JP5666420B2 - パケット多重伝送装置及び方法 - Google Patents

パケット多重伝送装置及び方法 Download PDF

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本発明は、パケット多重伝送装置及び方法に関し、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3に規定されるイーサネット(登録商標)などに代表されるパケット通信信号をカプセル化するパケット多重伝送装置に適用して好適なものである。
近年、インターネットを始めとするブロードバンド回線が普及してきている。これに伴い、IP(Internet Protocol)トラフィックを中心として回線需要が増大しており、これまでWAN(World Wide Name)の主流であったSDH/SONET(Synchronous Digital Hierarchy /Synchronous Optical NETwork)やATM(Asynchronous Transfer Mode)などに代わり、大容量で安価なイーサネット(登録商標)が急速に市場に普及しつつある。
イーサネット信号は、IEEE802.3で規定されているMAC(Media Access Control)フレームと、MACフレームの間のIFG(Inter Frame Gap)と呼ばれる無信号状態を表す12バイト以上のデータとにより構成される。MACとは、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルの第2層(レイヤ2)に属するプロトコルのことであり、その役割はOSI参照モデルの第3層(レイヤ3)以上のプロトコルやデータをMACパケットのデータ領域に格納することにより、これらのプロトコルやデータを確実に目的の端末へ伝送することにある。
さらに、近年、旧来から存在する時分割多重技術を用いるSDH/SONET技術をベースとするバックボーンネットワークと、新しく登場し始めた、パケット形式で情報を伝達するIP・イーサネット(登録商標)技術をベースとするバックボーンネットワークとが並存する状況となっている。
このような状況の下、通信キャリアは、これらのバックボーンネットワークが並存する設備のため、及び、保守の非効率解消のために、SDH/SONET信号や、IP・イーサネット(登録商標)フレームに対して同一規格のヘッダやフッタを付加してカプセル化することにより、パケット通信ベースのバックボーンネットワークに集約を図るための検討を進めている。この検討により、例えばITU-T Y.1370.1やY.1371などでT-MPLS(Transport-MPLS)技術が規定された。このようなT-MPLSが適用されたパケット多重伝送装置は、さまざまな通信規格の信号を収容し、柔軟なネットワーク構成をとることが可能という特徴をもつ。
なお、このようなパケット多重伝送装置に適用可能なパケット結合伝送方式に関する技術として、例えば、特許文献1では、所定のパケット送信タイミング時に、規定のパケット結合数以下の場合でもパケット結合処理を実行することにより、パケット結合処理遅延の低減を図る方法が開示されている。また特許文献2には、トラフィックの単位時間当たりのトラフィック量を常に計測し、パケット結合における待ち時間を予測し、予測結果に基づいてパケット結合数を可変とすることにより、遅延時間を低減する方法が開示されている。
特開2008−66817号公報 特開平2−295256号公報
IEEE802.3 ITU-T Y.1370.1 ITU-T Y.1371
しかしながら、これら特許文献1及び特許文献2に開示されたパケット結合伝送方式によると、後述のようにパケット結合処理時に待ち時間が発生し、信号伝送に遅延が生じる問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、パケットの廃棄が発生するのを防止しながら、信号伝送の遅延を低減し得るパケット多重伝送装置及び方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、複数種の伝送信号を収容し、非パケット信号についてはパケット化を行い、パケット信号についてはパケット信号のまま収容し、それぞれのパケット信号を多重化して出力するパケット多重伝送装置において、それぞれ前記伝送信号を順次パケット化又はパケット信号のまま収容して第1のパケットを順次生成すると共に、当該第1のパケットをカプセル化して同一規格の第2のパケットを順次生成する多重化前処理部と、各前記多重化前処理部により生成された前記第2のパケットを多重化する多重部とを有し、前記多重化前処理部は、各前記伝送信号を順次パケット化して前記第1のパケットを順次生成する信号処理部と、前記第1のパケットを一時的に記憶すると共に、記憶した前記第1のパケットをカプセル化して前記第2のパケットを順次生成する待機バッファ部とを有し、前記待機バッファ部は、前記第1のパケットを一時的に記憶するバッファメモリと、前記バッファメモリにおける前記第1の滞留量を監視するバッファ監視部と、前記バッファ監視部の監視結果に基づいて、前記第1のパケットを前記第2のパケットにカプセル化するパケット結合処理部とを備え、前記バッファ監視部は、前記バッファメモリにおける前記第1のパケットの滞留量に基づいて輻輳が発生しているか否かを判定し、輻輳が発生していると判定したときには、結合すべき前記第1のパケットのパケット数を算出し、前記パケット結合処理部は、輻輳が発生していないと前記バッファ監視部が判定した場合には、前記バッファメモリが記憶している前記第1のパケットのうちの最も古い前記第1のパケットをカプセル化して出力する一方、輻輳が発生していると前記バッファ監視部が判定した場合には、前記バッファメモリが記憶している前記第1のパケットのうち、最も古いものから順番に前記バッファ監視部により算出された前記パケット数分の前記第1のパケットを結合してカプセル化して出力するようにした。
また本発明においては、複数種の伝送信号を収容し、非パケット信号についてはパケット化を行い、パケット信号についてはパケット信号のまま収容し、それぞれのパケット信号を多重化して出力するパケット多重伝送方法において、それぞれ前記伝送信号を順次パケット化又はパケット信号のまま収容して第1のパケットを順次生成すると共に、当該第1のパケットをカプセル化して同一規格の第2のパケットを順次生成する多重化前処理部と、各前記多重化前処理部により生成された前記第2のパケットを多重化する多重部とを有し、前記多重化前処理部は、各前記伝送信号を順次パケット化又はパケット信号のまま収容して前記第1のパケットを順次生成する信号処理部と、前記第1のパケットを一時的に記憶すると共に、記憶した前記第1のパケットをカプセル化して前記第2のパケットを順次生成する待機バッファ部とを有し、前記待機バッファ部は、前記第1のパケットを一時的に記憶するバッファメモリと、前記バッファメモリにおける前記第1の滞留量を監視するバッファ監視部と、前記バッファ監視部の監視結果に基づいて、前記第1のパケットを前記第2のパケットにカプセル化するパケット結合処理部とを有し、前記バッファ監視部が、前記バッファメモリにおける前記第1のパケットの滞留量に基づいて輻輳が発生しているか否かを判定し、輻輳が発生していると判定したときには、結合すべき前記第1のパケットのパケット数を算出する第1のステップと、前記パケット結合処理部が、輻輳が発生していないと前記バッファ監視部が判定した場合には、前記バッファメモリが記憶している前記第1のパケットのうちの最も古い前記第1のパケットをカプセル化して出力する一方、輻輳が発生していると前記バッファ監視部が判定した場合には、前記バッファメモリが記憶している前記第1のパケットのうち、最も古いものから順番に前記バッファ監視部により算出された前記パケット数分の前記第1のパケットを結合してカプセル化して出力する第2のステップとを備えるようにした。
本パケット多重伝送装置及び方法においては、待機バッファ部において、輻輳が発生した場合にのみ複数の第1のパケットを含む第2のパケットが生成され、待機バッファ部において、輻輳が発生していない場合には、1つの第1のパケットのみが格納された第2のパケットが生成される。
本発明によれば、輻輳の発生時には、第1のパケットの結合により伝送効率を高めることができるため、輻輳の発生時に待機バッファ部に第1のパケットが過剰蓄積されることに起因する第1のパケットの廃棄を有効に防止することができ、一方、輻輳が発生していないときには、複数の第1のパケットを結合するために一定量の第1のパケットがバッファメモリに蓄積されるのを待つ必要がないため、信号伝送の遅延を低減することができる。かくするにつき、パケットの廃棄が発生するのを防止しながら、信号伝送の遅延を低減し得るパケット多重伝送装置及び方法を実現できる。
本実施の形態によるネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 MACフレームの構成を示す概念図である。 第1のパケット多重伝送装置の概略構成を示すブロック図である。 パケット長と伝送効率の関係を示す特性曲線図である。 待機バッファ部において輻輳の発生時に生成されるカプセル化パケットの構成を示す概念図である。 待機バッファ部において輻輳が発生していないときに生成されるカプセル化パケットの構成を示す概念図である。 待機バッファ部の概略構成を示すブロック図である。 第1及び第2の閾値の説明に供する概念図である。 カプセル化パケット送信処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)本実施の形態によるネットワークシステムの構成
図1において、1は全体として本実施の形態によるネットワークシステムを示す。このネットワークシステム1は、第1のクライアント装置2、第1のパケット多重伝送装置3、伝送路4、第2のパケット多重伝送装置5及び第2のクライアント装置6を備えて構成される。
第1のクライアント装置2は、イーサネット(登録商標)インタフェースやSDH/SONETインタフェース等を備えたルータ又はL2スイッチなどから構成されるネットワークノードであり、図示しないパーソナルコンピュータ等から送信される種々の通信規格の伝送信号を第1のパケット多重伝送装置3に転送する。
