JP5682041B2 - 自己安定型垂直軸風車と浮体式洋上風力発電システムと浮力構造システム - Google Patents
自己安定型垂直軸風車と浮体式洋上風力発電システムと浮力構造システム Download PDFInfo
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Description
特に、昨年の東日本大震災に伴う福島原子力発電所の大事故以来、原子力や石油、石炭以外の再生可能エネルギーへの注目が非常に高まっている。
その中でも、太陽光発電や風力発電が重要な役目を担おうとしている。
勿論、洋上発電施設から海底ケーブル等で送られて来る電力の処理をする為の施設が陸上に必要ではあるが、大きな面積は必要ない。
水平軸風車の場合は風車軸周りの加重が偏加重となっており、垂直性の維持が非常に困難であり、更に、常に風に正対する必要が有る為に、目まぐるしく変化する風向への対応は非常に困難である。
特に、洋上発電の場合はその事が顕著で、特に全地球の60%以上を占有する100m以上の深海域の場合は浮体方式にするしか方法が無く、水平軸風車の適用は非常に厳しく、高いハードルが有あり、実現は困難である。
一般的には、台風等の強風が吹く場合は、ブレーキ等により風車を強制的に止めて風車の破損を防止する処置が取られる。此の場合は、強力な台風のエネルギーの為に強力なブレーキシステムが必要になり、風車の強度向上の必要性やコストアップ等問題になってくる。更に、台風等の強烈な乱気流が渦巻いている場合は止まっている特定の風車翼が大きな力を集中的に受ける場合があり、破壊が集中する危険性がある。回転していれば、その様な力は分散、平均化されるので問題が発生しずらい。
更に、もし、強風下において風車を停止すれば、折角の強力な台風のエネルギーを無駄にする事になる。
水平軸風車にせよ、垂直軸風車にせよ、台風やハリケーン等による強力な風や波浪等により風車軸が影響を受けて傾いたり、激しい上下動を繰り返す様では、安定な発電をする事は不可能であり、トラブル発生の要因ともなる。どんな風況下に於いても風車軸の垂直性確保や上下動の沈静化は必須条件である。
洋上に於ける大規模発電を行う為には、多数の風車を設置する必要があるが、この場合は、設置される海域に於いて海洋植物、魚介類等の海洋生物に悪影響を与えない事が必要であり、その為には太陽光や潮流等を遮断しない事が必須条件になる。その事により、漁業との協業が可能となり、短期間に広い水域への洋上風力発電の展開が可能となる。
洋上風力発電は陸地から離れた、水深のある海域での長時間の無人運転が必須になるが、その為にはメンテナンスフリーが重要な条件となる。然るに、現在良く使用されている風車の大部分が、水平軸風車、垂直軸風車共に増速ギア付発電機を使用している。この方式の発電機はギアの磨耗の為に定期的に交換等のメンテナンスが欠かせない。これは定期的な発電の中断やメンテナンスコスト等の問題を抱えている。
洋上風力発電によって相当な割合の発電量を賄う為には、上記、課題1〜課題4までの問題が完全に解決される必要がある。
更にダイレクトドライブ方式の発電方式を採用する事によりギア等の摩擦を完全に無くし、メンテナンスフリーを実現し、陸地から離れた海域などに安心して設置する事が可能となる。
本発明によれば、多数の浮力構造体が2本の水平バーにより並行四辺形として安定的に結合される事により、どの様な気象条件においても使用が保障される。又、3角形に配置される風車の中間領域は素通しである為、太陽光、潮が自由に通過出来、魚、貝等の養殖をする事が出来る。この事により、養漁業等とのコラボレーションが可能となり、海域または水域を共有出来るので、養魚業者のコンセンサスを得る事が可能となり、洋上風力発電の早期の導入が可能となる。
