JP5674904B1 - 分配回路及びアレイアンテナ - Google Patents

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【課題】分配特性に与える影響が小さく、所定の周波数において反射損失を低減できる分配回路を提供する。【解決手段】一端側を第1のポートP1とし、他端側を第2のポートP2とする主導波管2と、主導波管2の側面2aに形成されたスリット4に対向して一端が接続され、他端側を第3のポートP3及び第4のポートP4とする第1の分岐導波路5及び第2の分岐導波路6が平行に並んで形成された分岐導波管3とを備え、主導波管2の内側には、スリット4が形成された側面2aとは反対側の側面2bに沿って、第1のポスト8と、第2のポスト9とが並んで配置され、第1のポスト8は、スリット4と対向する位置から主導波管2の内側に向かって第1の突出量T1で突出して設けられ、第2のポスト9は、第1のポスト8よりも第1のポートP1側に位置して、主導波管2の内側に向かって第1の突出量T1よりも小さい第2の突出量T2で突出して設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、分配回路及びアレイアンテナに関する。
マイクロ波帯又はミリ波帯の電波は、波長が1m〜100μm、周波数が300MHz〜3THzの電磁波(電磁界)である。マイクロ波帯又はミリ波帯の電波は、衛星テレビ放送、マイクロ波通信、レーダー等の広い分野に亘って応用されている。例えば、周波数が数10GHz以上の準ミリ波帯からミリ波帯の電波は、航空宇宙分野で使用されている。周波数が60GHzのミリ波帯においては、大容量高速無線通信分野への応用に注目が集まっている。周波数が77GHzのミリ波帯においては、自動車衝突防止レーダーの実用化が始まっている。
マイクロ波帯又はミリ波帯の電波を用いた通信モジュールには、導波管を主体とした分配回路がしばしば用いられる。特に、多くのアンテナ素子に給電する必要があるアレイアンテナにおいて、同技術は非常に重要である。
導波管を用いた分配回路として、例えば図13に示す分配回路100を挙げることができる。この図13に示す分配回路100は、π分岐(Pi-Junctions)と呼ばれるものであり、一端側を第1のポートP1’とし、他端側を第2のポートP2’とする主導波管101と、主導波管101の一側面に形成されたスリット102に対向して一端が接続され、他端側を第3のポートP3’及び第4のポートP4’とする第1の分岐導波路103及び第2の分岐導波路104が仕切り壁105を挟んで平行に並んで形成された分岐導波管106とを備えた構成となっている。また、主導波管101の内側には、ポスト107が設けられている。
図13に示す分配回路100では、第1のポートP1’から電力(マイクロ波帯又はミリ波帯の電磁界)が入力されることによって、必要な分の電力が第3のポートP3’及び第4のポートP4’に分配された後、残りの電力が第2のポートP2’から出力される。また、第3のポートP3’及び第4のポートP4’から出力される電力は、互いに同位相且つ同振幅であることが要求される。
"Waveguide π-Junction with an Inductive Post"、IEICE TRANS.ELECTRON.,VOL.E75-C,NO.3 MARCH 1992、Jiro HIROKAWA,Makoto ANDO and Naohisa GOTO
しかしながら、上述した図13に示す従来の分配回路100では、設計中心周波数の制御方法が不明であり、周波数特性制御に関わる指針が見出せないという問題があった。具体的には、この分配回路100の設計パラメータのうち、図14に示すスリット102の中心から仕切り壁105の中心までの距離「d」や、スリット102の中心からポスト107の中心までの距離「q」といった寸法を変えると、制御すべき反射係数がミニマムとなる中心周波数の他にも位相バランス及び振幅バランスといった他のパラメータの周波数特性にも多大な影響を及ぼすという問題があった。
ここで、「d」を100μm刻みで3水準W1,W2,W3(W1<W2<W3)としたときの周波数[GHz]の変化に対する反射係数[dB]をシミュレーションにより計算した結果を図15に示し、振幅バランス特性[dB]をシミュレーションにより計算した結果を図16に示し、位相バランス特性[dB]をシミュレーションにより計算した結果を図17に示す。
