JP5673186B2 - 撮像装置及び撮像装置の補間処理方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の補間処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、2板式撮像装置において高周波成分を多く含んだ画像であっても偽色の発生を防止する撮像装置及び撮像装置の補間処理方法に関する。
カラー撮像装置には、入射光(被写体像)を色分離光学系(プリズム)を用いてRGBの3色に分離し、3枚の白黒撮像素子に結像して各画素の3原色信号を得る3板式撮像装置や、各画素上にオンチップカラーフィルター(以下、OCFと称する)を形成した1枚のカラー撮像素子に入射光を結像し、信号処理(補間演算)によって各画素の3原色信号を得る単板式撮像装置がある。さらに、入射光を分離光学系(ビームスプリッター)を用いて分離し、白黒撮像素子1枚とカラー撮像素子1枚の各々に結像して2枚の撮像素子の出力信号を信号処理することによって各画素の3原色信号を得る2板式撮像装置がある。
3板式撮像装置は、プリズムを用いるために装置が大きく、且つ撮像素子を3枚用いるために高価になるが、補間演算によらずに各画素の3原色信号を得ることができるので、例えば格子縞のように細かい繰り返しパターンを有する空間周波数の高い被写体像であっても正確に被写体像の各色信号を得ることができる。一方、単板式撮像装置は、プリズムが不要で撮像素子を1枚しか用いないので装置が小型で安価になるが、補間演算を行うために被写体像の空間周波数が高い場合には偽色を生じることがある。
そこで、3板式撮像装置より小型安価であり、単板式撮像装置よりも高画質な画像を得ることのできる2板式撮像装置が提案されており、例えば特許文献1に開示された2板式CCDカメラがある。
特開平6−121326号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来の2板式CCDカメラでは、各画素における相関性の高い方向の如何に関わらず着目画素近傍のR信号のみからR信号の補間値を算出し、同様にB信号のみからB信号の補間値を算出しているので、空間周波数の高い画像、例えばカラー撮像素子のRあるいはBのカラーフィルターの配列ピッチよりも狭いピッチの縞模様で表されるような画像では、適切な色復調を行うことができずに偽色が生じてしまうという問題点があった。例えば配列ピッチの狭い白黒の縞模様の画像はシアン色あるいは黄色の縞模様として出力されてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、高周波成分が多く含まれた画像であっても偽色のない良好な補間画像を得ることのできる撮像装置及び撮像装置の補間処理方法を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、被写体を撮像して輝度信号を出力する第1撮像素子と、被写体を撮像してR信号とG信号とB信号との各色信号をベイヤ配列に従って出力する前記第1撮像素子と同じ画素数の第2撮像素子と、前記輝度信号に基づいて各画素における相関性の高い方向を表す相関方向指数を算出する相関方向指数算出部と、補間値を求める対象の着目画素に対して、前記相関方向指数に基づいて相関性の高い方向に位置する相関方向画素を求め、前記相関方向画素の色信号によって前記着目画素における色信号の補間値を求める信号補間部と、前記信号補間部で求められた色信号の補間値と前記輝度信号と前記第2撮像素子から出力された色信号とを用いて、求められていない色信号の補間値を算出する補間値算出部とを備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置の信号補間部は、前記着目画素が前記B信号を出力するB画素と前記R信号を出力するR画素との場合には、前記相関方向画素のG信号の平均値を補間値として求めるG信号補間部と、前記着目画素が前記G信号を出力するG画素の場合であって、かつ、前記相関方向画素が前記R画素のときには前記相関方向画素のR信号の平均値を補間値として求めるR信号補間部と、前記着目画素が前記G信号を出力するG画素の場合であって、かつ、前記相関方向画素が前記B画素のときには前記相関方向画素のB信号の平均値を補間値として求めるB信号補間部とを備えていることを特徴とする。
