JP5703413B1 - パイプカッター用のローラ刃カバー及びパイプカッター - Google Patents

パイプカッター用のローラ刃カバー及びパイプカッター Download PDF

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Abstract

【課題】作業者がローラ刃の刃先に接触することを防止でき、安全性を高めることのできるパイプカッター用のローラ刃カバー及びパイプカッターを提供する。【解決手段】フレームから外方に突出した操作部を含み、パイプ受部材又はローラ刃の何れか一方を他方に対して接離させる作動機構部とを含むパイプカッター用のローラ刃カバー1であって、第一支持部の他端と第二支持部の他端との間から露出する前記ローラ刃の刃先の一部を覆う刃先カバー部12を備えたことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、パイプカッター用のローラ刃カバー及びパイプカッターに関する。
従来から、パイプを切断するためのパイプカッターには、様々のものがあり、その一つとして、図9に示すように、第一支持部911、該第一支持部911と間隔をあけて対向する第二支持部912、及び第一支持部911の一端と第二支持部912の一端とを連結する連結部913を含み、且つ、第一支持部911の他端と第二支持部912の他端との間から導入されたパイプP1を第一支持部911と第二支持部912との間に配置可能に形成されたフレーム91と、第一支持部911と第二支持部912との間に配置されて第一支持部911に支持されたパイプ受部材92と、第一支持部911と第二支持部912との間に配置されて第二支持部912に支持され、パイプ受部材92に受けられるパイプP1の中心と同方向に延びる軸線周りで回転自在に設けられたローラ刃93と、フレーム91から外方に突出した操作部941を含み、ローラ刃93をパイプ受部材92に対して接離させる作動機構部94と、を含むものが提供されている(特許文献1)。
この種のパイプカッター90でパイプP1を切断するには、作業者は、フレーム91の第一支持部911の他端と第二支持部912の他端との間から導入したパイプP1をパイプ受部材92とローラ刃93との間に配置し、操作部941に対する操作でパイプ受部材92とローラ刃93とを相対的に接近させ、パイプP1の外周にローラ刃93の刃先を食い込ませる。
この状態で、作業者は、操作部941を持ってパイプカッター90全体をパイプP1周りで回転させる。これにより、ローラ刃93の刃先がパイプP1の外周上に食い込みつつ移動する結果、刃先の食い込み箇所におけるパイプP1の肉厚が他の部分よりも薄肉になって最終的にパイプP1が切断される。
ところで、この種のパイプカッター90のフレーム91において、ローラ刃93の刃先の大部分の外側に第一支持部911、第二支持部912、連結部913が存在しているため、その部分のローラ刃93の刃先に作業者が触れる虞は非常に少ない。
しかし、この種のパイプカッター90のフレーム91では、第一支持部911の他端と第二支持部912の他端との間が開放し、第一支持部911の他端と第二支持部912の他端との間からローラ刃93の刃先の一部が露出しているため、作業者がローラ刃93の刃先に触れる虞がある。特に、この種のパイプカッターは、パイプP1を切断する際、全体をパイプP1周りで回転させるため、露出したローラ刃93の刃先の向きが変わる結果、作業者がローラ刃93の刃先に触れる可能性が高い。
実用新案登録第2549045号公報
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、作業者がローラ刃の刃先に接触することを防止でき、安全性を高めることのできるパイプカッター用のローラ刃カバー及びパイプカッターを提供することを課題とする。
本発明に係るパイプカッター用のローラ刃カバーは、第一支持部、該第一支持部と間隔をあけて対向する第二支持部、及び前記第一支持部の一端と前記第二支持部の一端とを連結する連結部を含み、且つ、前記第一支持部の他端と前記第二支持部の他端との間から導入されたパイプを前記第一支持部と前記第二支持部との間に配置可能に形成されたフレームと、前記第一支持部と前記第二支持部との間に配置されて前記第一支持部に支持されたパイプ受部材と、前記第一支持部と前記第二支持部との間に配置されて前記第二支持部に支持され、前記パイプ受部材に受けられるパイプの中心と同方向に延びる軸線周りで回転自在に設けられたローラ刃と、前記フレームから外方に突出した操作部、前記ローラ刃の回転中心となる軸体、及び前記ローラ刃の両側に前記軸線方向に配置され、前記軸体を支持する一対の軸支部を含み、前記操作部の操作によって前記パイプ受部材又は前記ローラ刃の何れか一方を他方に対して接離させる作動機構部とを含むパイプカッター用のローラ刃カバーであって、前記第一支持部の他端と前記第二支持部の他端との間から露出する前記ローラ刃の刃先の一部を覆う刃先カバー部と、前記刃先カバー部の両端から延出する一対の延出部であって、互いの間に前記一対の軸支部を介装可能に配置される一対の延出部とを備え、前記一対の延出部のそれぞれは、対応する軸体の端部に対して着脱可能に構成されたことを特徴とする。
上記パイプカッター用のローラ刃カバーの前提となるパイプカッターのフレームにおいて、ローラ刃の刃先の大部分の外側に第一支持部、第二支持部、連結部が存在しているため、その部分のローラ刃の刃先に作業者が触れる虞は非常に少ない。
そして、上記構成のパイプカッター用のローラ刃カバーによれば、第一支持部の他端と前記第二支持部の他端との間から露出する前記ローラ刃の刃先の一部を覆う刃先カバー部を備えているため、結果的に、パイプカッターのローラ刃の刃先の略全周に対して外側にフレーム、刃先カバー部が存在し、ローラ刃の刃先の露出が阻止される。
従って、上記構成によれば、パイプカッターでパイプを切断する際、操作部に対する操作でパイプカッター全体をパイプ周りで回転させてもローラ刃の刃先が外部に露出することがない。従って、上記構成のパイプカッター用のローラ刃カバーによれば、作業者がローラ刃の刃先に接触することを防止することができる。
本発明の一態様として、前記軸体は、前記ローラ刃及び前記一対の軸支部に対して挿抜自在であり、少なくとも一方の端部を一対の軸支部の少なくとも一方から外方に突出させ、前記一対の延出部の少なくとも一方は、前記軸支部から突出する軸体の端部と係合可能であってもよい。
かかる構成によれば、一対の軸支部の両側に一対の延出部が延在し、該一対の延出部の少なくとも一方が軸支部から突出した軸体の端部と係合する。これにより、該係合側への軸体の移動が規制され、軸体には、軸支部に対する抜け止めが施される。
これに対し、延出部と軸体の端部との係合が解除されると、軸体の移動の規制が解除され、軸支部から突出した軸体の端部(係合側の端部)側に、軸体が軸支部から抜き取り可能な状態になる。これに伴い、軸体が軸支部から抜き取られることで、ローラ刃が一対の軸支部から分離する。従って、上記構成を採用すれば、ローラ刃の交換が可能となる。
本発明の他態様として、前記軸体は、前記ローラ刃及び前記一対の軸支部を挿抜自在に貫通し、両端部を一対の軸支部から外方に突出させていてもよい。