この事により全地球の6割以上を占める広大な深海域に於ける発電が可能となり、太陽光発電の様に緑地を発電の為に利用する必要が無い為に、少ない緑地を減らす必要が無く、将来の食料危機対策としても有効である。
本発明は名前の示すとおり、先ず、垂直軸風車の自己安定を図る為の方策について述べる。
図2は低速回転している状態の図1の側面図であるが、遠心力が小さい為に垂直翼は垂直翼角度保持部により保持されている。
図3は同じく側面図であるが、高速回転の遠心力により垂直翼が上方向に跳ね上がっている状態を表している。
図4は図2と図3の垂直翼の状態を同時に表して、本発明のコンセプトが理解し易くしている。
基本的には風車軸4の上端に風車回転保持部5が設置され、風車回転保持部5に複数の水平翼3が固定される。
水平翼3の翼端には水平翼3の回転面において、回転軌跡の接線方向に、垂直翼1を回転可能に結合する為の回転保持部2が設置される。
垂直翼1の略中間位置に上記回転保持部2の結合部が設置される。
これにより、垂直翼1は回転可能に設置されるが、通常は角度保持部32により予め決められた角度に保持されている。
垂直翼1の高速回転に伴う遠心力や強い突風等の外力により、垂直翼1は回転し、重力、遠心力、風力等の合力がバランスする位置で保持される。
先ず、図5を用いて水平翼3のバランスについて説明する。
風車が停止又は低速回転している時には、図5(A)の様に、水平翼3は垂直翼1及び水平翼3自身の重量の為に、ジャンボ機の主翼と同じく少し垂れ下がっている。
これは、一見、不安定の様に見えるが、ヤジロベの動きと同じく、反って安定なのである。
これを実現する為には、水平翼3は余り剛体ではなく、少し柔らかく、撓りがある鞭の様なしなやかさが有った方が望ましい。
風車が高速回転になって来ると、垂直翼1に働く遠心力の方が重力よりも大きくなってくるので、下方への垂れ下がりが少なくなり、水平に近くなって来る。 遠心力が更に大きくなると、水平翼3は上方に持ち上がってくる。
つまり、図6〜図8の様に、垂直翼1は初期の保持角から段々回転して跳ね上がって来る様になる。
初期条件として、垂直翼1の回転部から下半分の長さは上半分の長さより、長い。
先ず、図7より無風時の釣り合いを考えると、垂直翼1の重心は回転中心部よりも下方に位置するので、垂直翼1を押し下げる方向に重力だけが働き、翼は安定している。
次に、図8の様に、回転している時は、垂直翼の重心に働く力は重力の他に遠心力が働き、その合力が働く事になる。これによって、回転数によって遠心力が決まるので、重力との合力によってバランスする位置で安定するが、回転数が大きくなると遠心力も大きくなり、垂直翼は段々跳ね上げられる様になる。
図10のグラフ1は同じく上記結果をグラフ化したものである。
例えば、回転数が毎分3回転の時は、風車半径3mの翼の眺ね上げ角は1.7°であるが、風車半径が30mになると、跳ね上げ角は16.8°になる。
同じく、回転数が毎分10回転の時は、風車半径3mの翼の跳ね上げ角は18.6°であるが、風車半径が30mになると、跳ね上げ角は73.4°になる。
更に、回転数が毎分30回転の時は、風車半径3mの翼の跳ね上げ角は71.7°であるが、風車半径が30mになると、跳ね上げ角は88.1°になり、殆んど水平状態に近くなる。
この方式では、風車半径が小さな小型風車に対しては良い効果を示すと思われるが、大型風車では跳ね上げによる効果が効き過ぎる事も考えられる。
図12は低速回転により、垂直翼が重力により所定の角度に保持されている状態の側面図である。
図13は高速回転の遠心力により、上方に跳ね上がっている状態の側面図である。
図14は上記図12〜図13の状態を同時に表している。
このタイプのメリットはオフセットする事により、垂直翼1の重力による押し下げ方向の回転モーメントが大きくなり、低回転領域に於いて垂直翼1が初期角度を維持する事が可能になり、年間で一番多い低風速域のエネルギー利用効率を向上させる事が可能となる。
