JP5683486B2 - 透明体の動作性能を維持する方法及びシステム - Google Patents

透明体の動作性能を維持する方法及びシステム Download PDF

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Description

本発明は、透明体(たとえば乗物の窓)の動作性能を維持する方法及びシステムに関するものである。より詳細には、乗物の窓、たとえば航空機のウィンドシールドのセンサが、その特性が許容限度を外れていることを示した際、ウィンドシールドの修理又は交換を適時且つ経済的に実行する方法及びシステムに係るものである。
航空機又は宇宙船の窓(たとえば航空機のウィンドシールド)は、プラスチック層又はシート、ガラス層又はシート、及びこれらの組合せの積層板を有している。ウィンドシールドの内側領域の層は、航空機の内部に面し、ウィンドシールドの構造上の安定性をもたらしている。ウィンドシールドの外側領域は、航空機の外部に面し、通常はガラス・シートの積層板を含むものである。ウィンドシールドの外側領域は、同じく構造上の安定性をもたらすことができ、通常は視覚的明瞭さのための付属物を装備する。たとえば、この考察に限定しないが、ウィンドシールドの外側領域は、ウィンドシールドを加熱してウィンドシールドの外側表面での曇り及び氷の形成を防止し、及び/又はウィンドシールドの外側表面から曇り及び氷を除去するために、1対の隔置されたバス・バー(母線)間に、これらのバス・バーに接続された導電被覆又は複数の導電ワイアを有することができる。
当業者には理解されるように、航空機のウィンドシールドの運用時間が増大するにつれて、ウィンドシールドの付属物が機能しなくなり、ウィンドシールドを交換又は修理することが必要になるまで、ウィンドシールドの動作効率は低減する。より具体的には、ウィンドシールドの外縁部は、湿気がウィンドシールドのプラスチック及びガラス層又はシート間に入ることを防止するための障壁である機外防湿シールを有する。風及び雨によって引き起こされる浸食のため、シールが機能しなくなり、たとえば亀裂が入り、及び/又は層が剥離すると、ウィンドシールドの層間に湿気が入る。シールの亀裂又は剥離は構造上の問題ではないが、湿気がウィンドシールドの内側に到達すると、ウィンドシールドは層間剥離する可能性があり、導電被覆又はワイアのどちらか存在する方が、損傷して機能しなくなり、それによってウィンドシールドの有効寿命を低減させる可能性がある。より具体的には、ウィンドシールドの層間剥離が発生すると、多量の湿気がウィンドシールドの層間を移動し、ウィンドシールドの劣化、たとえばバス・バー及び導電被覆又はワイアの損傷及び/又は故障を加速させ、ウィンドシールドの除霜特性を低減させ又はなくならせる。
米国特許第5,675,944号明細書 米国特許第4,610,771号明細書 米国特許第4,806,220号明細書 米国特許第5,821,001号明細書 米国特許第4,078,107号明細書 米国特許第4,623,389号明細書 米国特許第4,894,513号明細書 米国特許第4,994,650号明細書 米国特許第4,902,875号明細書 米国特許第6,535,126号明細書 米国特許第6,794,882号明細書 米国特許第4,621,249号明細書 米国特許第4,793,175号明細書 米国特許第5,028,906号明細書
透明体の付属物の欠陥が始まったときに適時に応答して修理しなければ、透明体の動作効率が低減して、その結果、緊急保守、たとえば透明体の修理又は交換が必要になる可能性がある。したがって、透明体の性能を監視するためのセンサを有する透明体、及び透明体の修理又は交換が緊急保守ではなく予定された保守になるように、センサからの情報に基づいて動作する方法を提供すると有利であろう。
本発明は、乗物の本体に取り付けられた透明体の特性が許容限度を外れて動作している場合に、透明体の修理又は交換を手配する方法であって、透明体の特性の動作性能を監視するステップと、特性の動作性能が許容動作性能限度を外れている場合に、ある地理的領域で透明体の修理又は交換を予定するステップと、指定の地理的作業領域で透明体の修理又は交換を準備するために予定を乗物及び保守地点へ転送するステップとを含む方法に関する。
さらに、本発明は、乗物の本体内に取り付けられた透明体の特性が許容限度を外れて動作している場合に、透明体の修理又は交換を手配するシステムに関する。とりわけ、このシステムは、特性の動作性能を監視し、特性の動作性能を提供する第1の信号を生成するセンサと、第1の信号の情報を受け取り、第1の信号によって指示される動作性能が許容動作性能限度を外れている場合、ある地理的領域で透明体の修理又は交換を予定する第2の信号を生成するデータ処理機器とを含み、透明体の修理又は交換を用意するために第2の信号を乗物及び保守地点へ転送するようになっている。
本発明の実施に際して使用される航空機のウィンドシールドの非限定的な一実施例の横断面図。 本発明の加熱装置の非限定的な一実施例の等角図。 本発明の教示による加熱装置の導電部材上に配置された衝撃センサ又は検出器の非限定的な一実施例の平面図。 本発明の教示による図3に示す衝撃センサの出力信号を監視し、それらの出力信号に基づいて動作する本発明の電気システムの非限定的な一実施例の図。 本発明の破断センサ又は検出器の非限定的な一実施例の概略図。 図5の線6−6に沿って切り取った図。 本発明の破断センサ又は検出器の別の非限定的な実施例の平面図。 本発明の教示による加熱装置の導電部材の温度を監視するセンサ又は検出器の非限定的な実施例の平面図。 本発明の教示による図8に示すセンサの出力信号を監視し、それらの出力信号に基づいて動作する電気システムの非限定的な一実施例の図。 本発明の教示による加熱装置の導電部材の温度を監視する図8に示す加熱装置のバス・バーの電圧出力を測定する本発明の電気システムの非限定的な一実施例の図。 本発明の教示による加熱装置の導電部材の温度を測定するセンサの別の非限定的な実施例の平面図。 本発明の教示による加熱装置の導電部材の上に配置された湿度センサ又は検出器の非限定的な一実施例の平面図。 本発明の教示による図12に示す湿度センサの出力を監視する電気システムの非限定的な一実施例。 図12の線14−14に沿って切り取った図。 本発明の教示による加熱装置の導電部材上に配置された湿度センサの別の非限定的な実施例の側面立面図。 本発明の教示による図2に示す1枚のウィンドシールド上の湿度センサ又は検出器の別の非限定的な実施例を示す図14の図に類似の図。 本発明の実施に際して使用できる湿度センサ又は検出器の別の非限定的な実施例の平面図。 本発明の教示によるセンサ又は検出器の出力信号を監視し、航空機の透明体に視覚的明瞭さを提供する付属物の構成、特性、又は特質のリアルタイムの性能を監視する本発明のシステムの非限定的な一実施例の概略図。 許容限度を外れて機能していることをセンサ又は検出器の信号が示す航空機の透明体の修理又は交換を予定するシステムの概略図。
本明細書では、本発明に関する「内側」、「外側」、「左」、「右」、「上」、「下」、「水平」、「鉛直」などの空間又は方向に関する用語は、図面に示されたとおりである。しかし、本発明では、様々な代替の方向を想定できるので、そのような用語は限定的に見なされるものではないことを理解されたい。さらに、本明細書及び特許請求の範囲で使用される寸法、物性などを表すすべての数字は、「約」という用語によってすべて修飾されていると理解されるものとする。したがって、反対の表記がなければ、以下の明細書及び特許請求の範囲に述べる数値は、本発明によって得られることが望ましい且つ/又は求められる特性に応じて変動させることができる。少なくとも、特許請求の範囲への均等の原理の適用を限定することなくとも、各数値的パラメータは少なくとも、報告される有効桁数の点から、通常の四捨五入を適用することによって得られる解釈されるべきである。さらに、本明細書に開示するすべての範囲は、含まれるあらゆる部分範囲を包含すると理解されるものとする。たとえば、「1〜10」という記載の範囲は、最小値1及び最大値10を含めて、最小値1と最大値10との間のあらゆる部分範囲、すなわち最小値1以上で始まり最大値10以下で終わるすべての部分範囲、たとえば1〜6.7又は3.2〜8.1又は5.5〜10を含むと見なされるべきである。
また、本明細書では、「〜上に配置される」又は「〜上に取り付けられる」という用語は、その上に配置され又は取り付けられることを意味するが、必ずしも表面接触しているというわけではない。たとえば、ある物品又は物品の構成要素が別の物品又は物品の構成要素「上に取り付けられる」又は「上に配置される」ということは、それぞれ物品間又は物品の構成要素間の材料の存在を排除しない。
