JP5695864B2 - バリカン式刈刃装置 - Google Patents

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Description

本発明は、厚み方向に重ね合わせられて所定の駆動装置により互いに逆向きに往復駆動される一対の刈刃部材を備えたバリカン式刈刃装置に関する。
従来から、草刈機や剪枝機に用いられるバリカン式刈刃装置として、側辺部に刈刃を有し厚み方向に重ね合わされる一対の刈刃部材を駆動装置により往復駆動することにより草木等の被切断体を切断する装置が知られている。例えば、特許文献1には、図10に示すバリカン式装置が開示されている。
この特許文献1に開示されているバリカン式刈刃装置200では、駆動装置に固定されて当該駆動装置により往復駆動される一対の刈刃部材220,230に加えて、この刈刃部材220,230の上部に配置されるガイド板210と、この刈刃部材220,230の下部に配置される被覆部材240(特許文献1ではガイド板)とが設けられている。上記ガイド板210と被覆部材240とは、上記刈刃部材220,230を上下両側から挟持するためのものであり、上記駆動装置にこの駆動装置と相対移動不能に固定されている。
そして、上記ガイド板210と上記刈刃部材220,230と上記被覆部材240とは、複数のボルト254とナット252により、上記刈刃部材220,230がガイド板210および被覆部材240に対して前後方向に相対移動可能な状態で互いに連結されている。具体的には、上記ガイド板210と刈刃部材220,230と被覆部材240とには、それぞれ、前後方向に互いに離間した複数の位置にボルト254を挿通可能な挿通孔216,226,236,246が形成されており、これら挿通孔216,226,236,246にそれぞれ共通のボルト254が挿通されて各ボルト254の端部にナット252が締結されることで、各部材は連結されている。
ここで、上記ガイド板210と被覆部材240の挿通孔216,246はボルト282の軸部とほぼ同径の孔である。一方、上記刈刃部材220,230の挿通孔226,236はその幅がボルト254の軸部の幅とほぼ同一である一方前後方向に延びる長孔で構成されており、刈刃部材220,230が往復駆動されるに伴いボルト254の軸部がこれら挿通孔226,236内を移動できるようになっている。
特開2010−98972号公報
上記のようなバリカン式刈刃装置では、メンテナンス作業のため、すなわち、上記刈刃部材に設けられた刈刃を再研磨するため、あるいは、刈刃部材を新たなものに交換するために、適宜、上記刈刃部材を上記駆動装置から取り外すとともにこの刈刃部材を駆動装置に再組み付けする必要がある。
これに対して、上記特許文献1の装置では、上記刈刃部材220,230を取り外す場合、上記刈刃部材220,230と上記駆動装置との固定を解除する前に、ガイド部材210と刈刃部材220,230と被覆部材240とを分離するべくこれらを連結している上記複数のボルト254からナット252を取り外してこれらボルト254を各挿通孔216,226,236,246から引き抜かねばならず、この複数のボルト254の引き抜き作業に手間がかかるという問題がある。同様に、再組み付け時には、複数のボルト254を各挿通孔216,226,236,246に挿通されてこれらボルト254にそれぞれナット252を締結せねばならず手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、刈刃部材の取り外しおよび取り付けを容易に行うことができ、メンテナンス作業の手間を少なく抑えることができるバリカン式刈刃装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのものとして、本発明は、前後方向に延びる板状体からなり側辺部に所定形状の刈刃を有するとともに、厚み方向に重ね合わせられて所定の駆動装置により前後方向に互いに逆向きに往復駆動される一対の第1および第2刈刃部材と、前後方向に延びる板状体からなり、上記刈刃部材の厚み方向の一方側に当該刈刃部材に沿う状態で上記駆動装置に固定されるガイド部材と、を備えたバリカン式刈刃装置であって、上記ガイド部材には、上記第1および第2刈刃部材を当該ガイド部材に連結可能な連結用部材が固定されており、上記第1および第2刈刃部材には、それぞれ、当該刈刃部材の厚み方向に貫通する大径孔と、当該刈刃部材の厚み方向に貫通するとともに上記大径孔と連通して当該大径孔から前後方向に延びる小径孔とが形成されており、上記小径孔の上記刈刃部材の幅方向と平行な方向の寸法は、上記大径部の当該幅方向の寸法よりも小さく設定されており、上記連結用部材は、上記ガイド部材から上記刈刃部材側に突出して上記小径孔および大径孔を通過可能な小径部と、当該小径部の突出方向先端に設けられて上記大径孔を通過可能な一方上記小径孔を通過不能な大径部とを有し、上記大径部は、上記小径部が上記小径孔に挿通された状態で上記ガイド部材との間で上記刈刃部材を挟持可能な形状を有し、上記小径孔と上記大径孔の位置および上記小径孔の前後方向の長さ寸法は、上記第1および第2刈刃部材と上記ガイド部材とが上記駆動装置に固定されるとともに上記小径孔内に上記小径部が挿通された状態で、上記第1および第2刈刃部材が前後方向に駆動された際に、上記小径部が上記小径孔の内側のみを移動する位置および寸法に設定されていることを特徴とするものである(請求項1)。