さらに、本発明に係る撮像装置の補間値算出部は、前記B画素においては前記G信号の補間値と前記輝度信号と前記B信号とを用いてR信号の補間値を算出し、前記G画素においては前記B信号の補間値と前記輝度信号と前記G信号とを用いてR信号の補間値を算出するR補間値算出部と、前記R画素においては前記G信号の補間値と前記輝度信号と前記R信号とを用いてB信号の補間値を算出し、前記G画素においては前記R信号の補間値と前記輝度信号と前記G信号とを用いてB信号の補間値を算出するB補間値算出部とを備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置の補間処理方法は、第1撮像素子によって被写体を撮像して輝度信号を出力するステップと、前記第1撮像素子と同じ画素数の第2撮像素子によって被写体を撮像してR信号とG信号とB信号との各色信号をベイヤ配列に従って出力するステップと、前記輝度信号に基づいて各画素における相関性の高い方向を表す相関方向指数を算出する相関方向指数算出ステップと、補間値を求める対象の着目画素に対して、前記相関方向指数に基づいて相関性の高い方向に位置する相関方向画素を求め、前記相関方向画素の色信号によって前記着目画素における色信号の補間値を求める信号補間ステップと、前記信号補間ステップで求められた色信号の補間値と前記輝度信号と前記第2撮像素子から出力された色信号とを用いて、求められていない色信号の補間値を算出する補間値算出ステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係る撮像装置及び撮像装置の補間処理方法によれば、輝度信号に基づいて各画素における相関性の高い方向を求め、この相関性の高い方向にある画素の色信号を用いて補間値を求めるので、高周波成分が多く含まれた画像であっても偽色のない良好な補間画像を得ることができる。
本発明を適用した一実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明を適用した一実施形態に係る撮像装置による補間処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した一実施形態に係る撮像装置による補間処理を説明するための図である。 本発明を適用した一実施形態に係る撮像装置による補間処理を説明するための図である。 本発明を適用した一実施形態に係る撮像装置による補間処理を説明するための図である。 本発明を適用した一実施形態に係る撮像装置による補間処理を説明するための図である。 本発明を適用した一実施形態に係る撮像装置による補間処理を説明するための図である。 本発明を適用した一実施形態に係る撮像装置による補間処理を説明するための図である。 本発明を適用した一実施形態に係る撮像装置による補間処理を説明するための図である。 本発明を適用した一実施形態に係る撮像装置による補間処理を説明するための図である。
以下、本発明を適用した一実施形態について図面を参照して説明する。
[撮像装置の構成]
図1は本実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る撮像装置1は、被写体からの光が入射するレンズ2と、レンズ2を介して入射した被写体像を2方向に分離する分離光学系3と、被写体を撮像して輝度信号を出力する白黒撮像素子4と、被写体を撮像してR信号とG信号とB信号との各色信号をベイヤ配列に従って出力する白黒撮像素子4と同じ画素数のカラー撮像素子5と、補間処理を行って各画素の3原色信号Pを生成する補間処理部6とを備えている。
本実施形態に係る撮像装置1は、レンズ2を介して入射した被写体像を分離光学系3によって2方向に分離し、白黒撮像素子4とカラー撮像素子5に結像させる。ここで、白黒撮像素子4は人間の視感度特性にほぼ等しい特性を持っており、カラー撮像素子5は画素上にベイヤー配列のOCF(オンチップカラーフィルター)が形成されている。白黒撮像素子4の出力SD1及びカラー撮像素子5の出力SD2は、補間処理部6に入力されて補間演算によって各画素の3原色信号Pが生成される。
ここで、照明条件(色温度)によってRGBのバランス(いわゆるホワイトバランス)が変化するので、無彩色の被写体に対してはR=G=Bとなるようにカラー撮像素子5の各色の利得は調整され、白黒撮像素子4については無彩色の被写体に対してはY=R=G=Bとなるように利得が調整される。
[補間処理部の構成]
図1に示すように、本実施形態に係る補間処理部6は、輝度信号に基づいて各画素における相関性の高い方向を表す相関方向指数を算出する相関方向指数算出部11と、補間値を求める対象の着目画素に対して、相関方向指数に基づいて相関性の高い方向に位置する相関方向画素を求め、この相関方向画素の色信号によって着目画素における色信号の補間値を求める信号補間部12と、信号補間部12で求められた色信号の補間値と輝度信号とカラー撮像素子5から出力された色信号とを用いて、求められていない色信号の補間値を算出する補間値算出部13とを備えている。