本発明のいくつかの非限定的な実施例について論じる前に、本発明はその用途において、本明細書に示し且つ論じる特定の非限定的な実施例の詳細に限定されないことが理解されよう。本発明では他の実施例も可能である。さらに、本発明について論じるために本明細書で使用される術語は、限定ではなく説明を目的とする。さらに、別段指示しない限り、以下の議論では、同じ符号は同じ構成要素を指している。
本発明の非限定的な実施例は、航空機の積層透明体を対象とし、詳細には、航空機のウィンドシールドを対象とする。しかし本発明は、いかなる特定のタイプの航空機の透明体にも限定されるものではないが、本発明は、電気的刺激に応答して可視の伝送を増大又は低減させる媒体を有するタイプの航空機の窓(たとえばそれだけに限定されるものではないが米国特許出願公開第2007/___号に開示されるタイプの窓)及び1対の積層シート間に絶縁された空気空間を有するタイプの航空機の窓(たとえばそれだけに限定されるものではないが米国特許第____号に開示されるタイプの窓)において本発明を実施することを企図する。これらの公開の全体的な開示を、本明細書に援用する。さらに、本発明は、工業用及び住宅用の窓(たとえばそれだけに限定されるものではないが米国特許第5,675,944号に開示されるタイプの窓)、任意のタイプの陸上乗物用の窓、任意のタイプの航空機及び宇宙船用のキャノピー(天蓋)、客室窓、及びウィンドシールド、任意の上記又は下記の水上船舶用の窓、並びに観察側面用の窓、又は任意のタイプのコンテナ用のドア(たとえばそれだけに限定されるものではないが冷蔵庫、キャビネット、及び/若しくはオーブンのドア)において実施できる。これらの特許を、全体として本明細書に援用する。さらに、本発明は、透明体の層又はシートの材料に限定されるものではなく、層又はシートは、それだけに限定されるものではないが、硬化及び未硬化のプラスチック・シート、焼なまし、熱補強並びに熱及び化学補強、透明、着色、被覆、並びに未被覆のガラス・シートから作ることができる。さらに、本発明は、不透明シート、たとえばそれだけに限定されるものではないが、木材及び金属シート並びに不透明な被覆を有するガラス・シート、並びにこれらの組合せを有する窓において実施できる。
図1には、本発明の実施に際して使用できる航空機のウィンドシールド20の非限定的な一実施例を示す。ウィンドシールドは、第1の中間層26によって第2のガラス・シート24に固定された第1のガラス・シート22を含み、第2のシート24は、第1のウレタン中間層30によって第2のビニル中間層又はシート28に固定され、第2のビニル中間層28は、第2のウレタン中間層34によって加熱可能部材32に固定される。当技術分野で使用されるタイプの縁部部材又は防湿層36、たとえばそれだけに限定されるものではないがシリコーン・ゴム又は他の可撓性で耐久性のある耐湿性材料が、以下の領域に固定される。(1)ウィンドシールド20の外縁部38、すなわち第1のシート22及び第2のシート24、第1のビニル中間層26及び第2のビニル中間層28、第1のウレタン中間層30及び第2のウレタン中間層34、並びに加熱可能部材32の外縁部38、(2)ウィンドシールドの外側表面42の周辺部又は周辺縁部40、すなわちウィンドシールド20の第1のガラス・シート22の外側表面42の周辺部40、並びに(3)ウィンドシールド20の外側表面46の周辺部又は周辺縁部44、すなわち加熱可能部材32の外側表面46の周辺部。
当業者には理解されるように、本発明を限定することはないが、第1のガラス・シート22及び第2のガラス・シート24、第1のビニル中間層26及び第2のビニル中間層28、並びに第1のウレタン中間層30は、ウィンドシールド20の構造部、又は内側領域を形成し、ウィンドシールド20の外側表面42は、乗物、たとえば航空機47(図18Bのみに示す)の内部に面し、第2のウレタン層34及び加熱可能部材32は、ウィンドシールド20の非構造部、又は外側領域を形成し、ウィンドシールド20の表面46は、航空機の外部に面する。加熱可能部材32は、下記に論じる方法で、ウィンドシールド20の外側表面46から曇りを除去し、及び/又は外側表面46上の氷を溶解させるための熱を発生させる。
本発明は、ウィンドシールド20の構造に限定されるものではなく、本発明の実施に際しては、当技術分野で使用される航空機の透明体のあらゆる構造を使用できることが理解されよう。たとえば、本発明に限定されることなく、ウィンドシールド20は、ビニル中間層28及びウレタン中間層30が省略され、及び/又はシート22及び24がプラスチック・シートである構造を含むことができる。
通常、ウィンドシールド20のガラス・シート22、24は、透明の化学的に補強されたガラス・シートであるが、本発明はそれに限定されるものではなく、ガラス・シートは、熱補強又は熱強化ガラス・シートとすることができる。さらに理解されるように、本発明は、ウィンドシールド20を構成するガラス・シート、ビニル中間層、又はウレタン中間層の数に限定されるものではなく、ウィンドシールド20は、任意の数のシート及び/又は中間層を有することができる。
本発明は、加熱可能部材32の設計及び/又は構造に限定されるものではなく、本発明の実施に際しては、シートの表面を加熱してシートの表面上の氷を溶解させ、及び/又はシートの表面から曇りを除去するために当技術分野で使用される任意の導電性の加熱可能部材を使用できる。図2を参照すると、本発明の非限定的な一実施例では、加熱可能部材32は、表面64に導電被覆62が施されたガラス・シート60と、導電被覆62に電気的に接触している1対の隔置されたバス・バー66、68とを含む。本発明は、たとえば導電被覆62の組成に限定されるものではなく、また本発明を限定するものではなく、導電被覆62は、任意の適した導電材料から作ることができる。本発明の実施に際して使用できる導電被覆の非限定的な実施例は、それだけに限定されるものではないが、PPG Industries,Inc.から商標NESA(登録商標)で市販されているタイプの熱分解堆積されたフッ素ドープ酸化スズ膜、PPG Industries,Incから商標NESATRON(登録商標)で市販されているタイプのマグネトロン・スパッタ堆積されたスズ・ドープ酸化インジウム膜、並びにそれだけに限定されるものではないが金属膜、たとえば金属酸化物膜、たとえば酸化亜鉛及び/又はスズ酸亜鉛間の銀を含む1枚又は複数のマグネトロン・スパッタ堆積膜から構成された被覆を含み、これらの膜はそれぞれ、たとえば米国特許第4,610,771号、第4,806,220号、及び第5,821,001号に開示されるように、マグネトロン・スパッタリングによって順次付与することができる。これらの開示を、全体として本明細書に援用する。
本発明は、ガラス・シート60を加熱するために導電被覆を使用することに限定されるものではなく、電気的に加熱できる任意のタイプの部材、たとえばそれだけに限定されるものではないが導電ワイアを使用することを企図することが理解されよう。ワイア、たとえば図1に想像線で示すワイア69は、中間層34に埋め込んで、バス・バー66及び68に電気的に接続することができる。そのような加熱装置は、PPG Industries Ohio Inc.の登録商標AIRCONで当技術分野では周知であり、米国特許第4,078,107号に開示されている。同特許を、全体として本明細書に援用する。
本発明は、これらのバス・バーの設計及び/又は構造に限定されるものではなく、本発明の実施に際しては、当技術分野で使用される任意のタイプのバス・バーを使用できる。本発明の実施に際して使用できるバス・バーの例には、それだけに限定されるものではないが、米国特許第4,623,389号、第4,894,513号、第4,994,650号、及び第4,902,875号(銀セラミックのガラス・フリットに焼成される)に開示されるタイプが含まれる。これらの特許を、全体として本明細書に援用する。本発明の好ましい実施に際しては、これらのバス・バーは、たとえば米国特許第___号に開示されるタイプの銀セラミックのガラス・フリット上で焼成される。バス・バー66及び68はそれぞれ、それぞれワイア70及び71によって電源72、たとえば電池へ接続され、バス・バー66及び68並びに導電被覆62に電流を流して導電被覆62及びシート60を加熱し、ウィンドシールド20の表面46から氷及び/又は曇りを除去する。ワイアのうちの1本には、オン−オフスイッチ、可変抵抗器、又は可変変圧器73が接続され、たとえばバス・バー68及び66を通る電流の流れを変動又は調整するように電源72とバス・バー68の間に可変抵抗器を配置するための位置71A及び71B間のワイア71と、導電被覆62の温度を制御するための導電被覆62との間に接続される。本発明を限定するものではないが、バス・バー66の端部75とバス・バー68の端部76は、バス・バー66及び68と航空機47(図18Bのみに示す)の金属の本体カバーのアーク放電を防止するために、ガラス・シート60の隣接する辺78〜81から隔置される。
