JP5675724B2 - インクジェット捺染用蒸熱装置 - Google Patents

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Description

この発明は、多品種、小ロットの捺染に適したインクジェット捺染において、インクジェット方式により布帛に捺染インクで図柄をプリントした後に、布帛を高温の蒸気により加熱処理(蒸熱処理)して捺染インク中の染料を布帛に反応定着させ発色させる工程で使用されるインクジェット捺染用蒸熱装置に関する。
インクジェット方式を利用して布帛に捺染を施すインクジェット捺染では、布帛に捺染インクで捺染処理した後に、布帛を高温の蒸気により加熱処理して捺染インク中の染料を布帛に反応定着させ発色させる加熱工程が必須となる。この加熱工程を行うために、捺染処理後の布帛に対して飽和蒸気等の高温の蒸気を供給して布帛を蒸熱処理する蒸熱装置(スチーマ)が使用される。
インクジェット捺染用の蒸熱装置は、密閉空間とされた蒸熱室を備えており、蒸熱室には、一方の側に布帛の入口が設けられその反対の側に布帛の出口が設けられている。蒸熱室の内部には、布帛が順次掛け回されて布帛を蛇行させながら搬送する複数の搬送ローラが連設されている。この蒸熱室には、高温の蒸気を満遍なく室内空間に行き渡らせるために複数個の蒸気吹き出し口が設けられており、別に設置されたボイラから送られてきた高温の蒸気が蒸気吹き出し口を通して蒸熱室内に噴出するようになっている。そして、捺染処理された布帛が、高温の蒸気雰囲気とされた蒸熱室内を入口から出口に向かい複数の搬送ローラによって蛇行しながら搬送され、その過程で高温の蒸気で布帛が加熱処理されることにより、捺染インク中の染料が布帛に反応定着して発色することになる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−287859号公報(第3頁、図1)
インクジェット捺染は、多品種、小ロットの捺染に適した染色法であり、捺染機自体も小型化されたものである。このため、インクジェット捺染を行う事業者としては、比較的小規模の染色加工業者や繊維・アパレル事業者などが多数を占める。一方、蒸熱装置は、蒸熱室内に布帛を滞留させて蒸熱処理する時間を確保する必要があり、長尺の布帛を連続して蒸熱処理するためには或る程度の大きさの設備が必要となってくる。また、蒸熱処理には飽和蒸気等の高温の蒸気を使用するので、蒸熱装置とは別にボイラ設備が必要である。これらの事情から、インクジェット捺染を行う多くの事業者は、蒸熱装置の設備を持っておらず、捺染処理後の布帛の蒸熱処理を、蒸熱装置の設備の保有する外部の事業所に委託している。
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、インクジェット捺染機に小さな設置スペースで併設することができ、小規模の染色加工業者や繊維・アパレル事業者などでも設備導入することが可能であるような小型で簡易な構成のインクジェット捺染用蒸熱装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、布帛の導入口および導出口を有し内部が密閉空間とされた蒸熱室を備え、その蒸熱室内へ搬入された捺染処理後の布帛に対し高温の蒸気を供給して加熱処理し染料を布帛に発色定着させるインクジェット捺染用蒸熱装置において、前記蒸熱室の内部に設置された布帛搬送手段と、この布帛搬送手段の駆動手段と、加熱処理を開始する際に布帛を前記蒸熱室内へ導入して前記布帛搬送手段に保持させるための布帛導入手段と、この布帛導入手段に布帛の前端部分を保持させるための布帛取付け部と、前記蒸熱室内を通した後の布帛の前端部分を前記布帛導入手段から取り外すための布帛取外し部と、この布帛取出し部の付近に配設され前記布帛導入手段から取り外された布帛を送り出す布帛送り出し手段と、前記蒸熱室の内部に設置され蒸気を発生させて蒸熱室の内部空間に蒸気を供給する蒸気発生部と、蒸気を含んだ雰囲気を加熱し前記蒸熱室内を通って高温の蒸気を循環させる蒸気加熱循環手段とを備えたことを特徴とする。
