JP5690044B2 - エネルギ識別データを自在にまとめる検出器及び、ctイメージング・システム - Google Patents

エネルギ識別データを自在にまとめる検出器及び、ctイメージング・システム Download PDF

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Description

本発明は一般的には、診断撮像に関し、さらに具体的には、低線束時には結合型ピクセル寸法及び共有型電荷共有境界を有し、検出器の一部が高線束を受けているときにはこの部分において非共有型ピクセルを有する検出器によるフォトン計数の方法及び装置に関する。
典型的には、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システムでは、X線源が患者又は手荷物のような被検体又は物体に向かってファン(扇形)形状のビームを放出する。以下では、「被検体」及び「物体」「対象」との用語は、撮像されることが可能な任意の物体を含むものとする。ビームは被検体によって減弱された後に放射線検出器のアレイに入射する。検出器アレイにおいて受光される減弱後のビーム放射の強度は典型的には、被検体によるX線ビームの減弱量に依存している。検出器アレイの各々の検出器素子が、各々の検出器素子によって受光された減弱後のビームを示す別個の電気信号を発生する。電気信号はデータ処理システムへ伝送されて解析され、解析から最終的に画像を形成する。
一般的には、X線源及び検出器アレイは、撮像平面内で被検体を中心としてガントリの周りを回転する。X線源は典型的には、焦点においてX線ビームを放出するX線管を含んでいる。X線検出器は典型的には、検出器において受光されるX線ビームをコリメートするコリメータと、コリメータに隣接して設けられておりX線を光エネルギへ変換するシンチレータと、隣接するシンチレータから光エネルギを受け取ってここから電気信号を発生するフォトダイオードとを含んでいる。
典型的には、シンチレータ・アレイの各々のシンチレータがX線を光エネルギに変換する。各々のシンチレータは隣接するフォトダイオードへ光エネルギを放出する。各々のフォトダイオードが光エネルギを検出して対応する電気信号を発生する。次いで、フォトダイオードの出力はデータ処理システムへ伝送されて画像再構成を施される。
CT撮像は、従来のシンチレータ方式のCT検出器設計によって達成された進歩があって初めて実現可能な診断撮像の手段となったことは広く認められているが、これらの検出器の欠点は、エネルギ識別データを提供し得ず、又は他の場合には所与の検出器素子若しくはピクセルによって実際に受光されたフォトン数を数え得ず及び/若しくはフォトンのエネルギを測定し得ないことである。すなわち、シンチレータによって放出される光は、入射したX線の数の関数であり、またX線のエネルギ・レベルの関数でもある。X線がピクセルに入射してここで発生される電荷が時間にわたって積分される電荷積分動作モードでは、フォトダイオードはシンチレーションからエネルギ・レベルとフォトン数との間を区別することができない。例えば、2個のシンチレータが等価な強度で発光し、このようなものとしてそれぞれのフォトダイオードに等価な光出力を与える場合があるが、各々のシンチレータによって受光されたX線の数は異なっている場合があり、またX線の各々の強度も異なっている場合がある。
近年の検出器開発は、フォトン計数及び/又はエネルギ識別のフィードバックを高い空間分解能で提供し得るエネルギ識別直接変換検出器の設計を含んでいる。この観点で、各々のX線事象についてX線計数モード、エネルギ測定モード又はこれら両方のモードで検出器を動作させることができる。これらのエネルギ識別直接変換検出器は、X線計数ばかりでなく、検出された各々のX線のエネルギ・レベルの測定値を与えることが可能である。直接変換エネルギ識別検出器の構築には多数の物質を用いることができるが、半導体が一つの好ましい物質であることが判明している。
しかしながら、直接変換型半導体検出器の欠点は、これらの形式の検出器は、従来のCTシステムで典型的に見受けられるX線フォトン線束例えば約10個毎秒毎平方ミリメートル又はこれを超える線束では計数し得ないことである。検出器と放射線撮像エネルギ源又はX線管との間に小さい被検体厚みが介在するような検出器位置では飽和が起こり得る。これらの飽和領域は、検出器の扇形の弧に投影される被検体の全幅の近傍又は外部の被検体厚みの小さい経路に対応する。多くの場合に、被検体は、X線束の減弱及び続いて生ずる検出器への入射強度に対する影響において略円形又は楕円形である。この例では、飽和領域は、扇形の弧の両端の分離した二つの領域に相当する。典型的ではないが稀でもない他の例としては、飽和は他の位置において検出器の分離した2よりも多い領域において生ずる。楕円形被検体の場合には、扇形の弧の両エッジでの飽和は、被検体とX線源との間にボウタイ・フィルタを載置することにより低減される。典型的には、フィルタは、扇形の弧にわたって全減弱すなわちフィルタ及び被検体の合計減弱を等化するような態様で被検体の形状と一致するように構築される。すると、検出器への線束入射は、扇形の弧にわたって相対的に一様となり飽和を生じなくなる。
しかしながら、問題となり得るのは、被検体人口分布が一様とは言えず、また形状が正確には楕円形でないとすると、ボウタイ・フィルタは最適でない場合があることである。これらのような場合には、分離した1若しくは複数の飽和領域が生じたり、又は反対に、X線束を過度に濾波して線束の極めて低い領域を生成したりする可能性がある。投影のX線束が低いと、最終的には被検体の再構成画像の雑音に寄与する。
CT検出器において見受けられる極めて高いX線フォトン線束すなわち約10個毎秒毎平方ミリメートルの閾値を超える線束は、パイルアップ(pile-up)及び分極を引き起こして最終的に検出器飽和を招く。すなわち、これらの検出器は典型的には、比較的低いX線束レベルの閾値において飽和する。この閾値を超えると、検出器応答が予測不能となるか、又は線量利用率が低下する。検出器飽和は撮像情報の損失を招き、X線投影及びCT画像にアーティファクトを生ずる。加えて、ヒステリシス及び他の非線形効果が、検出器飽和を超える線束レベルのみならず検出器飽和に近い線束レベルでも発生する。