図16は遠心力が大きくなり、合力の延長線が丁度回転中心上を通っている状態を表している。
図17は遠心力が更に大きくなり、合力の延長線が回転中心の下側を通り、垂直翼を跳ね上げている状態を表している。
垂直翼1が風の方向と同じ方向に位置する場合は、垂直翼1は跳ね上げられる方向に動く。
反対に、逆方向に位置する場合は、垂直翼1は押し下げられる方向に動く。
つまり、垂直翼1が1回転する間に跳ね上げられたり、押し下げられたりする力が働くことになる。
この様に、垂直翼1を回転可能にする事によって、台風時等に風車の回転が過大になったり、突風や乱流による過大な力により、破壊される事を防止する事が可能となる。
図2〜図8及び図12〜図17は垂直翼1の角度が変わっている状態を表している。
図19は上記図18のシリンダー36が縮んでアーム34により垂直翼1が跳ね上がっている状態を表している。
図21は上記図20のシリンダー36が縮んでアーム34により垂直翼1が跳ね上がっている状態を表している。
流体が空気の場合は流体溜43は必要無く、単に大気開放にすれば良い。
図26システムも上記図25と全く同じ様にすれば良い。
(1)のグラフはダンピング特性の違いによる垂直翼跳ね上げ時定数と戻り時定数を示し たっものである。グラフの横軸は経過時間を示し、縦軸は垂直翼の跳ね上げ角度を 示している。グラフから跳ね上げ時の時定数は小さいので短時間の内に跳ね上げが 進み、戻る場合はゆっくりしか進まない事を表している。
(2)のグラフは選択的なダンピング特性の有無による垂直翼の振れ角度の違いを説明す る為の資料である。このグラフは回転の遠心力によってある振れ角度を持っている 状態の垂直翼に風が当たった時に翼がどの様な挙動をするかを表している。横軸は 風の向きを0度とした時の翼の角度の時間の経過に伴う角度の変化を表している。 縦軸は垂直翼の振れ角度を表している。グラフでは風と同じ方向の0、2π、4π 等は最大値を示し、反対方向のπ、3π、5π等は最小値を示し、0.5π、1. 5π、2.5π等はゼロを示している。所謂、COS曲線である。
(3)選択的ダンピング特性が働いている状態は点線で表されているグラフで、垂直翼の 振れ幅は明らかに小さくなっている事が判る。ダンピング特性を変える事で振れ幅 は大きく変える事が可能である。
図29は図24に適用される上記図28と同じ目的の回転軸の追加である。
図30は上記図28と図29に於いて、回転角度を所定の値に保持する為のバネ財で出来た固定金具67である。
図31は上記図30の回転軸66と固定金具67をバネ性板材68で置き換えたものである。もし、バネ性板材68の材質として適切な物が見つかれば、部品点数の削減等でコスト低減、流体抵抗の削減等のメリットが出て来るものと期待される。
図34は円弧型垂直翼1が高速回転により競り上がっている状態の側面図である。
図35は図33と図34をあわせて低速回転時と高速回転時の円弧型垂直翼1の動きを比較した側面図ある。
図36は図23のシステムの垂直翼1を円弧型垂直翼19で置き換えたものである。
図の様に、円弧型垂直翼19はその時の回転に伴う遠心力によって円弧の半径が大きくなる事が可能である。もし、その様な伸縮性に優れた材料を探す事が出来れば、非常に優れた風車を完成する事が可能である。
図38は風車回転保持部に設置されるギアレス.ダイレクト.ドライブ方式発電機の詳細な断面図である。
図37に記載の風車回転保持部5に12と13のペアマグネットの間にコイル15が配置されている状態の断面図である。14はペアマグネット12と13を結合する為のU字型構造体である。
この方式の特徴は滑動用ベアリング8の直ぐ近くに発電素子が配置されるので、部品点数が少なく構造が簡単であり、位置がずれなくて、低コストで長期間安定な運用を実現する事が可能な事である。つまり、メンテナンスフリーが実現出来る可能性がある。
