JP5701324B2 - 情報配信装置、及び、情報配信方法 - Google Patents

情報配信装置、及び、情報配信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5701324B2
JP5701324B2 JP2013004513A JP2013004513A JP5701324B2 JP 5701324 B2 JP5701324 B2 JP 5701324B2 JP 2013004513 A JP2013004513 A JP 2013004513A JP 2013004513 A JP2013004513 A JP 2013004513A JP 5701324 B2 JP5701324 B2 JP 5701324B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
distribution
feature amount
advertisement
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013004513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014137620A (ja
Inventor
岩崎 雅二郎
雅二郎 岩崎
弘樹 下羅
弘樹 下羅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yahoo Japan Corp
Original Assignee
Yahoo Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yahoo Japan Corp filed Critical Yahoo Japan Corp
Priority to JP2013004513A priority Critical patent/JP5701324B2/ja
Publication of JP2014137620A publication Critical patent/JP2014137620A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5701324B2 publication Critical patent/JP5701324B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、情報配信装置、及び、情報配信方法に係り、特に広告情報を配信する情報配信装置等に関する。
従来より、携帯電話、パーソナルコンピュータ等の端末に向けての広告情報配信が行われている。この広告情報配信では、Webコンテンツ情報内に広告掲載枠が配置され、その広告掲載枠内に広告情報が掲載されて配信される。
Webコンテンツ情報で構成されるWebサイトのサイトページには、ユーザの興味をひくために様々なデザインや彩色が施されている。例えば、ビジネスマン向けに情報発信するWebサイトには、グレーやブラウンを基調としたシンプルで落ち着いたデザインが施されている場合がある。例えば、女性向けにファッション情報を提供するWebサイトは、柔らかなイメージのパステル調の色調で構成されている場合がある。例えば、子供向けの遊びに関する情報提供サイトでは、原色を使用したポップなデザインが用いられる場合がある。
このように、Webサイトにおいては、サイトページの見た目や雰囲気、それが作り出すサイト全体としてのイメージがユーザを惹きつける重要な要素となっている。したがって、Webサイト内に広告情報を配信する場合において、Webサイトのイメージを考慮した上で配信すべき広告情報を選択することが好ましい。
Webコンテンツ情報のデザインに合わせた広告情報を配信することのできるサーバ等に関する提案の1つとして、例えば、特許文献1に開示のものがある。これによれば、広告情報を複数の構成部品に分解し、Webコンテンツ情報のデザインに関する特徴データに基づき利用条件を満たす部品を選択して、選択された部品を組み合わせることによって配信する広告情報を生成している。
特開2009−300683号公報
しかしながら、広告情報を構成部品ごとに分解して配信することは、演算処理の負荷増大に繋がる。また、広告情報を分解、再構築するので、配信すべき広告情報がWebサイトのイメージにうまく合わない場合がある。したがって、広告情報を構成部品ごとに分解したりする必要がなく、Webサイトのデザインやテイストに適切にマッチした広告情報を配信することができ、Webサイトのイメージを壊さないようにすることができれば好ましい。また、Webサイトのデザインやイメージに対して敢えてアンマッチな広告情報を配信することにより、意図的に広告情報を目立たせることができれば好ましい。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、配信情報を構成部品ごとに分解する必要なく、コンテンツ情報のデザインにマッチした又はアンマッチな配信情報を配信することのできる情報配信装置及び情報配信方法を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての情報配信装置は、配信情報を掲載するための情報掲載枠を部分的に有して端末の表示画面に表示されるコンテンツ情報を取得する取得手段と、情報掲載枠に配信情報を掲載しない状態でのコンテンツ情報の画像特徴量を第1特徴量として算出し、情報掲載枠に配信情報を掲載した状態でのコンテンツ情報の画像特徴量を第2特徴量として算出する算出手段と、算出手段により算出された第1特徴量と第2特徴量との比較結果に基づき、配信情報の配信可否を判断する判断手段と、判断手段により配信可と判断された配信情報を配信する配信手段と、を有する。
本発明の他の例示的側面としての情報配信方法は、コンピュータに、配信情報を掲載するための情報掲載枠を部分的に有して端末の表示画面に表示されるコンテンツ情報を取得するステップと、情報掲載枠に配信情報を掲載しない状態でのコンテンツ情報の画像特徴量を第1特徴量として算出するステップと、情報掲載枠に配信情報を掲載した状態でのコンテンツ情報の画像特徴量を第2特徴量として算出するステップと、算出された第1特徴量と第2特徴量との比較結果に基づき、配信情報の配信可否を判断するステップと、判断手段により配信可と判断された配信情報を配信するステップと、を実行させる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
配信情報を構成部品ごとに分解する必要なく、コンテンツ情報のデザインにマッチした又はアンマッチな配信情報を配信することができる。
