JP5700766B2 - 液体の攪拌方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は液体をタンクに溜めながら攪拌する液体の攪拌方法及び装置に関する。
温度、濃度や組成等の性状が互いに異なる液体を均一な状態に混合するため、混合対象となる液体をタンクに貯留してから、タンク内に設置された攪拌羽等の攪拌具を駆動することによって均一な状態に液体を攪拌する方法が一般に知られている。また、機械式の攪拌具を用いずに、タンク内の液体を強制的に循環させる循環経路を設けたり、タンク内の液体に旋回流等の流れを強制的に発生させるジェットノズル等を設けて液体を攪拌する方法もある(例えば、特許文献1〜5)。
特開平7−256196号公報 特開2005−176790号公報 特開平6−327954号公報 特開平9−327618号公報 特開2002−113342号公報
機械式の攪拌具を用いる方法は構造が複雑なので使用後に行う洗浄等の保守作業に手間が掛かり、洗浄し難い箇所に腐食が発生するなどの問題が生じやすい。また、攪拌具を使用しない方法でも、タンク内に強制的な流れを発生させるジェットノズルや循環経路等が必要になるので、システムの大型化を招くとともに保守作業にも手間が掛かる。
そこで、本発明は、実施後の保守作業に要する労力を低減できる液体の攪拌方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の液体の攪拌方法は、タンク(2、40)の底部(6、42)に形成された第1ポート(11、45)から液体を導入して、その液体を前記タンクに溜める第1工程と、前記第1工程の後に、前記第1ポートから離れた状態で前記底部に形成され、かつ前記第1ポートよりも開口面積が小さい第2ポート(12、46)から液体を前記タンクに導入することにより、前記タンク内に液体を溜めながら攪拌する第2工程と、を備え、前記第2工程では、前記第2ポートから前記タンクに導入する液体が前記タンク内に溜まった液体の液面から噴出しないように流速を設定し、前記第2ポートから前記タンクに導入する液体の流速を前記タンク内の液面が上昇するに従って増加させるものである。
この攪拌方法によれば、2つのポートを利用したタンクへの液体の導入によってタンク内に液体を溜めながら攪拌できる。従って、タンク内に機械式の攪拌具を設けずに、簡素な設備を利用して液体を攪拌できる。これにより、攪拌に利用する設備に対する保守作業に要する労力を低減できる。また、この攪拌方法はタンクに液体を溜めながら攪拌するので、例えばタンクに必要量の液体を溜めた後に攪拌する場合に比べて短時間で攪拌後の液体を得ることができる。第2ポートの開口面積は第1ポートの開口面積よりも小さいので、液体をタンクに導入するための圧力源が共通であっても第2ポートから導入される液体の流速を高めることが容易である。反対に、第1ポートから導入される液体の流速を必要な流量を確保しつつ低下できるので、速やかかつ穏やかに液体を所定レベルまでタンク内に溜めることができる。また、第2工程で第2ポートから導入される液体の流速は第1工程でタンク内に溜まった液体の液面から噴出しないように、換言すれば、第2ポートから導入される液体がタンク内の液面を突き破って噴水状にならないように設定されているので、第2工程での液体の導入による攪拌でタンク内の空気を巻き込むおそれがない。従って、攪拌対象となる液体が泡立ち易く、生じた泡が消えに難い特性を持つ液体(例えば、炭酸水、ビール液等)である場合に、攪拌時の泡立ちを効果的に防止できる。更に、本発明の撹拌方法は、第2工程で第2ポートから導入された液体を液面から噴出させない限度内で、第2ポートから導入される液体の流速を増加させる。これにより、タンク内の液面が高くなった場合でも液体の攪拌をタンク内の空気の巻き込みを抑制しつつ十分に行うことが可能である。
本発明の攪拌方法を利用した液体の混合は適宜の手順で行ってよい。例えば、本発明の攪拌方法の一態様として、前記第2工程の開始から前記第1工程で前記タンクに導入する液体と同一の第1液体(α)を前記タンクに導入し、その後の前記第2工程で前記タンクに導入する液体を前記第1液体と異なる性状を持つ第2液体(β)に切り替えてもよい。この態様によれば、温度、濃度、組成等の性状が互いに異なる第1液体と第2液体とを均一な状態に混合できる。
上記の攪拌方法及びその各態様は、以下に説明する攪拌装置によって実現することが可能である。
