JP5665381B2 - 液位センサ - Google Patents

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Description

本明細書では、液位を検出する液位センサを開示する。
特許文献1に、矩形状の接地電極と、誘電体(絶縁層)と、信号電極(正電極)と、が積層された静電容量式の液位センサが開示されている。信号電極は、容器の深さ方向に間隔を開けて配置される複数個の正電極部分を有する。この液位センサは、液体が貯留されるタンク内に配置される。タンク内の液体の液位が変化すると、液体に浸かっている接地電極及び信号電極の長さが変化する。この結果、液位センサの静電容量、すなわち接地電極と信号電極との間の静電容量が変化する。このため、液位センサの静電容量を検知することによって、タンク内の液位を検出することができる。
特開2007−298361号公報
この種の液位センサは、静電容量の変化に基づいて液位を検出する。このため、液位の検出精度を向上するためには、電極の表面積を大きくすることが考えられる。しかしながら、従来の液位センサの構造では、電極の表面積を大きくすると、絶縁層の面積も大きくなり、液位センサが大型化してしまう。このため、液位センサの大型化を抑制しながら、液位の検出精度を向上させることが望まれている。本明細書では、液位センサの大型化を抑制しつつ、より的確に液位の検出が可能となる静電容量式の液位センサを提供する。
発明者が詳細に検討した結果、液位センサで測定される静電容量には、絶縁層を挟んで対向する両電極の互いに対向する面(絶縁層の表面と接する面)の間で生じる静電容量と、一方の電極の側面(絶縁層の表面に対して交差する面)と他方の電極との間で生じる静電容量とが含まれることが判明した。両電極の互いに対向する面の間で生じる静電容量は、絶縁層の材質、厚さ等に大きく依存し、液体の液位による変化が比較的に小さい。これに対して、一方の電極の側面と他方の電極との間で生じる静電容量は、絶縁層の材質等の影響は少なく、液位の変化に依存して大きく変化する。
上記の知見を元に、発明者は、液位センサの大型化を抑制しながら、液体の液位によって液位センサの静電容量が大きく変化する液位センサを創作した。
本明細書によって開示される液位センサは、容器内に配置されて容器内の液体の液位を検出するための液位センサであって、絶縁層と、絶縁層の一方の面に固定されている第1の電極と、絶縁層の他方の面に固定されている第2の電極と、を備え、第1の電極は、一方の面上に間隔を開けて配置される複数個の第1電極部分を備え、第2の電極は、他方の面上に間隔を開けて配置される複数個の第2電極部分を備え、複数個の第1電極部分の少なくとも一部は、第1の電極部分の一部分が隣り合う第2電極部分の間に位置する絶縁層に固定されており、第1の電極部分の幅が隣り合う第2電極部分の隙間より大きく、複数個の第2電極部分の少なくとも一部は、第2の電極部分の一部分が隣り合う第1電極部分の間に位置する絶縁層に固定されており、第2の電極部分の幅が隣り合う第1電極部分の隙間より大きい。
本明細書によって開示される他の液位センサは、容器内に配置されて容器内の液体の液位を検出するための液位センサである。この液位センサは、絶縁層と、第1の電極と、第2の電極と、を備える。第1の電極は、絶縁層の一方の面に固定されている。第2の電極は、絶縁層の他方の面に固定されている。第1の電極は、絶縁層の一方の面上に間隔を開けて配置される複数個の第1電極部分を備える。第2の電極は、絶縁層の他方の面上に間隔を開けて配置される複数個の第2電極部分を備える。複数個の第1電極部分の少なくとも一部は、その少なくとも一部分が、隣り合う第2電極部分の間に位置する絶縁層に固定されている。複数個の第2電極部分の少なくとも一部は、その少なくとも一部分が、隣り合う第1電極部分の間に位置する絶縁層に固定されている。
この構成によれば、第1の電極と第2の電極の互いに対向する面の間に生じる静電容量を減少させる一方で、第1の電極と第2の電極のうちの一方の電極の側面と他方の電極の間に生じる静電容量を増加させることができる。したがって、液位センサの静電容量が、一方の電極の側面と他方の電極の間に液体が存在するのか気体が存在するのかによって大きく変化する。このため、的確に液位を検知することができる。また、第1電極部分と第2電極部分の配置を変えることで液位検出精度を上げているため、第1の電極と第2の電極の表面積の増大を抑制することができる。このため、液位センサの大型化を抑制することができる。