リレ26ーは三接点になっていて、接点2はオープンで、無風又は微風時の超低速回転時に回路を遮断し、接点1は整流器27から蓄電器28に繋がり発電し、接点3はコイル15をショートする様に繋がっており、台風時等の超高速回転時に電気ブレーキをとして働く事が出来る。
基本的な考えとしては、風が無ければリレー26をオープンにし、風が適正に吹けばリレー26を整流器27に繋ぎ、蓄電器28に充電し、風が強すぎる場合にはコイル15をショートする様に制御し、強風が吹いている状態でも、出来るだけ充電出来る時は充電し、過回転になり危険な時はブレーキを駆けて風車の破壊を防止する事である。
図41は基本的なプリスターター16を水平翼3に設置している状態の斜視図である。
プリスターター16は水平翼3上の回転中心部近くに設置される。基本的な考えとしては、回転中には余り回転の邪魔をしない様に、流体抵抗が大きくない形状を選定する必要がある。
図42は図40と図41をドッキングした状態を表している斜視図である。
カバー18は回転時の流体抵抗が出来るだけ小さく為る様な形状が選ばれるが、場合によっては補強構造体17と一体化しても良い。
図43は上記図40の水平翼3の垂れ防止用の補強構造体17に可動板44を回転継ぎ手45により結合したものである。低回転時は可動板44は図43の様に斜めに立ち上がっているが、高速回転時には流体抵抗を少なくする為に水平状態になる。可動板44はバネによって動作させても良く、電動でコントロールしても良い。
図44は可動板44が高速回転時に水平状態になっている事を表している。
図47(B)は風向を表している。(A)で説明するが、図37に於ける風車回転保持部5のベアリング8及び10に働く力に注目して説明する。
先ず、重力による力は図からも判るようにベアリングを押しつける方向に均等に働く。
遠心力は一方は押し下げる方であり、他方は引き上げる方向であるので、偏加重が働く事になるが、この力は常に回転数が同じであれば、同じで定常的であり比較的問題にならない。
風による力は一方が押し下げる方向であり、他方も同じく押し下げる方向なので、ベアリング8及び10への負担は非常に少ないと思われる。
通常はこの風力による力は不安定で、1回転の中で状態が変わるので、回転中の振動が大きいと言う問題が垂直軸風車には共通してあるが、L型の場合はこれが軽減される。
この場合は、上記に説明した中で重力、遠心力、風力の3個パラメーター全てに於いてバランスしている。実際の試作機においても、強い風の中でも、非常に安定な回転が実証されている。
図49は本発明の変形であるY型垂直翼1の斜視図であり、図50はその側面図である。
図51は図49の変形である後退垂直翼1の斜視図である。
図52は上記図51の後退垂直翼1の下部端に回転の安定の為に、補助フィン20を取り付けた状態の斜視図である。テストでは回転時の安定性に優れている。
図53は本発明の変形である前進垂直翼1の斜視図である。
図56と図57の様に民家の屋根に設置する事も考えられる。
図59は浮力構造体の水位調整について表している図である。外部信号によって比重の小さな物質をフロート下部の結合用構造体に注入する事により水が軽い物質に置換される事により浮力構造体が軽くなり浮力構造体が上に持ち上がる。
図59(A)は通常の状態で、一番浮き上がっている。
図59(B)は少し沈んでいる状態で、波が高い場合に利用する。
図59(C)はメインフロート部も水没している状態で、強烈な波浪や高い津波等の時に利用するが、メインフロートも水没しているので、波の影響を受けにくく、風車軸の激しい上下動を抑える事が可能である。
外部信号とは水位、波の振幅、浮力構造体の上下動幅等のセンサー信号や外部の制御センターからの台風や津波等に基づく危険信号等である。
図60は2個のプロペラ付潮流発電ユニットが浮力構造体に設置されている状態を示している。