本発明によれば、上記刈刃部材と上記ガイド部材とを当該刈刃部材が前後方向に移動可能な状態で互いに連結することができるとともに、メンテナンス作業の際には上記刈刃部材と上記ガイド部材とを容易に分離および再連結することができ、メンテナンス作業の手間を小さく抑えることができる。
すなわち、この装置では、上記刈刃部材とガイド部材とを連結する場合には、ガイド部材に固定された上記連結用部材の大径部を刈刃部材の上記大径孔に挿通した後、これら刈刃部材をガイド部材に対して前後方向にスライドさせて上記連結用部材の小径部を上記小径孔に挿通させるという簡単な作業で、上記大径部と上記ガイド部材との間に上記刈刃部材を挟持させてこれら部材を連結することができる。そして、上記刈刃部材とガイド部材とを分離させる場合には、刈刃部材をガイド部材に対して前後方向にスライドさせて上記大径部を上記大径孔に移動させ、この大径部を上記大径孔を通過させるという簡単な作業で、上記連結用部材を刈刃部材から引き抜き刈刃部材とガイド部材を分離させることができる。
しかも、上記小径孔と上記大径孔の位置および上記小径孔の前後方向の長さ寸法は、上記刈刃部材が前後方向に駆動された際に上記小径部が上記小径孔の内側のみを移動する位置および寸法に設定されているので、上記刈刃部材が前後方向に駆動された際に、上記連結部材の大径部が上記大径孔に移動するのに伴い上記連結用部材が上記刈刃部材から抜けるのが回避されて、上記刈刃部材は前後方向に移動可能な状態で上記ガイド部材に連結される。
本発明において、上記第1および第2刈刃部材は、それぞれ上記駆動装置に連結される駆動体と、当該駆動体の反駆動側の端部と着脱自在に係合して当該駆動体と一体に往復駆動されるとともに上記刈刃が設けられた刈刃体とを有し、上記小径孔および上記大径孔が上記刈刃体に形成されているのが好ましい(請求項2)。
このようにすれば、上記刈刃のメンテナンス作業をより容易に行うことができる。すなわち、この構成によれば、上記刈刃体と上記駆動体との係合を解除するとともにこの刈刃体を上記ガイド部材に対して前後方向に移動させるという簡単な作業で、上記駆動体を駆動装置に連結した状態で、上記刈刃体を駆動装置およびガイド部材から分離することができるとともに、上記刈刃体を上記ガイド部材に対して前後方向に移動させるとともにこの刈刃体を上記駆動体に係合させるという簡単作業で、この刈刃体を駆動装置およびガイド部材に連結させることができ、上記刈刃部材全体を駆動装置およびガイド部材から分離させる、あるいは、これらに連結する場合に比べて、作業が容易になる。
また、本発明において、前後方向に延びる板状体からなり、上記刈刃部材の厚み方向の上記ガイド部材と反対側に設けられて当該刈刃部材に沿う状態で上記ガイド部材に着脱可能に固定される被覆部材と、上記被覆部材を上記ガイド部材に前後方向に相対変位不能に固定する固定用部材とを有し、上記被覆部材には、当該被覆部材をその厚み方向に貫通して上記連結用部材の径部および上記小径部を挿通可能な被覆部側大径孔と、当該被覆部材をその厚み方向に貫通して上記被覆部側大径孔と連通して当該被覆部側大径孔から前後方向に延びる形状を有するとともに、上記連結用部材の小径部が挿通可能である一方上記大径部が挿通不能なように上記被覆部材の幅方向の寸法が上記大径部の当該幅方向の寸法よりも小さく設定された被覆部側小径孔とが形成されており、上記被覆部側小径孔は、上記被覆部材が上記固定用部材により上記ガイド部材に固定された状態で上記被覆部側小径孔内に上記小径部が挿通される位置に形成されているのが好ましい(請求項3)。
このようにすれば、上記ガイド部材と上記被覆部材との間に上記刈刃部材が配置されるので、これら刈刃部材を安定して保持することができる。しかも、上記被覆部材には、上記小径孔と同様の機能を有する被覆部側小径孔と上記大径孔と同様の機能を有する被覆部側大径孔とが形成されているので、この被覆部材を上記ガイド部材に対して前後方向にスライドさせるという簡単な手順で、この被覆部材と上記ガイド部材および刈刃部材とを分離、あるいは連結することができる。そして、上記固定用部材によりこの被覆部材を上記ガイド部材に固定することで、上記被覆部材を刈刃部材等と連結した状態で固定することができる。
以上説明したように、本発明のバリカン式刈刃装置によれば、刈刃部材とガイド部材との分離、連結を容易に行うことができ、刈刃部材のメンテナンス作業の手間を小さく抑えることができる。
本発明の実施形態にかかるバリカン式刈刃装置の全体構成を示す平面図である。 図1に示すバリカン式刈刃装置の側面図である。 図1に示すバリカン式刈刃装置の分解斜視図である。 図1に示すバリカン式刈刃装置の分解平面図である。 (a)刈刃部材の小径孔に連結用ボルトが挿通されている状態を示す概略平面図である。(b)刈刃部材の大径孔に連結用ボルトが挿通されている状態を示す概略平面図である。 (a)連結用部材の他の例を示す図である。(b)(a)に示す連結用部材がガイド部材に固定されている状態を示す図である。 連結用部材の他の例を示す図である。 (a)連結用部材の他の例を示す図である。(b)(a)に示す連結用部材がガイド部材に固定されている状態を示す図である。 他の実施形態にかかるバリカン式刈刃装置の分解平面図である。 従来のバリカン式刈刃装置を説明するための分解斜視図である。
図1〜図4は、本発明の第1実施形態にかかるバリカン式刈刃装置1の全体構成を示している。これらの図に示されるバリカン式刈刃装置1は、図外のエンジン等の駆動源とこのエンジンから入力される回転運動を往復運動に変換するクランク機構等からなる駆動機構6とこの駆動機構6が内蔵されたミッションケース5とからなる駆動装置4と、上記ミッションケース5に一端部が連結された第1ガイド板(ガイド部材)10およびこれに対向配置された第2ガイド板(被覆部材)40と、刈刃24b,34bを有し上記両ガイド板10,40の間に前後方向に往復移動可能な状態で挟持された第1刈刃部材20および第2刈刃部材30とを備えている。上記第1および第2ガイド板10,40と上記第1および第2刈刃部材20,30とはそれぞれ前後方向に延びており、その一方側に上記ミッションケース5が配置されている。以下では、これらガイド板10,40、刈刃部材20,30の各部材のうち、ミッションケース5側の端部を基端部、その反対側の端部を先端部と称する。
上記のようなバリカン式刈刃装置1は、例えば草刈機や剪枝機等の主要部を構成する装置として用いられる。すなわち、上記ミッションケース5には、上記エンジンを操作可能な手動操作用の操作ハンドルが設けられており(図示省略)、上記操作ハンドルを保持した作業者が上記エンジンを始動させてバリカン式刈刃装置1の刈刃部材20,30ひいては上記刈刃24b,34bを往復運動させることにより、草刈や剪枝等の各種作業を行い得るように構成されている。
上記第1および第2ガイド板10,40は、それぞれ前後方向に延びる長尺な板状体からなる。上記第1ガイド板10の基端部には、前後一対の雄ネジ部材62aが立設されており、上記第1ガイド板10は、この雄ネジ部材62aおよびこれに羅着されるナット62bを介してミッションケース5に固定されている。上記第2ガイド板40は、上記第1ガイド板10から厚み方向に所定の間隔を空けた状態でこの第1ガイド板と対向配置されており、後述する連結構造によりこの第1ガイド板10に連結されている。以下、上記第1ガイド板10側を上方といい、第2ガイド板40側を下方という場合がある。
上記第1および第2刈刃部材20,30は、それぞれ上記駆動機構6に一端部が連結された第1および第2駆動体22,32と、これら駆動体22,32の基端部側にそれぞれ連結された第1および第2刈刃体24,34とからなる。
上記第1および第2駆動体22,32は、前後方向に延びる一対の長尺な板状体からなる。これら駆動体22,32は、その基端側の一部が上記ミッションケース5内に挿入された位置で上記駆動機構6に連結されている。これら駆動体22,43は、駆動機構6により前後方向に互いに逆向きに往復駆動される。
上記第1および第2刈刃体24,34は、それぞれ、前後方向に延びる平板状の基材24a,34aと、この基材24a,34aの幅方向(以下左右方向という場合がある)両側辺部に一定ピッチで突設された所定形状(図例では台形)の複数の刈刃24b,34bとを有している。各刈刃体24、34は、それぞれ上記駆動体22,32と一体に往復駆動可能なように上記駆動体22,32に連結されている。具体的には、図3および図4に示すように、上記駆動体22,32の先端部に凸型の係合部22a,32aが設けられるとともに、この係合部22a,32aに対応した係合用凹部が刈刃体24,34の基端部に設けられており、この係合用凹部に上記係合部22a,32aが嵌合することにより、上記駆動体22,32と刈刃体24,34とは着脱可能に連結されている。互いに連結されたこれら刈刃体24,34と駆動体22,32とからなる上記刈刃部材20,30は、厚み方向に重ね合わされた状態で、後述する連結構造により上記第1および第2ガイド板10,40に連結されて、これらガイド板10,40の間に往復摺動可能に挟持されている。
次に、上記各ガイド板10,40および各刈刃部材20,30との連結構造について説明する。これらガイド板10等は、上記第2ガイド板40を第1ガイド板10に対して前後方向に相対移動不能に固定するための固定用部材と、上記刈刃部材20,30と第2ガイド板40とを第1ガイド板10に対して相対移動可能に連結する連結用部材とを用いて連結されている。本実施形態では、上記固定用部材と連結用部材として同じものが用いられており、図3等に示す、ボルト54とこのボルト54に締結されるナット52が用いられている。上記ボルト54は、ネジが切られた軸部(小径部)54aと、この軸部54aの先端に設けられて軸部54aよりも径の大きいキャップ部(大径部)54bとを有するいわゆるボタンキャップボルトである。上記ナット54は、上記キャップ部54bとほぼ同等の径を有している。