実施形態に係る広告システムの全体構成図である。 実施形態に係るブログサーバが端末に向けて送信するブログ情報の表示例を示した図である。 実施形態に係る広告配信装置の内部構成の概略を示すブロック図である。 実施形態に係る広告情報データベースのデータ構造図である。 実施形態に係る表示画面に表示されたブログ情報の表示例であって、広告枠内にバナー広告が掲載されていない状態を示す図である。 実施形態に係るバナー広告の配信プロセスを説明するフローチャートである。 変形例4に係るバナー広告がテキスト情報、画像情報、背景情報を有する状態を示す図である。 図7Aに示すバナー広告の背景情報を透明かつ無地とした状態を示す図である。 変形例4に係るブログ情報がテキスト情報、画像情報、背景情報を有する状態を示す図である。 図8Aに示すバナー広告の背景情報を白色かつ無地とした状態を示す図である。
[実施形態]
以下、実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係る広告システムSの全体構成図である。広告システムSは、広告配信装置(情報配信装置、コンピュータ)1、端末2、広告主サーバ3、メディアサーバ4間での各種情報送受信により構成される。
<端末2>
端末2は、ユーザが所有又は管理する端末であり、例えば、携帯電話、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等が適用可能である。端末2は、内部に演算処理装置及びメモリを有し、表示画面2aとキーボード(情報入力部)とを有する。端末2は、有線又は無線によりインターネットWに接続され、広告配信装置1、広告主サーバ3、メディアサーバ4と情報送受信可能である。本実施形態においては、端末2はパーソナルコンピュータ(PC)である。
端末2においては、例えばインターネットブラウザ等のアプリケーションプログラムを用いることにより、種々のインターネットサイトのサイトページが閲覧可能である。端末2のメモリ等の記憶装置内部には、属性情報F1が格納されている。属性情報F1は、例えば、ユーザが端末2を用いて過去に閲覧したインターネットサイトのサイトページに関連する情報や、ユーザが端末2を用いて過去にインターネットショップ等で購入した商品等に関連する情報である。例えば、端末2内に格納されるクッキー(cookie)情報が属性情報F1であってもよい。
<広告主サーバ3>
広告主サーバ3は、インターネットWを介して端末2への広告配信を希望する広告主Xが所有又は管理する装置(サーバコンピュータ)である。広告主サーバ3は、内部に記憶装置としてのメモリ等の記憶装置を有しており、その記憶装置内にインターネットサイトとしての広告主サイトの情報を格納している。
広告主サイトは、1又は複数のサイトページによって構成されており、そのサイトページ内に、広告主の事業や商品に関する詳細情報3bが記載されている。その詳細情報3bは、インターネットWを介して送信可能となっている。具体的には、端末2から広告主サーバ3へのリクエスト信号に応じて、インターネットWを介して端末2に向けて詳細情報3bが送信され、端末2の表示画面2aに詳細情報3bが表示されるようになっている。
なお、インターネットWに、広告主Xの広告主サーバ3とは別の広告主Yが所有又は管理する広告主サーバ30が接続されていてもよい。広告主サーバ30は、広告主サーバ3と同様の機能を有する。
<メディアサーバ4>
メディアサーバ4は、インターネットWを介して端末2に向けて種々のコンテンツ情報を送信する装置(サーバコンピュータ)であり、メディア配信者Mが所有又は管理する装置である。メディアサーバ4は、内部に記憶装置としてのメモリを有しており、そのメモリ内にインターネットサイトとしてのメディアサイトの情報を格納している。
メディアサーバ4は、1又は複数のサイトページによって構成されており、そのサイトページ内に、種々のコンテンツ情報4bが記載されている。コンテンツ情報4bとしては、ニュース情報、ポータルサイト情報、ショッピングサイト情報、ブログ情報等を例示することができる。本実施形態では、コンテンツ情報4bとしてブログ情報を例として説明する。具体的には、端末2からメディアサーバとしてのブログサーバ4へのリクエスト信号F3に応じて、インターネットWを介して端末2に向けてブログ情報4bが送信され、端末2の表示画面2aにブログ情報4bが表示されるようになっている。ここで、ブログとは、ウェブログ(Weblog)の略語であり、インターネット上での公開を目的とした日記風の投稿記事をいう。
図2は、ブログサーバ4が端末2に向けて送信するブログ情報4bの表示例を示した図である。図2は、端末2の表示画面2a上に表示された場合の表示レイアウトを示している。ブログ情報4bは、投稿記事4aを有し、その投稿記事4aはテキスト情報4dと画像情報4eとを有している。
ブログ情報4b内の一部には、広告枠(情報掲載枠)4cが配置されている。広告枠4cには、広告配信装置1から配信されたバナー広告(配信情報)Bが掲載されている。端末2からのリクエスト信号F3を受け取ると、ブログサーバ4はリクエスト信号F4を広告配信装置1に向けて送信する。それと共に、ブログサーバ4はブログ情報4bを広告配信装置1に向けて送信する。リクエスト信号F4を受信すると、広告配信装置1は、ブログサーバ4に向けてバナー広告Bを送信する。ブログサーバ4は、受信したバナー広告Bを広告枠4cに掲載して端末2へとブログ情報4bを送信する。
バナー広告Bは、端末2の表示画面2aを見るユーザの興味を惹くための広告情報であって広告主の商品等を紹介するための情報である。本実施形態では、バナー広告Bもテキスト情報B1と画像情報B2とを有している。また、本実施形態では、バナー広告Bとして、広告主Xのバナー広告Bxが配信されている。
バナー広告Bxは、広告主サーバ3のサイトページにリンクされている。バナー広告Bxがユーザによってクリック(選択)されると、表示画面2aに広告主Xの商品等に関する詳細情報3bが表示されるようになっている。また、バナー広告Bxがクリック(選択)されると、バナー広告Bが選択されたことを示す選択情報F2が端末2から広告配信装置1に向けて送信されるようになっている。その選択情報F2の受信に基づき、広告配信装置1は、広告主Xに対する課金情報を生成する。
上述のように、バナー広告Bxがクリックされるごとに課金情報が生成される、いわゆるクリック型課金であってもよいが、インプレッション保証型課金であってももちろんよい。インプレッション保証型課金では、予め課金情報が生成されて前課金が行われ、インプレッション(バナー広告Bxがクリックされ、表示画面2aに詳細情報3bが表示される状態)が事前に取り決めた所定回数に達するまでは、新たな課金を行わない。インプレッションが所定回数を超えると、新たな課金情報が生成されて再度前課金が行われ、再びインプレッションが所定回数になるまでは新たな課金を行わない。
<広告配信装置1>
広告配信装置1は、端末2に向けてバナー広告Bを配信するためのコンピュータであり、広告事業者Lが所有又は管理する装置である。図3は、広告配信装置1の内部構成の概略を示すブロック図である。広告配信装置1は、内部にコンピュータの主要部としてのCPU1aと記憶装置としてのメモリ1bとを有している。メモリ1b内には、広告配信プログラム(情報配信プログラム)P、広告情報データベース(配信情報データベース)DB1が格納されている。広告情報データベースDB1は、広告配信装置1とは別のデータベース格納装置内に格納されていてもよいが、本実施形態1では説明容易のため、広告配信装置1のメモリ1b内に格納されている例について説明する。
