JP5681055B2 - 抵抗溶接用電極及び溶接方法 - Google Patents

抵抗溶接用電極及び溶接方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5681055B2
JP5681055B2 JP2011152753A JP2011152753A JP5681055B2 JP 5681055 B2 JP5681055 B2 JP 5681055B2 JP 2011152753 A JP2011152753 A JP 2011152753A JP 2011152753 A JP2011152753 A JP 2011152753A JP 5681055 B2 JP5681055 B2 JP 5681055B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
end plug
tubular member
side electrode
contact
welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011152753A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013018022A (ja
Inventor
透 武田
透 武田
一人 田内
一人 田内
隆典 松井
隆典 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nuclear Fuel Industries Ltd
Original Assignee
Nuclear Fuel Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nuclear Fuel Industries Ltd filed Critical Nuclear Fuel Industries Ltd
Priority to JP2011152753A priority Critical patent/JP5681055B2/ja
Publication of JP2013018022A publication Critical patent/JP2013018022A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5681055B2 publication Critical patent/JP5681055B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

本発明は、燃料集合体を構成する各要素である被覆管や水管の如き管状部材の端部に抵抗溶接で端栓を溶接するのに適した電極及びこの電極を用いる溶接方法に関するものである。
軽水炉用燃料集合体を構成する燃料棒は、ジルコニウム合金製の被覆管とこの被覆管の内部に装填された燃料ペレットと被覆管の両端にはめ込まれた端栓とから成り、端栓は、被覆管に溶接して固定することにより密封されている。更に、詳細に述べると、被覆管の一端側に端栓を溶接した後、被覆管内に燃料ペレット及びプレナムスプリング等の内装品を挿入するとともに加圧したヘリウムガスを導入し、その後、他端側に端栓を溶接固定して密封される。また、高速増殖炉、黒鉛減速炉、その他の実験炉では、被覆管及び端栓の材質としてステンレス鋼やマグネシウム合金、アルミニウム合金等が使用される。
一般に、被覆管と端栓とを溶接する方法としては、TIG溶接や抵抗溶接が用いられており、日本ではTIG溶接が最も実績のある方法として採用されている。また、海外ではTIG溶接とともに抵抗溶接も採用されている。
管状部材と端栓を抵抗溶接する際には、溶接時に管状部材と端栓を同軸上で突き合わせて押圧しながら通電し、管状部材と端栓の接触部分の電気抵抗により発熱、溶融させる(特許文献1乃至3参照)。この際、溶融した部分は、管状部材の内面側と外面側にそれぞれ突出するが、外面側に突出した部分は、溶接品の取扱い時に他の物体と引っ掛かりを生じるトラブルの原因になる。また、外面側の突出を管状部材側の電極で押さえ込んで平滑な外表面を形成する方法が知られているが、溶融部分が外面側に突出する際の方向が不適切であった場合には、溶融した部分が電極に接触して通電経路が変わり、管端面の外面側が溶融しないで溶け残りを生じる欠点があった。更に、溶接部を評価するために超音波検査を行う際に、外面側に突出した部分が障害となって溶接部の欠陥を検出できないことがある。
