ところで、特許文献2の図3に記載されたLEDランプでは、特許文献2の図3に示すように、導光レンズ(透明キャップのレンズ部)の出射面から出射する光の大部分が、LEDランプの中心軸線に概略直交する光になる。そのため、特許文献2の図3に記載されたLEDランプを特許文献1の図4に記載されたリフレクタに適用し、LEDランプの先端側(特許文献1の図4の上側)からリフレクタの反射面を見ると、リフレクタの反射面の一部分のみが環状に光って見え、リフレクタの反射面の大部分が暗く見えてしまう。
そこで、特許文献2の図3に記載された導光レンズ(透明キャップのレンズ部)の代わりに、特許文献2の図9に記載された導光レンズ(透明キャップのレンズ部)を適用すると、特許文献2の図9に示すように、導光レンズ(透明キャップのレンズ部)の出射面から、LEDランプの中心軸線に概略直交する光のみならず、LEDランプの先端側(特許文献2の図9の上側)に進む光、および、LEDランプの根元側(特許文献2の図9の下側)に進む光を出射することができる。そのため、特許文献2の図9に記載されたLEDランプを特許文献1の図4に記載されたリフレクタに適用することにより、特許文献2の図3に記載されたLEDランプが特許文献1の図4に記載されたリフレクタに適用される場合よりも、LEDランプの先端側(特許文献1の図4の上側)からリフレクタの反射面を見た時に光って見える部分を大きくすることができる。
ところが、特許文献2の図9に記載されたLEDランプでは、特許文献2の図9に示すように、導光レンズ(透明キャップのレンズ部)の入射面および出射面が、複数の発光素子(LED)よりも、LEDランプの中心軸線から離れた位置に配置されている。換言すれば、特許文献2の図9に記載されたLEDランプでは、特許文献2の図9に示すように、導光レンズ(透明キャップのレンズ部)の入射面とLEDランプの中心軸線との距離が、複数の発光素子(LED)とLEDランプの中心軸線との距離より大きくなっており、導光レンズ(透明キャップのレンズ部)の出射面とLEDランプの中心軸線との距離が、複数の発光素子(LED)とLEDランプの中心軸線との距離より大きくなっている。詳細には、特許文献2の図9に記載されたLEDランプでは、導光レンズ(透明キャップのレンズ部)の出射面が、LEDランプの中心軸線に平行な円筒面によって形成されている。
そのため、特許文献2の図9に記載されたLEDランプでは、LEDランプの中心軸線と小さい角度をなしてLEDランプの根元側(特許文献2の図9の下側)に進む光の大部分が、導光レンズ(透明キャップのレンズ部)の出射面を透過することができず、導光レンズ(透明キャップのレンズ部)の出射面によって内面反射されてしまう。
その結果、特許文献2の図9に記載されたLEDランプでは、特許文献2の図9に示すように、導光レンズ(透明キャップのレンズ部)の出射面からLEDランプの中心軸線と大きい角度をなしてLEDランプの根元側(特許文献2の図9の下側)に進む光を出射することができるものの、導光レンズ(透明キャップのレンズ部)の出射面からLEDランプの中心軸線と小さい角度をなしてLEDランプの根元側(特許文献2の図9の下側)に進む光を出射することができない。従って、特許文献2の図9に記載されたLEDランプでは、LEDランプの中心軸線と小さい角度をなしてLEDランプの根元側(特許文献2の図9の下側)に進む光によってLEDランプの給電部(給電用電線、回路基板の電線取り付け孔)(特許文献2の図1参照)の周囲部分を明るく照らすことができない。そのため、特許文献2の図9に記載されたLEDランプが特許文献1の図4に記載されたリフレクタに適用される場合であっても、LEDランプの先端側(特許文献1の図4の上側)からリフレクタの反射面を見た時に、リフレクタの反射面のうち、LEDランプの給電部(給電用電線、回路基板の電線取り付け孔)(特許文献2の図1参照)の周囲部分が暗く見えてしまう。
前記問題点に鑑み、本発明は、LEDランプの中心軸線と小さい角度をなしてLEDランプの根元側に進む光によってLEDランプの給電部の周囲部分を明るく照らすことができる電球互換型LEDランプおよびそれを有する車両用灯具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1LED光源(1a)と、第2LED光源(1b)と、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)からの光を導光する導光レンズ(2)と、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)に電力を供給する給電部(3)とを具備し、
第1LED光源(1a)の光軸(1a’)および第2LED光源(1b)の光軸(1b’)がLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に概略直交するように、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)をLEDランプ(100)の中心軸線(100’)の周りに配置し、
入射面(2a)と出射面(2b)とを導光レンズ(2)に設け、
導光レンズ(2)の入射面(2a)と第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)とが対向するように、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)の周りに導光レンズ(2)を配置し、
給電部(3)をLEDランプ(100)の根元側端部に配置した電球互換型LEDランプ(100)において、
第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する第1内側端部(2aL1)から第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する外側端部(2aL2)まで延びている直線(2aL)または曲線であって、LEDランプ(100)の先端側ほどLEDランプ(100)の中心軸線(100’)からの距離が大きくなる直線(2aL)または曲線を、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な所定の直線を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の入射面(2a)を形成し、第1内側端部(2aL1)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する第2内側端部(2bL1)から第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する先端側端部(2bL3)まで延びている曲線(2bL)を、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な所定の直線を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の出射面(2b)を形成し、
第1LED光源(1a)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1a”)上に、あるいは、第1LED光源(1a)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1a”)よりもLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に近い位置に入射面(2a)の第1内側端部(2aL1)を配置し、
第1LED光源(1a)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1a”)上に、あるいは、第1LED光源(1a)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1a”)よりもLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に近い位置に出射面(2b)の第2内側端部(2bL1)を配置し、
LEDランプ(100)の中心軸線(100’)に概略直交する面によって出射面(2b)の根元側端部(2bL4)を形成し、
第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)からLEDランプ(100)の先端側に照射された光(L1a1,L1b1)が、導光レンズ(2)の入射面(2a)および出射面(2b)によって屈折せしめられ、LEDランプ(100)の根元側に進む光(L1a1’,L1b1’)になり、
第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)からLEDランプ(100)の根元側に照射された光(L1a3,L1b3)が、導光レンズ(2)の入射面(2a)および出射面(2b)の根元側端部(2bL4)によって屈折せしめられ、LEDランプ(100)の根元側に進む光(L1a3’,L1b3’)になり、LEDランプ(100)の給電部(3)の周囲部分に照射されることを特徴とする電球互換型LEDランプ(100)が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する第1内側端部(2aL1)から第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する外側端部(2aL2)まで延びている直線(2aL)であって、LEDランプ(100)の先端側ほどLEDランプ(100)の中心軸線(100’)からの距離が大きくなる直線(2aL)を、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な所定の直線を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の入射面(2a)を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電球互換型LEDランプ(100)が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する第1内側端部(2aL1)から第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する外側端部(2aL2)まで延びている直線(2aL)であって、LEDランプ(100)の先端側ほどLEDランプ(100)の中心軸線(100’)からの距離が大きくなる直線(2aL)を、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の入射面(2a)を形成し、
