JP5683118B2 - 連結具を有する、上衣及び下衣を含む衣服 - Google Patents

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Description

本発明は、第1の連結具を備えるテープ状基材を有する下衣と、一又は複数の第2の連結具を備える上衣とを含む衣服に関する。本発明はまた、上衣及び下衣の連結の際に痛みを感じない、第1の連結具を備えるテープ状基材を有する下衣と、一又は複数の第2の連結具を備える上衣とを含む衣服に関する。
従来、上衣及び下衣を含む衣服、例えば、スポーツ用衣服では、運動時に上衣が捲れ、腹部が露出する場合があった。また、上衣及び下衣に分かれたセパレートタイプの水着は、ワンピースタイプの水着と比較して脱着がしやすいことから人気があるが、アクアエクササイズ等の水中で激しく動いた際に、運動及び水流に起因して、腹部が露出する場合があり、ユーザーに敬遠されることがあった。
上記問題点を改良するため、特許文献1には、スナップボタン等の結合部材により、上衣及び下衣を固定することができるスポーツウェアが開示されている。また、非特許文献1にも、同様の機構を有する水着が開示されている。
スナップボタンは、凸部材と、凹部材とを係合させる際に、当該凸部材と凹部材とを、外側から加圧することにより係合する機構を有するが、特許文献1のスポーツウェア及び非特許文献1の水着では、指と、身体の一部、例えば、骨盤部分との間で上記凸部材及び凹部材を加圧すると、スナップボタンが身体の骨盤等に当たり、痛みを感じる場合があることが見出された。
特許文献1のスポーツウェア及び非特許文献1の水着では、スナップボタンの凸部材及び凹部材、特に下衣側のスナップボタンを視認することができないので、痛みを感じないように、衣服をずらしてスナップボタンの凸部材と凹部材とを指で挟むことも難しい。
特許文献2には、左右前身頃に指挿入部を有し、片手でも簡単且つ快適に着脱できる衣類、特に身障者用パジャマが開示されている。
しかし、特許文献2に記載の衣類は、片手で簡単且つ快適に着脱することを目的とし、上衣の右前身頃と左前身頃とを簡易に連結するものであって、運動時等の捲れを防止するために、上衣と下衣とを連結するものではない。
実用新案登録第3111300号公報 特開2002−173810号公報
ゴールドウイン(株),プレスリリース,2009年11月18日,インターネット<URL:http://www.goldwin.co.jp/corp/pr/2009/11/post-25.html>
以上のように、特許文献1のスポーツウェア及び非特許文献1の水着には、上述の問題点があった。また、特許文献2の衣類は、上衣と下衣とを連結する機構を有していない。
従って、本発明は、上衣及び下衣の連結の際に痛みを感じない衣服を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、第1の連結具を備えるテープ状基材を有する下衣と、一又は複数の第2の連結具を備える上衣とを含む衣服であって、上記テープ状基材が、第1の連結具の係合されない側と、上記下衣との間に指を入れることができるように、上記下衣の外側に取り付けられ、第2の連結具が、上記上衣の内側の、第1の連結具に対応する場所に、直接又は間接的に取り付けられており、そして第1の連結具及び第2の連結具を係合させる際に、指で挟み込んで係合させることにより、上記上衣及び下衣を連結することができることを特徴とする衣服により、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明は以下の態様に関する。
[態様1]
第1の連結具を備えるテープ状基材を有する下衣と、一又は複数の第2の連結具を備える上衣とを含む衣服であって、
上記テープ状基材が、第1の連結具の係合されない側と、上記下衣との間に指を入れることができるように、上記下衣の外側に取り付けられ、
