JP5686687B2 - 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ソフトウェア開発における作業の進捗状況を管理する技術に関する。
従来、ソフトウェア開発の作業状況、作業の進捗を把握するには、担当者からの進捗報告のみ、またはツールを使った成果物の作成量、例えば、設計書の作成枚数やプログラムの作成行数を合わせて進捗の把握を行なってきた。
例えば、特許文献1では、事前に定義したプロジェクトの生産物の様式比較により内容の正しさと量を解析し、数値化し、進捗状況の表示記録を行う。
また、標準工程一覧を保有し、各工程での成果物リストを定義し、工程の進捗を算出する。
一方、要求仕様の網羅度を計測する技術として、特許文献2がある。
ここでは、ユースケース記述による要求仕様、設計の記述を前提にし、ユースケース記述を元に要求仕様の状態遷移数と設計仕様での状態遷移数の比率を網羅度として定義し、自動的に算出している。
特開2002−014811号公報 特開2008−310663号公報
特許文献1では、事前に用意した様式定義に従った記述箇所のチェックを行うのみで、成果物に記述されている内容について、要求が記述されているかの網羅度のチェックは行なわず、作成量のみの計測と同じであり、要求の記述の正しさを評価することができない。
一方、特許文献2では、仕様がユースケースで記述されていることが前提であり、要求仕様から設計の確認は定量的に評価可能であるが、実装や試験の要求仕様の網羅度の算出、評価ができない。
また、評価した網羅度を進捗情報として扱うことは観点にない。
この発明は、上記のような点を鑑みたものであり、ソフトウェア開発で生成される成果物の内容の評価と、ソフトウェア開発の工程ごとの進捗状況の評価が可能な構成を実現することを主な目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、
複数の工程からなり、仕様に関連する記述である仕様関連記述が含まれる成果物が各工程で生成されるソフトウェア開発
の管理に用いられる情報処理装置であって、
前段階の工程で生成された仕様関連記述から派生する新たな仕様関連記述を後段階の工程で生成する際に後段階の工程に要求される新たな仕様関連記述の記述数を要求記述数として記憶する要求記述数記憶部と、
各工程で生成された各成果物を解析し、成果物ごとに、前段階の工程の成果物に含まれる仕様関連記述から派生している仕様関連記述を派生記述として成果物から抽出する派生記述抽出部と、
工程ごとに、前記要求記述数に対する前記派生記述抽出部による派生記述の抽出数の比率を網羅度として算出する網羅度算出部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、派生記述を抽出し、要求記述数に対する派生記述の抽出数の比率を網羅度として算出するため、各成果物において要求仕様をどの程度網羅しているのかを把握することができ、また、網羅度を用いて工程ごとの進捗度合いを評価することができる。
実施の形態1に係るシステム構成例を示す図。 実施の形態1に係る進捗管理装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る進捗管理装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る開発プロセス一覧情報の例を示す図。 実施の形態1に係る成果物一覧情報の例を示す図。 実施の形態1に係るレビュー実施情報の例を示す図。 実施の形態1に係る要件番号一覧情報の例を示す図。 実施の形態1に係るマトリクスの例を示す図。 実施の形態1に係るマトリクスの例を示す図。 実施の形態1に係る要件定義一覧情報の例を示す図。 実施の形態1に係る展開数の例を示す図。 実施の形態1に係る要求網羅度一覧情報の例を示す図。 実施の形態1に係る要求網羅度一覧情報の例を示す図。 実施の形態1に係る進捗情報の例を示す図。 実施の形態1に係るレビュー実施率情報の例を示す図。 実施の形態2に係る進捗情報の例を示す図。 実施の形態3に係るレビュー実施率情報の例を示す図。 実施の形態4に係る進捗情報の例を示す図。 実施の形態5に係るシステム構成例を示す図。 実施の形態5に係る進捗管理装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態5に係る進捗情報の例を示す図。 実施の形態6に係るシステム構成例を示す図。 実施の形態6に係る進捗管理装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態6に係る進捗情報の例を示す図。 実施の形態1に係る進捗管理装置のハードウェア構成例を示す図。
実施の形態1.