第1のパケット多重伝送装置3は、第1のクライアント装置2から転送される複数種の伝送信号のうち、SDH/SONET等のパケット化されていない伝送信号(非パケット信号)が与えられた場合には、当該伝送信号を順次カプセル化し、得られた個々のパケット(以下、これをカプセル化パケットと呼ぶ)をカプセル化パケット信号としてインターネット等の伝送路4を介して対応する第2のパケット多重伝送装置5に送信する。また第1のパケット多重伝送装置3は、第1のクライアント装置2からイーサネット(登録商標)等の既にパケット化されている伝送信号(パケット信号)が与えられた場合には、当該伝送信号をそのまま第2のパケット多重伝送装置5に送出する。
第2のパケット多重伝送装置5は、第1のパケット多重伝送装置と同様の構成を有するネットワークノードであり、第1のパケット多重伝送装置3から送信されたカプセル化パケット信号からカプセル化パケットを分離抽出すると共に、分離抽出したカプセル化パケットのカプセル化を解除することにより元の伝送信号を再構成し、これをその伝送信号の宛先に応じた第2のクライアント装置6に送信する。また第2のパケット多重伝送装置5は、第1のパケット多重伝送装置3からイーサネット(登録商標)等の既にパケット化されている伝送信号(パケット信号)が送信されてきたときには、これをそのままその伝送信号の宛先に応じた第2のクライアント装置6に送出する。
第2のクライアント装置6は、第1のクライアント装置2と同様の構成を有するネットワークノードであり、第2のパケット多重伝送装置5から送信される伝送信号をその宛先のノードに転送する。
なお、第1のクライアント装置2及び第1のパケット多重伝送装置3間を接続するネットワークがイーサネット(登録商標)である場合に、第1のクライアント装置2から第1のパケット多重伝送装置3に送信されるMCAフレームの構成を図2に示す。
この図2に示すように、MACフレーム7は、フレームの先頭を表す8〔Byte〕のプリアンブル7Aと、MACフレーム7の送信先端末のMACアドレスを示す6〔Byte〕宛先アドレス7Bと、MACフレーム7の送信元端末のMACアドレスを示す6〔Byte〕の送信元アドレス7Cと、MACフレーム7のフレーム長等を示す2〔Byte〕のType/Length7Dと、46〜1500〔Byte〕の範囲で可変長のデータ領域7Eと、4〔Byte〕のチェックサム値7Fとで構成される。通常プリアンブル7Aを除いた部分が有効パケット範囲に数えられ、フレーム長は、64~1518〔Byte〕となる。
(2)第1のパケット多重伝送装置の構成
図3は、かかる第1のパケット多重伝送装置3のうちのパケットの多重化に関連する部位(以下、これをパケット多重化部位と呼ぶ)の概略構成を示す。図3からも明らかなように、第1のパケット多重伝送装置3は、かかるパケット多重化部位として、複数の低速インタフェース部10と、パケットスイッチ部11と、複数の伝送路インタフェース部12とを備えて構成される。
低速インタフェース部10は、信号処理部20、帯域制御部21及び待機バッファ部22から構成される多重化前処理部23を複数備えて構成されており、第1のクライアント装置2から転送される伝送信号のうちの非パケット信号を、対応する多重化前処理部23の信号処理部20においてパケット化する。そして、このようにして得られたパケット(以下、これをオリジナルパケットと呼ぶ)は、この後、帯域制御部21において所定帯域に調整された後に待機バッファ部22に格納される。
待機バッファ部22は、オリジナルパケットを一時的に蓄積する役割を有する。そして、この待機バッファ部22に格納されたオリジナルパケットは、この後、同一規格のヘッダ及びフッタを付加することによりカプセル化された後に上述のカプセル化パケットとして多重部24に与えられ、当該多重部24において他の待機バッファ部22から読み出されたカプセル化パケットと多重化された後にパケットスイッチ部11に送信される。
そしてパケットスイッチ部11に送信されたカプセル化パケットは、この後、パケットスイッチ部11によりその宛先に応じた伝送路インタフェース部12に振り分けられ、伝送路インタフェース部12を介してカプセル化パケット信号として伝送路4(図1)に出力される。
ここで、かかる構成を有する第1のパケット多重伝送装置3では、待機バッファ部22及び多重部24に伝送能力を超えるトラフィックが集中する場合がある。このように伝送能力を超えるトラフィック負荷が待機バッファ部22及び多重部24に与えられた場合(以下、この状態を輻輳と呼ぶ)、待機バッファ部22における各オリジナルパケットの出力待ち時間が増え、待機バッファ部22におけるオリジナルパケットの蓄積量が増加していく。この場合、やがて待機バッファ部22の格納許容量を超えることとなり、オリジナルパケットの廃棄が発生する。
このような輻輳によるオリジナルパケット廃棄を低減する方法としては、待機バッファ部22の記憶容量を大きくする方法が考えられる。しかしながら、この方法によると、ハードウェアリソースを増やすことになり、コスト面でも不利となる。
また輻輳によるパケット廃棄を低減する他の方法としては、複数のオリジナルパケットを結合して伝送する方法がある。