第2の連結具が、上記上衣の内側の、第1の連結具に対応する場所に、直接又は間接的に取り付けられており、そして
第1の連結具及び第2の連結具を係合させる際に、指で挟み込んで係合させることにより、上記上衣及び下衣を連結することができることを特徴とする、
上記衣服。
[態様2]
上記テープ状基材が、複数の第1の連結具を備えている、態様1に記載の衣服。
[態様3]
上記テープ状基材が、上記複数の第1の連結具が丈方向に配置されるように、上記下衣に取り付けられている、態様2に記載の衣服。
[態様4]
上記テープ状基材が、上記テープ状基材の長手方向両端と、各第1の連結具間とにおいて、上記下衣に取り付けられている、態様2又は3に記載の衣服。
[態様5]
上記一又は複数の第2の連結具が、第2のテープ状基材を介して、上記上衣に間接的に取り付けられている、態様1〜4のいずれか一つに記載の衣服。
[態様6]
第1の連結具及び第2の連結具を、ウエストからヒップの高さに有する、態様1〜5のいずれか一つに記載の衣服。
[態様7]
第1の連結具を下衣の左右の2カ所に有し、そして第2の連結具を上衣の左右の2カ所に有する、態様1〜6のいずれか一つに記載の衣服。
[態様8]
第1の連結具及び第2の連結具が、一対のスナップである、態様1〜8のいずれか一つに記載の衣服。
[態様9]
スポーツ用衣服である、態様1〜8のいずれか一つに記載の衣服。
[態様10]
水着である、態様1〜9のいずれか一つに記載の衣服。
[態様11]
一又は複数の第1の連結具を備える下衣と、第2の連結具を備えるテープ状基材を有する上衣とを含む衣服であって、
上記テープ状基材が、第2の連結具の係合されない側と、上記上衣との間に指を入れることができるように、上記上衣の外側に取り付けられ、
第1の連結具が、上記下衣の内側の、第2の連結具に対応する場所に、直接又は間接的に取り付けられ、そして
第1の連結具及び第2の連結具を指で挟み込んで係合させることにより、上記上衣及び下衣を連結することができることを特徴とする、
上記衣服。
本発明の衣服は、第1の連結具と、第2の連結具とを指で挟み込んで係合させることにより、上衣及び下衣を連結することができるので、上衣及び下衣の連結の際に痛みを感じない。
また、本発明の衣服は、第1の連結具の係合されない側と、下衣との間に、指を入れることができ、第1の連結具及び第2の連結具の位置を、敏感な手の平で認識しながら、第1の連結具及び第2の連結具を係合させることができるので、第1の連結具及び第2の連結具の係合が簡易である。
図1は、本発明の衣服の実施態様の1つの斜視図である。 図2は、図1の衣服において、第1の連結具を備えるテープ状基材と、第2の連結具を備える第2のテープ状基材とを説明するために、上衣が一部裏返された状態の図である。 図3は、本発明の衣服の一態様において、上衣及び下衣の係合の仕方を説明するための図である。 図4は、第1の連結具を1つ備えるテープ状基材の、下衣への取り付け例を示す図である。 図5は、第1の連結具を2つ備えるテープ状基材の、下衣への取り付け例を示す図である。
本発明の衣服について、以下、必要に応じて図面を用いて、詳細に説明する。
図1は、本発明の衣服の実施態様の1つの斜視図である。図1の衣服1は、上衣2及び下衣3を含むセパレートタイプの水着であり、そして上衣2の内側には、第2の連結具5が、第2のテープ状基材4を介して取り付けられている。また、下衣3には、第1の連結具(図示せず)が、テープ状基材(図示せず)を介して取り付けられている。さらに、第1の連結具(図示せず)は、第2の連結具5と係合することにより、上衣2及び下衣3が連結されている。なお、図1において、識別子6,7及び8は、それぞれ、ファスナー、縫製部及び縫合部である。