管状部材と端栓を抵抗溶接法により溶接する場合、電極により外面側への突出を抑える方法として、電極で突出部を成型することが知られているが、溶融部分の逃げを作るため、管状部材(被覆管に相当、以下この項では被覆管と称する)の外径よりも端栓の外径を小さくすることにより、溶融部分を端栓側に逃がす方法がある(特許文献1の図1参照)。この場合、溶融部分は、端栓の端部を覆うように軸方向に流れ出るが、電極は、被覆管に装着するために2つ割となっており、従って、特に、この2つ割部分の接合部で溶融部分と被覆管端面との間に微小な隙間や段差を生じる場合があって被覆管の端面を完全に覆いつくすことが難しい。このように、溶融部と被覆管の端面との間に隙間が生じて被覆管の端面のエッジが露出すると、被覆管が原子炉内で照射された際に、被覆管の端面のエッジ部分は腐食し易くなるため、この微小な隙間が生じた部分から腐食が進展し破損することが懸念される。また通常、原子炉用燃料被覆管の集合組織は、最密六方晶のC面が被覆管の径方向を向いていることから、腐食の進展とともに生成するジルコニウム水素化物が被覆管の周方向に板状に析出する傾向があるため、被覆管の端面が露出したまま腐食が進行すると、被覆管の端面を径方向に押し広げるように水素化物が生成して被覆管の端面を起点として被覆管軸方向に水素化物が成長する。この水素化物の生成により体積膨張が生ずるため、被覆管の端面からの腐食は、被覆管の変形や腐食の加速などの悪影響を及ぼすことになる。
特開平6−194474号公報 特開平7−306295号公報 特開平8−122472号公報
本発明が解決しようとする1つの課題は、管状部材と端栓とを抵抗溶接により接合する際に、管状部材の端面を露出させることなく、抵抗溶接することにより上記の欠点を解消することができる抵抗溶接用電極を提供することにある。
本発明が解決しようとする他の課題は、管状部材と端栓とを抵抗溶接により接合する際に、管状部材の端面を露出させることなく、抵抗溶接することにより上記の欠点を解消することができる抵抗溶接方法を提供することにある。
本発明の第1の課題解決手段は、管状部材の端部を封止する端栓を抵抗溶接により前記管状部材の端部に溶接するのに用いられ、前記管状部材に接触する管状部材側電極と前記端栓に接触する端栓側電極とを含み、前記管状部材側電極は2つ割であるが、前記端栓側電極は一体の環状の形態であり、前記管状部材と前記端栓との溶融が生じる箇所が前記端栓側電極の内部に無接触で位置するように前記管状部材と前記端栓との接触部が入り込む凹部が前記端栓側電極に設けられていることを特徴とする抵抗溶接用電極を提供することにある。
本発明の第1の課題解決手段において、前記端栓と端栓側電極との接触は、前記端栓と端栓側電極とが前記管状部材側に向けて拡径して相互に接触するテ―パ面で行われるように前記端栓側電極は、前記端栓のテ―パ面に相応するテ―パ面を有するのが好ましいが、テーパ面以外の面接触であってもよい。いずれの場合も、端栓と端栓側電極との接触は、相互に軸線方向に押圧を受けることができる面接触であることが必要である。
本発明の第2の課題解決手段は、管状部材に接触する2つ割の管状部材側電極と前記管状部材の端部を封止する端栓に接触する一体の環状の端栓側電極とを介して前記管状部材と前記端栓とに通電し前記管状部材の端部と前記端栓とを抵抗溶接するが、抵抗溶接前には前記管状部材が前記端栓側電極に接触することがないように前記管状部材と前記端栓との接触部が前記端栓側電極の凹部に入り込んでおり、溶接開始後に前記管状部材と前記端栓との溶融部が前記端栓側電極の内部で前記端栓側電極と前記管状部材の端面とに跨って接触して前記管状部材と前記端栓とを溶接することを特徴とする溶接方法を提供することにある。
本発明の第2の課題解決手段において、前記端栓と端栓側電極との接触は、前記端栓と端栓側電極とが前記管状部材側に向けて拡径して相互に接触するテ―パ面で行われるのが好ましいが、テーパ面以外の面接触であってもよい。いずれの場合も、端栓と端栓側電極との接触は、相互に軸線方向に押圧を受けることができる面接触であることが必要である。
本発明の第2の課題解決手段において、管状部材の外径と端栓の外径とは、端栓側電極の凹部の内径よりも小さく設定されているのが好ましく、端栓は、管状部材より小さい外径を有するのが望ましい。
本発明の第2の課題解決手段において、管状部材は、燃料ペレットが装填される被覆管であり、前記管状部材に前記端栓を溶接して固定して燃料集合体を製造するのに用いることができる。
本発明によれば、燃料集合体の被覆管の如き管状部材と端栓とを抵抗溶接により溶接する揚合において、端栓側電極は、管状部材と端栓との溶融が生じる箇所が端栓側電極の内部に無接触で配置され、管状部材と端栓との抵抗溶接前には管状部材と端栓側電極とが接触しないような構造であるので、通電開始当初の溶接電流は、管状部材と端栓との接触部分に電流が流れるが、接触部分が加熱とともに押圧されることにより溶融した部分が管状部材の外面側に押し出されて端栓側電極に接触すると、この溶融部を通して端栓側電極から直接管状部材に向かって電流が流れるので、管状部材の端面を十分に溶融させることができるとともに、溶融部分が一体環状の端栓側電極の形状に沿って成型されるため、溶融部が管状部材の端面を隙間なく完全に覆うように平滑に成型され、従って管状部材の端面エッジからの腐食を生ずることがなく、燃料棒の製造に好適に使用することができる効果がある。