前記布帛搬送手段は、それぞれ回転自在に軸着され両側の支持軸部に左右一対のチェーンホイールが固着された複数の搬送ローラを互いに平行に連設してなるローラ群、および、このローラ群と対向して平行に設置されそれぞれ回転自在に軸着され両側の支持軸部に左右一対のチェーンホイールが固着された複数の搬送ローラを互いに平行に連設してなる他のローラ群から構成される。前記駆動手段は、前記蒸熱室の内部において、前記ローラ群の各搬送ローラのチェーンホイールと前記他のローラ群の各搬送ローラのチェーンホイールとに交互に順次掛け回されるとともに、前記導出口を通って一旦室外へ移動した後に前記導入口側へ巡回し導入口を通って再び前記蒸熱室の内部へ移動する無端状の左右一対の周回チェーンにより構成される。また、布帛導入手段は、前記一対の周回チェーンの互いに対向する個所にそれぞれ形設された係合部と、両側端面に、前記一対の周回チェーンの前記各係合部に係合する被係合部がそれぞれ形成されて、一対の周回チェーンに着脱自在に装着され、周回チェーンに装着された状態で周面に布帛の前端部分が巻き付けられて、前記蒸熱室内を周回チェーンが移動するのに従って前記複数の搬送ローラに布帛を順次掛け回すためのキャリヤ棒とから構成される。前記布帛取付け部は、前記周回チェーンの周回路中の、前記蒸熱室の外部であって前記導入口側に設けられ、前記周回チェーンの係合部に前記キャリヤ棒の被係合部を係合させて一対の周回チェーンにキャリヤ棒を装着しそのキャリヤ棒に布帛の前端部分を取り付ける。また、前記布帛取外し部は、前記周回チェーンの周回路中の、前記蒸熱室の外部であって前記導出口側に設けられ、前記キャリヤ棒から布帛の前端部分を取り外し前記周回チェーンの係合部と前記キャリヤ棒の被係合部との係合状態を解除して一対の周回チェーンからキャリヤ棒を離脱させる。前記布帛送り出し手段は、キャリヤ棒から取り外された布帛を送り出す送り出しローラで構成される。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のインクジェット捺染用蒸熱装置において、布帛取出し部に、一対の周回チェーンに装着され周面に布帛の前端部分が巻き付けられたキャリヤ棒の存在を検知してローラ群および他のローラ群の駆動ならびに前記周回チェーンの移動を停止させるリミットスイッチを設置したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のインクジェット捺染用蒸熱装置において、キャリア棒が、少なくともその一端部が筒状に形成されるとともにその筒状部に摺動棒が摺接自在に嵌挿され、前記摺動棒を筒状部から進出させる方向に付勢する弾発部材が内装された構造であって、周回チェーンに形設される係合部が係合ピンであり、前記キャリヤ棒の端面に形成される被係合部が、前記係合ピンに係合する係合孔であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のインクジェット捺染用蒸熱装置において、蒸気発生部を、蒸熱室の内部空間の下部に配設された貯水パン、および、この貯水パンの内部に配設されたヒータを備えて構成したことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のインクジェット捺染用蒸熱装置において、蒸気加熱循環手段を、蒸熱室の外部に設置された循環ファンと、この循環ファンの吐出し口側に設置され内部にヒータを備えた加熱室と、前記蒸熱室の内部の上部および下部にそれぞれ配設され複数の吹出し口を有する上・下吹出しノズルと、この上・下各吹出しノズルと前記加熱室とをそれぞれ流路接続する蒸気供給用ダクトと、前記蒸熱室に形設された排気口に連通されその排気口と前記循環ファンの吸込み口とを流路接続する蒸気還流ダクトとを備えて構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明のインクジェット捺染用蒸熱装置においては、蒸熱室内部に設置された蒸気発生部から蒸気が供給されるとともに、蒸気加熱循環手段によって蒸気を含んだ雰囲気が加熱され高温の蒸気が蒸熱室内を通って循環させられることにより、蒸熱室の内部は高温の蒸気雰囲気とされる。