図2は、図1の衣服1において、第1の連結具を備えるテープ状基材と、第2の連結具を備える第2のテープ状基材とを説明するために、上衣が一部裏返された状態の図である。図2の衣服1は、第1の連結具10として、2個のスナップを備えるテープ状基材9を有する下衣3と、第2の連結具5として、2個のスナップを備える第2のテープ状基材4を有する上衣2とを含む。テープ状基材9は、第1の連結具10の係合されない側と、下衣3との間に指を入れることができるような様式において、下衣3の外側に取り付けられている。図2では、第2の連結具5は、上衣2の内側の、第1の連結具に対応する場所に、第2のテープ状基材4を介して取り付けられている。
図2の衣服1を着用する際には、第1の連結具10及び第2の連結具5を指で挟み込んで係合させることにより、上衣2及び下衣3を連結することができる。
本明細書において、「内側」は、上衣又は下衣の身体に面する側を意味し、そして「外側」は、上衣又は下衣の外気に面する側を意味する。
本明細書において、「対応する場所」とは、上衣及び下衣において、通常の体型のユーザーが着用した場合に、重なり合う場所及びその付近を意味する。
本明細書において、「係合されない側」とは、テープ状基材及び第2のテープ状基材のうち、連結具が他の連結具と係合しない側、通常は、衣服の側を意味する。
図2では、第1の連結具10及び第2の連結具5の個数は、テープ状基材1つ当たり、それぞれ、2個であるが、本発明においては、テープ状基材1つ当たりの連結具の個数は特に制限されず、それぞれ独立して、1個又は複数、例えば、2個、3個若しくは4個以上であることができる。
テープ状基材1つ当たり、複数個の第1の連結具及び/又は第2の連結具を有する実施形態は、後述の第1の連結具及び/又は第2の連結具が丈方向に配列される実施形態と組み合わせた場合には、第1の連結具と、対になる第2の連結具をずらして係合させることができ、ユーザーの個人差、特に身長差に適合するサイズ調節機能を有することができる。
また、図2では、テープ状基材が、第1の連結具10及び第2の連結具5が、それぞれ、丈方向に配置されるように取り付けられているが、本発明においては、上記方向は特に限定されず、第1の連結具及び/又は第2の連結具が、例えば、丈方向、丈方向に対し30°の角度を有する方向、丈方向に対し45°の角度を有する方向、丈方向に対し60°の角度を有する方向、丈方向に対し90°の角度を有する方向(水平方向)等に配置されるように、テープ状基材が、上衣及び/又は下衣に取り付けられてもよい。指の入れやすさを考慮すると、テープ状基材は、第1の連結具及び/又は第2の連結具が、丈方向、丈方向に対し30°の角度を有する方向、及び丈方向に対し45°の角度を有する方向に配置されるように取り付けられることが好ましく、そして丈方向に配置されるように取り付けられることがより好ましい。
テープ状基材が、第1の連結具及び/又は第2の連結具が丈方向に配置されるように取り付けられることは、強度の観点からも好ましい。運動等の激しい動きをした場合に、第1の連結具を備えるテープ状基材は、足方向の張力がかかり、一方、第2の連結具及び所望による第2のテープ状基材は、頭方向の張力がかかる。この場合、図3等に示すように、テープ状基材が、第1の連結具及び/又は第2の連結具が丈方向に配置されるように取り付けられていると、テープ状基材を下衣に取り付ける、取付け手段、例えば、縫製は、丈方向と略垂直となるので、取付け手段(縫製等)の全体で上記張力を支えることになり、上記取付け手段と、下衣との間で破れが生じにくい。
一方、特許文献2に記載の衣服、例えば、特許文献2の図1に示す前全開パジャマ衣類10では、右前身頃13に取り付けられた留具支持布18は、ユーザーから見て右手方向が縫製されておらず、指挿入部を構成する。前全開パジャマ衣類10では、ユーザーの着用時には、主に、左右方向に張力がかかるので、図1の縫着Hの部分に張力が集中し、破れやすい問題点がある。特許文献2に開示される図1以外の態様においても、全て、同様の問題点がある。
なお、本明細書において、丈方向とは、ユーザーの頭から足にかけての方向を意味する。
また、第1の連結具の配置の方向は、複数の連結具が形成する方向を規定しており、テープ状基材1つ当たり第1の連結具が1つのみ存在する場合を対象とするものではない。第2の連結具に関しても同様である。
