JP5678548B2 - 動作点灯面を有する電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、動作状態を表示する表示部を備えた動作点灯面を有する電子機器に関する。
電子機器において、発光源からの光を用いて表示部に動作状態を表示する手法に関わる従来技術として、例えば特許文献1に記載のものがある。
この従来技術の動作点灯面を有する電子機器(炊飯器)では、筐体の近くに、動作状態に応じて発光する例えばLEDからなる光源(発光体)を設け、この光源からの光を導光部(導光体)に入射し、筐体の表面に設けた発光部(透光凸部)へと導くようになっている。その際、導光部は、発光部側の面をV字状に凹陥させ、光源側から(導光部の内部から)見てV字状のプリズムを構成している。このプリズムによって、光源から導入され導光部内部を伝搬する光を分光し、長尺形状の発光部においてなるべく長手方向に均一な発光が得られるように図られている。
特開2010−94149号公報
しかしながら、上記従来技術では、導光部の発光部側の面をV字状凹陥させている結果、当該凹陥部の位置にある発光部へは光が導かれにくくなる。この結果、発光部のうち、当該凹陥部近傍の一部に光らない箇所が生じたり、あまり明るく光らない箇所が生じるおそれがあった。したがって、広い範囲の発光部全体において均一にムラなく発光させるのは困難であり、電子機器の動作状態の視認性が低下するおそれがあった。
また、一般に、従来の動作表示点灯面は円状、正方形状、小さい長方形状が各種電子機器に用いられている。その際、利用者の視認性を上げるためには点灯面は広いほうが優れているが、このために光源を複数にすると、導光部材の占有体積が大きくなるなど、装置を小型化が困難となっていた。光源についてもランプ状のLEDでは、光源そのものの容積も大きくなり、部材の配置、電源配線引き回しについても複雑になるなど、上記同様、装置の小型化が困難となっていた。
また、従来の動作点灯面を有する電子機器では、幅広く均一にどの方向からの視認性を得ることは難しく、表示部分の一部だけが強く光る表示面の光強度のばらつきが顕著であった。特に、見る方向によっては光の強度が弱く、視認性に欠ける状況が生じていた。そして、従来動作点灯面を有する電子機器に用いられている、透明部材に光拡散材を添加したものでは、目視時に分散材の表面で反射した光によるギラツキが少なからず生じていた。また、導光部材の光放射面だけをすりガラス状にしたものでは、表面の磨耗、傷などにより、均一な放射を長期間得られない可能性があった。
以上説明したように、満足のいく幅広部分を少ない光源で光らせることは難しいため、従来、小型化した電子機器のパイロットランプなどの視認性を容易にすることは困難であった。
本発明の目的は、幅広い均一な発光部を確保しつつ、どの方向から見ても発光強度の変化、発光強度分布の少ない発光を実現することで、動作状態の視認性を向上することができ、さらに、このような効果を得るために装置の小型化を阻害しない、電源配線の複雑化、組み立て方法の複雑化などを伴わない動作点灯面を有する電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、電子基板上に配置された発光可能な一つの光源と、幅広で略水平の根元部から幅狭で略鉛直の先端部へ向かって狭幅化しつつ湾曲しながら垂下する略舌形状を備えるとともに、前記光源からの光を前記先端部に位置する入光部より入射し前記根元部に位置する発光部へと拡散しながら導光する、湾曲導光部材と、を有し、前記湾曲導光部材は、前記略舌形状の前記先端部と前記根元部との中間に位置し、前記入光部から入射した光を幅方向両側へと広がって反射する反射部と、前記反射部の幅方向両端に位置し、前記略舌形状の外郭を縁取るようにめくれあがる縁部と、を備え、前記反射部は、前記光源から近い中央部が薄くなるように前記入光部側へ向かって凹んだ凹み形状を有していることを特徴とする。
