JP5668982B2 - ストレージシステム、アクセスパス状態更新方法およびアクセスパス状態更新プログラム - Google Patents

ストレージシステム、アクセスパス状態更新方法およびアクセスパス状態更新プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ストレージシステム、アクセスパス状態更新方法およびアクセスパス状態更新プログラムに関する。
ストレージシステムでは、複数のアクセスパスを冗長化し、1つのアクセスパスに障害が発生しても他のアクセスパスに切り替えて通信することで、可用性を向上させることができる。また、複数のアクセスパスをI/Oに使用し、帯域を広く使用することで、I/Oを高速化させることができる。
下記特許文献1には、異なる特性を有するアクセスパスを用いてパスを冗長化するストレージシステムが開示されている。このシステムでは、平常時のI/OとしてSAN(Storage Area Network)を使用し、SANに障害が発生したときにLAN(Local Area Network)を使用している。また、下記特許文献2には、性能情報と予め定義されたポリシーとに応じて、複数あるアクセスパスの中から使用するアクセスパスを決定するストレージシステムが開示されている。さらに、下記特許文献3には、アクセスパスの利用率や障害の発生に応じて、未使用のポートを有効化するためのライセンスキーを発行し、有効化したアクセスパスに切り替えるストレージシステムが開示されている。
特開2000−348005号公報 特開2007−287064号公報 特開2007−94681号公報
上記特許文献1のシステムでは、SANを運用系、LANを待機系に明確に分けており、どちらか一方にしかI/Oを発行しておらず、負荷状況については考慮されていない。上記特許文献2のシステムでは、定期的なアクセスパスの運用状態により、使用するアクセスパスを決定することはできるが、障害発生時の迅速な対応についてまでは考慮されていない。上記特許文献3のシステムでは、ライセンスを管理する管理サーバが必須となり、アクセスパスの有効化や無効化の処理も発生するため、構成が複雑になる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、簡易な構成で、負荷状況や障害の発生等に応じて、より効率的なアクセスパスに迅速に切り替えることができるストレージシステム、アクセスパス状態更新方法およびアクセスパス状態更新プログラムを提供することを目的とする。
本発明のストレージシステムは、ホストコンピュータとストレージデバイスとの間に設定される複数のアクセスパスと、前記ストレージデバイス上に形成される論理ディスクごとに、前記論理ディスクに対する各前記アクセスパスの状態をそれぞれ管理するアクセスパス管理部と、前記アクセスパスごとに、前記アクセスパスを用いてI/Oを実行したときのデータサイズおよび所要時間を蓄積し、所定の算出周期ごとに、前記蓄積した前記データサイズおよび前記所要時間を用いてI/O速度を算出するI/O速度算出部と、前記アクセスパスの状態を更新する条件が成立したときに、前記アクセスパスの中から、前記アクセスパスの状態が利用可能な状態に設定されている前記アクセスパスを、前記論理ディスクへのI/Oに使用する前記アクセスパスの候補として選択するパス候補選択部と、前記パス候補選択部により選択された前記アクセスパスに対応する前記I/O速度のうち、最速の値を用いて性能判定用閾値を算出し、前記I/O速度が前記性能判定用閾値よりも遅い前記アクセスパスを、前記候補から除外するパス候補除外部と、を備え、前記アクセスパス管理部は、前記パス候補除外部による除外後に残った前記候補のうち、前記I/O速度の速い方から順に、予め設定された最大パス数に達するまで、前記アクセスパスの状態を前記論理ディスクへのI/Oに使用する状態に変更することで、前記アクセスパスの状態を更新する。
本発明のアクセスパス状態更新方法は、ホストコンピュータとストレージデバイスとの間に設定される複数のアクセスパスの状態を更新する方法であって、前記ストレージデバイス上に形成される論理ディスクごとに、前記論理ディスクに対する各前記アクセスパスの状態をそれぞれ管理するステップと、前記アクセスパスごとに、前記アクセスパスを用いてI/Oを実行したときのデータサイズおよび所要時間を蓄積し、所定の算出周期ごとに、前記蓄積した前記データサイズおよび前記所要時間を用いてI/O速度を算出するステップと、前記アクセスパスの状態を更新する条件が成立したときに、前記アクセスパスの中から、前記アクセスパスの状態が利用可能な状態に設定されている前記アクセスパスを、前記論理ディスクへのI/Oに使用する前記アクセスパスの候補として選択するステップと、前記選択された前記アクセスパスに対応する前記I/O速度のうち、最速の値を用いて性能判定用閾値を算出し、前記I/O速度が前記性能判定用閾値よりも遅い前記アクセスパスを、前記候補から除外するステップと、前記除外後に残った前記候補のうち、前記I/O速度の速い方から順に、予め設定された最大パス数に達するまで、前記アクセスパスの状態を前記論理ディスクへのI/Oに使用する状態に変更することで、前記アクセスパスの状態を更新するステップと、を含む。
本発明のアクセスパス状態更新プログラムは、上記アクセスパス状態更新方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、簡易な構成で、負荷状況や障害の発生等に応じて、より効率的なアクセスパスに迅速に切り替えることができる。