本発明の電極を用いて管状部材と端栓とを抵抗溶接する際の抵抗溶接開始前の管状部材と端栓と電極との配置関係を示す縦断面図である。 図1の配置関係における溶接状態を示し、同図(A)は、抵抗溶接開始直後の溶融状態を示す上半部の縦断面図、同図(B)は、図2(A)の溶接状態が更に進んだ状態を示す縦断面図である。 図2Bの溶融状態から溶融部が端栓側電極に接触した状態を示す縦断面図である。 図3の状態から抵抗溶接が更に進行して管状部材の端部が変形した状態を示す縦断面図である。 抵抗溶接が終了した状態の上半部の縦断面図である。 抵抗溶接装置から取出されて得られた管状部材と端栓との溶接部の上半部の縦断面図である。
本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に述べると、本発明は、特に、原子炉用燃料集合体を構成する燃料要素の製造工程に適用するのに好適な抵抗溶接用電極10に関するものであり、この電極10は、図1に示すように、燃料集合体用の被覆管の如き管状部材20とこの管状部材の端部を封止する端栓30(図面では一方の端栓、例えば下部端栓であるのが示されている。) とにそれぞれ接触する管状部材側電極10Pと端栓側電極10Eとを含んでいる。
図示の形態では、端栓30は、管状部材20よりも小径の外径を有する。端栓30は、管状部材20の端部に入り込む突部30Pを有して管状部材20の端面に接合するフランジ30Fとこのフランジ30Fの突部30Pとは反対側にテ―パ面30Tを介して延びる栓本体30Bとから成っている。テ―パ面30Tは、後に述べる端栓30のテ―パ面に相応する。
管状部材側電極10Pは、管状部材20の外周面に接触する2つ割りの環状電極であり、この電極10Pは、上下の半環状電極部分10PU、10PDを管状部材20の上下から挟むように図示しない手段によって相互に締め付けて管状部材20に接触させる。
端栓側電極10Eは、端栓30の外周面に接触する一体環状(2つ割りではない)電極であり、この電極10Eは、図示の形態では、後に述べるテ―パ面で端栓30に面接触させる。この端栓側電極10Eは、図1に示すように、管状部材20と端栓30との溶融が生じる箇所が端栓側電極10Eの内部に無接触で位置するように管状部材20と端栓30との接触部40が入り込む凹部10ERを管状部材20側に有しており、この凹部10ERは、端栓30のテ―パ面30Tに接触するテ―パ面10ERTを有する。従って、管状部材20の外径をd1、端栓30のフランジ30Fの外径をd2、端栓側電極10Eの凹部10ERの内径をd3とすると、d3>d1、d3>d2とすることが必要であり、また、後に詳細に述べるように、d1>d2とするのが好ましい。
なお、図示の形態では、端栓30と端栓側電極10Eとはテ―パ面30T、10ERTで接触しているが、端栓30と端栓側電極10Eとは、テ―パ面以外に端栓側電極10Eを管状部材20側に向けて軸線方向に押し付けることによって端栓30と端栓側電極10Eとが面接触することができれば、テ―パ面以外に、例えば、端栓30のフランジ30Fの後面肩部と端栓側電極10E内部の段部との係合によって行うことができる。実際上、被覆管の他方の端栓(上部端栓)は、テーパ面がなく、従って上部端栓側では段部による面接触の態様とすることになる。
次に、上記電極10を用いて管状部材(例えば、燃料棒用の被覆管)20とこの管状部材20の端部を封止する(下部) 端栓30とを抵抗溶接により接続する溶接方法を以下に説明する。
まず、図1に示すように、2つ割の電極10Pが取り付けられ締め付けられた管状部材20と一体環状の電極10Eが取り付けられた端栓30とを同軸状に配置し、管状部材側電極10Pから突出する管状部材部分の端面20Eを端栓側電極10Eの凹部10ER内で端栓30のフランジ30Fの端面に接触させ押圧する。この状態で両電極10P、10E間に溶接電圧を印加すると、管状部材側電極10P、管状部材20、その端面20E、端栓30のフランジ30F、端栓30のテーパ面30T、端栓側電極10Eのテ―パ面10ERTを経て通電されるが、抵抗溶接開始前は、管状部材20と端栓側電極10Eとは接触していない(図1参照)。このようにして、電極10P、10E間を通電すると、図2(A)に示すように、管状部材20の端面20Eと端栓30のフランジ30Fの端面との接触部が溶融し、この溶融部Mの一部が外周面側に突出する。このため、この溶融部Mが端栓側電極10Eの凹部10ERの内面に接触する(図2(B)参照)。
