JP2553553Y2 - 衣服におけるドット釦の取付構造 - Google Patents
衣服におけるドット釦の取付構造Info
- Publication number
- JP2553553Y2 JP2553553Y2 JP1993036857U JP3685793U JP2553553Y2 JP 2553553 Y2 JP2553553 Y2 JP 2553553Y2 JP 1993036857 U JP1993036857 U JP 1993036857U JP 3685793 U JP3685793 U JP 3685793U JP 2553553 Y2 JP2553553 Y2 JP 2553553Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- button
- dot
- mounting
- clothes
- mounting structure
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- Details Of Garments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は洋服の上衣などの衣服
で、打合せの開閉に用いられるドット釦の取付構造の改
良に関するものである。
で、打合せの開閉に用いられるドット釦の取付構造の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドット釦の取付構造とし
て例えば実開昭58−168519号公報に開示される
ものがある。 この取付構造によれば、図5に示すように
下前立aの端縁を外側に折り返し、該折り返し部bに上
前立に複数取着した留め具cと対をなす留め具dを取着
し、更に、各留め具d,d間の折り返し部bを下前立a
と共にコ字状に縫着eし、留め具dの裏側に指を差し込
む開口部fを形成するようにしている。
て例えば実開昭58−168519号公報に開示される
ものがある。 この取付構造によれば、図5に示すように
下前立aの端縁を外側に折り返し、該折り返し部bに上
前立に複数取着した留め具cと対をなす留め具dを取着
し、更に、各留め具d,d間の折り返し部bを下前立a
と共にコ字状に縫着eし、留め具dの裏側に指を差し込
む開口部fを形成するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記ド
ット釦の取付構造では、折り返し部bを設けると共にコ
字状に縫着eするなど、構造が複雑になるばかりか、下
前立aと一体をなす折り返し部bに留め具dを取着する
ので、作業が面倒で時間が掛かり、製造コストが高くつ
くといった課題が有った。また、開口部fは折り返し部
bの反対側が閉塞されているので、開口部fが充分開か
ずその中に指が差し込みにくく使いずらい といった課題
が有った。更に、仮に下前立aの留め具dが痛むと、交
換ができず衣服を一着取り替えねばならないなど無駄が
多いという課題が有った。
ット釦の取付構造では、折り返し部bを設けると共にコ
字状に縫着eするなど、構造が複雑になるばかりか、下
前立aと一体をなす折り返し部bに留め具dを取着する
ので、作業が面倒で時間が掛かり、製造コストが高くつ
くといった課題が有った。また、開口部fは折り返し部
bの反対側が閉塞されているので、開口部fが充分開か
ずその中に指が差し込みにくく使いずらい といった課題
が有った。更に、仮に下前立aの留め具dが痛むと、交
換ができず衣服を一着取り替えねばならないなど無駄が
多いという課題が有った。
【0004】そこで、本考案は上記課題を解決すべくな
されたもので、製作コストが安く、使い勝手も良く、し
かも無駄がない衣服におけるドット釦の取付構造を提供
することを目的とするものである。
されたもので、製作コストが安く、使い勝手も良く、し
かも無駄がない衣服におけるドット釦の取付構造を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案の衣服におけるドット釦の取付構造は、所要
の巾と長さを持ったテープ状の取付布の中央にドット釦
の釦受部を取着し、上前立の所定個所に取付けられる複
数のドット釦の釦頭部に各ドット釦の釦受部が対応位置
するようにして、下前立前面の所定個所に前記取付布を
配置すると共に、該各取付布の上下端部を下前立に縫い
止めし、各釦受部の裏面と下前立前面間に指が容易に差
込める程度の差込空間を設けた構成よりなる。
め、本考案の衣服におけるドット釦の取付構造は、所要
の巾と長さを持ったテープ状の取付布の中央にドット釦
の釦受部を取着し、上前立の所定個所に取付けられる複
数のドット釦の釦頭部に各ドット釦の釦受部が対応位置