本実施の形態及び実施の形態2以降では、プロジェクトの成果物から進捗情報を取得し、表示する機能を説明する。
なお、本実施の形態及び実施の形態2以降の記述では、ユーザの要求が成果物に記述されているか否かの評価値を要求網羅度という。
また、ユーザの要求を具体的に記述し、番号などで識別することが可能な要求を要件という。
図1は、本実施の形態に係るシステム構成例を示す。
図1において、本実施の形態に係る進捗管理装置4は、ネットワーク3を介して、成果物ファイルサーバ1と、レビュー記録部2とに接続されている。
また、進捗管理装置4は、進捗管理装置4の処理結果を表示する表示装置12に接続されている。
成果物ファイルサーバ1には、ソフトウェア開発の各工程で生成される成果物が保存されている。
レビュー記録部2は、成果物のレビュー結果を記録する。
進捗管理装置4は、成果物ファイルサーバ1に保存されている成果物を解析し、工程ごとに要求網羅度を算出し、また、工程ごとの進捗度合いを評価するための進捗率を算出する。
進捗管理装置4は、情報処理装置の例に相当する。
成果物ファイルサーバ1に保存されている成果物には、要件に関する記述が含まれる。
要件は、ユーザが要求する仕様が項目化されたものであり、成果物内の要件に関する記述とは、換言すれば、ユーザが要求する仕様に関連する記述である。
成果物内の要件に関する記述は、仕様関連記述ともいい、また、単に記述ともいう。
図1では、進捗管理装置4が、ネットワーク3を介して成果物ファイルサーバ1及びレビュー記録部2と接続されている例を示しているが、成果物ファイルサーバ1及びレビュー記録部2の少なくともいずれかが進捗管理装置4と同じ計算機内に存在していてもよい。
また、ネットワーク3経由ではなく、進捗管理装置4と成果物ファイルサーバ1及びレビュー記録部2の少なくともいずれかが、直接接続されていてもよい。
進捗管理装置4において、データ収集部5は、開発プロセス定義記録部6で格納されている情報の定義に従い、進捗判定を行うために必要な成果物およびレビュー結果を、成果物ファイルサーバ1及びレビュー記録部2から取得する。
開発プロセス定義記録部6は、ソフトウェア開発プロジェクトの工程(開発プロセス又はプロセスともいう)と成果物の一覧、レビューや各プロセスに関する判定条件などプロジェクトに関する情報を記憶している。
開発プロセス定義記録部6は、具体的には、開発プロセス一覧情報(図4)、成果物一覧情報(図5)、要件番号一覧情報(図7)、展開数情報(図11)、レビュー実施率情報(図15)を記憶している。
展開数情報(図11)は、後述するように、要求記述数の例であり、展開数情報(図11)を記憶する開発プロセス定義記録部6は、要求記述数記憶部の例に相当する。
なお、開発プロセス一覧情報(図4)、成果物一覧情報(図5)、要件番号一覧情報(図7)、展開数情報(図11)、レビュー実施率情報(図15)の詳細は、後述する。
マトリクス作成部7は、各成果物に対して要件ごとの記述内容を調べ、要件一覧表であるマトリクスを作成する。
より具体的には、マトリクス作成部7は、各工程の各成果物を解析し、成果物ごとに、前段階の工程の成果物に含まれる記述(仕様関連記述)から派生している記述(仕様関連記述)を派生記述として成果物から抽出し、記述と派生記述との相関関係が示されるマトリクスを生成する。
マトリクス作成部7は、例えば、図8、図9に示すマトリクスを生成する。
マトリクス作成部7は、派生記述抽出部の例に相当する。
成果物解析部8は、マトリクス作成部7が作成したマトリクスから要件記述の漏れ、矛盾を判定し、要求網羅度を算出する。
より具体的には、マトリクス作成部7が作成したマトリクスを用いて、工程ごとに、マトリクス作成部7による派生記述の抽出数を計数し、展開数(図11)に対する派生記述の抽出数の比率を要求網羅度として算出する。
成果物解析部8は、網羅度算出部の例に相当する。
進捗情報生成部9は、成果物のページ数やライン数、計測データ数等や、要求網羅度に基づいて進捗率を算出し、進捗情報を生成する。
進捗率は、工程ごとの作業の進捗度合いを評価するための評価値である。
進捗情報は、例えば、図14に例示する情報である。
進捗情報生成部9は、評価値算出部の例に相当する。
進捗情報記録部10は、進捗情報生成部9が生成した進捗情報を記録する。
進捗情報表示部11は、ユーザの指定に従い、進捗情報の表示データを生成し、表やグラフを作成し、生成した表示データや表やグラフを表示装置12に出力する。
次に動作について説明する。
図2は、図1に示す進捗管理装置4の動作例を示す処理フロー図である。
また、図3は、図2の各ステップの詳細を示す処理フロー図である。
図3のS1−1とS1−2は、図2のS1の詳細を示し、図3のS2−1とS2−2は図2のS2の詳細を示す。
同様に、図3のS3−1とS3−2は、図2のS3の詳細を示し、図3のS4−1、S4−2、S4−3、S4−4は、図2のS4の詳細を示す。
また、図3のS5−1とS5−2は、図2のS5の詳細を示す。
以下では、図2と図3を参照して、進捗管理装置4の動作例を説明する。
まず、データ収集部5が、成果物に関する情報を開発プロセス定義記録部6、レビュー記録部2より取得する(S1)。
より具体的には、データ収集部5は、開発プロセス定義記録部6から開発プロセス一覧情報(図4)、成果物一覧情報(図5)、レビュー実施率情報(図15)を取得し(S1−1)、レビュー記録部2からレビュー実施情報(図6)を取得する(S1−2)。
開発プロセス一覧情報(図4)には、ソフトウェア開発プロジェクトを構成する複数の工程(開発プロセス)が示される。
また、成果物一覧情報(図5)には、工程ごとに、成果物ファイル名、成果物の種類、成果物を作成したアプリケーション名、成果物の保存場所、成果物の作成量及び見込値の計測単位、成果物の見込値が格納される。
見込値の欄には、作成量の見積値が記述される。
例えば、要件定義の場合は、20ページの要件定義書が作成されると推測されている。
作成量の欄には、実際の作成量が記述される。
例えば、要件定義書が10ページまで作成できた段階では、作成量の欄に「10」と記述されることになる。
なお、S1−1において開発プロセス定義記録部6から成果物一覧情報(図5)を取得した時点では、作成量の欄は空欄である。
レビュー実施率情報(図15)は、レビュー実施状況を数値化したレビュー実施率(レビュー実施状況値の例)を示す情報である。
また、レビュー実施情報(図6)は、成果物ごとに、レビュー実施状況を示す情報である。