かかる構成によれば、一対の延出部が一対の軸支部から突出した軸体の両端部と係合する。これにより、軸線方向における軸体の移動が規制され、軸体には、軸支部に対する抜け止めがより確実に施される。また、軸体が各端部側に軸支部から抜き取り可能な状態になる。
本発明の他態様として、前記一対の延出部のそれぞれは、前記パイプ受部材側の端部に、該パイプ受部材と反対側に向けて窪む凹部を有していてもよい。
かかる構成によれば、パイプ受部材とローラ刃との間に配置されたパイプが延出部と干渉することを防止できる。具体的には、パイプを切断するに当り、パイプ受部材とローラ刃とを相対的に接近させることで、パイプに対するローラ刃の刃先の食い込み量を多くする。このとき、延出部もローラ刃とともにパイプ受部材に対して接近するが、延出部に形成された凹部内にパイプが入り込むことになる。従って、パイプに対するローラ刃の刃先の食い込み量が多くなっても、一対の延出部がパイプと干渉することを防ぐことができる。
本発明の別の態様として、前記一対の延出部は、前記軸体の端部に案内される案内部であって、該一対の延出部の互いに対向する面に形成され、前記一対の延出部の外縁上で開放した案内部を有していてもよい。
かかる構成によれば、案内部の開放部分から嵌め込まれた軸体の端部によって案内部が案内される。これにより、刃先カバー部をローラ刃の刃先を覆う適正な位置にまで導き、位置決めすることができる。
本発明の別の態様として、前記一対の延出部は、該一対の延出部の互いに対向する面に形成される嵌合凹部であって、前記軸体の端部が嵌り込む嵌合凹部を有していてもよい。
かかる構成によれば、嵌合凹部が軸体の端部と嵌合すると、延出部は、軸体の軸線と直交する方向の移動が規制される。従って、上記構成のパイプカッター用のローラ刃カバーは、パイプカッターに装着した状態で不用意に外れることが防止される。
本発明の別の態様として、パイプカッター用のローラ刃カバーは、前記一対の延出部のうちの少なくとも一方の延出部において前記パイプ受部材側の端部から他方の延出部へ向かって延出する突片であって、前記軸支部のパイプ受部材側の端部に沿う突片を有していてもよい。
かかる構成によれば、突片が軸支部のパイプ受部材側の端部に当たるため、延出部が軸体を中心に回転しようとしても、その回転が阻止される。従って、上記構成のパイプカッター用のローラ刃カバーは、パイプカッターに対して位置ずれし難い状態で取り付けることができる。
本発明に係るパイプカッターは、第一支持部、該第一支持部と間隔をあけて対向する第二支持部、及び前記第一支持部の一端と前記第二支持部の一端とを連結する連結部を含み、且つ、前記第一支持部の他端と前記第二支持部の他端との間から導入されたパイプを前記第一支持部と前記第二支持部との間に配置可能に形成されたフレームと、前記第一支持部と前記第二支持部との間に配置されて前記第一支持部に支持されたパイプ受部材と、前記第一支持部と前記第二支持部との間に配置されて前記第二支持部に支持され、前記パイプ受部材に受けられるパイプの中心と同方向に延びる軸線周りで回転自在に設けられたローラ刃と、前記フレームから外方に突出した操作部、前記ローラ刃の回転中心となる軸体、及び前記ローラ刃の両側に前記軸線方向に配置され、前記軸体を支持する一対の軸支部を含み、前記操作部の操作によって前記パイプ受部材又は前記ローラ刃の何れか一方を他方に対して接離させる作動機構部と、前記第一支持部の他端と前記第二支持部の他端との間から露出する前記ローラ刃の刃先の一部を覆う刃先カバー部と、前記刃先カバー部の両端から延出する一対の延出部であって、互いの間に前記一対の軸支部を介装する一対の延出部とを備え、前記一対の延出部のそれぞれは、対応する軸体の端部に対して着脱可能に構成されたローラ刃カバーとを備える。
上記パイプカッターのフレームにおいて、ローラ刃の刃先の大部分の外側に第一支持部、第二支持部、連結部が存在しているため、その部分のローラ刃の刃先に作業者が触れる虞は非常に少ない。
そして、上記構成のパイプカッターによれば、第一支持部の他端と前記第二支持部の他端との間から露出する前記ローラ刃の刃先の一部を覆う刃先カバー部を備えているため、結果的に、ローラ刃の刃先の略全周に対して外側にフレーム、刃先カバー部が存在し、ローラ刃の刃先の露出が阻止される。
従って、上記構成によれば、パイプを切断する際、操作部に対する操作でパイプカッター全体をパイプ周りで回転させてもローラ刃の刃先が外部に露出することがない。従って、上記構成のパイプカッターによれば、作業者がローラ刃の刃先に接触することを防止することができる。
本発明の一態様として、前記軸体は、前記ローラ刃及び前記一対の軸支部に対して挿抜自在であり、少なくとも一方の端部を一対の軸支部の少なくとも一方から外方に突出させ、前記一対の延出部の少なくとも一方は、前記軸支部から突出する軸体の端部と係合可能であってもよい。
かかる構成によれば、一対の軸支部の両側に一対の延出部が延在し、該一対の延出部の少なくとも一方が軸支部から突出した軸体の端部と係合する。これにより、該係合側への軸体の移動が規制され、軸体には、軸支部に対する抜け止めが施される。
これに対し、延出部と軸体の端部との係合が解除されると、軸体の移動の規制が解除され、軸支部から突出した軸体の端部(係合側の端部)側に、軸体が軸支部から抜き取り可能な状態になる。これに伴い、軸体が軸支部から抜き取られることで、ローラ刃が一対の軸支部から分離する。従って、上記構成を採用すれば、ローラ刃の交換が可能となる。
本発明の他態様として、前記軸体は、前記ローラ刃及び前記一対の軸支部を挿抜自在に貫通し、両端部を一対の軸支部から外方に突出させていてもよい。
かかる構成によれば、一対の延出部が一対の軸支部から突出した軸体の両端部と係合する。これにより、軸体の移動が規制され、軸体には、軸支部に対する抜け止めがより確実に施される。また、軸体が各端部側に軸支部から抜き取り可能な状態になる。
本発明の他態様として、前記一対の延出部のそれぞれは、前記パイプ受部材側の端部に、該パイプ受部材と反対側に向けて窪む凹部を有していてもよい。
かかる構成によれば、パイプ受部材とローラ刃との間に配置されたパイプが延出部と干渉することを防止できる。具体的には、パイプを切断するに当り、パイプ受部材とローラ刃とを相対的に接近させることで、パイプに対するローラ刃の刃先の食い込み量を多くする。このとき、延出部もローラ刃とともにパイプ受部材に対して接近するが、延出部に形成された凹部内にパイプが入り込むことになる。従って、パイプに対するローラ刃の刃先の食い込み量が多くなっても、一対の延出部がパイプと干渉することがなく、パイプが確実に切断される。
本発明の別の態様として、前記一対の延出部は、前記軸体の端部に案内される案内部であって、該一対の延出部の互いに対向する面に形成され、前記一対の延出部の外縁上で開放した案内部を有していてもよい。
かかる構成によれば、案内部の開放部分から嵌め込まれた軸体の端部によって案内部が案内される。これにより、刃先カバー部をローラ刃の刃先を覆う適正な位置にまで導き、位置決めすることができる。
本発明の別の態様として、前記一対の延出部は、該一対の延出部の互いに対向する面に形成される嵌合凹部であって、前記軸体の端部が嵌り込む嵌合凹部を有していてもよい。