広告配信プログラムPは、CPU1aに演算処理を実行させて、CPU1aに検知手段P1、取得手段P2、抽出手段P3、算出手段P4、判断手段P5、配信手段P6としての機能を発揮させるプログラムである。広告配信プログラムPによりCPU1aが発揮する各手段の機能の詳細については、後述する。
<広告情報データベースDB1>
図4は、広告情報データベースDB1のデータ構造図である。広告情報データベースDB1は、広告主情報5ごとにバナー広告Bが関連付けられて構築されている。図4の例では、広告主Xに対し、バナー広告Bxが関連付けられ、広告主Yに対し、バナー広告Byが関連付けられている。バナー広告Bは、広告主が端末に向けて配信を希望する情報である。予め広告主X,Yと広告事業者Lとの取り決めに基づき作成され、広告情報データベースDB1内に格納されている。
バナー広告Bは、例えば、最小限の情報でユーザの興味を強く惹きつける画像情報である。いわゆるキャッチコピーと呼ばれる情報等を例示することができ、例えば、「ココをクリック!」等のテキスト情報B1が含まれていてもよい。また、広告主の商品等に関する画像情報B2が含まれていてもよい。
広告配信プログラムPが実行されることにより、広告配信装置1の主要部としてのCPU1aは、検知手段P1、取得手段P2、抽出手段P3、算出手段P4、判断手段P5、配信手段P6として機能する。
<検知手段P1>
検知手段P1は、ブログサーバ4からのリクエスト信号F4を検知する機能を有する。端末2がブログサーバ4にアクセスすると、端末2からブログサーバ4に向けてリクエスト信号F3が送信される。ブログサーバ4は、リクエスト信号F3を受信すると、広告配信装置1に向けてリクエスト信号F4を送信する。検知手段P1によるリクエスト信号F4の検知に基づいて、配信手段P6はバナー広告Bをブログサーバ4に向けて配信する。
検知手段P1は、端末2にバナー広告Bxが配信された後に、そのバナー広告Bxがクリック(選択)されると、バナー広告Bxが選択されたことを示す選択情報F2を検知する機能を有する。端末2がインターネットWを介してブログサーバ4にアクセスすると、端末2の表示画面2aにブログサーバ4から送信されたブログ情報4bが表示される。ブログ情報4b内には、投稿記事4aと広告枠4cとが配置されている。その広告枠4c内に広告配信装置1から配信されたバナー広告Bxが掲載される。
バナー広告Bは、広告配信装置1の配信手段P6によって広告情報データベースDB1に基づきブログサーバ4を介して端末2に向けて配信される。広告配信装置1の抽出手段P3は、広告情報データベースDB1内の複数のバナー広告Bの中から所定の抽出アルゴリズムに基づき、配信候補としてのいくつかのバナー広告Bを抽出する。この抽出アルゴリズムについては、従来の技術を適用可能であるので、説明を省略する。例えば、端末2から取得した商品購入履歴情報や、端末2に関連付けられて、他のサーバ等に格納された登録アカウント等の属性情報F1に基づくものであってもよいし、ブログの内容を解析してそれに適合する広告を抽出するなどであってもよい。
<取得手段P2>
取得手段P2は、ブログサーバ4からブログ情報4bを取得する機能を有する。より具体的には、端末2がブログサーバ4にアクセスするとブログサーバ4からブログ情報4bが広告配信装置1に向けて送信され、そのブログ情報4bが取得手段P2によって取得される。ブログ情報4b内には、テキスト情報4d、画像情報4e、広告枠4cが含まれており、表示画面2aに表示されたときにそれらがどのように配置されるかについてのレイアウト情報も含まれている。
なお、取得手段P2によるブログ情報4bの取得は、端末2がブログサーバ4にアクセスしたことに基づいて(すなわち、端末2からブログサーバ4にリクエスト信号F3が送信され、ブログサーバ4から広告配信装置1にリクエスト信号F4が送信されたことに基づいて)、実行されてもよいが、取得手段P2は、予めブログ情報4bを取得していても構わない。例えば、広告配信装置1が、クローリング等により、インターネットWに接続された複数のメディアサーバから複数のコンテンツ情報を予め取得していてもよい。取得されたメディアサーバのコンテンツ情報には、もちろんブログサーバ4のブログ情報4bが含まれていてよい。このクローリングによるコンテンツ情報の取得は、端末2がブログサーバ4にアクセスするより以前に行われていてもよい。
取得手段P2は、端末2に関連する属性情報F1を取得する機能を有する。属性情報F1は、端末2のユーザがどのような商品やサービスに興味を持つかを推測するために利用する情報である。属性情報F1は、例えば、端末2に関する過去のインターネットサイト閲覧履歴情報や、端末2を用いてユーザが過去に購入した商品の購入履歴情報である。また、端末2に関連付けられた登録サイト等の登録情報(住所、性別、年齢等の情報)であってもよい。属性情報F1は、本実施形態1では端末2内に格納されているが、登録サイト等を提供する他のサーバ内に格納されていてもよい。
なお、取得手段P2による属性情報F1の取得は、端末2がブログサーバ4にアクセスしたことに基づいて(すなわち、端末2からブログサーバ4にリクエスト信号F3が送信され、ブログサーバ4から広告配信装置1にリクエスト信号F4が送信されたことに基づいて)、実行されてもよいが、取得手段P2は、予め属性情報F1を取得していても構わない。例えば、端末2がブログサーバ4にアクセスするより以前の段階で、広告配信装置1が、端末2又は登録サイトサーバ等から属性情報F1を取得していてもよい。
<抽出手段P3>
抽出手段P3は、検知手段P1がリクエスト信号F4を検知したことに基づいて、配信候補としてのバナー広告Bを抽出する機能を有する。より具体的には、検知手段P1がリクエスト信号F4を検知すると、取得手段P2により取得された属性情報F1に基づいて、広告情報データベースDB1の中から、複数の配信候補としてのバナー広告Bを抽出する。
例えば、端末2に関連する属性情報F1が「自動車」に関する購入履歴情報を含む場合に、配信候補としてのバナー広告Bとして、「自動車」、「自動車部品」、「ドライブ」に関連するバナー広告Bを抽出してもよい。端末2に関連する属性情報F1が住所情報として「東京都」の情報を含む場合に、配信候補としてのバナー広告Bとして、東京の観光名所である「東京タワー」、「浅草寺」に関連するバナー広告Bを抽出してもよい。
<算出手段P4>
算出手段P4は、画像特徴量を算出する機能を有する。より具体的には、取得手段P2が取得したブログ情報4bの画像特徴量を第1特徴量として算出する。図5は、表示画面2aに表示されたブログ情報4bの表示例であって、広告枠4c内にバナー広告Bが掲載されていない状態を示す。算出手段P4は、この図5の状態におけるブログ情報4bの画像特徴量を第1特徴量として算出する。本実施形態では、第1特徴量は、広告枠4cにバナー広告Bを掲載しない状態でブログ情報4bが表示画面2aに表示されたとしたときの、画面表示状態の画像の画像特徴量である。ここで、ブログ情報4bには、投稿記事4aのテキスト情報4d及び画像情報4eが含まれる。すなわち、テキスト情報4dも表示画像と認識された上で、画像特徴量が算出される。