上記第1ガイド板10には、このガイド板10を厚み方向に貫通する複数の貫通孔16が前後方向にほぼ一定のピッチで形成されている。各貫通孔16は、上記ボルト54の軸部54aがそれぞれ螺合されるネジ孔である。各貫通孔16には、上記ボルト54の反キャップ部側の端部が上記第1ガイド板10の上方に突出する状態で上記ボルト43の軸部54aが挿通、螺合される。そして、各ボルト54は、この反キャップ部側の端部に上記ナット52が締結されることで、上記第1ガイド板10に固定されるよう構成されている。これら貫通孔16のうち最も基端側の貫通孔16(以下、固定用貫通孔という)には、上記固定用部材として機能するボルト54(以下、固定用ボルトという)が挿通、螺合されている。一方、上記固定用貫通孔以外の貫通孔16には、上記連結用部材として機能して、後述するように、上記刈刃部材20,30および第2ガイド板40をこの第1ガイド板10から分離する際およびこれらを第1ガイド板10に再び連結させる際に上記ナット52の締結が解除されず第1ガイド板10に固定されたままのボルト(以下、連結用ボルトという)が挿通、螺合されている。
上記各駆動体22,32には、それぞれ各駆動体22,32を厚み方向に貫通する固定用ボルト孔26,36が形成されている。各固定用ボルト孔26,36は、その幅方向(左右方向)の寸法が上記ボルト54の軸部54aの径とほぼ同じ大きさであって、その内側を上記軸部54aは通過できる一方上記キャップ部54bは通過できない大きさに設定されている。これら固定用ボルト孔26,36は、上記第1ガイド板10がミッションケース5に固定されるとともに上記刈刃部材20,30が上記駆動機構6に固定された固定状態で、上記第1ガイド板10の固定用貫通孔16と対向する位置に形成されており、この固定用貫通孔16と各固定用ボルト孔26,36には共通の上記固定用ボルト54の軸部54aが挿通されている。
上記各固定用ボルト孔26,36は、前後方向に延びる長孔である。各固定用ボルト孔26,36の前後方向の長さ寸法は、上記固定状態で上記刈刃部材20,30が前後方向に駆動された際に、これら孔26、36内に挿通された上記ボルト54の軸部54aがこれら孔26,36内を自由に前後方向に相対移動できる寸法に設定されている。本実施形態では、各固定用ボルト孔26,36の長さ寸法は、上記ボルト54の軸部54aが、各固定用ボルト孔26,36の前後方向中央部分を中心として前後方向端部付近まで相対移動するように設定されている。
上記各刈刃体24,34には、それぞれ各刈刃体24,34を厚み方向に貫通する複数の連結用ボルト孔27,37が前後方向に沿って上記連結用貫通孔16と同じピッチで形成されている。各連結用ボルト孔27,37は、大径孔27a,37aと、この大径孔27a,37aと連通してこの大径孔27a,37aから前後方向に延びる長孔で構成された小径孔27b,37bとからなる。前記第1刈刃体24に形成された小径孔27bは大径孔27aから基端側に延びており、第2刈刃体34に形成された小径孔37bは大径孔37aから先端側に延びている。なお、本実施形態では、このように第1刈刃体24と第2刈刃体34とにおいて前記小径孔27b,37bの大径孔27a,37aからの延びる方向が異なる場合について示したが、各小径孔27b,37bは大径孔27a,37aから同一方向に延びていてもよい。
上記大径孔27a,37aは、その孔径が上記キャップ部54bよりも大きく、その内側を上記取付けボルト54の軸部54aに加えて上記キャップ部54bが通過可能な大きさを有している。一方、上記小径孔27b,37bは、その幅方向の寸法が上記取付けボルト54の軸部54aの径とほぼ同じ大きさであって、その内側を上記軸部54aは通過できる一方上記キャップ部54bは通過できない大きさに設定されている。
上記小径孔27b,37bは、上記固定状態で、上記第1ガイド板10の連結用貫通孔16とそれぞれ対向する位置に形成されており、この固定状態において各連結用貫通孔16と各小径孔27b,37b内には共通の連結用ボルト54の軸部54aが挿通されている。
上記各小径孔27b,37bの前後方向の寸法、およびこれら小径孔27b、37bと大径孔27a,37aの位置は、上記固定状態で上記刈刃部材20,30が前後方向に駆動された際に、これら小径孔27b,37b内に挿通された上記ボルト54の軸部54aが上記大径孔27a,37a側に移動せずに小径孔27b,37b内のみを移動し、かつ、上記各軸部54aがこれら小径孔27b,37b内を自由に前後方向に相対移動できる位置および寸法に設定されている。本実施形態では、これらの位置および寸法は、上記ボルト54の軸部54aが、各連結用ボルト挿通孔26,36の前後方向中央部分を中心として前後方向端部付近まで相対移動するように設定されている。