実施形態におけるストレージシステムの構成を例示するブロック図である。 アクセスパス負荷状況テーブルのデータ構成を例示する図である。 アクセスパス状態テーブルのデータ構成を例示する図である。 I/O負荷分散情報テーブルのデータ構成を例示する図である。 論理ディスクを認識したときの動作を説明するためのフローチャートである。 アクセスパス負荷状況テーブルのサイズ項目および所要時間項目を更新する際の動作を説明するためのフローチャートである。 アクセスパス負荷状況テーブルの速度項目を更新する際の動作を説明するためのフローチャートである。 アクセスパス状態テーブルのアクセスパスの状態項目を更新する際の動作を説明するためのフローチャートである。 アクセスパス状態テーブルのアクセスパスの状態項目を更新する際の動作を説明するためのフローチャートである。 アクセスパス負荷状況テーブルに格納されているデータの一例である。 アクセスパス状態テーブルに格納されているデータの一例である。 I/O負荷分散情報テーブルに格納されているデータの一例である。 アクセスパス状態テーブルに格納されているデータの一例である。 アクセスパス状態テーブルに格納されているデータの一例である。 アクセスパス状態テーブルに格納されているデータの一例である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るストレージシステム、アクセスパス状態更新方法およびアクセスパス状態更新プログラムの好適な実施形態について説明する。
まず、図1を参照して、実施形態におけるストレージシステムの構成について説明する。図1に示すように、ストレージシステムは、ホストコンピュータ1と、一または複数の論理ディスク21を形成するストレージデバイス2とを備える。ホストコンピュータ1およびストレージデバイス2は、それぞれ複数のポート10およびポート20を有する。ホストコンピュータ1およびストレージデバイス2は、それぞれポート10およびポート20を介してネットワークで接続されている。ポート10とポート20との間を接続する経路をアクセスパス30と呼ぶ。
アクセスパス30を実装する方法として、例えば、FC(Fiber Channel)ケーブルを使用し、ホストコンピュータ1に実装したFC HBA(Fiber Channel Host Bus Adapter)から、FCスイッチを介し、ストレージデバイス2のFCポートにFCプロトコルで接続する方法や、IP(Internet Protocol)ネットワークで接続しiSCSI(internet Small Computer System Interface)プロトコルで接続する方法等を採用することができる。
アクセスパス30を実装する際には複数の方法を採用してもよい。具体的には、あるアクセスパス30はFCプロトコルで接続し、他のアクセスパス30はiSCSIプロトコルで接続することとしてもよい。
ここで、ホストコンピュータ1は、物理的には、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、記憶装置と、入出力インターフェースとを含んで構成される。記憶装置には、例えば、CPUで処理されるプログラムやデータを記憶するROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)、主として制御処理のための各種作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)等の要素が含まれる。これらの要素は、互いにバスを介して接続されている。CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行し、RAMに展開されたデータを処理することで、後述するホストコンピュータ1における各部の機能を実現することができる。
図1を参照して、ホストコンピュータ1の機能構成について説明する。ホストコンピュータ1は、機能的には、例えば、I/O速度算出部12と、パス候補選択部13と、パス候補除外部14とを含むアクセスパス管理部11を有する。ホストコンピュータ1は、各部が参照するアクセスパス負荷状況テーブル15、アクセスパス状態テーブル16およびI/O負荷分散情報テーブル17を備える。
図2を参照して、アクセスパス負荷状況テーブル15のデータ構成について説明する。アクセスパス負荷状況テーブルは、データ項目として、例えば、アクセスパス識別子項目、サイズ項目、所要時間項目および速度項目を有する。サイズ項目、所要時間項目および速度項目は、Read−I/OとWrite−I/Oとでそれぞれ設けられる。アクセスパス識別子項目は、アクセスパス30を一意に特定する識別情報を格納する。サイズ項目は、所定間隔で発生するRead−I/OまたはWrite−I/Oにおけるデータサイズの累計値を格納する。所要時間項目は、所定間隔で発生するRead−I/OまたはWrite−I/Oの所要時間の累計時間を格納する。速度項目は、Read−I/OまたはWrite−I/Oの処理速度を格納する。アクセスパス負荷状況テーブル15の初期状態は空のテーブルとなる。
図3を参照して、アクセスパス状態テーブル16のデータ構成について説明する。アクセスパス状態テーブル16は、データ項目として、例えば、論理ディスク識別子項目、アクセスパス識別子項目およびアクセスパス状態項目を有する。アクセスパス識別子項目およびアクセスパス状態項目は、アクセスパス30ごとに設けられ、アクセスパスリストを構成する。論理ディスク識別子項目には、論理ディスク21を一意に特定する識別情報が格納される。アクセスパス識別子項目は、アクセスパス30を一意に特定する識別情報を格納する。アクセスパス状態項目は、アクセスパス30の状態を格納する。アクセスパス30の状態として、例えば、読み込みのみに使用する“Read”、書き込みのみに使用する“Write”、読み込みおよび書き込みの両方に使用する“Read/Write”、I/Oに使用していないが使用可能な状態の“Standby”、障害が発生してI/Oに使用できない状態の“Failed”を用いることができる。アクセスパス状態テーブル16の初期状態は空のテーブルとなる。