画像特徴量は、一般に用いられる画像特徴量と同様に、例えば、画像データの色(明度、彩度、色彩等)模様(テクスチャ)、構図(形状)等の特徴を数値化したものである。画像特徴量の算出方法については、公知の技術であるので説明を省略する。2つの画像の画像特徴量の差分が小さいと、両画像は看者に対して相互に似通っていて違和感が少ない印象を与える。一方、2つの画像の画像特徴量の差分が大きいと、両画像は看者に対して相互に異なっていて目立つ印象を与える。
算出手段P4は、取得手段P2が取得したブログ情報4bの広告枠4c内に配信候補としてのバナー広告Bを掲載した状態でのブログ情報4bの画像特徴量を第2特徴量として算出する。ここで、算出手段P4は、配信候補として抽出された複数のバナー広告Bをそれぞれ広告枠4cに掲載し、各々に対応する複数の第2特徴量を算出する。本実施形態では、第2特徴量は、広告枠4cにバナー広告Bを掲載した状態でブログ情報4bが表示画面2aに表示されたとしたときの、画面表示状態の画像の画像特徴量である。ここで、ブログ情報4bには、第1特徴量と同様に、投稿記事4aのテキスト情報4d及び画像情報4eが含まれる。すなわち、テキスト情報4dも表示画像と認識された上で、画像特徴量が算出される。
なお、本実施形態では、抽出手段P3が予め属性情報F1に基づいて配信候補としてのバナー広告Bを抽出した上で、その配信候補のバナー広告Bを広告枠4cに掲載して第2特徴量を算出している。しかしながら、抽出手段P3が広告情報データベースDB1内のすべてのバナー広告Bを抽出してもよい。すなわち、実質的に配信候補の抽出を行わず、すべてのバナー広告Bを配信候補としてもよい。
取得手段P2によるブログ情報4bの取得が、端末2がブログサーバ4にアクセスする以前の段階で予め行われている場合には、第1特徴量及び第2特徴量の算出も端末2がブログサーバ4にアクセスする以前の段階で予め実行することができる。ブログ情報4bの取得や第1及び第2特徴量の算出を予め行っておくことで、リクエスト信号F4を受信した後の演算処理負荷を軽減することができ、リクエスト信号F4に対する広告配信装置1からのレスポンスの高速化を図ることができる。
<判断手段P5>
判断手段P5は、算出手段P4により算出された第1特徴量と第2特徴量との比較結果に基づき、バナー広告Bの配信可否を判断する機能を有する。例えば、広告枠4cにバナー広告Bを掲載しない状態での第1特徴量と、掲載した状態での第2特徴量との差分に基づき、バナー広告Bの配信可否を判断する。
配信候補のバナー広告Bのうち、第1特徴量と第2特徴量との差分値が最も小さい場合のバナー広告Bのみを配信可と判断し、その他のバナー広告Bを配信不可と判断してもよい。ブログ情報4bの広告枠4c内に掲載しても、元のブログ情報4bに対する違和感が最も少ないバナー広告Bのみを配信することができる。
配信候補のバナー広告Bのうち、第1特徴量と第2特徴量との差分値が最も大きい場合のバナー広告Bのみを配信可と判断し、その他のバナー広告Bを配信不可と判断してもよい。ブログ情報4bの広告枠4c内に掲載した場合に、元のブログ情報4bに対して最も目立つ(違和感の強い)バナー広告Bのみを配信することができる。
メモリ1b内部には所定の基準値(所定値)Cが格納されている。判断手段P5は、配信候補のバナー広告Bのうち第1特徴量と第2特徴量との差分値が基準値C以下のバナー広告Bのみを配信可と判断し、その他のバナー広告Bを配信不可と判断してもよい。ブログ情報4bの広告枠4c内に掲載しても、元のブログ情報4bに対する違和感が比較的少ない複数のバナー広告Bを配信することができる。
配信候補のバナー広告Bのうち第1特徴量と第2特徴量との差分値が基準値C以上のバナー広告Bのみを配信可と判断し、その他のバナー広告Bを配信不可と判断してもよい。ブログ情報4bの広告枠4c内に掲載しても、元のブログ情報4bに対して比較的目立ちやすい(違和感が比較的強い)複数のバナー広告Bを配信することができる。
<配信手段P6>
配信手段P6は、判断手段P5により配信可と判断されたバナー広告Bを配信する機能を有する。本実施形態では、配信候補としての複数のバナー広告Bのうち、広告主Xのバナー広告Bxが判断手段P5により配信可と判断され、配信手段P6により配信される。
配信手段P6による配信は、インターネットW経由で直接的に端末2に向けて配信されてもよいが、本実施形態では、ブログサーバ4に向けてバナー広告Bxが配信される。ブログサーバ4において、ブログ情報4bの広告枠4c内にバナー広告Bxが掲載され、バナー広告Bxを含むブログ情報4bがブログサーバ4から端末2へと送信される。結果的に、判断手段P5により配信可と判断された広告主Xのバナー広告Bxは、インターネットW及びブログサーバ4を介して端末2へと配信される。
<広告配信プロセス>
次に、広告配信装置1によるバナー広告Bxの配信プロセスを図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下においては、主として端末2を主体とする表現を用いるが、当然に端末2を操作するユーザ(使用者、所有者、管理者)が存在する。したがって、「端末2が(端末2に、端末2の)」と「ユーザが(ユーザに、ユーザの)」とは略同義である。
端末2がブログサーバ4にアクセスし、リクエスト信号F3をブログサーバ4に向けて送信する(S1)。リクエスト信号F3を受信したブログサーバ4は、広告配信装置1に向けてリクエスト信号F4を送信する(S2)。それと共に、ブログサーバ4は、ブログ情報4bを広告配信装置1に向けて送信する(S3)。
リクエスト信号F4を検知したことに基づき、広告配信装置1は、属性情報F1を端末2又は登録サイトサーバから取得する(S4)。属性情報F1に基づき、広告配信装置1は、配信候補としてのバナー広告Bを複数抽出する(S5)。ブログ情報4bを取得したことに基づき、広告配信装置1は、ブログ情報4bの広告枠4cにバナー広告Bを掲載しない状態でのブログ情報4bの画像特徴量を第1特徴量として算出する(S6)。更に、広告配信装置1は、ブログ情報4bの広告枠4cに配信候補としてのバナー広告Bを掲載した状態でのブログ情報4bの画像特徴量を第2特徴量として算出する(S7)。第2特徴量は、複数の配信候補のバナー広告Bに対して各々算出する。
なお、広告枠4cが複数であり、配信候補として抽出されたバナー広告Bも複数である場合、バナー広告Bの配信の組合せ数に基づいて複数回の第2特徴量の算出を行ってもよい。具体的には、広告枠4cが図5に示すように2つであり、抽出された配信候補としてのバナー広告BがBx,By,Bzの3つである場合、2つの広告枠4cに、バナー広告Bx,Byを配信する場合、バナー広告Bx,Bzを配信する場合、バナー広告By,Bzを配信する場合の、3通りの組合せがある。この場合、2つの広告枠4cに、バナー広告Bx,Byを掲載した状態での第2特徴量、2つの広告枠4cにバナー広告Bx,Bzを掲載した状態での第2特徴量、2つの広告枠4cにバナー広告By,Bzを掲載した状態での第2特徴量の、3種類の第2特徴量を算出してもよい。