するようにして、下前立前面の所定個所に前記取付布を
配置すると共に、該各取付布の上下端部を下前立に縫い
止めし、各釦受部の裏面と下前立前面間に指が容易に差
込める程度の差込空間を設けた構成よりなる。
【0006】
【作用】下前立の所定個所に、ドット釦の釦受部を取着
した複数のテープ状の取付布を縫着するのみで取付けで
きるので構造が簡単である。そして、取付布の裏側に形
成された差込空間に片方の親指を入れて釦受部の裏側を
支持させ、この状態で、釦頭部を釦受部に合わせる。更
に、釦頭部を人指し指で押さえ、この人指し指と前記親
指とを互いに挟みつけるように力を加えてドット釦の凹
穴と突起を係合させる。また、下前立のドット釦の釦受
部が痛んだ時は、その取付布の糸を取り、新しい取付布
と交換すれば済み、そのまま衣服を着用することができ
る。
した複数のテープ状の取付布を縫着するのみで取付けで
きるので構造が簡単である。そして、取付布の裏側に形
成された差込空間に片方の親指を入れて釦受部の裏側を
支持させ、この状態で、釦頭部を釦受部に合わせる。更
に、釦頭部を人指し指で押さえ、この人指し指と前記親
指とを互いに挟みつけるように力を加えてドット釦の凹
穴と突起を係合させる。また、下前立のドット釦の釦受
部が痛んだ時は、その取付布の糸を取り、新しい取付布
と交換すれば済み、そのまま衣服を着用することができ
る。
【0007】
【実施例】以下に本考案に係る衣服におけるドット釦の
取付構造の一実施例を図面と共に説明する。図1及び図
2において、1はドット釦の釦頭部であり、表側を丸天
状に形成すると共に裏側の中央に凹穴2を開口させて設
けている。さらに釦頭部1は裏側に表側より小径で円板
状をなす係止部3を設け、この係止部3を上前立4の所
定個所に設けた穴に圧入させて取付けられる。
取付構造の一実施例を図面と共に説明する。図1及び図
2において、1はドット釦の釦頭部であり、表側を丸天
状に形成すると共に裏側の中央に凹穴2を開口させて設
けている。さらに釦頭部1は裏側に表側より小径で円板
状をなす係止部3を設け、この係止部3を上前立4の所
定個所に設けた穴に圧入させて取付けられる。
【0008】5はドット釦の釦受部であり、表側の中央
に前記凹穴2に嵌合させる突起6を設けている。また、
裏側には釦頭部1と同じように円板状の係止部7を設け
ている。8はこの釦受部5を取付けるための取付布であ
る。この取付布8は所要の巾と長さを持ったテープ状の
布片から成り、中央部に設けた穴に係止部7を圧入させ
て釦受部5を取付ける。そして、この取付布8を長手方
向を垂直にして下前立9の前面に当てがい、その上下両
端部分を下前立9にテープ縫い止め10,10して取付
ける。これによって、取付布8、詳しくは釦受部5の下
面と下前立9との間に横から容易に指が差込める差込空
間Eを形成する。
に前記凹穴2に嵌合させる突起6を設けている。また、
裏側には釦頭部1と同じように円板状の係止部7を設け
ている。8はこの釦受部5を取付けるための取付布であ
る。この取付布8は所要の巾と長さを持ったテープ状の
布片から成り、中央部に設けた穴に係止部7を圧入させ
て釦受部5を取付ける。そして、この取付布8を長手方
向を垂直にして下前立9の前面に当てがい、その上下両
端部分を下前立9にテープ縫い止め10,10して取付
ける。これによって、取付布8、詳しくは釦受部5の下
面と下前立9との間に横から容易に指が差込める差込空
間Eを形成する。
【0009】本考案のドット釦の取付構造は上記構成か
らなり、その構造が簡単である。そして、図3に示すよ
うに片方の親指を取付布8の裏面の差込空間E内に入れ
て釦受部5の裏側に当て、釦受部5と釦頭部1を合わせ
人指し指で釦頭部1を押えてやれば、釦受部5がずれる
ことがないので、凹穴2と突起6を容易に係合させるこ
とができる。特に、取付布8の裏面両側縁が開口するの
で差込空間Eが大きくとれ指が差し込み易い。また、本
考案の取付構造は釦受部5が取付布8に取付けられ下前
立9の前面にあるから、肌に直接触れることがなく、安
全性が高い。また、釦受部5を下前立9に穴を開けて取
付けない構造であるから、レジャー用の防水性の衣服な
どに使用すれば漏水も防ぐことができる。
らなり、その構造が簡単である。そして、図3に示すよ
うに片方の親指を取付布8の裏面の差込空間E内に入れ
て釦受部5の裏側に当て、釦受部5と釦頭部1を合わせ
人指し指で釦頭部1を押えてやれば、釦受部5がずれる
ことがないので、凹穴2と突起6を容易に係合させるこ
とができる。特に、取付布8の裏面両側縁が開口するの
で差込空間Eが大きくとれ指が差し込み易い。また、本
考案の取付構造は釦受部5が取付布8に取付けられ下前
立9の前面にあるから、肌に直接触れることがなく、安
全性が高い。また、釦受部5を下前立9に穴を開けて取
