面のデータ容量を多く使ってユーザに見やすいリッチな表示画面で表示するようにすることができる。
また、ステップ615で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、画像形成装置200の更新確認機能255がRSSを利用してお勧めURLリストのWebコンテンツが更新されているか否かを確認する場合に、お勧めURLリストのWebコンテンツ(Webサイト)から送られるRSSフィードに新規追加されたものに自動的にアクセスして取得し、その取得したWebコンテンツを自動的に印刷するようにすることや、或いはお勧めURLリストのWebコンテンツ(Webサイト)から送られるRSSフィードに新規追加されたもののURLをメールに記述して電子メールでPC(100)に送信するようにすることもできる。
このように、ステップ615で行なわれる画像形成装置200の所定の動作は、予め画像形成装置200に設定することができ、また、EWS(埋め込みWebサーバ)を通してPC(100)から設定することもできる。
また、このようなステップ615で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の設定は、ユーザ毎に異なった設定をしてもよい。
このように、お勧めURLリストが新たに更新されたことを確認した場合には(ステップ614でYES)、ステップ615の処理として、予め設定された所定の動作を行う。
尚、画像形成装置200の特徴語抽出機能252が印刷データから特徴語を抽出する際に、HDD205に、ユーザ毎(ゲスト扱いを含める。また、端末毎とすることもできる)に特徴語の履歴を記憶し、その特徴語の履歴に基づいてコンテンツデータベースサーバ300に送る特徴語を決定してもよい。 例えば、「10ジョブ単位」「1日単位」など、ある一定の期間に各ユーザが印刷指示した印刷データより抽出した特徴語を特徴語履歴として記憶しておき、その特徴語履歴を集計することにより、コンテンツデータベースサーバ300に送る特徴語を決定する。 また、ユーザ毎(ゲスト扱いを含める。また、端末毎とすることもできる。)に特徴語の履歴を記憶して、その履歴に基づいてコンテンツデータベースサーバ300に送る特徴語を決定する場合に、「10ジョブ単位」「1日単位」などの一定の期間が経過すると、前回経過した一定の期間に蓄積した特徴語の履歴は一度削除して、今回経過した一定の期間に蓄積した特徴語に基づいて、コンテンツデータベースサーバ300に送る特徴語を決定してもよい。このように構成することにより、ユーザ(端末毎の場合には端末)の近々の特定の期間における嗜好性の傾向を踏まえた特徴語の決定が行われる。 また、ユーザ毎(ゲスト扱いを含める。また、端末毎とすることもできる。)に特徴語の履歴を記憶して、その履歴に基づいてコンテンツデータベースサーバ300に送る特徴語を決定する場合に、「10ジョブ単位」「1日単位」などの一定の期間が経過しても、前回経過した一定の期間までに蓄積した特徴後の履歴を削除せずに、今回経過した一定の期間に蓄積した特徴語と前回経過した一定の期間までに蓄積した特徴語とに基づいて、コンテンツデータベースサーバ300に送る特徴語を決定してもよい。このように構成することにより、ユーザ(端末毎の場合には端末)の長期にわたる嗜好性の傾向を踏まえた特徴語の決定が行われる。そして、その際、どの期間の蓄積された特徴語を削除するかは任意に設定できるものとする。
尚、お勧めURLリスト記憶機能253は、Webコンテンツを印刷指示したユーザ毎にお勧めURLリストを記憶保存するように説明したが、ユーザ毎だけでなく、Webコンテンツの印刷データを送信した端末毎(パーソナルコンピュータ毎)にお勧めURLリストを記憶保存するように構成することもできる。その際には、PC(100)から画像形成装置200に送られる印刷データにPC(100)を識別する識別情報が含まれ、また、画像形成装置200からコンテンツデータベースサーバ300に送られる特徴語にその識別情報が付与され、また、コンテンツデータベースサーバ300から画像形成装置200に送られるお勧めURLリストにその識別情報が付与され、画像形成装置200は受信したお勧めURLリストをその識別情報毎(端末毎)にHDD205に記憶保存する。そのように端末毎に記憶保存した場合には、更新確認機能255がお勧めURLリストの更新確認を行なう時期を、端末から送られる印刷データを印刷した場合にして、画像形成装置は、その端末に対応して記憶されるお勧めURLリストのWebコンテンツの更新を確認するようにすることもできる。
尚、お勧めURLリスト記憶機能253が保存するお勧めURLリストのWebコンテンツの更新が確認される処理として、画像形成装置200による更新確認だけでなく、PC(100)で更新確認が行われるようにすることもできる。 その際には、お勧めURLリスト記憶機能253が保存するお勧めURLリストがPC(100)に送信され、PC(100)の記憶部106に記憶される。 そして、PC(100)の記憶部106に記憶されて制御部104によって制御されてPC(100)の動作中に常駐される更新確認ソフトが、お勧めURLリストのWebコンテンツが更新されていないかを定期的に確認する。 PC(100)の更新確認ソフトがWebコンテンツが更新されていることを確認すると、PC(100)では、表示部101に、お勧めURLリストのWebコンテンツが更新されたことを示すポップアップ表示が表示される。 PC(100)のユーザは、表示部101に表示されるポップアップ表示により、お勧めURLリストのWebコンテンツが更新されたことを確認した後に、そのWebコンテンツを印刷するかどうかを決めることができる。
尚、お勧めURLリスト記憶機能253が保存するお勧めURLリストのWebコンテンツの更新が確認される処理として、インターネット上に存在するWebサーバ4側或いはFTPサーバ5側がWebコンテンツが更新された時点で画像形成装置200或いはPC(100)に更新確認の事実を送信するようにすることもできる。 その際には、もちろん、Webサーバ4或いはFTPサーバ5に、Webコンテンツが更新された時点で更新確認の事実を画像形成装置200或いはPC(100)に送信するプログラムが記憶されて実行される。
尚、コンテンツ自動印刷システム1は、画像形成装置200で抽出した特徴語がコンテンツデータベースサーバ300に送信されて、コンテンツデータベースサーバ300がその特徴語に基づきお勧めURLリストを作成するように説明したが、画像形成装置200が特徴語を抽出した後に、画像形成装置200が、Web機能254を使用して、抽出した特徴語をインターネット2上の検索エンジン(例えば、Google、Yahoo)に入力して検索を行い、その結果検索されたURLをお勧めURLとしてお勧めURLリストを作成することも出来る。 その際には、検索エンジンで検索された結果の上位から所定の数のURLをお勧めURLとしてお勧めURLリストを作成することも出来る。