次に、本発明の教示によって、ウィンドシールド20の選択された構成要素上にセンサ又は検出器を配置してウィンドシールド20の選択された構成要素の性能を監視することを議論の対象とする。
衝撃センサ
本発明の非限定的な一実施例では、ウィンドシールド20は、物体がウィンドシールドに衝突し、又は衝撃を与えたとき、たとえば本発明を限定するものではないがウィンドシールド20の外側表面46に衝突したときに信号を生成する衝撃センサ又は検出器を備える。たとえば、本発明を限定するものではないが、航空機が離陸又は着陸中に滑走路を進むと、異物、たとえば石が空気中を飛んできて、ウィンドシールドの外側表面46に衝突する可能性がある。1枚のウィンドシールド上に取り付けられた衝撃検出器を使用して、1枚又は複数の異物がウィンドシールドに衝突したことを示すことができ、任意選択で、衝突又は衝撃が発生した外側表面46上の位置、及びウィンドシールド20の表面46上の衝撃の相対的なエネルギーを示すことができる。
図3を参照すると、本発明の非限定的な一実施例では、1つ又は複数の衝撃センサ又は検出器(図3には4つの検出器83A、83B、83C、及び83Dを示す)が、ガラス・シート60の辺78〜81のそれぞれに隣接して取り付けられる。本発明のこの非限定的な実施例では、衝撃検出器はそれぞれ、圧電材料、たとえばそれだけに限定されるものではないが圧電結晶を含む。圧電材料は、振動、たとえば石がガラス・シート60の外側表面46に衝突することによって引き起こされるガラス・シート60(図1及び2参照)の振動に露出されると、圧縮又は歪みを受け、その結果、電界を生成する。この電界を使用して、警報器及び/又は記録器を作動させ、又は作用させ、衝突又は衝撃を通知及び/又は記録することができる。さらに、下記で論じるように、3つ以上の衝撃検出器を使用して、ウィンドシールドの表面46上の衝撃の位置を識別できる。
必要に応じて図3及び図4を参照すると、衝撃検出器83A〜Dの1つがガラス・シート60のそれぞれ辺78〜81の1つに隣接して取り付けられた加熱可能部材32が示されている。検出器83A〜Dは導電被覆62に取り付けられ、検出器83A〜Dの一つの電気的コンタクトは導電被覆62に電気的に接続され、検出器83A〜Dのそれぞれの他の電気的コンタクトは、それぞれワイア84A〜Dによってそれぞれ可変抵抗器又は可変変圧器85A〜Dに接続される。可変抵抗器85A〜Dはそれぞれ、ワイア86A〜D(図4参照)を経由して操作盤(コンソール)88及び電源72の陽極に電気的に接続される。このようにして、検出器83A〜Dへの電力は、電源72によって提供され、それぞれ可変抵抗器85A〜Dによって制御され、コンソール88内の比較器によって測定又は監視される衝撃検出器83A〜Dのそれぞれの電界を変化させる。理解できるように、本発明は、検出器83A〜Dに電力が提供されるこの方法に限定されるものではなく、本発明の実施に際しては、任意の回路構成を使用することができ、たとえば、本発明を限定するものではなく、検出器83A〜Dの一方の電気的コンタクトは、ウィンドシールドの任意の1枚又は複数のシートに取り付けて、これらの検出器への電力提供専用の電源の一方の極に直接接続することができ、検出器83A〜Dの他方のコンタクトは、専用の電源の他方の極に接続される。理解できるように、本発明は、本発明の実施に際して使用される電源のタイプに限定されるものではなく、電源は、交流電流又は直流電流を生成することができる。
図3及び図4に示す構成では、検出器83A〜Dの圧電材料は、ウィンドシールドが振動を受けたとき、たとえば物体がウィンドシールド20の外側表面46に衝突したとき、圧縮又は歪みを受ける。検出器の圧電結晶の振動により、電界又は電流が生じ、検出器83A〜Dのそれぞれワイア84A〜Dの1本又は複数に沿ってコンソール88(図18Aも参照されたい)まで送られる。コンソール88は、データ処理機器、たとえばソフトウェアを備え、このデータ処理機器は、ワイア86A〜Dに沿って転送される信号を分析して、検出器83A〜Dのうちの選択された検出器又はすべての検出器からの信号の三角測量によって衝撃の位置を決定し、たとえば電界の大きさによって衝撃の大きさを決定し、その情報を記憶する。衝撃検出器、たとえば圧電結晶の電気ファイルのための電子回路は、当技術分野では周知であり、たとえば米国特許第6,535,126号を参照されたい。この特許を、全体として本明細書に援用し、さらなる議論は必要ないと考える。本発明の別の非限定的な実施例では、所定の量の電流を超過する検出器83A〜Dからの信号は、コンソール88上に表示され、たとえば航空機の次の予定された降機地で、ウィンドシールド20の外側表面46の目視検査を行うべきであること、及び/又はウィンドシールドを修理すべきであることを示し、また任意選択で、下記に論じる方法でこれらの信号を管制センタへ転送して、任意の必要な修理を予定することができる。
理解されるように、離陸、飛行、及び着陸中の航空機は振動し、それによって衝撃検出器は振動して電界を生成する。可変抵抗器85A〜85D又は電子フィルタを使用して、所定のレベルを上回る電界だけを通すことができる。このようにして、衝撃検出器を使用してウィンドシールドへの衝撃を検出し、航空機の振動に関する性能記録(ログ)を作成できる。
破断センサ
以下の議論では、本発明の実施に際して、米国特許第6,794,882号に開示される破断又は亀裂検出器又はセンサが使用されるが、理解されるように、本発明はそれに限定されるものではなく、本発明の実施に際しては、当技術分野で周知の任意の亀裂センサ又は検出器を使用することができる。同特許の開示全体を本明細書に援用する。米国特許第6,794,882号に開示されるタイプの破断センサ又は検出器の非限定的な一実施例を図5に示し、符号89で指し示す。亀裂センサ89は、ウィンドシールド20のシート22、24、28、及び60のうちの1枚の主表面の実質的外周部38(図1参照)全体に沿って又はその周りに延びる導電ストリップ90を含む。図5及び図6では、導電ストリップ90がガラス・シート60の導電層62に取り付けられ、バス・バー66及び68を取り囲み、電気絶縁層96、たとえばウレタン層又は非導電性の被覆層によって、導電被覆62から電気的に隔離されることを示す。
図5に示すように、導電ストリップ90は、シート60の辺78〜81から隔置された導電被覆62上に取り付けられる。理解できるように、導電ストリップ90は、ガラス・シートのうち、導電ストリップ90が堆積された部分の可視性を低減させる可能性があるため、導電ストリップ90の最大幅は、ウィンドシールド20の必要な又は指定の操縦者の可視領域に依存する。航空機の透明体、たとえばウィンドシールドは、必要な可視(又は透明)領域を指定する特有の安全要件を有する。しかし、必要な導電特性を依然として有する実質上又は完全に透明の材料により導電ストリップ90が形成される場合、ウィンドシールドのシートに対する導電ストリップ90の配置を大きく変更できるはずである。たとえば、本発明を限定するものではなく、導電ストリップ90は、シートの表面上でより中心に位置する内側の又は小さいストリップ又はバンドを形成できる。別法として、導電部材90は、ガラス・シートの中心からシート22、24、28、及び60の周辺部38の方へ外方に広がる複数の同心円状のストリップ又はバンドを含むことができる。さらに別法として、導電ストリップ90は、シート内の破断又は破損の予期される性質及び進路に応じて、「X」字状又は他の形状とすることができる。
