図1は、本発明の一実施形態に係る情報通信システム1の概略的な構成を示す概略構成図である。本実施形態に係る情報通信システム1は、通信ネットワーク2を介して互いに通信可能な携帯端末装置10とサーバ装置20とを含んで構成される。
携帯端末装置10としては、通信ネットワーク2を介してサーバ装置20と通信可能に構成されるとともに、画像を表示可能な表示部11(図2、図3参照)を備え、さらに、テレビジョン受像機(以下、「TV受像機」と略記する)3を遠隔操作するための無線信号を送信可能に構成されるものであればよい。
本実施形態では、携帯端末装置10として、スマートフォンなどの携帯電話機を想定しているが、これに限定されることはなく、他の実施形態では、たとえばPDA(Personal Digital Assistant)のように電話機能を備えていない端末装置によって実現されてもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る携帯端末装置10の構成の一例を示すブロック図である。図3は、本実施形態に係る携帯端末装置10の外観を示す平面図である。本実施形態に係る携帯端末装置10は、表示部11と、操作部12と、音声入出力部13と、第1無線通信部14と、第2無線通信部15と、制御部16と、記憶部17とを含んで構成され、前記のようにスマートフォンによって実現される。
表示部11は、画像を表示可能に構成され、たとえば液晶パネルおよびバックライトユニットを備える液晶ディスプレイによって実現される。表示部11には、電話機能や電子メール機能を使用する際の操作画面やウェブブラウザ5によるウェブサイト閲覧画面などの各種画面が表示される。
操作部12は、制御部16に対し指令やデータを入力するための操作を受け付ける部分であり、ユーザによる操作に応答して、指令信号や入力データを制御部16へ出力する。操作部12は、本実施形態では、タッチパネル12aと、複数の操作ボタン12bとによって実現される。
音声入出力部13は、電話機能を実現するための構成を含む部分であり、具体的には、電話・電子メールの着信音などのサウンドや通話時の音声を出力するスピーカと、サウンド出力および音声出力を制御する音声出力制御部と、通話時の音声が入力されるマイクと、マイクに対して音声入力を制御する音声入力制御部とを含んで構成される。
第1無線通信部14は、TV受像機3を遠隔操作するための各種のコマンド信号を、無線通信によって外部へ送信する機能を有する。各種のコマンド信号は、ユーザによる操作部12への所定の入力操作に応答して、制御部16によって生成される。
第1無線通信部14は、制御部16によって生成される各種のコマンド信号を、赤外線通信によって外部へ送信するように構成されてもよく、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)およびZigbee(登録商標)などの無線通信によって外部へ送信するように構成されてもよい。
本実施形態では、第1無線通信部14は、各種のコマンド信号を、赤外線通信によって外部へ送信する機能と、IEEE802.11による無線通信によって外部へ送信する機能との両方を備えて構成されている。
第2無線通信部15は、通信制御部とアンテナとを含んで構成される。通信制御部は、アンテナを介して、携帯電話基地局との間で無線通信を行い、電話機能を備える他の端末との音声通話を実現させる。また、通信制御部は、携帯電話網およびインターネットを含む通信ネットワーク2を介して、サーバ装置20との間でデータ通信を実現させる。
制御部16は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などを備え、ROMや記憶部17に記憶される各種プログラムに従って携帯端末装置10全体の制御を行う。
記憶部17は、フラッシュメモリおよびHDD(Hard Disk Drive)などによって実現され、各種プログラムやデータが記憶される。本実施形態では、記憶部17には、ウェブブラウザ5のほか、テレビ受像機3との連携機能を実現させるためのアプリケーション6、および該アプリケーション6を実行する際に必要な各種のデータが記憶される。
図4は、本実施形態に係る情報通信システム1を構成するサーバ装置20の構成の一例を示すブロック図である。サーバ装置20は、通信部21と、操作部22と、制御部23と、記憶部24とを含んで構成される。
通信部21は、たとえばイーサネット(登録商標)によって実現され、インターネットに接続され、インターネットを介して携帯端末装置10やPC(Personal Computer)などの他の機器との間の双方向通信を司る。
操作部22は、制御部23に対し指令やデータを入力するための操作を受け付ける部分であり、たとえばキーボードなどによって実現される。制御部23は、CPU、ROMおよびRAMなどを備え、ROMや記憶部24に記憶される各種プログラムに従って、サーバ装置20全体の制御を行う。
記憶部24は、フラッシュメモリおよびHDDなどによって実現され、各種プログラムやデータが記憶される。本実施形態では、記憶部24には、ダウンロード用のアプリケーション6が記憶されるとともに、該アプリケーション6を実行する携帯端末装置10に対して提供される各種のデータが記憶される。
本実施形態に係る情報通信システム1は、具体的には、アプリケーション6を実行する携帯端末装置10と、サーバ装置20とによって構成される。このアプリケーション6は、本実施形態では、サーバ装置20からダウンロードすることによって取得可能である。そして、取得されたアプリケーション6は、インストールすることによって、その携帯端末装置10に導入され実行可能となる。なお、他の実施形態では、ダウンロード用のアプリケーション6は、サーバ装置20とは異なるサーバ装置から携帯端末装置10へダウンロードされるように構成されてもよい。
ここで、サーバ装置20の記憶部24に記憶される各種のデータについて、図5〜図11を参照して説明する。
図5は、サーバ装置20の記憶部24に記憶される番組情報テーブル30のデータ構成の一例を示す図である。番組情報テーブル30は、たとえば放送エリアごとに生成されて記憶部24に記憶される。
各放送エリアの番組情報テーブル30には、当該放送エリアにおいて選局可能な各放送チャンネルで現在放送中および放送予定の各テレビ番組に関する各種の情報(以下、「番組情報」と称する)が含まれる。番組情報テーブル30には、たとえば1週間分あるいは1ヶ月分の番組情報が格納される。
本実施形態では、各番組情報テーブル30には、1つのテレビ番組について、放送日30a、放送局名30b、チャンネル番号30c、番組タイトル30d、放送開始時間30e、放送終了時間30f、番組出演者名30gおよび番組内容30hの各項目に関するデータが格納される。このような番組情報テーブル30は、サーバ装置20において、1週間分あるいは1ヶ月分の放送予定の番組情報が格納されるように、随時更新されていく。
図6は、サーバ装置20の記憶部24に記憶される指標情報テーブル31のデータ構成の一例を示す図である。指標情報テーブル31には、各放送チャンネルにおいて現在放送中の各テレビ番組の視聴に関する指標を示す情報が、予め定める時間単位(図6に示す例では1分単位)で算出されて順次記憶されていく。
ここで、各テレビ番組の視聴に関する指標を示す情報とは、本実施形態では、各テレビ番組の盛上りの度合いを、前記予め定める時間ごとに数値化して表した情報のことであり、具体的には、たとえば、twitter(登録商標)などのミニブログサービスにおいて、現在放送中の各テレビ番組に関して投稿されているミニブログの数(以下、「投稿数」と称する)に基づいて算出される。
算出方法について詳細に説明すると、予め定めるミニブログサービス(たとえばtwitter(登録商標))での現在放送中の各テレビ番組に関する投稿数が、前記予め定める時間単位で放送チャンネルごとに集計され、各放送チャンネルにおける前記予め定める時間での投稿数を総計した投稿数(以下、「全投稿数」と称する)に基づいて、先ず、盛上りの度合いを算出する際の基準となる基準投稿数が決定される。そして、この基準投稿数を用いて、放送チャンネルごとに、基準投稿数に対する前記予め定める時間での投稿数の比(ただし、上限値を1とする)を演算することによって算出される。
基準投稿数は、前記予め定める時間での投稿数を総計した全投稿数に比例して変動させるように決定するか、あるいは時間帯に応じて適宜値を変更するのが好ましい。これは、時間帯に応じて(たとえば夕方と深夜とでは)全投稿数が大きく変動するためである。つまり、全投稿数が多い時間帯に適した基準投稿数を、全投稿数が少ない時間帯での前記投稿数の比を算出する際に用いると、算出される投稿数の比が、いずれの放送チャンネルについても極小さな値となってしまうので、盛上りの度合いを示す指標として利用しにくくなってしまうためである。本実施形態では、たとえば、全投稿数の40%の値として決定される。
ここで、上記の算出方法について一例を挙げて説明すると、2012年3月22日22:05〜22:06の1分間での全投稿数が5000件であり、全投稿数5000件に対して決定された基準投稿数が2000(=5000×0.4)件であり、同1分間での、「NNN総合」で放送されているテレビ番組に対する投稿数が600件、および「JAPANテレビ」で放送されているテレビ番組に対する投稿数が2200件である場合、同1分間に関して、「NNN総合」の指標は、0.3(=600/2000)と算出され、「JAPANテレビ」の指標は、2200/2000>1であるので、上限値である1と算出される。
指標情報テーブル31には、前記予め定める時間の起算開始日時31a、および起算開始日時から前記予め定める時間での各テレビ番組に対する投稿数に基づいて、上記の算出方法で算出された指標31bの各データが、順次算出されて格納されていく。本実施形態では、指標は、サーバ装置20の制御部23によって1分ごとに算出されて、指標情報テーブル31に順次格納されていく。
図7は、サーバ装置20の記憶部24に記憶される商品情報テーブル32のデータ構成の一例を示す図である。商品情報テーブル32には、テレビ番組またはCMで紹介された商品や店舗に関する情報、テレビ番組に関連する商品(たとえば、テレビ番組がドラマや映画の場合には、原作本やサウンドトラックなど)に関する情報、およびテレビ番組において出演者が身に着けていた商品に関する情報などが格納される。