第1内側端部(2aL1)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する第2内側端部(2bL1)から第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する先端側端部(2bL3)まで延びている曲線(2bL)を、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の出射面(2b)を形成したことを特徴とする請求項2に記載の電球互換型LEDランプ(100)が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、第1LED光源(1a)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する第1内側端部(2aL1)から第1LED光源(1a)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する外側端部(2aL2)まで延びている直線(2aL)または曲線であって、LEDランプ(100)の先端側ほどLEDランプ(100)の中心軸線(100’)からの距離が大きくなる直線(2aL)または曲線を、第1LED光源(1a)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1a”)を中心に回転させることによって、第1LED光源(1a)に対向する導光レンズ(2)の入射面(2a)の第1部分(2a1)を形成し、
第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する第3内側端部(2aL1’)から第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する外側端部(2aL2’)まで延びている直線(2aL’)または曲線であって、LEDランプ(100)の先端側ほどLEDランプ(100)の中心軸線(100’)からの距離が大きくなる直線(2aL’)または曲線を、第2LED光源(1b)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1b”)を中心に回転させることによって、第2LED光源(1b)に対向する導光レンズ(2)の入射面(2a)の第2部分(2a2)を形成し、
第1内側端部(2aL1)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する第2内側端部(2bL1)から第1LED光源(1a)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する先端側端部(2bL3)まで延びている曲線(2bL)を、第1LED光源(1a)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1a”)を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の入射面(2a)の第1部分(2a1)からの光を出射する導光レンズ(2)の出射面(2b)の第1部分(2b1)を形成し、
第3内側端部(2aL1’)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する第4内側端部(2bL1’)から第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する先端側端部(2bL3’)まで延びている曲線(2bL’)を、第2LED光源(1b)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1b”)を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の入射面(2a)の第2部分(2a2)からの光を出射する導光レンズ(2)の出射面(2b)の第2部分(2b2)を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電球互換型LEDランプ(100)が提供される。
請求項5に記載の発明によれば、第1LED光源(1a)が実装された第1基板(4a)と、第2LED光源(1b)が実装された第2基板(4b)とを、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)上に位置する光源支持部材(5)に接続し、
概略傘状の放熱部材(6)を光源支持部材(5)に接続すると共に、導光レンズ(2)の先端側に配置し、
概略傘状の放熱部材(6)の根元側表面によって反射面(6a)を形成し、
第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)からの光のうち、導光レンズ(2)の入射面(2a)に入射しない光(L1a4,L1a5,L1b4,L1b5)が放熱部材(6)の反射面(6a)によって反射され、LEDランプ(100)の先端側に照射され、
第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)が発生した熱が、第1基板(4a)、第2基板(4b)および光源支持部材(5)を介して放熱部材(6)に伝熱され、放熱部材(6)から放熱されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電球互換型LEDランプ(100)が提供される。
請求項6に記載の発明によれば、概略傘状の放熱部材(6)の根元側表面と先端側表面とを連通する貫通穴(6b)を形成し、
第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)からの光のうち、導光レンズ(2)の入射面(2a)に入射しない光(L1a6,L1b6)が概略傘状の放熱部材(6)の貫通穴(6b)を透過し、LEDランプ(100)の先端側に照射されることを特徴とする請求項5に記載の電球互換型LEDランプ(100)が提供される。
請求項7に記載の発明によれば、第1LED光源(1a)および第1基板(4a)と、第2LED光源(1b)および第2基板(4b)とが、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)を中心として180°回転対称になるように、第1LED光源(1a)と第1基板(4a)と第2LED光源(1b)と第2基板(4b)とを配置し、
光源支持部材(5)に接続される概略傘状の放熱部材(6)の根元側端部(6c)を概略コ字状に形成し、
放熱部材(6)の概略コ字状の根元側端部(6c)によって、第1基板(4a)と光源支持部材(5)と第2基板(4b)とを挟持し、固定したことを特徴とする請求項5又は6に記載の電球互換型LEDランプ(100)が提供される。
請求項8に記載の発明によれば、光源支持部材(5)の表面のうち、第1基板(4a)および第2基板(4b)を支持しない部分を導光レンズ(2)の入射面(2a)の側に延ばすことによって放熱部(5a)を形成し、
第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)が発生した熱が、第1基板(4a)および第2基板(4b)を介して光源支持部材(5)の放熱部(5a)に伝熱され、光源支持部材(5)の放熱部(5a)から放熱されることを特徴とする請求項7に記載の電球互換型LEDランプ(100)が提供される。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1〜8のいずれか一項に記載の電球互換型LEDランプ(100)を具備し、
LEDランプ(100)から照射される光の疑似焦点(100a)を、リフレクタ(201)の放物系反射面(201a)の焦点(200a1)上またはその近傍に配置したことを特徴とする車両用灯具(200)が提供される。
請求項1に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)と、第2LED光源(1b)と、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)からの光を導光する導光レンズ(2)と、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)に電力を供給する給電部(3)とが設けられている。また、第1LED光源(1a)の光軸(1a’)および第2LED光源(1b)の光軸(1b’)がLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に概略直交するように、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)がLEDランプ(100)の中心軸線(100’)の周りに配置されている。
