JP5689354B2 - ボルト締め端子同士の接続構造 - Google Patents

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本発明は、ボルト締め端子同士を接続することにより電線同士の接続を図る構造に関する。
下記特許文献1には、電線同士の接続を図る構造が開示されている。簡単に説明をすると、電線同士の接続にあっては、端子台が用いられている。端子台には、端子金具が設けられている。端子金具は、導電板を湾曲する形状に折り曲げて形成されている。端子金具は、折り曲げにより複数の取り付け面を有しており、このうちの二つの取り付け面には、ねじ穴が形成されている。
上記構造において、先ず一つ目の取り付け面に対し、一方の電線端末のボルト締め端子を置いて、この端子の貫通孔と取り付け面のねじ穴とを一致させ、この後にボルト締め(ねじ止め)をすると、一つ目の電線の接続が完了する。次に、二つ目の取り付け面に対しても上記一つ目と同様に、他方の電線端末のボルト締め端子を置いて、この端子の貫通孔と取り付け面のねじ穴とを一致させ、この後にボルト締めをすると、二つ目の電線の接続が完了する。尚、ボルト締めの作業が完了するまで、作業者は電線を持って作業を続ける必要がある。
下記特許文献2にも、電線同士の接続を図る構造が開示されている。簡単に説明をすると、電線同士の接続にあっては、端子台が用いられている。端子台には、ナットが埋設されている。また、端子台には、一対の係止突起が設けられている。
上記構造において、端子台に埋設されたナットに対し、一方の電線端末のボルト締め端子を置いて、この端子の貫通孔とナットのねじ穴とを一致させると、この時、ボルト締め端子は一対の係止突起により係止される。従って、一方の電線端末のボルト締め端子に対し、他方の電線端末のボルト締め端子を重ねて置いて、上下の端子の貫通孔とねじ穴とを一致させ、この後にボルト締めをすると、一方及び他方の電線同士の接続が完了する。尚、ボルト締めの作業が完了するまで、作業者は上記他方の電線を持って作業を続ける必要がある。
特開平10−162887号公報 実開平3−94776号公報
ところで、上記従来技術にあっては、作業者が電線を持ち、この状態でボルトの締め付け作業を行うことから、作業中にボルト締め端子に傾き(斜めになる状態)が生じた場合には、図6に示す如く、ボルト締め端子1がボルト2のねじ山3に引っ掛かった状態になり、このままでボルトの締め付けがなされると、接続不良が生じてしまうという虞を有している(引用符号4は接続対象部材を示している)。上記特許文献1の開示技術の場合は、一方及び他方の電線それぞれに接続不良が生じてしまう虞を有している。また、上記特許文献2の開示技術の場合には、他方の電線に接続不良が生じてしまう虞を有している。
尚、例えば電動工具を用いてボルト2の締め付けを行う場合、ボルト締め端子1がねじ山3に引っ掛かり斜めの状態となっていても、設定トルク値が出てしまうことになる。従って、作業者がトルク値のみで締め付け状態を判断すると、接続不良が生じてしまうことになる。
ボルト締め端子1は、ねじ山3との引っ掛かりが振動等で解除されると当然にガタ付いてしまい、これにより接続不良が生じてしまうことになる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、ボルト締め付けの際の端子傾きを防止することが可能なボルト締め端子同士の接続構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のボルト締め端子同士の接続構造は、ボルト及びナットの締め付け位置に合わせて接続ハウジングの中間内部に接続室を形成し、該接続室には表裏面平坦で貫通孔を有する導電板を収容し、その上で、貫通孔を有する第一ボルト締め端子を第一方向から前記接続室に向けて前記接続ハウジングに収容するとともに、貫通孔を有する第二ボルト締め端子を第二方向から前記接続室に向けて前記接続ハウジングに収容すると、前記導電板を間に配置した状態で前記第一ボルト締め端子及び前記第二ボルト締め端子が前記接続室の内面に支持されつつ前記導電板の対応する前記表裏面に面接触することを特徴とする。
請求項2記載の本発明のボルト締め端子同士の接続構造は、請求項1に記載のボルト締め端子同士の接続構造に係り、前記接続室にロックアームを形成するとともに、前記第一ボルト締め端子及び前記第二ボルト締め端子にアーム被係止部を形成することを特徴とする。