従って、端栓側電極10Eから溶融部Mを経由して管状部材20へ電流が流れる新たな通電経路が形成される。この新たな通電経路は、管状部材側電極10P、管状部材20、その端面20E、溶融部M、端栓側電極10Eとなる。溶融部Mは、図2(A)に示すように、管状部材20と端栓30の間に勢いよく突出するが、管状部材20と溶融部Mとの間又は溶融部Mと端栓30との間に隙間G20、G30を生じても(図2(B)参照)溶融部Mを通して管状部材20と端栓側電極10Eとに電流が流れ発熱が生じ溶融が進む(図3参照)。また、このように溶融部Mを通して電流が流れると、端栓側電極10Eの管状部材20側への押し付けによって管状部材20端部の加熱溶融に続く管状部材20の端部が外側に押し広げられるような変形が生じ(図4の符号20EF参照)、管状部材20のこの端部変形部20EFが電極10Eに接触して通電経路が変わり、端栓側電極10Eに接触した管状部材20の端部が通電経路となり、管状部材20の端部を十分に溶融させることができるようになる。端栓側電極10Eは一体環状であるため、管状部材20の端部変形部20EFに溶融部Mが全周に亘って密接に係合するので、管状部材20の端部のエッジ20EEが溶融部Mによって密接して覆われる。従って、このようにして端栓30が溶接されて製造された燃料棒は、原子炉内での腐食の際に管状部材端面が露出して腐食することがない。
管状部材20と端栓30とを押圧しながら抵抗溶接を行うと、上記のように、通電により発熱した箇所が図4に示すように軟化し塑性変形するが、管状部材20の外側に向かって軟化した部分が突出する際には、この軟化部分が管状部材20の軸線方向に沿って管状部材20の端面側とは逆方向(図4の左側方向)に塑性変形しながら飛び出すため、管状部材20の端面と溶融部分Mとの間に隙間が生じる揚合がある。しかし、図3に示すように、溶融部分Mが端栓側電極10Eに接触すると、この接触部分が新たな通電経路となり、端栓側電極10Eから溶融部Mを通って直接管状部材20に通電し、これにより、溶融部Mに隣接する箇所である管状部材20の端面を発熱させ、溶融させる。更に、端栓側電極10Eから端栓30への通電は、この電極10Eで端栓30を押圧する面(テ―パ面30T)を通してなされるが、一般に、通電経路は、電気抵抗の大きいジルコニウム基合金よりも、クロム銅、銅タングステン、銀タングステンのような電気抵抗が低い電極材料を通り易く、且つ通電は、距離の短い経路を取るため、端栓30のフランジ30Fではなく、距離が短く、導電性が高い溶融部Mが端栓側電極10Eに接触した箇所が新たな通電経路となり、その後管状部材20の端面が変形して電極10Eに接触すると、通電経路が端栓30から管状部材20側に徐々にシフトするため、管状部材20の端面が十分に発熱し溶融し、通電開始直後の端栓30のフランジ30F側の溶融と相俟って管状部材20の端面と端栓30のフランジ30Fとが溶融部Mを介して接合される。
また、このように、溶融部Mが管状部材20の外周面側に突出する際、この突出した溶融部Mは、端栓側電極10Eの凹部10ERの内面形状に成型されて図5及び図6に示すように溶融成型部MMとなる。溶融の初期に外周面側に突出する溶融部Mは、管状部材20の軸方向に沿って管状部材20の端面とは逆方向(図2Bの左側方向)に流れ易いが、通電経路が管状部材20にシフトするにつれて管状部材20側で溶融が生じるため、管状部材20の端面20Eが十分に溶融し、管状部材20の端面と溶融部Mとの隙間が生じることはない
本発明によれば、管状部材と端栓とを抵抗溶接する際に、当初は、溶接電流が管状部材と端栓との接触部とを通して流れるが、接触部が溶融し、この溶融部が管状部材の外周側に流れるにつれてこの溶融部が端栓側電極と管状部材とを直接通電する経路となって管状部材の端面を一層溶融するように作用し、また端栓側電極は、一体環状の形態を有するので、管状部材と端栓とを隙間なく有効に接合することができ、高い産業上の利用性を有する。
10 電極
10P 管状部材側電極
10E 端栓側電極
10ER 端栓側電極の凹部
10ERT 凹部のテ―パ面
20 管状部材
20E 管状部材の端面
20EE 管状部材の端部のエッジ
20EF 端部変形部
30 端栓
30P 端栓の突部
30F 端栓のフランジ
30T 端栓のテ―パ面
30B 栓本体
40 接触部
M 溶融部
MM 溶融成型部
d1 管状部材の外径
d2 端栓のフランジの外径
d3 端栓側電極の凹部の内径
G20、G30 隙間

Claims (9)

  1. 管状部材の端部を封止する端栓を抵抗溶接により前記管状部材に溶接するのに用いられるものであること、および、