図2では、テープ状基材9は、テープ状基材9の長手方向両端と、2個の第1の連結具10の間とのところで、下衣3に取り付けられているが、本発明においては、テープ状基材が、第1の連結具の係合されない側と、下衣との間に指を入れることができるように下衣の外側に取り付けられていれば、取り付け様式は特に制限されず、任意の様式で取り付けられうる。
例えば、図4に示すように、テープ状基材9が第1の連結具10を1つ備える場合には、テープ状基材9を、4つの縁部のうち、交差しない2つの縁部12のところで下衣に取り付け、残りの2方向の縁部を、指挿入部とすることができる。また、図示していないが、テープ状基材を、4つの縁部のうち、3つの縁部のところで下衣に取り付け、残りの1つの縁部を指挿入部としてもよい。
テープ状基材が第1の連結具を1つ備える態様において、図4に示すように、2方向の指挿入部を有することが好ましい。例えば、第1の連結具を備えるテープ状基材が、下衣の左右の2カ所に存在する場合には、肩、肘等が悪く、腕を後ろに下げることが難しいユーザーは、右手で右側の第1の連結具及び第2の連結具を係合させ、左手で左側の第1の連結具及び第2の連結具を係合させることが難しいときがあるが、そのような場合に、図4に示すように、2方向の指挿入部が存在すると、右手で左側の、そして左手で左側の第1の連結具及び第2の連結具を係合させることができるからである。
例えば、テープ状基材9が第1の連結具10を2つ備える場合には、図5に示すように、テープ状基材9の長手方向両端13のところでのみ、テープ状基材9を下衣に取り付けてもよい。また、図1〜3に示されるように、テープ状基材を、テープ状基材の長手方向両端と、各第1の連結具間とのところで下衣に取り付けてもよい。
また、図示していないが、テープ状基材が第1の連結具を2つ備える場合において、テープ状基材は、2つの側部のうちの1つの側部を、さらに下衣に取り付けられていてもよい。
テープ状基材が第1の連結具を3つ以上備える場合には、テープ状基材を、その長手方向両端と、各第1の連結具の間とのところで下衣に取り付けてもよく、あるいはテープ状基材を、その長手方向両端のところでのみ下衣に取り付けてもよい。
また、図示していないが、テープ状基材が第1の連結具を3つ以上備える場合において、テープ状基材は、その2つの側部のうちの1つの側部を、さらに下衣に取り付けられていてもよい。
テープ状基材9が第1の連結具10を2つ又は3つ以上備える態様において、テープ状基材の2つの側部が下衣に固定されておらず、2方向の指挿入部を有することが好ましい。2方向の指挿入部が存在すると、肩、肘等が悪く、腕を後ろに下げることが難しいユーザーが、右手で左側の、そして左手で左側の第1の連結具及び第2の連結具を係合させることができるからである。
図2では、第2のテープ状基材4は、その周縁が上衣2に取り付けられているが、取り付け様式は特にこれに制限されるものではなく、テープ状基材の下衣への取り付け様式と同様であってもよい。
特に、第1の連結具を備えるテープ状基材と同様の取り付け様式を採用する、すなわち、第2のテープ状基材を、第2の連結具の係合されない側と、上衣との間に指を入れることができるように、上衣の内側に取り付けることにより、係合させる際に、第1の連結具及び第2の連結具の位置を敏感な手の平で認識しながら、第1の連結具及び第2の連結具を係合させることができるので、第1の連結具及び第2の連結具の係合がより簡易になる。
なお、図2において、第2の連結具は、第2のテープ状基材を介して上衣に取り付けられているが、本発明においては、第2の連結具は、上衣に直接取り付けられてもよい。