すなわち、イーサネット(登録商標)などに代表されるパケット通信においては、パケット間に規定の無通信区間(例えば、イーサネット(登録商標)ではIFG(Inter Frame Gap)と呼ばれる最低12〔Byte〕に相当する無通信区間)を設けることが規定されており、パケット長が短いほど伝送路に占める無通信区間の割合が増えることで伝送効率が下がってしまい、逆にパケット長が長いほど伝送効率が上がる。
この伝送効率は、伝送路における有効データの割合を表すもので、伝送効率をTE、所定時間当たりに伝送されるパケットの合計データ量(以下、これを有効データ量と呼ぶ)をD1、IFGで転送可能なデータ量(以下、適宜、これを無効データ量と呼ぶ)をD2として次式
により算出される数値である。
図4は、イーサネット(登録商標)における伝送効率の一例であり、有効データ量D1を有効パケット長(64〔Byte〕〜1518〔Byte〕)、無効データ量D2をIFGデータ数(12〔Byte〕)としてグラフ化したものである。この図4からも明らかなように、64〔Byte〕長のパケットと、1518〔Byte〕長のパケットとでは、伝送効率として約22%の差がある。つまり、パケットの送信時に複数のパケットを結合して送信することによって、伝送効率を高めることができることが分かる。
このようなパケット結合伝送方式に関連して、上述の特許文献1には、パケット送信タイミング時に、規定のパケット結合数以下の場合でもパケット結合処理を実行することにより、パケット結合処理遅延の低減を図る方法が開示され、特許文献2には、トラフィックの単位時間当たりのトラフィック量を常に計測し、パケット結合における待ち時間を予測し、予測結果に基づいてパケット結合数を可変とすることにより、遅延時間を低減する方法が開示されている。
しかしながら、これらの方式のいずれを採用したとしても、パケット結合処理時における待ち時間が発生するため、パケット伝送の遅延時間をなくすことができないという問題があった。
この場合において、かかるパケット結合方式では、輻輳の発生時にのみ伝送効率を高めれば良く、常にオリジナルパケットを結合する必要はない。また、輻輳が発生した場合には、待機バッファ部22におけるオリジナルパケットの蓄積量が増加して行くため、待機バッファ部22におけるオリジナルバッファの滞留量が増加した場合に輻輳が発生したと判断することができる。従って、この場合にのみ複数のオリジナルパケットを結合させるパケット結合処理を実施することで伝送効率を上げ、待機バッファ部22におけるオリジナルパケットの滞留量を減少させることが可能となる。
そこで、本実施の形態の場合、第1のパケット多重伝送装置3の待機バッファ部22において、予め設定した閾値(以下、これを第1の閾値と呼ぶ)以上のオリジナルパケットの滞留が発生した場合にのみパケット結合処理を実施し、待機バッファ部22におけるオリジナルパケットの滞留量がかかる第1の閾値未満の場合には、パケット結合処理を実施しないことを特徴の1つとしている。
図5は、かかるパケット結合処理により複数のオリジナルパケットOP(OP1〜OP3)を結合することにより生成されるカプセル化パケット25のフォーマット例を示す。本実施の形態の場合、かかるカプセル化パケット25は、先頭にカプセル化ヘッダ25Aが配置され、カプセル化ヘッダ25Aの後に結合化有無フラグ25Bが配置される。この結合化有無フラグ25Bは、そのカプセル化パケット25に複数のオリジナルパケットOPが含まれているか否かを表すフラグであり、そのカプセル化パケット25が複数のオリジナルパケットOPを含むものである場合には「1」に設定され、当該カプセル化パケット25が1つのオリジナルパケットOPのみを含むものである場合には「0」に設定される。
また結合化有無フラグ25Bの後には、結合された複数のオリジナルパケットOPが順次配置される。この際、個々のオリジナルパケットOPの先頭には、結合化ヘッダ25Cが配置される。この結合化ヘッダ25Cは、そのオリジナルパケットOPが当該カプセル化パケット25における最後のオリジナルパケットOPであるか否かを表す結合継続フラグ25CAと、そのオリジナルパケットOPのパケット長を表す情報25CBとから構成される情報である。なお、結合継続フラグ25CAは、対応するオリジナルパケットOPがそのカプセル化パケット25における最後のオリジナルパケットOPでない場合には「1」に設定され、当該オリジナルパケットOPがそのカプセル化パケット25における最後のオリジナルパケットOPである場合には「0」に設定される。そしてカプセル化パケット25の最後には、カプセル化フッダ25Dが配置される。
従って、かかるカプセル化パケット25を受信した第2のパケット多重伝送装置5(図1)は、結合化有無フラグ25Bを参照してそのカプセル化パケット25に複数のオリジナルパケットOPが含まれているか否かを判定し、当該カプセル化パケット25に複数のオリジナルパケットOPが含まれていると判定した場合には、個々のオリジナルパケットOPの先頭に配置された結合化ヘッダ25Cを参照して、そのカプセル化パケット25に含まれる最後のオリジナルパケットOPまで、対応する結合化ヘッダ25Cに含まれるパケット長のオリジナルパケットOPを順次分離抽出することになる。