また、信号補間部12は、着目画素がB信号を出力するB画素とR信号を出力するR画素の場合には、相関方向画素のG信号の平均値を補間値として求めるG信号補間部21と、着目画素がG信号を出力するG画素の場合で、かつ、相関方向画素がR画素のときには相関方向画素のR信号の平均値を補間値として求めるR信号補間部23と、着目画素がG信号を出力するG画素の場合で、かつ、相関方向画素がB画素のときには相関方向画素のB信号の平均値を補間値として求めるB信号補間部22とを備えている。
さらに、補間値算出部13は、B画素においてG信号の補間値と輝度信号とB信号とを用いてR信号の補間値を算出し、G画素においてB信号の補間値と輝度信号とG信号とを用いてR信号の補間値を算出するR補間値算出部31と、R画素においてG信号の補間値と輝度信号とR信号とを用いてB信号の補間値を算出し、G画素においてR信号の補間値と輝度信号とG信号とを用いてB信号の補間値を算出するB補間値算出部32とを備えている。
[補間処理の手順]
次に、本実施形態に係る撮像装置1による補間処理の手順を図2のフローチャートを参照して説明する。ここでは撮像素子の画素ピッチと等しい周期の白黒の縦縞パターンの被写体を撮影した場合を一例として説明する。理解を容易にするために、白黒撮像素子4とカラー撮像素子5の画素配列は図3(a)に示すように同じ座標軸上に1つの模式図として示し、本実施形態の具体的な数値例を図3(b)に示す。また、水平方向x=i及び垂直方向y=jの座標を添え字(i,j)で示す。
図2に示すように、ステップS101では、座標(i,j)の位置にある画素の白黒撮像素子4の輝度信号出力Y(i,j)をもとにして、各画素における相関性の高い方向を表す相関方向指数D(i,j)を算出する。具体的な算出方法は、補間値を求める対象となっている着目画素の輝度信号をY(i,j)としたときに、上下に隣接する2画素の輝度信号Y(i,j-1)とY(i,j+1)の平均値Ya_v(i,j)と、左右に隣接する2画素Y(i-1,j)とY(i+1,j)の平均値Ya_h(i,j)とを算出し、これらの平均値と着目画素の輝度信号Y(i,j)との差分が小さい方向を相関性の高い方向とし、垂直方向の相関性が高い場合には相関方向指数D(i,j)=1、水平方向の相関性が高い場合には相関方向指数D(i,j)=0と定義すれば、次式によって算出することができる。
D(i,j)=0・・・(|Ya_v(i,j)−Y(i,j)|>|Ya_h(i,j)−Y(i,j)|の時)
=1・・・(|Ya_v(i,j)−Y(i,j)|=|Ya_h(i,j)−Y(i,j)|の時)
=1・・・(|Ya_v(i,j)−Y(i,j)|<|Ya_h(i,j)−Y(i,j)|の時) ・・・・(1)
ここで、|Ya_v(i,j)−Y(i,j)|=|Ya_h(i,j)−Y(i,j)|のときには水平方向、垂直方向ともに相関性の程度が同等なので、本実施形態では垂直方向を優先するものとした。ただし、これに限定されるわけではない。
次に、ステップS102では、カラー撮像素子5においてBのOCFが形成されているx=奇数、y=偶数の座標(以下、B画素あるいは座標(o,e)と称す)におけるG信号の補間値g(o,e)を次式によって算出する。具体的な算出方法は、着目画素の相関方向指数がD(i,j)=1のとき、すなわち垂直方向の相関が強い場合には上下に隣接する2画素のG信号G(i,j-1)とG(i,j+1)の平均値をG信号の補間値g(i,j)として算出し、着目画素の相関方向指数がD(i,j)=0のとき、すなわち水平方向の相関が強い場合には左右に隣接する2画素のG信号G(i-1,j)とG(i+1,j)の平均値をG信号の補間値g(i,j)として算出する。
g(i,j)=(G(i,j-1)+G(i,j+1))/2 ・・・(D(i,j)=1のとき)
g(i,j)=(G(i-1,j)+G(i+1,j))/2 ・・・(D(i,j)=0のとき) ・・・(2)
次に、ステップS103では、カラー撮像素子5においてRのOCFが形成されているx=偶数、y=奇数の座標(以下、R画素あるいは座標(e,o)と称す)におけるG信号の補間値g(e,o)を算出する。具体的な算出方法は、ステップS102と同様に相関方向画素のG信号の平均値をG信号の補間値g(i,j)として算出する。ステップS102及びS103による具体的な算出結果を図4(a)、(b)に示す。