「パイルアップ」とは、検出器での線源線束が非常に大きいため、2個以上のX線フォトンが、単一ピクセルにおいて各フォトンの信号が互いに干渉し合うほど時間的に十分に近接して電荷パケットを堆積させる無視し得ない可能性が存在するときに起こる現象である。パイルアップ現象は一般的には、幾分異なる効果を齎す二つの一般形式に分類することができる。第一の形式では、2以上の事象が別個の事象として認識されるのに十分な時間によって分離されるが、後から到達したX線(1又は複数)のエネルギの測定精度が低下するように信号が重畳する。この形式のパイルアップは、システムのエネルギ分解能の劣化を引き起こす。パイルアップの第二の形式では、2以上の事象が、別個の事象としてシステムが分解し得ないように時間的に十分に近接して到達する。かかる場合には、これらの事象はそれぞれのエネルギの合計を有する単一の事象として認識され、これらの事象はスペクトルの高エネルギ側に移行する。加えて、パイルアップは高X線束では程度の差はあれ顕著な計数の低下を招き、検出器量子効率(DQE)の損失を齎す。
直接変換検出器はまた、「分極」と呼ばれる現象を受け易く、この現象では、物質内部の電荷捕獲が内部電場を変化させ、検出器計数及びエネルギ応答を予測不可能な方法で変化させてヒステリシスを招き、応答が以前の照射履歴によって変化する。
X線スペクトロスコピィに用いられる二つの可能な直接変換物質であるテルル化カドミウム亜鉛(CZT)又はテルル化カドミウム(CdTe)については、約1.0mmのピクセル寸法及び約3.0mm〜5.0mmの厚みについて10個毎秒毎平方ミリメートルのX線束飽和限度が一般的に見出されている。この限度はCZTの電荷収集時間に直接関係する。用いるピクセルが小さいほど高い線束が可能となる。各々のピクセルは、電荷収集時間によって設定される寸法独立の計数率限度を有している。これにより、飽和線束は計数率限度をピクセルの面積で除算したものによって設定される。従って、ピクセル寸法が小さくなると飽和線束が増大する。また、ピクセルが小さくなるほど高い空間分解能の情報が入手可能となり、高分解能の画像を生じ得るので望ましい。しかしながら、小さいピクセル寸法は経費の上昇を招き、読み出し電子回路に接続する必要のある単位面積当たりのチャネル数が増える。
加えて、ピクセル又は検出器素子が小さくなるほど外周対面積比が大きくなり、クロストークの増大を招く。外周は、電荷が2以上のピクセルの間で共有されるような領域であり、従ってクロストークを生ずる。読み出し電子回路は典型的には、隣り合ったピクセルでの同時の信号を結合するように構成されている訳ではないので、この電荷の共有は不完全なエネルギ情報及び/又はX線フォトンの誤計数を生ずる。隣り合ったチャネルでのフォトン到達事象の同時発生を感知して、かかる場合には1個のみを記録するようにシステムを構成することができるが、かかるシステムは、隣り合ったピクセルに生ずる2以上の実際の個数の偶然の一致の影響を蒙り、高計数率でのDQEの損失を招く。
検出器飽和は、画像を再構成するのに用いられるフォトンの数を制限して画像アーティファクトを招くことにより画質に影響を及ぼし得る。画像を活用するためには、最低限の画質(従って最小限の線束)が必要とされる。この観点で、検出器の一つの区域において十分な線束が受光されるようにシステムの構成を設定すると、検出器の他の区域は相対的に高い線束を受光し、可能性としてはこの区域において検出器を飽和させるほど十分に高い線束を受光する。これら他の区域での相対的に高い線束は画質に必ずしも必要でなく、検出器飽和によるデータの損失に対しては、画像アーティファクトを低減するために補正アルゴリズムを介して対策を講じる必要があり得る。CT撮像では、再構成は欠落データ又は破損データに対して許容性がない。例えば、画質を目的として検出器の中心が最小限の線束で照射され、且つ照射対象がコンパクトである場合には、対象の影の周縁部及び周縁部を超えた箇所の検出器セルが、これら投影方向の対象厚みが薄いため飽和し得る。これらの無補正の飽和値を有するデータ集合の再構成は、重大なアーティファクトを引き起こす。
検出器の任意の部分の飽和に対処するために多くの撮像手法が開発されている。これらの手法としては、例えば低管電流、又はビュー毎に変調された電流を用いることによる検出器アレイの全幅にわたる低X線束の保持等がある。しかしながら、この解決策は走査時間の増大を招く。すなわち、画像の取得時間が、画質要件を満たす数のX線を取得するのに必要とされる公称線束に比例して長引くという不利がある。
さらに、フォトン計数システムの線束能力を、ピクセル素子の面積を小さくすることにより高めることができる。しかしながら、ピクセルの線束能力をCT撮像時に必要とされるレベルまで高めるためには、ピクセル面積を一定の寸法まで縮小しなければならず、このような寸法では、ピクセルの全個数、延いては相互接続及びDASチャネルの数が極端に大きくなり、解決策として非実際的となる。
従って、低線束時にはCT検出器において大きいピクセル寸法及び減少した数の電荷共有境界を有し、CT検出器の一部が高線束を受けているときにはこの部分において小さい非飽和ピクセル寸法を有するように方法及び装置を設計することが望ましい。
本発明は、以上に述べた欠点を克服する方法及び装置に関する。検出器が、低線束時にはCT検出器において大きいピクセル寸及び減少した数の電荷共有境界を有し、CT検出器の一部が高線束を受けているときにはこの部分において小さい非飽和ピクセル寸法を有するように構成される。
従って、本発明の一観点によれば、CT検出器が、X線の受光時に電荷を発生するように構成されている直接変換物質と、直接変換物質において発生された電荷を収集するように構成されている複数の金属化アノードと、少なくとも1個の読み出し装置と、複数の金属化アノードから少なくとも1個の読み出し装置へ電荷を送るように構成されている複数の電気経路を有する再分配層とを含んでいる。複数のスイッチが、複数の金属化アノードと少なくとも1個の読み出し装置との間の複数の電気経路に結合されており、複数のスイッチの各々が、複数の金属化アノードの1個に電気的に結合された入力線と、少なくとも1個の読み出し装置に電気的に結合された第一の出力ノードと、複数のスイッチの少なくとも1個の他のスイッチに電気的に結合された第二の出力ノードとを含んでいる。
本発明のもう一つの観点によれば、CT検出器を製造する方法が、直接変換物質を提供するステップと、直接変換物質に複数の金属化アノードを付着させるステップと、第一のスイッチの入力を複数の金属化アノードの第一のアノードに電気的に結合するステップと、第一のスイッチの第一の出力を複数の金属化アノードの第二のアノード及び読み出し装置の第一の読み出しチャネルに電気的に結合するステップとを含んでいる。