もちろん広告枠4cが1つであって、その1つの広告枠4c内に複数のバナー広告Bを掲載する場合についても同様の考え方とすることができる。例えば、1つの広告枠4c内に2つのバナー広告Bを掲載する場合であって、抽出された配信候補としてのバナー広告BがBx,By,Bzの3つである場合、3つの配信候補の中から2つを選択する組み合せ数である3通りについて、各々第2特徴量を算出してもよい。
広告配信装置1は、第1特徴量と複数の第2特徴量とを各々比較する(S8)。そして、例えば、第1特徴量と第2特徴量との差分と基準値Cとの比較に基づいて(S9)、複数の配信候補としてのバナー広告Bに対して各々配信可否を判断する(S10)。広告配信装置1は、配信可と判断したバナー広告Bxをブログサーバ4へと配信する(S11)。ブログサーバ4は、ブログ情報4bの広告枠4cにバナー広告Bxを掲載して端末2へと送信する(S12)。
端末2の表示画面2aに、広告枠4c内に広告主Xのバナー広告Bxを掲載したブログ情報4bが表示される。端末2がバナー広告Bxをクリック(選択)すると、バナー広告Bxのリンク情報に基づき、端末2が広告主Xの広告主サーバ3へと接続され、詳細情報3bが端末2に向けて送信される。それと共に、端末2がバナー広告Bxを選択したことを示す選択情報F2が端末2から広告配信装置1へと送信される。
上記に説明したように、この実施形態に係る広告配信装置1によれば、端末2の表示画面2aに表示されるブログ情報4b等のコンテンツ情報のデザインに応じて、バナー広告Bを配信することができる。例えば、コンテンツ情報のデザインにマッチした違和感の少ないデザインのバナー広告Bを選択的に配信することができる。また、例えば、コンテンツ情報のデザインにアンマッチである目立つデザインのバナー広告Bを選択的に配信することもできる。
以上、本発明の実施形態の1つを説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
例えば、ブログサーバ4側では、予めブログ情報4bの内容やデザインがわかっているので、ブログサーバ4側で、予めブログ情報4bの第1特徴量を有していてもよい。端末2がブログサーバ4にアクセスしたことに基づいて、ブログサーバ4がブログ情報4bの第1特徴量を広告配信装置1に向けて送信するようになっていれば、その度に広告配信装置1側がブログ情報4bを取得して第1特徴量を算出する必要がない。
また、ブログサーバ4側で、配信すべきバナー広告Bに要求する画像特徴量の情報を予め有していてもよい。そして、広告配信装置1側で、複数のバナー広告Bの各々の画像特徴量を第2特徴量として算出して有していてもよい。
例えば、ブログサーバ4側で、ブログ情報4bのデザインとマッチするバナー広告Bの配信を希望する場合には、端末2がブログサーバ4にアクセスしたことに基づいて、ブログサーバ4が広告配信装置1に向けて「配信要求するバナー広告Bの画像特徴量範囲(ブログ情報4bにマッチする画像特徴量の範囲)」の情報を送信する。また、ブログサーバ4側で、ブログ情報4bのデザインとマッチしない目立つバナー広告Bの配信を希望する場合には、端末2がブログサーバ4にアクセスしたことに基づいて、ブログサーバ4が広告配信装置1に向けて「配信要求するバナー広告Bの画像特徴量範囲(ブログ情報4bにマッチしない目立つ画像特徴量又はその範囲)」の情報を送信する。
広告配信装置1側で、複数のバナー広告Bの画像特徴量が、受信した「配信要求するバナー広告Bの画像特徴量範囲」内であるか否かを判断し、バナー広告Bの配信可否を判断してもよい。すなわち、「配信要求するバナー広告Bの画像特徴量範囲」内である場合に、そのバナー広告Bを配信可と判断し、「配信要求するバナー広告Bの画像特徴量範囲」外である場合に、そのバナー広告Bを配信不可と判断してもよい。
ブログサーバ4側の配信広告に対する要求デザイン(要求する画像特徴量)に応じて、適宜、適切なバナー広告を配信することができる。
このように構成することで、広告配信装置1側では、ブログ情報4bを取得する必要がなくなり、ブログ情報4bにバナー広告Bを掲載した状態での画像特徴量を算出する必要がなくなり、演算処理負荷の軽減に寄与する。ブログサーバ4側で予めバナー広告Bを掲載しない状態でのブログ情報4bの画像特徴量を第1特徴量として算出しておき、広告配信装置1側で予めバナー広告Bの画像特徴量を第2特徴量として算出しておけば、第1特徴量をブログサーバ4から受信するのみで、広告配信装置1側では判断手段P5によるバナー広告Bの配信可否の判断を実行することができる。もちろん、広告配信装置1がブログサーバ4からブログ情報4bを取得した上で、バナー広告Bを掲載しない状態でのブログ情報4bの画像特徴量を第1特徴量として広告配信装置1側で算出してもよい。
上記実施形態では、コンテンツ情報としてWebサイトのサイトページとして提供されるWebコンテンツ情報としてのブログ情報4bを例として説明したが、コンテンツ情報はWebコンテンツ情報に限定されない。例えば、コンテンツ情報は、動画アプリケーションプログラムを用いて閲覧可能な動画やストリーミング配信される動画等の動画コンテンツであってもよい。この場合、動画内の所定のワンシーンを静止画と捉え、その静止画の画像特徴量を第1画像特徴量とすることができる。それにより、例えば、動画の雰囲気やイメージにマッチした配信情報を、動画の再生フレーム内に表示されるオーバーレイ広告として配信することが可能となる。
[変形例1]
上記実施形態では、算出手段P4は、ブログ情報4b内のテキスト情報4dも画像情報4eも含めて第1特徴量を算出している。また、算出手段P4は、バナー広告B内のテキスト情報B1も画像情報B2も含めて第2特徴量を算出している。しかしながら、算出手段P4は、ブログ情報4b内の画像情報4eのみに基づき第1特徴量を算出し、画像情報4e及びバナー広告B内の画像情報B2のみに基づき第2特徴量を算出してもよい。
例えば、ブログ情報4bやバナー広告Bのデザインにおいて、全体的な印象をテキスト情報でなく画像情報が支配している場合に、画像情報のみに基づき第1特徴量、第2特徴量を算出することで、一層ブログ情報4bの広告枠4c内に掲載されるバナー広告Bをブログ情報4bのデザインとマッチさせたり目立たせたりすることができる。
[変形例2]
上記変形例1とは逆に、算出手段P4が、ブログ情報4b内のテキスト情報4dのみに基づき第1特徴量を算出し、テキスト情報4d及びバナー広告B内のテキスト情報B1のみに基づき第2特徴量を算出してもよい。
例えば、ブログ情報4bやバナー広告Bのデザインにおいて、画像情報が少なかったり、単色の単調なデザインで画像情報があまり特徴的でない場合であって、全体的な印象を画像情報があまり支配していない場合に、テキスト情報のみに基づき第1特徴量、第2特徴量を算出することができる。
[変形例3]
