JP5667258B1 - 構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力装置に対し、操作性を低下させずに、利用者の入力操作を第三者によって盗み見られることを防ぐ構造体を実現する。【解決手段】入力装置を操作するための所定の空間を有して、当該入力装置を覆うように形成された透明なカバー部材と、所定の角度からの光を透過させ、その他の角度からの光を吸収または遮蔽する着色された光学フィルムと、を備え、前記光学フィルムは、前記入力装置の利用者が前記入力装置の操作部分が見えるように、前記カバー部材上に形成されている、ことを特徴とする構造体。【選択図】 図2
Description
本発明は、構造体に関する。
近年、暗証番号等を入力する入力装置に対し、利用者が入力操作を行う際に、利用者の背後等からの盗み見や盗撮カメラなどによって、暗証番号等が盗み見られることを防止する対策が必要になっている。
特許文献1には、暗証番号入力装置に盗撮防止用の可動部材を、カバーの内側に回転自在に設けた構造物が記載されている。
また、特許文献2には、タッチパネルの裏面または表面に視野角調整構造を施し、更に、タッチパネルに表示される要素の位置を変化させる装置が記載されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、暗証番号入力装置を覆うカバーが不透明であるため、暗証番号入力装置のキーなどの操作部および利用者の入力操作が利用者から見えない。そのため、押下するキーごとに視点を変えて当該操作部を覗き込む必要がある場合があり、操作性が低下する。
また、不透明なカバーのため、カバー内が暗くなってしまい、カバー内に盗撮カメラを設置しても目視できない死角が出来る可能性がある。
また、特許文献2の技術では、例えば、キーなど位置を変更できない入力装置においては、利用者の入力操作が盗み見られる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力装置に対し、操作性を低下させずに、利用者の入力操作を第三者によって盗み見られることを防ぐ構造体を実現することにある。
本発明の一態様に係る構造体は、入力装置を操作するための所定の空間を有して、当該入力装置を覆うように形成された透明なカバー部材と、所定の角度からの光を透過させ、その他の角度からの光を吸収または遮蔽する着色された光学フィルムと、を備え、前記光学フィルムは、前記入力装置の利用者が前記入力装置の操作部分が見えるように、前記カバー部材上に形成されている。
本発明の構造体によれば、入力装置に対し、操作性を低下させずに、利用者の入力操作を第三者によって盗み見られることを防ぐことができる。
本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明の構造体の構造について、図1を参照して説明する。図1は、入力装置を覆う構造体10の一例を示す斜視図である。なお、本実施の形態において、入力装置として、テンキー3を例に挙げて説明を行うが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、構造体10は、カバー部材1と、光学フィルム2とを備えている。カバー部材1は、テンキー3を覆うように形成されている。また、カバー部材1は、テンキー3を操作するための所定の空間を有するように形成されている。よって、テンキー3の利用者は、テンキー3に対し、暗証番号等の入力操作を容易に行うことができる。
カバー部材1は、透明な素材でできている。透明な素材とすることにより、カバー部材1の内部の明るさを確保することができる。なお、例えば、カバー部材1の素材としては、樹脂などが例に挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。また、カバー部材1は、透明でなくてもよく、例えば、カバー部材1の全体がわかるような透明度を有していればよい。これにより、カバー部材1の内部を利用者が確認することができるため、例えば、盗撮カメラ等がカバー部材1の内部に取り付けられていたとしても、容易に当該盗撮カメラを発見することができる。
光学フィルム2は、所定の角度からの光を透過させ、その他の角度からの光を吸収または遮蔽する着色された光学部材である。光学フィルム2は、テンキー3の利用者がテンキー3の操作部分(キーの部分)が見えるように、カバー部材1上に形成されている。光学フィルム2は、例えば、複数の光吸収部材または光遮蔽部材(ルーバ)が所定の間隔で連続して配置された構造物を有するルーバフィルムであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
図2は、図1に示す構造体10の断面の一例を示す模式図である。図2に示すように、光学フィルム2は、利用者4の角度からの光を透過させ、その他の角度からの光を吸収または遮蔽する。そのため、利用者4は、テンキー3の操作部分を見ることができる。この時の、利用者4から見た構造体10およびテンキー3を図3に示す。図3に示すように、利用者4から見たとき、構造体10が光を透過させているため、利用者4は、テンキー3の操作部分を容易に見ることができる。したがって、利用者4は、テンキー3の操作を行った場合に、入力装置の操作部分と入力操作とを容易に確認することができる。
一方、光学フィルム2は、利用者4の角度以外の角度からの光を吸収または遮蔽するため、利用者4の角度以外の角度に設置された悪意のある機器(以降、盗撮カメラ5と呼ぶ)や第三者からは、テンキー3の操作部分を見ることができない。この時の構造体10およびテンキー3を図4に示す。図4は、利用者4以外の角度から見た構造体10およびテンキー3の一例を示す図である。図4に示すように、利用者4の角度以外の角度に設置された盗撮カメラ5からは、光学フィルム2が光を吸収または遮蔽するため、テンキー3の操作部分を見ることができない。
光学フィルム2は、カバー部材1に、図示しない透明な接着剤などを用いて貼り付けられている。光学フィルム2は、図2に示すように、カバー部材1のテンキー3側の面に貼り付けられているが、カバー部材1のテンキー3側とは反対側の面に貼り付けられていてもよい。また、光学フィルム2は、カバー部材1の両面に貼り付けられる構成であってもよい。
