JP3205312U - ウィンタースポーツ用衣料 - Google Patents

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智香子 鈴木
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保文 長尾
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【課題】運動時に袖がずり上がりにくいウィンタースポーツ用衣料であって、グローブ等を着けたままでも着脱性がよく、物をつかみやすいウィンタースポーツ用衣料を提供する。【解決手段】袖2を備えたウィンタースポーツ用衣料1であって、袖2の先端部の内側に着用者の親指4を引っ掛ける紐3が設けられており、紐3の少なくとも一部が露出している。紐3は、袖2の内側面の第1部分を出発点とし、第1部分とは異なる第2部分を終点とする区間において露出しており、第1部分から内側面に沿って第2部分に至る最短経路の長さは、第1部分から第2部分に至る紐3の長さよりも長いものであることが好ましい。【選択図】図4

Description

本考案はウィンタースポーツ用衣料に関するものであり、詳細には袖のずり上がりを防止する手段が設けられたウィンタースポーツ用衣料に関するものである。
一般に、スキーウェア等の長袖を有するウィンタースポーツ用衣料の着用時、腕を動かすと袖が上腕側にずり上がり、手首が袖の先端から外部に出てしまうことがある。このようなとき、袖のずり上がりを都度直すのは大変手間であり、特に着用者が子供である場合は自力で直すことが困難である。袖のずり上がりを防ぐために、袖の先端部をハンドカフ構造として手首や手の平を覆う手法が知られている。例えば、特許文献1には、袖口リブを長尺に形成することにより手の甲を覆い、その長尺端部に指が係合可能な係止部を設け、この係止部に指を掛けることによって袖のずり上がりを防止する衣料が記載されている。
特開平6−136601号公報
しかし、このような構造の衣料はグローブ等を着けた状態では着脱性が悪く、手の平の部分でグローブと袖が重なり、布地がもたつくためにストック等の物を握りにくいという問題があった。また、袖の構造が二重構造となるため製造工程が複雑になり、製造コストも高いものであった。
本考案は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、運動時に袖がずり上がりにくいウィンタースポーツ用衣料であって、グローブ等を着けたままでも着脱性がよく、物をつかみやすいウィンタースポーツ用衣料を提供することにある。
前記課題を解決することができた本考案のウィンタースポーツ用衣料は、袖を備えた衣料であって、袖の先端部の内側に着用者の親指を引っ掛ける紐が設けられており、紐の少なくとも一部が露出していることを特徴とするものである。本考案のウィンタースポーツ用衣料は、袖の先端部の内側に設けた紐を親指に引っ掛けることにより、袖のずり上がりを防ぐことができる。また、親指に引っ掛けている紐を親指から外せばグローブを外さずに衣料を脱ぐことができる。
上記考案のウィンタースポーツ用衣料において、紐は、袖の内側面の第1部分を出発点とし、第1部分とは異なる第2部分を終点とする区間において露出しており、第1部分から内側面に沿って第2部分に至る最短経路の長さは、第1部分から第2部分に至る紐の長さよりも長いものであることが好ましい。これにより、親指が位置する部分の袖の先端縁の長さが、親指に掛けている紐の長さよりも長くなるため、親指が位置する袖の先端部に余裕ができ、着脱性が向上する。
上記考案のウィンタースポーツ用衣料において、袖の先端縁のうち、小指側先端縁よりも親指側先端縁の方が、筒袖方向の遠位側にあることが好ましい。これにより、紐が外部に出にくくなり、意図せず紐が他物に引っ掛かりにくくなるため安全性が高まり、また、手の平が袖から外部へ出ることによりストック等が握りやすくなる。
上記考案のウィンタースポーツ用衣料において、袖の先端部の手の平側の少なくとも一部に伸縮材が設けられ、袖の先端部の手の甲側の外側の少なくとも一部に第1留め具または第2留め具の一方が設けられ、袖の先端部の外側にベルト状部材が設けられ、ベルト状部材に第1留め具または第2留め具の他方が設けられていることが好ましい。これにより、袖口の大きさを手に合わせて絞りやすくなり、袖口と手の間に隙間ができにくく、手に沿って密着するため、袖口から雪が入りにくくなる。
