JP5690451B2 - 超音波伝達ユニット及び超音波処置装置 - Google Patents

超音波伝達ユニット及び超音波処置装置 Download PDF

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Description

本発明は、長手軸に沿って延設され、基端方向から先端方向へ超音波振動を伝達可能な超音波伝達ユニットに関する。また、その超音波伝達ユニットを備える超音波処置装置に関する。
特許文献1及び特許文献2には、長手軸に沿って延設される超音波伝達ユニットが開示されている。それぞれの超音波伝達ユニットは、柱状部と、柱状部の先端方向側に接続される超音波プローブと、を備える。柱状部に、超音波振動子等の超音波振動を発生する超音波発生部が取付けられている。超音波発生部で発生した超音波振動は、柱状部及び超音波プローブを通って基端方向から先端方向へ伝達される。すなわち、超音波伝達ユニットでは、基端方向から先端方向へ超音波振動が伝達される。
また、それぞれの超音波伝達ユニットの柱状部には、長手軸に垂直な断面積が変化する断面積変化部(ホーン部)が設けられている。この断面積変化部によって、超音波発生部で発生させた超音波振動の振幅を拡大させている。
特表2010−535089号公報 特表2000−506431号公報
ここで、断面積変化部(ホーン部)によって超音波振動の振幅を拡大させる場合、振幅が拡大する割合は、断面積の変化の度合い(大きさ)に応じて決まる。つまり、前記特許文献1及び前記特許文献2の超音波伝達ユニットにおいて、超音波振動を所望の振幅まで拡大させるためには、断面積の変化を大きくする必要がある。しかし、断面積の変化を大きくするためには、断面積変化部(ホーン部)より基端方向側で超音波伝達ユニットの長手軸に垂直な断面積を十分に大きくする必要がある。このため、断面積変化部より基端方向側で、超音波伝達ユニットの外径が太くなる。また、断面積変化部より基端方向側で超音波伝達ユニットの外径が太くなることによって、超音波プローブを形成する際に、切削する量が多くなる。
本発明は前記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、超音波振動の振幅を有効に拡大させることが可能な超音波伝達ユニット及び超音波処置装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のある態様の超音波伝達ユニットは、長手軸に沿って延設され、所定の周波数で第1の腹位置及び第1の節位置を有する超音波振動を行う第1の振動部であって、第1の振動本体部と、前記第1の振動本体部に設けられ、前記第1の振動部が前記所定の周波数で振動する状態において前記第1の腹位置の1つである中継腹位置に位置する第1の中継部と、を備える第1の振動部と、前記第1の振動部から前記超音波振動が伝達されることにより、前記第1の振動部と同一の前記所定の周波数で第2の腹位置及び第2の節位置を有する振動を行う第2の振動部であって、第2の振動本体部と、前記第1の振動部の前記第1の中継部と連続する、又は、前記第1の振動部の前記第1の中継部に当接する状態で前記第2の振動本体部に設けられ、前記第2の振動部が前記所定の周波数で振動する状態において前記第2の腹位置及び前記第2の節位置とは異なる中途位置に位置する第2の中継部と、前記第2の振動部の端部が位置し、前記第1の振動部と接触しない状態で、前記第2の中継部より第1の振動部側に延設される非接触振動部と、を備える第2の振動部と、を備える。
本発明の別のある態様は、超音波振動によって所定の周波数で腹位置及び節位置を有する振動を行う第1の伝達部材、及び、前記超音波振動によって前記第1の伝達部材と同一の前記所定の周波数で腹位置及び節位置を有する振動を行う第2の伝達部材を接続することによって形成される超音波伝達ユニットであって、前記第1の伝達部材は、第1の振動本体部と、前記第1の振動本体部に設けられ、前記第1の伝達部材が前記所定の周波数で振動する状態において前記第1の伝達部材での振動の前記腹位置の1つに相当する中継腹位置に位置する第1の中継部と、を備え、前記第2の伝達部材は、第2の振動本体部と、前記第1の伝達部材の前記第1の中継部に当接する状態で前記第2の振動本体部に設けられ、前記第2の伝達部材が前記所定の周波数で振動する状態において前記第2の伝達部材での振動の前記腹位置及び前記節位置とは異なる中途位置に位置する第2の中継部と、 前記第2の伝達部材の端部が位置し、前記第1の伝達部材と接触しない状態で前記第2の中継部から第1の伝達部材側に延設される非接触振動部と、を備える。
本発明によれば、超音波振動の振幅を有効に拡大させることが可能な超音波伝達ユニット及び超音波処置装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る超音波処置装置を示す概略図である。 第1の実施形態に係る振動子ケースの内部構成を概略的に示す断面図である。 第1の実施形態に係る超音波伝達ユニットの構成を概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係る超音波プローブの構成を概略的に示す断面図である。 第1の実施形態に係る第1の振動部が単体で振動する場合の、第1の振動部での長手軸に沿った位置の変化に対する第1の振動の変化を示す概略図である。 第1の実施形態に係る第2の振動部が単体で振動する場合の、第2の振動部での長手軸に沿った位置の変化に対する第2の振動の変化を示す概略図である。 第1の実施形態に係る超音波プローブが振動する場合の、超音波プローブでの長手軸に沿った位置の変化に対する第1の振動の変化及び第2の振動の変化を示す概略図である。 第1の実施形態に係る超音波プローブが振動する場合の、第1の振動部の中継腹位置での第1の振動の経時的変化を示す概略図である。 第1の実施形態に係る超音波プローブが振動する場合の、第2の振動部の中途位置での第2の振動の経時的変化を示す概略図である。 第1の実施形態に係る超音波プローブが振動する場合の、第2の振動部の最先端腹位置での第2の振動の経時的変化を示す概略図である。 第1の実施形態に係る第2の振動部において近設節位置と近設腹位置との間で中途位置の位置を長手軸に沿って変化させた場合の、第1の振動の第1の腹位置での第1の振幅に対する第2の振動の第2の腹位置での第2の振幅の拡大比率を示す概略図である。 第1の変形例に係る超音波プローブの構成を概略的に示す断面図である。 