JP5671769B1 - 2軸式上掛け水車 - Google Patents
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Abstract
【課題】水平方向に放流した直後の水流を受止め可能とした2軸式上掛け水車。【解決手段】水路11の斜路12に沿って2軸16の間をかけ回したエンドレスの一対の回転体14と、回転体に固定された複数のバケット15と、水路の水流放出部21の水路底11aに適当な傾斜を持たせると同時に、放出部の直上流に設けた固定もしくは可動堰22からなる放出直前の方向・流速および水面形をコントロールする手段と、堰の下流において水路底に開放可能に設けた底板23と、底板の下流において前記回転体側に垂設した遮水板24とを備え、発電時には水路勾配と堰とを用いて水流の方向・流速をコントロールしつつバケットに放流された流水を導入させ、非発電時には堰を用いて水流の水面形をコントロールしつつ回転体側に垂設した遮水板により回転体の逆回転を防ぐとともに、開放した底板部分から回転体と斜路の間の狭い空間に流水を導入する。【選択図】図1
Description
この発明は水平方向に放流した直後の水流を下記の機構によって効果的に受け止めることのできる2軸式上掛け水車に関するものである。
[小水力発電におけるゴミ対策の実情]
現在、除塵装置が不要な水車形式は、上掛け水車(通常落差ΔH=6m程度まで)に限られている。小さなゴミを問題としない機種はいくつか存在するものの、大きなゴミまで対処可能なものは、上掛け水車くらいしかないのが実情である。
しかるに、ひとたび除塵装置を設置するとなると大きな初期投資が必要になるばかりでなく、完成後の維持管理においても捕捉した塵を処理するための経費が将来にわたって掛かり続けることとなる。そのため小水力発電にとって、塵問題は採算性確保の上で、無視することのできない大きな課題である。
現在、除塵装置が不要な水車形式は、上掛け水車(通常落差ΔH=6m程度まで)に限られている。小さなゴミを問題としない機種はいくつか存在するものの、大きなゴミまで対処可能なものは、上掛け水車くらいしかないのが実情である。
しかるに、ひとたび除塵装置を設置するとなると大きな初期投資が必要になるばかりでなく、完成後の維持管理においても捕捉した塵を処理するための経費が将来にわたって掛かり続けることとなる。そのため小水力発電にとって、塵問題は採算性確保の上で、無視することのできない大きな課題である。
[課題の解決法]
そこで本発明者は落差1m以上に適用可能で除塵装置を必要としない水車形式として、回転部を上下両端の2か所に持ち、その回転部をつなぐ一対の落差に応じた組数のチェーンや長さを有するベルトに、やはり落差に応じた数のバケットを固定し、ベルトコンベア状に旋回する開放型の2軸式上掛け水車を提案する。
そこで本発明者は落差1m以上に適用可能で除塵装置を必要としない水車形式として、回転部を上下両端の2か所に持ち、その回転部をつなぐ一対の落差に応じた組数のチェーンや長さを有するベルトに、やはり落差に応じた数のバケットを固定し、ベルトコンベア状に旋回する開放型の2軸式上掛け水車を提案する。
2軸水車に関しては、これまで多くの形式が提案されてきたが、いずれもパイプ等から鉛直に落下する水をバケットで受け止めるもので、塵の流れる一般の開水路から水平方向に放出された水に対して適用することはできない。すなわち、一般の開水路で利用されている上掛け水車(1軸)と同様に、水平方向に放出されて放物線の弧を描いて落下する水流を放流口近くでバケットに受け止める形式のものはこれまで存在しなかったのである。例えば、落差ΔH=10m前後の低落差発電において採算性を確保するためには、1m3/s(毎秒1立米)のような非常に大きな水量が必要となり、その大量の水を水路端の近くで効率よく受け止めるためには技術的に種々の工夫が必要となる。
そこで本発明者は、水平方向に放流した直後の水流を効果的に受け止めることのできる2軸式上掛け水車の開発に鋭意努めてきた。その1例を図5に示す。
図5の2軸式上掛け水車においては、回転体(ベルトもしくはチェーン)101に対してバケット102の上端付近を固定したものである。この場合、放流された水流が上側の回転軸103でターンしたバケット102の外壁(背中)によってはじかれてしまい、流水をスムースにバケット102の中に収めることが難しいという問題が見つかった。
図5の2軸式上掛け水車においては、回転体(ベルトもしくはチェーン)101に対してバケット102の上端付近を固定したものである。この場合、放流された水流が上側の回転軸103でターンしたバケット102の外壁(背中)によってはじかれてしまい、流水をスムースにバケット102の中に収めることが難しいという問題が見つかった。
以上の点に鑑み、本発明者は、水平方向に放流した直後の水流を下記の機構によって効果的に受け止めることのできる2軸式上掛け水車を開発したものである。
1)回転体(ベルトもしくはチェーン)に対してバケットの下端付近を固定した場合、上側の回転軸でターンしたバケットの外壁が放流された水流の下方より進入し、放流された水流下端の曲線にほぼ平行になるため、流水をスムースにバケットの中に収めることができるのである。
2)バケットの内壁の天端付近に返しを設置することにより、バケットの外壁に沿ってバケット内に流れ込んだ水が、その勢いによりそのままバケットの底でUターンし、バケットの内壁に沿って移動してそのまま外に出てしまうことを防ぐことができる。
3)放出部の水路底に適当な傾斜を持たせると同時に、放出部直上流に小さな固定もしくは可動堰を設け、放流直前の方向・流速をコントロールし、放出された水がスムースにバケットの中に入るように調整する。
4)非発電時には、水路底に設定された開放可能な底板を開放したとき、前記堰により水面形が調整され、非発電時に水の通り道となる回転体(ベルトもしくはチェーン)と斜路の間の狭い空間に精度よく水を送り込むことができる。
この発明の2軸式上掛け水車では、前記開放可能な底板の下流において前記回転体側に垂設した遮水板をも備え、水路底を開放したとき流水がバケットにかかり、前記回転体が逆回転するのを防ぐ役割を果たしている。またそうした回転体と斜路との間に流水を導いているとき、回転体やバケット等のメンテナンス等を行うことができるのである。
1)回転体(ベルトもしくはチェーン)に対してバケットの下端付近を固定した場合、上側の回転軸でターンしたバケットの外壁が放流された水流の下方より進入し、放流された水流下端の曲線にほぼ平行になるため、流水をスムースにバケットの中に収めることができるのである。
2)バケットの内壁の天端付近に返しを設置することにより、バケットの外壁に沿ってバケット内に流れ込んだ水が、その勢いによりそのままバケットの底でUターンし、バケットの内壁に沿って移動してそのまま外に出てしまうことを防ぐことができる。
3)放出部の水路底に適当な傾斜を持たせると同時に、放出部直上流に小さな固定もしくは可動堰を設け、放流直前の方向・流速をコントロールし、放出された水がスムースにバケットの中に入るように調整する。
4)非発電時には、水路底に設定された開放可能な底板を開放したとき、前記堰により水面形が調整され、非発電時に水の通り道となる回転体(ベルトもしくはチェーン)と斜路の間の狭い空間に精度よく水を送り込むことができる。
この発明の2軸式上掛け水車では、前記開放可能な底板の下流において前記回転体側に垂設した遮水板をも備え、水路底を開放したとき流水がバケットにかかり、前記回転体が逆回転するのを防ぐ役割を果たしている。またそうした回転体と斜路との間に流水を導いているとき、回転体やバケット等のメンテナンス等を行うことができるのである。
すなわちこの発明の2軸式上掛け水車は、
水路の斜路に沿って2軸の間をかけ回したエンドレスの一対の回転体と、
該回転体に固定された複数のバケットと、
水路の水流放出部の水路底に適当な傾斜を持たせると同時に、放出部の直上流に設けた可動堰からなる放出直前の方向・流速および水面形をコントロールする手段と、
前記可動堰の下流において水路底に開放可能に設けた底板と、
前記底板の下流において前記回転体側に垂設した遮水板とを備え、
発電時には前記水路勾配と堰とを用いて水流の方向・流速をコントロールしつつ前記バケットに放流された流水を導入させ、非発電時には前記可動堰を用いて水流の水面形をコントロールしつつ前記回転体側に垂設した遮水板により前記回転体が逆回転するのを防ぐとともに、開放した底板部分から回転体と斜路の間の狭い空間に流水を導入するようにしたことを特徴とするものである。
水路の斜路に沿って2軸の間をかけ回したエンドレスの一対の回転体と、
該回転体に固定された複数のバケットと、