複数個の第1電極部分のそれぞれ及び複数個の第2電極部分のそれぞれは、容器の深さ方向に伸びていてもよい。この構成によれば、容器内の液体の液位が下がっていく際に、各電極部分上に液体内の異物が堆積することを防止するこができる。
複数個の第1電極部分のそれぞれ及び複数個の第2電極部分のそれぞれは、容器の深さ方向に垂直な方向に伸びていてもよい。複数個の第1電極部分は、容器の深さ方向に並んで配置されていてもよい。複数個の第2電極部分は、容器の深さ方向に並んで配置されていてもよい。この構成を採用することによって、絶縁層に固定される第1電極部分及び第2電極部分の面積を効率的に大きくすることができる。このため、液位センサの大型化を抑制しながら、液位センサの静電容量を大きくすることができる。
複数個の第1電極部分の少なくとも一部には、絶縁層と反対側の面上に、少なくとも1組の電極群が配置されていてもよい。その電極群は、第1の電極と接続される第3の電極と、第2の電極と接続される第4の電極とが絶縁層を挟んで配置されていてもよい。この構成によっても、液位センサの静電容量が大きくすることができる。
絶縁層と第1の電極と第2の電極とは、円筒形状に形成されていてもよい。第2の電極は、接地されていてもよい。上記の円筒形状の外周側から、第2の電極、絶縁層、第1の電極の順に配置されていてもよい。この構成によれば、外部からの電気的なノイズを第2の電極(接地電極)でシールドすることができる。このため、ノイズによって、静電容量の測定結果がばらつくことを防止することができる。
実施例1の液位センサの正面図を示す。 図1のII-II断面の断面図を示す。 実施例2の液位センサの正面図を示す。 図3のIV-IV断面の断面図を示す。 実施例3の液位センサの斜視図を示す。 実施例4の液位センサの断面図を示す。 変形例の液位センサの断面図を示す。 変形例の液位センサの断面図を示す。 変形例の液位センサの断面図を示す。
下記に説明する実施例の主要な特徴を最初に列記する。
(1)正電極は、容器の深さ方向に伸びる複数個の正電極部分を備える。複数個の正電極部分は、正電極部分の延伸方向に垂直な方向に等間隔を開けて配置されている。接地電極は、容器の深さ方向に伸びており、複数個の正電極部分と同じ個数の接地電極部分を備える。複数個の接地電極部分は、接地電極部分の延伸方向に垂直な方向に等間隔を開けて配置されている。複数個の正電極部分のうち、端に位置する1個の正電極部分以外の正電極部分は、隣り合う接地電極部分の間に位置する絶縁層に固定されている。複数個の接地電極部分のうち、端に位置する1個の接地電極部分以外の接地電極部分は、隣り合う正電極部分の間に位置する絶縁層に固定されている。
(2)正電極は、容器の深さ方向に垂直な方向に伸びる複数個の正電極部分を備える。複数個の正電極部分は、正電極部分の延伸方向に垂直な方向に等間隔を開けて配置されている。接地電極は、容器の深さ方向に垂直な方向に伸びており、複数個の正電極部分と同じ個数の接地電極部分を備える。複数個の接地電極部分は、接地電極部分の延伸方向に垂直な方向に等間隔を開けて配置されている。複数個の正電極部分のうち、端に位置する1個の正電極部分以外の正電極部分は、隣り合う接地電極部分の間に位置する絶縁層に固定されている。複数個の接地電極部分のうち、端に位置する1個の接地電極部分以外の接地電極部分は、隣り合う正電極部分の間に位置する絶縁層に固定されている。
図面を参照して実施例1の液位センサ10を説明する。図1,2に示すように、液位センサ10は、正電極12と、接地電極16と、絶縁層14と、絶縁板18と、絶縁膜20と、を備える。なお、図1では、液位センサ10の正電極12側の面に被覆されている絶縁膜20は、図示を省略している。図2に示すように、液位センサ10は、図2の下側から絶縁板18、接地電極16、絶縁層14、正電極12、絶縁膜20の順に積層されている。正電極12は絶縁層14の一方の面14aに接着されており、接地電極16は絶縁層14の他方の面14bに接着されている。なお、図1において、液位センサ10の下方に示される接地電極16vは、液位センサ10の構成の理解を助けるために示された仮想の接地電極16であり、実際の接地電極16を、図の下方に移動させたものである。接地電極16vは、正電極12の下方に配置されるものではなく、正電極12と同一の高さに配置されている。