図61は2個の波力発電ユニットが浮力構造体に設置されている状態を示している。
フロート55の上下によりマグネット56が回転し、コイル57との間で発電を行う1事が出来る。
図65は上記図64の状態から、三角形結合が完了した状態の斜視図である。
浮力構造体の浮力大きさを3段階で変えたデータを取った。
▲1▼ Weight−3の浮力=2×(Weight−2の浮力)=2×〔1.5×(Weight−1の浮力)〕
▲2▼ 水平支柱の傾き角度に対して浮体構造体の傾き角度(パラメータ=浮力)
▲3▼ 結果 → 例えば、水平支柱の最大傾き角度11.2° に対して
* Weight−1の傾き角度=5°
* Weight−2の傾き角度=4.3°
* Weight−3の傾き角度=1.7°
計算すると、Weight−3の減衰効果=1.7°/11.2°=0.15=15%
つまり、Weight−3は浮体構造体の傾きを15%に抑える事が出来た事になる。
もし、浮体構造体の浮力をもっと大きくすれば、更に減衰効果は大きくなる可能性がある。
図67のグラフは減衰効果を表している。
これで本発明の効果が実際に証明された事になる。
図68は3角形結合浮力構造体の中心に生け簀25が配置されている状態である。
図69は生け簀25が数十メーター下に沈んでいる状態を表している。
これは波浪が高い場合や赤潮等が発生している時に魚を守るために沈める事がある。
図70は生け簀25の上下を行う為の機構である。これは更に底に沈んでいる生け簀の魚に餌を自動的に与える機能もあわせ持っている。
図71は生簀が底に沈んでいる状態を表している。
図73及び図74は回転結合部59の理解を深める為に拡大している図である。
図75は回転結合部だけを拡大表示している。
図85は3水平支柱の回転結合部を拡大した状態である。
図86は4水平支柱の回転結合部を拡大した状態である。
図77は6水平支柱の回転結合部を拡大した状態である。
図77はその様な手法によって増やした7連洋上風力発電システムを表している斜視図である。
図78は上記図37において、三角形の空間の中に養魚用生け簀25が5個配置された状態を表している斜視図である。
図82は図81の12連直列のシステムの中間で浮力構造体を間引いた状態を示している。
図84は図83の19連6角形結合システムの中間で浮力構造体を間引いた状態を示している。
このシステムの特徴は外部フロート73を水面上い浮かす事により、水位がどの様な水深になっても浮力構造体に繋がっている水平ワイヤ69の高さ位置が変わらない為に、いつも同じ様な位置で引っ張り、浮力構造体の垂直性に悪影響を与える事が無い事である。
図89は図88の変形版である。
図90はY字の結合点を回転自在のプーリーに置き換えたシステムである。
図91は図90のプーリーをモーター駆動のプーリーで置き換えたシステムである。
図92は図91のシステムにおいて、モーター駆動のプーリーを浮力構造体上部に移動した状態である。
図93は7連5角形結合浮力構造体用のアンカーシステムを表している。
図94は3角形結合浮力構造体に水平軸風車が載っているシステムにアンカーシステムが結合した状態である。
図95は7連直列結合浮力構造体に水平軸風車が載っているシステムにアンカーシステムが結合した状態である。
更に、本発明によれば、風向を気にしない垂直軸風車であり、且つ、垂直翼が回転によるは刃ね出来るので、突風や高速回転等の過大な力による破損を避ける事が可能である。
この事により、無人での長期間の安定的な運用が可能となる。
2 垂直翼回転保持部
3 水平翼
4 風車軸
5 風車回転部
6 結合部
7 回転保持部
8 滑動用ベアリング
9 回転マウント
10 滑動用ベアリング
11 オフセット用水平翼
12 マグネット
13 マグネット
14 マグネット結合用U字体
15 コイル
16 プリスタート用抵抗体
17 水平翼垂れ防止用補強バー