次に、ステップS104では、カラー撮像素子5においてBのOCFが形成されている座標(o,e)におけるR信号の補間値r(o,e)を算出する。具体的な算出方法は、着目画素の白黒撮像素子4の出力Y(i,j)と、カラー撮像素子5の出力B(i,j)と、ステップS102で算出したG信号の補間値g(i,j)とを用いて、次式によって算出する。
r(i,j)=(Y(i,j)−0.6×g(i,j)−0.1×B(i,j))/0.3 ・・・・(3)
これによって座標(o,e)における画素の3原色は全て算出されるので、座標(o,e)における画素の色復調は完成する。この算出結果を図5(a)、(b)に示す。
次に、ステップS105では、カラー撮像素子5においてRのOCFが形成されている座標(e,o)におけるB信号の補間値b(e,o)を算出する。具体的な算出方法は、ステップS104と同様であり、B(i,j)の代わりにR(i,j)を用いて次式によって算出する。
b(i,j)=(Y(i,j)−0.6×g(i,j)−0.3×R(i,j))/0.1 ・・・・(4)
これによって座標(e,o)における画素の3原色は全て算出されるので、座標(e,o)における画素の色復調は完成する。この算出結果を図6(a)、(b)に示す。
次に、ステップS106では、カラー撮像素子5においてGのOCFが形成されている座標(e,e)の相関方向を相関方向指数D(e,e)を用いて判定する。ここで相関方向が縦である場合には、ステップS107aに移行して座標(e,e)におけるR信号の補間値r(e,e)を算出する。具体的な算出方法は、着目画素の上下に隣接する2画素のR信号R(i,j-1)とR(i,j+1)の平均値をR信号の補間値r(e,e)として算出する。この計算式を次式に示し、算出結果を図7(a)、(b)に示す。
r(i,j)=(R(i,j-1)+R(i,j+1))/2 ・・・・(5)
引き続きステップS108aでは、座標(e,e)におけるB信号の補間値b(e,e)を算出する。具体的な算出方法は、着目画素の白黒撮像素子4の輝度信号Y(i,j)と、カラー撮像素子5のG信号G(i,j)と、ステップS107aで算出したR信号の補間値r(i,j)とを用いて、次式によって算出する。
b(i,j)=(Y(i,j)−0.6×G(i,j)−0.3×r(i,j))/0.1 ・・・・(6)
これによって座標(e,e)における画素の3原色は全て算出されるので、座標(e,e)における画素の色復調は完成する。この算出結果を図8(a)、(b)に示す。
一方、ステップS106において相関方向が横であった場合には、ステップS107bに移行して座標(e,e)におけるB信号の補間値b(e,e)を算出し、ステップS108bにおいてR信号の補間値r(e,e)を算出する。具体的な算出方法は、相関方向が縦であった場合のステップS107a、108aと同様であり、B信号の補間値bの算出式とR信号の補間値rの算出式はそれぞれ以下のようになる。
b(i,j)=(B(i-1,j)+B(i+1,j))/2 ・・・・(7)
r(i,j)=(Y(i,j)−0.6×G(i,j)−0.1×b(i,j))/0.3 ・・・・(8)
次に、ステップS109に移行して、カラー撮像素子5においてGのOCFが形成されている座標(o,o)における相関方向を相関方向指数D(o,o)を用いて判定する。ここで、相関方向が縦である場合には、ステップS110aに移行して座標(o,o)におけるB信号の補間値b(o,o)を算出する。具体的な算出方法は、着目画素の上下に隣接している2画素のB信号B(i,j-1)とB(i,j+1)の平均値をB信号の補間値b(o,o)として算出する。この計算式を次式に示し、算出結果を図9(a)、(b)に示す。
b(i,j)=(B(i,j-1)+B(i,j+1))/2 ・・・・(9)
引き続きステップS111aでは、座標(o,o)におけるR信号の補間値r(o,o)を算出する。具体的な算出方法は、着目画素の白黒撮像素子4の輝度信号Y(i,j)と、カラー撮像素子5のG信号G(i,j)と、ステップS110aで算出したB信号の補間値b(i,j)とを用いて、次式によって算出する。
r(i,j)=(Y(i,j)−0.6×G(i,j)−0.1×b(i,j))/0.3 ・・・・(10)
これによって座標(o,o)における画素の3原色は全て算出されるので、座標(o,o)における画素の色復調は完成する。この算出結果を図10(a)、(b)に示す。