上記考案のウィンタースポーツ用衣料において、第1留め具は面ファスナーの雌型であり、第2留め具は面ファスナーの雄型であることが好ましい。これにより、袖口の大きさを手に合わせて絞る作業が行いやすくなる。
上記考案のウィンタースポーツ用衣料において、紐は伸縮性を有していることが好ましい。これにより、紐に親指を掛け外ししやすくなり、衣料の着脱性が向上する。
本考案のウィンタースポーツ用衣料は、袖の先端部の内側に紐の少なくとも一部が露出して設けられており、この紐に親指を引っ掛けることにより、袖のずり上がりを防ぐことができる。また、グローブ等を着けた状態でも衣料の着脱を簡単に行うことができる。
本考案の実施の形態におけるウィンタースポーツ用衣料の袖の先端部分の斜視図を表す。 本考案の実施の形態におけるウィンタースポーツ用衣料の袖を袖筒方向の遠位側から見た図を表す。 本考案の実施の形態におけるウィンタースポーツ用衣料の袖の平面図を表す。 本考案の実施の形態におけるウィンタースポーツ用衣料の袖の使用状態に係る手の平側から見た斜視図を表す。 本考案の実施の形態におけるウィンタースポーツ用衣料の袖の使用状態に係る手の甲側から見た斜視図を表す。
以下、本考案に係るウィンタースポーツ用衣料に関して、図面を参照しつつ具体的に説明するが、本考案はもとより図示例に限定される訳ではなく、前、後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本考案の技術的範囲に包含される。
図1〜図5には本考案の実施の形態に係るウィンタースポーツ用衣料の一例の衣料の袖を示した。図1は袖の先端部分の斜視図であり、図2は袖を袖筒方向の遠位側から見た図であり、図3は袖の平面図であり、図4は袖の使用状態にかかる手の平側から見た斜視図であり、図5は袖の使用状態にかかる手の甲側から見た斜視図である。なお、本考案において、袖の袖筒方向とは、着用者の肩から袖先に向かう方向に相当する。袖筒方向の近位側は肩側を意味し、遠位側は袖先側を意味する。
本考案に係るウィンタースポーツ用衣料は、袖を備えた衣料であって、袖の先端部の内側に着用者の親指を引っ掛ける紐が設けられており、紐の少なくとも一部が露出していることを特徴とするものであるので、以下、(1)ウィンタースポーツ用衣料、(2)袖の内側、(3)紐について各々説明する。
(1)ウィンタースポーツ用衣料
本考案において、ウィンタースポーツ用衣料は、スキーやスノーボード等、冬季に雪上などで行われるスポーツの際に身に着けるものであり、コート、ジャケット、ジャンパー等の上衣、ワンピース、つなぎ等の上衣と下衣が一体化したつなぎ服を含む。
本考案のウィンタースポーツ用衣料を構成する布地は、例えば織物、編物、不織布、これらに樹脂が積層された材料の少なくとも1層を有する。本考案の布地を構成する繊維としては、例えば、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン等の合成繊維、綿、絹等の天然繊維が挙げられる。中でも、強度が高いことから合成繊維が好ましい。
本考案の図1に示すように、ウィンタースポーツ用衣料1は袖2を備えている。袖2の種類は特に限定されず、例えば、セットインスリーブであってもよく、ラグランスリーブであってもよい。なお、袖2は、防寒性を高めるため、手首までの長さを有するものが好ましい。袖2の先端部の内側には、図1に示すように、紐3が設けられている。また、図4及び図5に示すように、紐3に着用者の親指4を引っ掛けることにより袖2のずり上がりを防止する。
(2)袖の内側
本考案において、袖の内側は、ウィンタースポーツ用衣料を着用した際の着用者の肌に向く側を意味するものとする。また、本明細書において、袖の外側とは、内側の反対の側を意味する。
(3)紐
本考案において、紐は、袖のずり上がりを防止するための手段として、袖の先端部の内側に設けられており、着用者の親指を引っ掛けることにより袖のずり上がりを防ぐ。
紐3の形状は特に限定されず、例えば、丸紐、平紐等の組み紐やより紐であってもよく、布地やシート、フィルム等からなるテープやバンドであってもよい。中でも、肌あたりのよさから丸紐が好ましい。