図7は、以上のようなパケット結合処理を実行するための第1のパケット多重伝送装置の待機バッファ部22の構成例を示す。この待機バッファ部22は、帯域制御部21から与えられるオリジナルパケットOPを一時的に記憶するバッファメモリ30と、バッファメモリ30に記憶されている複数のオリジナルパケットOPを必要に応じて結合するパケット結合部31と、バッファメモリ30に記憶されているオリジナルパケットOPの合計データ量を監視するバッファ監視部32と、パケット結合部31を制御するパケット結合制御部33とを備えて構成される。またパケット結合部31は、図5について上述したカプセル化ヘッダ25A、カプセル化フッダ25D及び結合化ヘッダ25C等を生成するヘッダ/フッダ生成部34と、バッファメモリ30及びヘッダ/フッダ生成部34の出力を選択的に後段の多重部24(図3)に出力するセレクタ35とを備えて構成される。
バッファメモリ30は、当該バッファメモリ30にオリジナルパケットOPが格納され又は当該バッファメモリ30からオリジナルパケットOPが読み出されると、そのオリジナルパケットOPのデータ量をバッファ監視信号としてバッファ監視部32に通知している。
そしてバッファ監視部32は、かかるバッファ監視信号に基づいてバッファメモリ30におけるオリジナルパケットOPの滞留量を予測し、当該予測結果に基づいて輻輳が発生しているか否かを判定する。具体的に、バッファ監視部32は、図8に示すように、バッファメモリ30におけるオリジナルパケットOPの滞留量が予め定められた上述の第1の閾値以上であるか否かを判定する。そしてバッファ監視部32は、かかる滞留量が第1の閾値以上である場合には、輻輳が発生していると判定し、かかる滞留量が第1の閾値未満である場合には、輻輳が発生していないと判断する。
そして、バッファ監視部32は、輻輳が発生していると判定した場合には、結合すべきオリジナルパケットOPのパケット数を決定する。具体的に、バッファ監視部32は、バッファメモリ30に格納されているオリジナルパケットOPを、当該バッファメモリ30への格納順番が古いものから順番に結合した場合の合計データ量が、予め定められた第2の閾値(第2の閾値は、第1の閾値よりも小さい値)以下となるパケット数を、結合すべきパケット数として決定する。
例えば、図8の例の場合、バッファメモリ30に格納されている最も古いオリジナルパケットOPを1番目、次に古いオリジナルパケットOPを2番目、その次に古いオリジナルパケットOPを3番目、……とすると、1番目のオリジナルパケットOPから順次データ量を加算した場合に合計データ量が第2の閾値以下となるのはN番目のオリジナルパケットOPまでであるため、この場合に結合すべきパケット数(以下、これを結合パケット数と呼ぶ)は「N」ということになる。
そして、バッファ監視部32は、上述のようにして判定を行った輻輳が発生しているか否かの判定結果と、輻輳が発生していると判定した場合に決定した結合パケット数とを結合情報としてパケット結合制御部33に通知する。
一方、パケット結合制御部33には、待機バッファ部22がカプセル化パケット25を送信しても良いタイミングとなったときに、多重部24からパケット送信許可が与えられる。そしてパケット結合制御部33は、かかるパケット送信許可を受信すると、バッファ監視部32から与えられる結合情報に基づいて、ヘッダ/フッダ生成部34、バッファメモリ30及びセレクタ35をそれぞれ所定のタイミングで制御する。
かくして、ヘッダ/フッダ生成部34は、パケット結合制御部33の制御のもとに、図6について上述したカプセル化ヘッダ25A、結合化有無フラグ25B、結合化ヘッダ25C及びカプセル化フッダ25Dのうちの必要な情報を必要なタイミングで生成してセレクタ35に送信する。またバッファメモリ30は、パケット結合制御部33の制御のもとに、当該バッファメモリ30に格納されたオリジナルパケットOPのうちの最も古いオリジナルパケットOPを必要なタイミングで読み出してセレクタ35に送信する。さらにセレクタ35は、パケット結合制御部33の制御のもとに、ヘッダ/フッダ生成部34及びバッファメモリ30の出力を選択的に後段の多重部24に出力する。
この結果、例えば輻輳が発生している場合には、図5について上述したフォーマットのカプセル化パケット25が生成されて多重部24に出力され、輻輳が発生していないときには、図6に示すように、1つのオリジナルパケットOPの先頭部にカプセル化ヘッダ26A及び結合化有無フラグ26B(結合化有無フラグ26Bの値は「0」)が付加され、当該オリジナルパケットOPの後尾にカプセル化フッダ26Cが付加されてなるカプセル化パケット26が生成されて多重化部24に出力される。
(3)カプセル化パケット送信処理
図9は、オリジナルパケットOPのカプセル化に関連して待機バッファ部22において実行される一連の処理(以下、これをカプセル化パケット送信処理と呼ぶ)の具体的な処理手順を示す。
このカプセル化パケット送信処理は、多重部24(図3)からパケット結合制御部33(図7)にカプセル化パケット25,26の送信許可が与えられると開始され、まず、バッファ監視部32が、バッファメモリ30から与えられるバッファ監視信号に基づいて、バッファメモリ30におけるオリジナルパケットOPの滞留量を取得し(SP1)、取得した滞留量が第1の閾値以上であるか否かを判定する(SP2)。