一方、ステップS109において相関方向が横であった場合には、ステップS110bに移行して座標(o,o)におけるR信号の補間値r(o,o)を算出し、ステップS111bにおいてB信号の補間値b(o,o)を算出する。具体的な算出方法は、相関方向が縦であった場合のステップS110a、111aと同様であり、R信号の補間値rの算出式とB信号の補間値bの算出式はそれぞれ以下のようになる。
r(i,j)=(R(i-1,j)+R(i+1,j))/2 ・・・・(11)
b(i,j)=(Y(i,j)−0.6×G(i,j)−0.3×r(i,j))/0.1 ・・・・(12)
これによって座標(o,o)における画素の3原色は全て算出されるので、座標(o,o)における画素の色復調は完成する。
こうして全ての座標に対する3原色信号が算出されると、本実施形態に係る撮像装置による補間処理は終了する。この結果、本実施形態に係る撮像装置によれば、従来の補間処理方法では偽色が発生してしまう高周波成分を含んだ縦縞模様に対しても、図10(b)に示すように、補間処理結果に偽色はなく入力画像を正しく再現できていることが分かる。
尚、上述した実施形態では、ステップS101において全ての座標の相関方向指数を算出しているが、相関方向指数を算出するタイミングについてはこれに限定されるわけではなく、相関方向指数を参照する各ステップ(S102、S103、S106、S109)においてそれぞれ算出してもよい。また、ステップS102、S103においてG信号の補間値を全座標について算出した後に、ステップS104で座標(o,e)の色復調を完成させ、更にその後にステップS105で座標(e,o)の色復調を完成させているが、処理の順序はこれに限定されるわけではなく、まずステップS103→S105の順序で座標(e,o)の色復調を完成させ、次にステップS102→S104の順序で座標(o,e)の色復調を完成させてもよい。あるいはステップS106→S107→S108を最初に処理することで座標(e,e)の色復調を最初に完成させてもよいし、ステップS109→S110→S111を最初に処理することで座標(o,o)の色復調を最初に完成させてもよい。本発明は、このように処理の順序を入れ換えたとしても、その概念及び効果に変わりはない。もちろん、ハードウェアによって並列同時処理を行っても同様である。
また、上述した実施形態では、ステップS101における相関方向指数の算出方法として、着目画素を狭持する隣接2画素の平均値と着目画素との差分を用いて算出したが、算出方法はこれに限定されるわけではなく、更に多くの隣接画素に適当なフィルター処理を施した値を用いて算出するなど、既存の任意の方法を用いることができる。
さらに、上述した実施形態では、ステップS102、S103、S107、S110における特定方向の補間値算出方法を、着目画素を狭持する隣接2画素の平均値としているが、算出方法はこれに限定されるわけではなく、更に多くの隣接画素に適当なフィルター処理を施した値を用いることもできる。
なお、本発明は、ハードウェアにより図1の補間処理部を構成する場合に限定されるものではなく、図2の手順を実行するコンピュータプログラムによるソフトウェアによって補間処理を行うこともできる。この場合、コンピュータプログラムは、記録媒体からコンピュータに取り込まれてもよいし、ネットワーク経由でコンピュータに取り込まれてもよい。
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した一実施形態に係る撮像装置及び撮像装置の補間処理方法によれば、輝度信号に基づいて各画素における相関性の高い方向を求め、この相関性の高い方向にある画素の色信号を用いて補間値を求めるので、高周波成分が多く含まれた画像であっても偽色のない良好な補間画像を得ることができる。
また、本発明を適用した一実施形態に係る撮像装置によれば、着目画素がB画素とR画素の場合には相関方向画素のG信号の平均値を補間値として求めるG信号補間部21と、着目画素がG画素の場合には相関方向画素に応じてR信号及びB信号の平均値を補間値として求めるR信号補間部23及びB信号補間部22とを備えているので、相関性の高い方向にある画素の色信号を用いて補間値を求めることができる。
さらに、本発明を適用した一実施形態に係る撮像装置によれば、G信号の補間値と輝度信号とB信号とを用いてR信号の補間値を算出する、あるいはB信号の補間値と輝度信号とG信号とを用いてR信号の補間値を算出するR補間値算出部31と、G信号の補間値と輝度信号とR信号とを用いてB信号の補間値を算出する、あるいはR信号の補間値と輝度信号とG信号とを用いてB信号の補間値を算出するB補間値算出部32とを備えているので、相関性の高い方向にある画素の色信号を用いて求められた補間値を用いて補間値を算出することができる。