更に、請求項1に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、入射面(2a)と出射面(2b)とが導光レンズ(2)に設けられている。また、導光レンズ(2)の入射面(2a)と第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)とが対向するように、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)の周りに導光レンズ(2)が配置されている。更に、給電部(3)がLEDランプ(100)の根元側端部に配置されている。
詳細には、請求項1に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する内側端部(2aL1)から第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する外側端部(2aL2)まで延びている直線(2aL)または曲線であって、LEDランプ(100)の先端側ほどLEDランプ(100)の中心軸線(100’)からの距離が大きくなる直線(2aL)または曲線を、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な所定の直線を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の入射面(2a)が形成されている。
また、請求項1に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する内側端部(2bL1)から第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する先端側端部(2bL3)まで延びている曲線(2bL)を、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な所定の直線を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の出射面(2b)が形成されている。
そのため、請求項1に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)からLEDランプ(100)の先端側に照射された光(L1a1,L1b1)が、導光レンズ(2)の入射面(2a)および出射面(2b)によって屈折せしめられ、LEDランプ(100)の根元側に進む光(L1a1’,L1b1’)になる。
更に、請求項1に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1a”)上に、あるいは、第1LED光源(1a)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1a”)よりもLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に近い位置に入射面(2a)の内側端部(2aL1)が配置されている。また、第1LED光源(1a)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1a”)上に、あるいは、第1LED光源(1a)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1a”)よりもLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に近い位置に出射面(2b)の内側端部(2bL1)が配置されている。更に、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)に概略直交する面によって出射面(2b)の根元側端部(2bL4)が形成されている。
そのため、請求項1に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)からLEDランプ(100)の根元側に照射された光(L1a3,L1b3)が、導光レンズ(2)の入射面(2a)および出射面(2b)の根元側端部(2bL4)によって屈折せしめられ、LEDランプ(100)の根元側に進む光(L1a3’,L1b3’)になり、LEDランプ(100)の給電部(3)の周囲部分に照射される。
すなわち、請求項1に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)に概略直交する面によって出射面(2b)の根元側端部(2bL4)が形成されているため、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)と小さい角度をなしてLEDランプ(100)の根元側に進む光(L1a3”,L1b3”)が、小さい入射角で導光レンズ(2)の出射面(2b)の根元側端部(2bL4)に入射する。その結果、請求項1に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、小さい入射角で導光レンズ(2)の出射面(2b)の根元側端部(2bL4)に入射する光(L1a3”,L1b3”)の大部分が、出射面(2b)を透過する。
そのため、請求項1に記載の電球互換型LEDランプ(100)によれば、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)と小さい角度をなしてLEDランプ(100)の根元側に進む光(L1a3’,L1b3’)によってLEDランプ(100)の給電部(3)の周囲部分を明るく照らすことができる。
換言すれば、請求項1に記載の電球互換型LEDランプ(100)によれば、導光レンズ(透明キャップのレンズ部)の出射面がLEDランプの中心軸線に平行な円筒面によって形成されている特許文献2の図9に記載されたLEDランプよりも、LEDランプ(100)の給電部(3)の周囲部分を明るく照らすことができる。
請求項2に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する内側端部(2aL1)から第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する外側端部(2aL2)まで延びている直線(2aL)であって、LEDランプ(100)の先端側ほどLEDランプ(100)の中心軸線(100’)からの距離が大きくなる直線(2aL)を、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な所定の直線を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の入射面(2a)が形成されている。
つまり、請求項2に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、導光レンズ(2)の入射面(2a)が円錐面によって構成されている。そのため、請求項2に記載の電球互換型LEDランプ(100)によれば、導光レンズ(2)の入射面(2a)および出射面(2b)が共に自由曲面によって構成される場合よりも、導光レンズ(2)の設計を容易にすることができる。
請求項3に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する内側端部(2aL1)から第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する外側端部(2aL2)まで延びている直線(2aL)であって、LEDランプ(100)の先端側ほどLEDランプ(100)の中心軸線(100’)からの距離が大きくなる直線(2aL)を、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の入射面(2a)が形成されている。
更に、請求項3に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する内側端部(2bL1)から第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する先端側端部(2bL3)まで延びている曲線(2bL)を、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の出射面(2b)が形成されている。
そのため、請求項3に記載の電球互換型LEDランプ(100)によれば、導光レンズ(2)の入射面(2a)の中心軸線(例えば、図7(B)中の内側端部2aL1と内側端部2bL1とを結ぶ直線、図7(B)中の内側端部2aL1’と内側端部2bL1’とを結ぶ直線)がLEDランプ(100)の中心軸線(100’)とは別個に設定され、導光レンズ(2)の出射面(2b)の中心軸線(例えば、図7(B)中の内側端部2aL1と内側端部2bL1とを結ぶ直線、図7(B)中の内側端部2aL1’と内側端部2bL1’とを結ぶ直線)がLEDランプ(100)の中心軸線(100’)とは別個に設定されている場合(例えば、図7(B)参照)よりも、導光レンズ(2)の設計を容易にすることができる。
請求項4に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する内側端部(2aL1)から第1LED光源(1a)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する外側端部(2aL2)まで延びている直線(2aL)または曲線であって、LEDランプ(100)の先端側ほどLEDランプ(100)の中心軸線(100’)からの距離が大きくなる直線(2aL)または曲線を、第1LED光源(1a)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1a”)を中心に回転させることによって、第1LED光源(1a)に対向する導光レンズ(2)の入射面(2a)の第1部分(2a1)が形成されている。
