JP5672625B2 - 洗浄水タンク装置、及び、それを備えた水洗大便器 - Google Patents
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Description
また、近年、ローシルエットの便器がデザイン性向上の要望に答えるために採用されるようになり、そのため、洗浄水タンクの高さを低くしなければならず、高さを低くした分洗浄水タンクの洗浄水容量を確保するため、洗浄水タンク平面を広く、例えば、底面の幅方向の長さを長くする必要があった。
このように構成された本発明においては、給水装置により洗浄水タンク内に給水される洗浄水の止水水位を水位検出手段により検出する際、便器本体の陶器誤差等により、便器本体の上方に取付けられた洗浄水タンクが洗浄水タンクの底面部の長手方向に対して上下方向に傾いていても、水位検出手段が洗浄水タンクの底面部の長手方向のほぼ中央領域に設けられているので、予め定められた止水水位と水位検出手段により検出された止水水位との差が小さくなり、正確に止水水位を検出することができる。その結果、洗浄水タンク内に給水される洗浄水を確実に予め定められた止水水位に貯水することができ、それにより、安定した便器本体への洗浄水の供給を行うことができる。
さらに、このように構成された本発明においては、給水装置の吐水口から、洗浄水タンクの底面部の長手方向に沿った壁の水位検出手段が設けられた一方の壁に対向する他方の壁を指向して吐水を行うので、フロートスイッチ周辺の水位が乱れることがなく、より正確に止水水位を検出することができる。よって、洗浄水タンク内の洗浄水をより確実に予め定められた止水水位まで貯水することができ、安定した便器本体への洗浄水の供給を行うことができる。
このように構成された本発明においては、水位検出手段が、水位検出手段により検出される洗浄水タンクの洗浄水の貯水量が予め定められた洗浄水の貯水量に比して、洗浄水タンクの底面部の長手方向に沿った上下方向の1度の傾きに対して±100ミリリットルの洗浄水の貯水量の差異内に収まるような領域に設けられているので、±100ミリリットルの洗浄水の貯水量の誤差範囲内でほぼ正確に止水水位を検出することができる。よって、洗浄水タンク内に給水される洗浄水をより確実に予め定められた止水水位まで貯水することができ、安定した便器本体への洗浄水の供給を行うことができる。
このように構成された本発明においては、水位検出手段としてフロートスイッチを使用しているので、低コストで正確に洗浄水の止水水位を検出することができる。よって、低コストで洗浄水タンク内に給水される洗浄水を確実に予め定められた止水水位まで貯水することができ、安定した便器本体への洗浄水の給水を行うことができる。
このように構成された本発明においては、水深の比較的浅い所に水位検出手段が設けられているため、止水水位の上下方向に発生する洗浄水の乱れの影響を受けることが少ないので、より正確に止水水位を検出することができる。よって、洗浄水タンク内の洗浄水をより確実に予め定められた止水水位まで貯水することができ、安定した便器本体への洗浄水の供給を行うことができる。
このように構成された本発明においては、洗浄水タンク装置から安定した便器本体への洗浄水の供給が行われるので、便器本体での洗浄性能が安定する。
まず、図1乃至図3により、本発明の実施形態による洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器を説明する。
図1は本発明の実施形態による洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器を示す側面断面図であり、図2は図1に示す水洗大便器から洗浄水タンク装置を取り外した状態の便器本体を示す平面図であり、図3は図1に示す水洗大便器を示す正面一部断面図である。
図4は本発明の実施形態による洗浄水タンク装置を示す平面図であり、図5は図4のV−V線に沿って見た断面図であり、図6は図4の洗浄水タンク装置を示す正面断面図である。
なお、図5及び図6において、洗浄水タンク20内の製品として予め定められた止水水位をWL1で示している。
なお、洗浄水タンク20は、他に、3.8リットル乃至6リットルの洗浄水量を貯水するものであってもよい。
給水バルブ32は、フロートスイッチ28の水位検知情報に基づいてコントローラ(図示せず)からの指令により開閉動作が制御され、給水装置24の給水口34から洗浄水タンク20内への洗浄水の給水又は止水が切り替えられるようになっている。また、図4に示すように、吐水口34は、洗浄水タンク20のフロートスイッチ28が設けられた側の壁20aの逆側の壁20bを指向して吐水を行うようになっている。