本発明の液体の攪拌装置は、互いに離れた第1ポート(11、45)及び第2ポート(12、46)が底部(6、42)に形成され、前記第2ポートの開口面積が前記第1ポートの開口面積よりも小さく形成されたタンク(2、40)と、前記第1ポートを介して前記タンクへ液体を導入できる第1導入手段(P1、15、21、27)と、前記第2ポートを介して前記タンクへ液体を導入できる第2導入手段(P2、15、22、28、16、25)と、前記第1導入手段にて液体を前記タンクに溜めてから、前記第2導入手段にて液体を前記タンクに導入することにより、前記タンク内に液体を溜めながら攪拌させるように、前記第1導入手段及び前記第2導入手段のそれぞれを操作する攪拌制御手段(4)と、を備え、前記攪拌制御手段は、前記第2導入手段にて導入される液体が前記タンク内に溜まった液体の液面から噴出しないように、前記第2導入手段にて導入される液体の流速を設定するとともに、前記第2導入手段にて導入される液体の流速が前記タンク内の液面が上昇するに従って増加するように、前記第2導入手段にて導入される液体の流速を設定するものである。
この攪拌装置によれば、上述した攪拌方法を実現できるから、保守作業の労力を低減できるとともに、第2導入手段を用いた液体の導入によってタンク内の空気を巻き込まずに液体の泡立ちを防止できる。また、タンク内の液面が高くなった場合でも液体の攪拌をタンク内の空気の巻き込みを抑制しつつ十分に行うことが可能である。
発明の攪拌装置の一態様において、前記第2導入手段は、前記第1導入手段にて導入される液体と同一の第1液体と、前記第1液体と異なる性状を持つ第2液体との間で、前記タンクに導入する液体を切り替える切替手段(25)を備え、前記攪拌制御手段は、前記第2導入手段にて導入される液体が、導入開始から前記第1液体とされ、その後前記第1液体から前記第2液体に切り替えられるように、前記切替手段を操作してもよい。この態様においても、上述した攪拌方法の態様と同様の効果を発揮し得る。
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
以上に説明したように、本発明の液体の攪拌方法及び装置によれば、タンク内に機械式の攪拌具を設けずに、簡素な設備を利用して液体を攪拌できるから、攪拌に利用する設備に対する保守作業に要する労力を低減できる。
本発明の一形態に係る攪拌方法及びその方法を実現する攪拌装置が組み込まれた液体混合システムの全体構成の概略を示した図。 液体混合システムが行う液体の混合方法の一例を示した工程図。 液体混合システムに組み込まれるタンクの具体的構成を示した図。 他の形態に係るタンクの具体的構成を示した図。
図1に示すように、液体混合システム1は液体の貯留及び攪拌を行うタンク2と、タンクに接続されてタンク2への液体の導入と排出とを行う給排装置3と、給排装置3の各部を制御する制御装置4とを備えている。タンク2は図示の姿勢で工場の床や地面に設置される。タンク2は円筒状の胴部5と、胴部5の下方を塞ぐ底部6と、胴部5の上方を塞ぐ蓋部7とを備える。タンク2の底部6には第1ポート11と、第2ポート12とが互いに距離を隔てて形成されている。各ポート11、12は円形状に開口している。第2ポート12の開口面積は第1ポート11の開口面積に比べて小さい。底部6は鉛直下方に向かって凸の形状に、本形態では球面状に形成されている。第1ポート11は底部6の最下部に即ち底部6の中心部に設けられている。なお、タンク2のより具体的な構造については後述する。
給排装置3はタンク2に形成された各ポート11、12に接続されている。給排装置3は液体αを圧送可能な第1ポンプP1と、液体βを圧送可能な第2ポンプP2と、各種配管部材15、25等とを備えている。第1ポンプP1は液体αを導く第1供給管15に設けられており、第2ポンプP2は液体αと異なる組成の液体βを導く第2供給管16に設けられている。各ポンプP1、P2は同一流量で液体αを第1供給管15に、液体βを第2供給管16にそれぞれ導くことができるように構成されている。給排装置3は液体αと液体βとが混合された液体γを導く排出管17を更に有している。