上記第2ガイド板40には、この第2ガイド板40を厚み方向に貫通するガイド板側固定用ボルト孔46と、複数のガイド板側連結用ボルト孔47とが形成されている。各ガイド板側連結用ボルト孔47は、前後方向に沿って上記連結用貫通孔16と同じピッチで形成されている。
上記ガイド板側固定用ボルト孔46は、その孔径が上記ボルト54の軸部54aの径とほぼ同じ大きさに設定された丸孔であって、その内側を上記軸部54aは通過できる一方上記キャップ部54bは通過できない形状を有している。このガイド板側固定用ボルト孔は、上記第1ガイド板10の固定用貫通孔16に対応する位置に形成されており、この固定用貫通孔16と上記各駆動体22,32の固定用ボルト孔26,36とこのガイド板側固定用ボルト孔46とには、共通の固定用ボルト54の軸部54aが挿通されている。
上記各ガイド板側連結用ボルト孔47は、ガイド板側大径孔(被覆部側大径孔)47aとこのガイド板側大径孔47aと連通してこのガイド板側大径孔47aから前後方向に延びる長孔で構成されたガイド板側小径孔(被覆部側小径孔)47bとからなる。本実施形態では、各ガイド板側小径孔47bはガイド板側大径孔47aから先端側に延びている。
上記ガイド板側大径孔47aは、その孔径が上記キャップ部54bよりも大きく、その内側を上記取付けボルト54の軸部54aに加えて上記キャップ部54bが通過可能な大きさを有している。一方、上記ガイド板側小径孔47bは、その幅方向の寸法が上記取付けボルト54の軸部54aの径とほぼ同じ大きさであって、その内側を上記軸部54aは通過できる一方上記キャップ部54bは通過できない大きさに設定されている。
上記ガイド板側小径孔47bは、上記第1ガイド板10の各連結用貫通孔16とそれぞれ対応する位置に形成されており、各連結用貫通孔16と各ガイド板側小径孔47b内には共通の連結用ボルト54の軸部54aが挿通されている。
以上のようにして、上記刈刃部材20,30および上記第2ガイド板40にそれぞれ形成された、上記ボルト54の軸部54aが挿通可能である一方上記キャップ部54bは通過不可能な孔には、それぞれ上記第1ガイド板10に固定された共通のボルト54の軸部54a挿通されている。そして、各軸部54aの上記ナット52と反対側の端部には上記キャップ部54bが配置されており、上記刈刃部材20,30と第2ガイド板40とは、上記第1ガイド板10と、この第1ガイド板10に固定された各ボルト54のキャップ部54bとの間に挟持されて、互いに連結されている。
具体的には、上記第1ガイド板10の固定用貫通孔16と、各駆動体22,24の固定用ボルト孔26,36と、第2ガイド板40のガイド板側固定用ボルト孔46とに、上記固定用ボルト54の軸部54aが挿通されて、この固定用ボルト54が上記第1ガイド板10に固定されて、上記第1ガイド板10の連結用貫通孔16と、各刈刃体24,34の小径孔27b,37bと、上記第2ガイド板40のガイド板側小径孔47bとに、共通の連結用ボルト54の軸部54aが挿通されて、各連結用ボルト54が上記第1ガイド板10に固定されており、上記第1ガイド板10と刈刃部材20,30および第2ガイド板40とは、上記第1ガイド板10が上記ミッションケース5に固定されるとともに上記各刈刃部材20,30が上記駆動機構6に固定される位置で、互いに連結されている。
ここで、前述のように、上記刈刃部材20,30の固定用ボルト孔26,36と各小径孔27b,37bの前後方向の寸法は、上記固定状態で各刈刃部材20,30が前後方向に駆動された駆動時に、これら孔内に挿通された上記ボルト54の軸部54aがこれら孔内を自由に前後方向に相対移動できる寸法に設定されている。従って、上記刈刃部材20,30は、前後方向に移動可能な状態で上記第1ガイド板10および第2ガイド板40とに連結されている。
また、本実施形態では、上記固定用ボルト孔26,36と各小径孔27b,37bの幅寸法は、上記ボルト54の軸部54aの径とほぼ同じに設定されており、上記小径孔27b、37bと大径孔27a,37aの位置は、上記駆動時に、これら小径孔27b,37b内に挿通された上記ボルト54の軸部54aが上記大径孔27a,37a側に移動せずに小径孔27b,37b内のみを移動するように設定されている。従って、上記駆動時において、上記軸部54aは上記固定用ボルト孔26,36と各小径孔27b,37bの内側面に摺接し、これにより、上記刈刃部材20,30は前後方向に案内される。
一方、上記第2ガイド板40のガイド板側固定用ボルト孔46は、その孔径が上記ボルト54の軸部54aの径とほぼ同じ大きさに設定されている。従って、上記第2ガイド板40は、このガイド板側固定用ボルト孔46に挿通された固定用ボルト54およびナット52により、上記第1ガイド板10にこの第1ガイド板10と相対移動不能に固定されている。
次に、上記刈刃24b,34bを再研磨等するために、上記刈刃部材20,30を上記駆動装置4および各ガイド板10,20から取り外す手順について説明する。本実施形態では、上記刈刃24b,34bは上記刈刃体24,34にのみ設けられており、これら刈刃体24,34と上記駆動体22,32とは着脱可能に連結されている。そこで、ここでは、上記駆動体22,32を上記駆動装置4に固定したまま刈刃体24,34のみを取り外す場合について説明する。
