JP5668490B2 - 耐食性、加工性に優れためっき鋼材および製造方法 - Google Patents

耐食性、加工性に優れためっき鋼材および製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、耐食性、加工性に優れたNi系めっき鋼材に関するものであり、特に比較的低付着量のNiで耐食性が優れ、電池缶をはじめとする厳しい加工にも耐えうるめっき鋼材および製造方法に関する。
電気電子器具、電池缶に代表される容器材料、バインダー等の日用家電部材等に用いられる鋼材には、耐食性、加工性等の観点から多くの場合Niめっきが施される。Niは自然環境中で、また種々の薬品に対しても安定であり、また耐熱性にも優れ、その表面外観の変化も少ないことから、前記用途以外にも種々の展開が期待されている。
Niめっきでは、めっきが硬質なため、加工時のめっき剥離等が問題となりやすいが、Niめっき後に熱処理することで、めっきと地鉄の界面にFe−Ni拡散層を形成して密着性を向上させると同時に、Niを再結晶、軟質化してめっき層の延展性を向上させる方法が知られており、加工性は大幅に改善される(特許文献1)。
前記技術では、表層Niが再結晶、軟質化しているため、加工時の摺動性や耐疵付き性が不足し、結果として加工性が悪化する場合もある。これに対して、特許文献2では、表層に加熱により硬化したNi−P合金層を設けることで、表層を硬質化して耐疵付き性を改善している。しかしながら、Ni−P合金層はNiに比較して融点が低いため、加熱処理時に軟化あるいは溶融して設備を汚染する問題が発生しやすい。
特許文献3では、Fe−Ni拡散層を介して形成されている再結晶軟質化されたNiめっき層と、更にその上層に加熱により硬化していないNi−Pめっき層を有することを特徴とする電池缶用Niめっき鋼板が示されており、前述のような問題なく、耐疵付き性を改善できる。しかしながら、この技術は、Niめっき、熱拡散処理後に再度Ni−Pめっきを行っており、工程が複雑であるとともに、加工の条件によってはNi−Pめっき層の密着性が不足する場合もある。
以上に述べたいずれの技術も、耐食性については通常のNiめっきからの改善効果は微々たるものである。Niは電気的に鋼材よりも貴であるため、亜鉛系めっきのような犠牲防食作用は期待できず、不可避的に存在するめっきピンホール部からの鉄錆(赤錆)発生が問題となる場合がある。そういった場合には、ニッケルの付着量を極端に大きくするといった経済的にきわめて不利な対策が必要となる。
一方、Fe−Ni拡散層の組成、厚みを制御することでピンホールは軽減され、また、貴なNiと卑なFeとの電位差腐食も緩和されることから、耐食性向上効果が得られることが知られている(特許文献4)ものの、より厳しい腐食環境においては十分とはいえない。
また、特許文献5では、MnめっきとNiめっきをこの順で施し、熱拡散処理によって合金化することで耐食性を改善することが示されているが、このMnめっきとNiめっきの複合めっきでは、加工性が不十分である。
特開昭61−235594号公報 特公平5−25958号公報 特許第4031679号公報 特開平6−2104号公報 特開2009−203497号公報
本発明は、耐食性、加工性に優れ、特に低付着量でも耐食性が優れ、電池缶をはじめとする厳しい加工にも耐えうるNi系めっき鋼材および製造方法の提供を目的とする。
また、従来技術でしばしば用いられる複数種類のめっきを用いることなく、一種類のめっきと一回の熱拡散処理で、耐食性と加工性に優れためっき鋼材を得ることも目的とする。
本発明の要旨とするところは、
(1)鋼材表面にNi−Fe−Mn拡散めっき層が形成され、前記拡散めっき層表層のFe濃度が10%質量以上50質量%以下、Mn濃度が0.01質量%以上1質量%以下であり、前記拡散層中のNi量が5〜40g/m2であり、下地鋼材との界面部のめっきがMn濃度が0.01%未満のNi−Fe拡散合金層であることを特徴とする耐食性、加工性に優れためっき鋼材、
(2)鋼材に、Ni−Mn合金めっきまたはNi−Fe−Mn合金めっきを施し、次いで熱拡散処理を行って、めっき層中にFeを拡散させ、Ni−Fe−Mn拡散めっき層を形成することを特徴とする前記(1)に記載の耐食性、加工性に優れためっき鋼材の製造方法、