図4を参照して、I/O負荷分散情報テーブル17のデータ構成について説明する。I/O負荷分散情報テーブル17は、データ項目として、例えば、I/O速度更新周期項目、I/O発行周期項目、最大パス項目および速度閾値項目を有する。最大パス項目および速度閾値項目は、Read−I/OとWrite−I/Oとでそれぞれ設けられる。I/O速度更新周期項目は、アクセスパス負荷状況テーブル15の速度項目を更新する周期を格納する。I/O発行周期項目は、I/Oを発行する周期を格納する。最大パス項目は、Read−I/OまたはWrite−I/Oに使用可能なアクセスパス30の最大数を格納する。速度閾値項目は、アクセスパス30の候補を選択する際の性能判定用閾値を算出するための最速値に対する割合を格納する。I/O負荷分散情報テーブル17の初期状態は、運用方針に応じた適切な値が予め各項目に設定されている。
図1に示すI/O速度算出部12は、アクセスパス30ごとに、アクセスパス30を用いてI/Oを実行したときのデータサイズおよび所要時間をアクセスパス負荷状況テーブル15に蓄積する。I/O速度算出部12は、所定の算出周期ごとに、アクセスパス負荷状況テーブル15のデータサイズおよび所要時間を用いてI/O速度を算出し、算出した速度をアクセスパス負荷状況テーブル15に格納する。I/Oには、Read−I/OとWrite−I/Oとが含まれる。
パス候補選択部13は、アクセスパス状態テーブル16で管理するアクセスパスの状態を更新する条件が成立したときに、アクセスパス30の中から、論理ディスク21へのI/Oに使用するアクセスパス30の候補を選択する。
アクセスパスの状態を更新する条件としては、例えば、使用可能なアクセスパス30の数が増減したこと、アクセスパス30で障害が検知されたこと、アクセスパス30が障害から復旧したこと、I/O負荷分散情報テーブル17のI/O速度更新周期が経過してI/O速度が更新されたこと、が該当する。
パス候補選択部13は、アクセスパス30の候補を選択する際に、アクセスパスの状態が利用可能な状態に設定されているアクセスパス30を、候補として選択する。利用可能な状態としては、例えば、“Read”、“Write”、“Read/Write”、“Standby”が該当する。一方、利用不可能な状態としては、例えば、“Failed”が該当する。図3を参照して、具体的に説明する。
図3の論理ディスク識別子が“LUN1”である論理ディスク21へのアクセスパス候補は、アクセスパスの状態が“Failed”である“パス4”を除く、“パス1”〜“パス3”となる。また、論理ディスク識別子が“LUN2”である論理ディスク21へのアクセスパス候補は、アクセスパスの状態が“Failed”である“パス4”を除く、“パス1”〜“パス3”となる。
パス候補除外部14は、パス候補選択部13により選択されたアクセスパス30に対応するI/O速度のうち、最速の値を用いて性能判定用閾値を算出し、I/O速度が性能判定用閾値よりも遅いアクセスパス30を、上記候補から除外する。図2および図4を参照して、具体的に説明する。
図2のRead−I/Oの速度では、“パス1”の速度“800MB/sec”が最速となる。図4のRead−I/Oの速度閾値は“60%”である。この場合、パス候補除外部14は、性能判定用閾値として、“800MB/sec”ד0.6”=“”480MB/sec”を算出する。図2の“パス1”〜“パス3”がアクセスパスの候補として選択されている場合に、パス候補除外部14は、速度が“480MB/sec”よりも遅い、“パス3”を上記候補から除外する。
アクセスパス管理部11は、アクセスパス状態テーブル16を管理し、ホストコンピュータ1からストレージデバイス2の論理ディスク21へのアクセスパス30を管理する。アクセスパス管理部11は、複数のアクセスパス30にI/Oを発行することで、負荷分散を実現する。
アクセスパス管理部11は、パス候補除外部14による除外後に残った候補のうち、I/O速度の速い方から順に、予め設定された最大パス数に達するまで、アクセスパスの状態を論理ディスク21へのI/Oに使用する状態に変更して更新する。図2〜図4を参照して、具体的に説明する。
例えば、論理ディスク識別子が“LUN1”である論理ディスク21へのRead−I/Oでのアクセスパス候補として残っているパスが“パス1”および“パス2”である場合について説明する。この場合、図2の速度は、“パス2”よりも“パス1”の方が速い。図4のRead−I/Oの最大パス数は“2”である。したがって、アクセスパス管理部11は、図3の論理ディスク識別子“LUN1”に対応して記憶される“パス1”のアクセスパス状態および“パス2”のアクセスパス状態を、“Read”に変更して更新する。
アクセスパス管理部11は、アクセスパス30で障害が検知された場合に、検知されたアクセスパス30のアクセスパス識別子を用いてアクセスパス状態テーブル16を参照し、当該アクセスパス識別子に対応するアクセスパス状態を、“Failed”に変更する。これにより、他のアクセスパス30にフェイルオーバすることが可能となり、アクセスパスを冗長化することが可能となる。
アクセスパス管理部11は、アクセスパス30で障害の復旧が検知された場合に、検知されたアクセスパス30のアクセスパス識別子を用いてアクセスパス状態テーブル16を参照し、当該アクセスパス識別子に対応するアクセスパス状態を、“Standby”に変更する。
次に、ストレージシステムの動作について説明する。
図5を参照して、アクセスパス管理部11が、論理ディスク21を認識した際の動作について説明する。
最初に、アクセスパス管理部11は、アクセスパス負荷状況テーブル15に新たなエントリを追加し、論理ディスク21を認識した際のアクセスパス30のアクセスパス識別子をアクセスパス識別子項目に格納する(ステップS101)。
続いて、アクセスパス管理部11は、認識した論理ディスク21の論理ディスク識別子を用いて、アクセスパス状態テーブル16から、当該論理ディスク識別子と一致する論理ディスク識別子を有するエントリを検索する(ステップS102)。この検索において、一致するエントリが存在しない場合(ステップS103;NO)に、アクセスパス管理部11は、アクセスパス状態テーブル16に新たなエントリを追加し、認識した論理ディスク21の論理ディスク識別子を論理ディスク識別子項目に格納し、論理ディスク21を認識した際のアクセスパス30のアクセスパス識別子をアクセスパス識別子項目に格納し、“Standby”をアクセスパス状態項目に格納する(ステップS104)。