レビュー実施情報(図6)では、レビュー実施状況として、例えば、確認完了状態(レビューを実施済であり、修正の確認が完了している状態)、確認未完了状態(レビューを実施済であるが、修正の確認が未完了の状態)、未実施状態(レビューを実施していない状態)が示される。
次に、データ収集部5は、成果物ファイルサーバ1内の成果物の作成量計測を行う(S2)。
より具体的には、データ収集部5は、成果物一覧情報(図5)に示される成果物の保存場所から各成果物の種類に応じて、ページ数、ライン数、試験項目数を作成量として取得し(S2−1)、取得した作成量を成果物一覧情報(図5)に書き込む(S2−2)とともに、工程ごとに、作成量と見込値から作成率を算出する。
作成率は、例えば、(作成量÷見込み量)×100で計算する。
次に、マトリクス作成部7が、取得した成果物一覧情報(図5)より要求のマトリクスを作成する(S3)。
マトリクスは、要件定義プロセスで定義した要件と他の成果物に記述されている要件に関連する箇所の一覧表である。
具体的には、マトリクス作成部7は、データ収集部5を介して、要件番号一覧情報(図7)を開発プロセス定義記録部6から取得し、要件番号一覧情報(図7)に示されている要件番号ごとに、成果物内でその要件番号が含まれている箇所を検索し、検索した箇所の情報(文章(派生記述)、ページ数、行数)を取得し(S3−1)、取得した情報を用いて、成果物ごと、要求番号ごとにマトリクスを生成する(S3−2)。
要件番号一覧情報(図7)に示される要件番号は要件の識別子(ID:Identifier)であり、要件定義書内の記述に付与されている要件番号である。
本実施の形態では「SR」を先頭に、定義順に3桁の番号を連番で割り当てる。
また、要件定義書以外の各成果物には、要件番号一覧情報(図7)に示されている要件番号と関連付けられている要件番号が記述されている。
具体的には、各プロセスでの要求番号は、前のプロセスで定義した要件について記述する場合は、その要件の要求番号に「−」をつけ、その後に番号を設定する方法を用いる。
例えば、要件定義書において要件番号:SR−001が付与されている記述から派生する記述は、後段階の工程の成果物である方式設計書では、要件番号:SR−001−001、要件番号:SR−001−002というように、要件番号:SR−001にサフィックスが追加された要件番号が付与されている。
同様に、方式設計書において要件番号:SR−001−001が付与されている記述から派生する記述は、後段階の工程の成果物である詳細設計書では、要件番号:SR−001−001−001、要件番号:SR−001−001−002というように、要件番号:SR−001−001にサフィックスが追加された要件番号が付与されている。
成果物が文書データや表データであれば、要件番号は文書内又は表内に記載されており、成果物がソースコードであれば、要件番号はコメント文などに記載されている。
マトリクス作成部7は、例えば、成果物ごとに、要件番号が記載されている箇所の情報(要件番号近傍の記述内容、要件番号が記載されている位置情報(ファイル名、行数など))を収集し、要件番号を縦軸に、成果物内の記述を横軸とした一覧表(マトリクス)を生成する。
図8にマトリクスの一例を示す。
マトリクス作成部7は、取得した成果物一覧情報(図5)に示される成果物のすべてについて、成果物ごとに、要件番号の記述箇所を検索し、その成果物名、記述箇所(ページや行数など)、要件番号が付与されている記述(派生記述)の内容を取得し、要件との対応を一覧表(マトリクス)として作成する。
このように、マトリクス作成部7は、前段階の工程の成果物に含まれる記述に付与されている要件番号(ID)と関係付けられている要件番号が付与されている記述を派生記述として後段階の工程の成果物から抽出して、マトリクスを生成する。
なお、図8及び後述する図9では、作図上の理由から、方式設計の欄の記述を一部省略しているが、現実のマトリクスでは、方式設計書の記述内容がすべて示される。
同様に、図8及び図9では、詳細設計の欄も、作図上の理由から、すべての記述が「・・・は○○処理方式の・・・」となっているが、現実のマトリクスでは、各記述には、詳細設計書の記述内容に従って、異なった内容が示される。
また、要件定義の欄の「P.10−20行目」は、要件定義書の該当ページ及び該当行を示している。
同様に、方式設計の欄の「P.15−20行目」等は、方式設計書の該当ページ及び該当行を示している。
同様に、詳細設計の欄の「P.20−30行目」等は、詳細設計書の該当ページ及び該当行を示している。
また、図9にマトリクスの他の例を示す。
図9のマトリクスの場合は、マトリクス作成部7は、要件番号一覧情報(図7)に代えて、要件定義一覧情報(図10)を開発プロセス定義記録部6から取得し、要件定義一覧情報(図10)に示されているキーワードごとにマトリクスを生成する。
要件定義一覧情報(図10)の例では、マトリクス作成部7は、例えば、「○○処理方式」や「△△△△△」、「□□秒」をキーワードとする。
そして、マトリクス作成部7は、取得した成果物一覧情報(図5)に示される成果物のすべてについて、成果物ごとに、要件定義一覧情報(図10)のキーワードを検索し、その成果物名、記述箇所(ページや行数など)、キーワードが含まれている記述(派生記述)を取得し、要件との対応を一覧表(マトリクス)として作成する。
このように、マトリクス作成部7は、前段階の工程の成果物に含まれる記述に含まれるキーワードと共通するキーワードが含まれる記述を派生記述として後段階の工程の成果物から抽出して、マトリクスを生成する。
なお、要件定義一覧情報(図10)は、要件定義プロセスで生成される。
要件定義一覧情報(図10)は、あらかじめプロジェクトで規定した定義すべき項目についての要件の対応を表す。
なお、図8では、スペース上の問題から、縦軸では要求番号:SR−001のみが示され、横軸では要件定義、方式設計、詳細設計が示されているが、実際の運用では、縦軸では、要件番号一覧情報(図7)に示される要件番号の全てが示され、横軸では、成果物一覧情報(図5)に示される全ての成果物が示される。
同様に、図9についても、実際の運用では、縦軸では、要件定義一覧情報(図10)に示される要件番号の全てが示され、横軸では、成果物一覧情報(図5)に示される全ての成果物が示される。
次に、成果物解析部8が、作成されたマトリクスから要求網羅度を算出する(S4)。
要求網羅度は、成果物内の要件記述の有無と考える。
記述内容の整合性、正当性はレビューで確認する。