本願第1発明の電子機器においては、電子基板上に配置された光源と湾曲導光部材とを有している。湾曲導光部材は、幅広で略水平の根元部から幅狭の略鉛直の先端部へ向かって狭幅化しつつ湾曲しながら垂下する、略舌形状となっている。先端部に入光部が位置しており、根元部に発光部が位置している。そして、光源から発光された光は、上記幅狭で略鉛直の入光部より湾曲導光部材内へと入射し、湾曲形状の内部で拡散しながら、上記幅広で略水平の発光部へと導かれる。このように、湾曲導光部材において、湾曲した形状の内部を拡散しながら導光されることにより、光源から狭い範囲で入射した光を用いつつ、広い範囲の発光部において均一にムラなく発光させることができる。この結果、この湾曲導光部材の発光部を電子機器の動作状態に関わる適宜の表示を行う表示部として用いることで、当該電子機器の動作状態の視認性を向上することができる。
また、凹み形状を備えた反射部は、湾曲導光部材内部の光の伝搬路側から見ると凸形状となる。すなわち、上記幅狭で略鉛直の入光部より湾曲導光部材内へと入射した光を、上記反射部の凸形状によって湾曲導光部材内において幅方向両側へと広がるように反射させた後、上記幅広で略水平の発光部へ導くことができる。これにより、広い範囲の発光部においてさらに確実に均一な発光を実現することができる。また、入光部と発光部との中間に位置する反射部に凹形状を設けて光を広げることにより、発光部に凹形状を設けて光を拡げる構造のように発光部が暗くなったり、あるいはその暗さを補うために別部材を設けたりする必要がない。
さらに、幅方向両端に縁部を設けることで、略舌形状の外郭がめくれあがる形状となって上記反射部の凹み形状を実現し、発光部において確実に均一な発光を実現することができる。
また、本発明は、電子基板上に配置された発光可能な光源と、幅広で略水平の根元部から幅狭で略鉛直の先端部へ向かって狭幅化しつつ湾曲しながら垂下する略舌形状を備えるとともに、前記光源からの光を前記先端部に位置する入光部より入射し前記根元部に位置する発光部へと拡散しながら導光する、湾曲導光部材と、を有し、前記湾曲導光部材は、前記略舌形状の前記先端部と前記根元部との中間に位置し、前記入光部から入射した光を反射する反射部と、前記発光部の前記入光部側の近傍に前記根元部の略水平形状と交差するように設けられ、前記発光部側から前記入光部側への静電気の侵入を抑制する鍔部と、を有し、前記反射部は、前記入光部側へ向かって凹んだ凹み形状を有していることを特徴とする。
これにより、表示部としてユーザ側に位置する発光部から静電気が湾曲導光部材へと入り込んだときに、根元部と交差する形状の鍔部によって静電気の伝搬経路が迂回する態様となるので、入光部側への静電気の侵入が抑制される。これにより、動作点灯面を有する電子機器内部の電子部品への悪影響を防止することができる。
また、本発明は、前記湾曲導光部材の前記根元部は、前記鍔部近傍の領域が、幅方向両側から欠損した形状を備えていることを特徴とする。
前述のように、入光部から入射された光は、反射部の凹部で幅方向に拡げられつつ発光部へと導光される。このように幅方向に拡がりながら光が伝搬していく構造において、上記のように発光部の近傍に略水平形状と交差するように鍔部が設けられた場合、当該鍔部よりも発光部側において幅方向両端部に光が伝搬せず、影が生じる可能性がある。これに対応して根元部の鍔部近傍領域を幅方向両側から欠損させる。これにより、上記影が生じる部分をなくし、発光部における良好な視認性を確保することができる。
また、本発明は、前記根元部の前記鍔部近傍の領域は、幅方向寸法が均一の略矩形形状を備えていることを特徴とする。
根元部の鍔部近傍領域を略矩形形状として幅方向寸法を均一とすることで、当該鍔部近傍領域の上記欠損形状を確実に実現し、発光部における良好な視認性を確保することができる。
また、本発明は、機器の外郭を構成する筐体を有し、前記筐体は、当該筐体の裏側から差し込まれた前記湾曲導光部材の前記発光部を当該筐体の表面へと露出可能な開口部を備えていることを特徴とする。
湾曲導光部材の発光部を開口部から筐体表面へと露出させることで、機器の外郭となる筐体の表面において動作点灯面を有する電子機器の動作状態を均一な発光状態で表示する表示部を実現することができる。
また、本発明は、前記鍔部は、前記開口部への前記発光部の差込状態において、前記筐体に設けた被係合部に係合可能な係合部を備えることを特徴とする。
これにより、開口部へ差し込まれた発光部と筐体との係合状態を安定的に確実に保持することができる。
また、本発明は、前記湾曲導光部材は、前記入光部を、前記光源に対し位置決めするための位置決め部を備えており、前記入光部は、前記位置決め部の位置決めによって前記光源との間に形成される空間を介し、前記光源からの光を入射することを特徴とする。