上記で論じたように、導電被覆62は、電気絶縁層96によって導電ストリップ90から電気的に隔離される。理解できるように、絶縁層96は、導電ストリップ90が分離することを防止することによって、ガラス・シート32内の小さい亀裂の存在を覆うことができる。この制限は、ガラス・シート60の被覆されていない表面部分上に導電ストリップ90を施すことによってなくなり、たとえば本発明を限定するものではないが、被覆62並びにバス・バー66及び68を被覆されていないガラスのストリップ92(図2のみに示す)で取り囲むことによってなくなる。被覆されていないガラス・ストリップ92は、任意の好都合な方法で提供でき、たとえば被覆プロセス中にガラス表面を覆うことによって、又はガラス表面から被覆を研磨で若しくは化学的に除去することによって提供できる。ガラスは化学的に補強されているため、強化ガラスを割る可能性のある表面の損傷を回避するために、被覆プロセス中にそれら領域を覆うことが好ましい。
理解できるように、導電ストリップ90は、積層ウィンドシールド20のシートのうちのいずれか1枚の任意の表面に施すことができるが、本発明の好ましい実施に際しては、導電ストリップ90は、シート60の被覆されていない部分92とウレタン層34との間のシートであることが好ましい。図5に示す非限定的な実施例では、導電ストリップ90は、シート60の被覆されていない位置92に取り付けられ(図2参照)、被覆層62の実質的に外周部全体の周りに延びる。導電ストリップ90は、第1の終端表面104及び第2の終端表面106を有する。第1の終端表面104と第2の終端表面106との間の距離又は間隙は、終端表面104及び106間であらゆる記述的な電界の連通を防止するのに十分なものとするべきである。
破断センサ90は、導電ストリップ90に電位を印加するために、導電ストリップ90に電気的に連通している電源108をさらに含む。電源108は、それだけに限定されるものではないが、電池、発電機など、任意の従来の電源とすることができる。さらに、破断センサ90は、導電ストリップ90の電位を測定するために、導電ストリップ90に連通しているオーム計などの電気的測定機構110を含む。電源108と電気的測定機構110の両方を制御し、これらと通信するために、ソフトウェア及びコンピュータなどの制御機構112が使用される。この制御機構112を使用して、所定の又は特に設定された電位を導電ストリップ89に提供するように電源108に命令し、印加された後、制御機構112は、電気的測定機構110を介して導電ストリップ90の電位を収集及び/又は計算することができる。電源108、電気的測定機構110、及び制御機構112はすべて、単一のユニット若しくは計器、たとえばコンソール88内で組み合わせることができ(図18参照)、又は個別のユニットとすることができる(図5参照)。
電源108は、制御機構112によって設定又は指定される通り、設定電圧を導電ストリップ90に印加する。この設定電圧により、電流は、導電ストリップ90内を流れる。電気的測定機構110は、第1のリード114及び第2のリード116を通って導電ストリップ90に接続される。第1のリード114は第1の終端表面104に接続され、第2のリード116は第2の終端表面106に接続される。この接続により、導電ストリップ90は、電源108が電位を印加するとき、電気的回路として動作することができる。
電気的測定機構110は、第1の終端表面104に接続された第1のリード114及び第2の終端表面106に接続された第2のリード116を介して、導電ストリップ90内を流れる電流を読み取り、又は測定する。電源108は設定電圧を印加しており、電気的測定機構110は導電ストリップ90内を流れる電流を読み取り又は測定しているため、電気的測定機構110(又は制御機構112)は、導電ストリップ89の抵抗値を計算することができる。
破断又は亀裂は、ガラス・シート60内で発生して広まると、最終的には導電ストリップ90に到達する。亀裂が導電ストリップ90内を進んでその一部分を破損し始めると、電気的測定機構110又は制御機構112によって計算される抵抗値が増大し始める。この抵抗値の増大は、ガラス・シート60内に破断又は亀裂が存在することを示す。亀裂が導電ストリップ90を完全に横切って破損すると、抵抗値は無限大に到達し、深刻な破断状況を示す。
導電ストリップ90は、金属、金属酸化物、半金属、合金、又は他の複合材料など、任意の適した導電材料から形成された導電被覆材料とすることができる。また、導電ストリップ90は不透明であっても透明であってもよい。さらに、導電ストリップ90は、セラミック塗料又は導電インクから形成された導電被覆材料とすることができる。導電材料は、ガラス・シートに亀裂が入ると亀裂が入り若しくは分離する材料でなければならず、又はそうでなければ、変化の検出を可能にする方法で、導電材料の電気的特性を変化させなければならない。導電ストリップ90は、従来の薄膜堆積方法若しくは従来の厚膜堆積方法、従来の接着製造方法、スクリーニング、又は他の類似のプロセスによって、ガラス・シート22、24、28、及び60のうちの1枚又は複数の表面上に堆積させることができる。一実施例では、導電部材90は、導電性のインジウム酸化スズ被覆である。
本発明は、2枚以上のシート上に導電ストリップを施すことを企図し、たとえば本発明を限定するものではないが、ガラス・シート22、24、28、及び60の表面上に導電ストリップ90を施すことを企図する。理解されるように、2枚以上のシート上に導電ストリップが配置される際、導電ストリップ90はそれぞれ独自の電源108を有し、又は1つの電源が提供され、導電ストリップ90の2つ以上に電気的に接続され、また衝撃センサ83A〜Dに対して上記で論じ、破断センサに対して下記で論じる方法で、それぞれの導電ストリップ90への電圧を制御するために、各導電ストリップ90に可変抵抗器が提供される。同様に、1つ又は複数の電気的測定機構110を使用して、ウィンドシールド20のシート22、24、28、及び60上のそれぞれの導電ストリップ90を流れる電位又は電流を読み取って測定することができる。このようにして、ガラス・シート22、24、28、及び60のそれぞれの状況を監視できる。
制御機構112及び/又は中心若しくは複数の専用の電気的測定機構110は、ガラス・シート22、24、28、及び60上のそれぞれの個別の導電ストリップ90を識別して各導電ストリップ90に対する電位(抵抗値)を計算するように装備される。このようにして、乗物の操縦者は、関連する導電ストリップ90の破損又は橋絡によるガラス・シート22、24、28、及び60のそれぞれにおける破断の存在及び程度に関する警報機構118からの指示を受け取る。理解できるように、破断状況中は通常、どのガラス・シートが破断し又は亀裂が入ったかを解読するのが困難であり、それぞれのシート22、24、28、及び60上に導電ストリップ90を提供することにより、乗物の操縦者は、故障状況を有するシートを識別することができる。
導電ストリップ90が、ガラス・シートの表面に導電ストリップの亀裂が生じた場合に導電ストリップ90を破損又は破壊するような形でシート22、24、28、又は60のうちの対応する1枚に接触している限り、導電ストリップ90はシート22、24、28、及び60間の中間層26、30及び34内に埋め込まれることができる。表面上の破断位置の識別を向上させるために、シートの主表面上に格子若しくは配列(アレイ)のパターンで複数の導電ストリップ90を配置でき、又は任意選択で、図7に示すようにシートの周辺部38に隣接してアレイ・パターンを使用して、ウィンドシールド20の視野の低減を最小にすることができる。
図7に示す本発明の非限定的な実施例では、ガラス・シート125の辺120〜123はそれぞれ、ガラス・シート125の周辺部135に、又は周辺部135に隣接して、導電ストリップの2つの列132及び134を有し、導電ストリップのアレイを提供して、シート126内の破断又は亀裂がどこで発生したかをより決定的に識別する。より具体的には、導電ストリップの第1の列132は、シート125の隅部141〜144にそれぞれ導電ストリップ136〜139を含み、またシート125の辺121及び123にそれぞれ導電ストリップ146及び147を含む。図7を引き続き参照すると、シート125の辺120では、ストリップ136の端部136Aがストリップ139の端部139Bに隣接して端部139Bから隔置され、シート125の辺121では、ストリップ136の端部136Bがストリップ146の端部146Aに隣接して端部146Aから隔置され、またストリップ146の端部146Bがストリップ137の端部137Aに隣接して端部137Aから隔置され、辺122では、ストリップ137の端部137Bがストリップ138の端部138Aに隣接して端部138Aから隔置され、シート125の辺123では、導電ストリップ138の端部138Bがストリップ147の端部147Aに隣接して端部147Aから隔置され、またストリップ147の端部147Bがストリップ139の端部139Aに隣接して端部139Aから隔置される。