成果物解析部8は、要求網羅度の算出に先立ち、開発プロセス定義記録部6から展開数情報(図11)を読出し、展開数情報(図11)に示される展開数を取得する。
展開数情報(図11)は、開発プロセスが移行する際の段階的詳細化を考慮し、記述量の指標として展開数を定義する。
図11の展開数情報は、開発プロセスの例として、ソフトウェア開発の一般的な開発プロセスのモデルである、「V字モデル」を対象としている。
ここでは、要件定義プロセスから方式設計プロセス間の展開数を「5」、要件定義プロセスと対応する適格性確認テストプロセスの展開数を「3」と設定する。
この場合、要件定義プロセスの成果物である要件定義書に記述された要件1件について方式設計プロセスの成果物である方式設計書では5箇所以上、適格性確認テストプロセスの成果物である試験規格書では、要件1件に対して3件以上の試験項目が必要とする。
つまり、展開数は、前段階の工程(例えば、要件定義プロセス)で生成された記述から派生する新たな記述を後段階の工程(例えば、方式設計プロセス、適格性確認テストプロセス)で生成する際に後段階の工程に要求される新たな記述の記述数であり、要求記述数の例に相当する。
展開数は、プロジェクト特性、成果物の種類、プロセスに従い定義するものとする。
その後、成果物解析部8は、工程ごとに、要求網羅度一覧情報を生成する(S4−1)。
図12に要求網羅度一覧情報の例を示す。
図12の要求網羅度一覧情報は、方式設定についての要求網羅度一覧情報である。
要求網羅度一覧情報は、縦軸に要求番号、横軸に成果物への記述数と各要求番号に対する要求網羅度を示す。
また、要求網羅度一覧情報には、展開数情報(図11)から取得した展開数(方式設計では、「5」)が示される。
なお、この時点では、「記述数」欄と「要求網羅度」欄は、空欄である。
次に、成果物解析部8は、ステップS3で生成されたマトリクスから要求番号ごとの記述数を計測し、計測した記述数を要求網羅度一覧情報に書き込む(S4−2)。
マトリクス(図8)では、例えば、要求番号:SR−001に対して5つの記述が含まれているので、成果物解析部8は、要求網羅度一覧情報(図12)の要求番号:SR−001に対して記述数:5を書き込む。
次に、成果物解析部8は、要求番号ごとに要求網羅度を算出する(S4−3)。
要求網羅度は、展開数情報(図11)に示されている展開数に対する記述数(マトリクスに示されている記述数)の比率であり、要求番号:SR−001の場合は、「1」(5÷5=1)である。
同様に、要求番号:SR−002の場合、展開数が5であるところ、マトリクスに示される記述は4件(図8では図示を省略)であるため、要求網羅度は「4÷5」で0.8となる。
一方、SR−003の場合、マトリクスに6件の記述(図8では図示を省略)があるため比率は1.2であるが、展開数以上は切り捨てとして、要求網羅度は1とする。
このように、成果物解析部8は、各要件番号の要求網羅度を算出し、その平均を計算し、平均値を各プロセスの要求網羅度として要求網羅度一覧情報(図12)に書き込む(S4−4)。
図12では、「(1+0.8+1+0.6+0)÷5」になり、方式設計プロセス全体の要求網羅度は、「0.68」となる。
同様に詳細設計プロセスの要求網羅度算出について説明する。
図13は、詳細設計プロセスの要求網羅度一覧情報である。
成果物解析部8は、図12の要求網羅度一覧情報をもとに、詳細設計プロセスの成果物についてのマトリクスの要求番号ごとの記述数と、展開数から要求網羅度を算出する。
方式設計プロセスと同様に要求網羅度を算出すると、詳細設計プロセスの要求網羅度は、「0.43」となる。
要求網羅度を算出することで、要件の展開漏れは要求網羅度が「0」、前のプロセスで記述がない要件を記述した場合は、要求網羅度一覧情報での算出対象外になり、漏れと矛盾の確認を同時に行うことができる。
なお、図12及び図13は、マトリクス(図8)に対応する要求網羅度一覧情報を示しており、マトリクス(図9)に対応する要求網羅度一覧情報では、要求番号:SR−001等の代わりに、キーワード:「○○処理方式」等が示されることになる。
次に、進捗情報生成部9が、成果物の進捗率の計算を行う(S5)。
より具体的には、進捗情報生成部9は、図14に例示する進捗情報を生成する(S5−1)。
進捗情報(図14)は、収集または算出したデータから、各成果物の進捗率を算出するための一覧表である。
なお、進捗情報において「ID」欄は、レコードを識別するための識別子である。
「成果物ファイル名」欄、「プロセス」欄、「単位」欄、「見込値」欄には、成果物一覧情報(図5)に示されている内容が記載され、「作成量」欄及び「作成率」欄には、ステップS2で取得された作成量及び作成率が記載され、「要求網羅度」欄には、ステップS4で算出された要求網羅度(プロセスごとの平均値)が記載される。
また、「レビュー実施状況」欄には、ステップS2で取得された成果物のレビュー実施情報(図6)に示されるレビュー実施状況が記載される。
「レビュー実施率」の欄には、ステップS1で取得されたレビュー実施率情報(図15)に示されるレビュー実施率が記載される。
つまり、進捗情報生成部9が、ステップS2で取得された成果物のレビュー実施情報(図6)に示されるレビュー実施状況に対応するレビュー実施率をレビュー実施率情報(図15)から抽出して、「レビュー実施率」の欄に書き込む。
レビュー実施率については、前述したように、プロジェクトや組織に応じたレビュー実施率を事前にレビュー実施率情報(図15)に設定し、開発プロセス定義記録部6にレビュー実施率情報(図15)を格納しておく。
なお、この時点では、「進捗率」の欄は、空欄である。
次に、進捗情報生成部9は、成果物の作成率と要求網羅度とレビュー実施率を乗算して進捗率を算出し、算出した進捗率を進捗情報(図14)の「進捗率」の欄に書き込む(S5−2)。
ただし、成果物の見込値が登録されていない成果物については、要求網羅度とレビュー実施率を乗算した値とする(例えば、図14中の詳細設計書の進捗率の算出)。
最後に、進捗情報生成部9は、作成した進捗情報(図14)を進捗情報記録部10に保存する(S6)。
保存した進捗情報(図14)は、必要に応じて、成果物名、プロセス名をキーに検索し、進捗率、要求網羅度、作成率などを、計算機のモニターやプリンターなどの表示装置12で出力する。
以上のように、本実施の形態では、成果物の進捗を把握するために、成果物の作成量だけではなく、成果物中にユーザの要求した内容の網羅性と、レビュー実施状況による内容の正当性を数値化し、作業の量、質、手順(プロセス)を考慮した進捗状況を知ることが可能になる。
実施の形態2.
