JP5686295B2 - ビス止め用治具 - Google Patents
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Description
建物の施行作業においては、ビスを壁や天井などに打ち込む際、どの程度ビスが挿入されているのか視覚的に把握できることが好ましい。ビスの挿入具合を確認できると、例えば所望の時点でビスの打ち込みを止めることができる。
従来の器具によると、ビスの打ち込み時にビスを横方向から見て、ビスの挿入具合を確認しながら打ち込む必要があった。しかしながら、実際の作業において天井にビス打ちを行う際、横からビスを確認することは不可能であるし、壁や床などに打ち込みを行う際にもいちいちビスを横から眺めて打ち込むなどということは作業効率が悪く、到底行うことは不可能である。
弾性部材の形状は第二筒状部材が第一筒状部材から容易に抜けないようにできれば特に限定されないが、例えば細い長方形状の弾性部材を筒状部材の表面に対向して二本又は複数本取り付ける方法が考えられる。また、筒状部材の表面周囲を覆うように弾性部材もまた筒状とし、長手方向に切れ目を複数入れてもよい。
そしてビスを壁や天井の板などにビスの先端を当て、ドライバービットを電動回転器具又は手動により回転させビスを打ち込む。このときビスは空洞内に収まっているため、手でビスを支えていなくともビスが落下することはない。
この湾曲の程度をビス止め用治具の後方から見ることで、どの程度第二筒状部材が第一筒状部材に入っているのか分かる。そしてビスの壁や天井等への挿入の程度と第二筒状部材の第一筒状部材の空洞への挿入の程度は連動していることから、どの程度ビスが壁や天井等に挿入されているのか判断することができる。
以上の仕組みにより、本ビス止め用治具を用いることで、後方からでもビスの挿入の程度を視覚的に測ることが可能となる。
本実施例に係るビス止め用治具では、第一筒状部材の直径は約12mmであり、第二筒状部材の直径は約10mmである。ただし、これは使用するビスの頭の直径によって適宜変更すべきものであり、この大きさに限定されるわけではない。頭の直径がより大きなビスを用いる場合は、ビスが入るように筒状部材の直径をビスの頭の直径よりもやや大きいものとすればよい。
各筒状部材の長さは任意であるが、本実施例では約6cm程度のビスを用いることを想定しているため、第一筒状部材の長さは約4cm、第二筒状部材の長さは約5cmとしている。
ただしそれぞれの材質はこれらに限定されるものではなく、両方を透明な樹脂素材又は金属素材で構成してもよい。
弾性部材は円筒状の部材であり、第一筒状部材と第二筒状部材の表面を覆う形で設けられる。従って、弾性部材の内径は第一筒状部材の外径よりやや大きく、本実施例では約14mm程度である。素材は弾性ゴムを用いている。
ただし素材は弾性ゴムに限定されるわけではなく、可撓性があり、かつ曲げると元の形状に戻ろうとする力が働く素材であればどのようなものでもよい。熱可塑性エラストマーなどを用いてもよい。
そして、弾性部材の上端が第一筒状部材の上端(10)表面と固着され、弾性部材の下端が第二筒状部材の下端(13)表面と固着される。
図2に示すように、この状態ではスリットの間から第二筒状部材(3)の内部を視認することができる。
そして、この円盤状部材を内包してワッシャ(6)が取り付けられる。円盤状部材とワッシャとは完全には固着されず遊着され、ワッシャはナットの上部で回転する。
ドライバービットの先端(9)の位置は用いるビスの長さによって任意に設定すればよいが、第一筒状部材(2)と第二筒状部材(3)とのおよそ中間に位置するように調整することが好ましい。
次にビスを筒状部材の空洞内に挿入した状態で、床や天井、壁などビスを打ち込む場所にビスの先端を当てる。図5及び図6では壁面(W)にビスを打ち込む様子を示している。図5に示すように壁面にビスの先端を当てた後、電動器具を作動させ、ドライバービット(5)を回転させる。この回転によりビスが壁面内部に螺入される。
このとき、ビス挿入孔は壁面と並行に位置し、第一筒状部材と第二筒状部材は壁面と垂直に位置するため、ビス挿入孔(8)が壁面に接触した後は、筒状部材がガイドとなってビスを垂直に打ち込むことができる。