本実施形態では、商品情報テーブル32には、1つの商品(あるいは店舗)についての商品情報として、その商品(店舗)を識別するための識別情報32a、商品名(店舗の場合は店舗名)32b、紹介されていたテレビ番組の番組タイトル32c、紹介されていたテレビ番組を放送した放送局のチャンネル番号32d、そのテレビ番組において紹介されていた時間帯32e、その商品の販売元・出版元(店舗の場合は所在地)32f、その商品の概要説明32g、その商品を購入可能なサイト(店舗の場合は、予約可能なサイト)のURL(Uniform Resource Locator)32hの各項目に関するデータのほか、図示しないが、紹介されていたテレビ番組の放送日時、その商品の画像、その商品が属するジャンル、およびその商品に関する詳細情報などが格納される。
このような商品情報は、テレビ番組において紹介されてから所定の事業者によってデータの作成がされ、データの作成が完了したものから順次、商品情報テーブル32に記憶されていく。したがって、テレビ番組において商品が紹介されてから、その商品に関する商品情報が商品情報テーブル32に記憶されるまでの間には、データの作成に要する時間(たとえば15分〜30分程度)の分だけタイムラグが生じてしまう。
図8は、サーバ装置20の記憶部24に記憶される選局操作履歴情報テーブル33のデータ構成の一例を示す図である。選局操作履歴情報テーブル33には、アプリケーション6を実行中の各携帯端末装置10から送信されてくる選局操作履歴情報が記憶される。
本実施形態では、選局操作履歴情報テーブル33には、1つの選局操作履歴情報について、選局操作履歴情報を送信した携帯端末装置10に割り当てられているユーザ識別情報33a、その携帯端末装置10を用いて選局操作が行われた日時33b、およびその選局操作によって選局された放送チャンネルのチャンネル番号33cの各項目に関するデータが格納される。
図9は、サーバ装置20の記憶部24に記憶される番組チェック情報テーブル34のデータ構成の一例を示す図である。番組チェック情報テーブル34には、アプリケーション6を実行中の各携帯端末装置10から送信されてくる番組チェック情報が記憶される。
番組チェック情報テーブル34には、1つの番組チェック情報について、番組チェック情報を送信した携帯端末装置10に割り当てられているユーザ識別情報34a、その携帯端末装置10を用いてチェックが行われたテレビ番組を放送している放送局の放送局名34b、チェックが行われたテレビ番組の番組タイトル34c、およびチェックが行われた日時34dの各項目に関するデータが格納される。
図10は、サーバ装置20の記憶部24に記憶されるお気に入り登録情報テーブル35のデータ構成の一例を示す図である。お気に入り登録情報テーブル35には、アプリケーション6を実行中の各携帯端末装置10から送信されてくるお気に入り登録情報が記憶される。
お気に入り登録情報テーブル35には、1つのお気に入り登録情報について、お気に入り登録情報を送信した携帯端末装置10に割り当てられているユーザ識別情報35a、その携帯端末装置10を用いてお気に入り登録された商品を識別するための識別情報35b、およびその商品についてお気に入り登録が行われた日時35cの各項目に関するデータが格納される。
図11は、サーバ装置20の記憶部24に記憶されるミニブログ情報データベース36のデータ構成の一例を示す図である。ミニブログ情報データベース36には、1つのミニブログ情報について、予め定めるミニブログサービスにおいて、現在放送中の各テレビ番組に対して投稿されているミニブログの内容36b、そのミニブログを投稿した投稿者のユーザ名36a、およびそのミニブログが投稿された日時36cの各項目に関するデータが格納される。ミニブログ情報は、サーバ装置20の制御部23によって随時取得され、ミニブログ情報データベース36に記憶されていく。
以下、図12〜図24を参照して、携帯端末装置10においてアプリケーション6を実行したときの動作について説明する。携帯端末装置10においてアプリケーション6が起動されると、制御部16は、アプリケーション6が、携帯端末装置10にインストールされてから初めて起動されたか否かを判定する。
初めて起動された場合には、制御部16は、初期設定のための画面を表示部11に表示させ、ユーザに初期設定を行わせる。ここでは、初期設定として、先ず、テレビ番組を視聴しようとしている場所が、どの放送エリアに属しているのかをユーザに設定させる。たとえば47都道府県のうちの1つをユーザに選択させることにより、放送エリアが設定される。
放送エリアが設定されると、制御部16は、設定された放送エリアにおいて選局可能な放送チャンネルの放送局名、およびその放送チャンネルのチャンネル番号を示すエリア情報を、サーバ装置20に対して要求するためのエリア情報要求信号を生成し、生成したエリア情報要求信号を、第2無線通信部15に送信させる。
サーバ装置20では、通信部21によってこのエリア情報要求信号が受信されると、制御部23は、その携帯端末装置10において設定された放送エリアに対応するエリア情報を含むエリア情報信号を生成し、該エリア情報要求信号を送信した携帯端末装置10に対して、生成したエリア情報信号を通信部21に送信させる。
そして、携帯端末装置10では、第2無線通信部15によってエリア情報信号が受信されると、制御部16は、そのエリア情報信号に含まれるエリア情報に基づいて、チャンネル設定のための画面を表示部11に表示させる。具体的には、予め準備されている1〜12のチャンネルスロットに対して、エリア情報に含まれる各放送局を、ユーザによって対応付けさせる。
たとえば、チャンネルスロットに一致するチャンネル番号の放送局については、チャンネル番号に等しい番号のチャンネルスロットに対応付けられ、チャンネルスロットに一致しないチャンネル番号の放送局については、ユーザによって、空いている適当なチャンネルスロットに対応付けられる。
このようにしてチャンネル設定が行われると、制御部16は、チャンネルスロットとエリア情報に含まれる各放送局との対応関係を示すチャンネル設定テーブルを生成し、生成したチャンネル設定テーブルを記憶部17に格納する。これにより、初期設定が終了する。なお、ここで生成されたチャンネル設定テーブルの内容、具体的には、チャンネルスロットと各放送局との対応付けは、ユーザによって自由に編集することができる。他の実施形態では、編集不可能な固定のデータとしてもよい。
アプリケーション6が初めての起動の場合には、このような初期設定が完了後に、アプリケーション6が2回目以降の起動の場合には、このような初期設定処理を行うことなくアプリケーションが起動されるとすぐに、制御部16は、記憶部17から前記チャンネル設定テーブルを読み出して、チャンネル情報テーブル41を生成する。
図12は、チャンネル情報テーブル41のデータ構成の一例を示す図である。チャンネル情報テーブル41には、予め準備されているチャンネルスロット41a、そのチャンネルスロットに対応付けられた放送局の放送局名41b、その放送局において現在放送中のテレビ番組の番組タイトル41c、およびそのテレビ番組の現在の盛上りの度合いを示す指標41dの各項目に関するデータが格納される。
ここでは、制御部16は、前記チャンネル設定テーブルに基づいて、チャンネルスロット41aおよび放送局名41bの各項目についてのみ、データをそれぞれ格納する。
そして、制御部16は、設定された放送エリアにおいて選局可能な各放送局において現在放送中のテレビ番組に関する番組情報、および現在放送中の各テレビ番組の現在の盛上りの度合いを示す指標情報を、サーバ装置20に対して要求するための番組情報・指標情報要求信号を生成し、生成した番組情報・指標情報要求信号を、第2無線通信部15に送信させる。
サーバ装置20では、通信部21によって番組情報・指標情報要求信号が受信されると、制御部23は、記憶部24に記憶される番組情報テーブル30(図5参照)および指標情報テーブル31(図6参照)から、対応する放送エリアにおいて選局可能な各放送局で現在放送中のテレビ番組の番組タイトル情報、および各テレビ番組での現在の盛上りの度合いを示す指標情報を抽出し、これらの情報を通知するための番組情報・指標情報通知信号を生成する。そして、制御部23は、該番組情報・指標情報要求信号を送信してきた携帯端末装置10に対し、生成した番組情報・指標情報通知信号を、通信部21に送信させる。
これにより、携帯端末装置10では、第2無線通信部15が番組情報・指標情報通知信号を受信すると、制御部16は、受信された番組情報・指標情報通知信号から番組タイトル情報および指標情報を取得し、取得した番組タイトル情報および指標情報を、チャンネル情報テーブル41における現在放送中の番組タイトル41cおよび指標41dの各項目に格納する。
以降、アプリケーション6が終了されるまで、制御部16は、所定の周期で(たとえば1分ごとに)、番組情報・指標情報要求信号を、第2無線通信部15に送信させ、それに応答して取得した番組タイトル情報および指標情報を、チャンネル情報テーブル41における現在放送中の番組タイトル41cおよび指標41dの各項目に更新していくものとする。
さらに制御部16は、このようにしてチャンネルスロット41a、放送局名41b、現在放送中の番組タイトル41cおよび指標41dの各項目にデータが格納されたチャンネル情報テーブル41に基づいて、第1リモコン画面D1の画像データを生成し、第1リモコン画面D1を表示部11に表示させる。図13は、第1リモコン画面D1の一例を示す図である。
第1リモコン画面D1は、大略的に、上部領域51b、中央領域51aおよび下部領域51cの3つの領域を有し、中央領域51aには、放送局が対応付けられているチャンネルスロットごとに設けられた横長のチャンネル表示エリア52が、画面の縦方向(図13における上下方向)に並べて表示される。
各チャンネル表示エリア52内には、チャンネルスロットの番号を表示しているチャンネルアイコン53、そのチャンネルスロットに対応付けられている放送局の放送局名54、その放送局において現在放送中のテレビ番組の番組タイトル55、そのテレビ番組の現在の盛上りの度合いを示す指標アイコン56、およびそのテレビ番組をチェックするための番組チェックアイコン57が表示されている。
なお、中央領域51aにおいて、前記縦方向に沿ってタッチパネル12aをフリック入力することにより、複数のチャンネル表示エリア52が、前記縦方向にスクロールされる。これにより、中央領域51a内に表示しきれなかったチャンネルスロットのチャンネル表示エリア52についても表示させることができる。