一方、上記ステップS102の検索において、一致するエントリが存在した場合(ステップS102;YES)に、アクセスパス管理部11は、上記ステップS101で格納したアクセスパス識別子が、一致したエントリに含まれるか否かを判定する(ステップS105)。この判定がNOである場合(ステップS105;NO)に、アクセスパス管理部11は、一致したエントリのアクセスパスリストに、アクセスパス識別子項目とアクセス状態項目とを追加し、論理ディスク21を認識した際のアクセスパス30のアクセスパス識別子と、“Standby”とをそれぞれに格納する(ステップS106)。
一方、上記ステップS105の判定において、上記アクセスパス識別子が一致したエントリに含まれると判定された場合(ステップS105;YES)に、アクセスパス管理部11は、上記アクセスパス識別子に対応するアクセス状態項目を“Standby”に変更する(ステップS107)。
図6を参照して、アクセスパス管理部11が、アクセスパス負荷状況テーブル15のサイズ項目および所要時間項目を更新する際の動作について説明する。
最初に、アクセスパス管理部11は、アクセスパス状態テーブル16で管理している論理ディスク21に対するI/Oの発行要求を受けたときに、I/Oの発行先となるアクセスパス30を決定する(ステップS201)。なお、アクセスパス30を決定する際の詳細は後述する。
続いて、アクセスパス管理部11は、I/O開始時刻を記録し、上記ステップS201で決定したアクセスパス30にI/Oを発行する(ステップS202)。
続いて、アクセスパス管理部11は、発行したI/Oの処理ステータスが成功であるか否かを判定する(ステップS203)。この判定がNOである場合(ステップS203;NO)に、アクセスパス管理部11は、エラー処理を実行する(ステップS204)。ここで、エラー処理としては、例えば、同一のアクセスパス30にI/Oをリトライする、発行先のアクセスパス30に障害が発生したとみなし、このアクセスパス30を閉塞して他のアクセスパス30にI/Oを再送する、I/Oの発行要求元へエラーを返す等が該当する。
エラー処理の結果、I/Oを再発行する場合(ステップS205;YES)には、処理を上記ステップS201に移行する。I/Oを再発行しない場合(ステップS205;NO)には、本動作を終了する。
一方、上記ステップS203の判定で、処理ステータスが成功であると判定された場合(ステップS203;YES)に、アクセスパス管理部11は、現時刻とI/O開始時刻との差からI/Oの所要時間を算出する(ステップS206)。
続いて、アクセスパス管理部11は、アクセスパス負荷状況テーブル15から、I/O発行先のアクセスパス30のアクセスパス識別子と一致するエントリを抽出する(ステップS207)。
続いて、アクセスパス管理部11は、発行したI/Oの種類をチェックする(ステップS208)。I/Oの種類が読み込みであると判明した場合に、アクセスパス管理部11は、発行したI/Oのデータサイズを、上記ステップS206で抽出したエントリのRead−I/Oサイズに加算し、上記ステップS205で算出したI/Oの所要時間を、同エントリのRead−I/O所要時間に加算する(ステップS209)。
一方、上記ステップS208のチェックでI/Oの種類が書き込みであると判明した場合に、アクセスパス管理部11は、発行したI/Oのデータサイズを、上記ステップS206で抽出したエントリのWrite−I/Oサイズに加算し、上記ステップS206で算出したI/Oの所要時間を、同エントリのWrite−I/O所要時間に加算する(ステップS210)。
一方、上記ステップS208のチェックでI/Oの種類が読み込みでも書き込みでもないと判明した場合には、本動作を終了する。
ここで、I/Oのサイズや所要時間を更新するためには、I/Oの発行要求が必要となる。したがって、I/Oに使用しないアクセスパスや、I/Oが発行されないアクセスパスは、I/Oのサイズや所要時間が更新されないこととなる。これを回避するために、アクセスパス管理部11は、定期的に検査用のI/Oを発行する。具体的に、アクセスパス管理部11は、I/O負荷分散情報テーブル17のI/O発行周期ごとに、検査用の読み込みおよび書き込みのI/Oを発行する。これにより、全てのアクセスパスの負荷状況を定期的に更新することができる。
上記ステップS201で述べたアクセスパス30の決定方法について、以下に説明する。
上記検査用のI/Oを発行するとき等のように、I/Oの発行先となるアクセスパスが指定されている場合には、その指定されているアクセスパスをI/Oに使用する。
一方、I/Oの発行先となるアクセスパスが指定されていない場合には、発行するI/Oが読み込みのI/Oであるのか、書き込みのI/Oであるのかを判定する。
発行するI/Oが読み込みのI/Oである場合には、アクセスパス状態テーブル16から、I/Oの発行先となる論理ディスク21の論理ディスク識別子と一致する論理ディスク識別子を有するエントリを抽出する。そして、抽出したエントリのアクセスパスリストから、アクセスパスの状態が“Read/Write”または“Read”になっているアクセスパスを選択して、I/Oに使用する。
発行するI/Oが書き込みのI/Oである場合には、アクセスパス状態テーブル16から、I/Oの発行先となる論理ディスク21の論理ディスク識別子と一致する論理ディスク識別子を有するエントリを抽出する。そして、抽出したエントリのアクセスパスリストから、アクセスパスの状態が“Read/Write”または“Write”になっているアクセスパスを選択して、I/Oに使用する。
発行するI/Oが読み込みでも書き込みでもない場合には、上述した読み込みのI/Oと同様の方法で使用するアクセスパスを決定する。
使用するアクセスパスが複数ある場合には、それらの間で負荷分散を実施する。負荷分散の方式として、例えば、それぞれのアクセスパスに順番を付け、I/Oごとに順番に使用していくラウンドロビン方式等を用いることができる。