かかる構成によれば、嵌合凹部が軸体の端部と嵌合すると、延出部は、軸体の軸線と直交する方向の移動が規制される。従って、上記構成のパイプカッターでは、ローラ刃カバーが不用意に外れることが防止される。
本発明の別の態様として、前記ローラ刃カバーは、前記一対の延出部のうちの少なくとも一方の延出部において前記パイプ受部材側の端部から他方の延出部へ向かって延出する突片であって、前記軸支部のパイプ受部材側の端部に沿う突片を有していてもよい。
かかる構成によれば、突片が軸支部のパイプ受部材側の端部に当たるため、延出部が軸体を中心に回転しようとしても、その回転が阻止される。従って、上記構成のパイプカッターでは、ローラ刃カバーは、パイプカッターに対して位置ずれし難い状態で取り付けられる。
以上より、本発明によれば、作業者がローラ刃の刃先に接触することを防止でき、安全性を高めることのできるパイプカッター用のローラ刃カバー及びパイプカッターを提供することができる。
図1は、本発明の第一及び第二実施形態に係るパイプカッターの正面図である。 図2は、同実施形態に係るパイプカッターの断面図である。 図3は、同実施形態に係るローラ刃カバーの斜視図である。 図4は、図3のIV−IV線位置における同実施形態に係るローラ刃カバーの断面図である。 図5は、図1のV−V線位置における同実施形態に係るローラ刃カバー周辺の断面図である。 図6は、図1のVI−VI線位置における同実施形態に係るローラ刃カバー周辺の断面図である。 図7は、他実施形態に係るローラ刃カバーの斜視図である。 図8は、図1のVI−VI線位置における他実施形態に係るローラ刃カバー周辺の断面図である。 図9は、従来のパイプカッターの正面図である。
以下、本発明の第一実施形態に係るパイプカッター用のローラ刃カバーについて、図1〜図6を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るパイプカッター用のローラ刃カバー1(以下、単に「ローラ刃カバー1」とする場合がある)は、パイプPを切断するために用いられるパイプカッター2に取付けられる。以下では、先ずパイプカッター用のローラ刃カバー1が取付けられるパイプカッター2について説明する。図1に示すように、パイプカッター2は、フレーム3と、パイプ受部材4と、ローラ刃5と、作動機構部6とを含む。このパイプカッター2は、ローラ刃5を挟みこむように配置されるスペーサ51(図5参照)も備える。
図2に示すように、フレーム3は、第一支持部31、該第一支持部31と間隔をあけて対向する第二支持部32、及び第一支持部31の一端と第二支持部32の一端とを連結する連結部33を含み、且つ、第一支持部31の他端と第二支持部32の他端との間から導入されたパイプPを第一支持部31と第二支持部32との間に配置可能に形成されている。フレーム3では、第一支持部31と第二支持部32の一端同士の間を連結部33が閉じている。フレーム3は、第一支持部31の他端(図2における右端)と第二支持部32の他端(図2における右端)との間から該フレーム3で囲まれた領域内にパイプPを配置(導入)可能である。フレーム3は、パイプ受部材4と作動機構部6とを連結する。本実施形態のフレーム3では、第一支持部31に、パイプ受部材4が接続され、第二支持部32に、作動機構部6が接続されている。
パイプ受部材4は、第一支持部31と第二支持部32との間に配置されて、第一支持部31に支持される。パイプ受部材4は、パイプPを該パイプPの中心C周りに回転可能に受ける(支持する)。本実施形態のパイプ受部材4は、フレーム3の第一支持部31に設けられた複数(本実施形態の例では二つ)の回転ローラ40である。各回転ローラ40は、円柱面形状の外周面を有するローラ本体41と、回転軸42とをそれぞれ有する。ローラ本体41は、回転軸42周りに回動自在である。これら複数の回転ローラ40は、回転軸42が互いに平行となるように配置されている。パイプ受部材4は、各ローラ本体41の外周面にパイプPの外周面が接し(当接し)、且つ、各回転ローラ40の回転軸42とパイプPの中心Cとが平行となるようにパイプPを受ける。
ローラ刃5は、第一支持部31と第二支持部32との間に配置されて、第二支持部32に支持される。本実施形態では、ローラ刃5は、作動機構部6を介して第二支持部32に支持される。また、ローラ刃5は、パイプ受部材4に受けられるパイプPの中心Cと同方向に延びる軸線Cp周りで回転自在に設けられている。ローラ刃5は、円盤状の刃である。このローラ刃5は、外縁が刃先である。
図5に示すように、スペーサ51は、ローラ刃5を挟んだ状態で後述する一対の軸支部62同士の間に形成されたスリット状の隙間に配置される。スペーサ51は、円盤状の板状部材である。
図1〜2に戻って、作動機構部6は、フレーム3から外方に突出した操作部61を含む。また、作動機構部6は、軸線Cp方向において、ローラ刃5の両側に配置される一対の軸支部62と、ローラ刃5及び一対の軸支部62を挿抜自在に貫通し、両端部を一対の軸支部62から外方に突出させる軸体63であって、ローラ刃5の回転中心となる軸体63とを備える。本実施形態では、作動機構部6は、軸支部62からパイプ受部材4とは反対側に向かって延びるスライド軸部64を有する。
作動機構部6は、パイプ受部材4又はローラ刃5の何れか一方を他方に対して接離させる。具体的には、作動機構部6は、パイプ受部材4とローラ刃5とを相対移動させ、パイプ受部材4とローラ刃5との間隔を変化させる。
操作部61は、スライド軸部64の中心軸周りに回動可能である。本実施形態の操作部61は、回転操作されることによってローラ刃5をパイプ受部材4に対して接離させる(図2における矢印方向)。具体的には、操作部61が回転操作されることによって、スライド軸部64がパイプ受部材4に対して進退する。これに伴い一対の軸支部62は、パイプ受部材4に対して進退することによってローラ刃5をパイプ受部材4に対して接離させる。操作部61は、回動可能な回動軸部65と、回動軸部65を回転操作するグリップ66とを有する。また、操作部61は、グリップ66の回転操作を回動軸部65に伝達する伝達部材67を有する。
一対の軸支部62は、ローラ刃5の両端に延在するように形成されている。一対の軸支部62は、一対の軸支部62同士の間にスリット状の隙間を形成するように配置されている。即ち、一対の軸支部62は、軸線Cp方向においてローラ刃5を挟んで対向している。一対の軸支部62は、ローラ刃5が軸線Cp(回転軸)周りに回転可能となるように、軸体63を保持する。一対の軸支部62は、一対の軸支部62を貫通した軸体63の両端部を支持することによって軸体63を保持している。本実施形態では、一対の軸支部62のそれぞれは略矩形状の板状部材である。
軸体63は、軸線Cp方向に延びている。軸体63は、その両端部が一対の軸支部62から外方へはみ出す長さに形成されている。軸体63は、円柱形状である。本実施形態において軸体63は、ローラ刃5の回転中心と、ローラ刃5を挟む一対のスペーサ51と、一対の軸支部62とを貫通し、軸体63は、ローラ刃5、一対のスペーサ51、及び一対の軸支部62に対して着脱可能である。即ち、軸体63は、パイプカッター2から取外し可能である。軸体63の取外しに伴い、ローラ刃5及び一対のスペーサ51は軸支部62から取外される。