捺染処理後の布帛の蒸熱処理を開始する際は、布帛取付け部において、キャリヤ棒が一対の周回チェーンに装着され、そのキャリヤ棒に布帛の前端部分が取り付けられて保持される。この状態で周回チェーンを移動させることにより、キャリヤ棒が各搬送ローラの外側を順番に回っていき、この動きに伴って布帛が複数の搬送ローラに順次掛け回されていく。そして、布帛の前端部分を保持したキャリヤ棒が蒸熱室の外部へ移動して布帛取外し部の位置に到達すると、蒸熱室内を通した後の布帛の前端部分がキャリヤ棒から取り外され、キャリヤ棒が一対の周回チェーンから離脱させられる。続いて、キャリヤ棒から取り外された布帛の前端部分が送り出しローラに配置され、送り出しローラによって布帛が送り出される。この動作により、布帛は、高温の蒸気雰囲気とされた蒸熱室内を導入口から導出口に向かい複数の搬送ローラによって蛇行しながら搬送される。そして、布帛が蒸熱室の内部に滞留する間に高温の蒸気で加熱処理されることにより、捺染インク中の染料が布帛に反応定着して発色する。
この蒸熱装置において、布帛は、蒸熱室の内部に設置されたローラ群の各搬送ローラと、蒸熱室の内部にローラ群と対向して平行に設置された他のローラ群の各搬送ローラとに、互い違いに掛け回されて、蛇行しながら搬送されるので、蒸熱室の容積が小さくても、蒸熱室内部における布帛の滞留長さが長くなる。このため、布帛を比較的高速で搬送しても、布帛が蒸熱室内部に滞留する時間を或る程度確保することができる。また、装置自体が、蒸熱室の内部空間に蒸気を供給する蒸気発生部を内蔵するとともに、蒸気を含んだ雰囲気を加熱し蒸熱室内を通って高温の蒸気を循環させる蒸気加熱循環手段を具備しているので、別にボイラ設備を必要としたりすることがない。
したがって、請求項1に係る発明のインクジェット捺染用蒸熱装置は、インクジェット捺染機に小さな設置スペースで併設することができ、小規模の事業者でも設備導入することが可能である。
請求項2に係る発明の蒸熱装置では、布帛の前端部分が巻き付けられたキャリヤ棒が布帛取出し部の位置に到達した時に、ローラ群および他のローラ群の駆動ならびに周回チェーンの移動を確実に停止させることができる。
請求項3に係る発明の蒸熱装置では、一対の周回チェーンにキャリヤ棒を装着する操作および一対の周回チェーンからキャリヤ棒を離脱させる操作を簡単かつ確実に行うことができる。
請求項4に係る発明の蒸熱装置では、簡易な構成により蒸気を発生させて蒸熱室の内部空間に蒸気を供給することができる。
請求項5に係る発明の蒸熱装置では、好適に高温の蒸気を蒸熱室の内部へ供給し蒸熱室内を通って循環させることができる。
この発明の実施形態の1例を示し、インクジェット捺染用蒸熱装置の全体構成を模式的に示す概略側面図である。 図1に示したインクジェット捺染用蒸熱装置の構成要素である蒸熱室の布帛導入口付近を示す拡大縦断面図である。 図1に示したインクジェット捺染用蒸熱装置の構成要素である布帛搬送機構の一部を示す概略正面図である。 図1に示したインクジェット捺染用蒸熱装置の構成要素である蒸気発生部を示す縦断面図である。 図1に示したインクジェット捺染用蒸熱装置の構成要素であるキャリヤ棒および周回チェーンの一部を示す断面図である。 図1に示したインクジェット捺染用蒸熱装置の構成要素である布帛取出し部を示す側面図である。