この判定において否定結果を得ることは、輻輳が発生していないことを意味する。かくして、このときバッファ監視部32は、輻輳が発生していない旨の結合情報をパケット結合制御部33に通知する。
パケット結合制御部33は、かかる結合情報を受信すると、ヘッダ/フッダ生成部34(図7)を制御して、図6について上述したカプセル化ヘッダ26A及び結合化有無フラグ26B(結合化有無フラグ26Bの値は「0」)を生成させると共に、セレクタ35を制御して、ヘッダ/フッダ生成部34から出力されるこれらカプセル化ヘッダ26A及び結合化有無フラグ26Bを多重部24に送出させる(SP3)。
続いてパケット結合制御部33は、バッファメモリ30を制御して、当該バッファメモリ30に格納されたオリジナルパケットOPのうちの最も古いオリジナルパケットOPを読み出させると共に、セレクタ35を制御して、バッファメモリから出力されるこのオリジナルパケットを多重部に送出させる(SP)。
さらにパケット結合制御部33は、ヘッダ/フッダ生成部34を制御して図6について上述したカプセル化フッダ26Cを生成させると共に、セレクタ35を制御して、ヘッダ/フッダ生成部34から出力されるかかるカプセル化フッダ26Cを多重部24に送出させる(SP)。
以上の処理により、バッファメモリ30に格納されているオリジナルパケットOPのうちの最も古いオリジナルパケットOPのみをカプセル化したカプセル化パケット26(図6)が生成され、これがセレクタ35から多重部24に出力されることになる。
そして待機バッファ部22は、この後、このカプセル化パケット送信処理を終了する。
一方、ステップSP2の判定において肯定結果を得ることは、輻輳が発生していることを意味する。かくして、このときバッファ監視部32は、輻輳が発生している旨の情報と、このとき結合すべきパケット数(結合パケット数)とを結合情報としてパケット結合制御部33に通知する。
そしてこの結合情報を取得したパケット結合制御部33は、当該結合情報から結合パケット数を取得し(SP6)、この後、ヘッダ/フッダ生成部34を制御して、図5について上述したカプセル化ヘッダ25A及び結合化有無フラグ25B(結合化有無フラグ25Bの値は「1」)を生成させると共に、セレクタ35を制御して、ヘッダ/フッダ生成部34から出力されるこれらカプセル化ヘッダ25A及び結合化有無フラグ25Bを多重部24に送出させる(SP7)。
またパケット結合制御部33は、ヘッダ/フッダ生成部34を制御して、結合継続フラグ25CA(図5)が「1」に設定された結合化ヘッダ25C(図5)を生成させると共に、セレクタ35を制御して、この結合化ヘッダ25Cを多重部24に出力させる(SP8)。さらにパケット結合制御部33は、バッファメモリ30を制御して、当該バッファメモリ30に格納されたオリジナルパケットOPのうちの最も古いオリジナルパケットOPを読み出させると共に、セレクタ35を制御して、このオリジナルパケットOPを多重部24に出力させる(SP9)。
この後、パケット結合制御部33は、結合情報として通知された結合パケット数よりも1つ少ない数のオリジナルパケットOPについてステップSP8及びステップSP9の処理を完了したか否かを判断する(SP10)。そしてパケット結合制御部33は、この判断で否定結果を得ると、ステップSP8に戻り、この後ステップSP8〜ステップSP10の処理を繰り返す。
そしてパケット結合制御部33は、やがて結合情報として通知された結合パケット数よりも1つ少ない数のオリジナルパケットOPについてステップSP8及びステップSP9の処理を完了することによりステップSP10において肯定結果を得ると、ヘッダ/フッダ生成部34を制御して、結合継続フラグ25CA(図5)が「0」に設定された結合化ヘッダ25C(図5)を生成させると共に、セレクタ35を制御して、この結合化ヘッダ25Cを多重部24に送出させる(SP11)。
さらにパケット結合制御部33は、バッファメモリ30を制御して、当該バッファメモリ30に格納されたオリジナルパケットOPのうちの最も古いオリジナルパケットOPを読み出させると共に、セレクタ35を制御して、このオリジナルパケットOPを多重部24に送出させる(SP12)。
この後、パケット結合制御部33は、ヘッダ/フッダ生成部34を制御してカプセル化フッダ25D(図5)を生成させると共に、セレクタ35を制御して、かかるカプセル化フッダ25Dを多重部25に送出させる(SP13)。
以上の処理により、ステップSP6において取得した結合パケット数のオリジナルパケットOPを含む図5について上述したカプセル化パケット25が生成され、これがセレクタ35から多重部24に送出されることになる。
そして待機バッファ部22は、この後、このカプセル化パケット送信処理を終了する。
(4)本実施の形態の効果
以上のように本実施の形態によるネットワークシステム1では、第1のパケット多重伝送装置3の待機バッファ部22において、予め設定した第1の閾値以上のオリジナルパケットOPの滞留が発生した場合(輻輳が発生した場合)にのみパケット結合処理を実施し、待機バッファ部22におけるオリジナルパケットOPの滞留量が第1の閾値未満の場合(輻輳が発生していない場合)にはパケット結合処理を実施しない。