スライド軸部64は、軸支部62から延びる部位である。スライド軸部64の先端に操作部61が、スライド軸部64の基端に軸支部62が設けられている。スライド軸部64には、その先端から軸支部62に向かって延びるネジ穴641が設けられている。
回動軸部65は、スライド軸部64の中心軸方向に延び、且つ該中心軸周りに回動可能な回動軸本体651と、回動軸部本体651の先端(スライド軸部64側の端部)に設けられ、且つスライド軸部64のネジ穴641と螺合するネジ部652と、を有する。このように、回動軸部65のネジ部652がスライド軸部64のネジ穴641と螺合しているため、回動軸部65が中心軸周りに回動することで、回動軸部65に対してスライド軸部64が中心軸方向に移動(スライド)する。
作動機構部6においてグリップ66は、スライド軸部64の中心軸周りに回動可能に設けられている。
伝達部材67は、スライド軸部64の中心軸と直交する方向に拡がる板状の部材であり、回動軸部65の他端に固定される。
次に、本実施形態に係るパイプカッター用のローラ刃カバーについて、図2〜6を参照しつつ説明する。このパイプカッター用のローラ刃カバー1は、上述のパイプカッター2に取付けられる。
パイプカッター用のローラ刃カバー1は、第一支持部31の他端(図2における右端)と第二支持部32の他端(図2における右端)との間から露出するローラ刃5の刃先の一部を覆う刃先カバー部12を備える。ローラ刃カバー1は、刃先カバー部12の両端から延出する一対の延出部13を備える。ローラ刃カバー1は、変形容易な弾性部材によって形成されている。また、ローラ刃カバー1は、手作業でパイプカッター2への取付け取外しが可能に構成されている。
ローラ刃カバー1は、刃先カバー部12と、一対の延出部13との三片から構成されている。一対の延出部13は、刃先カバー部12と略直交するように刃先カバー部12から延出している。即ち、一対の延出部13は対向している。
刃先カバー部12は、図3〜5に示すように、ローラ刃5の刃先を収容する刃先収容部121と、ローラ刃5の刃先の位置を決める位置決部122とを有する。刃先収容部121は、円盤状に形成されたローラ刃5の刃先に対応するように湾曲して形成されている。本実施形態では、ローラ刃カバー1は、パイプカッター2に対して後述する延出部13の第二端136側から押し込まれる。位置決部122は、ローラ刃カバー1がローラ刃5の刃先に対して必要以上に接近するのを規制する。即ち、ローラ刃カバー1がローラ刃5の刃先に対して必要以上に押し込まれると、位置決部122は、軸支部62における連結部33と対向する面とは反対側の面である規制面S(図5参照)と当たる。これによって、ローラ刃カバー1の押しみが妨げられる。従って、ローラ刃5の刃先とローラ刃カバー1とが接触してローラ刃5の刃先が痛むのを防止することができる。
一対の延出部13は、一対の軸支部62を介装可能な間隔をあけて設けられている。即ち、一対の延出部13は、その間に一対の軸支部62を配置可能に形成されている。また、一対の延出部13は、一対の軸支部62から突出する軸体63の両端部と係合可能である。即ち、一対の延出部13は、軸体63の延びる方向において軸体63の両端部を覆うように刃先カバー部12の両端から延出している。延出部13の対向面が軸体63と係合することによってローラ刃カバー1はパイプカッター2に支持される。
一対の延出部13は、図3に示すように、刃先カバー部12と共有する第一端135と、該第一端135と対向する第二端136と、第一端135及び第二端136とに略直交する方向に延びる第三端137及び第四端138とによって画定された略矩形状の板状部材である。本実施形態では、第三端137は、ローラ刃5におけるパイプ受部材4側を向いた刃先を露出させている。
また、図5に示すように、延出部13の第二端136はフレーム3側に露出したローラ刃5の刃先よりもフレーム3側に延出する。これにより、連結部33側を向いたローラ刃5の刃先は、延出部13内に隠れる。そのため、ローラ刃カバー1の第二端136に指を添えてローラ刃カバー1をパイプカッター2から取外す際に、作業者の手とローラ刃5の刃先とが接触し難くなる。
一対の延出部13のそれぞれは、パイプ受部材4側の端部に、該パイプ受部材4と反対側に向けて窪む凹部131を有している。本実施形態では、凹部131は、延出部13の第三端137に形成されている。図3、4に示すように、凹部131は、パイプPの形状に対応した、略円弧状に形成されている。
一対の延出部13は、軸体63の端部に案内される案内部132であって、該一対の延出部13の互いに対向する面に形成された案内部132を有している。具体的には、案内部132は、軸体63の端部に案内される溝150を画定する面である。本実施形態では、案内部132は、延出部13に沿って形成された第一案内面155と、第一案内面155に略直角に連続して形成された第二案内面156及び第三案内面157とを有する。第二案内面156と第三案内面157とは対向している。案内部132は、矩形状に形成されている。延出部13における第一案内面155から第三案内面157が形成されている部分の厚みと延出部13のその他の部位の厚みとは略同一である。
第一案内面155は、軸体63の端面に案内される。第二案内面156及び第三案内面157は、軸体63の端部の外周面に案内される。即ち、第二案内面156及び第三案内面157は、軸体63を径方向の両側で挟むことによってそれぞれが軸体63の外周面に案内される。
案内部132は、一対の延出部13の外縁上で開放している。軸体63の端部は、該外縁上から案内部132を案内する。また、案内部132は、凹部131の曲率中心を通る軸線と交差する方向に延びている。本実施形態では、案内部132は、図3〜図5に示すように、一対の延出部13の第二端136で開放している。また、案内部132は、第三端137(第四端138)が延びる方向に延びている。従って、案内部132は、第二端136から第一端135へ向かって案内され、位置決部122が一対の軸支部62の規制面Sと沿うことにより止まる。
本実施形態の案内部132は傾斜部134も備えている。傾斜部134は、延出部13の第二端136側の一部に形成されている。傾斜部134は、延出部13の第二端136側で案内部の厚みが薄くなるように形成されている。また、傾斜部134は、対向する第一案内面155の間隔が第二端136側で軸体63の長さより長くなるように形成されている。これにより、軸体63の端部は、案内部132に容易に嵌り込む。そのため、軸体63の端部は、案内部132を所定の位置に容易に案内することができる。
一対の延出部13は、該一対の延出部13の互いに対向する面に形成される嵌合凹部133を有している。嵌合凹部133は、軸体63の端部が嵌り込む。嵌合凹部133は、延出部13に沿って形成された第一嵌合面165と、第一嵌合面165に略直角に連続して形成された第二嵌合面166とを有する。第一嵌合面165は嵌合凹部133の底面を構成し、第二嵌合面166は嵌合凹部133の側面を構成している。本実施形態では、嵌合凹部133は、案内部132に連設されている。具体的には、案内部132の第一案内面155と嵌合凹部133の第二嵌合面166とが略直角となるように、嵌合凹部133は案内部132に連設されている。延出部13における第一嵌合面165と第二嵌合面166が形成されている部分の厚みと延出部13のその他の部位の厚みとは略同一である。