以下、この発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、このインクジェット捺染用蒸熱装置は、内部が密閉空間とされていて捺染処理後の長尺帯状の布帛10に対し高温の蒸気を供給して加熱処理する蒸熱室12を備えている。蒸熱室12は、例えば1m〜2m(幅)×1m〜2m(長さ)×1m〜2m(高さ)程度の大きさである。この蒸熱室12は、その底部の一端側に布帛の導入口14が設けられ、底部の反対側端部に布帛の導出口16が設けられている。蒸熱室12の布帛導入口14側および導出口16側には、布帛取付け部18および布帛取外し部20が設けられている。
布帛の導入口14は、その導入口14を通って外気が蒸熱室12の内部空間に侵入したり蒸熱室12内部の雰囲気ガスが導入口14を通って室外へ漏れ出たりすることがないような構造となっている。すなわち、図2に示すように、布帛の導入口14は、紙面に垂直な方向に延び布帛10の幅寸法よりわずかに長く形成されたスリット状の下部開口部24および上部開口部26を有する細長筐体22を配設して構成され、細長筐体22が、その側部に形設された通気孔28を通して排気口30に流路接続されている。そして、排気口30に、図示していないが排気ファンが接続されている。細長筐体22の下部開口部24は、その通路の縦断面形状が布帛10の搬送方向において狭まるような台形状をなしている。また、細長筐体22の上部開口部26は、蒸熱室12の内部空間側が窄まった形状に形成されている。図示を省略するが、布帛の導出口16も、その導出口16を通って蒸熱室12内部の雰囲気ガスが室外へ漏れ出たり外気が導出口16を通って蒸熱室12の内部空間に侵入したりすることがないように、導入口12と同様の構造となっている。
蒸熱室12の内部には、布帛10を搬送するための布帛搬送機構が設置されている。布帛搬送機構は、それぞれ回転自在に軸着された複数の搬送ローラ32aを互いに平行に配置し水平方向に連設してなる上部ローラ群34と、それぞれ回転自在に軸着された複数の搬送ローラ32bを互いに平行に配置し水平方向に連設してなる下部ローラ群36とから構成され、上部ローラ群34と下部ローラ群36とが対向するように平行に設置されている。図3に示すように、各搬送ローラ32a、32bには、その両側の支持軸部に左右一対のチェーンホイール38a、38a;38b、38bがそれぞれ固着されている。そして、上部ローラ群34の各搬送ローラ32aの一対のチェーンホイール38a、38aと下部ローラ群36の各搬送ローラ32bの一対のチェーンホイール38b、38bとは、ステンレス鋼製の左右一対の周回チェーン40、40により連結されている。図1に示すように、周回チェーン40は、上部ローラ群34の各搬送ローラ32aのチェーンホイール38aと下部ローラ群36の各搬送ローラ32bのチェーンホイール38bとに交互に順次掛け回され、蒸熱室12内でジグザグに蛇行するように配置される。
周回チェーン40は、蒸熱室12内から布帛の導出口16を通って一旦室外へ移動した後に導入口14側へ巡回し導入口14を通って再び蒸熱室12の内部へ移動するように無端状に設けられている。このために、布帛の導入口14側に、回転自在に軸着され両側の支持軸部に左右一対のチェーンホイール38cが固着された案内ローラ42、および、回転自在に軸着された左右一対のチェーンホイール44が配設され、布帛取付け部18に、回転自在に軸着され両側の支持軸部に左右一対のチェーンホイール38dが固着された布帛の送り込みローラ46が配設されている。また、布帛の導出口16側に、回転自在に軸着され両側の支持軸部に左右一対のチェーンホイール38eが固着された案内ローラ48、および、回転自在に軸着された左右一対のチェーンホイール50が配設され、布帛取外し部20に、回転自在に軸着され両側の支持軸部に左右一対のチェーンホイール38fが固着された布帛の送り出しローラ52が配設されている。また、布帛取外し部20の付近に駆動モータ54が設置されており、布帛取外し部20に配設された送り出しローラ52の支持軸部にプーリ56が固着されている。そして、送り出しローラ52の支持軸部に固着されたプーリ56と駆動モータ54の回転軸に固着されたプーリ58とにタイミングベルト60が掛け回されている。このような構成により、駆動モータ54の駆動力が送り出しローラ52に伝達されて送り出しローラ52が回転させられるとともに、駆動モータ54の動力が周回チェーン40を介して複数の搬送ローラ32a、32bならびに案内ローラ42、48および送り込みローラ46に伝達されてそれらのローラ32a、32b、42、48、46が同一速度で回転させられる。そして、布帛10は、蒸熱室12の内部を上下方向に蛇行しながらシワ無く安定して搬送される。