従って、本ネットワークシステム1によれば、輻輳の発生時には、オリジナルパケットOPの結合により伝送効率を高めることができるため、輻輳の発生時に待機バッファ部22にオリジナルパケットOPが過剰蓄積されることに起因するオリジナルパケットOPの廃棄を有効に防止することができ、一方、輻輳が発生していないときには、パケット結合処理のために一定量のオリジナルパケットOPがバッファメモリ30に蓄積されるのを待つ必要がないため、信号伝送の遅延を低減することができる。
また本ネットワークシステム1では、待機バッファ部22へのオリジナルパケットOPの流入量及び流出量などを計測することなく、待機バッファ部22におけるオリジナルパケットOPの滞留量に基づいて輻輳の発生の有無を判断するため、第1のパケット多重伝送装置3の構成を簡易化することができる。
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明を図3のように構成された第1のパケット多重伝送装置3に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成のパケット多重伝送装置に広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、図8について上述した第1及第2の閾値を異なる値(第1の閾値<第2の閾値)に設定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば第1及び第2の閾値を同じ値に設定するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、バッファ監視部32の監視結果に基づいて、オリジナルパケットOPをカプセル化パケットにカプセル化するパケット結合処理部を、パケット結合制御部33、ヘッダ/フッダ生成部34及びセレクタ35により構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を広く適用することができる。
本発明はパケット多重伝送装置及び方法に関し、伝送信号をカプセル化する種々の構成のパケット多重伝送装置に広く適用することができる。
1……ネットワークシステム、3,5……パケット多重伝送装置、4……伝送路、22……待機バッファ部、23……多重化前処理部、24……多重部、25,26……カプセル化パケット、25B,26B……結合化有無フラグ、25C……結合化ヘッダ、25CA……結合継続フラグ、30……バッファメモリ、31……パケット結合部、32……バッファ監視部、33……パケット結合制御部、34……ヘッダ/フッダ生成部、35……セレクタ、OP……オリジナルパケット。

Claims (12)

  1. 複数種の伝送信号を収容し、非パケット信号についてはパケット化を行い、パケット信号についてはパケット信号のまま収容し、それぞれのパケット信号を多重化して出力するパケット多重伝送装置において、
    それぞれ前記伝送信号を順次パケット化又はパケット信号のまま収容して第1のパケットを順次生成すると共に、当該第1のパケットをカプセル化して同一規格の第2のパケットを順次生成する多重化前処理部と、
    各前記多重化前処理部により生成された前記第2のパケットを多重化する多重部と
    を有し、
    前記多重化前処理部は、
    各前記伝送信号を順次パケット化又はパケット信号のまま収容して前記第1のパケットを順次生成する信号処理部と、
    前記第1のパケットを一時的に記憶すると共に、記憶した前記第1のパケットをカプセル化して前記第2のパケットを順次生成する待機バッファ部と
    を有し、
    前記待機バッファ部は、
    前記第1のパケットを一時的に記憶するバッファメモリと、
    前記バッファメモリにおける前記第1の滞留量を監視するバッファ監視部と、
    前記バッファ監視部の監視結果に基づいて、前記第1のパケットを前記第2のパケットにカプセル化するパケット結合処理部と
    を備え、
    前記バッファ監視部は、
    前記バッファメモリにおける前記第1のパケットの滞留量に基づいて輻輳が発生しているか否かを判定し、輻輳が発生していると判定したときには、結合すべき前記第1のパケットのパケット数を算出し、
    前記パケット結合処理部は、
    輻輳が発生していないと前記バッファ監視部が判定した場合には、前記バッファメモリが記憶している前記第1のパケットのうちの最も古い前記第1のパケットをカプセル化して出力する一方、輻輳が発生していると前記バッファ監視部が判定した場合には、前記バッファメモリが記憶している前記第1のパケットのうち、最も古いものから順番に前記バッファ監視部により算出された前記パケット数分の前記第1のパケットを結合してカプセル化して出力する
    ことを特徴とするパケット多重伝送装置。
  2. 前記バッファ監視部は、
    前記第1のパケットが前記バッファメモリに格納され又は前記バッファメモリから読み出されると、前記バッファメモリに記憶されている前記第1のパケットの合計のデータ量に基づいて、前記バッファメモリにおける前記第1のパケットの滞留量を予測する
    ことを特徴とする請求項1に記載のパケット多重伝送装置。
  3. 前記バッファ監視部は、