また、第1特徴量及び第2特徴量の算出において、ブログ情報4bの表示画面2a上での表示位置に応じて異なる重み付け係数を積算してもよい。つまり、画像特徴量の算出において、画像特徴量に対する影響度の高い部分と低い部分とを分けてもよい。例えば、表示画面2a上での表示位置において、広告枠4cから離れた表示位置のデザインや印象は、バナー広告Bxに大きく影響しない。したがって、例えば、広告枠4cの近傍位置(所定距離範囲内)における画像特徴量に対する重み付け係数を大きくし、それ以外の表示位置(広告枠4cから所定距離以上の位置)における画像特徴量に対する重み付け係数を小さくすることができる。それにより、第1特徴量と第2特徴量との比較において、広告枠4cの近傍位置における影響度を高めることができる。
[変形例4]
なお、第1特徴量及び第2特徴量の算出に際して、バナー広告Bに背景情報(背景画像や背景色)が存在する場合には、これらを除去して、バナー広告Bの背景を透明でかつ無地としてもよい。例えば、図7Aに示すように、バナー広告Bがテキスト情報B1、画像情報B2、背景情報B3を有する場合に、図7Bに示すように、バナー広告Bの背景情報B3を透明かつ無地としてもよい。換言すると、バナー広告Bの背景情報B3を除去してもよい。
また、ブログ情報4bに背景情報(背景画像や背景色)が存在する場合には、これらを除去して、ブログ情報4bの背景を所定色(例えば、白色)かつ無地としてもよい。例えば、図8Aに示すように、ブログ情報4bがテキスト情報4d、画像情報4e、背景情報4fを有する場合に、図8Bに示すように、ブログ情報4bの背景情報4fを白色かつ無地としてもよい。
背景の色や背景画像等の背景情報の画像特徴量への影響を小さくすることができ、相対的に情報の内容(テキスト情報や画像情報)による影響を大きくすることができる。
上記に説明したいずれの機能を検知手段P1、取得手段P2、抽出手段P3、算出手段P4、判断手段P5、配信手段P6のいずれが発揮するか、又は、いずれのプロセスを検知手段P1、取得手段P2、抽出手段P3、算出手段P4、判断手段P5、配信手段P6のいずれが実行するかは、特段限定されるものではない。いずれにしても、広告配信プログラムPの実行によってCPU1aが上記に説明した機能発揮、又は、プロセス実行をすればよい。
本発明は、以下の趣旨をも含む。
情報配信装置は、配信情報を掲載するための情報掲載枠を部分的に有して端末の表示画面に表示されるコンテンツ情報を取得する取得手段と、情報掲載枠に配信情報を掲載しない状態でのコンテンツ情報の画像特徴量を第1特徴量として算出し、情報掲載枠に配信情報を掲載した状態でのコンテンツ情報の画像特徴量を第2特徴量として算出する算出手段と、算出手段により算出された第1特徴量と第2特徴量との比較結果に基づき、配信情報の配信可否を判断する判断手段と、判断手段により配信可と判断された配信情報を配信する配信手段と、を有する。
第1特徴量と第2特徴量との比較結果に基づき、配信情報の配信可否を判断するので、コンテンツ情報や配信情報を情報の構成部品ごとに分解することなく、コンテンツ情報のデザインやビジュアルイメージにマッチした配信情報を選択的に配信することができる。逆に、コンテンツ情報のデザインやビジュアルイメージにアンマッチで、目立つ配信情報を選択的に配信することもできる。
なお、コンテンツ情報は、Webサイトのサイトページとして提供されるWebコンテンツ情報を含むがそれに限定されず、例えば、動画アプリケーションプログラムを用いて閲覧可能な動画やストリーミング配信される動画等の動画コンテンツも含む。コンテンツ情報が動画コンテンツである場合には、動画内の所定のワンシーンを静止画と捉え、その静止画の画像特徴量を第1画像特徴量とすることができる。
コンテンツ情報及び配信情報が共に画像情報を含む場合に、算出手段が、情報掲載枠に配信情報を掲載しない状態でのコンテンツ情報内の画像情報のみの画像特徴量を第1特徴量として算出し、情報掲載枠に配信情報を掲載した状態でのコンテンツ情報内の画像情報のみの画像特徴量を第2特徴量として算出してもよい。
コンテンツ情報内の画像情報や配信情報内の画像情報の画像特徴量に対する影響度を高めることができ、例えば、相対的にテキスト情報の画像特徴量に対する影響度を低減することができる。
コンテンツ情報及び配信情報が共にテキスト情報を含む場合に、算出手段が、情報掲載枠に配信情報を掲載しない状態でのコンテンツ情報内のテキスト情報のみの画像特徴量を第1特徴量として算出し、情報掲載枠に配信情報を掲載した状態でのコンテンツ情報内のテキスト情報のみの画像特徴量を第2特徴量として算出してもよい。
コンテンツ情報内のテキスト情報や配信情報内のテキスト情報の画像特徴量に対する影響度を高めることができ、例えば、相対的に画像情報の画像特徴量に対する影響度を低減することができる。
算出手段が、第1特徴量及び第2特徴量の算出において、コンテンツ情報の表示画面上での表示位置に応じて異なる重み付け係数を積算してもよい。
コンテンツ情報内の特定の表示位置の画像特徴量に対する影響度を高めることができる。例えば、情報掲載枠周辺の画像特徴量に対する影響度を、その他の表示位置の画像特徴量に対する影響度よりも高くすることができる。
配信情報の背景情報が透明かつ無地であり、コンテンツ情報における情報掲載枠の背景情報が所定色かつ無地であってもよい。
背景画像や背景色等の背景情報による画像特徴量への影響を低減することができる。
判断手段が、第1特徴量と第2特徴量との差分が所定値以下である場合に、その第2特徴量に対応する配信情報を配信可と判断してもよい。
コンテンツ情報に対し、デザイン的に違和感の少ない配信情報を選択して情報掲載枠に掲載することができる。
情報配信装置は、配信情報を掲載するための情報掲載枠を部分的に有して端末の表示画面に表示されるコンテンツ情報の情報掲載枠に配信情報を掲載しない状態での画像特徴量としての第1特徴量と、配信情報の画像特徴量としての第2特徴量と、の比較結果に基づき、配信情報の配信可否を判断する判断手段と、判断手段により配信可と判断された配信情報を配信する配信手段と、を有する。
第1特徴量と第2特徴量との比較結果に基づき、配信情報の配信可否を判断するので、コンテンツ情報や配信情報を情報の構成部品ごとに分解することなく、コンテンツ情報のデザインやビジュアルイメージにマッチした配信情報を選択的に配信することができる。逆に、コンテンツ情報のデザインやビジュアルイメージにアンマッチで、目立つ配信情報を選択的に配信することもできる。
ここで、第1特徴量がコンテンツ情報の画像特徴量であり、第2特徴量が配信情報の画像特徴量であるので、コンテンツ情報の情報掲載枠に配信情報を掲載した状態での画像特徴量を算出する必要がない。そのため、コンテンツ情報を取得する必要もない。コンテンツ情報自身の画像特徴量と配信情報自身の画像特徴量とに基づいて配信情報の可否の判断をすることができるので、演算負荷が軽減される。