請求項3記載の本発明のボルト締め端子同士の接続構造は、請求項1又は請求項2に記載のボルト締め端子同士の接続構造に係り、前記導電板の端子挿入側端部にテーパ状の曲げ部を形成することを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、第一及び第二ボルト締め端子をそれぞれ接続ハウジングに収容すると、この接続ハウジングの接続室において第一及び第二ボルト締め端子を支持することができる。また、接続室において、この接続室に収容された導電板の表裏面に第一及び第二ボルト締め端子をそれぞれ面接触させることができる。従って、第一及び第二ボルト締め端子に対する支持や、これらの面接触により、ボルト締め付け前の、また、ボルト締め付けの際の端子傾きを防止することができるという効果を奏する。この他、本発明によれば、電線を持ちつつボルト締めをする必要がないことから、作業性の向上を図ることができるという効果も奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、接続室のロックアームにより第一及び第二ボルト締め端子を係止することから、請求項1の効果に加え、ボルト締め付け前の端子脱落を防止することができるという効果も奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、導電板の端子挿入側端部にテーパ状の曲げ部を形成することから、請求項1又は請求項2の効果に加え、接続室への第一及び第二ボルト締め端子の挿入をスムーズにすることができるという効果も奏する。
本発明に係るボルト締め端子同士の接続構造を示す分解斜視図である。 図1の断面図である。 ボルト締め端子同士の接続構造を示す斜視図である。 ボルト締め端子同士の接続構造を示す斜視図(内部を破線で示す)である。 図3及び図4の断面図である。 ボルト締め端子がねじ山に引っ掛かり斜めになった状態を示す斜視図である。
ボルト締め端子同士の接続構造は、第一及び第二ボルト締め端子がそれぞれ接続ハウジングの接続室に挿入された後、ボルト及びナットの締め付けにより一括接続がなされる構造である。第一及び第二ボルト締め端子は、これらの接続位置において、接続室に予め収容された導電板と、接続室の内面との間で姿勢が規制される。また、第一及び第二ボルト締め端子は、これらの接続位置において、接続室に形成されたロックアームにより係止される。ロックアームにより係止された第一及び第二ボルト締め端子は、接続ハウジングからの脱落が規制される。上記の如く姿勢が規制された第一及び第二ボルト締め端子は、互いが水平状態で保持され、そして、この状態でボルト締めされる。接続ハウジングの接続室にそれぞれ挿入される第一及び第二ボルト締め端子は、導電板に形成されたテーパ状の曲げ部により、スムーズに挿入される。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明に係るボルト締め端子同士の接続構造を示す分解斜視図である。また、図2は図1の断面図、図3及び図4はボルト締め端子同士の接続構造を示す斜視図、図5は図3及び図4の断面図である。
以下の説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができるものとする。
図1及び図2において、一方の電線11と、他方の電線12とを接続するにあたり、一方の電線11の端末に設けられた第一ボルト締め端子13と、他方の電線12の端末に設けられた第二ボルト締め端子14とを、ボルト15及びナット16の締め付けにより接続する構造が採用されている。この接続構造において、本発明では接続ハウジング17と、導電板18とを含んで構成されている。
ここで、図中の矢印について説明をすると、矢印Pは上下方向を示している。また、矢印Qは左右方向を示している。また、矢印Rは前後方向を示している。尚、矢印Rのうち、矢印R1は特許請求の範囲に記載された第一方向に相当するものとする。また、矢印R2は同じく特許請求の範囲に記載された第二方向に相当するものとする。以下、上記各構成について説明をする。
電線11及び電線12は、特に限定するものでないが同じものであり、導電性を有する素線を撚り合わせてなる導体と、この導体を被覆する絶縁体とを有している。電線11及び電線12は、この端末から所定長さで絶縁体が除去されており、露出した導体には、第一ボルト締め端子13、第二ボルト締め端子14がそれぞれ電気的に接続されている。
第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14は、電線11及び電線12と同様に、ここでは同じものが用いられている(同じものに限定されないが、端子同士の接続に係る方向性を考慮すると、同じものが好適である)。第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより例えば図示の形状に形成されている。第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14は、電気接触部19と、電線接続部20とを有している。