    前記バッファメモリにおける前記第1のパケットの滞留量が予め定められた第1の閾値以上となったときに、輻輳が発生していると判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載のパケット多重伝送装置。
  4. 前記バッファ監視部は、
    バッファメモリへの格納順番が古いものから順番に結合した場合の合計データ量が、予め定められた第2の閾値以下となるパケット数を、結合すべきパケット数として決定する
    ことを特徴とする請求項3に記載のパケット多重伝送装置。
  5. 前記パケット結合処理部は、
    複数の前記第1のパケットを結合する際、当該第1のパケットの先頭に、当該第1のパケットが前記第2のパケット内の最後の第1のパケットであるか否かを表すフラグと、当該第1のパケットのパケット長とを含むヘッダを付加する
    ことを特徴とする請求項1に記載のパケット多重伝送装置。
  6. 前記第2のパケットは、
    当該第2のパケットに複数の第1のパケットが含まれているか否かを表す第2のフラグを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のパケット多重伝送装置。
  7. 複数種の伝送信号を収容し、非パケット信号についてはパケット化を行い、パケット信号についてはパケット信号のまま収容し、それぞれのパケット信号を多重化して出力するパケット多重伝送方法において、
    それぞれ前記伝送信号を順次パケット化又はパケット信号のまま収容して第1のパケットを順次生成すると共に、当該第1のパケットをカプセル化して同一規格の第2のパケットを順次生成する多重化前処理部と、
    各前記多重化前処理部により生成された前記第2のパケットを多重化する多重部と
    を有し、
    前記多重化前処理部は、
    各前記伝送信号を順次パケット化又はパケット信号のまま収容して前記第1のパケットを順次生成する信号処理部と、
    前記第1のパケットを一時的に記憶すると共に、記憶した前記第1のパケットをカプセル化して前記第2のパケットを順次生成する待機バッファ部と
    を有し、
    前記待機バッファ部は、
    前記第1のパケットを一時的に記憶するバッファメモリと、
    前記バッファメモリにおける前記第1の滞留量を監視するバッファ監視部と、
    前記バッファ監視部の監視結果に基づいて、前記第1のパケットを前記第2のパケットにカプセル化するパケット結合処理部と
    を有し、
    前記バッファ監視部が、前記バッファメモリにおける前記第1のパケットの滞留量に基づいて輻輳が発生しているか否かを判定し、輻輳が発生していると判定したときには、結合すべき前記第1のパケットのパケット数を算出する第1のステップと、
    前記パケット結合処理部が、輻輳が発生していないと前記バッファ監視部が判定した場合には、前記バッファメモリが記憶している前記第1のパケットのうちの最も古い前記第1のパケットをカプセル化して出力する一方、輻輳が発生していると前記バッファ監視部が判定した場合には、前記バッファメモリが記憶している前記第1のパケットのうち、最も古いものから順番に前記バッファ監視部により算出された前記パケット数分の前記第1のパケットを結合してカプセル化して出力する第2のステップと
    を備えることを特徴とするパケット多重伝送方法。
  8. 前記第1のステップにおいて、前記バッファ監視部は、
    前記第1のパケットが前記バッファメモリに格納され又は前記バッファメモリから読み出されると、前記バッファメモリに記憶されている前記第1のパケットの合計のデータ量に基づいて、前記バッファメモリにおける前記第1のパケットの滞留量を予測する
    ことを特徴とする請求項7に記載のパケット多重伝送方法。
  9. 前記第1のステップにおいて、前記バッファ監視部は、
    前記バッファメモリにおける前記第1のパケットの滞留量が予め定められた第1の閾値以上となったときに、輻輳が発生していると判定する
    ことを特徴とする請求項8に記載のパケット多重伝送方法。
  10. 前記第1のステップにおいて、前記バッファ監視部は、
    バッファメモリへの格納順番が古いものから順番に結合した場合の合計データ量が、予め定められた第2の閾値以下となるパケット数を、結合すべきパケット数として決定する
    ことを特徴とする請求項9に記載のパケット多重伝送装置の制御方法。
  11. 前記第2のステップにおいて、前記パケット結合処理部は、
    複数の前記第1のパケットを結合する際、当該第1のパケットの先頭に、当該第1のパケットが前記第2のパケット内の最後の第1のパケットであるか否かを表すフラグと、当該第1のパケットのパケット長とを含むヘッダを付加する
    ことを特徴とする請求項7に記載のパケット多重伝送方法。
  12. 前記第2のパケットは、
    当該第2のパケットに複数の第1のパケットが含まれているか否かを表す第2のフラグを備える
    ことを特徴とする請求項7に記載のパケット多重伝送方法。
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