また、番組タイトル55および指標アイコン56については、サーバ装置20から送信される番組情報・指標情報通知信号に応答してチャンネル情報テーブル41が更新されると、制御部16は、チャンネル情報テーブル41の更新に伴って、それらの表示内容が更新された第1リモコン画面D1を表示部11に表示させる。
このように、第1リモコン画面D1には、チャンネルスロットごとに、放送局名54、番組タイトル55および指標アイコン56が表示されているので、ユーザは、第1リモコン画面D1を確認することによって、どの放送局あるいはどのテレビ番組が現在盛り上がっているのかを、容易に認識することができる。
本実施形態では、各テレビ番組の現在の盛上りの度合いを示す指標アイコン56が、図13に示すように、棒グラフの形式で表示されている。したがって、ユーザは、数値によって盛上りの度合いが表示されている場合に比べて、各テレビ番組での盛上り状況を瞬時に把握することができ、どの放送チャンネルを選局すべきかという判断をすばやく行うことができる。
また、本実施形態では、盛上りの度合いを示す指標が上限値である1に到達しているテレビ番組については、その指標アイコン56を、他のテレビ番組の指標アイコン56とは異なる色、より詳細には、他のテレビ番組の指標アイコン56よりも目立つ色によって表示するように構成されている。したがって、ユーザは、最高潮に盛り上がっているテレビ番組の存在を容易に認識することができるので、そのテレビ番組を放送している放送チャンネルを選局することにより、盛上りのシーンを見逃すことなく、確実に視聴することができる。
なお、本実施形態では、各チャンネル表示エリア52内には、棒グラフ形式の指標アイコン56が表示されているだけであるが、他の実施形態では、棒グラフ形式の指標アイコン56に加えて、更新前の指標と更新後の指標とを比較した比較結果をユーザに知らせるためのアイコンを表示させてもよい。
具体的には、更新後の指標が更新前の指標よりも増加している場合には、右上がりの矢印を表示し、更新後の指標が更新前の指標よりも減少している場合には、右下がりの矢印を表示し、更新前後において指標が変化なしの場合には、右向きの矢印を表示するようにしてもよい。これにより、ユーザは、各テレビ番組における現在の盛上りの傾向をも把握することができ、放送チャンネルを選局する際の判断材料として利用することができる。
さらに他の実施形態では、指標アイコン56を、棒グラフの形式ではなく、時系列的な推移を視認可能な形式、具体的には折れ線グラフの形式で表示させてもよい。この場合にも、ユーザは、盛上りの傾向を、放送チャンネルを選局する際の判断材料として利用することができる。
また、各チャンネル表示エリア52には、3つのタッチ入力可能なタッチエリア53t,54t,57tが設定されている。具体的には、チャンネルアイコン53を包含する所定の領域に対して選局用タッチエリア53tが設定され、放送局名54および番組タイトル55を包含する所定の領域に対してミニブログ閲覧用タッチエリア54tが設定され、番組チェックアイコン57を包含する所定の領域に対して番組チェック用タッチエリア57tが設定されている。
さらに、第1リモコン画面D1の上部領域51bには、電源操作用アイコン58、音量調整用アイコン59、および第2リモコン画面遷移用アイコン60が表示されるとともに、電源操作用アイコン58を包含する所定の領域に対して電源操作用タッチエリア58tが設定され、音量調整用アイコン59を包含する所定の領域に対して音量調整用タッチエリア59tが設定され、第2リモコン画面遷移用アイコン60を包含する所定の領域に対して第2リモコン画面遷移用タッチエリア60tが設定されている。
また、第1リモコン画面D1の下部領域51cには、第1リモコン画面遷移用アイコン61、ミニブログ閲覧画面遷移用アイコン62、チェック商品リスト画面遷移用アイコン63、お気に入り登録画面遷移用アイコン64が表示されるとともに、第1リモコン画面遷移用アイコン61を包含する所定の領域に対して第1リモコン画面遷移用タッチエリア61tが設定され、ミニブログ閲覧画面遷移用アイコン62を包含する所定の領域に対してミニブログ閲覧画面遷移用タッチエリア62tが設定され、チェック商品リスト画面遷移用アイコン63を包含する所定の領域に対してチェック商品リスト画面遷移用タッチエリア63tが設定され、お気に入り登録画面遷移用アイコン64を包含する所定の領域に対してお気に入り登録画面遷移用タッチエリア64tが設定されている。
以下では、この第1リモコン画面D1において、各タッチエリアに対してタッチ入力された場合の動作について説明する。
先ず、第1リモコン画面D1において、選局用タッチエリア53tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、赤外線通信およびIEEE802.11による無線通信のいずれの方法で無線信号を送信するように設定されているかを判定し、タッチ入力された選局用タッチエリア53tのチャンネルスロットに対応する放送チャンネルを選局するためのコマンド信号を生成する。そして、生成したコマンド信号を含む無線信号を、第1無線通信部14に生成させて出力させる。
これにより、第1無線通信部14から出力された無線信号がTV受像機3で受信されると、そのTV受像機3では、ユーザによるタッチ入力によって選局された放送チャンネルで放送中のテレビ番組が表示される。
このように、ユーザは、各テレビ番組の指標アイコン56を第1リモコン画面D1において確認しながら、その第1リモコン画面D1に設定されている選局用タッチエリア53tに対してタッチ入力することで、所望の放送チャンネルを選局することができる。すなわち、ユーザは、本実施形態に係る携帯端末装置10を所持するだけで、各テレビ番組の盛上りの度合いを確認しつつ、所望の放送チャンネルを選局することができる。したがって、選局操作のために携帯端末装置10からTV受像機3に付属の専用リモコンに持ち替えるという煩わしい動作を省略することができる。
制御部16は、選局用タッチエリア53tに対するタッチ入力によって放送チャンネルが選局されると、選局された放送チャンネルに対応するチャンネルスロットのチャンネルアイコン53を、他のチャンネルスロットのチャンネルアイコン53とは異なる表示態様で表示させる。
一例を挙げると、図14に示すように、ユーザによって「JAPANテレビ」が選局された場合、「JAPANテレビ」に対応するチャンネルスロットのチャンネルアイコン53にのみ、選局されたことを識別するための選局アイコン65が重ねて表示される。
なお、表示態様を異ならせる方法は、このような方法に限定されず、たとえば、選局された放送チャンネルに対応するチャンネルスロットのチャンネルアイコン53の表示色を、他のチャンネルアイコン53の表示色と異ならせるように表示してもよく、また、選局された放送チャンネルに対応するチャンネルスロットのチャンネル表示エリア52内の背景色を、他のチャンネル表示エリア52内の背景色と異ならせるように表示してもよい。
このように、選局された放送チャンネルに関する表示の態様を、他の放送チャンネルに関する表示の態様と異ならせることで、ユーザは、第1リモコン画面D1を確認することにより、現在どの放送チャンネルのテレビ番組がTV受像機3に表示されているのかを容易に把握することができる。
また、制御部16は、選局用タッチエリア53tに対するタッチ入力によって放送チャンネルが選局されると、アプリケーション6のインストール時に生成された選局操作履歴情報テーブル42に、そのタッチ入力に応じた選局操作履歴情報を格納する。
図14は、選局操作履歴情報テーブル42のデータ構成の一例を示す図である。選局操作履歴情報テーブル42には、1つの選局操作履歴情報について、携帯端末装置10に割り当てられているユーザ識別情報42a、選局用タッチエリア53tに対するタッチ入力が行われた日時42b、そのタッチ入力によって選局された放送チャンネルのチャンネル番号42cの各項目に関するデータが格納される。
さらに、制御部16は、選局操作履歴情報を選局操作履歴情報テーブル42に格納後、選局操作履歴情報テーブル42に格納した選局操作履歴情報を、サーバ装置20に対して通知するための選局操作履歴情報通知信号を生成し、生成した選局操作履歴情報通知信号を、第2無線通信部15に送信させる。
サーバ装置20では、通信部21によって選局操作履歴情報通知信号が受信されると、制御部23は、選局操作履歴情報通知信号に含まれる選局操作履歴情報を、記憶部24に記憶される選局操作履歴情報テーブル33(図8参照)に格納する。このようにして、サーバ装置20には、アプリケーション6を実行する各携帯端末装置10から選局操作履歴情報が送信され、選局操作履歴情報テーブル33に蓄積されていく。
また、第1リモコン画面D1において、電源操作用タッチエリア58tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、TV受像機3の電源をON/OFFするためのコマンド信号を生成し、生成したコマンド信号を含む無線信号を、第1無線通信部14に生成させて出力させる。
これにより、第1無線通信部14から出力された無線信号がTV受像機3で受信されると、そのTV受像機3では、電源がONからOFFに、あるいはOFFからONに切換えられる。ここでは、第1リモコン画面D1でのタッチ入力について説明しているが、他の画面においても、電源操作用タッチエリア58tに対してタッチ入力が行われた場合には、同様の動作が実行される。
また、第1リモコン画面D1において、音量調整用タッチエリア59tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、TV受像機3から出力される音の音量を調整するためのコマンド信号を生成し、生成したコマンド信号を含む無線信号を、第1無線通信部14に生成させて出力させる。
これにより、第1無線通信部14から出力された無線信号がTV受像機3で受信されると、そのTV受像機3では、音量が調整される。ここでは、第1リモコン画面D1でのタッチ入力について説明しているが、他の画面においても、電源操作用タッチエリア58tに対してタッチ入力が行われた場合には、同様の動作が実行される。
また、第1リモコン画面D1において、第2リモコン画面遷移用タッチエリア60tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、第2リモコン画面D2の画像データを生成し、第2リモコン画面D2を表示部11に表示させる。図15は、第2リモコン画面D2の一例を示す図である。
第2リモコン画面D2は、大略的に、第1リモコン画面D1と同様の上部領域51b、および残余の領域であるリモコン領域51dを有する。上部領域51bには、第1リモコン画面D1と同様に、電源操作用アイコン58および音量調整用アイコン59が表示されるとともに、電源操作用タッチエリア58tおよび音量調整用タッチエリア59tが設定される。さらに上部領域51bには、第1リモコン画面遷移用アイコン66が表示されるとともに、第1リモコン画面遷移用アイコン66を包含する所定の領域に対して第1リモコン画面遷移用タッチエリア66tが設定されている。
また、第2リモコン画面D2のリモコン領域51dには、チャンネルスロットごとに、画面の縦方向および横方向に沿ってマトリクス状に、略正方形状のチャンネル表示エリア67が表示される。
各チャンネル表示エリア67内には、チャンネルスロットの番号を表示しているチャンネルアイコン53、そのチャンネルスロットに対応付けられている放送局の放送局名54、およびそのテレビ番組の現在の盛上りの度合いを示す指標アイコン56が表示されている。そして、各チャンネル表示エリア67を包含する所定の領域に対して選局用タッチエリア53tがそれぞれ設定されている。
この第2リモコン画面D2において、第1リモコン画面遷移用タッチエリア66tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、第1リモコン画面D1の画像データを生成し、第1リモコン画面D1を表示部11に表示させる。すなわち、第1リモコン画面D1における第2リモコン画面遷移用タッチエリア60t、あるいは第2リモコン画面D2における第1リモコン画面遷移用タッチエリア66tをタッチ入力することにより、第1リモコン画面D1と第2リモコン画面D2とを切り換えることができる。
また第2リモコン画面D2において、選局用タッチエリア53tに対してタッチ入力が行われた場合には、第1リモコン画面D1の場合と同様に、制御部16は、タッチ入力された選局用タッチエリア53tのチャンネルスロットに対応する放送チャンネルを選局するためのコマンド信号を生成する。そして、生成したコマンド信号を含む無線信号を、第1無線通信部14に生成させて出力させる。
この第2リモコン画面D2は、前記第1リモコン画面D1と類似しているが、チャンネル表示エリア67の表示の態様をチャンネル表示エリア52と異ならせることによって、選局用タッチエリア53tのサイズを、第1リモコン画面D1における選局用タッチエリア53tのサイズよりも大きくしている。したがって、第2リモコン画面D2を表示させることによって、放送チャンネルを選局するためのタッチ入力の操作性を向上させることができる。
また、第2リモコン画面D2では、リモコン領域51d内に、全てのチャンネルスロットのチャンネル表示エリア67が表示されているので、フリック操作を行うことなく全ての放送チャンネルを選局することができる。この点においても、第1リモコン画面D1に比べて、放送チャンネルを選局する際の操作性を向上させることができる。
さらには、全ての放送チャンネルについての指標を、フリック操作を行うことなく1つの画面内で比較することができるので、ユーザは、どの放送チャンネルを選局すべきかの判断をすばやく行うことができる。
このように、第2リモコン画面D2は、放送チャンネルを選局する際の操作性が第1リモコン画面D1に比べて向上させている。したがって、第2リモコン画面D2は、携帯端末装置10を主にリモコンとして機能させる場合に表示させるのが好ましい。
再び、第1リモコン画面D1に戻って、第1リモコン画面D1において、ミニブログ閲覧用タッチエリア54tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、タッチ入力されたミニブログ閲覧用タッチエリア54tに対応する放送局および/またはテレビ番組に関連したミニブログ情報を、サーバ装置20に対して要求するミニブログ情報要求信号を生成し、生成したミニブログ情報要求信号を、第2無線通信部15に送信させる。
サーバ装置20では、通信部21によってミニブログ情報要求信号が受信されると、制御部23は、記憶部24に記憶されるミニブログ情報データベース36(図11参照)から、要求されている放送局および/またはテレビ番組に関連したミニブログ情報を抽出し、抽出したミニブログ情報を送信するためのミニブログ情報送信信号を生成する。そして、制御部23は、ミニブログ情報要求信号を送信してきた携帯端末装置10に対し、生成したミニブログ情報送信信号を、通信部21に送信させる。
これにより、携帯端末装置10では、第2無線通信部15がミニブログ情報送信信号を受信すると、制御部16は、受信されたミニブログ情報送信信号に含まれるミニブログ情報を、アプリケーション6のインストール時に生成されたミニブログ情報テーブル43に格納する。
図16は、ミニブログ情報テーブル43のデータ構成の一例を示す図である。ミニブログ情報テーブル43には、1つのミニブログ情報について、タッチ入力によって選択された放送局および/またはテレビ番組に関連するミニブログの内容43b、そのミニブログを投稿した投稿者のユーザ名43a、およびそのミニブログが投稿された日時43cの各項目に関するデータが格納される。
さらに制御部16は、このミニブログ情報テーブル43に基づいて、ミニブログ閲覧用画面D3の画像データを生成し、ミニブログ閲覧用画面D3を表示部11に表示させる。図17は、ミニブログ閲覧用画面D3の一例を示す図である。
ミニブログ閲覧用画面D3は、第1リモコン画面D1と同様に、上部領域51b、中央領域51aおよび下部領域51cの3つの領域を有し、上部領域51bおよび下部領域51cについては、第1リモコン画面D1と同一であるので、説明を省略する。
ミニブログ閲覧用画面D3の中央領域51aには、その左端の領域に、画面の縦方向に沿って、チャンネルスロットごとに、チャンネルアイコン53とともに指標アイコン56が表示され、残余の領域には、タッチ入力によって選択された放送局名54、その放送局において現在放送中のテレビ番組の番組タイトル55、およびそのテレビ番組をチェックするための番組チェックアイコン57が表示されるとともに、ミニブログ情報テーブル43に基づいて、ミニブログ情報が表示される。
このように、ユーザは、第1リモコン画面D1において、ミニブログ閲覧用タッチエリア54tをワンタッチ操作するだけで、そのミニブログ閲覧用タッチエリア54tに対応する放送局および/またはテレビ番組に関連するミニブログを閲覧することができる。
再び、第1リモコン画面D1に戻って、第1リモコン画面D1において、番組チェック用タッチエリア57tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、タッチ入力された番組チェック用タッチエリア57tに対応するテレビ番組をチェックさせるためのダイアログが表示される番組チェック用画面D4の画像データを生成し、表示部11に表示させる。図18は、番組チェック用画面D4の一例を示す図である。
番組チェック用画面D4には、ダイアログボックス68が表示され、そのダイアログボックス68内には、タッチ入力された番組チェック用タッチエリア57tに対応するテレビ番組の番組タイトル55、ユーザにチェックを促すテキストデータ69、チェックアイコン70、およびキャンセルボタン71が表示される。
また、ダイアログボックス68内には、チェックアイコン70を包含する所定の領域に対してチェック用タッチエリア70tが設定され、キャンセルボタン71を包含する所定の領域に対してキャンセル用タッチエリア71tが設定されている。なお、チェック用タッチエリア70tは、チェックアイコン70およびテキストデータ69を包含する所定の領域に対して設定されてもよい。
この番組チェック用画面D4において、キャンセル用タッチエリア71tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、番組チェック用画面D4に遷移する直前の画面の画像データを生成し、その画面を表示部11に表示させる。たとえば、ミニブログ閲覧用画面D3において番組チェック用タッチエリア57tに対してタッチ入力が行われることにより番組チェック用画面D4に遷移した場合には、キャンセル用タッチエリア71tに対してタッチ入力が行われると、制御部16は、ミニブログ閲覧用画面D3の画像データを生成し、ミニブログ閲覧用画面D3を表示部11に表示させる。
また、この番組チェック用画面D4において、チェック用タッチエリア70tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、チェックアイコン70の表示態様を、未チェック状態の表示態様からチェック状態の表示態様に変更し、所定の時間経過後に、番組チェック用画面D4に遷移する直前の画面の画像データを生成し、その画面を表示部11に表示させる。
このように、番組チェック用画面D4において、選択されたテレビ番組に対してチェックを行う操作は、ユーザが、テレビ番組を視聴中に、そのテレビ番組またはCM内で紹介された商品を購入したい、あるいはそのテレビ番組またはCM内で紹介された店舗に訪れたい、あるいはこれらの商品や店舗について詳細な情報を知りたいなどと思った場合に行われる。
制御部16は、このようにしてテレビ番組に対してチェックが行われると、アプリケーション6のインストール時に生成された番組チェック情報テーブル44に、番組チェック情報を格納する。
図19は、番組チェック情報テーブル44のデータ構成の一例を示す図である。番組チェック情報テーブル44には、1つの番組チェック情報について、携帯端末装置10に割り当てられているユーザ識別情報44a、チェックが行われたテレビ番組を放送している放送局の放送局名44b、チェックが行われたテレビ番組の番組タイトル44c、およびチェックが行われた日時44dの各項目に関するデータが格納される。なお、図19に示すように、同一のテレビ番組に対して、複数回チェックを行うことも可能である。
そして、制御部16は、番組チェック情報を番組チェック情報テーブル44に格納後、番組チェック情報テーブル44に格納した番組チェック情報を、サーバ装置20に対して通知するための番組チェック情報通知信号を生成し、生成した番組チェック情報通知信号を、第2無線通信部15に送信させる。
本実施形態では、前記のように、携帯端末装置10に番組チェックテーブル44を設け、テレビ番組がチェックされるたびに、番組チェック情報を番組チェックテーブル44に格納するように構成されているが、他の実施形態では、ユーザによってテレビ番組がチェックされると、前記各項目44a〜44dを含む番組チェック情報を自装置に格納することなく、サーバ装置20へ送信するように構成されてもよい。この場合には、携帯端末装置10は、通信ネットワーク2を介してサーバ装置20との間で通信可能な状態となっている必要がある。このように、他の実施形態では、番組チェック情報を、携帯端末装置10へ記憶しておくのではなく、サーバ装置20に登録しておき、必要に応じて参照するように構成されてもよい。