図7を参照して、アクセスパス管理部11が、アクセスパス負荷状況テーブル15の速度項目を更新する際の動作について説明する。アクセスパス管理部11は、I/O負荷分散情報テーブル17のI/O速度更新周期ごとに、本動作を実行する。また、アクセスパス管理部11は、アクセスパス負荷状況テーブル15の全てのエントリ、つまり全てのアクセスパス30について、以下の各処理を繰り返し実行する。
最初に、アクセスパス管理部11は、対象エントリのRead−I/Oの所要時間が0か否かを判定する(ステップS301)。この判定がYESである場合(ステップS301;YES)には、処理を後述するステップS303に移行する。
一方、上記ステップS301の判定でRead−I/Oの所要時間が0ではないと判定された場合(ステップS301;NO)に、アクセスパス管理部11は、Read−I/OのサイズをRead−I/Oの所要時間で除算した値を、Read−I/Oの速度項目に格納して更新する(ステップS302)。
続いて、アクセスパス管理部11は、対象エントリのWrite−I/Oの所要時間が0か否かを判定する(ステップS303)。この判定がYESである場合(ステップS303;YES)には、処理を後述するステップS305に移行する。
一方、上記ステップS303の判定でWrite−I/O所要時間が0ではないと判定された場合(ステップS303;NO)に、アクセスパス管理部11は、Write−I/OのサイズをWrite−I/Oの所要時間で除算した値を、Write−I/Oの速度項目に格納して更新する(ステップS304)。
続いて、アクセスパス管理部11は、対象エントリのRead−I/Oのサイズおよび所要時間、ならびにWrite−I/Oのサイズおよび所要時間を、それぞれ0にリセットして更新する(ステップS305)。
上述したステップS301〜S305までの処理を、アクセスパス負荷状況テーブル15の全てのエントリについて繰り返すことで、I/O速度の更新が完了する。
図8および図9を参照して、アクセスパス管理部11が、アクセスパス状態テーブル16のアクセスパスの状態項目を更新する際の動作について説明する。アクセスパス管理部11は、アクセスパスの状態を更新する条件が成立したときに、本動作を開始する。また、アクセスパス管理部11は、アクセスパス状態テーブル16の全てのエントリ、つまり全ての論理ディスク21について、以下の各処理を繰り返し実行する。
最初に、アクセスパス管理部11は、対象エントリのアクセスパスリストに登録されているアクセスパス30のうち、アクセスパスの状態が“Failed”以外の全てのアクセスパスを、Read−I/OおよびWrite−I/Oの候補としてそれぞれ選択する(ステップS401)。
続いて、アクセスパス管理部11は、アクセスパス負荷状況テーブル15から、上記ステップS401でRead−I/Oの候補として選択したアクセスパスのアクセスパス識別子と一致するアクセスパス識別子を有する全てのエントリを抽出する(ステップS402)。
続いて、アクセスパス管理部11は、上記ステップS402で抽出した各エントリのRead−I/Oの速度を比較し、最速値を決定する(ステップS403)。
続いて、アクセスパス管理部11は、上記ステップS403で決定した最速値に、I/O負荷分散情報テーブル17のRead−I/Oの速度閾値を乗算して性能判定用閾値を算出する(ステップS404)。
続いて、アクセスパス管理部11は、上記ステップS402で抽出した各エントリのRead−I/Oの速度の中に、上記ステップS404で算出した性能判定用閾値未満となる速度が存在する場合に、その速度に対応するアクセスパスをRead−I/Oの候補から除外する(ステップS405)。
続いて、アクセスパス管理部11は、上記ステップS405の除外後に残っているRead−I/Oの候補数が、I/O負荷分散情報テーブル17のRead−I/Oの最大パス数よりも多いか否かを判定する(ステップS406)。この判定がNOである場合(ステップS406;NO)には、処理を後述するステップS408に移行する。
一方、上記ステップS406の判定でRead−I/Oの候補数が最大パス数よりも多いと判定された場合(ステップS406;YES)に、アクセスパス管理部11は、Read−I/Oの候補のうち、Read−I/Oの速度が速い方から数えて最大パス数分までを、Read−I/Oの候補として残し、残りをRead−I/Oの候補から除外する(ステップS407)。
続いて、アクセスパス管理部11は、アクセスパス負荷状況テーブル15から、上記ステップS401でWrite−I/Oの候補として選択したアクセスパスのアクセスパス識別子と一致するアクセスパス識別子を有する全てのエントリを抽出する(ステップS408)。
続いて、アクセスパス管理部11は、上記ステップS408で抽出した各エントリのWrite−I/Oの速度を比較し、最速値を決定する(ステップS409)。
続いて、アクセスパス管理部11は、上記ステップS409で決定した最速値に、I/O負荷分散情報テーブル17のWrite−I/Oの速度閾値を乗算して性能判定用閾値を算出する(ステップS410)。
続いて、アクセスパス管理部11は、上記ステップS408で抽出した各エントリのWrite−I/Oの速度の中に、上記ステップS410で算出した性能判定用閾値未満となる速度が存在する場合に、その速度に対応するアクセスパスをWrite−I/Oの候補から除外する(ステップS411)。
続いて、アクセスパス管理部11は、上記ステップS411の除外後に残っているWrite−I/Oの候補数が、I/O負荷分散情報テーブル17のWrite−I/Oの最大パス数よりも多いか否かを判定する(ステップS412)。この判定がNOである場合(ステップS412;NO)には、処理を後述するステップS414に移行する。