なお、上述の実施形態は本発明の一例である。したがって、本発明は、上述の実施形態に限定されるわけではなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 撮像装置
2 レンズ
3 分離光学系
4 白黒撮像素子
5 カラー撮像素子
6 補間処理部
11 相関方向指数算出部
12 信号補間部
13 補間値算出部
21 G信号補間部
22 R信号補間部
23 B信号補間部
31 R補間値算出部
32 B補間値算出部

Claims (3)

  1. 被写体を撮像して輝度信号を出力する第1撮像素子と、
    被写体を撮像してR信号とG信号とB信号との各色信号をベイヤ配列に従って出力する前記第1撮像素子と同じ画素数の第2撮像素子と、
    前記輝度信号に基づいて各画素における相関性の高い方向を表す相関方向指数を算出する相関方向指数算出部と、
    補間値を求める対象の着目画素に対して、前記相関方向指数に基づいて相関性の高い方向に位置する相関方向画素を求め、前記相関方向画素の色信号によって前記着目画素における色信号の補間値を求める信号補間部と、
    前記信号補間部で求められた色信号の補間値と前記輝度信号と前記第2撮像素子から出力された色信号とを用いて、求められていない色信号の補間値を算出する補間値算出部とを備え
    前記信号補間部は、
    前記着目画素が前記B信号を出力するB画素と前記R信号を出力するR画素との場合には、前記相関方向画素のG信号の平均値を補間値として求めるG信号補間部と、
    前記着目画素が前記G信号を出力するG画素の場合であって、かつ、前記相関方向画素が前記R画素のときには前記相関方向画素のR信号の平均値を補間値として求めるR信号補間部と、
    前記着目画素が前記G信号を出力するG画素の場合であって、かつ、前記相関方向画素が前記B画素のときには前記相関方向画素のB信号の平均値を補間値として求めるB信号補間部と
    を備えていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補間値算出部は、
    前記B画素において前記G信号の補間値と前記輝度信号と前記B信号とを用いてR信号の補間値を算出し、前記G画素において前記B信号の補間値と前記輝度信号と前記G信号とを用いてR信号の補間値を算出するR補間値算出部と、
    前記R画素において前記G信号の補間値と前記輝度信号と前記R信号とを用いてB信号の補間値を算出し、前記G画素において前記R信号の補間値と前記輝度信号と前記G信号とを用いてB信号の補間値を算出するB補間値算出部と
    を備えていることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 第1撮像素子によって被写体を撮像して輝度信号を出力するステップと、
    前記第1撮像素子と同じ画素数の第2撮像素子によって被写体を撮像してR信号とG信号とB信号との各色信号をベイヤ配列に従って出力するステップと、
    前記輝度信号に基づいて各画素における相関性の高い方向を表す相関方向指数を算出する相関方向指数算出ステップと、
    補間値を求める対象の着目画素に対して、前記相関方向指数に基づいて相関性の高い方向に位置する相関方向画素を求め、前記相関方向画素の色信号によって前記着目画素における色信号の補間値を求める信号補間ステップと、
    前記信号補間ステップで求められた色信号の補間値と前記輝度信号と前記第2撮像素子から出力された色信号とを用いて、求められていない色信号の補間値を算出する補間値算出ステップと
    を含み、
    前記信号補間ステップは、
    前記着目画素が前記B信号を出力するB画素と前記R信号を出力するR画素との場合には、前記相関方向画素のG信号の平均値を補間値として求めるG信号補間ステップと、
    前記着目画素が前記G信号を出力するG画素の場合であって、かつ、前記相関方向画素が前記R画素のときには前記相関方向画素のR信号の平均値を補間値として求めるR信号補間ステップと、
    前記着目画素が前記G信号を出力するG画素の場合であって、かつ、前記相関方向画素が前記B画素のときには前記相関方向画素のB信号の平均値を補間値として求めるB信号補間ステップと
    を含むことを特徴とする撮像装置の補間処理方法。
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