JP5683700B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に備えられるワイパー装置等を動作させるモータの回転を制御するモータ制御装置に関する。
本願は、2011年7月6日に、日本に出願された特願2011−150108号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
車両には、ウインドシールドに付着した雨や前車の飛沫等を拭き取り、運転者の視界を確保するワイパー装置が設けられている。ワイパー装置は、ワイパー駆動装置によって揺動制御されるワイパーアームを有し、ワイパーアームの先端にウインドシールドに当接させられるワイパーブレードが装着されている。ワイパーブレードが装着されたワイパーアームが往復運動することにより、ウインドシールドの払拭が行われることになる。ワイパーアームは、モータの回転運動をリンク機構によって往復運動に変えることにより、払拭動作が行われる。
このようなワイパー装置において、払拭周期のバラツキを抑えつつ、反転時におけるブレードのオーバーランを制御するワイパー制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このワイパー制御装置は、経過時間とモータの目標回転数を取得し、ブレード現在位置とモータの現在回転数を算出して、ブレード現在状況を判断し、それに基づきモータ回転数を適宜補正するものである。まず、モータ回転数の補正値を算出する。続いて、補正値と目標回転数とから補正目標回転数を設定して、補正加算上限値を算出する。次に、目標回転数に補正加算上限値を加えて上限回転数を算出する。そして、上限回転数と補正目標回転数の比較結果から、上限回転数を最終目標回転数として設定することにより、モータ回転数の上昇を抑える。これにより、反転時のブレード速度を抑制することができる。
特開2010−173338号公報
ところで、従来のワイパー装置は、マイクロコンピュータを搭載し、目標値に追従するように、速度制御が行なわれている。このようなワイパー装置では、目標値を「角度毎の目標速度」や「経過時間毎の目標角度」や「経過時間毎の目標速度」などの関係を一定または任意の間隔を持たせて配列化し、直接その値を用いたり、補間して制御したりしている。図6は、ワイパーアームの角度毎に、モータの目標回転数(目標回転速度)が関係付けられたテーブルのテーブル構造を示す図である。ワイパー装置の制御装置は、図6に示すテーブルを参照して、ワイパーアームの角度毎にモータの回転数を制御することにより、滑らかな払拭動作を実現することができる。
しかしながら、図6に示すワイパーアームの角度毎に、モータの目標回転数が関係付けられたテーブルを備えるワイパー装置にあっては、制御分解能を上げたり、複数の車種データを持たせたりする場合、目標回転数のデータを記憶しておくための多くのメモリ容量が必要となる。このような場合、メモリ容量の大きなメモリを備える高価なマイクロコンピュータを用いなければならず、ワイパー装置のコストが高くなってしまうという問題がある。また、図6に示す角度と目標回転数の関係付けたテーブルは、通常の払拭動作を行うために、ワイパーアームの払拭範囲の角度が定義されている。そして、払拭範囲を変化させたり、払拭速度を変化させたりする場合は、ワイパーアームの動作に応じた数のテーブルを用意しなければならない。このため、通常の払拭動作ではない特殊な動作を行うためには、制御の処理動作において特殊な処理を行う必要がある。この結果、制御装置が複雑になり、制御装置のコストが高くなってしまうという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、少ないメモリ容量でモータの回転を制御することができるモータ制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、制御対象物がリンク機構によって接続されたモータの回転を制御するモータ制御装置であって、前記制御対象物の動作開始位置及び動作終了位置の情報と、前記モータの最大回転速度情報と、回転速度の加算量情報と、回転速度の減算量情報とからなる前記モータの制御に必要なパラメータを入力するパラメータ入力手段と、前記制御対象物の位置を検出する位置検出手段と、前記動作開始位置及び動作終了位置の情報から減速開始位置を算出し、前記動作開始位置から前記動作終了位置まで前記制御対象物を動作させる際に、最大回転速度と現時点の回転速度との差と、前記加算量情報とから目標回転速度を加算していき、前記位置検出手段により前記制御対象物が前記減速開始位置に到達したことが検出されるまで、前記目標回転速度で回転するように前記モータを加速しながら駆動し、前記制御対象物が前記減速開始位置に到達したことが検出された時点で、前記最大回転速度と現時点の回転速度との差と、前記減算量情報とから目標回転速度を減算していき、前記位置検出手