第1供給管15は第1導管21及び第2導管22とに接続されており、第1導管21はタンク2の第1ポート11に、第2導管22はタンク2の第2ポート12にそれぞれ接続されている。第2供給管16は電磁式の三方弁25を介して第2導管22に接続されている。三方弁25はポートaとポートbとを開通しつつポートcを閉鎖する第1位置と、ポートaとポートcとを開通しつつポートbを閉鎖する第2位置との間で切り替え可能である。従って、三方弁25を操作することにより、タンク2に導入する液体を液体αと液体βとの間で切り替えることが可能である。排出管17は電磁式の三方弁26を介して第1導管21に接続されている。三方弁26も同様に、ポートaとポートbとを開通しつつポートcを閉鎖する第1位置と、ポートaとポートcとを開通しつつポートbを閉鎖する第2位置との間で切り替え可能である。三方弁26を第1位置から第2位置へ切り替えることにより、タンク内の液体γを排出管17を通じて排出可能となる。第1導管21には第1制御弁27が、第2導管22には第2制御弁28がそれぞれ設けられている。各制御弁27、28は電磁式弁であり、各導管21、22を閉鎖する全閉位置から全開位置までの間で開度調整が可能である。
制御装置4は給排装置3を制御するコンピュータとして構成されている。制御装置4は、液体の混合を適正に行うためのプログラムを保持しており、そのプログラムを適宜実施する。制御装置4は、給排装置3の第1ポンプP1、第2ポンプP2、三方弁25、三方弁26、第1制御弁27及び第2制御弁28のそれぞれと不図示の入出力インタフェースを介して電気的に接続されている。
液体混合システム1は、図2に示した工程A、工程B1及び工程B2を経て液体αと液体βとを混合し、次いで混合した液体γを工程Cで排出させる。まず、工程Aにおいては、制御装置4が各ポンプP1、P2を作動させるとともに、第1制御弁27を全開位置に、第2制御弁28を全閉位置に、各三方弁25、26を第1位置にそれぞれ操作する。これにより、液体αが矢印に示すように第1ポート11を介してタンク2内に導入される。その後、タンク2内の液体αが初期レベルLaまで溜まった場合に工程B1に移行する。
工程B1においては、制御装置4が第1制御弁27を全閉位置に、第2制御弁28を全開位置にそれぞれ操作する。これにより、液体αのタンク2内への導入が矢印に示すように第2ポート12を介して行われる状態へ切り替わる。第2ポート12から導入される液体αの流速は、制御装置4が第2制御弁28を全開位置に操作したときに、初期レベルLaまで溜まった液体αの液面から噴出しないように設定されている。工程B1は、生成すべき液体γの必要量と、液体αと液体βとの混合比とに基づいて算出される分量の液体αがタンク2内に溜まるまで継続される。
この流速Vは、工程Aで液体を溜める初期レベルLaを0.2〜1.0mの範囲内に設定した場合、2〜5m/sの範囲内に設定することが好ましい。初期レベルLaが上限値である1.0mの場合に流速Vが下限値である2m/s未満であると液体の攪拌が不十分になる一方で、初期レベルLaが下限値である0.2mの場合に流速Vが上限値である5m/sを超えると第2ポート12への切替時に液面から液体が噴出するためである。第2ポート12から導入される液体の流速がこのように設定されているので、第2ポート12からの液体の導入によってタンク2内の空気を巻き込むおそれがない。従って、液体混合システム1が混合の対象とする液体α、βの少なくとも一方が泡立ち易く、かつ生じた泡が消えに難い特性を持つ液体(例えば、炭酸水、ビール液等)である場合には、攪拌時の泡立ちを効果的に防止できる。
工程B2においては、制御装置4が三方弁25を第1位置から第2位置へ操作する。これにより、タンク2に供給される液体が液体αから液体βへ切り替えられる。上述したように、各ポンプP1、P2は同一流量で液体αと液体βとを圧送するので、タンク2に導入される液体が液体αから液体βへ切り替わった場合でも流速は実質的に変化しない。従って、タンク2内の液面から液体βが噴出することはない。これにより、タンク2内に溜まった液体に対流fが生じ、その対流fによってタンク2内に既に溜まっていた液体αと第2ポート12から導入された液体βとが攪拌されつつ、タンク2内には混合された液体γが徐々に溜まってゆく。つまり、工程B2は、タンク2内の液体γの貯留量を増加させながら攪拌するので、短時間で均一な性状の液体γを得ることができる。液体γが必要量得られた場合、即ちタンク2内の液面が所定レベルに達した場合は工程Cに移行する。
