JP5702951B2 - 光ファイバ心線 - Google Patents

光ファイバ心線 Download PDF

Info

Publication number
JP5702951B2
JP5702951B2 JP2010126910A JP2010126910A JP5702951B2 JP 5702951 B2 JP5702951 B2 JP 5702951B2 JP 2010126910 A JP2010126910 A JP 2010126910A JP 2010126910 A JP2010126910 A JP 2010126910A JP 5702951 B2 JP5702951 B2 JP 5702951B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
silane coupling
coupling agent
acrylate
meth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010126910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011251876A (ja
Inventor
彰 鯰江
彰 鯰江
村田 暁
暁 村田
瑞基 伊佐地
瑞基 伊佐地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=45066845&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP5702951(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2010126910A priority Critical patent/JP5702951B2/ja
Priority to RU2012156832/28A priority patent/RU2559519C2/ru
Priority to CN201180026295.4A priority patent/CN102917997B/zh
Priority to EP11789890.8A priority patent/EP2565171B8/en
Priority to PCT/JP2011/062681 priority patent/WO2011152488A1/ja
Publication of JP2011251876A publication Critical patent/JP2011251876A/ja
Priority to US13/688,842 priority patent/US8923681B2/en
Publication of JP5702951B2 publication Critical patent/JP5702951B2/ja
Application granted granted Critical
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/104Coating to obtain optical fibres
    • C03C25/1065Multiple coatings
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/02395Glass optical fibre with a protective coating, e.g. two layer polymer coating deposited directly on a silica cladding surface during fibre manufacture