光学フィルム2の複数のルーバの向きおよび角度は、利用者4がテンキー3を視認可能となるように構成されている。また、複数のルーバの向きおよび角度は、設置環境に合わせて調整することが可能なものであるとする。これにより、物理的なルーバのようにテンキー3のキーごとに、頭の位置を動かして視点の位置を調整する必要がなく、好適にキーを操作することができる。
また、複数の光学フィルム2を組み合わせてカバー部材1に貼り付ける構成であってもよい。光学フィルム2は、例えば、図2のy軸方向に対して可視角度を制限した光学フィルム2と、x軸方向に対して可視角度を制限した光学フィルム2とを組み合わせることにより、より好適に利用者4の角度以外の角度からの光を透過させない構成にすることができる。
(効果)
本実施の形態に係る構造体10は、テンキー3などの入力装置に対し、操作性および視認性を低下させずに、利用者による暗証番号入力などの入力操作を第三者によって盗み見られることを防ぐことができる。
本実施の形態に係る構造体10は、テンキー3などの入力装置に対し、操作性および視認性を低下させずに、利用者による暗証番号入力などの入力操作を第三者によって盗み見られることを防ぐことができる。
その理由は、透明なカバー部材1が、入力装置を操作するための所定の空間を有して、当該入力装置を覆うように形成されており、前記入力装置の利用者が前記入力装置の操作部分が見えるように、前記カバー部材上に形成された着色された光学フィルム2が、所定の角度からの光を透過させ、その他の角度からの光を吸収または遮蔽するからである。
カバー部材1が透明であることにより、カバー部材1の内部が明るくなり、良好な視認性を得ることができる。また、カバー部材1の内部に盗撮カメラ等を設置された場合であっても、目視で当該盗撮カメラを発見することができる。
また、物理的なルーバを用いたカバーの場合、当該カバーにスリットを設ける必要があるため、当該カバーの強度を低下させてしまう場合がある。しかしながら、本実施の形態における光学フィルム2は、スリット用の穴を有しないため、構造体10全体の強度を確保することができる。
また、上記物理的なルーバの場合、入力装置を確認するために、利用者の頭の位置を動かして、利用者の視点の位置を調整する必要がある場合がある。しかしながら、光学フィルム2を用いることにより、視点の位置の調整が不要となるため、好適に入力操作を行うことができる。
また、光学フィルム2が、所定の角度からの光を透過させ、その他の角度からの光を吸収または遮蔽するため、利用者4からは入力装置が可視できるようにし、他の位置からは入力装置が可視できないようにすることができる。よって、操作性および視認性を低下させることなく、利用者による入力操作を盗み見られることをふせぐことができる。また、入力装置の設置環境に柔軟に対応することができる。
なお、本実施の形態では、構造体10のカバー部材1および光学フィルム2が別個の構成であることを例に説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。構造体10は、カバー部材1と光学フィルム2とが一体形成されたものであってもよい。また、光学フィルム2を、例えば、曲げ加工などにより、テンキー3を覆うように形成して、カバー部材1としてもよい。これにより、より容易に構造体10を形成することができる。
また、カバー部材1は、テンキー3などの入力装置(被取付部材)と一体形成してもよい。
本発明は、暗証番号入力などの盗撮や盗み見を防止したい機能を有する機器の製造分野に広く利用することができる。
1 カバー部材
2 光学フィルム
3 テンキー
4 利用者
5 盗撮カメラ
10 構造体
2 光学フィルム
3 テンキー
4 利用者
5 盗撮カメラ
10 構造体
Claims (3)
- 入力装置を操作するための所定の空間を有して、当該入力装置を覆うように形成された透明なカバー部材と、
所定の角度からの光を透過させ、その他の角度からの光を吸収または遮蔽する着色された光学フィルムと、を備え、
前記光学フィルムは、前記入力装置の利用者が前記入力装置の操作部分が見えるように、前記カバー部材上に形成されている、ことを特徴とする構造体。 - 前記光学フィルムは、複数の光吸収部材または光遮蔽部材が所定の間隔で連続して配置された構造物を有するルーバフィルムであることを特徴とする、請求項1に記載の構造体。
- 前記カバー部材と前記光学フィルムとが一体形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013167733A JP5667258B1 (ja) | 2013-08-12 | 2013-08-12 | 構造体 |
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JP2013167733A JP5667258B1 (ja) | 2013-08-12 | 2013-08-12 | 構造体 |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JP2001325665A (ja) * | 2000-03-09 | 2001-11-22 | Shinyo Sangyo Kk | カード暗証番号打機に使用されるキー隠しカバー及びキー隠しカバーが付設されたカード暗証番号打機 |
JP2007279424A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Three M Innovative Properties Co | 覗き見防止シート及びそれを含むディスプレイ装置 |
JP2012243112A (ja) * | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Oki Electric Ind Co Ltd | 自動取引装置、情報処理端末および覗き見防止カバー |
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