前述のように、上記刈刃体24,34および第2ガイド板40は、各小径孔27b,37bと各ガイド板側小径孔47bとに、ナット52により上記第1ガイド板10に固定された共通の連結用ボルト54の軸部54aが挿通されて、その端部に上記キャップ部52aが配置されることで、上記第1ガイド板10に連結されている。また、上記第2ガイド板40は、ガイド板側固定用ボルト孔46と上記第1ガイド板10の固定用貫通孔16とに共通の固定用ボルト54が取り付けられていることで上記第1ガイド板10に連結されている。そのため、各小径孔27b,37b、各ガイド板側小径孔47bおよびガイド板側固定用ボルト孔46に挿通されている固定用ボルト54および連結用ボルト54からそれぞれナット52を取り外して、これら孔から各ボルト54を引き抜けば、上記第2ガイド板40および刈刃体24,34を第1ガイド部材10から分離することができる。しかしながら、この手順では、複数の連結用ボルト54から複数のナット52を取り外して、これら連結用ボルト54を各孔から引き抜かねばならず手間がかかる。
これに対して、本装置では、上記ガイド板側小径孔47bにキャップ部54bが通過可能なガイド板側大径孔47aが連通しており、上記小径孔27b,37bに上記キャップ部54bが通過可能な大径孔27a,37aが連通している。そのため、上記ガイド板側固定用ボルト孔46から固定用ボルト54を取り外した後は、各連結用ボルト54のキャップ部54bを上記ガイド板側大径孔47aと大径孔27a,37a内に移動させてこれら大径孔47a,27a,37aを通過させるよう操作すれば、複数の連結用ボルト54からナット52を取り外すことなく、上記第2ガイド板40と各刈刃体24,34とを第1ガイド板10から分離させることができる。
具体的な手順を次に説明する。
まず、上記固定用ボルト54からナット52を取り外し、この固定用ボルト54を上記第1ガイド板10の固定用貫通孔16との螺合を解除しつつ、上記ガイド板側固定用ボルト孔46および上記駆動体22,32の固定用ボルト孔26,36から引き抜く。
次に、上記第2ガイド板40を先端側にスライドさせて、図5の(a)に示すように上記ガイド板側小径孔47b内に挿通されている連結用ボルト54の軸部54aを、図5の(b)に示すように上記ガイド板側大径孔47a内に移動させる。ここで、前述のように、各ガイド板側小径孔47bのピッチは、上記第1ガイド板10の連結用貫通孔16ひいては各連結用貫通孔16に取り付けられている連結用ボルト54と同じピッチに設定されている。従って、上記スライドにより複数の連結用ボルト54の軸部54aは同時に各ガイド板側大径孔47a内に移動する。
上記ガイド板側大径孔47aは上記キャップ部54bが通過可能な大きさである。そのため、連結用ボルト54の軸部54aがガイド板側大径孔47a内に移動した状態で上記第2ガイド板40を上記第1ガイド板10から離間する方向(本実施形態では、下方)に移動させると、上記キャップ部54bが上記ガイド板側大径孔47aを通過して、第2ガイド板40は上記第1ガイド板10から分離される。
次に、上記第2刈刃体34を上記第2駆動体32との係合を解除しつつ先端側にスライドさせて、各小径孔37b内に配置されていた連結用ボルト54の軸部54aを上記大径孔37a内に移動させる。ここで、前述のように、各小径孔37bのピッチは、上記第1ガイド板10の連結用貫通孔16ひいてはこの連結用貫通孔16に取り付けられている連結用ボルト54と同じピッチに設定されている。従って、上記スライドにより複数の連結用ボルト54の軸部54aは同時に各大径孔37a内に移動する。
上記大径孔37aは上記キャップ部54bが通過可能な大きさである。そのため、連結用ボルト54の軸部54aが大径孔37a内に移動した状態で上記第2刈刃体34を上記第1ガイド板10から離間する方向に移動させると、上記キャップ部54bが上記大径孔47aを通過して、第2刈刃体34は上記第1ガイド板10から分離される。
次に、上記第1刈刃体24を上記第2刈刃体34と同様の手順で取り外す。すなわち、上記第1刈刃体24を上記第1駆動体22との係合を解除しつつ先端側にスライドさせて、各小径孔27b内に配置されていた連結用ボルト54の軸部54aを上記大径孔27a内に移動させる。ここで、前述のように、各小径孔27bのピッチは、上記第1ガイド板10の連結用貫通孔16ひいてはこの連結用貫通孔16に取り付けられている連結用ボルト54と同じピッチに設定されている。従って、上記スライドにより複数の連結用ボルト54の軸部54aは同時に各大径孔27a内に移動する。その後、上記第1刈刃体24を上記第1ガイド板10から離間する方向に移動させると、上記キャップ部54bが上記大径孔27aを通過して、第2刈刃体24は上記第1ガイド板10から分離される。