(3)前記Ni−Mn合金めっきのめっき層中Mn濃度が0.01%〜2質量%であることを特徴とする(2)に記載の耐食性、加工性に優れためっき鋼材の製造方法、
(4)前記Ni−Fe−Mn合金めっきのめっき層中Mn濃度が0.01%〜2質量%、Fe濃度が0.1〜30質量%であることを特徴とする(2)に記載の耐食性、加工性に優れためっき鋼材の製造方法、
である。
本発明によって、耐食性、加工性に優れためっき鋼材が得られる。また低コストな製造方法も提供される。
本発明の鋼材のめっき層構造例(GDS(グロー放電発光分光分析))結果を示す概念図である。
本発明の鋼材は、表面にNi−Fe−Mn拡散めっき層が形成され、前記拡散めっき表層のFe濃度が10%質量以上50%質量以下、Mn濃度が0.01質量%以上1質量%以下であり、前記拡散めっき層中のNi量が5〜40g/m2であり、下地鋼材との界面部のめっきが実質的にNi−Fe拡散めっき層であることを特徴とする。
拡散めっき層とは、めっき後の熱拡散処理によって、鋼中のFeをめっき層に拡散し形成されためっき層であり、GDS等の手法で表層から深さ方向の元素分布を観察した時に、緩やかに組成が変化する傾斜構造によって特徴づけられる。GDSでの測定例を図1に示す。なお、GDSの測定により得られる最表層には、C等の不可避的汚染物質の濃化層が薄く検出されるが、図1ではCが0.1%以下に低下した最初の測定データを本発明のめっき表層として示している。本発明の拡散めっき表層とはこのようにして定義したものであり、また、本発明の拡散めっき表層の成分濃度はこのようにして得られた測定データによるものである。
本発明の鋼材めっき層における各成分の濃度分布は、図1に示したように、Niは表層から鋼材に向かって徐々に濃度が低下し、Feは表層から鋼材に向かって徐々に濃度が増加している。Mnは表層付近でNi,Feと共存しており、その濃度の極大値は表層でも、また表層からやや入ったところでも良い。
下地鋼材との界面ではMn濃度は極めて低く、実質的にNi−Fe拡散層となっている点も本発明の鋼材の特徴である。界面近傍のMn濃度が極めて低くなる理由は必ずしも明らかでないが、NiおよびMnが共存するめっき層中への鋼材からのFeの外方拡散は促進される一方、めっき層のMnの鋼材方向への内方拡散は抑制されるためと推定される。
界面近傍のNi−Fe拡散層にMnが存在すると、この層の伸びが低下することにより、加工性や加工後の耐食性が低下する。前述の「実質的に」と記載した意味合いは次のとおりである。通常鋼材には、数%未満のMnが含有されており、この鋼中Mnの影響によって、GDSの解析手法では下地鋼材界面でMnが存在するように観察されることもあるが、このような場合でも、Mn濃度が0.01%未満であれば、実質的にNi−Fe拡散層と言える。
前記拡散めっき層表層のFe濃度は10質量%以上50%質量以下、Mn濃度は0.01質量%以上1質量%以下であることが必要である。Feが10%質量未満では摺動性が劣る結果、加工性が劣り、50質量%を超えるとめっき層自体の耐食性が低下して、鉄錆(赤錆)が発生しやすくなる。拡散めっき層表層のFe濃度は10質量%〜30質量%がより好ましい。
拡散めっき層表層のMnは0.01質量%未満では耐食性が劣り、1質量%を超えると、加工時のめっき損傷が大きくなり、加工後の耐食性が低下する。拡散めっき層表層のMn濃度は0.1〜1質量%がより好ましい。
前記拡散めっき層中のNi量は5〜40g/m2であることが必要であり、5g/m2未満では耐食性が不足し、40g/m2を超えても効果が飽和し不経済となって本発明の趣旨に反するとともに、加工の程度によっては密着性が低下する場合もあり、好ましくない。
上記のようなめっき層の構造とすることで耐食性が改善される理由は必ずしも明確でないが、拡散層の形成によってめっきピンホールが軽減され、また、めっき層がFe、MnといったNiよりも電位的に卑な金属を含有することで、下地Feとの電位差腐食も緩和される効果によるものと推定される。また後述する加工性の改善効果により、加工後の耐食性も改善される。
加工性が改善される理由としては、Ni−Fe−Mn拡散層が適度な硬度を持つことで表層の摺動性が改善される効果とともに、めっき硬度に比し、伸びの低下が小さいので、めっきの割れや剥離が発生しにくいことに起因するものと推定される。更には、下地鋼材との界面が実質的にNi−Fe拡散層となっているが、この層の伸びが大きいことから、厳しい加工にも追随するものと推定される。