段により前記制御対象物が前記動作終了位置に到達したことが検出されるまで、前記目標回転速度で回転するように前記モータを減速しながら駆動する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、制御対象物がリンク機構によって接続されたモータの回転を制御するモータ制御装置であって、外部から信号を入力する信号入力手段と、前記信号入力手段によって入力した入力信号パターンと、前記制御対象物の動作開始位置及び動作終了位置の情報と、前記モータの最大回転速度情報と、回転速度の加算量情報と、回転速度の減算量情報とからなる前記モータの制御に必要なパラメータとが予め関係付けられて記憶したパラメータ記憶手段と、前記制御対象物の位置を検出する位置検出手段と、前記信号入力手段によって入力した入力信号パターンに関係付けられ、前記モータの制御に必要なパラメータを前記パラメータ記憶手段から読み出し、前記動作開始位置及び動作終了位置の情報から減速開始位置を算出し、前記動作開始位置から前記動作終了位置まで前記制御対象物を動作させる際に、最大回転速度と現時点の回転速度との差と、前記加算量情報とから目標回転速度を加算していき、前記位置検出手段により前記制御対象物が前記減速開始位置に到達したことが検出されるまで、前記目標回転速度で回転するように前記モータを加速しながら駆動し、前記制御対象物が前記減速開始位置に到達したことが検出された時点で、前記最大回転速度と現時点の回転速度との差と、前記減算量情報とから目標回転速度を減算していき、前記位置検出手段により前記制御対象物が前記動作終了位置に到達したことが検出されるまで、前記目標回転速度で回転するように前記モータを減速しながら駆動する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、前記制御対象物が車両に備えられるワイパー装置であることを特徴とする。
本発明によれば、目標回転速度を演算によって求めるようにしたため、角度毎の目標回転速度を記憶しておく必要がなくなる。このため、メモリ容量の小さいマイクロコンピュータが適用可能となり、制御装置のコスト増大することを防止することができることができるという効果が得られる。また、制御パラメータに基づきモータの回転制御を行うようにしたため、制御対象物の位置と目標回転速度の関係を定義したテーブルを増やすことなく、動作範囲を狭くしたり、目標回転速度を変更した動作を実現したりすることができる。また、直線補間ではないため、滑らかな目標回転速度を設定することが可能となる。
本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示すパラメータ記憶部のテーブル構造を示す説明図である。 図1に示すモータの動作を示す説明図である。 図1に示すモータの動作を示す説明図である。 図1に示す制御部の動作を示すフローチャートである。 ワイパーアームの角度毎に、モータの目標回転数が関係付けられたテーブルのテーブル構造を示す説明図である。(図7〜図15B 10P00169に対応) 本発明の第2実施形態の構成を示すブロック図である。 図7に示すパラメータ記憶部のテーブル構造を示す説明図である。 図7に示すモータの動作を示す説明図である。 図7に示すモータの動作を示す説明図である。 図7に示す制御部の動作を示すフローチャートである。 モータの回転動作を示す説明図である。 モータの回転動作を示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態によるモータ制御装置を説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。ここでは、モータ制御装置によって制御されるモータの回転によって制御される制御対象物として、車両に備えられるワイパー装置を例にして説明する。この図において、符号1は、ウインドシールドを払拭するワイパーアームである。符号2は、ワイパーアーム1に払拭動作を行わせるためのモータである。ワイパーアーム1は、モータ2の回転軸とリンク機構によって接続されており、回転軸の回転方向を正回転と逆回転で切り替えることによりワイパーアーム1を往復運動させることにより、払拭動作を行う。符号21は、モータの回転軸の回転角度を検出して出力する角度センサである。ここでは、説明を簡単にするために、モータ2の回転軸の回転角度とワイパーアーム1の動作角度が一致しているものとして説明する。すなわち、ワイパーアーム1の動作角度が0度〜150度であれば、モータ2の回転軸の回転角度も0度〜150度の間を往復運動するものとする。符号3は、駆動指令に応じて、供給する電力を制御してモータ2を駆動するモータ駆動部である。