尚、図6のステップ611やステップ615の処理で、画像形成装置200のEWS(埋め込みWebサーバ)により表示されたお勧めURLのWebコンテンツがユーザにより印刷指示されて印刷された場合に、そのユーザや印刷されたWebコンテンツをHDD205或いはPC(100)の記憶部105或いはコンテンツデータベースサーバ300の記憶部302に記憶しておき、その記憶した情報を、そのユーザの次回のお勧めURLの表示や、或いはコンテンツデータベースサーバ300の記憶部300に記憶されるデータベースの更新に活用することもできる。ユーザの次回のお勧めURLの表示に活用する場合には、例えば、EWS等によりそのユーザのお勧めURLリストを表示する場合に(メールでのお勧めURLリストの通知の場合も含む)、そのユーザにより印刷指示されてHDD205等に記憶されたWebコンテンツを優先的に目立つ場所に表示する(リスト表示の上位に表示する)。また、データベースの更新に活用する場合には、まず、そのユーザにより印刷指示されてHDD205に記憶されたWebコンテンツから画像形成装置200の特徴語抽出機能252が複数の特徴語を抽出する。そして、抽出された特徴語に対応するお勧めURLがコンテンツデータベース300のデータベースに記録されていない場合には、そのユーザにより印刷指示されてHDD205に記憶されたWebコンテンツをその抽出された特徴語に対応するお勧めURLとしてデータベースに記録することにより、データベースを更新する。
尚、図2を参照して説明した更新確認機能255が更新確認を行なう時期に更新確認機能255がお勧めURLの更新確認を行なって新たに更新されたことが確認された場合に、図6を参照して説明したステップ615で行なわれる画像形成装置200の所定の動作として説明した各々の動作が行なわれるようにすることもできる。
尚、お勧めURLリスト記憶機能253は、ユーザが印刷指示したWebコンテンツの特徴語に基づいて作成されたお勧めURLリストが記憶されるように説明したが、作成されたお勧めURLリストにそのユーザが印刷指示したWebコンテンツのURLを加えて記憶するようにしてもよい。
第1実施例では、コンテンツ自動印刷システム1上の装置が直接インターネット2のWebサーバ等にアクセスするシステムを説明したが、第2実施例では、プロキシサーバ400を介してインターネット2のWebサーバ等へのアクセスが行なわれるシステムを説明する。
まず、本願発明に係るコンテンツ自動印刷システム10について、図7を参照して説明を行なう。
図7は、コンテンツ自動印刷システム10を示す構成図である。
第2実施例では、第1実施例での説明に使用した参照番号と同じ参照番号を有する装置、その装置の各構成部は、特に説明がない限り第1実施例で説明した内容と同じ構成、機能を有するものとして説明を行う。さらに、第1実施例で使用した用語(Webコンテンツ等)は、第2実施例でも同じ意味を有するものとして説明を行なう。
コンテンツ自動印刷システム10は、図7に示すように、通信回線にPC(100)、画像形成装置200、コンテンツデータベースサーバ300、プロキシサーバ400が接続されている。
コンテンツ自動印刷システム10では、図7に示すように、PC(100)、画像形成装置200、コンテンツデータベースサーバ300は、インターネット2に直接接続されておらず、それら各装置は、プロキシサーバ400を介してインターネット2に接続する。つまり、プロキシサーバ400は、直接インターネット2に接続できないPC(100)、画像形成装置200、コンテンツデータベースサーバ300に代わって、「代理」としてインターネット2との接続を行う。
プロキシサーバ400は、演算部401、制御部402、記憶部403を有する。
演算部401は、CPUで構成され、制御部402の指示に従って演算を実行する。
制御部402は、CPUで構成され、演算部401に対して制御を行なう。
記憶部403は、RAM、ROM、HDD等の記憶装置で構成され、プロキシサーバ400を動作させるプログラム等が記憶されており、また、プロブラムの実行時の作業メモリ領域としての機能を担い、また、ユーザ毎(或いは端末毎でも可)のお勧めURLリスト等を記憶する。
また、記憶部403には、画像形成装置200の印刷データ(PDLデータ)を生成するプリンタドライバ404が記憶される。
このように構成されるコンテンツ自動印刷システム10では、まず、PC(100)を操作するユーザがPC(100)のWebブラウザ107でインターネット上のWebコンテンツを閲覧する。PC(100)から行なわれるインターネット上のWebコンテンツの閲覧は、PC(100)がプロキシサーバ400に閲覧を希望するURLを送り(URLの閲覧を指示する)、プロキシサーバ400がそのURLのHTML文書をインターネット2から取得して、取得されたHTML文書がプロキシサーバ400からPC(100)に送られることにより行なわれる。PC(100)から閲覧希望のURLがプロキシサーバ400に送られる際には、URLの閲覧を指示したPC(100)にログインしているユーザの識別情報或いはPC(100)の端末識別情報がPC(100)からプロキシサーバ400に送られる。
PC(100)を操作するユーザがプロキシサーバ400を介してインターネット2上のWebコンテンツのデータ(HTML文書やファイル等)を取得して閲覧すると、プロキシサーバ400は、PC(100)からの指示でインターネット2上から取得してPC(100)に送信したWebコンテンツのデータをユーザ毎(或いは端末毎でも可)に取得する。
そして、プロキシサーバ400は、取得したWebコンテンツのデータに基づいて特徴語を抽出し、抽出した特徴語をコンテンツデータベースサーバ300に送る。
特徴語が送られたコンテンツデータベースサーバ300は、その特徴語に基づいて、PC(100)を操作してWebコンテンツを閲覧したユーザにお勧めするWebコンテンツのURLのリストであるお勧めURLリストを作成する。
コンテンツデータベースサーバ300で作成されたお勧めURLリストは、プロキシサーバ400に送られ、プロキシサーバ400の記憶部403に記憶される。
そして、お勧めURLリストを記憶したプロキシサーバ400は、設定されている時期(例えば予め設定された時刻)に、そのお勧めURLリストに記載されるWebコンテンツが更新されているかどうかを確認する。
お勧めURLリストのWebコンテンツが更新されていることを確認したプロキシサーバ400は、更新されたWebコンテンツを画像形成装置200に印刷させたり、更新されたWebコンテンツを電子メールでPC(100)に送信したりする。 或いは、お勧めURLリストのWebコンテンツが更新されていることを確認したプロキシサーバ400は、更新されたWebコンテンツのデータを記憶部403に記憶保存しておき、画像形成装置200からの指示に応じて記憶部403に記憶保存していた「更新されたWebコンテンツ」のデータを画像形成装置200に送る。
次に、プロキシサーバ400が有する機能について、図8を参照して説明を行なう。
図8は、プロキシサーバ400が有する一部の機能を示すブロック図である。
プロキシサーバ400は、図8に示すように、コンテンツ情報取得機能801、特徴語抽出機能802、お勧めURLリスト記憶機能803、Web機能804、更新確認機能805、印刷機能806を有する。