付けない構造であるから、レジャー用の防水性の衣服な
どに使用すれば漏水も防ぐことができる。
【0010】
【考案の効果】以上述べたように本考案のドツト釦の取
付構造は、取付布の両端部を下前立に縫着するのみで釦
受部が取付られ構造が簡単なことから、作業が容易で時
間が掛からず、このため製造コストを低廉になし得る。
また、取付布の裏面両側縁が開口するので、差込空間が
大きくとれ、指が差し込み易く、極めて使い勝手が良
い。更に、仮に下前立の釦受部が痛んだりその取付用の
穴が破れ釦受部が外れても、その部分の取付布のみ交換
すれば良く非常に経済的であるという利点を有する 。
付構造は、取付布の両端部を下前立に縫着するのみで釦
受部が取付られ構造が簡単なことから、作業が容易で時
間が掛からず、このため製造コストを低廉になし得る。
また、取付布の裏面両側縁が開口するので、差込空間が
大きくとれ、指が差し込み易く、極めて使い勝手が良
い。更に、仮に下前立の釦受部が痛んだりその取付用の
穴が破れ釦受部が外れても、その部分の取付布のみ交換
すれば良く非常に経済的であるという利点を有する 。
【図1】正面図。
【図2】要部縦断側面図。
【図3】釦頭部と釦受部を係合させる状態を示す斜視
図。
図。
【図4】衣服(上衣)の斜視図。
【図5】従来の要部を示す斜視図。
1 釦頭部 4 上前立 5 釦受部 8 取付布 9 下前立 10,10 テープ縫い止め E 差込空間
Claims (1)
- 【請求項1】 所要の巾と長さを持ったテープ状の取付
布の中央にドット釦の釦受部を取着し、上前立の所定個
所に取付けられる複数のドット釦の釦頭部に各ドット釦
の釦受部が対応位置するようにして、下前立前面の所定
個所に前記取付布を配置すると共に、該各取付布の上下
端部を下前立に縫い止めし、各釦受部の裏面と下前立前
面間に指が容易に差込める程度の差込空間を設けたこと
を特徴とする衣服におけるドット釦の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993036857U JP2553553Y2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 衣服におけるドット釦の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993036857U JP2553553Y2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 衣服におけるドット釦の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610325U JPH0610325U (ja) | 1994-02-08 |
JP2553553Y2 true JP2553553Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=12481460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993036857U Expired - Lifetime JP2553553Y2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 衣服におけるドット釦の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553553Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5683118B2 (ja) * | 2010-02-05 | 2015-03-11 | 株式会社ゴールドウイン | 連結具を有する、上衣及び下衣を含む衣服 |
JP2014196593A (ja) * | 2014-07-18 | 2014-10-16 | 株式会社ゴールドウイン | 連結具を有する、上衣及び下衣を含む衣服 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57107362A (en) * | 1980-12-23 | 1982-07-03 | Copyer Co Ltd | Print aligning device |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP1993036857U patent/JP2553553Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0610325U (ja) | 1994-02-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |