JP5672131B2 - スタンバイ四輪駆動車 - Google Patents
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図1は本発明を適用するスタンバイ四輪駆動車の一例を示す概略構成図である。
エンジン1は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の動力装置であって、例えば、吸気通路に設けられたスロットルバルブ(図示せず)のスロットル開度(吸気空気量)、燃料噴射量、点火時期などの運転状態を制御できるように構成されている。
トランスアクスル2は、トルクコンバータ、自動変速機(AT)、及び、フロントデファレンシャルギヤ3などを備えている。
ディスコネクト機構8(駆動力係合解放機構)は、フロントデファレンシャルギヤ3とトランスファ9との間に設けられており、フロントデファレンシャルギヤ3とトランスファ9(プロペラシャフト10)との間でトルク伝達(駆動力伝達)を行う伝達状態と、トルク伝達を行わない非伝達状態(遮断状態)とを切り替えるように構成されている。
トランスファ9は、上記フロントデファレンシャルギヤ3のデフケース32にディスコネクト機構8を介して連結可能となっている。トランスファ9は、ディスコネクト機構8のトランスファ側係合プレート82に回転一体に連結されたドライブギヤ91と、このドライブギヤ91に噛み合うドリブンギヤ92とを備えている。ドリブンギヤ92にはプロペラシャフト10が回転一体に連結されている。プロペラシャフト10は、電子制御カップリング11、リアデファレンシャルギヤ12、及び、後輪車軸14L、14Rを介して左右の後輪13L,13Rに連結されている。そして、上記フロントデファレンシャルギヤ3からトランスファ9にて伝達された駆動力は、プロペラシャフト10及び電子制御カップリング11に伝達され、その電子制御カップリング11が係合状態(カップリングトルク伝達状態)であるときに、駆動力がリアデファレンシャルギヤ12及び後輪車軸14L,14Rを介して左右の後輪13L,13Rに伝達(配分)される。その後輪車軸14L,14Rの回転数(後輪13L,13Rの回転数(車輪速))はRr軸回転数センサ103(図2参照)によって検出される。
電子制御カップリング11(駆動力係合解放機構)は、パイロットクラッチ式のものであって、例えば、多板摩擦クラッチで構成されたメインクラッチ、パイロットクラッチ(電磁多板クラッチ)、カム機構及び電磁石などを備えており、電磁石の電磁力によってパイロットクラッチが係合され、その係合力をカム機構にてメインクラッチに伝達することにより、メインクラッチが係合するように構成されている(具体的な構成については、例えば、特開2010−254135公報参照)。
ブレーキシステムは、左右の前輪4L,4Rに設けられたフロントブレーキ(油圧ブレーキ)6L,6R、及び、左右の後輪13L,13Rに設けられたリアブレーキ(油圧ブレーキ)15L,15Rなどを備えている。これらフロントブレーキ6L,6R及びリアブレーキ15L,15Rは、例えばディスクブレーキであって、ディスクロータ及びブレーキキャリパを備えている。そのブレーキキャリパには、ディスクロータの両側面に配置される左右一対のブレーキパッドが保持されている。
ECU100は、エンジン1の運転制御などを実行する電子制御装置であって、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びバックアップRAMなどを備えている。
次に、ECU100が実行する、ディスコネクト機構8及び電子制御カップリング11の係合解放制御について図3のフローチャートを参照して説明する。図3の制御ルーチンはECU100において所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返して実行される。
図6は本発明を適用するスタンバイ四輪駆動車の一例を示す概略構成図である。
エンジン301は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の動力装置であって、例えば、吸気通路に設けられたスロットルバルブ(図示せず)のスロットル開度(吸気空気量)、燃料噴射量、点火時期などの運転状態を制御できるように構成されている。
トランスアクスル302は、上記した[実施形態1]と同様なトルクコンバータ及び自動変速機などを備えている。トランスアクスル302の出力軸321(自動変速機の出力軸)はリアプロペラシャフト311に連結されており、トランスアクスル302からリアプロペラシャフト311に伝達された駆動力は、リアデファレンシャルギヤ312及び後輪車軸314L,314Rを介して左右の後輪313L,313Rに伝達される。その後輪車軸314L,314Rの回転数(後輪313L,313Rの回転数(車輪速))はRr軸回転数センサ403(図7参照)によって検出される。
トランスファ310は、ドライブスプロケット310a、ドリブンスプロケット310b、及び、これらドライブスプロケット310aとドリブンスプロケット310bとの間に巻き掛けられたチェーン310cなどを備えている。ドライブスプロケット310aはリアプロペラシャフト311(トランスアクスル302の出力軸321)に回転一体に取り付けられている。ドリブンスプロケット310bには、後述するディスコネクト機構309のトランスファ側係合プレート391が回転一体に取り付けられている。