本実施形態において、嵌合凹部133は、案内部132における第一端135側の端部に連設されている。従って、軸体63は案内部132を案内して嵌合凹部133と嵌合する。軸体63の端部が嵌合凹部133と嵌合すると、第二嵌合面166は軸体63の外周面を囲む。従って、延出部13は、軸線Cpと直交する方向の移動が規制される。嵌合凹部133は、軸体63と嵌合可能な形状であればよい。図4に示すように、本実施形態においては、嵌合凹部133は略矩形状である。
本実施形態では、案内部132は、案内部132の深さが第二端136から第一端135に向けて浅くなるように全域に亘って傾斜している。そのため、延出部13の第一案内面155は第一端135側に向かうにつれて嵌合凹部133の第一嵌合面165に対して軸線Cp方向に離れる姿勢となる。そのため、案内部132と嵌合凹部133との連設位置で、軸体63の端部はより広い範囲を嵌合凹部133の第二嵌合面166に囲まれることとなる。従って、軸体63の端部と嵌合凹部133とが確実に嵌合し、ローラ刃カバー1がパイプカッター2から外れ難くなる。本実施形態では、案内部132は、第二端136から第一端135に向かう方向の傾きが、傾斜部134における同方向の傾きよりもなだらかになるように傾斜している。
ローラ刃カバー1は、一対の延出部13のうちの少なくとも一方の延出部13においてパイプ受部材4側の端部から他方の延出部13へ向かって延出する突片14であって、軸支部62のパイプ受部材4側の端部に沿う突片14を有している。本実施形態の突片14は、延出部31の第三端137における第一端135側及び第二端136側にそれぞれ一対設けられている。突片14は、略矩形板状に形成されている。
以下、本発明の第二実施形態にかかるパイプカッターについて、図1を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るパイプカッターは、パイプを切断するために用いられる。図1に示すように、このパイプカッター22は、フレーム3と、パイプ受部材4と、ローラ刃5と、作動機構部6と、ローラ刃カバー1とを含む。
フレーム3、パイプ受部材4、ローラ刃5、作動機構部6、ローラ刃カバー1の構成については、上記の第一実施形態と共通するため、同じ符号を付して、重複する説明は繰り返さない。
次に、第一実施形態に係るローラ刃カバー1が取付けられたパイプカッター2、又は第二実施形態に係るパイプカッター22を用いてパイプPを切断する手順について説明する。
まず、パイプPがパイプ受部材4に配置される。パイプ受部材4がパイプPを受けた状態で、グリップ66を、該グリップ66からパイプ受部材4に向かう方向に見て時計回りに回転させる。このとき、回動軸部65(ネジ部652)が回転することによってスライド軸部64がパイプ受部材4側に移動する。これにより、ローラ刃5がパイプPに接近する。そのため、パイプカッター2,22にローラ刃カバー1を取付けた状態で、ローラ刃5とパイプPとを当接させることができる。
ローラ刃5がパイプPに当接すると、その時点からグリップ66を所定量だけ前記時計回りに更に回転させる。この状態でパイプカッター2,22全体をパイプPの周方向に(パイプPの中心C周りに)回転させる。これにより、ローラ刃5の外縁(刃先)が所定の力でパイプPに押し当てられた状態でパイプPの外周面に沿って周方向に回転(公転)しつつ該回転(公転)に伴ってローラ刃5自体が回転(自転)し、パイプPが切断される。
次に、ローラ刃5を交換する手順について説明する。
まず、パイプカッター2,22からローラ刃カバー1を取外す。この際、一対の延出部13の第二端136のそれぞれに指をかけて、嵌合凹部133に嵌り込んだ軸体63の端部が該嵌合凹部133から開放される位置になるまで図3に示す矢印方向にローラ刃カバー1を広げる。本実施形態においては、案内部132の第二端136側の端縁に指をかけて、ローラ刃カバー1を容易に広げることができる。そして、案内部132が連結部33とは反対側に案内されるように軸体63に対して延出部13をスライドさせて、第二端136側からローラ刃カバー1を取外す。
次に、軸体63の両端部のうちの何れか一方を、ローラ刃5、スペーサ51及び軸支部62から引き出すことによって、軸体63をパイプカッター2,22から抜き取る。これによって、ローラ刃5及びスペーサ51が軸支部62から分離し、ローラ刃5が交換可能となる。
新たなローラ刃5をスペーサ51の間に挟んだ状態で、一対の軸支部62の間に挟みこむ。軸体63をローラ刃5、スペーサ51及び一対の軸支部62に貫通させる。軸体63の両端部を軸支部62から突出させる(はみ出させる)。ローラ刃カバー1の一対の延出部13を挟むよう掴み、パイプカッター2に対してローラ刃カバー1を押し込む。本実施形態では、延出部13の第二端136側から軸体63の両端部を案内部132に係合させた状態でローラ刃カバー1を押し込む。案内部132が軸体63に案内されつつ軸体63の端部が嵌合凹部133に嵌り込む。これによってローラ刃カバー1がパイプカッター2,22に取付けられる。このように、本実施形態では、特殊な工具を使用することなく容易にローラ刃5を交換することができる。
以上のように、第一実施形態に係るパイプカッター用のローラ刃カバー1は、第一支持部31、該第一支持部31と間隔をあけて対向する第二支持部32、及び第一支持部31の一端と第二支持部32の一端とを連結する連結部33を含み、且つ、第一支持部31の他端と第二支持部32の他端との間から導入されたパイプPを第一支持部31と第二支持部32との間に配置可能に形成されたフレーム3と、第一支持部31と第二支持部32との間に配置されて第一支持部31に支持されたパイプ受部材4と、第一支持部31と第二支持部32との間に配置されて第二支持部32に支持され、パイプ受部材4に受けられるパイプPの中心Cと同方向に延びる軸線Cp周りで回転自在に設けられたローラ刃5と、フレーム3から外方に突出した操作部61を含み、パイプ受部材4又はローラ刃5の何れか一方を他方に対して接離させる作動機構部6とを含むパイプカッター用のローラ刃カバー1であって、第一支持部31の他端と第二支持部32の他端との間から露出するローラ刃5の刃先の一部を覆う刃先カバー部12を備える。
上記パイプカッター用のローラ刃カバー1の前提となるパイプカッター2のフレーム3において、ローラ刃5の刃先の大部分の外側に第一支持部31、第二支持部32、連結部33が存在しているため、その部分のローラ刃5の刃先に作業者が触れる虞は非常に少ない。
そして、上記構成のパイプカッター用のローラ刃カバー1によれば、第一支持部31の他端と第二支持部32の他端との間から露出するローラ刃5の刃先の一部を覆う刃先カバー部12を備えているため、結果的に、パイプカッター2のローラ刃5の刃先の略全周に対して外側にフレーム3、刃先カバー部12が存在し、ローラ刃5の刃先の露出が阻止される。
従って、上記構成によれば、パイプカッター2でパイプPを切断する際、操作部61に対する操作でパイプカッター2全体をパイプP周りで回転させてもローラ刃5の刃先が外部に露出することがない。従って、上記構成のパイプカッター用のローラ刃カバー1によれば、作業者がローラ刃5の刃先に接触することを防止することができる。