情報配信方法は、コンピュータに、配信情報を掲載するための情報掲載枠を部分的に有して端末の表示画面に表示されるコンテンツ情報を取得するステップと、情報掲載枠に配信情報を掲載しない状態でのコンテンツ情報の画像特徴量を第1特徴量として算出するステップと、情報掲載枠に配信情報を掲載した状態でのコンテンツ情報の画像特徴量を第2特徴量として算出するステップと、算出された第1特徴量と第2特徴量との比較結果に基づき、配信情報の配信可否を判断するステップと、判断手段により配信可と判断された配信情報を配信するステップと、を実行させる。
情報配信方法は、コンピュータに、配信情報を掲載するための情報掲載枠を部分的に有して端末の表示画面に表示されるコンテンツ情報の情報掲載枠に配信情報を掲載しない状態での画像特徴量としての第1特徴量と、配信情報の画像特徴量としての第2特徴量と、の比較結果に基づき、配信情報の配信可否を判断するステップと、判断手段により配信可と判断された配信情報を配信するステップと、を実行させる。
なお、本願明細書内で説明した各手段、すなわち、検知手段、取得手段、抽出手段、算出手段、判断手段、配信手段は、情報配信装置(コンピュータ)の主要部としてのCPUが発揮する機能を概念したものであり、物理的なモジュール等を概念するものではない。また、これらは、適宜、検知部、取得部、抽出部、算出部、判断部、配信部と読み替えることができる。
バナー広告(配信情報):B,Bx
テキスト情報:B1
画像情報:B2
背景情報:B3
基準値(所定値):C
広告情報データベース:DB1
属性情報:F1
選択情報:F2
リクエスト信号:F3,F4
広告事業者:L
メデイア配信者:M
広告配信プログラム(情報配信プログラム):P
検知手段:P1
取得手段:P2
抽出手段:P3
算出手段:P4
判断手段:P5
配信手段:P6
広告システム:S
インターネット:W
広告主:X,Y
広告配信装置(情報配信装置、コンピュータ):1
端末(パーソナルコンピュータ(PC)):2
表示画面:2a
CPU(コンピュータの主要部):1a
メモリ(記憶装置):1b
広告主サーバ:3,30
詳細情報:3b
メデイアサーバ(ブログサーバ):4
投稿記事:4a
ブログ情報(コンテンツ情報):4b
広告枠(情報掲載枠):4c
テキスト情報:4d
画像情報:4e
背景情報:4f
広告主情報:5

Claims (8)

  1. 配信情報を掲載するための情報掲載枠を部分的に有して端末の表示画面に表示されるコンテンツ情報を取得する取得手段と、
    前記情報掲載枠に前記配信情報を掲載しない状態での前記コンテンツ情報の画像特徴量を第1特徴量として算出し、前記情報掲載枠に前記配信情報を掲載した状態での前記コンテンツ情報の画像特徴量を第2特徴量として算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記第1特徴量と前記第2特徴量との比較結果に基づき、前記配信情報の配信可否を判断する判断手段と、
    前記判断手段により配信可と判断された配信情報を配信する配信手段と、を有する情報配信装置。
  2. 前記コンテンツ情報及び前記配信情報が共に画像情報を含む場合に、
    前記算出手段が、前記情報掲載枠に前記配信情報を掲載しない状態での前記コンテンツ情報内の画像情報のみの画像特徴量を第1特徴量として算出し、前記情報掲載枠に前記配信情報を掲載した状態での前記コンテンツ情報内の画像情報のみの画像特徴量を第2特徴量として算出する、請求項1に記載の情報配信装置。
  3. 前記コンテンツ情報及び前記配信情報が共にテキスト情報を含む場合に、
    前記算出手段が、前記情報掲載枠に前記配信情報を掲載しない状態での前記コンテンツ情報内のテキスト情報のみの画像特徴量を第1特徴量として算出し、前記情報掲載枠に前記配信情報を掲載した状態での前記コンテンツ情報内のテキスト情報のみの画像特徴量を第2特徴量として算出する、請求項1に記載の情報配信装置。
  4. 前記算出手段が、
    前記第1特徴量及び前記第2特徴量の算出において、前記コンテンツ情報の前記表示画面上での表示位置に応じて異なる重み付け係数を積算する、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の情報配信装置。
  5. 前記配信情報の背景情報が透明かつ無地であり、
    前記コンテンツ情報における前記情報掲載枠の背景情報が所定色かつ無地である、請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の情報配信装置。
  6. 前記判断手段が、
    前記第1特徴量と前記第2特徴量との差分が所定値以下である場合に、その第2特徴量に対応する配信情報を配信可と判断する、請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の情報配信装置。
  7. コンピュータに、
    配信情報を掲載するための情報掲載枠を部分的に有して端末の表示画面に表示されるコンテンツ情報を取得するステップと、
    前記情報掲載枠に前記配信情報を掲載しない状態での前記コンテンツ情報の画像特徴量を第1特徴量として算出するステップと、
    前記情報掲載枠に前記配信情報を掲載した状態での前記コンテンツ情報の画像特徴量を第2特徴量として算出するステップと、
    算出された前記第1特徴量と前記第2特徴量との比較結果に基づき、前記配信情報の配信可否を判断するステップと、
    前記判断手段により配信可と判断された配信情報を配信するステップと、を実行させる情報配信方法。
  8. 配信情報を掲載するための情報掲載枠を部分的に有して端末の表示画面に表示されるコンテンツ情報を取得する取得手順と、
    前記情報掲載枠に前記配信情報を掲載しない状態での前記コンテンツ情報の画像特徴量を第1特徴量として算出し、前記情報掲載枠に前記配信情報を掲載した状態での前記コンテンツ情報の画像特徴量を第2特徴量として算出する算出手順と、
    前記算出手順により算出された前記第1特徴量と前記第2特徴量との比較結果に基づき、前記配信情報の配信可否を判断する判断手順と、
    前記判断手順により配信可と判断された配信情報を配信する配信手順と、を
    コンピュータに実行させることを特徴とする情報配信プログラム。
JP2013004513A 2013-01-15 2013-01-15 情報配信装置、及び、情報配信方法 Active JP5701324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013004513A JP5701324B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 情報配信装置、及び、情報配信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013004513A JP5701324B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 情報配信装置、及び、情報配信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014137620A JP2014137620A (ja) 2014-07-28