ディスコネクト機構309(駆動力係合解放機構)は、トランスファ310とフロントプロペラシャフト308との間に設けられており、トランスファ310とフロントプロペラシャフト308との間でトルク伝達(駆動力伝達)を行う伝達状態と、トルク伝達を行わない非伝達状態(遮断状態)とを切り替えるように構成されている。
ブレーキシステムは、左右の前輪304L,304Rに設けられたフロントブレーキ(油圧ブレーキ)306L,306R、及び、左右の後輪313L,313Rに設けられたリアブレーキ(油圧ブレーキ)315L,315Rなどを備えている。これらフロントブレーキ306L,306R及びリアブレーキ315L,315Rは、例えばディスクブレーキであって、ディスクロータ及びブレーキキャリパを備えている。そのブレーキキャリパには、ディスクロータの両側面に配置される左右一対のブレーキパッドが保持されている。
ECU400は、エンジン301の運転制御などを実行する電子制御装置であって、上記した[実施形態1]と同様に、CPU、ROM、RAM及びバックアップRAMなどを備えている。
次に、ECU400が実行する、ADD装置330及びディスコネクト機構309の係合解放制御について図8のフローチャートを参照して説明する。図8の制御ルーチンはECU400において所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返して実行される。
2,302 トランスアクスル
3,303 フロントデファレンシャルギヤ
330 ADD装置(駆動力係合解放機構)
4L,4R 前輪(駆動輪)
304L,304R 前輪(従動輪)
5L,5R,305L,305R 前輪車軸
6L,6R,306L,306R フロントブレーキ
7L,7R,307L,307R 回生ブレーキ
8,309 ディスコネクト機構(駆動力係合解放機構)
80,390 ディスコネクトアクチュエータ
92 ドリブンギヤ
10 プロペラシャフト
11 電子制御カップリング(駆動力係合解放機構)
12,312 リアデファレンシャルギヤ
13L,13R 後輪(従動輪)
313L,313R 後輪(駆動輪)
14L,14R,314L,314R 後輪車軸
15L,15R,315L,315R リアブレーキ
100,400 ECU
101,401 アクセル開度センサ
102,402 Fr軸回転数センサ
103,403 Rr軸回転数センサ
104,404 プロペラシャフト回転数センサ
105,405 ブレーキペダルセンサ
110,310 バッテリ
Claims (2)
- 駆動力源に連結された駆動輪と、前記駆動輪にプロペラシャフトを介して連結可能な従動輪と、前記駆動輪と前記プロペラシャフトとの間に設けられた駆動力係合解放機構と、前記プロペラシャフトと前記従動輪との間に設けられた駆動力係合解放機構とを備え、前記駆動輪で車両を駆動する二輪駆動状態と、前記駆動輪及び従動輪の両方で車両を駆動する四輪駆動状態とに切り替え可能であるとともに、二輪駆動状態のときには前記2つの駆動力係合解放機構の両方を解放するように構成されたスタンバイ四輪駆動車において、
車軸に配置され、車両の慣性エネルギを電力エネルギに変換して回収する回収手段と、
ブレーキ作動による制動時に、前記回生手段が配置されている車軸と前記プロペラシャフトとが非連結状態であって、前記プロペラシャフトの回転数が、前記回生手段が配置されている車軸の回転数に当該車軸と前記プロペラシャフトとの間のギヤ比を乗算した値よりも大きい場合に、前記2つの駆動力係合解放機構の一方を係合して、前記回生手段が配置されている車軸と前記プロペラシャフトとを連結状態にする係合解放制御手段とを備えていることを特徴とするスタンバイ四輪駆動車。 - 駆動力源に連結された駆動輪と、前記駆動輪にプロペラシャフトを介して連結可能な従動輪と、前記駆動輪と前記プロペラシャフトとの間に設けられた駆動力係合解放機構と、前記プロペラシャフトと前記従動輪との間に設けられた駆動力係合解放機構とを備え、前記駆動輪で車両を駆動する二輪駆動状態と、前記駆動輪及び従動輪の両方で車両を駆動する四輪駆動状態とに切り替え可能であるとともに、二輪駆動状態のときには前記2つの駆動力係合解放機構の両方を解放するように構成されたスタンバイ四輪駆動車において、
車軸に配置され、車両の慣性エネルギを電力エネルギに変換して回収する回収手段と、
ブレーキ作動による制動時に、前記回生手段が配置されている車軸と前記プロペラシャフトとが非連結状態であって、前記プロペラシャフトの回転数を当該プロペラシャフトと前記回生手段が配置されている車軸との間のギヤ比で除算した値が、前記回生手段が配置されている車軸の回転数よりも大きい場合に、前記2つの駆動力係合解放機構の一方を係合して、前記回生手段が配置されている車軸と前記プロペラシャフトとを連結状態にする係合解放制御手段とを備えていることを特徴とするスタンバイ四輪駆動車。
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