また、請求項4に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する内側端部(2aL1’)から第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する外側端部(2aL2’)まで延びている直線(2aL’)または曲線であって、LEDランプ(100)の先端側ほどLEDランプ(100)の中心軸線(100’)からの距離が大きくなる直線(2aL’)または曲線を、第2LED光源(1b)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1b”)を中心に回転させることによって、第2LED光源(1b)に対向する導光レンズ(2)の入射面(2a)の第2部分(2a2)が形成されている。
更に、請求項4に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する内側端部(2bL1)から第1LED光源(1a)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する先端側端部(2bL3)まで延びている曲線(2bL)を、第1LED光源(1a)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1a”)を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の入射面(2a)の第1部分(2a1)からの光を出射する導光レンズ(2)の出射面(2b)の第1部分(2b1)が形成されている。
また、請求項4に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の根元側に位置する内側端部(2bL1’)から第2LED光源(1b)よりもLEDランプ(100)の先端側に位置する先端側端部(2bL3’)まで延びている曲線(2bL’)を、第2LED光源(1b)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1b”)を中心に回転させることによって、導光レンズ(2)の入射面(2a)の第2部分(2a2)からの光を出射する導光レンズ(2)の出射面(2b)の第2部分(2b2)が形成されている。
そのため、請求項4に記載の電球互換型LEDランプ(100)によれば、第1LED光源(1a)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1a”)を中心に放射状に広がりながら進む光を導光レンズ(2)の出射面(2b)の第1部分(2b1)から出射することができ、第2LED光源(1b)を通るLEDランプ(100)の中心軸線(100’)に平行な直線(1b”)を中心に放射状に広がりながら進む光を導光レンズ(2)の出射面(2b)の第2部分(2b2)から出射することができる。
請求項5に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)が実装された第1基板(4a)と、第2LED光源(1b)が実装された第2基板(4b)とが、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)上に位置する光源支持部材(5)に接続されている。更に、概略傘状の放熱部材(6)が、光源支持部材(5)に接続されると共に、導光レンズ(2)の先端側に配置されている。また、概略傘状の放熱部材(6)の根元側表面によって反射面(6a)が形成されている。
詳細には、請求項5に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)からの光のうち、導光レンズ(2)の入射面(2a)に入射しない光(L1a4,L1a5,L1b4,L1b5)が放熱部材(6)の反射面(6a)によって反射され、LEDランプ(100)の先端側に照射される。
そのため、請求項5に記載の電球互換型LEDランプ(100)によれば、外拡型リフレクタからの反射光がLEDランプの先端側に照射されない特許文献3(特開2009−289749号公報)の図7に記載されたLEDランプよりも、LEDランプ(100)から照射される光(L1a1’,L1a2’,L1a3’,L1a4’,L1a5’,L1b1’,L1b2’,L1b3’,L1b4’,L1b5’)のフィーリングを電球から照射される光のフィーリングに近づけることができる。
更に、請求項5に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)が発生した熱が、給電部(3)を介して放熱されるのみならず、第1基板(4a)、第2基板(4b)および光源支持部材(5)を介して放熱部材(6)に伝熱され、放熱部材(6)から放熱される。
そのため、請求項5に記載の電球互換型LEDランプ(100)によれば、放熱部材が設けられていない特許文献1および特許文献2に記載されたLEDランプよりも、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)が発生した熱の放熱性を向上させることができる。
請求項6に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、概略傘状の放熱部材(6)の根元側表面と先端側表面とを連通する貫通穴(6b)が形成されている。更に、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)からの光のうち、導光レンズ(2)の入射面(2a)に入射しない光(L1a6,L1b6)が概略傘状の放熱部材(6)の貫通穴(6b)を透過し、LEDランプ(100)の先端側に照射される。
そのため、請求項6に記載の電球互換型LEDランプ(100)によれば、根元側表面と先端側表面とを連通する貫通穴が外拡型リフレクタに形成されていない特開2009−289749号公報の図7に記載されたLEDランプよりも、LEDランプ(100)から照射される光(L1a1’,L1a2’,L1a3’,L1a4,L1a5,L1a6,L1b1’,L1b2’,L1b3’,L1b4,L1b5,L1b6)のフィーリングを電球から照射される光のフィーリングに近づけることができる。
請求項7に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、第1LED光源(1a)および第1基板(4a)と、第2LED光源(1b)および第2基板(4b)とが、LEDランプ(100)の中心軸線(100’)を中心として180°回転対称になるように、第1LED光源(1a)と第1基板(4a)と第2LED光源(1b)と第2基板(4b)とが配置されている。また、光源支持部材(5)に接続される概略傘状の放熱部材(6)の根元側端部(6c)が概略コ字状に形成されている。更に、放熱部材(6)の概略コ字状の根元側端部(6c)によって、第1基板(4a)と光源支持部材(5)と第2基板(4b)とが挟持され、固定されている。
つまり、請求項7に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、放熱部材(6)の根元側端部(6c)が光源支持部材(5)に接続されると、放熱部材(6)の概略コ字状の根元側端部(6c)によって、第1基板(4a)と光源支持部材(5)と第2基板(4b)とが挟持され、固定される。
そのため、請求項7に記載の電球互換型LEDランプ(100)によれば、第1基板(4a)と光源支持部材(5)と第2基板(4b)とを固定する部材が放熱部材(6)の根元側端部(6c)とは別個に設けられている場合よりも、部品数を削減することができ、LEDランプ(100)全体のコストを削減することができる。
請求項8に記載の電球互換型LEDランプ(100)では、光源支持部材(5)の表面のうち、第1基板(4a)および第2基板(4b)を支持しない部分を導光レンズ(2)の入射面(2a)の側に延ばすことによって放熱部(5a)が形成されている。更に、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)が発生した熱が、第1基板(4a)および第2基板(4b)を介して光源支持部材(5)の放熱部(5a)に伝熱され、光源支持部材(5)の放熱部(5a)から放熱される。
そのため、請求項8に記載の電球互換型LEDランプ(100)によれば、光源支持部材と導光レンズの入射面との間に放熱部が設けられていない特許文献2に記載されたLEDランプよりも、第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)が発生した熱の放熱性を向上させることができる。
詳細には、請求項8に記載の電球互換型LEDランプ(100)によれば、LEDランプ(100)全体の外形寸法を大型化させることなく第1LED光源(1a)および第2LED光源(1b)が発生した熱の放熱性を向上させることができる。
請求項9に記載の車両用灯具(200)では、LEDランプ(100)から照射される光の疑似焦点(100a)が、リフレクタ(201)の放物系反射面(201a)の焦点(200a1)上またはその近傍に配置されている。
そのため、請求項9に記載の車両用灯具(200)によれば、電球(バルブ)のフィラメントがリフレクタ(201)の放物系反射面(201a)の焦点(200a1)上またはその近傍に配置されている場合と同様の配光特性を実現することができる。
図1は第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100の概略的な断面を示した図である。詳細には、図1(A)はLEDランプ100の中心軸線100’を含む平面に沿った第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100の概略的な断面図、図1(B)は図1(A)中のLED光源1a,1b、導光レンズ2などを拡大して示した図である。図2は第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100の導光レンズ2を構成する2つの部材2−1,2−2のうちの一方の部材2−1を透視して見た第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100の斜視図である。図3〜図5は図1(A)に示す断面内におけるLED光源1aから照射される光L1a1,L1a2,L1a3,L1a4,L1a5,L1a6およびLED光源1bから照射される光L1b1,L1b2,L1b3,L1b4,L1b5,L1b6の光路を示した図である。