以上のようにして、本装置では、複数の連結用ボルト54から複数のナット52を取り外すことなくこれら連結用ボルト54を第1ガイド板10に固定した状態で上記第1および第2刈刃体24,34を分離させることができる。なお、各刈刃体24,34および第2ガイド板40を再取り付けする場合には、上記と逆の手順をとればよく、この再取り付け時においても、複数のナットを取り付けボルトに螺合する必要がなく取りつけ作業を容易に行うことができる。
ここで、上記実施形態では、上記刈刃部材20,30が、互いに着脱可能な駆動体22,32と刈刃体24,34とで構成される場合について説明したが、これらが一体に形成されたものであってもよい。ただし、刈刃24b,34bを備えた刈刃体24,34と、駆動機構6に固定される駆動体22,32とが着脱可能に構成されていれば、刈刃24b,34bのメンテナンス作業時に上記刈刃体24,34のみを取り外せばよいので、作業がより容易になる。
なお、上記駆動体22,32と刈刃体24,34とが一体に成形されている場合は、図9に示すように、刈刃部材20,30に形成される上記ボルト54が挿通される孔を全て上記大径孔27a,37aと小径孔27b,37bとからなる連結用ボルト孔27と同形状のものとするのが好ましい。このようにすれば、上記刈刃部材20,30をスライドさせることで刈刃部材20,30と上記第1ガイド部材10とを容易に分離させることができる。
また、図9に示すように、上記固定用ボルト54が挿通される上記ガイド板側固定用ボルト孔546を、第2ガイド板40の先端側に設けてもよい。この場合には、この先端側において上記第1ガイド板10から第2ガイド板40に向かって延びる上記固定用ボルト54が、上記刈刃部材20,30の前後方向の移動を妨げないように、刈刃部材20,30の先端にこの取り付けボルト54が挿通可能な切り欠き529,539を設けるのが好ましい。また、この場合には、第2ガイド板40の基端側の孔を上記ガイド板側大径孔47aとガイド板側小径孔47bとからなる孔とするのが好ましい。なお、図9に示すように、上記ガイド板側大径孔47aの一部のみが第2ガイド板40に形成されて、この一部が外部と連通していてもよい。
また、上記第2ガイド板40は省略可能である。ここで、第2ガイド板40を省略すると、上記刈刃部材20,30が上記第1ガイド部材10と第2ガイド部材40とにより挟持されなくなるが、前述のように、刈刃部材20,30は、前後方向の各部位において、上記小径孔27b,37bに挿通された上記連結用ボルト54により上記第1ガイド板10に連結されている。そして、各小径孔27b,37bの前後方向の寸法、およびこれら小径孔27b、37bと大径孔27a,37aの位置は、上記刈刃部材20,30が前後方向に駆動された際に、これら小径孔27b,37b内に挿通された上記取付けボルト54の軸部54aが上記大径孔27a,37a側に移動せずに小径孔27b,37b内のみを移動する位置および寸法に設定されており、上記刈刃部材20,30が前後方向に駆動された際に、上記連結用ボルト54のキャップ部54bが上記大径孔27a,37aを通過して抜けるのが回避されている。従って、上記刈刃部材20,30は、上記第2ガイド板40が省略された場合でも、第1ガイド板10との連結が維持されて安定して前後方向に移動することができる。ただし、上記第2ガイド板40を設けておけば、より安定して上記刈刃部材20,30を保持することができる。
また、上記実施形態において上記連結用部材は、上記のように構成されたボルト54およびナット52に限らず、上記第1ガイド板10に固定されて、この第1ガイド板10の表面から上記刈刃部材20,30側に突出して上記小径孔27b,37bと上記ガイド板側小径孔47bおよび上記大径孔27a,37aと上記ガイド板側大径孔47aを通過可能な小径部と、この小径部の突出方向先端に設けられて上記大径孔を通過可能な一方上記小径孔を通過不能な大径部とを有するものであればよい。
例えば、図6の(a)に示すように、上記実施形態に係るキャップ部と同様の構造を有して上記大径部として機能するキャップ部154bと、上記小径部として機能する上記キャップ部154bよりも小径の軸部154aと、この軸部154aの反キャップ部154b側に設けられたネジ部154cとを有するボルト154であって、図6の(b)に示すように上記ネジ部154cが上記第1ガイド板10の連結用貫通孔16に挿通、螺合されてその端部にナット152が締結されることで第1ガイド板10に固定されるよう構成されたボルト154であってもよい。なお、この場合には、上記軸部154aにはネジが切られていなくてもよい。
また、図7に示すように、上記実施形態に係るキャップ部と同様の構造を有して上記大径部として機能するキャップ部354bと、上記小径部として機能する上記キャップ部354bよりも小径の軸部354aと、この軸部354aのキャップ部354bと反対側に設けられた埋め込み部354cとを有するボス354であって、上記埋め込み部354cが第1ガイド板10の各連結用貫通孔16に埋め込まれて第1ガイド板10に着脱不能に固定されているものでもよい。なお、この場合においても、上記軸部354aにはネジが切られていなくてもよい。