この蒸熱装置には、蒸熱室12の内部であってその下部に蒸気発生部62が設置されており、その蒸気発生部62で蒸気を発生させて蒸熱室12の内部空間に蒸気が供給されるようになっている。蒸気発生部62は、図4に示すように、蒸熱室12の内部空間の底部に貯水パン64を配設し、貯水パン64の内部にヒータ66を配設して構成されている。貯水パン64の内容積は、例えば10l〜20l程度である。貯水パン64の内部は仕切り壁68により、ヒータ66が配置されて蒸気を発生する蒸気発生区画64aと、給水管70が連通接続されて水が供給される給水区画64bとに仕切られており、給水区画64bに供給された水が、仕切り壁68に形設された通水孔72を通って蒸気発生区画64aへ流入するような構成となっている。貯水パン64の蒸気発生区画64aの底面部には、必要に応じて排水を行うための排水管74が連通接続されている。このような構成の蒸気発生部62により、ヒータ66の温度調節を行いながら、例えば100℃の蒸気を発生させる。
また、この蒸熱装置には、蒸気を含んだ雰囲気を加熱し蒸熱室12の内部を通って高温の蒸気を循環させる蒸気加熱循環機構を備えている。蒸気加熱循環機構は、図1に示すように、蒸熱室12の外部であってその下方に設置された循環ファン76、この循環ファン76の吐出し口側に設置され内部にヒータを備えた蒸気加熱室78、ならびに、蒸熱室12の内部であってその上部および下部にそれぞれ配設された上部吹出しノズル80および下部吹出しノズル82を備えて構成されている。上部吹出しノズル80は、上部ローラ群34の直上に配設され、各搬送ローラ32a間の位置に向けて下向きに高温の蒸気を吹き出すように複数の吹出し口84aが形設されている。また、下部吹出しノズル82は、下部ローラ群36の直下に配設され、各搬送ローラ32b間の位置に向けて上向きに高温の蒸気を吹き出すように複数の吹出し口84bが形設されている。上部吹出しノズル80および下部吹出しノズル82と蒸気加熱室78とは、蒸気供給用ダクト86によってそれぞれ流路接続されている。また、蒸熱室12の底面部には排気口88が形成されており、その排気口88に蒸気還流ダクト90が連通接続され、その蒸気還流ダクト90が循環ファン76の吸込み口に流路接続されている。
この蒸熱装置により捺染処理後の布帛10を蒸熱処理する場合、処理を開始する際に長尺帯状の布帛10を蒸熱室12内へ導入して複数の搬送ローラ32a、32bに順次掛け回し保持させる必要がある。このための布帛導入手段として、一対の周回チェーン40、40に着脱自在に装着されるキャリヤ棒92が設けられている。
図5に示すように、キャリア棒92は、一端部もしくは両端部(図示例のものは一端部)が筒状に形成され、その筒状部94に摺動棒96が摺接自在に嵌挿され、二点鎖線で示すように摺動棒96が筒状部94の開口端面から進出し、また、実線で示すように摺動棒96が筒状部94に退入するような構造となっている。そして、摺動棒96を筒状部94から進出させる方向に付勢する弾発部材、図示例では圧縮コイルバネ98がキャリヤ棒92に内装されている。また、キャリヤ棒92の両側端面には、軸芯線方向に係合孔100がそれぞれ形成されている。一方、一対の周回チェーン40、40の互いに対向する個所に、キャリヤ棒92の各係合孔100に係合する係合ピン102がそれぞれ形設されている。このような構造により、キャリヤ棒92の全長寸法が僅かに伸縮するようになっていて、一対の周回チェーン40、40にキャリヤ棒92を装着しまた一対の周回チェーン40、40からキャリヤ棒92を離脱させる各操作を簡単かつ確実に行うことができるようになっている。