なお、3水準W1,W2,W3の位置については、図18に示すように、分岐導波管106の中心線L1’に沿った位置を原点(0)とし、主導波管101の長手方向(X’方向)において第1のポートP1側を+方向とした。そして、仕切り壁105の位置を100μm(0.1mm)刻みで3水準W1=+0.1,W2=0,W3=−0.1としてシミュレーションによる計算を行った。また、本例では、設計周波数を60GHzとし、これに対応した導波管のサイズを想定して計算を実施した。
図15〜図17に示すように、W1の水準では、60GHzよりも高い周波数側に設計中心周波数が制御されており、振幅バランス特性も優れたものとなっている。しかしながら、位相バランス特性が悪いと言える。また、「d」を100μm刻みで調整しただけで、特性が大きく変動していることがわかる。
具体的に、反射損失(反射係数)がミニマムになる周波数は、おおよそW1の水準では55GHz付近であり、W2の水準では60GHz付近であり、W3の水準では65GHz付近である。したがって、「d」の位置を100μm刻みで変化させると、反射損失がミニマムになる周波数が5GHzも変化することとなり、感度が高いということが言える。
加えて、W2の水準からW3の水準に変化させたとき、反射損失がミニマムになる周波数を60GHzから65GHzに制御できるが、位相バランスが同時に劣化してしまう。また、W2の水準からW1の水準に変化させたとき、反射損失がミニマムになる周波数を60GHzから65GHzに制御できるが、振幅バランスが同時に劣化してしまう。
したがって、「d」は、制御パラメータとしてはコントロールすべき周波数特性以外の分配回路100の特性に対する影響が大きい(感度が高い)という問題があった。また、「d」や「q」といった主導波管101と分岐導波管106との接続部付近にある設計パラメータを制御する場合、スリット102から第1の分岐導波路104及び第2の分岐導波路105に分配される電力(電磁界)に及ぼす影響が大きい。その結果として、分配特性(位相バランス及び振幅バランス)に悪影響を与えてしまうと考えられる。
本発明の一つの態様は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、分配特性に与える影響が小さく、所定の周波数において反射損失を低減できる分配回路、並びにそのような分配回路を備えたアレイアンテナを提供することを目的の一つとする。
上記目的を達成するために、本発明の一つの態様に係る分配回路は、一端側を第1のポートとし、他端側を第2のポートとする主導波管と、主導波管の側面に形成されたスリットに対向して一端が接続され、他端側を第3のポート及び第4のポートとする第1の分岐導波路及び第2の分岐導波路が平行に並んで形成された分岐導波管と、を備える。主導波管の内側には、スリットが形成された側面とは反対側の側面に沿って、第1のポストと、第2のポストとが並んで配置されている。第1のポストは、スリットと対向する位置から主導波管の内側に向かって第1の突出量で突出して設けられている。第2のポストは、第1のポストよりも第1のポート側に位置し、且つ、主導波管の内側に向かって第1の突出量よりも小さい第2の突出量で突出して設けられている。
また、第2のポストは、分岐導波管の一端が主導波管に接続された角部の延長線に沿った位置又はその近傍に配置されていてもよい。
また、第1のポスト及び/又は第2のポストは、壁から構成されていてもよい。
また、第1のポスト及び/又は第2のポストは、少なくとも1つ又は複数の柱から構成されていてもよい。
また、第1のポストは、分岐導波管の中心線よりも第2のポート側に偏倚して設けられていてもよい。
また、主導波管及び前記分岐導波管は、ポスト壁導波路から構成されていてもよい。
また、本発明の一つの態様に係るアレイアンテナは、前記何れかの分配回路を備える。