第1の変形例に係る超音波プローブが振動する場合の、超音波プローブでの長手軸に沿った位置の変化に対する第1の振動の変化及び第2の振動の変化を示す概略図である。 第1の変形例に係る超音波プローブが振動する場合の、第2の振動部の最先端腹位置での第2の振動の経時的変化を示す概略図である。 第1の変形例に係る第2の振動部において近設節位置と近設腹位置との間で中途位置の位置を長手軸に沿って変化させた場合の、第1の振動の第1の腹位置での第1の振幅に対する第2の振動の第2の腹位置での第2の振幅の拡大比率を示す概略図である。 第2の変形例に係る超音波プローブの構成を概略的に示す断面図である。 第3の変形例に係る超音波プローブの構成を概略的に示す断面図である。 第4の変形例に係る超音波プローブの構成を概略的に示す断面図である。 第5の変形例に係る超音波伝達ユニットの構成を示す概略図である。 第6の変形例に係る超音波伝達ユニットの構成を概略的に示す斜視図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1乃至図11を参照して説明する。図1は、本実施形態の超音波処置装置1を示す図である。図1に示すように、超音波処置装置1は、長手軸Cを有する。ここで、長手軸Cに平行な2方向の一方を先端方向(図1の矢印C1の方向)とし、先端方向と反対方向を基端方向(図1の矢印C2の方向)とする。超音波処置装置1(超音波処置システム)は、振動発生ユニット2と、長手軸Cに沿って延設される超音波伝達ユニット3と、振動発生ユニット2に供給するエネルギーを生成する電源ユニット6と、を備える。なお、本実施形態では、振動発生ユニット2と超音超音波伝達ユニット3とによって超音波処置具を構成している。
振動発生ユニット2は、振動子ケース11を備える。振動発生ユニット2(振動子ケース11)の基端には、ケーブル5の一端が接続されている。ケーブル5の他端は、電源ユニット6に接続されている。電源ユニット6は、電流供給部7と、入力部9とを備える。
図2は、振動発生ユニット2の内部構成を示す図である。図2に示すように、振動子ケース11の内部には、電流を超音波振動に変換する圧電素子12A〜12Cを備える超音波発生部である超音波振動子12が設けられている。超音波振動子12には、電気配線13A,13Bの一端が接続されている。電気配線13A,13Bは、ケーブル5の内部を通って、他端が電源ユニット6の電流供給部7に接続されている。電流供給部7から電気配線13A,13Bを介して超音波振動子12に電流を供給することにより、超音波振動子12で超音波振動が発生する。
図3は、超音波伝達ユニット3の構成を示す図である。図2及び図3に示すように、超音波伝達ユニット3は、柱状部15を備える。柱状部15に、超音波振動子12が取付けられる。圧電素子12A〜12C等の超音波振動子12を構成する部材に柱状部15を挿通することにより、超音波振動子12が柱状部15に取付けられる。柱状部15は、振動子ケース11に取付けられている。柱状部15の先端部には、雄ネジ部17が形成されている。また、超音波伝達ユニット3は、第1の伝達部材としての第1のプローブ部材21と、第2の伝達部材としての第2のプローブ部材22と、を備える。第1のプローブ部材21及び第2のプローブ部材22が、超音波伝達体としての超音波プローブ20となる。
図4は、第1のプローブ部材21に第2のプローブ部材22が取付けられた超音波プローブ20の構成を示す図である。図3及び図4に示すように、第1のプローブ部材21の基端は、超音波プローブ20の基端となる。第1のプローブ部材21の基端部には、雌ネジ部23が形成されている。雌ネジ部23が柱状部15の雄ネジ部17と螺合することにより、第1のプローブ部材21が柱状部15に取付けられる。また、第1のプローブ部材21の先端部には、雌ネジ部25が形成されている。
第2のプローブ部材22には、雄ネジ部26が設けられている。雄ネジ部26が第1のプローブ部材21の雌ネジ部25と螺合することにより、第2のプローブ部材22が第1のプローブ部材21に取付けられる。柱状部15に第1のプローブ部材21が取付けられ、第1のプローブ部材21に第2のプローブ部材22が取付けられることにより、超音波伝達ユニット3が形成される。
柱状部15に超音波振動子12が取付けられた状態では、超音波振動子12で発生した超音波振動が超音波伝達ユニット3の柱状部15に伝達される。そして、超音波伝達ユニット3において、基端方向から先端方向へ超音波振動が伝達される。これにより、超音波伝達ユニット3は、振動方向及び伝達方向が長手軸Cに対して平行な縦振動を行う。
超音波プローブ20は、超音波振動が伝達されることにより所定の周波数f0で第1の振動を行う第1の振動部31と、超音波振動が伝達されることにより第1の振動と同一の所定の周波数f0で第2の振動を行う第2の振動部32と、を備える。本実施形態では、第1のプローブ部材21が第1の振動部31となり、第2のプローブ部材22が第2の振動部32となる。
超音波プローブ20が柱状部15に接続された状態では、柱状部15から第1の振動部31に超音波振動が伝達される。これにより、第1の振動部31は、第1の腹位置(first antinode positions)A1,A2及び第1の節位置(first node position)N1を有する第1の振動を行う。そして、第1の振動部31から第2の振動部32に超音波振動が伝達される。これにより、第2の振動部32は、第2の腹位置(second antinode positions)A´1〜A´4及び第2の節位置(second node position)N´1〜N´3を有する第2の振動を行う。
なお、第1の振動部31と同様の形状の第1のプローブ部材21は、超音波振動が伝達されることにより、第2のプローブ部材22が取付けられていない状態でも、所定の周波数f0で振動する。また、第2の振動部32と同様の形状の第2のプローブ部材22は、超音波振動が伝達されることにより、第1のプローブ部材21に取付けられていない状態でも、所定の周波数f0で振動する。
第1の振動部31は、第1の振動本体部35を備える。第1の振動本体部35には、基端側中継部36が設けられている。基端側中継部36は、第1の振動本体部35の先端(本実施形態では、第1の振動部31の先端)に位置している。また、第1の振動部31には、第1の振動本体部35の先端から基端方向に向かって、中空部37が形成されている。