本実施の形態では、レビューにおいて改修を指摘された項目数に対する改修が実施された項目数の比率を反映させて、工程ごとに進捗率を算出する例を説明する。
実施の形態1において例示したレビュー実施情報(図6)では、成果物ごとにレビュー実施状況(確認完了状態、確認未完了状態、未実施状態)を示すのみであるが、本実施の形態に係るレビュー実施情報(不図示)では、レビュー実施状況の他に、レビューにおいて改修を指摘された指摘項目の数と、指摘項目のうち改修が実施された項目である処置項目の数とが示される。
本実施の形態でも、実施の形態1と同様にデータ収集部5は、成果物ファイルサーバ1から成果物の情報を取得する。
レビュー実施情報の取得では、レビュー実施済みの場合、指摘項目数と処置項目数を各成果物について取得する。
データ取得後は、実施の形態1と同様に成果物作成量計測、マトリクス作成、要求網羅度算出を行う。
次に、進捗情報生成部9が、進捗率を算出する。
図16は、本実施の形態の各成果物の進捗率を算出するための進捗情報の例である。
進捗率は、成果物の作成率と要求網羅度とレビュー実施率の乗算で算出する。
レビュー実施率には、指摘項目に対する処置項目数の比率を反映させる。
ここでは、レビュー未実施の場合は、実施の形態1と同様に0.5とし、レビューを実施している場合は、指摘項目に対する処置項目数の比率と、レビュー実施率(図15)に示されるレートとを組み合わせて最終的なレビュー実施率を算出する。
例えば、図16の方式設計書のレビュー実施率を「0.5×(1+10÷40)」により計算し、「0.63」とすることが考えられる。
このように算出したレビュー実施率を用いて、進捗率を算出し、実施の形態1と同様にデータの保存、表示を行う。
以上のように、本実施の形態では、レビューの指摘項目とその処置項目数を用いることで、指摘処置漏れのないことを把握し、より細かい作業進捗状況を得ることが可能になる。
実施の形態3.
本実施の形態では、公式レビューの実施有無及びピアレビューの実施有無を反映させて、工程ごとに進捗率を算出する例を説明する。
本実施の形態でも、実施の形態1と同様にデータ収集部5は、成果物ファイルサーバ1から成果物の情報、レビュー記録部2からレビューの実施情報を取得し、成果物作成量計測、マトリクス作成、要求網羅度算出を行う。
なお、本実施の形態では、成果物のレビューを複数回行う場合、例えば成果物を作成したグループ内で行うピアレビューと開発プロセスの移行判断を行う公式レビューなど、レビュー実施率情報にレビューの順序や重要性を考慮したレートを定義し、開発プロセス定義記録部6に設定し、進捗率算出時にレビューの種類ごとのレビュー実施率情報を用いる。
また、レビュー記録部2から取得するレビューの実施情報には、公式レビューの実施有無、修正確認の完了・未完了、ピアレビューの実施有無、修正確認の完了・未完了が示されている。
図17に、本実施の形態に係るレビュー実施率情報の例を示す。
図17のレビュー実施率情報は、ピアレビューのレビュー実施率情報である。
公式レビューのレビュー実施率情報は、例えば、図15に示すレビュー実施率情報とする。
本実施の形態に係る進捗情報生成部9は、ピアレビューのみが行われている成果物については、図17のレビュー実施率情報に示されるレートを用いて、進捗率を算出し、公式レビューが行われている成果物については、図15のレビュー実施率情報に示されるレートを用いて、進捗率を算出する。
本実施の形態では、レビューの実施順序を考慮したレートの設定を行うことが可能であり、このレート表を用いて、実施の形態1と同様に進捗率を算出し、データの保存、表示を行うことができる。
このように、本実施の形態では、レビュー一覧表に複数のレビューとそのレートを定義することで、開発プロセスに応じた進捗率を算出することが可能になる。
実施の形態4.