正電極12は、複数個(実施例では6個)の第1正電極部分12aと、複数個(実施例では2個)の第2正電極部分12bと、端子12cと、を備える。各第1正電極部分12aは、液位センサ10が容器(図示省略)内に配置された状態で、容器の深さ方向に平行に伸びる。複数個の第1正電極部分12aの形状及び寸法は、同一である。複数本の第1正電極部分12aは、第1正電極部分12aの延伸方向(容器の深さ方向)に対して垂直な方向に等間隔に配置されている。隣り合う第1正電極部分12aの間隔は、第1正電極部分12aの幅(図1の左右方向の長さ)よりも若干小さい。各第2正電極部分12bは、第1正電極部分12aに対して垂直な方向に伸びている。1個の第2正電極部分12bは、複数個の第1電極部分12aのそれぞれの上端に接続され、複数個の第1正電極部分12aを電気的に接続している。他の1個の第2正電極部分12bは、複数個の第1電極部分12aの下端に接続され、複数個の第1電極部分12aを電気的に接続している。図1における左端の第1正電極部分12aの上端には、端子12cが接続されている。正電極12は、端子12cに接続されたハーネスを介して液位検出回路(ともに図示省略)に接続される。
接地電極16(接地電極16v)は、正電極12と同一の形状及び寸法を有する。即ち、接地電極16は、複数個の第1接地電極部分16aと、複数個の第2接地電極部分16bと、端子16cと、を備える。複数個の第1接地電極部分16aは、正電極12における複数個の第1正電極部分12aに相当する。各第1接地電極部分16aは、第1正電極部分12aと同様に、容器の深さ方向に平行に伸びる。複数個の第2接地電極部分16bは、正電極12における第2正電極部分12bに相当する。端子16cが正電極12における端子12cに相当する。接地電極16は、端子16cに接続されたハーネスを介して、液位検出回路に接続される。なお、端子16cは、図1における右端の第1接地電極部分16aの上端に接続されている。端子16cは、端子12cの付近に配置されない。これにより、端子16cと端子12cとの間に、電荷が蓄積されることを防止することができる。
図1に示すように、接地電極16は、各第1接地電極部分16aが絶縁層14を挟んで各第1正電極部分12aと対向する位置から、第1接地電極部分16aの延伸方向に対して垂直な方向にずれた状態で配置されている。図2に示すように、接地電極16は、各第1接地電極部分16aの幅方向(図2の左右方向の長さ)の中央位置が隣り合う第1正電極部分12aの間隔の中央位置と一致するように配置されている。上述したように、隣り合う第1正電極部分12aの間隔は、第1正電極部分12aの幅よりも小さく、第1接地電極部分16aの幅よりも小さい。従って、各第1接地電極16aの左右の端部は、絶縁層14を挟んで、第1正電極部分12aと対向している。
絶縁板18は、液位センサ10の接地電極16側の面に配置されている。絶縁膜20は、液位センサ10の正電極12側を被覆している。液位センサ10は、絶縁板18と絶縁膜20とによって、外部と電気的に絶縁されている。
次いで、液位センサ10の使用状態について説明する。液位センサ10は、例えば、自動車の燃料タンク内に配置されて使用される。端子12cに接続された液位検出回路は、一定周波数の信号を正電極12に供給する。液位検出回路は、正電極12に信号を供給している間に、液位センサ10の静電容量を測定し、燃料タンク内の燃料の液位を検出する。
図2に示すように、液位センサ10の静電容量は、第1正電極部分12aと第1接地電極部分16aとが互いに対向している領域における静電容量C2と、第1接地電極部分16aの上面側において、第1正電極部分12aと第1接地電極部分16aとが対向していない領域における静電容量C1と、を含む。また、液位センサ10の静電容量は、第1正電極部分12aの下面側において、第1正電極部分12aと第1接地電極部分16aとが対向していない領域における静電容量C3をさらに含む。燃料タンク内の燃料の液位が変化すると、燃料に浸かっている液位センサ10の長さが変化する。この結果、液位センサ10の静電容量のうち、静電容量C1が大きく変化する。即ち、静電容量C1の電荷を蓄える領域の正電極12と接地電極16との間に、燃料が存在するのか、燃料タンク内の気体が存在するのかによって、静電容量C1が大きく変化する。一方において、燃料に浸かっている液位センサ10の長さが変化しても、静電容量C2,C3はほとんど変化しない。静電容量C2,C3の電荷を蓄える正電極12と接地電極16との間には、燃料タンク内の燃料又は気体が入らない。このため、静電容量C2,C3は、絶縁層14、絶縁板18の材質、厚さ等によって決定されるからである。