第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14の各電気接触部19は、後述するが、これらの間に導電板18を介在させた状態で電気的な接続をすることができるように形成されている。電気接触部19は、表裏面平坦な板状の部分として形成されている。このような電気接触部19には、円形の貫通孔21が形成されている。貫通孔21は、ボルト15の後述する軸部27を挿通することが可能な大きさに形成されている。
電気接触部19には、上記貫通孔21の他に一対のアーム被係止部22が形成されている。一対のアーム被係止部22は、電気接触部19の左右側部に位置する部分に配置形成されている。また、一対のアーム被係止部22は、貫通孔21の左右方向近傍に配置形成されている。各アーム被係止部22は、電気接触部19の左右側部を凹状に切り欠くようにして形成されている。各アーム被係止部22には、後述するロックアーム51の係止突起が引っ掛かるようになっている。尚、接続ハウジング17に係止される構造であれば特に形状は限定されないものとする。
電線接続部20は、電線11、電線12との接続部分として形成されている。本実施例においては、圧着構造が採用されているが、圧接構造であってもよいものとする。電線接続部20は、導体加締め部23と、被覆加締め部24とを有している。電線接続部20は、公知の構造が採用されている。
ボルト15は、金属製であって、導電性を有する公知のものが用いられている。ボルト15は、六角形状の頭部25と、ねじ山26を形成してなる軸部27とを有している。頭部25は、この座面が円形となる形状に形成されている。ボルト15は、本発明において、第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14の締め付け作業の際に、ナット16から一端取り外されるものとする。
ナット16(図2参照)は、金属製であって、導電性を有する公知のものが用いられている。ナット16は、後述するナット案内部36に案内された後にナット保持部35において保持されるようになっている。ナット16は、四隅が面取りされた平板状の基部28と、この基部28の上面に突出するナット機能部29とを有している。ナット機能部29の突出先端面は平坦であって、接合面30として形成されている。接合面30の中央位置には、ねじ穴31が形成されている。
接続ハウジング17は、絶縁性を有する略箱形の樹脂成型品として備えられている。接続ハウジング17は、第一収容室32と、第二収容室33と、接続室34と、ナット保持部35と、ナット案内部36と、ボルト締め付け部37とを有している。第一収容室32、第二収容室33、及び接続室34は前後方向に並ぶように配設されている。また、接続室34、ナット保持部35、及びボルト締め付け部37は、上下方向に並ぶように配設されている。ナット案内部36は、第一収容室32及び接続室34の下方に配設されている。
接続ハウジング17における引用符号38は上面を示している。また、引用符号39は下面を示している。また、引用符号40は左側面を示している。また、引用符号41は右側面を示している。また、引用符号42は前面を示している。また、引用符号43は後面を示している。
第一収容室32は、矢印R1で示す第一方向から電線11の端末に設けられた第一ボルト締め端子13を挿入及び収容することができるように形成されている。第一収容室32は、前面42を開口して形成される開口部44と、この開口部44に連続する内部空間45とを含んで形成されている。このような第一収容室32に対し、ハウジング反対側には第二収容室33が配設されている。
第二収容室33は、矢印R2で示す第二方向から電線12の端末に設けられた第二ボルト締め端子14を挿入及び収容することができるように形成されている。第二収容室33は、後面43を開口して形成される開口部46と、この開口部46に連続する内部空間47とを含んで形成されている。第二収容室33及び第一収容室32の間には、これらを連通するように接続室34が配設されている。
接続室34は、導電板18を収容することができるように形成されている。また、接続室34は、この内面48、49により第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14の各電気接触部19を支持することができるように形成されている。さらに、接続室34は、第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14の各電気接触部19を導電板18の表裏面にそれぞれ面接触させることができるように形成されている。
接続室34は、左側面40及び右側面41に開口する各スリット50(図4参照)の間に配設されている。各スリット50は、接続室34に連通するように形成されている。各スリット50は、導電板18を挿入する部分として、また、挿入後は導電板18を保持する部分として形成されている。