図2では、第1の連結具10及び第2の連結具5は、ウエストからヒップの高さに配置されているが、本発明においては、上衣及び下衣が重なり合うことができる範囲であれば、第1の連結具及び第2の連結具の高さは、特に制限されない。従って、例えば、上衣がロングタイプであり、ヒップより低い位置に到達する場合には、第1の連結具及び第2の連結具は、ヒップより低い高さに配置されていてもよい。また、下衣が、ウエストより高い位置にある、例えば、下腹を覆うハイウエストタイプの場合には、第1の連結具及び第2の連結具は、ウエストより高い位置に配置されていてもよい。
また、本発明において、第1の連結具10及び第2の連結具5は、ウエストから腹囲、又は腹囲からヒップの高さに配置されていてもよい。
図2では、第1の連結具10は、下衣3の左右の2カ所(右側は図示されていない)に配置され、そして第2の連結具5は、上衣2の左右の2カ所(右側は図示されていない)に配置されているが、本発明においては、第1の連結具及び第2の連結具の数及び位置は特に制限されるものではない。例えば、本発明の衣服において、第1の連結具は、テープ状基材1つ当たり、1つ、2つ、3つ又は4つ以上であることができ、動きの激しさ等を考慮して、適宜設定されうる。第1の連結具の位置は、着用時のユーザーを基準として、前、後、右、左、右斜め後ろ、左斜め後ろ等であることができる。第2の連結具の数及び位置は、同様に、着用時のユーザーを基準として、前、後、右、左、右斜め後ろ、左斜め後ろ等であることができるが、第1の連結具の数及び位置と同一であることが好ましい。
第1の連結具及び第2の連結具は、力を加えることにより係合させることができるものであれば、特に制限されないが、例えば、スナップ、面ファスナー等を挙げることができる。上記スナップとしては、例えば、スナップボタン、スナップリング、アメリカンスナップ等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、本明細書において、「スナップ」には、ホックが含まれる。
上記面ファスナーは、機械的結合を用いたファスナーであり、例えば、表面に複数の突起、例えば、鉤状、きのこ状、錨状の突起が形成されたフック部と、表面に複数のループが配置されたループ部とを組み合わせたものを挙げることができる。当該面ファスナーは、フック部の複数のフックを、ループ部の複数のループに係合させることにより、2つの部位を剥離可能なように固定することができる。
第1の連結具及び第2の連結具としては、係合させる際により高い圧力がかかりやすいスナップが、本発明の効果がより顕著である観点から好ましい。
第1の連結具及び第2の連結具は、一対の連結具として用いられるものであり、例えば、第1の連結具及び第2の連結具がスナップである場合には、第1の連結具が凸部材であり、そして第2の連結具が凹部材であってもよく、あるいは第1の連結具が凹部材であり、そして第2の連結具が凸部材であってもよい。同様に、第1の連結具及び第2の連結具が面ファスナーである場合には、第1の連結具がフック部を有する部材であり、そして第2の連結具がループ部を有する部材であってもよく、又は第1の連結具がループ部を有する部材であり、そして第2の連結具がフック部を有する部材であってもよい。
第1の連結具及び第2の連結具を、慣用の手段、例えば、縫製により、それぞれ、テープ状基材、及び上衣又は第2のテープ状基材に固定することができる。
テープ状基材及び第2のテープ状基材は、衣服に一般的に用いられる基材であり且つ第1の連結具及び第2の連結具を保持することができるものであれば、特に制限されるものではなく、例えば、テープ状の織物、編物等を挙げることができる。
第1の連結具及びテープ状基材の組み合わせ、又は第2の連結具及び第2のテープ状基材の組み合わせが、例えば、モリト株式会社からテーピースナッパー(商標)の名称で市販されており、これを用いてもよい。
上記テープ状基材及び第2のテープ状基材の、それぞれ、下衣及び上衣への取付け手段としては、当業界の慣用手段、例えば、縫製、接着等を挙げることができる。
本発明の衣服は、一対の上衣及び下衣を有するものであれば、特に制限されず、例えば、日常生活用の衣服、スポーツ用衣服が挙げられる、上記衣服の中では、スポーツ用衣服が好ましい。生地が薄いことが多く、第2の連結具を第1の連結具に係合させる際に体に押しつけられると痛みを感じやすいからである。