    前記管状部材に接触する管状部材側電極と端栓に接触する端栓側電極とを含むものであること、および、
    前記管状部材側電極は2つ割であるが、前記端栓側電極は一体の環状の形態であること、および、
    前記管状部材と前記端栓との溶融が生じる箇所が前記端栓側電極の内部に無接触で位置して前記端栓側電極で覆われるように、前記端栓側電極には前記管状部材と前記端栓との接触部が入り込む凹部が設けられているものであること、および、
    前記端栓側電極の凹部については、前記管状部材や前記端栓との相対関係において、前記管状部材の外径をd1、前記端栓の外径をd2、前記凹部の内径をd3とした場合に、[d3>d1]と[d3>d2]とを満足させるものであること
    を特徴とする抵抗溶接用電極。
  2. 請求項1に記載の抵抗溶接用電極であって、
    前記端栓と端栓側電極との接触は、相互に軸線方向に押圧を受けることができる面接触であること
    を特徴とする抵抗溶接用電極。
  3. 請求項2に記載の抵抗溶接用電極であって、
    前記端栓と端栓側電極との接触前記管状部材側に向けて拡径して相互に接触するテーパ面で行われるように前記端栓側電極は、前記端栓のテーパ面に相応するテーパ面を有すること
    を特徴とする抵抗溶接用電極。
  4. 管状部材に接触する2つ割の管状部材側電極と前記管状部材の端部を封止する端栓に接触する一体の環状の端栓側電極とを介して前記管状部材と前記端栓とに通電し前記管状部材の端部と前記端栓とを抵抗溶接すること、および、
    前記端栓側電極としては、前記管状部材と前記端栓との接触部が入り込む凹部が設けられたもの、かつ、前記管状部材としては、その外径が前記凹部の内径よりも小さいもの、かつ、前記端栓としては、その外径が前記凹部の内径よりも小さいものをそれぞれ用いること、および、
    抵抗溶接前には前記管状部材が前記端栓側電極に接触することがないように前記管状部材と前記端栓との接触部が前記端栓側電極の凹部に入り込んでおり、かつ、前記管状部材と前記端栓との溶融が生じる箇所が前記端栓側電極の凹部内に無接触で位置して前記端栓側電極により覆われていること、および、
    溶接開始後に前記管状部材と前記端栓との溶融部が前記端栓側電極の内部で前記端栓側電極と前記管状部材の端面とに跨って接触して前記管状部材と前記端栓とを溶接すること を特徴とする溶接方法。
  5. 請求項4に記載の溶接方法であって、
    前記端栓と端栓側電極との接触は、相互に軸線方向に押圧を受けることができる面接触であること
    を特徴とする溶接方法。
  6. 請求項5に記載の溶接方法であって、
    前記端栓と端栓側電極との接触は、前記端栓と端栓側電極とが前記管状部材側に向けて拡径して相互に接触するテーパ面で行われること
    を特徴とする溶接方法。
  7. 請求項4乃至6のいずれかに記載の溶接方法であって、
    前記端栓として、前記管状部材より小さい外径を有するものを用いること
    を特徴とする溶接方法。
  8. 請求項4乃至のいずれかに記載の溶接方法であって、
    前記管状部材及び端栓として、ジルコニウム基合金から形成されているものを用いること
    を特徴とする溶接方法。
  9. 請求項4乃至のいずれかに記載の溶接方法であって、
    前記管状部材は、燃料ペレットが装填される燃料集合体用の被覆管であり、
    前記燃料集合体を製造するために前記管状部材に前記端栓を溶接すること
    を特徴とする溶接方法。
JP2011152753A 2011-07-11 2011-07-11 抵抗溶接用電極及び溶接方法 Expired - Fee Related JP5681055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011152753A JP5681055B2 (ja) 2011-07-11 2011-07-11 抵抗溶接用電極及び溶接方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011152753A JP5681055B2 (ja) 2011-07-11 2011-07-11 抵抗溶接用電極及び溶接方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013018022A JP2013018022A (ja) 2013-01-31
JP5681055B2 true JP5681055B2 (ja) 2015-03-04

Family