また、図8の(a)および図8の(b)に示すように、ネジが切られた軸部454aとこの軸部454aの端部に設けられた埋め込み部454cとを有するボルト454であって、上記埋め込み部454cが第1ガイド板10の各連結用貫通孔16に埋め込まれて第1ガイド板10に着脱不能に固定されているボルト454と、このボルト454の上記埋め込み部454cと反対側の端部に締結されるナット456とを用いて、上記ボルト454の軸部454aを上記小径部として機能させるとともに、上記ナット456を上記大径部として機能させるよう構成してもよい。
また、上記各ガイド板10と各刈刃部材40とにさらに別の部材を連結させてもよい。例えば、装置の軽量化のために上記第1ガイド板10をアルミニウム製として、上記刈刃部材20との接触によりこの第1ガイド板10が損傷するのを抑制するべく第1ガイド板10と刈刃部材20との間に鋼板を設ける場合のように、上記第1ガイド板10と刈刃部材20との間に別の板状体を介在させてもよい。この場合には、この板状体を上記第2ガイド板40と同様の構造とすれば、この板状体も上記第1ガイド板10から容易に分離させることができる。
1 バリカン式刈刃装置
4 駆動装置
10 第1ガイド板(ガイド部材)
20 第1刈刃部材
22 第1駆動体
24 第1刈刃体
24b 刈刃
27a 径孔
27b 径孔
30 第2刈刃部材
32 第2駆動体
34 第2刈刃体
34b 刈刃
37a 径孔
37b 径孔
40 第2ガイド板(被覆部材)
47a 径孔(被覆部側径孔)
47b 径孔(被覆部側径孔)
54 ボルト(連結用部材)
54a 軸部(小径部)
54b キャップ部(大径部)

Claims (3)

  1. 前後方向に延びる板状体からなり側辺部に所定形状の刈刃を有するとともに、厚み方向に重ね合わせられて所定の駆動装置により前後方向に互いに逆向きに往復駆動される一対の第1および第2刈刃部材と、前後方向に延びる板状体からなり、上記刈刃部材の厚み方向の一方側に当該刈刃部材に沿う状態で上記駆動装置に固定されるガイド部材と、を備えたバリカン式刈刃装置であって、
    上記ガイド部材には、上記第1および第2刈刃部材を当該ガイド部材に連結可能な連結用部材が固定されており、
    上記第1および第2刈刃部材には、それぞれ、当該刈刃部材の厚み方向に貫通する大径孔と、当該刈刃部材の厚み方向に貫通するとともに上記大径孔と連通して当該大径孔から前後方向に延びる小径孔とが形成されており、
    上記小径孔の上記刈刃部材の幅方向と平行な方向の寸法は、上記大径部の当該幅方向の寸法よりも小さく設定されており、
    上記連結用部材は、上記ガイド部材から上記刈刃部材側に突出して上記小径孔および大径孔を通過可能な小径部と、当該小径部の突出方向先端に設けられて上記大径孔を通過可能な一方上記小径孔を通過不能な大径部とを有し、
    上記大径部は、上記小径部が上記小径孔に挿通された状態で上記ガイド部材との間で上記刈刃部材を挟持可能な形状を有し、
    上記小径孔と上記大径孔の位置および上記小径孔の前後方向の長さ寸法は、上記第1および第2刈刃部材と上記ガイド部材とが上記駆動装置に固定されるとともに上記小径孔内に上記小径部が挿通された状態で、上記第1および第2刈刃部材が前後方向に駆動された際に、上記小径部が上記小径孔の内側のみを移動する位置および寸法に設定されていることを特徴とするバリカン式刈刃装置。
  2. 請求項1に記載のバリカン式刈刃装置において、
    上記第1および第2刈刃部材は、それぞれ上記駆動装置に連結される駆動体と、上記刈刃を有するとともに当該駆動体の反駆動装置側の端部と着脱自在に係合して当該駆動体と一体に往復駆動される刈刃体とを有し、
    上記小径孔および上記大径孔は、上記刈刃体に形成されていることを特徴とするバリカン式刈刃装置。
  3. 請求項1または2に記載のバリカン式刈刃装置において、
    前後方向に延びる板状体からなり、上記刈刃部材の厚み方向の上記ガイド部材と反対側に設けられて当該刈刃部材に沿う状態で上記ガイド部材に着脱可能に固定される被覆部材と、
    上記被覆部材を上記ガイド部材に固定する固定用部材とを有し、
    上記被覆部材には、当該被覆部材をその厚み方向に貫通して上記連結用部材の径部および上記小径部を挿通可能な被覆部側大径孔と、当該被覆部材をその厚み方向に貫通して上記被覆部側大径孔と連通して当該被覆部側大径孔から前後方向に延びる形状を有するとともに、上記連結用部材の小径部が挿通可能である一方上記大径部が挿通不能なように上記被覆部材の幅方向の寸法が上記大径部の当該幅方向の寸法よりも小さく設定された被覆部側小径孔とが形成されており、
    上記被覆部側小径孔は、上記被覆部材が上記固定用部材により上記ガイド部材に固定された状態で上記被覆部側小径孔内に上記小径部が挿通される位置に形成されていることを特徴とするバリカン式刈刃装置。
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