第2の振動部32は、第2の振動本体部41を備える。本実施形態では、第2の振動本体部41の先端が、第2の振動部32の先端となる。第2の振動本体部41には、先端側中継部42が設けられている。先端側中継部42は、第2の振動本体部41の基端側部分に位置している。第1のプローブ部材21に第2のプローブ部材22が取付けられた状態では、先端側中継部42は、第1の振動部31の基端側中継部36に当接している。すなわち、長手軸Cに平行な方向について基端側中継部36の位置及び先端側中継部42の位置は、一致している。先端側中継部42が基端側中継部36に当接することにより、第1の振動部31から第2の振動部32に超音波振動が伝達可能となる。
また、第2の振動部32は、先端側中継部42より基端方向側に延設される非接触振動部43を備える。非接触振動部43の基端が、第2の振動部32の基端となる。すなわち、第2の振動部32の基端は、非接触振動部43に位置している。非接触振動部43の先端方向側には、第2の振動本体部41が連続している。先端側中継部42が基端側中継部36に当接する状態では、非接触振動部43は、第1の振動本体部35の中空部37に挿入される。すなわち、非接触振動部43は、第1の振動部31の先端に位置する基端側中継部36より、基端方向側に延設されている。中空部37に挿入された状態では、非接触振動部43は、第1の振動部31と接触していない。
次に、超音波伝達ユニット3(超音波プローブ20)の作用及び効果について説明する。超音波伝達ユニット3を用いて生体組織等の処置対象の処置を行う際には、入力部9での操作により、電流供給部7から電気配線13A,13Bを介して超音波振動子12に所定の大きさ及び所定の周波数の電流を供給する。これにより、超音波振動子12で超音波振動が発生し、柱状部15を通って超音波プローブ20に超音波振動が伝達される。柱状部15から第1の振動部31に超音波振動が伝達されることにより、第1の振動部31は所定の周波数f0で第1の振動を行う。そして、第1の振動部31から第2の振動部32に超音波振動が伝達されることにより、第2の振動部32は、第1の振動と同一の所定の周波数f0で第2の振動を行う。超音波プローブ20を振動させた状態で、超音波プローブ20の先端部が処置対象の処置を行う。この際、超音波プローブ20の先端での超音波振動の振幅が大きくなることにより、超音波振動を用いて効率的に処置対象の処置が行われる。
ここで、第1の振動部31と同様の形状の第1のプローブ部材21は、超音波振動が伝達されることにより、第2のプローブ部材22が取付けられていない状態でも、所定の周波数f0で振動する。すなわち、第1の振動部31(第1のプローブ部材21)は、単体でも、所定の周波数f0で第1の振動を行う。
図5は、第1の振動部31が単体で振動する場合の、第1の振動部31での長手軸Cに沿った位置Sの変化に対する第1の振動(v1)の変化を示す図である。なお、図5では、時間t=t1,t2,t3,t4での第1の振動(v1)を示している。図3及び図5に示すように、所定の周波数f0の第1の振動では、第1の振動本体部35の先端(第1の振動部31の先端)である位置S1が、第1の腹位置A1となる。また、第1の振動では、第1の振動本体部35の基端(第1の振動部31の基端)である位置S3が、第1の腹位置A2となる。第1の振動部31では、先端が第1の腹位置A1となり、基端が第1の腹位置A2となるため、所定の周波数f0で振動可能となる。そして、位置S1と位置S3の中間位置に位置する位置S2が、第1の振動の第1の節位置N1となる。
ここで、長手軸Cに沿った第1の振動部31のそれぞれの位置(S)での第1の振動の振幅を、第1の振幅とする。第1の振動部31の単体での第1の振動では、第1の腹位置A1,A2での第1の振幅は、大きさV1となる。また、第1の振動部31では、基端側中継部36は、第1の腹位置A1に位置している。ここで、第1の腹位置A1は、第1の腹位置A1,A2の1つで、基端側中継部36が位置する中継腹位置となる。
また、第2の振動部32と同様の形状の第2のプローブ部材22は、超音波振動が伝達されることにより、第1のプローブ部材21に取付けられていない状態でも、所定の周波数f0で振動する。すなわち、第2の振動部32(第2のプローブ部材22)は、単体でも、所定の周波数f0で第2の振動を行う。
図6は、第2の振動部32が単体で振動する場合の、第2の振動部32での長手軸Cに沿った位置S´の変化に対する第2の振動(v2)の変化を示す図である。なお、図6では、時間t=t1,t2,t3,t4での第2の振動(v2)を示している。図3及び図6に示すように、第2の振動では、第2の振動本体部41の先端(第2の振動部32の先端)である位置S´1が、第2の腹位置A´1となる。また、第2の振動では、第2の振動部32の基端(非接触振動部43の基端)である位置S´7が、第2の腹位置A´4となる。第2の振動部32では、先端が第2の腹位置A´1となり、基端が第2の腹位置A´4となるため、所定の周波数f0で振動可能となる。
また、第2の振動部32では、長手軸Cに平行な方向について位置S´1と位置S´7との間に位置S´2〜S´6が位置している。第2の振動では、位置S´3が第2の腹位置A´2となり、位置S´5が第2の腹位置A´3となる。そして、第2の振動では、位置S´2が第2の節位置N´1となり、位置S´4が第2の節位置N´2となり、位置S´6が第2の節位置N´3となる。
ここで、長手軸Cに沿った第2の振動部32のそれぞれの位置(S´)での第2の振動の振幅を、第2の振幅とする。第2の振動部32の単体での第2の振動では、第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅は、大きさV2aとなる。第2の振動部32が単体で振動する場合の第2の腹位置A´1〜A´4の第2の振幅の大きさV2aは、第1の振動部31が単体で振動する場合の第1の腹位置A1,A2の第1の振幅の大きさV1と、同一である。ここで、第2の腹位置A´1〜A´4の中で最も先端方向側に位置する第2の腹位置A´1が、最先端腹位置となる。
また、先端側中継部42は、第2の振動の第2の腹位置A´1〜A´4及び第2の節位置N´1〜N´3とは異なる中途位置Mに位置している。本実施形態では、中途位置Mは、第2の節位置N´3と第2の腹位置A´4との間に位置している。すなわち、中途位置Mは、先端方向側から3番目の第2の節位置N´3と先端方向側から4番目の第2の腹位置A´4との間に、位置している。
また、第2のプローブ部材22が第1のプローブ部材21に取付けられた超音波プローブ20も、超音波振動が伝達されることにより所定の周波数f0で振動する。この際、第1の振動部31は所定の周波数f0で第1の振動を行い、第2の振動部32は所定の周波数f0で第2の振動を行う。