以上のように、本発明の一つの態様によれば、分配特性に与える影響が小さく、所定の周波数において反射損失を低減できる分配回路、並びにそのような分配回路を備えたアレイアンテナを提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係る分配回路の概略構成を示す透視斜視図である。 図1に分配回路の概略構成を示す断面図である。 図2に示す分配回路の内部で伝送される電界の強度分布を示す模式図である。 第2のポストの変形例を示す断面図である。 第2のポストの変形例を示す断面図である。 分配回路の変形例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るアレイアンテナの概略構成を示す分解斜視図である。 第2のポストの位置を変化させたときの反射損失の周波数特性の変化をシミュレーションにより計算した結果を示すグラフである。 第2のポストの位置を変化させたときの振幅バランスの周波数特性の変化をシミュレーションにより計算した結果を示すグラフである。 第2のポストの位置を変化させたときの位相バランスの周波数特性の変化をシミュレーションにより計算した結果を示すグラフである。 実施例における分配回路の各部の寸法を示す断面図である。 実施例における第2のポストの位置を説明するための断面図である。 従来の分配回路の概略構成を示す透視斜視図である。 図13に示す分配回路の設計パラメータを説明するための要部断面図である。 図14中に示すdを変化させたときの反射損失の周波数特性の変化をシミュレーションにより計算した結果を示すグラフである。 図14中に示すdを変化させたときの振幅バランスの周波数特性の変化をシミュレーションにより計算した結果を示すグラフである。 図14中に示すdを変化させたときの位相バランスの周波数特性の変化をシミュレーションにより計算した結果を示すグラフである。 図14中に示すdの3水準の位置を説明するための断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の全ての図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
(分配回路)
先ず、本発明の一実施形態として図1及び図2示す分配回路1について説明する。
なお、図1は、分配回路1の概略構成を示す透視斜視図である。図2は、分配回路1の概略構成を示す断面図である。
分配回路1は、図1に示すように、主導波管2と、分岐導波管3とを備えている。主導波管2は、方形筒状の導波路を形成するものであり、その一端側を第1のポートP1とし、その他端側を第2のポートP1としている。また、主導波管2の一側面2aには、スリット4が形成されている。スリット4は、分岐導波管3の一側面2aの中央部を所定の幅で開口させた導波管窓である。
分岐導波管3は、方形筒状の導波路を形成するものであり、その一端をスリット4に対向させた状態で主導波管2の一側面2a接続されている。また、分岐導波管3は、その他端側を第3のポートP3及び第4のポートP4とする第1の分岐導波路5及び第2の分岐導波路6を形成している。第1の分岐導波路5及び第2の分岐導波路6は、分岐導波管3の内側を仕切る仕切り壁7を挟んで互いに平行に並んで形成されている。仕切り壁7は、分岐導波管3の中心線L1に沿って配置されている。また、仕切り壁7の一端は、スリット4から所定の距離だけ離間して配置されている。
主導波管2の内側には、スリット4が形成された側面2aとは反対側の側面2bに沿って、第1のポスト8と、第2のポスト9とが並んで配置されている。第1のポスト8は、壁8aにより構成されている。壁8aは、スリット4に対向する位置から主導波管2の内側に向かって第1の突出量T1で突出して設けられている。また、第1のポスト8(複数のポール8a)は、分岐導波管3の中心線L1よりも第2のポートP2側に所定の距離(偏倚量という。)Sだけ偏倚して設けられている。
なお、第1のポスト8の第1の突出量T1及び偏倚量Sについては、後述する第1のポートP1から入力された電力を第3のポートP3及び第4のポートP4と第2のポートP4との間で分配する割合に応じて適宜調整することが可能である。
第2のポスト9は、1つのポール(柱)9aにより構成されている。このポール9aは、第1のポスト8よりも第1のポートP1側に位置し、且つ、主導波管2の内側に向かって第1の突出量T1よりも小さい第2の突出量T2で突出して設けられている。また、第2のポスト9(ポール9a)は、分岐導波管3の一端が主導波管2に接続された角部Cの延長線L2に沿った位置又はその近傍に配置されている。