Description

本発明は、光ファイバ及びそれを用いた光ファイバ心線に関する。より詳しくは、光ファイバを構成する光ファイバ裸線の周囲を被覆する樹脂に関する。
近年の光ファイバの普及により、光ファイバケーブルの敷設環境が多様化している。敷設環境によっては、光ファイバケーブルの内部へ水分が浸入することもあるため、光ファイバには、優れた長期信頼性が求められている。
光通信に用いられる石英ガラス製の光ファイバは、コア及びクラッドから構成される石英ガラス製の光ファイバ裸線(ガラス光ファイバ)の周りに、該光ファイバ裸線に側圧がかかることを抑えることを目的とした比較的柔らかい樹脂を用いた層(プライマリ層)と、該光ファイバ裸線の外傷等を防ぐことを目的とした比較的硬い樹脂を用いた層(セカンダリ層)とを積層した構成をもつものが一般的である。前記樹脂としては紫外線硬化型の樹脂が用いられることが多い。
従来の光ファイバ心線には、使用環境由来の水分にさらされた場合、プライマリ層と光ファイバ裸線との密着力が変化してしまう問題がある。例えば、前記密着力が低下することによって生じうる光ファイバ裸線の突き出しやマイクロベンド等によって、該光ファイバ心線の伝送損失が増大することがある。また、前記密着力が増加することによって、光ファイバ裸線を被覆するプライマリ層を除去する作業が困難になることがある。なお、該作業は、光ファイバ心線のメンテナンス等に必要となるものである。
前記問題に対して、例えば特許文献1には、軟質被覆層(プライマリ層)のヤング率と硬質被覆層のヤング率との関係を規定することによってガラス光ファイバ(光ファイバ裸線)と軟質被覆層との界面の剥離を抑制することが提案されている。
特開2007−334111号公報
従来の光ファイバ心線における、光ファイバ裸線とプライマリ層との密着力の安定性は不十分であり、さらなる安定性の向上が求められている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、水分に曝された状態で使用されても、光ファイバ裸線とプライマリ層との密着力が安定に保たれる光ファイバ心線を提供することを課題とする。
本発明の請求項1に記載の光ファイバ心線は、光ファイバ裸線上に紫外線硬化型樹脂からなるプライマリ層及びセカンダリ層を積層してなる光ファイバ心線であって、前記プライマリ層はシランカップリング剤(S1)及シランカップリング剤(S2)を含有する紫外線硬化型樹脂組成物を硬化させたものであり、前シランカップリング剤(S1)はラジカル重合性反応基とメトキシ基と、を有する化合物からなり、前シランカップリング剤(S2)はラジカル重合性反応基を有さず、且つ、エトキシ基を有する化合物からなることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の光ファイバ心線は、請求項1において、前記ラジカル重合性反応基は、不飽和炭化水素基、(メタ)アクリロキシ基、又はビニル基を有することを特徴とする。
本発明の請求項に記載の光ファイバ心線は、請求項1又は2において、前記プライマリ層を形成する前記紫外線硬化型樹脂に含有される、前シランカップリング剤(S1)のモル濃度に、該シランカップリング剤(S1)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値がA、前シランカップリング剤(S2)のモル濃度に、該シランカップリング剤(S2)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値がB、前記セカンダリ層の吸水率がCであるとき、二次元座標に(横軸,縦軸)=(C,A+B)の点をプロットした場合、前記プロットが、下記P1〜P4の4点で囲まれた領域内であることを特徴とする。
P1:(C,A+B)=(1.6,0.1)
P2:(C,A+B)=(1.6,0.4)
P3:(C,A+B)=(2.9,0.8)
P4:(C,A+B)=(2.9,0.25)
ただし、A≧0.01、B≧0.01である。
本発明の請求項に記載の光ファイバ心線は、請求項において、前記プロットが、下記P5〜P8の4点で囲まれた領域内であることを特徴とする。
P5:(C,A+B)=(1.6,0.1)
P6:(C,A+B)=(1.6,0.22)
P7:(C,A+B)=(2.9,0.42)
P8:(C,A+B)=(2.9,0.25)
ただし、A≧0.01、B≧0.01である。
本発明の請求項に記載の光ファイバ心線は、請求項1〜のいずれか一項において、前シランカップリング剤(S2)が、テトラエトキシシランであることを特徴とする。
本発明の光ファイバ心線は、水分に曝される環境で使用された場合でも、光ファイバ裸線とプライマリ層との密着力が安定して維持される。このため、経年劣化による光ファイバ裸線の突き出し及び光ファイバの伝送損失の増加を抑制することができる。
本発明の光ファイバ心線の断面を示す概略図である。 セカンダリ層の吸水率Cに対する、シランカップリング剤(S1)のモル濃度に、該シランカップリング剤(S1)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値Aと、シランカップリング剤(S2)のモル濃度に、該シランカップリング剤(S2)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値Bとの和の関係を示す図である。 セカンダリ層の吸水率Cに対する、シランカップリング剤(S1)のモル濃度に、該シランカップリング剤(S1)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値Aと、シランカップリング剤(S2)のモル濃度に、該シランカップリング剤(S2)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値Bとの和の関係を示す別の図である。
以下、好適な実施の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1は、本発明にかかる光ファイバ心線の概略構成を示す断面図である。
本発明の光ファイバ心線1は、光ファイバ裸線2上に、紫外線硬化型樹脂からなるプライマリ層3及びセカンダリ層4を積層してなる。
光ファイバ裸線2は、石英ガラス製の公知ものが使用され、芯部を構成するコアと該コアの周囲を覆うクラッドからなるものが好適に用いられる。なお、図1では、コアとクラッドの境界は示していない。
<<プライマリ層3>>
[シランカップリング剤]
プライマリ層3は、樹脂骨格に取り込まれるシランカップリング剤(S1)及び樹脂骨格に取り込まれないシランカップリング剤(S2)を含有する紫外線硬化型樹脂組成物を、光ファイバ裸線2上で硬化させたものである。
前記樹脂骨格に取り込まれるシランカップリング剤(S1)は、ラジカル重合性反応基(Y)を有し、且つ、メトキシ基を1個以上有するものである。
シランカップリング剤(S1)としては、例えば、下記一般式(1)で表されるものが好適である。
Figure 0005702951
(式中、Yはラジカル重合性反応基を表し、mは0〜2の整数を表し、nは1又は2の整数を表し、R及びRは炭化水素基を表す。)
前記mは0又は1が好ましく、0がより好ましい。
前記R及びRの炭化水素基は、それぞれ独立に、脂肪族炭化水素基又は芳香族炭化水素基であり、炭素数1〜6の炭化水素基が好ましい。該脂肪族炭化水素基としては、直鎖状及び分岐鎖状のアルキル基、並びに単環のシクロアルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、塩化メチル基、及びシクロヘキシル基がより好ましく、メチル基及びエチル基がさらに好ましい。該芳香族炭化水素基としては、フェニル基が好ましい。
前記R及びRはそれぞれ独立にメチル基又はエチル基であることが好ましく、メチル基がより好ましい。シランカップリング剤(S1)のSiに結合したメトキシ基は反応性が高いため、水分子存在下で容易に加水分解されて、ガラスファイバ裸線表面の水酸基と反応し、シロキサン結合(Si−O−Si)を形成する。その結果、ガラスファイバ裸線のSiと前記ラジカル重合性反応基(Y)が取込まれた樹脂骨格とが、シランカップリング剤(S1)のSiを介して架橋される。
ラジカル重合性反応基(Y)は、プライマリ層3を構成する紫外線硬化型樹脂の骨格(主鎖)に取り込まれるものであれば特に制限されない。好適なものとしては、不飽和炭化水素基である。より具体的には、ラジカル重合性反応基(Y)としては、(メタ)アクリロキシ基及びビニル基が好ましい。
前記樹脂骨格に取り込まれないシランカップリング剤(S2)は、ラジカル重合性反応基(Y)を有さず、且つ、エトキシ基を1個以上有するものである。