また、洗浄水タンク20の排水口22の周辺部には、排水弁38の上下動をガイドし且つ高さ位置を規制するガイド部材42が取り付けられている。
駆動装置40が玉鎖46を上方に引き上げるように回転軸44を回転させると、オーバーフロー管36が玉鎖46と共に上昇し、駆動装置40が玉鎖46を引き下げるように回転軸44を回転させると、オーバーフロー管36が玉鎖46と共に下降するようになっている。
例えば、軸心部28aが、洗浄水タンク20の底面部21の長手方向中心位置から長手方向左右に±25mm以内の範囲に配置されるのが好ましい。フロートスイッチ28の軸心部28aは、洗浄水タンク20の底面部21の短手方向中央からやや便器正面方向よりに配置されるが、より短手方向中央に近い方が正確に水位を検出するためには好ましい。
さらに、フロートスイッチ28は、傾斜している洗浄水タンク20の底面部21の高い方の領域の上方に配置されている。
まず、洗浄水タンク20内には、止水水位WL1まで洗浄水が満たされている。この状態で使用者が、便器使用後に、例えば、大洗浄用の操作ボタン(図示せず)を押すと、この操作ボタン(図示せず)からの信号がコントローラ(図示せず)に送信され、駆動装置40が駆動する。そして、回転軸44が回転し、回転軸44の先端に取り付けられている玉鎖46が上方へ引き上げられ、オーバーフロー管36及び排水弁38が一体的に上昇し、排水口22(排水口シール部48)が開放され、洗浄水タンク20内の洗浄水が排水口22から便器本体2の導水路6に供給される。
このように、洗浄水タンク20が上下方向に傾いて設置されている場合には、フロートスイッチ28を洗浄水タンク20の長手方向の両端に近い位置に取り付けた場合には、洗浄水量を、実際の水量よりも、少なく(又は多く)検知してしまうという問題が発生する。
2 便器本体
4 ボウル部
12 第1吐水口
14 溜水部
16 第2吐水口
18 洗浄水タンク装置
20 洗浄水タンク
20a,20b 壁
21 底面部
22 排水口
24 給水装置
26 排水装置
28 フロートスイッチ
28a 軸心部
30 定流量弁
32 給水バルブ
34 給水口
36 オーバーフロー管
38 排水弁
40 駆動装置
42 ガイド部材
44 回転軸
46 玉鎖
Claims (5)
- 便器本体を洗浄する洗浄水を貯水する洗浄水タンクと、
上記洗浄水タンク内に洗浄水を給水する給水装置と、
上記洗浄水タンクの底面部に設けられ上記洗浄水タンク内の洗浄水を上記便器本体に排水する排水装置と、
上記洗浄水タンク内の上方に設けられ上記給水装置により上記洗浄水タンク内に給水される洗浄水の止水水位を検出する水位検出手段と、を備え、
上記洗浄水タンクは、上記便器本体の上方に取付けられ、その高さが上記底面部の長手方向の長さより短い扁平形タンクであり、
上記水位検出手段は、上記洗浄水タンクの底面部の長手方向のほぼ中央領域に設けられ、上記水位検出手段が、上記洗浄水タンクの底面部の長手方向に沿った一方の壁の近傍に設けられ、上記給水装置は、その吐水口が上記洗浄水タンクの上記一方の壁に対向する他方の壁を指向するように設けられていることを特徴とする洗浄水タンク装置。 - 上記洗浄水タンクの長手方向のほぼ中央領域は、上記水位検出手段により検出された上記洗浄水タンクの洗浄水の貯水量が予め定められた洗浄水の貯水量に比して上記洗浄水タンクの底面部の長手方向に沿った上下方向の1度の傾きに対して±100ミリリットルの洗浄水の貯水量の誤差範囲内に収まるような領域である請求項1に記載の洗浄水タンク装置。
- 上記水位検出手段は、フロートスイッチである請求項1又は2記載の洗浄水タンク装置。
- 上記排水装置の排水口は、上記洗浄水タンクの底面部のほぼ中央領域に形成され、上記洗浄水タンク内の底面部は、その底面部の短手方向に沿って、洗浄水タンクの底面部の長手方向に沿って設けられた壁から上記排水装置の排水口に向かって下方に傾斜するように形成され、上記水位検出手段は、洗浄水タンクの底面部の短手方向に沿った上記底面部の高い方の領域の上方に設けられている請求項1乃至3の何れか1項に記載の洗浄水タンク装置。
- 請求項1乃至4の何れか1項に記載の洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器。
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