紐3の材料は特に限定されず、例えば、綿等の天然繊維やポリエステル等の合成繊維、天然ゴム、ポリウレタン等の合成樹脂が挙げられる。中でも、天然ゴムや弾性を備えた合成樹脂等の伸縮性を有する材料を含むことが好ましい。紐3が伸び縮みすることで、紐3に着用者の親指4を引っ掛ける、または、紐3から親指4を外すことが容易となり、着脱の作業が行いやすくなる。
紐3が袖2を構成する布地から露出している一方端である第1部分5、及び、紐3が露出している他方端である第2部分6は、袖2の先端よりも3mm以上近位側に設けられていることが好ましく、5mm以上近位側に設けられていることがより好ましく、7mm以上近位側に設けられていることがさらに好ましい。第1部分5及び第2部分6がこのように形成されていれば、紐3が袖2の先端から外部へ出にくくなり、紐3が他物に引っ掛かることによる事故を防ぐことができる。また、第1部分5及び第2部分6は、袖2の先端よりも20mm以下近位側に設けられていることが好ましく、15mm以下近位側に設けられていることがより好ましく、10mm以下近位側に設けられていることがさらに好ましい。第1部分5及び第2部分6がこのように形成されていれば、紐3に親指4を引っ掛けることや外すことが容易となり、衣料の着脱性が向上する。
紐3の袖2への取り付け方は特に限定されず、例えば、縫着、接着、融着等の手段により袖2の内側へ直接固定してもよく、袖2の内側に紐通し部を設け、その紐通し部に紐3を通すことにより袖2へ紐3を固定してもよい。着用者への肌あたりをよくするためには、紐3を、袖2を構成する表布と裏布との間に入れ、紐3と布地とを縫着することにより固定することが好ましい。
紐3は、袖2の内側において、袖2を構成する布地から少なくとも一部、すなわち一部または全部が露出していればよい。より効果的な袖2のずり上がり防止のためには、袖2の内側の親指4と人差し指との間に位置する部分で紐3が露出していることがより好ましい。露出している紐3の長さは、伸張状態にある袖2の内周の5%以上に相当する長さが好ましく、7%以上に相当する長さがより好ましく、10%以上に相当する長さがさらに好ましい。紐3がこのように形成されていれば、紐3へ親指4を引っ掛けることや外すことが容易になり、衣料の着脱性がよくなる。また、露出している紐3の長さは、伸張状態にある袖2の内周の20%以下に相当する長さが好ましく、17%以下に相当する長さがより好ましく、15%以下に相当する長さがさらに好ましい。紐3がこのように形成されていれば、紐3が袖2の先端に隠れて外部へ出にくくなり、紐3が意図せずに他物に引っ掛かることによる事故を防ぐことができ、安全性を高めることができる。
袖2を構成する布地は単層であってもよいが、紐3の親指4を掛ける部分以外が隠せるように配置するために、少なくとも遠位側で布地が厚み方向に積層されていることが好ましい。布地を積層する方法としては、袖2を構成する布地を遠位側で袋状となるように折り返して接合することにより積層してもよい。また、袖2を構成する布地は少なくとも表布と裏布が厚み方向に積層されており、表布と裏布が互いに接合されていることにより構成されていてもよい。布地が厚み方向に積層されていることで、紐3が親指4に掛ける部分以外で袖2を構成する表布と裏布との間に配置することができるため、着用者への肌あたりがよくなる。
紐3は、袖2の内側の親指4と人差し指との間に位置する部分に設けられていてもよく、袖2の内周の一周全てに設けられていてもよい。袖2の内周の一周全てに紐3が設けられる場合、袖2の内側の親指4と人差し指との間に位置する部分で紐3が表布と裏布の間から露出しており、袖2の内側の親指4と人差し指との間に位置する部分以外では、表布と裏布の間に紐3が設けられていてもよい。
紐3の長手方向が袖2の先端縁に沿って設けられていることが好ましい。紐3がこのように配置されていれば、紐3が袖2の先端から外部へ出にくくなり、安全性を向上させることができる。紐3の長手方向が袖2の先端縁に沿う配置とするために、紐3が第1部分5及び第2部分6で布地に縫着されていることが好ましい。紐3が袖2の内側の親指4と人差し指との間に位置する部分に設けられている場合、より好ましくは、紐3は紐3の長手方向に対して交差する方向(好ましくは垂直な方向)に沿って縫着される。紐3がこのように袖2へ固定されていることで、紐3が袖2の先端から外部へ出にくくなり、安全性を向上させることができる。また、紐3が袖2の内周の一周全てに設けられている場合、第1部分5及び第2部分6において、紐3の遠位側及び近位側で、積層されている布地が互いに縫着されており、紐3を通す挿通部が設けられていることが好ましい。布地が遠位側で互いに固定されていることで、紐3が袖2の先端から外部へ出にくくなり、紐3が意図せずに他物に引っ掛かることによる事故を防ぐことができる。この場合、紐3が第1部分5及び第2部分6で紐3の長手方向に対して交差する方向(好ましくは垂直な方向)に沿って縫着されていてもよい。紐3がこのように袖2へ固定されていることで、紐3が挿通部から過剰に出にくくなり、紐3が袖2の先端から外部へ出にくくすることができる。