水路の水流放出部の水路底に適当な傾斜を持たせると同時に、放出部の直上流に設けた可動堰からなる放出直前の方向・流速および水面形をコントロールする手段と、
前記可動堰の下流において水路底に開放可能に設けた底板と、
前記底板の下流において前記回転体側に垂設した遮水板とを備え、
発電時には前記水路勾配と堰とを用いて水流の方向・流速をコントロールしつつ前記バケットに放流された流水を導入させ、非発電時には前記可動堰を用いて水流の水面形をコントロールしつつ前記回転体側に垂設した遮水板により前記回転体が逆回転するのを防ぐとともに、開放した底板部分から回転体と斜路の間の狭い空間に流水を導入するようにしたことを特徴とするものである。
この発明の2軸式上掛け水車において、前記バケットは、前記回転体に対してバケットの下端付近を固定することにより、上側の回転軸でターンしたバケットの外壁が水流下端の曲線にほぼ平行になり、放流された水流の下方より進入する際、放流された流水をスムースにバケット内に導入することができるようにしたことをも特徴とするものである。
この発明の2軸式上掛け水車において、前記バケットは、内壁の天端付近に返しを設けてあり、バケットの中に流れ込んだ水が、その勢いによりバケットの底でUターンして、そのままバケットの外に出てしまうことを防ぐことができるようにしたことをも特徴とするものである。
この発明の2軸式上掛け水車によれば、次のような効果を奏することが期待される。
<可動堰の効果>
請求項1の2軸式上掛け水車によれば、発電時には可動堰によりバケットの流れ込む放出直前の流速をコントロールし、水をバケットに無駄なく導入することができる。
他方、非発電時には底板を開放して水の通り道となる回転体(ベルトもしくはチェーン)と斜路の間の狭い空間に精度よく水を送り込むことができるよう、前記可動堰により水面形を調整する。
<可動堰の効果>
請求項1の2軸式上掛け水車によれば、発電時には可動堰によりバケットの流れ込む放出直前の流速をコントロールし、水をバケットに無駄なく導入することができる。
他方、非発電時には底板を開放して水の通り道となる回転体(ベルトもしくはチェーン)と斜路の間の狭い空間に精度よく水を送り込むことができるよう、前記可動堰により水面形を調整する。
請求項2の2軸式上掛け水車によれば、前記バケットは、前記回転体に対してバケットの下端付近を固定することにより、上側の回転軸でターンしたバケットの外壁が放流された水流の下方より進入する際、水流下端の曲線にほぼ平行になり、放流された流水をスムースにバケット内に導入することができる。
請求項3の2軸式上掛け水車によれば、前記バケットは、内壁の天端付近に返しを設けてあり、バケットの中に流れ込んだ水が、その勢いによりそのままバケットの外に出てしまうことを防ぐことができる。
以下、本発明の2軸式上掛け水車の1実施例を図面に基いて説明する。
図1ないし図4に示すように、この実施例における2軸式上掛け水車は、水路11に設けた落差1m以上、望ましくは2〜15mの斜路12の両側壁12−1,12−2上に2軸にて左右一対のガイド13,13を設置したものである。
その上で、上下2軸間のガイド13,13の周囲に沿ってエンドレスの回転体(ベルトもしくはチェーン)14を張り渡し、前記軸に取り付けた歯車等を介して発電機に連結している。
該左右の回転体14間には所定間隔で複数のバケット15を差し渡し、前記回転体14に下端付近において固定してある。
このように、回転体14に対してバケット15の下端付近を固定したことにより、スムースに放流された流水をバケット15内に導入することができる。
図1ないし図4に示すように、この実施例における2軸式上掛け水車は、水路11に設けた落差1m以上、望ましくは2〜15mの斜路12の両側壁12−1,12−2上に2軸にて左右一対のガイド13,13を設置したものである。
その上で、上下2軸間のガイド13,13の周囲に沿ってエンドレスの回転体(ベルトもしくはチェーン)14を張り渡し、前記軸に取り付けた歯車等を介して発電機に連結している。
該左右の回転体14間には所定間隔で複数のバケット15を差し渡し、前記回転体14に下端付近において固定してある。
このように、回転体14に対してバケット15の下端付近を固定したことにより、スムースに放流された流水をバケット15内に導入することができる。
他方、前記水路11の水流放出部21の水路底11aに適当な傾斜を持たせている。本例では放物線のような曲線を形成してある。