工程Cでは、制御装置4が各ポンプP1、P2の作動を停止し、第1制御弁27を全開位置に、第2制御弁28を全閉位置に、三方弁26を第1位置から第2位置にそれぞれ操作する。なお、各ポンプP1、P2が過剰な負荷を回避するレギュレータ装置を持っている場合には工程Cにおいて各ポンプP1、P2の作動を停止しなくてもよい。工程Cにおける制御装置4の操作によって、タンク2に溜まった液体γは矢印に示すように排出管17を通じて排出される。液体γの排出時に使用する第1ポート11はタンク2の最下部に設けられているので、液体γが残り難い。従って、別途ドレン配管をタンク2に設けなくてもタンク2内を清潔に保つことが容易であるから保守作業の労力を低減できる。なお、排出管17を通じて排出された液体γは後工程に送られて適宜処理される。
上述したように、図2の各行程で給排装置3の各部に対して制御装置4が操作することにより、制御装置4は本発明に係る攪拌制御手段として機能する。また、図2の工程Aは本発明に係る第1工程に、工程B1及び工程B2の少なくとも一つは本発明に係る第2工程に、工程Cは本発明に係る第3工程に、それぞれ相当する。また、給排装置3の第1ポンプP1、第1供給管15、第1導管21及び第1制御弁27の組み合わせが本発明に係る第1導入手段として機能するとともに、給排装置3の第2ポンプP2、第1供給管15、第2導管22、第2制御弁28、第2供給管16及び三方弁25の組み合わせが本発明に係る第2導入手段として機能する。そして、三方弁25は本発明に係る切替手段に相当する。
図2から明らかなように、液体混合システム1が行う攪拌方法は、タンク2内に機械式の攪拌具を設けずに行うものなので、攪拌に利用する設備に対する保守作業に要する労力を低減できる。また、この攪拌方法はタンク2に液体を溜めながら攪拌するので、例えばタンク2に必要量の液体αと液体βとを溜めた後に、これらを攪拌する場合に比べて短時間で攪拌後の液体γを得ることができる。第2ポート12の開口面積が第1ポート11の開口面積よりも小さく設定されているので、各制御弁27、28の中間開度を使用しなくても、全開位置と全閉位置との間で操作を行えば、第2ポートから導入される液体の流速を工程B1及び工程B2において容易に高めることができる。同時に、第1ポート11から導入される液体αの流速を必要な流量を確保しつつ低下できるので、工程Aにおいて速やかかつ穏やかに液体αをタンク2内に溜めることができる。
次に、タンク2のより具体的な構造を説明する。図3に示したように、タンク2は底部6から延びる脚部31が床面に設置された土台BAに取り付けられることにより設置されている。なお、脚部31は周方向に4本設けられているが、図3には一本の脚部31だけが図示されている。タンク2には本体部32の外周を覆うカバー33が設けられており、本体部32とカバー33との間には断熱材34が設けられている。タンク2の中心線CL上に第1ポート11が配置されており、その中心線CLから距離dだけ離れた位置に第2ポート12が配置されている。タンク2は、中心線CLと平行な平面に投影した場合のアスペクト比(H/D)が、2.0に設定されている。また、タンク2の内径Dと距離dとの比(D/d)は6.7に設定されている。これらの値は、液体を均一に混合できるように適宜設定すればよい。
次に、タンク2に置き換えて液体混合システム1に組み込み得る他の形態に係るタンク40の具体的な構造について説明する。図4に示したように、タンク40は円筒状の胴部41と、胴部41の下方を塞ぐ底部42と、胴部41の上方を塞ぐ蓋部43とを備えている。底部42は図3のタンク2と同様に鉛直下方に向かって凸の形状に、より具体的には球面状に形成されている。タンク40の底部42には第1ポート45と、第2ポート46とが互いに距離を隔てて形成されており、図3のタンク2と同様に各ポート45、46は円形状に開口している。第1ポート45は底部42の最下部、即ちタンク40の中心線CL上に設けられている。タンク2と同様に、第2ポート46の開口面積は第1ポート45の開口面積に比べて小さい。タンク40は底部42から延びる4本の(図では一本のみ示されている)脚部49が床面に設置された土台BAに取り付けられることにより設置される。タンク40には本体部50の外周を覆うカバー51が設けられていて、胴部41の半分より下方の所定領域には断熱テープ52が巻き付けられているとともに、本体部50とカバー51との間には断熱材53が設けられている。第2ポート46はタンク40の中心線CLから距離dだけ離れた位置に配置されている。タンク40のアスペクト比(H/D)はタンク2よりも大きく、1.4に設定されている。また、タンク40の内径Dと距離dとの比(D/d)は12.7に設定されている。これらの値は、タンク2の場合と同様に液体を均一に混合できるように適宜設定すればよい。