つぎに本発明のめっき鋼材の製造方法について説明する。本発明では、鋼材にNi−Mn合金めっきまたはNi−Fe−Mn合金めっきを施し、次いで熱拡散処理を行う。すなわち一種類のめっきを施す工程と、その後の一回の熱拡散処理工程からなる単純なプロセスにより製造することが可能である。
Ni−Mn合金めっき、Ni−Fe−Mn合金めっきは、硫酸浴、塩化物浴、watt浴、スルファミン酸浴などの一般的なNiめっき浴に、Mn塩(硫酸Mn、塩化Mn等)、またはMn塩に加えてFe塩(硫酸第一鉄、塩化第一鉄等)を添加した浴を用いて電気めっきをすることにより、得ることができる。めっき層の組成はめっき浴だけでなく、電流密度への依存も認められ、高電流密度ほどめっき層のMn濃度が増加する傾向にある。目的の組成に合わせて電流密度を調整する必要があるが、通常は1〜100A/dm2程度の条件とすることで、本願発明に必要なめっき組成を得ることができる。
Ni−Mn合金めっきの場合には、めっき層Mn濃度を0.01質量%〜2質量%、好ましくは0.1質量%〜1質量%となるように浴濃度と電流密度を調整する。Ni−Fe−Mn合金めっきの場合には、めっき層Mn濃度を0.01質量%〜2質量%、好ましくは0.1質量%〜1質量%となるように、Fe濃度は0.1〜30質量%となるように浴濃度と電流密度を調整する。
Ni−Mn合金めっき、Ni−Fe−Mn合金めっきのいずれの場合にも、後の熱拡散処理の結果で、表層Fe濃度、Mn濃度が同じであれば、基本的に性能の差異は無い。鋼材の材質特性等により、焼鈍条件に制約があって、低温短時間での熱拡散処理が必要な鋼種には、Ni−Fe−Mn合金めっきを、高温での焼鈍が必要な鋼種にはNi−Mn合金めっきを用いればよい。いずれの場合もめっき層の付着量は、Ni量として5〜40g/m2となるようにする。
めっき後の熱拡散処理は、通常の加熱方式で行うことができ、バッチ加熱方式、連続加熱方式のいずれも用いられる。また両方を併用することも可能である。
なお、めっきを施す鋼材の材質特性を考慮すると、加熱拡散処理と焼鈍処理を同時に行うことが好ましい。通常のNiめっきにおいては、Feの拡散速度が律速となるため、特にめっき付着量が多い場合において、加熱拡散処理と焼鈍処理の処理条件の両立が困難な場合があったが、Ni−Mn合金めっき、Ni−Fe−Mn合金めっきは、通常のNiめっきに比較して鋼材のFeの拡散が速い傾向が認められ、この効果によって、めっき付着量が多い場合でも、後述するような通常の焼鈍条件に相当する条件の範囲内で、Feが表層まで拡散して、本発明の望ましいめっき層構造を得ることができる。Ni−Mn合金めっき、Ni−Fe−Mn合金めっきにおいてFeの拡散が速い理由は必ずしも明確でないが、Mnの存在がNi中のFeの活量を下げ、Feの活量こう配が大きくなることが考えられる。この効果を得るためのMn濃度としては0.1質量%以上が望ましい。
上述した加熱拡散処理と焼鈍処理を同時に行う場合の加熱処理は、通常の焼鈍用の炉で行うことができ、バッチ焼鈍、連続焼鈍のいずれを用いても良く、また両方を併用することも可能である。その条件は、バッチ加熱或いはバッチ焼鈍においては、鋼材温度を450〜650℃、好ましくは500〜600℃の範囲で、数時間〜数十時間、好ましくは6〜24時間処理を行う。連続加熱或いは連続焼鈍においては、鋼材温度を700〜900℃、好ましくは700〜850℃の範囲で、均熱時間を数秒〜数十分間、通常は、10秒〜120秒で処理を行う。
鋼材中のFeとめっき層が相互拡散し、既に述べたような組成の拡散層となるように温度、時間を微調整すればよい。処理時の雰囲気は、表面酸化を避けるため、窒素などの不活性ガス、または不活性ガスに水素などの還元ガスを混合した雰囲気で行うのが望ましい。
熱拡散処理後には、必要に応じて通常用いられる圧延を施して、形状や表面粗度を調整することができる。
(実施例1〜13および比較例1〜3)
Nb,Ti複合添加の極低炭素鋼板(未再結晶鋼板)を原板として、脱脂、酸洗処理の後、表1に示す条件でNi−Mn合金めっきを行い、種々の組成、付着量のNi―Mn合金めっきを形成した。その後熱拡散処理を行った。熱拡散処理は、連続焼鈍炉にて、5%H2含有N2雰囲気(露点−40℃)にて種々の温度、時間にて行った。Ni―Mn合金めっきのNi量および組成、熱拡散処理における均熱温度、時間の条件を後掲の表5に示す。