同時に水流放出部21の直上流には可動堰22からなる放出直前の流速をコントロールする手段が設けてある。すなわち、前記可動堰22は角度が可変となるように首振り可能に構成されており、その角度を流速の調整をするために変えるのである。もちろん、前記可動堰22を水路底に出没かつ高さ調整可能に設けてもよい。
また、前記回転体14と斜路12の間の狭い空間Nに流水を導入するために、前記可動堰22の下流において水路底に設けた底板23は開放可能としている。そして前記空間Nの回転体14の上流側において、前記斜路12に対向するよう遮水板24が垂設してある。
同時に水流放出部21の直上流には可動堰22からなる放出直前の流速をコントロールする手段が設けてある。すなわち、前記可動堰22は角度が可変となるように首振り可能に構成されており、その角度を流速の調整をするために変えるのである。もちろん、前記可動堰22を水路底に出没かつ高さ調整可能に設けてもよい。
また、前記回転体14と斜路12の間の狭い空間Nに流水を導入するために、前記可動堰22の下流において水路底に設けた底板23は開放可能としている。そして前記空間Nの回転体14の上流側において、前記斜路12に対向するよう遮水板24が垂設してある。
したがって、発電時には前記可動堰22の角度を調整し、適切な流速を維持するとともに前記底板23を閉鎖しておくことにより、放流された流水をスムースにバケット15内に導入することができる。
他方、非発電時には前記可動堰22を起立させ、放出直前の水面形をコントロールするとともに前記底板23を開放することにより、前記回転体14の上流側において前記斜路12に対向するよう垂設した遮水板24に水流を当てて、前記回転体14と斜路12の間の狭い空間Nに流水を導入すれば、前記バケット15を介して前記回転体14を逆回転させることを回避することができる。
ちなみに、前記可動堰22を起立させれば、放出直前の流水は該可動堰22でせき止められる形となり、底板23を開放した場合その上流側で前記可動堰22を越流し、その後下向きとなる水面形を形成することができ、前記斜路12に沿って流下させることができるようになるのである。
他方、非発電時には前記可動堰22を起立させ、放出直前の水面形をコントロールするとともに前記底板23を開放することにより、前記回転体14の上流側において前記斜路12に対向するよう垂設した遮水板24に水流を当てて、前記回転体14と斜路12の間の狭い空間Nに流水を導入すれば、前記バケット15を介して前記回転体14を逆回転させることを回避することができる。
ちなみに、前記可動堰22を起立させれば、放出直前の流水は該可動堰22でせき止められる形となり、底板23を開放した場合その上流側で前記可動堰22を越流し、その後下向きとなる水面形を形成することができ、前記斜路12に沿って流下させることができるようになるのである。
なお、前記バケット15は前記回転体14に対してバケット15の下端付近を固定してあるので、上側の回転軸16でターンしたバケット15の外壁は、水流下端の放物線を描く曲線にほぼ平行になり、放流された水流の下方より進入する際、放流された流水をスムースにバケット15内に導入することができる。
ちなみに、前記バケット15には内壁の天端付近に返し15aが設けてあり、バケット15の中に流れ込んだ水が、その勢いによりそのままバケット15の外に出てしまうことを防ぐことができるようにしてある。
ちなみに、前記バケット15には内壁の天端付近に返し15aが設けてあり、バケット15の中に流れ込んだ水が、その勢いによりそのままバケット15の外に出てしまうことを防ぐことができるようにしてある。
この発明の2軸式上掛け水車はその発明の要旨から逸脱しない限りにおいて、発電以外の種々の用途にも適用できることは言うまでもない。
11 水路
11a 水路底
12 斜路
12−1,12−2 側壁
13,13 ガイド
14 回転体
15 バケット
15a 返し
16 回転軸
21 水流放出部
22 可動堰
23 開放可能な底板
24 遮水板
101 回転体(ベルトもしくはチェーン)
102 バケット
103 回転軸
N 空間
11a 水路底
12 斜路
12−1,12−2 側壁
13,13 ガイド
14 回転体
15 バケット
15a 返し
16 回転軸
21 水流放出部
22 可動堰
23 開放可能な底板
24 遮水板
101 回転体(ベルトもしくはチェーン)