図8に示すコンテンツ情報取得に示すコンテンツ情報取得機能801は、ユーザが閲覧したWebコンテンツのデータを取得する機能であり、プロキシサーバ400は、PC(100)からの指示に基づいてインターネット2のWebサーバ4やFTPサーバ5から取得してPC(100)に送ったHTML文書やファイルを、PC(100)を操作するユーザが閲覧したWebコンテンツであるとして取得する。コンテンツ情報取得機能801は、制御部402の制御により行なわれる。
図8に示す特徴語抽出機能802は、コンテンツ情報取得機能801が取得したWebコンテンツのデータから特徴語を抽出する。特徴語抽出機能802は、制御部402の制御により行なわれる。
Webコンテンツから抽出される特徴語は、そのWebコンテンツの特徴を表す語句であり、例えば、そのWebコンテンツに出現した数が最も多い語句を特徴語とすることができる。
特徴語抽出機能802は、PC(100)がURL閲覧の指示をプロキシサーバ400に送った際にPC(100)からPC(100)を操作するユーザのユーザ識別情報或いはPC(100)の端末情報を取得する。
特徴語抽出機能802は、コンテンツ情報取得機能801が取得したWebコンテンツから、基本的にそのWebコンテンツのタイトルから特徴語を抽出する。
また、特徴語抽出機能802は、コンテンツ情報取得機能801が取得したWebコンテンツから、そのWebコンテンツの本文から特徴語を抽出することもできる。
また、特徴語抽出機能802は、コンテンツ情報取得機能801が取得したWebコンテンツから、そのWebコンテンツの本文に最も多く含まれる語句を特徴語として抽出することもできる。
特徴語抽出機能802がWebコンテンツのタイトルや本文から特徴語を抽出する方法は、例えば、特開2002−73681号公報(段落0062〜段落0195)の技術を利用することができるが、他の方法を利用してもよい。
図8に示すお勧めURLリスト記憶機能803は、コンテンツデータベースサーバ300より送られるお勧めURLリストを記憶部403に記憶して保存する。お勧めURLリスト記憶機能803は、お勧めURLリストがコンテンツデータベースサーバ300で作成される際に元となった特徴語が抽出されたWebコンテンツを閲覧したユーザ毎に、そのお勧めURLリストを記憶保存する。プロキシサーバ400が行なうユーザの判断は、PC(100)から送られるURLの閲覧指示の際の送られるPC(100)にログインしたユーザ識別情報やPC(100)の識別情報によって行われることが可能である。
図8に示すWeb機能804は、PC(100)や画像形成装置200やコンテンツデータベースサーバ300から送られるURLに基づきインターネット2に接続して、送られたURLのWebコンテンツのデータ(HTML文書やファイル等)を取得する。例えば、指定のURLがWebサーバ4である場合には、HTTPを使ってWebコンテンツのHTML文書を取得し、また、指定のURLがFTPサーバ5である場合には、FTPを使ってWebコンテンツのファイルを取得する。 プロキシサーバ400は、Web機能254を機能させるために、記憶部403に、HTTPを使ってWebサーバ4からHTMLを取得するプログラムと、FTPを使ってFTPサーバ5からファイルを取得するプログラムとを記憶している。 そして、制御部402がそのプログラムを呼び出して制御することによりWeb機能804が行なわれる。
図8に示す更新確認機能805は、お勧めURLリスト記憶機能803が保存するお勧めURLリストのWebコンテンツが更新されていないかどうかを確認する処理を行う。 プロキシサーバ400は更新確認を実行するプログラムを記憶部403に記憶しており、制御部402がそのプログラムを呼び出して制御することにより更新確認機能805が行われる。
更新確認機能805がお勧めURLリストのWebコンテンツの更新確認を行なう時期とその方法について説明を行なう。
まず、更新の確認を行なう時期について説明する。 プロキシサーバ400は、更新確認機能805を、次のような時期に行なうようにすることができる。
例えば、プロキシサーバ400は、更新確認機能805を、プロキシサーバ400やPC(100)や画像形成装置200の電源が入れられて起動した直後に行なうようにすることができる。
また、プロキシサーバ400は、更新確認機能805を、プロキシサーバ400に予め設定された時刻(日時でもいい)に行なうようにすることができる。
また、プロキシサーバ400は、更新確認機能805を、プロキシサーバ400に予め設定された時間毎に定期的に行なうようにすることができる。
また、プロキシサーバ400は、更新確認機能805を、ユーザが画像形成装置200の表示/操作部206に表示される更新確認ボタンを押下して指示した時点で行なうようにすることができる。その際、画像形成装置200の表示/操作部206に表示される更新確認ボタンが押下されると、更新確認を行なう指示がプロキシサーバ400に送られ、プロキシサーバ400はその指示に応じて更新確認を行なう。
また、プロキシサーバ400は、PC(100)のWebブラウザ107の画面上に画像形成装置200が有するEWS(埋め込みWebサーバ)の画面が表示されて、そのEWSの画面上に表示される更新確認ボタンをPC(100)を操作するユーザが押下して指示した時点で画像形成装置200からプロキシサーバ400に更新確認を行なう指示が送られて、プロキシサーバ400で更新確認機能805が行なわれるようにすることができる。
また、プロキシサーバ400は、PC(100)の表示部101に表示される更新確認ボタンをユーザが押下して指示した時点でPC(100)からプロキシサーバ400に更新確認の指示が送られて更新確認機能805が行われるようにすることができる。
PC(100)から送られる印刷データを画像形成装置200が印刷した場合に、印刷を指示したユーザ(或いは端末)に対応するお勧めURLリストの更新の確認が更新確認機能805によって行なわれるようにもできる。 その際には、画像形成装置200が印刷データを印刷するとその印刷データを送信したユーザ(或いは端末)のユーザ識別情報(或いは端末識別情報)をCPU201が取得して、CPU201はプロキシサーバ400にそのユーザ識別情報(或いは端末識別情報)とそのユーザ(或いは端末)のお勧めURLリストの更新確認の指示を送る。そして、更新確認機能805がWebコンテンツの更新を確認すると、そのWebコンテンツのHTML文書をPDLデータに変換して画像形成装置200に送り、画像形成装置200でそのWebコンテンツの印刷が行われる。 更新確認機能805の更新確認の時期をそのようにすることにより、PC(100)より印刷指示をしたユーザが印刷結果物を画像形成装置200に取りに来るときに、更新されたWebコンテンツが印刷された印刷結果物をも取得することができ、二度手間にならずに便利である。
また、プロキシサーバ400は、PC(100)のログイン状況を確認して、PC(100)がログインされている場合には、ユーザが在席しているものとして、そのユーザに対応するお勧めURLリストの更新確認の頻度を増やすことができる。