第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1a(図1(A)、図1(B)および図2参照)が基板4a(図1(A)および図2参照)に実装されている。また、LED光源1b(図1(A)および図1(B)参照)が基板4b(図1(A)参照)に実装されている。更に、熱伝導性材料によって形成された光源支持部材5(図1(A)参照)に対して基板4a,4bが接続されている。
更に、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1a,1b(図1(A)、図1(B)および図2参照)からの光を導光する導光レンズ2(図1(A)、図1(B)および図2参照)が光源支持部材5(図1(A)参照)に接続されている。詳細には、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、導光レンズ2が2つの部材2−1,2−2(図1(A)および図2参照)に分割して構成されており、例えばねじ、接着剤(図示せず)などによって2つの部材2−1,2−2を結合することにより、2つの部材2−1,2−2(導光レンズ2)が光源支持部材5に固定されている。
また、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、導電性材料によって形成されたハウジング8(図1(A)および図2参照)が光源支持部材5(図1(A)参照)に接続されている。詳細には、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、ハウジング8が2つの部材8−1,8−2(図1(A)および図2参照)に分割して構成されており、図1(A)に示すように、例えばねじ9によって2つの部材8−1,8−2と光源支持部材5とが共締めされている。
更に、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、電極部材11(図1(A)および図2参照)が電気絶縁性部材10を介してハウジング8(図1(A)および図2参照)に接続されている。詳細には、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、例えば、LED光源1a,1b(図1(A)、図1(B)および図2参照)のアノード電極(図示せず)が、基板4a,4b(図1(A)および図2参照)を介してハウジング8に電気的に接続され、LED光源1a,1bのカソード電極(図示せず)が、基板4a,4bを介して電極部材11に電気的に接続されている。
つまり、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1a,1b(図1(A)、図1(B)および図2参照)に電力を供給する給電部3(図1(A)および図2参照)が、ハウジング8(図1(A)および図2参照)および電極部材11(図1(A)および図2参照)によって構成され、LEDランプ100の根元側(図1(A)および図2の下側)端部に配置されている。第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、給電部3が口金型に構成されているが、第2の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、代わりに、給電部3をウエッジベース型に構成することも可能である。
また、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、熱伝導性材料によって形成された概略傘状の放熱部材6(図1(A)および図2参照)が光源支持部材5(図1(A)参照)に接続されている。詳細には、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図1(A)に示すように、例えばねじ7、接着剤(図示せず)などによって放熱部材6が光源支持部材5に接続されている。第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、放熱部材6が設けられているが、第3の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、代わりに、放熱部材6を省略することも可能である。
更に、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図1(A)および図1(B)に示すように、LED光源1aの光軸1a’およびLED光源1bの光軸1b’がLEDランプ100の中心軸線100’に概略直交するように、LED光源1a,1bがLEDランプ100の中心軸線100’の周りに配置されている。また、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、導光レンズ2(図1(A)、図1(B)および図2参照)の入射面2a(図1(A)、図1(B)および図2参照)とLED光源1a,1b(図1(A)、図1(B)および図2参照)とが対向するように、LED光源1a,1bの周りに導光レンズ2が配置されている。
詳細には、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1a,1b(図1(A)、図1(B)および図2参照)よりもLEDランプ100の根元側(図1(A)、図1(B)および図2の下側)に位置する内側端部2aL1(図1(B)参照)からLED光源1a,1bよりもLEDランプ100の先端側(図1(A)、図1(B)および図2の上側)に位置する外側端部2aL2(図1(B)参照)まで延びている直線2aL(図1(B)参照)であって、LEDランプ100の先端側ほどLEDランプ100の中心軸線100’(図1(A)および図1(B)参照)からの距離が大きくなる直線2aLを、LEDランプ100の中心軸線100’を中心に回転させることによって、導光レンズ2(図1(A)、図1(B)および図2参照)の入射面2a(図1(A)、図1(B)および図2参照)が形成されている。
第4の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、代わりに、LED光源1a,1b(図1(A)、図1(B)および図2参照)よりもLEDランプ100の根元側(図1(A)、図1(B)および図2の下側)に位置する内側端部2aL1(図1(B)参照)からLED光源1a,1bよりもLEDランプ100の先端側(図1(A)、図1(B)および図2の上側)に位置する外側端部2aL2(図1(B)参照)まで延びている曲線(図示せず)であって、LEDランプ100の先端側ほどLEDランプ100の中心軸線100’(図1(A)および図1(B)参照)からの距離が大きくなる曲線を、LEDランプ100の中心軸線100’を中心に回転させることによって、導光レンズ2(図1(A)、図1(B)および図2参照)の入射面2a(図1(A)、図1(B)および図2参照)を形成することも可能である。
また、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1a,1b(図1(A)、図1(B)および図2参照)よりもLEDランプ100の根元側(図1(A)、図1(B)および図2の下側)に位置する内側端部2bL1(図1(B)参照)からLED光源1a,1bよりもLEDランプ100の先端側(図1(A)、図1(B)および図2の上側)に位置する先端側端部2bL3(図1(B)参照)まで延びている曲線2bL(図1(B)参照)を、LEDランプ100の中心軸線100’(図1(A)および図1(B)参照)を中心に回転させることによって、導光レンズ2(図1(A)、図1(B)および図2参照)の出射面2b(図1(A)、図1(B)および図2参照)が形成されている。
そのため、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図3(A)に示すように、LED光源1a(図1(A)参照)からLEDランプ100の先端側(図3(A)の上側)に照射された光L1a1が、導光レンズ2の入射面2aおよび出射面2bによって屈折せしめられ、LEDランプ100の根元側(図3(A)の下側)に進む光L1a1’になる。また、LED光源1b(図1(A)参照)からLEDランプ100の先端側(図3(A)の上側)に照射された光L1b1が、導光レンズ2の入射面2aおよび出射面2bによって屈折せしめられ、LEDランプ100の根元側(図3(A)の下側)に進む光L1b1’になる。
更に、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図1(B)に示すように、LED光源1aを通るLEDランプ100の中心軸線100’に平行な直線1a”よりもLEDランプ100の中心軸線100’に近い位置に入射面2aの内側端部2aL1が配置されている。また、LED光源1aを通るLEDランプ100の中心軸線100’に平行な直線1a”よりもLEDランプ100の中心軸線100’に近い位置に出射面2bの内側端部2bL1が配置されている。更に、LEDランプ100の中心軸線100’に概略直交する面によって出射面2bの根元側端部2bL4が形成されている。
そのため、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図3(B)に示すように、LED光源1aからLEDランプ100の根元側(図3(B)の下側)に照射された光L1a3が導光レンズ2の入射面2aによって屈折せしめられ、導光レンズ2の入射面2aからの光L1a3”が導光レンズ2の出射面2bの根元側端部2bL4によって屈折せしめられ、LEDランプ100の根元側(図3(B)の下側)に進む光L1a3’になり、LEDランプ100の給電部3の周囲部分に照射される。また、LED光源1bからLEDランプ100の根元側(図3(B)の下側)に照射された光L1b3が導光レンズ2の入射面2aによって屈折せしめられ、導光レンズ2の入射面2aからの光L1b3”が導光レンズ2の出射面2bの根元側端部2bL4によって屈折せしめられ、LEDランプ100の根元側(図3(B)の下側)に進む光L1b3’になり、LEDランプ100の給電部3の周囲部分に照射される。
すなわち、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図3(B)に示すように、LEDランプ100の中心軸線100’に概略直交する面によって出射面2bの根元側端部2bL4が形成されているため、LEDランプ100の中心軸線100’と小さい角度をなしてLEDランプ100の根元側に進む光L1a3”,L1b3”が、小さい入射角で導光レンズ2の出射面2bの根元側端部2bL4に入射する。その結果、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図3(B)に示すように、小さい入射角で導光レンズ2の出射面2bの根元側端部2bL4に入射する光L1a3”,L1b3”の大部分が、出射面2bを透過する。
そのため、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100によれば、図3(B)に示すように、LEDランプ100の中心軸線100’と小さい角度をなしてLEDランプ100の根元側(図3(B)の下側)に進む光L1a3’,L1b3’によってLEDランプ100の給電部3の周囲部分を明るく照らすことができる。
更に、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図3(A)に示すように、LED光源1aからLEDランプ100の根元側(図3(A)の下側)に照射された光L1a2が導光レンズ2の入射面2aによって屈折せしめられ、導光レンズ2の入射面2aからの光L1a2”が導光レンズ2の出射面2bによって屈折せしめられ、LEDランプ100の根元側(図3(A)の下側)に進む光L1a2’になる。また、LED光源1bからLEDランプ100の根元側(図3(A)の下側)に照射された光L1b2が導光レンズ2の入射面2aによって屈折せしめられ、導光レンズ2の入射面2aからの光L1b2”が導光レンズ2の出射面2bによって屈折せしめられ、LEDランプ100の根元側(図3(A)の下側)に進む光L1b2’になる。
詳細には、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図1(B)に示すように、導光レンズ2の出射面2bの根元側端部2bL4が内側端部2bL1よりも根元側(図1(B)の下側)に突出せしめられている。また、導光レンズ2の出射面2bの外側端部2bL2が先端側端部2bL3よりも外側(LEDランプ100の中心軸線100’から離れる側)に突出せしめられている。
また、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、光源支持部材5(図1(A)参照)がLEDランプ100の中心軸線100’(図1(A)および図1(B)参照)上に配置されている。更に、概略傘状の放熱部材6(図1(A)および図2参照)が導光レンズ2(図1(A)、図1(B)および図2参照)の先端側(図1(A)および図2の上側)に配置されている。また、概略傘状の放熱部材6の根元側表面によって反射面6a(図1(A)および図2参照)が形成されている。具体的には、LEDランプ100の中心軸線100’を中心に曲線を回転させることにより得られる曲面によって、反射面6aが形成されている。
詳細には、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図4(A)に示すように、導光レンズ2の入射面2aに入射しないLED光源1a(図1(A)参照)からの光L1a4が放熱部材6の反射面6aによって反射され、放熱部材6の反射面6aからの反射光L1a4’がLEDランプ100の先端側(図4(A)の上側)に照射される。また、導光レンズ2の入射面2aに入射しないLED光源1b(図1(A)参照)からの光L1b4が放熱部材6の反射面6aによって反射され、放熱部材6の反射面6aからの反射光L1b4’がLEDランプ100の先端側(図4(A)の上側)に照射される。
更に、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図4(B)に示すように、導光レンズ2の入射面2aに入射しないLED光源1a(図1(A)参照)からの光L1a5が放熱部材6の反射面6aによって反射され、放熱部材6の反射面6aからの反射光L1a5’がLEDランプ100の先端側(図4(B)の上側)に照射される。また、導光レンズ2の入射面2aに入射しないLED光源1b(図1(A)参照)からの光L1b5が放熱部材6の反射面6aによって反射され、放熱部材6の反射面6aからの反射光L1b5’がLEDランプ100の先端側(図4(B)の上側)に照射される。
そのため、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100によれば、外拡型リフレクタからの反射光がLEDランプの先端側に照射されない特開2009−289749号公報の図7に記載されたLEDランプよりも、LEDランプ100から照射される光L1a1’,L1a2’,L1a3’,L1a4’,L1a5’,L1b1’,L1b2’,L1b3’,L1b4’,L1b5’(図3(A)、図3(B)、図4(A)および図4(B)参照)のフィーリングを電球(バルブ)から照射される光のフィーリングに近づけることができる。
また、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1a,1b(図1(A)、図1(B)および図2参照)が発生した熱が、給電部3(図1(A)および図2参照)を介して放熱されるのみならず、基板4a,4b(図1(A)および図2参照)および光源支持部材5(図1(A)参照)を介して放熱部材6(図1(A)および図2参照)に伝熱され、放熱部材6から放熱される。そのため、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100によれば、放熱部材が設けられていないLEDランプよりも、LED光源1a,1bが発生した熱の放熱性を向上させることができる。
更に、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、概略傘状の放熱部材6(図1(A)および図2参照)の根元側(図1(A)および図2の下側)表面と先端側(図1(A)および図2の上側)表面とを連通する貫通穴6b(図1(A)および図2参照)が形成されている。詳細には、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図5に示すように、LED光源1aからの光のうち、導光レンズ2の入射面2aに入射しない光L1a6が概略傘状の放熱部材6の貫通穴6bを透過し、LEDランプ100の先端側(図5の上側)に照射される。また、LED光源1bからの光のうち、導光レンズ2の入射面2aに入射しない光L1b6が概略傘状の放熱部材6の貫通穴6bを透過し、LEDランプ100の先端側(図5の上側)に照射される。
そのため、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100によれば、根元側表面と先端側表面とを連通する貫通穴が外拡型リフレクタに形成されていない特開2009−289749号公報の図7に記載されたLEDランプよりも、LEDランプ100から照射される光L1a1’,L1a2’,L1a3’,L1a4’,L1a5’,L1a6,L1b1’,L1b2’,L1b3’,L1b4’,L1b5’,L1b6(図3(A)、図3(B)、図4(A)、図4(B)および図5参照)のフィーリングを電球(バルブ)から照射される光のフィーリングに近づけることができる。
また、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1a(図1(A)、図1(B)および図2参照)および基板4a(図1(A)および図2参照)と、LED光源1b(図1(A)および図1(B)参照)および基板4b(図1(A)参照)とが、LEDランプ100の中心軸線100’(図1(A)および図1(B)参照)を中心として180°回転対称になるように、LED光源1a,1bおよび基板4a,4bが配置されている。更に、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図1(A)に示すように、光源支持部材5に接続される概略傘状の放熱部材6の根元側端部6cが概略コ字状に形成されている。また、放熱部材6の概略コ字状の根元側端部6cによって、基板4aと光源支持部材5と基板4bとが挟持され、固定されている。
つまり、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図1(A)に示すように、放熱部材6の根元側端部6cが光源支持部材5に接続されると、放熱部材6の概略コ字状の根元側端部6cによって、基板4aと光源支持部材5と基板4bとが挟持され、固定される。そのため、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100によれば、基板4aと光源支持部材5と基板4bとを固定する部材が放熱部材6の根元側端部6cとは別個に設けられている場合よりも、部品数を削減することができ、LEDランプ100全体のコストを削減することができる。
更に、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、図2に示すように、光源支持部材5(図1(A)参照)の表面のうち、基板4a,4b(図1(A)および図2参照)を支持しない部分を導光レンズ2の入射面2aの側(図2の左側および右側)に延ばすことによって放熱部5aが形成されている。詳細には、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1a,1b(図1(A)、図1(B)および図2参照)が発生した熱が、基板4a,4bを介して光源支持部材5の放熱部5aに伝熱され、光源支持部材5の放熱部5aから放熱される。そのため、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100によれば、光源支持部材と導光レンズの入射面との間に放熱部が設けられていない特許文献2に記載されたLEDランプよりも、LED光源1a,1bが発生した熱の放熱性を向上させることができる。
つまり、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、導光レンズ2(図1(A)、図1(B)および図2参照)の入射面2a(図1(A)、図1(B)および図2参照)の内側(LEDランプ100の中心軸線100’の側)の空間が、放熱部5a(図2参照)を収容する空間として利用されている。そのため、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100によれば、LEDランプ100全体の外形寸法を大型化させることなくLED光源1a,1bが発生した熱の放熱性を向上させることができる。
第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、2個のLED光源1a,1b(図1(A)、図1(B)および図2参照)が、LEDランプ100の中心軸線100’(図1(A)および図1(B)参照)を中心として180°回転対称になるように配列されているが、第5の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、代わりに、n個(nは3以上の整数)のLED光源1a,1b,…を、LEDランプ100の中心軸線100’を中心として(360/n)°回転対称になるように配列することも可能である。
詳細には、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、導光レンズ2(図1(A)、図1(B)および図2参照)の出射面2b(図1(A)および図1(B)参照)から出射する光L1a1’,L1a2’,L1a3’,L1b1’,L1b2’,L1b3’,…(図3(A)および図3(B)参照)の大部分が、LEDランプ100の中心軸線100’上に位置する疑似焦点(疑似光源点)100a(図6参照)からの放射光の光路に概略一致する光路上を進むように、LED光源1a,1b(図1(A)、図1(B)および図2参照)の位置および導光レンズ2の入射面2a(図1(A)、図1(B)および図2参照)並びに出射面2bの形状が設定されている。
更に詳細には、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LEDランプ100の疑似焦点(疑似光源点)100a(図6参照)が、LEDランプ100の中心軸線100’(図1(A)および図1(B)参照)に概略直交する平面であって、先端側端部2bL3(図1(B)参照)を含む平面上に配置されている。従って、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、導光レンズ2(図1(A)、図1(B)および図2参照)の出射面2b(図1(A)および図1(B)参照)から出射する光L1a1’,L1a2’,L1a3’,L1b1’,L1b2’,L1b3’,…(図3(A)および図3(B)参照)の大部分が、LEDランプ100の根元側(図3(A)および図3(B)の下側)に進む。
図6は図1および図2に示す第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100が適用された車両用灯具200の概略的な断面図である。詳細には、図6はLEDランプ100の中心軸線100’を含む平面に沿った車両用灯具200の概略的な断面図である。
図6に示す例では、LEDランプ100から照射される光L1a1’,L1a2’,L1a3’,L1b1’,L1b2’,L1b3’の疑似焦点100aが、車両用灯具200のリフレクタ201の放物系反射面201aの焦点200a1上またはその近傍に配置されている。つまり、図6に示す例では、放物系反射面201aからの反射光L1a1T,L1a2T,L1a3T,L1b1T,L1b2T,L1b3Tが概略平行な光になる。そのため、図6に示す車両用灯具200によれば、電球(バルブ)のフィラメントがリフレクタ201の放物系反射面201aの焦点200a1上またはその近傍に配置されている場合と同様の配光特性を実現することができる。詳細には、図6に示す車両用灯具200によれば、LEDランプ100の先端側(図6の上側)からリフレクタ201の放物系反射面201aを見た時に、リフレクタ201の放物系反射面201aからの反射光L1a3T,L1b3Tによって、特許文献2の図9に記載されたLEDランプが特許文献1の図4に記載されたリフレクタに適用される場合よりも、リフレクタ201の放物系反射面201aのうち、LEDランプ100の給電部3(図1(A)および図2参照)の周囲部分が明るく見えるようにすることができる。
詳細には、本発明者は、鋭意研究において、リフレクタ201(図6参照)の放物系反射面201a(図6参照)の焦点200a1(図6参照)上またはその近傍に電球(バルブ)のフィラメントが配置され、ストップランプの配光規格を満足している車両用灯具200に対し、電球(バルブ)を第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100に置換する変更を行い、配光特性を検討した。その結果、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100が適用された車両用灯具200によっても、ストップランプの配光規格を満足させることができた。
更に、本発明者は、鋭意研究において、リフレクタ201(図6参照)の放物系反射面201a(図6参照)の焦点200a1(図6参照)上またはその近傍に電球(バルブ)のフィラメントが配置され、テールランプの配光規格を満足している車両用灯具200に対し、電球(バルブ)を第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100に置換する変更を行い、配光特性を検討した。その結果、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100が適用された車両用灯具200によっても、テールランプの配光規格を満足させることができた。
図7は第6の実施形態の電球互換型LEDランプ100の概略的な断面を示した図である。詳細には、図7(A)はLEDランプ100の中心軸線100’を含む平面に沿った第6の実施形態の電球互換型LEDランプ100の概略的な断面図、図7(B)は図7(A)中のLED光源1a,1b、導光レンズ2などを拡大して示した図である。
第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、上述したように、LED光源1a,1b(図1(A)、図1(B)および図2参照)よりもLEDランプ100の根元側(図1(A)、図1(B)および図2の下側)に位置する内側端部2aL1(図1(B)参照)からLED光源1a,1bよりもLEDランプ100の先端側(図1(A)、図1(B)および図2の上側)に位置する外側端部2aL2(図1(B)参照)まで延びている直線2aL(図1(B)参照)であって、LEDランプ100の先端側ほどLEDランプ100の中心軸線100’(図1(A)および図1(B)参照)からの距離が大きくなる直線2aLを、LEDランプ100の中心軸線100’を中心に回転させることによって、導光レンズ2(図1(A)、図1(B)および図2参照)の入射面2a(図1(A)、図1(B)および図2参照)が形成されている。
それに対し、第6の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1a(図7(A)および図7(B)参照)よりもLEDランプ100の根元側(図7(A)および図7(B)の下側)に位置する内側端部2aL1(図7(B)参照)からLED光源1aよりもLEDランプ100の先端側(図7(A)および図7(B)の上側)に位置する外側端部2aL2(図7(B)参照)まで延びている直線2aL(図7(B)参照)であって、LEDランプ100の先端側ほどLEDランプ100の中心軸線100’(図7(A)および図7(B)参照)からの距離が大きくなる直線2aLを、LED光源1aを通るLEDランプ100の中心軸線100’に平行な直線1a”(図7(B)参照)を中心に回転させることによって、導光レンズ2(図7(A)および図7(B)参照)の入射面2a(図7(A)および図7(B)参照)のLED光源1aに対向する部分2a1(図7(B)参照)が形成されている。