本実施形態において、刃先カバー部12の両端から延出する一対の延出部13をさらに備え、作動機構部6は、軸線Cp方向において、ローラ刃5の両側に配置される一対の軸支部62と、ローラ刃5及び一対の軸支部62を挿抜自在に貫通し、両端部を一対の軸支部62から外方に突出させる軸体63であって、ローラ刃5の回転中心となる軸体63とを備え、一対の延出部13は、一対の軸支部62を介装可能な間隔をあけて設けられ、一対の延出部13は、一対の軸支部62から突出する軸体63の両端部と係合可能である。
かかる構成によれば、一対の軸支部62の両側に一対の延出部13が延在し、該一対の延出部13が一対の軸支部62から突出した軸体63の両端部と係合する。これにより、軸体63の移動が規制され、軸体63は、軸支部62に対する抜け止めが施される。
これに対し、一対の延出部13と軸体63の端部との係合が解除されると、軸体63の移動の規制が解除され、軸体63が軸支部62から抜き取り可能な状態になる。これに伴い、軸体63が軸支部62から抜き取られることで、ローラ刃5が一対の軸支部62から分離する。従って、上記構成を採用すれば、ローラ刃5の交換が可能となる。
本実施形態において、一対の延出部13のそれぞれは、パイプ受部材4側の端部に、該パイプ受部材4と反対側に向けて窪む凹部131を有している。
かかる構成によれば、パイプ受部材4とローラ刃5との間に配置されたパイプPが延出部13と干渉することを防止できる。具体的には、パイプPを切断するに当り、パイプ受部材4とローラ刃5とを相対的に接近させることで、パイプPに対するローラ刃5の刃先の食い込み量を多くする。このとき、延出部13もローラ刃5とともにパイプ受部材4に対して接近するが、延出部13に形成された凹部131内にパイプPが入り込むことになる。従って、パイプPに対するローラ刃5の刃先の食い込み量が多くなっても、一対の延出部13がパイプPと干渉することを防ぐことができる。
本実施形態において、一対の延出部13は、軸体63の端部に案内される案内部132であって、該一対の延出部13の互いに対向する面に形成され、一対の延出部13の外縁上で開放した案内部132を有している。
かかる構成によれば、案内部132の開放部分から嵌め込まれた軸体63の端部によって案内部132が案内される。これにより、刃先カバー部12をローラ刃5の刃先を覆う適正な位置にまで導き、位置決めすることができる。
本実施形態において、一対の延出部13は、該一対の延出部13の互いに対向する面に形成される嵌合凹部133であって、軸体63の端部が嵌り込む嵌合凹部133を有している。
かかる構成によれば、嵌合凹部133が軸体63の端部と嵌合すると、延出部13は、軸体63の軸線Cpと直交する方向の移動が規制される。従って、上記構成のパイプカッター用のローラ刃カバー1は、パイプカッター2に装着した状態で不用意に外れることが防止される。
本実施形態において、パイプカッター用のローラ刃カバー1は、一対の延出部13のうちの少なくとも一方の延出部13においてパイプ受部材4側の端部から他方の延出部13へ向かって延出する突片14であって、軸支部62のパイプ受部材4側の端部に沿う突片14を有している。
かかる構成によれば、突片14が軸支部62のパイプ受部材4側の端部に当たるため、延出部13が軸体63を中心に回転しようとしても、その回転が阻止される。従って、上記構成のパイプカッター用のローラ刃カバー1は、パイプカッター2に対して位置ずれし難い状態で取り付けることができる。
第二実施形態に係るパイプカッター22は、第一支持部31、該第一支持部31と間隔をあけて対向する第二支持部32、及び第一支持部31の一端と第二支持部32の一端とを連結する連結部33を含み、且つ、第一支持部31の他端と第二支持部32の他端との間から導入されたパイプPを第一支持部31と第二支持部32との間に配置可能に形成されたフレーム3と、第一支持部31と第二支持部32との間に配置されて第一支持部31に支持されたパイプ受部材4と、第一支持部31と第二支持部32との間に配置されて第二支持部32に支持され、パイプ受部材4に受けられるパイプPの中心Cと同方向に延びる軸線Cp周りで回転自在に設けられたローラ刃5と、フレーム3から外方に突出した操作部61を含み、パイプ受部材4又はローラ刃5の何れか一方を他方に対して接離させる作動機構部6と、第一支持部31の他端と第二支持部32の他端との間から露出するローラ刃5の刃先の一部を覆う刃先カバー部12を備えたローラ刃カバー1とを備える。
上記パイプカッター2のフレーム3において、ローラ刃5の刃先の大部分の外側に第一支持部31、第二支持部32、連結部33が存在しているため、その部分のローラ刃5の刃先に作業者が触れる虞は非常に少ない。
そして、上記構成のパイプカッター22によれば、第一支持部31の他端と第二支持部32の他端との間から露出するローラ刃5の刃先の一部を覆う刃先カバー部12を備えているため、結果的に、パイプカッター22のローラ刃5の刃先の略全周に対して外側にフレーム3、刃先カバー部12が存在し、ローラ刃5の刃先の露出が阻止される。
従って、上記構成によれば、パイプカッター22でパイプPを切断する際、操作部61に対する操作でパイプカッター22全体をパイプP周りで回転させてもローラ刃5の刃先が外部に露出することがない。従って、上記構成のパイプカッター22によれば、作業者がローラ刃5の刃先に接触することを防止することができる。
本実施形態において、ローラ刃カバー1は、刃先カバー部12の両端から延出する一対の延出部13をさらに備え、作動機構部6は、軸線Cp方向において、ローラ刃5の両側に配置される一対の軸支部62と、ローラ刃5及び一対の軸支部62を挿抜自在に貫通し、両端部を一対の軸支部62から外方に突出させる軸体63であって、ローラ刃5の回転中心となる軸体63とを備え、一対の延出部13は、一対の軸支部62を介装可能な間隔をあけて設けられ、一対の延出部13は、一対の軸支部62から突出する軸体63の両端部と係合可能である。
かかる構成によれば、一対の軸支部62の両側に一対の延出部13が延在し、該一対の延出部13が一対の軸支部62から突出した軸体63の両端部と係合する。これにより、軸体63の移動が規制され、軸体63は、軸支部62に対する抜け止めが施される。
これに対し、一対の延出部13と軸体63の端部との係合が解除されると、軸体63の移動の規制が解除され、軸体63が軸支部62から抜き取り可能な状態になる。これに伴い、軸体63が軸支部62から抜き取られることで、ローラ刃5が一対の軸支部62から分離する。従って、上記構成を採用すれば、ローラ刃5の交換が可能となる。
本実施形態において、一対の延出部13のそれぞれは、パイプ受部材4側の端部に、該パイプ受部材4と反対側に向けて窪む凹部131を有している。
かかる構成によれば、パイプ受部材4とローラ刃5との間に配置されたパイプPが延出部と干渉することを防止できる。具体的には、パイプPを切断するに当り、パイプ受部材とローラ刃5とを相対的に接近させることで、パイプPに対するローラ刃5の刃先の食い込み量を多くする。このとき、延出部13もローラ刃5とともにパイプ受部材4に対して接近するが、延出部13に形成された凹部131内にパイプPが入り込むことになる。従って、パイプPに対するローラ刃5の刃先の食い込み量が多くなっても、一対の延出部13がパイプPと干渉することがなく、パイプPが確実に切断される。