符号4は、モータ2の回転を制御するために、モータ駆動部3に対して駆動指令を出力する制御部であり、マイクロコンピュータで構成する。符号41は、車両内に備えられた車内LAN、例えば、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)を介して、車両内で送受信される信号を入力する信号入力部である。信号入力部41によって入力した信号には、ワイパー装置に対して払拭動作開始/停止を指示するワイパースイッチの状態を示す信号や払拭動作の速さ(低速、高速、間欠等)を示す信号が含まれる。また、信号入力部41には、車両の車速を示す信号やボンネットの開閉状態を示す信号も入力する。
符号42は、信号入力部41において入力した信号に基づき、モータ2の動作を制御することにより、ワイパーアーム1の払拭動作を制御する駆動制御部である。符号43は、信号入力部41において入力された入力信号のパターンと、モータ2を制御するためのパラメータとを予め関係付けて記憶したパラメータ記憶部である。
次に、図2を参照して、図1に示すパラメータ記憶部43のテーブル構造を説明する。
図2は、図1に示すパラメータ記憶部43のテーブル構造を示す図である。パラメータ記憶部43は、入力信号パターン毎に、制御パラメータが関係付けられて記憶されている。
入力信号パターンとは、信号入力部41に3系統の信号が入力される場合、3系統の信号の場合分けをしたものである。入力される信号が、ワイパースイッチ信号、ボンネット開閉信号、車速信号である場合、それぞれの信号値毎に場合分けしたものである。例えば、1番目の入力信号パターンは、ワイパースイッチが、低速払拭動作を表す「Lo」、ボンネット開閉信号が「閉」、車速信号が60km/h以下の場合である。このような場合分けが、信号入力部41に入力する信号に応じて、ワイパー装置の動作を制御する必要がある場合全てについて予め関係付けて記憶されている。
制御パラメータには、「最大回転速度」、「動作開始位置」、「動作終了位置」、「加算量」、「減算量」の5つのパラメータがある。「最大回転速度」とは、ワイパーアーム1が現在位置または所定位置から目的の位置までに動作する際に、モータ2の回転速度の最大値である。ここでは、回転速度を回転数[rpm]で表現する。「動作開始位置」とは、所定の動作を開始させる時点のワイパーアーム1の位置のことである。ここでは、ワイパーアーム1の位置を角度で表現し、ワイパーアーム1の格納位置を0度とし、最大の払拭範囲におけるワイパーアーム1の折り返し位置を150度であるものとする。
「動作終了位置」とは、所定の動作を終了させるときのワイパーアーム1の位置のことである。例えば、ワイパーアームを最大の払拭範囲で払拭させる場合の「動作開始位置」は0度であり、「動作終了位置」は、150度である。「加算量」とは、ワイパーアーム1を最大回転速度まで加速させるときに、制御周期毎に回転速度量を加算する値である。「減算量」とは、ワイパーアーム1を最大回転速度から減速させるときに、制御周期毎に回転速度量を減算する値である。
次に、図3を参照して、モータ2の動作を説明する。図3は、ワイパーアーム1を動作開始位置から動作終了位置まで動作させる場合のモータ2の回転速度の変化を示した図である。駆動制御部42は、入力信号パターンに応じて、5つの制御パラメータ(最大回転速度、動作開始位置、動作終了位置、加算量、減算量)が特定されると、まず、動作開始位置と動作終了位置とから減速開始位置を演算によって求める。そして、減速開始位置の角度において、モータ2の回転速度が最大回転速度になるように、回転速度を加速させる。
続いて、減速開始位置になった時点(最大回転速度になった時点)で、回転速度を減速に転じ、動作終了位置の角度において回転速度が0になるように、回転速度を減速させる。このとき、図3に示すカーブのように、回転速度を滑らかに変化させることにより、違和感のないワイパーアーム1の動作を実現することができる。ワイパーアーム1の動作は、図3に示す動作の動作開始位置と動作終了位置を入れ換えることにより、ワイパーアーム1が往復運動となり、払拭動作とすることができる。
次に、図4を参照して、モータ2の回転速度を加速させる動作を説明する。図4は、モータ2の回転速度を加速させる動作を示す図である。駆動制御部42は、まず、動作開始位置において、予め決められた初速値を目標回転速度の指令値として出力し、モータ2の回転を開始させる。そして、制御周期に到達した時点で、最大回転速度と現時点の回転速度(ここでは初速値)の差(最大回転速度−初速)に対して、加算量(パラメータ記憶部43から得られた値で、例えば、1/X1)を乗算して得られた値((最大回転速度−初速)×1/X1)を現時点の目標回転速度に加算した値(初速+(最大回転速度−初速)×1/X1)が新たな目標回転速度となる(図4に示す点P1)。図4に示す例においては、X1の値が4の例である。そして、次の制御周期に到達した時点で、現時点の目標回転速度(ここでは点P1)と最大回転速度の差に1/4を乗算して得られた値を現時点の目標回転速度に加算した値(図4に示す点P2)を新たな目標回転速度とする。同様の処理を繰り返して、点P3、点P4を新たな目標回転速度としてモータ3の回転軸の回転動作を制御する。