また、第6の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1b(図7(A)および図7(B)参照)よりもLEDランプ100の根元側(図7(A)および図7(B)の下側)に位置する内側端部2aL1’(図7(B)参照)からLED光源1bよりもLEDランプ100の先端側(図7(A)および図7(B)の上側)に位置する外側端部2aL2’(図7(B)参照)まで延びている直線2aL’(図7(B)参照)であって、LEDランプ100の先端側ほどLEDランプ100の中心軸線100’(図7(A)および図7(B)参照)からの距離が大きくなる直線2aL’を、LED光源1bを通るLEDランプ100の中心軸線100’に平行な直線1b”(図7(B)参照)を中心に回転させることによって、導光レンズ2(図7(A)および図7(B)参照)の入射面2a(図7(A)および図7(B)参照)のLED光源1bに対向する部分2a2(図7(B)参照)が形成されている。
更に、第1の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、上述したように、LED光源1a,1b(図1(A)、図1(B)および図2参照)よりもLEDランプ100の根元側(図1(A)、図1(B)および図2の下側)に位置する内側端部2bL1(図1(B)参照)からLED光源1a,1bよりもLEDランプ100の先端側(図1(A)、図1(B)および図2の上側)に位置する先端側端部2bL3(図1(B)参照)まで延びている曲線2bL(図1(B)参照)を、LEDランプ100の中心軸線100’(図1(A)および図1(B)参照)を中心に回転させることによって、導光レンズ2(図1(A)、図1(B)および図2参照)の出射面2b(図1(A)、図1(B)および図2参照)が形成されている。
それに対し、第6の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1a(図7(A)および図7(B)参照)よりもLEDランプ100の根元側(図7(A)および図7(B)の下側)に位置する内側端部2bL1(図7(B)参照)からLED光源1aよりもLEDランプ100の先端側(図7(A)および図7(B)の上側)に位置する先端側端部2bL3(図7(B)参照)まで延びている曲線2bL(図7(B)参照)を、LED光源1aを通るLEDランプ100の中心軸線100’(図7(A)および図7(B)参照)に平行な直線1a”(図7(B)参照)を中心に回転させることによって、導光レンズ2(図7(A)および図7(B)参照)の入射面2a(図7(A)および図7(B)参照)の部分2a1(図7(B)参照)からの光を出射する導光レンズ2の出射面2b(図7(A)および図7(B)参照)の部分2b1(図7(B)参照)が形成されている。
また、第6の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1b(図7(A)および図7(B)参照)よりもLEDランプ100の根元側(図7(A)および図7(B)の下側)に位置する内側端部2bL1’(図7(B)参照)からLED光源1bよりもLEDランプ100の先端側(図7(A)および図7(B)の上側)に位置する先端側端部2bL3’(図7(B)参照)まで延びている曲線2bL’(図7(B)参照)を、LED光源1bを通るLEDランプ100の中心軸線100’(図7(A)および図7(B)参照)に平行な直線1b”(図7(B)参照)を中心に回転させることによって、導光レンズ2(図7(A)および図7(B)参照)の入射面2a(図7(A)および図7(B)参照)の部分2a2(図7(B)参照)からの光を出射する導光レンズ2の出射面2b(図7(A)および図7(B)参照)の部分2b2(図7(B)参照)が形成されている。
そのため、第6の実施形態の電球互換型LEDランプ100によれば、LED光源1a(図7(A)および図7(B)参照)を通るLEDランプ100の中心軸線100’(図7(A)および図7(B)参照)に平行な直線1a”(図7(B)参照)を中心に放射状に広がりながら進む光を導光レンズ2(図7(A)および図7(B)参照)の出射面2b(図7(A)および図7(B)参照)の部分2b1(図7(B)参照)から出射することができ、LED光源1b(図7(A)および図7(B)参照)を通るLEDランプ100の中心軸線100’に平行な直線1b”(図7(B)参照)を中心に放射状に広がりながら進む光を導光レンズ2の出射面2bの部分2b2(図7(B)参照)から出射することができる。
更に、第6の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1a(図7(A)および図7(B)参照)を通るLEDランプ100の中心軸線100’(図7(A)および図7(B)参照)に平行な直線1a”(図7(B)参照)上に導光レンズ2(図7(A)および図7(B)参照)の入射面2a(図7(A)および図7(B)参照)の内側端部2aL1(図7(B)参照)が配置されている。また、LED光源1b(図7(A)および図7(B)参照)を通るLEDランプ100の中心軸線100’に平行な直線1b”(図7(B)参照)上に導光レンズ2の入射面2aの内側端部2aL1’(図7(B)参照)が配置されている。
また、第6の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、LED光源1a(図7(A)および図7(B)参照)を通るLEDランプ100の中心軸線100’に平行な直線1a”(図7(B)参照)上に導光レンズ2(図7(A)および図7(B)参照)の出射面2b(図7(A)および図7(B)参照)の内側端部2bL1(図7(B)参照)が配置されている。更に、LED光源1b(図7(A)および図7(B)参照)を通るLEDランプ100の中心軸線100’に平行な直線1b”(図7(B)参照)上に導光レンズ2(図7(A)および図7(B)参照)の出射面2b(図7(A)および図7(B)参照)の内側端部2bL1’(図7(B)参照)が配置されている。
第6の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、上述したように、LED光源1a(図7(A)および図7(B)参照)よりもLEDランプ100の根元側(図7(A)および図7(B)の下側)に位置する内側端部2aL1(図7(B)参照)からLED光源1aよりもLEDランプ100の先端側(図7(A)および図7(B)の上側)に位置する外側端部2aL2(図7(B)参照)まで延びている直線2aL(図7(B)参照)であって、LEDランプ100の先端側ほどLEDランプ100の中心軸線100’(図7(A)および図7(B)参照)からの距離が大きくなる直線2aLを、LED光源1aを通るLEDランプ100の中心軸線100’に平行な直線1a”(図7(B)参照)を中心に回転させることによって、導光レンズ2(図7(A)および図7(B)参照)の入射面2a(図7(A)および図7(B)参照)のLED光源1aに対向する部分2a1(図7(B)参照)が形成されている。
第7の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、代わりに、LED光源1a(図7(A)および図7(B)参照)よりもLEDランプ100の根元側(図7(A)および図7(B)の下側)に位置する内側端部2aL1(図7(B)参照)からLED光源1aよりもLEDランプ100の先端側(図7(A)および図7(B)の上側)に位置する外側端部2aL2(図7(B)参照)まで延びている曲線(図示せず)であって、LEDランプ100の先端側ほどLEDランプ100の中心軸線100’(図7(A)および図7(B)参照)からの距離が大きくなる曲線を、LED光源1aを通るLEDランプ100の中心軸線100’に平行な直線1a”(図7(B)参照)を中心に回転させることによって、導光レンズ2(図7(A)および図7(B)参照)の入射面2a(図7(A)および図7(B)参照)のLED光源1aに対向する部分2a1(図7(B)参照)を形成することも可能である。
また、第6の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、上述したように、LED光源1b(図7(A)および図7(B)参照)よりもLEDランプ100の根元側(図7(A)および図7(B)の下側)に位置する内側端部2aL1’(図7(B)参照)からLED光源1bよりもLEDランプ100の先端側(図7(A)および図7(B)の上側)に位置する外側端部2aL2’(図7(B)参照)まで延びている直線2aL’(図7(B)参照)であって、LEDランプ100の先端側ほどLEDランプ100の中心軸線100’(図7(A)および図7(B)参照)からの距離が大きくなる直線2aL’を、LED光源1bを通るLEDランプ100の中心軸線100’に平行な直線1b”(図7(B)参照)を中心に回転させることによって、導光レンズ2(図7(A)および図7(B)参照)の入射面2a(図7(A)および図7(B)参照)のLED光源1bに対向する部分2a2(図7(B)参照)が形成されている。
第7の実施形態の電球互換型LEDランプ100では、代わりに、LED光源1b(図7(A)および図7(B)参照)よりもLEDランプ100の根元側(図7(A)および図7(B)の下側)に位置する内側端部2aL1’(図7(B)参照)からLED光源1bよりもLEDランプ100の先端側(図7(A)および図7(B)の上側)に位置する外側端部2aL2’(図7(B)参照)まで延びている曲線(図示せず)であって、LEDランプ100の先端側ほどLEDランプ100の中心軸線100’(図7(A)および図7(B)参照)からの距離が大きくなる曲線を、LED光源1bを通るLEDランプ100の中心軸線100’に平行な直線1b”(図7(B)参照)を中心に回転させることによって、導光レンズ2(図7(A)および図7(B)参照)の入射面2a(図7(A)および図7(B)参照)のLED光源1bに対向する部分2a2(図7(B)参照)を形成することも可能である。
第8の実施形態では、上述した第1から第7の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。