図7は、第2のプローブ部材22が第1のプローブ部材21に取付けられた超音波プローブ20が振動する場合の、超音波プローブ20での長手軸Cに沿った位置(S,S´)の変化に対する第1の振動(v1)の変化及び第2の振動(v2)の変化を示す図である。なお、図7では、時間t=t1,t2,t3,t4での第1の振動(v1)及び第2の振動(v2)を示している。また、図7では、第1の振動部31の第1の振動を点線で示し、第2の振動部32の第2の振動を実線で示している。
図4及び図7に示すように、超音波プローブ20が振動する場合も、第1の振動部31が単体で第1の振動を行う場合と同様に、第1の振動部31は所定の周波数f0で第1の振動を行う。このため、長手軸Cに平行な方向について第1の腹位置A1,A2及び第1の節位置N1は、第1の振動部31が単体で第1の振動を行う場合の第1の腹位置A1,A2及び第1の節位置N1と、同一の位置になる。また、超音波プローブ20が所定の周波数f0で振動する場合も、第1の振動部31が単体で振動する場合と同様に、第1の腹位置A1,A2での第1の振幅は、大きさV1となる。
また、超音波プローブ20が振動する場合も、第2の振動部32が単体で第2の振動を行う場合と同様に、第2の振動部32は所定の周波数f0で第2の振動を行う。このため、長手軸Cに平行な方向について第2の腹位置A´1〜A´4及び第2の節位置N´1〜N´3は、第2の振動部32が単体で第2の振動を行う場合の第2の腹位置A´1〜A´4及び第2の節位置N´1〜N´3と、同一の位置になる。
ここで、超音波プローブ20では、第1の振動部31から基端側中継部36及び先端側中継部42を介して、第2の振動部32に超音波振動が伝達される。基端側中継部36は第1の振動の第1の腹位置A1に位置し、先端側中継部42は第2の振動の中途位置Mに位置している。超音波プローブ20では、先端側中継部42が基端側中継部36に当接し、長手軸Cに平行な方向について第1の腹位置A1及び中途位置Mは一致している。
図8は、第1の振動部31に第2の振動部32が取付けられた超音波プローブ20が所定の周波数f0で振動する場合の、中継腹位置(A1)での第1の振動の経時的変化を示す図である。また、図9は、超音波プローブ20が所定の周波数f0で振動する場合の中途位置Mでの第2の振動の経時的変化を示す図である。図7乃至図9に示すように、超音波プローブ20が振動する場合、中継腹位置(A1)での第1の振動の第1の振幅は、大きさV1となる。また、中途位置Mでの第2の振動の第2の振幅は、大きさV2bとなる。
ここで、先端側中継部42が基端側中継部36に当接し、長手軸Cに平行な方向について第1の腹位置A1及び中途位置Mは一致している。このため、中途位置Mでの第2の振幅の大きさV2bは、中継腹位置A1での第1の振幅の大きさV1と、同一となる。また、中継腹位置(第1の腹位置)A1での第1の振動及び中途位置Mでの第2の振動は、互いに対して同位相となる。
超音波プローブ20が振動する場合、第2の腹位置A´1〜A´4とは異なる中途位置Mでの第2の振幅の大きさV2bが、第1の振動の第1の腹位置A1,A2での第1の振幅V1と同一になる。第2の振動では、第2の腹位置A´1〜A´4の第2の振幅は、中途位置Mの第2の振幅より、大きくなる。このため、超音波プローブ20(超音波伝達ユニット3)が所定の周波数f0で振動する場合、第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の大きさV2cは、第1の振動の第1の腹位置A1,A2での第1の振幅V1より大きくなる。
前述のようにして、長手軸Cに垂直な断面積が変化する断面積変化部(ホーン部)を設けることなく、第2の振動部32の先端(超音波プローブ20の先端)に位置する最先端腹位置(A´1)での超音波振動の第2の振幅を拡大することが可能となる。これにより、断面積変化部が設けられない場合でも、超音波振動を用いて効率的に処置対象の処置が行われる。
図10は、超音波プローブ20が所定の周波数f0で振動する場合の、最先端腹位置(A´1)での第2の振動の経時的変化を示す図である。前述のように、最先端腹位置である第2の腹位置A´1は、第2の振動部32の先端に位置している。そして、図10に示すように、第2の腹位置A´1での第2の振幅の大きさV2cは、中継腹位置である第1の腹位置(A1)での第1の振幅の大きさV1より、大きくなる。また、第2の振動では、中途位置Mは、第2の節位置N´3と第2の腹位置A´4との間に位置している。この場合、第2の腹位置(最先端腹位置)A´1での第2の振動は、第1の腹位置(中継腹位置)A1での第1の振動に対して逆位相である。
ここで、nを自然数とする。中途位置Mが先端方向側からn番目の第2の節位置N´nと先端方向側から(n+1)番目の第2の腹位置A´n+1との間に位置する場合は、第2の腹位置(最先端腹位置)A´1での第2の振動と第1の腹位置(中継腹位置)A1での第1の振動との関係は、本実施形態と同様である。すなわち、第2の腹位置(最先端腹位置)A´1での第2の振動は、第1の腹位置(中継腹位置)A1での第1の振動に対して逆位相となる。
本実施形態では、第2の節位置N´3は、第2の節位置N´1〜N´3の中で中途位置Mの最も近くに位置する近設節位置となる。また、第2の腹位置A´4は、第2の腹位置A´1〜A´4の中で中途位置Mの最も近くに位置する近設腹位置となる。図11は、第2の振動部32において近設節位置(N´3)と近設腹位置(A´4)との間で中途位置Mの位置を長手軸Cに沿って変化させた場合の、第1の振動の第1の腹位置A1,A2での第1の振幅に対する第2の振動の第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の拡大比率Eを示している。
前述したように、中途位置Mでの第2の振幅の大きさV2bは、中継腹位置である第1の腹位置A1での第1の振幅の大きさV1と、同一である。このため、長手軸Cに沿って中途位置Mの位置が変化に関係なく、中途位置Mでの第2の振幅の大きさV2bは、第1の腹位置A1,A2での第1の振幅の大きさV1と、同一である。すなわち、長手軸Cに沿った中途位置Mの位置変化によって、中途位置Mでの第2の振幅の大きさV2bは変化しない。
一方、中途位置Mの位置が近設節位置(N´3)に近くなるにつれて、中途位置Mでの第2の振幅の大きさV2bに対する第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の大きさV2cの比率E´は、大きくなる。中継腹位置(A1)での第1の振幅の大きさV1は中途位置Mでの第2の振幅の大きさV2bと同一であるため、図11に示すように、中途位置Mの位置が近設節位置(N´3)に近くなるにつれて、第1の腹位置A1,A2での第1の振幅の大きさV1に対する第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の大きさV2cの拡大比率Eは、大きくなる。
ここで、近設節位置(N´3)と中途位置Mとの間での長手軸Cに沿った寸法を第1の軸平行寸法L1とし、近設腹位置(A´4)と中途位置Mとの間での長手軸Cに沿った寸法を第2の軸平行寸法L2とする。第1の軸平行寸法L1を第2の軸平行寸法L2より小さくすることにより、第1の腹位置A1,A2での第1の振幅に対する第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の拡大比率Eが大きくなる。本実施形態では、拡大比率Eが3以上となるように第1の軸平行寸法L1及び第2の軸平行寸法L2を設定することが望ましい。これにより、第2の振動部32の先端に位置する最先端腹位置(A´1)での第2の振動の第2の振幅が、さらに拡大される。したがって、超音波振動を用いてさらに効率的に処置対象の処置が行われる。
なお、中途位置Mが近設腹位置である第2の腹位置A´4と一致する場合は、第1の腹位置A1,A2での第1の振幅に対する第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の拡大比率Eの値が1となり、第2の腹位置A´1〜A´4の第2の振幅が拡大されない。一方、中途位置Mが近設節位置である第2の節位置N´3と一致する場合は、第1の腹位置での第1の振幅に対する第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の拡大比率Eが無限大に大きくなり、第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅が無限大に大きくなる。第2の振幅が無限大に大きくなる箇所が超音波プローブ20に発生することにより、超音波プローブ20での超音波振動の伝達性が低下してしまう。前述の観点から、第2の振動の中途位置Mは、第2の腹位置A´1〜A´4及び第2の節位置N´1〜N´3とは異なることにより、第2の振動部32の先端(超音波プローブ20の先端)での超音波振動の第2の振幅が有効に拡大される。
前述のように、超音波プローブ20では、長手軸Cに垂直な断面積が変化する断面積変化部を設けることなく、第2の振動部32の先端(超音波プローブ20の先端)での超音波振動の第2の振幅を拡大することができる。これにより、断面積変化部が設けられない場合でも、超音波振動を用いて効率的に処置対象の処置を行うことができる。また、断面積変化部が設けられないことにより、細長い超音波伝達ユニット3の製造において、手間及びコストを削減することができる。
(変形例)
なお、第1の実施形態では、先端側中継部42が設けられる中途位置Mは、第2の節位置N´3と第2の腹位置A´4との間に位置しているが、これに限るものではない。図12は、第1の変形例の第2のプローブ部材22が第1のプローブ部材21に取付けられた超音波プローブ20の構成を示す図である。図13は、第1の振動部31に第2の振動部32が取付けられた超音波プローブ20が所定の周波数f0で振動する場合の、超音波プローブ20での長手軸Cに沿った位置(S,S´)の変化に対する第1の振動(v1)の変化及び第2の振動(v2)の変化を示す図である。なお、図13では、時間t=t1,t2,t3,t4での第1の振動(v1)及び第2の振動(v2)を示している。また、図13では、第1の振動部31の第1の振動を点線で示し、第2の振動部32の第2の振動を実線で示している。
図12及び図13に示すように、本実施形態でも、第1の腹位置A1,A2、第1の節位置N1、第2の腹位置A´1〜A´4及び第2の節位置N´1〜N´3は、第1の実施形態と同一の位置に位置する。そして、第1の腹位置A1は、基端側中継部36が位置する中継腹位置となる。また、先端側中継部42が位置する中途位置Mは、第2の振動の第2の腹位置A´1〜A´4及び第2の節位置N´1〜N´3とは異なる。
ただし、本変形例では、第1の実施形態とは異なり、中途位置Mは、第2の腹位置A´3と第2の節位置N´3との間に、位置している。すなわち、中途位置Mは、先端方向側から3番目の第2の腹位置A´3と先端方向側から3番目の第2の節位置N´3との間に、位置している。
本変形例でも第1の実施形態と同様に、中途位置Mでの第2の振幅の大きさV2bは、第1の腹位置A1(,A2)での第1の振幅の大きさV1と、同一となる。また、中継腹位置(第1の腹位置)A1での第1の振動及び中途位置Mでの第2の振動は、互いに対して同位相である。第2の振動では、第2の腹位置A´1〜A´4とは異なる中途位置Mでの第2の振幅の大きさV2bが、第1の振動の第1の腹位置A1,A2での第1の振幅の大きさV1と、同一になる。このため、第2の振動の第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の大きさV2cは、第1の振動の第1の腹位置A1,A2での第1の振幅の大きさV1より、大きくなる。
図14は、超音波プローブ20が振動する場合の、最先端腹位置(A´1)での第2の振動の経時的変化を示す図である。前述のように、最先端腹位置である第2の腹位置A´1は、第2の振動部32の先端に位置している。そして、図14に示すように、第2の腹位置A´1での第2の振幅の大きさV2cは、中継腹位置である第1の腹位置(A1)での第1の振幅の大きさV1より、大きくなる。また、第2の振動では、中途位置Mは、第2の腹位置A´3と第2の節位置N´3との間に位置している。この場合、第2の腹位置(最先端腹位置)A´1での第2の振動は、第1の腹位置(中継腹位置)A1での第1の振動に対して同位相である。
ここで、nを自然数とする。中途位置Mが先端方向側からn番目の第2の腹位置A´nと先端方向側からn番目の第2の節位置N´nとの間に位置する場合は、第2の腹位置(最先端腹位置)A´1での第2の振動と第1の腹位置(中継腹位置)A1での第1の振動との関係は、本変形例と同様である。すなわち、第2の腹位置(最先端腹位置)A´1での第2の振動は、第1の腹位置(中継腹位置)A1での第1の振動に対して同位相となる。
第1の実施形態では、先端方向側からn番目の第2の節位置N´nと先端方向側から(n+1)番目の第2の腹位置A´n+1との間に、中途位置Mを位置させることにより、第2の腹位置(最先端腹位置)A´1での第2の振動は、第1の腹位置(中継腹位置)A1での第1の振動に対して逆位相となる。一方、本変形例では、先端方向側からn番目の第2の腹位置A´nと先端方向側からn番目の第2の節位置N´nとの間に、中途位置Mを位置させることにより、第2の腹位置(最先端腹位置)A´1での第2の振動は、第1の腹位置(中継腹位置)A1での第1の振動に対して同位相となる。すなわち、第2の振動部32において長手軸Cに平行な方向について中途位置Mの位置を変化させることにより、第1の腹位置(中継腹位置)A1での第1の振動に対する第2の腹位置(最先端腹位置)A´1での第2の振動の位相関係が変化する。すなわち、中途位置Mに位置する先端側中継部42は、長手軸Cに平行な方向について中途位置Mの位置を変化させることにより、第1の腹位置(中継腹位置)A1での第1の振動に対する第2の腹位置(最先端腹位置)A´1での第2の振動の位相関係を変化させる位相変化部となる。
本変形例では、第2の節位置N´3は、第2の節位置N´1〜N´3の中で中途位置Mの最も近くに位置する近設節位置となる。また、第2の腹位置A´3は、第2の腹位置A´1〜A´4の中で中途位置Mの最も近くに位置する近設腹位置となる。図15は、第2の振動部32において近設節位置(N´3)と近設腹位置(A´3)との間で中途位置Mの位置を長手軸Cに沿って変化させた場合の、第1の振動の第1の腹位置A1,A2での第1の振幅に対する第2の振動の第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の拡大比率Eを示している。
前述したように、中途位置Mでの第2の振幅の大きさV2bは、中継腹位置である第1の腹位置A1での第1の振幅の大きさV1と、同一である。このため、長手軸Cに沿って中途位置Mの位置が変化に関係なく、中途位置Mでの第2の振幅の大きさV2bは、第1の腹位置A1,A2での第1の振幅の大きさV1と同一である。すなわち、長手軸Cに沿った中途位置Mの位置変化によって、中途位置Mでの第2の振動の第2の振幅の大きさV2bは変化しない。
一方、中途位置Mの位置が近設節位置(N´3)に近くなるにつれて、中途位置Mでの第2の振幅の大きさV2bに対する第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の大きさV2cの比率E´は、大きくなる。中継腹位置(A1)での第1の振幅の大きさV1は中途位置Mでの第2の振幅の大きさV2bと同一であるため、図15に示すように、中途位置Mの位置が近設節位置(N´3)に近くなるにつれて、第1の腹位置A1,A2での第1の振幅の大きさV1に対する第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の大きさV2cの拡大比率Eは、大きくなる。
ここで、近設節位置(N´3)と中途位置Mとの間での長手軸Cに沿った寸法を第1の軸平行寸法L1とし、近設腹位置(A´3)と中途位置Mとの間での長手軸Cに沿った寸法を第2の軸平行寸法L2とする。第1の軸平行寸法L1を第2の軸平行寸法L2より小さくすることにより、第1の腹位置A1,A2での第1の振幅に対する第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の拡大比率Eが大きくなる。これにより、第2の振動部32の先端に位置する最先端腹位置(A´1)での第2の振動の第2の振幅が、さらに拡大される。したがって、超音波振動を用いてさらに効率的に処置対象の処置が行われる。
また、第1の実施形態では、第1の振動部31と同様の形状の第1のプローブ部材21及び第2の振動部32と同様の形状の第2のプローブ部材22から、第1の振動部31及び第2の振動部32が形成されているが、これに限るものではない。例えば、第2の変形例として図16に示すように、第3のプローブ部材51及び第4のプローブ部材52から、第1の振動部31及び第2の振動部32が形成されてもよい。本変形例では、第3のプローブ部材51に係合溝53が設けられ、第4のプローブ部材52に係合突起55が設けられている。そして、係合溝53に係合突起55が係合することにより、第4のプローブ部材52が第3のプローブ部材51に取付けられ、超音波プローブ20が形成される。
本変形例では、係合突起55は、基端側中継部36及び先端側中継部42より基端方向側に位置している。このため、基端側中継部36及び先端側中継部42より基端方向側の位置で、第4のプローブ部材52が第3のプローブ部材51に取付けられる。したがって、本変形例では、第3のプローブ部材51が第1の振動部31の一部となる。そして、第4のプローブ部材52が第2の振動部32及び第3のプローブ部材51以外の第1の振動部31の一部となる。また、本変形例では、基端側中継部36及び先端側中継部42より基端方向側の位置で、第4のプローブ部材52が第3のプローブ部材51に取付けられるため、先端側中継部42は基端側中継部36と連続している。
また、本変形例では、第3のプローブ部材51の先端は基端側中継部36より基端方向側に位置しているため、第3のプローブ部材51の先端は第1の振動の第1の腹位置(中継腹位置)A1とは異なる位置となる。このため、第4のプローブ部材52が取付けられていない状態では、超音波振動が伝達された場合も、第3のプローブ部材51は所定の周波数f0で振動しない。第4のプローブ部材52が取付けられていない状態で第3のプローブ部材51は振動しないため、超音波を用いた処置において誤作動が有効に防止される。第4のプローブ部材52は、先端が第2の振動の第2の腹位置A´1に位置し、基端が第2の振動の第2の腹位置A´4に位置している。第4のプローブ部材52は、超音波振動が伝達されることにより、第3のプローブ部材51に取付けられていない状態でも、所定の周波数f0で振動する。
本変形でも、第3のプローブ部材51に第4のプローブ部材52が取付けられることにより、第1の実施形態と同様の第1の振動部31及び第2の振動部32が形成される。このため、超音波プローブ20が所定の周波数f0で振動する場合、第2の振動の第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の大きさV2cは、第1の振動の第1の腹位置A1,A2での第1の振幅の大きさV1より、大きくなる。
また、第3の変形例として図17に示すように、第1の振動部31及び第2の振動部32が第5のプローブ部材57から一体に形成されてもよい。本変形例では、第5のプローブ部材57から第1の振動部31及び第2の振動部32が一体に形成されるため、先端側中継部42は基端側中継部36と連続している。本変形例でも、第1の実施形態と同様の第1の振動部31及び第2の振動部32が形成される。このため、超音波プローブ20が所定の周波数f0で振動する場合、第2の振動の第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の大きさV2cは、第1の振動の第1の腹位置A1,A2での第1の振幅の大きさV1より、大きくなる。
また、第1の実施形態では、第1の振動部31に中空部37が形成され、中空部37に第2の振動部32の非接触振動部43が、第1の振動部31と接触しない状態で、挿入されるが、これに限るものではない。例えば第4の変形例として図18に示すように、第1の振動部31に、中空部37の代わりに溝状部59が形成されてもよい。溝状部59は、第1の振動本体部35の先端(第1の振動部31の先端)から基端方向に向かって、延設されている。本変形例でも、第1の振動部31の先端に基端側中継部36が設けられ、第1の振動部31の先端は第1の振動の第1の腹位置(中継腹位置)A1となる。
第2の振動部32の非接触振動部43は、溝状部59の内部に延設されている。本変形例でも、非接触振動部43は、第1の振動部31と接触しない状態で延設されている。第2の振動部32では、第2の振動の第2の腹位置A´1〜A´4及び第2の節位置N´1〜N´3とは異なる中途位置Mに、先端側中継部42が設けられている。先端側中継部42は、基端側中継部36に当接している。非接触振動部43は、先端側中継部42より基端方向側に延設されている。
前述のような構成にすることにより、本変形例においても第1の実施形態と同様に、超音波プローブ20が所定の周波数f0で振動する場合、第2の振動の第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の大きさV2cは、第1の振動の第1の腹位置A1,A2での第1の振幅の大きさV1より、大きくなる。
また、第5の変形例として図19に示すように、柱状部19に、長手軸Cに垂直な断面積が変化するホーン部61が設けられてもよい。ホーン部61では、基端方向から先端方向に向かうにつれて、長手軸Cに垂直な柱状部19の断面積が減少する。ホーン部61を設けることにより、ホーン部61より先端方向側で超音波振動の振幅が拡大される。したがって、第1の振動部31の第1の腹位置A1,A2での第1の振幅の大きさV1が、さらに大きくなる。これにより、超音波プローブ20(第2の振動部32)の先端での超音波振動の振幅が、さらに有効に拡大される。
また、第1の実施形態では、超音波振動子12は、柱状部19に取付けられるが、これに限るものではない。例えば、第6の変形例として図20に示すように、第1の振動部31に超音波振動子12が取付けられてもよい。本変形例でも、超音波振動子12で発生した超音波振動は、第1の振動部31に伝達される。
本変形例では、超音波振動子12が取付けられる筒状部材62が第1の振動部31となる。また、プローブ部材63が第2の振動部32となる。プローブ部材63から、超音波プローブ20は形成されている。本変形例においても第1の実施形態と同様に、超音波伝達ユニット3が所定の周波数f0で振動する場合、第2の振動の第2の腹位置A´1〜A´4での第2の振幅の大きさV2cは、第1の振動の第1の腹位置A1,A2での第1の振幅の大きさV1より、大きくなる。
また、第1の実施形態では、第1の振動部31は2つの第1の腹位置A1,A2及び1つの第1の節位置N1を有し、第2の振動部32は4つの第2の腹位置A´1〜A´4及び3つの第2の節位置N´1〜N´3を有するが、第1の腹位置A1,A2、第1の節位置N1、第2の腹位置A´1〜A´4、及び、第2の節位置N´1〜N´3の数は、これに限るものではない。すなわち、第1の振動部31では、先端及び基端が第1の振動の第1の腹位置(A1,A2)となればよい。そして、第2の振動部では、先端及び基端が第2の振動の第2の腹位置(A´1,A´4)となればよい。これにより、第1の振動部31及び第2の振動部32は、超音波振動が伝達されることにより、所定の周波数f0で振動する。
前述の変形例から、第1の振動部31の第1の振動本体部35に基端側中継部36が設けられ、第1の振動の第1の腹位置(A1,A2)の1つである中継腹位置A1に基端側中継部36が位置すればよい。そして、第2の振動部32の第2の振動本体部41に第1の振動部31の基端側中継部36と連続する、又は、基端側中継部36に当接する状態で、先端側中継部42が設けられ、第2の振動の第2の腹位置(A´1〜A´4)及び第2の節位置(N´1〜N´3)とは異なる中途位置Mに先端側中継部42が位置すればよい。そして、第2の振動部32に第2の振動部32の基端が位置する非接触振動部43が設けられ、非接触振動部43は第1の振動部31と接触しない状態で先端側中継部42より基端方向側に延設されていればよい。これにより、超音波伝達ユニット3が所定の周波数f0で振動する場合に、第1の振動部31の第1の腹位置(A1,A2)での第1の振動の第1の振幅の大きさV1より、第2の振動部32の第2の腹位置(A´1〜A´2)での第2の振動の第2の振幅大きさV2cが、大きくなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。

Claims (13)

  1. 長手軸に沿って延設され、所定の周波数で第1の腹位置及び第1の節位置を有する超音波振動を行う第1の振動部であって、
    第1の振動本体部と、
    前記第1の振動本体部に設けられ、前記第1の振動部が前記所定の周波数で振動する状態において前記第1の腹位置の1つである中継腹位置に位置する第1の中継部と、
    を備える第1の振動部と、
    前記第1の振動部から前記超音波振動が伝達されることにより、前記第1の振動部と同一の前記所定の周波数で第2の腹位置及び第2の節位置を有する振動を行う第2の振動部であって、
    第2の振動本体部と、
    前記第1の振動部の前記第1の中継部と連続する、又は、前記第1の振動部の前記第1の中継部に当接する状態で前記第2の振動本体部に設けられ、前記第2の振動部が前記所定の周波数で振動する状態において前記第2の腹位置及び前記第2の節位置とは異なる中途位置に位置する第2の中継部と、