これにより、光源と入光部との距離を一定に保持することができるので、光源からの光を入光部に安定的に入射することができる。この結果、発光部における均一な発光性を確実に維持することができる。
また、本発明は、前記光源はLEDであることを特徴とする。
これにより、LEDから発せられた各種色彩の光を用いて、発光部において視覚的に美しくかつ均一な発光による表示を実現することができる。
また、本発明は、前記LEDは、前記電子基板に搭載されており、前記湾曲導光部材の前記位置決め部は、前記電子基板に当接して前記位置決めを行うことを特徴とする。
これにより、位置決め部が、電子基板に搭載されたLEDと入光部との距離を一定に保持することができる。この結果、入光部が、LEDからの光を安定的に入射することができる。
本発明によれば、発光部全体に均一にムラのない発光を実現することで、動作状態の視認性を向上することができる。さらに、このような効果を得るために装置の小型化を阻害しない、電源配線の複雑化、組み立て方法の複雑化などを伴わない、動作点灯面を有する電子機器を提供することができる。
本発明の一実施形態によるプリンタの全体構成を示す斜視図である。 表示部を含む水平断面によるプリンタの横断面図である。 表示部及び湾曲導光部材の構造を表す縦断面図である。 図3中A方向から見た一部破断して示す矢視平面図である。 図3中B方向から見た矢視背面図である。 図3中のC−C断面による横断面図(後述する図12(a)中のD−D断面による横断面図にも相当)である。 湾曲導光部材の全体構成を斜め前方側から視た斜視図である。 湾曲導光部材の全体構成を斜め後方側から視た斜視図である。 湾曲導光部材の全体構成を示す正面図である。 湾曲導光部材の全体構成を示す平面図である。 湾曲導光部材の全体構成を示す底面図である。 湾曲導光部材の左側面図、及び、右側面図である。 湾曲導光部材の背面図である。 湾曲導光部材をパソコン用ディスプレイに適用した例を示す斜視図である。 湾曲導光部材をパソコン本体に適用した例を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態の動作点灯面を有する電子機器であるプリンタPの全体構成を示す斜視図である。図1に示すように、プリンタPは、外郭を構成する筐体50を備えている。筐体50の前壁面の排紙部近傍には、矩形状の開口部Qが備えられている。この開口部Qに、プリンタ機能の種々の動作状態を光点灯もしくは光点滅等によって表示するための、複数(図中では2つの)の表示部Sが設けられている。
図2は、上記表示部Sを含む水平断面による上記プリンタPの横断面図である。図2に示すように、筐体50の内部には、種々の機能動作を制御するためのLSI等の種々の電子部品を実装させた電子基板Kが配されている。この電子基板K上には、プリンタPの機能動作に応じて発光可能な光源R(後述)として、例えば各種色彩の光を発するLED等が複数搭載されている。光源Rから発光された光は、後述する略舌形状(後述の図3〜図5等を参照)の湾曲導光部材1へ導入される。この湾曲動向部材1は、その前面側が開口部Qの裏側から差し込まれて筐体50の表面へ露出し、これによって上記表示部Sが構成されている。これにより外郭となる筐体50の表面においてプリンタPの動作状態を均一な発光状態で表示する表示部Sを実現することができる。
図3は上記表示部S及び湾曲導光部材1の構造を表す縦断面図であり、図4は図3中A方向から見た一部破断して示す矢視平面図であり、図5は図3中B方向から見た矢視背面図である。また、図6は、図3中のC−C断面による横断面図(後述する図12(a)中のD−D断面による横断面図にも相当)である。
図3、図4、図5、及び図6に示すように、湾曲導光部材1は、上記略舌形状の先端部に位置する入光部2と、上記略舌形状の根元部に位置する発光部3と、上記入光部2及び発光部3の中間に位置する反射部5と、矩形リブ状の鍔部4と、入光部2よりも手前側(発光部3側)に設けられた突起状の位置決め部9と、を備えている。このように電子基板K上に実装された発光部3との不要な距離や発光部3の電源引き回しをなくし、不要な空間を少なくすることにより、装置全体の大型化を防止するとともに、組み立て性を容易にしている。