シランカップリング剤(S2)としては、例えば、下記一般式(2)で表されるものが好適である。
Figure 0005702951
(式中、kは0〜3の整数を表し、jは3〜5の整数を表し、R〜Rは炭化水素基を表す。)
前記kは0〜2が好ましく、0又は1がより好ましく、0のテトラエトキシシランであることがさらに好ましい。
前記R〜Rの炭化水素基は、それぞれ独立に、脂肪族炭化水素基又は芳香族炭化水素基であり、炭素数1〜6の炭化水素基が好ましい。該脂肪族炭化水素基としては、直鎖状及び分岐鎖状のアルキル基、並びに単環のシクロアルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、塩化メチル基、及びシクロヘキシル基がより好ましく、メチル基及びエチル基がさらに好ましい。該芳香族炭化水素基としては、フェニル基が好ましい。
前記R〜Rはそれぞれ独立にメチル基又はエチル基であることが好ましい。
シランカップリング剤(S2)のSiに結合したエトキシ基は、メチル基の場合よりも反応性が劣る。しかし、水分子存在下で加水分解されて、ガラスファイバ裸線表面の水酸基、シランカップリング剤(S1)のアルコキシル基が加水分解された水酸基、及び/又はシランカップリング剤(S2)のアルコキシル基が加水分解された水酸基と反応し、シロキサン結合(Si−O−Si)を形成する。その結果、ガラスファイバ裸線のSiとシランカップリング剤(S1)との間を、シランカップリング剤(S2)のSiが架橋しうる。
上述のように、樹脂骨格に取り込まれるシランカップリング剤(S1)が反応性の高いメトキシ基を有し、且つ、樹脂骨格に取り込まれないシランカップリング剤(S2)が比較的反応性の低いエトキシ基を有することによって、シランカップリング剤(S1)及び(S2)を含有する紫外線硬化型樹脂組成物を硬化させたプライマリ層3と光ファイバ裸線2との密着力を長期にわたって安定化することができる。つまり、本発明の光ファイバ心線1を水分に曝される環境で使用した場合の安定性、すなわち耐水性を向上させることができる。この結果、本発明の光ファイバ心線1を水分に曝される環境で使用した場合、経年劣化による光ファイバ裸線の突き出し及び光ファイバの伝送損失の増加を抑制することができる。
硬化後にプライマリ層3を形成する前記紫外線硬化型樹脂組成物中のシランカップリング剤(S1)の含有量は、0.05〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましい。上記範囲であると、ガラス裸線2とプライマリ層3との密着力が十分となり、且つ該密着力の安定性に優れる。
硬化後にプライマリ層3を形成する前記紫外線硬化型樹脂組成物中のシランカップリング剤(S2)の含有量は、0.05〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましい。上記範囲であると、ガラス裸線2とプライマリ層3との密着力が十分となり、且つ該密着力の安定性に優れる。
硬化後にプライマリ層3を形成する前記紫外線硬化型樹脂組成物中のシランカップリング剤(S1)及び(S2)を合わせた含有量は、0.1〜10質量%が好ましく、0.2〜5質量%がより好ましい。上記範囲であると、ガラス裸線2とプライマリ層3との密着力が十分となり、且つ該密着力の安定性に優れる。
硬化後にプライマリ層3を形成する前記紫外線硬化型樹脂組成物中のシランカップリング剤(S1)及び(S2)は、次の条件αで含有されることが好ましい。
すなわち、シランカップリング剤(S1)のモル濃度に、該シランカップリング剤(S1)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値をA、シランカップリング剤(S2)のモル濃度に、該シランカップリング剤(S2)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値をB、後述するセカンダリ層4の吸水率をCとして、二次元座標に(横軸,縦軸)=(C,A+B)の点をプロットした場合、該プロットが下記P1〜P4の4点で囲まれた領域内であることが好ましい。ここで、前記モル濃度の単位はmol/Lであり、前記吸水率の単位は%である。なお、前記4点で囲まれた領域内は、前記4点を結ぶ線上も含む。
P1:(C,A+B)=(1.6,0.1)
P2:(C,A+B)=(1.6,0.4)
P3:(C,A+B)=(2.9,0.8)
P4:(C,A+B)=(2.9,0.25)
ただし、A≧0.01、B≧0.01である。
セカンダリ層4の前記吸水率は、JIS K7209Aで規定されている以下の吸水率Cである。
吸水率C=(w2−w1)/w1×100(%)
上記式中、w1は水に浸漬する前の試験片の乾燥質量(mg)であり、w2は水に浸漬した後の試験片の質量(mg)である。試験は、試料として35μm厚のフィルムを使用し、60℃の水に24時間浸漬して行われる。なお、吸水量はw2−w1で表される。
上記P1〜P4の4点で囲まれた領域は、図2の2次元座標における破線で囲まれた領域で示される。この領域内に前記プロットが入るように、シランカップリング剤(S1)のモル濃度と該シランカップリング剤(S1)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値A、シランカップリング剤(S2)のモル濃度と該シランカップリング剤(S2)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値B、及びセカンダリ層4の吸水率Cをそれぞれ調整することによって、プライマリ層3と光ファイバ裸線2との密着力を長期にわたってより安定化することができる。つまり、本発明の光ファイバ心線1を水分に曝される環境で使用した場合の安定性、すなわち耐水性をより向上させることができる。この結果、本発明の光ファイバ心線1を水分に曝される環境で使用した場合、経年劣化による光ファイバ裸線の突き出し及び光ファイバの伝送損失の増加を十分に抑制することができる。
また、硬化後にプライマリ層3を形成する前記紫外線硬化型樹脂組成物中のシランカップリング剤(S1)及び(S2)は、次の条件βで含有されることがより好ましい。
すなわち、シランカップリング剤(S1)のモル濃度と該シランカップリング剤(S1)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値A、シランカップリング剤(S2)のモル濃度と該シランカップリング剤(S2)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値B、後述するセカンダリ層4の吸水率をCとして、二次元座標に(横軸,縦軸)=(C,A+B)の点をプロットした場合、該プロットが下記P5〜P8の4点で囲まれた領域内であることがより好ましい。ここで、前記モル濃度の単位はmol/Lであり、前記吸水率の単位は%である。なお、前記4点で囲まれた領域内は、前記4点を結ぶ線上も含む。
P5:(C,A+B)=(1.6,0.1)
P6:(C,A+B)=(1.6,0.22)
P7:(C,A+B)=(2.9,0.42)
P8:(C,A+B)=(2.9,0.25)
ただし、A≧0.01、B≧0.01である。
上記P5〜P8の4点で囲まれた領域は、図3の2次元座標における破線で囲まれた領域で示される。この領域内に前記プロットが入るように、シランカップリング剤(S1)のモル濃度A、シランカップリング剤(S2)のモル濃度B、及びセカンダリ層4の吸水率Cをそれぞれ調整することによって、プライマリ層3と光ファイバ裸線2との密着力を長期にわたってより安定化することができる。つまり、本発明の光ファイバ心線1を水分に曝される環境で使用した場合の安定性、すなわち耐水性をより向上させることができる。この結果、本発明の光ファイバ心線1を水分に曝される環境で使用した場合、経年劣化による光ファイバ裸線の突き出し及び光ファイバの伝送損失の増加を十分に抑制することができる。さらに、光ファイバ心線1の使用環境への敷設前において、光ファイバ裸線2とプライマリ層3との過度な密着(癒着)を防ぐことができるので、プライマリ層3及びセカンダリ層4を光ファイバ裸線2から剥いて除く敷設作業における被覆除去性に優れる。
前記紫外線硬化型樹脂組成物が光ファイバ裸線2上で硬化する際に、該紫外線硬化型樹脂組成物に含まれるシランカップリング剤(S1)及び(S2)と、光ファイバ裸線2を構成する石英ガラスとの反応が適切に進むことによって、光ファイバ裸線2とプライマリ層3との密着力を良好にできる。ここで、シランカップリング剤と石英ガラスとの反応形態としては下記(ア)〜(ウ)の3種類が挙げられる。