なお、ここで言う角部の延長線に沿った位置とは、主導波管2に一端が接続された分岐導波管3の厚み分を含んだ角部の延長線に沿った位置を言う。したがって、図2では、主導波管2と分岐導波管3との外側の輪郭線に基づく角部Cの延長線L2を基準にして、第2のポスト9の位置を規定しているが、主導波管2と分岐導波管3との内側の輪郭線に基づく角部C’の延長線L2’を基準にして、第2のポスト9の位置を規定してもよい。また、第2のポスト9については、これらの延長線L2,L2’上に少なくとも一部が位置すればよい。さらに、ここで言う近傍とは、後述する本発明の効果が得られる範囲で延長線L2,L2’に沿った位置から第2のポスト9の位置がずれていてもよいことを意味する。
以上のような構成を有する分配回路1では、図3に示すように、第1のポートP1から電力(マイクロ波帯又はミリ波帯の電磁界)が入力されることによって、必要な分の電力が第3のポートP3及び第4のポートP4に分配された後、残りの電力が第2のポートP2から出力される。また、第3のポートP3及び第4のポートP4から出力される電力は、互いに同位相且つ同振幅である。なお、図3は、分配回路1の内部で伝送される電界の強度分布を示す模式図である。
本実施形態の分配回路1では、第2のポスト9の位置を調整することによって、分配特性に与える影響を軽減しながら、周波数特性を制御することが可能である。例えば、主導波管2の長手方向(図3中のX方向)のうち、第2のポスト9を第1のポートP1側(−X方向)に位置させることよって、低周波数側に調整することができ、第2のポスト9を第2のポートP2側(+X方向)に位置させることよって、高周波数側に調整することができる。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第1のポスト8や第2のポスト9については、上述した1つの壁8aやポール9aにより構成されたものに限らず、例えば、図4(a)に示すような複数のポール8b,9bが連結して配置された構成や、図4(b)に示すような複数のポール8c,9cが離間して配置された構成としてもよい。また、第2のポスト9は、上述したポール9aにより構成されたものに限らず、図5に示すような壁9dにより構成されたものであってもよい。また、第1のポスト8及び第2のポスト9については、スリット4が形成された側面2aとは反対側の側面2bに対して、接触している(一体に形成されている)構成であっても、接触していない(離間して形成されている)構成であってもよい。
また、図6に示すような分配回路1Aのように、主導波管2及び分岐導波管3がポスト壁導波路(PWW:Post-Wall Waveguide)により構成されたものであってもよい。ポスト壁導波路は、プリント回路基板(PCB:Print Circuit Board)の両面に形成された導体(銅箔)の間を、孔部(スルーホール)にめっきを施すことによって形成されたポスト壁10により電気的に接続し、このポスト壁10を多数配列して方形状の導波路を構成したものである。また、第1のポスト8及び第2のポスト9についても、ポスト壁(ポール)8e,9eにより形成されている。この分配回路1Aでは、上記分配回路1と同様に、第2のポスト9の位置を調整することによって、分配特性に与える影響を軽減しながら、周波数特性を制御することが可能である。
(アレイアンテナ)
次に、本発明の一実施形態として図7に示すアレイアンテナ50について説明する。
なお、図7は、アレイアンテナ50の概略構成を示す分解斜視図である。
なお、以下の説明では、上記分配回路1と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
アレイアンテナ50は、図7に示すように、上記分配回路1を複数並べた構成であり、具体的には、主導波路2に対して分岐導波路3を複数並べた構成を有している。また、各分岐導波路3の上部壁51には、給電部(図示せず。)から送給された電力(電磁界)を外部空間に放射する複数のスロット52が所定の間隔で互い違いに並んで設けられている。
本実施形態のアレイアンテナ50では、分配特性に与える影響を軽減しながら、周波数特性を制御することが可能な分配回路1により構成されることで、平面アンテナとして安定した周波数特性(アンテナ特性)を得ることができ、なお且つ、小型化及び省電力化に対応することが可能である。
以下、実施例により本発明の効果をより明らかなものとする。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