反射部5は、入光部2側へ凹んだ凹み形状となっており、この結果として、湾曲導光部材1の幅方向両端は、上記略舌形状の外郭を縁取るようにめくれあがる縁部6となっている(図4参照)。ここで、反射部5は、湾曲導光部材1内部の光の伝搬路側から見ると凸形状の凸部5Aとなる(図6参照)。すなわち、光源Rから発せられる光は、入光部2側から湾曲導光部材1内部に入射し、当該入射した光は上記反射部5の凸部5Aによって湾曲導光部材1内において幅方向両側へと広がるように反射する。その後、湾曲形状の湾曲導光部材1の内部で拡散しながら、略水平の発光部3へ均一状態となって導かれる。図6に示すように、舌形状の中央部付近から緩やかに湾曲しかつ中央部が薄くなっている。この湾曲は、上記舌形状の曲がり部分近くから始まり徐々に中央部が深く緩やかになり最深部から徐々に浅くなり最後に平坦となっている。これにより広く光が進行方向に拡散されるとともに光源から近い中央部が薄くなっていることで、中央部への光の集中を防止し幅広部分全体が均一になる構造をとっている。これにより入射された光が幅広方向に均一に分散され易くなる。
位置決め部9は、電子基板Kに当接し、これによって入光部2と光源Rとが非接触状態を維持するように位置決めされる。この位置決めによって光源Rと入光部2との間に所定間隔Lの空間が形成される。
鍔部4は、上記発光部3の略水平形状と交差するように、同じ材質で一体となって設けられている。この鍔部4は、上記発光部3の上記入光部2側の近傍に設けられ、表示部Sとしてユーザ側に位置する発光部3側から上記入光部2側への静電気の侵入を抑制する。すなわち、発光部3から静電気が湾曲導光部材1へと入り込んだときに、発光部3と交差する形状の鍔部4によって静電気の伝搬経路が迂回する態様となり、入光部2側への静電気の侵入が抑制される。これにより、プリンタP内部の電子部品への悪影響を防止することができる。
また、鍔部4は、上記開口部Qへの発光部3の差込状態において、筐体50に設けた被係合部8に係合可能な爪状の係合部7を備えている。これにより、開口部Qへ差し込まれた発光部3と筐体との係合状態を安定的に確実に保持することができる。
<湾曲導光部材の舌形状詳細>
図7は湾曲導光部材1の全体構成を斜め前方側から視た斜視図であり、図8は湾曲導光部材1の全体構成を斜め後方側から視た斜視図である。
図7及び図8において、湾曲導光部材1は、上記発光部3が位置する幅広で略水平の根元部から、上記入光部2が位置する幅狭の略鉛直の先端部へ向かって狭幅化しつつ湾曲しながら垂下する、前述の略舌形状となっている。なお、湾曲導光部材1は、光拡散剤を添加した例えば乳白色の成型樹脂剤により、上記略舌形状が一体的に成形されている。ここで、例えば、透明部材に光拡散材を添加した従来構造では、目視時に分散材の表面で反射した光によるギラツキが少なからず生じる。また、導光部材の光放射面だけをすりガラス状にした従来構造では、表面の磨耗、傷などにより均一な放射を長期間得られない可能性がある。本実施形態の湾曲導光部材1は、このような弊害を回避し、乳白色の樹脂によって各種光源の色を忠実に再現できる。すなわち、例えば赤の樹脂材料を用いて光源に赤いLEDを用いた動作表示を行う場合は視認性が半減してしまうが、本実施形態の湾曲導光部材1のように乳白色であれば、光源の色を視認性よく表示できる。そして、光拡散剤を添加した乳白色の成型樹脂材の形状により光が拡散し易くなる効果をあわせると、光拡散材を添加した乳白色の成型樹脂材により成型された部材により構成される本実施形態の湾曲導光部材1は、上下左右いずれの方向から見ても、上記成型された部材の発光面(すなわち発光部3)において、ばらつきの少ない発光を行うことが可能になる。
<鍔部近傍の欠損形状>
図9は湾曲導光部材1の全体構成を示す正面図であり、図10は湾曲導光部材1の全体構成を示す平面図であり、図11は湾曲導光部材1の全体構成を示す底面図である。
図9〜図11において、湾曲導光部材1の発光部3近傍の部位は、鍔部4近傍の領域が幅方向両側から欠損されている。すなわち、発光部3は、図10中の一点鎖線で示すように、三角部分の欠損領域Vを形成することで、側面が発光面に対して垂直となるように成形されている。これにより、図9に示すように、湾曲導光部材1の発光部3近傍の部位は、その幅方向寸法が均一の略矩形形状となっている。これには、以下のような意義がある。