サーバ装置20では、通信部21によって番組チェック情報通知信号が受信されると、制御部23は、番組チェック情報通知信号に含まれる番組チェック情報を、記憶部24に記憶される番組チェック情報テーブル34(図9参照)に格納する。このようにして、サーバ装置20には、アプリケーション6を実行する各携帯端末装置10から番組チェック情報が送信され、番組チェック情報テーブル34に蓄積されていく。
サーバ装置20の制御部23は、記憶部24に記憶される商品情報テーブル32(図7参照)を常に監視し、商品情報が商品情報テーブル32に新たに記憶されると、その商品情報における番組タイトル32cおよび時間帯32eの各データをキーにして、番組チェック情報テーブル34に記憶されている複数の番組チェック情報の中から、当該商品情報に関連する番組チェック情報を抽出する。
詳細には、制御部23は、先ず、新たに記憶された商品情報における時間帯32eのデータに対して、ある程度の幅を持たせた時間帯のデータを作成する。具体的には、時間帯を規定する2つの時刻のうちの後の方の時刻を予め定める時間だけ遅らせたデータを作成する。一例を挙げると、商品情報における時間帯32eのデータが7:03〜7:06である場合には、後の方の時刻をたとえば5分遅らせた7:03〜7:11という時間帯のデータを作成する。このように、2つの時刻のうちの後の方の時刻を遅らせるのは、商品が紹介されている時間帯よりも後に、携帯端末装置10を用いてチェックを行うことが考えられるからである。
そして、制御部23は、番組チェック情報テーブル34から、新たに記憶された商品情報における番組タイトル32cのデータと同一の番組タイトル34cのデータを有する番組チェック情報を全て抽出し、さらに、抽出された番組チェック情報の中から、チェック日時34dのデータが、前記のように作成された時間帯のデータに含まれている番組チェック情報を抽出する。
たとえば、図7に示す商品情報テーブル32において、識別情報32aが「P23456」の商品の商品情報が新たに記憶されたとすると、制御部23は、その商品情報における時間帯32eのデータに基づいて、前記のように7:03〜7:11という時間帯のデータを作成し、図9に示す番組チェック情報テーブル34に記憶されている複数の番組チェック情報の中から、番組タイトル34cが「モーニングてれび」であって、チェック日時34dが7:03〜7:11の時間帯に含まれている番組チェック情報を抽出する。この場合には、ユーザ識別情報34aが「U12345」の番組チェック情報が抽出される。
このようにして番組チェック情報が抽出されると、制御部23は、その番組チェック情報におけるユーザ識別情報34aのデータに基づいて、当該番組チェック情報を送信した携帯端末装置10のメールアドレスを取得し、そのメールアドレス宛に、番組チェック情報に対応する商品の商品情報が、商品情報テーブル32に記憶されたことを通知する電子メールを送信する。
したがって、ユーザは、サーバ装置20から送信される電子メールを開封し、表示部11に表示させて閲覧することにより、所望の商品情報が商品情報テーブル32に記憶されたことを知ることができる。
前記のように、テレビ番組において商品が紹介されてから、その商品に関する商品情報が商品情報テーブル32に記憶されるまでの間に、データの作成に要する時間の分だけタイムラグが生じてしまうような場合、テレビ番組を視聴しているユーザは、商品情報テーブル32に記憶されるまで、所望の商品の購入手続を進めることも、所望の商品の詳細な情報を取得することもできない。したがって、このような場合には、商品が紹介されてからの時間の経過に伴って、商品を購入しようとする考え自体がユーザの頭から忘れ去られてしまい、商品の購入機会を逸することがある。
これに対し、本実施形態によれば、テレビ番組に対してチェックを行うだけで、チェックを行った時刻に基づいて、サーバ装置20が自動的に、所望の商品情報が商品情報テーブル32に記憶されたこと通知してくれる。このように、ユーザは、複雑な操作を行うことなく、テレビ番組を視聴中に気になった商品について、購入機会あるいは詳細な情報の取得機会を逸することを回避することができる。
再び、第1リモコン画面D1に戻って、第1リモコン画面D1において、お気に入り登録画面遷移用タッチエリア64tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、チェック番組一覧画面D5の画像データを生成し、チェック番組一覧画面D5を表示部11に表示させる。図20は、チェック番組一覧画面D5の一例を示す図である。
チェック番組一覧画面D5は、第1リモコン画面D1と同様に、上部領域51b、中央領域51aおよび下部領域51cの3つの領域を有し、上部領域51bおよび下部領域51cについては、第1リモコン画面D1と同一であるので、説明を省略する。
チェック番組一覧画面D5の中央領域51aは、タブで表示切替できるような形式で表示され、図20に示すように、チェック番組一覧画面D5では、番組チェックタブ72に対応付けられたチェック番組一覧ウインドウ74が表示される。
また、お気に入りタブ73を包含する所定の領域に対してお気に入り切換用タッチエリア73tが設定されており、このお気に入り切換用タッチエリア73tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、お気に入り商品一覧画面D6の画像データを生成し、お気に入り商品一覧画面D6を表示部11に表示させる。図21は、お気に入り商品一覧画面D6の一例を示す図である。
お気に入り商品一覧画面D6は、第1リモコン画面D1と同様に、上部領域51b、中央領域51aおよび下部領域51cの3つの領域を有し、上部領域51bおよび下部領域51cについては、第1リモコン画面D1と同一であるので、説明を省略する。
お気に入り商品一覧画面D6の中央領域51aは、タブで表示切替できるように表示され、図21に示すように、お気に入り商品一覧画面D6では、お気に入りタブ73に対応付けられたお気に入り商品一覧ウインドウ75が表示される。
また、番組チェックタブ72を包含する所定の領域に対して番組チェック切換用タッチエリア72tが設定されており、この番組チェック切換用タッチエリア72tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、チェック番組一覧画面D5の画像データを生成し、チェック番組一覧画面D5を表示部11に表示させる。すなわち、番組チェック切換用タッチエリア72tあるいはお気に入り切換用タッチエリア73tに対してタッチ入力が行われることによって、チェック番組一覧画面D5とお気に入り商品一覧画面D6とが切り換えられる。
チェック番組一覧画面D5において、チェック番組一覧ウインドウ74には、ユーザによるチェック操作の回数分だけ設けられたチェック番組表示エリア76が、画面の縦方向に並べて表示される。
各チェック番組表示エリア76内には、番組チェック情報テーブル44に格納されている情報に基づいて、チェック操作においてチェックされたテレビ番組の番組タイトル55、そのテレビ番組を放送した放送局の放送局名54、およびそのテレビ番組がチェックされた日時77が表示されている。
さらに、各チェック番組表示エリア76には、放送局名54、番組タイトル55および日時77を包含する所定の領域に対して番組紹介商品閲覧用タッチエリア77tが設定されている。
チェック番組一覧画面D5において、この番組紹介商品閲覧用タッチエリア77tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、タッチ入力された番組紹介商品閲覧用タッチエリア77tに対応するテレビ番組において紹介された商品の商品情報を、サーバ装置20に対して要求する商品情報要求信号を生成し、生成した商品情報要求信号を、第2無線通信部15に送信させる。
サーバ装置20では、通信部21によって商品情報要求信号が受信されると、制御部23は、記憶部24に記憶される商品情報テーブル32(図7参照)から、要求されているテレビ番組で紹介された商品の商品情報を抽出し、抽出した商品情報を送信するための商品情報送信信号を生成する。そして、制御部23は、商品情報要求信号を送信してきた携帯端末装置10に対し、商品情報送信信号を、通信部21に送信させる。
これにより、携帯端末装置10では、第2無線通信部15が商品情報送信信号を受信すると、制御部16は、受信された商品情報送信信号に含まれる商品情報に基づいて、番組紹介商品一覧画面D7の画像データを生成し、番組紹介商品一覧画面D7を表示部11に表示させる。図22は、番組紹介商品一覧画面D7の一例を示す図である。
番組紹介商品一覧画面D7は、第1リモコン画面D1と同様に、上部領域51b、中央領域51aおよび下部領域51cの3つの領域を有し、上部領域51bおよび下部領域51cについては、第1リモコン画面D1と同一であるので、説明を省略する。
番組紹介商品一覧画面D7の中央領域51aには、商品一覧ウインドウ78が表示され、商品一覧ウインドウ78内には、そのテレビ番組において紹介された商品ごとに設けられた商品表示エリア79が、画面の縦方向に並べて表示される。
各商品表示エリア79内には、商品の画像80、その商品のジャンル81、その商品の商品名82、その商品に関する指標を示す指標アイコン83、およびその商品を、お気に入り商品一覧ウインドウ75に登録するためのお気に入りアイコン84が表示されている。
指標アイコン83は、たとえば該当商品がお気に入りに登録された回数、該当ページから遷移して実際に購入された回数、および該当商品の詳細情報を示すページが閲覧された回数など指標に基づいて、棒グラフの形式で表示されている。これらの指標は、サーバ装置20の制御部23によって生成される。
さらに、各商品表示エリア79内には、画像80、ジャンル81、商品名82、指標アイコン83を包含する所定の領域に対して商品詳細閲覧用タッチエリア80tが設定され、お気に入りアイコン84を包含する所定の領域に対してお気に入り登録用タッチエリア84tが設定されている。