本実施例では、上記分配回路1について、第2のポスト9の位置をX方向に変化させたときの周波数[GHz]の変化に対する反射係数[dB]をシミュレーションにより計算した結果を図8に示し、振幅バランス特性[dB]をシミュレーションにより計算した結果を図9に示し、位相バランス特性[dB]をシミュレーションにより計算した結果を図10に示す。
なお、本シミュレーションにおいて、上記分配回路1の各部の寸法を図11に示す。また、主導波管2及び分岐導波管3の厚み(高さ)を0.5mmとし、誘電体比誘電率を3.8として計算を行った。
第2のポスト9の位置については、図12に示すように、X方向の原点(0)を角部Cの延長線L2に沿った位置から+方向に0.175mm離れた位置とした。そして、第2のポスト9の位置を100μm(0.1mm)刻みで4水準X=−0.2,X=−0.1,X=0,X=+0.1とし、設計周波数を60GHzとしてシミュレーションによる計算を行った。
図8〜図10に示すシミュレーション結果からは、第2のポスト9の位置を調整する場合は、第2のポスト9の位置を300μmの範囲で変化させても、反射損失(反射係数)がミニマムになる周波数を60GHzから65GHzの範囲で5GHz未満に抑えられていることがわかる。したがって、従来の図14に示す「d」や「q」といった設計パラメータを調整する場合に比べて、周波数の変化に伴う分配特性への影響が少ない(感度が低い)ことがわかる。
以上のことから、本発明によれば、分配特性に与える影響を軽減しながら、周波数特性を精密に制御することが可能であることが明らかとなった。
1…分配回路 1A…分配回路(ポスト壁導波路) 2…主導波管 3…分岐導波管 4…スリット 5…第1の分岐導波路 6…第2の分岐導波路 7…仕切り壁 8…第1のポスト 8a…壁 8b,8c…ポール(柱) 8e…ポスト壁 9…第2のポスト 9a,9b,9c…ポール(柱) 9d…壁 9e…ポスト壁 10…ポスト壁 50…アレイアンテナ 51…上部壁 52…スロット P1…第1のポート P2…第1のポート P3…第3のポート P4…第4のポート

Claims (7)

  1. 一端側を第1のポートとし、他端側を第2のポートとする主導波管と、
    前記主導波管の側面に形成されたスリットに対向して一端が接続され、他端側を第3のポート及び第4のポートとする第1の分岐導波路及び第2の分岐導波路が平行に並んで形成された分岐導波管と、を備え、
    前記主導波管の内側には、前記スリットが形成された側面とは反対側の側面に沿って、第1のポストと、第2のポストとが並んで配置され、
    前記第1のポストは、前記スリットと対向する位置から前記主導波管の内側に向かって第1の突出量で突出して設けられ、
    前記第2のポストは、前記第1のポストよりも前記第1のポート側に位置し、且つ、前記主導波管の内側に向かって前記第1の突出量よりも小さい第2の突出量で突出して設けられていることを特徴とする分配回路。
  2. 前記第2のポストは、前記分岐導波管の一端が前記主導波管に接続された角部の延長線に沿った位置又はその近傍に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の分配回路。
  3. 前記第1のポスト及び/又は前記第2のポストは、壁から構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の分配回路。
  4. 前記第1のポスト及び/又は前記第2のポストは、少なくとも1つ又は複数の柱から構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の分配回路。
  5. 前記第1のポストは、前記分岐導波管の中心線よりも前記第2のポート側に偏倚して設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の分配回路。
  6. 前記主導波管及び前記分岐導波管は、ポスト壁導波路から構成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の分配回路。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の分配回路を備えたアレイアンテナ。
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