すなわち、前述のように、入光部2から入射された光は、反射部5の凹部で幅方向に拡げられつつ発光部3へと導光される。このように幅方向に拡がりながら光が伝搬していく構造において、上記のように発光部3の近傍に略水平形状と交差するように鍔部4が設けられた場合、当該鍔部4よりも発光部3側において幅方向両端部に光が伝搬せず、影が生じる可能性がある。そこで、これに対応して上記のように発光部3の鍔部4近傍領域を幅方向両側から欠損させることにより、上記したような影が生じる部分をなくし、発光部3における良好な視認性を確保することができる。また、発光部3の鍔部4近傍領域を略矩形形状として幅方向寸法を均一とすることで、当該鍔部4近傍領域の上記欠損形状(図10中の欠損領域V)を確実に実現することができ、これによって、発光部3における良好な視認性がさらに確実に確保される。
<位置決め部の詳細形状>
図12(a)は湾曲導光部材1の左側面図であり、図12(b)は湾曲導光部材1の右側面図であり、図13は湾曲導光部材1の背面図である。
図12(a)、図12(b)、図13、及び上記図3に示すように、位置決め部9は、上記入光部2よりも手前側、すなわち発光部3側寄りの位置において、入光部2から発光部3にかけての対称中心軸に沿って略逆台形板状となって垂下突設されている。この位置決め部9が電子基板Kに接触することで、上記光源Rと入光部2との間に上記所定間隔Lの空間(離間部)が形成され、この空間を介し、上記光源Rからの光が入射される。このように、光源Rと入光部2との距離を一定に保持することで、光源Rからの光を入光部2に安定的に入射することができ、これにより発光部3における均一な発光性を確実に維持することができる。
以上説明したように、本実施形態においては、湾曲導光部材1において、湾曲した形状の内部を拡散しながら導光されることにより、光源Rから狭い範囲で入射した光を用いつつ、広い範囲の発光部3において均一にムラなく発光させることができる。この結果、この湾曲導光部材1の発光部3をプリンタPの動作状態に関わる適宜の表示を行う表示部Sとして用いて、当該プリンタPの動作状態の視認性を向上することができる。このとき、上記反射部5の凸形状によって湾曲導光部材1内において幅方向両側へと広がるように反射させた後、上記幅広で略水平の発光部3へ導くことができる。これにより、広い範囲の発光部3においてさらに確実に均一な発光を実現することができる。また、入光部2と発光部3との中間に位置する反射部5に凹形状を設けて光を広げることにより、発光部3に凹形状を設けて光を拡げる構造のように発光部3が暗くなったり、あるいはその暗さを補うために別部材を設けたりする必要がない。
また、光源RがLEDであるので、光源Rから発せられた各種色彩の光を用いて、発光部3において視覚的に美しくかつ均一な発光による表示を実現することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、技術的思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、図14に示すように、上記湾曲導光部材1を使用した表示部Sを、動作点灯面を有する電子機器としてのパソコン用のディスプレイDPに設けてもよい。あるいは、図15に示すように、上記湾曲導光部材1を使用した表示部Sを、動作点灯面を有する電子機器してのタワー型のパソコン本体PCに設けてもよい。これら表示部Sは、パソコンが起動しているときには、例えば青色等に点灯し、パソコンが休止状態もしくはスタンバイモードとなっているときには消灯もしくはスロー点滅するか、あるいは他の色である例えばオレンジ・黄色等に点灯するか等、様々な態様が可能である。
さらに、上記以外にも、冷暖房機器・液晶テレビ・CDラジカセ・携帯電話器・マイクロフォン・リモコン等、その他様々な動作点灯面を有する電子機器も本発明は適用可能である。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 湾曲導光部材
2 入光部
3 発光部
4 鍔部
5 反射部
5A 凸部
6 縁部
7 係合部
8 被係合部
9 位置決め部
DP ディスプレイ(電子機器)
P プリンタ(電子機器)
PC パソコン本体(電子機器)
Q 開口部
R 光源(LED)
S 表示部
K 電子基板
V 欠損領域

Claims (10)