また、減速開始位置まで到達した後は、現時点の目標回転速度から減算量(パラメータ記憶部43から得られた値で、例えば、1/(X2−1))を制御周期毎に減算していき、最終的に目標回転速度を0に近づけて、動作終了位置に到達した時点で、モータ2の回転軸の回転を停止する。
次に、図5を参照して、図1に示す制御部4がモータ2の回転を制御する動作を説明する。まず、信号入力部41は、入力信号を読み取り、駆動制御部42に対して、読み取った入力信号を出力する(ステップS1)。駆動制御部42は、信号入力部41から出力された入力信号のパターンを特定し、特定した入力信号パターンと一致する入力信号パターンに関係付けられている制御パラメータをパラメータ記憶部43から読み込む(ステップS2)。ここでは、制御パラメータとして、最大回転速度「65」、動作開始位置「0」、動作終了位置「150」、加算量「1/4」(X1=4)、減算量「1/(4−1)」(X2=4)が読み出されたものとして説明する。
次に、駆動制御部42は、動作開始位置「0」と、動作終了位置「150」とから減速開始位置を算出する(ステップS3)。減速開始位置は、例えば、動作開始位置と動作終了位置の中間点((0+150)/2=75)とする。そして、駆動制御部42は、予め決められた初速値を目標回転速度とする指令をモータ駆動部3に対して出力する(ステップS4)。これにより、モータ2が回転を開始する。
次に、駆動制御部42は、角度センサ21の出力である角度値を読み取る(ステップS5)。角度センサ21が出力する角度値は、ワイパーアーム1の位置を示す値に相当する。
そして、駆動制御部42は、読み取った角度値が、減速開始位置に到達したか否かを判定する(ステップS6)。この判定の結果、減速開始位置に到達していなければ、駆動制御部42は、制御周期のトリガが入力されたか否かを判定しながら制御周期のトリガが入力するまで待機する(ステップS7、S8)。
そして、制御周期のトリガが入力された時点で、現時点の目標回転速度(回転数)に加算量を加算することにより新たな目標回転速度(回転数)を求め、求めた目標回転速度値を新たな目標回転速度とする指令をモータ駆動部3に対して出力する(ステップS9)。
駆動制御部42は、減速開始位置に到達するまで、ステップS5〜S9の処理動作を繰り返し行う。これにより、モータ2は、図3に示すように、動作開始位置から回転速度が上がりながら、減速開始位置に到達することになる。
次に、減速開始位置に到達した時点で、駆動制御部42は、角度センサ21の出力である角度値を読み取る(ステップS10)。そして、駆動制御部42は、読み取った角度値が、動作終了位置に到達したか否かを判定する(ステップS11)。この判定の結果、動作終了位置に到達していなければ、駆動制御部42は、制御周期のトリガが入力されたか否かを判定しながら制御周期のトリガが入力するまで待機する(ステップS12、S13)。
そして、制御周期のトリガが入力された時点で、現時点の目標回転速度(回転数)から減算量を減算することにより新たな目標回転速度(回転数)を求め、求めた目標回転速度値を新たな目標回転速度とする指令をモータ駆動部3に対して出力する(ステップS14)。駆動制御部42は、動作終了位置に到達するまで、ステップS10〜S14の処理動作を繰り返し行い、動作終了位置に到達して時点でモータ2の回転が停止する。これにより、モータ2は、図3に示すように回転速度が下がりながら、動作終了位置に到達することになる。
なお、前述した説明においては、入力信号パターン毎に5つの制御パラメータを関係付けて記憶したパラメータ記憶部43を制御部4内に設け、入力された信号に応じて、5つの制御パラメータを選択し、この選択した制御パラメータに基づき、モータ2の回転制御を行うようにしたが、5つの制御パラメータを制御部4の外部(例えば、車両の動作を統括的に制御するコンピュータ等)から入力し、駆動制御部42は、入力した5つの制御パラメータに基づきモータ2の回転制御を行うようにしてもよい。これは、駆動制御部42内部において、目標回転速度を演算によって求めるようにしたからこそ可能となる。
以上説明したように、制御部4内部には、入力信号パターン毎に5つの制御パラメータのみを記憶しておき、時々刻々変化する目標回転速度(回転数)を演算によって求めるようにしたため、角度毎の目標回転速度(回転数)を記憶しておく必要がなくなる。このため、メモリ容量の小さいマイクロコンピュータが適用可能となり、ワイパー装置のコスト増大することを防止することができる。また、パラメータ記憶部43は、入力信号パターン毎に5つの制御パラメータのみを記憶するようにしたため、角度と目標回転速度の関係を定義したテーブルを増やすことがない。このため、入力信号パターンに応じて払拭範囲を狭くしたり、目標回転速度を変更した払拭動作を実現することができる。また、直線補間ではないため、滑らかな目標回転速度を設定することが可能となる。