また、プロキシサーバ400は、PC(100)のログイン状況を確認して、PC(100)がログインされていない場合には、ユーザが在席していないものとして、そのユーザに対応するお勧めURLリストの更新確認の頻度を減らす、若しくは、更新確認をせずに、画像形成装置200の負荷を下げることができる。
プロキシサーバ400は、PC(100)のログイン状況を確認するための適切なプロトコルを使用して、ログイン状況を確認する。 例えば、プロキシサーバ400は、ログイン状況を確認するために、SNMPなどを使ったMIB情報を利用することができる。
また、プロキシサーバ400は、画像形成装置200の印刷実行部207で印刷を行う状態が終了した後に、アイドリング状態となった場合に、更新確認機能805を行って、お勧めURLリストのWebコンテンツの更新確認を行なうようにすることができる。
また、プロキシサーバ400は、過去の更新された記録をお勧めURL毎に記憶部403に記憶しておき、その記録に基づき各々のお勧めURLの更新タイミングを更新確認機能805が予測して、その予測を更新確認する時期に反映させることができる。 つまり、過去の更新された記録が高頻度で更新されているお勧めURLの場合には、次回の更新の更新間隔も短いと予測できるので、更新確認機能805は更新確認を高頻度に行なうようにすることができる。
また、過去の更新された記録が低頻度で更新されているお勧めURLの場合(例えば前回の更新が半年前のようなWebコンテンツ)には、次回の更新の更新間隔も長いと予測できるので、更新確認機能805は更新間隔を低頻度に行なう(更新確認の間隔を伸ばす)ようにすることができる。
また、プロキシサーバ400は、画像形成装置200から更新確認の要求を受付けた場合に、更新確認機能805を行わせるようにすることができる。 画像形成装置200がプロキシサーバ400に更新確認の要求を送信する場合とは、画像形成装置200の表示/操作部206に表示される更新確認ボタンがユーザによって押下された場合や、画像形成装置200に予め設定されているタイミングで自動的に更新確認の要求が送られる場合である。
このような時期に、プロキシサーバ400は、更新確認機能805を行わせることができる。
次に、プロキシサーバ400の更新確認機能805がお勧めURLリストのWebコンテンツの更新確認を行う方法について説明を行なう。
更新確認機能805は、Web機能804によりWebサーバ4から受信するHTTPヘッダのLast-Modifiedフィールドの値に基づき、Webコンテンツが更新されているかどうかを確認することができる。Last-Modifiedフィールドには、最終更新日時が記載されているので、更新確認機能805は、お勧めURLリストのWebコンテンツが更新された日時を記憶部403に記憶しておき、その日時とLast-Modifiedフィールドで取得する最終更新日時とを比較することで、新たに更新されたか否かを確認することができる。
また、更新確認機能805は、お勧めURLリストのWebコンテンツを管理するWebサーバ4に対して、If-Modified-Sinceフィールドを含んだリクエストを送り、それに対するWebサーバ4からの返事に基づき、Webコンテンツが指定の日時より更新されたか否かを確認することができる。 例えば、更新確認機能805は、If-Modified-Sinceフィールドに指定の日時を記述してWebサーバ4に送り、その返事が「200 OK」である場合にはその指定の日時以降に更新が行なわれたと確認でき、また、その返事が「304 Not Modified」である場合にはその指定の日時以降には更新されていないと確認できる。
また、更新確認機能805は、FTPコマンドであるLISTコマンドやNLSTコマンドを使用してファイル属性情報を取得し、ファイル属性情報にファイル更新日時やファイルサイズが含まれている場合にはそれらの情報に基づき更新されているか否かを確認することができる。 例えば、ファイル属性情報にファイル更新日時が含まれていた場合には、前回の更新確認時に取得したファイル更新日時と比較して変化があった場合には、新たに更新が行なわれたと判断され、また、ファイル属性情報にファイルサイズが含まれている場合には、前回の更新確認時に取得したファイルサイズと比較して変化があった場合には、新たに更新が行なわれたと判断される。
また、更新確認機能805は、RSSを利用して、お勧めURLリストのWebコンテンツが更新されているか否かを確認することができる。
RSSで記述された文書には、Webコンテンツ(Webサイト)の各ページのタイトル、アドレス、見出し、要約、更新時刻などが記述される。よって、お勧めURLリストに含まれるWebコンテンツ(Webサイト)のRSS情報を取得することにより、そのWebコンテンツ(Webサイト)が更新されたか否かを確認することが出来る。 具体的には、お勧めURLリストに含まれるWebコンテンツ(Webサイト)から送られるRSSフィードに基づき、そのRSSフィードに前回とは異なる新しいタイトルが含まれている場合に、そのWebコンテンツ(Webサイト)が更新されたものと確認することができる。
このような方法により、更新確認機能805は、お勧めURLリストのWebコンテンツ(Webサイト)の更新を確認することができる。
図8に示す印刷機能806は、Webコンテンツを画像形成装置200に印刷させる際に、Webコンテンツをプリンタドライバ404でPDLデータに変換して画像形成装置200に送信する。
次に、コンテンツ自動印刷システム10で行なわれる処理について、図9を参照して説明を行なう。
図9は、コンテンツ自動印刷システム10で行われる処理について示したフローチャートである。
図9に示すように、コンテンツ自動印刷システム10では、PC(100)で、ユーザが所望のWebコンテンツを閲覧するためにそのWebコンテンツのURLの指定が行なわれる(ステップ901)。
PC(100)でURLの指定が行なわれると(ステップ901)、そのURLとPC(100)にログインしているユーザのユーザ識別情報(或いはPC(100)の端末識別情報)がプロキシサーバ400に送られる。
プロキシサーバ400は、PC(100)より受信したURLに基づきインターネット2上のそのURLにアクセスして、そのURLのWebコンテンツのデータ(HTML文書やファイル等)を取得する(ステップ902)。
プロキシサーバ400は、ステップ902で取得したWebコンテンツのデータ(HTML文書やファイル等)をPC(100)に送り、そして、PC(100)では、送られたWebコンテンツのデータ(HTML文書やファイル等)がWebブラウザ107で開かれてユーザが指定したURLのWebコンテンツが表示部101に表示される(ステップ903)。
プロキシサーバ400では、ステップ902で取得したWebコンテンツのデータに基づいて特徴語抽出機能802が特徴語を抽出する(ステップ904)。
そして、プロキシサーバ400は、抽出した特徴語とPC(100)から送られたユーザ識別情報(或いはPC(100)の端末識別情報)をコンテンツデータベースサーバ300に送信する(ステップ905)。
コンテンツデータベースサーバ300は、プロキシサーバ400から送られた特徴語に基づいてお勧めURLリスト作成機能351がお勧めURLリストを作成する(ステップ907)。
コンテンツデータベースサーバ300のお勧めURLリスト作成機能351がお勧めURLリストを作成する処理については、第1実施例で図2(b)、図5を参照して説明したので、説明を省略する。
コンテンツデータベースサーバ300は、お勧めURLリストを作成すると、プロキシサーバ400から受信したユーザ識別情報(或いはPC(100)の端末識別情報)と共に作成したお勧めURLリストをプロキシサーバ400に送信する(ステップ908)。
プロキシサーバ400は、ユーザ識別情報(或いはPC(100)の端末識別情報)とお勧めURLリストを受信すると(ステップ909)、ユーザ毎(或いは端末毎)に受信したお勧めURLリストを記憶部403に記憶する(ステップ910)。
プロキシサーバ400は、お勧めURLリストを記憶部403に記憶すると、次のような所定の動作を行なう(ステップ911)。
すなわち、ステップ911で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作の1つは、ステップ910で記憶したお勧めURLリストのWebコンテンツにプロキシサーバ400がアクセスし、そのWebコンテンツを画像形成装置200に印刷させることである。
また、ステップ911で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作の1つは、ステップ910で記憶したお勧めURLリストのWebコンテンツにプロキシサーバ400がアクセスし、アクセスして取得したWebコンテンツのデータをPDFファイル等に変換してPC(100)にメール添付送信するものである。
また、ステップ911で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作の1つは、ステップ910で記憶保存したお勧めURLリストのWebコンテンツのサムネイル画像を生成し、そのサムネイル画像が掲載されるWebページをプロキシサーバ400が有するWebサーバを保存するものである。 お勧めURLリストのWebコンテンツのサムネイル画像が掲載されるWebページがプロキシサーバ400が有するWebサーバに保存されると、PC(100)や画像形成装置200から、そのページにアクセスが行なわれ、そのページがPC(100)の表示部101や画像形成装置200の表示/操作部206に表示される。 PC(100)はWebブラウザ107でプロキシサーバ400内のWebサーバにアクセスして、お勧めURLリストのサムネイル画像を掲載するページにアクセスし、そのページをWebブラウザ107により表示部101に表示させる。そして、PC(100)を操作するユーザは、表示部101に表示されたページより所望のサムネイル画像を選択することにより、選択したサムネイル画像に対応するWebコンテンツを画像形成装置200で印刷させることができる。PC(100)を操作するユーザが表示部101に表示されたページより所望のサムネイル画像を選択して印刷指示した場合には、プロキシサーバ400は、選択されたサムネイル画像に対応するWebコンテンツのデータ(HTML等)をPDLデータに変換して画像形成装置200に送る。そして、画像形成装置200で、選択されたサムネイル画像に対応するWebコンテンツの印刷が行われる。また、画像形成装置200は、Web機能254によってプロキシサーバ400内のWebサーバにアクセスして、お勧めURLリストのサムネイル画像を掲載するページにアクセスして、そのページを表示/操作部206に表示させる。 そして、画像形成装置200を操作するユーザが表示/操作部206に表示されたページより所望のサムネイル画像を選択して印刷指示した場合には、プロキシサーバ400は、選択されたサムネイル画像に対応するWebコンテンツのデータ(HTML等)をPDLデータに変換して画像形成装置200に送る。そして、画像形成装置200で、選択されたサムネイル画像に対応するWebコンテンツの印刷が行われる。 尚、プロキシサーバ400が有するWebサーバに、お勧めURLリストのWebコンテンツのサムネイル画像が掲載されるWebページが保存されるのではなく、お勧めURLリストのWebコンテンツのタイトル等が記載されるWebページが保存されてもよい。
また、ステップ911で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、ステップ910で記憶保存したお勧めURLリストをプロキシサーバ400が有する電子メールソフトで電子メールに記載してPC(100)に送るものである。 その際、電子メールが送られたPC(100)を操作するユーザは、上述したように、PC(100)のブラウザ107に表示されるプロキシサーバ400が有するWebサーバ上のページよりサムネイル画像等を確認して所望のWebコンテンツを指定することができ、その際、画像形成装置200で、指定されたWebコンテンツの印刷が行われる。 また、電子メールでお勧めURLリストを受信したPC(100)を操作するユーザは、画像形成装置200まで出向いて、上述したように、画像形成装置200の表示/操作部206に表示されるプロキシサーバ400が有するWebサーバ上のページよりサムネイル画像等を確認して所望のWebコンテンツを指定することができ、その際、画像形成装置200で、指定されたWebコンテンツの印刷が行われる。
また、ステップ911で行なわれるプロキシサーバ200の所定の動作に関連して、プロキシサーバ400が有するWebサーバにアクセスしてきたクライアントがモバイルデバイスかパーソナルコンピュータかに応じて、Webサーバで表示するお勧めURLリストの表示形式を異ならせることができる。 例えば、アクセスしてきたクライアントがモバイルデバイスである場合には、お勧めURLリストを簡易的なテキストベースのURLリストとして表示するようにし、アクセスしてきたクライアントがパーソナルコンピュータである場合には、お勧めURLリストをWebコンテンツのサムネイル画像を含んで、モバイルデバイスに対する表示に比べて表示画面のデータ容量を多く使ってユーザに見やすいリッチな表示画面で表示するようにすることができる。
このようなステップ911で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作については、予めプロキシサーバ400で、どの所定の動作を行なうようにするかの設定が可能であり、また、プロキシサーバ400が有するWebサーバにアクセスするPC(100)や画像形成装置200から、どの所定の動作を行なうようにするかの設定が可能である。
また、このようなステップ911で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作の設定は、ユーザ毎に異なった設定をしてもよい。
このように、お勧めURLリストをコンテンツデータベースサーバ300から受信したプロキシサーバ400は、ステップ911として、予め設定された所定の動作を行う。