(ア) 樹脂骨格に取り込まれるシランカップリング剤(S1)と石英ガラスとが反応する形態
(イ) 樹脂骨格に取り込まれないシランカップリング剤(S2)と石英ガラスとが反応する形態
(ウ) 樹脂骨格に取り込まれないシランカップリング剤(S2)が樹脂骨格に取り込まれるシランカップリング剤(S1)及び石英ガラスの両者と反応する形態
前記(ア)〜(ウ)の反応形態の結合の強さは異なっていると考えられる。本発明では、これら3種類の結合力のバランスを絶妙に調整するためにシランカップリング剤(S1)及び(S2)を組み合わせて用いることによって、光ファイバ裸線2とプライマリ層3との密着力を長期にわたって安定化することを実現している。この結果、本発明の光ファイバ心線1を水分に曝される環境で使用した場合、前記密着力の安定性を向上させることができ、経年劣化による光ファイバ裸線2の突き出し及び光ファイバの伝送損失の増加を抑制することができる。
また、前述のようにセカンダリ層4の吸水率Cと、プライマリ層3の各シランカップリング剤のモル濃度A及びBとを関係付けた前記条件α及びβを適用した場合、その光ファイバ心線1を水分に曝される環境で使用した際のプライマリ層3への水分の到達率を所定の範囲に収めることができる。この結果、プライマリ層3に到達した水分が、プライマリ層3中のシランカップリング剤を加水分解することによって、プライマリ層3と光ファイバ裸線2との密着力が使用中徐々に強まっていくことが考えられる。一方、経年劣化によってプライマリ層3と光ファイバ裸線2との密着力が使用中徐々に弱まっていく。
このように、水分に曝される環境において使用した場合の前記密着力の相反する2つの変化を相殺することによって、該密着力の長期的な安定性を向上させていると考えられる。
[紫外線硬化型樹脂]
硬化後にプライマリ層3を形成する紫外線硬化型樹脂組成物は、前記シランカップリング剤(S1)及び(S2)、樹脂成分(樹脂骨格)、並びに光重合開始剤を少なくとも含む。
前記樹脂成分は、紫外線照射(又は赤外線、可視光線、X線、電子線、ガンマ線等の放射線)によって重合が開始されうる公知の不飽和重合性基を有するオリゴマー(以下、不飽和重合性オリゴマーということがある。)を使用することができる。さらに、不飽和重合性基を有するモノマー(以下、不飽和重合性モノマーということがある。)を樹脂成分として添加してもよい。
前記オリゴマーとしては、ウレタンアクリレート系オリゴマーが好ましい。
前記不飽和重合性モノマーは、単官能不飽和重合性モノマーであってもよいし、多官能不飽和重合性モノマーであってもよい。なかでも、アクリレート系のモノマー及びビニル系のモノマーが好ましい。
前記ウレタンアクリレート系オリゴマーとしてウレタン(メタ)アクリレートが例示できる。該ウレタン(メタ)アクリレートとしては、多価アルコールと有機ポリイソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレート化合物との反応によって得られる公知のものが適用可能である。
前記多価アルコールとしては、例えば、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、トリシクロデカンジメチロール、ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン等の脂肪族多価アルコールが挙げられる。
前記有機ポリイソシアネートとしては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、プロピレンジイソシアネート、ブチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、イソホロンジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネート等が挙げられる。
前記水酸基含有(メタ)アクリレートとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとε−カプロラクトンの反応物、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト−ルトリ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらのうち好ましいものは2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート又は2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレート等が挙げられる。
前記単官能不飽和重合性モノマーとしては、例えばイソボルニル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、4−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート等の脂環式構造含有(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等の芳香族構造含有(メタ)アクリレートの他、アクリロイルモルホリン、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ) アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ) アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル等の化合物、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム等のビニル基含有ラクタム等が挙げられる。
前記多官能不飽和重合性モノマーとしては、例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリオキシエチル(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA のエチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドの付加体のジオールのジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールAのエチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドの付加体のジオールのジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA のジグリシジルエーテルに(メタ)アクリレートを付加させたエポキシジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジビニルエーテル等が挙げられる。
前記紫外線硬化型樹脂組成物中の前記不飽和重合性オリゴマーの含有量は、10〜90質量%が好ましく、20〜85質量%がより好ましい。
前記不飽和重合性オリゴマーは、ウレタンアクリレート系オリゴマーが好ましい。
前記光重合開始剤としては、紫外線等の照射によって前記不飽和重合性化合物を重合させられるものであれば特に制限されない。例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、キサントン、フルオレノン、ベンズアルデヒド、フルオレン、アントラキノン、カルバゾール、3−メチルアセトフェノン、4−クロロベンゾフェノン、4,4'−ジメトキシベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン− 1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、チオキサントン、ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノ−プロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキシド等が挙げられる。
前記紫外線硬化型樹脂組成物中の光重合開始剤の含有量は、前記不飽和重合性化合物の種類や含有量によるが、0.01〜10質量%が好ましく、0.1〜4質量%がより好ましい。
前記紫外線硬化型樹脂組成物中には、上記以外の各種添加剤が用いられる。例えば、酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱重合禁止剤、レベリング剤、界面活性剤、保存安定剤、可塑剤、滑剤、溶媒、フィラー、老化防止剤、濡れ性改良剤等を必要に応じて配合することができる。