導電ストリップの第2の列134は、導電ストリップ150〜153を含む。導電ストリップ150は、ガラス・シート125の辺121及び123間に延び、端部150Aは、ストリップ151の端部151Bに隣接して端部151Bから隔置され、端部150Bは、ストリップ153の端部153Aに隣接して端部153Aから隔置される。導電ストリップ151は、ガラス・シート125の辺122及び120間に延び、端部151Aは、ストリップ152の端部152Bに隣接して端部152Bから隔置される。導電ストリップ152は、ガラス・シート125の辺121及び123間に延び、端部152Aは、ストリップ153の端部153Bに隣接して端部153Bから隔置される。導電ストリップ153は、ガラス・シート125の辺120及び122間に延び、端部153Bは、ストリップ152の端部152Aに隣接して端部152Aから隔置される。
ストリップ136〜139、146、147、及び150〜153のそれぞれの端部A及びBは、電源108(図5参照)に個別に電気的に接続され、導電ストリップ136〜139、146、147、及び150〜153に電位を印加し、また導電ストリップ136〜139、146、147、及び150〜153の電位を測定する電気的測定機構110に電位を印加する。制御機構112は、上記で論じたように、電源108と電気的測定機構110との両方を制御してこれらと通信し、所定の又は特に設定された電位を導電ストリップ136〜139、146、147、及び150〜153に提供するように電源108に命令し、印加された後、制御機構112は、電気的測定機構110を介して導電ストリップ136〜139、146、147、及び150〜153の電位を収集及び/又は計算することができる。導電ストリップ136〜139、146、147、及び150〜153に対する電源108、電気的測定機構110、及び制御機構112はすべて、単一のユニット若しくは計器、たとえばコンソール88(図13参照)内で組み合わせることができ、又は個別のユニットとすることができる。
図7を引き続き参照すると、2つの列132及び134がそれぞれ、列132内に隔置された導電ストリップ、たとえばストリップ136〜139、146、及び147を有し、また列134内に導電ストリップ150〜153を有する構成により、ガラス・シート内の亀裂又は破損の位置の近似がより近くなる。より具体的には、本発明を限定するものではなく、亀裂156は導電ストリップ146及び151を裂いて、シート125の辺121の中心領域内に亀裂156を配置し、亀裂158は導電ストリップ139及び153を裂いて、シート125の辺138に隣接する辺123内に亀裂158を配置する。理解できるように、図5に示す導電ストリップの構成は、それだけに限定されるものではないが、亀裂が偶発的な事象であるのか、それとも航空機の本体内にウィンドシールド20を固定する枠の設計によってウィンドシールドの縁部上にかかる応力によって引き起こされたのかを決定するための調査に有用である。
アーク・センサ又は検出器
次にこの議論は、バス・バー66、68及び導電部材、たとえば導電被覆62又は中間層34内に埋め込まれたワイアを含む加熱装置の性能を監視して、アークの発生、又はアークが発生する確率が高いことを決定し、それぞれアークによってウィンドシールドが損傷される前に、又はアークが発生する前に、ウィンドシールドを修理又は交換すべきであることを示す本発明の非限定的な実施例を対象とする。本議論に関するアークは、それだけに限定されるものではないが、被覆62並びに/若しくはバス・バー66及び68内の亀裂、並びに/又はバス・バー66、68及び/若しくは被覆62の分離にかかる電気アーク放電である。当業者には理解されるように、加熱可能部材32のガラス・シート60への衝撃の結果、ガラス・シート60が裂け、その結果、被覆62が裂ける。さらに、ウィンドシールド20の防湿障壁36を湿気が通ることで(図1参照)、積層ウィンドシールドの層間剥離を引き起こす可能性がある。ウィンドシールドの層間剥離の結果、導電被覆又は中間層38内に埋め込まれたワイアから、バス・バー66及び68の一方又は両方が分離する可能性がある。導電被覆62内の亀裂及びバス・バーと被覆の間の分離にかかる電気アーク放電の結果、点加熱が生じ、加熱可能部材32のガラス60が裂けるのに十分なほど増大する可能性がある。
図8及び図9を参照すると、符号160で識別された本発明の別の加熱部材の非限定的な一実施例が示されている。加熱部材160は、ガラス・シート60(図1及び図2に示すシート60)上の導電被覆62に電気的に接続されたバス・バー66及び68を含む。先に論じたように、導電部材62への電圧は、電源72からワイア71及びスイッチ又は可変抵抗器73を通ってバス・バー68の端部76へ、バス・バー68及び被覆62を通ってバス・バー66へ、バス・バー66の端部75のワイア70を通って電源72へ流れる電流によって提供される(図2も参照されたい)。必要に応じて図8及び図9を参照すると、アーク・センサ又は検出器164は比較回路165を含み、入力側でワイア167によってバス・バー68の反対側の端部166に接続され、また電流入力ワイア71に接続される。電流入力ワイア71は、バス・バー68の端部76に接続される(図2も参照されたい)。動作の際には、バス・バー68の端部76に接続されたワイア71によって、比較器回路165に基準電圧が提供される。
電力は、ワイア71を通ってバス・バー68へ流れ、導電被覆62を通って反対側のバス・バー66へ流れる。バス・バー68を通過する電力の一部分は、バス・バー68の端部166のワイア167によって比較回路165へ誘導される。比較器回路165は、ワイア71からの基準電圧とワイア167の測定された電圧を連続して又は定期的に比較する。ワイア167の測定された電圧が基準電圧とは所定の量だけ異なるとき、比較器165のワイア・リード168からの出力信号が生成される。この出力信号は、下記に論じる方法で、バス・バーへ供給されている電力を終了させ、且つ/又は加熱可能部材160の性能の状態報告を送ることができる。より具体的には、ワイア167からの測定された電圧が低減した場合、これは、電流がバス・バー68を流れていないことを示すことができる。ワイア167からの測定された電圧が増大した場合、これは、バス・バー68を流れる電流が増大したことを示すことができ、おそらくその結果、たとえば導電被覆62、又はバス・バー66、68の一方若しくは両方内の亀裂によって、導電被覆62又はバス・バー66の抵抗の増大が生じる。理解されるように、センサ164は、何がバス・バー68の端部166で測定される電圧の増大又は低減を引き起こしているのかを識別する能力をもたないが、高い標準値を上回る増大又は低い標準値を下回る低減は、加熱可能部材160の性能が変化していること、そして修復動作、たとえば加熱装置への電力入力の中断、加熱可能部材160の修理、又はウィンドシールド20の交換を行うべきであることを示す。理解できるように、比較回路164は、コンソール88内に取り付けることができる(図18A参照)。
センサ164は、米国特許第4,902,875号に開示されるタイプのものである。同特許の開示全体を本明細書に援用する。理解されるように、本発明は、米国特許第4,902,875号に開示されるセンサのタイプに限定されるものではなく、本発明の実施に際しては、導電部材32(図2参照)又は160(図8参照)の電圧又は電流を測定して導電部材32又は160のバス・バー66、68及び/又は導電被覆62を通過する電圧又は電流の変化を示す任意のセンサを使用できる。
必要に応じて図8及び図10を参照すると、本発明の実施に際して導電被覆62の温度を測定してウィンドシールド20の加熱可能部材の過熱を防止するために使用できる、符号170で指定するセンサの別の非限定的な実施例が示されている。センサ170は、米国特許第4,994,650号に開示されるタイプのものである。同特許の開示全体を本明細書に援用する。理解されるように、本発明は、米国特許第4,994,650号に開示されるセンサのタイプに限定されるものではなく、本発明の実施に際しては、導電表面の温度を測定して導電表面の過熱を防止する任意のセンサを使用することができる。