その後、プロキシサーバ400は、お勧めURLリスト記憶機能803によって記憶したお勧めURLリストに記載されるWebコンテンツが更新されているかどうかを確認する処理を更新確認機能805が行なう。 更新確認機能805がWebコンテンツの更新の確認を行なう(ステップ913の処理を行なう)時期は、図8を参照して更新確認機能805を説明する個所で説明した上述のような種々の時期をプロキシサーバ400に設定することができる。
ここでは、更新確認機能805がWebコンテンツの更新の確認を行なう時期として、更新確認機能805が予め設定された時間に更新の確認を行なう場合を例に説明する。
プロキシサーバ400で、ステップ911で所定の動作が行なわれた後に、予め設定された時刻になると(ステップ912でYES)、更新確認機能805は、お勧めURLリスト記憶機能803で記憶部403に記憶されたお勧めURLリストのWebコンテンツが更新されているかどうかを確認する処理を行なう(ステップ913)。
ステップ913で更新されているかどうかの確認を行なった結果、Webコンテンツが新たに更新されていないことが確認されると(ステップ914でNO)、処理はステップ912に戻り、再度、設定された時刻になった後に更新確認機能805によって更新確認が行われる。
また、ステップ913で更新されているかどうかの確認を行なった結果、Webコンテンツが新たに更新されていることが確認されると(ステップ914でYES)、プロキシサーバ400は、ステップ915の処理として、次のような所定の動作を行なう。
すなわち、ステップ915で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作の1つは、ステップ913で更新確認した結果、新たに更新されていると確認されたWebコンテンツに対してプロキシサーバ400がアクセスし、そのWebコンテンツのデータを取得してPDLデータに変換し、変換したPDLデータを画像形成装置200に送って印刷させるものである。
また、ステップ915で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作の1つは、ステップ913で更新確認した結果、新たに更新されていると確認されたWebコンテンツに対してプロキシサーバ400がアクセスし、アクセスして取得したWebコンテンツのデータをPDFファイル等に変換してPC(100)にメール添付送信するものである。
また、ステップ915で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作の1つは、ステップ913で更新確認した結果、新たに更新されていると確認されたWebコンテンツに対してプロキシサーバ400がアクセスし、アクセスして取得したWebコンテンツのサムネイル画像を生成し、そのサムネイル画像が掲載されるWebページをプロキシサーバ400が有するWebサーバを保存するものである。 更新されたWebコンテンツのサムネイル画像が掲載されるWebページがプロキシサーバ400が有するWebサーバに保存されると(このWebサーバの記憶領域は記憶部403で保障され、保存されるWebページは記憶部403に記憶保存される)、PC(100)や画像形成装置200から、そのページにアクセスが行なわれ、そのページがPC(100)の表示部101や画像形成装置200の表示/操作部206に表示される。 PC(100)はWebブラウザ107でプロキシサーバ400内のWebサーバにアクセスして、更新されたWebコンテンツのサムネイル画像を掲載するページにアクセスし、そのページをWebブラウザ107により表示部101に表示させる。そして、PC(100)を操作するユーザは、表示部101に表示されたページより所望のサムネイル画像を選択することにより、選択したサムネイル画像に対応するWebコンテンツを画像形成装置200で印刷させることができる。PC(100)を操作するユーザが表示部101に表示されたページより所望のサムネイル画像を選択して印刷指示した場合には、プロキシサーバ400は、選択されたサムネイル画像に対応するWebコンテンツのデータ(HTML等)をPDLデータに変換して画像形成装置200に送る。そして、画像形成装置200で、選択されたサムネイル画像に対応するWebコンテンツの印刷が行われる。また、画像形成装置200は、Web機能254によってプロキシサーバ400内のWebサーバにアクセスして、更新されたサムネイル画像を掲載するページにアクセスして、そのページを表示/操作部206に表示させる。 そして、画像形成装置200を操作するユーザが表示/操作部206に表示されたページより所望のサムネイル画像を選択して印刷指示した場合には、プロキシサーバ400は、選択されたサムネイル画像に対応するWebコンテンツのデータ(HTML等)をPDLデータに変換して画像形成装置200に送る。そして、画像形成装置200で、選択されたサムネイル画像に対応するWebコンテンツの印刷が行われる。 尚、プロキシサーバ400が有するWebサーバに、お勧めURLリストのWebコンテンツのサムネイル画像が掲載されるWebページが保存されるのではなく、お勧めURLリストのWebコンテンツのタイトル等が記載されるWebページが保存され(記憶部403に記憶保存される)てもよい(印刷指示される場合には所望のWebコンテンツのタイトル等が選択される。)。 また、プロキシサーバ400が有するWebサーバに更新されたWebコンテンツが掲載されるWebページが保存される(記憶部403に記憶保存される)場合に、更新確認されたWebコンテンツ以外にも、お勧めURLリストに更新されていないURLがある際には、更新が確認されたWebコンテンツだけを掲載したWebページが保存されるようにしてもいいし、また、更新が確認されてないWebコンテンツを含めたWebページが保存されるようにしてもいい。
また、ステップ915で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作の1つは、お勧めURLリストが新たに更新されたことをプロキシサーバ400が有する電子メールソフトで電子メールに記載してPC(100)に送るものである。
また、ステップ915で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作の1つは、ステップ913で更新確認した結果、新たに更新されていると確認されたWebコンテンツのリストをプロキシサーバ400が有する電子メールソフトで電子メールに記載してPC(100)に送るものである。 その際、電子メールが送られたPC(100)を操作するユーザは、上述したようなPC(100)のブラウザ107に表示されるプロキシサーバ400が有するWebサーバに保存されるWebページより、新たに更新された所望のWebコンテンツを指定して、指定したWebコンテンツを画像形成装置200に印刷させることができる。 また、電子メールでお勧めURLリストを受信したPC(100)を操作するユーザは、画像形成装置200まで出向いて、上述したような画像形成装置200の表示/操作部206に表示されるプロキシサーバが有するWebサーバに保存されるWebページより、新たに更新された所望のWebコンテンツを指定して、指定したWebコンテンツを画像形成装置200に印刷させることができる。
また、ステップ915で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作に関連して、プロキシサーバ400が有するWebサーバにアクセスしてきたクライアントがモバイルデバイスかパーソナルコンピュータかに応じて、Webサーバで表示するお勧めURLリストの表示形式を異ならせることができる。 例えば、アクセスしてきたクライアントがモバイルデバイスである場合には、お勧めURLリストを簡易的なテキストベースのURLリストとして表示するようにし、アクセスしてきたクライアントがパーソナルコンピュータである場合には、お勧めURLリストをWebコンテンツのサムネイル画像を含んで、モバイルデバイスに対する表示に比べて表示画面のデータ容量を多く使ってユーザに見やすいリッチな表示画面で表示するようにすることができる。
また、ステップ915で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、プロキシサーバ400の更新確認機能805がRSSを利用してお勧めURLリストのWebコンテンツが更新されているか否かを確認する場合に、お勧めURLリストのWebコンテンツ(Webサイト)から送られるRSSフィードに新規追加されたものに自動的にアクセスして取得し、その取得したWebコンテンツを自動的にPDLデータに変換して画像形成装置200に送信し印刷させることや、或いはお勧めURLリストのWebコンテンツ(Webサイト)から送られるRSSフィードに新規追加されたもののURLをメールに記述して電子メールでPC(100)に送信することもできる。
また、ステップ915で行なわれる画像形成装置200の所定の動作の1つは、ステップ913で更新確認した結果、新たに更新されていると確認されたWebコンテンツに対してプロキシサーバ400がアクセスし、アクセスして取得したそのWebコンテンツのデータを記憶部403に記憶保存するものである。更新されたWebコンテンツは、記憶部403に、そのWebコンテンツが含まれているお勧めURLリストに対応するユーザ毎に記憶される。その後、画像形成装置200からお勧めURLリストのWebコンテンツの取得要求がプロキシサーバ400に送られると、プロキシサーバ400は、記憶部403に記憶したWebコンテンツのデータを画像形成装置200に送信する。 また、プロキシサーバ400は、その際に、お勧めURLリストに含まれる記憶部403に記憶されていないWebコンテンツにWeb機能804でアクセスしてそのWebコンテンツデータを取得して、更新を確認して記憶部403に記憶したWebコンテンツのデータに加えて更新が確認されていないWebコンテンツのデータを画像形成装置200に送り、結果としてお勧めURLリストに記載される全てのWebコンテンツのデータを画像形成装置200に送るようにしてもよい。そして、プロキシサーバ400にお勧めURLリストのWebコンテンツの取得要求を送った画像形成装置200は、Webコンテンツのデータをプロキシサーバ400から受信し、受信したWebコンテンツのデータを印刷実行部207で印刷する。画像形成装置200がプロキシサーバ400にお勧めURLリストのWebコンテンツの取得要求を送る際には、お勧めURLリストのWebコンテンツのデータではなく更新が確認されて記憶部403に記憶されるWebコンテンツのデータだけを要求してもよく、プロキシサーバ400はその要求に応じて記憶部403に記憶されるWebコンテンツのデータを画像形成装置200に送る。また、画像形成装置200がプロキシサーバ400にお勧めURLリストのWebコンテンツの取得要求を送る際には、お勧めURLリストの全てのWEbコンテンツのデータを要求してもよく、プロキシサーバ400はその要求に応じたお勧めURLリストの全てのWebコンテンツのデータを画像形成装置200に送る。 また、記憶部403に記憶されるWebコンテンツのデータをプロキシサーバ400から受信して取得した画像形成装置200が行なう処理は、上述の受信したWebコンテンツを印刷する処理以外に、第1実施例のステップ615で行なわれる画像形成装置200が行なう処理として説明した、取得したWebコンテンツのデータをPDFファイル等に変換してPC(100)にメール添付送信する処理や、取得したWebコンテンツのサムネイル画像を生成してEWS(埋め込みWebサーバ)を利用して表示/操作部206に表示させるようにする処理や(その際サムネイル画像が選択されて印刷される処理はステップ615の処理を説明した内容に順ずる)、取得したWebコンテンツのタイトル等をEWS(埋め込みWebサーバ)を利用して表示/操作部206に表示させるようにする処理や(その際タイトル等が選択されて印刷される処理等はステップ615の処理を説明した内容に順ずる)、お勧めURLリストが新たに更新されたことを電子メールに記載してPC(100)に送る処理や、取得したWebコンテンツのリストを電子メールに記載してPC(100)に送る処理をすることができる(これらの画像形成装置200で行なわれる処理の詳細は、第1実施例のステップ615で行なわれる処理として説明した内容に順ずる。)。
このようなステップ915で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作については、予めプロキシサーバ400で、どの所定の動作を実行させるかの設定が可能であり、また、プロキシサーバ400が有するWebサーバにアクセスするPC(100)や画像形成装置200から、どの所定の動作を行なうようにするかの設定が可能である。
また、このようなステップ915で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作の設定は、ユーザ毎に異なった設定をしてもよい。
このように、お勧めURLリストが新たに更新されたことを確認した場合には(ステップ914でYES)、ステップ915の処理として、予め設定された所定の動作を行う。 尚、プロキシサーバ400の特徴語抽出機能802が印刷データから特徴語を抽出する際に、記憶部403に、ユーザ毎(ゲスト扱いを含める。また、端末毎とすることもできる)に特徴語の履歴を記憶し、その特徴語の履歴に基づいてコンテンツデータベースサーバ300に送る特徴語を決定してもよい。 例えば、「10ジョブ単位」「1日単位」など、ある一定の期間に各ユーザが印刷指示した印刷データより抽出した特徴語を特徴語履歴として記憶しておき、その特徴語履歴を集計することにより、コンテンツデータベースサーバ300に送る特徴語を決定する。 また、ユーザ毎(ゲスト扱いを含める。また、端末毎とすることもできる。)に特徴語の履歴を記憶して、その履歴に基づいてコンテンツデータベースサーバ300に送る特徴語を決定する場合に、「10ジョブ単位」「1日単位」などの一定の期間が経過すると、前回経過した一定の期間に蓄積した特徴語の履歴は一度削除して、今回経過した一定の期間に蓄積した特徴語に基づいて、コンテンツデータベースサーバ300に送る特徴語を決定してもよい。このように構成することにより、ユーザ(端末毎の場合には端末)の近々の特定の期間における嗜好性の傾向を踏まえた特徴語の決定が行われる。 また、ユーザ毎(ゲスト扱いを含める。また、端末毎とすることもできる。)に特徴語の履歴を記憶して、その履歴に基づいてコンテンツデータベースサーバ300に送る特徴語を決定する場合に、「10ジョブ単位」「1日単位」などの一定の期間が経過しても、前回経過した一定の期間までに蓄積した特徴後の履歴を削除せずに、今回経過した一定の期間に蓄積した特徴語と前回経過した一定の期間までに蓄積した特徴語とに基づいて、コンテンツデータベースサーバ300に送る特徴語を決定してもよい。このように構成することにより、ユーザ(端末毎の場合には端末)の長期にわたる嗜好性の傾向を踏まえた特徴語の決定が行われる。そして、その際、どの期間の蓄積された特徴語を削除するかは任意に設定できるものとする。
尚、お勧めURLリスト記憶機能803は、Webコンテンツを印刷指示したユーザ毎にお勧めURLリストを記憶保存するように説明したが、ユーザ毎だけでなく、Webコンテンツの印刷データを送信した端末毎(パーソナルコンピュータ毎)にお勧めURLリストを記憶保存するように構成することもできる。その際には、PC(100)からプロキシサーバ400に、URLの指定とともにPC(100)を識別する識別情報が送られ、また、プロキシサーバ400からコンテンツデータベースサーバ300に送られる特徴語にその識別情報が付与され、また、コンテンツデータベースサーバ300からプロキシサーバ400に送られるお勧めURLリストにその識別情報が付与され、プロキシサーバ400は受信したお勧めURLリストをその識別情報毎(端末毎)に記憶部403に記憶保存する。
尚、お勧めURLリスト記憶機能803が保存するお勧めURLリストのWebコンテンツの更新が確認される処理として、画像形成装置200による更新確認だけでなく、PC(100)で更新確認が行われるようにすることもできる。 その際には、お勧めURLリスト記憶機能253が保存するお勧めURLリストがPC(100)に送信され、PC(100)の記憶部106に記憶される。 そして、PC(100)の記憶部106に記憶されて制御部104によって制御されてPC(100)の動作中に常駐される更新確認ソフトが、お勧めURLリストのWebコンテンツが更新されていないかを予め設定された時刻(日時でもいい)に確認する(予め設定された時間毎に定期的に確認してもよい。)。 PC(100)の更新確認ソフトがWebコンテンツが更新されていることを確認すると、PC(100)では、表示部101に、お勧めURLリストのWebコンテンツが更新されたことを示すポップアップ表示が表示される。 PC(100)のユーザは、表示部101に表示されるポップアップ表示により、お勧めURLリストのWebコンテンツが更新されたことを確認した後に、そのWebコンテンツを印刷するかどうかを決めることができる。
尚、お勧めURLリスト記憶機能853が保存するお勧めURLリストのWebコンテンツの更新が確認される処理として、インターネット上に存在するWebサーバ4側或いはFTPサーバ5側がWebコンテンツが更新された時点でプロキシサーバ400に更新確認の事実を送信するようにすることもできる。 その際には、もちろん、Webサーバ4或いはFTPサーバ5に、Webコンテンツが更新された時点で更新確認の事実をプロキシサーバ400に送信するプログラムが記憶されて実行される。
尚、コンテンツ自動印刷システム10は、プロキシサーバ400で抽出した特徴語がコンテンツデータベースサーバ300に送信されて、コンテンツデータベースサーバ300がその特徴語に基づきお勧めURLリストを作成するように説明したが、プロキシサーバ400が特徴語を抽出した後に、プロキシサーバ400が、Web機能804を使用して、抽出した特徴語をインターネット2上の検索エンジン(例えば、Google、Yahoo)に入力して検索を行い、その結果検索されたURLをお勧めURLとしてお勧めURLリストを作成することも出来る。 その際には、検索エンジンで検索された結果の上位から所定の数のURLをお勧めURLとしてお勧めURLリストを作成することも出来る。
尚、図9のステップ911やステップ915の処理で、画像形成装置200やPC(100)を操作するユーザからの指示によりWebコンテンツが印刷された場合に、そのユーザや印刷されたWebコンテンツをHDD205或いはPC(100)の記憶部105或いはコンテンツデータベースサーバ300の記憶部302或いはプロキシサーバ400の記憶部403に記憶しておき、その記憶した情報を、そのユーザの次回のお勧めURLの表示や、或いはコンテンツデータベースサーバ300の記憶部300に記憶されるデータベースの更新に活用することもできる。ユーザの次回のお勧めURLの表示に活用する場合には、例えば、EWS等によりそのユーザのお勧めURLリストを表示する場合に(メールでのお勧めURLリストの通知の場合も含む)、そのユーザにより印刷指示されてHDD205等に記憶されたWebコンテンツを優先的に目立つ場所に表示する(リスト表示の上位に表示する)。また、データベースの更新に活用する場合には、まず、そのユーザにより印刷指示されてHDD205や記憶部403等に記憶されたWebコンテンツから画像形成装置200の特徴語抽出機能252(記憶部403に記憶されたWebコンテンツに対しては特徴語抽出機能802)が複数の特徴語を抽出する。そして、抽出された特徴語に対応するお勧めURLがコンテンツデータベース300のデータベースに記録されていない場合には、そのユーザにより印刷指示されてHDD205や記憶部403等に記憶されたWebコンテンツをその抽出された特徴語に対応するお勧めURLとしてデータベースに記録することにより、データベースを更新する。
尚、図8を参照して説明した更新確認機能805が更新確認を行なう時期に更新確認機能805がお勧めURLの更新確認を行なって新たに更新されたことが確認された場合に、図9を参照して説明したステップ915で行なわれるプロキシサーバ400の所定の動作として説明した各々の動作が行なわれるようにすることもできる。
尚、プロキシサーバ400は、Webコンテンツを画像形成装置200に印刷させるに際して、WebコンテンツのHTML文書をPDLデータに変換して画像形成装置200に送るような構成であると説明したが、画像形成装置200にWebコンテンツのデータ(HTML文書等)を直接解釈できるプログラムが設定されている場合には、プロキシサーバ400は、WebコンテンツのHTML文書をPDLに変換せずにそのまま画像形成装置200に送信することができる。
尚、お勧めURLリスト記憶機能803は、ユーザが印刷指示したWebコンテンツの特徴語に基づいて作成されたお勧めURLリストが記憶されるように説明したが、作成されたお勧めURLリストにそのユーザが印刷指示したWebコンテンツのURLを加えて記憶するようにしてもよい。