なお、周回チェーン40に形設される係合ピン102は、1個所だけに設けるようにしてもよいが、適当な間隔を空けて周回チェーン40の複数個所に設けておくようにすると便利である。このキャリヤ棒92を一対の周回チェーン40、40に装着し、キャリヤ棒92の周面に長尺帯状の布帛10の前端部分を巻き付けた状態で、蒸熱室12の内部を周回チェーン40が移動し、それに従ってキャリヤ棒92が各搬送ローラ32a、32bの外側を順番に回っていき、この動きに伴って布帛10が複数の搬送ローラ32a、32bに順次掛け回されていくことになる。
また、上記したように布帛取外し部20には、駆動モータ54によって回転駆動される布帛の送り出しローラ52が配設されているが、図6に示すように、送り出しローラ52の周面との間に布帛10を挟持して布帛10を確実に送り出すためのニップローラ104が設けられている。ニップローラ104は、左右一対の揺動板106、106の各一端部に回転自在に支持されている。揺動板106の他端部は、固定部に取着された支持軸部108に回動自在に保持されており、揺動板106に操作レバー110が固着されている。そして、操作レバー110を操作して揺動板106を揺動させることにより、実線で示すようにニップローラ104を送り出しローラ52の周面に当接させ、また、二点鎖線で示すようにニップローラ104を送り出しローラ52から離間させることができる構成となっている。
さらに、布帛取外し部20には、一対の周回チェーン40、40に装着され周面に布帛10の前端部分が巻き付けられたキャリヤ棒92の存在を検知して駆動モータ54を停止させるリミットスイッチ112が設置されている。図示したリミットスイッチ112は、接触式センサを用いたものであるが、光学式センサ等を用いたリミットスイッチを使用するようにしてもよい。このリミットスイッチ112により、キャリヤ棒92が布帛取外し部20の所定位置に到達したことを検知すると、周回チェーン40の移動、上部ローラ群34および下部ローラ群36の駆動など、蒸熱装置の可動部の全ての動作が停止することになる。
以上のように構成されたインクジェット捺染用蒸熱装置を使用して捺染処理後の長尺帯状の布帛10に対して蒸熱処理を行うときは、蒸気発生部62により蒸気を発生させ、蒸気過熱循環機構により蒸気を加熱し蒸熱室12内を通って循環させることにより、蒸熱室12の内部空間を所定温度の蒸気雰囲気にする。例えば、綿や絹などの天然繊維に反応性染料を含む捺染インクで捺染処理した布帛10を蒸熱処理する場合には、100℃〜105℃の蒸気雰囲気とし、ポリエステルに分散染料を含む捺染インクで捺染処理した布帛10を蒸熱処理する場合には、160℃〜180℃の蒸気雰囲気とする。
そして、蒸熱処理を開始する際は、布帛取付け部18において、キャリヤ棒92を一対の周回チェーン40、40に装着し、そのキャリヤ棒92に長尺帯状の布帛10の前端部分を取り付けて保持させる。この状態で、駆動モータ54を駆動させて周回チェーン40を周回移動させる。周回チェーン40が移動することにより、周回チェーン40の装着されたキャリヤ棒92が布帛取付け部18から蒸熱室12内へ移動し、蒸熱室12の内部において各搬送ローラ38a、38bの外側を順番に回っていく。このキャリヤ棒92の動きに伴って、前端部分がキャリヤ棒92に保持された布帛10が複数の搬送ローラ38a、38bに順次掛け回されていく。そして、布帛10の前端部分を保持したキャリヤ棒92が蒸熱室12内から室外へ移動し、布帛取外し部20に設置されたリミットスイッチ112の位置に到達すると、リミットスイッチ112によってキャリヤ棒92が検知され、駆動モータ54が停止する。これにより、周回チェーン40、搬送ローラ38a、38b、送り込みローラ46、送り出しローラ52、案内ローラ42、48など、可動部の全ての動作が停止する。