  1. 電子基板上に配置された発光可能な一つの光源と、
    幅広で略水平の根元部から幅狭で略鉛直の先端部へ向かって狭幅化しつつ湾曲しながら垂下する略舌形状を備えるとともに、前記光源からの光を前記先端部に位置する入光部より入射し前記根元部に位置する発光部へと拡散しながら導光する、湾曲導光部材と、
    を有し、
    前記湾曲導光部材は、
    前記略舌形状の前記先端部と前記根元部との中間に位置し、前記入光部から入射した光を幅方向両側へと広がって反射する反射部と、
    前記反射部の幅方向両端に位置し、前記略舌形状の外郭を縁取るようにめくれあがる縁部と、
    を備え、
    前記反射部は、
    前記光源から近い中央部が薄くなるように前記入光部側へ向かって凹んだ凹み形状を有している
    ことを特徴とする動作点灯面を有する電子機器。
  2. 請求項記載の動作点灯面を有する電子機器において、
    前記反射部は、
    前記略舌形状の中央部付近から緩やかに湾曲しかつ前記中央部が薄くなっており、
    前記湾曲は、
    前記略舌形状の曲がり部分近くから始まり、徐々に前記中央部が深く緩やかになり、最深部から徐々に浅くなり最後に平坦となっている
    ことを特徴とする動作点灯面を有する電子機器。
  3. 電子基板上に配置された発光可能な光源と、
    幅広で略水平の根元部から幅狭で略鉛直の先端部へ向かって狭幅化しつつ湾曲しながら垂下する略舌形状を備えるとともに、前記光源からの光を前記先端部に位置する入光部より入射し前記根元部に位置する発光部へと拡散しながら導光する、湾曲導光部材と、
    を有し、
    前記湾曲導光部材は、
    前記略舌形状の前記先端部と前記根元部との中間に位置し、前記入光部から入射した光を反射する反射部と、
    前記発光部の前記入光部側の近傍に前記根元部の略水平形状と交差するように設けられ、前記発光部側から前記入光部側への静電気の侵入を抑制する鍔部と、
    を有し、
    前記反射部は、
    前記入光部側へ向かって凹んだ凹み形状を有している
    ことを特徴とする動作点灯面を有する電子機器。
  4. 請求項記載の動作点灯面を有する電子機器において、
    前記湾曲導光部材の前記根元部は、
    前記鍔部近傍の領域が、幅方向両側から欠損した形状を備えている
    ことを特徴とする動作点灯面を有する電子機器。
  5. 請求項記載の動作点灯面を有する電子機器において、
    前記根元部の前記鍔部近傍の領域は、
    幅方向寸法が均一の略矩形形状を備えている
    ことを特徴とする動作点灯面を有する電子機器。
  6. 請求項乃至請求項のいずれか1項記載の動作点灯面を有する電子機器において、
    機器の外郭を構成する筐体を有し、
    前記筐体は、
    当該筐体の裏側から差し込まれた前記湾曲導光部材の前記発光部を当該筐体の表面へと露出可能な開口部を備えている
    ことを特徴とする動作点灯面を有する電子機器。
  7. 請求項記載の動作点灯面を有する電子機器において、
    前記鍔部は、
    前記開口部への前記発光部の差込状態において、前記筐体に設けた被係合部に係合可能な係合部を備える
    ことを特徴とする動作点灯面を有する電子機器。
  8. 請求項2乃至請求項のいずれか1項記載の動作点灯面を有する電子機器において、
    前記湾曲導光部材は、
    前記入光部を、前記光源に対し位置決めするための位置決め部を備えており、
    前記入光部は、
    前記位置決め部の位置決めによって前記光源との間に形成される空間を介し、前記光源からの光を入射する
    ことを特徴とする動作点灯面を有する電子機器。
  9. 請求項記載の動作点灯面を有する電子機器において、
    前記光源はLEDであることを特徴とする動作点灯面を有する電子機器。
  10. 請求項記載の動作点灯面を有する電子機器において、
    前記LEDは、前記電子基板に搭載されており、
    前記湾曲導光部材の前記位置決め部は、
    前記電子基板に当接して前記位置決めを行う
    ことを特徴とする動作点灯面を有する電子機器。
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