本発明のさらにもう一つの観点は、走査対象を収容する開口を有する回転ガントリを有するCTシステムを含んでいる。CTシステムは、高周波電磁エネルギ・ビームを対象に向かって投射するように構成されている高周波電磁エネルギ投射源と、対象を透過するX線を受け取るように配置されている検出器とを含んでいる。検出器は、間に間隙を有する1対の電荷収集器と、これら1対の電荷収集器に電気的に結合されている直接変換物質と、スイッチに結合された第一の入力チャネルを有する読み出し装置とを含んでおり、スイッチの第一の出力は、読み出し装置の一つの入力チャネルを1対の電荷収集器に電気的に接続するように構成されている。
本発明の他の様々な特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び図面から明らかとなろう。
図面は、本発明を実施するために現状で思量される好ましい一実施形態を示す。
64スライス型計算機式断層写真法(CT)システムに関連して本発明の動作環境を説明する。但し、当業者は、本発明が他のマルチスライス型構成での利用にも同等に適用可能であることを認められよう。さらに、本発明をX線の検出及び変換に関して説明する。但し、当業者は、本発明が他の高周波電磁エネルギの検出及び変換にも同等に適用可能であることをさらに認められよう。本発明を「第三世代」CTスキャナに関して説明するが、本発明は他のCTシステムでも同等に適用可能である。
図1を参照すると、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム10が、「第三世代」CTスキャナに典型的なガントリ12を含むものとして示されている。ガントリ12はX線源14を有しており、X線源14は、ガントリ12の反対側に設けられている検出器アセンブリ又はコリメータ18に向かってX線のビーム16を投射する。図2を参照すると、検出器アセンブリ18が、複数の検出器20及びデータ取得システム(DAS)32によって形成されている。複数の検出器20は、患者22を透過する投射X線を感知し、DAS32は後続の処理のためにデータをディジタル信号に変換する。各々の検出器20は、入射X線ビームの強度を表わし従って患者22を透過する際に減弱したビームを表わすアナログ電気信号を発生する。X線投影データを取得するための1回の走査の間に、ガントリ12及びガントリ12に装着されている構成部品は回転中心24の周りを回転する。
ガントリ12の回転及びX線源14の動作は、CTシステム10の制御機構26によって制御される。制御機構26は、X線制御器28とガントリ・モータ制御器30とを含んでおり、X線制御器28はX線源14に電力信号及びタイミング信号を供給し、ガントリ・モータ制御器30はガントリ12の回転速度及び位置を制御する。画像再構成器34が、サンプリングされてディジタル化されたX線データをDAS32から受け取って高速再構成を実行する。再構成された画像はコンピュータ36への入力として印加され、コンピュータ36は大容量記憶装置38に画像を記憶させる。
コンピュータ36はまた、キーボード、マウス、音声作動式コントローラ、又は他の任意の適当な入力装置のような何らかの形態の操作者インタフェイスを有するコンソール40を介して操作者から指令及び走査用パラメータを受け取る。付設されている表示器42によって、操作者は、再構成された画像及びコンピュータ36からのその他のデータを観測することができる。操作者が供給した指令及びパラメータはコンピュータ36によって用いられて、DAS32、X線制御器28及びガントリ・モータ制御器30に制御信号及び情報を供給する。加えて、コンピュータ36は、電動テーブル46を制御するテーブル・モータ制御器44を動作させて、患者22及びガントリ12を配置する。具体的には、テーブル46は、図1のガントリ開口48を通して患者22を全体的に又は部分的に移動させる。
図3に示すように、検出器アセンブリ18は、コリメート用ブレード又はプレート19を間に配置して有するレール17を含んでいる。プレート19は、X線ビームが例えば検出器アセンブリ18に配置された図4の検出器20に入射する前にX線16をコリメートするように配置されている。一実施形態では、検出器アセンブリ18は57個の検出器20を含んでおり、各々の検出器20が64×16個のピクセル素子50のアレイ寸法を有している。結果として、検出器アセンブリ18は64列の横列及び912列の縦列(16x57個の検出器)を有し、ガントリ12の各回の回転で64枚の同時スライスのデータを収集することを可能にしている。
図4を参照すると、検出器20はDAS32を含んでおり、各々の検出器20は、パック51として構成されている多数の検出器素子50を含んでいる。検出器20は、パック51の内部で検出器素子50に対して配置されたピン52を含んでいる。パック51は、複数のダイオード59を有する背面照射型ダイオード・アレイ53の上に配置されている。次に、背面照射型ダイオード・アレイ53は多層基材54の上に配置されている。スペーサ55が多層基材54の上に配置されている。検出器素子50は背面照射型ダイオード・アレイ53に光学的に結合され、次に背面照射型ダイオード・アレイ53は多層基材54に電気的に結合されている。軟質(フレックス)回路56が、多層基材54の面57及びDAS32に取り付けられている。検出器20は、ピン52の利用によって検出器アセンブリ18の内部に配置される。
一実施形態の動作時には、検出器素子50の内部に入射するX線がフォトンを発生し、フォトンはパック51を横断して、これによりアナログ信号を発生し、この信号が背面照射型ダイオード・アレイ53の内部のダイオードにおいて検出される。発生されるアナログ信号は、多層基材54を通り、軟質回路56を通ってDAS32まで運ばれ、ここでアナログ信号がディジタル信号に変換される。
前述のように、各々の検出器20は、放射線撮像エネルギをエネルギ識別データ又はフォトン計数データを含む電気信号へ直接変換するように設計されることができる。各々の検出器20は、CZT、CdTe又は他の直接変換物質から製造される半導体層を含んでいる。各々の検出器20はまた、半導体層に取り付けられた複数の金属化アノードを含んでいる。
検出器20は、複数の画素型アノードを取り付けた半導体層を含み得る。この検出器は、X線フォトン計数ばかりでなくエネルギ測定又はエネルギ標識をサポートする。結果として、本発明は、解剖学的詳細及び組織特徴評価情報の両方の取得をサポートする。この観点で、エネルギ識別情報又はデータを用いてビーム・ハードニング等の影響を低減することができる。さらに、これらの検出器は組織識別データの取得をサポートし、従って疾病又は他の病理を示す診断情報を提供する。また、この検出器を用いて、最適エネルギ加重の利用によって造影剤及び他の特殊物質のような被検体の体内に注入され得る物質を検出し、測定して特徴評価し、ヨード及びカルシウム(並びに他の高原子番号物質)のコントラストを高めることができる。造影剤は、例えばさらに十分な視覚化のために血流に注入されるヨードを含み得る。