Figure 0005668490
(実施例14〜17および比較例4)
Nb,Ti複合添加の極低炭素鋼板(未再結晶鋼板)を原板として、脱脂、酸洗処理の後、表2に示す条件でNi―Fe―Mn合金めっきを行い、種々の組成、付着量のNi―Fe―Mn合金めっきを形成した。その後熱拡散処理を行った。熱拡散処理は、連続焼鈍炉にて、5%H2含有N2雰囲気(露点−40℃)にて種々の温度、時間にて行った。Ni―Fe―Mn合金めっきのNi量および組成、熱拡散処理における均熱温度、時間の条件を後掲の表5に示す。
Figure 0005668490
(比較例5)
Nb,Ti複合添加の極低炭素鋼板(未再結晶鋼板)を原板として、脱脂、酸洗処理の後、表3に示す条件でNiめっきを行った。その後熱拡散処理を行った。熱拡散処理は、連続焼鈍炉にて、5%H2含有N2雰囲気(露点−40℃)にて行った。Ni量および熱拡散処理における均熱温度、時間の条件を表5に示す。
Figure 0005668490
(比較例6)
Nb,Ti複合添加の極低炭素鋼板(未再結晶鋼板)を原板として、脱脂、酸洗処理の後、
表4に示す条件でMnめっきを行い、引き続き表3に示す条件でNiめっきを行った。その後熱拡散処理を行った。熱拡散処理は、連続焼鈍炉にて、5%H2含有N2雰囲気(露点−40℃)にて行った。Ni量およびMn量(Mn量は、Mn/(Ni+Mn)%で表記)、熱拡散処理における均熱温度、時間の条件を後掲の表5に示す。
Figure 0005668490
(評価方法)
・製品組成は、GDSの深さ方向分析により、表層のMn%、Fe%を求めた。また、おなじくGDSにより鋼材界面のMn濃度を求めた。
・耐食性:JISZ2371の塩水噴霧試験を3日間行い、赤錆(鉄錆)発生状況を目し観察し、発生皆無を◎、面積率3%未満を○、20%未満を△、20%超を×と評価した。
・摺動性:ドロービード試験による摩擦係数測定を行い、0.12未満を◎、0.15未満を○、0.2未満を△、0.2以上を×と評価した。
・めっき割れ:0T曲げ加工を行い、曲げ外側頭頂部のめっき割れを光学顕微鏡により観察した。下地に至る割れがないものを◎、軽微な割れはあるが下地までは至っていないものを○、下地に至る割れが散見されるものを△、下地に至る割れが顕著なものを×と評価した。
各サンプルのめっき層構造と性能評価結果を表5に示す。本発明の鋼材は優れた耐食性、加工性を有することが分かる。
Figure 0005668490
本発明の鋼材は、優れた耐食性、加工性を有し、電気電子器具、電池缶に代表される容器材料、バインダー等の日用家電部材等はもちろんのこと、従来Niめっきが適用されていなかった部材まで幅広く適用できる可能性がある。
また、本発明の鋼材は、一種類のめっきと一回の熱拡散処理のみで製造でき、低コスト化にも有利なものであって、産業上極めて有用である。

Claims (4)

  1. 鋼材表面にNi−Fe−Mn拡散めっき層が形成され、前記拡散めっき層表層のFe濃度が10質量%以上50質量%以下、Mn濃度が0.01質量%以上1質量%以下であり、前記Ni−Fe−Mn拡散めっき層中のNi量が5〜40g/m2であり、下地鋼材との界面部のめっきがMn濃度が0.01%未満のNi−Fe拡散層であることを特徴とする耐食性、加工性に優れためっき鋼材。
  2. 鋼材に、Ni−Mn合金めっきまたはNi−Fe−Mn合金めっきを施し、次いで熱拡散処理を行って、めっき層中にFeを拡散させ、Ni−Fe−Mn拡散めっき層を形成することを特徴とする請求項1に記載の耐食性、加工性に優れためっき鋼材の製造方法。
  3. 前記Ni−Mn合金めっきのめっき層中Mn濃度が0.01%〜2質量%であることを特徴とする請求項2に記載の耐食性、加工性に優れためっき鋼材の製造方法。
  4. 前記Ni−Fe−Mn合金めっきのめっき層中Mn濃度が0.01%〜2質量%、Fe濃度が0.1〜30質量%であることを特徴とする請求項2に記載の耐食性、加工性に優れためっき鋼材の製造方法。
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