また、図1における制御部4の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりワイパーの制御処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとするまた、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
[第2実施形態](10P00169に対応)
以下、図面を参照して、本発明の第2実施形態によるモータ制御装置を説明する。図7は同実施形態の構成を示すブロック図である。ここでは、モータ制御装置によって制御されるモータの回転によって制御される制御対象物として、車両に備えられるワイパー装置を例にして説明する。この図において、符号101は、ウインドシールドを払拭するワイパーアームである。符号102は、ワイパーアーム101に払拭動作を行わせるためのモータである。ワイパーアーム101は、モータ102の回転軸とリンク機構によって接続されており、回転軸の回転方向を正回転と逆回転で切り替えることによりワイパーアーム101を往復運動させることにより、払拭動作を行う。
符号121は、モータの回転軸の回転角度を検出するための信号を出力する回転検出部である。回転検出部121は、1点の原点を検出するセンサと、回転軸の回転に応じてパルスを出力する。原点を検出するセンサは、原点を検出した時点で、原点を検出したことを示す信号を出力する。また、回転を示すパルスは、所定の回転角に応じてパルスを出力する。例えば、回転角1度毎にパルスを出力する構成であるとすると、出力されたパルスの数をカウントすることにより、回転角を求めることが可能となる。原点を検出してから発生したパルスの数をカウントすることにより、絶対的な回転角を求めることが可能となる。
ここでは、説明を簡単にするために、モータ102の回転軸の回転角度とワイパーアーム101の動作角度が一致しているものとして説明する。すなわち、ワイパーアーム101の動作角度が0度〜150度であれば、モータ102の回転軸の回転角度も0度〜150度の間を正回転と逆回転によって往復運動するものとする。符号103は、駆動指令に応じて、供給する電力を制御してモータ102を駆動するモータ駆動部である。
符号104は、モータ102の回転を制御するために、モータ駆動部103に対して駆動指令を出力する制御部であり、マイクロコンピュータで構成する。符号141は、車両内に備えられた車内LAN、例えば、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)を介して、車両内で送受信される信号を入力する信号入力部である。信号入力部141によって入力した信号には、ワイパー装置に対して払拭動作開始/停止を指示するワイパースイッチの状態を示す信号や払拭動作の速さ(低速、高速、間欠等)を示す信号が含まれる。また、信号入力部141には、車両の車速を示す信号やボンネットの開閉状態を示す信号も入力する。
符号142は、信号入力部141において入力した信号と、回転検出部121が出力するモータの回転角度を検出するための信号に基づき、モータ102の回転動作を制御することにより、ワイパーアーム101の払拭動作を制御する駆動制御部である。符号143は、信号入力部41において入力された入力信号のパターンと、モータ102を制御するためのパラメータとを予め関係付けて記憶したパラメータ記憶部である。
次に、図8を参照して、図7に示すパラメータ記憶部143のテーブル構造を説明する。
図8は、図7に示すパラメータ記憶部143のテーブル構造を示す図である。パラメータ記憶部143は、入力信号パターン毎に、制御パラメータが関係付けられて記憶されている。
入力信号パターンとは、信号入力部141に3系統の信号が入力される場合、3系統の信号の場合分けをしたものである。入力される信号が、ワイパースイッチ信号、ボンネット開閉信号、車速信号である場合、それぞれの信号値毎に場合分けしたものである。例えば、1番目の入力信号パターンは、ワイパースイッチが、低速払拭動作を表す「Lo」、ボンネット開閉信号が「閉」、車速信号が60km/h以下の場合である。このような場合分けが、信号入力部141に入力する信号に応じて、ワイパー装置の動作を制御する必要がある場合全てについて予め関係付けて記憶されている。
制御パラメータには、「最大回転速度」、「動作開始位置」、「動作終了位置」、「加算量」、「減算量」の5つのパラメータがある。「最大回転速度」とは、ワイパーアーム101が現在位置または所定位置から目的の位置までに動作する際に、モータ102の回転速度の最大値である。ここでは、回転速度を回転数[rpm]で表現する。「動作開始位置」とは、所定の動作を開始させる時点のワイパーアーム101の位置のことである。ここでは、ワイパーアーム101の位置を角度で表現し、ワイパーアーム101の格納位置を0度とし、最大の払拭範囲におけるワイパーアーム101の折り返し位置を150度であるものとする。