番組紹介商品一覧画面D7において、商品詳細閲覧用タッチエリア80tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、タッチ入力された商品詳細閲覧用タッチエリア80tに対応する商品の詳細情報を、サーバ装置20に対して要求する商品詳細情報要求信号を生成し、生成した商品詳細情報要求信号を、第2無線通信部15に送信させる。
サーバ装置20では、通信部21によって商品詳細情報要求信号が受信されると、制御部23は、記憶部24に記憶される商品情報テーブル32(図7参照)から、タッチ入力に対応する商品の詳細情報を抽出し、抽出した詳細情報を送信するための商品詳細情報送信信号を生成する。そして、制御部23は、商品詳細情報要求信号を送信してきた携帯端末装置10に対し、商品詳細情報送信信号を、通信部21に送信させる。
これにより、携帯端末装置10では、第2無線通信部15が商品詳細情報送信信号を受信すると、制御部16は、受信された商品詳細情報送信信号に含まれる詳細情報に基づいて、商品詳細画面D8の画像データを生成し、商品詳細画面D8を表示部11に表示させる。図23は、商品詳細画面D8の一例を示す図である。
商品詳細画面D8には、その商品の詳細情報が表示されるとともに、その商品を購入可能なオンライン店舗へのリンク情報であるバナー85、および商品詳細画面D8を閉じるためのアイコン86が表示される。さらに、そのバナー85を包含する所定の領域に対してバナー用タッチエリア85tが設定され、アイコン86を包含する所定の領域に対して閉ページ用タッチエリア86tが設定されている。
この商品詳細画面D8において、バナー用タッチエリア85tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、タッチ入力が行われたバナー用タッチエリア85tに対応するサイトにおける商品購入ページを表示させる。
またこの商品詳細画面D8において、閉ページ用タッチエリア86tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、この商品詳細画面D8を閉じ、番組紹介商品一覧画面D7の画像データを生成し、番組紹介商品一覧画面D7を表示部11に表示させる。
この番組紹介商品一覧画面D7において、お気に入り登録用タッチエリア84tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、アプリケーション6のインストール時に生成されたお気に入り登録情報テーブル45に、タッチ入力されたお気に入り登録用タッチエリア84tに対応する商品の商品情報を格納する。
図24は、お気に入り登録情報テーブル45のデータ構成の一例を示す図である。お気に入り登録情報テーブル45には、1つのお気に入り登録情報について、携帯端末装置10に割り当てられているユーザ識別情報45a、タッチ入力されたお気に入り登録用タッチエリア84tに対応する商品の識別情報45b、登録用タッチエリア84tに対するタッチ入力が行われた日時45cの各項目に関するデータが格納される。
そして、制御部16は、お気に入り登録情報をお気に入り登録情報テーブル45に格納後、お気に入り登録情報テーブル45に格納したお気に入り登録情報を、サーバ装置20に対して通知するためのお気に入り登録情報通知信号を生成し、生成したお気に入り登録情報通知信号を、第2無線通信部15に送信させる。
本実施形態では、前記のように、携帯端末装置10にお気に入り登録情報テーブル45を設け、登録用タッチエリア84tに対するタッチ入力が行われるたびに、お気に入り登録情報をお気に入り登録情報テーブル45に格納するように構成されているが、他の実施形態では、ユーザによって登録用タッチエリア84tに対するタッチ入力が行われると、前記各項目45a〜45cを含むお気に入り登録情報を自装置に格納することなく、サーバ装置20へ送信するように構成されてもよい。この場合には、携帯端末装置10は、通信ネットワーク2を介してサーバ装置20との間で通信可能な状態となっている必要がある。このように、他の実施形態では、お気に入り登録情報を、携帯端末装置10へ記憶しておくのではなく、サーバ装置20に登録しておき、必要に応じて参照するように構成されてもよい。
サーバ装置20では、通信部21によってお気に入り登録情報通知信号が受信されると、制御部23は、お気に入り登録情報通知信号に含まれるお気に入り登録情報を、記憶部24に記憶されるお気に入り登録情報テーブル35(図10参照)に格納する。このようにして、サーバ装置20には、アプリケーション6を実行する各携帯端末装置10からお気に入り登録情報が送信され、お気に入り登録情報テーブル35に蓄積されていく。このようにしてお気に入り登録情報テーブル35に蓄積された情報は、たとえば、前記のように商品情報テーブル32に記憶される商品に関する前記指標を生成するために用いられてもよい。
また、このお気に入り登録情報テーブル35に格納されたお気に入り登録情報は、前記お気に入り商品一覧画面D6を表示部11に表示する際に用いられる。具体的には、チェック番組一覧画面D5において、お気に入り切換用タッチエリア73tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、お気に入りに登録した商品の商品情報を、サーバ装置20に対して要求するお気に入り登録商品情報要求信号を生成し、生成したお気に入り登録商品情報要求信号を、第2無線通信部15に送信させる。
サーバ装置20では、通信部21によってお気に入り登録商品情報要求信号が受信されると、制御部23は、記憶部24に記憶されるお気に入り登録情報テーブル35(図10参照)から、お気に入り登録商品情報要求信号を送信した携帯端末装置10に対応するお気に入り登録情報を抽出し、抽出したお気に入り登録情報に含まれる商品の識別情報35bのデータを基に、記憶部24に記憶される商品情報テーブル32(図7参照)から同一の識別情報32aのデータを有する商品情報を検索して、取得された商品情報を送信するためのお気に入り登録商品情報送信信号を生成する。そして、制御部23は、お気に入り登録商品情報要求信号を送信してきた携帯端末装置10に対し、お気に入り登録商品情報送信信号を、通信部21に送信させる。
これにより、携帯端末装置10では、第2無線通信部15がお気に入り登録商品情報送信信号を受信すると、制御部16は、受信されたお気に入り登録商品情報送信信号に含まれる商品情報に基づいて、お気に入り商品一覧画面D6の画像データを生成し、お気に入り商品一覧画面D6を表示部11に表示させる。これにより、お気に入り商品一覧画面D6のお気に入り商品一覧ウインドウ75には、お気に入り登録した商品ごとに設けられたお気に入り商品表示エリア87が、画面の縦方向に並べて表示される。
各お気に入り商品表示エリア87内には、サーバ装置20から送信されたお気に入り登録商品情報に基づいて、商品の画像80、その商品のジャンル81、その商品の商品名82が表示されている。さらに、各お気に入り商品表示エリア87内には、画像80、ジャンル81、商品名82を包含する所定の領域に対して商品詳細閲覧用タッチエリア80tが設定されている。
このお気に入り商品一覧画面D6において、商品詳細閲覧用タッチエリア80tに対してタッチ入力が行われた場合には、前記と同様に、その商品の商品詳細画面D8が表示部11に表示される。
上記の実施形態では、サーバ装置20は、携帯端末装置10から受信した番組チェック情報に関連する商品の商品情報が商品情報テーブル32に記憶されると、その番組チェック情報を送信した携帯端末装置10に対して、所望の商品の商品情報が商品情報テーブル32に記憶されたことを通知する電子メールを送信するように構成されている。他の実施形態では、サーバ装置20は、番組チェック情報を送信した携帯端末装置10に対して、所望の商品の商品情報が商品情報テーブル32に記憶されたこと示すメッセージと、そのメッセージを携帯端末装置10の表示部11に表示させる制御信号とを、該携帯端末装置10に対して送信してもよい。
さらに他の実施形態では、サーバ装置20は、番組チェック情報を送信した携帯端末装置10に対して、商品情報自体を電子メールで送信してもよい。また、この場合において、番組チェック情報テーブル34に、同一のユーザ識別情報を有する番組チェック情報が複数格納されている場合には、サーバ装置20は、その複数の番組チェック情報に関連する各商品の商品情報が全て商品情報テーブル32に記憶された段階で、番組チェック情報を送信した携帯端末装置10に対し、それら複数の商品情報を含む電子カタログを電子メールで送信してもよい。
また上記の実施形態では、サーバ装置20の記憶部24に記憶される指標情報テーブル31には、各テレビ番組の視聴に関する指標を示す情報として、ミニブログサービスでの現在放送中の各テレビ番組に関する投稿数に基づいて算出された指標が格納されているが、他の実施形態では、各テレビ番組の視聴に関する指標を示す情報として、現在放送中の各テレビ番組の視聴率が格納されてもよい。
この場合、視聴率は、外部の調査期間によって調査されたものであってもよく、または、選局操作履歴情報テーブル33に格納されている選局操作履歴情報に基づいて、サーバ装置20において独自に算出されたものであってもよい。
また上記の実施形態では、携帯端末装置10の表示部11に、放送チャンネルごとに指標を表示させることによって、各放送チャンネルにおけるテレビ番組の盛り上がりの度合いをユーザに対して通知していたが、他の実施形態では、現在視聴中のテレビ番組よりも盛り上がっているテレビ番組の存在を、TV受像機3を介してユーザに通知するように構成されてもよい。
図25は、現在視聴中のテレビ番組よりも盛り上がっているテレビ番組の存在を、TV受像機3を介してユーザに通知する方法の例を示す図である。図25(a)は、現在視聴中のテレビ番組よりも盛り上がっているテレビ番組の存在していることを示すメッセージを、OSD(On Screen Display)を用いて表示する例を示している。
また図25(b)は、現在視聴中のテレビ番組よりも盛り上がっているテレビ番組を、PinP(Picture in Picture)表示する例を示している。また図25(c)は、現在視聴中のテレビ番組よりも盛り上がっているテレビ番組を、現在視聴中のテレビ番組と並べて2画面表示する例を示している。