上記スポーツ用衣服としては、特に制限されないが、例えば、陸上競技、野球、ソフトボール、テニス、ハンドボール、体操、卓球、バドミントン、サッカー、バスケットボール、バレーボール、自転車、スキー、スノーボード、スケート、水泳(水着)、ボートレースだけでなく、持久系スポーツ、ランニング、ウォーキング、トレッキング、登山、ゴルフ等用の衣服が挙げられる。
上記スポーツ用衣服において、水着が特に好ましい。生地が薄く、第2の連結具を第1の連結具に係合させる際に体に押しつけられると痛みを感じやすい上に、水着は一般的に体にフィットするので、第1の連結具及び第2の連結具を、それらの位置をずらして係合することが難しいからである。
本発明の衣服において、上衣は、下衣と重なり合う部分があれば、それ以外は特に制限されず、例えば、袖に関しては、半袖、五分袖、七分袖、長袖等であることができ、そして身丈に関しては、例えば、ウエストまで、腹囲まで、ヒップまで、そして大腿部までであることができる。
また、本発明の衣服において、下衣は、上衣と重なり合う部分があれば、それ以外は特に制限されないが、身丈に関しては、例えば、股下まで、膝上まで、膝下まで、足首まで、そして足までであることができる。
図1では、上衣2は、ファスナー6を有し、前部を開いて着脱することができるが、本発明に用いられる上着においては、ファスナーは、必須ではない。
図3は、本発明の衣服の一態様において、第1の連結具及び第2の連結具を係合の仕方の一例を説明するための図である。図3では、上衣が省略されている。図3では、向かって右側がユーザーの前方である。
ユーザーは、上衣(図示せず)及び下衣3を着用した後、右手の親指を、手の平が外側を向くように指挿入部11に入れ、人差し指で、上衣の第2の連結部(図示せず、下側のもの)を、第1の連結具10の上に誘導し、次いで親指と人差し指との間で、第1の連結具10及び第2の連結具を係合させる。次いで、親指を指挿入部11’に移動し、人差し指で、上衣の第2の連結部(図示せず、上側のもの)を、第1の連結具10の上に誘導し、次いで親指と人差し指との間で、第1の連結具10及び第2の連結具を係合させることができる。
あるいは、ユーザーは、右手の人差し指及び中指を、手の平が外側を向くように、それぞれ、指挿入部11及び指挿入部11’に挿入し、親指で、上衣の第2の連結部(図示せず、下側のもの)を、指挿入部11よりの第1の連結具10の上に誘導し、次いで親指と人差し指との間で係合させることができる。次いで、親指で、上衣の第2の連結部(図示せず、上側のもの)を、指挿入部11’よりの第1の連結具10の上に誘導し、次いで親指と中指との間で、第1の連結具10及び第2の連結具を係合させることができる。
本発明の衣服において、上衣及び下衣の素材は、衣服において通常用いられる素材であれば、特に制限されず、例えば、天然繊維及び合成繊維に由来する、織物、編物等を挙げることができる。
本発明の別の態様は、第1の連結具を備える下衣と、第2の連結具を備えるテープ状基材を有する上衣とを含む衣服において、上記テープ状基材が、第2の連結具の係合されない側と、上記上衣との間に指を入れることができるように、上記上衣の外側に取り付けられ、第1の連結具が、上記下衣の内側の、第2の連結具に対応する場所に、直接又は間接的に取り付けられ、そして第1の連結具及び第2の連結具を指で挟み込むことにより、上記上衣及び下衣を連結することができる衣服である。
上記別の態様は、上衣の、足寄りの端部を、下衣の中にしまって着用する衣服に好適である。上衣の、足寄りの端部を下衣にしまって着用する場合には、一般的には、上記足寄りの端部は、下衣により固定されているので、はみ出しにくいが、激しい運動等を行った場合には、上衣の足側端部が下衣からはみ出すことも考えられる。従って、上衣の、足寄りの端部を、下衣の中にしまって着用する衣服であっても、上衣を下衣に連結することが好ましい場合がある。