本実施形態において、一対の延出部13は、軸体63の端部に案内される案内部132であって、該一対の延出部13の互いに対向する面に形成され、一対の延出部13の外縁上で開放した案内部を132有している。
かかる構成によれば、案内部132の開放部分から嵌め込まれた軸体63の端部によって案内部132が案内される。これにより、刃先カバー部12をローラ刃5の刃先を覆う適正な位置にまで導き、位置決めすることができる。
本実施形態において、一対の延出部13は、該一対の延出部13の互いに対向する面に形成される嵌合凹部133であって、軸体63の端部が嵌り込む嵌合凹部133を有している。
かかる構成によれば、嵌合凹部133が軸体63の端部と嵌合すると、延出部13は、軸体63の軸線Cpと直交する方向の移動が規制される。従って、上記構成のパイプカッター22では、ローラ刃カバー1が不用意に外れることが防止される。
本実施形態において、ローラ刃カバー1は、一対の延出部13のうちの少なくとも一方の延出部13においてパイプ受部材4側の端部から他方の延出部13へ向かって延出する突片14であって、軸支部62のパイプ受部材4側の端部に沿う突片14を有している。
かかる構成によれば、突片14が軸支部62のパイプ受部材4側の端部に当たるため、延出部13が軸体63を中心に回転しようとしても、その回転が阻止される。従って、上記構成のパイプカッター22では、ローラ刃カバー1は、パイプカッター22に対して位置ずれし難い状態で取り付けられる。
尚、本発明のパイプカッター用のローラ刃カバー1及びパイプカッター22は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態において、ローラ刃カバー1は、パイプカッター2に対して延出部13の第二端136側から取付けられ又は取外される場合について説明したが、これに限定されるものではない。図7に示すように、ローラ刃カバー1は、延出部13の第四端138側から取付けられ又は取外されてもよい。この場合、軸体63は、延出部13の第四端138側から第三端137側へ案内部132を案内する。
上記実施形態において、一対の軸支部62のそれぞれから軸体63の端部が突出している場合について説明したが、これに限定されるものではない。図8に示すように、軸体63の一方の端部のみが一対の軸支部62のうちの一方の軸支部62から外方に突出していてもよい。この場合、一対の軸支部62のうちの他方の軸支部62は、軸体63の他方の端部(軸支部62から外方へ突出していない方の端部)が軸支部62の外方へ突出することを規制する規制部622を有していてもよい。規制部622は、前記他方の軸支部62を非貫通とすることによって形成されていてもよい。図8に示す例においては、規制部622は軸体63の前記他方の端部が嵌り込む凹形状を有する。このようにすれば、軸線Cp方向において延出部13と規制部622とによって軸体63が挟まれ、固定される。
また、図8に示すように、軸体63は、ローラ刃5及び一対の軸支部63に対して挿抜自在に構成された軸体本体631と、該軸体本体631の端部に軸体本体631の外径よりも径が大きく形成された係合部632とを有していてもよい。係合部632が延出部13と係合する部分となる。この場合、軸体本体631を挿通させるために軸支部62に形成された挿通孔621の内径は係合部632の外径よりも小さく形成されていてもよい。このようにすれば、軸線Cp方向において延出部13と軸支部62とによって係合部632が挟まれ、固定される。
上記実施形態において、軸体63は、円柱形状である場合について説明したが、これに限定されるものではない。軸体63は、ローラ刃5を回転自在に軸支部62に保持されていればよい。例えば、軸体63は、円柱形状でなくてもよく三角柱や四角柱等の多角柱であってもよい。
この場合、嵌合凹部133の形状は軸体63の形状に対応した三角形、四角形等の多角形状として、更に嵌合凹部133は軸部63と略同一の大きさとしてもよい。これによって、延出部13が軸体63を中心に回転しようとしても、軸体63の角と嵌合凹部133の角とが係合して回転が阻止される。従って、ローラ刃カバー1はパイプカッター2に対して位置ずれし難い状態で取付けられる。
一対の延出部13は、略矩形状である場合について説明したがが、これに限定されるものではない。一対の延出部13は、円形状、楕円状、三角形状、台形状等であってもよい。
上記実施形態において、一対の延出部13のそれぞれは、パイプ受部材4側の端部に、略円弧状に形成された凹部131を有している場合について説明したが、これに限定されるものではない。凹部の形状は多角形状等その他の形状であってもよい。また、一対の延出部13のそれぞれは、凹部131を有していなくてもよい。
上記実施形態において、一対の延出部13は、案内部132及び嵌合凹部133を有している場合について説明したが、これに限定されるものではない。一対の延出部13が案内部132及び嵌合凹部133を有していない場合、一対の延出部13同士の幅は、その一部で軸体63の長さよりも小さく形成されていてもよい。このようにすれば、ローラ刃カバー1がパイプカッター2に取付けられると、一対の延出部13が広がった状態で軸体63を挟む。即ち、一対の延出部13には復元力が働くため、軸支部63を押さえ込む。従って、一対の延出部13と軸体63が確実に係合し、ローラ刃カバー1はパイプカッター2に対して位置ずれし難くなる。
上記実施形態において、嵌合凹部133は、案内部132に連設された場合について説明したが、これに限定されるものではない。案内部132及び嵌合凹部133は、それぞれ単独で設けられていてもよい。
上記実施形態において、ローラ刃カバー1は、変形容易な弾性部材によって形成されている場合について説明したが、ローラ刃カバー1は、手作業でパイプカッター2への取付け、取外しが可能に形成されていれば金属等で形成されていてもよい。例えば、刃先カバー部12に弾性部材が使用され、延出部13に金属等が使用されていてもよい。この場合、刃先カバー部12が弾性変形することによって、一対の延出部13が図3における矢印方向に広がることとなる。
上記実施形態において、ローラ刃カバー1は、刃先カバー部12と、一対の延出部13との3片から構成される場合について説明したが、これに限定されるものではない。ローラ刃カバー1は、刃先カバー部12のみによって1片から構成されていてもよい。この場合、刃先カバー部12は、磁石や粘着剤等を用いて一対の軸支部62に支持されることによって、パイプカッター2に取付けられてもよい。また、刃先カバー部12は、一対の軸支部62と一体的に形成されていてもよい。さらに、刃先カバー部12は、対向して一対設けられていてもよい。即ち、延出部13の第二端136側に設けられていてもよい。この場合、ローラ刃カバー1は、4片から構成され、刃先カバー部12は、パイプPの導入側及びフレーム3側の双方で露出するローラ刃5の刃先を覆うこととなる。