このようにTV受像機3に対して盛り上がっているテレビ番組に関する情報を表示させる場合、携帯端末装置10の制御部16は、サーバ装置20から取得される各テレビ番組の視聴に関する指標と、ユーザによって予め設定された閾値とを比較し、各テレビ番組の視聴に関する指標が前記閾値を上回ったときに、その指標に対応するテレビ番組と、現在TV受像機3によって視聴されているテレビ番組とが異なっていれば、所定のメッセージをOSD表示させるためのコマンド信号、指標が前記閾値を上回ったテレビ番組をPinP表示させるためのコマンド信号、および現在視聴中のテレビ番組と指標が前記閾値を上回ったテレビ番組とを2画面表示させるためのコマンド信号のいずれかを生成し、生成したコマンド信号を含む無線信号を、第1無線通信部14に生成させて出力させる。これにより、この無線信号を受信したTV受像機3では、その無線信号に含まれるコマンド信号に対応した表示が行われる。
これにより、ユーザは、携帯端末装置10の表示部11を確認しなくても、盛り上がっている番組の存在を知ることができるため、テレビ番組の視聴に集中することができる。なお、前記のようなOSD表示、PinP表示および2画面表示は、一定期間(たとえば5秒)経過すると消去され、元の画面に復帰する。なお、メッセージをOSD表示させる機能を利用して、盛り上がっているテレビ番組の存在していることを示すメッセージだけではなく、チェックした商品の商品情報が商品情報テーブル32に記憶されたことを通知するメッセージをOSD表示させてもよい。
図26は、本発明の他の実施形態に係る情報通信システム1Aの概略的な構成を示す概略構成図である。本実施形態に係る情報通信システム1Aは、前述の実施形態に係る情報通信システム1に加えて、さらにテレビ番組を録画して蓄積する録画装置4を備えて構成される。
録画装置4は、TV受像機3に有線または無線で接続されるレコーダ装置によって実現されてもよく、TV受像機3に内蔵されてもよい。本実施形態では、この録画装置4は、ユーザによって指定された1つのテレビ番組を録画する通常の録画機能のほか、選局可能な複数あるいは全ての放送局で放送中の各テレビ番組を同時に録画する機能を有している。
録画装置4は、記憶部と、制御部とを備え、録画されたテレビ番組を記憶部に格納するとともに、制御部は、録画されたテレビ番組に関する情報である録画番組情報を生成し、記憶部に設けられている録画番組リスト情報テーブル46に格納する。
図27は、録画番組リスト情報テーブル46のデータ構成の一例を示す図である。録画番組リスト情報テーブル46には、1つの録画番組情報について、放送局名46a、番組タイトル46b、録画開始日時46cおよび録画終了日時46dの各項目に関するデータが格納される。
本実施形態に係る携帯端末装置10は、アプリケーション6が起動されると、制御部16は、現在放送中のテレビ番組用のリモコン装置として動作する第1モードと、録画装置4に録画されているテレビ番組用のリモコン装置として動作する第2モードとをユーザに選択させるためのモード選択画面を表示部11に表示させ、ユーザにモード選択を行わせるように構成されている。
ここで、ユーザがタッチ入力することにより第1モードが選択されると、前記の実施形態の様に、表示部11に第1リモコン画面D1が表示され、タッチ入力に応じた所定の処理が行われる。一方、ユーザがタッチ入力することにより第2モードが選択されると、制御部16は、録画装置4に記憶されている録画番組情報を、TV受像機3あるいは録画装置4に対して要求するための録画番組情報要求信号を生成し、生成した録画番組情報要求信号を、第1無線通信部14に送信させる。
なお、他の実施形態では、アプリケーション6の起動直後に、第1および第2モードをユーザに選択させるのではなく、前記の実施形態の様に、表示部11に第1リモコン画面D1を表示させ、その第1リモコン画面D1の中に、第2モード移行用アイコンを表示させるとともに、その第2モード移行用アイコンを包含する所定の領域に対して第2モード移行用タッチエリアを設定しておき、その第2モード移行用タッチエリアに対してタッチ入力が行われた場合に、制御部16が、録画番組情報要求信号を生成して、生成した録画番組情報要求信号を、第1無線通信部14に送信させるように構成してもよい。
本実施形態では、TV受像機3あるいは録画装置4は、携帯端末装置10から送信された録画番組情報要求信号を受信すると、録画装置4の記憶部に記憶されている録画番組リスト情報テーブル46に基づいて、記憶部に記憶されている各テレビ番組に関する録画番組情報を通知するための録画番組情報通知信号を、外部へ送信可能に構成されているものとする。
そして、携帯端末装置10では、第1無線通信部14によって録画番組情報通知信号が受信されると、制御部16は、その録画番組情報通知信号に含まれる録画番組情報に基づいて、録画番組情報テーブル47を生成する。
図28は、録画番組情報テーブル47のデータ構成の一例を示す図である。録画番組情報テーブル47には、1つの録画番組情報について、放送局名47a、番組タイトル47b、録画開始日時47c、録画終了日時47d、平均指標47eおよび最大指標47fの各項目に関するデータが格納される。ここでは、制御部16は、録画番組情報通知信号に含まれる録画番組情報に基づいて、放送局名47a、番組タイトル47b、録画開始日時47cおよび録画終了日時47dの各項目についてのみ、データをそれぞれ格納する。
そして、制御部16は、録画番組情報テーブル47に格納されている各テレビ番組についての盛上りの度合いを示す指標情報を、サーバ装置20に対して要求するための指標情報要求信号を生成し、生成した指標情報要求信号を、第2無線通信部15に送信させる。
サーバ装置20では、通信部21によって指標情報要求信号が受信されると、制御部23は、要求されている各テレビ番組について、各時間での指標情報、すなわち本実施形態では1分ごとの指標情報を指標情報テーブル31(図6参照)から抽出し、これらの情報を通知するための指標情報通知信号を生成する。そして、制御部23は、該指標情報要求信号を送信してきた携帯端末装置10に対し、生成した指標情報通知信号を、通信部21に送信させる。
これにより、携帯端末装置10では、第2無線通信部15が指標情報通知信号を受信すると、制御部16は、受信された指標情報通知信号から各テレビ番組の時系列の指標情報を取得し、取得した時系列の指標情報に基づいて、各テレビ番組の平均指標および最大指標を算出して、録画番組情報テーブル47における平均指標47eおよび最大指標47fの各項目に格納する。なお、この平均指標および最大指標は、サーバ装置20において各テレビ番組が放送終了するたびに算出され、携帯端末装置10から送信される指標情報要求信号に応答して、サーバ装置20が、要求されている各テレビ番組の平均指標および最大指標を、該指標情報要求信号を送信してきた携帯端末装置10に対して通知するように構成してもよい。
さらに制御部16は、このようにして放送局名47a、番組タイトル47b、録画開始日時47c、録画終了日時47d、平均指標47eおよび最大指標47fの各項目にデータが格納された録画番組情報テーブル47に基づいて、録画用リモコン画面D9の画像データを生成し、録画用リモコン画面D9を表示部11に表示させる。図29は、録画用リモコン画面D9の一例を示す図である。
録画用リモコン画面D9は、前記の第1リモコン画面D1と同様に、上部領域51b、中央領域51aおよび下部領域51cの3つの領域を有し、上部領域51bおよび下部領域51cについては、第1リモコン画面D1と同一であるので、説明を省略する。
録画用リモコン画面D9の中央領域51aには、録画されているテレビ番組ごとに設けられた横長の録画番組表示エリア91が、画面の縦方向(図29における上下方向)に並べて表示される。
各録画番組表示エリア91内には、録画されているテレビ番組の番組タイトル55、そのテレビ番組の録画開始および終了日時92、およびそのテレビ番組の盛上りの度合いを示す指標アイコン93が表示されている。
本実施形態では、各テレビ番組の盛上りの度合いを示す指標アイコン93は、星の数によって指標の大小を示すように表示されている。指標アイコン93には、録画番組情報テーブル47における平均指標47eおよび最大指標47fのいずれかに基づく指標が表示される。図29に示す例では、平均指標47eに基づく指標が表示されている。平均指標47eおよび最大指標47fのうちのいずれの指標を表示させるかは、ユーザによって適宜設定を変更できるように構成されている。なお、指標アイコン93の表示形式は、星の数に限らず、第1リモコン画面D1のように棒グラフの形式であってもよい。
また、各録画番組表示エリア91には、番組タイトル55、録画開始および終了日時92、ならびに指標アイコン93を包含する所定の領域に対して再生用タッチエリア91tが設定されている。
この録画用リモコン画面D9において、再生用タッチエリア91tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、タッチ入力された再生用タッチエリア91tに対応するテレビ番組を再生するためのコマンド信号を生成する。そして、生成したコマンド信号を含む無線信号を、第1無線通信部14に生成させて出力させる。
これにより、第1無線通信部14から出力された無線信号がTV受像機3あるいは録画装置4で受信されると、そのTV受像機3では、ユーザによるタッチ入力によって選択されたテレビ番組が再生表示される。
このように、ユーザは、録画されている各テレビ番組の指標アイコン93を録画用リモコン画面D9において確認しながら、その録画用リモコン画面D9に設定されている再生用タッチエリア91tに対してタッチ入力することで、所望のテレビ番組を再生することができる。すなわち、ユーザは、本実施形態に係る携帯端末装置10を所持するだけで、録画されている各テレビ番組の盛上りの度合いを確認しつつ、所望のテレビ番組を再生することができる。したがって、再生操作のために携帯端末装置10からTV受像機3あるいは録画装置4に付属の専用リモコンに持ち替えるという煩わしい動作を省略することができる。
また本実施形態では、前記のように再生用タッチエリア91tに対してタッチ入力が行われると、制御部16は、タッチ入力された再生用タッチエリア91tに対応する放送局および/またはテレビ番組に関連したミニブログ情報であって、録画開始時刻から録画終了時刻の間に投稿されたミニブログ情報を、サーバ装置20に対して要求するミニブログ情報要求信号を生成し、生成したミニブログ情報要求信号を、第2無線通信部15に送信させる。
サーバ装置20では、通信部21によってミニブログ情報要求信号が受信されると、制御部23は、記憶部24に記憶されるミニブログ情報データベース36(図11参照)から、要求されている放送局および/またはテレビ番組に関連したミニブログ情報であって、録画開始時刻から録画終了時刻の間に投稿されたミニブログ情報を抽出し、抽出したミニブログ情報を送信するためのミニブログ情報送信信号を生成する。そして、制御部23は、ミニブログ情報要求信号を送信してきた携帯端末装置10に対し、生成したミニブログ情報送信信号を、通信部21に送信させる。