ID=47689994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011152753A Expired - Fee Related JP5681055B2 (ja) 2011-07-11 2011-07-11 抵抗溶接用電極及び溶接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5681055B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10410754B2 (en) 2016-10-11 2019-09-10 Bwxt Mpower, Inc. Resistance pressure weld for nuclear reactor fuel rod tube end plug

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56141437A (en) * 1980-04-07 1981-11-05 Kayaba Ind Co Ltd Seal-up of end of cylinder of buffer
JPH1058160A (ja) * 1996-08-27 1998-03-03 Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd 核燃料棒端栓抵抗溶接用電極

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013018022A (ja) 2013-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6953147B2 (en) Method for joining a tube to a member
EP2840315B1 (en) Glow plug with pressure sensor and method of manufacturing
JP6408844B2 (ja) 燃焼圧センサ、グロープラグ兼用燃焼圧センサ、燃焼圧センサの製造方法及びグロープラグ兼用燃焼圧センサの製造方法
JP2013154359A (ja) 水冷壁パネルの製造方法
US8891724B2 (en) Dual-cooled nuclear fuel rod having annular plugs and method of manufacturing the same
US7423232B2 (en) Method for resistance welding/brazing a tube to a member
JP5681055B2 (ja) 抵抗溶接用電極及び溶接方法
JP2009183963A (ja) 缶体の製造方法、缶体の溶接継手構造および缶胴
US6791052B1 (en) Method for resistance welding a tube to a member
JP5709677B2 (ja) 巻き線型ろ材、巻き線型ろ材の製造方法、巻き線型ろ過エレメントおよび巻き線型ろ過エレメントの製造方法
JP2593233B2 (ja) 液体用タンクの製造方法
CN106735807A (zh) 一种新锆合金燃料棒顶锻成型焊方法
JP6392000B2 (ja) グロープラグ
JPWO2016111232A1 (ja) 薄板部材の溶接継手、その溶接継手を備えた缶体の製造方法、およびその溶接継手を備えた管体の配管方法
KR101923667B1 (ko) 이중복합 전극팁을 가지는 전기저항 스폿용접기
US20040222194A1 (en) Method for resistance welding/brazing a tube to a container
CN112223758A (zh) 一种钢骨架塑料复合管对焊连接及施工方法
JP5743524B2 (ja) 燃料集合体用管端栓
JP6461931B2 (ja) 管状検出器の自動溶接のための溶接継手形態
JP6059107B2 (ja) 原子炉用制御棒の製造方法
JP2005335218A (ja) プラスチック材の溶接方法
RU2268811C2 (ru) Способ контактно-стыковой сварки трубы с заглушкой
JP6608261B2 (ja) 圧力センサの製造方法、圧力センサ
JPH01218774A (ja) バット溶接法及びそれに用いる押さえ型
RU2697133C2 (ru) Способ сварки неплавящимся электродом деталей с покрытием

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5681055

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees