JP5675012B2 - 防火シャッター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、防火シャッター装置に関し、火災発生時などに降下させて防火するのに好適な防火シャッター装置に関する。
この種の技術に関しては、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載された防火シャッターは、複数枚の不燃シートを具備してなるものである。複数枚の不燃シートを降下させたときに、不燃シート間に空気層を形成させ、当該空気層により断熱効果を得ている。
また、特許文献2に記載されたような技術もある。特許文献2に記載された建築用遮熱シャッターは、スラットカーテン(金属製)と、遮熱カーテン(例えばシリカクロス製)とを具備してなるものである。
実開平6−6695号公報 実開平6−63793号公報
ここで、特許文献1に記載された防火シャッターによると、前記したように、不燃シート間の空気層により断熱効果が高まる。しかしながら、不燃シートは一般的に軽量であり、火災時の風圧などで不燃シートが揺れたり撓んだりすることにより、壁や床面との間に隙間ができ、防火効果が落ちてしまうことが懸念される。
一方、特許文献2に記載された建築用遮熱シャッターによると、そのスラットカーテン(金属製)により、火災時の風圧を受けることができそうである。しかしながら、特許文献2に記載された発明(建築用遮熱シャッター)は、そもそも耐風圧を考慮してなされたものではなく、この建築用遮熱シャッターでは十分な耐風圧効果が得られないことが懸念される。また、十分な断熱効果を得るためには板厚を厚くしなくてはならない。そうすると、スラットカーテンを巻取収納する際に巻径が大きくなってしまい、所定の収納スペースにおさまらなくなる恐れがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、断熱性に優れ、かつ従来よりも耐風圧性の高い防火シャッター装置を提供することである。
本発明は、第1耐火断熱シートと、前記第1耐火断熱シートを巻き取るための第1巻取り軸と、前記第1巻取り軸から送り出されて降下したときの前記第1耐火断熱シートとの間に所定の間隔を開けて降下配置される第2耐火断熱シートと、前記第2耐火断熱シートを巻き取るための第2巻取り軸と、前記第1耐火断熱シートおよび前記第2耐火断熱シートが降下したときに、前記第1耐火断熱シートとの間で前記第2耐火断熱シートを挟む位置、または前記第2耐火断熱シートとの間で前記第1耐火断熱シートを挟む位置に、降下配置される鋼板製シャッターと、前記鋼板製シャッターを巻き取るためのシャッター巻取り軸と、を備える防火シャッター装置である。
この構成によると、第1耐火断熱シートと第2耐火断熱シートとの間に空間が形成され、断熱効果を得ることができる。また、第1耐火断熱シートとの間で第2耐火断熱シートを挟む位置または第2耐火断熱シートとの間で第1耐火断熱シートを挟む位置に降下配置される鋼板製シャッター、第1耐火断熱シート、および第2耐火断熱シートという少なくとも3つのスクリーンにより、従来よりも耐風圧効果を高めることができる。また、第1耐火断熱シート、第2耐火断熱シート、および鋼板製シャッターに対して、それぞれ、巻取り軸を設けることにより、各スクリーンの昇降をより確実なものとすることができる。これらの結果、従来よりも耐風圧性を高めることができる。
また本発明において、前記第1巻取り軸と前記第2巻取り軸とが段違いに配置されていることが好ましい。
この構成によると、各スクリーンの巻取り軸および駆動部の収容スペースを小さく抑えることができる。
さらに本発明において、前記第1巻取り軸および前記第2巻取り軸を回転駆動する駆動手段を備え、前記駆動手段は、前記第1巻取り軸および前記第2巻取り軸のうちのいずれか一方を直接回転駆動するとともに、当該一方の巻取り軸を介して他方を間接回転駆動するものであることが好ましい。
この構成によると、第1巻取り軸および第2巻取り軸の駆動手段が1つで済む。結果として、各スクリーンの駆動部の収容スペースをより小さく抑えることができる。
本発明によれば、断熱性に優れ、かつ従来よりも耐風圧性の高い防火シャッター装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る防火シャッター装置を示す側面図である。 各スクリーンの配置図およびシートスクリーンの概略の詳細断面図である。 本発明の一実施形態に係る防火シャッター装置を示す側面図である。 図3に示す防火シャッター装置の一部拡大図である。 図1に示す防火シャッター装置のA−A断面図である。 図1に示す防火シャッター装置のシートスクリーン下端の変形例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。まず、図1〜図5に基づき、本発明の一実施形態に係る防火シャッター装置1について説明する。
図1および図2は、防火シャッター装置1を示す側面図である。これら図面のうち、図1は、各スクリーン(第1耐火断熱シート2、第2耐火断熱シート3、および鋼板製シャッター4)を降下させたときの状態を示す図である。図3は、各スクリーンを巻き上げた状態を示す図である。なお、図3は、図1の巻取り軸部分の拡大図である。
図5は、サイドレール(22、23)を水平方向に切ったときの断面図であり、サイドレール(22、23)の構造を説明するための図である。
なお、防火シャッター装置1は、火災発生時などにその各スクリーンを降下させ(一般的に自動降下)、炎や煙を遮断するために用いる装置である。
(防火シャッター装置の構成)
図1〜図5に示すように、防火シャッター装置1は、第1耐火断熱シート2、第2耐火断熱シート3、鋼板製シャッター4、駆動装置5(鋼板製シャッター用)、駆動装置6(耐火断熱シート用)、サイドレール22(鋼板製シャッター用)、およびサイドレール23(耐火断熱シート用)を具備してなる。例えば、火災時に煙感知器などと連動して、各スクリーン(耐火断熱シート(2,3)、鋼板製シャッター4)が自動降下するように防火シャッター装置1は制御される。
なお、例えば、図1において、防火シャッター装置1の鋼板製シャッター4側(図中の左側)が火災発生側であってもよいし、防火シャッター装置1の第2耐火断熱シート3側(図中の右側)が火災発生側であってもよい。
図2に各スクリーンの配置を模式的に示したように、第2耐火断熱シート3は、降下したときの第1耐火断熱シート2との間に所定の間隔を開けて降下配置される。これにより、第1耐火断熱シート2と第2耐火断熱シート3との間に空間S1が形成される。
また、鋼板製シャッター4は、第1耐火断熱シート2および第2耐火断熱シート3が降下したときに、第2耐火断熱シート3との間で第1耐火断熱シート2を挟む位置に降下配置される。これにより、鋼板製シャッター4と第1耐火断熱シート2との間に空間S2が形成される。なお、第1耐火断熱シート2との間で第2耐火断熱シート3を挟む位置に鋼板製シャッター4を降下配置してもよい。
(第1耐火断熱シート)
図4(b)に示すように、第1耐火断熱シート2は、断熱材26と、断熱材26を挟むように当該断熱材26の表裏に配置された不燃性シート材27とを具備してなる。
(断熱材)
断熱材26は、例えば、エアロゲルやその粉末を主体とするシート材である。エアロゲルとは、特開平8−34678号公報に開示されているごとく、アルコキシシラン(別にシリコンアルコキシド、アルキルシリケートとも称する)を加水分解し、縮重合して得られる、シリカ骨格からなる湿潤状態のゲル状化合物をアルコール、または液化二酸化炭素等の溶媒の存在下で、この溶媒の臨界点以上の超臨界条件で乾燥することによって得られるものである。
なお、断熱材として、膨張性黒鉛からなるシート材を用いてもよいし、無機系バインダに炭酸水素ナトリウムを添加させてなるシート材を用いてもよいし、シリカ繊維不織布などからなるシート材や不織布を用いてもよい。
(不燃性シート材27)
不燃性シート材27は、例えば、シリカ繊維織布からなるシート材である。なお、不燃性シート材27として、アルミナシリカ系繊維・アルミナ繊維・ロックウール(岩綿)・スラグウール・高耐熱性のガラス繊維などからなる織布を用いてもよい。不燃性シート材27の耐熱性の基準として、その安全使用温度が600℃以上であることが好ましい。また、不燃性シート材27は、織布ではなく不織布であってもよい。
断熱材26と不燃性シート材27とは、例えば、粘着剤により接合される。粘着剤とは、接着剤の一種のことであり、物と物とをはり合わせるのに用いるが、あとで剥がすことができる接着剤のことをいう。なお、断熱材26と不燃性シート材27とを、あとで剥がすことができないような接着剤で完全に接合してもよい。断熱材26と不燃性シート材27と接合することにより、断熱材26を構成する膨張性黒鉛が、熱膨張時、不燃性シート材27間を落下してしまうことを防止できる。
なお、本発明に係る第1耐火断熱シートは、本実施形態の第1耐火断熱シート2のような耐火断熱シートに限られることはない。例えば、エアロゲルやその粉末、あるいは膨張性黒鉛を主体とするシート材を用いる必要は必ずしもなく、複数枚の不燃性シート材27を重ね合わせて縫製するなどして第1耐火断熱シートとしてもよい。
また、図2に模式的に示したように、一方の不燃性シート材27を他方の不燃性シート材27に対して、例えば上下方向に等間隔で、水平方向に縫製してもよい。これにより、断熱材26を構成するエアロゲルが粉末であった場合、熱膨張時、不燃性シート材27間を落下してしまうことをより防止できる。すなわち、断熱効果を維持できる。
(第2耐火断熱シート)
第2耐火断熱シート3の構成と、第1耐火断熱シート2の構成とは同じである。なお、上記したように、第1耐火断熱シート2には様々な変形例(シート材料など)があるので、同様に、第2耐火断熱シート3にも様々な変形例(シート材料など)がある。すなわち、第2耐火断熱シート3と第1耐火断熱シート2とが全く同じ断熱シートになるとは限らない。
(シートスクリーンの下端部)
図3に示すように、第2耐火断熱シート3の下端部には、錘兼連結部材24が取り付けられている。図4(a)に図3のB部詳細を示すように、錘兼連結部材24は、錘金具30と連結金具29とからなる。なお、錘兼連結部材24は、耐火断熱シートの幅方向(図でいうと、図3(図4(a))の紙面に対して垂直方向)に連続する形状を有するものである。耐火断熱シートの下端両端部(後述するサイドレール23の内側に入り込む部分)を除き、錘兼連結部材24は、耐火断熱シートの下端に、一方の端部から他方の端部にまで渡って取り付けられている。
図4(a)に示したように、錘金具30は、第2耐火断熱シート3の下端部を挟みこむ2枚の板部材32、折り曲げ形状の2つの板部材33、断面コ字形の板部材34、断面コ字形の板部材35、および板材からなる中空の箱形部材36を具備してなる。
2枚の板部材32を挟むようにその両側に板部材33が取り付けられている。そして、2つの板部材33の内側の面に板部材34が固定され、外側の面に板部材35が固定されている。板部材33〜35で中空空間が形成され、その内部に2枚の板部材32が収容される形態となっている。また、断面コ字形の板部材35の下面に箱形部材36が取り付けられている。
なお、図4(a)に示したように、第2耐火断熱シート3の下端部は筒状に形成され、その筒状部に平板28が挿入されている(第1耐火断熱シート2についても同様)。不燃性シート材27を介して平板28を挟みこむようにして錘金具30が第2耐火断熱シート3の下端部にボルト・ナットで取り付けられている。
連結金具29は、折り曲げ形状の2つの板部材31を具備してなる。板部材31同士は、相互にボルト・ナットで連結されている。また、連結金具29は(2つの板部材31はそれぞれ)、第1耐火断熱シート2の下端部および第2耐火断熱シート3の下端部に、平板28との間で不燃性シート材27を挟みこむようにしてボルト・ナットで取り付けられている。
ここで、連結金具29は、第1耐火断熱シート2と第2耐火断熱シート3との間に所定の間隔を開けるとともに、その間隔を保持するためのものである。また、錘金具30は、第1耐火断熱シート2および第2耐火断熱シート3に張力を付与してその揺れを防止するためのものである。錘金具30および連結金具29(錘兼連結部材24)は、炭素鋼材やステンレス材などからなる。なお、錘金具30および連結金具29(錘兼連結部材24)は、本実施形態のものに限られることはない。
(鋼板製シャッター)
鋼板製シャッター4は、複数のスラット(細長い鋼板)をよろい戸状につづって形成された通常構造のシャッターである。
図3に示すように、鋼板製シャッター4の下端部には障害物検知装置25が取り付けられている。図4(c)に図3のD部詳細を示すように、障害物検知装置25は、検知装置カバー39と、その下面に固定された断面コ字形の板部材40とを具備してなり、検知装置カバー39内に障害物検出器(不図示)が収容されている。検知装置カバー39は、例えば、アルミニウム材からなり、板部材40は、例えば、炭素鋼材やステンレス材などからなる。
なお、図3に示すように、各スクリーン(2〜4)は、巻き上げられた状態において、駆動装置5、6が設置される階の床開口の間口に収まるようにされる。
(鋼板製シャッター用駆動装置)
図1および図3に示した駆動装置5は、鋼板製シャッター4を昇降させるための駆動装置である。駆動装置5は、例えば、建築物の壁などにアンカー18で固定される。
駆動装置5は、電動機10(駆動手段)、駆動軸9、チェーン8、シャッター巻取り軸7(従動軸)、カバー20、およびスラット用ガイドローラ17を具備してなる。チェーン8は、電動機10に連結された駆動軸9とシャッター巻取り軸7とに巻き掛けられている。電動機10が動作することにより、鋼板製シャッター4は、シャッター巻取り軸7まわりに巻かれてスラット用ガイドローラ17に沿って上昇したり、シャッター巻取り軸7から出されてスラット用ガイドローラ17に沿って下降したりする。なお、チェーン駆動ではなく、ベルト駆動であってもよい。
電動機10、駆動軸9、チェーン8、およびシャッター巻取り軸7は、カバー20内に収納されている。
(耐火断熱シート用駆動装置)
駆動装置5の下には、第1耐火断熱シート2および第2耐火断熱シート3を昇降させるための駆動装置6が配置されている。駆動装置6は、例えば、建築物の壁などにアンカー19で固定される。
駆動装置6は、電動機16(駆動手段)、駆動軸13、1次側チェーン12、第1巻取り軸11(従動軸)、2次側チェーン14、第2巻取り軸15(従動軸)、およびカバー21を具備してなる。第1巻取り軸11、2次側チェーン14、および第2巻取り軸15は、カバー21内に収納されている。第1巻取り軸11は、第1耐火断熱シート2を巻き取るためのものであり、第2巻取り軸15は、第2耐火断熱シート3を巻き取るためのものである。
電動機16は、駆動軸13・1次側チェーン12を介して第1巻取り軸11を回転駆動するとともに、さらに2次側チェーン14を介して第2巻取り軸15を回転駆動するための駆動手段である。1次側チェーン12は、電動機16に連結された駆動軸13と第1巻取り軸11とに巻き掛けられている。2次側チェーン14は、第1巻取り軸11と第2巻取り軸15とに巻き掛けられている。電動機16は、第1巻取り軸11を直接回転駆動するとともに、第1巻取り軸11を介して第2巻取り軸15を間接的に回転駆動する。