通常、開発プロセスでは、1つの工程において複数の成果物が生成されることがある。
本実施の形態では、複数の成果物が生成されている工程に対して、成果物ごとに派生記述を抽出し、成果物ごとに要求網羅度を算出し、成果物ごとに進捗率を算出する例を説明する。
本実施の形態でも、実施の形態1と同様にデータ収集部5は、成果物ファイルサーバ1から成果物の情報、レビュー記録部2からレビューの実施情報を取得し、成果物作成量計測、マトリクス作成、要求網羅度算出を行い、進捗率の算出を行う。
但し、前述したように、複数の成果物が生成されている工程に対しては、成果物ごとに、作成量を計測し、作成率を算出する。
また、成果物ごとに、派生記述を抽出し、成果物ごとにマトリクスを生成する。
更に、マトリクスでの記述数と展開数から、成果物ごとに、要求網羅度を算出する。
更に、成果物ごとにレビュー実施状況を判断し、成果物ごとに、作成率と要求網羅度とレビュー実施率から進捗率を算出する。
また、本実施の形態では、複数の成果物が生成されているプロセスに対しては、成果物単体の進捗率からプロセス全体の進捗率を算出する。
図18は、本実施の形態に係る進捗情報の例を示す。
図18の進捗情報では、方式設計、詳細設計、実装、単体テスト、結合テストで複数の成果物が生成されていることが示されている。
そして、複数の成果物が生成されているプロセスでは、各成果物の進捗率とプロセス全体の進捗率が示される。
プロセスごとの成果物の個数は、成果物一覧情報で定義されている。
図18の例では、各成果物の成果物重要度(比重)が記載されており、個々のプロセスの進捗率は、各成果物の進捗率に成果物重要度(比重)を乗算した値の平均となっている。
各成果物の成果物重要度(比重)は、開発プロセス定義記録部6において定義され、データ収集部5にて成果物の情報として取得する。
図18では、方式設計プロセスの進捗率は、成果物である方式設計書Aと方式設計書Bの各々の進捗率に成果物重要度(比重)をかけ、その平均を算出し、「0.51」となる。
図18の場合は、すべて同じ成果物重要度(比重)を設定しているため、プロセスの進捗率は、成果物の進捗率の平均値になる。
図18の例と異なり、成果物ごとに成果物重要度(比重)を変化させてもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、成果物の重要度を定義し、プロセスの進捗度を算出することで、プロジェクト全体の進捗を正確に把握することが可能になる。
実施の形態5.
本実施の形態では、各成果物にタスクIDが付与されている場合に、タスクIDごとに、進捗率を算出する例を説明する。
図19は、実施の形態5に係るシステム構成例を示す。
進捗管理ツール13は、ソフトウェア開発プロジェクトの進捗状況を管理し、ユーザに提供する情報管理ツールである。
進捗管理ツール13は、例えば、既存のプロジェクト管理ツールを想定する。
進捗管理ツール13には、プロジェクトの作業をタスクとして定義し、タスクごとにID管理がされている。
次に動作について説明する。
図20は、実施の形態5に係る処理フロー図である。
まず、データ収集部5は実施の形態1と同様に、開発プロセス、成果物、レビューの情報を取得する(S1)。
次に、進捗管理ツール13より、データ収集部5はタスク情報を取得する(S7)。
データ収集部5は、タスク情報として、タスクのIDとそのタスクの成果物名称を取得する。
進捗管理装置4は、取得した情報から成果物計測、マトリクス作成、要求網羅度の算出を実施の形態1と同様に行い、取得または算出した情報から進捗度の算出を行う(S2〜S8)。
図21は、収集または算出したデータから各成果物の進捗率を算出するための進捗情報の一例である。
各成果物には、タスクIDが関連づけられ、成果物の進捗率が算出される。
進捗情報生成部9は、算出した各成果物の進捗率は、関連つけられたタスクの進捗率として進捗管理ツール13に登録する(S9)。
つまり、進捗情報生成部9は、タスクIDごとの進捗率を進捗管理ツール13に通知する。
この時、タスクの進捗率の算出方法は、各プロジェクトの内容に依存し、開発プロセス定義記録部6に登録されており、登録時に進捗率の再算出を行う。
例えば、1つのタスクの成果物が複数定義されている場合、タスクの進捗率は、定義されている成果物の進捗率の平均を算出し、登録する。
算出された進捗率は、進捗情報記録部10に登録され、必要に応じて表示装置12にデータを出力する(S10)。
以上のように、進捗管理ツール13に進捗率を登録することで、ユーザはプロジェクトの進捗状況をツール上で確認することが可能になり、進捗管理ツール13上でプロジェクトの進捗状況を管理でき、進捗管理の作業効率向上が可能になる。
実施の形態6.
本実施の形態では、進捗率が一定値以上であるプロセスの成果物にベースラインを設定する例を説明する。
図22は、実施の形態6に係るシステム構成例を示す。
構成管理サーバ14は、成果物の保存、差分分析、バージョン情報の付与と成果物データの関連つけなどを行うデータベースである。
例えば、SubversionやCVS(Concurrent Versions System)などの構成管理ツールを想定する。
また、進捗管理装置4において、ベースライン設定部15は、進捗率が一定値以上であるプロセスの成果物にベースラインを設定する。
次に動作について説明する。
図23は、実施の形態6に係る処理フロー図である。
データ収集部5は、実施の形態1と同様に情報を取得する(S11)。
その際、データ収集部5は、開発プロセス定義記録部6より、ベースライン設定定義の情報を取得し、進捗情報記録部10からベースライン実施情報を取得する。
ベースラインの設定の可否は、プロジェクトに応じて定義し、その内容を開発プロセス定義記録部6に登録する。
次に、データ収集部5は、構成管理サーバ14に登録している成果物の作成計測を行う(S12)。
構成管理サーバ14のアクセス方法に従い、データの情報を取得する。
その後、実施の形態4と同様に成果物とプロセスの進捗率を算出する(S3〜S5)。
次に、ベースライン設定部15が、ベースライン設定の可否を判断し、構成管理サーバ14上で設定処理を実施する(S13)。
図24は、収集または算出したデータから各成果物の進捗率を算出するための進捗情報の例である。
ここでは、プロセスの進捗率が1になった時に、それまで進捗率1のプロセスの成果物を含めベースライン設定を行うと定義する。
ベースライン設定部15は、すなわちプロセスで定義された成果物がすべて作成完了し、レビューが完了した場合に、それまですでに進捗率1のプロセスの成果物にベースライン設定を行う。
図24において要件定義プロセスが進捗率1になっているので、ベースライン設定部15は、要件定義プロセスの成果物についてベースラインを設定するよう、構成管理サーバ14に処理命令を行う。
ベースライン設定部15は、それと同時に、進捗情報(図24)のベースライン実施情報を更新する。
ここではベースラインを設定した成果物のベースライン実施情報に1を加算する。
その後、実施の形態1と同様に進捗情報記録部にデータの保存、表示を行う(S14)。
なお、本実施の形態では、プロセスごとにベースライン設定を行う例を説明したが、タスクIDごとや、成果物ごとにベースライン設定を行うようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、プロセスの進捗率を算出し、その値に応じて成果物のベースライン設定を行うことで、進捗に応じた成果物の管理を可能になる。
以上の実施の形態1〜6では、主に、以下を説明した。
1)成果物の作成内容から要件の一覧表を作成し、要求の網羅度の算出、レビュー実施率から成果物の進捗率を算出する方式および実行装置。
2)レビューの指摘数と処置数を用いて成果物の進捗率を算出する方式。
3)成果物に対して複数のレビューを実施する開発プロセスに対応するためのレビュー実施レート一覧表を用いて進捗率を算出する方式。