プライマリ層3の厚さとしては、20〜40μmの範囲が好適である。この範囲であると、光ファイバ裸線2とプライマリ層3との密着力が十分に得られる。
<<セカンダリ層4>>
[紫外線硬化型樹脂]
セカンダリ層4は、紫外線硬化型樹脂組成物をプライマリ層3上で硬化させたものである。該紫外線硬化型樹脂組成物には、樹脂成分(樹脂骨格)、及び光重合開始剤が少なくとも含まれる。
前記樹脂成分、及び光重合開始剤は、プライマリ層3の説明で例示したものがそれぞれ適用できる。該樹脂成分中の不飽和重合性オリゴマーおよび不飽和重合性モノマーの種類や含有量は、セカンダリ層4の吸水率C、樹脂硬度、硬化性、耐久性等を考慮して適宜組み合わせて用いられる。なかでもウレタンアクリレート系オリゴマーが好ましい。
硬化後にセカンダリ層4を形成する前記紫外線硬化型樹脂組成物には、プライマリ層3の説明で例示したその他の添加剤を必要に応じて配合することができる。
セカンダリ層4の吸水率Cとしては、1.5〜3.0%が好ましく、1.6〜2.9がより好ましい。上記範囲であると、前述のプライマリ層3と組み合わせて用いた場合に、本発明の効果が十分に得られる。なお、吸水率Cの定義は前述の通りである。
セカンダリ層4の吸水率Cを所望に調整することは、該セカンダリ層4を形成する紫外線硬化型樹脂組成物のベース樹脂の種類や含有量を適宜調整する公知の方法によって行うことができる。例えば、特開2007−334111(特許文献1)に記載された方法等が挙げられる。
セカンダリ層4の厚さとしては、20〜40μmの範囲が好適である。この範囲であると、プライマリ層3とセカンダリ層4との密着力が十分に得られ、耐久性に優れる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[試験例1]
<光ファイバ心線の製造>
まず、石英系ガラスを主成分とする光ファイバ母材を、紡糸炉内に軸方向に移動可能に取り付けて、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガス雰囲気中で、その下端部分を約2000℃に高温加熱して溶融紡糸し、冷却することによって光ファイバ裸線を得た。
下記シランカップリング剤(S1)及び(S2)を含む紫外線硬化型樹脂組成物を光ファイバ裸線(直径125μm)の外周上に均一に塗布し、UV照射によって硬化させてプライマリ層(直径190μm、厚さ32.5μm)を形成し、さらに別の紫外線硬化型樹脂組成物をプライマリ層の外周上に均一に塗布し、UV照射によって硬化させてセカンダリ層(直径245μm、厚さ27.5μm)を形成し、光ファイバ心線を得た。
《シランカップリング剤》
樹脂骨格に取り込まれるシランカップリング剤(S1)である3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(分子量:248)を、前記紫外線硬化型樹脂組成物中0.8質量%で含有させて用いた。このとき、シランカップリング剤(S1)のモル濃度に一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値Aは、0.033(mol/L)×3=0.1である。
樹脂骨格に取り込まれないシランカップリング剤(S2)であるテトラエトキシシラン(分子量:208)を、前記紫外線硬化型樹脂組成物中0.5質量%で含有させて用いた。このとき、シランカップリング剤(S2)のモル濃度に一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値Bは、0.025(mol/L)×4=0.1である。
《紫外線硬化型樹脂組成物》
前記プライマリ層を形成するための紫外線硬化型樹脂組成物は、シランカップリング剤(S1)及び(S2)の他に、ベース樹脂{ウレタンアクリレートオリゴマー(80質量部)、アクリレートモノマー(10質量部)、ビニルモノマー(10質量部)}、及び光重合開始剤(1.5質量部)を混合したものを用いた。
前記セカンダリ層を形成するための紫外線硬化型樹脂組成物は、シランカップリング剤(S1)及び(S2)は含まず、ベース樹脂として{ウレタンアクリレートオリゴマー(70質量部)、アクリレートモノマー(30質量部)}、及び光重合開始剤(1.5質量部)を混合したものを用いた。このとき、前記セカンダリ層の吸水率Cが1.6となるように調整した。
前記セカンダリ層の吸水率Cは、別途作製した試験用フィルムを使用してJIS K7209「プラスチック―吸水率の求め方」に準拠した方法で測定した。該試験用フィルムは、前記セカンダリ層を形成する前記紫外線硬化型樹脂組成物をスピンコーターによってアクリル板上に塗布後硬化させて作製した。
<光ファイバ心線の評価>
製造した光ファイバ心線の伝送損失の増加、光ファイバ裸線の突き出し、及び被覆除去性を以下の条件によって評価した。
前記伝送損失の増加は、製造した光ファイバ心線を60℃の温水に一ヶ月間浸漬させた後で、波長1.55μmの光を用いて測定した。その結果、当該光ファイバ心線の伝送損失の増加は0.01dB/km以下であった。
前記光ファイバ裸線の突き出しは、製造した光ファイバ心線(長さ100m)を60℃の温水に一ヶ月間浸漬させた後で、該光ファイバ心線の末端部分における光ファイバ裸線の突き出しの長さが1mm未満である場合を「○」とし、1mm以上である場合を「×」として評価した。その結果、当該光ファイバ心線における光ファイバ裸線の突き出しは「○」であった。
前記被覆除去性は、製造した光ファイバ心線の被覆を除去した際にガラスファイバ裸線に残る樹脂の残渣の量を目視で判断し、ガラスファイバ裸線の一部にのみ樹脂の残渣が残る場合或いはガラスファイバ裸線に全く樹脂の残渣が残らない場合を「○」とし、ガラスファイバ裸線の表面のほとんどを覆うように樹脂の残渣が残る場合を「×」として評価した。その結果、当該光ファイバ心線の被覆除去性は「○」であった。
以上3つの評価結果を表2に示す。
前記プライマリ層を形成する紫外線硬化型樹脂において、前記シランカップリング剤(S1)及び(S2)の含有量を変更することによって前記値A及び値Bをそれぞれ独立に0〜0.2の範囲で変更した以外は、上記と同様の方法によって、光ファイバ心線を製造した。得られた各光ファイバ心線を上記と同様の方法で評価した。その結果を表1及び2に併記する。
なお、表1及び2は、各光ファイバ心線の評価を「伝送損失の増加(dB/km)/光ファイバ裸線の突き出し/被覆除去性」の順に表記した。
Figure 0005702951
*セカンダリ層の吸水率Cは1.6である。
Figure 0005702951
*セカンダリ層の吸水率Cは1.6である。
前記セカンダリ層の吸水率Cを横軸とし、前記値Aと前記値Bとの和を縦軸とする二次元座標に表1及び2の結果をプロットした(図2及び3参照)。
図2では、該プロットは、「≦0.01/○/○」の評価であるものを「◇」で表し、「≦0.01/○/×」の評価であるものを「■」で表し、「伝送損失の増加が0.01dB/kmを超える」の評価であるものを「▲」で表した。
図3では、該プロットは、「≦0.01/○/○」の評価であるものを「◇」で表し、「伝送損失の増加が0.01dB/kmを超える」の評価であるものを「▲」で表した。一方、「≦0.01/○/×」の評価であるものは示していない。
[試験例2]
樹脂骨格に取り込まれるシランカップリング剤(S1)をビニルトリメトキシシラン(分子量:148)に変更した以外は、前記試験例1と同様の方法で光ファイバ心線を製造した。すなわち、ビニルメトキシシランをシランカップリング剤(S1)として使用し、試験例1と同様に前記値A及び値Bをそれぞれ独立に0〜0.2の範囲で変更した光ファイバ心線を製造した。得られた各光ファイバ心線を試験例1と同様の方法で評価した。その結果を表3に併記する。
なお、表3は、各光ファイバ心線の評価を「伝送損失の増加(dB/km)/光ファイバ裸線の突き出し/被覆除去性」の順に表記した。
Figure 0005702951
*セカンダリ層の吸水率Cは1.6である。
前記セカンダリ層の吸水率Cを横軸とし、前記値Aと前記値Bとの和を縦軸とする二次元座標に表3の結果を表1及び2の結果に重ねてプロットした(図2及び3参照)。
図2では、該プロットは、「≦0.01/○/○」の評価であるものを「◇」で表し、「≦0.01/○/×」の評価であるものを「■」で表し、「伝送損失の増加が0.01dB/kmを超える」の評価であるものを「▲」で表した。
図3では、該プロットは、「≦0.01/○/○」の評価であるものを「◇」で表し、「伝送損失の増加が0.01dB/kmを超える」の評価であるものを「▲」で表した。一方、「≦0.01/○/×」の評価であるものは示していない。
[試験例3]