JP5701324B2 true JP5701324B2 (ja) 2015-04-15

Family

ID=51415102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013004513A Active JP5701324B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 情報配信装置、及び、情報配信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5701324B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016177707A (ja) * 2015-03-21 2016-10-06 株式会社ヒトクセ Webページのデザインに基づいた広告を配信するプログラム及びシステム
JP6790159B2 (ja) * 2019-03-19 2020-11-25 ヤフー株式会社 算出装置、算出方法および算出プログラム
JP7396326B2 (ja) 2021-04-21 2023-12-12 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002133282A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Webcashing.Com Co Ltd インターネットのホームページにおけるバナー広告の広告方法
JP5094574B2 (ja) * 2008-06-12 2012-12-12 ヤフー株式会社 広告データを配信するサーバ、方法、およびプログラム
JP2011529600A (ja) * 2008-07-29 2011-12-08 テキストワイズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 意味ベクトルおよびキーワード解析を使用することによるデータセットを関係付けるための方法および装置
JP4934169B2 (ja) * 2009-06-24 2012-05-16 ヤフー株式会社 カテゴリを対応付けする装置、方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014137620A (ja) 2014-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109636488B (zh) 广告投放方法及装置
US20110119125A1 (en) Method and system for one tag trafficking in display advertising to achieve personalized ad experiences at scale
US10296942B2 (en) Advertisement choosing device and advertisement choosing method
US20110119136A1 (en) Advertising Forecast and Revenue Systems and Methods
US9324117B2 (en) Method and system for dynamic web display
US9817831B2 (en) Monetization of multimedia queries
US9183187B2 (en) Advertisement display program, advertisement display apparatus, advertisement display method, recording medium, and advertisement display system
US20150302102A1 (en) Search information providing apparatus and search information providing method
US20130339139A1 (en) System and method for nonstandard creative content auctioning
CA2631548A1 (en) Formatting a user network site based on user preferences and format performance data
US20180043620A1 (en) Method and system for 3-d printing of 3-d object models in interactive content items
JP2015520894A (ja) ブラウザにおいて、カスタマイズされたアドレスバー又は検索結果を表示する方法
US20160307239A1 (en) Generation apparatus, generation method, and non-transitory computer readable storage medium
US20090271269A1 (en) Method for integrating interactive advertising into visual content
US20110054991A1 (en) Profile Based Content Creation
US20120179541A1 (en) System and method for providing advertisement in web sites
JP5701324B2 (ja) 情報配信装置、及び、情報配信方法
JP5847099B2 (ja) 情報配信装置、及び、情報配信方法
JP6211895B2 (ja) サイト提供サーバ、サイト提供方法、およびサイト提供プログラム
US20150006288A1 (en) Online advertising integration management and responsive presentation
JP2015028685A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP6223309B2 (ja) 配信装置、端末装置、配信方法および配信プログラム
KR101340325B1 (ko) 온라인 광고 설정 방법 및 그 시스템
JP6270087B1 (ja) 広告配信システム、広告の表示端末及び表示プログラム
JP6997922B2 (ja) 分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5701324

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150309

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250