本発明は上記形態に限定されず、種々の形態にて実施できる。上記形態では互いに組成が異なる液体αと液体βとを混合する液体混合システムに本発明の攪拌方法を適用したが、組成が異なることは性状が異なることの一例にすぎない。従って、本発明の攪拌方法は、例えば組成が同じで温度や濃度が互いに異なる液体の混合に適用することもできる。また、本発明の攪拌方法は、2種類の液体の混合のみならず、第1ポート又は第2ポートから導入する液体を切り替えることにより3種以上の液体の混合についても適用できる。
上記形態では、図2の工程Aに続く工程B1において、タンク2に液体を導入するポートのみを第1ポート11から第2ポート12へ切り替えて、タンク2に導入する液体を液体αから液体β切り替えていないが、工程B1を省略して、工程Aの終了後に液体を導入するポートを第1ポート11から第2ポート12へ切り替えるとともに、タンク2に導入する液体を液体αから液体βへ切り替えることもできる。
上記形態では、図2の工程B1、B2において、制御装置4が第2制御弁28を全開位置に操作することによって、第2ポート12から導入される液体の流速を一定値に設定している。しかし、タンク2内の液面が上昇するに従って第2ポート12から導入された液体が液面から噴出する流速の限界が高くなるので、その流速を高める余裕が生まれる。このため、制御装置4が工程B1の開始から第2制御弁28の開度を全開位置から徐々に絞ることにより、タンク2に導入する液体の流速をタンク2内の液面が上昇するに従って増加させることもできる。これにより、タンク内の液面が高くなった場合でも液体の攪拌をタンク内の空気を巻き込みを抑制しつつ十分に行うことが可能である。
2、40 タンク
6、42 底部
11、46 第1ポート
12、47 第2ポート
25 三方弁(切替手段)
α 第1液体
β 第2液体

Claims (4)

  1. タンクの底部に形成された第1ポートから液体を導入して、その液体を前記タンクに溜める第1工程と、
    前記第1工程の後に、前記第1ポートから離れた状態で前記底部に形成され、かつ前記第1ポートよりも開口面積が小さい第2ポートから液体を前記タンクに導入することにより、前記タンク内に液体を溜めながら攪拌する第2工程と、を備え、
    前記第2工程では、前記第2ポートから前記タンクに導入する液体が前記タンク内に溜まった液体の液面から噴出しないように流速を設定し、前記第2ポートから前記タンクに導入する液体の流速を前記タンク内の液面が上昇するに従って増加させる、ことを特徴とする液体の攪拌方法。
  2. 前記第2工程の開始から前記第1工程で前記タンクに導入する液体と同一の第1液体を前記タンクに導入し、その後の前記第2工程で前記タンクに導入する液体を前記第1液体と異なる性状を持つ第2液体に切り替える請求項1に記載の攪拌方法。
  3. 互いに離れた第1ポート及び第2ポートが底部に形成され、前記第2ポートの開口面積が前記第1ポートの開口面積よりも小さく形成されたタンクと、
    前記第1ポートを介して前記タンクへ液体を導入できる第1導入手段と、
    前記第2ポートを介して前記タンクへ液体を導入できる第2導入手段と、
    前記第1導入手段にて液体を前記タンクに溜めてから、前記第2導入手段にて液体を前記タンクに導入することにより、前記タンク内に液体を溜めながら攪拌させるように、前記第1導入手段及び前記第2導入手段のそれぞれを操作する攪拌制御手段と、を備え、
    前記攪拌制御手段は、前記第2導入手段にて導入される液体が前記タンク内に溜まった液体の液面から噴出しないように、前記第2導入手段にて導入される液体の流速を設定するとともに、前記第2導入手段にて導入される液体の流速が前記タンク内の液面が上昇するに従って増加するように、前記第2導入手段にて導入される液体の流速を設定することを特徴とする液体の攪拌装置。
  4. 前記第2導入手段は、前記第1導入手段にて導入される液体と同一の第1液体と、前記第1液体と異なる性状を持つ第2液体との間で、前記タンクに導入する液体を切り替える切替手段を備え、
    前記攪拌制御手段は、前記第2導入手段にて導入される液体が、導入開始から前記第1液体とされ、その後前記第1液体から前記第2液体に切り替えられるように、前記切替手段を操作する請求項に記載の攪拌装置。
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