樹脂骨格に取り込まれないシランカップリング剤(S2)をメチルトリエトキシシラン(分子量:178)に変更した以外は、前記試験例1と同様の方法で光ファイバ心線を製造した。すなわち、メチルトリエトキシシランをシランカップリング剤(S2)として使用し、試験例1と同様に前記値A及び値Bをそれぞれ独立に0〜0.2の範囲で変更した光ファイバ心線を製造した。得られた各光ファイバ心線を試験例1と同様の方法で評価した。その結果を表4に併記する。
なお、表4は、各光ファイバ心線の評価を「伝送損失の増加(dB/km)/光ファイバ裸線の突き出し/被覆除去性」の順に表記した。
Figure 0005702951
*セカンダリ層の吸水率Cは1.6である。
前記セカンダリ層の吸水率Cを横軸とし、前記値Aと前記値Bとの和を縦軸とする二次元座標に表4の結果を表1〜3の結果に重ねてプロットした(図2及び3参照)。
図2では、該プロットは、「≦0.01/○/○」の評価であるものを「◇」で表し、「≦0.01/○/×」の評価であるものを「■」で表し、「伝送損失の増加が0.01dB/kmを超える」の評価であるものを「▲」で表した。
図3では、該プロットは、「≦0.01/○/○」の評価であるものを「◇」で表し、「伝送損失の増加が0.01dB/kmを超える」の評価であるものを「▲」で表した。一方、「≦0.01/○/×」の評価であるものは示していない。
[試験例4]
前記セカンダリ層の吸水率Cが2.5となるように、該セカンダリ層を形成する紫外線硬化型樹脂組成物を調製した。具体的には、ベース樹脂{ウレタンアクリレートオリゴマー(65質量部)、アクリレートモノマー(35質量部)、ビニルモノマー(10質量部)}、及び光重合開始剤(1.5質量部)を混合したものを用いた。
前記セカンダリ層の吸水率Cを2.5に変更した以外は、前記試験例1と同様の方法で光ファイバ心線を製造した。すなわち、試験例1と同様に前記値A及び値Bをそれぞれ独立に0〜0.2の範囲で変更した光ファイバ心線を製造した。得られた各光ファイバ心線を試験例1と同様の方法で評価した。その結果を表5及び6に併記する。
なお、表5及び6は、各光ファイバ心線の評価を「伝送損失の増加(dB/km)/光ファイバ裸線の突き出し/被覆除去性」の順に表記した。
Figure 0005702951
*セカンダリ層の吸水率Cは2.5である。
Figure 0005702951
*セカンダリ層の吸水率Cは2.5である。
前記セカンダリ層の吸水率Cを横軸とし、前記値Aと前記値Bとの和を縦軸とする二次元座標に表5及び6の結果を表1〜4の結果に重ねてプロットした(図2及び3参照)。
図2では、該プロットは、「≦0.01/○/○」の評価であるものを「◇」で表し、「≦0.01/○/×」の評価であるものを「■」で表し、「伝送損失の増加が0.01dB/kmを超える」の評価であるものを「▲」で表した。
図3では、該プロットは、「≦0.01/○/○」の評価であるものを「◇」で表し、「伝送損失の増加が0.01dB/kmを超える」の評価であるものを「▲」で表した。一方、「≦0.01/○/×」の評価であるものは示していない。
[試験例5]
前記セカンダリ層の吸水率Cが2.9となるように、該セカンダリ層を形成する紫外線硬化型樹脂組成物を調製した。具体的には、ベース樹脂{ウレタンアクリレートオリゴマー(65質量部)、アクリレートモノマー(35質量部)}、及び光重合開始剤(1.5質量部)を混合したものを用いた。
前記セカンダリ層の吸水率Cを2.9に変更した以外は、前記試験例1と同様の方法で光ファイバ心線を製造した。すなわち、試験例1と同様に前記値A及び値Bをそれぞれ独立に0〜0.2の範囲で変更した光ファイバ心線を製造した。得られた各光ファイバ心線を試験例1と同様の方法で評価した。その結果を表7及び8に併記する。
なお、表7及び8は、各光ファイバ心線の評価を「伝送損失の増加(dB/km)/光ファイバ裸線の突き出し/被覆除去性」の順に表記した。
Figure 0005702951
*セカンダリ層の吸水率Cは2.9である。
Figure 0005702951
*セカンダリ層の吸水率Cは2.9である。
前記セカンダリ層の吸水率Cを横軸とし、前記値Aと前記値Bとの和を縦軸とする二次元座標に表7及び8の結果を表1〜6の結果に重ねてプロットした(図2及び3参照)。
図2では、該プロットは、「≦0.01/○/○」の評価であるものを「◇」で表し、「≦0.01/○/×」の評価であるものを「■」で表し、「伝送損失の増加が0.01dB/kmを超える」の評価であるものを「▲」で表した。
図3では、該プロットは、「≦0.01/○/○」の評価であるものを「◇」で表し、「伝送損失の増加が0.01dB/kmを超える」の評価であるものを「▲」で表した。一方、「≦0.01/○/×」の評価であるものは示していない。
[比較例1]
樹脂骨格に取り込まれるシランカップリング剤(S1)を3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン(分子量:290)に変更した以外は、前記試験例1と同様の方法で光ファイバ心線を製造した。すなわち、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシランをシランカップリング剤(S1)として使用し、試験例1と同様に前記値A及び値Bをそれぞれ独立に0〜0.2の範囲で変更した光ファイバ心線を製造した。得られた各光ファイバ心線を試験例1と同様の方法で評価した。その結果を表9に併記する。
なお、表9は、各光ファイバ心線の評価を「伝送損失の増加(dB/km)/光ファイバ裸線の突き出し/被覆除去性」の順に表記した。
Figure 0005702951
*セカンダリ層の吸水率Cは1.6である。
[比較例2]
樹脂骨格に取り込まれないシランカップリング剤(S2)をテトラメトキシシラン(分子量:152)に変更した以外は、前記試験例1と同様の方法で光ファイバ心線を製造した。すなわち、テトラメトキシシランをシランカップリング剤(S2)として使用し、試験例1と同様に前記値A及び値Bをそれぞれ独立に0〜0.2の範囲で変更した光ファイバ心線を製造した。得られた各光ファイバ心線を試験例1と同様の方法で評価した。その結果を表10に併記する。
なお、表10は、各光ファイバ心線の評価を「伝送損失の増加(dB/km)/光ファイバ裸線の突き出し/被覆除去性」の順に表記した。
Figure 0005702951
*セカンダリ層の吸水率Cは1.6である。
表11に各試験例及び比較例で用いたシランカップリング剤(S1)、シランカップリング剤(S2)、並びに各試験例及び各比較例で製造した光ファイバ心線のセカンダリ層の吸水率Cを示す。
Figure 0005702951
表12に各シランカップリング剤の分子量、アルコキシル基数、紫外線硬化型樹脂組成物1L中の含有量(g)の一例、該含有量の濃度(重量%)、該含有量のモル濃度(mol/L)、該含有量におけるアルコキシル基×モル濃度の値を示す。
Figure 0005702951
以上の結果から、本発明にかかる光ファイバ心線は、「伝送損失の増加」及び「光ファイバ裸線の突き出し」の評価において、比較例の光ファイバ心線と同等以上に優れることが明らかである。
また、本発明にかかる光ファイバ心線における前記値A、前記値B、及び前記吸水率Cを(横軸,縦軸)=(C,A+B)とする二次元座標にプロットした場合、該プロットが下記P1〜P4の4点で囲まれた領域内にあると、「伝送損失の増加」及び「光ファイバ裸線の突き出し」の評価が十分に優れたものとなることは明らかである。。
P1:(C,A+B)=(1.6,0.1)
P2:(C,A+B)=(1.6,0.4)
P3:(C,A+B)=(2.9,0.8)
P4:(C,A+B)=(2.9,0.25)
ただし、A≧0.01、B≧0.01である。
さらに、本発明にかかる光ファイバ心線における前記値A、前記値B、及び前記吸水率Cを(横軸,縦軸)=(C,A+B)とする二次元座標にプロットした場合、該プロットが下記P5〜P8の4点で囲まれた領域内にあると、「伝送損失の増加」及び「光ファイバ裸線の突き出し」の評価が十分に優れ、且つ「被覆除去性」の評価が優れることは明らかである。
P5:(C,A+B)=(1.6,0.1)
P6:(C,A+B)=(1.6,0.22)
P7:(C,A+B)=(2.9,0.42)
P8:(C,A+B)=(2.9,0.25)
ただし、A≧0.01、B≧0.01である。
本発明の光ファイバ心線は、情報通信に用いられ、シングルモードファイバ、分散シフトファイバなど、あらゆる種類の光ファイバにも適用できる。また、本発明の光ファイバ心線は、光部品としても適用できる。
1…光ファイバ心線、2…光ファイバ裸線、3…プライマリ層、4…セカンダリ層。