なお、電動機16が、第2巻取り軸15を直接回転駆動するとともに、第2巻取り軸15を介して第1巻取り軸11を間接的に回転駆動するように構成してもよい。例えば、第1巻取り軸11と第2巻取り軸15とに巻き掛けた2次側チェーン14はそのままとし、駆動軸13と第2巻取り軸15とに1次側チェーン12を巻き掛ければ、電動機16が、第2巻取り軸15を直接回転駆動するとともに、第2巻取り軸15を介して第1巻取り軸11を間接的に回転駆動するように構成される。
また、鋼板製シャッター4を昇降させるための駆動装置5と同様に、駆動装置6は、チェーン駆動の装置ではなく、ベルト駆動の装置であってもよい。
ここで、第1巻取り軸11と第2巻取り軸15とは鉛直方向(上下方向)および水平方向に段違いに配置されている。具体的には、図3に示したように、防火シャッター装置1の側面視において、第1巻取り軸11の軸心と第2巻取り軸15の軸心とは、上下方向にL1の長さ、水平方向にL2の長さだけずらされている。なお、第1巻取り軸11と第2巻取り軸15とを鉛直方向(上下方向)のみに段違いに配置してもよいし、水平方向のみに段違いに配置してもよい。
(鋼板製シャッター用サイドレール)
図1、3、5などに示したように、防火シャッター装置1が設置される部分の建築物の側壁(対向する両方の側壁)には、各スクリーンが昇降動作するときにガイドとなるサイドレール(22、23)がそれぞれ埋め込まれている。サイドレール(22、23)は長尺の部材であり、その材質は、炭素鋼材やステンレス材などである。
図5にE部拡大図として、鋼板製シャッター用のサイドレール22の水平断面を示したように、サイドレール22は、折り曲げ形状の板部材41と、断面コ字形の板部材42とを具備してなる。板部材41は、鋼板製シャッター4の側側端部が入り込む凹部41aをその中央部に有する。凹部41aの内幅は、鋼板製シャッター4の厚みよりも少しだけ大きくされている。鋼板製シャッター4の側側端部は、当該凹部41aの内面でガイドされる。なお、断面コ字形の板部材42で凹部41aを覆うようにして板部材41と板部材42とは溶接などにより固定されている。
また、鋼板製シャッター4の昇降がスムーズとなるように、サイドレール22とシャッター巻取り軸7との相対的な位置関係が決められる(図3参照)。
鋼板製シャッター4は、その両サイドに設けられたサイドレール22にガイドされつつサイドレール22に沿って昇降する。
(耐火断熱シート用サイドレール)
また、図5にF部拡大図として、耐火断熱シート用のサイドレール23の水平断面を示したように、サイドレール23は、対向配置される1対の折り曲げ形状の板部材43と、断面コ字形の板部材44とを具備してなる。1対の折り曲げ形状の板部材43は、耐火断熱シートの厚みよりも少し大きい間隔をあけて対向配置されている。1対の板部材43の間に耐火断熱シートの側側端部が入るようになっている。耐火断熱シートが揺れるなどして耐火断熱シートと板部材43とが接触する場合、板部材43の平板部43aと耐火断熱シートとが接触するように構成されている。なお、板部材43と板部材44とは溶接などにより固定される。また、耐火断熱シート(2、3)の抜け止めのために、耐火断熱シート(2、3)の端部には、ボルト・ナット45が取り付けられている。
また、第1耐火断熱シート2(または第2耐火断熱シート3)の昇降がスムーズとなるように、サイドレール23と第1巻取り軸11(第2巻取り軸15)との相対的な位置関係が決められる(図3参照)。
第1耐火断熱シート2および第2耐火断熱シート3は、それぞれの両サイドに設けられたサイドレール23にガイドされつつサイドレール23に沿って昇降する。
以上説明した防火シャッター装置1によると、第1耐火断熱シート2と第2耐火断熱シート3との間に形成される空間S1により断熱効果を得ることができる。また、第2耐火断熱シート3との間で第1耐火断熱シート2を挟む位置に降下配置される鋼板製シャッター4、第1耐火断熱シート2、および第2耐火断熱シート3という少なくとも3つのスクリーンにより、従来よりも耐風圧効果を高めることができる。また、第1耐火断熱シート2、第2耐火断熱シート3、および鋼板製シャッター4に対して、それぞれ、巻取り軸(11、15、7)を設けることにより、各スクリーンの昇降をより確実なものとすることができる。これらの結果、従来よりも耐風圧性を高めることができる。