可動部の動作が停止すると、作業者の手により、蒸熱室12内を通過してきた布帛10の前端部分がキャリヤ棒92から取り外され、キャリヤ棒92が一対の周回チェーン40、40から離脱させられる。なお、布帛10の前端部分が取り外された後のキャリヤ棒92は、周回チェーン40から離脱させずに、周回チェーン40に装着されたままにして以後の運転を続けるようにしてもよい。続いて、図6中に二点鎖線で示したようにニップローラ104を送り出しローラ52から離間させた状態で、キャリヤ棒92から取り外された布帛10の前端部分が送り出しローラ52の周面上に配置され、図6中に実線で示したようにニップローラ104が送り出しローラ52の周面に布帛10を介在させて当接させられ、ニップローラ104によって送り出しローラ52の周面との間に布帛10が挟持される。この後、駆動モータ54が駆動される。これにより、周回チェーン40が周回移動し、搬送ローラ38a、38b、送り込みローラ46、送り出しローラ52、案内ローラ42、48などが回転し、長尺帯状の布帛10が、送り込みローラ46によって蒸熱室12内へ連続的に送り込まれ、高温の蒸気雰囲気とされた蒸熱室12内を導入口14から導出口16に向かい複数の搬送ローラ32a、32bによって蛇行しながら搬送された後、蒸熱室12外へ導出され、送り出しローラ52によって装置外へ送り出される。そして、布帛10は、蒸熱室12の内部に滞留する間に高温の蒸気で加熱処理されることにより、捺染インク中の染料が布帛10に反応定着して発色する。
数値の一例を示すと、この蒸熱装置で蒸熱処理される布帛10の幅寸法は0.5m〜2m、蒸熱室12の内部における布帛10の搬送速度は0.5m/分〜10m/分、蒸熱室12の内部における布帛10の滞留長さは10m〜20mであり、布帛10に対する蒸熱処理時間は1分〜20分である。但し、蒸熱処理の時間は、繊維の種類や捺染インク中の染料の種類などによって適宜設定される。
なお、布帛10を搬送するときに、必要に応じて布帛のプリント面側(搬送ローラ32a、32bの周面と接触する面側)に不織布や適当な織物などのアンダークロスを重ね合わせ、その状態で布帛10を蒸熱室12内に通すようにしてもよい。このようにすることにより、搬送ローラ32a、32bの周面に布帛10の染料や糊剤が付着することを防止することができる。
この発明に係るインクジェット捺染用蒸熱装置は、小規模の染色加工業者や繊維・アパレル事業者などでも設備導入することが可能であり、捺染機に併設して使用することにより、インクジェット捺染の一連の工程における生産効率を高めることができ、多品種、小ロットの捺染に適するといったインクジェット捺染の特徴を最大限に活かすために利用される。
10 捺染処理後の布帛
12 蒸熱室
14 布帛の導入口
16 布帛の導出口
18 布帛取付け部
20 布帛取外し部
32a、32b 搬送ローラ
34 上部ローラ群
36 下部ローラ群
38a、38b、38c、38d、38e、38f チェーンホイール
40 周回チェーン
42、48 案内ローラ
46 布帛の送り込みローラ
52 布帛の送り出しローラ
54 駆動モータ
62 蒸気発生部
64 貯水パン
66 ヒータ
76 循環ファン
78 蒸気加熱室
80 上部吹出しノズル
82 下部吹出しノズル
84a、84b 吹出し口
86 蒸気供給用ダクト
88 排気口
90 蒸気還流ダクト
92 キャリヤ棒
94 キャリア棒の筒状部
96 摺動棒
98 圧縮コイルバネ
100 キャリヤ棒の係合孔
102 周回チェーンの係合ピン
104 ニップローラ
112 リミットスイッチ

Claims (5)

  1. 布帛の導入口および導出口を有し内部が密閉空間とされた蒸熱室を備え、その蒸熱室内へ搬入された捺染処理後の布帛に対し高温の蒸気を供給して加熱処理し染料を布帛に発色定着させるインクジェット捺染用蒸熱装置において、