    前記第2の振動部の端部が位置し、前記第1の振動部と接触しない状態で、前記第2の中継部より第1の振動部側に延設される非接触振動部と、
    を備える第2の振動部と
    を具備する超音波伝達ユニット。
  2. 前記超音波振動を発生する超音波振動子と、
    前記超音波振動を用いて処置対象を処置する処置部と、
    をさらに具備し、
    前記第1の振動部は、前記超音波振動子から伝達された前記超音波振動を第1の伝達方向に向かって伝達し、
    前記第1の中継部は、前記第1の振動部を通して伝達された前記超音波振動を前記第2の中継部を通して前記第2の振動部に伝達し
    前記第2の振動部の前記非接触振動部は、前記第1の伝達方向とは反対方向を第2の伝達方向とした場合に、前記第2の中継部より第2の伝達方向側に延設され、
    前記処置部は、前記第2の振動部の第1の伝達方向側の端部に設けられる、
    請求項1の超音波伝達ユニット。
  3. 前記第1の振動部は、前記超音波振動を前記第1の伝達方向へ前記第1の中継部に向かって伝達し、
    前記第2の振動部は、前記第1の中継部から前記第2の中継部を通して伝達された前記超音波振動を前記第1の伝達方向へ前記処置部に向かって伝達する、
    請求項2の超音波伝達ユニット。
  4. 前記第1の振動部における前記超音波振動の振幅を第1の振幅とし、前記第2の振動部における前記超音波振動の振幅を第2の振幅とした場合に、前記第1の腹位置での前記第1の振幅は、前記中途位置での前記第2の振幅と同一の大きさであり、
    前記中継腹位置での前記第1の振動部の振動及び前記中途位置での前記第2の振動部の振動は、互いに対して同位相であり、
    前記第2の腹位置での前記第2の振動部の前記第2の振幅は、前記第1の腹位置での前記第1の振動部の前記第1の振幅より大きい、請求項2の超音波伝達ユニット。
  5. 前記第2の振動部は、一端および他端を有し、前記非接触振動部は、前記一端に位置し、
    前記第2の振動部の前記中途位置は、nを自然数とした場合に、前記第1の伝達方向側からn番目の前記第2の腹位置と前記第1の伝達方向側からn番目の前記第2の節位置と間に、位置し、
    前記第1の振動部及び前記第2の振動部が前記所定の周波数で振動する状態において、前記第2の振動部の前記他端に位置する前記第2の腹位置である最先端腹位置での前記第2の振動部の振動は、前記中継腹位置での前記第1の振動部の前記超音波振動に対して、同位相である、
    請求項2の超音波伝達ユニット。
  6. 前記第2の振動部は、一端および他端を有し、前記非接触振動部は、前記一端に位置し、
    前記第2の振動部の前記中途位置は、nを自然数とした場合に、前記第1の伝達方向側からn番目の前記第2の節位置と前記第1の伝達方向側から(n+1)番目の前記第2の腹位置との間に、位置し、
    前記第1の振動部及び前記第2の振動部が前記所定の周波数で振動する状態において、前記第2の振動部の前記他端に位置する前記第2の腹位置である最先端腹位置での前記超音波振動は、前記中継腹位置での前記第1の振動部の前記超音波振動に対して、逆位相である、
    請求項2の超音波伝達 ユニット。
  7. 前記中継腹位置は、前記第1の振動部の前記第1の伝達方向側の端に位置している、請求項2の超音波伝達ユニット。
  8. 前記第1の振動部は、先端部及び基端部を有し、基端部側から先端部側に前記第1の伝達方向へ向かって前記超音波振動を伝達し、
    前記第2の振動部は、基端部と、前記処置部が設けられる先端部と、を有し、前記第2の中継部から前記先端部へ前記第1の伝達方向へ向かって超音波振動を伝達し、
    前記非接触振動部は、前記第2の中継部より基端部側に位置する、
    請求項2の超音波伝達ユニット。
  9. 前記第1の振動部は、内部に中空部が形成され、
    前記第2の振動部の前記非接触振動部は、前記中空部に挿入されている、
    請求項1の超音波伝達ユニット。
  10. 前記第2の振動部が前記所定の周波数で振動する状態において、前記第2の振動部の前記第2の節位置の中で前記中途位置の最も近くに位置する近接節位置と前記中途位置との間の前記長手軸に沿った第1の軸平行寸法は、前記第2の腹位置の中で前記中途位置の最も近くに位置する近設腹位置と前記中途位置との間の前記長手軸に沿った第2の軸平行寸法より、小さい、請求項1の超音波伝達ユニット。
  11. 超音波振動によって所定の周波数で腹位置及び節位置を有する振動を行う第1の伝達部材、及び、前記超音波振動によって前記第1の伝達部材と同一の前記所定の周波数で腹位置及び節位置を有する振動を行う第2の伝達部材を接続することによって形成される超音波伝達ユニットであって、
    前記第1の伝達部材は、
    第1の振動本体部と、
    前記第1の振動本体部に設けられ、前記第1の伝達部材が前記所定の周波数で振動する状態において前記第1の伝達部材での振動の前記腹位置の1つに相当する中継腹位置に位置する第1の中継部と、
    を備え、
    前記第2の伝達部材は、
    第2の振動本体部と、
    前記第1の伝達部材の前記第1の中継部に当接する状態で前記第2の振動本体部に設けられ、前記第2の伝達部材が前記所定の周波数で振動する状態において前記第2の伝達部材での振動の前記腹位置及び前記節位置とは異なる中途位置に位置する第2の中継部と、
    前記第2の伝達部材の端部が位置し、前記第1の伝達部材と接触しない状態で前記第2の中継部から第1の伝達部材側に延設される非接触振動部と、
    を備える、超音波伝達ユニット。
  12. 前記第1の伝達部材は、前記超音波振動を前記第1の中継部へ第1の伝達方向へ向かって伝達し、
    前記第2の伝達部材は、処置対象を処置する一端部を有し、前記第1の中継部から前記第2の中継部を通して伝達された超音波振動を前記一端部へ前記第1の伝達方向へ向かって伝達する、
    請求項11の超音波伝達ユニット。
  13. 前記第1の伝達部材は、先端部及び基端部を有し、前記基端部から前記先端部に第1の伝達方向へ向かって超音波振動を伝達し、
    前記第2の伝達部材は、基端部と、処置対象を処置する先端部と、を有し、前記第2の中継部から前記先端部へ前記第1の伝達方向へ向かって前記超音波振動を伝達し、
    前記非接触振動部は、前記第2の中継部より基端部側に位置する、
    請求項11の超音波伝達ユニット。
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