また、前記したように、サイドレール22は、折り曲げ形状の板部材41と断面コ字形の板部材42とを具備してなるものである。すなわち、サイドレール22は、その断面係数が大きくされており、強度が高められている。この構造のサイドレール22で鋼板製シャッター4の側側端部をガイドすることで、耐風圧性をより高めることができている。また、サイドレール22と鋼板製シャッター4との隙間から漏れる風もごくわずかな量に抑えることができる。
また、第1巻取り軸11と第2巻取り軸15とを段違いに配置することで、駆動装置6の設置スペースを小さく抑えることができる。また、第1巻取り軸11および第2巻取り軸15を1つの電動機16で回転駆動する構成としたことで、スクリーン駆動部の必要スペースを小さく抑えることができる。
(シートスクリーン下端の変形例)
図6は、図1に示した防火シャッター装置1のシートスクリーン下端の変形例を示す図である。
図6に示すように、第1耐火断熱シート2の下端と第2耐火断熱シート3の下端とを連結することなく、第1耐火断熱シート2の下端および第2耐火断熱シート3の下端に、それぞれ、錘金具30を取り付ける構造としてもよい。それぞれ取り付けた錘金具30により、第1耐火断熱シート2および第2耐火断熱シート3に張力を付与できるので、その揺れを防止でき、第1耐火断熱シート2と第2耐火断熱シート3との間の空間を確保できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することが可能なものである。
1:防火シャッター装置
2:第1耐火断熱シート
3:第2耐火断熱シート
4:鋼板製シャッター
5:駆動装置(鋼板製シャッター用)
6:駆動装置(耐火断熱シート用)
7:シャッター巻取り軸
11:第1巻取り軸
15:第2巻取り軸

Claims (3)

  1. 第1耐火断熱シートと、
    前記第1耐火断熱シートを巻き取るための第1巻取り軸と、
    前記第1巻取り軸から送り出されて降下したときの前記第1耐火断熱シートとの間に所定の間隔を開けて降下配置される第2耐火断熱シートと、
    前記第2耐火断熱シートを巻き取るための第2巻取り軸と、
    前記第1耐火断熱シートおよび前記第2耐火断熱シートが降下したときに、前記第1耐火断熱シートとの間で前記第2耐火断熱シートを挟む位置、または前記第2耐火断熱シートとの間で前記第1耐火断熱シートを挟む位置に、降下配置される鋼板製シャッターと、
    前記鋼板製シャッターを巻き取るためのシャッター巻取り軸と、
    前記第1耐火断熱シートおよび前記第2耐火断熱シートの下端部に取り付けられた錘金具と、を備え、
    前記第2耐火断熱シートは、断熱材と、当該断熱材を挟むように当該断熱材の表裏に配置された不燃性シート材とを有し、
    前記第2耐火断熱シートの前記不燃性シート材の下端部は筒状に形成され、当該筒状部に平板が挿入されており、
    前記不燃性シート材を介して前記平板を挟み込むようにして前記錘金具が前記第2耐火断熱シートの下端部に取り付けられていることを特徴とする、防火シャッター装置。
  2. 前記第1巻取り軸と前記第2巻取り軸とが段違いに配置されていることを特徴とする、請求項に記載の防火シャッター装置。
  3. 前記第1巻取り軸および前記第2巻取り軸を回転駆動する駆動手段を備え、
    前記駆動手段は、前記第1巻取り軸および前記第2巻取り軸のうちのいずれか一方を直接回転駆動するとともに、当該一方の巻取り軸を介して他方を間接回転駆動するものであることを特徴とする、請求項1または2に記載の防火シャッター装置。
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