センサ170は、バス・バー66及び68間の所定の位置で被覆電圧を監視するように被覆62に電気的に接続されている電界検出器である。センサ170は、ワイア172を経由して電圧比較システム171に接続される。本発明で限定的ではないが、図8に示す本発明の特定の実施例では、センサ170の位置は、バス・バー68に近接して隔置され、導電部材160の上隅部に位置し、したがってウィンドシールド20を通して見ると、センサ170の存在は最小になる。理解されるように、センサ170の位置は、バス・バー66、68間の他の位置にくるように選択でき、また許容できる場合、ウィンドシールド20の可視領域内へ延びることができる。
図8及び図10を引き続き参照すると、電圧比較器171は、ワイア174によって電源72に接続される。原則として、バス・バー66、68に電力が印加されると、バス・バー66、68間の導電被覆62内に電界が確立される。電界内の電圧は、かなり直線的に分散されるので、被覆62内の特定の位置における電圧は、バス・バーに対するその特定の位置の物理的な位置に比例する。所与の位置では、印加電圧が変化した場合、その所与の位置における電圧も比例して変化する。その結果、被覆電圧の所定の変化量が決定されると、バス・バーの抵抗の増大のため、バス・バーへの電流が中断されたこと、又はバス・バーを流れる電流が低減したことを仮定することができる。抵抗の増大は、中断、すなわちバス・バー内の破損又は導電被覆内の亀裂に起因する可能性がある。このようにして、電界検出器170は、センサ170の位置で被覆62内の電圧を監視することによって、バス・バー及び/又は導電被覆内の破損を検出するように動作する。本発明で限定的ではないが、以下の議論の目的で、電流は、バス・バー68から被覆62を通ってバス・バー66へ流れるので、被覆62内の電圧は、バス・バー68からバス・バー66へ降下する。
図8及び図10に示す特定の非限定的な実施例では、電源72からワイア174を通って比較器171に基準電圧が提供される。電流は、バス・バー68及び被覆62を通ってバス・バー66へ流れる。比較器171の回路は、被覆62の電圧を監視する。比較器171は、電源72からの基準電圧と検出器ワイア172を介する被覆62の測定された電圧とを連続して比較する。検出器ワイア172からの測定された電圧が基準電圧とは所定の量だけ異なるとき、比較器171からの出力信号が、リード176を通ってコンソール88へ送られる。電圧の差は、たとえばバス・バー内の破損、バス・バーと被覆の分離、及び/又は被覆62内の亀裂によるバス・バー66、68及び/又は被覆62の性能の変化量を示す。コンソール88は、比較器171から受け取った情報を分析し、適当な行動をとる。適当な行動には、それだけに限定されるものではないが、バス・バー68への電力入力の終了、或いは導電部材160の被覆62並びに/又はバス・バー66及び/若しくは68の性能が変化したこと、そして導電部材62のアーク及び関連する局部的な過熱を防止するには保守若しくは修理が必要とされること、又は必要とされるであろうということの指示が含まれる。
理解できるように、比較器165(図9)及び/又は171(図10)は、コンソール88の回路内に含むことができ、又はコンソール88の外側の個別のシステム若しくは組み合わせたシステムとすることができる。
導電被覆温度センサ
図11を参照すると、加熱可能部材32の導電被覆62の温度を測定して加熱可能部材の過熱を防止するために使用できる、符号200で識別されるセンサ又は検出器が示されている。センサ200は、米国特許第4,894,513号に開示されるタイプのものである。同特許の開示全体を本明細書に援用する。理解されるように、本発明は、米国特許第4,894,513号に開示されるセンサのタイプに限定されるものではなく、本発明の実施に際しては、導電部材の温度を測定する任意のセンサを使用することができる。
図11を引き続き参照すると、本発明のこの非限定的な実施例の温度センサ200は、1つ又は複数のワイア・ループを含み、たとえば、本発明を限定するものではなく、図11に示すセンサ200は、ワイア・ループ202〜206を有する。理解されるように、本発明は、任意の数の有線ループを有するセンサ200を用いて実施される。1つのワイア・ループだけが使用される場合、そのワイア・ループは、導電部材の設計及び/又は経験に基づいて過熱点が予期される位置まで、導電被覆62内を延びることが好ましい。ワイア・ループ202〜206はそれぞれ、抵抗タイプのデバイスであり、すなわち温度が変化すると抵抗が変化する。本発明で限定的ではないが、ワイア・ループ202〜206は、0.026オーム/メートル℃(0.008オーム/フィート摂氏度)の割合で変化する抵抗を有する黒色化した34〜36番鉄ニッケル・ワイアであることが好ましい。
図11に示す特定の実施例では、ワイア・ループは、バス・バー66及び68間で導電被覆62全体にわたって延び、ワイア・ループ202〜206のループ状の端部208を除いて、バス・バーに対して概ね平行である。ワイア・ループ202〜206は、導電被覆62(図1参照)に重なる中間層34の表面に沿って配置されることが好ましい。ワイア・ループ202〜206は、被覆62から電気的に隔離されるので、温度センサ200の電圧降下比較器回路212〜216から導電部材32の回路を絶縁して回路の短絡を防止する。代替手段として、ワイア・ループのワイアは、絶縁カバーを備えることができ、又は空気冷却機(AIRCON)システムの加熱ワイアが中間層34内に埋め込まれるのと類似の方法で、中間層34内に埋め込むことができる。
図11を引き続き参照すると、比較器回路212〜216は、加熱可能部材32の導電被覆62の温度が変化すると変化するワイア・ループのワイアの抵抗に基づいて、対応するワイア・ループ202〜206の温度を監視する。ワイア・ループ202〜206のいずれか1つの平均温度が設定値に到達すると、回路212〜216は、電源72からバス・バー68への電力を遮断し、又は導電部材62の温度が上昇しており、補正行動が推奨されるという警報若しくは信号を設定する。本発明の実施に際して使用できる回路に関する詳細な議論は、本発明を限定するものではないが、米国特許第4,894,513号に注目されたい。
ここで理解できるように、比較器回路212〜216は、コンソール88内に配置することができる(図18A参照)。
また、本発明は、たとえば本発明をそれだけに限定するものではないが加熱可能部材32に類似の加熱可能部材を有する航空機の透明体の過熱を防止するために使用できる後付け構成を企図する。図2を参照すると、本発明の非限定的な一実施例では、ウィンドシールド20(図1参照)の外部に制御装置230(図2に想像線で示す)が取り付けられる。制御装置230は、バス・バー66及び68並びに比較器の抵抗を測定するためのオーム計を含む。オーム計によって測定される抵抗が所定の値を超過すると、比較器によってワイア232(想像線で示す)に沿って信号が送られ、スイッチ73を開いて電源72からバス・バー66及び68への電流の流れを停止させる。
湿度センサ
上記で論じ、図1に示すように、ウィンドシールド又は透明体20は、湿気がウィンドシールド20のガラス・シート22、24、及び60とプラスチック中間層又はシート26、28、30、及び34の間に入るのを防止するための障壁である機外防湿シール36を有する。より具体的には、防湿シール36が機能しなくなり、たとえば風及び雨によって引き起こされる浸食のため、亀裂が入り、又は剥離すると、ウィンドシールドのシート間に湿気が入る。防湿シールの亀裂又は剥離は構造上の問題ではないが、湿気がシート間を移動すると、ウィンドシールド20は層間剥離する可能性があり、及び/又は加熱装置が損傷して機能しなくなり、それによってウィンドシールドの有効寿命を低減させる可能性がある。ウィンドシールド20の層間剥離が発生すると、湿気がシート間に入る速度及び量が増大し、ウィンドシールドの劣化を加速させる。理解できるように、防湿障壁36の状況又は性能を監視し、湿気の浸入によって引き起こされるウィンドシールドの劣化が始まり、又は加速する前に、防湿障壁を交換又は修理することが有利であろう。
必要に応じて図12〜図14を参照すると、湿度センサ250〜253が、図12に示す導電被覆62のそれぞれ辺78〜81に隣接して導電被覆62上に配置された、本発明の非限定的な一実施例を示す。センサ250〜253はそれぞれ、導電被覆62に堆積された感湿性の電気抵抗性材料層256(本明細書では「感湿層」とも呼ぶ)と、感湿層256に堆積された導電層258とを含む(図14参照)。センサ250〜253のそれぞれの導電層258は、それぞれワイア260A〜Dを経由して、直流電源、たとえば電源72の陽極に個別に接続される。任意選択で、これらのワイアは、センサ250〜253のそれぞれの導電層256への電力入力を調整するために衝撃センサ83A〜Dが電源72に接続されるのと類似の方法(図4参照)で、それぞれワイア260A〜Dを経由して、滑り抵抗器又は可変変圧器を通って直流電源72の陽極に個別に接続される。本発明は、感湿層256の材料に限定されるものではなく、本発明の実施に際しては、任意の感湿性の電気抵抗性材料、たとえばそれだけに限定されるものではないが二酸化チタン、並びに/又は米国特許第4,621,249号及び第4,793,175号に開示される材料を使用できる。これらの特許の開示を全体として本明細書に援用する。さらに本発明は、感湿層256の上の導電層258の材料に限定されるものではなく、任意の導電材料、たとえばそれだけに限定されるものではないがアルミニウム、銅、金、及び銀を使用できる。本発明の非限定的な一実施例では、センサ250〜253は、インジウム酸化スズの導電被覆62、スパッタ二酸化チタン膜の感湿層256、及びスパッタ金の導電層258(図14参照)を含む、図12に示すように細長い部材である。
感湿層256が湿気を吸収するにつれて、感湿層256の抵抗は低減する。理解できるように、層256の抵抗は、任意の通常の方法で測定及び/又は監視することができる。本発明の非限定的な一実施例では、ワイア262A〜Dは、それぞれセンサ250〜253の導電層258に接続される。各対のワイア260A及び262A、260B及び262B、260C及び262C、260D及び262D間の電圧差は、比較器270(図13参照)によって測定及び/又は監視される。図13を参照すると、センサ250〜253のそれぞれのワイア260が、比較器270に接続される。比較器270は、センサ250〜253のそれぞれの感湿層256の抵抗を監視する。電圧差が所定の量を超過すると、ワイア272に沿って警報器又はモニタへ信号が転送される。ここで理解できるように、比較器270は、コンソール88内に配置することができ、又はコンソール88の一部とすることができる(図18A参照)。
図12及び図14に示す本発明の非限定的な実施例では、電源、たとえば本発明を限定するものではないが電源70(図2参照)の陽極(+)は、それぞれワイア260A〜Dによってセンサ250〜253のそれぞれの導電層258に接続され、陰極(−)は、バス・バー66に接続されたワイア70によって加熱可能部材の導電被覆62に接続される。図12に示すセンサ250〜253の層258の隣接する端部は、センサ250〜253及びバス・バー66及び68の隣接する端部間で電流がアークを発するのを防止するのに十分な量だけ互いから隔置される。
理解できるように、図12及び図14に示す本発明の非限定的な実施例では、センサ250〜253は、電流が導電被覆62を流れているときに動作する。しかし、湿度センサを常に動作させることが望ましい場合、図15に示す本発明の非限定的な実施例を使用することができる。図15のセンサ274の実施例は、センサ274が導電被覆62の上に施された非導電層、たとえばプラスチック膜276を含むことを除いて、図14に示すセンサ251の実施例に類似しており、また導電層278は、プラスチック膜276の上の層258に類似しており、感湿層256に電気的に接触している。図15に示す実施例では、ワイア260A及び280は電源に接続され、ワイア278は比較器270(図13参照)に接続される。
シートのうちの1枚又は複数、たとえばそれだけに限定されるものではないがウィンドシールド20のシート24上、及びシート60の被覆されていない表面92(図2参照)上に、本発明の湿度センサを有することが望ましい場合、図16に示す実施例を使用することができる。図16に示すセンサ280の実施例は、センサ274のプラスチック膜276がないことを除いて、図15に示すセンサ274に類似している。図16に示すように、ウレタン中間層30は、ガラス・シート24及び湿度センサ280を覆う。
図17には、符号282で指定される本発明の湿度センサの別の非限定的な実施例を示す。センサ282は、感湿層258に電気的に接続された1対のくし形電極284及び286を含む。ワイア288及び290は、それぞれ電極284及び286を電源に電気的に接続させる。ここで理解できるように、本発明は、この湿度センサの設計及び/又は構造に限定されるものではなく、本発明の実施に際しては、当技術分野で周知の湿度センサの設計及び/又は構造のいずれか、たとえばそれだけに限定されるものではないが、米国特許第4,621,249号、第4,793,175号、及び第5,028,906号に開示されるものを使用することができる。これらの特許の開示全体を本明細書に援用する。
理解できるように、本発明は、ウィンドシールド20のシート22、24、26、28、30、34、及び60上に配置された湿度センサ又は検出器の数又は構成に限定されるものではない。たとえば、本発明を限定するものではなく、湿度センサは、亀裂センサ若しくは検出器の導電ストリップ89(図5参照)に対して示すように、シートのうちの1枚若しくは複数の周辺部の周りに延びる単一のストリップとすることができ、又は湿度センサは、図12に示す湿度センサ250〜253に対して示すように、シートの各辺に沿って細長いストリップとすることができ、又は湿度センサは、亀裂センサの導電部材136、137、138、139、146、147、及び150に対して図7に示す構成を有することができる。
本発明の別の非限定的な実施例では、湿度センサは、亀裂検出器として使用することができる。より具体的には、湿度センサ、たとえば図15に示す湿度センサ274が裂けて分離すると、電流は導電層258及び278(図15参照)を通って流れなくなり、これは、湿度センサに関連するシート22、24、及び/又は60内の亀裂を示すことができる。
制御システム
図18を参照すると、本発明の透明体20の性能を監視し、許容限度を外れて動作している透明体、たとえば航空機のウィンドシールドの保守、たとえば修理又は交換を適時に予定するための本発明の非限定的な一実施例が示されている。本発明のウィンドシールド20は、衝撃、破断、アーク、温度、及び/又は湿度センサ又は検出器、たとえばそれだけに限定されるものではないが上記で論じたタイプの1つ又は複数を有することができる。図18Aを参照すると、ウィンドシールドの構成要素の性能に関するデータを保持する信号を有するセンサからのワイアは、コネクタの一部、たとえば電気出力コネクタ300に接続される。出力コネクタ300は、本発明を限定するものではなく、積層内に埋め込まれた電気デバイスに外部の電気的アクセスを提供するために当技術分野で使用されるタイプのいずれかとすることができる。出力コネクタ300は、入力電気コネクタ302、たとえばケーブル304によってコンソール88に接続されたコネクタの他の部分に接続される。本発明の非限定的な一実施例では、コンソール88は、センサ又は検出器からの信号を読み取って分析し、ウィンドシールドの構成要素の性能を監視及び/又は決定するためのソフトウェアを有するコンピュータを含む。モニタ306は、視覚的な表示を提供し、スピーカ308は、ウィンドシールド、及び/又はウィンドシールドの個別の構成要素の性能に関する可聴式の情報を提供する。コンソール88は、モニタ306に注目を集めるための警報器310を含むことができる。航空機内にコンソール88を配置することで、航空機内の人員にウィンドシールドのリアルタイムの性能を提供する。
本発明の別の非限定的な実施例では、コンソール88は無線送信器及び受信器312を有し、送信器312は、信号314を送信塔316へ伝送する。信号314は、ウィンドシールド20の性能に関するデータを保持する。送信塔316は、ウィンドシールド20の性能に関するデータを保持する信号318を衛星320へ伝送する。衛星320は、ウィンドシールドの性能に関するデータを保持する信号322を管制センタ324へ伝送する。受け取ったデータは調査され、とるべき適当な行動が予定される。本発明の非限定的な一実施例では、受け取った情報に基づいて、管制センタの人員は、もしあればどの行動が必要かを決定する。ウィンドシールドの修理又はウィンドシールドの交換などの行動が必要な場合、修理予定を提供する信号326が、衛星320へ伝送される。衛星320は、修理予定を有する信号328を塔316へ伝送する。塔316は、修理予定を有する信号330を、コンソール88へ伝送し、また指定の修理地点(通常、航空機の次の予定された降機地)に地理的に近接している保守センタ332へ伝送して、指定の修理地点に必要なすべての部品、機器、及び人員を有するように準備する。
本発明の非限定的な一実施例では、これらのセンサからのデータが、ウィンドシールド20を交換しなければならないことを示す場合、修理予定は、航空機の次の予定された降機地へのウィンドシールドの出荷を含むことができ、ある程度緊急にウィンドシールドを交換しなければならない場合、修理予定は、直ちに着陸するための飛行計画の変更を含むはずであり、ウィンドシールドは存在しているか、又はすぐに到着するであろう。乗客は、任意選択で別の航空機に乗り換えることができ、又は修理が完了されるまで待機することができる。修理が予定され、ウィンドシールドを取り外さなくても修理を行うことができる場合、修理予定は、人員及び修理部品を指定の修理地点で提供することができる。
理解できるように、本発明は、情報を保持する信号の無線伝送に限定されるものではなく、陸線によって伝送を行うこともできる。さらに、信号は、衛星のみによって、又は送信塔のみによって、及びこれらの組合せによって、地点間で伝送することができる。
本発明は、上記で提示して論じた本発明の実施例に限定されるものではない。本発明の実施例は、例示のみを目的として提示され、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲、及び本出願への直接的又は間接的な派生を有する出願に追加されるあらゆる追加の特許請求の範囲のみによって限定される。

Claims (18)

  1. 航空機が、着陸すべき目的地に向かって飛行している際に、前記航空機の透明体の特性が許容限度を外れた場合に、前記透明体の修理又は交換を手配する方法であって、
    前記航空機の離陸前に、前記透明体への電気的刺激に応答して前記透明体の前記特性の動作性能を監視するセンサを搭載するステップと、
    前記航空機が、前記着陸すべき目的地に向かって飛行している間に、前記センサにより監視された前記特性の動作性能に関するデータを提供する第1の信号を、前記センサから前記航空機内のコンソールに送るステップと、
    前記第1の信号に対応して、前記センサにより監視された前記特性の動作性能を示す第2の信号を前記航空機内の乗組員に送り、前記センサにより監視された前記特性の動作性能に関するデータを提供する第3の信号を無線で官制センタに送るステップと、
    データ処理装置を用いて、前記第の信号に対応して、前記センサにより監視された前記特性が許容動作性能限度を外れているか、および前記透明体の修理又は交換が必要かを決定し、前記透明体の修理又は交換に要する時間および前記透明体の修理又は交換を行なう地理的領域を決定するステップと、
    前記特性の前記動作性能が許容動作性能限度を外れている場合に、前記官制センタから前記地理的領域へ第4の信号を送り、前記地理的領域で前記透明体の修理又は交換を予定するステップと、
    前記航空機に無線で第5の信号を送り、前記航空機内の乗組員に前記透明体の前記修理又は交換が必要であること、および前記透明体の前記修理又は交換が予定されている前記地理的領域を知らせるステップと
    を含む、透明体の修理又は交換を手配する方法。
  2. 前記航空機が第1の航空機であり、前記官制センタが、第2の航空機内に取り付けられた透明体の特性の動作性能に関する情報をも受け取る、請求項1に記載された透明体の修理又は交換を手配する方法。
  3. 前記官制センタから前記地理的領域へ第4の信号を送り、前記地理的領域で前記透明体の修理又は交換を予定するステップが、前記地理的作業領域で利用できるように人員、機器、及び/又は部品を準備するステップを含む、請求項1に記載された透明体の修理又は交換を手配する方法。
  4. 前記航空機の元の飛行計画には、前記地理的作業領域での停留は予定されていない、請求項3に記載された透明体の修理又は交換を手配する方法。
  5. 前記第4の信号が、
    前記透明体の前記修理又は交換に要する時間を含む項目群から選択された項目の少なくとも1つを有する情報、
    前記地理的作業領域の指定、
    前記透明体を修理又は交換するために前記地理的作業領域で利用できるように前記航空機、人員、機器、及び/又は部品の準備、
    前記地理的領域、および前記航空機、1つ又は複数の監視システムへの第4の信号の送付を含む、請求項1に記載された透明体の修理又は交換を手配する方法。
  6. 前記透明体が、2枚以上のガラス及び/又はプラスチック・シートを有する航空機の積層ウィンドシールドである、請求項1に記載された透明体の修理又は交換を手配する方法。
  7. 前記センサが、湿気を検出するセンサ、前記ウィンドシールドの衝撃又は振動を検出するセンサ、前記シートのうちの1枚で裂け目を検出するセンサ、電気アークを検出するセンサ、導電部材の温度変化を検出するセンサ、及びこれらの組合せの群から選択され、前記センサが、前記透明体の第1の外側主表面と第2の外側主表面との間で前記シートのうちの1枚の表面に取り付けられる、請求項6に記載された透明体の修理又は交換を手配する方法。
  8. 前記地理的領域が、前記着陸すべき目的地である、請求項3に記載された透明体の修理又は交換を手配する方法。
  9. 前記透明体の特性が、その機能を発揮するために電力を使用し、許容動作性能限度を外れている前記透明体への電力が、前記着陸すべき目的地に前記航空機が着陸する前に切られる、請求項8に記載された透明体の修理又は交換を手配する方法。
  10. 前記センサが連続的に前記第1の信号を送る、請求項1に記載された透明体の修理又は交換を手配する方法。
  11. 前記航空機が着陸すべき目的地に到着する前に、前記透明体の修理が必要である、前記請求項1に記載された透明体の修理又は交換を手配する方法。
  12. 航空機の本体に取り付けられた透明体の特性が許容限度を外れて動作している場合、透明体の修理又は交換を手配するシステムであって、センサと、第1のデータ処理装置と、第2のデータ処理装置とを備え、
    前記センサが、前記特性の動作性能を監視して、前記センサにより監視された前記特性の動作性能に関するデータを提供する第1の信号を生成し、
    前記第1のデータ処理装置は、前記航空機に搭載され、前記第1の信号を受信して第2の信号および第3の信号を生成し、前記第2の信号は音響/視覚表示装置に送られて、前記センサにより監視された前記特性の動作性能を提供し、前記第3の信号は無線送信されて、前記センサにより監視された前記特性の動作性能に関するデータを提供し、
    前記第2のデータ処理装置は、前記航空機の外に離れて設けられ、前記第3の信号を受信して、前記第3の信号に対応して、
    前記透明体の特性が許容動作性能限度を外れている
    決定し、
    前記透明体の修理又は交換に要する時間、および
    前記透明体の修理又は交換を行なう地理的領域
    を決定し、第4の信号および第5の信号を生成し、前記第4の信号は前記透明体の修理又は交換を予定するために前記地理的領域へ送られ、前記第5の信号は第1のデータ処理装置に送られて、前記透明体の修理又は交換の予定及び前記地理的領域を音響的および/または視覚的に表示される、システム。
  13. 前記センサが前記透明体に取り付けられ、請求項12に記載されたシステム。
  14. 前記第2のデータ処理装置により生成される前記第の信号が、前記透明体の修理又は交換に要する時間の群から選択された情報を含み、前記地理的領域で利用できるように前記航空機、人員、機器、及び/又は部品を準備する、請求項13に記載されたシステム。
  15. 前記第1のデータ処理装置が、前記第3の信号を受信及び送信塔又は受信及び送信衛星へ伝送し、前記受信及び送信塔又は前記受信及び送信衛星が、前記第3の信号を前記第2のデータ処理装置へ伝送する、請求項14に記載されたシステム。
  16. 前記第2のデータ処理装置が、前記第4の信号を前記航空機、第3のデータ処理装置、第4のデータ処理装置、及びこれらの組合せのうちの少なくとも1つへ伝送する、請求項15に記載されたシステム。
  17. 前記第2のデータ処理装置が、前記第4の信号を受信及び送信塔又は受信及び送信衛星へ伝送し、前記受信及び送信塔又は前記受信及び送信衛星が、前記第の信号を前記航空機、前記第3のデータ処理装置、前記第4のデータ処理装置、及びこれらの組合せのうちの少なくとも1つへ伝送する、請求項16に記載されたシステム。
  18. 前記センサが、湿気を検出するセンサ、衝撃及び振動を検出するセンサ、裂け目を検出するセンサ、電気アークを検出するセンサ、導電被覆の温度を測定するセンサ、並びにこれらの組合せの群から選択される、請求項12に記載されたシステム。
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