本考案の図2に示すように、紐3は、袖2の内側面の第1部分5を出発点とし、第1部分5とは異なる第2部分6を終点とする区間において、袖2を構成する布地から露出しており、袖2の内側面に沿って第1部分5から第2部分6に至る最短経路L1の長さは、紐3の露出している長さL2の20%以上が好ましく、30%以上がより好ましく、40%以上がさらに好ましい。最短経路L1の長さが紐3の露出している長さL2の20%以上であれば、衣料の着用時に紐が外部へ出にくいため安全上好ましい。第1部分5から第2部分6において、袖2と紐3の長さがこのように形成されていれば、紐3に親指4を引っ掛けることや外すことが容易となり、衣料の着脱を行いやすくなる。なお、最短経路L1の長さは、紐3の露出している長さL2よりも長いことがより好ましい。最短経路L1の長さは、紐3の露出している長さL2の1.2倍以上が好ましく、1.4倍以上がより好ましく、1.6倍がさらに好ましい。袖2と紐3の長さがこのように形成されていれば、紐3に着用者の親指4を引っ掛けやすく、かつ、紐3から着用者の親指4を外しやすくなり、着脱性が向上する。また、最短経路L1の長さは、紐3の露出している長さL2の5倍以下が好ましく、3倍以下がより好ましく、2.5倍以下がさらに好ましい。袖2と紐3の長さがこのように形成されていれば、袖口と手首との間に隙間ができにくくなり、雪が袖口から入りにくく、防寒性が向上する。第1部分5と第2部分6は、周方向に並んで配置されていることが好ましい。また、第1部分5と第2部分6は、袖2の先端からの距離が同じでもよく、異なっていてもよい。第1部分5と第2部分6の袖2の先端からの距離が異なっている場合、第1部分5は、第2部分6よりも近位側に配置されていてもよく、遠位側に配置されていてもよい。
本考案の図3に示すように、袖2の先端縁のうち、着用者の小指側先端縁7よりも親指側先端縁8の方が遠位側にあることが好ましく、親指側先端縁8が小指側先端縁7よりも10mm以上遠位側にあることが好ましく、20mm以上遠位側にあることがより好ましく、30mm以上遠位側にあることがさらに好ましい。袖2の先端縁がこのように形成されていれば、手の平の小指側が袖2の先端から外部へ出るため、物をつかみやすくなる。また、親指側先端縁8が小指側先端縁7よりも90mm以下遠位側にあることが好ましく、80mm以下遠位側にあることがより好ましく、70mm以下遠位側にあることがさらに好ましい。袖2の先端縁がこのように形成されていれば、手首が袖2の先端から外部へ出にくくなり、防寒性を高めることができる。
本考案の図3に示すように、小指側先端縁7から親指側先端縁8にかけての袖2の先端縁の形状について、小指側先端縁7を通り、袖筒方向RLに対して垂直な線RL1と、小指側先端縁7と親指側先端縁8を通る線RL2がなす角度θは、5度以上が好ましく、10度以上がより好ましく、15度以上がさらに好ましい。袖2の先端縁の形状がこのように形成されていれば、袖2の先端縁から手の平の小指側が外部へ出るため、物がつかみやすくなる。また、線RL1と線RL2がなす角度θは、60度以下が好ましく、53度以下がより好ましく、45度以下がさらに好ましい。袖2の先端縁の形状がこのように形成されていれば、手首が袖2から外部へ出にくくなり、防寒性を向上することができる。
本考案の図1に示すように、袖2の先端部の着用者の手の平側の少なくとも一部に伸縮材9が袖2の先端縁に沿って設けられ、袖2の手の甲側の外側の少なくとも一部に第1留め具10が設けられ、袖2の先端部の外側にベルト状部材12が設けられ、このベルト状部材12に第2留め具11が設けられていることが好ましい。袖2の先端部がこのように形成されていれば、袖口の手の平側は伸縮材9が手首の太さに合わせて収縮し、袖口の手の甲側は第1留め具10と第2留め具11とが接合することによって袖口を絞ることができる。その結果、袖口が手首に沿って密着し、袖口と手首との間に隙間ができにくくなり、雪を袖口から入りにくくすることができる。なお、伸縮材9と第1留め具10及び第2留め具11は、両方設けられていてもよく、伸縮材9または第1留め具10及び第2留め具11のどちらか一方だけ設けられていてもよい。