Claims (5)

  1. 光ファイバ裸線上に紫外線硬化型樹脂からなるプライマリ層及びセカンダリ層を積層してなる光ファイバ心線であって、
    前記プライマリ層はシランカップリング剤(S1)及シランカップリング剤(S2)を含有する紫外線硬化型樹脂組成物を硬化させたものであり、
    シランカップリング剤(S1)はラジカル重合性反応基とメトキシ基と、を有する化合物からなり、
    シランカップリング剤(S2)はラジカル重合性反応基を有さず、且つ、エトキシ基を有する化合物からなることを特徴とする光ファイバ心線。
  2. 前記ラジカル重合性反応基は、不飽和炭化水素基、(メタ)アクリロキシ基、又はビニル基を有することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ心線。
  3. 前記プライマリ層を形成する前記紫外線硬化型樹脂組成物に含有される、
    シランカップリング剤(S1)のモル濃度に、該シランカップリング剤(S1)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値がA、
    シランカップリング剤(S2)のモル濃度に、該シランカップリング剤(S2)一分子あたりのアルコキシル基数を乗じた値がB、
    前記セカンダリ層の吸水率がCであるとき、
    二次元座標に(横軸,縦軸)=(C,A+B)の点をプロットした場合、
    前記プロットが、下記P1〜P4の4点で囲まれた領域内であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ心線。
    P1:(C,A+B)=(1.6,0.1)
    P2:(C,A+B)=(1.6,0.4)
    P3:(C,A+B)=(2.9,0.8)
    P4:(C,A+B)=(2.9,0.25)
    ただし、A≧0.01、B≧0.01である。
  4. 前記プロットが、下記P5〜P8の4点で囲まれた領域内であることを特徴とする請求項に記載の光ファイバ心線。
    P5:(C,A+B)=(1.6,0.1)
    P6:(C,A+B)=(1.6,0.22)
    P7:(C,A+B)=(2.9,0.42)
    P8:(C,A+B)=(2.9,0.25)
    ただし、A≧0.01、B≧0.01である。
  5. シランカップリング剤(S2)が、テトラエトキシシランであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の光ファイバ心線。
JP2010126910A 2010-06-02 2010-06-02 光ファイバ心線 Active JP5702951B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010126910A JP5702951B2 (ja) 2010-06-02 2010-06-02 光ファイバ心線
PCT/JP2011/062681 WO2011152488A1 (ja) 2010-06-02 2011-06-02 光ファイバ心線
CN201180026295.4A CN102917997B (zh) 2010-06-02 2011-06-02 光纤芯线
EP11789890.8A EP2565171B8 (en) 2010-06-02 2011-06-02 Optical fiber core
RU2012156832/28A RU2559519C2 (ru) 2010-06-02 2011-06-02 Сердцевина оптического волокна
US13/688,842 US8923681B2 (en) 2010-06-02 2012-11-29 Optical fiber core

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010126910A JP5702951B2 (ja) 2010-06-02 2010-06-02 光ファイバ心線

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015036576A Division JP5887440B2 (ja) 2015-02-26 2015-02-26 光ファイバ心線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011251876A JP2011251876A (ja) 2011-12-15
JP5702951B2 true JP5702951B2 (ja) 2015-04-15

Family

ID=45066845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010126910A Active JP5702951B2 (ja) 2010-06-02 2010-06-02 光ファイバ心線

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8923681B2 (ja)
EP (1) EP2565171B8 (ja)
JP (1) JP5702951B2 (ja)
CN (1) CN102917997B (ja)
RU (1) RU2559519C2 (ja)
WO (1) WO2011152488A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5774322B2 (ja) * 2011-01-28 2015-09-09 リンテック株式会社 半導体用接着剤組成物、半導体用接着シートおよび半導体装置の製造方法
JP6123444B2 (ja) * 2013-04-10 2017-05-10 住友電気工業株式会社 光ファイバ素線およびその製造方法
JP6672584B2 (ja) * 2014-11-13 2020-03-25 住友電気工業株式会社 光ファイバ心線
US11822117B2 (en) * 2019-10-08 2023-11-21 Corning Incorporated Primary coating compositions with improved microbending performance

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2807046B2 (ja) * 1990-05-29 1998-09-30 昭和電工株式会社 光ファイバー
GB9121655D0 (en) * 1991-10-11 1991-11-27 Ici Plc Optical fibre coating
US5664041A (en) * 1993-12-07 1997-09-02 Dsm Desotech, Inc. Coating system for glass adhesion retention
US5744514A (en) * 1996-10-31 1998-04-28 Borden Chemical, Inc. Coated optical fibers having a reduced content of extractable and volatile material
AU6037398A (en) * 1997-01-24 1998-08-18 Borden Chemical, Inc. Coated optical fibers having strippable primary coatings and processes for making and using same
US6228281B1 (en) * 1998-10-30 2001-05-08 Owens Corning Fiberglas Technology Sizing for glass fibers having low nonionic and cationic lubricant content
EP1282650A2 (en) * 2000-05-01 2003-02-12 Corning Incorporated Optical fiber coating
US6584263B2 (en) * 2000-07-26 2003-06-24 Corning Incorporated Optical fiber coating compositions and coated optical fibers
JP4279103B2 (ja) * 2002-09-20 2009-06-17 古河電気工業株式会社 光ファイバ素線
JP4763244B2 (ja) * 2004-03-15 2011-08-31 Jsr株式会社 液状硬化性樹脂組成物
JP4347233B2 (ja) * 2005-02-07 2009-10-21 株式会社フジクラ 光ファイバ素線
JP4330020B2 (ja) * 2006-06-16 2009-09-09 古河電気工業株式会社 光ファイバ、およびそれを用いた光ファイバ心線

Also Published As

Publication number Publication date
EP2565171B8 (en) 2020-03-11
RU2559519C2 (ru) 2015-08-10
EP2565171A1 (en) 2013-03-06
US8923681B2 (en) 2014-12-30
EP2565171A4 (en) 2015-03-11
WO2011152488A1 (ja) 2011-12-08
RU2012156832A (ru) 2014-07-20
JP2011251876A (ja) 2011-12-15
EP2565171B1 (en) 2020-02-12
US20130084051A1 (en) 2013-04-04
CN102917997B (zh) 2015-09-23
CN102917997A (zh) 2013-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6451319B2 (ja) 被覆光ファイバ
JP2022522975A (ja) 多数のファイバを有する光ファイバケーブル
US9557477B2 (en) Coated optical fiber
CN102439101B (zh) 具有单涂层的光纤
JP2009132800A (ja) 放射線硬化性樹脂組成物
JP2012111674A (ja) 放射線硬化性樹脂組成物
JP5702951B2 (ja) 光ファイバ心線
US9134495B2 (en) Optical fiber
JP2012056823A (ja) 光ファイバ素線の最外層被覆用液状硬化性樹脂組成物及び光ファイバ素線
JP5612406B2 (ja) 光ファイバ素線の最外層被覆用液状硬化性樹脂組成物及び光ファイバ素線
JP2006249266A (ja) 液状硬化性樹脂組成物
JP6123444B2 (ja) 光ファイバ素線およびその製造方法
JP5887440B2 (ja) 光ファイバ心線
US9551828B2 (en) Optical fiber
JP2007297467A (ja) 液状硬化性樹脂組成物
JP2013049744A (ja) 放射線硬化性樹脂組成物
JP4594775B2 (ja) 液状硬化性樹脂組成物
JP2006249263A (ja) 液状硬化性樹脂組成物
JP2006036989A (ja) 液状硬化性樹脂組成物
JP2007297466A (ja) 液状硬化性樹脂組成物
WO2008120983A2 (en) Ribbon matrix material for optical fiber with excellent bending resistance
JP2014234317A (ja) 光ファイバ心線
JP2008250076A (ja) 光ファイバテープ
JP5107686B2 (ja) 放射線硬化性樹脂組成物
JP2013088508A (ja) 光ファイバ素線

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150223

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5702951

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250