「動作終了位置」とは、所定の動作を終了させるときのワイパーアーム101の位置のことである。例えば、ワイパーアームを最大の払拭範囲で払拭させる場合の「動作開始位置」は0度であり、「動作終了位置」は、150度である。「加算量」とは、ワイパーアーム101を最大回転速度まで加速させるときに、制御周期毎に回転速度量を加算する値である。「減算量」とは、ワイパーアーム101を最大回転速度から減速させるときに、制御周期毎に回転速度量を減算する値である。
次に、図9を参照して、モータ102の動作を説明する。図9は、ワイパーアーム101を動作開始位置から動作終了位置まで動作させる場合のモータ102の回転速度の変化を示した図である。駆動制御部142は、入力信号パターンに応じて、5つの制御パラメータ(最大回転速度、動作開始位置、動作終了位置、加算量、減算量)が特定されると、まず、動作開始位置と動作終了位置とから減速開始位置を演算によって求める。そして、減速開始位置の角度において、モータ102の回転速度が最大回転速度になるように、回転速度を加速させる。
続いて、減速開始位置になった時点(最大回転速度になった時点)で、回転速度を減速に転じ、動作終了位置の角度において回転速度が0になるように、回転速度を減速させる。このとき、図9に示すカーブのように、回転速度を滑らかに変化させることにより、違和感のないワイパーアーム101の動作を実現することができる。ワイパーアーム101の動作は、図9に示す動作の動作開始位置と動作終了位置を入れ換えることにより、ワイパーアーム101が往復運動となり、払拭動作とすることができる。
次に、図10を参照して、モータ102の回転速度を加速させる動作を説明する。図10は、モータ102の回転速度を加速させる動作を示す図である。駆動制御部142は、まず、動作開始位置において、予め決められた初速値を目標回転速度の指令値として出力し、モータ102の回転を開始させる。そして、制御周期に到達した時点で、最大回転速度と現時点の回転速度(ここでは初速値)の差(最大回転速度−初速)に対して、加算量(パラメータ記憶部143から得られた値で、例えば、1/X1)を乗算して得られた値((最大回転速度−初速)×1/X1)を現時点の目標回転速度に加算した値(初速+(最大回転速度−初速)×1/X1)が新たな目標回転速度となる(図10に示す点P101)。図10に示す例においては、X1の値が4の例である。そして、次の制御周期に到達した時点で、現時点の目標回転速度(ここでは点P101)と最大回転速度の差に1/4を乗算して得られた値を現時点の目標回転速度に加算した値(図10に示す点P102)を新たな目標回転速度とする。同様の処理を繰り返して、点P103、点P104を新たな目標回転速度としてモータ103の回転軸の回転動作を制御する。
また、減速開始位置まで到達した後は、現時点の目標回転速度から減算量(パラメータ記憶部143から得られた値で、例えば、1/(X2−1))を制御周期毎に減算していき、最終的に目標回転速度を0に近づけて、動作終了位置に到達した時点で、モータ102の回転軸の回転を停止する。
次に、図11を参照して、図7に示す制御部104がモータ102の回転を制御する動作を説明する。まず、信号入力部141は、入力信号を読み取り、駆動制御部142に対して、読み取った入力信号を出力する(ステップS101)。駆動制御部142は、信号入力部141から出力された入力信号のパターンを特定し、特定した入力信号パターンと一致する入力信号パターンに関係付けられている制御パラメータをパラメータ記憶部143から読み込む(ステップS102)。ここでは、制御パラメータとして、最大回転速度「65」、動作開始位置「0」、動作終了位置「150」、加算量「1/4」(X1=4)、減算量「1/(4−1)」(X2=4)が読み出されたものとして説明する。
次に、駆動制御部142は、動作開始位置「0」と、動作終了位置「150」とから減速開始位置を算出する(ステップS103)。減速開始位置は、例えば、動作開始位置と動作終了位置の中間点((0+150)/2=75)とする。そして、駆動制御部142は、予め決められた初速値を目標回転速度とする指令をモータ駆動部103に対して出力する(ステップS104)。これにより、モータ102が回転を開始する。
次に、駆動制御部142は、回転検出部121から出力する信号を読み取り、読み取った信号のパルスをカウントし、回転角度を特定する(ステップS105)。ここで特定した回転角度は、ワイパーアーム101の位置を示す値に相当する。また、駆動制御部142は、回転検出部121から原点を検出したことを示す信号が出力された場合、現時点において、出力パルスをカウントすることにより特定した回転角度と、原点との差異が大きいか否かを判定する(ステップS106)。