液位センサ10では、第1正電極部分12aは、隣り合う第1接地電極部分16aの間に位置する絶縁層14に固定されている。また、第1接地電極部分16aは、隣り合う第1正電極部分12cの間に位置する絶縁層14に固定されている。詳細には、接地電極16は、第1接地電極部分16aと第1正電極部分12aとが重なった状態から、各第1接地電極部分16aの幅(図2の左右方向の長さ)の中央位置が隣り合う第1正電極部分12aの間隔の中央位置と一致する距離だけずれた状態で配置されている。この結果、第1接地電極部分16aと第1正電極部分12aとが絶縁層14を挟んで対向する領域は、従来と比較して小さい。例えば、特許文献1の技術では、正電極は、その全域において、接地電極と対向している。このため、容器内の液位によってあまり変化しない静電容量(静電容量C2)が比較的に大きい。この結果、液位センサ10全体の静電容量のうち、液位よる変化が小さい静電容量の割合が大きくなる。これに対して、液位センサ10では、液位による変化量が小さい静電容量C2を小さく抑えることができる。この結果、液位センサ10全体の静電容量のうち、静電容量C1の占める割合が大きくなる。このため、液位センサ10の感度を向上させることができる。この結果、液位センサ10の静電容量を測定することによって、的確に液位を検知することができる。
第1正電極部分12aと第1接地電極部分16aとは、容器(燃料タンク)の深さ方向に平行に伸びている。このため、容器内の液体の液位が下がった場合に、液体内の異物が各電極部分12a,16a上に堆積することを防止することができる。
液位センサ10は、絶縁板18及び絶縁膜20によって、外部と絶縁されている。このため、外部の電気的ノイズがシールドされる。この結果、電気的ノイズによって、液位が誤検出されることを防止することができる。
図面を参照して実施例2の液位センサ50を説明する。図3,4に示すように、液位センサ50は、正電極52と、接地電極56と、絶縁層54と、絶縁板58と、絶縁膜60と、を備える。図4に示すように、液位センサ50は、図4の下側から、絶縁板58、接地電極56、絶縁層54、正電極52、絶縁膜60の順に積層されている。なお、図3では、液位センサ50の正電極52側の面に被覆されている絶縁膜60は、図示を省略している。正電極52は絶縁層54の一方の面54aに接着されており、接地電極56は絶縁層54の他方の面54bに接着されている。また、図3において、液位センサ50の右方に示される接地電極56vは、液位センサ50の構成の理解を助けるために示された仮想の接地電極56であり、実際の接地電極56を、図の右方に移動させたものである。接地電極56vは、正電極52の右方に配置されるものではなく、左右方向において正電極52と同一の位置に配置されている。
正電極52は、複数個(実施例では26個)の第1正電極部分52aと、複数個(実施例では2個)の第2正電極部分52bと、端子52cと、を備える。各第2正電極部分52bは、液位センサ50が容器(図示省略)内に配置された状態で、容器の深さ方向に平行に伸びる。各第1正電極部分52aは、第2正電極部分52bの延伸方向(容器の深さ方向)に垂直な方向に伸びている。複数個の第1正電極部分52aは、第2正電極部分52bの延伸方向に等間隔に配置されている。複数個の第1正電極部分52aの左端(図3に示す左端)は、1個の第2正電極部分52bによって電気的に接続されている。複数個の第1正電極部分52aの右端(図3に示す右端)は、他の1個の第2正電極部分52bによって電気的に接続されている。図3における左端の第2正電極部分52aの上端には、端子52cが接続されている。正電極52は、端子52cに接続されたハーネスを介して、液位検出回路(図示省略)に接続される。