接続室34の内面48、49の位置には、複数のロックアーム51が配設されている。このロックアーム51は、各スリット50の近傍位置に配設されている。ロックアーム51は、可撓性を有するアーム形状の係止部分として形成されている。ロックアーム51の先端側には、係止突起(符号省略)が形成されている。係止突起は、第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14の各電気接触部19におけるアーム被係止部22を引っ掛けて、これを係止することができるように形成されている。
ロックアーム51及びアーム被係止部22に関し、第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14の各電気接触部19を係止又は保持をすることができれば、本実施例に限らないものとする。例えば、ロックアーム51及びアーム被係止部22に替えて、接続室34の内面48、49に圧入突起を形成してもよいものとする。尚、ボルト15の締め付け作業を行うまでの間、第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14が抜けなければ、ロックアーム51及びアーム被係止部22や、上記の圧入突起の形成は任意であるものとする。
接続室34の下方には、ナット保持部35(図2参照)が配設されている。また、上方にはボルト締め付け部37が配設されている。このような配置のナット保持部35及びボルト締め付け部37は、接続室34に連通するように形成されている。
図2において、ナット保持部35は、ナット案内部36に案内された後のナット16を回ることなく保持する部分として形成されている。また、ナット保持部35は、ナット16の接合面30を接続室34に露出させることができるように形成されている。ナット案内部36は、上記の如く第一収容室32及び接続室34の下方に配設されている。ナット案内部36は、略溝状となる形状に形成されている。引用符号52は前面42を開口して形成される開口部を示している。開口部52は、ナット16の挿入部分として開口形成されている。
図1及び図2において、ボルト締め付け部37は、上面38を凹ませて凹部53を形成し、この凹部53の中央に配設されている。ボルト締め付け部37は、ボルト15の締め付け作業をすることができる形状に形成されている。本実施例においては、円形の比較的大きな貫通孔となる形状に形成されている。この貫通孔状のボルト締め付け部37は、接続室34に連通するように形成されている。
導電板18は、板状の部材であって、導電性を有する金属板をプレス加工することにより形成されている。導電板18は、この表裏面(上面及び下面)が平坦になるように形成されている。導電板18の中央には、円形の貫通孔54が貫通形成されている。貫通孔54は、ボルト15の軸部27を挿通することが可能な大きさに形成されている。このような導電板18には、端子挿入側となる端部(前後方向の端部)にテーパ状の曲げ部55が形成されている。各曲げ部55は、第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14の各電気接触部19を導電板18の表面又は裏面(上面又は下面)にスムーズに案内する部分として形成されている。
上記構成及び構造において、図2に示す如く、ナット案内部36を介してナット16をナット保持部35に保持するとともに、図1及び図2に示す如くスリット50を介して導電板18を接続室34に挿入及び保持すると、電線11の端末に設けられた第一ボルト締め端子13及び電線12の端末に設けられた第二ボルト締め端子14の接続が可能な状態になる。
第一ボルト締め端子13を矢印R1で示す第一方向から第一収容室32に挿入及び収容すると、第一ボルト締め端子13の電気接触部19は、導電板18の裏面(下面)と接続室34の内面49との間に差し込まれ、この時、姿勢が正される。すなわち、電気接触部19は、内面49に支持されつつ導電板18の裏面に対し面接触した状態になる。電気接触部19は、ナット16の接合面30に載置されるとともに、貫通孔21がナット16のねじ穴31、及び導電板18の貫通孔54に合うようになる。電気接触部19は、このアーム被係止部22が接続室34の内面49のロックアーム51に引っ掛かり係止され、接続ハウジング17からの抜けが規制された状態になる。
一方、第二ボルト締め端子14を矢印R2で示す第二方向から第二収容室33に挿入及び収容すると、第二ボルト締め端子14の電気接触部19は、導電板18の表面(上面)と接続室34の内面48との間に差し込まれ、この時、姿勢が正される。すなわち、電気接触部19は、内面48に支持されつつ導電板18の表面に対し面接触した状態になる。電気接触部19は、導電板18の表面に載置されるとともに、貫通孔21が導電板18の貫通孔54に合うようになる。電気接触部19は、このアーム被係止部22が接続室34の内面48のロックアーム51に引っ掛かり係止され、接続ハウジング17からの抜けが規制された状態になる。