    前記蒸熱室の内部に設置され、それぞれ回転自在に軸着され両側の支持軸部に左右一対のチェーンホイールが固着された複数の搬送ローラを互いに平行に連設してなるローラ群、および、前記蒸熱室の内部に前記ローラ群と対向して平行に設置され、それぞれ回転自在に軸着され両側の支持軸部に左右一対のチェーンホイールが固着された複数の搬送ローラを互いに平行に連設してなる他のローラ群と、
    前記蒸熱室の内部において、前記ローラ群の各搬送ローラのチェーンホイールと前記他のローラ群の各搬送ローラのチェーンホイールとに交互に順次掛け回されるとともに、前記導出口を通って一旦室外へ移動した後に前記導入口側へ巡回し導入口を通って再び前記蒸熱室の内部へ移動する無端状の左右一対の周回チェーンと、
    前記一対の周回チェーンの互いに対向する個所にそれぞれ形設された係合部と、
    両側端面に、前記一対の周回チェーンの前記各係合部に係合する被係合部がそれぞれ形成されて、一対の周回チェーンに着脱自在に装着され、周回チェーンに装着された状態で周面に布帛の前端部分が巻き付けられて、前記蒸熱室内を周回チェーンが移動するのに従って前記複数の搬送ローラに布帛を順次掛け回すためのキャリヤ棒と、
    前記周回チェーンの周回路中の、前記蒸熱室の外部であって前記導入口側に設けられ、前記周回チェーンの係合部に前記キャリヤ棒の被係合部を係合させて一対の周回チェーンにキャリヤ棒を装着しそのキャリヤ棒に布帛の前端部分を取り付けるための布帛取付け部と、
    前記周回チェーンの周回路中の、前記蒸熱室の外部であって前記導出口側に設けられ、前記キャリヤ棒から布帛の前端部分を取り外し前記周回チェーンの係合部と前記キャリヤ棒の被係合部との係合状態を解除して一対の周回チェーンからキャリヤ棒を離脱させるための布帛取外し部と、
    前記布帛取出し部の付近に配設され、前記キャリヤ棒から取り外された布帛を送り出す送り出しローラと、
    前記蒸熱室の内部に設置され、蒸気を発生させて蒸熱室の内部空間に蒸気を供給する蒸気発生部と、
    蒸気を含んだ雰囲気を加熱し前記蒸熱室内を通って高温の蒸気を循環させる蒸気加熱循環手段と、
    を備えたことを特徴とするインクジェット捺染用蒸熱装置。
  2. 前記布帛取出し部に、前記一対の周回チェーンに装着され周面に布帛の前端部分が巻き付けられた前記キャリヤ棒の存在を検知して前記ローラ群および前記他のローラ群の駆動ならびに周回チェーンの移動を停止させるリミットスイッチを設置した請求項1に記載のインクジェット捺染用蒸熱装置。
  3. 前記キャリア棒は、少なくともその一端部が筒状に形成されるとともにその筒状部に摺動棒が摺接自在に嵌挿され、前記摺動棒を筒状部から進出させる方向に付勢する弾発部材が内装された構造であり、
    前記周回チェーンに形設される係合部が係合ピンであり、前記キャリヤ棒の端面に形成される被係合部が、前記係合ピンに係合する係合孔である請求項1または請求項2に記載のインクジェット捺染用蒸熱装置。
  4. 前記蒸気発生部は、前記蒸熱室の内部空間の下部に配設された貯水パン、および、この貯水パンの内部に配設されたヒータを備えて構成された請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のインクジェット捺染用蒸熱装置。
  5. 前記蒸気加熱循環手段は、
    前記蒸熱室の外部に設置された循環ファンと、
    この循環ファンの吐出し口側に設置され内部にヒータを備えた加熱室と、
    前記蒸熱室の内部の上部および下部にそれぞれ配設され複数の吹出し口を有する上・下吹出しノズルと、
    この上・下各吹出しノズルと前記加熱室とをそれぞれ流路接続する蒸気供給用ダクトと、
    前記蒸熱室に形設された排気口に連通されその排気口と前記循環ファンの吸込み口とを流路接続する蒸気還流ダクトと、
    を備えて構成された請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のインクジェット捺染用蒸熱装置。
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