接地電極56(接地電極56v)は、複数個(実施例では26個)の第1接地電極部分56aと、複数個(実施例では2個)の第2接地電極部分56bと、端子56cと、を備える。接地電極56の外形は、正電極52の外形と同一の形状及び寸法を有する。第2接地電極部分56bは、第2正電極部分52bと同一形状及び寸法を有する。各第2接地電極部分56bは、第2正電極部分52aと同様に、容器の深さ方向に平行に伸びる。各第1接地電極部分56aは、第2接地電極部分56bの延伸方向(容器の深さ方向)に垂直な方向に伸びている。第1接地電極部分56aの個数は、第1正電極部分52aの個数に等しい。複数個の第1接地電極部分56aは、第2接地電極部分56bの延伸方向に等間隔に配置されている。第1接地電極部分56aの幅(図3の上下方向の長さ)は、隣り合う第1正電極部分52aの間隔よりも小さい。また、隣り合う第1接地電極部分56aの間隔は、第1正電極部分52aの幅よりも大きい。図3における右端の第2接地電極部分56aの上端には、端子56cが接続されている。接地電極56は、端子56cに接続されたハーネスを介して、液位検出回路に接続される。なお、端子56cは、端子52cの付近に配置されていない。これにより、端子56cと端子52cとの間に、電荷が蓄積されることを防止することができる。
図3に示すように、接地電極56は、各第1接地電極部分56aが各第1正電極部分52aと絶縁層54を挟んで対向する位置から、液位センサ10の長手方向(容器の深さ方向)にずらして配置されている。図4に示すように、接地電極56は、各第1接地電極部分56aの幅方向(図4の左右方向の長さ)の中央が隣り合う第1正電極部分52aの間隔の中央位置と一致するように配置されている。上述したように、隣り合う第1正電極部分52aの間隔は、第1接地電極部分56aの幅よりも大きく、第1接地電極部分56aは、絶縁層54を挟んで対向する領域を有していない。
絶縁板58は、液位センサ50の接地電極56側の面に配置されている。絶縁膜60は、液位センサ50の正電極52側を被覆している。液位センサ50は、絶縁板58と絶縁膜60とによって、外部と電気的に絶縁されている。
なお、液位センサ50は、液位センサ10と同様に使用される。図4に示すように、液位センサ50の静電容量は、第1接地電極部分56aの上面側において、第1正電極部分52aと第1接地電極部分56aとが対向していない領域における静電容量C4を含む。また、液位センサ50の静電容量は、第1正電極部分52aの下面側において、第1正電極部分52aと第1接地電極部分56aとが対向していない領域における静電容量C5をさらに含む。また、液位センサ50では、第1正電極部分52aと第1接地電極部分56aとが対向している領域がないため、実施例1における静電容量C2は無視できるほど小さい。
液位センサ50によっても、実施例1の液位センサ10と同様に、感度を向上させることができる。特に、液位センサ50では、静電容量C2が、静電容量C4と比較して無視できる程度に小さい。このため、より顕著に静電容量C4の変化を検知することができる。この結果、液位センサ50を用いることによって、より的確に液位を検出することができる。
また、第1正電極部分52aと第1接地電極部分56aは、容器(燃料タンク)の深さ方向に垂直な方向に伸びている。この構成によれば、液位センサ50の寸法を大きくすることなく、第1正電極部分52a及び第1接地電極部分56aが電荷を蓄えるための領域を大きくすることができる。この結果、液位センサ50の静電容量を大きくすることが可能となる。
図面を参照して実施例3の液位センサ100を説明する。実施例3では、実施例1と異なる点について説明する。図5に示すように、液位センサ100は、実施例1の液位センサ10を円筒形状に変形した状態と同一の電極部102を備える。即ち、電極部102は、その外周から順に、絶縁板(絶縁板18)、接地電極(接地電極16)、絶縁層(絶縁層14)、正電極(正電極12)、絶縁膜(絶縁膜20)の順に積層されている。正電極は、端子104を有する。接地電極は、端子106を有する。端子104,106は、絶縁板から伸びる端子支持部108に固定されている。端子104,106及び端子支持部108は、柔軟に変形可能である。端子104,106の端部は、図示省略した液位検出回路に組み込まれている。この結果、端子と液位検出回路とを接続するためのハーネス及びハーネスを液位検出回路に接続するための差込部を設ける必要がない。
実施例1の液位センサ10では、複数個の第1正電極部分12aのうち、右端以外の第1正電極部分12aは、隣り合う第1接地電極部分16aの間の絶縁層14に固定されている。一方において、実施例3の液位センサ100では、複数個の第1正電極部分の全てが隣り合う第1接地電極部分の間の絶縁層に固定されている。同様に、実施例1の液位センサ10では、複数個の第1接地電極部分16aのうち、左端以外の第1接地電極部分16aは、隣り合う第1正電極部分12aの間の絶縁層14に固定されている。一方において、実施例3の液位センサ100では、複数個の第1接地電極部分の全てが隣り合う第1正電極部分の間の絶縁層に固定されている。
液位センサ100によっても、実施例1の液位センサ10と同様に、液位センサ100の感度を上げることができる。
電極部102は、接地電極を正電極の外側になるように形成されている。このため、外部からの電気的なノイズを接地電極によりシールドすることができる。
液位センサ100では、正面から見たときの寸法を、液位センサ10よりも大きくすることなく、液位センサ10と比較して、各電極を大きくすることができる。このため、液位センサ100の静電容量を大きくすることができる。
端子104,106は、端子支持部108に固定されている。このため、端子104,106間の距離を一定に維持することができる。この結果、端子104,106間に電荷が蓄えられることを防止することができる。
図面を参照して実施例4の液位センサ200を説明する。液位センサ200は、実施例1の液位センサ10を備える。液位センサ200は、さらに、正電極202と接地電極204と絶縁層206を備える。接地電極204は、正電極12及び接地電極16と同一の形状及び寸法を有する。接地電極204は、絶縁膜20を挟んで正電極12に対向して配置されている。なお、接地電極204は、その端子が正電極12の端子12cと対向しないように配置されている。接地電極204は、接地電極16と電気的に接続されている。
正電極202は、接地電極204と同一の形状及び寸法を有する。正電極202は、絶縁層206を挟んで、接地電極204と対向して配置されている。即ち、正電極202と接地電極204は、正電極12と接地電極16の位置関係のように、ずらして配置されていない。なお、正電極202の端子は、接地電極204の端子と対向しないように配置されている。正電極202は、正電極12と電気的に接続されている。
液位センサ200でも、実施例1の液位センサ10と同様に、感度を上げることができる。また、正電極202及び接地電極204を設けることによって、液位センサ200の静電容量を大きくすることができる。
(変形例)
(1)実施例4では、正電極12と正電極202との間の接地電極204は、正電極12,202と同一の形状及び寸法を有している。しかしながら、図7に示すように、正電極12と正電極202との間の接地電極204の第1接地電極部分204aの幅(図7の左右方向)は、第1正電極部分12a,202aの幅よりも大きくてもよい。この構成によれば、第1接地電極部分204aと第1正電極部分12aとが絶縁膜20を挟んで対向しない範囲の静電容量を大きくすることができる。同様に、第1接地電極部分204aと第1正電極部分202aとが絶縁膜206を挟んで対向しない範囲の静電容量を大きくすることができる。即ち、液位によって大きく変化する静電容量を蓄える領域を大きくすることができる。この結果、液位センサ200の感度を上げることができる。
(2)さらに、正電極12上に積層される電極の構成は、実施例3や上記の変形例に限られない。例えば、図8,9に示すように、正電極12上に、正電極300、接地電極302、接地電極304の順に、各電極間に絶縁層306を挟んで積層されていてもよい。図8の例では、各電極300,302,304は、正電極12と同一の形状及び寸法を有している。正電極300は、正電極12に対して、図8の右側にずれた状態で配置されていてもよい。接地電極302は、正電極300に対して、図8の左側にずれた状態で配置されていてもよい。この場合、接地電極302は、正電極12の真上に配置されていてもよい。接地電極304は、接地電極302に対して、図8の右側にずれた状態で配置されていてもよい。この場合、接地電極304は、正電極300の真上に配置されていてもよい。
(3)あるいは、図9の例では、正電極300の第1正電極部分300aの幅(図9の左右方向)が、正電極12の第1正電極部分12aの幅より大きくてもよい。接地電極302は、正電極12と同一の形状及び寸法を有していてもよい。そして、接地電極304の第1接地電極部分304aの幅は、接地電極302の第1接地電極部分302aの幅よりも大きくてもよい。この場合、第1接地電極部分304aの幅は、第1正電極部分300aの幅と等しくてもよい。この場合、第1正電極部分12a,302a及び第1接地電極部分302a,304aの幅の中央が重なるように配置されていてもよい。
(4)上記の実施例1において、隣り合う第1正電極部分12aの間隔は、第1接地電極部分16aの幅よりも大きくてよい。同様に、隣り合う第1接地電極部分16aの間隔は、第1正電極部分12aの幅よりも大きくてよい。即ち、第1正電極部分12aと第1接地電極部分16aとが、絶縁層14を挟んで対向する領域がなくてもよい。また、上記の実施例2において、第1正電極部分52a、第1接地電極部分56aの間隔、幅を調整することによって、第1正電極部分と第1接地電極部分とが、絶縁層を挟んで対向するようにしてもよい。第1正電極部分と第1接地電極部分とが対向するように配置するのか否かは、液位センサに要求される静電容量、感度に合わせて調整することができる。
(5)上記の各実施例では、第2正電極部分は、第1正電極部分の両端に1個ずつ設けられている。しかしながら、第2正電極部分は、第1正電極部分の一方の端のみ設けられていてもよい。第2接地電極部分も同様である。
(6)上記の各実施例では、第1正電極部分と第1接地電極部分とが同一の方向に伸びている。しかしながら、第1正電極部分が伸びる方向と第1接地電極部分が伸びる方向とは異なっていてもよい。例えば、液位センサは、実施例1の正電極12と実施例2の接地電極56とが絶縁層14を挟んで積層された構成であってもよい。
(7)上記の各実施例では、接地電極側に絶縁板を設けている。これに代えて、絶縁膜20と同様の絶縁膜を被覆してもよい。例えば、この構成を実施例1の液位センサ10に採用すると、実施例1の液位センサ10に蓄えられる静電容量C3が、液位によって大きく変化することになる。このため、液位センサ10の感度をより高くすることができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:液位センサ
12:正電極
12a:第1正電極部分
14:絶縁層
16:接地電極
16a:第1接地電極部分
18:絶縁板
20:絶縁膜
50:液位センサ
52:正電極
52a:第1正電極部分
54:絶縁層
56:接地電極
56a:第1接地電極部分
58:絶縁板
60:絶縁膜

Claims (5)

  1. 容器内に配置されて前記容器内の液体の液位を検出するための液位センサであって、
    絶縁層と、
    前記絶縁層の一方の面に固定されている第1の電極と、
    前記絶縁層の他方の面に固定されている第2の電極と、を備え、
    前記第1の電極は、前記一方の面上に間隔を開けて配置される複数個の第1電極部分を備え、
    前記第2の電極は、前記他方の面上に間隔を開けて配置される複数個の第2電極部分を備え、
    前記複数個の第1電極部分の少なくとも一部は、前記第1の電極部分の一部分が隣り合う前記第2電極部分の間に位置する前記絶縁層に固定されており、前記第1の電極部分の幅が前記隣り合う前記第2電極部分の隙間より大きく、
    前記複数個の第2電極部分の少なくとも一部は、前記第2の電極部分の一部分が隣り合う前記第1電極部分の間に位置する前記絶縁層に固定されており、前記第2の電極部分の幅が前記隣り合う前記第1電極部分の隙間より大きい、液位センサ。
  2. 前記複数個の第1電極部分のそれぞれ及び前記複数個の第2電極部分のそれぞれは、前記容器の深さ方向に伸びている、請求項1に記載の液位センサ。
  3. 前記複数個の第1電極部分のそれぞれ及び前記複数個の第2電極部分のそれぞれは、前記容器の深さ方向に垂直な方向に伸びており、
    前記複数個の第1電極部分は、前記容器の深さ方向に並んで配置されており、
    前記複数個の第2電極部分は、前記容器の深さ方向に並んで配置されている、請求項1に記載の液位センサ。
  4. 前記複数個の第1電極部分の少なくとも一部には、前記絶縁層と反対側の面上に、少なくとも1組の電極群が配置されており、
    その電極群は、前記第1の電極と接続される第3の電極と、前記第2の電極と接続される第4の電極とが絶縁層を挟んで配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の液位センサ。
  5. 前記絶縁層と前記第1の電極と前記第2の電極とは、円筒形状に形成されており、
    第2の電極は、接地されており、
    前記円筒形状の外周側から、前記第2の電極、前記絶縁層、前記第1の電極の順に配置されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の液位センサ。
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