一方、上記ステップS412の判定でWrite−I/Oの候補数が最大パス数よりも多いと判定された場合(ステップS412;YES)に、アクセスパス管理部11は、Write−I/Oの候補のうち、Write−I/Oの速度が速い方から数えて最大パス数分までを、Write−I/Oの候補として残し、残りをWrite−I/Oの候補から除外する(ステップS413)。
続いて、アクセスパス管理部11は、上記ステップS407で残っているRead−I/Oの候補と、上記ステップS413で残っているWrite−I/Oの候補とに基づいて、対象エントリのアクセスパスリストに登録されているアクセスパスの状態を更新する(ステップS414)。
更新後のアクセスパスの状態は、以下のようになる。
Read−I/OとWrite−I/Oとの双方に候補として選択されている場合には、その候補のアクセスパスの状態を、“Read/Write”に更新する。
Read−I/Oにのみ候補として選択されている場合には、その候補のアクセスパスの状態を、“Read”に更新する。
Write−I/Oにのみ候補として選択されている場合には、その候補のアクセスパスの状態を、“Write”に更新する。
Read−I/OとWrite−I/Oのいずれにも候補として選択されていない場合には、そのアクセスパスの状態を、“Standby”に更新する。
上述したステップS401〜S414までの処理を、アクセスパス状態テーブル16の全てのエントリについて繰り返すことで、アクセスパスの状態の更新が完了する。
次に、図8および図9に示すアクセスパスの状態を更新する際の動作を、具体例を用いて説明する。
この動作例は、以下の前提で動作する。ホストコンピュータ1からストレージデバイス2へのアクセスパスは4本であり、それぞれのアクセスパス識別子は、“パス1”、“パス2”、“パス3”および“パス4”である。“パス1”および“パス2”のアクセスパスは、ホストコンピュータ1からストレージデバイス2に直接接続されており、“パス3”および“パス4”のアクセスパスは、共有のネットワークを介して接続されている。ストレージデバイス2は、論理ディスク識別子が“LUN1”である論理ディスク21を有する。
また、本動作開始時のアクセスパス負荷状況テーブル15の内容を図10に示し、アクセスパス状態テーブル16の内容を図11に示し、I/O負荷分散情報テーブル17の内容を図12に示す。
最初に、ステップS401で、Read−I/OおよびWrite−I/Oの候補が選択される。図11のアクセスパス状態テーブル16では、全てのアクセスパスの状態が“Failed”以外であるため、“パス1”、“パス2”、“パス3”および“パス4”が、Read−I/OおよびWrite−I/Oの候補として選択される。
続いて、ステップS403で、Read−I/Oの最速値が決定される。図10のアクセスパス負荷状況テーブル15では、“パス1”の“1000MB/sec”が最速値として決定される。
続いて、ステップS405で、Read−I/Oの候補から、Read−I/Oの性能判定用閾値未満のアクセスパスが除外される。図12のI/O負荷分散情報テーブル17では、Read−I/Oの速度閾値が“60%”であり、最速値が“1000MB/sec”であるため、性能判定用閾値は、“600MB/sec”となる。図10のアクセスパス負荷状況テーブル15では、“パス3”および“パス4”の速度が、“600MB/sec”未満となるため、Read−I/Oの候補から“パス3”および“パス4”が除外される。
続いて、ステップS406で、残っているRead−I/Oの候補数をチェックする。図12のI/O負荷分散情報テーブル17では、Read−I/Oの最大パス数が“2”であり、残っているRead−I/Oの候補数も“2”であるため、この場合には候補の絞り込みが行われない。
続いて、ステップS409で、Write−I/Oの最速値が決定される。図10のアクセスパス負荷状況テーブル15では、“パス1”の“500MB/sec”が最速値として決定される。
続いて、ステップS411で、Write−I/Oの候補から、Write−I/Oの性能判定用閾値未満のアクセスパスが除外される。図12のI/O負荷分散情報テーブル17では、Write−I/Oの速度閾値が“50%”であり、最速値が“500MB/sec”であるため、性能判定用閾値は、“250MB/sec”となる。図10のアクセスパス負荷状況テーブル15では、“パス4”の速度が、“250MB/sec”未満となるため、Write−I/Oの候補から“パス4”が除外される。
続いて、ステップS412で、残っているWrite−I/Oの候補数がチェックされる。図12のI/O負荷分散情報テーブル17では、Write−I/Oの最大パス数が“2”であり、残っているWrite−I/Oの候補数は“3”であるため、この場合には候補の絞り込みが行われる。
続いて、ステップS413で、Write−I/Oの速度が速い順に、Write−I/Oの候補がWrite−I/Oの最大パス数に絞り込まれる。図10のアクセスパス負荷状況テーブル15では、Write−I/Oの速度が速い順に、“パス1”、“パス2”、“パス3”となるため、“パス3”がWrite−I/Oの候補から除外される。この結果、“パス1”および“パス2”がWrite−I/Oの候補として残る。
続いて、ステップS414で、対象エントリのアクセスパスリストに登録されているアクセスパスの状態が更新される。この動作例では、Read−I/O、Write−I/Oともに、“パス1”および“パス2”が候補となる。この場合の更新後のアクセスパス状態テーブル16の内容を、図13に示す。図13に示すように、“パス1”および“パス2”のアクセスパスの状態が“Read/Write”に更新され、“パス3”および“パス4”のアクセスパス状態が“Standby”に更新される。
次に、図13に示すアクセスパス状態テーブル16の状態であるときに、“パス1”で障害が発生した場合について説明する。障害発生後のアクセスパス状態テーブル16の内容を、図14に示す。
図14に示すように、“パス1”のアクセスパスの状態が“Failed”に更新される。これにより、“パス1”は、Read−I/OおよびWrite−I/Oの候補から除外されることになる。