4)成果物の進捗率を用いて開発プロセスの進捗率を算出する方式。
5)外部の進捗管理ツールからタスク情報を取得し、成果物からタスクの進捗率を算出し、進捗管理ツールに提供する進捗情報を作成する方式および実行装置。
6)プロセスの進捗率を算出し、ベースライン設定の判断、設定および設定情報の記録を行う進捗管理方式および実行装置。
最後に、実施の形態1〜6に示した進捗管理装置4のハードウェア構成例について説明する。
図25は、実施の形態1〜6に示す進捗管理装置4のハードウェア資源の一例を示す図である。
なお、図25の構成は、あくまでも進捗管理装置4のハードウェア構成の一例を示すものであり、進捗管理装置4のハードウェア構成は図25に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
図25において、進捗管理装置4は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。
CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。
更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、SSD(Solid State Drive)、光ディスク装置、メモリカード(登録商標)読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
実施の形態1〜6で説明した「開発プロセス定義記録部」及び「進捗情報記録部」は、RAM914、磁気ディスク装置920等により実現される。
通信ボード915、キーボード902、マウス903、スキャナ装置907などは、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力装置の一例である。
通信ボード915は、図1に示すように、ネットワークに接続されている。
例えば、通信ボード915は、LAN(ローカルエリアネットワーク)、インターネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)、SAN(ストレージエリアネットワーク)などに接続されている。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。
プログラム群923のプログラムは、CPU911がオペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922を利用しながら実行する。
また、RAM914には、CPU911に実行させるオペレーティングシステム921のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。
また、RAM914には、CPU911による処理に必要な各種データが格納される。
また、ROM913には、BIOS(Basic Input Output System)プログラムが格納され、磁気ディスク装置920にはブートプログラムが格納されている。
進捗管理装置4の起動時には、ROM913のBIOSプログラム及び磁気ディスク装置920のブートプログラムが実行され、BIOSプログラム及びブートプログラムによりオペレーティングシステム921が起動される。
上記プログラム群923には、実施の形態1〜6の説明において「〜部」(「開発プロセス定義記録部」及び「進捗情報記録部」以外、以下同様)として説明している機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態1〜6の説明において、「〜の判断」、「〜の判定」、「〜の計算」、「〜の算出」、「〜の比較」、「〜の評価」、「〜の取得」、「〜の計測」、「〜の作成」、「〜の生成」、「〜の更新」、「〜の設定」、「〜の登録」、「〜の選択」、「〜の入力」、「〜の出力」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。
ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出される。
そして、読み出された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。
抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、実施の形態1〜6で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示す。
データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。
また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、実施の形態1〜6の説明において「〜部」として説明しているものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。
すなわち、実施の形態1〜6で説明したフローチャートに示すステップ、手順、処理により、本発明に係る「情報処理方法」を実現することができる。
また、「〜部」として説明しているものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。
或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。
プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。
すなわち、プログラムは、実施の形態1〜6の「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、実施の形態1〜6の「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
このように、実施の形態1〜6に示す進捗管理装置4は、処理装置たるCPU、記憶装置たるメモリ、磁気ディスク等、入力装置たるキーボード、マウス、通信ボード等、出力装置たる表示装置、通信ボード等を備えるコンピュータである。
そして、上記したように「〜部」として示された機能をこれら処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置を用いて実現するものである。
1 成果物ファイルサーバ、2 レビュー記録部、3 ネットワーク、4 進捗管理装置、5 データ収集部、6 開発プロセス定義記録部、7 マトリクス作成部、8 成果物解析部、9 進捗情報生成部、10 進捗情報記録部、11 進捗情報表示部、12 表示装置、13 進捗管理ツール、14 構成管理サーバ、15 ベースライン設定部。

Claims (17)

  1. 複数の工程からなり、仕様に関連する記述である仕様関連記述が含まれる成果物が各工程で生成されるソフトウェア開発
    の管理に用いられる情報処理装置であって、
    前段階の工程で生成された仕様関連記述から派生する新たな仕様関連記述を後段階の工程で生成する際に後段階の工程に要求される新たな仕様関連記述の記述数を要求記述数として記憶する要求記述数記憶部と、
    各工程で生成された各成果物を解析し、成果物ごとに、前段階の工程の成果物に含まれる仕様関連記述から派生している仕様関連記述を派生記述として成果物から抽出する派生記述抽出部と、
    工程ごとに、前記要求記述数に対する前記派生記述抽出部による派生記述の抽出数の比率を網羅度として算出する網羅度算出部とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記派生記述抽出部は、