エネルギ識別検出器のピクセル化された領域を結合してピクセルのパターンを形成し、これらのパターンを、検出器アレイでの飽和閾値及びクロストークの両方に影響を与えるように選択することができる。明確に述べると、低線束を受けている時間及び検出器アレイの区画については、スイッチング素子を用いることによりピクセルを結合して大きな実効面積にするようにスイッチを選択的に動作させることができる。同様に、検出器アレイの各部分の内部で結合されるピクセルの数を減少させ、検出器アレイの各部分の内部のかかるピクセルの高線束動作を可能とすることができる。さらに、検出器アレイ内のピクセルを、大きなピクセル・アレイの内部に又は隣接して配置される単一のピクセルを含むように構成し、高線束能力のアレイの部分と電荷共有量の小さいアレイの部分とを有する結合動作を可能とすることができる。このように、アレイ全体を読み出すのに必要とされるDASチャネルの総数をさらに最適化して最小限に留めつつ飽和閾値とクロストークとの兼ね合いを図ることにより検出器動作を最適化するために、検出器のピクセル構成を選択することができる。
図5には、本発明の一実施形態によるCZT又は直接変換検出器20の一部の断面図が示されている。検出器20は、多数の検出器素子、アノード又は接点62を画定する多数の電子的にピクセル化された構造又はピクセルを有する半導体層60によって画定される。この電子的なピクセル化は、電気的接点62の2Dアレイ64を直接変換物質65の層60に付着させることにより達成される。
検出器20は、直接変換物質65に付着した隣接した高電圧電極66を含んでいる。高電圧電極66は電源(図示されていない)に接続され、X線検出過程の間に半導体層60に電力を供給するように設計されている。当業者は、X線吸収特性を低減するように高電圧層66を比較的薄くすべきであり、一好適実施形態では、厚みが数百オングストロームであることを認められよう。一好適実施形態では、高電圧電極66を、金属化工程によって直接変換物質65に付着させることができる。直接変換物質65に入射したX線フォトンが物質の内部に電荷を発生し、この電荷を電気的接点62の1又は複数において収集して、図2のDAS32に読み出すことができる。収集された電荷の振幅は、電荷を生成したフォトン(1又は複数)のエネルギを示す。
ピクセルを結合して、読み出し線の適当な切り替えによって、結合されたピクセルの面積と間の空間の面積との和に等しい総面積を有する大面積の検出器を得ることができる。代替的には、読み出し線の適当な切り替えによって、各々のピクセルを個別に読み出すこともできる。本発明の一実施形態では、ピクセル又はピクセル群の任意の組み合わせを任意の個別のピクセル読み出しと共に思量している。図6及び図7を参照すると、ピクセルp1〜p4が、図5の電気的接点62のような電気的接点のパターン78を表わしている。図示のように、各々のピクセルp1〜p4にはそれぞれの読み出し線80、82、84、86が取り付けられている。読み出し線82、84及び86は、それぞれのスイッチ90、92及び94と電気的に接触している。スイッチ90〜94は各々、電界効果トランジスタ(FET)及び双極型接合トランジスタ(BJT)等のような1又は複数の半導体スイッチング素子を含み得るものと思量される。
図示のように、スイッチ90は第一のノード100又は第二のノード106のいずれかに配置され、スイッチ92は第一のノード102又は第二のノード108のいずれかに配置され、スイッチ94は第一のノード104又は第二のノード110のいずれかに配置され得る。さらに、ノード104は読み出し線120と電気的に接触し、ノード102は読み出し線124と電気的に接触し、ノード100は読み出し線122と電気的に接触し、ノード106及び108は読み出し線126と電気的に接触している。
図6は、ピクセルp1〜p4のパターン78において発生された電荷が各々、単一電荷又は個別電荷としてDAS32に読み出される本発明の一実施形態を示している。従って、スイッチ90、92及び94は、ピクセルp1〜p4において発生された電荷が個別の読み出し線120、122、124及び126へ導かれるように配置されている。明確に述べると、スイッチ90はノード100に配置され、スイッチ92はノード102に配置され、スイッチ94はノード104に配置されている。このようなものとして、電荷がピクセルp1の内部で発生されると、発生された電荷は読み出し線80及び読み出し線126へ導かれて、電荷C1としてDAS32へ出力される。電荷がピクセルp2の内部で発生されると、発生された電荷は読み出し線82へ導かれ、スイッチ90を通ってノード100及び読み出し線122へ導かれて、電荷C2としてDAS32へ出力される。同様に、電荷がピクセルp3の内部で発生されると、発生された電荷は読み出し線84へ導かれ、スイッチ92を通ってノード102及び読み出し線124へ導かれて、電荷C3としてDAS32へ出力される。さらに、電荷がピクセルp4の内部で発生されると、発生された電荷は読み出し線86へ導かれ、スイッチ94を通ってノード104及び読み出し線126へ導かれて、電荷C4としてDAS32へ出力される。
図7は、ピクセルp1〜p4において発生された電荷が結合されて、ピクセルp1〜p4において収集された単一の電荷として図2のDAS32に読み出され、これによりピクセルp1〜p4の全面積を含みピクセルの間に電荷共有領域を有しない単一の大きなピクセル面積を形成した本発明の一実施形態を示す。この実施形態では、スイッチ90、92及び94は、ピクセルp1〜p4において発生された電荷が単一の電荷に結合されて電線120を通して読み出されるように配置されている。明確に述べると、スイッチ90はノード106に配置され、スイッチ92はノード108に配置され、スイッチ94はノード110に配置される。このようなものとして、電荷がピクセルp1の内部で発生されると、発生された電荷は読み出し線80及び読み出し線120へ導かれて、DAS32へ出力される。電荷がピクセルp2の内部で発生されると、発生された電荷は読み出し線82へ導かれ、スイッチ90を通ってノード106及び読み出し線120へ導かれる。同様に、電荷がピクセルp3の内部で発生されると、発生された電荷は読み出し線84へ導かれ、スイッチ92を通ってノード108及び読み出し線120へ導かれる。さらに、電荷がピクセルp4の内部で発生されると、発生された電荷は読み出し線86へ導かれ、スイッチ94を通ってノード110及び読み出し線84へ導かれ、スイッチ92を通ってノード108及び読み出し線120へ導かれる。このようなものとして、ピクセルp1〜p4において発生された電荷は加算されて単一収集電荷C1を形成し、この電荷が電線120を通してDAS32へ出力される。
このように、ピクセルは電荷収集時間によって設定される寸法独立の計数率限度を有するため、これにより飽和線束は計数率限度をピクセルの面積で除算したものによって設定される。従って、飽和線束は、図6に示すようなスイッチの構成においては増大する。しかしながら、図6の小さいピクセルは図7の構成よりも高い分解能を有するが、図6のピクセルは図7の構成よりも大きい外周対面積比を示し、多くのクロストークを生じ得る。従って、スイッチ90〜94を適当に選択して、分解能、飽和線束及びクロストークを最適化することができる。
従って、図6及び図7は、第一の飽和閾値が図6に示すようなパターン78のピクセルp1〜p4において示され、第一の飽和閾値よりも低い第二の飽和閾値が図7に示すようなパターン78のピクセルp1〜p4において示されている本発明の実施形態を示す。このようなものとして、図6に示すようなピクセルp1〜p4の読み出しパターンは各々、図7に示すような読み出しパターン及び実効的には相対的に大きい単一ピクセルよりも各々のピクセルの全体面積が少ないため、高められた飽和能力を有する。
図6及び図7に示すスイッチ90〜94の位置は、クロストークの異なる影響も生ずる。再び図6を参照すると、電荷共有領域130、132、134及び136が、隣り合ったピクセルp1〜p4の間に生じている。さらに明確に述べると、電荷共有領域130がピクセルp1とピクセルp4との間に生じ、電荷共有領域132がピクセルp2とピクセルp3との間に生じ、電荷共有領域134がピクセルp1とピクセルp2との間に生じ、電荷共有領域136がピクセルp3とピクセルp4との間に生じている。このようなものとして、電荷がピクセル・パターン78の内部で電荷共有領域130〜136の一つの内部又は近傍に発生されると、電荷共有領域130〜136において発生された電荷に隣接する隣り合ったピクセルの対(それぞれp1及びp4、p2及びp3、p1及びp2、並びにp3及びp4)は各々、発生された電荷の一部を部分的に収集し得る。
対照的に、図7に示す実施形態ではピクセルp1〜p4の出力が結合されるため、図6の電荷共有領域130〜136においてピクセルp1〜p4の間で共有される電荷は画質にさらに大きい影響を及ぼす。ピクセルp1〜p4のピクセル間クロストークは、ピクセルp1〜p4が実効的には単一のピクセルに結合されているため、単一の電荷として読み出される。このように、いずれのピクセル・アノードp1〜p4が電荷を収集したかに関わらず、図6の電荷共有領域130〜136において発生された電荷は単一の電荷として収集され読み出される。
当業者は、ピクセルの数が必ずしも図6及び図7に示すような2×2構成でなくてもよく、本発明の実施形態はまた、より大きい又はより小さいピクセルのアレイにも適用されることを認められよう。当業者はまた、ピクセル・アレイが上で議論したもの以外の他の異なるピクセル面積又はピクセル群を形成するように構成され得ることを認められよう。
図8には、本発明の一実施形態による3×3のピクセルのアレイ200が示されている。アレイ200は、アレイ200の角201の近くに配置された第一のピクセル202を含んでいる。アレイ200の残りの位置に配置された複数のピクセル204は結合されて大きい単一ピクセル208を形成している。ピクセルのアレイ200は、図1及び図2の検出器アレイ18のような検出器アレイの内部に配置されていてよく、また図6及び図7に示す実施形態に従って切り替えられ得る。
図6及び図7に示すような方式でピクセルのアレイ200を適当に切り替えることにより、ピクセル202及びピクセル208を別個に読み出し、これにより各ピクセル204からピクセル202を電気的に分離することができる。ピクセル202の内部で発生された電荷は電線210を通してDAS32へ伝送される。同様に、ピクセル208において発生された電荷は電線212を通して別個にDAS32へ伝送される。このようなものとして、ピクセル202は、大きい単一ピクセル208の飽和線束閾値よりも高い飽和線束閾値を有する。しかしながら、各ピクセル204は大きい単一ピクセル208として結合されているため、結合された大きいピクセル208はピクセル202のような単一のピクセルよりも小さい外周対面積比を有する。従って、ピクセル202は、ピクセル208よりも多量のクロストークを有し得る。
図9には、本発明の一実施形態による3×3のピクセルのアレイ220が示されている。アレイ220は、ピクセルのアレイ220の中央に配置された第一のピクセル222と、アレイ220の残りの位置に配置され、結合されて大きい単一ピクセル228を形成している複数のピクセル224とを含んでいる。ピクセルのアレイ220は、図1及び図2の検出器アレイ18のような検出器アレイの内部に配置され得る。
図6及び図7に示すような方式でピクセルのアレイ220を適当に切り替えることにより、ピクセル222の内部で発生された電荷は電線230を通してDAS32へ別個に伝送され得る。同様に、ピクセル228において発生された電荷は電線230を通してDAS32へ別個に伝送され得る。このようなものとして、第一のピクセル222は、大きい単一ピクセル228の飽和線束閾値よりも高い飽和線束閾値を有し得る。しかしながら、各ピクセル224は大きい単一ピクセル228として結合されているため、結合されたピクセル224は第一のピクセル222よりも小さい外周対面積比を有する。従って、第一のピクセル222は、ピクセル228よりも多量のクロストークを有し得る。
当業者は、結合されるピクセル及び結合可能なピクセルの数は図8及び図9に示すようなピクセルの構成に限定されないことを認められよう。寧ろ、当業者は、一定数のピクセルを結合して、少なくとも検出器素子の飽和量とクロストーク量との間の兼ね合いを最適化し得ることを認められよう。従って、図1及び図2の検出器18のような検出器のピクセルのアレイを、データが高線束条件及び低線束条件の両極端及びこれら両極端の間においてアレイ全体にわたって取得され得るように構成することができる。
さらに、ピクセルの構成の組み合わせは、検査プロトコル及び患者の寸法等に応じて飽和及びクロストークを特定の条件について最適化し、このようにしてシステムの全体的な線束能力を高めるように動的であってよい。低線束量では、ピクセル素子を結合して大きい単一ピクセルを実効的に形成し、単一のDASチャネルにまとめる(ビニングする:binning)ことができる。線束が次第に高くなるほど、チャネル出力に寄与する結合された素子の数を減少させる。最も高い線束設定では、1個のピクセル素子を各々のDASチャネルに接続する。このように、まとめるレベルは検出器の全体的な最適化DQEに基づく。さらに、線束率は動作中に変化するので、空間的過多サンプリングを行なって取得されたビューの間での検出器の空間分解能を高めるために、ピクセルのまとめ構成を動的に交番させる又は調節することが可能である。