102 バケット
103 回転軸
N 空間
Claims (3)
- 水路の斜路に沿って2軸の間をかけ回したエンドレスの一対の回転体と、
該回転体に固定された複数のバケットと、
水路の水流放出部の水路底に適当な傾斜を持たせると同時に、放出部の直上流に設けた可動堰からなる放出直前の方向・流速および水面形をコントロールする手段と、
前記可動堰の下流において水路底に開放可能に設けた底板と、
前記底板の下流において前記回転体側に垂設した遮水板とを備え、
発電時には前記水路勾配と堰とを用いて水流の方向・流速をコントロールしつつ前記バケットに放流された流水を導入させ、非発電時には前記可動堰を用いて水流の水面形をコントロールしつつ前記回転体側に垂設した遮水板により前記回転体が逆回転するのを防ぐとともに、開放した底板部分から回転体と斜路の間の狭い空間に流水を導入するようにしたことを特徴とする2軸式上掛け水車。 - 前記バケットは、前記回転体に対してバケットの下端付近を固定することにより、上側の回転軸でターンしたバケットの外壁が水流下端の曲線にほぼ平行になり、放流された水流の下方より進入する際、放流された流水をスムースにバケット内に導入することができるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の2軸式上掛け水車。
- 前記バケットは、内壁の天端付近に返しを設けてあり、バケットの中に流れ込んだ水が、その勢いによりバケットの底でUターンして、そのままバケットの外に出てしまうことを防ぐことができるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の2軸式上掛け水車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014164753A JP5671769B1 (ja) | 2014-08-13 | 2014-08-13 | 2軸式上掛け水車 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5671769B1 true JP5671769B1 (ja) | 2015-02-18 |
JP2016040462A JP2016040462A (ja) | 2016-03-24 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014164753A Expired - Fee Related JP5671769B1 (ja) | 2014-08-13 | 2014-08-13 | 2軸式上掛け水車 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5671769B1 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS566074A (en) * | 1979-06-29 | 1981-01-22 | Junichi Hiyama | Water channel type generation set utilizing river head |
WO2010063838A2 (de) * | 2008-12-04 | 2010-06-10 | Khw Umweltdienst Gmbh | Kleinstwasserkraftwerk |
-
2014
- 2014-08-13 JP JP2014164753A patent/JP5671769B1/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS566074A (en) * | 1979-06-29 | 1981-01-22 | Junichi Hiyama | Water channel type generation set utilizing river head |
WO2010063838A2 (de) * | 2008-12-04 | 2010-06-10 | Khw Umweltdienst Gmbh | Kleinstwasserkraftwerk |
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---|---|
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