上記別の態様の衣服としては、例えば、野球用衣服等を挙げることができる。
上記別の態様において、各用語の意味は、上述のものと同一である。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
図1〜3に示されるような水着を製造し、複数名のモニターに着用してもらったところ、従来の水着と比較して、第1の連結具を第2の連結具に係合させる際に、痛みを感じ難いとの回答を得た。
また、第1の連結具と、下衣との間に指を入れることができるので、手の平で、スナップの位置を把握しやすいとの回答を得た。
1 衣服
2 上衣
3 下衣
4 第2のテープ状基材
5 第2の連結具
6 ファスナー
7 縫製部
8 縫合部
9 テープ状基材
10 第1の連結具
11,11’ 指挿入部
12 縁部
13 長手方向両端

Claims (8)

  1. 複数の第1の連結具を備え、長手方向を有するテープ状基材を有する下衣と、一又は複数の第2の連結具を備える上衣とを含む衣服であって、
    第1の連結具が、前記テープ状基材の長手方向に添って配置され、前記テープ状基材が、前記複数の第1の連結具が丈方向に配置されるように、前記下衣に取り付けられており、
    前記テープ状基材が、前記テープ状基材の長手方向両端と、各第1の連結具間とにおいて、前記下衣に取り付けられることにより、前記テープ状基材の第1の連結具の係合されない側と、前記下衣との間に、指を入れるための指挿入部が形成され、
    第2の連結具が、前記上衣の内側の、第1の連結具に対応する場所に、直接又は間接的に取り付けられており、
    前記衣服が、前記テープ状基材の長手方向の両側部に、前記指挿入部を有し、そして
    ユーザーが、前記指挿入部に挿入された指と、第2の連結具の外側に配置された指との間で、第1の連結具及び第2の連結具を挟み込んで係合させ、前記上衣及び下衣を連結することができることを特徴とする、
    前記衣服。
  2. 前記一又は複数の第2の連結具が、第2のテープ状基材を介して、前記上衣に間接的に取り付けられている、請求項1に記載の衣服。
  3. 第1の連結具及び第2の連結具を、ウエストからヒップの高さに有する、請求項1又は2に記載の衣服。
  4. 第1の連結具を下衣の左右の2カ所に有し、そして第2の連結具を上衣の左右の2カ所に有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の衣服。
  5. 第1の連結具及び第2の連結具が、一対のスナップである、請求項1〜のいずれか一項に記載の衣服。
  6. スポーツ用衣服である、請求項1〜のいずれか一項に記載の衣服。
  7. 水着である、請求項1〜のいずれか一項に記載の衣服。
  8. 一又は複数の第1の連結具を備える下衣と、複数の第2の連結具を備え、長手方向を有するテープ状基材を有する上衣とを含む衣服であって、
    第2の連結具が、前記テープ状基材の長手方向に添って配置され、前記テープ状基材が、前記複数の第2の連結具が丈方向に配置されるように、前記上衣に取り付けられており、
    前記テープ状基材が、前記テープ状基材の長手方向両端と、各第2の連結具間とにおいて、前記上衣に取り付けられることにより、前記テープ状基材の第2の連結具の係合されない側と、前記上衣との間に、指を入れるための指挿入部が形成され、
    第1の連結具が、前記下衣の内側の、第2の連結具に対応する場所に、直接又は間接的に取り付けられており、
    前記衣服が、前記テープ状基材の長手方向の両側部に、前記指挿入部を有し、そして
    ユーザーが、前記指挿入部に挿入された指と、第1の連結具の外側に配置された指との間で、第1の連結具及び第2の連結具を挟み込んで係合させ、前記上衣及び下衣を連結することができることを特徴とする、
    前記衣服。
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