円形の貫通孔となるボルト締め付け部37を介してボルト15を下方へ移動させると、ボルト15の軸部27が第二ボルト締め端子14の貫通孔21、導電板18の貫通孔54、及び第一ボルト締め端子13の貫通孔21に挿通される。そして、ボルト15及びナット16の締め付けを行うと、図3ないし図5に示す如く、第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14は、導電板18を介在させた状態で電気的及び機械的に接続される。
尚、第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14の接続を解除する場合には、先ずボルト15を取り外し、次にボルト締め付け部37を介してロックアーム51とアーム被係止部22との係止解除をすればよい。また、導電板18の取り外しをすればよい。
以上、図1ないし図5を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14をそれぞれ接続ハウジング17に収容すると、この接続ハウジング17の接続室34において第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14の各電気接触部19を支持することができる。また、接続室34において、この接続室34に収容された導電板18の表裏面に第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14の各電気接触部19をそれぞれ面接触させることができる。
従って、第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14に対する支持や、これらの面接触により、ボルト15の締め付け前の、また、ボルト15の締め付けの際の端子傾きを防止することができるという効果を奏する。
この他、本発明によれば、電線11、12を持ちつつボルト15の締め付けをする必要がないことから、作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、接続室34のロックアーム51により第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14の各電気接触部19を係止することから、ボルト15の締め付け前の端子脱落を防止することができるという効果を奏する。
さらに、本発明によれば、導電板18の端子挿入側となる端部にテーパ状の曲げ部55を形成することから、接続室34への第一ボルト締め端子13及び第二ボルト締め端子14の挿入をスムーズにすることができるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明は、自動車等の車両に配索される電線同士を接続する構造として好適であるが、車両以外の適用も有効であるものとする。
11、12…電線
13…第一ボルト締め端子
14…第二ボルト締め端子
15…ボルト
16…ナット
17…接続ハウジング
18…導電板
19…電気接触部
20…電線接続部
21…貫通孔
22…アーム被係止部
25…頭部
26…ねじ山
27…軸部
28…基部
29…ナット機能部
30…接合面
31…ねじ穴
32…第一収容室
33…第二収容室
34…接続室
35…ナット保持部
36…ナット案内部
37…ボルト締め付け部
48、49…内面
50…スリット
51…ロックアーム
54…貫通孔
55…曲げ部
R1…第一方向
R2…第二方向

Claims (3)

  1. ボルト及びナットの締め付け位置に合わせて接続ハウジングの中間内部に接続室を形成し、該接続室には表裏面平坦で貫通孔を有する導電板を収容し、その上で、貫通孔を有する第一ボルト締め端子を第一方向から前記接続室に向けて前記接続ハウジングに収容するとともに、貫通孔を有する第二ボルト締め端子を第二方向から前記接続室に向けて前記接続ハウジングに収容すると、前記導電板を間に配置した状態で前記第一ボルト締め端子及び前記第二ボルト締め端子が前記接続室の内面に支持されつつ前記導電板の対応する前記表裏面に面接触する
    ことを特徴とするボルト締め端子同士の接続構造。
  2. 請求項1に記載のボルト締め端子同士の接続構造において、
    前記接続室にロックアームを形成するとともに、前記第一ボルト締め端子及び前記第二ボルト締め端子にアーム被係止部を形成する
    ことを特徴とするボルト締め端子同士の接続構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のボルト締め端子同士の接続構造において、
    前記導電板の端子挿入側端部にテーパ状の曲げ部を形成する
    ことを特徴とするボルト締め端子同士の接続構造。
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