この場合には、Read−I/Oの速度の最速値が“800MB/sec”となり、その“60%”にあたる“480MB/sec”未満の速度となる、“パス3”および“パス4”がRead−I/Oの候補から除外される。これにより、Read−I/Oの候補は、“パス2”だけになる。
一方、Write−I/Oの速度の最速値は“400MB/sec”となり、その“50%”にあたる“200MB/sec”未満の速度となる“パス4”がWrite−I/Oの候補から除外される。これにより、Write−I/Oの候補は、“パス2”および“パス3”になる。
この場合の更新後のアクセスパス状態テーブル16の内容を、図15に示す。図15に示すように、“パス1”のアクセスパスの状態が“Failed”に更新され、“パス2”のアクセスパスの状態が“Read/Write”に更新され、“パス3”のアクセスパスの状態が“Write”に更新され、“パス4”のアクセスパス状態が“Standby”に更新される。
つまり、障害発生前には、Read−I/O、Write−I/Oともに、“パス1”および“パス2”を使用していた状態が、障害発生後には、Read−I/Oが“パス2”のみを使用し、Write−I/Oが“パス2”に加え、“パス3”も使用する状態に遷移する。
上述したように、本実施形態におけるストレージシステムによれば、アクセスパス管理部11がアクセスパスの負荷状況に基づいて、使用するアクセスパスを決定することができる。これにより、I/Oの負荷状況が異なる複数のアクセスパスを持つストレージシステムにおいて、速度に基づく性能特性を判断し、最大パス数や速度閾値に基づく負荷分散ポリシーに応じてI/Oに使用するアクセスパスを効率的に決定することができる。
また、本実施形態におけるストレージシステムによれば、アクセスパス管理部11がI/Oの速度に基づいて負荷状況を判断することができる。これにより、ストレージシステム外からアクセスパスの帯域を共有している場合であっても、負荷状況を判断することが可能となる。
また、本実施形態におけるストレージシステムによれば、アクセスパス管理部11が所定の間隔ごとやアクセスパスの状況が変化するたびに、アクセスパスの状態を更新することができる。これにより、アクセスパスの断線やI/O性能の低下が発生した場合であっても、適切なアクセスパスに切り替えることが可能となる。
以上より、本実施形態におけるストレージシステムによれば、簡易な構成で、負荷状況や障害の発生等に応じて、より効率的なアクセスパスに迅速に切り替えることが可能となる。
[変形例]
なお、上述した実施形態は、単なる例示に過ぎず、実施形態に明示していない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な形態に変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、ストレージデバイスが1つである場合について説明しているが、これに限定されない。複数のストレージデバイスであっても本発明を適用することができる。この場合には、ストレージシステム内で一意のアクセスパス識別子および論理ディスク識別子を付与することで、上述した実施形態と同様に実現可能である。
また、上述した実施形態では、ホストコンピュータが1つである場合について説明しているが、これに限定されない。複数のホストコンピュータであっても本発明を適用することができる。この場合には、それぞれのホストコンピュータのアクセスパス管理部が、自ホストコンピュータに接続されているアクセスパスを管理する。アクセスパス識別子がストレージシステム内で一意であれば、上述した実施形態と同様に実現可能である。
さらに、上述した実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得る。ただし、本発明を以下に限定するものではない。
(付記1) ホストコンピュータとストレージデバイスとの間に設定される複数のアクセスパスと、前記ストレージデバイス上に形成される論理ディスクごとに、前記論理ディスクに対する各前記アクセスパスの状態をそれぞれ管理するアクセスパス管理部と、前記アクセスパスごとに、前記アクセスパスを用いてI/Oを実行したときのデータサイズおよび所要時間を蓄積し、所定の算出周期ごとに、前記蓄積した前記データサイズおよび前記所要時間を用いてI/O速度を算出するI/O速度算出部と、前記アクセスパスの状態を更新する条件が成立したときに、前記アクセスパスの中から、前記アクセスパスの状態が利用可能な状態に設定されている前記アクセスパスを、前記論理ディスクへのI/Oに使用する前記アクセスパスの候補として選択するパス候補選択部と、前記パス候補選択部により選択された前記アクセスパスに対応する前記I/O速度のうち、最速の値を用いて性能判定用閾値を算出し、前記I/O速度が前記性能判定用閾値よりも遅い前記アクセスパスを、前記候補から除外するパス候補除外部と、を備え、前記アクセスパス管理部は、前記パス候補除外部による除外後に残った前記候補のうち、前記I/O速度の速い方から順に、予め設定された最大パス数に達するまで、前記アクセスパスの状態を前記論理ディスクへのI/Oに使用する状態に変更することで、前記アクセスパスの状態を更新する、ことを特徴とするストレージシステム。
(付記2) 前記アクセスパス管理部は、前記アクセスパスで障害が検知された場合に、当該障害が検知された前記アクセスパスに対応する前記アクセスパスの状態を、利用不可能な状態に変更する、ことを特徴とする付記1記載のストレージシステム。
(付記3) 前記アクセスパスの状態を更新する条件として、利用可能な前記アクセスパスの数が増減されたこと、前記アクセスパスで障害が検知されたこと、前記アクセスパスが障害から復旧したこと、所定の更新周期が経過したこと、を含む、ことを特徴とする付記1または2記載のストレージシステム。
(付記4) 前記I/Oは、Read−I/OおよびWrite−I/Oを含む、ことを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載のストレージシステム。