    前段階の工程の成果物に含まれる仕様関連記述に付与されているID(Identifier)と関係づけられているIDが付与されている仕様関連記述を派生記述として後段階の工程の成果物から抽出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記派生記述抽出部は、
    前段階の工程の成果物に含まれる仕様関連記述に含まれるキーワードと共通するキーワードが含まれる仕様関連記述を派生記述として後段階の工程の成果物から抽出することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記派生記述抽出部は、
    前段階の工程の成果物に複数の仕様関連記述が含まれている場合に、前段階の工程の成果物に含まれている仕様関連記述ごとに、後段階の工程の成果物から派生記述を抽出し、
    前記網羅度算出部は、
    前記派生記述抽出部により前段階の工程の成果物に含まれている仕様関連記述ごとに後段階の工程の成果物から派生記述が抽出された場合に、仕様関連記述ごとに網羅度を算出し、算出した仕様関連記述ごとの網羅度の平均値を、後段階の工程の網羅度とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、更に、
    レビューの実施状況を数値化したレビュー実施状況値と、前記網羅度算出部により算出された網羅度とを用いて、工程ごとに、工程における作業の進捗度合いを評価するための評価値を算出する評価値算出部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記評価値算出部は、
    工程ごとに成果物の見込量に対する現実の成果物の作成量の比率が示される作成率と、レビュー実施状況値と、前記網羅度算出部により算出された網羅度とを用いて、工程ごとに評価値を算出することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記評価値算出部は、
    レビューにおいて改修を指摘された項目数に対する改修が実施された項目数の比率を反映させたレビュー実施状況値を用いて、工程ごとに評価値を算出することを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  8. 前記評価値算出部は、
    公式レビューの実施有無及びピアレビューの実施有無を反映させたレビュー実施状況値を用いて、工程ごとに評価値を算出することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 前記情報処理装置は、
    前記評価値算出部により算出された評価値が一定値以上である工程にベースラインを設定するベースライン設定部を有することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. いずれかの工程に対して複数の成果物が生成されている場合に、
    前記派生記述抽出部は、
    複数の成果物が生成されている工程に対して、成果物ごとに、派生記述を抽出し、
    前記網羅度算出部は、
    前記派生記述抽出部により成果物ごとに派生記述が抽出された工程に対して、成果物ごとに、網羅度を算出し、
    前記情報処理装置は、更に、
    前記網羅度算出部により成果物ごとに網羅度が算出された工程に対して、成果物ごとの網羅度と、成果物ごとにレビューの実施状況を数値化したレビュー実施状況値とを用いて、成果物ごとに、作業の進捗度合いを評価するための評価値を算出し、算出した成果物ごとの評価値を用いて、当該工程における作業の進捗度合いを評価するための評価値を算出する評価値算出部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
  11. 前記評価値算出部は、
    前記網羅度算出部により成果物ごとに網羅度が算出された工程に対して、算出した成果物ごとの評価値と、成果物ごとの重要度係数とを用いて、当該工程における作業の進捗度合いを評価するための評価値を算出することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報処理装置は、
    前記評価値算出部により算出された評価値が一定値以上である成果物にベースラインを設定するベースライン設定部を有することを特徴とする請求項10又は11に記載の情報処理装置。
  13. ずれかの工程に対して複数の成果物が生成され、各成果物にタスクIDが付与され、いずれかのタスクIDに成果物が2つ以上定義されている場合に、
    前記派生記述抽出部は、
    複数の成果物が生成されている工程に対して、成果物ごとに、派生記述を抽出し、
    前記網羅度算出部は、
    前記派生記述抽出部により成果物ごとに派生記述が抽出された工程に対して、成果物ごとに、網羅度を算出し、
    前記情報処理装置は、更に、
    成果物ごとにレビューの実施状況を数値化したレビュー実施状況値と、前記網羅度算出部により算出された成果物ごとの網羅度とを用いて、成果物ごとに、作業の進捗度合いを評価するための評価値を算出し、成果物が2つ以上定義されているタスクIDについて、当該タスクIDに定義されている成果物の評価値を用いて、作業の進捗度合いを評価するための評価値を算出する評価値算出部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
  14. 前記評価値算出部は、
    算出したタスクIDの評価値を、ソフトウェア開発プロジェクトの進捗状況を管理するツールに通知することを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記情報処理装置は、
    前記評価値算出部により算出されたタスクIDの評価値が一定値以上であるタスクにベースラインを設定するベースライン設定部を有することを特徴とする請求項13又は14に記載の情報処理装置。
  16. 複数の工程からなり、仕様に関連する記述である仕様関連記述が含まれる成果物が各工程で生成されるソフトウェア開発
    の管理に用いられるコンピュータによる情報処理方法であって、
    前段階の工程で生成された仕様関連記述から派生する新たな仕様関連記述を後段階の工程で生成する際に後段階の工程に要求される新たな仕様関連記述の記述数を、要求記述数として、前記コンピュータが、所定の記憶領域から読み出す読み出しステップと、
    前記コンピュータが、各工程で生成された各成果物を解析し、成果物ごとに、前段階の工程の成果物に含まれる仕様関連記述から派生している仕様関連記述を派生記述として成果物から抽出する派生記述抽出ステップと、
    前記コンピュータが、工程ごとに、前記要求記述数に対する前記派生記述抽出ステップによる派生記述の抽出数の比率を網羅度として算出する網羅度算出ステップとを有することを特徴とする情報処理方法。
  17. 複数の工程からなり、仕様に関連する記述である仕様関連記述が含まれる成果物が各工程で生成されるソフトウェア開発
    の管理に用いられるコンピュータに、
    前段階の工程で生成された仕様関連記述から派生する新たな仕様関連記述を後段階の工程で生成する際に後段階の工程に要求される新たな仕様関連記述の記述数を、要求記述数として、所定の記憶領域から読み出す読み出しステップと、
    各工程で生成された各成果物を解析し、成果物ごとに、前段階の工程の成果物に含まれる仕様関連記述から派生している仕様関連記述を派生記述として成果物から抽出する派生記述抽出ステップと、
    工程ごとに、前記要求記述数に対する前記派生記述抽出ステップによる派生記述の抽出数の比率を網羅度として算出する網羅度算出ステップとを実行させることを特徴とするプログラム。
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