この判定の結果、現時点で特定されている回転角度と原点位置との差異が大きい場合、駆動制御部142は、現時点の回転角度を原点位置にリセットするとともに、制御パラメータと減速開始位置を再設定する(ステップS107)。すなわち、新たに動作終了位置、最大回転速度及び減速開始位置を再計算して設定し直す(図12A、図12B参照)。一方、現時点で特定されている回転角度と原点位置との差異が小さい(急激な速度変化が発生しない程度)場合、または差異がない場合は、制御パラメータと減速開始位置の再設定を行わない。
次に、駆動制御部142は、特定した角度値が、減速開始位置に到達したか否かを判定する(ステップS108)。この判定の結果、減速開始位置に到達していなければ、駆動制御部142は、制御周期のトリガが入力されたか否かを判定しながら制御周期のトリガが入力するまで待機する(ステップS109、S110)。
そして、制御周期のトリガが入力された時点で、現時点の目標回転速度(回転数)に加算量を加算することにより新たな目標回転速度(回転数)を求め、求めた目標回転速度値を新たな目標回転速度とする指令をモータ駆動部103に対して出力する(ステップS111)。駆動制御部142は、減速開始位置に到達するまで、ステップS105〜S111の処理動作を繰り返し行う。これにより、モータ2は、図9に示すように、動作開始位置から回転速度が上がりながら、減速開始位置に到達することになる。
次に、減速開始位置に到達した時点で、駆動制御部142は、回転検出部121から出力する信号を読み取り、読み取った信号のパルスをカウントし、回転角度を特定する(ステップS112)。また、駆動制御部142は、回転検出部121から原点を検出したことを示す信号が出力された場合、現時点において、出力パルスをカウントすることにより特定した回転角度と、原点との差異が大きいか否かを判定する(ステップS113)。
この判定の結果、現時点で特定されている回転角度と原点位置との差異が大きい場合、駆動制御部142は、現時点の回転角度を原点位置にリセットするとともに、制御パラメータを再設定する(ステップS114)。すなわち、新たに動作終了位置及び最大回転速度を再計算して設定し直す。一方、現時点で特定されている回転角度と原点位置との差異が小さい(急激な速度変化が発生しない程度)場合、または差異がない場合は、制御パラメータの再設定を行わない。
次に、駆動制御部142は、特定した角度値が、動作終了位置に到達したか否かを判定する(ステップS115)。この判定の結果、動作終了位置に到達していなければ、駆動制御部142は、制御周期のトリガが入力されたか否かを判定しながら制御周期のトリガが入力するまで待機する(ステップS116、S117)。
そして、制御周期のトリガが入力された時点で、現時点の目標回転速度(回転数)から減算量を減算することにより新たな目標回転速度(回転数)を求め、求めた目標回転速度値を新たな目標回転速度とする指令をモータ駆動部103に対して出力する(ステップS118)。駆動制御部142は、動作終了位置に到達するまで、ステップS112〜S118の処理動作を繰り返し行い、動作終了位置に到達して時点でモータ102の回転が停止する。これにより、モータ102は、図9に示すように回転速度が下がりながら、動作終了位置に到達することになる。
なお、前述した説明においては、入力信号パターン毎に5つの制御パラメータを関係付けて記憶したパラメータ記憶部143を制御部104内に設け、入力された信号に応じて、5つの制御パラメータを選択し、この選択した制御パラメータに基づき、モータ2の回転制御を行うようにしたが、5つの制御パラメータを制御部104の外部(例えば、車両の動作を統括的に制御するコンピュータ等)から入力し、駆動制御部142は、入力した5つの制御パラメータに基づきモータ102の回転制御を行うようにしてもよい。これは、駆動制御部142内部において、目標回転速度を演算によって求めるようにしたからこそ可能となる。
また、前述した説明においては、パルスカウントによって特定した回転角度と原点との差異が大きい場合に制御パラメータと減速開始位置を再設定する例を説明したが、制御部104に入力する動作の要求が払拭動作中に変化した場合などにも適用可能である。例えば、所定の払拭動作中に、最大回転速度を変更するような要求が入力された場合に、制御パラメータと減速開始位置を再設定することにより、急激な速度変化が発生することを抑えることができるため、違和感のない払拭動作を続行させることが可能である。近年の高機能なワイパー装置にあっては、基本的な払拭動作中に車速が急激に変化した場合などに制御パラメータを変更する機能を備えている。このようなワイパー装置に適用することにより、ワイパーアームの動作に違和感を感じる動作が発生することを抑制することが可能となる。
以上説明したように、制御部104内部には、入力信号パターン毎に5つの制御パラメータのみを記憶しておき、時々刻々変化する目標回転速度(回転数)を演算によって求めるようにした。このため、角度毎の目標回転速度(回転数)を記憶しておく必要がなくなり、メモリ容量の小さいマイクロコンピュータが適用可能となり、ワイパー装置のコスト増大することを防止することができる。