(付記5) ホストコンピュータとストレージデバイスとの間に設定される複数のアクセスパスの状態を更新する方法であって、前記ストレージデバイス上に形成される論理ディスクごとに、前記論理ディスクに対する各前記アクセスパスの状態をそれぞれ管理するステップと、前記アクセスパスごとに、前記アクセスパスを用いてI/Oを実行したときのデータサイズおよび所要時間を蓄積し、所定の算出周期ごとに、前記蓄積した前記データサイズおよび前記所要時間を用いてI/O速度を算出するステップと、前記アクセスパスの状態を更新する条件が成立したときに、前記アクセスパスの中から、前記アクセスパスの状態が利用可能な状態に設定されている前記アクセスパスを、前記論理ディスクへのI/Oに使用する前記アクセスパスの候補として選択するステップと、前記選択された前記アクセスパスに対応する前記I/O速度のうち、最速の値を用いて性能判定用閾値を算出し、前記I/O速度が前記性能判定用閾値よりも遅い前記アクセスパスを、前記候補から除外するステップと、前記除外後に残った前記候補のうち、前記I/O速度の速い方から順に、予め設定された最大パス数に達するまで、前記アクセスパスの状態を前記論理ディスクへのI/Oに使用する状態に変更することで、前記アクセスパスの状態を更新するステップと、を含むことを特徴とするアクセスパス状態更新方法。
(付記6) 付記5に記載の各ステップをコンピュータに実行させるためのアクセスパス状態更新プログラム。
1…ホストコンピュータ、2…ストレージデバイス、10…ポート、11…アクセスパス管理部、12…I/O速度算出部、13…パス候補選択部、14…パス候補除外部、15…アクセスパス負荷状況テーブル、16…アクセスパス状態テーブル、17…I/O負荷分散情報テーブル、20…ポート、21…論理ディスク、30…アクセスパス。

Claims (6)

  1. ホストコンピュータとストレージデバイスとの間に設定される複数のアクセスパスと、
    前記ストレージデバイス上に形成される論理ディスクごとに、前記論理ディスクに対する各前記アクセスパスの状態をそれぞれ管理するアクセスパス管理部と、
    前記アクセスパスごとに、前記アクセスパスを用いてI/Oを実行したときのデータサイズおよび所要時間を蓄積し、所定の算出周期ごとに、前記蓄積した前記データサイズおよび前記所要時間を用いてI/O速度を算出するI/O速度算出部と、
    前記アクセスパスの状態を更新する条件が成立したときに、前記アクセスパスの中から、前記アクセスパスの状態が利用可能な状態に設定されている前記アクセスパスを、前記論理ディスクへのI/Oに使用する前記アクセスパスの候補として選択するパス候補選択部と、
    前記パス候補選択部により選択された前記アクセスパスに対応する前記I/O速度のうち、最速の値を用いて性能判定用閾値を算出し、前記I/O速度が前記性能判定用閾値よりも遅い前記アクセスパスを、前記候補から除外するパス候補除外部と、を備え、
    前記アクセスパス管理部は、前記パス候補除外部による除外後に残った前記候補のうち、前記I/O速度の速い方から順に、予め設定された最大パス数に達するまで、前記アクセスパスの状態を前記論理ディスクへのI/Oに使用する状態に変更することで、前記アクセスパスの状態を更新する、
    ことを特徴とするストレージシステム。
  2. 前記アクセスパス管理部は、前記アクセスパスで障害が検知された場合に、当該障害が検知された前記アクセスパスに対応する前記アクセスパスの状態を、利用不可能な状態に変更する、
    ことを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。
  3. 前記アクセスパスの状態を更新する条件として、利用可能な前記アクセスパスの数が増減されたこと、前記アクセスパスで障害が検知されたこと、前記アクセスパスが障害から復旧したこと、所定の更新周期が経過したこと、を含む、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のストレージシステム。
  4. 前記I/Oは、Read−I/OおよびWrite−I/Oを含む、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のストレージシステム。
  5. ホストコンピュータとストレージデバイスとの間に設定される複数のアクセスパスの状態を更新する方法であって、
    前記ストレージデバイス上に形成される論理ディスクごとに、前記論理ディスクに対する各前記アクセスパスの状態をそれぞれ管理するステップと、
    前記アクセスパスごとに、前記アクセスパスを用いてI/Oを実行したときのデータサイズおよび所要時間を蓄積し、所定の算出周期ごとに、前記蓄積した前記データサイズおよび前記所要時間を用いてI/O速度を算出するステップと、
    前記アクセスパスの状態を更新する条件が成立したときに、前記アクセスパスの中から、前記アクセスパスの状態が利用可能な状態に設定されている前記アクセスパスを、前記論理ディスクへのI/Oに使用する前記アクセスパスの候補として選択するステップと、
    前記選択された前記アクセスパスに対応する前記I/O速度のうち、最速の値を用いて性能判定用閾値を算出し、前記I/O速度が前記性能判定用閾値よりも遅い前記アクセスパスを、前記候補から除外するステップと、
    前記除外後に残った前記候補のうち、前記I/O速度の速い方から順に、予め設定された最大パス数に達するまで、前記アクセスパスの状態を前記論理ディスクへのI/Oに使用する状態に変更することで、前記アクセスパスの状態を更新するステップと、
    を含むことを特徴とするアクセスパス状態更新方法。
  6. 請求項5に記載の各ステップをコンピュータに実行させるためのアクセスパス状態更新プログラム。
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