そして最終的にビスが完全に壁面(W)内部に打ち込まれると、そのままビス止め用治具を外せばよい。第一筒状部材と第二筒状部材とを連結する弾性部材(4)が元の状態に戻ろうとして延伸するため、第二筒状部材は自動的に第一筒状部材から押出され、図1、3、5で示す元の使用状態に戻ることとなる。
上述の通り連結用弾性部材は円筒状に構成されており、かつ長手方向に一定間隔でスリットが入っているため、弾性部材の両端が接近するにつれてスリット間の弾性部材が外側に湾曲する。本実施例に係るビス止め治具では等間隔で6本のスリットが入っていることから、弾性部材は6枚の帯状平板に分かれて均等に放射状に湾曲することとなる。
一方、ビスの打ち込みに対応して弾性部材は湾曲し、放射状に広がり始める。図7(b)は第二筒状部材が半分程度第一筒状部材に挿入された状態を示している。平面から見ると弾性部材は6つの帯状平板に分かれて放射状に伸びている。
そして最終的にビスを完全に打ち込み、第二筒状部材が限界まで第一筒状部材に挿入されると、図7(c)に示すように弾性部材は大きく湾曲し、平面から見た場合に大きく放射状に伸びることとなる。
本実施例に係るビス止め用治具を用いることで、横方向から見なくとも、平面から、すなわちドライバービット後端方向から連結用弾性部材(4)の拡がり具合を見ることで、ビスの打ち込み具合を把握することが可能となる。
2 第一筒状部材
3 第二筒状部材
4 連結用弾性部材
5 ドライバービット
6 ビット連結用ワッシャ
7 ナット
8 ビス挿入孔
9 ドライバービット先端
10 第一筒状部材上端
11 第一筒状部材下端
12 第二筒状部材上端
13 第二筒状部材下端
14 電動器具取り付け部
15 連結用弾性部材スリット
16 ビット狭着用リング
17 ドライバービット後端
18 円盤状部材
V ビス
W 壁面
Claims (4)
- 第一筒状部材、第二筒状部材、ドライバービット、連結用弾性部材からなるビス止め用治具において、
第二筒状部材の外径は第一筒状部材の内径よりも小さく、第二筒状部材が第一筒状部材の空洞内でスライドし、
連結用弾性部材は第一筒状部材及び第二筒状部材の外側において両筒状部材を固着により連結するためのものであり、平板状又は筒状であって、第二筒状部材の一端が第一筒状部材の一端内に挿入され両端部が重なった状態で両筒状部材を連結用弾性部材との固着により連結し、
ドライバービットの先端が第一筒状部材と第二筒状部材との長手方向の略中間に位置し、回転するように両筒状部材の空洞内に設けられたことを特徴とするビス止め用治具。
- 該連結用弾性部材は筒状であり、かつ内径が第一筒状部材の外径よりも大きく、第一筒状部材及び第二筒状部材の表面を覆い、
連結用弾性部材の一端が、第一筒状部材の第二筒状部材と嵌合していない端部表面と固着されており、連結用弾性部材の他端が、第二筒状部材の第一筒状部材と嵌合していない端部表面と固着されており、
第二筒状部材を第一筒状部材内部に挿入するよう力を加えると連結用弾性部材は外側に湾曲し、かつ力を外すと連結用弾性部材が延伸し第二筒状部材が第一筒状部材から押出され、両筒状部材の端部が重なった状態が維持されることを特徴とする請求項1に記載のビス止め用治具。 - 前記連結用弾性部材には長手方向に均等にスリット(切れ目)が一端近傍から他端近傍にかけて設けられており、連結用弾性部材の湾曲に伴いスリット間の連結用弾性部材が帯状となって外側に湾曲することを特徴とする請求項2に記載のビス止め用治具。
- 前記ビス止め用治具においてさらに円盤状部材を上部に設けたナットと、ワッシャと、ビット狭着リングとが設けられており、
第一筒状部材の第二筒状部材と重合していない端部にナットが固定されており、かつ該ナットの上方には円盤状部材が固着されており、
該円盤状部材を内包して平板状のワッシャが遊着されており、該ワッシャは円盤状部材を軸として回転し、
ビット狭着リングにはドライバービットを貫通後圧力により固定する貫通孔が設けられており、該貫通孔にドライバービットを通して固定し、かつ該ビット狭着リングの裏面を該ワッシャの表面と固着し、
第一筒状部材及びナットが固定された状態で、ナットの上でワッシャ及びドライバービット狭着リングが回転することで、ドライバービットを回転可能としたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のビス止め用治具。
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