これにより、携帯端末装置10では、第2無線通信部15がミニブログ情報送信信号を受信すると、制御部16は、受信されたミニブログ情報送信信号に含まれるミニブログ情報を、ミニブログ情報テーブル43(図16参照)に格納する。
さらに制御部16は、このミニブログ情報テーブル43に基づいて、ミニブログ閲覧用画面D10の画像データを生成し、ミニブログ閲覧用画面D10を表示部11に表示させる。図30は、ミニブログ閲覧用画面D10の一例を示す図である。
ミニブログ閲覧用画面D10は、第1リモコン画面D1と同様に、上部領域51b、中央領域51aおよび下部領域51cの3つの領域を有し、上部領域51bおよび下部領域51cについては、第1リモコン画面D1と同一であるので、説明を省略する。
ミニブログ閲覧用画面D10の中央領域51aには、再生用タッチエリア91tに対応するテレビ番組が放送された放送局名54、およびそのテレビ番組の番組タイトル55が表示されるとともに、ミニブログ情報テーブル43に基づいて、ミニブログ情報が表示される。
本実施形態では、制御部16は、ミニブログ情報テーブル43における投稿日時43cに基づいて、各ミニブログを、TV受像機3で再生されているテレビ番組の再生時間に同期させてタイムライン表示させるように構成されている。換言すれば、制御部16は、前記投稿日時43cに基づいて、各ミニブログを、再生中のテレビ番組が実際に放送されていたときに投稿されたシーン(場面)と同じシーンが再生されたときに、ミニブログ閲覧用画面D10に表示させるように構成されている。したがって、ユーザは、再生中のテレビ番組が実際に放送されていたときと同じようなミニブログサービスでの盛上りを体験することができる。
本実施形態では、上記のように、再生用タッチエリア91tに対してタッチ入力が行われると、タッチ入力によって選択されたテレビ番組がTV受像機3で再生表示されるとともに、携帯端末装置10の表示部11には、再生用タッチエリア91tに対応する放送局および/またはテレビ番組に関連したミニブログ情報がタイムライン表示されるように構成されているが、他の実施形態では、再生用タッチエリア91tに対してタッチ入力が行われると、制御部16は、携帯端末装置10の表示部11に、サーバ装置20から送信された指標情報通知信号に含まれる各テレビ番組の時系列の指標情報に基づいて、タッチ入力によって選択されたテレビ番組における指標の時系列的な推移を、折れ線グラフの形式で表示させた指標推移画面D11を表示させるように構成されてもよい。図31は、指標推移画面D11の一例を示す図である。
指標推移画面D11には、タッチ入力によって選択されたテレビ番組の番組タイトル55が表示されるとともに、折れ線グラフの形式で表わされた番組指標推移グラフ94が表示されている。なお、番組指標推移グラフ94の横軸は、そのテレビ番組の始まりからの経過時間を示し、縦軸は、各時間における盛上りの度合いを示している。また、番組指標推移グラフ94の表示領域を包含する所定の領域に対して、再生場面指定用タッチエリア94tが設定されている。
この再生場面指定用タッチエリア94t内の任意の位置がユーザによってタッチ入力されると、制御部16は、画面の横方向(図31における左右方向)におけるタッチ位置の座標に基づいて、選択されたテレビ番組を、その座標に対応する時間から再生するためのコマンド信号を生成する。そして、生成したコマンド信号を含む無線信号を、第1無線通信部14に生成させて出力させる。
これにより、第1無線通信部14から出力された無線信号がTV受像機3あるいは録画装置4で受信されると、そのTV受像機3では、ユーザによるタッチ入力に応じた場面からテレビ番組が再生表示される。したがって、ユーザは、指標推移画面D11に表示される番組指標推移グラフ94において盛上りのピーク位置よりも少し左側の位置をタッチ入力することにより、そのテレビ番組において盛り上がったシーンだけを視聴することができる。
上記の実施形態では、携帯端末装置10は、録画装置4に録画されているテレビ番組用のリモコン装置として動作する第2モードへ移行すると、録画用リモコン画面D9が表示部11に表示されるように構成されているが、他の実施形態として、選局可能な各放送局において、ユーザによって指定された録画開始時間から予め定める時間(たとえば100時間)の間に放送された全てのテレビ番組が、録画装置4によって録画されている場合、いわゆる全録されている場合には、前記第2モードへの移行に伴って、録画用リモコン画面D9ではなく、第1リモコン画面D1(図13参照)を表示部11に表示させることもできる。
具体的に説明すると、録画装置4の記憶部に全録されたデータが格納されている場合には、前記第2モードへ移行する際、制御部16は、全録された期間における任意の日時をユーザに指定させるための入力画面を表示部11に表示させる。そして、ユーザによるタッチ入力によって任意の日時が指定されると、制御部16は、記憶部17に記憶されているチャンネル設定テーブル、録画番組情報テーブル47、および前記指標情報通知信号から取得された各テレビ番組の時系列の指標情報に基づいて、指定された日時における第1リモコン画面D1の画像データを生成し、第1リモコン画面D1を表示部11に表示させる。
そして、第1リモコン画面D1において、選局用タッチエリア53tに対してタッチ入力が行われた場合には、制御部16は、タッチ入力された選局用タッチエリア53tのチャンネルスロットに対応する放送チャンネルのテレビ番組を、指定された日時から再生するためのコマンド信号を生成する。そして、生成したコマンド信号を含む無線信号を、第1無線通信部14に生成させて出力させる。
これにより、第1無線通信部14から出力された無線信号がTV受像機3あるいは録画装置4で受信されると、そのTV受像機3では、第1リモコン画面D1において選択されたテレビ番組が前記指定された日時から再生表示される。
また、制御部16は、録画番組情報テーブル47および前記各テレビ番組の時系列の指標情報に基づいて、TV受像機3における再生表示に同期して、所定の周期で第1リモコン画面D1を更新して表示部11に表示させる。なお、ここでは、各テレビ番組の時系列の指標情報を予めサーバ装置20から取得しておく構成としているが、前述の実施形態と同様に、所定の周期で(たとえば1分ごとに)サーバ装置20に対して指標情報を問合せて、サーバ装置20から取得した指標情報に基づいて、第1リモコン画面D1を更新してもよい。
これにより、TV受像機3に再生表示されているテレビ番組が放送されていた過去のその時刻と同じ状況を再現することができる。これにより、ユーザは、第1リモコン画面D1を確認することによって、過去のその時刻において、どの放送局あるいはどのテレビ番組が盛り上がっていたのかを、容易に認識することができる。
そして、再生開始から任意の時間経過後に、第1リモコン画面D1において、前回タッチ入力が行われた選局用タッチエリア53tとは異なる選局用タッチエリア53tに対してタッチ入力が行われると、制御部16は、今回タッチ入力された選局用タッチエリア53tのチャンネルスロットに対応する放送チャンネルのテレビ番組を、前記指定された日時から前記任意の時間分だけ経過した時刻から再生するためのコマンド信号を生成する。そして、生成したコマンド信号を含む無線信号を、第1無線通信部14に生成させて出力させる。
これにより、第1無線通信部14から出力された無線信号がTV受像機3あるいは録画装置4で受信されると、そのTV受像機3では、第1リモコン画面D1において選択されたテレビ番組が、前記指定された日時から前記任意の時間分だけ経過した時刻から再生表示される。したがって、ユーザは、あたかも全録された過去の期間に戻ったかのように、テレビ番組を再生表示させることができる。このとき、ユーザは、第1リモコン画面D1を確認することによって、過去のその時刻において、どの放送局あるいはどのテレビ番組が盛り上がっていたのかを、容易に認識することができる。
本実施形態に係る情報通信システム1Aでは、さらに、サーバ装置20から取得されて表示部11に表示された商品情報が、ユーザによるタッチ入力によって選択されると、録画装置4に記憶されているテレビ番組の中から、選択された商品情報に係る商品が紹介されたテレビ番組を検索し、検索の結果、該当するテレビ番組が存在した場合には、そのテレビ番組を再生表示させるように構成されるのが好ましい。
具体的には、チェック番組一覧画面D5(図20参照)において番組紹介商品閲覧用タッチエリア77tに対しタッチ入力が行われることにより、サーバ装置20から取得された商品情報に基づいて、番組紹介商品一覧画面D7(図22参照)が表示部11に表示された状態で、商品詳細閲覧用タッチエリア80tに対してタッチ入力が行われると、制御部16は、前記のように、商品詳細画面D8(図23参照)を表示部11に表示させるとともに、取得された商品情報に含まれる番組タイトル32c(図7参照)および紹介されていたテレビ番組の放送日時の各データをキーにして、録画番組リスト情報テーブル46に記憶されている録画番組情報の中から、当該商品情報が紹介されたテレビ番組を検索する。
そして、検索の結果、該当するテレビ番組が録画装置4の記憶部に記憶されていると判定されると、制御部16は、そのテレビ番組を再生するためのコマンド信号を生成し、生成したコマンド信号を含む無線信号を、第1無線通信部14に生成させて出力させる。
これにより、第1無線通信部14から出力された無線信号がTV受像機3あるいは録画装置4で受信されると、そのTV受像機3では、ユーザによりタッチ入力にされた商品詳細閲覧用タッチエリア80tに対応する商品が紹介されていたテレビ番組が再生表示される。この場合、制御部16は、取得された商品情報に含まれる時間帯32eのデータに基づいて、その商品が紹介されていた場面から該テレビ番組を再生表示させるのが好ましい。
このように本実施形態によれば、ユーザは、気になった商品の詳細情報を、商品詳細画面D8において確認するとともに、その商品が紹介されたテレビ番組を視聴することで、その商品を確認することができる。したがって、ユーザは、商品詳細画面D8を閲覧するだけでは得られない商品の質感やサイズなどの情報を、テレビ番組を介して取得することができる。また、その商品が紹介されていた場面からテレビ番組を再生表示させるように構成されているので、ユーザは、そのテレビ番組を全て視聴する必要がなく、その商品に関する情報だけを容易に取得することができる。