18 プリスタート用抵抗カバー
19 円弧型垂直翼
20 垂直翼安定用サブフィン
21 メインフロート
22 結合用円柱
23 姿勢安定用バラスト
24 浮力構造体結合用水平支柱
25 養魚用生け簀
26 リレー
27 整流器
28 蓄電器
29 コントロール部
30 回転数の入力信号
31 風速の入力信号
32 垂直翼角度保持部
33 垂直翼の重心位置
34 アーム
35 リニアガイド
36 シリンダー
37 回転継ぎ手
38 案内溝
39 逆止弁−1
40 オリフィスー1
41 逆止弁−2
42 オリフィスー2
43 流体貯め
44 可動板
45 回転継ぎ手
46 太陽光パネル
47 支柱
48 中央分離帯
49 高速道路
50 屋根
51 プロペラ
52 発電機
53 回転保持機構
54 回転アーム
55 フロート
56 マグネット
57 コイル
58 ハウジング
59 可動継ぎ手
60 水平支柱結合ピン
61 水平支柱結合体
62 締め付け金具−1
63 締め付け金具−2
64 可動継ぎ手用ピン
65 ボルト
66 垂直翼回転保持部−2
67 垂直翼角度保持部−1
68 垂直翼角度保持部−2
69 水平ワイヤ
70 フロート結合ワイヤ
71 アンカー結合ワイヤ
72 アンカー
73 外部フロート
74 Y字結合ワイヤ
75 回転自在プーリーAssy
76 モーター駆動プーリーAssy(Y字の頂点部に配置)
77 モーター駆動プーリーAssy(フロート部下部に配置)
78 回転自在プーリーAssy(ウエイト部上部に配置)
Claims (19)
- 風車軸の中心を構成する垂直軸と、前記垂直軸の最上端部に設置される水平な回転面を保持する為の回転保持部と、前記回転保持部に設置される滑動部と、前記滑動部に設置される回転マウント部と、前記回転マウント部に固定される複数の水平翼と、前記水平翼に固定される結合点の回転面に沿い回転円に接する方向に回転中心を持つ垂直翼回転保持部と、前記垂直翼回転保持部に係合されるオフセット用水平翼と、前記オフセット用水平翼の翼端に取り付けられ、取り付け位置の下方に重心位置を持つ前記垂直翼と、所定の風速又は回転数以下の時には前記垂直翼を所定の取り付け角度に維持する為の前記垂直翼角度保持部を持ち、所定の風速又は回転数以上の時には、遠心力が増加することにより、前記垂直翼へかかる前記垂直翼回転保持部を回転中心とした下方から上方への回転モーメントが増加し、前記垂直翼が上方に跳ね上がる事を特徴とする垂直軸風車。
- 垂直翼の回転中心より上部に設置された回転結合部と、これに連結する結合アームはリニアガイド上に設置されたスライドに回転自在に結合され、前記スライドに結合された液体又は気体用のシリンダーが水平翼の上部に設置された事を特徴とする請求項1に記載の垂直軸風車。
- 垂直翼の回転中心より下部に設置された回転結合部と、これに連結する結合アームはリニアガイド上に設置されたスライドに回転自在に結合され、前記スライドに結合された液体又は気体用のシリンダーが水平翼の下部に設置された事を特徴とする請求項1に記載の垂直軸風車。
- 垂直翼と前記垂直翼に概直角に結合するオフセット用水平翼の回転中心から延長された前記オフセット用水平翼の翼端に設置された回転自在の結合部と前記結合部に接続する液体又はガス体用シリンダーと前記シリンダーを固定する回転自在の保持部とから為る事を特徴とする請求項1に記載の垂直軸風車。
- 垂直翼と前記垂直翼に概直角に結合するオフセット用水平翼の回転中心から延長された前記オフセット用水平翼の翼端に設置された回転自在の結合部と前記結合部に接続する連結用支柱と前記支柱の端には回転自在の継ぎ手が有り、前記継ぎ手はリニアガイド上のスライダーに結合され、前記スライダーには液体又はガス体用シリンダーが接続されている事を特徴とする請求項1に記載の垂直軸風車。