上記のように本考案の実施の形態においては、袖2の手の甲側の外側の少なくとも一部に第1留め具10が設けられ、ベルト状部材12に第2留め具11が設けられる例について説明したが、袖2の手の甲側の外側の少なくとも一部に第2留め具11が設けられ、ベルト状部材12に第1留め具10が設けられる態様も好適に使用できる。
伸縮材9の袖2への取り付け方は特に限定されず、例えば、袖2の先端部の内側に、袖2を構成する表布と裏布とを袋状に折り、縫着することによって、挿通部を設け、その挿通部に伸縮材9を入れることにより袖2へ伸縮材9を配置してもよく、縫着等の手段により袖2へ直接固定してもよい。着用者への肌あたりをよくするためには、袖2の先端部の内側に挿通部を設け、当該挿通部に伸縮材9を入れて配置することが好ましい。
伸縮材9の形状は特に限定されず、例えば、平紐状や丸紐状等であってもよい。中でも、袖口と手首とをより密着させるために平紐状が好ましい。
伸縮材9は、伸縮性を有する材料から構成され、例えば、天然ゴムや合成ゴム等が挙げられる。中でも、耐久性を向上するために合成ゴムを含むことが好ましい。
第1留め具10及び第2留め具11の種類は特に限定されず、例えば、面ファスナーやスナップボタン、ボタン、ホック、バックル等の係合部材であってもよい。中でも、面ファスナーが好ましい。第1留め具10が面ファスナーの雌型であり、第2留め具11が面ファスナーの雄型であれば、袖口の大きさを手に合わせて絞る作業が行いやすくなる。
また、ベルト状部材12の代わりに、ロープやテープ等の長尺部材を用い、これを結ぶことによって袖口を絞ってもよい。
以上のように、本考案のウィンタースポーツ用衣料は、袖の先端部の内側に紐が少なくとも一部を露出して設けられており、この紐に親指を引っ掛けることで、袖のずり上がりを防ぐことができる。また、グローブ等を着けた状態でも衣料の着脱を簡単に行うことができる。
1:ウィンタースポーツ用衣料
2:袖
3:紐
4:親指
5:第1部分
6:第2部分
7:小指側先端縁
8:親指側先端縁
9:伸縮材
10:第1留め具
11:第2留め具
12:ベルト状部材

Claims (6)

  1. 袖を備えた衣料であって、
    前記袖の先端部の内側に着用者の親指を引っ掛ける紐が設けられており、
    前記紐の少なくとも一部が露出していることを特徴とするウィンタースポーツ用衣料。
  2. 前記紐は、前記袖の内側面の第1部分を出発点とし、該第1部分とは異なる第2部分を終点とする区間において露出しており、
    前記第1部分から前記内側面に沿って前記第2部分に至る最短経路の長さは、前記第1部分から前記第2部分に至る前記紐の長さよりも長い請求項1に記載のウィンタースポーツ用衣料。
  3. 前記袖の先端縁のうち、小指側先端縁よりも親指側先端縁の方が、筒袖方向の遠位側にある請求項1または2に記載のウィンタースポーツ用衣料。
  4. 前記袖の先端部の手の平側の少なくとも一部に伸縮材が設けられ、
    前記袖の先端部の手の甲側の外側の少なくとも一部に第1留め具または第2留め具の一方が設けられ、
    前記袖の先端部の外側にベルト状部材が設けられ、
    前記ベルト状部材に第1留め具または第2留め具の他方が設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載のウィンタースポーツ用衣料。
  5. 前記第1留め具は面ファスナーの雌型であり、前記第2留め具は面ファスナーの雄型である請求項4に記載のウィンタースポーツ用衣料。
  6. 前記紐は伸縮性を有している請求項1〜5のいずれか一項に記載のウィンタースポーツ用衣料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021171573A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02 株式会社アシックス 衣服、トップス及びパンツ

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