加えて、当業者は、ピクセルの各群をディザ(dither)するすなわちインタリーブして、異なるDAS ICに導き得ることを認められよう。このようなものとして、図8に示す例として、線210及び212を異なるDAS IC(第二のDAS IC211を破線で示す)へ導き、欠損ICの場合のデータの隣接ブロックの損失を最小限に留めることができる。ピクセルの別個のグループが必ずしも同じDASの内部の入力チャネルへ導かれなくてもよい。この方式で、ICが製品寿命の間に故障した場合にも、読み出しチャネルがインタリーブされれば大きなブロックのデータの損失を最小限に留めるようにパターンを選択することができる。換言すると、図8に示すように、第一のDAS209にチャネル210を読み込ませ、第二のDAS211にチャネル212を読み込ませると、DAS209及び211の一方が故障した場合にも他方が検出器の所与の領域からデータを収集するのに依然利用可能となり得る。幾分かのデータは失われ得るが、全体の損失は、この所与の領域において幾分かのデータを少なくとも得ることにより、分解能の損失が生じたとしても緩和され得る。当業者は、ICが、データの大きなブロックの損失を最小限に留め、このようにして装置の1又は複数のICが故障した場合にもデータの読み出しを可能にして最適化するようなパターンとしてディザされたチャネルを有し得ることを認められよう。
図10には、FETスイッチ300が、本発明の一実施形態による図6及び図7のスイッチ90〜94のようなスイッチに組み込まれ得る半導体結晶製の内挿基板(インターポーザー:interposer)として示されている。図示のように、FETスイッチは内挿基板構造に組み込まれており、内挿基板の材料自体の上面、底面又は内部に配置され得る。半導体結晶は、シリコン及びGaAs等のような半導体物質から形成され得る。シリコンから形成された半導体結晶は、精密リソグラフィを用いる能力及び内部に集積FETスイッチを形成する能力を含んでいる。
さらに図10を参照すると、FETスイッチ300は、シリコンの表面304に配置された堆積絶縁層302を含んでいる。ゲート制御306が絶縁層302の内部に配置され、接点材料308を介してFETスイッチ300に接続される。第一の伝導性物質310がシリコン304の上に配置され、伝導性経路すなわちバイア312が第一の伝導性物質310をシリコン304を通して第二の伝導性物質314に電気的に接続している。第二の伝導性物質314もまたシリコン304の上に、第一の伝導性物質310が配置されている表面と反対側の表面に配置されている。パッドすなわち接点316が、第二の伝導性物質314の上に電気的に接触して配置されている。このようなものとして、パッド316は、例えば図5に示すアノード62のようなアノードに対する接点となる。従って、FET300は、当該FET300が開又は閉となるようにゲート制御310の利用を介して動作させられ、このようにしてFET300を本発明の実施形態によるスイッチとして動作させることができる。
図11〜図13は、図4の検出器モジュール20のような検出器モジュール400の代替的な実施形態の端面図を示す。検出器モジュール400は、多数の電子的にピクセル化された構造又はアノード404を有する直接変換層402を含んでおり、これらの構造又はアノード404は、多数の検出器素子、アノード又は接点を画定するように2Dアレイ408として構成されている。図11〜図13に示す実施形態は、アノード404の層とDAS32のASICとの間に配置される少なくとも1層の内挿基板又は再分配層を含んでいる。また、図示の実施形態は、前述のように一定数のピクセルを相対的に大きい実効ピクセル面積に結合するためのスイッチを含んでいる。
図11は、本発明の一実施形態による検出器モジュール400の一部の端面図を示す。この実施形態では、直接変換物質402に高電圧電極406が装着されている。直接変換物質402にはまた、隆起接着(bump bond)410を介して内挿基板412に電気的に接続されているアノード404の2Dアレイ408が装着されており、内挿基板には、アノード404の一致パターン408として構成されているパッドのパターン414が配置されている。隆起接着410の付着工程は、限定しないが低温はんだ、伝導性エポキシ樹脂、異方伝導性フレックス及び他の手段を含み得る。内挿基板412は、Si又はGaAsのような半導体結晶から構築されてもよいし、FETのような能動素子を別個に装着させた成層型複合構造として構築されてもよい。図11の実施形態に示すように、内挿基板412は上で図10に述べた態様に従って構築され、電気信号を軟質回路415に渡す図6及び図7に示すスイッチ90〜94のようなスイッチング素子を内部に形成して有している。
内挿基板412は、接着パッド418のアレイ416を有し、パッド418の一致アレイ416を有する軟質回路415に電気的に接続されている。一実施形態では、内挿基板412の接着パッド418は、限定しないが低温はんだ、伝導性エポキシ樹脂、異方伝導性フレックス及び他の手段を含み得る隆起接着420を介して軟質回路415に接続される。軟質回路415は、限定しないがアルミナ、窒化アルミニウム及び酸化ベリリウムを含み得る基材422に装着されている。アルミニウム炭化ケイ素(AlSiC)及び金属母材複合材料のような他の非セラミック物質を用いてもよい。軟質回路415にはDAS読み出し装置すなわち集積回路424が装着されており、この実施形態では、軟質回路415が、信号を内挿基板412から集積回路424へ分配する再分配層となっている。
図12は、本発明のもう一つの実施形態による検出器444の一部の端面図を示す。この実施形態では、直接変換物質402に高電圧電極406が装着されている。直接変換物質402にはまた、隆起接着410を介して内挿基板450に電気的に接続されているアノード404の2Dアレイ408が装着されており、内挿基板450には、アノード404の一致パターン408として構成されているパッドのパターン408が配置されている。内挿基板450は、Si又はGaAsのような半導体結晶から構築されてもよいし、能動素子を有する成層型複合構造として構築されてもよい。図12の実施形態に示すように、図6及び図7に示すスイッチ90〜94のようなスイッチを含むスイッチング素子452が内挿基板450に装着されている。参照番号452に示すスイッチング素子は、内挿基板450の内部の任意の位置の小さい面積において内挿基板450の上に位置し得る。隆起接着410の付着工程は、限定しないが低温はんだ、伝導性エポキシ樹脂、異方伝導性フレックス及び他の手段を含み得る。内挿基板450にはDAS集積回路424が装着されており、この実施形態では、内挿基板450が、信号を当該内挿基板450からDAS集積回路424へ分配する再分配層となっている。
一実施形態では、スイッチング素子452が直接変換物質402の内部に配置されて、ここにDAS集積回路424が取り付けられる。この実施形態では電気信号は直接変換物質402の内部でDAS集積回路424へ送られ、再分配層及びスイッチは直接変換物質のアノード側の表面に形成されて、このようにして内挿基板450を直接変換物質402と一体化して単一のモノリシックな全体構造を形成する。
図13は、本発明のもう一つの実施形態による検出器460の一部の端面図を示す。この実施形態では、直接変換物質402に高電圧電極406が装着されている。直接変換物質402にはまた、隆起接着410を介して内挿基板462に電気的に接続されているアノード404の2Dアレイ408が装着されており、内挿基板には、アノード404の一致パターン408として構成されているパッドのパターン408が配置されている。内挿基板462は、Si又はGaAsのような半導体結晶から構築されてもよいし、能動素子を有する成層型複合構造として構築されてもよい。隆起接着410の付着工程は、限定しないが低温はんだ、伝導性エポキシ樹脂、異方伝導性フレックス及び他の手段を含み得る。
内挿基板462はまた、接着パッド464のアレイを有し、パッドの一致アレイ468を有する軟質回路466に電気的に接続されている。一実施形態では、内挿基板462の接着パッド464は、限定しないが低温はんだ、伝導性エポキシ樹脂、異方伝導性フレックス及び他の手段を含み得る隆起接着470を介して軟質回路466のパッドのアレイ468に接続される。軟質回路466は、限定しないがアルミナ、窒化アルミニウム及び酸化ベリリウムのようなセラミックを含んでいてもよいしAlSiC及び金属母材複合材料のような他の非セラミック物質であってもよい基材472に装着されている。軟質回路466は、電気信号を内挿基板462からDAS集積回路424へ渡す図6及び図7に示すスイッチ90〜94のようなスイッチを含むスイッチング素子474を装着されて構築されることができ、信号を内挿基板462からDAS集積回路424へ分配する再分配層となっている。スイッチング素子474を内挿基板462の上や内部にではなく軟質回路466の上に配置することにより、内挿基板462がFR4又はプリント配線基板のような受動型多層セラミック材料又は有機材料として製造され得ることは当業界で広く理解されている通りである。
図14には、小荷物/手荷物検査システム510が、内部に開口514を有する回転ガントリ512を含んでおり、この開口514を通して小荷物又は手荷物を渡すことができる。回転ガントリ512は、高周波電磁エネルギ源516と、図4又は図5に示すものと同様のセルで構成された検出器アレイを有する検出器アセンブリ518とを収容している。また、コンベヤ・システム520が設けられており、コンベヤ・システム520は、構造524によって支持されており走査のために小荷物又は手荷物526を自動的に且つ連続的に開口514に通すコンベヤ・ベルト522を含んでいる。対象526をコンベヤ・ベルト522によって開口514に送り込み、次いで撮像データを取得し、コンベヤ・ベルト522によって開口514から小荷物526を除去することを、制御された連続的な態様で行なう。結果として、郵便物検査官、手荷物積み降ろし員及び他の保安人員が、爆発物、刃物、銃及び密輸品等について小荷物526の内容を非侵襲的に検査することができる。
従って、本発明の一実施形態によれば、CT検出器が、X線の受光時に電荷を発生するように構成されている直接変換物質と、直接変換物質において発生された電荷を収集するように構成されている複数の金属化アノードと、少なくとも1個の読み出し装置と、複数の金属化アノードから少なくとも1個の読み出し装置へ電荷を送るように構成されている複数の電気経路を有する再分配層とを含んでいる。複数のスイッチが、複数の金属化アノードと少なくとも1個の読み出し装置との間の複数の電気経路に結合されており、複数のスイッチの各々が、複数の金属化アノードの1個に電気的に結合された入力線と、少なくとも1個の読み出し装置に電気的に結合された第一の出力ノードと、複数のスイッチの少なくとも1個の他のスイッチに電気的に結合された第二の出力ノードとを含んでいる。
本発明のもう一つの実施形態によれば、CT検出器を製造する方法が、直接変換物質を提供するステップと、直接変換物質に複数の金属化アノードを付着させるステップと、第一のスイッチの入力を複数の金属化アノードの第一のアノードに電気的に結合するステップと、第一のスイッチの第一の出力を複数の金属化アノードの第二のアノード及び読み出し装置の第一の読み出しチャネルに電気的に結合するステップとを含んでいる。
本発明のさらにもう一つの実施形態は、走査対象を収容する開口を有する回転ガントリを有するCTシステムを含んでいる。CTシステムは、高周波電磁エネルギ・ビームを対象に向かって投射するように構成されている高周波電磁エネルギ投射源と、対象を透過するX線を受光するように配置されている検出器とを含んでいる。検出器は、間に間隙を有する1対の電荷収集器と、これら1対の電荷収集器に電気的に結合されている直接変換物質と、スイッチに結合された第一の入力チャネルを有する読み出し装置とを含んでおり、スイッチの第一の出力は、読み出し装置の一つの入力チャネルを1対の電荷収集器に電気的に接続するように構成されている。
本発明は好適実施形態について説明されており、明示的に述べたもの以外の均等構成、代替構成及び改変が可能であり特許請求の範囲に属することを認められよう。また、図面の符号に対応する特許請求の範囲中の符号は、単に本願発明の理解をより容易にするために用いられているものであり、本願発明の範囲を狭める意図で用いられたものではない。そして、本願の特許請求の範囲に記載した事項は、明細書に組み込まれ、明細書の記載事項の一部となる。
CTイメージング・システムの見取り図である。 図1に示すシステムのブロック模式図である。 CTシステム検出器アレイの一実施形態の遠近図である。 検出器の一実施形態の遠近図である。 直接変換検出器の一部の断面図である。 本発明の一実施形態に従ってピクセル毎に別個の電荷を出力するように切り替えられた4個のサブピクセルを示す図である。 本発明の一実施形態に従って単一の電荷を出力するように切り替えられた4個のサブピクセルを示す図である。 本発明の一実施形態に従って一つの読み出し領域として結合された数個のサブピクセル及び第二の読み出し領域の別個のサブピクセルを示す図である。 本発明の一実施形態に従って一つの読み出し領域として結合された数個のサブピクセル及び第二の読み出し領域の別個のサブピクセルを示す図である。 本発明の一実施形態によるシリコン内挿基板のFETスイッチを示す図である。 本発明の一実施形態による検出器モジュールの端面図である。 本発明の一実施形態による検出器モジュールの端面図である。 本発明の一実施形態による検出器モジュールの端面図である。 非侵襲的小荷物検査システムと共に用いられるCTシステムの見取り図である。
符号の説明
10 計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム
12 ガントリ
14 X線源
16 X線のビーム
17 レール
18 検出器アセンブリ又はコリメータ
19 コリメート用ブレード又はプレート
20 複数の検出器
22 患者
24 回転中心
26 制御機構
28 X線制御器
30 ガントリ・モータ制御器
32 取得システム(DAS)
34 画像再構成器
36 コンピュータ
38 大容量記憶装置
40 コンソールを介した操作者
42 付設されている表示器
44 テーブル・モータ制御器
46 電動テーブル
48 ガントリ開口
50 ピクセル素子
51 パック
52 ピン
53 背面照射型ダイオード・アレイ
54 多層基材
55 スペーサ
56 軟質回路
57 面
59 複数のダイオード
60 半導体層
62 アノード又は接点
64 2Dアレイ
65 直接変換物質
66 隣接した高電圧電極
78 パターン
80、82、84、86 読み出し線
90、92、94 スイッチ
100、102、104 第一のノード
106、108、110 第二のノード
120、122、124、126 読み出し線
130、132、134、136 電荷共有領域
200 ピクセルのアレイ
201 角
202 第一のピクセル
204 複数のピクセル
208 大きい単一ピクセル
209 第一のDAS
210、212 電線
211 DAS IC
220 ピクセル
222 第一のピクセル
224 複数のピクセル
228 大きい単一ピクセル
230、232 電線
300 FETスイッチ
302 絶縁層
304 シリコンの表面
306 ゲート制御
308 接点材料
310 第一の伝導性物質
312 伝導性経路又はバイア
314 第二の伝導性物質
316 パッド又は接点
400 検出器モジュール
402 直接変換層
404 電子的にピクセル化された構造又はアノード
406 高電圧電極
408 2Dアレイ
410、420 隆起接着
412 内挿基板
414 パターン
415 軟質回路
416 アレイ
418 接着パッド
422 基材
424 DAS読み出し装置又は集積回路
444 検出器の一部
450 内挿基板
452 スイッチング素子
460 検出器
462 内挿基板
464 接着パッドのアレイ
466 軟質回路
468 一致アレイ
470 隆起接着
472 基材
474 スイッチング素子
510 小荷物/手荷物検査システム
512 回転ガントリ
514 開口
516 高周波電磁エネルギ源
518 検出器アセンブリ
520 コンベヤ・システム
522 コンベヤ・ベルト
524 構造
526 小荷物又は手荷物

Claims (5)

  1. 上面と底面とを有し、X線の受光時に電荷を発生するように構成されている直接変換物質(65)と、
    該直接変換物質(65)の前記底面に結合し、2Dアレイとして配置され、前記直接変換物質(65)において発生された電荷を収集するように構成されている複数の金属化アノード(62)と、
    少なくとも1個の読み出し装置(32、424)と、
    前記直接変換物質(65)の前記底面に沿って配置され、前記複数の金属化アノード(62)から前記少なくとも1個の読み出し装置(424)へ前記電荷を送るように構成されている複数の電気経路(120、122、124、126)を有する再分配層(414、450、466)と、
    前記直接変換物質(65)の前記底面に沿って配置され、前記再分配層(414、450、466)と前記複数の金属化アノード(62)との間に配置されたシリコン層(412、462)と、
    を備えた撮像検出器(20)であって、
    前記再分配層(414、450、466)は、前記シリコン層(412、462)と前記少なくとも1個の読み出し装置(32、424)との間に配置されており前記電気経路を内部に有している軟質回路を備え
    前記シリコン層(412、462)は、前記複数の金属化アノード(62)と前記少なくとも1個の読み出し装置(32、424)との間の前記複数の電気経路(120、122、124、126)に結合され、少なくとも1つのバイアを備える複数のスイッチ(90、92、94)備え
    前記複数のスイッチ(90、92、94)の各々が、
    前記シリコン層(412、462)に埋め込まれており、
    前記複数の金属化アノード(62)の1個に電気的に結合された入力線と、
    前記少なくとも1個の読み出し装置(32、424)の入力チャンネル及び前記複数の金属化アノード(62)に電気的に結合された第一の出力ノード(104)と、
    前記複数のスイッチ(90、92、94)の少なくとも1個の他のスイッチに電気的に結合された第二の出力ノード(110)とを含んでいる、
    撮像検出器(20)。
  2. 前記少なくとも1個の他のスイッチは、前記複数の金属化アノード(62)の隣接する金属化アノード又は少なくとも1個の読み出し装置(32、424)に電気的に結合されている、請求項1に記載の検出器(20)。
  3. 前記複数のスイッチはFETである、請求項1または2に記載の検出器(20)。
  4. 前記電荷は、前記複数の金属化アノードと前記少なくとも1個の読み出し装置との間でディザされすなわちインタリーブされて異なるDAS ICへ導かれる、請求項1乃至3のいずれかに記載の検出器(20)。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の検出器(20)と、
    前記検出器(20)に向かってX線のビーム(16)を投射するX線源(14)と、
    を備える、CTイメージング・システム(10)。
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