- 垂直翼と前記垂直翼に概直角に結合するオフセット用水平翼の回転中心から延長された前記オフセット用水平翼の翼端に設置されたベアリングと前記ベアリングが密接する水平方向の溝と前記溝が固定されているリニアガイド上のスライダーと前記スライダーには液体又はガス体用シリンダーが接続されている事を特徴とする請求項1に記載の垂直軸風車。
- 液体又はガス体用シリンダーに流体的に接続している流体が放出する方向の逆止弁と前記逆止弁に接続する流体抵抗が小さなオリフィスと前記オリフィスは流体の溜に接続し、シリンダーに流体的に接続している流体が流入する方向の逆止弁と前記逆止弁に接続する流体抵抗が大きなオリフィスと前記オリフィスは前記流体溜に接続している事を特徴とする請求項5に記載の垂直軸風車。
- 液体又はガス体用シリンダーに流体的に接続している流体が放出する方向の逆止弁と前記逆止弁に接続する流体抵抗が小さなオリフィスと前記オリフィスは流体の溜に接続し、シリンダーに流体的に接続している流体が流入する方向の逆止弁と前記逆止弁に接続する流体抵抗が大きなオリフィスと前記オリフィスは前記流体溜に接続している事を特徴とする請求項6に記載の垂直軸風車。
- 垂直翼と水平翼の結合部が回転自在に結合された回転継ぎ手と前記垂直翼と前記水平翼の取り付け角を所定の値に保つ回転保持部とにより構成された事を特徴とする請求項5に記載の垂直軸風車。
- 垂直翼と水平翼の結合部が回転自在に結合された回転継ぎ手と前記垂直翼と前記水平翼の取り付け角を所定の値に保つ回転保持部とにより構成された事を特徴とする請求項6に記載の垂直軸風車。
- 垂直翼と水平翼の取り付け角を所定の値に保つ回転保持部として、バネ性を持つ板材により構成された事を特徴とする請求項9又は請求項10の何れかに記載の垂直軸風車。
- 垂直翼と水平翼を回転自在に結合する回転継ぎ手と前記垂直翼と前記水平翼の取り付け角を所定の値に保つ回転保持部の二つの機能をバネ性を持つ板材により構成された事を特徴とする請求項9又は請求項11の何れかに記載の垂直軸風車。
- 円弧型の垂直翼が水平翼と組み合わさっている事を特徴とする請求項5又は請求項8の何れかに記載の垂直軸風車。
- 水平翼を保持している回転保持部に設置されている大口径軸受けの近傍にギアレス方式のダイレクト、ドライブ発電機が組み込まれている事を特徴とする請求項1に記載の垂直軸風力発電機。
- 弱風時には、コイルの接続をカットする回路と、中風域では所定の回転数(Wmin)以上を維持する様にコイルを接続する回路と、強風時には所定の回転数(Wmax)以下を維持する様にコイルを接続する回路と、所定の回転数(Wmax)をオーバーする場合は一部のコイルをショートする回路と、風車の回転数その他の情報を判断して前記回路の入り切りをコントロール回路又はソフトウエアを持つ事を特徴とするギアレス大口径発電機からなる請求項14に記載の垂直軸風車。
- 回転方向の流体抵抗が回転と反対方向の流体抵抗より小さくなる事を目的とする構造体が水平翼又は垂直翼上に設置されている事を特徴とする請求項1に記載の垂直軸風車。
- 水平翼の垂れ防止用の構造体が設置された事と回転方向の流体抵抗が回転と反対方向の流体抵抗より小さくなる事を目的とする構造体が前記水平翼又は垂直翼上に設置されている事を特徴とする請求項1に記載の垂直軸風車。
- 水平翼の垂れ防止用の構造体が設置された事と回転方向の流体抵抗が回転と反対方向の流体抵抗より小さくなる事を目的とする斜め板が前記水平翼又は垂直翼上に設置されており、前記斜め板は回転可能で、風車の回転数が上がり風力抵抗が大きくなると前記斜め板の角度は小さくなり、最終的には水平状態になる事を特徴とする請求項1に記載の垂直軸風車。
- 風車タワーの下部に太陽光発電ユニットが設置された事を特徴とする請求項1に記載の垂直軸風車。
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