上記実施形態において、操作部61が回転操作されることによってスライド軸部64がパイプ受部材4に対して進退し、ローラ刃5をパイプ受部材4に対して接離させる場合について説明したが、これに限定されるものではない。操作部61が操作されることによって、パイプ受部材4がローラ刃5に対して進退する構成であってもよい。
1…ローラ刃カバー、12…刃先カバー部、121…刃先収容部、122…位置決部、13…延出部、131…凹部、132…案内部、133…嵌合凹部、134…傾斜部、135…第一端、136…第二端、137…第三端、138…第四端、14…突片、150…溝、155…第一案内面、156…第二案内面、157…第三案内面、2,22…パイプカッター、3…フレーム、31…第一支持部、32…第二支持部、33…連結部、4…パイプ受部材、40…回転ローラ、41…ローラ本体、42…回転軸、5…ローラ刃、51…スペーサ、6…作動機構部、61…操作部、62…軸支部、621…挿通孔、622…規制部、63…軸体、631…軸体本体、632…係合部、64…スライド軸部、641…ネジ穴、65…回動軸部、651…回動軸部本体、652…ネジ部、66…グリップ、67…伝達部材、90…パイプカッター、91…フレーム、911…第一支持部、912…第二支持部、913…連結部、92…パイプ受部材、93…ローラ刃、94…作動機構部、941…操作部、P,P1…パイプ、S…規制面、C…パイプPの中心、Cp…軸線

Claims (14)

  1. 第一支持部、該第一支持部と間隔をあけて対向する第二支持部、及び前記第一支持部の一端と前記第二支持部の一端とを連結する連結部を含み、且つ、前記第一支持部の他端と前記第二支持部の他端との間から導入されたパイプを前記第一支持部と前記第二支持部との間に配置可能に形成されたフレームと、
    前記第一支持部と前記第二支持部との間に配置されて前記第一支持部に支持されたパイプ受部材と、
    前記第一支持部と前記第二支持部との間に配置されて前記第二支持部に支持され、前記パイプ受部材に受けられるパイプの中心と同方向に延びる軸線周りで回転自在に設けられたローラ刃と、
    前記フレームから外方に突出した操作部、前記ローラ刃の回転中心となる軸体、及び前記ローラ刃の両側に前記軸線方向に配置され、前記軸体を支持する一対の軸支部を含み、前記操作部の操作によって前記パイプ受部材又は前記ローラ刃の何れか一方を他方に対して接離させる作動機構部とを含むパイプカッター用のローラ刃カバーであって、
    前記第一支持部の他端と前記第二支持部の他端との間から露出する前記ローラ刃の刃先の一部を覆う刃先カバー部と、前記刃先カバー部の両端から延出する一対の延出部であって、互いの間に前記一対の軸支部を介装可能に配置される一対の延出部とを備え、前記一対の延出部のそれぞれは、対応する軸体の端部に対して着脱可能に構成されたことを特徴とするパイプカッター用のローラ刃カバー。
  2. 前記軸体は、
    記ローラ刃及び前記一対の軸支部に対して挿抜自在であり、少なくとも一方の端部を一対の軸支部の少なくとも一方から外方に突出させ
    記一対の延出部の少なくとも一方は、前記軸支部から突出する軸体の端部と係合可能である、請求項1に記載のパイプカッター用のローラ刃カバー。
  3. 前記軸体は、前記ローラ刃及び前記一対の軸支部を挿抜自在に貫通し、両端部を一対の軸支部から外方に突出させる、請求項2に記載のパイプカッター用のローラ刃カバー。
  4. 前記一対の延出部のそれぞれは、前記パイプ受部材側の端部に、該パイプ受部材と反対側に向けて窪む凹部を有する、請求項2又は3に記載のパイプカッター用のローラ刃カバー。
  5. 前記一対の延出部は、前記軸体の端部に案内される案内部であって、該一対の延出部の互いに対向する面に形成され、前記一対の延出部の外縁上で開放した案内部を有する、請求項2〜4の何れか一項に記載のパイプカッター用のローラ刃カバー。
  6. 前記一対の延出部は、該一対の延出部の互いに対向する面に形成される嵌合凹部であって、前記軸体の端部が嵌り込む嵌合凹部を有する、請求項2〜5の何れか一項に記載のパイプカッター用のローラ刃カバー。
  7. 前記一対の延出部のうちの少なくとも一方の延出部において前記パイプ受部材側の端部から他方の延出部へ向かって延出する突片であって、前記軸支部のパイプ受部材側の端部に沿う突片を有する、請求項2〜6の何れか一項に記載のパイプカッター用のローラ刃カバー。
  8. 第一支持部、該第一支持部と間隔をあけて対向する第二支持部、及び前記第一支持部の一端と前記第二支持部の一端とを連結する連結部を含み、且つ、前記第一支持部の他端と前記第二支持部の他端との間から導入されたパイプを前記第一支持部と前記第二支持部との間に配置可能に形成されたフレームと、
    前記第一支持部と前記第二支持部との間に配置されて前記第一支持部に支持されたパイプ受部材と、
    前記第一支持部と前記第二支持部との間に配置されて前記第二支持部に支持され、前記パイプ受部材に受けられるパイプの中心と同方向に延びる軸線周りで回転自在に設けられたローラ刃と、
    前記フレームから外方に突出した操作部、前記ローラ刃の回転中心となる軸体、及び前記ローラ刃の両側に前記軸線方向に配置され、前記軸体を支持する一対の軸支部を含み、前記操作部の操作によって前記パイプ受部材又は前記ローラ刃の何れか一方を他方に対して接離させる作動機構部と、
    前記第一支持部の他端と前記第二支持部の他端との間から露出する前記ローラ刃の刃先の一部を覆う刃先カバー部と、前記刃先カバー部の両端から延出する一対の延出部であって、互いの間に前記一対の軸支部を介装する一対の延出部とを備え、前記一対の延出部のそれぞれは、対応する軸体の端部に対して着脱可能に構成されたローラ刃カバーとを備えるパイプカッター。
  9. 前記軸体は、
    記ローラ刃及び前記一対の軸支部に対して挿抜自在であり、少なくとも一方の端部を一対の軸支部の少なくとも一方から外方に突出させ
    記一対の延出部の少なくとも一方は、前記軸支部から突出する軸体の端部と係合可能である、請求項8に記載のパイプカッター。
  10. 前記軸体は、前記ローラ刃及び前記一対の軸支部を挿抜自在に貫通し、両端部を一対の軸支部から外方に突出させる、請求項9に記載のパイプカッター。
  11. 前記一対の延出部のそれぞれは、前記パイプ受部材側の端部に、該パイプ受部材と反対側に向けて窪む凹部を有する、請求項9又は10に記載のパイプカッター。
  12. 前記一対の延出部は、前記軸体の端部に案内される案内部であって、該一対の延出部の互いに対向する面に形成され、前記一対の延出部の外縁上で開放した案内部を有する、請求項9〜11の何れか一項に記載のパイプカッター。
  13. 前記一対の延出部は、該一対の延出部の互いに対向する面に形成される嵌合凹部であって、前記軸体の端部が嵌り込む嵌合凹部を有する、請求項9〜12の何れか一項に記載のパイプカッター。
  14. 前記ローラ刃カバーは、前記一対の延出部のうちの少なくとも一方の延出部において前記パイプ受部材側の端部から他方の延出部へ向かって延出する突片であって、前記軸支部のパイプ受部材側の端部に沿う突片を有する、請求項9〜13の何れか一項に記載のパイプカッター。
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