また、原点が検出され、現時点で特定されている回転角度との差異が大きい場合は、再度制御パラメータと減速開始位置を再計算し、この計算結果に基づき、制御パラメータと減速開始位置を再設定するようにした。このため、急激な速度変化が発生することを防止することができ、滑らかな払拭動作を実現できる。
また、パラメータ記憶部143は、入力信号パターン毎に5つの制御パラメータのみを記憶するようにした。このため、角度と目標回転速度の関係を定義したテーブルを増やすことなく、入力信号パターンに応じて払拭範囲を狭くしたり、目標回転速度を変更した払拭動作を実現したりすることができる。また、直線補間ではないため、滑らかな目標回転速度を設定することが可能となる。
また、図7における制御部4の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりワイパーの制御処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとするまた、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
モータの回転軸に接続されたリンク機構を介して、制御対象物の動作を制御することが不可欠な用途に適用でき、例えば、車両に備えられる電動のテイルゲート、スライドドア、パワーウインド等の動作の制御にも適用可能である。
1・・・ワイパーアーム、2・・・モータ、21・・・角度センサ、3・・・モータ駆動部、4・・・制御部、41・・・信号入力部、42・・・駆動制御部、43・・・パラメータ記憶部

Claims (3)

  1. 制御対象物がリンク機構によって接続されたモータの回転を制御するモータ制御装置であって、
    前記制御対象物の動作開始位置及び動作終了位置の情報と、前記モータの最大回転速度情報と、回転速度の加算量情報と、回転速度の減算量情報とからなる前記モータの制御に必要なパラメータを入力するパラメータ入力手段と、
    前記制御対象物の位置を検出する位置検出手段と、
    前記動作開始位置及び動作終了位置の情報から減速開始位置を算出し、
    前記動作開始位置から前記動作終了位置まで前記制御対象物を動作させる際に、最大回転速度と現時点の回転速度との差と、前記加算量情報とから目標回転速度を加算していき、前記位置検出手段により前記制御対象物が前記減速開始位置に到達したことが検出されるまで、前記目標回転速度で回転するように前記モータを加速しながら駆動し、
    前記制御対象物が前記減速開始位置に到達したことが検出された時点で、前記最大回転速度と現時点の回転速度との差と、前記減算量情報とから目標回転速度を減算していき、前記位置検出手段により前記制御対象物が前記動作終了位置に到達したことが検出されるまで、前記目標回転速度で回転するように前記モータを減速しながら駆動する駆動制御手段と
    を備えたモータ制御装置。
  2. 制御対象物がリンク機構によって接続されたモータの回転を制御するモータ制御装置であって、
    外部から信号を入力する信号入力手段と、
    前記信号入力手段によって入力した入力信号パターンと、前記制御対象物の動作開始位置及び動作終了位置の情報と、前記モータの最大回転速度情報と、回転速度の加算量情報と、回転速度の減算量情報とからなる前記モータの制御に必要なパラメータとが予め関係付けられて記憶したパラメータ記憶手段と、
    前記制御対象物の位置を検出する位置検出手段と、
    前記信号入力手段によって入力した入力信号パターンに関係付けられ、前記モータの制御に必要なパラメータを前記パラメータ記憶手段から読み出し、
    前記動作開始位置及び動作終了位置の情報から減速開始位置を算出し、
    前記動作開始位置から前記動作終了位置まで前記制御対象物を動作させる際に、最大回転速度と現時点の回転速度との差と、前記加算量情報とから目標回転速度を加算していき、前記位置検出手段により前記制御対象物が前記減速開始位置に到達したことが検出されるまで、前記目標回転速度で回転するように前記モータを加速しながら駆動し、
    前記制御対象物が前記減速開始位置に到達したことが検出された時点で、前記最大回転速度と現時点の回転速度との差と、前記減算量情報とから目標回転速度を減算していき、前記位置検出手段により前記制御対象物が前記動作終了位置に到達したことが検出されるまで、前記目標回転速度で回転するように前記モータを減速しながら駆動する駆動制御手段と
    を備えたモータ制御装置。
  3. 前記制御対象物が車両に備えられるワイパー装置である請求項1又は請求項に記載のモータ制御装置。
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